JPH0840615A - シート巻取装置およびシート巻取体 - Google Patents

シート巻取装置およびシート巻取体

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JPH0840615A
JPH0840615A JP6176883A JP17688394A JPH0840615A JP H0840615 A JPH0840615 A JP H0840615A JP 6176883 A JP6176883 A JP 6176883A JP 17688394 A JP17688394 A JP 17688394A JP H0840615 A JPH0840615 A JP H0840615A
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JP
Japan
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sheet
winding
paper tube
recording sheet
take
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JP6176883A
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English (en)
Inventor
Yoshikimi Senba
波 良 公 仙
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 紙管の外周にシートを巻取位置で巻取って容
易かつ簡単にシート巻取体を形成することができ、この
シート巻取体を巻取位置から排出位置まで容易に移送す
る。 【構成】 貼付け位置152a、巻取位置152b、お
よび排出位置152cを通る軌道152上を、保持回転
装置により保持された紙管2が移動する。貼付け位置1
52aにおいて、未使用の紙管の外周に対して貼付け装
置160により全周にわたって貼付けが行われる。次に
紙管2は巻取位置152bまで移送され、同時に巻取位
置152bにおいてすでに形成されたシート巻取体26
が排出位置152cまで移送される。排出位置152c
にあるシート巻取体26と巻取位置152bにある未使
用の紙管2との間に延びる記録シート1が切断装置15
6により切断され、記録シート1の切断端が押付ロール
155により紙管2の外周に押付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱ファクシミリ装置
等に用いられる熱転写記録シートを紙管の周囲に巻取る
ためのシート巻取装置、およびシート巻取体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置においては、ロ
ール状の熱転写記録シートが用いられている。この記録
シートはドナーともいわれ、ポリエステル等の薄いプラ
スチックフィルム基材の片面に、ワックスや樹脂等のバ
インダーと色剤からなるホットメルトインク層を設けた
ものである。この記録シートのインク層と紙と重ね合わ
せ、記録シート背面側からサーマルヘッド等の加熱手段
により加熱を行い、インクを紙に転写することにより印
字は行われる。このようなファクシミリ装置は、記録シ
ートの終了を表示する装置が設けられている。
【0003】記録シートの終了を表示するため、一般に
記録シートの紙管(巻芯)固定端(終了端)の近傍に反
射表面を有するエンドマークが設けられている。このエ
ンドマークは、記録シートのうちホットメントインキ層
側又はその反対側のいずれかに設けられ、光源と光検出
器とを有するセンサにより光学的に検出されるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】熱転写記録シートに設
けられるエンドマークは、記録シートのもととなるウエ
ブ上に印刷される。エンドマークが印刷されたウエブ
は、その後長手方向に複数スリットされて複数の記録シ
ートとなり、この記録シートは紙管の外周にロール状に
巻取られる。
【0005】ロール状に巻取られた記録シートは、その
後所定場所まで排出されることになり、その代わりに新
たな紙管が供給され、その外周に対して記録シートの巻
取が開始される。
【0006】このような場合、巻取後の記録シートを迅
速に巻取位置から排出し、新たな紙管の外周に対して記
録シートを速やかに巻取ることができれば都合が良い。
【0007】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、巻取後の記録シートを巻取位置から迅速に
排出することができ、かつ新たな紙管の外周に記録シー
トを速やかに巻取ることができるシート巻取装置、およ
び紙管外周にシートを巻取ってなるシート巻取体を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙管の周囲に
シートをロール状に巻取って巻取体を形成する巻取装置
において、貼付け位置、巻取位置および排出位置を通る
軌道上を順次移動するとともに、前記紙管を両側から保
持して回転する複数の保持回転装置と、前記貼付け位置
近傍に配置され、前記保持回転装置により保持された未
使用の紙管外周に円周方向に沿って貼付けを行う貼付け
装置と、前記巻取位置と前記排出位置との間に設けら
れ、前記排出位置にある巻取済のシート巻取体と前記巻
取位置にある未使用の紙管との間に伸びるシートを切断
する切断装置と、前記巻取位置の近傍に設けられ、前記
保持回転装置により保持された未使用の紙管の外周にシ
ートを押付ける押付けロールと、を備えたことを特徴と
するシート巻取装置、および紙管と、この紙管の外周に
円周方向に沿って設けられた貼付け部と、前記紙管の外
周に巻き取られたシートと、からなるシート巻取体であ
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、軌道上の貼付け位置にある保
持回転装置により、未使用の紙管の両端が保持され回転
する。次に、貼付け装置により紙管の外周に円周方向に
沿って貼付けが行われ、その後紙管を保持した保持回転
装置は巻取位置まで移動する。同時に、巻取位置ですで
に巻取り形成されたシート巻取体が排出位置まで移動す
る。次に排出位置にあるシート巻取体と巻取位置にある
未使用の紙管との間に延びるシートが、切断装置により
切断される。巻取位置において、切断されたシートが押
付ロールより未使用の紙管外周に押付けられて固着さ
れ、その後保持回転装置により、紙管が回転して紙管外
周にシートが巻取られて、シート巻取体が得られる。
【0010】
【実施例】はじめに熱転写記録シートについて、図1に
より説明する。図1に示すように、シート巻取体26の
紙管(巻芯)2から繰り出された熱転写記録シートは矢
印A方向に引張られ、紙管2側にわずかのシートが残
る。なお、紙管2は紙製またはプラスチック製となって
いる。
【0011】図1のII−II線断面図である図2に示すよ
うに、記録シート1は基材フィルム1aと、この基材フ
ィルム1aの一方の面に設けられ熱転写記録を行うホッ
トメルトインキ層1bとを有している。このうち基材フ
ィルム1aはポリエステル、ポリプロピレン、セロファ
ンアセテート、ポリカーボネート等のプラスチック、ま
たはコンデンサペーパ、パラフィンペーパ等の紙からな
っている。このうちポリエステル製の基材フィルム1a
が好ましい。またホットメルトインキ層1bは、公知の
顔料、合成樹脂、およびワックスの混合物からなってい
る。このホットメルトインキ層は3〜8ミクロンの厚み
となっている。
【0012】また、図1および図2に示すように、紙管
2に固定された記録シート1の終端から所定の間隔を置
いた部分に、長手方向に沿って幅の狭いエンドマーク3
が設けられている。このエンドマーク3は基材フィルム
1a側に設けられているが、ホットメルトインキ層1b
側に設けてもよい。
【0013】エンドマーク3は、グラビア印刷により1
〜6ミクロンの厚さを有する光反射層となっている。こ
のためエンドマークは銀色あるいは金色となっており、
黒色の基材フィルムまたはホットメルトインキ層上を保
護するとともに、効果的な反射面を形成する。
【0014】エンドマーク3の形成のため用いられるグ
ラビア印刷用インキは次のとおりである。
【0015】 グラビア印刷インキ1 アルミニウムペースト 13% “VA−HR430”(商品名) 87% このうちVA−HR30は フッ化ビニリデン 8.7% フッ化炭素 6.5% メチルエチルケトン 47.0% トルエン 9.6% “M−AT BC TF”(商品名) 21.7% “M−AT Mark FC113”(商品名) 6.5% ここで“M−AT BC TF”は10%のテフロン粉
末(ポリテトフルオロエチレン)(商品名)と、40%
のアクリルポリオルと、30%のメチルエチルケトン
と、20%の添加剤からなる。また“M−AT Mar
k FC113”は30%のグラフトポリマワックス
と、65%のトルエンと、5%のエチルアセテートから
なる。
【0016】 グラビア印刷インキ2 アルミニウムペースト 8% ニトロセルロース 16.5% エステルガム 3.0% ワックス 4.5% ひまし油 3.0% リンゴ酸ジオクチル 3.0% トルエン 20.0% イソプロピルアルコール 14.0% エチルアルコール 28.0% グラビア印刷インキ3 グラビア印刷インキ2 64.0% “CM950White”(商品名) 36.0% “CM950White”(商品名)は24%の酸化ア
ルミニウムと、26.0%のワニスと、14.0%のワ
ックスを含んでいる。
【0017】なお、図3に示すように、記録シート1の
巻管2の固定端に対して第1エンドマーク3より更に遠
方に、第2エンドマーク3Aを設けてもよい。第2エン
ドマーク3Aはグラビア印刷により一連の比較的短いス
トリップ状に形成されている。この第2エンドマーク3
Aは、第1のエンドマーク3よりも前に記録シート1の
終了の接近を知らせるものである。
【0018】次に熱転写記録シート1の使用方法を図4
により説明する。図4に示すように、紙管2の供給ロー
ル1Rから引張られた熱転写記録シート1は、案内ロー
ル4を矢印方向に移動し、サーマルヘッド5とバックア
ップロール6との間に入る。その後熱転写記録シート1
は、他の案内ロール7に入り、巻取ロールシャフト8に
より巻取られる。
【0019】記録されるべき紙9が、紙供給トレイ(図
示せず)から供給され、記録シート1上におかれる。紙
9とシート1とがサーマルヘッド5とバックアップロー
ル6との間で互いに接触しながら移動すると、サーマル
ヘッドの加熱によりホットメルトインクが紙9上に熱転
写されて記録が行われてる。
【0020】記録シート1が紙管2において、その終端
近傍まで引張られると、反射型エンドマーク3が図1に
示すように現われる。図4に示すように、このエンドマ
ーク3は、光源10と光検出器11とからなる赤外線セ
ンサに対向する位置まで達する。光源10から発せられ
る赤外線は、エンドマーク3に達し、これによって反射
して光検出器11まで達する。このようにして、赤外線
センサはシート1が終了する旨の検出を行う。アラーム
12が光検出器11に接続され、エンドマーク3を検出
して記録シート1が終了に近づくことを警告する。
【0021】次に上記の熱転写記録シートの製造装置の
概略を、図5により説明する。図5に示すように、製造
装置はウエブ供給部14と、グラビア印刷部16と、ス
リット部17と備え、スリット部17の後方に本発明に
よるシート巻取装置18が設けられている。またシート
巻取装置18の下流側に、紙管2をシート巻取装置18
へ供給する紙管供給装置19が設けられている。
【0022】熱転写シートの製造装置において、供給部
14から供給されたウエブSは、記録シート1となるも
のである。またウエブSは基材フィルム1aと、このフ
ィルムの一方の面に形成されたホットメルトイントを有
するコーティング1bとを有し、エンドマーク3は未だ
形成されておらず、またウエブSは記録シート1よりも
2倍以上の幅を有している。図5はウエブがウエブ供給
部14のロール支持体21上に、ロール20状に支持さ
れている状態を示す。図5において、ウエブSは、供給
部14から一連のガイドレール23、24により案内さ
れ、グラビア印刷部16に送られる。
【0023】グラビア印刷部16において、エンドマー
ク3が各ウエブSに対し例えば4列に印刷される。図3
に示す第2エンドマーク3Aはグラビア印刷部16で印
刷してもよい。
【0024】エンドマーク3を第2エンドマーク3Aと
ともに、あるいは第2エンドマーク3Aなしでエンドマ
ーク3のみ印刷した後、ウエブSはスリット部17に送
られ、ここで幅広のウエブSは長手方向にスリットさ
れ、複数の幅の狭いストリップ状の記録シート1とな
る。次に記録シート1は、シート巻取装置18におい
て、紙管2の外周に巻取られてシート巻取体26とな
る。
【0025】上述した一連の案内ロール23、24およ
び他のロールは、ウエブを連続供給するための組合せ供
給手段を構成する。ウエブ供給部14は公知の装置を用
いることができる。
【0026】次に本発明によるシート巻取装置につい
て、図12乃至図14により説明する。図12乃至図1
3に示すように、シート巻取装置18は、紙管2を両側
から保持して回転する一対の回転チャック153a、1
53bからなる保持回転装置153を備えている。この
保持回転装置153は円軌道152上に複数設けられて
おり、円軌道152に沿って移動するとともに、円軌道
152の貼付け位置152a、巻取位置152bおよび
排出位置152cにおいて停止するようになっている。
【0027】また貼付け位置152a近傍には、貼付け
装置160が配設され、貼付け装置160の先端部16
0aにより未使用の紙管2外周に円周方向に沿って、例
えば3本の貼付け部155を形成するようになっている
(図13参照)。貼付け装置160は、図14に示すよ
うに保持部161により保持されており、保持部161
が図14の左右方向に移動することにより、貼付け装置
160が実線位置から二点鎖線位置との間を移動できる
ようになっている。また図14において、貼付け位置に
ある紙管2の下方には、紙管供給装置19(図5)から
供給される紙管2が一時的に載置される載置台158が
配置されている。
【0028】また、円軌道152の巻取位置152b近
傍に、巻取位置152bに位置する紙管2に対して記録
シート1を押付ける押付ロール155が設けられてい
る。さらに巻取位置152bと排出位置152cとの間
には、排出位置152cにある巻取済のシート巻取体2
6と巻取位置152bにある未使用の紙管2の間に延び
る記録シート1を切断する切断装置156が設けられて
いる。この切断装置156はカッタ156aを有し、カ
ッタ156aを記録シート1に対して直交する方向に移
動させることにより記録シート1を切断するようになっ
ている。
【0029】次にこのような構成からなるシート巻取装
置の作用について説明する。まず図14において、紙管
供給装置19から未使用の紙管2が載置台158に一時
的に載置され、その後、紙管2が円軌道152上の貼付
け位置152aまで、図示しない上昇手段により持上げ
られる。貼付け位置152aまで達した紙管2は、次に
一対の回転チャック153a、153bからなる保持回
転装置153により保持される。
【0030】次に保持部161により貼付け装置160
が図15の右方向へ移動して、貼付け装置160の先端
部160aが紙管2の外周に当接する。貼付け装置16
0は紙管2の長手方向に沿って3個設けられている。こ
のため保持回転装置153が回転することによって、紙
管2の外周に3本の貼付け部155が円周方向に沿って
形成される。
【0031】次に保持回転装置153が、円軌道152
上に沿って巻取装置152bまで移動する。この間、巻
取位置152bにおいてすでに巻取られて形成されたシ
ート巻取体26が、巻取位置152bから排出位置15
2cまで移動する。この場合、排出位置152cにある
シート巻取体26と巻取位置152bにある未使用の紙
管2との間に記録シート1が延びることになる。
【0032】次に切断装置156のカッタ156aが記
録シート1側に接近して記録シート1が切断される。記
録シート1が切断された後、シート巻取体26は排出位
置152cから排出台165(図5)へ図示しない排出
手段により排出される。
【0033】また巻取位置152bにある未使用の紙管
2に対して記録シートが押付ロール155により押付け
られて、紙管2の外周に記録シート1の端部が固着され
る。
【0034】次に保持回転装置153が回転することに
より、紙管2の外周に記録シート1が巻取られる。この
とき押付ロール155は、常に巻取体に接しながら回転
することにより、巻取体に入るエアーを抜くよう作用す
るエア抜き機構としても機能する。このようにして巻取
位置152bにおいて、シートの巻取体26(図1およ
び図12)が形成される。
【0035】以上説明したように、本実施例によれば、
巻取位置152bにおいて、容易かつ迅速に紙管2の外
周に記録シート1を巻取ることにより、シート巻取体2
6を形成することができるとともに、巻取位置152b
のシート巻取体26を迅速に排出位置152cに移送す
ることができる。また貼付け位置152aにおいて、紙
管2の外周に全周に沿って貼付け部155を設けること
により、巻取位置152bにおいて紙管2の回転位置に
かかわらず、常に紙管2に記録シート1の端部を押付ロ
ール155により固着することができる。なお、切断装
置156により記録シート1を切断後、記録シート1を
押付ロール155により紙管2に固着させる場合、わず
かの部分の切断端が紙管2に固着されないことも考えら
れるが、この切断端は記録シート1の巻取時にシート巻
取体26内に巻き込まれる。
【0036】次に、熱転写記録シートの製造装置の他の
構成部分について、以下説明する。図6にグラビア印刷
部16の詳細を示す。図6に示すようにグラビア印刷部
16は、グラビア印刷ユニット30が取付けられたフレ
ーム29を有する。ウエブSは、案内ロール24(図5
参照)および他の案内ロール31を経て印刷ユニット3
0に供給される。印刷ユニット30の下流側において、
ウエブSは案内ロール32、33、34、35、および
36を経て印刷部16から離れていく。
【0037】図7は印刷ユニット30の更なる詳細図で
ある。図7に示すように、印刷ユニット30は版胴37
と、圧胴38と、版胴37下方に位置するインキパン3
9とを備えている。インキパン39は、グラビア印刷イ
ンキ40を収納しており、この中に版胴37が部分的に
浸されている。
【0038】版胴37はウエブS上に所望のエンドマー
クを印刷するため形成された多数のグラビアインキセル
を有しており、一対のドクターブレード取付装置42が
版胴37の両側に設けられている。各取付装置42は版
胴37の表面上から過剰のインキを掻き取るためのブレ
ード41を支持している。
【0039】これらのドクターブレード取付装置42
は、各々ドクターブレード調節ノブ43を有しており、
このノブ43により版胴37の表面に対してドクタブレ
ード41の押圧力を調整するようになっている。2つの
ドクターブレード41のうちの、いずれかのみが実際上
印刷作業に用いられる。
【0040】図8に示すように、圧胴38はシャフトに
堅固に取付けられており、このシャフトの両端は一対の
ベアリングブロック45によって回転自在に支持されて
いる。ベアリングブロック45は各々の直立案内ロール
46に沿って、上下方向に移動可動となっている。この
ため、圧胴38は、それ自体が版胴37に対して上下方
向に移動可能となっている。
【0041】図7に示すように圧胴38の比較的長いス
トロークの垂直変位を生じさせるように、一対のエアシ
リンダC1 が、一対の案内レール46を連結するサポー
ト48に取付けられている。このエアシリンダC1 から
ピストンロッド50が下方へ延び、各ピストンロッド5
0はベアリングブロック45に連結されている。そし
て、エアシリンダC1 は、版胴37を変換する時に引込
み、圧胴38を図7の符号38′に示す位置まで上昇さ
せる。
【0042】図7および図8に示すように、他の一対の
エアシリンダC2 が、その上端52においてフレーム2
9に揺動自在に連結されている。各エアシリンダC2 の
ピストンロッド53は、レバー55の一端に揺動自在に
連結されている。各レバー55は中間点56を中心とし
て揺動自在にフレーム29に連結されており、各レバー
55はその他端においてローラ57を支持している。一
対のレバー55上のローラー57は、各ベアリングブロ
ック45の下面に係合している。このため図7におい
て、シリンダC2 が伸びると、レバー55は時計方向に
回動し、これによってベアリングブロック45を上昇さ
せ、圧胴38を版胴37から引離す。
【0043】公知のグラビア印刷機と同様、ウエブSは
案内ロール31を通り、版胴37と圧胴38との間を通
って、案内ロール32の下方から下流側へ向う。
【0044】図8に示すように、適当な駆動機構Mが版
胴37に連結され、版胴37に回転駆動力を与えるよう
になっている。ウエブに対して印刷するためには、版胴
37が回転しウエブSを印刷ユニット30に供給するだ
けでなく、圧胴38も降下させウエブSを圧胴38と版
胴37との間に係合させなければならない。このため、
一対のエアシリンダC2 は、圧胴38を降下させるため
引込められ、これによって印刷ユニット30を所望の作
動状態にする。
【0045】図6に示すように、乾燥装置60が、印刷
ユニット30の上方に設けられている。乾燥装置60は
フレーム29の上部に取付けられたファン61と、この
ファン61に接続されたエアヒータ62と、ファン61
により生じエアヒータ62により加熱された空気流を循
環させるとともにウエブ近傍まで達するダクト63とを
有している。
【0046】エアヒータ62から延びるダクト63は上
述のようにファン61に戻り、加熱エアを循環させてい
る。このダクト63の流路中央部分には、ウエブSの送
り方向に延びる4本の円筒状の出口管66が設けられて
いる。このように出口管66は、ウエブSに印刷された
4列のエンドマーク3に対応した数だけ設けられ、各出
口管66の下端には加熱エアをウエブSに印刷されたエ
ンドマーク3に吹付けるための溝65がウエブSの送り
方向に沿って形成されている。さらに、出口管66の入
口側又はエアヒータ62とダクト63との連結部には温
度計72が設置され、この温度計72からの信号に基づ
いて温度制御器70によりエアヒータ62は温度一定制
御運転が行われる。
【0047】また図9および図10(a)(b)に示す
ように、各出口管66の溝65は、出口管66内に配置
され長手方向に延びる細長状シャッター67により覆わ
れるようになっている。各細長状シャッター67は、各
出口管66の上方に設けられた一対のエアシリンダC3
によりロッド72を介して上下方向に移動し、溝65を
開閉する。
【0048】また、各出口管66内であって、溝65よ
り下流側に、出口管66内の流路を遮断する円形邪摩板
68が設けられ、この邪摩板68はエアの流れ方向に対
して直交する回転軸68aを中心として回転するように
なっている。この回転軸68aは、エアシリンダC3 と
同期して作動する駆動機構C4 により回転する。
【0049】すなわち通常時に、エアシリンダC3 によ
りシャッター67が降下して溝65を閉とするととも
に、邪摩板68が駆動機構C4 により出口管66内で水
平方向に保たれる。次にウエブS上に印刷されたエンド
マーク3が溝65の下方に達すると、エアシリンダC3
によりシャッター67が上昇して溝65を開とする。同
時に邪摩板68が駆動機構C4 により回転軸68を中心
として出口管66内で垂直方向位置まで回転し、加熱エ
アの流れを妨げる。
【0050】このようにして出口管66内の略全部の加
熱エアを溝65からウエブSのエンドマーク3に対して
吹付けることができ、これによりエンドマーク3を効率
的に乾燥させることができる。また通常時にはシャッタ
ー67により溝65を閉とするとともに、邪摩板68を
水平方向に維持することにより、加熱エアをダクト63
内で循環させることができる。この場合、エアヒータ6
2は温度計71からの信号に基づいて温度制御器70に
より温度一定制御されているので、出口管66内の温度
を略一定に維持することができ、溝65を開とした場合
に速やかに一定温度の加熱エアをエンドマーク3に吹付
けることができる。
【0051】印刷部16においてウエブS上にエンドマ
ークが印刷され、その後乾燥された後、ウエブSは案内
ロール75によってスリット部17に案内される。スリ
ット部17は公知の装置であり、ウエブSは案内ロール
75から追加の案内ロール76、76に向って進行し、
その後、マスターロール78に向う。次に図11に示す
ように、ウエブSは案内ロール79を通って一対のスリ
ットロール80a、80b上に向う。一方のスリットロ
ール80aは固定軸回りに回転し、また他方のスリット
ロール80bは移動自在のアーム81上に回転自在に取
付けられている。固定軸スリットロール80aは、例え
ば公知の環状スリットブレードを有しており、ウエブS
をスリットすることによって得られるストリップ状の記
録シートは、スリット部17から2つの分離ロール83
a、83bのいずれかを通って記録シート巻取部18に
おいて巻取られ、シート巻取体26となる。
【0052】図5および図11に示すように、マスター
ロール78近傍には、マスターロールの回転およびこれ
による供給ウエブSの長さを検出するための回転数検出
回路90が設けられている。回転数検出回路90は、マ
スターロール78の回転数に対応するパルスを計算する
ようになっている。パルスがエンドマーク印刷開始に対
応するとともにウエブSの所望位置を示す予め定められ
た数値に達すると、一対のエアシリンダC2 が引込み、
これによってそれまで版胴37から離れていた圧胴38
が降下する。このようにしてウエブSが版胴37と圧胴
38との間で狭まれ、エンドマークの印刷が開始され
る。
【0053】回転数検出回路90は、ウエブSに印刷さ
れた4列のエンドマーク3が乾燥装置60に達すること
も確認でき、これによってエアシリンダC3 が縮んでシ
ャッタ67を上昇させ、出口管66の溝65から加熱エ
アをエンドマーク3に吹付けることができる。同時に駆
動機構C4 により、邪摩板68が垂直方向位置まで回転
し、出口管66内の流路を妨げるので、出口管66内の
略全部の加熱エアをエンドマーク3に吹き付けることが
できる。
【0054】次に4列のエンドマーク3が溝65を通過
すると、回転数検出回路90の制御によりエアシリンダ
C3 がシャッター67を降下させて溝65を閉とし、駆
動機構C4 により邪摩板68が水平方向位置まで回転す
る。
【0055】図10(b)に示すように、各列のエンド
マーク3の先端が出口溝65の上流側の先端が出口溝6
5の上流側の所定距離Xの地点まできたところで、シャ
ッター67により溝65は開となる。またエンドマーク
の後端が出口溝65の下流側の所定距離Yの地点までき
たところでシャッター67により溝65は閉となる。こ
れらのシャッター67の開閉作業は回転数検出回路90
の制御により行われる。
【0056】このようにグラビア印刷部16において、
4列のエンドマーク3が印刷ユニット30によって各ウ
エブSの所定位置に印刷され、次にエンドマーク3のみ
が他のウエブ部分に悪影響を与えないように乾燥装置6
0により乾燥される。次にスリット部17において、印
刷されたウエブの各々の部分が長手方向にスリットさ
れ、所望幅を有する複数、例えば4枚の熱転写型記録シ
ート1が形成される。これらの各記録シート1は紙管2
に巻取られてシート巻取体26となる。
【0057】なお、図2に示すように、エンドマーク3
は基材フィルム1aの一面、または基材フィルム1aの
他方の面に設けられたホットメルトインキ層1bの一面
のいずれかに設けてもよい。エンドマーク3をウエブS
のいずれの面に形成するかは、ウエブが図6の実線で示
された通路を通るのか、あるいは仮想線で示された通路
を通るかで決められる。仮想線の通路を通る場合には、
ウエブSは追加の案内ロール92、93、94および案
内ロール32を通過して、版胴37と圧胴38との間を
通り、案内ロール31を通る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば巻
取位置において容易かつ迅速に紙管の外周にシートを巻
取ってシート巻取体を形成することができるとともに、
巻取位置で形成したシート巻取体を迅速に排出位置まで
移送することができる。また貼付け位置において紙管の
外周に全周に沿って貼付けを行うことにより、巻取位置
における紙管の回転位置にかかわらず、常に紙管に切断
されたシートの端部を押付けて固着することができる。
このため、迅速に精度の良好なシート巻取体を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンドマークを有する熱転写記録シートを示す
斜視図。
【図2】図1のII−II線方向断面図。
【図3】他の熱転写記録シートを示す図1と同様の図。
【図4】熱転写記録シートに設けられたエンドマークを
光学的に検出する状態を示す概略図。
【図5】熱転写記録シートの製造装置の概略図。
【図6】図5に示す熱転写記録シートの製造装置のグラ
ビア印刷部の拡大図。
【図7】グラビア印刷部の更なる部分拡大図。
【図8】図6に示すグラビア印刷部の左方向側面図。
【図9】乾燥装置の出口管部分を示す図。
【図10】出口管に設けられたシャッターを示す図。
【図11】図5に示す熱転写記録シートの製造装置のス
リット部およびマスターロールの回転を検出する回転数
検出回路を示す図。
【図12】本発明によるシート巻取装置およびシート巻
取体を示す概略図。
【図13】紙管を保持して回転する保持回転装置を示す
図。
【図14】貼付け装置を示す図。
【符号の説明】
1 記録シート 2 紙管 14 ウエブ供給部 16 グラビア印刷部 17 スリット部 18 巻取装置 19 紙管供給装置 26 シート巻取体 152 円軌道 152a 貼付け位置 152b 巻取位置 152c 排出位置 155 押付ロール 156 切断装置 156a カッタ 160 貼付け装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26 B65H 19/22 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙管の周囲にシートをロール状に巻取って
    巻取体を形成する巻取装置において、 貼付け位置、巻取位置および排出位置を通る軌道上を順
    次移動するとともに、前記紙管を両側から保持して回転
    する複数の保持回転装置と、 前記貼付け位置近傍に配置され、前記保持回転装置によ
    り保持された未使用の紙管外周に円周方向に沿って貼付
    けを行う貼付け装置と、 前記巻取位置と前記排出位置との間に設けられ、前記排
    出位置にある巻取済のシート巻取体と前記巻取位置にあ
    る未使用の紙管との間に伸びるシートを切断する切断装
    置と、 前記巻取位置の近傍に設けられ、前記保持回転装置によ
    り保持された未使用の紙管の外周にシートを押付ける押
    付けロールと、 を備えたことを特徴とするシート巻取装置。
  2. 【請求項2】紙管と、 この紙管の外周に円周方向に沿って設けられた貼付け部
    と、 前記紙管の外周に巻き取られたシートと、 からなるシート巻取体。
JP6176883A 1994-06-28 1994-07-28 シート巻取装置およびシート巻取体 Pending JPH0840615A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6176883A JPH0840615A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 シート巻取装置およびシート巻取体
US08/494,934 US5851345A (en) 1994-06-28 1995-06-26 Heat transfer recording sheet producing apparatus and a roll shaft supplying apparatus
US09/140,423 US6192957B1 (en) 1994-06-28 1998-08-26 Heat transfer recording sheet producing apparatus and roll shaft supplying apparatus
US09/678,404 US6374892B1 (en) 1994-06-28 2000-10-03 Heat transfer recording sheet producing apparatus and roll shaft supplying apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6176883A JPH0840615A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 シート巻取装置およびシート巻取体

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JPH0840615A true JPH0840615A (ja) 1996-02-13

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ID=16021437

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JP (1) JPH0840615A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014069514A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写シート、及び画像形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014069514A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写シート、及び画像形成方法

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