JP2014072103A - 無機ペースト及び積層セラミックコンデンサ - Google Patents

無機ペースト及び積層セラミックコンデンサ Download PDF

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Abstract

【課題】デラミネーションの発生を抑制することができ、かつ、印刷性に優れた無機ペーストを提供する。また、該無機ペーストを用いて得られる積層セラミックコンデンサを提供する。
【解決手段】有機バインダーと、無機粉末と、有機溶剤とを含有する無機ペーストであって、前記有機バインダーは、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂とポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂とを含有し、前記有機バインダー中の前記カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するカルボキシル基量が、0.1〜2モル%であり、前記有機バインダー中の前記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するポリエチレンオキサイド基量が、1〜20モル%であり、前記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂のポリエチレンオキサイド基におけるエチレンオキサイドの繰り返し数が、3〜20であり、前記有機バインダー中のそれぞれの樹脂の平均重合度から算出した前記有機バインダー全体としての重合度が、600〜2800である無機ペースト。
【選択図】なし

Description

本発明は、デラミネーションの発生を抑制することができ、かつ、印刷性に優れた無機ペーストに関する。また、本発明は、該無機ペーストを用いて得られる積層セラミックコンデンサに関する。
近年、種々の電子機器に搭載される電子部品の小型化、積層化が進んでおり、多層回路基板、積層コイル、積層セラミックコンデンサ等の積層型電子部品が広く使用されている。
なかでも、積層セラミックコンデンサは、一般に次のような工程を経て製造されている。
まず、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂等のバインダー樹脂を有機溶剤に溶解した溶液に、可塑剤、分散剤等を添加した後、セラミック原料粉末を加え、セラミックスラリーを得る。次いで、このセラミックスラリーを離型処理した支持体面に流延して、加熱等により有機溶剤等の揮発分を溜去させた後、支持体から剥離してセラミックグリーンシートを得る。
次いで、得られたセラミックグリーンシート上に、内部電極を形成するための導電ペーストをスクリーン印刷により塗布し、このシートを複数積層し、加熱圧着して積層体を作製する。更に、積層体中に含まれるバインダー樹脂等を熱分解して除去する処理、いわゆる脱脂処理を行った後、焼成して焼結体とし、焼結体の端面に外部電極を形成して、積層セラミックコンデンサを得る。
内部電極を形成するための導電ペーストとしては、例えば特許文献1に開示される導電性ペーストのように、電極を構成するパラジウム、ニッケル等の金属材料と、塗布面であるセラミックグリーンシートの表面に適合する有機溶剤と、エチルセルロース等のバインダー樹脂とを含有する導電ペーストが用いられている。しかしながら、近年の極めて薄膜化が進んだ積層セラミックコンデンサを、従来のエチルセルロースをバインダー樹脂とした導電ペーストを用いて製造した場合、ポリビニルブチラール樹脂等をバインダー樹脂としたセラミックグリーンシートと導電ペーストとの接着性が不充分であるため、デラミネーション(層間剥離)が発生しやすいという問題がある。
デラミネーションの発生を抑制するために、例えば、セラミックグリーンシートとの接着性に優れたポリビニルアセタール樹脂をバインダー樹脂とした導電ペーストを用いることが検討されている(例えば、特許文献2及び3)。しかしながら、ポリビニルアセタール樹脂をバインダー樹脂とした導電ペーストでは、スクリーン印刷の際に糸曳き、目詰まり等が生じやすく、結果として、版離れが悪くなったり厚み精度が落ちたりして、パターンを鮮明に描画できずに生産歩留りを低下させるという問題がある。
特公平3−35762号公報 特開2006−089354号公報 特開2008−133371号公報
本発明は、デラミネーションの発生を抑制することができ、かつ、印刷性に優れた無機ペーストを提供することを目的とする。また、本発明は、該無機ペーストを用いて得られる積層セラミックコンデンサを提供することを目的とする。
本発明は、有機バインダーと、無機粉末と、有機溶剤とを含有する無機ペーストであって、前記有機バインダーは、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂とポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂とを含有し、前記有機バインダー中の前記カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するカルボキシル基量が、0.1〜2モル%であり、前記有機バインダー中の前記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するポリエチレンオキサイド基量が、1〜20モル%であり、前記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂のポリエチレンオキサイド基におけるエチレンオキサイドの繰り返し数が、3〜20であり、前記有機バインダー中のそれぞれの樹脂の平均重合度から算出した前記有機バインダー全体としての重合度が、600〜2800である無機ペーストである。
以下、本発明を詳述する。
本発明者は、有機バインダーと、無機粉末と、有機溶剤とを含有する無機ペーストにおいて、有機バインダーとしてカルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂とポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂とを含有するものを用い、かつ、有機バインダー中のカルボキシル基量とポリエチレンオキサイド基量とを所定範囲とすることにより、無機ペーストの印刷性が向上することを見出した。また、本発明者は、このような無機ペーストはセラミックグリーンシートとの接着性にも優れ、デラミネーションの発生を抑制できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の無機ペーストは、有機バインダーを含有する。
上記有機バインダーは、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂を含有する。
本明細書中、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂とは、下記式(1)で表されるアセチル基を有する構成単位と、下記式(2)で表される水酸基を有する構成単位と、下記一般式(3)で表されるアセタール基を有する構成単位とに加えて、カルボキシル基を有する構成単位を有する樹脂を意味する。
Figure 2014072103
Figure 2014072103
Figure 2014072103
一般式(3)中、Rは水素原子又は炭素数1〜20のアルキル基を表す。
上記カルボキシル基を有する構成単位として、例えば、下記一般式(4−1)、(4−2)又は(4−3)で表される構成単位が挙げられる。
Figure 2014072103
Figure 2014072103
Figure 2014072103
一般式(4−1)、(4−2)及び(4−3)中、Xは水素原子、金属イオン又はメチル基を表す。即ち、本明細書中、カルボキシル基を有する構成単位に含まれるカルボキシル基には、カルボキシル基の塩及びメチルエステルも含む。金属イオンとして、例えば、ナトリウムイオン等が挙げられる。
上記有機バインダーが上記カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂を含有し、反応性の高いカルボキシル基を有することにより、本発明の無機ペーストは糸曳きを抑制することができ、印刷性に優れる。これは、上記カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂のカルボキシル基と無機粉末(例えば、チタン酸バリウム、アルミナ、ニッケル等の導電性粉末等)との相互作用によるものと推測される。
上記有機バインダー中の上記カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するカルボキシル基量は、下限が0.1モル%、上限が2モル%である。カルボキシル基量が0.1モル%未満であると、上記有機バインダーがカルボキシル基を有することによる効果が低下し、無機ペーストに糸曳き等が生じやすくなって印刷性が低下する。カルボキシル基量が2モル%を超えると、カルボキシル基と無機粉末とが強く相互作用しすぎるため、無機ペーストを作製することが困難となる。カルボキシル基量の好ましい下限は0.15モル%、好ましい上限は1.8モル%であり、より好ましい下限は0.2モル%、より好ましい上限は1.5モル%である。
本明細書中、有機バインダー中のカルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するカルボキシル基量(Aで表す)とは、下記式(a)により算出される値を意味する。
A=B×C×(D/E) (a)
A:有機バインダー中のカルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するカルボキシル基量(モル%)
B:カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂の全構成単位に占めるカルボキシル基を有する構成単位の割合(モル%)
C:カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂のカルボキシル基を有する構成単位1つ当たりのカルボキシル基数
D:カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂の重量
E:有機バインダーの全重量
なお、有機バインダーが2種以上のカルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂を含有する場合、Bは、該2種以上のカルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂の見かけ上の平均値を意味するものとする。
上記カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂の全構成単位に占めるカルボキシル基を有する構成単位の割合は、上記式(a)においてはBで表され、上記有機バインダー中の上記カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するカルボキシル基量を上述した範囲とすることができれば特に限定されないが、例えば、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂が一般式(4−1)で表される構成単位を有する場合には、好ましい下限が0.05モル%、好ましい上限が5モル%であり、例えば、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂が一般式(4−2)又は(4−3)で表される構成単位を有する場合には、好ましい下限が0.03モル%、好ましい上限が5モル%である。
また、上記カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂の全構成単位に占めるカルボキシル基を有する構成単位以外の各構成単位の割合は特に限定されないが、上記式(1)で表されるアセチル基を有する構成単位の割合は、0.1〜5.0モル%であることが好ましい。上記式(2)で表される水酸基を有する構成単位の割合は、15〜30モル%であることが好ましい。上記一般式(3)で表されるアセタール基を有する構成単位の割合は、70〜85モル%であることが好ましい。
なお、アセタール基を有する構成単位の割合の計算方法としては、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂のアセタール基が2個の水酸基をアセタール化して得られたものであることから、アセタール化された2個の水酸基を数える方法を採用する。
上記有機バインダーは、ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂を含有する。
本明細書中、ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂とは、上述した式(1)で表されるアセチル基を有する構成単位と、式(2)で表される水酸基を有する構成単位と、一般式(3)で表されるアセタール基を有する構成単位とに加えて、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位を有する樹脂を意味する。
上記ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位として、例えば、下記一般式(5)で表される構成単位が挙げられる。
Figure 2014072103
一般式(5)中、Rは水素原子又は炭素数1〜20のアルキレン基を表し、Yは水素原子又はメチル基を表し、sは整数を表す。
上記有機バインダーが上記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂を含有し、ポリエチレンオキサイド基を有することにより、本発明の無機ペーストはレベリング性が向上し、印刷性に優れる。これは、上記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂は反応性基を有していないため、無機粉末(例えば、チタン酸バリウム、アルミナ、ニッケル等の導電性粉末等)と相互作用せず、流動性が高いためと推測される。
上記有機バインダー中の上記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するポリエチレンオキサイド基量は、下限が1モル%、上限が20モル%である。ポリエチレンオキサイド基量が1モル%未満であると、上記有機バインダーがポリエチレンオキサイド基を有することによる効果が低下し、無機ペーストの流動性が低下し、レベリング性が低下する。ポリエチレンオキサイド基量が20モル%を超えると、上記有機バインダーの親水性が高くなりすぎるため、無機ペーストを作製することが困難となったり、無機ペーストの流動性が高くなりすぎて印刷性が低下したりする。ポリエチレンオキサイド基量の好ましい下限は2モル%、好ましい上限は18モル%であり、より好ましい下限は3モル%、より好ましい上限は15モル%である。
本明細書中、有機バインダー中のポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するポリエチレンオキサイド基量(Fで表す)とは、下記式(b)により算出される値を意味する。
F=G×H×(I/E) (b)
F:有機バインダー中のポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するポリエチレンオキサイド基量(モル%)
G:ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂の全構成単位に占めるポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合(モル%)
H:ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂のポリエチレンオキサイド基を有する構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数
I:ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂の重量
E:有機バインダーの全重量
なお、有機バインダーが2種以上のポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂を含有する場合、Gは、該2種以上のポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂の見かけ上の平均値を意味するものとする。
上記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂の全構成単位に占めるポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合は、上記式(b)においてはGで表され、上記有機バインダー中の上記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するポリエチレンオキサイド基量を上述した範囲とすることができれば特に限定されないが、好ましい下限が1モル%、好ましい上限が40モル%である。
上記ポリエチレンオキサイド基におけるエチレンオキサイドの繰り返し数は、上記式(5)においてはsで表され、下限が3、上限が20の整数である。エチレンオキサイドの繰り返し数が3未満であると、上記有機バインダーがポリエチレンオキサイド基を有することによる効果が低下し、無機ペーストの流動性が低下し、レベリング性が低下する。エチレンオキサイドの繰り返し数が20を超えると、上記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂のガラス転移温度(Tg)が低くなりすぎるため、無機ペーストの流動性が高くなりすぎて印刷性が低下する。エチレンオキサイドの繰り返し数の好ましい下限は4、好ましい上限は15である。
また、上記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂の全構成単位に占めるポリエチレンオキサイド基を有する構成単位以外の各構成単位の割合は特に限定されないが、上記式(1)で表されるアセチル基を有する構成単位の割合は、0.1〜5.0モル%であることが好ましい。上記式(2)で表される水酸基を有する構成単位の割合は、15〜30モル%であることが好ましい。上記一般式(3)で表されるアセタール基を有する構成単位の割合は、70〜85モル%であることが好ましい。
上記有機バインダーは、本発明の効果を阻害しない範囲内であれば、上記カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂と上記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタールとに加えて、既存のポリビニルアセタール樹脂、アクリル樹脂等の他の樹脂を含有してもよい。
上記有機バインダー中のそれぞれの樹脂の平均重合度から算出した上記有機バインダー全体としての重合度(本明細書中、計算重合度ともいう)は、下限が600、上限が2800である。計算重合度が600未満であると、無機ペーストの粘度が低下し、印刷性又は貯蔵安定性が低下したり、デラミネーションが発生しやすくなったりしてしまう。計算重合度が2800を超えると、無機ペーストに糸曳き等が生じやすくなって印刷性が低下したり、上記有機バインダーの溶剤に対する溶解性が低下したりしてしまう。計算重合度の好ましい下限は700、好ましい上限は2600であり、より好ましい下限は800、より好ましい上限は2400である。
本明細書中、計算重合度とは、有機バインダー中のカルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂、ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂、他の樹脂等のそれぞれの樹脂の平均重合度から算出した有機バインダー全体としての重合度を意味し、有機バインダー中のそれぞれの樹脂の平均重合度にその樹脂の含有比率を掛け合わせることにより得られる値を、合計することにより求められる。なお、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂及びポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂の平均重合度は、原料であるポリビニルアルコールの平均重合度から求められる。
上記有機バインダーは、カルボン酸変性ポリビニルアルコールとポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコールとの混合物をアルデヒドによりアセタール化することで得ることができる。
上記カルボン酸変性ポリビニルアルコールを製造する方法として、例えば、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂が一般式(4−1)で表される構成単位を有する場合には、一般式(4−1)で表される構成単位となるアクリル酸と、酢酸ビニルとを共重合させた後、ケン化する方法等が挙げられる。なお、アクリル酸の代わりにメタクリル酸を用いることもできる。また、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂が一般式(4−2)で表される構成単位を有する場合には、一般式(4−2)で表される構成単位となるフマル酸等と、酢酸ビニルとを共重合させた後、ケン化する方法等が挙げられ、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂が一般式(4−3)で表される構成単位を有する場合には、一般式(4−3)で表される構成単位となるイタコン酸等と、酢酸ビニルとを共重合させた後、ケン化する方法等が挙げられる。
上記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコールを製造する方法として、例えば、ポリ酢酸ビニルをポリエチレンオキサイドで変性した後、ケン化する方法等が挙げられる。
上記アセタール化反応は、従来公知の方法で行うことができる。
上記アルデヒドは特に限定されず、例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、アミルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、ヘプチルアルデヒド、2−エチルヘキシルアルデヒド、シクロヘキシルアルデヒド、フルフラール、グリオキザール、グルタルアルデヒド、ベンズアルデヒド、2−メチルベンズアルデヒド、3−メチルベンズアルデヒド、4−メチルベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、β−フェニルプロピオンアルデヒド等が挙げられる。これらのアルデヒドのなかでは、アセトアルデヒド及びブチルアルデヒドを併用して用いることが好ましい。
上記有機バインダーの配合量は、無機粉末100重量部に対する好ましい下限が0.1重量部、好ましい上限が20重量部である。上記有機バインダーの配合量が0.1重量部未満であると、無機ペーストにおける無機粉末の分散性が低下し、印刷性が低下したり、デラミネーションが発生しやすくなったりすることがある。上記有機バインダーの配合量が20重量部を超えると、無機ペーストにおける無機粉末の密度が低くなり、例えば導電性等が低下することがある。上記有機バインダーの配合量は、無機粉末100重量部に対するより好ましい下限が0.5重量部、より好ましい上限が10重量部である。
本発明の無機ペーストは、無機粉末を含有する。
上記無機粉末は特に限定されないが、チタン酸バリウム、アルミナ、ニッケル、ジルコニア、ケイ酸アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、マグネシア、サイアロン、スピネムルライト、炭化ケイ素、窒化ケイ素及び窒化アルミニウムからなる群より選択される少なくとも1つの導電性粉末であることが好ましい。これらの無機粉末は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記無機粉末の配合量は特に限定されないが、上記有機バインダー100重量部に対する好ましい下限は500重量部、好ましい上限は100000重量部である。上記無機粉末の配合量が500重量部未満であると、無機ペーストにおける上記無機粉末の密度が低くなり、例えば導電性等が低下することがある。上記無機粉末の配合量が100000重量部を超えると、無機ペーストにおける上記無機粉末の分散性が低下し、印刷性が低下することがある。上記無機粉末の配合量は、上記有機バインダー100重量部に対するより好ましい下限が1000重量部、より好ましい上限が20000重量部である。
本発明の無機ペーストは、有機溶剤を含有する。
上記有機溶剤は特に限定されず、一般的に導電ペースト等に用いられる有機溶剤を使用することができ、低極性溶剤であっても使用することができる。
上記有機溶剤として、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジプロピルケトン、ジイソブチルケトン等のケトン類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、ブタン酸メチル、ブタン酸エチル、ブタン酸ブチル、ペンタン酸メチル、ペンタン酸エチル、ペンタン酸ブチル、ヘキサン酸メチル、ヘキサン酸エチル、ヘキサン酸ブチル、酢酸2−エチルヘキシル、酪酸2−エチルヘキシル等のエステル類、テルピネオール、ジヒドロテルピネオール、テルピネオールアセテート、ジヒドロテルピネオールアセテート等のテルピネオール及びその誘導体等が挙げられる。これらの有機溶剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記有機溶剤の配合量は特に限定されないが、上記有機バインダー100重量部に対する好ましい下限は500重量部、好ましい上限は100000重量部である。上記有機溶剤の配合量が500重量部未満であると、無機ペーストの粘度が高くなり、印刷性が低下することがある。上記有機溶剤の配合量が100000重量部を超えると、無機ペーストにおいて上記有機バインダーの性能が充分に発揮されないことがある。上記有機溶剤の配合量は、上記有機バインダー100重量部に対するより好ましい下限が1000重量部、より好ましい上限が20000重量部である。
本発明の無機ペーストは、本発明の効果を損なわない範囲で、可塑剤、潤滑剤、帯電防止剤等を適宜含有してもよい。
本発明の無機ペーストを製造する方法は特に限定されず、例えば、上記有機バインダー、上記無機粉末、上記有機溶剤及び必要に応じて添加される他の成分を、ボールミル、ブレンダーミル、3本ロール等の混合機を用いて混合する方法等が挙げられる。
本発明の無機ペーストの用途は特に限定されないが、例えば、上記無機粉末が導電性粉末である場合、セラミックグリーンシート上に本発明の無機ペーストをスクリーン印刷により塗布し、このシートを複数積層し、加熱圧着して積層体を作製した後、脱脂処理を行い、焼成して焼結体とし、更に、焼結体の端面に外部電極を形成することにより、積層セラミックコンデンサを得ることができる。セラミックグリーンシート上に本発明の無機ペーストを塗布したシートを複数積層し、焼成して得られる焼結体を有するセラミックコンデンサであって、上記無機粉末が、チタン酸バリウム、アルミナ、ニッケル、ジルコニア、ケイ酸アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、マグネシア、サイアロン、スピネムルライト、炭化ケイ素、窒化ケイ素及び窒化アルミニウムからなる群より選択される少なくとも1つの導電性粉末である積層セラミックコンデンサもまた、本発明の1つである。
本発明の無機ペーストは、有機バインダーとして上述のようなカルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂とポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂とを含有するものを含有することにより、セラミックグリーンシートとの接着性に優れ、デラミネーションの発生を抑制することができ、また、糸曳きを抑制することができ、印刷性にも優れる。
本発明によれば、デラミネーションの発生を抑制することができ、かつ、印刷性に優れた無機ペーストを提供することができる。また、本発明によれば、該無機ペーストを用いて得られる積層セラミックコンデンサを提供することができる。
以下に実施例を掲げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。なお、実施例及び比較例で原料として用いたカルボン酸変性ポリビニルアルコールを以下に示す。
(実施例1)
(有機バインダーの作製)
一般式(4−1)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合1.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数1、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)50gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)50gとを、純水1000gに加え、90℃の温度で約2時間攪拌し、溶解させた。この溶液を40℃に冷却し、塩酸(濃度35重量%)90gとn−ブチルアルデヒド70gとを添加した。液温を10℃に下げ、この温度を保持してアセタール化反応を行い、反応生成物を析出させた。その後、液温を40℃、3時間保持して反応を完了させ、中和、水洗及び乾燥を経て、有機バインダー(計算重合度1850、アセチル基量0.8モル%、残存水酸基量22.1モル%、ブチラール基量71.6モル%、カルボキシル基量0.5モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得た。
(導電ペーストの作製)
得られた有機バインダー7.5重量部をテルピネオール92.5重量部で溶解することにより、樹脂溶液を得た。導電性粉末としてニッケル粉100重量部、チタン酸バリウム25重量部と、テルピネオール50重量部とを混合させた後、得られた樹脂溶液を添加及び混合し、三本ロールにて分散させることにより、導電ペーストを得た。
(実施例2)
原料として、一般式(4−2)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、カルボキシル基を有する構成単位の割合1.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)50gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)50gとを用い、有機バインダー(計算重合度1700、アセチル基量1.0モル%、残存水酸基量21.1モル%、ブチラール基量71.9モル%、カルボキシル基量1.0モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(実施例3)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度1000、カルボキシル基を有する構成単位の割合2.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)30gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度500、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=HとCHとの混合)50gと、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度300)20gとを用い、有機バインダー(計算重合度610、アセチル基量0.9モル%、残存水酸基量21.7モル%、ブチラール基量71.8モル%、カルボキシル基量1.2モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(実施例4)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合2.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)20gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合20.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)20gと、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度3300)60gとを用い、有機バインダー(計算重合度2720、アセチル基量0.7モル%、残存水酸基量21.1モル%、ブチラール基量73.8モル%、カルボキシル基量0.8モル%、ポリエチレンオキサイド基量4.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(実施例5)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合1.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)5gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)50gと、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度2000)45gとを用い、有機バインダー(計算重合度1850、アセチル基量0.9モル%、残存水酸基量21.8モル%、ブチラール基量73.25モル%、カルボキシル基量0.1モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(実施例6)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合2.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)50gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)50gとを用い、有機バインダー(計算重合度1850、アセチル基量1.2モル%、残存水酸基量21.7モル%、ブチラール基量71.1モル%、カルボキシル基量2.0モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(実施例7)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合1.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)50gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)10gと、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度2000)40gとを用い、有機バインダー(計算重合度1970、アセチル基量0.8モル%、残存水酸基量21.5モル%、ブチラール基量76.2モル%、カルボキシル基量1.0モル%、ポリエチレンオキサイド基量1.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(実施例8)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合2.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)20gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1000、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合40.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)50gと、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度3300)30gとを用い、有機バインダー(計算重合度1890、アセチル基量1.0モル%、残存水酸基量22.1モル%、ブチラール基量56.5モル%、カルボキシル基量0.8モル%、ポリエチレンオキサイド基量20.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(実施例9)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合1.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)50gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1500、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=3、R=CH、Y=H)50gとを用い、有機バインダー(計算重合度1750、アセチル基量1.2モル%、残存水酸基量22.3モル%、ブチラール基量71.0モル%、カルボキシル基量1.0モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(実施例10)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合1.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)50gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1000、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=20、R=CH、Y=H)50gとを用い、有機バインダー(計算重合度1500、アセチル基量1.4モル%、残存水酸基量22.2モル%、ブチラール基量70.9モル%、カルボキシル基量1.0モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(比較例1)
作製した有機バインダーの代わりにエチルセルロースを用いたこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(比較例2)
原料として、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度2000)100gを用い、有機バインダー(計算重合度2000、アセチル基量0.9モル%、残存水酸基量21.5モル%、ブチラール基量77.6モル%、カルボキシル基量0モル%、ポリエチレンオキサイド基量0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(比較例3)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度500、カルボキシル基を有する構成単位の割合2.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)20gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度500、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)30gと、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度300)50gとを用い、有機バインダー(計算重合度400、アセチル基量1.2モル%、残存水酸基量22.6モル%、ブチラール基量72.8モル%、カルボキシル基量0.8モル%、ポリエチレンオキサイド基量3.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(比較例4)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合2.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)10gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合20.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)10gと、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度4000)80gとを用い、有機バインダー(計算重合度3570、アセチル基量1.3モル%、残存水酸基量22.2モル%、ブチラール基量74.3モル%、カルボキシル基量0.4モル%、ポリエチレンオキサイド基量2.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(比較例5)
原料として、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)50gと、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度2000)50gとを用い、有機バインダー(計算重合度1850、アセチル基量0.8モル%、残存水酸基量21.6モル%、ブチラール基量72.6モル%、カルボキシル基量0モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(比較例6)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合2.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)75gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合20.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)25gとを用い、有機バインダー(計算重合度1925、アセチル基量1.2モル%、残存水酸基量22.5モル%、ブチラール基量69.8モル%、カルボキシル基量3.0モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(比較例7)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合1.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)50gと、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度2000)50gとを用い、有機バインダー(計算重合度2000、アセチル基量1.0モル%、残存水酸基量21.9モル%、ブチラール基量76.6モル%、カルボキシル基量1.0モル%、ポリエチレンオキサイド基量0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(比較例8)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合2.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)20gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1000、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合40.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=11、R=CH、Y=H)80gと、未変性のポリビニルアルコール(平均重合度4000)10gとを用い、有機バインダー(計算重合度1600、アセチル基量1.5モル%、残存水酸基量22.5モル%、ブチラール基量43.6モル%、カルボキシル基量0.8モル%、ポリエチレンオキサイド基量32.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(比較例9)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合1.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)50gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1700、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=1、R=CH、Y=H)50gを用い、有機バインダー(計算重合度1850、アセチル基量1.1モル%、残存水酸基量22.0モル%、ブチラール基量71.4モル%、カルボキシル基量1.0モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
(比較例10)
原料として、一般式(4−3)で表される構成単位を有するカルボン酸変性ポリビニルアルコール(平均重合度2000、カルボキシル基を有する構成単位の割合1.0モル%、構成単位1つ当たりのカルボキシル基数2、Xは水素原子、メチル基又はNaのいずれか)50gと、一般式(5)で表される構成単位を有するポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアルコール(平均重合度1100、ポリエチレンオキサイド基を有する構成単位の割合10.0モル%、構成単位1つ当たりのポリエチレンオキサイド基数1、s=30、R=CH、Y=H)50gとを用い、有機バインダー(計算重合度1550、アセチル基量1.3モル%、残存水酸基量22.1モル%、ブチラール基量71.1モル%、カルボキシル基量1.0モル%、ポリエチレンオキサイド基量5.0モル%)の白色粉末を得たこと以外は実施例1と同様にして、導電ペーストを得た。
<評価>
実施例及び比較例で得られた導電ペーストについて以下の評価を行った。結果を表1に示した。
(1)印刷性評価1(擦れ評価)
スクリーン印刷機(MT−320TV、マイクロテック社製)とスクリーン版(320mm×320mm)とを用いて、平滑なガラス板上に乾燥塗膜の厚みが1μmになるように導電ペーストのスクリーン印刷を行った。印刷面を目視又は拡大顕微鏡で観察し、擦れ傷の数を調べ、下記の基準により評価した。
◎:印刷面の擦れ傷が0箇所であった
○:印刷面の擦れ傷が1箇所であった
×:印刷面に擦れ傷が2箇所以上認められた
(2)印刷性評価2(表面粗さ評価)
接触式表面粗さ計を用いて、印刷性評価1で作製した乾燥塗膜の印刷面の表面粗さRaを測定し、下記の基準により評価した。
◎:表面粗さRaが0.05μm以下であった
○:表面粗さRaが0.05μmを超えていたが0.10μm未満であった
×:表面粗さRaが0.10μm以上であった
(3)糸曳き評価
スクリーン印刷機(MT−320TV、マイクロテック社製)とスクリーン版(320mm×320mm)とを用いて、平滑なガラス板上に乾燥塗膜の厚みが1μmになるように導電ペーストのスクリーン印刷を行った。印刷面を目視又は拡大顕微鏡で観察し、印刷面の端の形状を確認し、下記の基準により評価した。
○:印刷面の端の糸状印刷部分が1箇所以下であった
×:印刷面の端に糸状印刷部分が2箇所以上認められた
(4)接着性評価
ポリビニルブチラール樹脂(積水化学工業社製、エスレックB「BM−S」、重合度800)10重量部を、トルエン30重量部とエタノール15重量部との混合溶剤に加え、攪拌溶解し、更に、可塑剤としてジブチルフタレート3重量部を加え、攪拌溶解した。得られた樹脂溶液に、セラミック粉末としてチタン酸バリウム(堺化学工業社製「BT−01(平均粒径0.3μm)」)100重量部を加え、ボールミルで48時間混合してセラミックスラリーを得た。得られたセラミックスラリーを、離型処理したポリエステルフィルム上に乾燥塗膜の厚みが約5μmになるように塗布し、常温で1時間風乾し、熱風乾燥機を用いて80℃で3時間、続いて120℃で2時間乾燥させてセラミックグリーンシートを得た。
スクリーン印刷機(MT−320TV、マイクロテック社製)とスクリーン版(320mm×320mm)とを用いて、実施例及び比較例で得られた導電ペーストを上記で得られたセラミックグリーンシート上に10cm×10cmの正方形にスクリーン印刷した。得られたシートを5cm角に切断し、これを100枚積層して圧力150kg/cm、10分間の熱圧着条件で圧着し、セラミックグリーンシート積層体を得た。得られたセラミックグリーンシート積層体を窒素雰囲気で、昇温速度3℃/分で450℃まで昇温し、5時間保持後、更に昇温速度5℃/分で1350℃まで昇温し、10時間保持し、セラミック焼結体を得た。得られた焼結体を半分に割り、シート状態を観察してデラミネーションの発生率を評価し、下記の基準により評価した。
○:デラミネーションの発生率が5%未満であった
×:デラミネーションの発生率が5%以上であった
Figure 2014072103
本発明によれば、デラミネーションの発生を抑制することができ、かつ、印刷性に優れた無機ペーストを提供することができる。また、本発明によれば、該無機ペーストを用いて得られる積層セラミックコンデンサを提供することができる。

Claims (10)

  1. 有機バインダーと、無機粉末と、有機溶剤とを含有する無機ペーストであって、
    前記有機バインダーは、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂とポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂とを含有し、
    前記有機バインダー中の前記カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するカルボキシル基量が、0.1〜2モル%であり、
    前記有機バインダー中の前記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するポリエチレンオキサイド基量が、1〜20モル%であり、
    前記ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂のポリエチレンオキサイド基におけるエチレンオキサイドの繰り返し数が、3〜20であり、
    前記有機バインダー中のそれぞれの樹脂の平均重合度から算出した前記有機バインダー全体としての重合度が、600〜2800である
    ことを特徴とする無機ペースト。
  2. 有機バインダー中のカルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するカルボキシル基量が、0.15〜1.8モル%であることを特徴とする請求項1記載の無機ペースト。
  3. 有機バインダー中のポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂に由来するポリエチレンオキサイド基量が、2〜18モル%であることを特徴とする請求項1又は2記載の無機ペースト。
  4. ポリエチレンオキサイド変性ポリビニルアセタール樹脂のポリエチレンオキサイド基におけるエチレンオキサイドの繰り返し数が、4〜15であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の無機ペースト。
  5. 有機バインダー中のそれぞれの樹脂の平均重合度から算出した有機バインダー全体としての重合度が、700〜2600であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の無機ペースト。
  6. 有機バインダーの配合量が、無機粉末100重量部に対して0.5〜10重量部であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の無機ペースト。
  7. 有機溶剤の配合量が、有機バインダー100重量部に対して500〜100000重量部であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の無機ペースト。
  8. 無機粉末の配合量が、有機バインダー100重量部に対して500〜100000重量部であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の無機ペースト。
  9. 無機粉末は、チタン酸バリウム、アルミナ、ニッケル、ジルコニア、ケイ酸アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、マグネシア、サイアロン、スピネムルライト、炭化ケイ素、窒化ケイ素及び窒化アルミニウムからなる群より選択される少なくとも1つの導電性粉末であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の無機ペースト。
  10. セラミックグリーンシート上に請求項9記載の無機ペーストを塗布したシートを複数積層し、焼成して得られる焼結体を有することを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
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