JP2014069514A - 熱転写シート、及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材の一方の面上に染料層が設けられ、前記基材の他方の面上に背面層が設けられた熱転写シートであって、前記基材上には検知マークが更に設けられ、前記検知マークは、無機粒子としてアルミナ粒子、又は炭酸カルシウム粒子を含有している。
【選択図】図1
Description
以下に、本発明の熱転写シートについて詳細に説明する。本発明の熱転写シート10は、図1、図2に示すように基材1の一方の面上に染料層3が設けられ、基材1の他方の面上に背面層5が設けられた構成をとる。そして、本発明では、基材1上に検知マーク4が更に設けられ、この検知マークが、無機粒子として、アルミナ粒子、又は炭酸カルシウム粒子を含有する点を特徴とする。
本発明の熱転写シート10に用いられる基材1としては、耐熱性と取り扱い上支障のない機械的特性を有するものであれば従来公知の基材を適宜選択して用いることができる。このような基材として、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチックフィルムまたはシートを挙げることができる。これらの材料はそれぞれ単独でも使用できるが、他の材料と組合せた積層体として使用してもよい。基材1の厚さは、その強度及び耐熱性が適切になるように材料に応じて適宜設定することができ、2.5μm〜100μm程度が一般的である。
本発明の熱転写シート10を構成する基材1上には、本発明の熱転写シート10と、熱転写受像シートと組合せて画像形成を行うときの開始位置を示すための検知マーク4が設けられている。
図1、図2に示すように、基材1の一方の面上には染料層3が設けられている。なお、図1、図2に示す形態の熱転写シート10は、基材1上に単一の染料層3が設けられた構成をとっているが、基材1の一方の面上に、各色の染料層、例えば、イエロー染料を含むイエロー染料層と、マゼンタ染料を含むマゼンタ染料層と、シアン染料を含むシアン染料層とを面順次に設けた構成とすることもできる。これ以外にも、昇華性の染料を含有する染料層と、熱溶融性のインクを含有する染料層とを連続した1枚の基材上に面順次に設けた構成とすることもできる。
昇華性の染料としては、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変退色しないものが好ましく、例えば、ジアリールメタン系染料、トリアリールメタン系染料、チアゾール系染料、メロシアニン染料、ピラゾロン染料、メチン系染料、インドアニリン系染料、アセトフェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチン等のアゾメチン系染料、キサンテン系染料、オキサジン系染料、ジシアノスチレン、トリシアノスチレン等のシアノスチレン系染料、チアジン系染料、アジン系染料、アクリジン系染料、ベンゼンアゾ系染料、ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラゾールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジスアゾ等のアゾ系染料、スピロピラン系染料、インドリノスピロピラン系染料、フルオラン系染料、ローダミンラクタム系染料、ナフトキノン系染料、アントラキノン系染料、キノフタロン系染料等が挙げられる。具体的には、MSRedG(三井東圧化学社製)、Macrolex Red Violet R(バイエル社製)、CeresRed 7B(バイエル社製)、Samaron Red F3BS(三菱化学社製)等の赤色染料、ホロンブリリアントイエロー6GL(クラリアント社製)、PTY−52(三菱化成社製)、マクロレックスイエロー6G(バイエル社製)等の黄色染料、カヤセットブルー714(日本化薬社製)、ワクソリンブルーAP−FW(ICI社製)、ホロンブリリアントブルーS−R(サンド社製)、MSブルー100(三井東圧化学社製)、C.I.ソルベントブルー22等の青色染料が挙げられる。
バインダー樹脂について特に限定されることはなく、従来公知のバインダー樹脂を適宜選択して用いることができる。好ましいバインダー樹脂としては、エチルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、メチルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられる。これらの中でも、耐熱性、染料の移行性等の観点から、ポリビニルアセタール樹脂や、ポリビニルブチラール樹脂を特に好適に使用することができる。
また、染料層3には、染料、バインダー樹脂、無機粒子としてのアルミナ粒子、炭酸カルシウム粒子に加え、これ以外の他の成分が含まれていてもよい。他の成分としては、例えば、アルミニウム、二硫化モリブデン等、ポリエチレンワックス、シリコーンオイル、リン酸エステル等を挙げることができる。
本発明の熱転写シートが昇華型の熱転写シートである場合には、基材1と染料層3との間に下引き層(図示しない)が設けられていることが好ましい。下引き層を設けることで基材1と染料層3との密着性を向上させ、画像形成時に染料層3が異常転写されることを防止することができる。
図示しないが、本発明の熱転写シート、及び本発明の画像形成方法に用いられる熱転写シート10は、基材1上に染料層3と転写性保護層とを面順次に設けられた構成をとることもできる。転写性保護層は、画像に各種の耐久性を付与するための層である。転写性保護層は、多層構造をとっていてもよいし、単層構造をとっていてもよい。染料層3と転写性保護層とが面順次に設けられた熱得転写シートによれば、被転写体上に画像を形成すること、及びこの画像に耐久性を付与することを1つの熱転写シートによって達成することができる。
図1に示すように、基材1の他方の面に、耐熱性、及び画像形成時における滑性を向上させるための背面層5が設けられている。
また、基材1と背面層5との間に背面プライマー層(図示しない)を設けることとしても良い。背面プライマー層は、基材1と、背面層5との密着性を向上させるために設けられる層であり、任意の層である。背面プライマー層として、例えばポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹脂等が挙げられる。
次に、本発明の画像形成方法について説明する。本発明の画像形成方法は、基材の一方の面上に染料層が設けられ、基材の他方の面上に背面層が設けられた熱転写シートと、他の基材の一方の面上に染料受容層が設けられた熱転写受像シートとを組合せて使用して熱転写受像シート上に画像を形成する画像形成方法であって、熱転写シートの基材上には、検知マークが更に設けられ、該検知マークは、無機粒子としてアルミナ粒子、又は炭酸カルシウム粒子を含有しており、画像形成時における熱転写シートの印画所要時間が10秒/枚以下であることを特徴とする。本発明の画像形成方法によれば、高速での画像形成を可能としつつ、使用済みの熱転写シートを巻き取っていった際に生じうる巻ずれの発生を防止することができる。巻ずれの発生が防止できる理由は、上記本発明の熱転写シート10で説明した通りである。
本発明の画像形成方法で用いられる熱転写シートは、上記本発明の熱転写シート10をそのまま用いることができる。なお、本発明の画像形成方法では、画像形成時における熱転写シートの印画所要時間が10秒/枚以下に規定されていることから、この印画所要時間の条件において印画シワや、スティッキングの発生が生じないように、背面層に十分な滑性が付与されていることが好ましい。背面層に十分な滑性を付与する方法としては、背面層に滑剤成分を含有する方法等を挙げることができる。滑剤成分については、上記本発明の熱転写シートの背面層で説明した通りである。
次に、本発明の画像形成方法に用いられる熱転写受像シートについて説明する。図3に示すように、本発明で用いられる熱転写受像シート30は、他の基材21の一方面に染料受容層22が設けられた構成をとる。他の基材21、染料受容層22についていかなる限定もされることはなく、従来公知の構成をそのまま用いることができる。
本発明の画像形成方法では、画像形成時における前記熱転写シートの印画所要時間が10秒/枚以下に規定されている。画像形成時における前記熱転写シートの印画所要時間が10秒/枚以下である本発明の画像形成方法によれば、高速での画像形成が可能となる。また、画像形成時の速度は、画像形成の用に供した使用済みの熱転写シートを巻き取るときの速度と同じ速度となるが、上記のように、本発明の画像形成方法に用いられる熱転写シートには、基材上に設けられる検知マークにアルミナ粒子、又は炭酸カルシウム粒子が含有されていることから、高速での画像形成を行った場合であっても、使用済みの熱転写シートを巻き取っていった際に巻ずれが発生することを防止することができる。印画所要時間の下限について特に限定はないが、3秒/枚未満の条件では、印画シワや、スティッキングが発生しやすくなることから、3秒/枚以上であることが好ましい。
基材として、幅160mm、長さ:225m、厚み:5μmの長尺状の易接着処理済みポリエチレンテレフタレートフィルムを準備し、この基材の一方の全面に、下記組成の背面層用塗工液1を乾燥時0.8g/m2になるように塗布し、背面層を形成した。次いで、基材の他方の面の全面に、下記組成の下引き層用塗工液を、乾燥塗布量が0.1g/m2になるように塗布、乾燥して下引き層を形成することで、背面層/基材/下引き層がこの順で積層された積層体を得た。この積層体の下引き層上に、1画面が図5に示す形態となるようにイエロー染料層用塗工液1、マゼンタ染料層用塗工液1、シアン染料層用塗工液1をそれぞれ、乾燥時塗工量が0.6g/m2となるように塗工して、Y染料層、M染料層、C染料層を形成した。また、図5に示す形態となるように離型層用塗工液1、転写性保護層用塗工液1、検知マーク用塗工液1を用いてそれぞれの乾燥塗布量が0.6g/m2、1.0g/m2、0.6g/m2となるように離型層、転写性保護層、検知マークを形成した。上記積層体上に400画面分繰り返して形成し、DS40プリンター用純正リボンと同じ形態に加工することで実施例1の熱転写シートを作製した。
・ポリビニルブチラール樹脂 40部
(エスレックBX−1 積水化学工業(株)製)
・ポリイソシアネート(固形分100% NCO=17.3質量%) 35部
(バーノックD750−45 大日本インキ化学工業(株)製)
・ステアリルリン酸亜鉛 10部
(LBT−1830精製 堺化学工業(株)製)
・ステアリン酸亜鉛 10部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・タルク 5部
(ミクロエースP−3 日本タルク工業(株)製)
・メチルエチルケトン 450部
・トルエン 450部
・コロイダルシリカ(粒子径4〜6nm、固形分10%) 30部
(スノーテックスOXS、日産化学工業(株)製)
・ポリビニルピロリドン樹脂(K−90、ISP社製) 3部
・水 50部
・イソプロピルアルコール 17部
・Solvent Yellow 93 2.0部
・Disperse Yellow 231 2.0部
・ポリビニルアセタール樹脂 3.5部
(エスレックKS−5 積水化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
・分散染料(MSレッドG) 1.5部
・分散染料(マクロレックスレッドバイオレットR) 2.0部
・ポリビニルアセタール樹脂 4.5部
(エスレックKS−5 積水化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
・Solvent Blue 63 2.0部
・Disperse Blue 354 2.0部
・ポリビニルアセタール樹脂 3.5部
(エスレックKS−5 積水化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
・シリコーン変性アクリル系樹脂(固形分50%) 16部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株)製)
・アルミニウム触媒(固形分10%) 3部
(セルトップCAT−A ダイセル化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 8部
・トルエン 8部
・アクリル樹脂 20部
(ダイヤナールBR87、三菱レイヨン(株)製)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 40部
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形アルミナ粒子 1.4部
(SA32 日本軽金属(株)製 粒子径:1μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液2に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例2の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形アルミナ粒子 14部
(SA32 日本軽金属(株)製 粒子径:1μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液3に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例3の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形アルミナ粒子 28部
(SA32 日本軽金属(株)製 粒子径:1μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液4に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例4の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形アルミナ粒子 14部
(SA34 日本軽金属(株)製 粒子径:4μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液5に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例5の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・球形アルミナ粒子 14部
(AX3−15 新日鉄マテリアルズ(株)マイクロン社製 粒子径:2.5μm〜4.5μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液6に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例6の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形炭酸カルシウム粒子 1.4部
(ホワイトシールWS−K 竹原化学工業(株)製 粒子径:5μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液7に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例7の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形炭酸カルシウム粒子 14部
(ホワイトシールWS−K 竹原化学工業(株)製 粒子径:5μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液8に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例8の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形炭酸カルシウム粒子 28部
(ホワイトシールWS−K 竹原化学工業(株)製 粒子径:5μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液9に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例9の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形炭酸カルシウム粒子 14部
(ACE−35 林化成(株)製 粒子径:0.7μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液10に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例10の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形炭酸カルシウム粒子 14部
(ネオライトSP−100 竹原化学工業(株)製 粒子径:0.08μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液11に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例11の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形アルミナ粒子 56部
(SA32 日本軽金属(株)製 粒子径:1μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
背面層用塗工液1を下記組成の背面層用塗工液2に変更し、検知マーク用塗工液1を、上記組成の検知マーク用塗工液2に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例12の熱転写シートを作製した。
・ポリビニルアセタール樹脂 35部
(エスレックKS−1 積水化学工業(株)製)
・ポリイソシアネート(固形分45%) 30部
(バーノックD750−45 大日本インキ化学工業(株)製)
・ステアリルリン酸亜鉛 10部
(LBT−1830精製 堺化学工業(株)製)
・ステアリン酸亜鉛 10部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・リン酸エステル 10部
(プライサーフA−208N、第一工業製薬(株)製)
・タルク 5部
(ミクロエースP−3 日本タルク工業(株)製)
・メチルエチルケトン 450部
・トルエン 450部
背面層用塗工液1を上記組成の背面層用塗工液2に変更し、検知マーク用塗工液1を、上記組成の検知マーク用塗工液7に変更した以外は全て実施例1と同様にして実施例13の熱転写シートを作製した。
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液Aに変更した以外は全て実施例1と同様にして比較例1の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液Bに変更した以外は全て実施例1と同様にして比較例2の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形酸化チタン粒子 14部
(TTO−D2 石原産業(株)製 粒子径:0.25μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液Cに変更した以外は全て実施例1と同様にして比較例3の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形シリカ粒子 14部
(サイリシア310P 富士シリシア化学(株)製 粒子径:2.7μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
検知マーク用塗工液1を、下記組成の検知マーク用塗工液Dに変更した以外は全て実施例1と同様にして比較例4の熱転写シートを作製した。
・カーボンブラック 60部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(#1000GK 電気化学工業(株)製)
・ウレタン樹脂 100部
(HMS−20 日本ポリウレタン(株)製)
・不定形タルク粒子 14部
(ミクロエースP−3 日本タルク(株)製 粒子径:5μm)
・メチルエチルケトン 160部
・トルエン 160部
上記で得られた各実施例、及び比較例の熱転写シートを、昇華型転写プリンター(株式会社DNPフォトルシオ製 DS−40)にセットし、DS−40純正受像紙に400画面連続印画を行い、巻取り側リボンの巻きズレを確認した。また、ここで使用するDS−40は巻取りテンションを通常の80%に設定したプリンター、60%に設定したプリンターを用意し、それぞれのプリンターで評価した。また、DS−40の印画所要時間は8秒/枚である。
◎:巻きズレなし
○:わずかにずれるが画像障害もなく、容易に取り外し可能
×:巻きズレ発生し取り外し困難
1…基材
3…染料層
4…検知マーク
5…背面層
30…熱転写受像シート
21…他の基材
22…染料受容層
101…供給用ローラ
102…巻取り用ローラ
Claims (5)
- 基材の一方の面上に染料層が設けられ、前記基材の他方の面上に背面層が設けられた熱転写シートであって、
前記基材上には検知マークが更に設けられ、
前記検知マークは、無機粒子としてアルミナ粒子、又は炭酸カルシウム粒子を含有していることを特徴とする熱転写シート。 - 前記無機粒子が、1つ以上の角を有する形状の無機粒子であることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シート。
- 前記検知マークの固形分総量に対し、前記無機粒子が0.5質量%以上の割合で含有されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写シート。
- 前記無機粒子の粒子径が、一次平均粒子径で0.1μm以上15μm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の熱転写シート。
- 基材の一方の面上に染料層が設けられ、前記基材の他方の面上に背面層が設けられた熱転写シートと、他の基材の一方の面上に染料受容層が設けられた熱転写受像シートとを組合せて使用して熱転写受像シート上に画像を形成する画像形成方法であって、
前記熱転写シートの前記基材上には検知マークが更に設けられ、
前記検知マークは、無機粒子としてアルミナ粒子、又は炭酸カルシウム粒子を含有しており、
画像形成時における前記熱転写シートの印画所要時間が10秒/枚以下であることを特徴とする画像形成方法。
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---|---|---|---|
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JP2012218824A JP6051746B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 熱転写シート、及び画像形成方法 |
Publications (2)
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- 2012-09-28 JP JP2012218824A patent/JP6051746B2/ja active Active
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