JP2014054733A - 印刷装置及び被印刷部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】被印刷部材の裏面に印刷された複数の横線及び複数の斜線をセンシングすることにより、被印刷部材を排紙するときの曲がり方向と曲がり量とを認識して、適切に印刷することができる印刷装置、及び、この印刷装置に合わせて種々の幅の製造が容易な被印刷部材を提供する。
【解決手段】印刷テープの裏面に、印刷テープの中心線と直交する等間隔な複数の横線及び同一傾斜角度の等間隔な複数の斜線が記載された被印刷部材91と、複数の横線及び複数の斜線を検知するセンサ270と、被印刷部材に印刷する印刷ヘッド33と、センサ270により、被印刷部材の搬送方向に対する複数の横線及び複数の斜線の位置をそれぞれ検知する制御部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ロール状とされた長尺の被印刷部材に印刷する印刷装置及び幅が異なっても容易に製造が可能な被印刷部材に関するものである。
今日、キーボードから入力され或いは他の機器から受けた文字データなどに基づいて被印刷部材であるテープ部材に文字列などを印刷することにより、任意のラベルを作成する印刷装置がある。
そして、印刷装置は、ロール状とされた長尺の被印刷部材に印刷するものがあり、被印刷部材を引き出して搬送するときに、ロール軸と垂直に交わる方向に左右均等に引き出さなければ被印刷部材が斜行して、印刷位置が搬送方向中央からずれる場合があった。
テープの中心位置を検出可能とするマークをテープの端部に印刷するもの(特許文献1)、その他テープ中心線に沿ってマークを印刷しておくものが有り、テープの搬送方向と直交する方向へのずれに対処して正確な位置決めを行なって文書データを印刷することが可能な印刷装置が開示されている。
特開平9−109425号公報
しかしながら、上述の印刷装置では、テープの端部又は中央にマークを施すには幅広のテープ原反から所要のテープ幅に切断した後に行う場合に手数を要する。そして、テープ原反に予めマークを印刷するには、テープ幅の決定が行われていなければならず、テープ原反の裁断幅、裁断位置等が決まってしまい自由度がなかった。
本発明は、上述したような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、被印刷部材の裏面に印刷された複数の横線及び複数の斜線をセンシングすることにより、被印刷部材を排紙するときの曲がり方向と曲がり量とを認識して、適切に印刷することができる印刷装置、及び、この印刷装置に合わせて種々の幅の製造が容易な被印刷部材を提供することを目的としている。
本発明の印刷装置は、印刷テープの裏面に、当該印刷テープの中心線と直交する等間隔な複数の横線及び同一傾斜角度の等間隔な複数の斜線が記載された被印刷部材と、前記複数の横線及び前記複数の斜線を検知するセンサと、前記被印刷部材に印刷する印刷ヘッドと、前記センサにより、前記被印刷部材の搬送方向に対する前記複数の横線及び前記複数の斜線の位置をそれぞれ検知する制御部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明の被印刷部材は、印刷テープの裏面に、当該印刷テープの中心線と直交する等間隔な複数の横線及び同一傾斜角度の等間隔な複数の斜線が記載されて長尺状をなしている、ことを特徴とする。
本発明によれば、被印刷部材の裏面に印刷された複数の横線及び複数の斜線をセンシングすることにより、被印刷部材を排紙するときの曲がり方向と曲がり量とを認識して、適切に印刷することができる印刷装置、及び、この印刷装置に合わせて種々の幅の製造が容易な被印刷部材を提供することができる。
本発明に係る印刷装置の外観を示す斜視図である。 本発明に係る印刷装置の上蓋を開いた状態を示す斜視図である。 本発明に係る印刷装置の内部構造を示す断面模式図である。 本発明に係る印刷装置の内部構造を示す斜視図である。 本発明に係る印刷装置のPCを含めたシステム構成図である。 本発明に係る印刷装置に装填される被印刷部材に関する説明図である。 本発明に係る印刷装置の搬送方向の曲がり量の算出に関するフローチャートである。 本発明に係る印刷装置の搬送方向の曲がり量の算出に関する説明図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳説する。図1は、本発明に係る印刷装置10の外観を示す斜視図である。図2は、本発明に係る印刷装置10の上蓋部13を開いた状態を示す斜視図である。なお、本実施形態において、印刷装置10における上下とは、図1に示す上蓋部13側を上方とし、装置が設置される土台側を下方とし、前後についてはテープ部材が排出される排出口21側を前方向とする。
印刷装置10は、図1に示したように、略直方体形状の筐体本体部11とこの筐体本体部11の上部を覆う上蓋部13とによる筐体の内部にプリンターユニットを内蔵するものである。
そして、この筐体の前端に文字等が印刷された剥離紙を有する被印刷部材であるテープ部材が排出される排出口21を有し、筐体本体部11の内部に印刷部を備え且つテープロール90を収納可能とし、PC(パーソナルコンピュータ)やラベル作成用の文字入力装置からの文字列等の印刷データを受けるプラグ端子23を筐体本体部11の側面に有し、排出口21下方にはデータ授受の際などに点滅するランプ18を有する印刷装置10である。
この印刷装置10は、図2及び図3に示すように、上蓋部13の内側先端近傍にサーマルヘッド33やカッター31を有し、図1に示した排出口21から排出されたテープ部材91を排出口21の位置でテープカット機構とするカッター31を用いて破断できるようにされている。
また、本発明の印刷装置10は、図3に示したようにテープ部材91の搬送経路の搬送ローラ47手前において配置したフォトセンサー270により被印刷部材であるテープ部材91の剥離紙裏面に平行で一定間隔に複数印刷された横線及び斜線の周期をセンシングすることにより、搬送方向の曲がり量と曲がり方向とを検出し、例えば、テープ部材91に対する印刷位置を補正することにより、印刷をテープ部材91の中央位置に合わせるようにして所定の上下又は左右余白となるように印刷させるものである。
そして、この印刷装置10の上蓋部13の内側に設けたサーマルヘッド33の位置に対向する位置の筐体本体部11には、搬送ローラ47を有して印刷部であるサーマルヘッド33と駆動部である搬送ローラ47とで印刷機構を形成し、このサーマルヘッド33と搬送ローラ47とで挟持したテープ部材91を搬送ローラ47で送り出しつつ、文字や記号、模様などの印刷をサーマルヘッド33により行っている。
この搬送ローラ47は、筐体本体部11に収納されたプリンターユニット40に設けられており、プリンターユニット40は、図4に示すように、シャーシ41の左右側板にテープロール90の軸部97を受けるロールガイド溝43を有すると共に搬送ローラ47や補助ローラ48を左右側板の間に有し、この各ローラの駆動部もシャーシ41に固定するように備えるものである。
このプリンターユニット40は、金属板のシャーシ41を用いており、ロールテープ収納部45を形成すると共に搬送ローラ47、搬送ローラ47と連動して回転する補助ローラ48、排出口21の近くでテープ部材91の左右両側を規制するガイドローラ51等を有し、駆動部と共にこの駆動部や印刷部を制御する後述する制御部を有するものである。
なお、搬送ローラ47や補助ローラ48、ガイドローラ51は、その各回転軸を各々平行として左右方向に有し、各ローラの左右中心をサーマルヘッド33の中心と合わせて搬送基準軸方向に一致させて、テープ部材91の中心線を合わせるようにしている。
そしてロールテープ収納部45は、プリンターユニット40の奥側に形成され、左右の側板には上方が開口したU字形状のロールガイド溝43が形成され、テープコア95の軸部97の両端をロールガイド溝43で支持し、ロールガイド溝43の近辺には側板の内側にガイドリブ44を有し、テープコア95における本体部96の両端をガイドリブ44に接触させてテープロール90の位置を定めるようにしている。なお、ロールテープ収納部45には、テープロール90の本体部96の内方底部の壁の色又は壁との距離を検出して、テープロールのテープ幅等を検出可能とするフォトセンサーからなるロールテープ検出部を備える。
また、補助ローラ48は、テープコア95に巻かれた剥離紙を有するテープ部材91をテープロール90から引き出す際、テープ部材91が使用されてテープロール90の径が小さくなっても、テープ部材91の搬送ローラ47への引き込み角が大きく変化することなく、テープロール90から引き出されたテープ部材91に適宜の張力が働くようにして、ロール状に巻かれたテープ部材91を搬送ローラ47と共同して引き出すものである。
この文字等が印刷されるテープ部材91は、裏面に剥離紙を有するものであって、剥離紙裏面側には、テープ部材91の中心線となるテープ部材91の搬送方向に対して一定の傾斜角度を有する複数の斜線と、搬送方向に対して垂直となり、斜線とは線幅が異なる太線を有する複数の横線と、がテープ部材91の両端に至る全幅に亘って平行に一定間隔で印刷されており、テープコア95の本体部96にこのテープ部材91を巻回しているものである。
次に、印刷装置10のシステム構成について図を用いて説明する。図5は、本発明に係る印刷装置10のシステム構成図である。
印刷装置10のシステム構成は、ホスト端末であるPC(パーソナルコンピュータ)217と、ACアダプターに接続された印刷装置10とがUSBインターフェースによるUSB制御回路215を介して接続されて形成される。また、印刷装置10はBluetooth(登録商標)モジュール210により無線でPC等のホスト端末と接続されて形成されることもある。
この印刷装置10は、図5に示すように、制御部であるCPUからなる中央制御回路200を備える。そして、この中央制御回路200には、プログラムが格納されたROM及びワークエリアとしてのRAM等のメモリを制御するメモリ制御回路230が接続されている。
そして、ROMには、予め、テープ部材91の裏面に印刷された複数の斜線91aと複数の横線91bとの位置関係を示すデータ及びその各位置関係から算出される線間距離のデータが記憶されている。なお、これらのデータは、テープ幅の異なるテープ部材91毎に記憶されている構成としても良いが、テープ幅に関係なく、テープ部材91の同一な位置をセンシングするようにテープ部材91がロールテープ原反100から裁断されるように製造すれば、一律のデータとすることもできる。
そして、中央制御回路200は、タイマー機能及び時計機能を有しており、これらの機能により、パルス時間のカウントや、インターバル時間の計測等を実行するものである。
また、中央制御回路200には、使用者によるテープ部材91の装填に関連して上蓋部13の開け閉めに連動するオープンレバーの検出や先述のロールテープ検出部により装填されたテープ部材91の種別の検出を行うステータス検出回路220が接続されている。
そして、中央制御回路200には、ホストとの通信等の作動中やエラー表示を示す表示デバイス245である図1に示したランプ18(LED)を点灯点滅表示させる表示デバイス制御回路240が接続されている。
さらに、中央制御回路200は、サーマルヘッド33及びDCモータ255の夫々の主電源を形成する電源回路250を制御するとともに、印刷部であるサーマルヘッド33及び駆動部である搬送用モータのDCモータ255のON/OFF駆動を直接制御するものである。
そして、中央制御回路200には、テープ部材91を搬送させるDCモータ255の回転速度をきめ細かに速度制御を行うにあたって、モータ駆動系に連結されたエンコーダ260と、このエンコーダ260によるパルスを測定するためのフォトセンサーと、が接続されており、例えば、中央制御回路200は、PWM制御等を行っている。
中央制御回路200は、CPUの処理能力、サーマルヘッド33の規格出力、テープ部材91の種別等により、美麗な印刷を短時間内で行うため印刷装置10に合わせた標準印刷速度を実現させるものである。
そして、中央制御回路200は、テープ部材91を所定量搬送するにあたって、エンコーダ260によるパルス数をカウントすることによりテープ部材91の搬送量を監視することができる。
また、中央制御回路200には、規定の方向に搬送すべきテープ部材91の搬送方向の曲がりの有無、曲がり方向及び曲がり量を監視するためにフォトセンサー270が接続されている。
そして、制御部である中央制御回路200は、フォトセンサー270により、テープ部材91の裏面に印刷された一定の傾斜角度を有する複数の斜線と、斜線とは線幅が異なる太線を有する複数の横線と、を識別可能なように検出することができる。
このようにして、中央制御回路200は、PC等から送信される印刷データの情報に従って、テープ部材91を所定のスピードで搬送する駆動部のDCモータ255の制御を行いながら、印刷部であるサーマルヘッド33を制御してテープ部材91への印刷を行っている。
次に、本発明の印刷装置10におけるテープ部材91の搬送方向の曲がり量と曲がり方向とを検出してテープ部材91の正規な位置へ印刷させるにあたって、被印刷部材であるテープ部材91及び印刷装置10の搬送方向の曲がりの有無、曲がり方向及び曲がり量の検出方法について、図を用いて説明する。
先述のとおり、この文字等が印刷される被印刷部材であるテープ部材91は、裏面に剥離紙を有するものであって、図6に示すように、ロールテープ原反100から断裁されて製造されるものである。そして、テープ部材91の剥離紙裏面側には、搬送方向の曲がり量、曲がり方向を検出用にテープ部材91の全幅に亘って平行で且つ一定間隔で同一傾斜角度による複数の斜線91a及び一定間隔の複数の斜線91aとは線幅の異なる複数の横線91bが予め印刷されている。
なお、テープ部材91は、平行で且つ一定間隔で同一傾斜角度による複数の斜線91a及び複数の横線91bが両端まで印刷されて形成されることにより、例えば10インチ幅の剥離紙付きロールテープ原反100から、幅方向に切断して2インチ幅1本、3インチ幅1本、5インチ幅1本のテープ部材91である小巻テープを裁断して夫々作成することも可能であり、予めロールテープ原反100に複数の斜線91a及び複数の横線91bが印刷されているため、テープ幅を自由に設定してロールテープ原反100から切り出して所望の幅で小巻テープを製造することができる。
次に、印刷装置10がテープ部材91の搬送時に搬送方向の曲がり量(曲がり角度)と曲がり方向とを検出する流れについて、フローチャートを用いて説明する。図7は、本発明に係る印刷装置10の搬送方向の曲がり量の算出に関するフローチャートである。
印刷装置10は、ユーザーにより印刷開始の合図を受けると、テープ部材91の搬送及び印刷動作を開始させる。そして、中央制御回路200は、テープ部材91を搬送するにあたって、本発明であるテープ部材91の搬送曲がり検出を常時行うものである。
先ず、中央制御回路200は、装着されたテープ部材91の幅を検出し、例えば、予めROMに記憶されているそのテープ幅のテープ部材91の裏面に印刷された横線91bと斜線91aとの距離のデータであるA値を取得(ステップS10)する。この場合のA値は、図8に示すように、真っ直ぐに搬送された場合の横線91bから斜線91aまでの距離「a」である。
なお、中央制御回路200は、曲がりの有無の検出及び曲がりの方向の検出にあたっては、横線91bと斜線91aとの間の距離により検出するに限定されず、複数の横線間の距離を検出して曲がりの有無を検出する場合や、複数の斜線間の距離を検出して曲がりの方向を検出するようにしても構わない。
そして、中央制御回路200は、テープ部材91を一定速度で搬送させながら、テープ部材91の搬送経路の搬送ローラ47手前に配置したフォトセンサー270により、テープ部材91裏面の複数の斜線91aとは線幅の異なる複数の横線91bが通過するのを待つ。
中央制御回路200は、テープ部材91裏面の横線91bを検出し、更に搬送させて斜線91aを検出すると、横線91bから斜線91aまでの実測値の距離のデータであるB値を時間換算により求めて取得(ステップS20)する。なお、B値は、図8に示したように、右に曲がって搬送された場合には横線91bから斜線91aまでの距離が「a」より長い「b」となり、左に曲がって搬送された場合には横線91bから斜線91aまでの距離が「a」より短い「c」となり、真っ直ぐ搬送されれば「a」となる。
そして、中央制御回路200は、横線91bと斜線91aとの周期をセンシングして実測値であるB値を取得すると、B値とA値との比較(ステップS30)を行う。B値とA値との比較(ステップS30)判定において、A=Bであれば、真っ直ぐに搬送されているとしてステップS70に進み、そのまま、真っ直ぐ搬送させる処理を行い、あらためて、ステップS20に戻って、曲がり検出を継続する。
B値とA値との比較(ステップS30)の判定において、A≠Bであれば、斜めに曲がって搬送されているとしてステップS40に進む。
中央制御回路200は、斜めに曲がって搬送されていると判断(ステップS40)すると、次に、どちらの方向に曲がっているかを判断(ステップS50)するために、B値が「a」より長いか短いかにより識別する。
具体的には、図8に示したように、B値は横線91bから斜線91aまでの距離が「a」より長い「b」であれば、テープ部材91の搬送方向が右に曲がっており、横線91bから斜線91aまでの距離が「a」より短い「c」であれば、テープ部材91の搬送方向が左に曲がっていると識別されることとなる。
次に、中央制御回路200は、曲がり方向が識別されると、曲がり量(曲がり角度)を検出するために、横線91b間の周期をセンシングするべく横線91bから横線91bへの距離の実測値を算出(ステップS60)する。なお、横線91b間の距離の基準値は、予めROMに記憶されており、図8に示した真っ直ぐ搬送された場合の「d」であって、右に曲がって搬送された場合には、横線91b間の距離が「d」より長い「e」の値となる。
したがって、曲がって搬送された場合には、曲がり角度を次式の、曲がり角度=arccos(d/e)で算出することができ、曲がり角度が求められることにより、印刷位置の補正を可能としている。また、曲がり方向及び曲がり量(曲がり角度)をユーザーに通知してもよい。
なお、これらの制御は、テープ搬送中に継続的に行われるものであって、これにともなって、印刷位置の補正も随時行われる。
また、図8に示したテープ裏面の複数の横線及び複数の斜線は、横線相互の間隔とテープ部材のセンター線に沿った斜線相互の間隔を同一の値としているが、各横線が等間隔であり、各斜線が等間隔であれば、横線の間隔と斜線の間隔とは同一とする必要はない。
この場合、横線の間隔が基準値よりも長ければ曲がっていると判断され、arccos(d/e)により曲がり角度が算出され、斜線の間隔が基準値よりも大小とされることにより、曲がり方向が決定できる。
以上のように本実施形態によれば、被印刷部材の裏面に印刷された複数の横線及び複数の斜線をセンシングすることにより、被印刷部材を排紙するときの曲がり方向や曲がり量を認識して、適切に印刷することができる印刷装置10、及び、この印刷装置10に合わせて種々の幅の製造が容易な被印刷部材を提供することができる。
また、本実施形態によれば、被印刷部材に記載の複数の横線91bと複数の斜線91aとは夫々に太さが異なることから、各線を確実に識別することができる。
さらに、本実施形態によれば、記憶部に複数の横線91bと複数の斜線91aとの間隔を示す周期の基準値を予め記憶していることから、実測値との比較を確実に行うことができる。
そして、本実施形態によれば、被印刷部材は、平行で且つ一定間隔で同一傾斜角度による複数の斜線91aや複数の横線91bが両端まで印刷されて形成されることにより、剥離紙付きロールテープ原反から自在に所定幅で切断した小巻ロールテープを製造することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 印刷テープの裏面に、当該印刷テープの中心線と直交する等間隔な複数の横線及び同一傾斜角度の等間隔な複数の斜線が記載された被印刷部材と、
前記複数の横線及び前記複数の斜線を検知するセンサと、
前記被印刷部材に印刷する印刷ヘッドと、
前記センサにより、前記被印刷部材の搬送方向に対する前記複数の横線及び前記複数の斜線の位置をそれぞれ検知する制御部と、
を備える、
ことを特徴とする印刷装置。
[2] 前記制御部は、
前記複数の横線及び前記複数の斜線の前記位置から、前記搬送方向の曲がり方向及び曲がり量を算出し、当該曲がり方向及び当該曲がり量をユーザーに通知することを特徴とする上記[1]に記載の印刷装置。
[3] 前記制御部は、
前記複数の横線及び前記複数の斜線の前記位置から、前記搬送方向の曲がり方向及び曲がり量を算出し、当該曲がり方向及び当該曲がり量に基づいて前記被印刷部材への印刷位置を補正して印刷するように前記印刷ヘッドを制御することを特徴とする上記[1]又は上記[2]に記載の印刷装置。
[4] 前記被印刷部材は、前記印刷テープの前記裏面に剥離紙を有し、当該剥離紙に前記複数の横線及び前記複数の斜線が記載されていることを特徴とする上記[1]乃至上記[3]のいずれかに記載の印刷装置。
[5] 前記制御部は、前記被印刷部材に記載の前記複数の斜線及び前記複数の横線を、線の太さにより識別することを特徴とする上記[1]乃至上記[4]のいずれかに記載の印刷装置。
[6] 前記被印刷部材の前記搬送方向に対する前記複数の横線と前記複数の斜線との間隔に対応する周期の基準値を、予め記憶している記憶部をさらに備えることを特徴とする上記[1]乃至上記[5]のいずれかに記載の印刷装置。
[7] 前記被印刷部材は、長尺状のロールテープであることを特徴とする上記[1]乃至上記[6]の何れかに記載の印刷装置。
[8] 印刷テープの裏面に、当該印刷テープの中心線と直交する等間隔な複数の横線及び同一傾斜角度の等間隔な複数の斜線が記載されて長尺状をなしている、
ことを特徴とする被印刷部材。
[9] 前記印刷テープの前記裏面に剥離紙を有し、当該剥離紙に前記複数の横線及び前記複数の斜線が記載されていることを特徴とする上記[8]に記載の被印刷部材。
10 印刷装置
11 筐体本体部 13 上蓋部
15 側壁 21 排出口
23 プラグ端子
31 カッター 33 サーマルヘッド
40 プリンターユニット 41 シャーシ
43 ロールガイド溝 44 ガイドリブ
45 ロールテープ収納部 47 搬送ローラ
48 補助ローラ 51 ガイドローラ
90 テープロール 91 テープ部材
91a 斜線 91b 横線
95 テープコア 96 本体部
97 軸部
200 中央制御回路
210 無線モジュール 215 USB制御回路
217 PC
220 ステータス検出回路 230 メモリ制御回路
240 表示デバイス制御回路 245 表示デバイス
250 電源回路 255 DCモータ
260 エンコーダ 270 フォトセンサー

Claims (9)

  1. 印刷テープの裏面に、当該印刷テープの中心線と直交する等間隔な複数の横線及び同一傾斜角度の等間隔な複数の斜線が記載された被印刷部材と、
    前記複数の横線及び前記複数の斜線を検知するセンサと、
    前記被印刷部材に印刷する印刷ヘッドと、
    前記センサにより、前記被印刷部材の搬送方向に対する前記複数の横線及び前記複数の斜線の位置をそれぞれ検知する制御部と、
    を備える、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、
    前記複数の横線及び前記複数の斜線の前記位置から、前記搬送方向の曲がり方向及び曲がり量を算出し、当該曲がり方向及び当該曲がり量をユーザーに通知することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、
    前記複数の横線及び前記複数の斜線の前記位置から、前記搬送方向の曲がり方向及び曲がり量を算出し、当該曲がり方向及び当該曲がり量に基づいて前記被印刷部材への印刷位置を補正して印刷するように前記印刷ヘッドを制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記被印刷部材は、前記印刷テープの前記裏面に剥離紙を有し、当該剥離紙に前記複数の横線及び前記複数の斜線が記載されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、前記被印刷部材に記載の前記複数の斜線及び前記複数の横線を、線の太さにより識別することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記被印刷部材の前記搬送方向に対する前記複数の横線と前記複数の斜線との間隔に対応する周期の基準値を、予め記憶している記憶部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記被印刷部材は、長尺状のロールテープであることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の印刷装置。
  8. 印刷テープの裏面に、当該印刷テープの中心線と直交する等間隔な複数の横線及び同一傾斜角度の等間隔な複数の斜線が記載されて長尺状をなしている、
    ことを特徴とする被印刷部材。
  9. 前記印刷テープの前記裏面に剥離紙を有し、当該剥離紙に前記複数の横線及び前記複数の斜線が記載されていることを特徴とする請求項8に記載の被印刷部材。
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