JP6610356B2 - ジョブ実行システム、ジョブ実行方法、画像処理装置及びジョブ実行プログラム - Google Patents

ジョブ実行システム、ジョブ実行方法、画像処理装置及びジョブ実行プログラム Download PDF

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この発明は、相互に有線接続可能な第1の画像処理装置と第2の画像処理装置と、これらの画像処理装置と無線接続が可能な複数の端末装置とを備えたジョブ実行システム、ジョブ実行方法、画像処理装置及びジョブ実行プログラムに関する。
タブレット端末やスマートフォン等の携帯端末装置の普及に伴い、オフィス環境においても携帯端末装置の利用形態が増加してきている。このような環境の中で、同じくオフィス環境で使用されている画像処理装置と携帯端末装置を接続する手段として、無線ネットワークを利用した接続も可能となってきており、画像処理装置が親機として動作する環境も構築可能である。
このとき、画像処理装置に搭載されている無線モジュールの制約上、携帯端末装置から画像処理装置への同時接続数の最大値が予め決まっている場合が多い。
例えば、画像処理装置へ携帯端末装置が無線ネットワークにより5台接続されている場合、同時接続数の上限値に達しておりそれ以降の接続ができないため、後からの利用者は画像処理装置へ無線接続することができない。
このような課題に対し、特許文献1には、同時接続数に達した状態で新規接続要求がなされた場合、接続中の端末装置からジョブを受信した後、その端末装置との無線接続を切断し、新規接続要求を行った端末装置と無線接続することで解決している。
特開2015−142163号公報
しかし上記特許文献1に記載の技術においては、ジョブの受信が完了するまで、新規接続要求を行った端末装置と接続することができず、新規接続要求を行った端末装置は、他の端末装置のジョブの受信完了まで待たされるという課題がある。特にサイズの大きいデータを送信して印刷するようなジョブの場合には、ジョブの受信完了までに時間がかかっていた。
さらにジョブ投入完了後に端末装置との接続を強制的に切断する方式では、例えば端末装置からジョブを投入した後にデータに誤りがあることに気づいたが、ジョブを削除したくても接続が切断されているため、無駄にジョブが実行されてしまうという課題もある。
一方、端末装置からのジョブの投入完了前に無線接続を強制的に切断すると、画像処理装置との通信を途中で切る事となるので、無線接続により画像処理装置の操作画面を転送表示して画像処理装置の遠隔操作を行っている端末装置においては操作中に突然画面が表示されなくなり、操作不可となるという課題がある。また、ドライバで文書を印刷するための設定を行い、ジョブを投入しようとする段階に達しているにも関わらず、突然切断された場合は、再接続できるまで待たなければならないという課題もある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、画像処理装置と無線ネットワークにより接続中の端末装置が接続可能な上限値に達している状態で、新たな端末装置からの接続要求があった場合に、接続要求を行った端末装置を待たせる時間を短くでき、しかもジョブ投入後や投入前に画像処理装置と接続中の端末装置の無線接続を強制的に切断した場合の上述した課題を解決できるジョブ実行システム、ジョブ実行方法、画像処理装置及びジョブ実行プログラムの提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)相互に有線接続可能な第1の画像処理装置と第2の画像処理装置と、これらの画像処理装置と無線接続が可能な複数の端末装置とを備えたジョブ実行システムであって、前記第1の画像処理装置は、有線ネットワーク接続手段と、無線ネットワーク接続手段と、前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置の数が上限値に達しているかどうかを判断する上限判断手段と、前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置について、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであるかどうかを判定するジョブモード特定判断手段と、前記上限判断手段により、無線ネットワーク接続手段と接続中の端末装置の数が上限値に達していると判断され、かつ、前記ジョブモード特定判断手段により接続中の端末装置についてジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された状態において、他の端末装置から無線ネットワーク接続手段に対する新規接続要求があった場合、第2の画像処理装置と接続するための第1の接続情報を、前記ジョブモード特定判断手段によりジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断されたジョブモード特定済み端末装置に通知する通知手段と、前記第1の接続情報に基づいて前記ジョブモード特定済み端末装置と接続された前記第2の画像処理装置へジョブモード特定済み端末装置から送信されたジョブを、前記第2の画像処理装置から受信する受信手段と、前記受信手段により第2の画像処理装置を経由して受信した前記ジョブモード特定済み端末装置からのジョブを実行するジョブ実行手段と、前記ジョブモード特定済み端末装置と第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、ジョブモード特定済み端末装置との無線接続を切断する切断手段と、を備え、前記端末装置は、無線ネットワーク接続手段と、前記無線ネットワーク接続手段により、前記第1の画像処理装置及び第2の画像処理装置と無線接続するための無線ネットワーク接続手段と、前記第1の画像処理装置にジョブを送信すると共に、前記第1の画像処理装置から前記第1の接続情報を受信した場合は、該第1の接続情報に基づいて前記無線ネットワーク接続手段により接続された第2の画像処理装置に、第1の画像処理装置と有線接続するための第2の接続情報とジョブとを送信する送信手段と、前記第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、第1の画像処理装置との無線接続を切断する切断手段と、を備え、前記第2の画像処理装置は、有線ネットワーク接続手段と、無線ネットワーク接続手段と、前記無線ネットワーク接続手段により接続された前記ジョブモード特定済み端末装置から、前記第2の接続情報とジョブとを受信する受信手段と、前記受信手段により受信したジョブを、受信した前記第2の接続情報に基づいて前記有線ネットワーク接続手段により接続された第1の画像処理装置に転送する転送手段と、を備えたことを特徴とするジョブ実行システム。
(2)前記第1の画像処理装置のジョブモード特定判断手段は、前記受信手段により前記ジョブモード特定済み端末装置からジョブ開始要求を受信したとき、または第1の画像処理装置に予めプログラム登録されたジョブモードを使用するプログラム登録機能の選択要求を受信したとき、ジョブモードは特定済みと判断する前項1に記載のジョブ実行システム。
(3)前記第1の画像処理装置は、接続中の前記ジョブモード特定済み端末装置が実行しているアプリケーションを特定するアプリケーション特定手段を備え、前記ジョブモード特定判断手段は、前記アプリケーション特定手段により特定されたアプリケーションによって操作可能なモードを取得したときにジョブモードは特定済みと判断する前項1に記載のジョブ実行システム。
(4)前記ジョブモード特定済み端末装置は、ジョブモード特定のための操作を行ってから一定時間ジョブの投入を禁止する禁止手段を備えるとともに、前記禁止手段によるジョブの投入禁止中に、前記第1の画像処理装置から前記第1の接続情報を受信した場合、前記第2の画像処理装置のSSIDを検索し、第2の画像処理装置にパスワードを送信し、第2の画像処理装置と無線接続が確立された場合に、第2の画像処理装置へ前記第2の接続情報とジョブを送信し、ジョブモードを特定する操作を行ってから一定時間、前記第1の画像処理装置から前記第1の接続情報を受信しなかった場合には、第1の画像処理装置の接続を継続する前項1〜3のいずれかに記載のジョブ実行システム。
(5)前記ジョブモード特定済み端末装置または第1の画像処理装置の少なくとも一方は、ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との距離を測定する距離測定手段を有し、前記距離測定手段により測定したジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との距離が所定の閾値より小さい場合には、前記ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続を継続する前項1〜4のいずれかに記載のジョブ実行システム。
(6)前記ジョブモード特定済み端末装置または第1の画像処理装置の少なくとも一方は、前記第1の画像処理装置またはジョブモード特定済み端末装置の電波強度を測定する電波強度測定手段を有し、前記電波強度測定手段により測定した第1の画像処理装置またはジョブモード特定済み端末装置の電波強度が所定の閾値より大きい場合には、前記ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続を継続する前項1〜5のいずれかに記載のジョブ実行システム。
(7)前記ジョブモード特定済み端末装置または第1の画像処理装置の少なくとも一方は、ジョブモード特定済み端末装置から第1の画像処理装置へ送信予定のジョブにおけるデータ容量を取得するデータ容量取得手段を有し、前記データ容量取得手段により取得したデータ容量が所定の閾値より小さい場合には、前記ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続を継続する前項1〜6のいずれかに記載のジョブ実行システム。
(8)前記第1の画像処理装置は、自身周辺において有線接続可能な第2の画像処理装置を検索する検索手段を有し、該検索手段により有線接続可能な第2の画像処理装置が複数存在する場合は、有線接続可能な第2の画像処理装置において現在無線接続を行っている端末装置の数を取得し、接続中の端末装置の数が最も少ない第2の画像処理装置と接続するための前記第1の接続情報を前記ジョブモード特定済み端末装置へ送信する前項1〜7のいずれかに記載のジョブ実行システム。
(9)前記第1の画像処理装置は、自身周辺において有線接続可能な第2の画像処理装置を検索する検索手段を有し、該検索手段により有線接続可能な第2の画像処理装置が複数存在する場合は、有線接続可能な第2の画像処理装置との距離を取得し、最も近い距離の第2の画像処理装置と接続するための前記第1の接続情報を前記ジョブモード特定済み端末装置へ送信する前項1〜7のいずれかに記載のジョブ実行システム。
(10)相互に有線接続可能な第1の画像処理装置と第2の画像処理装置と、これらの画像処理装置と無線接続が可能な複数の端末装置とを備えたジョブ実行システムで実行されるジョブ実行方法であって、前記第1の画像処理装置は、無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置の数が上限値に達しているかどうかを判断する上限判断ステップと、前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置について、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであるかどうかを判定するジョブモード特定判断ステップと、前記上限判断ステップにより、無線ネットワーク接続手段と接続中の端末装置の数が上限値に達していると判断され、かつ、前記ジョブモード特定判断ステップにより接続中の端末装置についてジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された状態において、他の端末装置から無線ネットワーク接続手段に対する新規接続要求があった場合、第2の画像処理装置と接続するための第1の接続情報を、前記ジョブモード特定判断ステップによりジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断されたジョブモード特定済み端末装置に通知する通知ステップと、前記第1の接続情報に基づいて前記ジョブモード特定済み端末装置と接続された前記第2の画像処理装置へジョブモード特定済み端末装置から送信されたジョブを、前記第2の画像処理装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップにより第2の画像処理装置を経由して受信した前記ジョブモード特定済み端末装置からのジョブを実行するジョブ実行ステップと、前記ジョブモード特定済み端末装置と第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、ジョブモード特定済み端末装置との無線接続を切断する切断ステップと、を実行し、前記端末装置は、前記第1の画像処理装置にジョブを送信すると共に、前記第1の画像処理装置から前記第1の接続情報を受信した場合は、該第1の接続情報に基づいて無線ネットワーク接続手段により接続された第2の画像処理装置に、第1の画像処理装置と有線接続するための第2の接続情報とジョブとを送信する送信ステップと、前記第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、第1の画像処理装置との無線接続を切断する切断ステップと、を実行し、前記第2の画像処理装置は、無線ネットワーク接続手段により接続された前記ジョブモード特定済み端末装置から、前記第2の接続情報とジョブとを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信したジョブを、受信した前記第2の接続情報に基づいて有線ネットワーク接続手段により接続された第1の画像処理装置に転送する転送ステップと、を実行することを特徴とするジョブ実行方法。
(11)有線ネットワーク接続手段と、無線ネットワーク接続手段と、前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置の数が上限値に達しているかどうかを判断する上限判断手段と、前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置について、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであるかどうかを判定するジョブモード特定判断手段と、前記上限判断手段により、無線ネットワーク接続手段と接続中の端末装置の数が上限値に達していると判断され、かつ、前記ジョブモード特定判断手段により接続中の端末装置についてジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された状態において、他の端末装置から無線ネットワーク接続手段に対する新規接続要求があった場合、他の画像処理装置と接続するための第1の接続情報を、前記ジョブモード特定判断手段によりジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断されたジョブモード特定済み端末装置に通知する通知手段と、前記ジョブモード特定済み端末装置と第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、ジョブモード特定済み端末装置との無線接続を切断する切断手段と、前記第1の接続情報に基づいて前記ジョブモード特定済み端末装置と無線接続された前記他の画像処理装置へジョブモード特定済み端末装置から送信されたジョブを、前記他の画像処理装置から受信する受信手段と、前記受信手段により前記他の画像処理装置を経由して受信した前記ジョブモード特定済み端末装置からのジョブを実行するジョブ実行手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(12)前記ジョブモード特定判断手段は、前記受信手段により前記ジョブモード特定済み端末装置からジョブ開始要求を受信したとき、または自身に予めプログラム登録されたジョブモードを使用するプログラム登録機能の選択要求を受信したとき、ジョブモードは特定済みと判断する前項11に記載の画像処理装置。
(13)接続中の前記ジョブモード特定済み端末装置が実行しているアプリケーションを特定するアプリケーション特定手段を備え、前記ジョブモード特定判断手段は、前記アプリケーション特定手段により特定されたアプリケーションによって操作可能なモードを取得したときにジョブモードは特定済みと判断する前項11に記載の画像処理装置。
(14)前記ジョブモード特定済み端末装置との距離を測定する距離測定手段を有し、前記距離測定手段により測定したジョブモード特定済み端末装置との距離が所定の閾値より小さい場合には、ジョブモード特定済み端末装置との接続を継続する前項11または12に記載の画像処理装置。
(15)前記ジョブモード特定済み端末装置の電波強度を測定する手段を有し、前記電波強度測定する手段により測定したジョブモード特定済み端末装置の電波強度が所定の閾値より大きい場合には、ジョブモード特定済み端末装置との接続を継続する前項11〜14のいずれかに記載の画像処理装置。
(16)ジョブモード特定済み端末装置から受信予定のジョブにおけるデータ容量を取得するデータ容量取得手段を有し、前記データ容量取得手段により取得したデータ容量が所定の閾値より小さい場合には、前記ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続を継続する前項11〜15のいずれかに記載の画像処理装置。
(17)自身周辺において有線接続可能な他の画像処理装置を検索する検索手段を有し、該検索手段により有線接続可能な他の画像処理装置が複数存在する場合は、有線接続可能な他の画像処理装置において現在無線接続を行っている端末装置の数を取得し、接続中の端末装置の数が最も少ない他の画像処理装置と接続するための前記第1の接続情報を前記ジョブモード特定済み端末装置へ送信する前項11〜16のいずれかに記載の画像処理装置。
(18)自身周辺において有線接続可能な他の画像処理装置を検索する検索手段を有し、該検索手段により有線接続可能な他の画像処理装置が複数存在する場合は、有線接続可能な他の画像処理装置との距離を取得し、最も近い距離の他の画像処理装置と接続するための前記第1の接続情報を前記ジョブモード特定済み端末装置へ送信する前項11〜16のいずれかに記載の画像処理装置。
(19)有線ネットワーク接続手段と無線ネットワーク接続手段とを有する画像処理装置のコンピュータに、前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置の数が上限値に達しているかどうかを判断する上限判断ステップと、前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置について、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであるかどうかを判定するジョブモード特定判断ステップと、前記上限判断ステップにより、無線ネットワーク接続手段と接続中の端末装置の数が上限値に達していると判断され、かつ、前記ジョブモード特定判断ステップにより接続中の端末装置についてジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された状態において、他の端末装置から無線ネットワーク接続手段に対する新規接続要求があった場合、他の画像処理装置と無線接続するための第1の接続情報を、前記ジョブモード特定判断ステップによりジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断されたジョブモード特定済み端末装置に通知する通知ステップと、前記ジョブモード特定済み端末装置と第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、端末装置との無線接続を切断する切断ステップと、前記第1の接続情報に基づいて前記ジョブモード特定済み端末装置と無線接続された前記他の画像処理装置へジョブモード特定済み端末装置から送信されたジョブを、前記他の画像処理装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップにより前記他の画像処理装置を経由して受信した前記ジョブモード特定済み端末装置からのジョブを実行するジョブ実行ステップと、を実行させるためのジョブ実行プログラム。
前項(1)及び(10)に記載の発明によれば、第1の画像処理装置において、無線ネットワーク接続手段と接続中の端末装置の数が上限値に達しており、かつ、接続中の端末装置についてジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された状態において、他の端末装置から無線ネットワーク接続手段に対する新規接続要求があった場合、第1の画像処理装置は第2の画像処理装置と接続するための第1の接続情報を、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断されたジョブモード特定済み端末装置に通知する。第1の画像処理装置から第1の接続情報を受信したジョブモード特定済み端末装置は、該第1の接続情報に基づいて無線接続された第2の画像処理装置に、第1の画像処理装置と接続するための第2の接続情報とジョブとを送信する。第1の画像処理装置及びジョブモード特定済み端末装置は、ジョブモード特定済み端末装置と第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、ジョブモード特定済み端末装置との無線接続を切断する。
ジョブモード特定済み端末装置から第2の接続情報とジョブとを受信した第2の画像処理装置は、受信した第2の接続情報に基づいて有線ネットワーク接続手段により接続された第1の画像処理装置に、受信したジョブを転送する。第2の画像処理装置から転送されたジョブを受信した第1の画像処理装置は、このジョブを実行する。
つまり、第1の画像処理装置と無線ネットワークにより接続中の端末装置の数が接続可能な上限値に達している状態で、新たな端末装置からの接続要求があった場合には、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された接続中のジョブモード特定済み端末装置からのジョブは、第1の画像処理装置へ直接に送信されることなく、第1の画像処理装置と有線接続された第2の画像処理装置を経由して送信され、また、ジョブモード特定済み端末装置と第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに第1の画像処理装置とジョブモード特定済み端末装置との無線接続は切断される。従って、新たな接続要求を行った端末装置が、接続中の端末装置からのジョブが終了するまで待つ必要はなくなり、ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との無線接続が切断されたときに、新たな接続要求を行った端末装置は速やかに第1の画像処理装置と無線接続することができる。
しかも、接続中の携帯端末からのジョブの投入後や投入前に、接続中の端末装置の無線接続を強制的に切断する構成ではないから、強制的に切断した場合の問題も生じない。
前項(2)に記載の発明によれば、第1の画像処理装置が、ジョブモード特定済み端末装置からジョブ開始要求を受信したとき、または第1の画像処理装置に予めプログラム登録されたジョブモードを使用するプログラム登録機能の選択要求を受信したときに、ジョブモードは特定済みと判断される。
前項(3)に記載の発明によれば、第1の画像処理装置が、接続中のジョブモード特定済み端末装置が実行しているアプリケーションを特定し、この特定されたアプリケーションによって操作可能なモードを取得したときにジョブモードは特定済みと判断される。
前項(4)に記載の発明によれば、端末装置は、ジョブモード特定のための操作を行ってから一定時間ジョブの投入を禁止するとともに、ジョブの投入禁止中に、第1の画像処理装置から第1の接続情報を受信した場合、第2の画像処理装置のSSIDを検索し、第2の画像処理装置にパスワードを送信し、第2の画像処理装置と無線接続が確立された場合に、第2の画像処理装置へ第2の接続情報とジョブが送信されるから、端末装置と第2の画像処理装置との無線接続を確実に行うことができる。一方、ジョブモードを特定する操作を行ってから一定時間、第1の画像処理装置から第1の接続情報を受信しなかった場合には、第1の画像処理装置との接続が継続されるから、第1の画像処理装置と端末装置との接続が不本意に中断されるのを防止できる。
前項(5)に記載の発明によれば、ジョブモード特定済み端末装置または第1の画像処理装置の少なくとも一方は、ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との距離を測定し、距離が所定の閾値より小さい場合には、快適な無線通信が行え、第1の画像処理装置はこの端末からのジョブを円滑に実行でき、新規接続要求を行っている端末装置も長時間待つことはないと考えられることから、ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続が継続される。
前項(6)に記載の発明によれば、ジョブモード特定済み端末装置または第1の画像処理装置の少なくとも一方は、第1の画像処理装置またはジョブモード特定済み端末装置の電波強度を測定し、電波強度が所定の閾値より大きい場合には、安定した快適な無線通信が行え、第1の画像処理装置はこのジョブモード特定済み端末装置からのジョブを円滑に実行でき、新規接続要求を行っている端末装置も長時間待つことはないと考えられることから、ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続が継続される。
前項(7)に記載の発明によれば、ジョブモード特定済み端末装置または第1の画像処理装置の少なくとも一方は、ジョブモード特定済み端末装置から第1の画像処理装置への送信予定のジョブにおけるデータ容量を取得するとともに、取得したデータ容量が所定の閾値より小さい場合には、ジョブの処理時間が長くないと考えられ、新規接続要求を行っている端末装置も長時間待つことはないと考えられることから、ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続が継続される。
前項(8)に記載の発明によれば、自身周辺において有線接続可能な第2の画像処理装置のうち、無線接続中の端末装置の数が最も少ない第2の画像処理装置が、ジョブモード特定済み端末装置との無線通信を良好に行えることから、この第2の画像処理装置と接続するための第1の接続情報をジョブモード特定済み端末装置へ送信する。
前項(9)に記載の発明によれば、自身周辺において有線接続可能な第2の画像処理装置のうち、第1の画像処理装置との距離が最も小さい第2の画像処理装置が、ジョブモード特定済み端末装置との距離も最も小さいと考えられ、第2の画像処理装置とジョブモード特定済み端末装置との無線通信を良好に行えることから、この第2の画像処理装置と接続するための第1の接続情報をジョブモード特定済み端末装置へ送信する。
前項(11)に記載の発明によれば、新たな接続要求を行った端末装置が、接続中の携帯端末装置からのジョブが終了するまで待つ必要はなくなり、ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との無線接続が切断されたときに、新たな接続要求を行った端末装置が速やかに無線接続することができる画像処理装置となる。しかも、接続中の携帯端末からのジョブの投入後や投入前に、接続中の端末装置の無線接続を強制的に切断する構成ではないから、強制的に切断した場合の問題も生じない。
前項(12)に記載の発明によれば、ジョブモード特定済み端末装置からジョブ開始要求を受信したとき、または自装置に予めプログラム登録されたジョブモードを使用するプログラム登録機能の選択要求を受信したときに、ジョブモードは特定済みと判断される。
前項(13)に記載の発明によれば、接続中のジョブモード特定済み端末装置が実行しているアプリケーションを特定し、この特定されたアプリケーションによって操作可能なモードを取得したときにジョブモードは特定済みと判断される。
前項(14)に記載の発明によれば、ジョブモード特定済み端末装置との距離が所定の閾値より小さい場合には、快適な無線通信が行え、第1の画像処理装置はこの端末からのジョブを円滑に実行でき、新規接続要求を行っている端末装置も長時間待つことはないと考えられることから、ジョブモード特定済み端末装置との接続が継続される。
前項(15)に記載の発明によれば、ジョブモード特定済み端末装置の電波強度が所定の閾値より大きい場合には、快適な無線通信が行え、ジョブモード特定済み端末装置からのジョブを円滑に実行でき、新規接続要求を行っている端末装置も長時間待つことはないと考えられることから、ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続が継続される。
前項(16)に記載の発明によれば、ジョブモード特定済み端末装置から受信予定のジョブにおけるデータ容量を取得するとともに、取得したデータ容量が所定の閾値より小さい場合には、ジョブの処理時間が長くないと考えられ、新規接続要求を行っている端末装置も長時間待つことはないと考えられることから、ジョブモード特定済み端末装置との接続を継続して、ジョブモード特定済み端末装置から直接にジョブを受信する。
前項(17)に記載の発明によれば、自身周辺において有線接続可能な他の画像処理装置のうち、無線接続中の端末装置の数が最も少ない他の画像処理装置が、ジョブモード特定済み端末装置との無線通信を良好に行えることから、この他の画像処理装置と接続するための第1の接続情報をジョブモード特定済み端末装置へ送信する。
前項(18)に記載の発明によれば、自身周辺において有線接続可能な他の画像処理装置のうち、自装置との距離が最も小さい他の画像処理装置が、ジョブモード特定済み端末装置との距離も最も小さいと考えられ、他の画像処理装置とジョブモード特定済み端末装置との無線通信を良好に行えることから、この他の画像処理装置と接続するための第1の接続情報をジョブモード特定済み端末装置へ送信する。
前項(19)に記載の発明によれば、無線ネットワーク接続手段と接続中の端末装置の数が上限値に達していると判断され、かつ、接続中の端末装置についてジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された状態において、他の端末装置から無線ネットワーク接続手段に対する新規接続要求があった場合、他の画像処理装置と無線接続するための第1の接続情報を、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断されたジョブモード特定済み端末装置に通知し、第2の画像処理装置とジョブモード特定済み端末との接続確立後にジョブモード特定済み端末装置との無線接続を切断し、第1の接続情報に基づいてジョブモード特定済み端末装置と無線接続された他の画像処理装置へジョブモード特定済み端末装置から送信されたジョブを、前記他の画像処理装置から受信し、受信したジョブを実行する処理を、画像処理装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係るジョブ実行システムの構成図である。 画像処理装置の電気的な構成を示すブロック図である。 端末装置の電気的な構成を示すブロック図である。 ジョブ実行システムにおける各装置間の処理手順を示す図である。 画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 図5のフローチャートにおけるステップS02のジョブモードの特定処理の一例を示すフローチャートである。 図5のフローチャートにおけるステップS02のジョブモードの特定処理の他の例を示すフローチャートである。 図5のフローチャートにおけるステップS05の他のMFPの選択処理の一例を示すフローチャートである。 端末装置の動作を示すフローチャートである。 端末装置からジョブを転送される他の画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 端末装置の他の動作例を示すフローチャートである。 端末装置のさらに他の動作例を示すフローチャートである。 端末装置のさらに他の動作例を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るジョブ実行システムの構成図である。このジョブ実行システムは、複数台(この例では3台)の画像処理装置10〜12と、複数個(この例では6個)の端末装置3A〜3Fを備えている。
画像処理装置10〜12はこの実施形態では、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を有する多機能デジタル画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals)が用いられている。以下の説明では画像処理装置をMFPとも記す。
図2は画像処理装置10〜12の電気的な構成を示すブロック図である。なお、画像処理装置10〜12はいずれも同一の構成を有しているため、画像処理装置10を例にとって説明する。
図2に示すように、MFP10は、制御部201、プリンタ207、スキャナ209、及び操作パネル211を備える。制御部201は、CPU202、RAM203、ROM204、ハードディスク装置(HDD)214、プリンタインターフェース(I/F)206、スキャナI/F208、操作パネルI/F210、無線ネットワーク接続手段としての無線LAN I/F212、及び有線ネットワーク接続手段としての有線LAN I/F213を備える。制御部201内の各デバイスは、システムバス205を介して相互に接続されている。
CPU202を含む制御部201は、MFP100の全体の動作を制御する。CPU202は、ROM204等に記憶された制御プログラムを読み出して実行することで、通信制御などの各種制御を行う。RAM203は、CPU202の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD214は、データや各種プログラム、或いは各種情報テーブルを記憶する。
プリンタI/F206は、プリンタ207(プリンタエンジン)と制御部201とを接続する。プリンタ207は、プリンタI/F206を介して入力された印刷データに基づいて、給紙カセット(図示せず)から給紙されたシートに印刷処理を実行するものであり、ジョブ実行手段の一つとして機能する。スキャナI/F208は、スキャナ209と制御部201とを接続する。スキャナ209は、載置された原稿を読み取り、画像データを生成し出力するものであり、ジョブ実行手段の一つとして機能する。スキャナ209から出力された画像データは、プリンタ207で印刷されたり、HDD214に記憶されたり、無線LAN I/F212や有線LAN I/F213を介して外部装置に送信されたりする。
操作パネルI/F210は、操作パネル211と制御部201とを接続する。操作パネル211には、タッチパネル機能を有する表示部220のほか、テンキー、各種ファンクションキー等が備えられている。ユーザーは、操作パネル211に表示された画面を確認し、またタッチパネルを用いて様々な指示をMFP10に入力することができる。
無線LAN I/F212は、端末装置3A〜3FやPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置と無線通信を実行する。また、有線LAN I/F213には、LANケーブル(図示せず)が接続され、外部装置と通信(有線通信)を実行する。無線LAN I/F212を介した無線通信または有線LAN I/F213を介した有線通信によって、MFP10は外部装置に各種情報を送信し、また各種情報を外部装置から受信することができる。例えば、MFP10は、端末装置3A〜3Eから印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブに基づいてプリンタ207に印刷処理を実行させることができる。また、MFP10は、スキャナ209が生成した画像データを外部装置に送信することもできる。
また、この実施形態では、制御部201は無線接続された端末装置3A〜3Fとの距離や通信時の電波強度を測定できるようになっている。
図3は端末装置3A〜3Fの電気的な構成を示すブロック図である。端末装置3A〜3Fは、例えばタブレット端末やスマートフォン等の携帯端末装置、あるいはパーソナルコンピュータなどからなる。以下の説明では、端末装置を単に端末ともいう。
なお、端末3A〜3Fはいずれも同一の構成を有しているため、端末3Eを例にとって説明する。
端末3Eは、CPU311、制御プログラムの格納されたROM312、CPU301の作業用のRAM313を備え、ROM312及びRAM313はそれぞれバスを介してCPU311に接続されている。また、CPU311、ROM312及びRAM313により、端末3Eの全体を統括的に制御する制御部310を形成している。
制御部310には、各種の情報を表示するとともに画面を直接タッチして操作入力を行うタッチパネル330、無線LANインターフェース(I/F)340が、バスを介してそれぞれ接続されている。無線LANI/F340は、MFP1の無線LANI/F212と通信を行うためのインターフェースである。
さらに、制御部310にはHDD320がバスを介して接続されている。HDD320には、各種のデータが記憶されている。
また、この実施形態では、制御部310は無線接続されたMFP10〜12との距離や通信時の電波強度を測定できるようになっている。
次に、図1に示したジョブ実行システムの動作を説明する。
図1に示すように、各MFP10〜12は社内LAN等の有線ネットワーク4で相互に接続されているものとし、端末3A〜3Fは無線ネットワークによりMFP10の無線LANI/F212に接続されるものとする。
ここで、MFP10の無線LANI/Fに接続できる端末の数には上限があり、この実施形態では仮に5個とし、端末3A〜3Eが無線接続されている状態とする。
この状態で、端末3FからMFP10の無線LANI/F212に新たな接続要求がなされたものとすると、MFP10の無線LANI/F212には既に上限値である5個の端末3A〜3Eが接続されているため、端末3Fを接続することはできない。
そこで、この実施形態では、無線LANI/F212との接続は確立されているが、ジョブは未だ送信されていない端末(例えば端末E)が存在すれば、その端末3Eを第2のMFPである他のMFP11に無線ネットワークにより接続させてジョブを他のMFP11に転送させ、さらに他のMFP11から図1の矢印で示すように本来のMFP10に転送させる。そして、端末3Eと他のMFP11との接続が確立されたときに、端末3EとMFP10との無線ネットワーク接続を切断して、無線LANI/F212を端末Fに開放するようになっている。
図4に具体的な処理手順を示す。端末3A〜3Dが順にMFP10の無線LANI/F212に接続要求を行い、無線LANI/F212と接続が確立され接続中であるとする。さらに端末3EがMFP10の無線LANI/F212に接続要求を行うと、接続数の上限値(5個)には到達していないから、端末3Eの接続要求は許容されるが、端末3Eの接続によって上限値に達する(図4のS100)。
この状態で、端末3FからMFP10に新規接続要求があると(S101)、既に上限値に達しているから端末3Fは接続待ちとなる(S102)。
端末3Eにおいて、ジョブモードの特定に関する操作がMFP10に対して行われると(S103)、MFP10によりジョブモードが特定され、MFP10は端末3Eとの接続が確立されたものと判断する。
そして、有線ネットワーク4を通じて他のMFP11及び12に接続要求を送信して呼び出し(S104)、他のMFP11及び12から、これらのMFP11及び12に無線ネットワークで接続するための接続先やパスワード等を含む接続情報、その他必要な情報を取得して、ジョブの転送先となるMFPを選択する。そして、選択した他のMFP(例えばMFP11)の接続情報を端末3Eに送信する(S105)。
端末3Eは、MFP11のSSID(Service Set Identifier)を検索しパスワードを送信してMFP11に接続要求を行う(S106)。
MFP11との接続確立後に、端末3EはMFP10との無線ネットワークの接続を切断する(S107)。また、MFP11との接続確立を通知されたMFP10も、端末3Eとの無線ネットワークの接続を切断し、これによって端末3FがMFP10の無線LANI/F212に接続される(S108)。
端末3Eは、接続中のMFP11に、MFP10に送信予定のジョブ及びMFP10の有線ネットワークによる接続情報を送信する(S109)。MFP10の接続情報はMFP10から取得しても良い。ジョブ及びMFP10の接続情報を受信したMFP11は、接続情報に基づいてMFP10の有線LANI/F213に接続し、端末3Eから受信したジョブをMFP10に転送する(S110)。
MFP10はMFP11から転送されてきたジョブを実行する。
このように、この実施形態では、MFP10と無線ネットワークにより接続中の端末3A〜3Eの数が接続可能な上限値に達している状態で、新たな端末3Fからの接続要求があった場合には、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された接続中のジョブモード特定済みの端末3Eからのジョブは、MFP10へ直接に送信されることなく、MFP10と有線接続されたMFP11を経由して送信され、また、ジョブモード特定済みの端末3EとMFP11との無線接続が確立されたときにMFP10と端末3Eとの無線接続は切断される。従って、新たな接続要求を行った端末3Fが、接続中の端末3A〜3Eのいずれかからのジョブが終了するまで待つ必要はなくなり、端末3EとMFP10との無線接続が切断されたときに、端末3Fは速やかにMFP10と無線接続することができる。しかも、接続中の端末3A〜3Eからのジョブの投入後や投入前に、接続中の端末3A〜3Eの無線接続を強制的に切断する構成ではないから、強制的に切断した場合の問題も生じない。
図5は、MFP10の動作を示すフローチャートである。この動作はMFP10のCPU202がROM204等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS00では、無線LANI/F212への接続要求があるかどうかを判断し、無ければ(ステップS00でNO)、接続要求があるまで待つ。接続要求があると(ステップS00でYES)、ステップS01で端末との接続数に余裕があるかどうかを判定する。余裕がなければ(ステップS01でNO)、余裕ができるまで接続待ちの状態となる。余裕がある場合(ステップS01でYES)、ステップS02で、接続要求を行った端末(例えば端末3E)に対するジョブモードの特定処理を実行する。この処理については後述する。
次いで、ステップS03で、無線LANI/F212と端末との接続数は上限値に到達したかどうかを調べる。上限値に到達していれば(ステップS03でYES)、ステップS04で、端末(例えば端末3F)から無線LANI/F212との新規の接続要求があったかどうかを判定する。あれば(ステップS04でYES)、ステップS05で、端末3Eのジョブの転送先となる他のMFPの選択処理を実施した後、ステップS06に進む。他のMFPの選択処理については後述する。
ステップS06では、選択された他のMFP(例えばMFP11)の接続情報を端末3Eに通知する。次いで、ステップS07で、端末3Eと他のMFP11との接続が確立されたかどうかを、端末3Eからの通知により判断する。端末3Eと他のMFP11との接続が確立された場合(ステップS07でYES)、ステップS08で、端末3Eとの接続を切断する。この切断により、接続数に余裕ができることになり、新規接続要求を行った端末3Fは接続が許可される。
次いでステップS09で、他のMFP11から端末3Eのジョブを受信したかどうかを判断する。受信しなければ(ステップS09でNO)、受信するのを待つ。受信すると(ステップS09でYES)、ステップS10で、受信したジョブを実行する。
ステップS03で、無線LANI/F212と端末との接続数が上限値に到達していない場合(ステップS03でNO)、ステップS04で、端末から無線LANI/F212との新規の接続要求がない場合(ステップS04でNO)、ステップS07で、端末3Eと他のMFP11との接続が確立されなかった場合(ステップS07でNO)は、通常と同様に、いずれもステップS11で端末3Eからジョブを受信した後、ステップS11でジョブを実行する。従ってこの場合は、端末3Fは既に接続中の端末3A〜3Eのうち何れかのジョブが終了し、接続が切断されるまで接続待ちとなる。
以上説明したステップS01〜11の処理が、接続要求を行った各端末について実行される。
図6は、図5のフローチャートにおけるステップS02のジョブモードの特定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS021では端末3Eから操作がなされるのを待ち(ステップS021でNO)、操作がなされると(ステップS021でYES)、ステップS022で、その操作がプログラム登録機能の選択かまたはジョブ開始要求の操作かどうかを判断する。プログラム登録機能とはジョブのモードを予めMFP10にプログラム登録しておき、この登録されたプログラムを端末3Eから指定することにより、登録内容のジョブモードを指定する機能をいう。端末3Eの操作がプログラム登録機能の選択かまたはジョブ開始要求の操作であれば(ステップS022でYES)、ジョブモードが特定されたと判断してリターンする。端末3Eの操作がプログラム登録機能の選択でもジョブ開始要求の操作でもなければ(ステップS022でNO)、ステップS021に戻り操作を待つ。
図7は、図5のフローチャートにおけるステップS02のジョブモードの特定処理の他の例を示すフローチャートである。
ステップS023では端末3Eで実行中のアプリケーションを特定したのち、ステップS024で、特定したアプリケーションで操作可能なジョブのモードを取得したのち、リターンする。例えば実行中のアプリケーションがプリンタドライバであれば、ジョブのモードは印刷モードであると判断する。
図8は、図5のフローチャートにおけるステップS05の他のMFPの選択処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS051では、他のMFP11,12と有線LANI/F213を介して通信を行い、各MFP11、12のパスワード等を含む無線ネットワークの接続情報等を収集する。
次いでステップS052で、自装置と有線接続可能な他のMFPが複数存在しているかどうかを判定する。1個のみであれば(ステップS052でNO)、ステップS055で、そのMFPを他のMFPとして選択した後リターンする。
複数のMFPが存在する場合(ステップS052でYES)、ステップS053で、各MFPにおける現在無線接続中の端末の数を取得した後、ステップS054で、現在無線接続中の最も少ない端末数のMFPが1つかどうかを判定する。1つの場合(ステップS054でYES)、ステップS056で、最も少ない端末数のMFPを選択した後リターンする。現在無線接続中の端末数が最も少ないMFPを選択することで、端末3Eが他のMFPに対して接続待ちとなる危険性を低減できる。
ステップS054において、現在無線接続中の最も少ない端末数のMFPが複数存在する場合は(ステップS054でNO)、ステップS057で、自装置から各MFPまでの距離を測定した後、ステップS058で、最も距離の近いMFPを選択した後リターンする。自装置と最も距離の近いMFPは端末3Eとの距離も近いと予想され、MFPと端末3Eとの無線通信を良好に行え、ジョブの転送を確実に行えることが期待できる。
なお、自装置から各MFPまでの距離の測定は、GPS等による位置情報を利用して行っても良いし、各MFPとの距離をテーブルとして予め保存しておき、このテーブルを用いることにより行っても良い。
図8の例では、ステップS052で複数のMFPが存在する場合(ステップS052でYES)、ステップS053で各MFPにおける現在無線接続中の端末の数を取得し、ステップS054で、現在無線接続中の最も少ない端末数のMFPが1つかどうかを判定したが、ステップS052で複数のMFPが存在する場合(ステップS052でYES)、ステップS053で各MFPまでの距離を測定した後、最も短い距離のMFPを選択しても良い。
図9は、端末3Eの動作を示すフローチャートである。この動作は端末3EのCPU311がROM312等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS31で、ユーザーがMFP10の無線LANI/F212との接続操作を行うと、ステップS31で、MFP10と接続されたかどうかを判断し、接続されていなければ(ステップS31でNO)、接続されるまで待つ。接続されると(ステップS31でYES)、ステップS32でジョブモード特定に関する操作情報を送信し、ステップS33でジョブ投入操作禁止時間を設定する。
ステップS34では、操作禁止時間が経過したかどうかを調べ、経過していなければ(ステップS34でNO)、MFP11の接続情報をMFP10から受信したかどうかを判定する。受信していなければ(ステップS35でNO)、ステップS34に戻る。操作禁止時間中にMFP11の接続情報をMFP10から受信しない場合(ステップS34でYES)、通常通り、ステップS41でMFP10にジョブを送信する。
ジョブ投入操作禁止時間中にMFP11の接続情報をMFP10から受信した場合は(ステップS35でYES)、ステップS36で、MFP11のSSIDを検索した後、ステップS37で、MFP11へパスワードを送信して無線接続を確立する。接続確立後、ステップS38で、接続が確立されたことをMFP10に通知する。
このように、ジョブ投入操作禁止時間中に、MFP10からMFP11の接続情報を受信した場合、MFP11のSSIDを検索し、MFP11にパスワードを送信し、MFP11と無線接続が確立された場合に、MFP11へMFP10の接続情報とジョブが送信されるから、端末3EとMFP11との無線接続を確実に行うことができる。一方、ジョブ投入操作禁止時間に、MFP10からMFP11の接続情報を受信しなかった場合には、MFP10との接続が継続されるから、MFP10との接続が不本意に中断されるのを防止できる。
次にステップS39でMFP10との接続を切断した後、ステップS40で、ジョブ及び有線ネットワークによるMFP10の接続情報をMFP11へ送信する。MFP10の接続情報は端末3E内に保存されている場合はそれを用いれば良いし、MFP11の接続情報と共にMFP10から端末3Eに送信されても良い。
なお、端末3Eはジョブ等の送信後、MFP11との接続を切断しても良いが、例えばジョブがMFP10内の記憶領域であるボックスに保存されている文書の端末3Eへの転送ジョブであるような場合は、MFP11との接続を継続し、MFP11を経由してMFP10から文書を取得しても良い。
図10は、端末3Eからジョブを転送されるMFP11の動作を示すフローチャートである。この動作はMFP11のCPU202がROM204等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS51で、有線ネットワークによるMFP10からの問い合わせを待ち(ステップS51でNO)、問い合わせがあると(ステップS51でYES)、ステップS52で、自身の無線LANI/F212へのパスワードを含む接続情報を通知する。
次いでステップS53で、端末3Eから無線接続要求があるかどうかを判断し、なければ(ステップS53でNO)、ステップS51に戻る。端末3Eから無線接続要求があると(ステップS53でYES)、ステップS54で、端末3Eと接続した後、ステップS55で、ジョブ及びMFP10の有線接続情報を受信し、ステップS56で、受信した有線接続情報に基づいてMFP10に接続し、ジョブを転送する。
図11は端末3Eの他の動作例を示すフローチャートである。この例では、端末3EがMFP10からMFP11の接続情報を受信したとしても、端末3EとMFP10との距離が近い場合は、通常通りMFP10との接続を継続してMFP10にジョブを送信する構成となっている。
端末3EとMFP10との距離が近い場合には、快適な無線通信が行え、MFP10は端末3Eからのジョブを円滑に実行でき、新規接続要求を行っている端末3Fも長時間待つことはないと考えられることから、端末3EとMFP10との接続を継続することとしたものである。
図11に示すフローチャートは、図9のフローチャートのステップS35の処理とステップS36の処理間に、ステップS42の処理とステップS43の処理が介在されている点を除き、図9のフローチャートと同じであるので、同一のステップには同一のステップ番号を付し、詳細な説明は省略する。
ステップS35で、操作禁止時間中にMFP11の接続情報をMFP10から受信した場合は(ステップS35でYES)、ステップS42に進み、MFP10との距離を測定する。測定はGPS機能等を使用した公知の方法により行えば良い。
そして、ステップS43で、測定した距離が予め設定された閾値よりも小さいか否かを判断する。小さい場合は(ステップS43でYES)、ステップS41に進み、MFP10との無線接続を継続してジョブをMFP10に送信する。
測定した距離が閾値よりも小さくない場合は(ステップS43でNO)、ステップS36に進み、MFP11のSSIDを検索する。
なお、端末3EがMFP10との距離を測定するのではなく、MFP10が端末3Eとの距離を測定し、閾値よりも小さい場合はMFP11の接続情報を端末3Eに送信することなく、端末3Eとのとの無線接続を継続してもよい。
図12は端末3Eの他の動作例を示すフローチャートである。この例では、端末3EがMFP10からMFP11の接続情報を受信したとしても、MFP10の電波強度が強い場合は、通常通りMFP10との接続を継続してMFP10にジョブを送信する構成となっている。
MFP10の電波強度が強い場合には、安定した快適な無線通信が行え、MFP10は端末3Eからのジョブを円滑に実行でき、新規接続要求を行っている端末3Fも長時間待つことはないと考えられることから、端末3EとMFP10との接続を継続することとしたものである。
図12に示すフローチャートは、図9のフローチャートのステップS35の処理とステップS36の処理間に、ステップS44の処理とステップS45の処理が介在されている点を除き、図9のフローチャートと同じであるので、同一のステップには同一のステップ番号を付し、詳細な説明は省略する。
ステップS35で、操作禁止時間中にMFP11の接続情報をMFP10から受信した場合は(ステップS35でYES)、ステップS44に進み、MFP10の電波強度を測定する。
そして、ステップS45で、測定した電波強度が予め設定された閾値よりも大きいか否かを判断する。大きい場合は(ステップS45でYES)、ステップS41に進み、MFP10との無線接続を継続してジョブをMFP10に送信する。
測定した電波強度が閾値よりも大きくない場合は(ステップS45でNO)、ステップS36に進み、MFP11のSSIDを検索する。
なお、端末3EがMFP10の電波強度を測定するのではなく、MFP10が端末3Eの電波強度を測定し、閾値よりも大きい場合はMFP11の接続情報を端末3Eに送信することなく、端末3Eとのとの無線接続を継続してもよい。
図13は端末3Eの他の動作例を示すフローチャートである。この例では、端末3EがMFP10からMFP11の接続情報を受信したとしても、端末3EからMFP10へ送信予定のジョブのデータ容量が小さい場合は、通常通りMFP10との接続を継続してMFP10にジョブを送信する構成となっている。
端末3Eのジョブのデータ容量が小さい場合には、ジョブの処理時間が長くないと考えられ、新規接続要求を行っている端末3Fも長時間待つことはないと考えられることから、端末3EとMFP10との接続を継続することとしたものである。
図13に示すフローチャートは、図9のフローチャートのステップS35の処理とステップS36の処理間に、ステップS46の処理とステップS47の処理が介在されている点を除き、図9のフローチャートと同じであるので、同一のステップには同一のステップ番号を付し、詳細な説明は省略する。
ステップS35で、操作禁止時間中にMFP11の接続情報をMFP10から受信した場合は(ステップS35でYES)、ステップS42に進み、ジョブのデータ容量を取得する。
そして、ステップS47で、取得したデータ容量が予め設定された閾値よりも小さいか否かを判断する。小さい場合は(ステップS47でYES)、ステップS41に進み、MFP10との無線接続を継続してジョブをMFP10に送信する。
取得したデータ容量が閾値よりも小さくない場合は(ステップS47でNO)、ステップS36に進み、MFP11のSSIDを検索する。
なお、端末3Eがジョブのデータ容量を取得するのではなく、MFP10が端末3Eからジョブのデータ容量を取得し、閾値よりも小さい場合はMFP11の接続情報を端末3Eに送信することなく、端末3Eとの無線接続を継続してもよい。
10〜12 画像処理装置
201 制御部
202 CPU
211 操作パネル
212 無線LANインターフェース
213 有線LANインターフェース
3A〜3F 端末装置
4 有線ネットワーク

Claims (19)

  1. 相互に有線接続可能な第1の画像処理装置と第2の画像処理装置と、これらの画像処理装置と無線接続が可能な複数の端末装置とを備えたジョブ実行システムであって、
    前記第1の画像処理装置は、
    有線ネットワーク接続手段と、
    無線ネットワーク接続手段と、
    前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置の数が上限値に達しているかどうかを判断する上限判断手段と、
    前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置について、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであるかどうかを判定するジョブモード特定判断手段と、
    前記上限判断手段により、無線ネットワーク接続手段と接続中の端末装置の数が上限値に達していると判断され、かつ、前記ジョブモード特定判断手段により接続中の端末装置についてジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された状態において、他の端末装置から無線ネットワーク接続手段に対する新規接続要求があった場合、第2の画像処理装置と接続するための第1の接続情報を、前記ジョブモード特定判断手段によりジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断されたジョブモード特定済み端末装置に通知する通知手段と、
    前記第1の接続情報に基づいて前記ジョブモード特定済み端末装置と接続された前記第2の画像処理装置へジョブモード特定済み端末装置から送信されたジョブを、前記第2の画像処理装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により第2の画像処理装置を経由して受信した前記ジョブモード特定済み端末装置からのジョブを実行するジョブ実行手段と、
    前記ジョブモード特定済み端末装置と第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、ジョブモード特定済み端末装置との無線接続を切断する切断手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    無線ネットワーク接続手段と、
    前記無線ネットワーク接続手段により、前記第1の画像処理装置及び第2の画像処理装置と無線接続するための無線ネットワーク接続手段と、
    前記第1の画像処理装置にジョブを送信すると共に、前記第1の画像処理装置から前記第1の接続情報を受信した場合は、該第1の接続情報に基づいて前記無線ネットワーク接続手段により接続された第2の画像処理装置に、第1の画像処理装置と有線接続するための第2の接続情報とジョブとを送信する送信手段と、
    前記第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、第1の画像処理装置との無線接続を切断する切断手段と、
    を備え、
    前記第2の画像処理装置は、
    有線ネットワーク接続手段と、
    無線ネットワーク接続手段と、
    前記無線ネットワーク接続手段により接続された前記ジョブモード特定済み端末装置から、前記第2の接続情報とジョブとを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信したジョブを、受信した前記第2の接続情報に基づいて前記有線ネットワーク接続手段により接続された第1の画像処理装置に転送する転送手段と、
    を備えたことを特徴とするジョブ実行システム。
  2. 前記第1の画像処理装置のジョブモード特定判断手段は、前記受信手段により前記ジョブモード特定済み端末装置からジョブ開始要求を受信したとき、または第1の画像処理装置に予めプログラム登録されたジョブモードを使用するプログラム登録機能の選択要求を受信したとき、ジョブモードは特定済みと判断する請求項1に記載のジョブ実行システム。
  3. 前記第1の画像処理装置は、接続中の前記ジョブモード特定済み端末装置が実行しているアプリケーションを特定するアプリケーション特定手段を備え、前記ジョブモード特定判断手段は、前記アプリケーション特定手段により特定されたアプリケーションによって操作可能なモードを取得したときにジョブモードは特定済みと判断する請求項1に記載のジョブ実行システム。
  4. 前記ジョブモード特定済み端末装置は、ジョブモード特定のための操作を行ってから一定時間ジョブの投入を禁止する禁止手段を備えるとともに、前記禁止手段によるジョブの投入禁止中に、前記第1の画像処理装置から前記第1の接続情報を受信した場合、前記第2の画像処理装置のSSIDを検索し、第2の画像処理装置にパスワードを送信し、第2の画像処理装置と無線接続が確立された場合に、第2の画像処理装置へ前記第2の接続情報とジョブを送信し、ジョブモードを特定する操作を行ってから一定時間、前記第1の画像処理装置から前記第1の接続情報を受信しなかった場合には、第1の画像処理装置の接続を継続する請求項1〜3のいずれかに記載のジョブ実行システム。
  5. 前記ジョブモード特定済み端末装置または第1の画像処理装置の少なくとも一方は、ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との距離を測定する距離測定手段を有し、前記距離測定手段により測定したジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との距離が所定の閾値より小さい場合には、前記ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続を継続する請求項1〜4のいずれかに記載のジョブ実行システム。
  6. 前記ジョブモード特定済み端末装置または第1の画像処理装置の少なくとも一方は、前記第1の画像処理装置またはジョブモード特定済み端末装置の電波強度を測定する電波強度測定手段を有し、前記電波強度測定手段により測定した第1の画像処理装置またはジョブモード特定済み端末装置の電波強度が所定の閾値より大きい場合には、前記ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続を継続する請求項1〜5のいずれかに記載のジョブ実行システム。
  7. 前記ジョブモード特定済み端末装置または第1の画像処理装置の少なくとも一方は、ジョブモード特定済み端末装置から第1の画像処理装置へ送信予定のジョブにおけるデータ容量を取得するデータ容量取得手段を有し、
    前記データ容量取得手段により取得したデータ容量が所定の閾値より小さい場合には、前記ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続を継続する請求項1〜6のいずれかに記載のジョブ実行システム。
  8. 前記第1の画像処理装置は、自身周辺において有線接続可能な第2の画像処理装置を検索する検索手段を有し、該検索手段により有線接続可能な第2の画像処理装置が複数存在する場合は、有線接続可能な第2の画像処理装置において現在無線接続を行っている端末装置の数を取得し、接続中の端末装置の数が最も少ない第2の画像処理装置と接続するための前記第1の接続情報を前記ジョブモード特定済み端末装置へ送信する請求項1〜7のいずれかに記載のジョブ実行システム。
  9. 前記第1の画像処理装置は、自身周辺において有線接続可能な第2の画像処理装置を検索する検索手段を有し、該検索手段により有線接続可能な第2の画像処理装置が複数存在する場合は、有線接続可能な第2の画像処理装置との距離を取得し、最も近い距離の第2の画像処理装置と接続するための前記第1の接続情報を前記ジョブモード特定済み端末装置へ送信する請求項1〜7のいずれかに記載のジョブ実行システム。
  10. 相互に有線接続可能な第1の画像処理装置と第2の画像処理装置と、これらの画像処理装置と無線接続が可能な複数の端末装置とを備えたジョブ実行システムで実行されるジョブ実行方法であって、
    前記第1の画像処理装置は
    線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置の数が上限値に達しているかどうかを判断する上限判断ステップと、
    前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置について、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであるかどうかを判定するジョブモード特定判断ステップと、
    前記上限判断ステップにより、無線ネットワーク接続手段と接続中の端末装置の数が上限値に達していると判断され、かつ、前記ジョブモード特定判断ステップにより接続中の端末装置についてジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された状態において、他の端末装置から無線ネットワーク接続手段に対する新規接続要求があった場合、第2の画像処理装置と接続するための第1の接続情報を、前記ジョブモード特定判断ステップによりジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断されたジョブモード特定済み端末装置に通知する通知ステップと、
    前記第1の接続情報に基づいて前記ジョブモード特定済み端末装置と接続された前記第2の画像処理装置へジョブモード特定済み端末装置から送信されたジョブを、前記第2の画像処理装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより第2の画像処理装置を経由して受信した前記ジョブモード特定済み端末装置からのジョブを実行するジョブ実行ステップと、
    前記ジョブモード特定済み端末装置と第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、ジョブモード特定済み端末装置との無線接続を切断する切断ステップと、
    を実行し、
    前記端末装置は、
    前記第1の画像処理装置にジョブを送信すると共に、前記第1の画像処理装置から前記第1の接続情報を受信した場合は、該第1の接続情報に基づいて無線ネットワーク接続手段により接続された第2の画像処理装置に、第1の画像処理装置と有線接続するための第2の接続情報とジョブとを送信する送信ステップと、
    前記第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、第1の画像処理装置との無線接続を切断する切断ステップと、
    を実行し、
    前記第2の画像処理装置は、
    無線ネットワーク接続手段により接続された前記ジョブモード特定済み端末装置から、前記第2の接続情報とジョブとを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信したジョブを、受信した前記第2の接続情報に基づいて有線ネットワーク接続手段により接続された第1の画像処理装置に転送する転送ステップと、
    を実行することを特徴とするジョブ実行方法。
  11. 有線ネットワーク接続手段と、
    無線ネットワーク接続手段と、
    前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置の数が上限値に達しているかどうかを判断する上限判断手段と、
    前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置について、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであるかどうかを判定するジョブモード特定判断手段と、
    前記上限判断手段により、無線ネットワーク接続手段と接続中の端末装置の数が上限値に達していると判断され、かつ、前記ジョブモード特定判断手段により接続中の端末装置についてジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された状態において、他の端末装置から無線ネットワーク接続手段に対する新規接続要求があった場合、他の画像処理装置と接続するための第1の接続情報を、前記ジョブモード特定判断手段によりジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断されたジョブモード特定済み端末装置に通知する通知手段と、
    前記ジョブモード特定済み端末装置と第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、ジョブモード特定済み端末装置との無線接続を切断する切断手段と、
    前記第1の接続情報に基づいて前記ジョブモード特定済み端末装置と無線接続された前記他の画像処理装置へジョブモード特定済み端末装置から送信されたジョブを、前記他の画像処理装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により前記他の画像処理装置を経由して受信した前記ジョブモード特定済み端末装置からのジョブを実行するジョブ実行手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  12. 前記ジョブモード特定判断手段は、前記受信手段により前記ジョブモード特定済み端末装置からジョブ開始要求を受信したとき、または自身に予めプログラム登録されたジョブモードを使用するプログラム登録機能の選択要求を受信したとき、ジョブモードは特定済みと判断する請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 接続中の前記ジョブモード特定済み端末装置が実行しているアプリケーションを特定するアプリケーション特定手段を備え、前記ジョブモード特定判断手段は、前記アプリケーション特定手段により特定されたアプリケーションによって操作可能なモードを取得したときにジョブモードは特定済みと判断する請求項11に記載の画像処理装置。
  14. 前記ジョブモード特定済み端末装置との距離を測定する距離測定手段を有し、前記距離測定手段により測定したジョブモード特定済み端末装置との距離が所定の閾値より小さい場合には、ジョブモード特定済み端末装置との接続を継続する請求項11または12に記載の画像処理装置。
  15. 前記ジョブモード特定済み端末装置の電波強度を測定する手段を有し、前記電波強度測定する手段により測定したジョブモード特定済み端末装置の電波強度が所定の閾値より大きい場合には、ジョブモード特定済み端末装置との接続を継続する請求項11〜14のいずれかに記載の画像処理装置。
  16. ジョブモード特定済み端末装置から受信予定のジョブにおけるデータ容量を取得するデータ容量取得手段を有し、
    前記データ容量取得手段により取得したデータ容量が所定の閾値より小さい場合には、前記ジョブモード特定済み端末装置と第1の画像処理装置との接続を継続する請求項11〜15のいずれかに記載の画像処理装置。
  17. 自身周辺において有線接続可能な他の画像処理装置を検索する検索手段を有し、該検索手段により有線接続可能な他の画像処理装置が複数存在する場合は、有線接続可能な他の画像処理装置において現在無線接続を行っている端末装置の数を取得し、接続中の端末装置の数が最も少ない他の画像処理装置と接続するための前記第1の接続情報を前記ジョブモード特定済み端末装置へ送信する請求項11〜16のいずれかに記載の画像処理装置。
  18. 自身周辺において有線接続可能な他の画像処理装置を検索する検索手段を有し、該検索手段により有線接続可能な他の画像処理装置が複数存在する場合は、有線接続可能な他の画像処理装置との距離を取得し、最も近い距離の他の画像処理装置と接続するための前記第1の接続情報を前記ジョブモード特定済み端末装置へ送信する請求項11〜16のいずれかに記載の画像処理装置。
  19. 有線ネットワーク接続手段と無線ネットワーク接続手段とを有する画像処理装置のコンピュータに、
    前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置の数が上限値に達しているかどうかを判断する上限判断ステップと、
    前記無線ネットワーク接続手段に接続中の端末装置について、ジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであるかどうかを判定するジョブモード特定判断ステップと、
    前記上限判断ステップにより、無線ネットワーク接続手段と接続中の端末装置の数が上限値に達していると判断され、かつ、前記ジョブモード特定判断ステップにより接続中の端末装置についてジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断された状態において、他の端末装置から無線ネットワーク接続手段に対する新規接続要求があった場合、他の画像処理装置と無線接続するための第1の接続情報を、前記ジョブモード特定判断ステップによりジョブは受信していないがジョブモードは特定済みであると判断されたジョブモード特定済み端末装置に通知する通知ステップと、
    前記ジョブモード特定済み端末装置と第2の画像処理装置との無線接続が確立されたときに、端末装置との無線接続を切断する切断ステップと、
    前記第1の接続情報に基づいて前記ジョブモード特定済み端末装置と無線接続された前記他の画像処理装置へジョブモード特定済み端末装置から送信されたジョブを、前記他の画像処理装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより前記他の画像処理装置を経由して受信した前記ジョブモード特定済み端末装置からのジョブを実行するジョブ実行ステップと、
    を実行させるためのジョブ実行プログラム。
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