JP7010766B2 - 窓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、窓装置に関する。
従来、建物の開口部に設けられている窓装置を対象とした技術であって、建物の屋内側又は屋外側に窓装置を介して火災の炎が侵入することを防止するための技術の一つとして、窓装置を構成する枠体の下枠や障子の下框の各々に形成された取付部材に熱膨張耐火部材を取り付ける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-42799号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、上述したように、枠体及び障子の各々に取付部材を形成する必要があるので、例えば、取付部材によって枠体及び障子の構造が複雑化することにより、窓装置の製造性を低下させるおそれがあることから、窓装置の防火性及び製造性の観点からは改善の余地があった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、防火性を向上させながら、製造性を維持することが可能になる、窓装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の窓装置は、建物の開口部に設けられた窓装置であり、前記開口部の周縁に設けられた枠体と、前記開口部を開閉する開閉体と、当該窓装置を構成する操作手段を介して所定操作が行われることで前記開閉体を開閉させるための開閉機構と、を備えた窓装置であって、前記開閉機構は、前記開閉体に対して略平行に設けられた長尺なシャフト部であって、当該シャフト部が前記操作手段の操作に伴って当該シャフト部を回転軸として回動可能となるように前記枠体に対して支持されたシャフト部と、相互に間隔を隔てて設けられ、且つ前記シャフト部と前記開閉体とにそれぞれ接続された一対の作動部であって、前記シャフト部の回動に伴って当該一対の作動部の各々が作動することにより前記開閉体を開閉させる一対の作動部と、を備え、前記シャフト部に設けられた熱膨張耐火部材であって、前記開閉体によって前記開口部を全閉した全閉状態において当該窓装置の周辺で火災が発生した場合に、当該熱膨張耐火部材が前記火災の熱で膨張することにより、当該窓装置に形成される経路であって当該窓装置の見込方向の一方から他方に向けて前記火災の熱又は火炎が流れ込む可能性がある経路を塞ぐための熱膨張耐火部材を備えた。
請求項2に記載の窓装置は、請求項1に記載の窓装置において、前記シャフト部を、前記枠体を構成する枠材のうち戸先側に位置する戸先側枠材又はその近傍において当該戸先側枠材と略平行となるように配置した。
請求項3に記載の窓装置は、請求項1又は2に記載の窓装置において、前記全閉状態において、前記熱膨張耐火部材が前記開閉体と対向し、且つ前記開閉体に対して略平行となるように、前記熱膨張耐火部材を構成した。
請求項4に記載の窓装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の窓装置において、前記シャフト部を、前記枠体を構成する枠材のうち戸先側に位置する戸先側枠材又はその近傍であり、且つ当該戸先側枠材の側部のうち前記建物の躯体側の側部よりも戸尻側において当該戸先側枠材と略平行となるように配置し、前記開閉体によって前記開口部を全開した全開状態において、前記熱膨張耐火部材の少なくとも一部が前記戸先側枠材の前記躯体側の側部と対向するように、前記戸先側枠材及び前記熱膨張耐火部材を構成した。
請求項1に記載の窓装置によれば、シャフト部に設けられた熱膨張耐火部材であって、全閉状態において窓装置の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材が火災の熱で膨張することにより、窓装置に形成される経路であって窓装置の見込方向の一方から他方に向けて火災の熱又は火炎が流れ込む可能性がある経路を塞ぐための熱膨張耐火部材を備えたので、全閉状態において窓装置の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材によって上記経路を塞ぐことができる。また、熱膨張耐火部材をシャフト部に設けるので、従来技術(熱膨張耐火部材を取り付ける取付部材を枠体又は開閉体に設ける技術)に比べて、取付部材を別途設ける必要がなくなる。よって、枠体又は開閉体の構造が複雑化することを回避でき、窓装置の製造性を維持することが可能となる。
請求項2に記載の窓装置によれば、シャフト部を、戸先側枠材又はその近傍において当該戸先側枠材と略平行となるように配置したので、少なくとも戸先側枠材の近傍に形成される上記経路を効果的に塞ぐことができ、窓装置の防火性を一層向上させることが可能となる。
請求項3に記載の窓装置によれば、全閉状態において、熱膨張耐火部材が開閉体と対向し、且つ開閉体に対して略平行となるように、熱膨張耐火部材を構成したので、例えば、熱膨張耐火部材を開閉体と対向しない位置に設けた場合に比べて、全閉状態において窓装置の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材によって開閉体側に形成される上記経路を効果的に塞ぐことができ、窓装置の防火性をさらに一層向上させることが可能となる。
請求項4に記載の窓装置によれば、全開状態において、熱膨張耐火部材の少なくとも一部が戸先側枠材の躯体側の側部と対向するように、戸先側枠材及び熱膨張耐火部材を構成したので、全開状態において熱膨張耐火部材の少なくとも一部が外部から露出することを抑制でき、窓装置の意匠性を維持しやすくなる。
本発明の実施の形態に係る窓装置であって、全閉状態を示す正面図である(一部図示省略)。 開閉体及び仕切体を取り外した状態の窓装置を示す正面図である(一部図示省略)。 図1のA-A矢視断面図である(一部図示省略)。 図3の戸先側の領域の拡大図である。 図1のB-B矢視断面図である(一部図示省略)。 図1のC-C矢視断面図であって、シャフト部の正面図を含む図である(一部図示省略)。 半開状態を示す図であって、図6に対応する領域を示す図である(一部図示省略)。 全開状態を示す図であって、図6に対応する領域を示す図である(一部図示省略)。 撓み抑制部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る窓装置の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部に設けられた窓装置に関するものである。
ここで、「建物」とは、その具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、戸建て住宅、アパートやマンションの如き集合住宅、オフィスビル、商業施設、及び公共施設等を含む概念である。また、「建物の開口部」とは、建物の躯体の一部分(例えば、壁、床、天井等)において出入口や窓を設置するために形成された開口部である。また、「窓装置」は、開口部に設置される構造体であって、開口部を開閉可能に仕切るための構造体を意味する。また、窓装置の開閉構造は任意であり、例えば、横滑り出し窓や縦滑り出し窓として構成することができる。また「窓装置を構成する開閉体の状態」とは、例えば、開閉体によって開口部を全閉した「全閉状態」と、開閉体によって開口部を全開した「全開状態」と、開口部の一部を開いて開口部の他の一部を閉じている「半開状態」とを含む概念である。以下、実施の形態では、窓装置が、集合住宅の如き建物の外壁に設けられた横滑り出し窓である場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
最初に、実施の形態に係る窓装置の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を窓装置の左右方向(-X方向を窓装置の左方向、+X方向を窓装置の右方向)、図3のY方向を窓装置の前後方向(+Y方向を窓装置の前方向(建物の屋外側の方向)、-Y方向を窓装置の後方向(建物の屋内側の方向))、図1のZ方向を窓装置の上下方向(+Z方向を窓装置の上方向、-Z方向を窓装置の下方向)と称する。図1から図5に示すように、この窓装置1は、建物の躯体2(具体的には、建物の屋外側に位置する壁部)に形成された開口部3に設けられたものであり、概略的に、第1枠体10、第2枠体20、開閉体30、仕切体40、及び開閉機構50を備えている。ただし、窓装置1に関する特記しない構成については、従来と同様であるものとして説明を省略する。なお、窓装置1を構成する各種部材同士の取付方法(又は接続方法)については任意であるが、例えば、取付側の部材又は取付相手側の部材に形成された取付孔(例えば、リベット孔、ネジ孔、ビス孔等)を介して、取付側の部材を取付相手側の部材に対して固定具(例えば、リベット、取付ネジ、ビス等)、溶接、接着剤、両面テープ等によって取り付ける(又は接続する)方法が採用されている。
(構成-第1枠体)
まず、第1枠体10の構成について説明する。この第1枠体10は、開口部3の周縁に設けられる枠体であり、図1から図5に示すように、左右一対の第1縦枠材11、12、上下一対の第1横枠材13、14、及び水切り板15を備えている。このうち、第1縦枠材11、12及び第1横枠材13、14は、例えばアルミニウム製の長尺状体にて形成されており、それぞれ開口部3の周縁における躯体2(例えば、躯体2を構成する鉄骨2a等)に公知の方法で直接的又は間接的に固定され、相互に組み合わせられることで全体として正面矩形環状の枠を構成する。また、水切り板15は、当該水切り板15の上面に溜まった雨水等を建物の屋外側に向けて排水可能とする枠材である。この水切り板15は、例えばアルミニウム製の長尺状体であって、建物の屋内側から屋外側に向かうにつれて下方に傾斜する上面を有する長尺状体にて形成されており、図3に示すように、第1横枠材よりも下方側において、水切り板15の長手方向が左右方向に略沿うように設けられ、第1縦枠材11、12及び第1横枠材14に対して固定具又は嵌合構造等によって固定されている。また、図5に示すように、水切り板15の左右方向の両端部には、各端部を覆うための鋼製(具体的には、ステンレス製)のキャップ部15aが設けられている。
なお、以下では、必要に応じて、左右一対の第1縦枠材11、12のうち、図1の左側に位置する第1縦枠材11を「左側第1縦枠材11」と称し、図1の右側に位置する第1縦枠材12を「右側第1縦枠材12」と称する。また、上下一対の第1横枠材13、14のうち、戸尻側(図1では、上側)に位置する第1横枠材13を「戸尻側第1横枠材13」と称し、戸先側(図1では、下側)に位置する第1横枠材14を「戸先側第1横枠材14」と称する。なお、上述した「第1枠体10」は、特許請求の範囲における「枠体」に対応すると共に、上述した「戸先側第1横枠材14」は、特許請求の範囲における「戸先側枠材」に対応する。また、戸先側第1横枠材14の構成の詳細については、後述する。
(構成-第1枠体-その他の構成)
また、図3、図5に示すように、第1枠体10には、第1枠体側止水部材16a、第1枠体側止水部材16b、第1枠体側止水部材16c、及び第1枠体側止水部材16dが設けられていると共に、第1枠体側気密部材17a、第1枠体側気密部材17b、及び第1枠体側気密部材17cが設けられている。
このうち、第1枠体側止水部材16aは、左側第1縦枠材11及び水切り板15の左側部の各々と躯体2との相互間の隙間から水が浸入することを防止するための止水手段である。この第1枠体側止水部材16aは、図5に示すように、上記隙間に設けられており、水密材16e(例えば、公知の水密材)と、水密材16eよりも建物の屋外側に位置するコーキング材16f(例えば、公知のコーキング材)とを備えている(なお、第1枠体側止水部材16bの構成、第1枠体側止水部材16cの構成、及び第1枠体側止水部材16dの構成についても略同様とする)。また、第1枠体側止水部材16bは、右側第1縦枠材12及び水切り板15の右側部の各々と躯体2との相互間の隙間から水が浸入することを防止するための止水手段であり、図5に示すように、上記隙間に設けられており、水密材16e及びコーキング材16fを備えている。また、第1枠体側止水部材16cは、戸尻側第1横枠材13と躯体2との相互間の隙間から水が浸入することを防止するための止水手段である。この第1枠体側止水部材16cは、図3に示すように、上記隙間に設けられており、水密材16e(例えば、公知の水密材)と、水密材16eよりも開口部3の内側(図3では、下方側)に位置するコーキング材16f(例えば、公知のコーキング材)とを備えている。また、第1枠体側止水部材16dは、水切り板15の下側側部と躯体2との相互間の隙間から水が浸入することを防止するための止水手段であり、図3に示すように、上記隙間に設けられており、水密材16e及びコーキング材16fを備えている。
また、第1枠体側気密部材17aは、左側第1縦枠材11と後述の左側第1縦框材31aとの相互間の気密性を高めるためのものであり、例えば公知の気密材を用いて構成されており(なお、他の気密部材についても同様とする)、図5に示すように、上記相互間において全閉状態で後述の左側第1縦框材31aと当接可能な位置に設けられている。第1枠体側気密部材17bは、右側第1縦枠材12と後述の右側第1縦框材31bとの相互間の気密性を高めるためのものであり、図5に示すように、上記相互間において全閉状態で後述の右側第1縦框材31bと当接可能な位置に設けられている。第1枠体側気密部材17cは、戸尻側第1横枠材13と後述の戸尻側第1横框材31cとの相互間の気密性を高めるためのものであり、図3に示すように、上記相互間において全閉状態で後述の戸尻側第1横框材31cと当接可能な位置に設けられている。
(構成-第2枠体)
図2に戻り、次に、第2枠体20の構成について説明する。この第2枠体20は、第1枠体10の内周縁に設けられる枠体であり、図2、図3、図5に示すように、開閉体30よりも建物の屋内側に設けられ、左右一対の第2縦枠材21、22及び上下一対の第2横枠材23、24を備えている。これら第2縦枠材21、22及び第2横枠材23、24は、例えば樹脂製の長尺状体にて形成されており、それぞれ第1枠体10等に公知の方法で直接的又は間接的に固定され、相互に組み合わせられることで全体として正面矩形環状の枠を構成する。なお、以下では、必要に応じて、左右一対の第2縦枠材21、22のうち、図2の左側に位置する第2縦枠材21を「左側第2縦枠材21」と称し、図2の右側に位置する第2縦枠材22を「右側第2縦枠材22」と称する。また、上下一対の第2横枠材23、24のうち、左右一対の第2縦枠材21、22の各々の上端部と接続された第2横枠材23を「上側第2横枠材23」と称し、左右一対の第2縦枠材21、22の各々の下端部と接続された第2横枠材24を「下側第2横枠材24」と称する。
(構成-第2枠体-その他の構成)
また、図3、図5に示すように、第2枠体20には、第2枠体側気密部材25a、第2枠体側気密部材25b、第2枠体側気密部材25c、及び第2枠体側気密部材25dが設けられている。このうち、第2枠体側気密部材25aは、左側第2縦框材41aと後述の左側第1縦框材31aとの相互間の気密性を高めるためのものであり、図5に示すように、上記相互間において全閉状態で後述の左側第1縦框材31aと当接可能な位置に設けられている。第2枠体側気密部材25bは、右側第2縦框材41bと後述の右側第1縦框材31bとの相互間の気密性を高めるためのものであり、図5に示すように、上記相互間において全閉状態で後述の右側第1縦框材31bと当接可能な位置に設けられている。第2枠体側気密部材25cは、上側第2横框材41cと後述の戸尻側第1横框材31cとの相互間の気密性を高めるためのものであり、図3に示すように、上記相互間において全閉状態で後述の戸尻側第1横框材31cと当接可能な位置に設けられている。第2枠体側気密部材25dは、下側第2横框材41dと後述の戸先側第1横框材31dとの相互間の気密性を高めるためのものであり、図3に示すように、上記相互間において全閉状態で後述の戸先側第1横框材31dと当接可能な位置に設けられている。
(構成-開閉体)
図1に戻り、次に、開閉体30の構成について説明する。開閉体30は、開口部3を開閉するためのものである。この開閉体30は、例えば公知の防火仕様の開閉体を用いて構成され、図1、図3、図5に示すように、第1枠体10内に収容可能な位置に設けられており、開閉体枠31及び開閉体本体32を備えている。
(構成-開閉体-開閉体枠)
開閉体枠31は、開閉体30の剛性を主として担うものである。この開閉体枠31は、複数のアルミニウム製の框材(一例として、断面形状が略コ字状である長尺な框材)を組み合わせることによって、正面形状が矩形環状となるように形成されており、具体的には、図1に示すように、左右一対の第1縦框材31a、31b及び上下一対の第1横框材31c、31dから構成されている。このうち、左右一対の第1縦框材31a、31bは、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成されており、上下方向に略沿うように配置されている。また、上下一対の第1横框材31c、31dは、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成されており、左右方向に略沿うように配置されている。なお、以下では、必要に応じて、左右一対の第1縦框材31a、31bのうち、図1の左側に位置する第1縦框材31aを「左側第1縦框材31a」と称し、図1の右側に位置する第1縦框材31bを「右側第1縦框材31b」と称する。また、上下一対の第1横框材31c、31dのうち、戸尻側(図1では、上側)に位置する第1横框材31cを「戸尻側第1横框材31c」と称し、戸先側(図1では、下側)に位置する第1横框材31dを「戸先側第1横框材31d」と称する。
(構成-開閉体-開閉体本体)
開閉体本体32は、開閉体30の基本構造体である。この開閉体本体32は、例えば公知の窓用のガラスパネル(一例として、矩形状の防火用のガラスパネル等)を用いて構成されており、図1、図3、図5に示すように、開閉体枠31によって開閉体本体32の周囲全体が囲繞されるように配置されており、開閉体枠31に対して開閉可能に設けられている。
(構成-仕切体)
図3に戻り、次に、仕切体40の構成について説明する。仕切体40は、開閉体30よりも建物の屋内側において開口部3を仕切るものである。この仕切体40は、例えば公知の固定式の網戸を用いて構成され、図3、図5に示すように、第2枠体20内に収容されており、仕切体枠41及び仕切体本体42を備えている。
(構成-仕切体-仕切体枠)
仕切体枠41は、複数の樹脂製の框材(一例として、長尺な框材)を組み合わせることによって、正面形状が矩形環状となるように形成されており、具体的には、図3、図5に示すように、左右一対の第2縦框材41a、41b及び上下一対の第2横框材41c、41dから構成されている。このうち、左右一対の第2縦框材41a、41bは、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成されており、上下方向に略沿うように配置されている。また、上下一対の第2横框材41c、41dは、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成されており、左右方向に略沿うように配置されている。なお、以下では、必要に応じて、左右一対の第2縦框材41a、41bのうち、図5の左側に位置する第2縦框材41aを「左側第2縦框材41a」と称し、図5の右側に位置する第2縦框材41bを「右側第2縦框材41b」と称する。また、上下一対の第2横框材41c、41dのうち、左右一対の第2縦框材41a、41bの各々の上端部と接続された第2横框材41cを「上側第2横框材41c」と称し、左右一対の第2縦框材41a、41bの各々の下端部と接続された第2横框材41dを「下側第2横框材41d」と称する。
(構成-仕切体-仕切体本体)
仕切体本体42は、仕切体40の基本構造体である。この仕切体本体42は、例えば公知の網戸用の網パネル(一例として、樹脂製の矩形状の網体等)を用いて構成されており、図3、図5に示すように、仕切体枠41によって仕切体本体42の周囲全体が囲繞されるように配置されており、仕切体枠41に対して固定具等によって固定されている。
(構成-開閉機構)
図2に戻り、次に、開閉機構50の構成について説明する。開閉機構50は、後述する操作部51を介して所定操作が行われることで開閉体30を開閉させるためのものである。この開閉機構50は、例えば公知の横滑り出し窓用の開閉機構を用いて構成されており、図2から図6に示すように、操作部51、シャフト部52、及び一対の作動部53を備えている。
(構成-開閉機構-操作部)
操作部51は、開閉体30の開閉に関する操作入力を受け付けるための操作手段である。この操作部51は、例えば公知の開閉機構用の操作手段(一例として、回転式の操作ハンドル)を用いて構成されており、図5に示すように、右側第1縦枠材12の建物の屋内側の側部(具体的には、当該側部の下方部分)に設けられており、右側第1縦枠材12に対して固定具等によって固定されている。
(構成-開閉機構-シャフト部)
シャフト部52は、当該シャフト部52が操作部51の操作に伴って当該シャフト部52(具体的には、シャフト部52の長軸)を回転軸として回動可能となるように第1枠体10に対して支持されたものである。このシャフト部52は、例えば公知の開閉機構用の長尺なシャフト部材(一例として、アルミニウム製のシャフト部材)を用いて構成されており、シャフト部52の長手方向が開閉体30に対して略平行に設けられている。具体的には、図2から図4に示すように、後述する戸先側第1横枠材14の横枠材本体14aの内部において(すなわち、横枠材本体14aの側部のうち躯体2側の側部14d(以下、「躯体側側部14d」と称する)よりも戸尻側において)、当該戸先側第1横枠材14と略平行となるように配置され、左側第1縦枠材11及び右側第1縦枠材12に対して固定具等によって回動可能に固定されている。
(構成-開閉機構-作動部)
一対の作動部53は、シャフト部52の回動に伴って当該一対の作動部53の各々が作動することにより開閉体30を開閉させるためのものである。これら一対の作動部53は、例えば公知の開閉機構用の作動部材(一例として、鋼製の作動部材)を用いて構成されており(具体的には、一対の作動部53は左右対称の構造として構成されている)、図5、図6に示すように、相互に間隔を隔てて設けられ(具体的には、一対の作動部53の一方がシャフト部52の左端部側に設けられ、一対の作動部53の他方がシャフト部52の右端部側に設けられる)、且つシャフト部52と開閉体30とにそれぞれ接続されている。また、一対の作動部53の具体的な構成については任意であるが、例えば、図6から図8に示すように、左側第1縦枠材11(又は右側第1縦枠材12)において上下方向に向けて移動可能に設けられた桿部55と、桿部55の下方部分に回動自在に接続されたリンク部56と、リンク部56の下端部に回動自在に接続され、且つシャフト部52に接続された第1アーム部57とを備えている。さらに、左側第1縦框材31a(又は右側第1縦框材31b)に対して接続され、且つ左側第1縦枠材11(又は右側第1縦枠材12)に対して回動自在に接続された第2アーム部58と、左側第1縦枠材11(又は右側第1縦枠材12)に設けられたガイド部59であって当該ガイド部59のガイド孔59aに挿通された回動軸部59bを介して左側第1縦框材31a(又は右側第1縦框材31b)及び桿部55の上端に接続されたガイド部59とを備えている。
このような開閉機構50の構成により、例えば、図6の全閉状態において操作部51を介して開放操作が行われると、当該操作によるシャフト部52の回動に伴って一対の作動部53が作動すること(具体的には、第1アーム部57が建物の屋外側に向けて回動し、桿部55が下方に向けて移動する等)で開閉体30が開放されることから、図7の半開状態にすることができる。そしてさらに、操作部51を介して開放操作が行われると、当該操作によるシャフト部52の回動に伴って上記一対の作動部53の作動により開閉体30がさらに開放されるため、図8の全開状態にすることができる。また、図8の全開状態において操作部51を介して閉鎖操作が行われると、当該操作によるシャフト部52の回動に伴って一対の作動部53が作動すること(具体的には、第1アーム部57が建物の屋内側に向けて回動し、桿部55が上方に向けて移動する等)で開閉体30が閉鎖されることから、図7の半開状態にすることができる。そしてさらに、操作部51を介して閉鎖操作が行われると、当該操作によるシャフト部52の回動に伴って上記一対の作動部53の作動により開閉体30がさらに閉鎖されるため、図6の全閉状態にすることができる。
(構成-戸先側第1横枠材の構成の詳細)
図4に戻り、次に、戸先側第1横枠材14の構成の詳細について説明する。ただし、この戸先側第1横枠材14は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態では、図4に示すように、戸先側第1横枠材14は、横枠材本体14a、第1接続部14b、及び第2接続部14cを備えている。
このうち、横枠材本体14aは、戸先側第1横枠材14の基本構造体である。この横枠材本体14aは、図4に示すように、Y-Z平面に沿った断面形状が建物の屋外側に向けて開放された略コ字状となるように形成された中空状体であり、開口部3の左右方向の略全長にわたって形成されている。また、横枠材本体14aの具体的な大きさについては任意であるが、実施の形態では、横枠材本体14aの内部にシャフト部52を収容可能な大きさに設定しており、具体的には、図4に示すように、横枠材本体14aのY-Z平面に沿った断面形状の大きさを、シャフト部52のY-Z平面に沿った断面形状よりも大きく設定している。なお、実施の形態では、図4に示すように、全閉状態では戸先側第1横框材31dの下端に設けられたカバー部31eによって横枠材本体14aが覆われるので、全閉状態において建物の屋外側(窓装置1の正面側)から見て横枠材本体14a及びシャフト部52が露出することを抑制できる。
第1接続部14bは、横枠材本体14aと躯体2とを接続するための接続部である。この第1接続部14bは、開口部3の左右方向の略全長にわたって形成された板状体であり、図4に示すように、横枠材本体14aの躯体側側部14dの下面に設けられ、接続部材14eを介して躯体2の鉄骨2aに対して固定具等によって接続されている。
第2接続部14cは、横枠材本体14aと水切り板15とを接続するための接続部である。この第1接続部14bは、開口部3の左右方向の略全長にわたって形成された中空状体であり、図4に示すように、横枠材本体14aの躯体側側部14dの下面において第1接続部14bよりも建物の屋外側に設けられ、水切り板15に対して固定具等によって接続されている。
(構成-窓装置の防火構造)
図2に戻り、次に、窓装置1の防火構造について説明する。この窓装置1は、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、窓装置1の見込方向(前後方向)の一方から他方に向けて当該火災の延焼を防止するための防火構造を備えており、この防火構造は、第1防火構造及び第2防火構造を備えている。以下では、これら第1防火構造及び第2防火構造について順次説明する。
(構成-窓装置の防火構造-第1防火構造)
まず、第1防火構造について説明する。第1防火構造は、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、窓装置1に形成される火災経路を塞ぐことにより、当該火災の延焼を防止するための防火構造である。ここで、「火災経路」とは、窓装置1の見込方向の一方から他方に向けて窓装置1の周辺で発生した火災の熱又は火炎が流れ込む可能性がある経路であり、例えば、開閉体30と第1枠体10との相互間の隙間からなる経路、シャフト部52と開閉体30又は第1枠体10との相互間の隙間からなる経路等を含む概念である。また、この第1防火構造の特徴については、実施の形態では、以下に示す通りとなる。
(構成-窓装置の防火構造-第1防火構造-第1の特徴)
まず、第1防火構造の第1の特徴については、図2から図4に示すように、シャフト部52に熱膨張耐火部材60が設けられている。
ここで、熱膨張耐火部材60は、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、当該熱膨張耐火部材60が当該火災の熱で膨張することにより、火災経路を塞ぐためのものである。この熱膨張耐火部材60は、例えば所定温度(具体的には、150℃~250℃の温度)で加熱されることで発泡する公知の熱膨張耐火部材(一例として、フィブロック(登録商標)等)を用いて構成されている。また、図2から図4に示すように、この熱膨張耐火部材60は、シャフト部52の外縁部分に配置されており、シャフト部52に対して両面テープ、接着剤、又はビス等によって固定されている。なお、実施の形態では、熱膨張耐火部材60をシャフト部52に対して取り付けやすくするために、図4に示すように、シャフト部52の外縁部分のうち熱膨張耐火部材60が取り付けられる部分が略平坦状に形成されている。ただし、これに限らず、例えば、上記熱膨張耐火部材60が取り付けられる部分が非平坦状に形成されてもよい。
また、熱膨張耐火部材60の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、火災経路のうち少なくとも戸先側第1横枠材14の近傍に形成される火災経路(特に、火災時において戸先側第1横枠材14の左右方向の中央部が撓むことで形成される火災経路)を塞ぐことができるように構成している。例えば、熱膨張耐火部材60の形状については、長方形状に設定している。また、熱膨張耐火部材60の長手方向の長さ(図2では、左右方向の長さ)については、シャフト部52の左右方向の長さよりも短く(又は略同一)に設定している。また、熱膨張耐火部材60の短手方向の長さ(図4では、上下方向の長さ)については、シャフト部52の上下方向の長さの半分程度に設定している。また、熱膨張耐火部材60の厚さについては、火災経路の大きさ等に応じて異なり得ることから、実験結果等に基づいて設定している。ただし、これに限らず、例えば、上述した熱膨張耐火部材60の大きさよりも大きく設定することにより、戸先側第1横枠材14の近傍に形成される火災経路に加えて、他の火災経路(例えば、左側第1縦枠材11又は右側第1縦枠材12の近傍に形成される火災経路等)を塞ぐことができるように設定してもよい。また、熱膨張耐火部材60の設置方法については、少なくとも戸先側第1横枠材14の左右方向の中央部に位置するように設置しており、一例として、図2に示すように、熱膨張耐火部材60の左右方向の中央部と戸先側第1横枠材14の左右方向の中央部とが一致するように設置している。
このような第1の特徴により、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材60によって火災経路を塞ぐことができる。特に、シャフト部52を、戸先側第1横枠材14又はその近傍において当該戸先側第1横枠材14と略平行となるように配置したので、少なくとも戸先側第1横枠材14の近傍に形成される火災経路を効果的に塞ぐことが可能になる。よって、火災経路を介して火炎又は火災の熱が窓装置1の見込方向の一方から他方に向けて流れ込むことを抑制することができ、防火性を向上させることが可能となる。また、熱膨張耐火部材60をシャフト部52に設けるので、従来技術(熱膨張耐火部材を取り付ける取付部材を枠体又は開閉体に設ける技術)に比べて、取付部材を別途設ける必要がなくなる。よって、第1枠体10又は開閉体30の構造が複雑化することを回避でき、窓装置1の製造性を維持することが可能となる。
(構成-窓装置の防火構造-第1防火構造-第2の特徴)
次に、第1防火構造の第2の特徴については、全閉状態において、熱膨張耐火部材60が開閉体30と対向し、且つ開閉体30に対して略平行となるように、熱膨張耐火部材60が構成されている。
具体的には、図4、図6に示すように、シャフト部52の外縁部分のうち、全閉状態において熱膨張耐火部材60の略全体が開閉体30のカバー部31eと対向し、且つ熱膨張耐火部材60の略全体の短手方向(図4では、上下方向)が開閉体30の見付面に平行となる部分に、熱膨張耐火部材60は設けられている。ただし、これに限らず、例えば、シャフト部52の外縁部分のうち、全閉状態において熱膨張耐火部材60の一部のみが開閉体30のカバー部31eと対向し、且つ当該熱膨張耐火部材60の一部の短手方向が開閉体30の見付面に平行となる部分に、熱膨張耐火部材60は設けられてもよい。
このような第2の特徴により、例えば、熱膨張耐火部材60を開閉体30と対向しない位置に設けた場合に比べて、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材60によって開閉体30側に形成される火災経路を効果的に塞ぐことができ、窓装置1の防火性を一層向上させることが可能となる。
(構成-窓装置の防火構造-第1防火構造-第3の特徴)
次いで、第1防火構造の第3の特徴については、開閉体30の状態が全閉状態から全開状態に移行することでシャフト部52の回動により熱膨張耐火部材60の向きが変わることから、全開状態において、熱膨張耐火部材60の少なくとも一部が戸先側第1横枠材14の躯体側側部14dと対向するように、戸先側第1横枠材14及び熱膨張耐火部材60が構成されている。
具体的には、図8に示すように、上述したように、戸先側第1横枠材14の内部に熱膨張耐火部材60が収容可能となるように、一部開放状の戸先側第1横枠材14が形成されている。そして、この戸先側第1横枠材14の内部において、シャフト部52の外縁部分のうち、全開状態において熱膨張耐火部材60の略全体が躯体側側部14dと対向し、且つ熱膨張耐火部材60の略全体の短手方向が非水平になることが可能な部分に、熱膨張耐火部材60は設けられている。ただし、これに限らず、例えば、シャフト部52の外縁部分のうち、全開状態において熱膨張耐火部材60の略全体が躯体側側部14dと対向し、且つ熱膨張耐火部材60の略全体の短手方向が水平になることが可能な部分に、熱膨張耐火部材60は設けられてもよい。あるいは、シャフト部52の外縁部分のうち、全開状態において熱膨張耐火部材60の一部のみが躯体側側部14dと対向し、且つ当該熱膨張耐火部材60の一部の短手方向が非水平になることが可能な部分に、熱膨張耐火部材60は設けられてもよい。
このような第3の特徴により、全開状態において熱膨張耐火部材60の少なくとも一部が外部から露出することを抑制でき、窓装置1の意匠性を維持しやすくなる。
(構成-窓装置の防火構造-第2防火構造)
図2に戻り、次に、第2防火構造について説明する。第2防火構造は、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、戸先側第1横枠材14の近傍に火災経路が形成されることを回避することにより、当該火災の延焼を防止するための防火構造である。この第2防火構造の特徴については、実施の形態では、図2から図4に示すように、戸先側第1横枠材14に撓み抑制部70が設けられている。
撓み抑制部70は、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、当該火災の熱によって開閉体30(具体的には、戸先側第1横框材31d)が戸先側(図2では、下方)に向けて撓むことを抑制するための撓み抑制手段である。この撓み抑制部70は、Y-Z平面に沿った断面形状が略Z字状に形成された鋼製の板状体であり、具体的には、図4、図9に示すように、戸先側第1横枠材14側に位置する略水平状の第1側片71と、開閉体30の戸先側第1横框材31d側に位置する略水平状の第2側片72と、第1側片71と第2側片72とを接続する略垂直状の第3側片73とを有している。また、図4に示すように、撓み抑制部70は、戸先側第1横枠材14の躯体側側部14dの上面に設けられており、第1側片71に形成された図9の取付孔71aを介して躯体側側部14dに対して固定具等によって固定されている。
また、撓み抑制部70の具体的な大きさについては任意であるが、実施の形態では、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、戸先側第1横框材31dが戸先側に向けて撓むことを抑制可能な大きさに設定している。具体的には、撓み抑制部70の左右方向の長さについては、図2、図9に示すように、戸先側第1横框材31dの左右方向の長さよりも短く設定している。また、撓み抑制部70の前後方向の長さについては、図4、図9に示すように、戸先側第1横框材31dの前後方向の長さと略同一に設定されている。また、撓み抑制部70の上下方向の長さについては、図4、図9に示すように、戸先側第1横框材31dの上下方向の長さよりも短く設定されている。また、撓み抑制部70の厚さについては、戸先側第1横框材31dの形状及び大きさに応じて異なり得ることから、実験結果等に基づいて設定している。
また、撓み抑制部70の設置方法については任意であるが、実施の形態では、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、戸先側第1横框材31dが戸先側に向けて撓むことを抑制することが可能な位置に設置しており、具体的には、図4に示すように、躯体側側部14dの上面のうち左右方向の略中央部に設置している。これにより、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、戸先側第1横框材31dの最大撓み部分に撓み抑制部70の第2側片72を当接させることができ、戸先側第1横框材31dが戸先側に向けて撓むことを効果的に抑制できる。ただし、これに限らず、躯体側側部14dの上面のうち左右方向の略中央部以外の部分に設置してもよい。
このような第2防火構造により、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、撓み抑制部70により当該火災の熱によって開閉体30(具体的には、戸先側第1横框材31d)が戸先側に向けて撓むことを抑制できることから、戸先側第1横枠材14の近傍に火災経路が形成されることを回避することが可能となる。
(窓装置の作用について)
続いて、このように構成された窓装置1の作用について説明する。この窓装置1の作用は、全閉状態に対応する作用(以下、「全閉作用」と称する)と、全開状態に対応する作用(以下、「全開作用」と称する)とに大別される。以下、全閉作用と全開作用とのそれぞれについて説明する。
(窓装置の作用について-全閉作用)
まず、全閉作用について説明する。
すなわち、例えば、全閉状態において窓装置1の周辺であって建物の屋外側で火災が発生した場合に、当該火災の熱によって開閉体30(具体的には、戸先側第1横框材31d)が戸先側に向けて撓もうとすると、撓み抑制部70と戸先側第1横框材31dとの当接により戸先側第1横框材31dの撓みが抑制される。これにより、戸先側第1横框材31dの下方への撓みにより開閉体本体32と戸先側第1横框材31dとの相互間の隙間部分で開閉体本体32が歪んで割れることを防止できる。よって、開閉体本体32の割れた部分を介して火災の炎が建物の屋内側に流入することを回避でき、上記火災の延焼を防止できる。
また、例えば、戸先側第1横枠材14の近傍に火災経路が形成されている場合には、シャフト部52に設けられた熱膨張耐火部材60によってこの火災経路が塞がれる。よって、上記火災の熱又は炎が上記火災経路を介して建物の屋外側から屋内に向けて流れ込むことが抑制されるので、上記火災の延焼を防止できる。
(窓装置の作用について-全開作用)
次に、全開作用について説明する。
すなわち、例えば、全開状態では、熱膨張耐火部材60の略全体が戸先側第1横枠材14の躯体側側部14dと対向するので、正面側から見て熱膨張耐火部材60が視認しにくくなることから、窓装置1の意匠性を維持しやすくなる。
(実施の形態の効果)
このように実施の形態によれば、シャフト部52に設けられた熱膨張耐火部材60であって、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材60が火災の熱で膨張することにより、窓装置1に形成される火災経路であって窓装置1の見込方向の一方から他方に向けて火災の熱又は火炎が流れ込む可能性がある火災経路を塞ぐための熱膨張耐火部材60を備えたので、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材60によって上記火災経路を塞ぐことができる。また、熱膨張耐火部材60をシャフト部52に設けるので、従来技術(熱膨張耐火部材を取り付ける取付部材を枠体又は開閉体に設ける技術)に比べて、取付部材を別途設ける必要がなくなる。よって、第1枠体10又は開閉体30の構造が複雑化することを回避でき、窓装置1の製造性を維持することが可能となる。
また、シャフト部52を、戸先側第1横枠材14又はその近傍において当該戸先側第1横枠材14と略平行となるように配置したので、少なくとも戸先側第1横枠材14の近傍に形成される上記火災経路を効果的に塞ぐことができ、窓装置1の防火性を一層向上させることが可能となる。
また、全閉状態において、熱膨張耐火部材60が開閉体30と対向し、且つ開閉体30に対して略平行となるように、熱膨張耐火部材60を構成したので、例えば、熱膨張耐火部材60を開閉体30と対向しない位置に設けた場合に比べて、全閉状態において窓装置1の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材60によって開閉体30側に形成される上記火災経路を効果的に塞ぐことができ、窓装置1の防火性をさらに一層向上させることが可能となる。
また、全開状態において、熱膨張耐火部材60の少なくとも一部が戸先側第1横枠材14の躯体側側部14dと対向するように、戸先側第1横枠材14及び熱膨張耐火部材60を構成したので、全開状態において熱膨張耐火部材60の少なくとも一部が外部から露出することを抑制でき、窓装置1の意匠性を維持しやすくなる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(窓装置について)
上記実施の形態では、窓装置1が、第2枠体20及び仕切体40を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、第2枠体20及び仕切体40を省略してもよい。
(第1枠体について)
上記実施の形態では、第1枠体10が、水切り板15を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、水切り板15を省略してもよい。
上記実施の形態では、第1枠体10に、第1枠体側止水部材16a、第1枠体側止水部材16b、第1枠体側止水部材16c、第1枠体側止水部材16d、第1枠体側気密部材17a、第1枠体側気密部材17b、及び第1枠体側気密部材17cが設けられていると説明したが、これに限らない。例えば、第1枠体側止水部材16a、第1枠体側止水部材16b、第1枠体側止水部材16c、第1枠体側止水部材16d、第1枠体側気密部材17a、第1枠体側気密部材17b、及び第1枠体側気密部材17cの少なくともいずれか1つを省略してもよい。
(第2枠体について)
上記実施の形態では、第2枠体20に、第2枠体側気密部材25a、第2枠体側気密部材25b、第2枠体側気密部材25c、及び第2枠体側気密部材25dが設けられていると説明したが、これに限らない。例えば、第2枠体側気密部材25a、第2枠体側気密部材25b、第2枠体側気密部材25c、及び第2枠体側気密部材25dの少なくともいずれか1つを省略してもよい。
(開閉機構について)
上記実施の形態では、開閉機構50の操作部51が、回転式の操作ハンドルであると説明したが、これに限らず、例えば、チェーン式の操作手段であってもよく、又は電動式の操作手段(一例として、押ボタン、リモコン等)であってもよい。
また、上記実施の形態では、シャフト部52が、当該シャフト部52の長手方向が開閉体30に対して略平行に設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、当該シャフト部52の長手方向が開閉体30に対して非平行に設けられてもよい。また、上記実施の形態では、シャフト部52が、戸先側第1横枠材14の内部に設けられ、戸先側第1横枠材14と略平行となるように配置されていると説明したが、これに限らない。例えば、戸先側第1横枠材14から離れた位置に配置されてもよい、あるいは、戸先側第1横枠材14と非平行となるように配置されてもよい。
(防火構造について)
上記実施の形態では、防火構造が、第2防火構造を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、第2防火構造を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、熱膨張耐火部材60がシャフト部52に設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、火災経路を塞ぐために、窓装置1の構成要素のうちシャフト部52以外のもの(一例として、第1枠体10、第2枠体20、開閉体30等)に設けられてもよい。
(第1防火構造について)
上記実施の形態では、全閉状態において、熱膨張耐火部材60が開閉体30と対向し、且つ開閉体30に対して略平行となるように、熱膨張耐火部材60が構成されていると説明したが、これに限らない。例えば、全閉状態において、熱膨張耐火部材60が開閉体30と対向しないように構成されたり、又は開閉体30に対して非平行となるように構成されてもよい。一例として、シャフト部52の外縁部分のうち、熱膨張耐火部材60の略全体の短手方向が開閉体30の見込面に平行となる部分に、熱膨張耐火部材60が設けられてもよい。
また、上記実施の形態では、全開状態において、熱膨張耐火部材60の略全体が戸先側第1横枠材14の躯体側側部14dと対向するように、戸先側第1横枠材14及び熱膨張耐火部材60が構成されていると説明したが、これに限らない。例えば、全開状態において、熱膨張耐火部材60の全体が戸先側第1横枠材14の躯体側側部14dと対向しないように構成されてもよい。
(第2防火構造について)
上記実施の形態では、撓み抑制部70が、戸先側第1横枠材14に設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、開閉体30(戸先側第1横框材31d)に設けられてもよい。
また、上記実施の形態では、撓み抑制部70が、板状体であると説明したが、これに限らず、例えば、中実体(一例として、中実円柱状体)又は中空体(一例として、中空円柱状体)であってもよい。
(付記)
付記1の窓装置は、建物の開口部に設けられた窓装置であり、前記開口部の周縁に設けられた枠体と、前記開口部を開閉する開閉体と、当該窓装置を構成する操作手段を介して所定操作が行われることで前記開閉体を開閉させるための開閉機構と、を備えた窓装置であって、前記開閉機構は、前記開閉体に対して略平行に設けられた長尺なシャフト部であって、当該シャフト部が前記操作手段の操作に伴って当該シャフト部を回転軸として回動可能となるように前記枠体に対して支持されたシャフト部と、相互に間隔を隔てて設けられ、且つ前記シャフト部と前記開閉体とにそれぞれ接続された一対の作動部であって、前記シャフト部の回動に伴って当該一対の作動部の各々が作動することにより前記開閉体を開閉させる一対の作動部と、を備え、前記シャフト部に設けられた熱膨張耐火部材であって、前記開閉体によって前記開口部を全閉した全閉状態において当該窓装置の周辺で火災が発生した場合に、当該熱膨張耐火部材が前記火災の熱で膨張することにより、当該窓装置に形成される経路であって当該窓装置の見込方向の一方から他方に向けて前記火災の熱又は火炎が流れ込む可能性がある経路を塞ぐための熱膨張耐火部材を備えた。
付記2の窓装置は、付記1に記載の窓装置において、前記シャフト部を、前記枠体を構成する枠材のうち戸先側に位置する戸先側枠材又はその近傍において当該戸先側枠材と略平行となるように配置した。
付記3の窓装置は、付記1又は2に記載の窓装置において、前記全閉状態において、前記熱膨張耐火部材が前記開閉体と対向し、且つ前記開閉体に対して略平行となるように、前記熱膨張耐火部材を構成した。
付記4の窓装置は、付記1から3のいずれか一項に記載の窓装置において、前記シャフト部を、前記枠体を構成する枠材のうち戸先側に位置する戸先側枠材又はその近傍であり、且つ当該戸先側枠材の側部のうち前記建物の躯体側の側部よりも戸尻側において当該戸先側枠材と略平行となるように配置し、前記開閉体によって前記開口部を全開した全開状態において、前記熱膨張耐火部材の少なくとも一部が前記戸先側枠材の前記躯体側の側部と対向するように、前記戸先側枠材及び前記熱膨張耐火部材を構成した。
(付記の効果)
付記1に記載の窓装置によれば、シャフト部に設けられた熱膨張耐火部材であって、全閉状態において窓装置の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材が火災の熱で膨張することにより、窓装置に形成される経路であって窓装置の見込方向の一方から他方に向けて火災の熱又は火炎が流れ込む可能性がある経路を塞ぐための熱膨張耐火部材を備えたので、全閉状態において窓装置の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材によって上記経路を塞ぐことができる。また、熱膨張耐火部材をシャフト部に設けるので、従来技術(熱膨張耐火部材を取り付ける取付部材を枠体又は開閉体に設ける技術)に比べて、取付部材を別途設ける必要がなくなる。よって、枠体又は開閉体の構造が複雑化することを回避でき、窓装置の製造性を維持することが可能となる。
付記2に記載の窓装置によれば、シャフト部を、戸先側枠材又はその近傍において当該戸先側枠材と略平行となるように配置したので、少なくとも戸先側枠材の近傍に形成される上記経路を効果的に塞ぐことができ、窓装置の防火性を一層向上させることが可能となる。
付記3に記載の窓装置によれば、全閉状態において、熱膨張耐火部材が開閉体と対向し、且つ開閉体に対して略平行となるように、熱膨張耐火部材を構成したので、例えば、熱膨張耐火部材を開閉体と対向しない位置に設けた場合に比べて、全閉状態において窓装置の周辺で火災が発生した場合に、熱膨張耐火部材によって開閉体側に形成される上記経路を効果的に塞ぐことができ、窓装置の防火性をさらに一層向上させることが可能となる。
付記4に記載の窓装置によれば、全開状態において、熱膨張耐火部材の少なくとも一部が戸先側枠材の躯体側の側部と対向するように、戸先側枠材及び熱膨張耐火部材を構成したので、全開状態において熱膨張耐火部材の少なくとも一部が外部から露出することを抑制でき、窓装置の意匠性を維持しやすくなる。
1 窓装置
2 躯体
2a 鉄骨
3 開口部
10 第1枠体
11 第1縦枠材、左側第1縦枠材
12 第1縦枠材、右側第1縦枠材
13 第1横枠材、戸尻側第1横枠材
14 第1横枠材、戸先側第1横枠材
14a 横枠材本体
14b 第1接続部
14c 第2接続部
14d 躯体側側部
14e 接続部材
15 水切り板
15a キャップ部
16a 第1枠体側止水部材
16b 第1枠体側止水部材
16c 第1枠体側止水部材
16d 第1枠体側止水部材
16e 水密材
16f コーキング材
17a 第1枠体側気密部材
17b 第1枠体側気密部材
17c 第1枠体側気密部材
20 第2枠体
21 第2縦枠材、左側第2縦枠材
22 第2縦枠材、右側第2縦枠材
23 第2横枠材、上側第2横枠材
24 第2横枠材、下側第2横枠材
25a 第2枠体側気密部材
25b 第2枠体側気密部材
25c 第2枠体側気密部材
25d 第2枠体側気密部材
30 開閉体
31 開閉体枠
31a 第1縦框材、左側第1縦框材
31b 第1縦框材、右側第1縦框材
31c 第1横框材、戸尻側第1横框材
31d 第1横框材、戸先側第1横框材
31e カバー部
32 開閉体本体
40 仕切体
41 仕切体枠
41a 第2縦框材、左側第2縦框材
41b 第2縦框材、右側第2縦框材
41c 第2横框材、上側第2横框材
41d 第2横框材、下側第2横框材
42 仕切体本体
50 開閉機構
51 操作部
52 シャフト部
53 作動部
55 桿部
56 リンク部
57 第1アーム部
58 第2アーム部
59 ガイド部
59a ガイド孔
59b 回動軸部
60 熱膨張耐火部材
70 撓み抑制部
71 第1側片
71a 取付孔
72 第2側片
73 第3側片

Claims (4)

  1. 建物の開口部に設けられた窓装置であり、前記開口部の周縁に設けられた枠体と、前記開口部を開閉する開閉体と、当該窓装置を構成する操作手段を介して所定操作が行われることで前記開閉体を開閉させるための開閉機構と、を備えた窓装置であって、
    前記開閉機構は、
    前記開閉体に対して略平行に設けられた長尺なシャフト部であって、当該シャフト部が前記操作手段の操作に伴って当該シャフト部を回転軸として回動可能となるように前記枠体に対して支持されたシャフト部と、
    相互に間隔を隔てて設けられ、且つ前記シャフト部と前記開閉体とにそれぞれ接続された一対の作動部であって、前記シャフト部の回動に伴って当該一対の作動部の各々が作動することにより前記開閉体を開閉させる一対の作動部と、を備え、
    前記シャフト部に設けられた熱膨張耐火部材であって、前記開閉体によって前記開口部を全閉した全閉状態において当該窓装置の周辺で火災が発生した場合に、当該熱膨張耐火部材が前記火災の熱で膨張することにより、当該窓装置に形成される経路であって当該窓装置の見込方向の一方から他方に向けて前記火災の熱又は火炎が流れ込む可能性がある経路を塞ぐための熱膨張耐火部材を備えた、
    窓装置。
  2. 前記シャフト部を、前記枠体を構成する枠材のうち戸先側に位置する戸先側枠材又はその近傍において当該戸先側枠材と略平行となるように配置した、
    請求項1に記載の窓装置。
  3. 前記全閉状態において、前記熱膨張耐火部材が前記開閉体と対向し、且つ前記開閉体に対して略平行となるように、前記熱膨張耐火部材を構成した、
    請求項1又は2に記載の窓装置。
  4. 前記シャフト部を、前記枠体を構成する枠材のうち戸先側に位置する戸先側枠材又はその近傍であり、且つ当該戸先側枠材の側部のうち前記建物の躯体側の側部よりも戸尻側において当該戸先側枠材と略平行となるように配置し、
    前記開閉体によって前記開口部を全開した全開状態において、前記熱膨張耐火部材の少なくとも一部が前記戸先側枠材の前記躯体側の側部と対向するように、前記戸先側枠材及び前記熱膨張耐火部材を構成した、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の窓装置。
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