JP6341161B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複数の搬送経路に沿って搬送された用紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンターやカラープリンター等の画像形成装置では、複数の給紙カセットや手差し給紙装置からそれぞれの搬送経路に沿って画像形成部に用紙が搬送される。搬送経路のそれぞれはレジストローラー対の上流側で合流するようになっている。レジストローラー対は、駆動を停止することで紙の先端を当接させて撓ませ、用紙の斜行を補正した後、画像形成タイミングに合わせて駆動を再開して用紙を画像形成部に搬送する。さらに、両面画像を形成するための反転経路がレジストローラー対の上流側で合流するように形成される場合もある。また、画像形成装置のレイアウトによっては、搬送経路が湾曲しながら合流するように形成される場合もある。
近年では用紙の種類が多様化しており、コシの弱い薄紙やコシの強い厚紙が搬送経路に沿って搬送される際に、コシの強さによって種々の搬送不具合が発生する場合がある。例えば、コシの弱い薄紙の場合は、用紙が波打ちしやすくしわが発生しやすいという問題がある。特に、レジストローラー対に薄紙の先端を当接させて撓ませる際に、用紙が適切に撓まずに引っ張り気味になり、この用紙の張力によって、斜行が補正された分の撓みがしわとなって発生する。一方、コシの強い厚紙の場合は、湾曲した搬送経路に沿って搬送されると、用紙の後端が搬送経路を通過した際に、用紙の弾性力によって後端が跳ねて近傍のガイド等に衝突して衝撃音が発生したり、衝突の衝撃によって画像に横筋が発生したりするという問題がある。
特許文献1には、用紙の先端が当接して用紙のコシの強さに合わせて回動するガイド板がレジストローラー対の上流側に設けられ、用紙の先端がレジストローラー対に当接した際に用紙の厚さに応じた撓みを形成させるように構成された画像形成装置が開示されている。また、厚紙の後端跳ねに対して、特許文献2には、2つの搬送経路の合流部に自重によって回動可能に設けられて、用紙の後端を案内する案内部材を備えた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、用紙の張力によって案内部材が搬送経路に入り込むように回動して、搬送経路を通過した用紙の後端に当接させることで、後端跳ねを抑制するようになっている。
特開平6−191686号公報 特開2007−331920号公報
しかしながら特許文献1に記載されている画像形成装置においては、薄紙が引っ張り気味になった際には、ガイド板が適切に撓まず、しわの発生を防止できない虞がある。また、ガイド部材は用紙の先端が当接するように配置されているので、レジストローラー対よりも上流側の搬送経路を湾曲するように形成する必要があり、搬送経路が長くなって画像形成装置が大型化するという問題がある。また、特許文献2に記載されている画像形成装置においては、案内部材が自重で回動するように支持されているので、案内部材の姿勢が安定せず、異なる張力のシートを安定に搬送することが困難である。
本発明は上記事情を考慮して、複数の搬送経路に沿って搬送された用紙を、用紙のコシの強さに関わらずしわの発生や後端跳ねを起こすことなく画像形成部へ搬送できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、用紙を所定の搬送方向に送り出す第1搬送ローラー及び該第1搬送ローラーよりも前記搬送方向の上流側に配置される第2搬送ローラーと、前記第1搬送ローラーと前記第2搬送ローラーとの間に前記搬送方向に沿って設けられる第1搬送経路と、前記第2搬送ローラーよりも前記搬送方向の下流側において、前記第1搬送経路と交差する方向から該第1搬送経路に合流する第2搬送経路と、前記第1搬送経路と前記第2搬送経路との合流部に、前記搬送方向と直交する用紙幅方向に沿った支軸を中心として回動可能に配置される可動ガイドと、を備え、前記可動ガイドは、前記支軸よりも前記搬送方向下流側に延びるガイド部と、前記支軸よりも前記搬送方向上流側において、前記第2搬送経路の方向に突出する突部と、を有し、前記第2搬送経路に沿って搬送された用紙の先端が前記ガイド部に当接することで前記支軸を中心として第1の方向に回動して前記突部が前記第2搬送経路の方向に進出し、前記第2搬送経路を通過した用紙の後端が前記突部に当接することで前記第1の方向と反対の第2の方向に回動することを特徴とする。
このような構成を採用することにより、第2搬送経路を通過した用紙の衝撃が緩衝されて後端跳ねが防止されるので、衝撃音の発生や画像乱れを抑制できる。
本発明の画像形成装置において、前記第1搬送ローラーは、転写ニップに送り出される用紙に撓みを付与して斜行を補正するレジストローラーであり、前記可動ガイドは、前記第1搬送経路に沿って搬送される用紙の撓みが減少すると、該用紙が前記突部に当接して前記第2の方向に回転し、前記ガイド部によって前記用紙を押圧しながら前記第2搬送ローラー対に案内することを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、レジストローラーでの撓み補正時に、用紙はガイド部によってしわを延ばされながら搬送されるので、しわの発生を防止できる。
本発明の画像形成装置において、前記可動ガイドを、前記第2搬送経路の方向に前記突部が突出する姿勢に付勢する弾性部材を備え、用紙の後端が前記突部に当接することによる衝撃が前記弾性部材で緩衝されることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、第2搬送経路を通過した用紙の衝撃をより緩衝できる。
本発明の画像形成装置は、前記可動ガイドは、前記ガイド部の先端から前記搬送方向下流側に突き出る弾性片を有することを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、用紙がガイド部に沿って案内される際に、弾性片が用紙の後端に追随して弾性変形するので、用紙の後端がガイド部を通過する際の後端跳ねが起こり難い。
本発明の画像形成装置において、前記第1搬送経路と前記第2搬送経路との合流部よりも前記搬送方向における下流側で、前記第2搬送経路と反対の方向から前記第1搬送経路に合流する第3搬送経路を備え、前記可動ガイドは、前記第3搬送経路に沿って搬送される用紙の先端が前記ガイド部に当接することで前記支軸を中心として第2の方向に回転して、前記ガイド部に沿って前記第2搬送ローラーに用紙を案内することを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、第1搬送経路と第3搬送経路との合流部において、第3搬送経路に沿って搬送される用紙の湾曲半径を大きくできるので、用紙にかかる搬送負荷を低減できる。
本発明の画像形成装置において、前記第3搬送経路は、用紙が搬送される搬送頻度が、前記第1搬送経路及び前記第3搬送経路を用紙が搬送される搬送頻度よりも低く形成されており、前記弾性片は、前記ガイド部の、前記第1搬送経路及び前記第2搬送経路に面する側に支持されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、用紙搬送頻度の高い第1搬送経路及び第2搬送経路を搬送される用紙を弾性片によって円滑に案内できる。
本発明によれば、複数の搬送経路に沿って搬送された用紙を、用紙のコシの強さに関わらずしわの発生や後端跳ねを起こすことなく画像形成部へ搬送することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、レジストローラー対の上流側の各搬送経路を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、可動ガイドとその周辺の各搬送経路を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、可動ガイドを示す斜視図であり、図4(A)は主搬送経路側から見た斜視図、図4(B)は反転経路側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、可動ガイドを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、一次搬送経路に沿って用紙が搬送された際の可動ガイドの姿勢を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、二次搬送経路に沿って用紙が搬送された際の可動ガイドの姿勢を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、反転経路に沿って用紙が搬送された際の可動ガイドの姿勢を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
まず、図1を参照して、画像形成装置としてのプリンター1の全体の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図であり、以下の説明では、図1における紙面手前側を、プリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きはプリンター1を正面から見た方向を基準とする。
プリンター1は、中空部を有する略直方体形状の筐体2を備えている。筐体2の内部の下方には、用紙を収納した2つのカセット3が上下に並んで着脱自在に装着されている。各給紙カセット3の右上方には、給紙カセット3から用紙を給紙する給紙部4が設けられている。給紙部4は、ピックアップローラー5と、対向して配置された給紙ローラー6及び分離ローラー7と、を備えている。
各給紙カセット3の上方には、画像形成部9が設けられている。画像形成部9には、感光体ドラム10が回転可能に設けられ、感光体ドラム10の周囲には、帯電装置11と、現像装置12と、転写ローラー13と、クリーニング装置14とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。現像装置12は、トナーコンテナ15と接続している。また、画像形成部9の左方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器16が備えられている。
画像形成部9の上方には、定着装置17が備えられており、定着装置17の左方には反転排紙部18aと通常排紙部18bとが上下に並んで設けられている。反転排紙部18aと通常排紙部18bとは筐体2の上面に形成された排紙トレイ19に面している。
また、筐体2の内部には、感光体ドラム10と転写ローラー13との間に形成される転写ニップ21と定着装置17を通って反転排紙部18a又は通常排紙部18bへ向かう第1搬送経路の下流側を形成する主搬送経路23が設けられている。主搬送経路23には、転写ニップ21よりも上流側に、第1搬送ローラーとしてのレジストローラー対24が配置されている。また、主搬送経路23には、レジストローラー対24よりも上流側において、上段の給紙部4から延びる第2搬送経路としての上段側搬送経路26と、下段の給紙部4から延びて、第1搬送経路の上流側を形成する下段側搬送経路27とが合流している。下段側搬送経路27には、第2搬送ローラーとしての中間ローラー対28が備えられている。
また、主搬送経路23は、定着装置7の下流側で、第3搬送経路としての反転経路30に分岐している。反転経路30は、上段側搬送経路26と下段側搬送経路27との合流部よりも下流側において、主搬送経路23に合流している。反転経路30には、搬送ローラー対31と搬送コロ32とが、搬送方向に沿って設けられている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。帯電装置11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器16からのレーザー光(矢印P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。静電潜像は現像装置12によりトナー像に現像される。感光体ドラム10上に残留したトナーはクリーニング装置14によって除去される。
一方、用紙は選択された給紙カセット3から給紙される。各給紙カセット3においては、給紙部4において、ピックアップローラー5によって給紙カセット3内の最上位の用紙が送り出され、給紙ローラー6と分離ローラー7との間で捌かれる。上段の給紙カセット3から送り出された用紙は上段側搬送経路26を通って主搬送経路23に送り出され、下段の給紙カセット3から送り出された用紙は下段側搬送経路27を通って主搬送経路23に案内される。
送り出された用紙は、レジストローラー対24によって上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写ニップ21へ搬送される。すなわち、レジストローラー対24は、駆動を停止することで用紙の先端を当接させて撓ませ、用紙の斜行を補正した後、上記の画像形成タイミングに合わせて駆動を再開して用紙を転写ニップ21へ送り出す。転写ニップ21において、感光体ドラム10上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、主搬送経路23を下流側へと搬送されて定着装置17に進入し、定着装置17において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、通常排紙部18bから排紙トレイ19に排出される。
両面印刷が行われる場合は、定着装置17を通過した用紙は反転排紙部18aでスイッチバックされて反転経路30に進入し、反転経路30を搬送されることで表裏が反転する。表裏が反転した用紙は、搬送ローラー対31によって搬送されて主搬送経路23に再度進入し、転写ニップ21で裏側の面にトナー画像が転写され、定着装置17で定着された後、通常排紙部18bから排出される。
次に、レジストローラー対24よりも上流側の各搬送経路について、図2〜図5を参照して説明する。図2はレジストローラー対の上流側の各搬送経路を拡大して示す図、図3は可動ガイドとその周辺を拡大して示す図、図4は可動ガイドの斜視図、図5は可動ガイドの側面図である。
図2に示されるように、レジストローラー対24の上流側には、レジスト前ガイド40が設けられている。レジスト前ガイド40は、対向して配置された内外のガイド板41、42を有し、レジストローラー対24に向かうほど主搬送経路23の幅が狭まるように配置されている。レジスト前ガイド40よりも上流側において、上段側搬送経路26と下段側搬送経路27との間は第1仕切り部44によって仕切られており、下段側搬送経路27と反転経路30との間は第2仕切り部45によって仕切られている。
上段側搬送経路26は、上段の給紙カセット3に対応する給紙部4から、右斜め上方向に円弧状に湾曲しながら主搬送経路23に向かうように形成されている。上段側搬送経路26の一方(左側)の面は、上流側から順に、上ガイド板47と、上ガイド板47の下流側から所定の間隔を開けてレジスト前ガイド40の内ガイド板41へ延びる中間ガイド板48と、によって形成されており、他方(右側)の面は、上ガイド板47に対向する下ガイド板49と、第1仕切り部44と、によって形成されている。
下段側搬送経路27は、下段の給紙カセット3に対応する給紙部4から中間ローラー対28を通って左斜め上方向にほぼ直線上に主搬送経路23に向かうように、第1仕切り部44と第2仕切り部45との間に形成されている。
反転経路30は、上流側の端部が反転排紙部18aから分岐してC字状に形成されており、下流側の端部は右方向から下に凸のU字状に湾曲しながら主搬送経路23に合流するように形成されている。反転経路30の一方(内側)の面は、レジスト前ガイド40の外ガイド板42に連続する内ガイド部51によって形成されており、他方(外側)の面は、上流側から順に、内ガイド部51に対向する外ガイド部52と外ガイド体53とによって形成されている。外ガイド体53は、用紙幅方向に長い略直方体状の部材であり、第2仕切り部45の上方に設けられて、上面53aは、外ガイド部52の下流側端部から反転経路30の最下点付近まで下流側に延びるように湾曲している。また、外ガイド体53には、左面と下面との角に切り欠き54が形成されている。
上段側搬送経路26と下段側搬送経路27との合流部には、可動ガイド60が配置されている。可動ガイド60は、図4及び図5に示されるように、用紙幅方向に長い板状の本体部60aと、本体部60aの用紙幅方向における両側面から互いに反対方向に突出する支軸60bと、を有しており、支軸60bを中心として回動可能に支持されている。本体部60aは、図3や図5にも示されるように、主搬送経路23に沿って用紙を案内するガイド部としての第1ガイド面61と、反転経路30に沿って用紙を案内するガイド部としての第2ガイド面62と、を有しており、第1ガイド面61と第2ガイド面62とは、搬送方向下流側の端部に向かって先細となる楔状に形成されている。
第1ガイド面61には、弾性片としてのフィルム部材64が支持されている。フィルム部材64の高さは、第1ガイド面61の高さよりも高く形成されており、フィルム部材64のほぼ上半分は、第1ガイド面61よりも上方に突出している。フィルム部材64は、弾性を有する材料(例えばPETフィルム)で形成される。
また、第1ガイド面61には、支軸60bよりも搬送方向における上流側の面から上段側搬送経路26の方向に突出する突部66が、幅方向に渡って形成されている。突部66は、上面が第1ガイド面61に対して略直角に形成されており、上面の先端から下方に向かって湾曲しながら上段側搬送経路26と反対方向に向かって延びている。また、第2ガイド面62の下方には、上段側搬送経路26と反対方向に向かって延設された延設部67が形成されている。延設部67と外ガイド体53の切り欠き54との間には、弾性部材であるバネ部材70が自由長の状態で介装されており、可動ガイド60は図2に示される姿勢に維持されている。
すなわち、図3に示されるように、フィルム部材64は左斜め上方向に傾斜して、先端は、レジスト前ガイド40の下流端付近まで達しており、主搬送経路23と反転経路30とを区画している。第2ガイド面62は、外ガイド体53の上面53aの下流端から所定の間隔を開けて、レジストローラー24に向かって傾斜している。突部66は、第1仕切り部44の下流側において、上段側搬送経路26の方向に突出するように下段側搬送経路27内に進出している。また、可動ガイド60の支軸60bは、側面視において、第1仕切り部44の上段側搬送経路26側のガイド面44aの延長線L1とフィルム部材64との交点よりも下方(上流側)、且つ、外ガイド体53の上面53aの延長線L2と第2ガイド面62との交点よりも下方(上流側)となるように設定されている。
上記構成を有する各搬送経路に沿った用紙搬送動作について、図6〜図8を参照して説明する。図6は一次搬送経路に沿った搬送動作、図7は二次搬送経路に沿った搬送動作、図8は反転経路に沿った搬送動作を示す。
まず、図6を参照して、上段側搬送経路26に沿った搬送動作を説明する。上段側搬送経路26に沿って搬送された用紙Pは、先端が可動ガイド60のフィルム部材64に当接し、フィルム部材64に沿ってレジストローラー対24に案内される。用紙Pがコシの強い厚紙の場合等には、用紙Pの先端が可動ガイド60のフィルム部材64に当接すると、可動ガイド60は支軸60bを中心として図6の時計回り方向Aに回動する。これにより、フィルム部材64の先端は反転経路30内に進入して、上段側搬送経路26の湾曲した部分の半径が大きくなる。そして、突部66は下段側搬送経路27を横切って第1仕切り部44に近接する。
このように可動ガイド60が回動すると、用紙Pの先端はフィルム部材64からレジスト前ガイド40の外ガイド板42に沿って、レジストローラー対24に案内される。また、用紙Pの後端は、第1仕切り部44を通過すると可動ガイド60の突部66に当接する。これにより、可動ガイド60は支軸60bを中心として、図6の反時計回り方向に回動する。用紙Pが厚紙の場合は、用紙Pの後端が突部66に当接した際の衝撃が大きくなるが、突部66にかかる衝撃はバネ部材70によって吸収されて緩衝される。なお、用紙Pの後端がフィルム部材64を通過するとバネ部材70は自然長に復帰し、可動ガイド60は図2の姿勢に戻る。
次に、図7を参照して、下段側搬送経路27に沿った搬送動作を説明する。下段側搬送経路27を通って主搬送経路23に搬送された用紙は、主搬送経路23を通り、レジスト前ガイド40によってレジストローラー対24に案内されて、用紙の斜行補正が行われる。ここで、用紙が薄紙の場合、中間ローラー対28における搬送速度が低下し、レジストローラー対24と中間ローラー対28との間で用紙の撓みが減少して引っ張り合いになりやすくなる。このように用紙が引っ張り気味になると、可動ガイド60の突部66が、引っ張られた用紙によって上段側搬送経路26と反対の方向に押され、可動ガイド60は支軸60bを中心として図7の反時計回り方向Bに回転する。これにより、フィルム部材64の先端部はレジスト前ガイド40の内ガイド板41の方向に用紙Pを弾性的に押圧する。
このようにフィルム部材64で用紙Pが押圧されると、斜行が補正された分の撓みや用紙Pの撚れや波打ちが伸ばされる。そして、用紙Pは、このように撚れが伸ばされたままの状態でレジストローラー対24に進入する。なお、可動ガイド60が図7の反時計回り方向Bに回転することでバネ部材70が圧縮されるが、用紙Pから突部66にかかる張力が開放されると自由長に復帰し、可動ガイド60は図2の姿勢に戻る。
次に、図8を参照して、反転経路30に沿った搬送動作を説明する。反転経路30に沿って搬送された用紙Pは、搬送コロ32を通過した後、外ガイド体53の上面53aから可動ガイド60の第2ガイド面62とフィルム部材64とに沿って、レジストローラー対24へ案内される。フィルム部材64の先端はレジストローラー対24へ向かっているので、用紙Pの先端をレジストローラー対24に向かうように保持でき、レジストローラー対24での斜行補正時に撓みを形成する際に、主搬送経路23へ用紙Pが逆行することが防止される。
用紙Pがコシの強い厚紙の場合等には、用紙Pの先端が可動ガイド60の第2ガイド面62に当接すると、可動ガイド60は支軸60bを中心として図8の反時計回り方向に回動する場合がある。すると、フィルム部材64の先端部がレジスト前ガイド40の内ガイド板41に近接して、反転経路30の湾曲した部分の半径が大きくなる。用紙Pの先端は、可動ガイド60の第2ガイド面62からフィルム部材64に沿って案内された後、レジスト前ガイド40の内ガイド板41に移行し、内ガイド板41に沿ってレジストローラー対24に案内される。この場合も、可動ガイド60が図8の反時計回り方向に回転することでバネ部材70が圧縮されるが、用紙の後端がフィルム部材64を通過すると自然長に復帰し、可動ガイド60は図2の姿勢に戻る。なお、用紙Pが薄紙の場合等は、用紙の先端が第2ガイド面62に当接しても可動ガイド60は回動せず、第2ガイド面62に沿って案内されることもある。
上記説明したように本発明によれば、上段側搬送経路26に沿って用紙Pが搬送された場合には、図6に示されるように、用紙Pの先端がフィルム部材64に当接して可動ガイド60が時計回り方向に回動するので、上段搬送経路26の湾曲した部分の半径が大きくなり、用紙Pにかかる搬送負荷が軽減される。また、用紙Pの後端は第1仕切り部44を通過して可動ガイド60の突部66に当接するが、突部66が受ける力はバネ部材70によって吸収されるので、後端跳ねによる衝撃が緩和される。したがって、異常音の発生や画像が乱れを防止できる。
下段側搬送経路27に沿って薄紙が搬送された場合には、レジストローラー対24での斜行補正時に発生する撚れや波打ちを、図7に示されるように、可動ガイド60のフィルム部材64で押圧して伸ばすことができるので、しわの発生を防止できる。
湾曲している反転経路30に沿って用紙Pが搬送された場合は、図8に示されるように可動ガイド60が反時計回り方向に回動するので、反転経路30の湾曲した部分の半径が大きくなり、用紙Pにかかる搬送負荷が低減される。また、可動ガイド60が反時計回り方向に回動した姿勢では、第2ガイド面62と外ガイド体53の上面53aとの角度が大きくなっているので、上面53aから第2ガイド面62に用紙の後端が滑らかに移行し、外ガイド体53を通過する際の後端跳ねは起こり難い。さらに、フィルム部材64の先端から用紙Pの後端が通過する場合は、フィルム部材64の先端部が用紙Pの後端に追随して弾性変形するので、フィルム部材64を通過する際の後端跳ねが起こり難い。さらに、用紙Pが可動ガイド60に当接した際や通過した際の衝撃は、バネ部材70によって吸収されるので、衝撃音が発生したり、衝撃によって用紙に転写された画像が乱れたりするようなことはない。
つまり、本実施形態においては、縦方向の搬送経路に沿ってレジストローラー対24に薄紙が搬送された際に生じやすいしわの発生や、湾曲した搬送経路に沿って厚紙が搬送された際に生じやすい後端跳ねによる衝撃音の発生や画像不良を防止することができる。
本実施形態では、下段側搬送経路27が、下段の給紙カセット3に対応する給紙部4と主搬送経路23との間に形成される場合について説明したが、下段側搬送経路27は、手差し給紙装置と主搬送経路23との間に形成されてもよい。
また、本実施形態においては、可動ガイド60の第1ガイド面61にフィルム部材64を支持させたが、フィルム部材64を第2ガイド面62に支持させたり、可動ガイド60の下流側先端にフィルム部材64を下流方向に突き出すように挟持させたりしても良い。ただし、フィルム部材64を一方のガイド面に支持させると、他方のガイド面とフィルム部材64との間に段差が生じてしまう。また、可動ガイド60の下流側先端にフィルム部材64を挟持させた場合も、第1ガイド面61及び第2ガイド面62とフィルム部材64との間に段差が生じてしまう。用紙の先端が案内される面にこのような段差が存在すると、この段差において用紙に負荷がかかる虞がある。
このため、用紙が搬送される頻度が最も高いと思われる上段側搬送経路26と、その次に頻度が高いと思われる下段側搬送経路27に沿って搬送された用紙をフィルム部材64に沿って円滑に案内できるように、第1ガイド面61にフィルム部材64を支持させることが好ましい。
なお、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、この態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、且つ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
23 主搬送経路(第1搬送経路)
24 レジストローラー対(第1搬送ローラー)
26 上段側搬送経路(第2搬送経路)
27 下段側搬送経路(第1搬送経路)
28 中間ローラー対(第2搬送ローラー)
30 反転経路(第3搬送経路)
60 可動ガイド
60b 支軸
61 第1ガイド面(ガイド部)
62 第2ガイド面(ガイド部)
64 フィルム部材(弾性片)
66 突部
70 バネ部材(弾性部材)

Claims (6)

  1. 用紙を所定の搬送方向に送り出す第1搬送ローラー及び該第1搬送ローラーよりも前記搬送方向の上流側に配置される第2搬送ローラーと、
    前記第1搬送ローラーと前記第2搬送ローラーとの間に前記搬送方向に沿って設けられる第1搬送経路と、
    前記第2搬送ローラーよりも前記搬送方向の下流側において、前記第1搬送経路と交差する方向から該第1搬送経路に合流する第2搬送経路と、
    前記第1搬送経路と前記第2搬送経路との合流部に、前記搬送方向と直交する用紙幅方向に沿った支軸を中心として回動可能に配置される可動ガイドと、を備え、
    前記可動ガイドは、
    前記支軸よりも前記搬送方向下流側に延びるガイド部と、
    前記支軸よりも前記搬送方向上流側において、前記第2搬送経路の方向に突出する突部と、を有し、
    前記第2搬送経路に沿って搬送された用紙の先端が前記ガイド部に当接することで前記支軸を中心として第1の方向に回動して前記突部が前記第2搬送経路の方向に進出し、前記第2搬送経路を通過した用紙の後端が前記突部に当接することで前記第1の方向と反対の第2の方向に回動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1搬送ローラーは、転写ニップに送り出される用紙に撓みを付与して斜行を補正するレジストローラーであり、
    前記可動ガイドは、
    前記第1搬送経路に沿って搬送される用紙の撓みが減少すると、該用紙が前記突部に当接して前記第2の方向に回転し、前記ガイド部によって前記用紙を押圧しながら前記第搬送ローラー対に案内することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記可動ガイドを、前記第2搬送経路の方向に前記突部が突出する姿勢に付勢する弾性部材を備え、
    用紙の後端が前記突部に当接することによる衝撃が前記弾性部材で緩衝されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記可動ガイドは、前記ガイド部の先端から前記搬送方向下流側に突き出る弾性片を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1搬送経路と前記第2搬送経路との合流部よりも前記搬送方向における下流側で、前記第2搬送経路と反対の方向から前記第1搬送経路に合流する第3搬送経路を備え、
    前記可動ガイドは、
    前記第3搬送経路に沿って搬送される用紙の先端が前記ガイド部に当接することで前記支軸を中心として第2の方向に回転して、前記ガイド部に沿って前記第搬送ローラーに用紙を案内することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1搬送経路と前記第2搬送経路との合流部よりも前記搬送方向における下流側で、前記第2搬送経路と反対の方向から前記第1搬送経路に合流する第3搬送経路を備え、
    前記第3搬送経路は、用紙が搬送される搬送頻度が、前記第1搬送経路及び前記第搬送経路を用紙が搬送される搬送頻度よりも低く形成されており、
    前記弾性片は、前記ガイド部の、前記第1搬送経路及び前記第2搬送経路に面する側に支持されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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