JPH1029357A - カラーサーマルプリント方法及びプリンタ - Google Patents

カラーサーマルプリント方法及びプリンタ

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JPH1029357A
JPH1029357A JP8185111A JP18511196A JPH1029357A JP H1029357 A JPH1029357 A JP H1029357A JP 8185111 A JP8185111 A JP 8185111A JP 18511196 A JP18511196 A JP 18511196A JP H1029357 A JPH1029357 A JP H1029357A
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recording
roller
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nip
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Akira Imai
今井  亮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙のカール変曲点による筋や濃度むらの
発生を無くす。 【解決手段】 記録紙16の送出し方向に、ニップ搬送
部15,サーマルヘッド31,光定着器35を配置す
る。ニップ搬送部15のキャプスタンローラ20に記録
紙16を所定角度巻き掛けて、記録紙16の送出しと引
戻しとを交互に複数回繰り返す。記録紙16の3回の引
戻し中に、イエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像を
サーマルヘッド31で順次記録する。マゼンタ画像,シ
アン画像の記録の直前に、光定着器35によりイエロー
画像とマゼンタ画像とを定着する。各画像の記録を終了
した直後も、ニップ搬送部15の送りを続行させ、記録
紙16の先端をニップ搬送部15の近くまで引き戻す。
記録紙16の途中にニップ搬送部が位置した状態で記録
紙が送られることがないので、記録エリア内にカールの
変曲点が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーサーマルプ
リント方法及びプリンタに関し、更に詳しくは記録紙を
ニップして送出しと引戻しとを交互に行いフルカラー画
像を記録するカラーサーマルプリント方法及びプリンタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーサーマルプリンタ、例えばカラー
感熱プリンタでは、カラー感熱記録紙が用いられ、三色
面順次でフルカラー画像を記録する。このカラー感熱記
録紙は、ベース上に、シアン感熱発色層,マゼンタ感熱
発色層,イエロー感熱発色層が順次層設されており、最
上層となるイエロー感熱発色層の熱感度が最も高く、最
下層となるシアン感熱発色層の熱感度が最も低い。各感
熱発色層は、最上層から順番に記録されるが、マゼンタ
感熱発色層の記録の際に、イエロー感熱発色層内の未発
色成分が発色しないように、イエロー画像の記録後に4
20nmの紫色可視光線を照射して光定着する。同様
に、マゼンタ感熱発色層の記録後に、365nmの紫外
線を照射してマゼンタ感熱発色層を光定着する。
【0003】このようなカラー感熱プリンタでは、図6
(A)に示すように、カラー感熱記録紙2の送り精度を
上げるためにキャプスタンローラ3とニップローラ4と
からなる搬送ローラ対5が用いられている。更に、キャ
プスタンローラ3に第2のニップローラ6を設けて記録
紙2を巻き掛けることにより記録紙2の搬送力を増し、
3色の色ずれを無くすことも考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に搬
送力を上げるために記録紙2をキャプスタンローラ3に
巻き掛けると、搬送ローラ対5によってカールが発生す
る。特に、サーマルヘッド7による熱記録の際の高熱が
加わった直後に搬送ローラ対5に記録紙2が巻き掛けら
れるため、このカール量が大きくなる。したがって、記
録を終了した時点では、搬送ローラ対5で送られた部分
2Aの記録紙2のカール量は大きく、搬送ローラ対5で
送られなかった後端部分2Bはキャプスタンローラ3に
巻き掛けられることがないためカール量が小さくなる。
このカール量の差により図6(B)に示すように記録紙
2にはカール変曲点PCができて、ここで筋となるた
め、印画品質が低下していた。また、この筋により次の
色を熱記録する際にサーマルヘッド7の記録紙2へのタ
ッチが変化し、濃度むらを引き起こす弊害もあった。こ
のような問題は、感熱記録の他に昇華型や熱溶融型の熱
転写方式でも発生する。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、
カール変曲点を無くして、印画品質を向上させるように
したカラーサーマルプリント方法及びプリンタを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各色の熱記録を終了した直後も、少なく
とも記録部の端部が搬送ローラ対に近づくまで記録紙の
送りを続行するようにしたものである。なお、熱記録を
終了した直後の記録紙の送り速度を熱記録時の送り速度
と同じにすることが好ましい。また、前記サーマルヘッ
ドの記録紙への押圧解除を記録紙の送りを停止すること
なく行うことが好ましい。また、搬送ローラ対はキャプ
スタンローラとニップローラとから構成され、ニップロ
ーラをキャプスタンローラの周面に転接させて、キャプ
スタンローラへの記録紙の巻き掛け角度を変更するが好
ましい。更に、この巻き掛け角度を変更することにより
記録紙のカール量を調節することが好ましい。
【0007】請求項6記載のカラーサーマルプリンタ
は、記録紙ロールを用いたものであり、搬送ローラ対
を、記録紙が巻き掛けられるキャプスタンローラと、記
録紙をキャプスタンローラとともにニップするニップロ
ーラと、記録紙の巻き掛け角度を維持するための押さえ
部材とから構成し、各色の画像の記録を終了した後に、
少なくとも記録部の先端が搬送ローラ対の近くになるま
で、記録紙の引戻しを続行するようにしたものである。
請求項7記載のカラーサーマルプリンタは、カットシー
トタイプの記録紙を用いたものであり、各色の画像の記
録を終了した後も、少なくとも記録部の後端が搬送ロー
ラ対の近くになるまで、記録紙の送出しを続行するよう
にしたものである。なお、巻き掛け角度調節手段を設け
て、巻き掛け角度を変更し記録紙に与えるカール量を変
えることが好ましい。この巻き掛け角度調節手段は、前
記ニップローラをキャプスタンローラの周面に転接させ
て記録紙のキャプスタンローラへの巻き掛け角度を調節
するように構成されることが好ましい。
【0008】
【作用】プリントに際しては、搬送ローラ対により記録
紙を送りながらサーマルヘッドにより第1色の画像、例
えばイエロー画像を1ラインずつ熱記録する。この熱記
録を終了した直後も、記録紙の送りを続行する。記録紙
の端部が搬送ローラ対の近くまでくると記録紙の送りを
停止する。次に、記録紙を熱記録時の送り方向とは反対
の方向に所定量送って記録紙を戻す。次に、同じように
して第2色の画像、例えばマゼンタ画像を1ラインずつ
記録し、記録を終了した後も、記録紙の端部が搬送ロー
ラ対の近くになるまで記録紙を送った後に、記録紙を所
定の位置まで戻す。この後、第3色の画像、例えばシア
ン画像も同じように記録し、記録を終了した後も、記録
紙の端部が搬送ローラ対の近くになるまで記録紙を送っ
た後に、排紙する。記録紙は、ロール形態に巻き取った
記録紙ロールやカットシートタイプの記録紙が用いられ
る。記録紙は熱記録を終了した後も、少なくとも記録部
の端部が搬送ローラ対に近づくまで送りが続行されるた
め、記録紙の全エリアが搬送ローラ対まで送られること
になる。したがって、カールの変曲点が記録紙に発生す
ることがなく、変曲点による筋の発生による印画品質の
低下が防止される。
【0009】また、キャプスタンローラに対するニップ
ローラの転接位置を変えることで、キャプスタンローラ
への記録紙の巻き掛け角度が変更される。巻き掛け角度
が大きくなると記録紙のカール量が大きくなり、巻き掛
け角度が小さくなると記録紙のカール量が小さくなる。
したがって、巻き掛け角度を変更することにより記録紙
のカール量の調節が可能になる。更に、記録紙として記
録紙ロールを用いる場合には、ロール形態による巻き癖
を無くすように巻き癖とは逆方向にカール量を設定する
ことにより、巻き癖が効果的に除去される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、記録紙ロール10
はマガジン11内に回転自在に収納されている。マガジ
ン11の出口12近くでマガジン内部にはシャッタ13
と給紙ローラ対14とが設けられている。シャッタ13
は出口12を開閉するものであり、保管状態ではシャッ
タ13がバネ材などにより付勢されて出口12を閉じて
おり、防湿及び遮光がされている。また、マガジン11
がサーマルプリンタにセットされた後に給紙指示が出さ
れると、プリンタ側のシャッタ開放機構9によりシャッ
タ13が上方に変位して出口12が開かれる。
【0011】給紙ローラ対14は、シャッタ13が開放
状態にセットされた後に回転され、ニップ搬送部15に
向けて記録紙16の先端を送り出す。この給紙ローラ対
14は、一対のローラのうち上側がキャプスタンローラ
であり、下側がニップローラであり、ニップ搬送部15
と同じ送り速度で記録紙16を送る。ローラシフト機構
14aは、記録紙16の先端をニップ搬送部15に向け
て送るときに、給紙ローラ対14を、記録紙16をニッ
プするニップ状態にし、その後は1コマのプリントシー
ケンスを終了するまでニップローラがキャプスタンロー
ラから離れたニップ解除状態にする。
【0012】マガジン11がサーマルプリンタにセット
されると、給紙ローラ対14がプリンタ側のモータによ
り回転駆動され、これにより記録紙16の先端が記録紙
ロール10から引き出され、ニップ搬送部15に向けて
送られる。この記録紙16は、周知のように、シアン感
熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層が
順次層設されており、最上層のイエロー感熱発色層の熱
感度が最も高い。イエロー感熱発色層は、420nmの
紫色可視光線によって発色能力が消失し、マゼンタ感熱
発色層は365nmの紫外線で発色能力が消失する。
【0013】マガジン11は記録紙ロール10の最大巻
取径よりも大きめに作成されており、このマガジン11
の内壁面と記録紙ロール10との間に隙間が設けられて
いる。この隙間には、図2に示すように、ニップ搬送部
15による記録紙16の引戻し時に、戻された部分が巻
き弛んだ状態になって収納される。
【0014】図1に示すように、ニップ搬送部15は、
キャプスタンローラ20と、第1及び第2のニップロー
ラ21,22とから構成されている。第1ニップローラ
21は揺動アーム23の先端に回転自在に取り付けられ
ており、キャプスタンローラ20との転接位置が変位可
能になっている。また、第2ニップローラ22は、キャ
プスタンローラ20との転接位置が固定されている。こ
れら第1及び第2ニップローラ21,22にはローラシ
フト機構24,25が配置されており、キャプスタンロ
ーラ20の周面に押しつけられたニップ位置と離れた退
避位置との間で変位するように構成されている。ローラ
シフト機構24,25はソレノイドにより構成されてい
るが、この他にモータにより回転するカムを用いて各ニ
ップローラ21,22をシフトしてもよい。ニップ搬送
部15は、給紙ローラ対14から記録紙16の先端が搬
送されるときにシフト機構24,25によりニップ解除
状態にされ、この給紙後はプリントシーケンスが終了す
るまでニップ状態にされる。
【0015】揺動アーム23は、キャプスタンローラ2
0の軸20aに回転自在に取り付けられており、モー
タ、減速ギヤからなる変位機構26によって、キャプス
タンローラ20の周面上における第1ニップローラ21
の転接位置が変位するように構成されている。したがっ
て、揺動アーム23が反時計方向に回転することによ
り、キャプスタンローラ20への記録紙16の巻き掛け
角度が大きくなる。また、揺動アーム23が時計方向に
回転することにより、巻き掛け角度が小さくなる。
【0016】ニップ搬送部15はマガジン11の出口1
2に対して斜め上側に配置されており、ニップ搬送部1
5のキャプスタンローラ20にカラー感熱記録紙16が
巻き掛けられることで、ロール形態で収納されることに
よる巻き癖とは逆の方向に記録紙16が湾曲させられ、
巻き癖が矯正される。出口12とニップ搬送部15との
間にはガイド板27が設けられており、給紙ローラ対1
4の給紙時には記録紙16の先端がニップ搬送部15に
案内される他に、記録紙16の引戻しの際には記録紙1
6がマガジン11内に戻され、図2に示すように巻き弛
んだ状態で記録紙16が貯留される。
【0017】ニップ搬送部15の下流にはプラテンロー
ラ30とサーマルヘッド31とが配置されている。本実
施形態ではサーマルヘッド31が固定状態で取り付けら
れている。また、プラテンローラ30は硬質ゴムで作ら
れており、回転自在になっている。このプラテンローラ
30はアップダウン機構32により昇降自在に取り付け
られており、熱記録時には上方に変位してサーマルヘッ
ド31の発熱素子アレイ31aに記録紙16を押しつけ
る。
【0018】サーマルヘッド31には発熱素子アレイ3
1aが形成されている。この発熱素子アレイ31aは、
プラテンローラ30の軸方向に多数の発熱素子がライン
状に形成されており、熱記録時には画像データに応じて
各発熱素子が駆動されることで、3色面順次でフルカラ
ー画像を記録する。
【0019】サーマルヘッド31の下流に、カッター3
3が配置されている。このカッター33は、上刃が可動
であり、下刃が固定である。フルカラー画像の記録後
に、カッター33が作動して、記録済み部分をシートに
切り離す。また、ニップ搬送部15の近くで下流に、記
録紙13の先端を検知するセンサー34が設けられてい
る。
【0020】カッター33の下流に、光定着器35が配
置されている。この光定着器35は、420nmの波長
域の紫色可視光線を放出するイエロー用定着ランプ36
と、365nmの波長域の紫外線を放出するマゼンタ用
定着ランプ37と、ランプハウス38とを備えている。
ランプハウス38は取付軸38aを中心としてモータ3
9により180度回転され、ランプ36,37のいずれ
かが選択的に記録紙16に対面する定着位置にセットさ
れる。
【0021】光定着器35の下流に排紙ローラ対40が
配置されており、シート状にカットされたプリントをニ
ップして排紙口から排紙する。なお、図示は省略した
が、ニップ搬送部15と排紙口との間にはガイド板が配
置されており、このガイド板により記録紙16の搬送路
が形成されている。なお、当然のことながら、カッター
33,プラテンローラ30の部分にはガイド板が存在し
ない。また、光定着器35の照射位置でガイド板には照
射開口が形成されている。
【0022】図3において、操作部42は、プリントス
タートキー等を備え、各種のコマンドをコントローラ4
3に送る。このコントローラ43は、シャッタ開放機構
9、ドライバ44,45、カッター駆動部46、アップ
ダウン機構32、プリント制御部48、ランプ制御部4
9、ローラシフト機構14a,24,25,40a、変
位機構26を制御する。
【0023】コントローラ43は、ドライバ44に回転
方向信号と駆動パルスとを送る。このドライバ44は、
パルスモータ52を正転又は逆転させ、給紙ローラ対1
4,ニップ搬送部15,排紙ローラ対40のキャプスタ
ンローラを正転又は逆転させる。カウンタ53は、セン
サー34の先端検知信号が入力されたときからカウント
動作を開始し、パルスモータ52が正転するときにカウ
ントアップし、逆転するときにカウントダウンする。ド
ライバ45はモータ39の回転を制御してランプハウス
38を回転させる。
【0024】カッター駆動部46は、カッター33の可
動刃を上下動させ、カット予定線からカットして、プリ
ント済み部分をシートに切り離す。アップダウン機構3
2は、モータとカムとから構成され、押圧位置ではプラ
テンローラ30を上昇させ記録紙16をサーマルヘッド
31の発熱素子アレイ31aに押圧する。また、退避位
置ではプラテンローラ30を下降させ、発熱素子アレイ
31aから記録紙16を離した位置にする。プリント制
御部48は、1フレーム分の3色画像データを記憶した
メモリと、ヘッドドライバとから構成され、各色の画像
データに応じてサーマルヘッド31の各発熱素子を駆動
する。これらの発熱素子は、画像データ及び記録すべき
色に応じて発熱して、記録紙16を所望の濃度に発色さ
せる。
【0025】ランプ制御部49は、イエロー用定着ラン
プ36とマゼンタ用定着ランプ37の発光を制御する。
ローラシフト機構14a,24,25,40aはソレノ
イド等から構成され、給紙ローラ対14,ニップ搬送部
15,排紙ローラ対40の各ニップローラを移動する。
【0026】次に上記実施形態の作用について説明す
る。図1に示すように、記録紙ロール10の交換に際し
ては、新しいマガジン11を収納位置にセットする。図
2に示すように、プリントすべき画像データの取込み後
に、操作部42を操作してプリントを指示すれば、コン
トローラ43は、先ず、シャッタ開放機構9を制御し
て、マガジン11のシャッタ13を開放する。記録紙1
6の先端は給紙ローラ対14にニップされた状態でマガ
ジン11に収納されており、シャッタ13が開くことに
より記録紙16の先端はガイド板27の入口に対面した
状態になる。次に、コントローラ43は、ドライバ44
を介してパルスモータ52を回転させる。このパルスモ
ータ52は、給紙ローラ対14を回転させ、記録紙ロー
ル10から記録紙16を引き出し、ニップ解除状態のニ
ップ搬送部15に向けて送り出す。記録紙16の先端が
センサー34に到達すると、センサー34からの先端検
知信号がコントローラ43に送られる。
【0027】コントローラ43は、先端検知信号を受け
取ると、ローラシフト機構24,25を介してニップロ
ーラ21,22を移動させ、ニップ搬送部15をニップ
状態にする。キャプスタンローラ20は、パルスモータ
52によって回転されているから、ニップ状態になると
記録紙16を搬送する。また、先端の検知時点よりカウ
ンタ53のカウント動作が開始され、パルスモータ52
への駆動パルスの個数をカウントして記録紙16の送出
し量を測定する。
【0028】記録紙16の送出し中は、プラテンローラ
30がサーマルヘッド31から離れており、これらの間
を通って光定着器35に向けて搬送される。記録紙16
の送出し量はカウンタ53で測定されており、このカウ
ント値が予め定めた設定値になったときに、ドライバ4
4はパルスモータ52を停止させる。この記録紙16の
送出しにより、記録エリアが発熱素子アレイ31aの下
流側に位置される。
【0029】次に、コントローラ43は、ドライバ44
を介してパルスモータ52を逆転させて、記録紙16の
第1回目の引戻しを開始する。この引き戻された記録紙
16は、ガイド板27を介してマガジン11内に戻さ
れ、記録紙ロール10が巻き弛んだ状態になって収納さ
れる。
【0030】また、記録紙16の引戻し中に、カウンタ
53はカウントダウンする。このカウンタ53の内容か
ら、記録エリアの後端の位置を知ることができる。な
お、本実施形態では、記録紙の先端側に位置する記録エ
リア端部を先端とし、記録紙ロール10側に位置する記
録エリア端部を後端としており、したがって記録エリア
の後端から記録が開始されることになる。この記録エリ
アの後端がサーマルヘッド31に近づくと、コントロー
ラ43はアップダウン機構32を介してプラテンローラ
30を上方に持ち上げて、記録紙16をサーマルヘッド
31の発熱素子アレイ31aに押しつける。
【0031】発熱素子アレイ31aが記録エリアの後端
に対面すると、プリント制御部48は、イエロー画像デ
ータに応じてサーマルヘッド31を駆動し、イエロー画
像を1ラインずつ記録する。記録紙16の引戻し速度
は、3色とも同じでよいが、高速プリントをするために
色毎に変えてもよい。この場合に、イエロー画像は最も
小さな熱エネルギーで発色するから、引戻し速度を最も
早くし、シアン画像の記録では引戻し速度を最も遅くす
る。また、この実施形態では、カラー感熱記録紙は単に
送り出されるだけであるから、この送出し速度を引戻し
速度よりも速くすることで、プリント速度を高めてもよ
い。
【0032】記録エリア内にイエロー画像が記録される
と、アップダウン機構32がプラテンローラ30を下方
に退避させて、記録紙16のサーマルヘッド31への押
圧を解除する。また、イエロー画像の記録を終了した後
も記録紙16の引戻しを継続する。そして、記録紙16
の先端がセンサー20で検知されると、パルスモータ5
2の逆転が停止されるとともに、カウンタ53がリセッ
トされる。これにより、図2に示すように記録紙16の
先端がニップ搬送部15の近くに位置した状態で停止す
る。したがって、図6(A)に示すように、記録を終了
した直後に引戻しを停止して送り出す場合と異なり、図
6(C)に示すように記録紙16にカールの変曲点が発
生することがない。しかも、記録紙のカールがほぼ一様
になる。したがって、次のマゼンタ記録の際にカール変
曲点でサーマルヘッドのヘッドタッチが変わることもな
く、濃度むらの発生が抑えられる。
【0033】記録紙16の第2回目の送出しのためにパ
ルスモータ52が再び正転すると、マガジン11内で巻
き弛んだ状態で収納された記録紙16が所定量送り出さ
れる。この第2回目の送出し中にイエロー用定着ランプ
36が点灯して420nmの紫色可視光線を照射して、
記録エリアのイエロー画像を光定着する。記録エリアに
対して光定着の終了が前記カウンタ53のカウント値に
基づき検知されると、記録紙16の送出しが停止する。
また、イエロー用定着ランプ36が消灯する。この後、
パルスモータ52が逆転して記録紙16が引き戻され
る。また、イエロー用定着ランプ36が消灯した後は次
のマゼンタ定着のため、モータ39の回転によりランプ
ハウス38を180度回転する。
【0034】記録エリアの後端が発熱素子アレイ31a
に近づくと、前述したようにプラテンローラ30が上昇
して記録紙16を発熱素子アレイ31aに押圧する。そ
して、発熱素子アレイ31aが記録エリアの後端に達し
た時にマゼンタ画像データに応じてサーマルヘッド31
が駆動され、記録紙16にマゼンタ画像を1ラインずつ
記録する。このマゼンタ画像の記録では、サーマルヘッ
ド31は、イエロー画像の記録に比べて大きな熱エネル
ギーを発生する。マゼンタ画像の記録後も記録紙16の
先端はニップ搬送部15近くまで引き戻されるため、記
録紙16はほぼ一様なカールになる。
【0035】マゼンタ画像の記録後に、前述したように
記録紙16が所定量送り出され、この送出し中にマゼン
タ用定着ランプ37が点灯して365nmの紫外線の照
射により記録エリアのマゼンタ画像を光定着する。マゼ
ンタ画像の光定着の後に記録紙16の送出しが停止され
て、記録紙が引き戻される。
【0036】この第3回目の引戻し中に、サーマルヘッ
ド31はシアン画像データに応じて最も大きな熱エネル
ギーを発生し、記録エリア内にシアン画像を1ラインず
つ記録する。このシアン画像の記録が終了すると、記録
エリア内にはフルカラー画像が形成される。シアン画像
の記録後は、プラテンローラ30がサーマルヘッド31
から離れる。また、記録紙16の引戻しが続行され、記
録紙16の先端がセンサー34で検知されると、パルス
モータ52の逆転が停止して第3回目の引戻しが終了
し、これとともにカウンタ53がリセットされる。ま
た、ランプハウス38が180度回転される。
【0037】次に、パルスモータ52が正転して記録紙
16を送り出す。この際にも、カウンタ53が駆動パル
スをカウントしてカット予定線の位置をチェックしてい
る。そして、このカット予定線がカッター33の位置に
来ると、パルスモータ52が一時停止する。次に、カッ
ター駆動部46はカッター33を作動してカット予定線
で記録紙16を切断し、シート状プリントに切り離す。
【0038】切り離されたプリントは、カット時にその
先端が排紙ローラ対40に達している。この排紙ローラ
対40は、カット後にニップローラが移動してニップ状
態となる。そして、排紙ローラ対40のみが回転して、
シート状のプリントを排紙口からトレイ等へ排紙する。
また、記録紙16の新しい先端はカット位置に停止して
いる。
【0039】操作部42によって再びプリントを指示す
ると、ニップ搬送部15が記録紙16の先端を送り出
す。記録紙16の送出し中は、プラテンローラ30がサ
ーマルヘッド31から離れており、これらの間を通って
光定着器35に向けて搬送される。記録紙16の送出し
量はカウンタ53で継続して測定されており、その内容
が設定値と一致したときに、ドライバ44はパルスモー
タ52を停止させる。これにより、記録エリアの後端が
発熱素子アレイの下流側に位置するまで記録紙16が送
り出される。
【0040】次に、コントローラ43は、ドライバ44
を介してパルスモータ52を逆転させて、記録紙16の
第1回目の引戻しを開始する。この後は、前述した手順
によって3回の引戻しでフルカラー画像を記録し、最後
にシートに切り離して排紙する。
【0041】記録紙16の種類を変更する場合には、記
録紙種別を操作部42を介して入力する。記録紙16の
厚さ,ベース部材の材質によってカールの度合いが変化
するので、記録紙16の種類を変更した場合でも常にほ
ぼ一定したカールにするために、ニップ搬送部15のキ
ャプスタンローラ20への記録紙16の巻き掛け角度を
変更する。カール量を大きくしたい場合には巻き掛け角
度を大きくし、カール量を小さくしたい場合には巻き掛
け角度を小さくする。この巻き掛け角度とカール量との
関係は予め実験等により記録紙16の種別毎に求めてお
き、この関係がコントローラ43内のメモリ43aに記
憶されている。したがって、コントローラ43は記録紙
の種別が入力されると、これに対応する巻き掛け角度を
用いて、変位機構26を作動させ、キャプスタンローラ
20の周面における第1ニップローラ21の転接位置を
変更し、用いる記録紙に合った巻き掛け角度に設定す
る。
【0042】なお、カール量を常に一定にするために巻
き掛け角度を変更する他に、巻き癖を無くすために巻き
掛け角度を変更するようにしてもよい。この場合にも記
録紙16の種別毎に巻き癖を除去するための巻き掛け角
度を予め求めておく。
【0043】また、上記実施形態では、記録紙ロール1
0を用いが、この他に図4に示すように、カットシート
タイプの記録紙を用いてもよい。この場合には給紙ロー
ラ72を設けて、これをトレイ70内の記録紙71の最
上層のものに接触させ、給紙ローラ72の回転により記
録紙71を搬送路73に送りだす。搬送路73に対し給
紙路74は斜めに交差するように形成されており、記録
紙71の引戻しの際に記録紙71の後端は給紙路74内
に入ることなく排紙路75側に案内される。
【0044】搬送路73にはサーマルヘッド76、プラ
テンローラ77、ニップ搬送部78,光定着部79を順
に設ける。給紙トレイ70から送りだされた記録紙71
は退避位置にあるサーマルヘッド76とプラテンローラ
77との間を通過してニップ搬送部78に送られる。ニ
ップ搬送部78は、キャプスタンローラ78aと第1及
び第2ニップローラ78b,78cとから構成されてお
り、第1ニップローラ78bはキャプスタンローラ78
aへの記録紙71の巻き掛け角度を調節するために揺動
アーム78dに取り付けられている。揺動アーム78d
はキャプスタンローラ78aの軸に回転自在に取り付け
られている。また、記録紙71の巻き掛け角度の変更に
より光定着器79と記録紙71との間隔が変わることの
ないように、光定着器79及びガイド板80も揺動アー
ム78dに一体的に取り付けられている。また、ニップ
ローラ78b,78cは図示しないローラシフト機構に
よりニップ状態またはニップ解除状態に設定される。
【0045】ニップ搬送部78を記録紙71の先端が通
過すると、これをセンサー81が検出してニップ搬送部
78をニップ解除状態からニップ状態にする。この後、
ニップ搬送部78により記録紙71を送り、記録エリア
にサーマルヘッド76が近づいた時にサーマルヘッド7
6を押圧位置にして、サーマルヘッド76によりイエロ
ー画像を1ラインずつ記録する。イエロー記録された部
分は光定着部79のイエロー用定着ランプ82により光
定着される。次に、サーマルヘッド76が退避位置にさ
れた後に、ニップ搬送部78のキャプスタンローラ78
aが逆転して記録紙71を所定量引き戻す。この後、キ
ャプスタンローラ82が正転して、記録紙71を送りな
がら、記録エリアに同じようにしてマゼンタ画像を1ラ
インずつ記録する。マゼンタ記録された部分は光定着部
79のマゼンタ用定着ランプ84により光定着される。
次に、ニップ搬送部78により記録紙71を所定量引き
戻す。この後、ニップ搬送部78により記録紙71を送
りながら記録エリアにシアン画像を1ラインずつ記録す
る。シアン画像の記録後は、記録紙71がニップ搬送部
78により引き戻され排紙路75に送られる。そして、
排紙ローラ対83により記録紙71が排出される。
【0046】この実施形態の場合にも、熱記録を終了し
た直後も記録紙71の送出しが継続され、ニップ搬送部
78の近くまで記録紙の後端71aが送られるため、記
録紙71のカールをほぼ一定にすることができる他に、
記録紙71内にカールの変曲点が発生することがない。
なお、この実施形態では、光定着器79及びガイド板8
0を揺動アーム78dに一体的に設けて、記録紙の巻き
掛け角度の変更に伴い同じくこれらを変更したが、これ
らは、固定状態で取り付けてもよい。この場合には、ガ
イドローラを設けて、光定着器と記録紙との位置関係
を、記録紙の巻き掛け角度と関係なく一定にする。
【0047】上記実施形態では、第1及び第2ニップロ
ーラ21,22,78b,78cによってキャプスタン
ローラ20,78aに記録紙16,71を巻き掛けるよ
うにしたが、この他に、転接位置が固定されたニップロ
ーラ21,78cの代わりに、他の押さえ部材を用いて
記録紙16をキャプスタンローラ20に所定角度で巻き
掛けるようにしてもよい。押さえ部材としては、バネ材
で付勢したガイド部材や、バネ材で構成したガイド部材
等を用いることができる。
【0048】また、上記実施形態では、キャプスタンロ
ーラ20,78aの周面への第1ニップローラ21,7
8bの転接位置を変えるために、揺動アーム23,78
dを用いたが、この他に、図5に示すように、2個の揺
動レバー90,91を用いて、第1ニップローラ92の
キャプスタンローラ93への転接位置を変えるようにし
てもよい。この場合には第2レバー91の先端に第1ニ
ップローラ92を回転自在に設け、この第2レバー91
を第1レバー90の先端に取付軸94を介して回転自在
に取り付ける。この第1レバー90と第2レバー91と
の間にコイルバネ95を設けて、第1ニップローラ92
がキャプスタンローラ93の周面に常に接触するように
付勢する。そして、第1レバー90を変位機構26によ
り取付軸96を中心として所定角度回転させる。これに
より、記録紙97の巻き掛け角度を変更することができ
る。なお、図1に示すものと同一構成部材には同一符号
が付してある。
【0049】前記第2レバー91にはストッパ98が取
り付けてあり、第2レバー91の所定角度以上の時計方
向への回転を規制している。したがって、変位機構26
により第1レバー90を反時計方向に回転させていく
と、最小巻き掛け角度を越えた点でニップローラ92が
キャプスタンローラ93から離れて圧着が解除される。
このように、この実施形態では、巻き掛け角度の調節の
他にニップ解除を行えるようになる。なお、符号99は
図示しないローラシフト機構により昇降される第2ニッ
プローラを示している。
【0050】また、上記各実施形態では、記録紙の送出
し又は引戻しのいずれかの時に光定着しているが、これ
は送出しと引戻しとの両方で光定着してもよい。また、
カラー感熱記録紙は、未記録部分は薄黄色をしている
が、マゼンタ用定着ランプからの紫外線を照射すると漂
白される。イエロー画像の定着の場合に、紫色可視光線
の照射量が多すぎると、マゼンタの発色特性が悪化する
ため、過定着に注意することが必要である。しかし、マ
ゼンタ画像では過定着の問題が発生しないから、マゼン
タ画像の記録後から排紙完了までマゼンタ用定着ランプ
を点灯したままにしてもよい。
【0051】また、光定着器35の照射エリアの幅(記
録紙の送り方向における長さ)が広い場合で記録エリア
の先端部分及び後端部分が照射エリアを通過することな
く停止し、これによりこの部分で定着むらが発生する場
合には、照射エリアにシャッタを設けて、記録紙の送り
に連動させてシャッタの開閉を行い、光定着エリア内の
積算定着光量分布を均一にしてもよい。また、シャッタ
による定着むらの補正の他に、定着むらが発生する部分
を記録に用いないようにしてもよい。更に、余白が多く
なる場合にはカッターでこの部分を切り捨てるとよい。
【0052】また、プラテンローラ30,77の代わり
に、固定のプラテンプレートを用いてもよい。また、記
録紙ロールを用いた上記実施形態では記録紙の引戻しの
際に、単に記録紙ロールを巻き弛ませたが、この他に、
記録紙をループ形成部でループ状に貯留してもよい。ま
た、巻き弛ませる他に、記録紙ロール10に巻き取って
もよい。また、給紙ローラ対,ニップ搬送部、排紙ロー
ラ対は、常時ニップ状態としてニップ搬送部と同じ方向
に同じ送り速度で送るようにしてもよい。また、カッタ
ー、光定着器等の位置は適宜変更してもよい。また、上
記実施形態ではカラー感熱プリンタに本発明を実施した
が、この他に昇華型や溶融型のカラー熱転写プリンタに
本発明を実施してもよく、この場合にもカール変曲点の
発生を抑えてカールをほぼ一様にすることができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、搬送力を上げて記録紙
の送り精度を高めるために、キャプスタンローラに記録
紙を巻き掛ける場合に、この巻き掛けによるカールの変
曲点に起因する筋や濃度むらの発生を抑えることができ
る。すなわち、記録エリアに対して各色の熱記録を終了
した後も、記録部の端部が搬送ローラ対に近づくまで記
録紙の送りを続行したから、記録部の全体に対してニッ
プ搬送が行われるため、記録部内にカールの変曲点が発
生することがなく、変曲点による筋の発生や、筋による
印画品質の低下が無くなる。
【0054】また、熱記録を終了した後の記録紙の送り
速度を熱記録時の送り速度と同じにしたから、ニップ搬
送部によるカール量の変動を抑えることができる。更
に、サーマルヘッドの記録紙への押圧解除を記録紙の送
りを停止することなく行うようにしたから、ニップ搬送
部によるカール量の変動をより一層抑えることができ
る。
【0055】ニップローラをキャプスタンローラの周面
に転接させて、キャプスタンローラへの記録紙の巻き掛
け角度を変更したから、記録紙に与えるカール量を制御
することができる。したがって、カール量を記録紙の全
長においてほぼ一定にしたり、記録紙ロールを用いる場
合には巻き癖を簡単に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録紙ロールを用いた本発明のカラー感熱プリ
ンタを示す概略図である。
【図2】記録紙の先端をニップ搬送部の近くまで引戻し
た状態を示す概略図である。
【図3】カラー感熱プリンタの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】カットシートタイプの記録紙を用いた本発明の
カラー感熱プリンタを示す概略図である。
【図5】2個の揺動レバーを用いた他の巻き掛け角度調
節手段を示す概略図である。
【図6】(A)は、キャプスタンローラに記録紙を巻き
掛けて熱記録を終了した直後の状態を示す概略図であ
り、(B)は(A)の状態で記録紙を送りだした場合の
記録紙のカールの一例を示す側面図であり、(C)は熱
記録を終了した後も図2の状態まで記録紙を引戻した場
合の記録紙のカールの一例を示す側面図である。
【符号の説明】
10 記録紙ロール 11 マガジン 14 給紙ローラ対 15,78 ニップ搬送部 16,71,97 カラー感熱記録紙 20,78a,93 キャプスタンローラ 21,22,78b,78c,92,98 ニップロー
ラ 23,78d 揺動アーム 31,76 サーマルヘッド 35,79 光定着器 40 排紙ローラ 70 給紙トレイ 72 給紙ローラ 90,91 揺動レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/34 B41J 3/20 117C 5/26 B41M 5/18 N 5/26 A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ローラ対の一方のローラに記録紙を
    巻き掛けるとともに他方のローラで記録紙をニップし
    て、記録紙の送出しと引戻しとを交互に行い、この送出
    し中又は引戻し中のいずれかで記録紙に対しサーマルヘ
    ッドにより少なくとも3色の熱記録を順次行うカラーサ
    ーマルプリント方法において、 前記各色の熱記録を終了した直後も、少なくとも記録部
    の端部が搬送ローラ対に近づくまで記録紙の送りを続行
    するようにしたことを特徴とするカラーサーマルプリン
    ト方法。
  2. 【請求項2】 熱記録を終了した直後の記録紙の送り速
    度を熱記録時の送り速度と同じにしたことを特徴とする
    請求項1記載のカラーサーマルプリント方法。
  3. 【請求項3】 前記サーマルヘッドの記録紙への押圧解
    除を記録紙の送りを停止することなく行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のカラーサーマルプ
    リント方法。
  4. 【請求項4】 前記搬送ローラ対はキャプスタンローラ
    とニップローラとから構成され、ニップローラをキャプ
    スタンローラの周面に転接させて、キャプスタンローラ
    への記録紙の巻き掛け角度を変更することを特徴とする
    請求項1ないし3いずれか1つ記載のカラーサーマルプ
    リント方法。
  5. 【請求項5】 前記キャプスタンローラへの記録紙の巻
    き掛け角度を変更することにより記録紙のカール量を調
    節することを特徴とする請求項4記載のカラーサーマル
    プリント方法。
  6. 【請求項6】 記録紙ロールがセットされる供給部と、
    記録紙ロールから引き出した記録紙をニップして送出し
    と引戻しとを交互に行う搬送ローラ対と、この搬送ロー
    ラ対の記録紙送出し時の下流側に配置され第1回目の引
    戻し時に記録紙の記録エリア内に第1の色で画像を熱記
    録し、第2回目の引戻し時に第2の色で画像を熱記録
    し、第3回目の引戻し時に第3の色で画像を熱記録する
    サーマルヘッドと、前記供給部及び搬送ローラ対の間、
    搬送ローラ対及びサーマルヘッドの間、サーマルヘッド
    の下流側のいずれかに配置され、記録紙をカット予定位
    置上で切断してシートに切り離すためのカッタとを備え
    たカラーサーマルプリンタにおいて、 前記搬送ローラ対は、記録紙が巻き掛けられるキャプス
    タンローラと、記録紙をキャプスタンローラとともにニ
    ップするニップローラと、記録紙の巻き掛け角度を維持
    するための押さえ部材とを備えており、 各色の画像の記録を終了した後に、少なくとも記録部の
    先端が搬送ローラ対の近くになるまで、記録紙の引戻し
    を続行するようにしたことを特徴とするカラーサーマル
    プリンタ。
  7. 【請求項7】 給紙トレイから送りだされたカットシー
    トタイプの記録紙をニップして送出しと引戻しとを交互
    に行う搬送ローラ対と、この搬送ローラ対と給紙トレイ
    との間に配置され第1回目の送り出し時に記録紙の記録
    エリア内に第1の色で画像を熱記録し、第2回目の送出
    し時に第2の色で画像を熱記録し、第3回目の送出し時
    に第3の色で画像を熱記録するサーマルヘッドとを備え
    たカラーサーマルプリンタにおいて、 前記搬送ローラ対は、記録紙が巻き掛けられるキャプス
    タンローラと、記録紙をキャプスタンローラとともにニ
    ップするニップローラと、記録紙の巻き掛け角度を維持
    するための押さえ部材とを備えており、 各色の画像の記録を終了した後も、少なくとも記録部の
    後端が搬送ローラ対の近くになるまで、記録紙の送出し
    を続行するようにしたことを特徴とするカラーサーマル
    プリンタ。
  8. 【請求項8】 前記ニップローラをキャプスタンローラ
    の周面に転接させて記録紙のキャプスタンローラへの巻
    き掛け角度を調節する巻き掛け角度調節手段を設け、こ
    の巻き掛け角度調節手段により巻き掛け角度を変更して
    記録紙に与えるカール量を変えるようにしたことを特徴
    とする請求項6又は7記載のカラーサーマルプリンタ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079165A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Canon Inc プリンタ、および印刷方法
KR101047066B1 (ko) * 2009-07-29 2011-07-06 프리닉스 주식회사 인쇄용지의 디컬 장치가 구비된 포토 프린터
JP2012125971A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Lintec Corp 印刷装置および印刷方法
JP2014172380A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Mitsubishi Electric Corp プリンタ
JP2016043482A (ja) * 2014-08-19 2016-04-04 株式会社Screenホールディングス インクジェット印刷装置
CN111873646A (zh) * 2020-07-15 2020-11-03 沈义秀 一种强电工程用轻大型绝缘套喷码装置

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