JP2022102187A - シート搬送装置、およびシート搬送装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、およびシート搬送装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シート先端が排出ローラー対に接触する際の衝撃を和らげ、騒音や紙詰まり、画像形成の品質低下を抑制可能なシート搬送装置を提供する。【解決手段】シート搬送装置は、シート搬送路と、排出口と、排出ローラー対と、を備える。排出口はシート搬送路の下流側端部に開口する。排出ローラー対は下流側端部に設けられる。排出ローラー対は排出ニップ部を有する。シート搬送装置はシート搬送路の一方側の面から他方側の面に向かって突出する可動ガイドを備える。可動ガイドは、シート搬送方向の下流側に向かうにつれて、突出量が大きくなるように傾斜したガイド面を有する。可動ガイドは、排出ニップ部に隣接した第1位置と、第1位置よりも排出ニップ部から離間した第2位置との間で移動可能に支持される。シートはガイド面に接触して排出ニップ部へと搬送され。可動ガイドはシートとの接触時の押圧力によって、第1位置から第2位置へと移動する。【選択図】図4

Description

本発明は、シート搬送装置、およびシート搬送装置を備えた複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置として、シート(コピー用紙、コート紙、OHPシート、厚紙、葉書、トレーシングペーパーや画像形成処理を受ける他のシート材料等を含む)に画像を形成する画像形成部と、画像形成部に接続され、シートを搬送するシート搬送路と、を有するものがある。シートの搬送される方向(以下、「シート搬送方向」と称する)に対して、シート搬送路の上流側端部には、シートが積載されるシート積載部が接続されている。シート搬送路とシート積載部との間には、シート積載部上のシートをシート搬送路に給送するシート給送部が設けられている。
シート給送部は、ユーザーの印刷指示に応じて、シート積載部からシート搬送路へとシートを給送する。シート搬送路に給送されたシートは、画像形成部へと搬送され、シート表面に画像が形成される。画像形成部において画像を形成されたシートは、排出口へと搬送され、排出ローラー対によって排出口から排出される。
ところで、従来、画像形成装置について小型化の要請がある。この要請に対して、例えば、特許文献1の画像形成装置のように、画像形成部から排出口までのシート搬送路の形状を、湾曲するようにしたものがある。これにより、画像形成部から排出口までの高さ方向の間隔が短くなり、装置内部構造の省スペース化が可能となっている。
特開2010-64837号公報
しかしながら、このように画像形成部から排出口までの間隔、すなわち画像形成部から排出ローラー対までの間隔が短くなると、画像形成部を通過したシートの先端が、勢いよく排出ローラー対に衝突するおそれがある。すると、衝突時の衝撃によって騒音や紙詰まりが発生したり、シートの先端の衝突時にシートの後端部で画像形成が継続している場合にはシートを介して振動が画像形成部に伝達され、画像形成の品質低下の原因になったりする。
本発明は、上記問題に鑑み、シートの先端が排出ローラー対に接触する際の衝撃を和らげ、騒音や紙詰まり、画像形成の品質低下を抑制可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の構成は、シート搬送路と、排出口と、排出ローラー対と、を備えるシート搬送装置である。シート搬送路は、シートが搬送される。排出口は、シート搬送路のシート搬送方向の下流側端部に開口する。排出ローラー対は、下流側端部に設けられ、シートを排出口から排出する。排出ローラー対は、シート搬送路の一方側の面に配置された第1ローラーと、シート搬送路の他方側の面に配置され、第1ローラーに圧接されて排出ニップ部を形成する第2ローラーと、を有する。シート搬送装置は、シート搬送路の一方側の面から他方側の面に向かって突出する可動ガイドを備える。可動ガイドは、シート搬送方向の下流側に向かうにつれて、突出量が大きくなるように傾斜したガイド面を有する。可動ガイドは、排出ニップ部に隣接した第1位置と、第1位置よりも排出ニップ部から離間した第2位置との間で移動可能に支持される。シートはガイド面に接触して排出ニップ部へと搬送され。可動ガイドはシートとの接触時の押圧力によって、第1位置から第2位置へと移動する。
本発明の第1の構成によれば、シートの接触による可動ガイドの移動が緩衝作用となって、シート搬送の勢いが低下する。シートは、搬送の勢いが低下した状態でガイド面によって排出ニップ部へと搬送されるため、シートの先端が排出ローラー対に接触したときの衝撃を和らげることができる。従って、騒音や紙詰まり、画像形成の品質低下を抑制可能なシート搬送装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るシート搬送装置110を備えた画像形成装置100の内部構造を示す側面断面図 実施形態の画像形成装置100に搭載されるシート搬送装置110をシート搬送方向下流側(図1の左側)から見た正面図 排出ローラー対17と可動ガイド38を示す斜視図 図2のA-A断面線で切断した、シート搬送装置110の湾曲部30の周辺を示す断面図である。 (a)は、可動ガイド38が第1位置P1にあるときの排出口47周辺を示す部分拡大図、(b)は、シートSが搬送されて、可動ガイド38が第2位置P2に移動したときの排出口47周辺を示す部分拡大図 他の実施形態にかかるシート搬送装置110の、湾曲部30の周辺を示す部分拡大図 他の実施形態にかかるシート搬送装置110を、シート搬送方向下流側から見た正面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。尚、以下の説明において、「シート」との用語は、コピー用紙、コート紙、OHPシート、厚紙、葉書、トレーシングペーパーや画像形成処理を受ける他のシート材料を意味する。
図1は、本発明の実施形態に係るシート搬送装置110を備えた画像形成装置100の内部構造を示す側面断面図である。図1に示すように、画像形成装置(例えばモノクロ複写機)100内には、帯電、露光、現像および転写の各工程によりモノクロ画像を形成する画像形成部Paが設けられている。画像形成部Paには、感光体ドラム1の回転方向(図1の反時計回り方向)に沿って、帯電装置2、露光ユニット(レーザー走査ユニット等)3、現像装置4、転写ローラー5、クリーニング装置6、および除電装置7が設けられている。
画像形成装置100の下部には、シートSの積載される給紙カセット10(シート積載部)が設けられている。シート搬送装置110は、画像形成装置100内に設けられ、シートSを搬送するシート搬送路11と、シート搬送方向に対してシート搬送路11の下流側端部に開口する排出口47と、上記下流側端部に設けられた排出ローラー対17とを有する。シート搬送路11は、シート給送部50を介して、給紙カセット10に接続されている。シート給送部50は、給紙カセット10からシート搬送路11へとシートSを給送する。シート搬送路11に給送されたシートSは、画像形成部Paを通過し、排出口47から排出ローラー対17を介して、画像形成装置100の外部へと排出される。
画像形成動作を行う場合、反時計回り方向に回転する感光体ドラム1が帯電装置2により均一に帯電される。次に、画像読取部20により読み取られた原稿画像データに基づく露光ユニット3からのレーザービームにより感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。そして、現像装置4により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。現像装置4へのトナーの供給はトナーコンテナ8から行われる。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム1に向けて、シートSが給紙カセット10からシート搬送路11およびレジストローラー対13を経由して搬送される。シートSが感光体ドラム1と転写ローラー5とのニップ部(画像転写部)を通過する際に、感光体ドラム1の表面に形成されたトナー像がシートSに転写される。トナー像が転写されたシートSは感光体ドラム1から分離され、定着装置9に搬送されてトナー像が定着される。
定着装置9を通過したシートSは、シート搬送路11により画像形成装置100の上部に搬送され、シートSの片面のみに画像を形成する場合(片面印字時)は、シート搬送方向の下流側端部に開口する排出口47から、排出ローラー対17によって排出される。
一方、シートSの両面に画像を形成する場合(両面印字時)は、シートSの後端がシート搬送路11の分岐部16を通過した後に排出ローラー対17を逆回転させて搬送方向を反転させる。これにより、シートSは分岐部16から反転搬送路19に振り分けられ、画像面を反転させた状態でレジストローラー対13に再搬送される。そして、感光体ドラム1上に形成された次のトナー像が、転写ローラー5によってシートSの画像が形成されていない面に転写される。トナー像が転写されたシートSは、定着装置9に搬送されてトナー像が定着された後、排出ローラー対17を介して排出トレイ18に排出される。
また、画像読取部20の前面側には操作部80が設けられている。さらに、画像読取部20の下方であって排出ローラー対17の左側には、左側面および正面に向けて大きく開放された胴内排出空間21が形成されている。胴内排出空間21には、排出ローラー対17から排出されるシートSを積載する排出トレイ18が配置されている。
図2は、実施形態の画像形成装置100に搭載されるシート搬送装置110をシート搬送方向下流側(図1の左側)から見た正面図である。図3は、排出ローラー対17と可動ガイド38を示す斜視図である。図4は、図2のA-A断面線で切断した、シート搬送装置110の湾曲部30の周辺を示す断面図である。図5(a)は、可動ガイド38が第1位置P1にあるときの排出口47周辺を示す部分拡大図、図5(b)は、シートSが搬送されて、可動ガイド38が第2位置P2に移動したときの排出口47周辺を示す部分拡大図である。
排出口47の近傍(シート搬送路11の下流側端部)には、複数のガイドリブ29と、複数(ここでは2つ)の排出ローラー対17とが配置されている(図1、図2参照)。図2に示すように、ガイドリブ29と、排出ローラー対17とは、排出口47の長手方向(シートSの幅方向(図2に示す矢印Xの方向))に沿って並んでいる。ガイドリブ29は、シート搬送路11の内壁面のうち上方側の面(後述する外側面31)に設けられ、上記内壁面のうち他方側の面(後述する内側面32)に向かって突出している。
図2、図3に示すように、排出ローラー対17は、排出口47の幅方向における中央に対して、幅方向の両側に一つずつ、等間隔に配置されている。隣り合う排出ローラー対17同士の中央には、可動ガイド38が設けられている。換言すると、可動ガイド38は、シートSの幅方向における排出口47の中央に位置している。
図3に示すように、排出ローラー対17は、第1ローラー35、および第2ローラー36からなる。第1ローラー35は、第2ローラー36の上方に対向して配置されている。第1ローラー35は、第2ローラー36に対して、互いの外周面同士が接触するように押圧している。第1ローラー35と第2ローラー36との間には、排出ニップ部37が形成されている。シートSは、排出ニップ部37に挿通されると、第1ローラー35および第2ローラー36の回転により、排出口47から排出される。
図4、図5に示すように、第1ローラー35は、シート搬送路11の下流側端部において、排出ニップ部37よりも上方側の位置で回転可能に支持されている。第2ローラー36は、シート搬送路11の下流側端部において、排出ニップ部37よりも下方側の位置で回転可能に支持されている。
シート搬送路11は、シート搬送方向に対して画像形成部Pa(より詳細には、定着装置9)より下流側に、湾曲部30を有している(図1参照)。図4に示すように、湾曲部30は、排出口47に向かって湾曲しながら延びている。シート搬送路11の内壁面は、シート搬送方向に直交する方向の一方側(上方側)に位置する外側面31と、他方側(下方側)に位置する内側面32と、から構成されている。外側面31は、湾曲部30の外コーナー33側から排出口47に向かって延びている。内側面32は、湾曲部30の内コーナー34側から排出口47に向かって延びている。
図4、図5(a)、図5(b)に示すように、第2ローラー36は、シート搬送方向に対して第1ローラー35よりも上流側(図5の右側)に配置されている。排出ローラー対17の接線L1(第1ローラー35の中心O1と第2ローラー36の中心O2とを通るように引いた仮想直線L2に対する垂線であって、排出ニップ部37上を通る直線)は、シート搬送方向の上流側に向かうにつれて外側面31に近づくように、図5(a)において右上がりの直線となっている(図5(a)参照)。
図4に示すように、ガイドリブ29は、シート搬送方向に沿って下流に進むにつれて外側面31からの突出量が増加するように形成されている(図4の破線で示す部分参照)。ガイドリブ29は、シートSに接触してシートSを排出ニップ部37へと案内する。
可動ガイド38は、外側面31から内側面32に向かって突出している。可動ガイド38は、シート搬送方向の下流に進むにつれて外側面31からの突出量が増加するように形成されている。可動ガイド38の最大突出量は、ガイドリブ29の最大突出量よりも大きい。
可動ガイド38は、可動ガイド38の突出方向(外側面31から内側面32に向かう方向)の先端に位置する先端部39と、先端部39に連設されたガイド面40と、を有する。先端部39は、シート搬送方向に対して第1ローラー35と重なる位置にある。先端部39は、突出方向に対してガイドリブ29の先端よりも内側面32に近い位置にある。
ガイド面40は、先端部39の上流側端部から、シート搬送方向の上流側に向かって延びている。ガイド面40は、第1ローラー35よりもシート搬送方向の上流側に位置している。ガイド面40は、シート搬送方向の上流側に向かうにつれて、外側面31に近づくように傾斜している。換言すると、ガイド面40は、シート搬送方向の上流側から下流側に向かうにつれて、接線L1と同じ下り勾配で排出ニップ部37に近づくように延びている。
先端部39は、ガイド面40の下流側端部から排出ニップ部37の上流側直近(ガイドリブ29の下流側端部より下流側の位置)まで、シート搬送方向に沿って略水平に延びている。シートSの先端(シート搬送方向の下流側端部)は、ガイド面40に接触すると、ガイド面40の傾斜に沿って排出ニップ部37の近傍へと搬送される(図4に示す二点鎖線矢印によって示す部分参照)。
可動ガイド38は、回転支点41を中心に回転可能なように、画像形成装置100の本体部に支持されている。回転支点41は、可動ガイド38に形成された軸孔42と、画像形成装置100の本体部側に設けられた支軸43とからなり、軸孔42に支軸43が挿入されている(図4参照)。軸孔42は、シート搬送方向に対して可動ガイド38の上流側端部に位置している。
図5(a)、図5(b)に示すように、可動ガイド38は、第1位置P1と、第2位置P2との間で回転可能となっている。第1位置P1は、図5(a)に示すように、可動ガイド38が排出ニップ部37よりも外側面31に近い位置である。すなわち、先端部39は排出ニップ部37よりも外側面31に近い位置にある。また、先端部39は、排出ローラー対17の接線L1よりも、外側面31に近い位置にある。可動ガイド38は、第1位置P1にあるときに、不図示の規制部材により、突出方向(回転支点41を中心とした図示反時計回りの方向)への回転を規制される。第2位置P2は、図5(b)に示すように、可動ガイド38が、第1位置P1よりも外側面31に近づいた位置である。
図4、図5(a)、図5(b)に示すように、可動ガイド38と外側面31との間には、付勢部材46が設けられている。付勢部材46は、つる巻ばねなどの圧縮コイルばねを採用することができる。付勢部材46は、可動ガイド38を第1位置P1に向けて付勢する。可動ガイド38は、上方に向かって(外側面31に向かって)押圧されると、付勢部材46の付勢力に抗して、回転支点41を中心に時計回りに回転し、第2位置P2に向かって移動する。押圧力が弱まると、付勢部材46の付勢力によって、可動ガイド38は第1位置P1に向かって移動する。
画像形成部Paを通過したシートSは、ガイド面40に接触する。図5(b)に示すように、搬送されたシートSがガイド面40に接触すると、シートSの搬送力によってガイド面40が押圧される。上述の通り、ガイド面40は右上がりの傾斜面であるため、このシートSの押圧力によって、可動ガイド38は、外側面31に向かって、即ち第2位置P2に向かって回転移動する。この可動ガイド38の回転移動が緩衝作用となって、シートSの搬送の勢いが低下する。
ガイド面40に接触したシートSは、搬送の勢いが低下した状態でガイド面40の傾斜に沿って排出ニップ部37へと搬送される。これにより、シートSの先端が排出ローラー対17に接触したときの衝撃を和らげることができる。従って、騒音や紙詰まり、画像形成の品質低下を抑制可能なシート搬送装置110を提供することができる。
また、上述の通り、ガイド面40は右上がりの傾斜面であり、シート搬送方向の上流側から下流側に向かうにつれて、接線L1と同一方向の勾配(下り勾配)で排出ニップ部37に近づくように延びている。このため、ガイド面40に接触したシートSは、ガイド面40に沿って排出ニップ部37に近づくように搬送される。これにより、シートSが排出ローラー対17に対して好適に挿通され、シートSの排出不良を抑制することができる。
また、上述の通り、シート搬送路11が湾曲部30を備える構成とすることで、画像形成部Paから排出口47までの間隔を短くし、画像形成装置100の内部を省スペース化することができる。
また、シートSは、湾曲部30を通過する際に、シートのコシ(復元力)によって、湾曲部30の外コーナー側、即ち外側面31側へと偏位しながら搬送される。このため、上述のように、可動ガイド38がシート搬送路11のうちの外側面31側に設けられていることで、画像形成部Paを通過したシートSが、可動ガイド38に接触しやすくなる。従って、シートSの排出ローラー対17への衝撃を好適に和らげることが可能になる。
また、上述の通り、可動ガイド38はガイドリブ29よりも突出量が大きく、かつその先端部39は、シート搬送方向に対してガイドリブ29の下流側端部よりもさらに下流側の位置まで延びている。このため、シートSと可動ガイド38との接触箇所の近傍では、シートSはガイドリブ29から離間している。これにより、シートSは、幅方向に波打つように変形し、いわゆるコシ付けが行われる。このように、可動ガイド38は、シートSに対してコシ付けを行う、いわゆるコルゲーション機能を備えている。
また、上述の通り、シートSが湾曲部30を通過すると、シートSの先端(シート搬送方向における下流側の端部)は、可動ガイド38に接触する。シートSのガイド面40に接触する箇所は、ガイド面40に沿って排出ニップ部37の近くまで搬送される。また、上述の通り、シートSは、可動ガイド38との接触箇所の近傍においてガイドリブ29から離間しているが、上記接触箇所近傍から離れた位置においてガイドリブ29に接触している。上述の通り、可動ガイド38の位置は、排出口47の幅方向の中央(シートSの幅方向の中央)である。このため、シートSの、可動ガイド38との接触箇所(シートSの幅方向の中央)近傍を除いた部分は、シートSの幅方向の大部分を占めるものとなり、この部分が、ガイドリブ29によって排出ニップ部37へと案内される。これにより、シートSはより好適に排出ローラー対17へと挿通され、シートSの排出不良を抑制することができる。
また、定着装置9を通過した後のシートSは、先端(シート搬送方向の下流側端部)が若干丸まり、湾曲部30に沿ったカール形状となり易い。シートSの先端が湾曲部30に沿ってカールしていると、シートSの可動ガイド38に衝突するときの衝撃の方が、湾曲部30の外コーナー側の面に衝突するときの衝撃よりも大きくなる。このため、シートSの搬送時の勢いを可動ガイド38によって効率的に和らげることが可能なものとなっている。
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、シート搬送路11が、画像形成部Paから排出口47にかけて、上方に延びるように形成された態様が示されているが(図1から図5参照)、これに限られない。例えば、図6に示すように、排出口47が画像形成部Pa(図示省略)に対して下方に配置され、シート搬送路11が、排出口47に向かって下方に延びるように形成されている構成を採用することができる。この場合、排出トレイ18は、排出口47よりも、湾曲部30の外コーナー33側に設けられる。
また、本発明のシート搬送装置110は、画像形成装置100だけでなく、画像形成装置100の排出口47に接続されるシート後処理装置(画像を形成された複数のシートSに対してステープル処理や中折り・中綴じ処理等の所定の後処理を行う装置)にも採用することができる。また、このようなシート後処理装置と、画像形成装置との間に設けられる中継搬送装置(画像形成装置から排出された複数のシートSの間に、表紙や裏表紙を差し込むソート機能を有する装置)にも採用することができる。
また、可動ガイド38は、回転支点41を中心に第1位置P1と第2位置P2との間で回転可能に支持されているとしたが、この支持態様は、第1位置P1と第2位置P2との間で移動可能なものであればこれに限られない。例えば、可動ガイド38は、第1位置P1と第2位置P2との間で、上下方向にスライド可能なように、装置本体部に支持されている構成を採用することができる。この場合、シート搬送路11の側壁には上下方向に延びる溝部が形成され、可動ガイド38は、シートSの幅方向(図の紙面方向)に突出する突起部を有し、上記溝部に突起部が差し込まれ、上下方向にスライド可能に支持される。
また、上記実施形態のシート搬送装置110は、二つの排出ローラー対17を備えるとしたが、三つ以上の排出ローラー対17を備える構成を採用することもできる(図7参照)。図7に示すように、偶数個(ここでは4つ)の排出ローラー対17を備える場合、各排出ローラー対17は、シートSの幅方向(図7に示す矢印Xの方向)に等間隔に並んでおり、可動ガイド38は、排出口47の幅方向の中央に配置される。この可動ガイド38の幅方向の両側に位置する一対の排出ローラー対17は、共に、可動ガイド38との間隔が等しいものとなっている。すなわち、幅方向に対して可動ガイド38を中央とし、その両側に等間隔に複数の排出ローラー対17が配置されている。
このように複数の排出ローラー対17を備える構成を採用する場合、上記した中央に配置される可動ガイド38以外に、他の可動ガイド38を複数備える構成を採用することができる。この複数の他の可動ガイド38は、隣り合う排出ローラー対17同士の間の位置(図7の破線で示す位置)につき、一つずつ配置することができる。換言すると、シートSの幅方向に対して、排出ローラー対17と可動ガイド38とが交互に等間隔に並んでいる。
本発明は、シートや原稿を搬送するシート搬送装置を備えた画像形成装置に利用可能である。本発明の利用により、シート先端の排出ローラーへの接触時の衝撃を和らげ、騒音や紙詰まり、画像形成の品質低下を抑制することができる。
10 給紙カセット(シート積載部)
11 シート搬送路
17 排出ローラー対
30 湾曲部
31 外側面(一方側の面)
32 内側面
33 外コーナー
34 内コーナー
35 第1ローラー
36 第2ローラー
37 排出ニップ部
38 可動ガイド
39 先端部
40 ガイド面
41 回転支点
46 付勢部材
47 排出口
50 シート給送部
100 画像形成装置
110 シート搬送装置
L1 接線(直線)
Pa 画像形成部
P1 第1位置
P2 第2位置
S シート

Claims (7)

  1. シートが搬送されるシート搬送路と、
    前記シート搬送路のシート搬送方向の下流側端部に開口する排出口と、
    前記下流側端部に設けられ、前記シートを前記排出口から排出する排出ローラー対と、
    を備え、
    前記排出ローラー対は、前記シート搬送路の一方側の面に配置された第1ローラーと、前記シート搬送路の他方側の面に配置され、前記第1ローラーに圧接されて排出ニップ部を形成する第2ローラーと、を有するシート搬送装置であって、
    前記シート搬送路の前記一方側の面から前記他方側の面に向かって突出する可動ガイドを備え、
    前記可動ガイドは、前記シート搬送方向の下流側に向かうにつれて、突出量が大きくなるように傾斜したガイド面を有し、
    前記可動ガイドは、前記排出ニップ部に隣接した第1位置と、前記第1位置よりも前記排出ニップ部から離間した第2位置との間で移動可能に支持され、
    前記シートは前記ガイド面に接触して前記排出ニップ部へと搬送され、前記可動ガイドは前記シートとの接触時の押圧力によって、前記第1位置から前記第2位置へと移動することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記シート搬送路は、湾曲しながら前記排出口に向かって延びる湾曲部を有し、前記シート搬送路の前記一方側の面は、前記湾曲部の外コーナー側から前記排出口に向かって延びる外側面に連接し、前記他方側の面は、前記湾曲部の内コーナー側から前記排出口に向かって延びる内側面に連接していることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記可動ガイドの突出方向の先端部は、前記排出ニップ部を通り、且つ前記第1ローラーの中心と前記第2ローラーの中心とを通る直線に対して垂直方向に延びる直線よりも、前記一方側の面に近い位置にあることを特徴とする請求項1または2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記可動ガイドは、前記シート搬送方向の上流側端部に設けられた回転支点を中心に、前記第1位置と前記第2位置との間で回転移動可能に支持され、付勢部材により前記第1位置側へ付勢されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシート搬送装置。
  5. 前記付勢部材は、前記一方側の面と前記可動ガイドとの間に設けられ、前記可動ガイドを前記第1位置へと付勢する圧縮ばねであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 前記排出ローラー対は、前記シート搬送路におけるシート搬送方向と直交する幅方向に複数配置され、
    前記可動ガイドは、前記幅方向に並ぶ各前記第1ローラーの間で、前記幅方向の中央部に配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置。
  7. 前記シートを積載するシート積載部と、前記シート積載部に積載された前記シートを、前記シート搬送路に給送するシート給送部と、を備える請求項1から6のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送方向に対して前記湾曲部と前記シート給送部との間に設けられ、前記シートに画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
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