JP2014070349A - 開閉装置の設置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 火災時に防火設備として機能する開閉装置の設置構造を提供する。
【解決手段】 空間を仕切ったり開放したりして開閉動作する開閉体10と、開閉体10を幅方向の両端側で開閉方向へ案内するガイドレール20と、開閉体10をその開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部30とを具備して、耐火性を有する防火設備又は特定防火設備としての開閉装置を構成し、この開閉装置の耐火性部分を、耐火構造の建築物Aの開口部a内縁に対し接触させるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シャッター装置(スラットシャッター、シートシャッター、パネルシャッター及び2軸式シャッターを含む)や、オーバーヘッドドア、ロールスクリーン、オーニング等、空間を仕切ったり開放したりする開閉装置に関するものである。
従来、この種の開閉装置には、上下方向へスライドする開閉体と、該開閉体をその両側で上下方向へ案内するガイドレールと、該開閉体を上方側で巻き取ったり繰り出したりする収納部とを備えた窓用シャッター装置がある。
この窓用シャッター装置には、建物開口部の屋外側に設けられるタイプ(特許文献1参照)、建物開口部の室内側に設けられるタイプ(特許文献2、図2参照)、建物開口部の枠内側に設けられるタイプ(特許文献2、図6参照)が知られている。
そして、このような窓用シャッター装置では、火災が発生した場合に、建物内の炎を外部へ出さない、建物外の炎を内部に入れない等、延焼防止のために、不燃性の材料を用いた防火設備(防火戸)として構成するのが好ましい。
ところで、前述した屋外側に設けられるタイプ(特許文献1参照)では、窓サッシが出窓である場合に、出窓用サッシとの干渉により、設置が困難になる場合がある。また、室内側に設けられるタイプ(特許文献2、図2参照)では、室内側へ突出するため、室内スペースを狭くしてしまう。
そこで、このような設置スペース上の課題を解消する観点からは、特に、建物開口部の枠内側に設けられるタイプ(特許文献2、図6参照)が好ましいことになるが、このタイプの窓用シャッター装置では、開口部内の上下左右の窓額(特許文献2の図6によればサッシ枠21)が通常木製であるために、火災が発生した場合に、前記窓額が燃えて、炎や煙を通過させてしまうおそれがある。
特開2008−138357号公報 特開2006−283328号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、火災時に防火設備として機能する開閉装置の設置構造を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、空間を仕切ったり開放したりして開閉動作する開閉体と、該開閉体を幅方向の両端側で開閉方向へ案内するガイドレールと、該開閉体をその開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部とを具備して、耐火性を有する防火設備又は特定防火設備としての開閉装置を構成し、この開閉装置の耐火性部分を、耐火構造の建築物の開口部内縁に対し接触させるようにしたことを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、火災時に防火設備として機能する開閉装置の設置構造を提供することができる。
開閉装置の設置構造の一例を示す縦断面図。 同開閉装置の設置構造の横断面図。 同開閉装置の設置構造の正面図。 開閉装置の設置構造の他例を示す縦断面図。 同開閉装置の設置構造の横断面図。 開閉装置の設置構造の他例を示す縦断面図。 同開閉装置の設置構造の横断面図。 開閉装置の設置構造の他例を示す縦断面図。 同開閉装置の設置構造の横断面図。 開閉装置の設置構造の他例を示す縦断面図。 同開閉装置の設置構造の横断面図。 開閉装置の設置構造の他例を示す縦断面図。 同開閉装置の設置構造の横断面図。 座板の一例を示す縦断面図。 巻取体の一例を示す縦断面図。
本実施の形態の第一の特徴は、空間を仕切ったり開放したりして開閉動作する開閉体と、該開閉体を幅方向の両端側で開閉方向へ案内するガイドレールと、該開閉体をその開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部とを具備して、耐火性を有する防火設備又は特定防火設備としての開閉装置を構成し、この開閉装置の耐火性部分を、耐火構造の建築物の開口部内縁に対し接触させるようにした(図1〜図13参照)。
ここで、前記「接触」には、直接接触と、耐火性の枠部材等を介した間接接触とを含む。
前記構成によれば、開閉装置の耐火性部分が耐火構造の建築物の開口部に対し接触する。したがって、火災時に、開閉装置と開口部内縁との間の部材(例えば窓額)等が燃えて、開閉装置の内外に炎や煙が通過するようなことを抑制することができる。
第二の特徴としては、開閉装置の内外に炎や煙が通過するようなことをより効果的に抑制するために、前記耐火性部分を、耐火構造の建築物の開口部内縁に対し全周にわたって接触させるようにした。
第三の特徴としては、前記開口部が上縁、下縁、左縁及び右縁からなる矩形状に構成され、前記収納部を上縁に接触させ、左右の前記ガイドレールをそれぞれ左縁と右縁に接触させ、全閉状態の前記開閉体の閉鎖方向端部を下縁に接触させるようにした(図1〜図13参照)。
この構成によれば、開口部の上縁、下縁、左縁及び右縁に対し、それぞれ、収納部、左右のガイドレール、全閉状態の開閉体の閉鎖方向端部が接触し、これらの間に炎や煙が通過するのを防ぐことができる。
第四の特徴としては、前記収納部と前記上縁の間と、左側の前記ガイドレールと前記左縁の間、右側の前記ガイドレールの前記右縁の間、全閉状態の前記開閉体の閉鎖方向端部と前記下縁の間のうち、少なくとも一つの間に、耐火性を有する枠部材を設け、前記耐火性部分が前記枠部材を介して前記開口部内縁に接触するようにした(図1〜図13参照)。
この構成によれば、開閉装置と開口部内縁との間に炎や煙が通過するのを、これらの間に介在する耐火性の枠部材により防ぐことができる上、前記枠部材によって開閉装置を設置する際の施工性を向上したり、開口部の意匠性を向上したり等することも可能になる。
第五の特徴としては、前記収納部を前記上縁に直接接触させ、左右の前記ガイドレールをそれぞれ前記左縁と前記右縁に直接接触させ、全閉状態の前記開閉体の閉鎖方向端部と前記下縁の間には耐火性を有する枠部材を設けた(図4〜図7、図12〜図13参照)。
この構成によれば、収納部と上縁の間、及び左右のガイドレールと左右縁の間に炎や煙が通過するのを、これらの間の直接接触により阻むことができる。また、全閉した際の開閉体の閉鎖方向端部と開口部内縁の間に煙や炎が通過するのを、これらの間に介在する耐火性の枠部材によって阻むことができる。
第六の特徴としては、前記収納部は、前記開閉体を収納する耐火性の収納部本体と、該収納部本体に対し内部で連通するとともに該収納部本体よりも開閉体厚さ方向へ大きく形成されて前記上縁に接触する耐火性の枠部とを有する(図4及び図12参照)。
この構成によれば、開閉体厚さ方向の幅が比較的大きい耐火性の枠部を有するため、収納部と上縁の間に炎や煙が通過するのをより効果的に阻むことができる上、収納部本体から枠部に連通する比較的広い内部空間を利用して開閉体を収納することができる。また、収納部本体を開口部の上縁に設置する際に、別体の枠材等を介在しなくてもよいため、その設置作業性を向上することができる。
第七の特徴としては、前記ガイドレールは、前記開閉体の幅方向端部を囲んで開閉方向へ案内するガイドレール本体と、該ガイドレール本体よりも開閉体厚さ方向へ大きく形成されるとともに前記左縁又は前記右縁に接触する枠部とから一体に構成されている(図5及び図13参照)。
この構成によれば、開閉体厚さ方向の幅が比較的大きい枠部により、炎や煙を効果的に阻むことができる上、当該開閉装置を開口部内縁に設置する際に、別体の枠材等を介在しなくてもよいため、その設置作業性を向上することができる。
第八の特徴としては、前記開口部内縁に、矩形枠状の額材が設けられ、前記収納部は前記額材の上辺部に貫通して前記上縁に接触し、左右の前記ガイドレールはそれぞれ前記額材の左辺部と右辺部に貫通して前記左縁と前記右縁に接触し、前記枠部材は前記額材の下辺部に貫通して前記下縁に接触している(図6〜図7参照)。
この構成によれば、従来構造の額材を利用することができる上、収納部及びガイドレールを額材に貫通させて開口部内縁に接触させるようにしているため、万が一火災等により額材が燃えてしまったとしても、収納部又はガイドレールと開口部内縁との間に炎や煙が通過するのを阻むことができる。
第九の特徴としては、前記枠部材は、前記開口部内縁に接触する額材を、露出しないように耐火性のカバー部材により覆うことで構成され、前記開閉装置の前記耐火性部分は、前記カバー部材を介して前記開口部内縁に接触する(図8〜図9参照)。
この構成によれば、従来構造の額材を取り外すことなくそのまま利用して耐火性の枠部材を構成することができ、この枠部材によって開閉装置と開口部内縁との間に炎や煙が通過するのを防ぐことができる。
第十の特徴としては、前記開口部にサッシ枠と該枠内で開閉する窓部とを具備し、少なくとも前記収納部及び/又は前記ガイドレールを、前記サッシ枠と一体に構成した(図10〜図13参照)。
この構成によれば、収納部及びガイドレールがサッシ枠と一体に構成されるため、開口部内縁部の防火性をより向上することができる上、開口部にサッシ枠及び開閉装置を設置する際の作業性も良好である。
第十一の特徴としては、前記開閉体の閉鎖方向端部と、該閉鎖方向端部によって全閉時に当接される着座対象部位とを、磁石の吸引力によって吸着するようにした(図14参照)。
この構成によれば、開閉体を全閉した際に、該開閉体の閉鎖方向端部が着座対象部位に吸着されるため、開閉体の閉鎖方向端部と着座対象部位との間に隙間が生じるのを防ぐことができ、ひいては、これらの間に炎や煙が通過するのをより効果的に防ぐことができる。
また、上記構成とは独立した他の一形態では、空間を仕切ったり開放したりして開閉動作する開閉体と、該開閉体を幅方向の両端側で開閉方向へ案内するガイドレールとを具備した開閉装置において、前記開閉体の閉鎖方向端部と、該閉鎖方向端部によって全閉時に当接される着座対象部位とを、磁石の吸引力によって吸着するようにする(図14参照)。
この発明によれば、開閉体が全閉した際に、該開閉体の閉鎖方向端部と着座対象部位との間に隙間が生じるのを防ぐことができ、開閉体による閉鎖性や密閉性等を向上することができる。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態における上記開閉体の厚みの方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」及び「開閉体の横幅方向」とは、上記開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない前記開閉体の幅方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、上記開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
また、本明細書中において開閉体の「面方向」とは、閉鎖状態で開閉体の表面又は裏面が連続する方向を意味し、この方向には、前記開閉体開閉方向及び前記開閉体幅方向を含む。
次に、上記形態の好ましい具体例を、図面に基づいて詳細に説明する。
以下に説明する開閉装置の設置構造は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置の設置構造として適用可能であるが、特に好ましい態様として、窓用シャッター装置の設置構造の一例を示す。
この設置構造は、開閉体10を上下方向へスライドさせて開閉動作する開閉装置1を備え、この開閉装置1の耐火性部分を、耐火構造の建築物Aの開口部aの内縁(詳細には、上縁a1、下縁a2、左縁a3及び右縁a4)に対し、該内縁の全周にわたり連続して接触させる(図1〜図3参照)。
建築物Aは、例えば一般住宅やビル等であり、開口部aの内縁に、開閉装置1及び窓サッシbを設けている。
この建築物Aは、建築基準法第2条の5にて定義される主要構造部(壁、柱、床、はり、屋根又は階段等)を、耐火構造としている。
ここで、「耐火構造」とは、建築基準法施行令第107条に規定される技術的基準を満たす耐火構造を意味する。
開口部aは、その内縁(上縁a1、下縁a2、左縁a3及び右縁a4)を、正面視矩形状に形成した孔であり(図3参照)、建築物Aの外壁をその厚さ方向へ貫通している。この開口部aの内縁(上縁a1、下縁a2、左縁a3及び右縁a4)、及び、開口部aを貫通形成した内外の壁等は、前記「耐火構造」を有するように構成される。
開閉装置1は、空間を仕切ったり開放したりして上下方向へ開閉動作する開閉体10と、該開閉体10を横幅方向の両端側で開閉方向へ案内するガイドレール20,20と、該開閉体10をその開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部30とを具備し、開口部a内縁に対し枠部材40,50,60を介して接触することで、耐火性を有する防火設備又は特定防火設備(本実施の形態の一例では防火設備)を構成している。
前記「防火設備又は特定防火設備」とは、建築基準法第2条第九号の二ロ、建築基準法第64条、建築基準法施行令第109条の2、建築基準法施行令第136条の2の3、建築基準法施行令第112条第1項、平成12年建設省告示1360号、平成12年建設省告示1369号等に規定される「防火設備」又は「特定防火設備」を意味する。
開閉体10は、全閉時に建築物Aの開口部の略全面を仕切る本体シート部11(図1参照)と、該本体シート部11の最下端部に接続された座板部材12(図1参照)と、該本体シート部11の上端部に止着固定された固定部材13(図15参照)とを具備している。
本体シート部11は、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等、遮煙性及び耐火性(難燃性を含む)を有する可撓性シート材料によって構成される。この本体シート部11は、複数のシート材を上下方向、左右方向又は斜め方向へ接続してなる態様であってもよいし、単数のシート材からなる態様としてもよい。
座板部材12は、開閉体10における幅方向の略全長にわたって本体シート部11の下端に接続され、開閉体10の全開時には収納部30の下端面に当接し、開閉体10の全閉時には、着座対象部位pとなる枠部材60に当接することで閉鎖性を良好にするとともに、その自重により本体シート部11を下方へ引っ張って、本体シート部11に撓みや皺等が発生するのを防ぐ。
この座板部材12は、詳細に説明すれば、本体シート部11の下端側に止着固定される固定部材12aと、該固定部材12a及び本体シート部11下端側を厚さ方向の両側から挟む一半部12b1と他半部12b2により構成される座板本体12bと、該座板本体12b内の下端側に必要に応じて設けられる磁石12cとを具備して一体的に構成される(図14参照)。
固定部材12aは、本体シート部11の下端側を開閉体厚さ方向の両側から挟むようにして止着される一半部12a1と他半部12a2とから構成される。
一半部12a1と他半部12a2の各々は、本体シート部11の横幅方向の略全長にわたるとともに、耐火性を有する長尺状の剛性部材(例えば、アルミニウム合金や鉄、真鍮、ステンレス等の金属材料)である。この固定部材12aを止着する手段は、ねじ止めや、リベット止め、嵌合等とすればよい。
座板本体12bを構成する一半部12b1及び他半部12b2は、耐火性を有する剛性材料(例えば、アルミニウム合金や鉄、真鍮、ステンレス等の金属材料)によって、本体シート部11の横幅方向の略全長にわたり且つその幅方向の端部がガイドレール20に内在するように形成される。
一半部12b1及び他半部12b2の内部には、固定部材12aを上下動不能に係止するための係止空間12b11や、磁石12cを上下動不能に内在する空間12b12、当該座板本体12bの軽量化のための肉ぬすみとなる空間12b13、当該座板本体12bと全閉時の着座対象部位p(枠部材)との接触面積を減らす空間12b14等が設けられる(図14参照)。
これらの空間のうち、開閉体10最下端に位置する空間12b14は、開閉体10の最下端面に、開閉体幅方向の全長にわたって下方向きに開口する溝を形成している。この構成によれば、開閉体10の全閉時、座板本体12bの下端面は、空間12b14を開閉体厚さ方向の両側から挟む二箇所の縁部分12b21,12b22によって部分的に着座対象部位pに当接する。ひいては、座板本体12bの下端面を厚さ方向(図14によれば左右方向)の全面で着座対象部位pに当接させた場合と比較し、座板本体12bと着座対象部位pの当接状態が安定し、これらの間を厚さ方向へ貫通する隙間を生じ難い。
磁石12cは、座板本体12bの下端側に内在し、その吸引力によって座板本体12bを着座対象部位pに吸着させる。着座対象部位p側には、磁石12cによって吸引可能な図示しない金属材料(例えば、鉄や磁性を有するステンレス等)又は磁石等が設けられる。あるいは、着座対象部位p自体を磁性金属材料としてもよい。
なお、磁石12cによる吸引力をより効果的に発揮するためには、磁石12cを座板本体12bの最下端部に設けて着座対象部位pに当接させるようにしたり、座板本体12bを磁性体(例えば、鉄や、磁性を有するステンレス等)によって形成したり等してもよい。
また、座板本体12bの重量のみで十分な閉鎖性を得られれば、磁石12cを省くことも可能である。
また、開閉体10上端側の固定部材13は、上述した固定部材12aの一半部12a1又は他半部12a2と同一の部材であり、本体シート部11の上端側に横幅方向の略全長にわたって止着されている。この固定部材13は、後述する巻取体32の凹部32a内に嵌め合せられる。
ガイドレール20は、開閉体10の左右両端側にそれぞれ設けられている。
各ガイドレール20は、耐火性の剛性材料(例えば、アルミニウム合金や、ステンレス、鉄等の金属材料)によって、開閉体10(詳細には本体シート部11及び座板本体12b)の幅方向の端部を囲む断面略コ字状に形成され、前記着座対象部位p(図1及び図2の一例によれば枠部材60)と巻取装置30との間にわたって配設されている。
各ガイドレール20は、図2に示すように、後述する枠部材40を介して、開口部aの左縁a3又は右縁a4に接触している。
収納部30は、開閉体10の上方側で該開閉体10を収納したり繰り出したりする矩形箱状の収納部本体31と、収納部本体31内で回転するように支持された巻取体32と、巻取体32を巻取り方向へ付勢するバランススプリング(図示せず)とを具備している。
収納部本体31は、開閉体幅方向へわたる縦断面L字状のケース部31aと、該ケース部31aに対向する縦断面L字状を呈し該ケース部31aに対し着脱可能に止着された蓋部31bとから矩形箱状に構成され、その下端面に開閉体10を通過させる開口31cを有する。
ケース部31aと蓋部31bは、それぞれ、耐火性を有する剛性材料(例えば、アルミニウム合金や、ステンレス、鉄等の金属材料)から成形される。
そして、収納部本体31は、ケース部31aを、枠部材50を介して開口部aの上縁a1に接触させている。すなわち、ケース部31aの上端面が枠部材50の枠内側の面に止着され、枠部材50が開口部aの上縁a1に接触するようにして固定される。
巻取体32は、耐火性の剛性材料(例えば、アルミニウム合金や、ステンレス、鉄等の金属材料)によって略円筒状に形成され、図示しない軸部材やベアリグ等を介して、収納部本体31の側端部に対し双方向へ回転するように支持される。
この巻取体32の外周部には、開閉体10の上端部を接続するための凹部32a(図15参照)が設けられる。この凹部32aは、巻取体32の外周面から径内方向(換言すれば、該巻取体32の中心へ向かう方向)へ凹設されるとともに、巻取体32の軸方向へ連続する略溝状に形成され、その開口縁部分の幅w1(図15参照)を、その溝内の奥側部分よりも周方向に狭く形成している。また、この凹部32a内は、巻取体周方向の一方側の懐部32a1が、他方側の懐部32a2よりも周方向へ深く形成される。
この凹部32aには、開閉体10上端の固定部材13が嵌め合せられる。固定部材13は、巻取体周方向の幅w2が、凹部32aの開口縁部分の幅w1よりも巻取体周方向へ長く設定される。
この固定部材13を凹部32a内に挿入する手順について説明すれば、先ず、固定部材13の巻取体周方向の一端側が凹部32a内の深い方の懐部32a1の奥まで挿入され、その後に、同固定部材13の巻取体周方向の他端側が凹部32a内の浅い方の懐部32a2に嵌め合せられる。
これら固定部材13及び凹部32aの構成及び嵌合手順によれば、開閉体10の上端部を容易に巻取体32外周部に止着固定することができる。
枠部材40,40,50,60は、それぞれ、耐火性を有する剛性材料(例えば、アルミニウム合金や、ステンレス、鉄等の金属材料)から成形される。
枠部材40は、ガイドレール20と、開口部aの左縁a3又は右縁a4との間に設けられる。
この枠部材40は、横断面無端枠状に形成され上下方向へ連続する枠本体41と、該枠本体41から開口部縁側へ突出して上下方向へ連続する複数(図示例によれば二つ)の突リブ42,42とから一体に形成される。
そして、この枠部材40は、突リブ42,42を開口部aの左縁a3又は右縁a4に当接させて固定されるとともに、その枠内側の面に、ガイドレール20を止着固定している。
枠部材50は、収納部本体31と、開口部aの上縁a1との間に設けられる。
この枠部材50は、横断面無端枠状に形成され開閉体幅方向へ連続する枠本体51と、該枠本体51から開口部縁側へ突出して開閉体幅方向へ連続する複数(図示例によれば二つ)の突リブ52,52とから一体に形成される。
そして、この枠部材50は、突リブ52,52を開口部aの上縁a1に当接させて固定されるとともに、その枠内側の面に、収納部本体31を止着固定している。
枠部材60は、全閉状態の開閉体10の最下端部と、開口部aの下縁a2との間に設けられる。
この枠部材60は、上記枠部材50と上下対称に形成され、枠部材50と同様に、枠本体61と、該枠本体61から開口部縁側へ突出して開閉体幅方向へ連続する複数(図示例によれば二つ)の突リブ62,62とから一体に形成される。
そして、この枠部材60は、突リブ62,62を開口部aの下縁a2に当接させて固定されるとともに、その枠内側の面に、全閉時の開閉体10の最下端部を当接させる。
上記構成の開閉装置1を開口部a内に設置する手順は、先ず、開口部aの上縁a1,下縁a2,左縁a3,右縁a4に対し、枠部材40,40,50,60がそれぞれ別々に固定される。そして、これら枠部材40,40,50,60の内側に、開閉装置1が設置される。
なお、設置手順の他例としては、予め矩形枠状に構成した枠部材40,40,50,60を開口部a内に装着し、装着された枠部材40,40,50,60の内側に開閉装置1を設置する方法や、予め枠部材40,40,50,60及び開閉装置1を一体的に構成し、これらを開口部a内に装着する方法等とすることも可能である。
また、窓サッシbは、枠部材40,40,50,60に対し、その屋外側に接触して設けられるとともに、開口部a内から屋外に跨るようにして配設され、所謂出窓を構成している。
この窓サッシbは、詳細に説明すれば、開口部a内縁に接触するとともに奥側開閉装置1側へ突出する矩形枠状のサッシ枠b1と、該サッシ枠b1内で開閉する窓部b2とを具備してなる。
サッシ枠b1は、開口部aの上縁a1に接触するとともに枠内側に窓部b2を横幅方向へ案内するレールを有する上枠部b11と、開口部aの下縁a2に接触するとともに枠内側に窓部b2を横幅方向へ案内するレールを有する下枠部b12と、開口部aの左縁a3に接触して上下方向へ延びる左枠部b13と、開口部aの右縁a4に接触して上下方向へ延びる右枠部b14とから構成される。
窓部b2は、サッシ枠b1内で左右方向へスライドするように複数(図示例によれば二つ)設けられ、所謂引違い窓を構成している。
次に、上記開閉装置1の設置構造について、特徴的な作用効果を説明する。
開閉体10を手動で閉鎖動作し、該開閉体10の閉鎖方向端部を枠部材60に当接させれば、開閉装置1の耐火性部分が耐火構造の建築物Aの開口部aの内縁に対し、耐火性の枠部材40,40,50,60を介して、全周にわたって連続して接触する。
したがって、火災時に、全閉状態の開閉装置1の内外へ炎や煙が通過するようなことを防ぐことができ、特に、開閉装置1と開口部aの内縁との間へ炎や煙が通過するのを、耐火性の枠部材40,40,50,60によって阻むことができる。
また、窓サッシbと並列する開閉装置1を防火設備又は特定防火設備として構成しているため、窓サッシbについては防火設備又は特定防火設備として構成しなくても済む。
次に、開閉装置の設置構造の他例について説明する。なお、以下に説明する開閉装置の設置構造は、上述した開閉装置1の設置構造を一部変更したものであるため、特にその変更部分について詳細に説明し、略同様の部分については重複する詳細説明を適宜省略する。
図4及び図5に示す開閉装置2の設置構造は、上述した開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)に対し、上記開閉装置1を開閉装置2に置換したものである。
開閉装置2は、上記開閉装置1に対し、上側の枠部材50、左右の枠部材40,40を省き、上記収納部30を収納部30’に置換し、左右のガイドレール20,20を枠部材20’,20’に置換した構成とされる。
そして、この開閉装置2は、収納部30’を開口部aの上縁a1に直接接触させ、左右のガイドレール20,20をそれぞれ開口部aの左縁a3と右縁a4に直接接触させ、全閉状態の開閉体10の閉鎖方向端部を、耐火性の枠部材60を介して間接的に開口部aの右縁a4に接触させる。
収納部30’は、図4に示すように、開閉体10を収納する耐火性の収納部本体31’と、該収納部本体31’に対し内部で連通するとともに該収納部本体よりも開閉体厚さ方向へ大きく形成されて上縁a1に接触する枠部33’とを一体に有し、これら収納部本体31’及び枠部33’の内部に、回転可能に巻取体32を支持している。
収納部本体31’及び枠部33’は、上述した収納部本体31(図1参照)と枠部材50とを連結するとともに、これらの内部空間を連通させた形状に構成される。
そして、収納部本体31’は、上記収納部本体31と同様にして、屋内側における下側の部分に、着脱可能に蓋部31bを有する。
また、枠部33’は、上記枠部材50と同様にして、上端面に突リブ52,52を一体に有する。
また、巻取体32は、図4に示すように、収納部本体31’内の空間から枠部33’内の空間に跨るようにして設けられる。
また、枠部材20’は、図5に示すように、開閉体10の幅方向端部を囲んで開閉方向へ案内するガイドレール本体21’と、該ガイドレール本体21’よりも開閉体厚さ方向へ大きく形成されるとともに開口部aの左縁a3又は右縁a4に接触する枠部22’とから一体に構成されている
ガイドレール本体21’及び枠部22’は、上述したガイドレール本体21(図2参照)と枠部材40とを連結するとともに、これらの内部空間を連通させた形状に構成される。
枠部22’は、上記枠部材40と同様にして、開口部内縁側の面に、突リブ42,42を有する。
前記構成の枠部材20’は、ガイドレール本体21に開閉体10の幅方向の端部を嵌め合せるとともに、突リブ42,42を左縁a3又は右縁a4に当接させて固定される。
よって、図4及び図5に示す開閉装置2の設置構造によれば、開閉体厚さ方向の幅が比較的大きい耐火性の枠部22’,33’を一体的に有するため、これら枠部22’,33’によって、火災時に炎や煙の通過を効果的に阻むことができる。その上、収納部本体31’から枠部33’に連通する比較的広い内部空間を利用して巻取体32及び該巻取体32に巻かれた開閉体10を収納することができ、ひいては、収納部30’の上下寸法を小型化することが可能である。また、収納部本体31’を上縁a1に固定する際に、別体の枠材等を介在しなくてもよいため、その設置作業性が良好である。
次に、図6及び図7に示す開閉装置3の設置構造について説明する。この設置構造は、上述した開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)に対し、上記開閉装置1を開閉装置3に置換するとともに、左右側の枠部材40,40及び上側の枠部材50を省き、開閉装置3を、矩形枠状の額材cに貫通させるようにして開口部aの内縁に接触させたものである。
額材cは、例えば、木材や合成樹脂材料等からなり、詳細には、上辺部c1、下辺部c2、左辺部c3及び右辺部c4を、開口部aに沿って矩形枠状に構成してなる。この額材cは、予め矩形枠状に成形されたものを開口部a内に嵌め合せるようにしてもよいし、上下左右の前記辺部c1,c2,c3,c4を開口部a内に嵌め合せて矩形枠状に構成したものであってもよい。
なお、この額材cは、難燃性又は耐火性を有することが好ましいが、難燃性及び耐火性を有さない態様とすることも可能である。
開閉装置3は、開閉装置1(図1参照)と略同構成であるが、開閉装置1に対し、上側の枠部材50を省いた分、開閉体10及びガイドレール20を上下方向へ長く形成している。
この開閉装置3の収納部30は、額材cの上辺部c1の屋外側端部に接触するとともに開口部aの上縁a1に直接接触している(図6参照)。また、同開閉装置3の左右のガイドレール20は、それぞれ、額材cの左辺部c3と右辺部c4の屋外側端部に接触するとともに開口部aの左縁a3と右縁a4に直接接触している(図7参照)。
開閉装置3の下方側には、全閉時の開閉体10の下端を当接させるように枠部材60’が設けられる。この枠部材60’は、開閉体幅方向へ連続する縦断面矩形枠状に形成され、額材cの下辺部c2の屋外側端部に接触するとともに開口部aの下縁a2に直接接触している(図6参照)。
なお、図示例では、開閉装置3及び枠部材60’が額材cの屋外側端部に接触するとともに開口部a内縁に直接接触する構造としているが、他例としては、額材cに厚み方向の貫通孔を設け、該貫通孔に開閉装置3及び枠部材60’を挿通してこれら開閉装置3及び枠部材60’を開口部a内縁に直接接触させるようにしてもよい。
よって、図6及び図7の開閉装置3の設置構造によれば、万が一火災等により額材cが燃えた場合であっても、開閉装置3の耐火性部分が、耐火性を有する開口部aの内縁に対し接しているため、開閉装置3と開口部a内縁との間に炎や煙等が貫通するのを阻むことができる。
また、開閉装置3及び枠部材60’等を額材cに貫通させて開口部a内縁に接触させる構造であるため、開閉体10によって開閉される開口(換言すれば開閉体10の開閉ストローク)を比較的大きく確保することができる。
また、木材等の従来の額材を加工して上記額材cを構成したり、既設の額材を再加工して上記額材cを構成したり等することも可能である。
次に、図8及び図9に示す開閉装置4の設置構造について説明する。この設置構造は、上述した開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)に対し、上下の枠部材50,60を枠部材50”,60”に、左右の枠部材40,40を枠部材40”,40”にそれぞれ置換した構成とされる。開閉装置4は、上記開閉装置1と同構成である。
上側の枠部材50”は、開口部aの内縁に接触する額材51”を、露出しないように耐火性のカバー部材52”により覆うことで構成される。ここで、前記「露出しない」とは、額材51”が、枠内側、室内側(図8によれば建築物Aよりも右側)及び屋外側に露出しないことを意味する。
そして、枠部材50”の下端側の露出面(カバー部材52”の下面)には、収納部30が止着される。すなわち、開閉装置4の耐火性部分である収納部30は、カバー部材52”を介して開口部aの上縁a1に接触することになる。
額材51”は、例えば、木材や合成樹脂材料等から開閉体幅方向へ連続する断面矩形状に形成され、耐火性や難燃性を有さない従来構造の額材や、既設の額材を利用することが可能である。
カバー部材52”は、耐火性の材料(例えば、アルミニウム合金や、ステンレス、鉄等の金属材料)から形成され、開口部aに設置された状態の額材51”を露出させないように覆っている。このカバー部材52”は、図示例によれば、断面横向きL字状に形成されるとともに開閉体幅方向へ連続している。
このカバー部材52”は、図8に示すように、例えば、先に開口部aに固定された額材51”に対し、屋内側から被せるようにして装着される。なお、他例としては、予め額材51”とカバー部材52”を一体に構成し、これらを開口部aに装着するようにしてもよい。
そして、装着状態のカバー部材52”の下面には、収納部30上端が接触する。また、カバー部材52”の室内側(図8によれば右端側)の上端部は、屋外側(図8によれば左側)へ曲げられて建築物Aの内壁面(耐火構造)に接する。
枠部材60”は、図8に示すように、枠部材50”を上下対称にした構成とされ、枠部材50”と同様にして、開口部aの下縁a2に固定された額材61”と、該額材61”を露出しないように覆う断面横向きL字状のカバー部材62”とを有する。
カバー部材62”の上面には、全閉時の開閉体10の下端が接触し、同カバー部材62”の室内側の下端部は、屋外側へ曲げられて建築物Aの内壁面(耐火構造)に接する。
また、左右の枠部材40”,40”は、図9に示すように、それぞれ、枠部材50”又は枠部材60”を、開口部aの枠内側中心を軸にして角度90°回転させた構成とされ、枠部材50”又は枠部材60”と同様にして、開口部aの左縁a3又は右縁a4に固定された額材41”と、該額材41”を露出しないように覆う断面横向きL字状のカバー部材42”とを有する。
各枠部材40”の枠内側の側面には、ガイドレール20の背面部が接触し、各枠部材40”の室内側の枠外側端部は、屋外側へ曲げられて建築物Aの内壁面(耐火構造)に接する。
よって、図8及び図9に示す開閉装置4の設置構造によれば、火災時に開閉装置4と開口部a内縁との間に炎や煙等が通過するのを、耐火性のカバー部材42”,42”,52”,62”によって阻むことができる。
また、既設の額材41”,41”,51”,61”に対し、後付でカバー部材42”,42”,52”,62”を設置することも可能であり、施工性に優れている。
次に、図10及び図11に示す開閉装置5の設置構造について説明する。この設置構造は、上述した開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)に対し、窓サッシbの上枠部b11及び上側の枠部材50を枠部材71に置換し、窓サッシbの下枠部b12及び下側の枠部材60を枠部材72に置換し、窓サッシbの左側の左枠部b13及び左側の枠部材40を枠部材73に置換し、窓サッシbの右側の枠部材40を枠部材74に置換した構成とされる。開閉装置5は、上記開閉装置1と同構成である。
枠部材71は、開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)における窓サッシbの上枠部b11と上側の枠部材50とを一体にした形状を呈し、枠部材50に対応する形状の開閉装置側枠部71aと、上枠部b11に対応する形状の窓サッシ側枠部71bとを有する。開閉装置側枠部71aの上端面には、上縁a1に当接させるための複数のリブ71a1が設けられる。
枠部材72は、開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)における窓サッシbの下枠部b12と下側の枠部材60とを一体にした形状を呈し、枠部材60に対応する形状の開閉装置側枠部72aと、下枠部b12に対応する形状の窓サッシ側枠部72bとを有する。開閉装置側枠部72aの下端面には、下縁a2に当接させるための複数のリブ72a1が設けられる。
枠部材73は、開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)における窓サッシbの左枠部b13と左側の枠部材40とを一体にした形状を呈し、左側の枠部材40に対応する形状の開閉装置側枠部73aと、左枠部b13に対応する形状の窓サッシ側枠部73bとを有する。開閉装置側枠部73aの左端面には、左縁a3に当接させるための複数のリブ73a1が設けられる。
枠部材74は、開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)における窓サッシbの右枠部b14と右側の枠部材40とを一体にした形状を呈し、右側の枠部材40に対応する形状の開閉装置側枠部74aと、右枠部b14に対応する形状の窓サッシ側枠部74bとを有する。開閉装置側枠部74aの右端面には、右縁a4に当接させるための複数のリブ74a1が設けられる。
上記構成の枠部材71,72,73,74は、それぞれ、開口部aの内縁に固定され、これら全体でもって矩形枠状に構成される。
そして、上記構成の枠部材71,72,73,74内には、上述した開閉装置1の設置構造(図1及び図2参照)と略同様にして、開閉装置1と同構造の開閉装置5、及び窓部b2,b2が設置される。
よって、図10及び図11に示す開閉装置5の設置構造によれば、開閉装置5周囲の枠部材71,72,73,74の開口部a貫通方向の厚みを増加させるとともに、これら枠部材71,72,73,74と建築物A(耐火構造)との接触箇所を増やすことができ、ひいては、火災時に開閉装置5と開口部a内縁との火炎や煙等が通過するのを、枠部材71,72,73,74によって効果的に阻むことができる。
次に、図12及び図13に示す開閉装置6の設置構造について説明する。この設置構造は、上述した開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)に対し、窓サッシbの上枠部b11、上側の枠部材50及び収納部本体31を枠部材81に置換し、窓サッシbの下枠部b12及び下側の枠部材60を枠部材82に置換し、窓サッシbの左側の左枠部b13、左側の枠部材40及びガイドレール20を枠部材83に置換し、窓サッシbの右側の枠部材40及びガイドレール20を枠部材84に置換した構成とされる。
枠部材81は、開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)における窓サッシbの上枠部b11と上側の枠部材50と収納部本体31とを一体にした形状を呈し、収納部本体31に対応する形状の収納部本体81bと、該収納部本体81bに対し内部で連通するとともに該収納部本体81bよりも開閉体厚さ方向へ大きく形成されて上縁a1に接触する開閉装置側枠部81aと、上枠部b11に対応する形状の窓サッシ側枠部81cとを有する。開閉装置側枠部81aの上端面には、上縁a1に当接させるための複数のリブ81a1が設けられる。収納部本体81bには、着脱可能な蓋部81b2が設けられる。
そして、この枠部材81は、上記収納部30と同様にして収納部本体81b内に巻取体32を具備し、この巻取体32によって開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする。
枠部材82は、図10に示す上記開閉装置5の設置構造の枠部材72と略同構成であり、枠部材60に対応する形状の開閉装置側枠部82aと、下枠部b12に対応する形状の窓サッシ側枠部82bとを有する。開閉装置側枠部82aの下端面には、下縁a2に当接させるための複数のリブ82a1が設けられる。
そして、この枠部材82は、開閉体10が全閉した際に、該開閉体10の閉鎖方向端部を当接させる着座対象部位pとして機能する。
枠部材83は、開閉装置1の設置構造(図1〜図3参照)における窓サッシbの左枠部b13と左側の枠部材40とガイドレール20とを一体にした形状を呈し、ガイドレール20に対応する形状のガイドレール本体83cと、該ガイドレール本体83cよりも開閉体厚さ方向へ大きく形成されるとともに左縁a3に接触する開閉装置側枠部83aと、左枠部b13に対応する形状の窓サッシ側枠部83bとを有する。開閉装置側枠部83aの左端面には、左縁a3に当接させるための複数のリブ83a1が設けられる。
そして、この枠部材83は、ガイドレール本体83cによって開閉体10の幅方向端部を囲み上下方向へ案内する。
枠部材84は、枠部材83と左右対称に構成され、ガイドレール20に対応する形状のガイドレール本体84cと、該ガイドレール本体84cよりも開閉体厚さ方向へ大きく形成されるとともに右縁a4に接触する開閉装置側枠部84aと、右枠部b14に対応する形状の窓サッシ側枠部84bとを有する。開閉装置側枠部84aの右端面には、右縁a4に当接させるための複数のリブ84a1が設けられる。
そして、この枠部材84は、ガイドレール本体84cいよって開閉体10の幅方向端部を囲み上下方向へ案内する。
上記構成の枠部材81,82,83,84は、それぞれ、開口部aの内縁に固定され、これら全体でもって矩形枠状に構成される。そして、これら枠部材81,82,83,84の枠内には、その屋外側にサッシ枠b1,b2が構成され、屋内側(図示の右側)には開閉装置6が構成される。
よって、図12及び図13に示す開閉装置6の設置構造によれば、開閉体厚さ方向の幅が比較的大きい耐火性の枠部材81,82,83,84を有するため、開閉装置6と開口部a内縁との間に火炎や煙が通過するのを効果的に阻むことができる上、収納部本体81bから開閉装置側枠部81aに連通する比較的広い内部空間を利用して巻取体32及び該巻取体32に巻かれた開閉体10を収納することができる。また、枠部材81,82,83,84を開口部a内に設置する際に、別体の枠材等を介在しなくてもよいため、その設置作業性を向上することができる。
なお、上記態様によれば、開閉体10を可撓性の本体シート部11から構成したが、開閉体10の他例としては、複数のスラットや、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ配設してなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等としてもよい。
また、上記態様によれば、開閉体10を手動で開閉する構成としたが、他例としては、巻取体32を駆動回転する開閉機(具体的には電動モータ等)を備え、該開閉機によって巻取体32を回転させることで開閉体10を開閉動作する構成とすることも可能である。
また、上記態様によれば、開閉体10を手動で全閉することにより、開閉装置1,2,3,4,5、6が、防火設備又は特定防火設備として機能するようにしたが、他例としては、火災があった際に自動で開閉体10が全閉し、防火設備又は特定防火設備として機能するようにしてもよい。この場合、開閉体10を自動的に閉鎖する構造は、火災信号によって開閉体10を自重降下させる構成や、火災信号によって上記開閉機を閉鎖方向へ動作させる構成等とすればよい。
また、上記態様では、開閉装置1,2,3,4,5,6を、上記法令等で規定される防火設備として構成したが、他例としては、これら開閉装置を、上記法令等で規定される特定防火設備として構成することも可能である。
また、上記態様では、開閉体10をその上方側で巻き取って収納する構成としたが、他例としては、開閉体10を横幅方向の一方側で巻き取ったり繰り出したりして横方向へ開閉動作する構成や、開閉体10を巻き取らずに収納する構成等とすることも可能である。
また、上記した好ましい態様では、開閉装置1,2,3,4,5又は6の耐火性部分を耐火構造の建築物Aの開口部a内縁に対し全周にわたって連続するように接触させたが、他例としては、開閉装置1,2,3,4,5又は6の耐火性部分を、建築物Aの開口部a内縁に対し、その周方向の大部分で接触させるが、一部分では接触しない態様とすることも可能である。
1,2,3,4,5,6:開閉装置
10:開閉体
20:ガイドレール
21’,84c,83c:ガイドレール本体
22’,33’:枠部
30,30’:収納部
31:収納部本体
32:巻取体
40,40”:枠部材
41”,51”,61”:額材
42”,52”,62”:カバー部材
20’,50,50”,60,60’,60”,71,72,73,74,81,82,83,84:枠部材
81a:開閉装置側枠部
81b:収納部本体
A:建築物
a:開口部
b:窓サッシ
b1:サッシ枠
b2:窓部
c:額材

Claims (11)

  1. 空間を仕切ったり開放したりして開閉動作する開閉体と、該開閉体を幅方向の両端側で開閉方向へ案内するガイドレールと、該開閉体をその開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部とを具備して、耐火性を有する防火設備又は特定防火設備としての開閉装置を構成し、この開閉装置の耐火性部分を、耐火構造の建築物の開口部内縁に対し接触させるようにしたことを特徴とする開閉装置の設置構造。
  2. 前記耐火性部分を、耐火構造の建築物の開口部内縁に対し全周にわたって接触させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置の設置構造。
  3. 前記開口部が上縁、下縁、左縁及び右縁からなる矩形状に構成され、前記収納部を上縁に接触させ、左右の前記ガイドレールをそれぞれ左縁と右縁に接触させ、全閉状態の前記開閉体の閉鎖方向端部を下縁に接触させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置の設置構造。
  4. 前記収納部と前記上縁の間と、左側の前記ガイドレールと前記左縁の間、右側の前記ガイドレールの前記右縁の間、全閉状態の前記開閉体の閉鎖方向端部と前記下縁の間のうち、少なくとも一つの間に、耐火性を有する枠部材を設け、前記耐火性部分が前記枠部材を介して前記開口部内縁に接触するようにしたことを特徴請求項3記載の開閉装置の設置構造。
  5. 前記収納部を前記上縁に直接接触させ、左右の前記ガイドレールをそれぞれ前記左縁と前記右縁に直接接触させ、全閉状態の前記開閉体の閉鎖方向端部と前記下縁の間には耐火性を有する枠部材を設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の開閉装置の設置構造。
  6. 前記収納部は、前記開閉体を収納する耐火性の収納部本体と、該収納部本体に対し内部で連通するとともに該収納部本体よりも開閉体厚さ方向へ大きく形成されて前記上縁に接触する耐火性の枠部とを有することを特徴とする請求項3乃至5何れか1項記載の開閉装置の設置構造。
  7. 前記ガイドレールは、前記開閉体の幅方向端部を囲んで開閉方向へ案内するガイドレール本体と、該ガイドレール本体よりも開閉体厚さ方向へ大きく形成されるとともに前記左縁又は前記右縁に接触する枠部とから一体に構成されていることを特徴とする請求項3乃至6何れか1項記載の開閉装置の設置構造。
  8. 前記開口部内縁に、矩形枠状の額材が設けられ、
    前記収納部は前記額材の上辺部に貫通して前記上縁に接触し、左右の前記ガイドレールはそれぞれ前記額材の左辺部と右辺部に貫通して前記左縁と前記右縁に接触し、前記枠部材は前記額材の下辺部に貫通して前記下縁に接触していることを特徴とする請求項5乃至7何れか1項記載の開閉装置の設置構造。
  9. 前記枠部材は、前記開口部内縁に接触する額材を、露出しないように耐火性のカバー部材により覆うことで構成され、
    前記開閉装置の前記耐火性部分は、前記カバー部材を介して前記開口部内縁に接触することを特徴とする請求項7又は8記載の開閉装置の設置構造。
  10. 前記開口部にサッシ枠と該枠内で開閉する窓部とを具備し、
    少なくとも前記収納部及び/又は前記ガイドレールを、前記サッシ枠と一体に構成したことを特徴とする請求項1乃至9何れか1項記載の開閉装置の設置構造。
  11. 前記開閉体の閉鎖方向端部と、該閉鎖方向端部によって全閉時に当接される着座対象部位とを、磁石の吸引力によって吸着するようにしたことを特徴とする請求項1乃至10何れか1項記載の開閉装置の設置構造。
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