JP2014064158A - 情報処理装置、及び、制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、及び、制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014064158A
JP2014064158A JP2012207902A JP2012207902A JP2014064158A JP 2014064158 A JP2014064158 A JP 2014064158A JP 2012207902 A JP2012207902 A JP 2012207902A JP 2012207902 A JP2012207902 A JP 2012207902A JP 2014064158 A JP2014064158 A JP 2014064158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
setting
function
unit
mobile phone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012207902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5983231B2 (ja
Inventor
Masaaki Wakizaka
政晶 脇阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012207902A priority Critical patent/JP5983231B2/ja
Publication of JP2014064158A publication Critical patent/JP2014064158A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5983231B2 publication Critical patent/JP5983231B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】情報処理装置と異なる装置から取得した情報を利用して一の機能を行う際に、異なる装置のユーザが、快適に一の機能を行うことが可能な技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置に記憶されている電話番号(情報)を利用して通話(一の機能)が行われる場合には、情報処理装置に設定されている設定値に従って通話が行われる(S118)。一方、情報処理装置と異なる装置から取得した電話番号を利用して通話が行われる場合には、その異なる装置に設定されている設定値に従って通話が行われる(S108)。つまり、異なる装置のユーザは、異なる装置による通話状態と同じ状態で、情報処理装置による通話を行うことが可能となる。これにより、異なる装置のユーザは、情報処理装置による通話を快適に行うことが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、一の機能を実行可能な情報処理装置、及び、情報処理装置の作動を制御する制御プログラムに関する。
一の機能を実行可能な情報処理装置では、その一の機能を実行するために必要な情報が記憶されている。具体的には、例えば、通話機能を実行可能な装置では、情報としての電話番号が記憶されており、画像を表示する機能を実行可能な装置では、情報として画像データが記憶されている。そして、電話番号、画像データ等を利用して、通話、画像の表示等が行われる。また、下記特許文献に記載されているように、情報処理装置が、その情報処理装置と異なる他の第2の装置に記憶されている情報を取得し、その情報を利用して、通話、画像の表示等の一の機能を行うことが可能である。
特開2003−283787号公報
また、一の機能を実行するために必要な情報には、一の機能を実行するために設定される設定情報が定められており、ユーザは、その設定情報に対し、設定値等を設定することが可能となっている。つまり、情報処理装置のユーザAは、情報処理装置の設定情報に対して、情報処理装置のユーザAに応じた設定値を設定しており、上記第2の装置のユーザBは、第2の装置の設定情報に対して、第2の装置のユーザBに応じた設定値を設定している。このため、第2の装置のユーザBの操作により、情報処理装置が、第2の装置から取得した情報を利用して、一の機能を行う際には、情報処理装置のユーザAに応じた設定値に従って、一の機能が行われるため、第2の装置のユーザBは、情報処理装置を利用して快適に一の機能を行えない虞がある。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、情報処理装置が、第2の装置から取得した情報を利用して一の機能を行う際に、第2の装置のユーザが、快適に一の機能を行うことが可能な情報処理装置及び、その情報処理装置の作動を制御する制御プログラムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明に記載の情報処理装置は、一の機能を実行可能な情報処理装置であって、前記一の機能と同一機能を実行可能であり、当該機能を実行するために必要な第1情報と前記第1情報を利用して当該機能を実行するために設定される第1設定情報とを記憶し、前記第1情報と前記第1設定情報とを利用して当該機能を実行可能な通信装置と、通信するための通信手段と、前記一の機能を実行するために必要な第2情報と、前記第2情報を利用して前記一の機能を実行するために設定される第2設定情報と、を記憶するための記憶手段と、前記一の機能を実行するために前記情報処理装置の作動を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記通信手段を介して前記通信装置から、前記第1情報を取得する第1情報取得部と、前記通信手段を介して前記通信装置から、前記第1設定情報を取得する第1設定情報取得部と、前記一の機能の実行にあたり必要な情報を選択する選択部と、前記選択部によって選択された情報が、前記第1情報取得部によって取得された前記第1情報と、前記記憶手段に記憶された前記第2情報とのいずれであるかを判断する第1判断部と、前記第1判断部によって前記第1情報であると判断された場合、前記第1設定情報取得部によって取得された前記第1設定情報に基づく設定で、前記第1情報を利用した前記一の機能を実行する第1情報依拠機能実行部と、前記第1判断部によって前記第2情報であると判断された場合、前記記憶手段に記憶された前記第2設定情報に基づく設定で、前記第2情報を利用した前記一の機能を実行する第2情報依拠機能実行部と、を有することを特徴とする。
本発明に記載の情報処理装置では、情報処理装置に記憶されている第2情報を利用して一の機能が実行される場合には、情報処理装置に設定されている第2設定情報に従って一の機能が実行される。一方、第2の装置としての通信装置から取得した第1情報を利用して一の機能が実行される場合には、通信装置に設定されている第1設定情報に従って一の機能が実行される。つまり、通信装置のユーザは、通信装置による一の機能の実行状態と同じ状態で、第1情報を利用して一の機能を情報処理装置によって実行することが可能となる。これにより、通信装置のユーザは、快適に一の機能を情報処理装置によって行うことが可能となる。
また、情報処理装置は、第1設定情報を通信装置に対して要求することが可能である。つまり、情報処理装置は、第1設定情報を通信装置に要求した場合に、第1設定情報を通信装置から取得することが可能である。これにより、情報処理装置は、第1設定情報を必要時に取得することが可能となる。
また、第1情報を利用して一の機能が実行される際に、情報処理装置は、第1設定情報を通信装置に対して要求することが可能である。これにより、情報処理装置は、最適のタイミングで第1設定情報を取得することが可能となる。
また、情報処理装置は、自身に記憶されている設定項目とは異なる設定項目の設定値を、通信装置に対して要求することが可能である。これにより、情報処理装置が取得する情報量を抑制することが可能となる。
また、第1設定情報の設定項目と第2設定情報の設定項目との共通の設定項目に、第1設定情報の設定項目の設定値を設定し、第2設定情報の設定項目にのみ設定された設定項目に、第2設定情報の設定項目の設定値を設定して、一の機能を実行することが可能である。つまり、多くの設定項目が、第1設定情報の設定項目の設定値、つまり、通信装置に設定されている設定値に従って、一の機能が実行される。これにより、通信装置のユーザは、より快適に一の機能を情報処理装置によって行うことが可能となる。
また、第1情報を利用した一の機能の実行中に、情報処理装置が新たに第1設定情報を取得した場合、第1設定情報に基づく設定を新たに取得した第1設定情報に基づく設定に変更することが可能である。これにより、一の機能の実行中であっても、第1設定情報に基づく設定を変更することが可能となる。
また、第1情報を利用した一の機能の実行中に、情報処理装置が通信装置と異なる通信装置から第1設定情報を取得した場合、第1情報を利用した一の機能を実行した状態で、第1設定情報に基づく設定を上記異なる通信装置から取得した第1設定情報に基づく設定に変更することが可能である。これにより、上記異なる通信装置のユーザも、快適に一の機能を情報処理装置によって行うことが可能となる。
また、第2情報を利用した一の機能の実行中に、情報処理装置が第1設定情報を取得した場合、第2設定情報に基づく設定を第1設定情報に基づく設定に変更することが可能である。これにより、一の機能の実行の途中に、通信装置のユーザに応じた設定に変更することが可能となる。
また、第2情報を利用した一の機能の実行中に、情報処理装置が第1設定情報を取得した場合、第2情報を利用した一の機能を実行した状態で、第2設定情報に基づく設定を第1設定情報に基づく設定に変更することが可能である。これにより、一の機能の実行の途中に、一の機能の実行を継続した状態で、通信装置のユーザに応じた設定に変更することが可能となる。
通信システム1のブロック図である。 MFP11による通話時の動作フローチャートを示す図である。 MFP11による通話時の動作フローチャートを示す図である。 MFP11による画像表示時の動作フローチャートを示す図である。 MFP11による画像表示時の動作フローチャートを示す図である。 変形例のMFP11による通話時の動作フローチャートを示す図である。 変形例のMFP11による通話時の動作フローチャートを示す図である。
<通信システムの構成>
図1に、本願に係る実施形態として例示される通信システム1のブロック図を示す。通信システム1は、携帯電話(本発明の通信装置の一例)10、MFP(Multifunction Peripheralの略)(本発明の情報処理装置の一例)11を備えている。
携帯電話10は、CPU(Central Processing Unitの略)12、記憶部14、パネル16、ボタン入力部18、スピーカ19、マイクロフォン20、カメラ21、携帯電話送受信部22、携帯電話アンテナ部24、無線送受信部26、無線アンテナ部28を主に備えている。これらの構成要素は、入出力ポート30を介して互いに通信可能とされている。
パネル16は、携帯電話10の各種機能を表示する表示面を備える。ボタン入力部18は、携帯電話10の各機能を実行するためのキーであり、タッチパネルとして、パネル16と一体に構成されていてもよい。スピーカ19は、通話先の音声を出力するものである。マイクロフォン20は、携帯電話10のユーザが発した音声を取得するものである。カメラ21は、撮像を実行する部位である。なお、カメラ21の撮像により得られた画像データを、パネル16に表示することが可能である。つまり、携帯電話10は、画像を表示する画像表示機能を備える
携帯電話送受信部22は、携帯電話アンテナ部24を介して、基地局32との間で携帯電話通信の方式に準拠する無線通信34を行う。つまり、携帯電話10は、通話機能を有しており、他の電話との間での通話、各種データの送受信が行われる。なお、携帯電話10には、通話時に使用される設定情報が記憶されており、通話時には、その設定情報に基づいた設定で通話を実行可能である。また、無線送受信部26は、無線アンテナ部28を介して、無線LAN方式に準拠する無線通信36を行う。
CPU12は、記憶部14内のプログラム38に従って各種処理を実行する。また、記憶部14は、データ記憶領域40を備える。データ記憶領域40は、カメラ21によって撮像された画像データ、電話番号などを記憶する。なお、記憶部14は、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、フラッシュメモリー、HDD(ハードディスクの略)、CPU12が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。
また、MFP11は、CPU(Central Processing Unitの略)(本発明の制御装置及びコンピュータの一例)50、記憶部52、パネル54、ボタン入力部56、スピーカ57、マイクロフォン58、プリンタ59、スキャナ60、ネットワークI/F(本発明の通信手段の一例)62、電話回線接続部66を主に備えている。これらの構成要素は、入出力ポート68を介して互いに通信可能とされている。
パネル54は、MFP11の各種機能を表示する表示面を備える。ボタン入力部56は、MFP11の各機能を実行するためのキーであり、タッチパネルとして、パネル54と一体に構成されていてもよい。スピーカ57は、通話先の音声を出力するものである。マイクロフォン58は、MFP11のユーザが発した音声を取得するものである。プリンタ59は、印刷を実行する部位である。スキャナ60は、原稿をスキャンして、画像データを作成する部位である。なお、スキャナ60により得られた画像データを、パネル54に表示することが可能である。つまり、MFP11は、画像を表示する画像表示機能を備える。
ネットワークI/F62は、無線LAN方式に準拠する無線通信36を行うことが可能とされている。これにより、ネットワークI/F62は、携帯電話10の無線アンテナ部28との間で、各種データの送受信を行うことが可能である。電話回線接続部66は、電話回線網70に接続されている。つまり、MFP11は、通話機能を有しており、他の電話機との間での通話が行われる。なお、MFP11には、通話時に使用される設定情報が記憶されており、通話時には、その設定情報に基づいた設定で通話を実行可能である。
また、CPU50は、記憶部52内の通話制御プログラム(本発明の制御プログラムの一例)72、表示制御プログラム(本発明の制御プログラムの一例)74に従って処理を実行する。通話制御プログラム72は、電話との通話を制御するためのプログラムであり、表示制御プログラム74は、パネル54への画像の表示を制御するためのプログラムである。
また、記憶部52は、データ記憶領域(本発明の記憶手段の一例)76を備える。データ記憶領域76は、スキャナ60によって作成された画像データ、電話番号などを記憶する領域である。ちなみに、無線通信36により携帯電話10から送られたデータを、データ記憶領域76に記憶することも可能である。なお、記憶部52は、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、フラッシュメモリー、HDD(ハードディスクの略)、CPU50が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。
<MFPによる通話>
ユーザが、MFP11により電話をかける際には、データ記憶領域76に記憶されている複数の電話番号から任意の電話番号が選択され、その選択された電話番号に従って、電話回線が接続される。MFP11には、通話時に使用される設定情報(本発明の第2設定情報の一例)が設定されている。設定情報は、所定の設定項目と、設定項目の設定値とから構成されており、設定項目及び設定値が、データ記憶領域76に記憶されている。具体的な設定項目としては、通話時の音量、呼び出し音等が挙げられる。設定項目には、デフォルト設定として予め設定値が設定されており、その設定値に従って通話が行われる。また、予め設定されている設定値を変更することが可能であり、設定値の変更は、電話番号毎に行うことも可能である。
本実施形態において、「電話回線に接続」、「電話回線の接続」、「電話回線接続」、「電話回線を接続」とは、電話番号に発呼し、電話回線を閉結することを意味する。電話回線の閉結とは、交換機とMFP11との間に電流が流れ、通話相手と通話が可能となることである。すなわち、選択された電話番号に電話をかけることを意味する。
また、MFP11では、無線通信36により携帯電話10から取得した電話番号に従って、電話回線を接続することも可能である。携帯電話10から取得した電話番号への電話回線接続時には、携帯電話10に設定されている設定情報(本発明の第1設定情報の一例)の設定値に従って通話が行われる。設定情報は、MFP11が備える設定情報と同様に、通話の際に設定される所定の設定項目と、設定項目の設定値とから構成されている。以下に、データ記憶領域76に記憶されている電話番号へ電話回線が接続される際の通話手法と、携帯電話10から取得した電話番号へ電話回線が接続される際の通話手法とについて説明する。なお、本実施形態において、無線通信36により携帯電話10から取得した電話番号のことを第1電話番号(本発明の第1情報の一例)と称する。一方、データ記憶領域76に記憶されている電話番号のことを第2電話番号(本発明の第2情報の一例)と称する。
接続対象の電話番号として第2電話番号が選択された場合には、データ記憶領域76に記憶されている設定項目の設定値が取得される。そして、その設定項目の設定値に従って、第2電話番号に電話回線が接続され、通話が行われる。
一方、接続対象の電話番号として第1電話番号が選択された場合には、設定項目及び、設定値をMFP11に送る旨の要求を、無線通信36により、携帯電話10に送信する。携帯電話10は、自身の備える通話機能を実行する際に適応される設定情報を記憶しており、携帯電話10のユーザが携帯電話10を用いて通話する際、その設定情報に従った設定で通話が実行される。携帯電話10のデータ記憶領域40には、第1電話番号に応じた設定項目及び設定値が記憶されており、MFP11からの要求に応じて、携帯電話10は、携帯電話10での通話時に設定される設定項目及び設定値を、無線通信36により、MFP11に送信する。
ちなみに、MFP11への送信が要求される設定項目及び設定値は、データ記憶領域40に記憶された設定項目であり、かつ、データ記憶領域76に記憶されていない設定項目と、その設定項目に設定された設定値、及び、データ記憶領域40とデータ記憶領域76とに共通した設定項目ではあるが、その設定項目に設定された設定値が互いに異なるものである場合には、データ記憶領域40に記憶されたその設定項目と、その設定項目に設定された設定値である。つまり、MFP11のデータ記憶領域76に記憶されている設定項目とは異なる設定項目と、その設定項目に設定される設定値、及び、データ記憶領域76に記憶されている設定項目と同じ設定項目であっても設定値が異なる場合には、その設定項目と設定値が、携帯電話10に要求される。
そして、携帯電話10から送信された設定項目及び設定値をMFP11が取得すると、その取得した設定値と、データ記憶領域76に記憶されている設定項目の設定値であり、携帯電話10から取得しなかった設定項目の設定値と、に従って、第1電話番号に電話回線が接続され、通話が行われる。
このように、MFP11では、自身に記憶されている第2電話番号の電話回線接続時には、自身に記憶されている設定項目に設定されている設定値に従った通話を行うことが可能となっている。一方、携帯電話10から取得した第1電話番号の電話回線接続時には、携帯電話10の設定項目に設定されている設定値に従った通話を行うことが可能となっている。これにより、携帯電話10から取得した第1電話番号の電話回線接続時において、携帯電話10による通話状態と同じ状態、つまり、携帯電話10で設定されていた設定状態で、MFP11による通話を行うことが可能となる。
具体的には、例えば、携帯電話10の設定項目に、受話音量が設定されており、MFP11の設定項目に、受話音量が設定されていない場合について考えてみる。このような場合に、携帯電話10のユーザが、小さな音を聞き取り難い者であると、受話音量は比較的大きな音量に設定されている。つまり、携帯電話10のユーザは、携帯電話10であれば、快適に通話を行うことが可能であるが、受話音量の小さい電話機では、音が聞き取り難く、快適に通話を行うことができない。このようなことに鑑みて、MFP11では、携帯電話10から取得した第1電話番号の電話回線接続時には、携帯電話10で設定されている受話音量の設定値に従った通話が行われる。これにより、携帯電話10のユーザは、MFP11においても、受話音量が大きな音量に設定された状態で通話を行うことが可能となる。
また、設定項目及び設定値の要求は、接続対象の電話番号として第1電話番号が選択された後に行われる。これにより、MFP11は、第1電話番号の設定項目及び設定値を必要時に取得することが可能となる。逆にいえば、不必要な情報の取得を抑制することが可能となる。
また、要求される設定項目は、MFP11のデータ記憶領域76に記憶されている設定項目とは異なる設定項目とされている。このことによっても、不必要な情報の取得を抑制することが可能となる。
また、第2電話番号の電話回線接続時における通話中に、携帯電話10から設定項目及び設定値がMFP11に送信された場合には、その設定値を利用して、通話が行われる。具体的には、第2電話番号の電話回線の接続が維持された状態で、設定項目の設定値が、携帯電話10から取得した設定値に変更される。
例えば、MFP11のユーザによる第2電話番号の電話回線接続時における通話中には、MFP11の設定項目により、通話音量は通常の音量となっている。このため、通話中にMFP11のユーザから携帯電話10のユーザに替わり、携帯電話10のユーザが通話をすると、通話音量が小さく、快適に通話を行うことができない。この際、携帯電話10から設定項目及び設定値をMFP11に送信することで、MFP11での通話音量が、携帯電話10に設定されている通話音量の設定値に変更される。これにより、第2電話番号の電話回線接続時における通話であっても、携帯電話10のユーザは、快適に通話を行うことが可能となる。
また、第1電話番号の電話回線接続時における通話中に、携帯電話10とは異なる別の携帯電話(図示省略)から、その携帯電話での通話時に適応される設定項目及び設定値がMFP11に送信された場合には、その設定値を利用して、通話が行われる。具体的には、第1電話番号の電話回線の接続が維持された状態で、設定項目の設定値が、別の携帯電話から取得した設定値に変更される。
例えば、携帯電話10から取得した第1電話番号の電話回線接続時における通話中には、携帯電話10の設定項目により、受話音量が大きくなっている。このため、携帯電話10のユーザとは異なる別の者が通話をすると、受話音量が大きく、快適に通話を行うことができない。この際、別のユーザの携帯電話から設定項目及び設定値をMFP11に送信することで、受話音量が、その別のユーザの携帯電話に設定されている受話音量の設定値に変更される。これにより、その別のユーザも快適に通話を行うことが可能となる。
また、携帯電話10から取得した第1電話番号が第2電話番号としてデータ記憶領域76に記憶されていない場合に、その第1電話番号は、携帯電話10から取得した設定項目及び設定値とともに、データ記憶領域76に記憶される。これにより、携帯電話10のユーザが、再度、MFP11を利用して、その第1電話番号に電話をかける際に、携帯電話10と同じ通話設定がなされ便利である。
<MFPによる画像表示>
ユーザが、MFP11のパネル54に画像を表示させる際には、データ記憶領域76に記憶されている複数の画像データから任意の画像データが選択され、その選択された画像データに基づく画像がパネル54に表示される。MFP11には、画像表示時に使用される設定情報(本発明の第2設定情報の一例)が設定されている。設定情報は、所定の設定項目と設定項目の設定値とによって構成されており、設定項目及び設定値が、データ記憶領域76に記憶されている。具体的な設定項目としては、画像表示時の輝度、コントラスト等が挙げられる。設定項目には、デフォルト設定として予め設定値が設定されており、その設定値に従って画像が表示される。また、予め設定されている設定値を変更することが可能であり、設定値の変更は、画像データ毎に行うことも可能である。
また、MFP11では、無線通信36により携帯電話10から取得した画像データに基づく画像をパネル54に表示することも可能である。携帯電話10から取得した画像データに基づく画像の表示時には、携帯電話10に設定されている設定情報(本発明の第1設定情報の一例)の設定値に従って画像が表示される。設定情報は、MFP11が備える設定情報と同様に、画像表示時に設定される所定の設定項目と、設定項目の設定値とから構成されている。以下に、データ記憶領域76に記憶されている画像データに基づく画像の表示手法と、携帯電話10から取得した画像データに基づく画像の表示手法とについて説明する。なお、本実施形態において、無線通信36により携帯電話10から取得した画像データのことを第1画像データ(本発明の第1情報の一例)と称する。一方、データ記憶領域76に記憶されている画像データのことを第2画像データ(本発明の第2情報の一例)と称する。
表示対象の画像データとして第2画像データが選択された場合には、データ記憶領域76に記憶されている設定項目の設定値が取得される。そして、その設定項目の設定値に従って、第2画像データに基づく画像がパネル54に表示される。
一方、表示対象の画像データとして第1画像データが選択された場合には、設定項目及び、設定値をMFP11に送る旨の要求を、無線通信36により、携帯電話10に送信する。携帯電話10は、自身の備える画像表示機能を実行する際に適応される設定情報を記憶しており、携帯電話10のユーザが携帯電話10を用いて画像表示を行う際、その設定情報に従った設定で画像表示が実行される。携帯電話10のデータ記憶領域40には、第1画像データに応じた設定項目及び設定値が記憶されており、MFP11からの要求に応じて、携帯電話10は、携帯電話10での画像表示時に設定される設定項目及び設定値を、無線通信36により、MFP11に送信する。なお、MFP11への送信が要求される設定項目及び設定値は、データ記憶領域40に記憶された設定項目であり、かつ、データ記憶領域76に記憶されていない設定項目と、その設定項目に設定された設定値、及び、データ記憶領域40とデータ記憶領域76とに共通した設定項目ではあるが、その設定項目に設定された設定値が互いに異なるものである場合には、データ記憶領域40に記憶されたその設定項目と、その設定項目に設定された設定値である。
そして、携帯電話10から送信された設定項目及び設定値をMFP11が取得すると、その取得した設定値と、データ記憶領域76に記憶されている設定項目の設定値であり、携帯電話10から取得しなかった設定項目の設定値と、に従って、第1画像データに基づく画像がパネル54に表示される。
このように、MFP11では、自身に記憶されている第2画像データに基づく画像の表示時には、自身に記憶されている設定項目に設定されている設定項目の設定値に従った表示を行うことが可能となっている。一方、携帯電話10から取得した第1画像データに基づく画像の表示時には、携帯電話10の設定項目に設定されている設定値に従った表示を行うことが可能となっている。これにより、携帯電話10から取得した第1画像データに基づく画像を、携帯電話10のパネル16への表示状態と同じ状態、つまり、携帯電話10で設定されていた設定状態で、MFP11のパネル54に表示することが可能となる。
また、画像データに基づいて画像がパネル54に表示される際にも、通話時と同様に、設定項目及び設定値の要求のタイミング、要求される設定項目の内容により、不必要な情報の取得を抑制することが可能となる。
また、第2画像データに基づく画像の表示中に、携帯電話10から設定項目及び設定値がMFP11に送信された場合には、その設定値を利用して、画像が表示される。具体的には、設定項目の設定値が、携帯電話10から取得した設定値に変更され、第2画像データに基づく画像がパネル54に表示される。
また、第1画像データに基づく画像の表示中に、携帯電話10とは異なる別の携帯電話(図示省略)から設定項目及び設定値がMFP11に送信された場合には、その設定値を利用して、画像が表示される。具体的には、設定項目の設定値が、別の携帯電話から取得した設定値に変更され、第1画像データに基づく画像がパネル54に表示される。
また、携帯電話10から取得した第1画像データが第2画像データとしてデータ記憶領域76に記憶されていない場合に、その第1画像データは、携帯電話10から取得した設定項目及び設定値とともに、データ記憶領域76に記憶される。
<制御プログラム>
上述したMFP11による通話は、CPU50において通話制御プログラム72が実行されることによって行われる。この通話制御プログラム72はMFP11の電源がONされた場合に実行される。具体的に、図2及び図3を用いて、データ記憶領域76に記憶されている第2電話番号、若しくは、携帯電話10から取得した第1電話番号に電話回線を接続し、通話を行うためのフローを説明する。
通話制御プログラム72では、まず、ボタン入力部56から通話の要求が入力されたか否かが、CPU50によって判断される(ステップ(以下、「S」と略す)100)。詳しくは、データ記憶領域76に記憶されている複数の第2電話番号の中から任意の第2電話番号が選択され、ボタン入力部56の通話開始ボタン(図示省略)が操作されたか否かが判定される。若しくは、携帯電話10から第1電話番号が取得され、ボタン入力部56の通話開始ボタンが操作されたか否かが判定される。
通話要求が入力されていない場合には(S100のNO)、S100の処理が繰り返し実行される。一方、通話要求が入力された場合には(S100のYES)、通話要求の対象の電話番号がMFP11に記憶されているものであるか否かが、CPU50によって判断される(S102)。つまり、通話要求の対象の電話番号が、第1電話番号と第2電話番号とのいずれの番号であるかが、CPU50によって判断される。
通話要求の対象の電話番号が第1電話番号である場合には(S102のNO)、MFP11のデータ記憶領域76に記憶されている設定項目と異なる設定項目及び、その異なる設定項目の設定値をMFP11に送信する旨の指令が、MFP11から携帯電話10に送信される(S104)。携帯電話10では、この指令に応じて、MFP11のデータ記憶領域76に記憶されている設定項目と異なる設定項目及び、その異なる設定項目の設定値が、MFP11に送信される。具体的には、MFP11は、第1電話番号を利用して自身の通話機能を実行する場合、通話機能を実行するためのデータ記憶領域76に記憶された設定項目及びその設定項目に設定された設定値を携帯電話10に送信し、携帯電話10に、それら設定項目及び設定値と、データ記憶領域40に記憶している設定項目及び設定値とを比較させ、相違する設定項目及び設定値をMFP11に送信させるとよい。
そして、携帯電話10から設定項目及び、設定項目の設定値が、MFP11のCPU50によって取得される(S106)。次に、携帯電話10の設定項目の設定値およびMFP11の設定項目の設定値に従って、第1電話番号に電話回線が接続される(S108)。これにより、携帯電話10の設定項目の設定値およびMFP11の設定項目の設定値に従った通話が行われる。
そして、携帯電話10とは異なる携帯電話から、その携帯電話の通話機能に係る設定項目及び設定値を取得したか否かが、CPU50によって判断される(S110)。詳しくは、定期的に通信可能な携帯電話を検索し、携帯電話が発見された場合に、設定項目及び設定値の要求を出すようにし、その要求に対する返答の有無が判断される。要求に対する返答があった場合、つまり、異なる携帯電話から設定項目及び設定値が取得された場合には(S110のYES)、第1電話番号の電話回線の接続が維持された状態で、設定項目の設定値が、新たに取得した設定値に変更される(S112)。これにより、新たに取得した設定値に従った通話が行われる。一方、要求に対する返答がない場合、つまり、異なる携帯電話から設定項目及び設定値が取得されない場合には(S110のNO)、S112の処理がスキップされる。
続いて、通話が終了したか否かが、CPU50によって判断される(S114)。詳しくは、ボタン入力部56の通話終了ボタン(図示省略)が操作されたか否かが判定される。通話が終了していない場合には(S114のNO)、S110に戻る。
一方、通話が終了した場合には(S114のYES)、携帯電話10から取得した第1電話番号が、第2電話番号としてデータ記憶領域76に記憶されているか否かが、CPU50によって判断される(S116)。第1電話番号がデータ記憶領域76に記憶されていない場合には(S116のNO)、携帯電話10から取得した第1電話番号と、通話時に設定されていた設定項目と、その設定項目の設定値とが、関連付けられてデータ記憶領域76に記憶される(S117)。なお、MFP11が、携帯電話10から設定値を取得していない場合には、上記S116の処理及びS117の処理がスキップされる。一方、第1電話番号がデータ記憶領域76に記憶されている場合には(S116のYES)、S117の処理がスキップされる。そして、通話制御プログラム72のフローが終了する。なお、このフローは終了すると、再び開始される。
また、S102で通話要求の対象の電話番号が第2電話番号である場合には(S102のYES)、MFP11のデータ記憶領域76に記憶された設定項目の設定値に従って、第2電話番号に電話回線が接続される(S118)。これにより、MFP11の設定項目の設定値に従った通話が行われる。
そして、携帯電話10から携帯電話10の通話機能に係る設定項目及び設定値を取得したか否かが、CPU50によって判断される(S120)。詳しくは、S110と同様に、定期的に通信可能な携帯電話を検索し、携帯電話が発見された場合に、設定項目及び値の要求を出すようにし、その要求に対する返答の有無が判断される。要求に対する返答があった場合、つまり、携帯電話10から設定項目及び設定値が取得された場合には(S120のYES)、第2電話番号の電話回線の接続が維持された状態で、設定項目の設定値が、第1電話番号の設定項目の設定値に変更される(S122)。これにより、携帯電話10の設定項目の設定値に従った通話が行われる。一方、要求に対する返答がない場合、つまり、携帯電話10から第1電話番号の設定項目及び設定値が取得されない場合には(S120のNO)、S122の処理がスキップされる。
続いて、通話が終了したか否かが、CPU50によって判断される(S124)。通話が終了していない場合には(S124のNO)、S120に戻る。一方、通話が終了した場合には(S124のYES)、S116以降の処理が実行され、通話制御プログラム72のフローが終了する。
なお、S110及びS120の処理において、設定値の他に第1電話番号を取得した場合には、取得した第1電話番号を無視して、すでに実行している第1電話番号に基づいた通話を維持し、設定値のみを変更する。これにより、既に実行している第1電話番号との通話を維持することが可能となる。
また、上述したMFP11のパネル54への画像の表示は、CPU50において表示制御プログラム74が実行されることによって行われる。この表示制御プログラム74はMFP11の電源がONされた場合に実行される。具体的に、図4及び図5を用いて、データ記憶領域76に記憶されている第2画像データ、若しくは、携帯電話10から取得した第1画像データに基づく画像をパネル54に表示するためのフローを説明する。
表示制御プログラム74では、まず、ボタン入力部56から画像表示の要求が入力されたか否かが、CPU50によって判断される(S200)。詳しくは、データ記憶領域76に記憶されている複数の第2画像データの中から任意の第2画像データが選択され、ボタン入力部56の画像表示ボタン(図示省略)が操作されたか否かが判定される。若しくは、携帯電話10から第1画像データが取得され、ボタン入力部56の画像表示ボタンが操作されたか否かが判定される。
画像表示の要求が入力されていない場合には(S200のNO)、S200の処理が繰り返し実行される。一方、画像表示の要求が入力された場合には(S200のYES)、画像表示要求の対象の画像データがMFP11に記憶されているものであるか否かが、CPU50によって判断される(S202)。つまり、画像表示要求の対象の画像データが、第1画像データと第2画像データとのいずれのデータであるかが、CPU50によって判断される。
画像表示要求の対象の画像データが第1画像データである場合には(S202のNO)、MFP11のデータ記憶領域76に記憶されている設定項目と異なる設定項目及び、その異なる設定項目の設定値をMFP11に送信する旨の指令が、MFP11から携帯電話10に送信される(S204)。携帯電話10では、この指令に応じて、MFP11のデータ記憶領域76に記憶されている設定項目と異なる設定項目及び、その異なる設定項目の設定値が、MFP11に送信される。具体的には、MFP11は、第1画像データに基づく画像を表示する場合、画像表示機能を実行するためのデータ記憶領域76に記憶された設定項目及びその設定項目に設定された設定値を携帯電話10に送信し、携帯電話10に、それら設定項目及び設定値と、データ記憶領域40に記憶している設定項目及び設定値とを比較させ、相違する設定項目及び設定値をMFP11に送信させるとよい。
そして、携帯電話10から設定項目及び、設定項目の設定値が、MFP11のCPU50によって取得される(S206)。次に、携帯電話10の設定項目の設定値およびMFP11の設定項目の設定値に従って、第1画像データに基づく画像がパネル54に表示される(S208)。
そして、携帯電話10とは異なる携帯電話から、その携帯電話の画像表示機能に係る設定項目及び設定値を取得したか否かが、CPU50によって判断される(S210)。詳しくは、定期的に通信可能な携帯電話を検索し、携帯電話が発見された場合に、設定項目及び値の要求を出すようにし、その要求に対する返答の有無が判断される。要求に対する返答があった場合、つまり、異なる携帯電話から設定項目及び設定値が取得された場合には(S210のYES)、第1画像データに基づく画像が表示された状態で、設定項目の設定値が、新たに取得した設定値に変更される(S212)。一方、要求に対する返答がない場合、つまり、異なる携帯電話から設定項目及び設定値が取得されない場合には(S210のNO)、S212の処理がスキップされる。
続いて、画像の表示が終了したか否かが、CPU50によって判断される(S214)。詳しくは、ボタン入力部56の画像表示終了ボタン(図示省略)が操作されたか否かが判定される。画像の表示が終了していない場合には(S214のNO)、S210に戻る。
一方、画像の表示が終了した場合には(S214のYES)、携帯電話10から取得した第1画像データが、第2画像データとしてデータ記憶領域76に記憶されているか否かが、CPU50によって判断される(S216)。第1画像データがデータ記憶領域76に記憶されていない場合には(S216のNO)、携帯電話10から取得した第1画像データと、その第1画像データに基づく画像を表示する際に設定されていた設定項目と、その設定項目の設定値とが、関連付けられてデータ記憶領域76に記憶される(S217)。なお、MFP11が、携帯電話10から設定値を取得していない場合には、上記S216の処理及びS217の処理がスキップされる。一方、第1画像データがデータ記憶領域76に記憶されている場合には(S216のYES)、S217の処理がスキップされる。そして、表示制御プログラム74のフローが終了する。なお、このフローは終了すると、再び開始される。
また、S202で画像表示要求の対象の画像データが第2画像データである場合には(S202のYES)、MFP11のデータ記憶領域76に記憶された設定項目の設定値に従って、第2画像データに基づく画像がパネル54に表示される(S218)。
そして、携帯電話10から携帯電話10の画像表示機能に係る設定項目及び設定値を取得したか否かが、CPU50によって判断される(S220)。詳しくは、S210と同様に、定期的に通信可能な携帯電話を検索し、携帯電話が発見された場合に、設定項目及び値の要求を出すようにし、その要求に対する返答の有無が判断される。要求に対する返答があった場合、つまり、携帯電話10から設定項目及び設定値が取得された場合には(S220のYES)、第2画像データに基づく画像が表示された状態で、設定項目の設定値が、第1画像データの設定項目の設定値に変更される(S222)。一方、要求に対する返答がない場合、つまり、携帯電話10から第1画像データの設定項目及び設定値が取得されない場合には(S220のNO)、S222の処理がスキップされる。
続いて、画像の表示が終了したか否かが、CPU50によって判断される(S224)。画像の表示が終了していない場合には(S224のNO)、S220に戻る。一方、画像の表示が終了した場合には(S224のYES)、S216以降の処理が実行され、表示制御プログラム74のフローが終了する。
なお、S210及びS220の処理において、設定値の他に第1画像データを取得した場合には、取得した第1画像データを無視して、すでに実行している第1画像データに基づく画像の表示を維持し、設定値のみを変更する。これにより、既に実行している第1画像データに基づく画像の表示を維持することが可能となる。
<CPUの機能構成>
上記通話制御プログラム72及び表示制御プログラム74を実行するCPU50は、それの実行処理に鑑みれば、図1に示すような機能構成を有するものと考えることができる。図から解るように、CPU12は、第1情報取得部80(本発明の第1情報取得部及び第1情報取得手段の一例)と、第1設定情報取得部82(本発明の第1設定情報取得部及び第1設定情報取得手段の一例)と、選択部84(本発明の選択部及び選択手段の一例)と、第1判断部86(本発明の第1判断部及び第1判断手段の一例)と、第1情報依拠機能実行部88(本発明の第1情報依拠機能実行部及び第1情報依拠機能実行手段の一例)と、第2情報依拠機能実行部90(本発明の第2情報依拠機能実行部及び第2情報依拠機能実行手段の一例)と、要求部92(本発明の要求部の一例)と、記憶制御部94(本発明の記憶制御部の一例)とを有している。
第1情報取得部80は、上記通話制御プログラム72のS100の処理を実行する機能部、および、上記表示制御プログラム74のS200の処理を実行する機能部である。第1設定情報取得部82は、上記通話制御プログラム72のS106の処理を実行する機能部、および、上記表示制御プログラム74のS206の処理を実行する機能部である。選択部84は、上記通話制御プログラム72のS100の処理を実行する機能部、および、上記表示制御プログラム74のS200の処理を実行する機能部である。第1判断部86は、上記通話制御プログラム72のS102の処理を実行する機能部、および、上記表示制御プログラム74のS202の処理を実行する機能部である。第1情報依拠機能実行部88は、上記通話制御プログラム72のS108の処理を実行する機能部、および、上記表示制御プログラム74のS208の処理を実行する機能部である。第2情報依拠機能実行部90は、上記通話制御プログラム72のS118の処理を実行する機能部、および、上記表示制御プログラム74のS218の処理を実行する機能部である。要求部92は、上記通話制御プログラム72のS104の処理を実行する機能部、および、上記表示制御プログラム74のS204の処理を実行する機能部である。記憶制御部94は、上記通話制御プログラム72のS117の処理を実行する機能部、および、上記表示制御プログラム74のS217の処理を実行する機能部である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施形態では、通話及び画像の表示を行う装置として、MFP11が採用されているが、携帯端末等の種々の装置が採用されてもよい。また、電話番号及び画像データを送る装置として、携帯電話10が採用されているが、複合機、PC(Personal computerの略)等の種々の装置が採用されてもよい。
また、上記実施形態では、無線LAN方式により携帯電話10とMFP11とが通信を行っているが、他の通信方式が採用されてもよい。具体的には、例えば、USBなどの有線を採用してもよく、赤外線やBluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communicationの略)などの近距離無線通信の方式を採用してもよい。
また、上記実施例では、CPU50によって図2乃至図5に示す処理が実行される例を説明したが、これら処理は、CPU50に限らず、ASICや他の論理集積回路により実行されてもよいし、これら処理が、CPU50やASIC、他の論理集積回路が協働することにより実行されてもよい。
また、上記実施例において、MFP11への送信が要求される設定項目は、MFP11のデータ記憶領域76に記憶されている設定項目とは異なる設定項目とされている。しかし、MFP11のデータ記憶領域76に記憶されている設定項目に関わらず、携帯電話10のデータ記憶領域40に記憶されている設定項目の全て、若しくは、一部が、MFP11への送信が要求される設定項目であってもよい。具体的に、図6及び図7を用いて、携帯電話10のデータ記憶領域40に記憶されている通話機能に関する全ての設定項目及び設定値をMFP11へ送信すべき旨の要求がなされた場合において、通話を行うためのフローを説明する。なお、図6及び図7に示すフローは、図2及び図3に示すフローと略同じフローであるため、異なる箇所を中心に説明する。
S302において、通話要求の対象の電話番号がMFP11に記憶されているものであるか否かが、CPU50によって判断される。つまり、通話要求の対象の電話番号が、第1電話番号と第2電話番号とのいずれの番号であるかが、CPU50によって判断される。通話要求の対象の電話番号が第1電話番号である場合には(S302のNO)、携帯電話10のデータ記憶領域40に記憶されている通話機能に関する全ての設定項目及び、その全ての設定項目の設定値をMFP11に送信する旨の指令が、MFP11から携帯電話10に送信される(S304)。携帯電話10では、この指令に応じて、第1電話番号に関する全ての設定項目及び設定値が、MFP11に送信される。
そして、携帯電話10から設定項目及び、設定項目の設定値が、MFP11のCPU50によって取得される(S306)。次に、携帯電話10の設定項目とMFP11の設定項目との共通の設定項目に対しては、携帯電話10の設定項目の設定値に従うとともに、携帯電話10の設定項目にはなく、MFP11の設定項目にのみ存在する設定項目に対しては、MFP11の設定項目の設定値に従って、第1電話番号に電話回線が接続される(S307)。そして、S308以降の処理が、S108以降の処理と同様に行われる。
上記フローに従った処理が行われることで、携帯電話10から取得した第1電話番号の電話回線接続時において、携帯電話10による通話状態と殆ど同じ状態で、MFP11による通話を行うことが可能となる。これにより、携帯電話10のユーザは、より快適にMFP11による通話を行うことが可能となる。
10:携帯電話(通信装置)
11:MFP(情報処理装置)
50:CPU(制御装置)(コンピュータ)
62:ネットワークI/F(通信手段)
72:通話制御プログラム(制御プログラム)
74:表示制御プログラム(制御プログラム)
76:データ記憶領域(記憶手段)
80:第1情報取得部(第1情報取得手段)
82:第1設定情報取得部(第1設定情報取得手段)
84:選択部(選択手段)
86:第1判断部(第1判断手段)
88:第1情報依拠機能実行部(第1情報依拠機能実行手段)
90:第2情報依拠機能実行部(第2情報依拠機能実行手段)
92:要求部
94:記憶制御部

Claims (11)

  1. 一の機能を実行可能な情報処理装置であって、
    前記一の機能と同一機能を実行可能であり、当該機能を実行するために必要な第1情報と前記第1情報を利用して当該機能を実行するために設定される第1設定情報とを記憶し、前記第1情報と前記第1設定情報とを利用して当該機能を実行可能な通信装置と、通信するための通信手段と、
    前記一の機能を実行するために必要な第2情報と、前記第2情報を利用して前記一の機能を実行するために設定される第2設定情報と、を記憶するための記憶手段と、
    前記一の機能を実行するために前記情報処理装置の作動を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記通信手段を介して前記通信装置から、前記第1情報を取得する第1情報取得部と、
    前記通信手段を介して前記通信装置から、前記第1設定情報を取得する第1設定情報取得部と、
    前記一の機能の実行にあたり必要な情報を選択する選択部と、
    前記選択部によって選択された情報が、前記第1情報取得部によって取得された前記第1情報と、前記記憶手段に記憶された前記第2情報とのいずれであるかを判断する第1判断部と、
    前記第1判断部によって前記第1情報であると判断された場合、前記第1設定情報取得部によって取得された前記第1設定情報に基づく設定で、前記第1情報を利用した前記一の機能を実行する第1情報依拠機能実行部と、
    前記第1判断部によって前記第2情報であると判断された場合、前記記憶手段に記憶された前記第2設定情報に基づく設定で、前記第2情報を利用した前記一の機能を実行する第2情報依拠機能実行部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記第1設定情報を前記通信装置に対して要求する要求部を有し、
    前記第1設定情報取得部は、
    前記要求部による要求に対する返信として前記第1設定情報を前記通信装置から取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記要求部は、
    前記選択部によって選択された情報に対応した前記第1設定情報を前記通信装置に対して要求することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1設定情報と前記第2設定情報との各々は、
    少なくとも1つの設定項目と、その設定項目に設定された設定値とから構成されており、
    前記要求部は、
    前記第2設定情報を構成する前記設定項目とは異なる設定項目に設定された設定値を、前記通信装置に対して要求することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1設定情報と前記第2設定情報との各々は、
    少なくとも1つの設定項目と、その設定項目に設定された設定値とから構成されており、
    前記第1情報依拠機能実行部は、
    前記第1設定情報の前記設定項目と前記第2設定情報の前記設定項目との共通の設定項目に対して、前記第1設定情報の前記設定項目に設定された設定値に基づいて前記一の機能を実行し、前記第2設定情報の前記設定項目にのみ設定された設定項目に対して、前記第2設定情報の前記設定項目に設定された設定値に基づいて前記一の機能を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記第1情報依拠機能実行部は、
    前記一の機能の実行中に前記第1設定情報取得部が新たに前記第1設定情報を取得した場合、前記第1設定情報に基づく設定を新たに取得した前記第1設定情報に基づく設定に変更することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記第1情報依拠機能実行部は、
    前記一の機能の実行中に前記第1設定情報取得部が前記通信装置と異なる通信装置から前記第1設定情報を取得した場合、前記第1情報を利用した前記一の機能の実行を継続しつつ、前記第1設定情報に基づく設定を前記異なる通信装置から取得した前記第1設定情報に基づく設定に変更することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記第2情報依拠機能実行部は、
    前記一の機能の実行中に前記第1設定情報取得部が新たに前記第1設定情報を取得した場合、前記第2設定情報に基づく設定を新たに取得した前記第1設定情報に基づく設定に変更することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記第2情報依拠機能実行部は、
    前記一の機能の実行中に前記第1設定情報取得部が前記通信装置から前記第1設定情報を取得した場合、前記第2情報を利用した前記一の機能の実行を継続しつつ、前記第2設定情報に基づく設定を前記通信装置から取得した前記第1設定情報に基づく設定に変更することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記制御装置は、
    前記第1情報取得部によって取得された前記第1情報が前記第2情報として前記記憶手段に記憶されていない場合に、当該第1情報と、当該第1情報に対応する前記第1設定情報とを前記記憶手段に記憶させる記憶制御部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 一の機能を実行可能な情報処理装置のコンピュータが読み取り可能な制御プログラムであって、
    前記情報処理装置が、
    前記一の機能と同一機能を実行可能であり、当該機能を実行するために必要な第1情報と前記第1情報を利用して当該機能を実行するために設定される第1設定情報とを記憶し、前記第1情報と前記第1設定情報とを利用して当該機能を実行可能な通信装置と、通信するための通信手段と、
    前記一の機能を実行するために必要な第2情報と、前記第2情報を利用して前記一の機能を実行するために設定される第2設定情報と、を記憶するための記憶手段と、
    を備え、
    前記通信手段を介して前記通信装置から、前記第1情報を取得する第1情報取得手段と、
    前記通信手段を介して前記通信装置から、前記第1設定情報を取得する第1設定情報取得手段と、
    前記一の機能の実行にあたり必要な情報を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された情報が、前記第1情報取得手段によって取得された前記第1情報と、前記記憶手段に記憶された前記第2情報とのいずれであるかを判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段によって前記第1情報であると判断された場合、前記第1設定情報取得手段によって取得された前記第1設定情報に基づく設定で、前記第1情報を利用した前記一の機能を実行する第1情報依拠機能実行手段と、
    前記第1判断手段によって前記第2情報であると判断された場合、前記記憶手段に記憶された前記第2設定情報に基づく設定で、前記第2情報を利用した前記一の機能を実行する第2情報依拠機能実行手段と、
    して前記コンピュータを機能させることを特徴とする制御プログラム。
JP2012207902A 2012-09-21 2012-09-21 情報処理装置、及び、制御プログラム Active JP5983231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012207902A JP5983231B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 情報処理装置、及び、制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012207902A JP5983231B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 情報処理装置、及び、制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014064158A true JP2014064158A (ja) 2014-04-10
JP5983231B2 JP5983231B2 (ja) 2016-08-31

Family

ID=50619015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012207902A Active JP5983231B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 情報処理装置、及び、制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5983231B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003283787A (ja) * 2002-03-27 2003-10-03 Canon Inc ファクシミリ装置
JP2007274275A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nec Corp 携帯通信端末におけるメニュー項目表示方法及び携帯通信端末
JP2009009323A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Fuji Xerox Co Ltd 設定装置、電子機器、及び設定プログラム
JP2011172116A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Kyocera Mita Corp 画像形成システム、設定値セット転送プログラム、および画像形成装置
JP2012078917A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 情報処理システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003283787A (ja) * 2002-03-27 2003-10-03 Canon Inc ファクシミリ装置
JP2007274275A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nec Corp 携帯通信端末におけるメニュー項目表示方法及び携帯通信端末
JP2009009323A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Fuji Xerox Co Ltd 設定装置、電子機器、及び設定プログラム
JP2011172116A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Kyocera Mita Corp 画像形成システム、設定値セット転送プログラム、および画像形成装置
JP2012078917A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 情報処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5983231B2 (ja) 2016-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE47875E1 (en) Mobile terminal device, and method and computer readable medium for the same
JP6335437B2 (ja) 通信装置、通信方法およびプログラム
US9055168B2 (en) Communication apparatus and storage medium storing instructions executable on mobile terminal
JP2013214808A (ja) 画像処理装置および情報処理端末のプログラム
JP5932543B2 (ja) 通信端末,テザリング制御プログラムおよび方法ならびに通信システム
JP2007067723A (ja) 携帯端末装置及び周辺機器選択方法
JP2016054391A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
JP2007221355A (ja) 赤外線通信機能を有する携帯電話機
JP2015231156A (ja) 通信システム、通信装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2004104774A (ja) 無線通信システム
JPWO2008038489A1 (ja) 通信装置、通信方法、並びに、情報記録媒体
WO2012025000A1 (zh) 蓝牙服务的管理方法和装置
JP6610356B2 (ja) ジョブ実行システム、ジョブ実行方法、画像処理装置及びジョブ実行プログラム
JP5983231B2 (ja) 情報処理装置、及び、制御プログラム
JP2013110450A (ja) 移動体通信システム、端末装置、および通信中継方法
JP2018107685A (ja) 画像通信装置、および通信システム
JP2015023539A (ja) 無線通信機器
JP2015090601A (ja) 通信装置、通信システム、及び、プログラム
JP2011077950A (ja) 通信端末、及び通信端末の機器選択プログラム
JP6515740B2 (ja) 画像記録装置、及び画像記録システム
JP4784314B2 (ja) 電話通信システム
JP2006020097A (ja) サービス選択方法、通信システム及びクライアント装置
JP2019054535A (ja) 通信装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP4477079B2 (ja) 携帯電話装置
JP2014158107A (ja) 電話機、電話機の制御プログラム、サーバ装置、および電話システムの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5983231

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150