JP2014069662A - サッシュモールディング - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モールディング本体10とエンドキャップ20を備えるサッシュモールディング1において、モールディング本体10は、第一収容部15及び第二収容部16と、第二収容部16の一部を切断除去して形成したカット縁部と、を有し、エンドキャップ20は、第一収容部15、第二収容部16にそれぞれ収容される両側縁部23とモールディング本体10の端面に当接するエンド部とが形成された第一エンドキャップ21と、幅方向の一方側に突出する舌片部38が形成された第二エンドキャップ31と、を有し、第一エンドキャップ21と第二エンドキャップ31が重ねて接合される。
【選択図】図4
Description
図13は、従来のサッシュモールディング100の端部の断面図である。(a)は図12のa−a断面、(b)は図12のb−b断面、(c)は図12のc−c断面である、
図14は、従来のサッシュモールディング100のモールディング本体110を示す図である。
図15は、従来のサッシュモールディング100のエンドキャップ120を示す図である。(a)は表面図、(b)は裏面図である。
エンドキャップ120は、収容部115に収容される側縁部122と、モールディング本体110の端面113に当接するエンド部124と、モールディング本体110の幅方向に突出する舌片部128と、を有する。
図1は、本発明の実施形態に係るサッシュモールディング1が装着された車両Aの側面図である。
図3は、サッシュモールディング1の端部11を裏面側から見た斜視図である。
図4〜図7は、サッシュモールディングの端部の断面図であって、図4は図3のIV-IV断面、図5は、図3のV-V断面、図6は図3のVI-VI断面、図7は図3のVII-VII断面である。
サッシュモールディング1は、ドアサッシュSのアッパー部SAに沿って取り付けられる長尺のモールディング本体10と、このモールディング本体10の長手方向の両端部11に設けられる一対のエンドキャップ20と、モールディング本体110の長手方向に沿って設けられるリップ40と、を備える。
一方、サッシュモールディング1を表面(外表面)側から見ると、モールディング本体10の下方側にエンドキャップ20(第二エンドキャップ31)の舌片部38のみが露出するように配置される。
なお、エンドキャップ20は、第一エンドキャップ21と第二エンドキャップ31をY方向に重ね合わせて構成される。
モールディング本体10は、ステンレス鋼をロール成形又はプレス成形して形成される部材であり、長手方向に亘ってほぼ同一形状の断面に形成される。
モールディング本体10は、その幅方向の両側縁部12が内側に向けて折り返すように曲げて形成される。つまり、この折り曲げられた部位と平板状の本体部分とが厚み方向(Y方向)において一定の距離を隔てて対向するように形成される。
この内側に向けて折り曲げられた部位の一部は、エンドキャップ20の側縁部23を収容する第一収容部15、第二収容部16となる。第一収容部15は上方側(+Z方向)に、第二収容部16は下方側(−Z方向)に配置される。
モールディング本体10の端部11は、第一収容部15、第二収容部16のみが形成された形状に加工される。つまり、側縁部12に第一収容部15、第二収容部16が設けられ、幅方向の中央に本体部分(裏面)が露出する形状となる。
さらに、第二収容部16の一部が切断除去されて、カット縁部17が形成される。つまり、ドアサッシュSのサイド部SBに臨むように配置される第二収容部16は、端面13から例えば約50〜150mmの範囲が切断除去される。
第二収容部16の一部を切断除去してカット縁部17を形成したので、カット縁部17と第二収容部16の境にY方向の段差が形成される。言い換えれば、第二収容部16には、X方向において、端面13に背向する新たな端面18が形成される。
第一エンドキャップ21は、モールディング本体10の端部11の裏面側に収容される樹脂成形品である。第一エンドキャップ21は、平板状の本体部22と、本体部22の一端に配置されたフランジ形のエンド部24と、から形成される。
平板状の本体部22の幅方向の両側縁部23は、モールディング本体10の第一収容部15、第二収容部16に収容される。エンド部24は、モールディング本体10の端面13に当接する。
本体部22の裏面(モールディング本体10に接しない面)には、ドアサッシュSに装着するための連結部25が形成される。また、長手方向の両側には、第二エンドキャップ31と連結するための係合軸部26が2つ立設して形成される。
第二エンドキャップ31は、第一エンドキャップ21の本体部22に重ねられる平板状の本体部32と、本体部32から幅方向の一方側に突出する舌片部38と、から形成される。
本体部32は、カット縁部17に配置される第一部位33と、モールディング本体10の第二収容部16を覆う第二部位34と、第一部位33と第二部位34の間に形成される段差部(当接部)35と、を含む。
また、本体部32には、第一エンドキャップ21の連結部25を露出するための切欠き36が形成される。さらに、長手方向の両側には、第一エンドキャップ21の係合軸部26が挿通される係合穴部37が2つ形成される。係合穴部37の一方は丸穴であり、他方は長穴である。
図11(a)に示すように、モールディング本体10の端部11に対して、第一エンドキャップ21を装着する。第一エンドキャップ21の本体部22の両側縁部23がモールディング本体10の第一収容部15、第二収容部16にそれぞれ収容されるように挿入する。そして、エンド部24をモールディング本体10の端面13に当接させる。この際、モールディング本体10の本体部分(裏面)には、接着剤を塗布しておく。これにより、モールディング本体10と第一エンドキャップ21が接着固定される。
これにより、第二エンドキャップ31の本体部32のうち、第一部位33がカット縁部17に配置され、第二部位34がモールディング本体10の第二収容部16に覆い被さる。そして、第二エンドキャップ31の段差部35が、モールディング本体10の第二収容部16とカット縁部17により形成される段差に対して密着配置される。つまり、第二エンドキャップ31の段差部35が第二収容部16の端面18に当接する。
また、両側縁部23と第一収容部15、第二収容部16がZ方向の2か所に配置されると共にX方向に延設されているので、エンドキャップ20は、モールディング本体10に対して、X方向回り、Z方向回りの回転が規制される。
また、本体部22と第一収容部15、第二収容部16がX方向に延設されているので、エンドキャップ20は、モールディング本体10に対して、Y方向回りの回転が規制される。
仮に、モールディング本体10とエンドキャップ20(第一エンドキャップ21)
の間に塗布した接着剤が剥離した場合であっても、エンドキャップ20は、モールディング本体10に対して移動及び回転ができないように規制された状態に装着されるので、エンドキャップ20がモールディング本体10から脱落したり位置ずれしたりすることはない。
Claims (5)
- ドアサッシュに沿って取り付けられる長尺のモールディング本体と、前記モールディング本体の長手方向の端部に装着されるエンドキャップと、を備えるサッシュモールディングにおいて、
前記モールディング本体は、
前記端部における両側縁部をそれぞれ内側に折り曲げて形成した第一収容部及び第二収容部と、
前記第二収容部の一部を切断除去して形成したカット縁部と、
を有し、
前記エンドキャップは、
前記第一、第二収容部にそれぞれ収容される両側縁部と前記モールディング本体の端面に当接するエンド部とが形成された第一エンドキャップと、
前記カット縁部に配置されて前記モールディング本体よりも幅方向の一方側に突出する舌片部が形成された第二エンドキャップと、
を有し、前記第一エンドキャップと前記第二エンドキャップが重ねて接合されることを特徴とするサッシュモールディング。 - 前記第二エンドキャップは、前記カット縁部に配置されて前記第二収容部の端面に当接する当接部を有することを特徴とする請求項1に記載のサッシュモールディング。
- 前記舌片部が隣接配置される他のサッシュモールディングの背面側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のサッシュモールディング。
- 前記当接部は、前記カット縁部に配置される第一部位と前記第二収容部を覆う第二部位との間に形成される段差面であることを特徴とする請求項2又は3に記載のサッシュモールディング。
- 前記エンドキャップは、
前記第一エンドキャップの本体部に立設する複数の係合軸部と、
前記第二エンドキャップの本体部に開口して前記係合軸部が挿通される複数の係合穴部と、
を有し、
前記係合穴部から突出する前記係合軸部の先端部を溶融して接合されることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載のサッシュモールディング。
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