JPH0811429A - 熱転写記録シート製造装置 - Google Patents

熱転写記録シート製造装置

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JPH0811429A
JPH0811429A JP6146620A JP14662094A JPH0811429A JP H0811429 A JPH0811429 A JP H0811429A JP 6146620 A JP6146620 A JP 6146620A JP 14662094 A JP14662094 A JP 14662094A JP H0811429 A JPH0811429 A JP H0811429A
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JP
Japan
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web
recording sheet
thermal transfer
end mark
transfer recording
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JP6146620A
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English (en)
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Yoshikimi Senba
波 良 公 仙
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエブに印刷されたエンドマークを精度良く
乾燥して品質の良好な記録シートを得ること。 【構成】 基材フィルムとホットメルトインキ層とを有
するウエブSに対して、グラビア印刷部16の印刷ユニ
ット30において幅方向に所定間隔をおいて複数のエン
ドマークが印刷される。ウエブS上に印刷されたエンド
マークは、乾燥装置60により乾燥する。乾燥装置60
はファン61と、エアヒータ62と、ファン61および
エアヒータ62に接続され加熱エアを循環させる循環ダ
クト63とからなっている。循環ダクト63はウエブS
近傍に延び、循環ダクト63内の加熱エアは、溝65か
らウエブS上のエンドマークに吹付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明に感熱ファクシミリ装置等
に用いられる熱転写記録シートを製造するための熱転写
記録シート製造装置に係り、とりわけ品質の高い熱転写
記録シートを製造することができる熱転写記録シート製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置においては、ロ
ール状の熱転写記録シートが用いられている。この記録
シートはドナーともいわれ、ポリエステル等の薄いプラ
スチックフィルム基材の片面に、ワックスや樹脂等のバ
インダーと色剤からなるホットメルトインク層を設けた
ものである。この記録シートのインク層を紙と重ね合わ
せ、記録シート背面側からサーマルヘッド等の加熱手段
により加熱を行い、インクを紙に転写することにより印
字は行われる。このようなファクシミリ装置は、記録シ
ートの終了を表示する装置が設けられている。
【0003】記録シートの終了を表示するため、一般に
記録シートのロールシャフト固定端(終了端)の近傍に
反射表面を有するエンドマークが設けられている。この
エンドマークは、記録シートのうちホットメントインキ
層側又はその反対側のいずれかに設けられ、光源と光検
出器とを有するセンサにより光学的に検出されるように
なっている。このようなエンドマークは、フレキソ印刷
またはブラッシングにより記録シートに印刷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらフレキソ
印刷によりエンドマークを印刷する場合は、ゴム製の凸
版によりインキを記録シートに付着させるため、記録シ
ートが薄いとこの印刷中に記録シートにしわが入ること
が考えられる。
【0005】他方、ブラッシングにより小さいエンドマ
ークを印刷する場合は、マーキングの品質が悪く、また
長時間を要するという問題がある。
【0006】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、記録シートに精度よく良品質のエンドマー
クを設けることができるとともに、このような記録シー
トを迅速かつ大量に製造することができる熱転写記録シ
ート製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材フィルム
とホットメルトインキ層とを有するウエブを供給するウ
エブ供給装置と、このウエブ供給装置から供給されるウ
エブに対して、幅方向に所定間隔をおいて複数のエンド
マークを印刷するグラビア印刷装置と、グラビア印刷さ
れたエンドマークを乾燥させる乾燥装置とを備え、前記
乾燥装置はファンと、ヒータと、このファンおよびヒー
タに接続され加熱エアを循環させるとともに前記ウエブ
近傍に延びる循環ダクトとを有し、この循環ダクトに加
熱エアを前記ウエブ上のエンドマークに吹付ける溝を形
成したことを特徴とする熱転写記録シート製造装置であ
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、ウエブ供給装置から供給され
るウエブはグラビア印刷装置に送られ、グラビア印刷装
置が作動してウエブの所定領域に、幅方向に所定間隔を
おいて複数のエンドマークが印刷される。ウエブ上に印
刷されたエンドマークは、その後乾燥装置により乾燥さ
れ、エンドマークを有する複数の熱転写記録シートが得
られる。乾燥装置において、ファンおよびヒータにより
生成された加熱エアは循環ダクト内を循環するので、ダ
クト内のエア温度が常に一定に保たれ、溝から常に一定
条件の加熱エアをエンドマークに吹付けることができ
る。
【0009】
【実施例】はじめに熱転写記録シートについて、図1に
より説明する。図1に示すように、ロールシャフト2か
ら繰り出された熱転写記録シートは矢印A方向に引張ら
れ、ロールシャフト2側にわずかのシートが残る。
【0010】図1のII−II線断面図である図2に示すよ
うに、記録シート1は基材フィルム1aと、この基材フ
ィルム1aの一方の面に設けられ熱転写によって対象と
なる複写の記録を行うホットメルトインキ層1bとを有
している。このうち基材フィルム1aはポリエステル、
ポリプロピレン、セロファンアセテート、ポリカーボネ
ート等のプラスチック、またはコンデンサペーパ、パラ
フィンペーパ等の紙からなっている。このうちポリエス
テル製の基材フィルム1aが好ましい。またホットメル
トインキ層1bは、公知の顔料、合成樹脂、およびワッ
クスの混合物からなっている。このホットメルトインキ
層は3〜8ミクロンの厚みとなっている。
【0011】また、図1および図2に示すように、ロー
ルシャフト2に固定された記録シート1の終端から所定
の間隔を置いた部分に、長手方向に沿って幅の狭いエン
ドマーク3が設けられている。このエンドマーク3は基
材フィルム1a側に設けられているが、ホットメルトイ
ンキ層1b側に設けてもよい。
【0012】エンドマーク3は、グラビア印刷により1
〜6ミクロンの厚さを有する光反射層となっている。こ
のためエンドマークは銀色あるいは金色となっており、
黒色の基材フィルムまたはホットメルトインキ層上を隠
蔽するとともに、効果的な反射面を形成する。
【0013】エンドマーク3の形成のため用いられるグ
ラビア印刷用インキは次のとおりである。
【0014】 グラビア印刷インキ1 アルミニウムペースト 13% “VA−HR430”(商品名) 87% このうちVA−HR30は フッ化ビニリデン 8.7% フッ化炭素 6.5% メチルエチルケトン 47.0% トルエン 9.6% “M−AT BC TF”(商品名) 21.7% “M−AT Mark FC113”(商品名) 6.5% ここで“M−AT BC TF”は10%のテフロン粉
末(ポリテラフルオロエチレン)(商品名)と、40%
のアクリルポリオルと、30%のメチルエチルケトン
と、20%の添加剤からなる。また“M−AT Mar
k FC113”は30%のグラフトポリマワックス
と、65%のトルエンと、5%のエチルアセテートから
なる。
【0015】 グラビア印刷インキ2 アルミニウムペースト 8% ニトロセルロース 16.5% エステルガム 3.0% ワックス 4.5% ひまし油 3.0% リンゴ酸ジオクチル 3.0% トルエン 20.0% イソプロピルアルコール 14.0% エチルアルコール 28.0% グラビア印刷インキ3 グラビア印刷インキ2 64.0% “CM950White”(商品名) 36.0% “CM950White”(商品名)は24%の酸化ア
ルミニウムと、26.0%のワニスと、14.0%のワ
ックスを含んでいる。
【0016】なお、図3に示すように、記録シート1の
ロールシャフト2の固定端に対して第1エンドマーク3
より更に遠方に、第2エンドマーク3Aを設けてもよ
い。第2エンドマーク3Aはグラビア印刷により一連の
比較的短いストリップ状に形成されている。この第2エ
ンドマーク3Aは、第1のエンドマーク3よりも前に記
録シート1の終了の接近を知らせるものである。
【0017】次に熱転写記録シート1の使用方法を図4
により説明する。図4に示すように、ロールシャフト2
の供給ロール1Rから引張られた熱転写記録シート1
は、案内ロール4を矢印方向に移動し、サーマルヘッド
5とバックアップロール6との間に入る。その後熱転写
記録シート1は、他の案内ロール7に入り、巻取ロール
シャフト8により巻取られる。
【0018】記録されるべき紙9が、紙供給トレイ(図
示せず)から供給され、記録シート1上におかれる。紙
9とシート1とがサーマルヘッド5とバックアップロー
ル6との間で互いに接触しながら移動すると、サーマル
ヘッドの加熱によりホットメルトインクが紙9上に熱転
写されて記録が行われる。
【0019】記録シート1が供給ロールシャフトにおい
て、その終端近傍まで引張られると、反射型エンドマー
ク3が図1に示すように表わされる。図4に示すよう
に、このエンドマーク3は、光源10と光検出器11と
からなる赤外線センサに対向する位置まで達する。光源
10から発せられる赤外線は、エンドマーク3に達し、
これによって反射して光検出器11まで達する。このよ
うにして、赤外線センサはシート1が終了する旨の検出
を行う。アラーム12が光検出器11に接続され、エン
ドマーク3を検出して記録シート1が終了に近づくこと
を警告する。
【0020】次に上記の熱転写記録シートの製造を、図
5乃至図11により説明する。図5に示すように、製造
装置はウエブ供給部14と、グラビア印刷部16と、ス
リット部17と、記録シート巻取部18とを備えてい
る。
【0021】供給部14から供給されたウエブSは記録
シート1となるものである。またウエブSは基材フィル
ム1aと、このフィルムの一方の面に形成されたホット
メルトイントを有するコーティング1bとを有し、エン
ドマーク3は未だ形成されておらず、またウエブSは記
録シート1よりも2倍以上の幅を有している。図5はウ
エブがウエブ供給部14のロール支持体21上に、ロー
ル20状に支持されている状態を示す。図5において、
ウエブSは、供給部14から一連のガイドレール23、
24により案内され、グラビア印刷部16に送られる。
【0022】グラビア印刷部16において、エンドマー
ク3が各ウエブSに対し例えば4列に印刷される。図3
に示す第2エンドマーク3Aはグラビア印刷部16で印
刷してもよい。
【0023】エンドマーク3を第2エンドマーク3Aと
ともに、あるいは第2エンドマーク3Aなしでエンドマ
ーク3のみ印刷した後、ウエブSはスリット部17に送
られ、ここで幅広のウエブSは長手方向にスリットされ
複数の幅の狭いストリップ状の記録シートは、巻取部1
8においてロール26として巻取られる。
【0024】上述した一連の案内ロール23、24およ
び他のロールは、ウエブを連続供給するための組合せ供
給手段を構成する。ウエブ供給部14は公知の装置を用
いることができる。
【0025】次にグラビア印刷部16およびスリット部
17について、以下説明する。図6にグラビア印刷部1
6の詳細を示す。図6に示すようにグラビア印刷部16
は、グラビア印刷ユニット30が取付けられたフレーム
29を有する。ウエブSは、案内ロール24(図5参
照)および他の案内ロール31を経て印刷ユニット30
に供給される。印刷ユニット30の下流側において、ウ
エブSは案内ロール32、33、34、35、および3
6を経て印刷部16から離れていく。
【0026】図7は印刷ユニット30の更なる詳細図で
ある。図7に示すように、印刷ユニット30は版胴37
と、圧胴38と、版胴37下方に位置するインキパン3
9とを備えている。インキパン39は、グラビア印刷イ
ンキ40を収納しており、この中に版胴37が部分的に
浸されている。
【0027】版胴37はウエブS上に所望のエンドマー
クを印刷するため形成された多数のグラビアインキセル
を有しており、一対のドクターブレード取付装置42が
版胴37の両側に設けられている。各取付装置42は版
胴37の表面上から過剰のインキを掻き取るためのブレ
ード41を支持している。
【0028】これらのドクターブレード取付装置42
は、各々ドクターブレード調節ノブ43を有しており、
このノブ43により版胴37の表面に対してドクタブレ
ード41の押圧力を調整するようになっている。2つの
ドクターブレード41のうちの、いずれかのみが実際上
印刷作業に用いられる。
【0029】図8に示すように、圧胴38はシャフトに
堅固に取付けられており、このシャフトの両端は一対の
ベアリングブロック45によって回転自在に支持されて
いる。ベアリングブロック45は各々の直立案内ロール
46に沿って、上下方向に移動可動となっている。この
ため、圧胴38は、それ自体が版胴37に対して上下方
向に移動可能となっている。
【0030】図7に示すように圧胴38の比較的長いス
トロークの垂直変位を生じさせるように、一対のエアシ
リンダC1 が、一対の案内レール46を連結するサポー
ト48に取付けられている。このエアシリンダC1 から
ピストンロッド50が下方へ延び、各ピストンロッド5
0はベアリングブロック45に連結されている。そし
て、エアシリンダC1 は、版胴37を変換する時に引込
み、圧胴38を図7の符号38′に示す位置まで上昇さ
せる。
【0031】図7および図8に示すように、他の一対の
エアシリンダC2 が、その上端52においてフレーム2
9に揺動自在に連結されている。各エアシリンダC2 の
ピストンロッド53は、レバー55の一端に揺動自在に
連結されている。各レバー55は中間点56を中心とし
て揺動自在にフレーム29に連結されており、各レバー
55はその他端においてローラ57を支持している。一
対のレバー55上のローラー57は、各ベアリングブロ
ック45の下面に係合している。このため図7におい
て、シリンダC2 が伸びると、レバー55は時計方向に
回動し、これによってベアリングブロック45を上昇さ
せ、圧胴38を版胴37から引離す。
【0032】公知のグラビア印刷機と同様、ウエブSは
案内ロール31を通り、版胴37と圧胴38との間を通
って、案内ロール32の下方から下流側へ向う。
【0033】図8に示すように、適当な駆動機構Mが版
胴37に連結され、版胴37に回転駆動力を与えるよう
になっている。ウエブに対して印刷するためには、版胴
37が回転しウエブSを印刷ユニット30に供給するだ
けでなく、圧胴38も降下させウエブSを圧胴38と版
胴37との間に係合させなければならない。このため、
一対のエアシリンダC2 は、圧胴38を降下させるため
引込められ、これによって印刷ユニット30を所望の作
動状態にする。
【0034】図6に示すように、乾燥装置60が、印刷
ユニット30の上方に設けられている。乾燥装置60は
フレーム29の上部に取付けられたファン61と、この
ファン61に接続されたエアヒータ62と、ファン61
により生じエアヒータ62により加熱された空気流を循
環させるとともにウエブ近傍まで達するダクト63とを
有している。
【0035】エアヒータ62から延びるダクト63は上
述のようにファン61に戻り、加熱エアを循環させてい
る。このダクト63の流路中央部分には、ウエブSの送
り方向に延びる4本の円筒状の出口管66が設けられて
いる。このように出口管66は、ウエブSに印刷された
4列のエンドマーク3に対応した数だけ設けられ、各出
口管66の下端には加熱エアをウエブSに印刷されたエ
ンドマーク3に吹付けるための溝65がウエブSの送り
方向に沿って形成されている。さらに、出口管66の入
口側又はダクト63とエアヒータ62との連結部には温
度計72が設置され、この温度計72からの信号に基づ
いて温度制御器70によりエアヒータ62は温度一定制
御運転が行われる。
【0036】また図9および図10(a)(b)に示す
ように、各出口管66の溝65は、出口管66内に配置
され長手方向に延びる細長状シャッター67により覆わ
れるようになっている。各細長状シャッター67は、各
出口管66の上方に設けられた一対のエアシリンダC3
によりロッド72を介して上下方向に移動し、溝65を
開閉する。
【0037】また、各出口管66内であって、溝65よ
り下流側に、出口管66内の流路を遮断する円形邪摩板
68が設けられ、この邪摩板68はエアの流れ方向に対
して直交する回転軸68aを中心として回転するように
なっている。この回転軸68aは、エアシリンダC3 と
同期して作動する駆動機構C4 により回転する。
【0038】すなわち通常時に、エアシリンダC3 によ
りシャッター67が降下して溝65を閉とするととも
に、邪摩板68が駆動機構C4 により出口管66内で水
平方向に保たれる。次にウエブS上に印刷されたエンド
マーク3が溝65の下方に達すると、エアシリンダC3
によりシャッター67が上昇して溝65を開とする。同
時に邪摩板68が駆動機構C4 により回転軸68を中心
として出口管66内で垂直方向位置まで回転し、加熱エ
アの流れを妨げる。
【0039】このようにして出口管66内の略全部の加
熱エアを溝65からウエブSのエンドマーク3に対して
吹付けることができ、これによりエンドマーク3を効率
的に乾燥させることができる。また通常時にはシャッタ
ー67により溝65を閉とするとともに、邪摩板68を
水平方向に維持することにより、加熱エアをダクト63
内で循環させることができる。この場合、エアヒータ6
2は温度計71からの信号に基づいて温度制御器70に
より温度一定制御されているので、出口管66内の温度
を略一定に維持することができ、溝65を開とした場合
に速やかに一定温度の加熱エアをエンドマーク3に吹付
けることができる。
【0040】印刷部16においてウエブS上にエンドマ
ークが印刷され、その後乾燥された後、ウエブSは案内
ロール75によってスリット部17に案内される。スリ
ット部17は公知の装置であり、ウエブSは案内ロール
75から追加の案内ロール76、76に向って進行し、
その後、マスターロール78に向う。次に図11に示す
ように、ウエブSは案内ロール79を通って一対のスリ
ットロール80a、80b上に向う。一方のスリットロ
ール80aは固定軸回りに回転し、また他方のスリット
ロール80bは移動自在のアーム81上に回転自在に取
付けられている。固定軸スリットロール80aは、例え
ば公知の環状スリットブレードを有しており、ウエブS
をスリットすることによって得られるストリップ状の記
録シートは、スリット部17から2つの分離ロール83
a、83bのいずれかを通って記録シート巻取部18の
ロール26に巻取られる。
【0041】図5および図11に示すように、マスター
ロール78近傍には、マスターロールの回転およびこれ
による供給ウエブSの長さを検出するための回転数検出
回路90が設けられている。回転数検出回路90は、マ
スターロール78の回転数に対応するパルスを計算する
ようになっている。パルスがエンドマーク印刷開始に対
応するとともにウエブSの所望位置を示す予め定められ
た数値に達すると、一対のエアシリンダC2 が引込み、
これによってそれまで版胴37から離れていた圧胴38
が降下する。このようにしてウエブSが版胴37と圧胴
38との間で狭まれ、エンドマークの印刷が開始され
る。
【0042】回転数検出回路90は、ウエブSに印刷さ
れた4列のエンドマーク3が乾燥装置60に達すること
も確認でき、これによってエアシリンダC3 が縮んでシ
ャッタ67を上昇させ、出口管66の溝65から加熱エ
アをエンドマーク3に吹付けることができる。同時に駆
動機構C4 により、邪摩板68が垂直方向位置まで回転
し、出口管66内の流路を妨げるので、出口管66内の
略全部の加熱エアをエンドマーク3に吹き付けることが
できる。
【0043】次に4列のエンドマーク3が溝65を通過
すると、回転数検出回路90の制御によりエアシリンダ
C3 がシャッター67を降下させて溝65を閉とし、駆
動機構C4 により邪摩板68が水平方向位置まで回転す
る。
【0044】図10(b)に示すように、各列のエンド
マーク3の先端が出口溝65の上流側の先端が出口溝6
5の上流側の所定距離Xの地点まできたところで、シャ
ッター67により溝65は開となる。またエンドマーク
の後端が出口溝65の下流側の所定距離Yの地点までき
たところでシャッター67により溝65は閉となる。こ
れらのシャッター67の開閉作業は回転数検出回路90
の制御により行われる。
【0045】このようにグラビア印刷部16において、
4列のエンドマーク3が印刷ユニット30によって各ウ
エブSの所定位置に印刷され、次にエンドマーク3のみ
が他のウエブ部分に悪影響を与えないように乾燥装置6
0により乾燥される。次にスリット部17において、印
刷されたウエブの各々の部分が長手方向にスリットさ
れ、所望幅を有する複数、例えば4枚の熱転写型記録シ
ート1が形成される。これらの各記録シート1はロール
26に巻取られる。
【0046】なお、図2に示すように、エンドマーク3
は基材フィルム1aの一面、または基材フィルム1aの
他方の面に設けられたホットメルトインキ層1bの一面
のいずれかに設けてもよい。エンドマーク3をウエブS
のいずれの面に形成するかは、ウエブが図6の実線で示
された通路を通るのか、あるいは仮想線で示された通路
を通るかで決められる。仮想線の通路を通る場合には、
ウエブSは追加の案内ロール92、93、94および案
内ロール32を通過して、版胴37と圧胴38との間を
通り、案内ロール31を通る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
乾燥装置内において、ファンおよびヒータにより生成さ
れた加熱エアを循環ダクト内で循環されることができる
ので、循環ダクト内の加熱エアを溝から常に一定の条件
の下で、ウエブ上に印刷されたエンドマークに対して吹
付けることができる。このため、ウエブに印刷されたエ
ンドマークを同一条件で精度良く乾燥させることがで
き、品質の良好な記録シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱転写記録シートの製造装置によ
って得られるエンドマークを有する熱転写記録シートを
示す斜視図。
【図2】図1のII−II線方向断面図。
【図3】他の熱転写記録シートを示す図1と同様の図。
【図4】熱転写記録シートに設けられたエンドマークを
光学的に検出する状態を示す概略図。
【図5】本発明による熱転写記録シートの製造装置の概
略図。
【図6】図5に示す熱転写記録シートの製造装置のグラ
ビア印刷部の拡大図。
【図7】グラビア印刷部の更なる部分拡大図。
【図8】図6に示すグラビア印刷部の左方向側面図。
【図9】乾燥装置の出口管部分を示す図。
【図10】出口管に設けられたシャッターを示す図。
【図11】図5に示す熱転写記録シートの製造装置のス
リット部およびマスターロールの回転を検出する回転数
検出回路を示す図。
【符号の説明】
14 ウエブ供給部 16 グラビア印刷部 17 スリット部 60 乾燥装置 61 ファン 62 エアヒータ 63 循環ダクト 65 溝 66 出口管 78 マスターロール C1 エアシリンダ C2 エアシリンダ C3 エアシリンダ C4 駆動機構 S ウエブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フィルムとホットメルトインキ層とを
    有するウエブを供給するウエブ供給装置と、 このウエブ供給装置から供給されるウエブに対して、幅
    方向に所定間隔をおいて複数のエンドマークを印刷する
    グラビア印刷装置と、 グラビア印刷されたエンドマークを乾燥させる乾燥装置
    とを備え、 前記乾燥装置はファンと、ヒータと、このファンおよび
    ヒータに接続され加熱エアを循環させるとともに前記ウ
    エブ近傍に延びる循環ダクトとを有し、この循環ダクト
    に加熱エアを前記ウエブ上のエンドマークに吹付ける溝
    を形成したことを特徴とする熱転写記録シート製造装
    置。
  2. 【請求項2】循環ダクトの溝はシャッター作動装置によ
    り作動するシャッターにより覆われるとともに、前記シ
    ャッター作動装置はエンドマークが前記溝に接近した場
    合に前記シャッターを開とすることを特徴とする請求項
    1記載の熱転写記録シート製造装置。
  3. 【請求項3】循環ダクト内であって溝より下流側に、前
    記循環ダクト内の流路を妨げる邪魔板を、エアの流れ方
    向に直交する方向に配置された回転軸回りに回転自在に
    設けたことを特徴とする請求項1または2のいずれか記
    載の熱転写記録シート製造装置。
  4. 【請求項4】循環ダクト内に温度計が設置され、この温
    度計からの信号に基づいてヒータを温度一定制御する温
    度制御器を設けたことを特徴とする請求項1記載の熱転
    写記録シート製造装置。
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