JP2014052497A - 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置及び光学フィルムの製造方法 - Google Patents

光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置及び光学フィルムの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フッ素化合物が添加された位相差層の上に配向層が適正に形成された光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置及び光学フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】光学フィルムは、透明フィルムによる基材と、直線偏光板としての機能を担う直線偏光板の光学機能層と、円偏光板としての機能を担う円偏光板の光学機能層とが積層され、円偏光板の光学機能層が、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長板用位相差層と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長板用位相差層と、1/2波長板用位相差層及び1/4波長板用位相差層間に設けられた配向層とを少なくとも有する多層構造であり、1/2波長板用位相差層及び1/4波長板用位相差層は、位相差層形成樹脂を硬化して形成され、配向層は、配向層形成樹脂を硬化して形成され、位相差層形成樹脂及び配向層形成樹脂は、フッ素化合物が添加されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば画像表示パネルに配置して、偏光面の制御により外来光の反射を低減する光学フィルムに関するものである。
従来、画像表示パネル等に関して、画像表示パネルの出射面に光学フィルムを配置し、この光学フィルムによる偏光面の制御により外来光の反射を低減する方法が提案されている。この光学フィルムは、直線偏光板、円偏光板により構成され、画像表示パネルのパネル面に向かう外来光を直線偏光板により直線偏光に変換し、続く円偏光板により円偏光に変換する。ここで、この円偏光による外来光は、画像表示パネルの表面等で反射するものの、この反射の際に偏光面の回転方向が逆転する。その結果、この反射光は、到来時とは逆に、円偏光板より、直線偏光板により遮光される方向の直線偏光に変換された後、続く直線偏光板により遮光され、その結果、外部への出射が著しく抑制される。
この光学フィルムに関して、特許文献1等には、1/2波長板、1/4波長板を組み合わせて円偏光板を構成することにより、この光学フィルムを正の分散特性により構成する方法が提案されている。この方法の場合、カラー画像の表示に供する広い波長帯域において、正の分散特性により光学フィルムを構成することができる。
ところで、このような光学フィルムは、優れた均一塗布性(レベリング性)を確保することを目的に、1/2波長板として機能する1/2波長板用位相差層と、1/4波長板として機能する1/4波長板用位相差層とをそれぞれ形成する液晶材料にフッ素化合物を添加することが考えられる。しかしながら、フッ素化合物を添加すると、濡れ性が著しく劣化し、配向層を形成する塗布液がはじかれてしまい、配向層を適正に成膜することができないことが判明した。
特開平10−68816号公報
本発明の課題は、フッ素化合物が含まれる位相差層の上に配向層が適正に成膜された光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置及び光学フィルムの製造方法を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、1/2波長板用位相差層及び1/4波長板用位相差層間に設けられた配向層にもフッ素化合物を添加する、との着想に至り、本発明を完成するに至った。
(1) 透明フィルムによる基材と、直線偏光板としての機能を担う直線偏光板の光学機能層と、円偏光板としての機能を担う円偏光板の光学機能層とが積層され、前記円偏光板の光学機能層が、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長板用位相差層と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長板用位相差層と、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層間に設けられた配向層とを少なくとも有する多層構造であり、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層は、位相差層形成樹脂を硬化して形成され、前記配向層は、配向層形成樹脂を硬化して形成され、前記位相差層形成樹脂及び前記配向層形成樹脂は、フッ素化合物が添加されていること、を特徴とする光学フィルム。
(2) 前記配向層を形成する前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度は、前記1/2波長板用位相差層を形成する前記位相差層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度以上であること、を特徴とする(1)に記載の光学フィルム。
(3) 前記配向層を形成する前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素の濃度剤は、前記1/4波長板用位相差層を形成する前記位相差層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度以下であること、を特徴とする(1)又は(2)に記載の光学フィルム。
(4) 前記位相差層形成樹脂及び前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素化合物は同一の化合物であること、を特徴とする(1)から(3)までのいずれかの光学フィルム。
(5) 透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長板用位相差層と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長板用位相差層と、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層間に設けられた配向層とを少なくとも有する多層構造による転写層と、前記転写層を保持する支持体とを備え、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層は、位相差形成樹脂を硬化して形成され、前記配向層は、配向層形成樹脂を硬化して形成され、前記位相差形成樹脂及び前記配向層形成樹脂は、フッ素化合物が添加されていること、を特徴とする光学フィルム用転写体。
(6) 前記配向層を形成する前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度は、前記1/2波長板用位相差層を形成する前記位相差層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度以上であること、を特徴とする(5)の光学フィルム用転写体。
(7) 前記配向層を形成する前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素の濃度剤は、前記1/4波長板用位相差層を形成する前記位相差層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度以下であること、を特徴とする(5)又は(6)の光学フィルム用転写体。
(8) 前記位相差層形成樹脂及び前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素化合物は同一の化合物であること、を特徴とする(5)から(7)までのいずれかの光学フィルム用転写体。
(9) 前記支持体は、セパレータフィルムであり、前記転写層は、前記支持体により被覆される粘着層を備えること、を特徴とする(5)から(8)までのいずれかの光学フィルム用転写体。
(10) 透明フィルムによる基材と、直線偏光板としての機能を担う直線偏光板の光学機能層と、円偏光板としての機能を担う円偏光板の光学機能層とが積層され、前記円偏光板の光学機能層が、前記直線偏光板の光学機能層の上に、(5)から(9)までのいずれかの光学フィルム用転写体に設けられた前記転写層による光学機能層であること、を特徴とする光学フィルム。
(11) (1)から(4)まで、又は、(10)のいずれかの光学フィルムを配置したこと、を特徴とする画像表示装置。
(12) 透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長板用位相差層と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長板用位相差層と、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層間に設けられた配向層とを少なくとも有する多層構造による転写層を、前記転写層を保持する支持体上に形成する転写体の製造工程と、透明基材に、直線偏光板としての機能を担う直線偏光板の光学機能層を形成する直線偏光板の製造工程と、前記直線偏光板の光学機能層に、前記転写体の製造工程で生産した前記支持体上の転写層を転写する転写工程とを備え、前記転写体の製造工程は、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層を、フッ素化合物が添加された位相差形成樹脂を硬化させることによって形成し、前記配向層を、フッ素化合物が添加された配向層形成樹脂を硬化させることによって形成すること、を特徴とする光学フィルムの製造方法。
本発明によれば、フッ素化合物が含まれた位相差層の上に、配向層を適正に成膜することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像表示装置を示す図である。 図1の画像表示装置に設けられる光学フィルムの説明に供する図である。 図1の画像表示装置に設けられる光学フィルムに適用される転写フィルムを示す図である。 図1の画像表示装置に設けられる光学フィルムの製造工程を示す図である。 図3の転写フィルムの製造工程を示す図である。 図5の続きを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る転写フィルムを示す図である。 図7の転写フィルムの製造工程を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る画像表示装置を示す図である。 図9の画像表示装置に設けられる光学フィルムに適用される転写フィルムを示す図である。 本発明の第4実施形態に係る画像表示装置を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置を示す図である。この画像表示装置1では、画像表示パネル2のパネル面に、光学フィルム3が配置される。画像表示パネル2は、可撓性を有するシート形状による有機ELパネルであり、所望のカラー画像を表示する。
光学フィルム3は、偏光面の制御により、画像表示パネル2に到来する外来光の反射を抑圧する光学フィルムである。このため光学フィルム3は、直線偏光板5、円偏光板6を積層して構成される。光学フィルム3は、図示しないセパレータフィルムを剥離して感圧接着剤による粘着層4を露出させた後、この粘着層4により、画像表示パネル2のパネル面に貼り付けられて保持される。また直線偏光板5及び円偏光板6は、粘着層7を介して一体化される。
円偏光板6は、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4位相差板として機能する部位8(1/4波長板用位相差層と呼ぶ)と、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2位相差板として機能する部位9(1/2波長板用位相差層と呼ぶ)との積層体により構成される。これにより円偏光板6は、カラー画像の表示に供する広い波長帯域で正の分散特性を確保し、光学フィルム3は、広い波長帯域で十分に外来光の反射を抑圧する。
これらにより画像表示装置1では、画像表示パネル2の表示画面側より、順次、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用位相差層9、直線偏光板5が配置される。また図2に示すように、矢印により示す直線偏光板5の透過軸に対して、1/2波長板用位相差層9及び1/4波長板用位相差層8の遅相軸(それぞれ矢印により示す)が、それぞれ反時計回りに15度、73度の角度を成すように配置される。
より具体的に、1/4波長板用位相差層8は、面内位相差(Re)が125nm以上、150nm以下により作成され、1/2波長板用位相差層9は面内位相差(Re)が235nm以上、285nm以下により作成される。これにより光学フィルム3は、直線偏光板5側より入射する可視光域波長域(450〜750nm)の透過光を、楕円率0.8以上の円偏光により出射する。
円偏光板6は、画像表示パネル2側から、順次、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8が設けられる。
1/4波長板用賦型樹脂層10は、微細な凹凸形状の賦型に供する賦型用樹脂層であり、この実施形態ではこの賦型用樹脂に紫外線硬化性樹脂が適用される。なお、この紫外線硬化性樹脂については、例えばアクリル系等、賦型処理に供する各種の樹脂を広く適用することができる。1/4波長板用賦型樹脂層10は、賦型処理により表面に微細な凹凸形状が形成され、円偏光板6は、この1/4波長板用賦型樹脂層10の表面形状により1/4波長板用配向膜11が形成される。1/4波長板用賦型樹脂層10に1/4波長板用配向膜11が形成されることによって、1/4波長板用位相差層8に係る配向層が形成される。
1/4波長板用位相差層8は、屈折率異方性を保持した状態で固化(硬化)された液晶材料により形成され、円偏光板6は、この液晶材料の配向を1/4波長板用配向膜11の配向規制力によりパターンニングする。1/4波長板用位相差層8を形成する液晶材料には、優れた均一塗布性(レベリング性)を実現し、光学フィルムの外観を好適に保つために、フッ素化合物が添加されている。
また続いて円偏光板6は、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9が順次設けられる。
1/2波長板用賦型樹脂層12は、微細な凹凸形状の賦型に供する賦型用樹脂層であり、この実施形態ではこの賦型用樹脂にフッ素化合物が添加された紫外線硬化性樹脂が適用される。1/2波長板用賦型樹脂層12は、賦型処理により表面に微細な凹凸形状が形成され、円偏光板6は、この1/2波長板用賦型樹脂層12の表面形状により1/2波長板用配向膜13が形成される。1/2波長板用賦型樹脂層12に1/2波長板用配向膜13が形成されることによって、1/2波長板用位相差層9に係る配向層が形成される。
1/2波長板用位相差層9は、屈折率異方性を保持した状態で固化(硬化)された液晶材料により形成され、円偏光板6は、この液晶材料の配向を1/2波長板用配向膜13の配向規制力によりパターンニングする。1/2波長板用位相差層9を形成する液晶材料には、1/4波長板用位相差層8と同様に、優れた均一塗布性(レベリング性)を実現し、光学フィルムの外観を好適に保つために、フッ素化合物が添加されている。
ここで、1/2波長板用賦型樹脂層12の形成に使用される上述の紫外線硬化性樹脂と、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用位相差層9を形成する液晶材料とに添加されているフッ素化合物は、いずれも同一の化合物が使用されている。
また、これら1/2波長板用配向膜13及び1/4波長板用配向膜11に係る微細な凹凸形状は、一方向に延長するライン状(線)の凹凸形状により形成され、この一方向に延長する方向が直線偏光板5の透過軸に対して、それぞれ反時計回りに15度、73度の角度を成す方向となるように作成される。
直線偏光板5は、TAC(トリアセチルセルロース)等の透明フィルムからなる基材15の下面側が鹸化処理された後、光学機能層16が配置される。なお基材15は、これに代えてポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン共重合体等のアクリル樹脂等の樹脂、ソーダ硝子、カリ硝子、鉛硝子、石英硝子等の硝子等を適用することができる。
光学機能層16は、直線偏光板としての光学的機能を担う部位であり、例えばポリビニルアルコール(PVA)によるフィルム材に、ヨウ素化合物分子を吸着配向させて作製される。
しかして光学フィルム3の円偏光板6に係る構成において、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用位相差層9はそれぞれ厚み1μm、2μm程度により作成することができる。また各賦型樹脂層10、12は、厚み2μm程度、粘着層4は、厚み15μm以下により作成することができる。また直線偏光板5に係る構成において、基材15は、厚み30μm程度により構成することができ、光学機能層16、粘着層7は、それぞれ厚み20μm以下、15μm程度により構成することができる。これらにより光学フィルム3は、全体として厚みを87μm以下により十分に薄く作成することができる。これにより光学フィルム3は、十分な可撓性を確保することができる。
〔転写体〕
光学フィルム3は、粘着層7を介してこれら円偏光板6、直線偏光板5が一体化され、この一体化の処理に、転写法が適用される。
ここで、転写法は、例えば基材の上に所望の層を形成する場合に、この層を直接当該基材上に形成するのでは無く、一旦、離型性の支持体上に剥離可能に該層を積層形成して転写体を作成した後、工程、需要等に応じて、該支持体上に形成した層を、最終的に該層を積層すべき基材(被転写基材)上に接着、積層し、その後、該支持体を剥離除去することにより、該基材上に所望の層を形成する方法である。
この実施形態では、直線偏光板5に、円偏光板6に係る層構成を転写法により積層する。従って被転写基材は、直線偏光板5であり、転写に供する層(転写層)は、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9の積層体である。
図3は、この転写体である転写フィルム20の構成を示す図である。転写フィルム20は、支持体基材21上に、順次、円偏光板6に係る1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9が設けられる。
ここで支持体基材21は、転写に供する層(転写層)を剥離可能に担持し、転写層を被転写基材上に接着、積層した後は、適宜時機に剥離、除去に供される基材である。この実施形態では、透明フィルム材であるPET(Polyethylene terephthalate)フィルムが適用され、これにより転写フィルム20は、光学特性を検査可能に構成される。なおPETフィルムは、コロナ処理され、これにより後述する離型層との間の密着力を適切に設定する。なお支持体基材21は、全体の形状をシート形状としても良い。また支持体基材21は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンアフタレート等のポリエステル樹脂、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン樹脂等の樹脂からなる樹脂性フィルム材を適用してもよい。なお支持体基材21の厚みは、20〜100μmである。なお転写層との剥離性が不十分な場合は、支持体基材21には、転写層側に、剥離を促進する離型層を設ける。
離型層は、相対的に、支持体基材21との密着性は高く(剥離性は低く)、転写層との密着性は低い(剥離性は高い)材料を適用することができる。この実施形態では、転写層の最下層が紫外線硬化性樹脂による1/4波長板用賦型樹脂層10であることにより、上述の支持体基材21に対して、例えばシリコン樹脂(有機珪素系高分子化合物)、弗素系樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、又はこれら樹脂と適宜の他の樹脂(アクリル樹脂、セルロース系樹脂、ポリエステル樹脂等)との混合物が用いられる。この実施形態では、上述したPETフィルムによる支持体基材21上に、メラミン樹脂による離型層を設け、離型層の上に設ける紫外線硬化性樹脂の塗布液に対する濡れ性を確保する。
なお、このようにコロナ処理したPETフィルムにメラミン樹脂による離型層を設ける代わりに、何ら表面処理してないPETフィルムを支持体基材に適用して離型層を省略してもよい。またこれに代えていわゆるノンソルと呼ばれる浸透層を設けていないTACフィルムを支持体基材に適用して、離型層を省略してもよい。このようにすると構成を簡略化することができる。
因みに、離型層による剥離性が不十分な場合、支持体基材21と離型層との間に、剥離層を設け、この剥離層により離型層による剥離性を補うようにしてもよい。なお剥離層は、相対的に、支持体フィルムとの密着性が低く(剥離性は高く)、剥離層との密着性が高い(剥離性は低い)材料を適用することができる。より具体的には、この実施形態において、剥離層には、アクリル樹脂、セルロース系樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、又は以上の中から選択した2種以上の混合物、或いは以上のなかから選択した1種以上とその他の樹脂との混合物が用いられる。剥離層の厚みは、通常、1〜10μm程度である。また剥離層は、支持体基材21に設けても良く、剥離層に設けてもよい。
1/4波長板用賦型樹脂層10は、この支持体基材21の上に、又は支持体基材21の上に形成された剥離層の上に、紫外線硬化性樹脂の塗付液を塗付して作成され、1/4波長板用配向膜11は、賦型に供する微細凹凸形状を周側面に形成した賦型用金型(ロール版)を用いて1/4波長板用賦型樹脂層10を賦型処理して作成される。1/4波長板用位相差層8は、1/4波長板用配向膜11上に、フッ素化合物が添加された液晶材料を塗付して硬化させることにより作成される。
1/2波長板用賦型樹脂層12は、1/4波長板用位相差層8の上に、フッ素化合物が添加された紫外線硬化性樹脂の塗付液を塗付して作成され、1/2波長板用配向膜13は、1/4波長板用配向膜11と同様に、賦型用金型を用いて1/2波長板用賦型樹脂層12を賦型処理して作成される。1/2波長板用位相差層9は、1/2波長板用配向膜13上に、フッ素化合物が添加された液晶材料を塗付して硬化させることにより作成される。しかして転写体では、これら円偏光板に係る層構成である、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9が、転写に供する転写層である。
ここで、1/4波長板用位相差層8を形成する液晶材料にフッ素化合物が添加されているため、1/2波長板用賦型樹脂層12を形成する紫外線硬化性樹脂にフッ素化合物が含まれていない場合、紫外線硬化性樹脂の塗布液が1/4波長板用位相差層8の表面からはじかれてしまう現象が発生してしまい、1/2波長板用賦型樹脂層12を1/4波長板用位相差層8の上に適正に形成できない。
そのため、1/2波長板用賦型樹脂層12を形成する紫外線硬化性樹脂には、上述したように、上記液晶材料に添加されるフッ素化合物と同一の化合物が添加されている。これにより、1/2波長板用賦型樹脂層12は、塗布液がはじかれてしまう現象が生じることなく1/4波長板用位相差層8の上に適正に形成される。
各層を形成する材料に添加されるフッ素化合物は、塗布膜に残留することを考慮して、沸点が300℃以下のフッ素含有アルコール、フッ素含有エーテル、フッ素含有エステルであればどのようなものであってもよい。
フッ素含有アルコールの具体例として、1H,1H−ペンタフルオロプロパノール、1H,1H-ヘプタフルオロブタノール、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−1−ペンタノール、2−(パーフルオロブチル)エタノール、3−(パーフルオロブチル)プロパノール、3−(パーフルオロヘキシル)プロパノール、6−(パーフルオロブチル)ヘキサノール、2−(パーフルオロヘキシル)エタノール、3−(パーフルオロヘキシル)プロパノール、6−(パーフルオロヘキシル)ヘキサノール、2−(パーフルオロオクチル)エタノール、2−(パーフルオロオクチル)プロパノール、3−(パーフルオロオクチル)プロパノール、6−(パーフルオロオクチル)ヘキサノール、2−(パーフルオトドデシル)エタノール、6−(パーフルオロ−1−メチルエチル)ヘキサノール、1H,1H−ノナフルオロペンタノール、1H,1H−トリフルオロエタノール、1H,1H,3H−テトラフルオロプロパノール、1H,1H,3H−ヘキサフルオロブタノール、1H,1H,5H−オクタフルオロペンタノール、1H,1H,7H,−ドデカフルオロペンタノール、1H,1H,9H-ヘキサデカフルオロノナノール、2H−ヘキサフルオロ−2−プロパノール、2,2,3,3−テトラフルオロ−1,4−ブタンジオール、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ−1,5−ペンタンジオール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,6−ヘキサンジオール、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロ−1,8−オクタンジオール、2−パーフルオロプロポキシ−2,3,3,3−テトラフルオロプロパノール、1H,1H-2,5−ジ(トリフルオロメチル)−3,6−ジオキサウンデカフルオロノナノール等が挙げられる。
フッ素含有エーテルの例として、2,2,2−トリフルオロエチルメチルエーテル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメチルエーテル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルジフルオロメチルエーテル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル−1,1,2,2−テトラフルオロエチルエーテル、1,1,2,2−テトラフルオロエチルメチルエーテル、1,1,2,2−テトラフルオロエチルエーテル、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−2,2,2−トリフルオロエチルエーテル、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル、ヘキサフルオロイソプロピルエーテル、1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−2−トリフルオロメチルプロピルメチルエーテル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルエチルエーテル、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチルジフルオロメチルエーテル等が挙げられる。
フッ素含有エステルの例として、エチルトリフルオロアセテート、メチルパーフルオロプロピオネート、エチルパーフルオロプロピオネート、メチルパーフルオロブチレート、エチルパーフルオロブチレート、メチルジフルオロアセテート、エチルジフルオロアセテート、エチル5H−オクタフルオロペンタノエート、エチル7H−ドデカフルオロペンタノエート、メチル2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピオネート、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロブチル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロヘキシル)エチル(メタ)アクリレート、1H,1H,3H−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、1H,1H,5H−オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、1H,1H,7H−ドデカフルオロヘプチル(メタ)アクリレート、1H−1−(トリフルオロメチル)トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、1H,1H,3H−ヘキサフルオロブチル(メタ)アクリレート、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル(メタ)アクリレート、1H,1H−ペンタデカフルオロオクチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
さらに転写フィルム20は、円偏光板6に係る層構成に係る転写層の上に、粘着層7、セパレータフィルム23が設けられる。
ここで粘着層7は、転写層と被転写基材とを接着するための層である。転写層の材料と被転写基材の材料に応じて、両者に密着性の高い材料が適用される。この実施形態では、アセチルセルロース(酢酸纖維素)、ニトロセルロース(硝酸纖維素又は硝化綿)、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース(纖維素)系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン共重合体等のアクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、天然又は合成ゴム等の材料が用いられる。接着剤層の厚みは、1〜30μm程度である。
なお、粘着層7は、紫外線硬化性樹脂を使用してもよく、この場合は、光学フィルムの厚みを一段と薄くすることができる。
セパレータフィルム23は、粘着層7の表面を離型可能に被覆する離型シートである。セパレータフィルム23は、粘着層7が露出して不要な物品と不要な接着をすることを防止するために設けられ、転写の直前に剥離除去される。
〔光学フィルムの製造工程〕
図4は、光学フィルム3の製造工程を示す図である。この製造工程30は、直線偏光板5に係る鹸化処理が実行された基材15、光学機能層16に係るフィルム材が供給ロール31、32により提供される。また転写フィルム20が供給リール33により提供される。この工程30は、供給リール33から転写フィルム20を引き出し、剥離ロール34によりセパレータフィルム23を剥離して粘着層7を露出させる。なお剥離したセパレータフィルム23は、巻き取りリール36に巻き取られる。
この工程30は、供給ロール31、32からそれぞれ基材15、光学機能層16に係るフィルム材を引き出し、セパレータフィルム23を剥離した転写フィルム20と積層し、押圧ローラ38A、38Bにより押圧する。これによりこの工程30は、基材15、光学機能層16、転写層を一体化する(直線偏光板の製造工程、転写工程)。
続いて、この工程30は、剥離ローラ39により支持体基材21を剥離する。なお剥離した支持体基材21は、巻き取りロール40に巻き取られる。また続いて粘着層4に係る粘着剤を塗付した後、供給リール41より供給されるセパレータフィルム42を加圧ローラ43A、43Bにより貼り付け、巻き取りリール44に巻き取る。
〔転写体の製造工程〕
図5及び図6は、転写フィルム20の製造工程を示す略線図である。この製造工程50は、支持体基材21を供給リール51から引き出し、ダイ52により紫外線硬化性樹脂の塗布液を塗布する。この製造工程50において、ロール版53は、1/4波長板用配向膜11に係る微細凹凸形状が周側面に形成された賦型用金型である。製造工程50は、紫外線硬化性樹脂が塗布された支持体基材21を加圧ローラ54によりロール版53に押圧し、高圧水銀燈からなる紫外線照射装置55による紫外線の照射により紫外線硬化性樹脂を硬化させる。これにより製造工程50は、ロール版53の周側面に形成された凹凸形状を支持体基材21に転写する。その後、剥離ローラ56によりロール版53から硬化した紫外線硬化性樹脂と共に支持体基材21を剥離し、ダイ59によりフッ素化合物が添加された液晶材料を塗布する。またその後、紫外線照射装置57による紫外線の照射により液晶材料を硬化させた後、巻き取りリール58に巻き取る。この一連の処理により支持体基材21の上に、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8が形成される。
続いて図6に示すように、製造工程60において、巻き取りリール58から巻き取った支持体基材21を引き出し、ダイ62によりフッ素化合物が添加された紫外線硬化性樹脂の塗布液を塗布する。ここで、紫外線硬化性樹脂に適量のフッ素化合物が添加されることによって、塗布液がはじかれる現象を生じさせることなく、1/4波長板用位相差層8の上に1/2波長板用賦型樹脂層12を形成することができる。この製造工程60において、ロール版63は、1/2波長板用配向膜13に係る微細凹凸形状が周側面に形成された賦型用金型である。製造工程60は、紫外線硬化性樹脂が塗布された支持体基材21を加圧ローラ64によりロール版63に押圧し、高圧水銀燈からなる紫外線照射装置65による紫外線の照射により紫外線硬化性樹脂を硬化させる。これにより製造工程60は、ロール版63の周側面に形成された凹凸形状を支持体基材21に転写する。その後、剥離ローラ66によりロール版63から硬化した紫外線硬化性樹脂と共に支持体基材21を剥離し、ダイ69によりフッ素化合物が添加された液晶材料を塗布する。またその後、紫外線照射装置67による紫外線の照射により液晶材料を硬化させた後、巻き取りリール68に巻き取る。この工程60の一連の処理により、支持体基材21に形成された1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8の上に、さらに1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9が順次作成され、これらにより支持体基材21の上に円偏光板6に係る構成が作成される。転写体は、さらに粘着層7、セパレータフィルム23が配置される。
〔フッ素化合物の濃度と塗布液がはじかれる現象の発生との関係評価〕
1/2波長板用賦型樹脂層12(配向層)に含まれるフッ素化合物の濃度を0%〜0.4%に変化させた場合における1/4波長板用位相差層8及び1/2波長板用賦型樹脂層12間と、1/2波長板用賦型樹脂層12及び1/2波長板用位相差層9間との塗布液がはじかれる現象の有無を評価した。
その評価結果を以下の表1にまとめる。ここで、塗布液がはじかれる現象の発生の有無の評価は、作業者による目視検査により行われた。また、1/4波長板用位相差層8及び1/2波長板用位相差層9に含まれるフッ素化合物の濃度は、それぞれ0.3%、0.15%で一定とした。
Figure 2014052497
表1において、×の評価は、塗布液がはじかれる現象が発生したことを示し、△の評価は、塗布液がはじかれる現象が若干発生したことを示し、○の評価は、塗布液がはじかれる現象が発生しなかったことを示す。
表1に示すように、1/2波長板用配向膜13が形成された1/2波長板用賦型樹脂層12(配向層)に含まれるフッ素化合物の濃度が0%の場合、すなわちフッ素化合物が含まれていない場合、1/2波長板用賦型樹脂層12及び1/2波長板用位相差層9間では塗布液がはじかれる現象が生じないが、1/4波長板用位相差層8及び1/2波長板用賦型樹脂層12間では塗布液がはじかれる現象が発生する。
また、フッ素化合物の濃度が0.1%の場合、1/2波長板用賦型樹脂層12及び1/2波長板用位相差層9間では塗布液がはじかれる現象が発生しないが、1/4波長板用位相差層8及び1/2波長板用賦型樹脂層12間では、濃度0%の状態よりも濡れ性の劣化が若干緩和されるものの、塗布液がはじかれる現象が若干発生する。
さらに、フッ素化合物の濃度が0.4%の場合、1/4波長板用位相差層8及び1/2波長板用賦型樹脂層12間では塗布液がはじかれる現象が発生しなくなるが、1/2波長板用賦型樹脂層12及び1/2波長板用位相差層9間では塗布液がはじかれる現象が発生する。
これに対して、1/2波長板用賦型樹脂層12に含まれるフッ素化合物の濃度が0.15%の場合、濡れ性が改善されて各層間において塗布液がはじかれる現象が発生せず、1/4波長板用位相差層8の上に、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用位相差層9を適正に密着させて形成することができる。
以上の評価結果から、より効果的に塗布液がはじかれる現象を防止するには、1/2波長板用賦型樹脂層12に含まれるフッ素化合物の濃度は、1/4波長板用位相差層8のフッ素化合物の濃度以上であって、かつ、1/2波長板用位相差層9のフッ素化合物の濃度以下であることが望ましい。すなわち、本実施形態の上記評価では、1/2波長板用賦型樹脂層12に含まれるフッ素化合物の濃度は、0.15%以上であって、0.3%以下であることが望ましい。
以上より、本実施形態の発明には、以下のような効果がある。
(1)1/2波長板用配向膜13が形成された1/2波長板用賦型樹脂層12(配向層)にフッ素化合物が含まれているので、転写層を形成する1/2波長板用位相差層9、1/4波長板用位相差層8にフッ素化合物が含まれている場合に、優れた均一塗布性(レベリング性)を確保しつつ、塗布液がはじかれる現象を発生させることなく、1/4波長板用位相差層8の上に1/2波長板用賦型樹脂層12を適正に形成し、また、1/2波長板用賦型樹脂層12の上に1/2波長板用位相差層9を適正に形成することができる。
(2)また、1/2波長板用賦型樹脂層12に含まれるフッ素化合物の濃度は、1/2波長板用位相差層9に含まれるフッ素化合物の濃度以上であって、かつ、1/4波長板用位相差層8に含まれるフッ素化合物の濃度以下にすることで、転写層の各層の塗布液がはじかれる現象の発生をより効果的に抑制することができる。
(3)1/2波長板用賦型樹脂層12に含まれるフッ素化合物は、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用位相差層9に含まれるフッ素化合物と同一の化合物であるので、転写層の各層の塗布液がはじかれる現象の発生をより効果的に抑制することができる。
〔第2実施形態〕
図7は、図3との対比により本発明の第2実施形態に係る転写フィルムを示す図である。この転写フィルム70は、PETフィルムによる支持体基材21に代えて、セパレータフィルム71、粘着層4の積層体が配置され、このセパレータフィルム71が支持体を構成すると共に、粘着層4が転写層の一部を構成する。ここでセパレータフィルム71及び粘着層4は、図1について上述した画像表示パネル2への光学フィルム3の配置に係る構成である。この実施形態は、このセパレータフィルム71、粘着層4に関する構成が異なる点を除いて、第1実施形態と同一に構成される。
このためこの実施形態では、図5及び図6において括弧書により示すように、転写体の製造工程において、支持体基材21に代えて、セパレータフィルム71、粘着層4の積層体が供給リール51から供給されて、順次円偏光板6に係る層構造が作成され、転写フィルム70が生産される。
またこれにより図4との対比により図8に示すように、光学フィルムの製造工程では、支持体基材21を剥離する構成(39、40:図4参照)、粘着層、セパレータフィルム42を配置する構成(41、42、43A、43B:図4参照)が省略されて、転写フィルム70より光学フィルム3が生産される。
以上より、本実施形態では、光学フィルム3に係る粘着層4及びセパレータフィルムの積層体を適用して転写体を生産するようにしても、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、この場合、転写層を転写した後、改めて、光学フィルムの粘着層、セパレータフィルムを設けなくても良いことにより、生産材の消費を低減して効率良く光学フィルムを生産することができる。また工程も簡略化することができる。
〔第3実施形態〕
図9は、図1との対比により本発明の第3実施形態に係る光学フィルムを示す図である。図10は、図3との対比により本発明の第3実施形態に係る転写フィルムを示す図である。なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
本実施形態の光学フィルム103は、第1実施形態の光学フィルム3と相違して、円偏光板106に1/4波長板用賦型樹脂層10が省略されており、円偏光板106は、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9から構成されている。
また、これに関連して本実施形態では、転写フィルム120の転写に供する層(転写層)は、図10に示すように、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9の積層体である。
支持体基材21は、透明フィルム材であるPETフィルムが適用され、これにより転写フィルム20は、光学特性を検査可能に構成される。なお、PETフィルムは、コロナ処理され、続く1/4波長板用賦型樹脂層22との間で十分な密着力が確保される。
ここで、このように順次、1/4波長板用賦型樹脂層110、1/4波長板用配向膜111、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9を積層して作成される転写フィルム120において、1/4波長板用賦型樹脂層110、1/4波長板用配向膜111及び1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13は、それぞれ1/4波長板用位相差層8及び1/2波長板用位相差層9を作成するための構成と言え、円偏光板106は、1/4波長板用位相差層8及び1/2波長板用位相差層9だけあれば光学的には十分に機能することになる。
従って、円偏光板106の光学的機能を担保する上で、1/4波長板用賦型樹脂層110、1/4波長板用配向膜111、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13は不要な層であると言える。しかしながら、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13は、1/4波長板用位相差層8及び1/2波長板用位相差層9を保持する層間の部材としての機能も有する。
これにより、この実施形態では、転写に供する転写層を、上述したように、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9に設定し、支持体には、支持体基材21、1/4波長板用賦型樹脂層110、1/4波長板用配向膜111が割り当てられる。また、これにより支持体側の構成にあっては、直線偏光板5への転写の際に、その一部でも転写層と共に直線偏光板5側に転写(移行)しないように、また転写層にあっては、その一部でも支持体側に取り残されないように構成される。
具体的には、1/4波長板用賦型樹脂層110にあっては、その表面形状が、1/4波長板用配向膜111として十分に機能し、かつ、支持体を転写層から剥離する際に、離型層として十分に機能するように構成される。これにより、1/4波長板用賦型樹脂層110は、1/4波長板用配向膜111を形成した状態で、支持体基材21との密着性は高く(剥離性は低く)、転写層の最下層である1/4波長板用位相差層8との密着性は低い(剥離性は高い)材料が適用される。またさらに、転写フィルム120に形成される他の層間の密着力に比して、1/4波長板用位相差層8との間の密着力が十分に小さい材料が適用される。
1/4波長板用賦型樹脂層110、1/4波長板用位相差層8には、賦型処理に供する紫外線硬化性樹脂、光学フィルムに供される液晶材料からこれらの条件を満足する材料が選択されて、又はこれらの条件を満足するように調製されて適用される。ここで、上述の第1実施形態と同様に、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用位相差層9には、フッ素化合物が添加された液晶材料が、1/2波長板用賦型樹脂層12には、フッ素化合物が添加された紫外線硬化性樹脂がそれぞれ適用される。
なお、このような各材料の選定、調整に代えて、別途、1/4波長板用賦型樹脂層110の表面に、離型層を設けるようにしてもよい。このような離型層としては、例えば、シリコン樹脂(有機珪素系高分子化合物)、弗素系樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、又はこれら樹脂と適宜の他の樹脂(アクリル樹脂、セルロース系樹脂、ポリエステル樹脂等)との混合物を適用することができる。
また、離型層による剥離性が不十分な場合、離型層の支持体側に剥離層を設け、この剥離層により離型層による剥離性を補うようにしてもよい。なお、剥離層は、相対的に、1/4波長板用賦型樹脂層110との密着性が低く(剥離性は高く)、剥離層との密着性が高い(剥離性は低い)材料を適用することができる。より具体的には、この実施形態において、剥離層には、アクリル樹脂、セルロース系樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、又は以上の中から選択した2種以上の混合物、或いは以上のなかから選択した1種以上とその他の樹脂との混合物が用いられる。
以上より、本実施形態では、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができると共に、第1実施形態の光学フィルム3に比べ1/4波長板用賦型樹脂層が省略されるので、層構成が簡略化され、薄型化された光学フィルム103を生産することができる。
〔第4実施形態〕
図11は、本発明の第4実施形態に係る画像表示装置を示す図である。
第4実施形態の光学フィルム203は、図11に示すように、円偏光板206と、直線偏光板5とが粘着層7を介して一体化されることによって構成される。
光学フィルム203は、図示しないセパレータフィルムを剥離して感圧接着剤による粘着層4を露出させた後、この粘着層4により、画像表示パネル2のパネル面に貼り付けられて保持される。ここで、本実施形態の光学フィルム203は、第1実施形態とは相違して、転写体による構成ではなく、基材221の上面に円偏光板に係る光学機能層を積層させた円偏光板206と、直線偏光板5とから構成される。
具体的には、円偏光板206は、基材221の上面に、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9が順次形成されることによって構成される。また、基材221の下面には、画像表示パネル2のパネル面に貼付される粘着層4が設けられている。基材221は、TAC(トリアセチルセルロース)等からなる透明基材である。
以上より、本実施形態では、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせ、さらには上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
(1)各実施形態において、転写層は、支持体基材21(71)を剥がして画像表示パネル2に貼付する例を示したが、これに限定されず、セパレータフィルム23を剥離して画像表示パネル2に貼付するようにしてもよい。
この場合、1/2波長板用賦型樹脂層、1/2波長板用配向膜、1/2波長板用位相差層、1/4波長板用賦型樹脂層、1/4波長板用配向膜、1/4波長板用位相差層の順で積層させた転写体を支持体基材上に形成する必要があり、また、1/4波長板用賦型樹脂層(配向層)が、1/2波長板用位相差層及び1/4波長板用位相差層間に位置するので、1/4波長板用賦型樹脂層を形成する紫外線硬化性樹脂にフッ素化合物を添加する必要がある。
(2)各実施形態において、賦型処理により配向膜を作成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光配向の手法により配向膜を作成する場合にも適用することができる。この場合、光配向材料にフッ素化合物を添加する必要がある。
(3)各実施形態では、転写層側に粘着層7を設けるようにして、この粘着層7により直線偏光板5と転写層とを一体化する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この粘着層7を直線偏光板5側に設けるようにしてもよい。
(4)各実施形態では、ロール版により賦型処理する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、平板により賦型処理する場合にも広く適用することができる。
(5)各実施形態では、ロール材の連続した処理により粘着層4、セパレータの配置を配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、別途、光学フィルムをシート形状により切り出した後に配置するようにしてもよい。
(6)第4実施形態では、円偏光板206は、基材221の上面に、順次、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9を形成した構成の例を示したが、これに限定されない。例えば、基材221の下面に、順次、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8を形成した構成にしてもよい。なお、この場合、円偏光板は、基剤221の上面に粘着層7を、1/4波長板用位相差層8の下面に粘着層4を設ける必要がある。
1 画像表示装置
2 画像表示パネル
3、103、203 光学フィルム
4、7 粘着層
5 直線偏光板
6、106、206 円偏光板
8 1/2波長板用位相差層
9 1/4長板用位相差層
10、110 1/4波長板用賦型樹脂層
11、111 1/4波長板用配向膜
12 1/2波長板用賦型樹脂層
13 1/2波長板用配向膜
15 基材
16 光学機能層
20、70、120 転写フィルム
21 支持体基材
221 基材
23、42、71 セパレータフィルム
30、50、60 製造工程
31、32、33、41、51 供給リール
34 剥離ロール
36、40、44、58、68 巻き取りリール
38A、38B 押圧ローラ
39 剥離ローラ
43A、43B、54、64 加圧ローラ
52、58、62、69 ダイ
53、63 ロール版
55、57、65、67 紫外線照射装置
56、66 剥離ローラ

Claims (12)

  1. 透明フィルムによる基材と、
    直線偏光板としての機能を担う直線偏光板の光学機能層と、
    円偏光板としての機能を担う円偏光板の光学機能層とが積層され、
    前記円偏光板の光学機能層が、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長板用位相差層と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長板用位相差層と、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層間に設けられた配向層とを少なくとも有する多層構造であり、
    前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層は、位相差層形成樹脂を硬化して形成され、
    前記配向層は、配向層形成樹脂を硬化して形成され、
    前記位相差層形成樹脂及び前記配向層形成樹脂は、フッ素化合物が添加されていること、
    を特徴とする光学フィルム。
  2. 前記配向層を形成する前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度は、前記1/2波長板用位相差層を形成する前記位相差層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度以上であること、
    を特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  3. 前記配向層を形成する前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素の濃度剤は、前記1/4波長板用位相差層を形成する前記位相差層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度以下であること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学フィルム。
  4. 前記位相差層形成樹脂及び前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素化合物は同一の化合物であること、
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の光学フィルム。
  5. 透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長板用位相差層と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長板用位相差層と、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層間に設けられた配向層とを少なくとも有する多層構造による転写層と、
    前記転写層を保持する支持体とを備え、
    前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層は、位相差層形成樹脂を硬化して形成され、
    前記配向層は、配向層形成樹脂を硬化して形成され、
    前記位相差層形成樹脂及び前記配向層形成樹脂は、フッ素化合物が添加されていること、
    を特徴とする光学フィルム用転写体。
  6. 前記配向層を形成する前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度は、前記1/2波長板用位相差層を形成する前記位相差層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度以上であること、
    を特徴とする請求項5に記載の光学フィルム用転写体。
  7. 前記配向層を形成する前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素の濃度剤は、前記1/4波長板用位相差層を形成する前記位相差層形成樹脂に添加されるフッ素化合物の濃度以下であること、
    を特徴とする請求項5又は請求項6に記載の光学フィルム用転写体。
  8. 前記位相差層形成樹脂及び前記配向層形成樹脂に添加されるフッ素化合物は同一の化合物であること、
    を特徴とする請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載の光学フィルム用転写体。
  9. 前記支持体は、セパレータフィルムであり、
    前記転写層は、前記支持体により被覆される粘着層を備えること、
    を特徴とする請求項5から請求項8までのいずれか1項に記載の光学フィルム用転写体。
  10. 透明フィルムによる基材と、
    直線偏光板としての機能を担う直線偏光板の光学機能層と、
    円偏光板としての機能を担う円偏光板の光学機能層とが積層され、
    前記円偏光板の光学機能層が、前記直線偏光板の光学機能層の上に、請求項5から請求項9までのいずれか1項に記載の光学フィルム用転写体に設けられた前記転写層による光学機能層であること、
    を特徴とする光学フィルム。
  11. 請求項1から請求項4まで、又は、請求項10に記載のいずれか1項に記載の光学フィルムを配置したこと、
    を特徴とする画像表示装置。
  12. 透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長板用位相差層と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長板用位相差層と、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層間に設けられた配向層とを少なくとも有する多層構造による転写層を、前記転写層を保持する支持体上に形成する転写体の製造工程と、
    透明基材に、直線偏光板としての機能を担う直線偏光板の光学機能層を形成する直線偏光板の製造工程と、
    前記直線偏光板の光学機能層に、前記転写体の製造工程で生産した前記支持体上の転写層を転写する転写工程とを備え、
    前記転写体の製造工程は、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層を、フッ素化合物が添加された位相差形成樹脂を硬化させることによって形成し、前記配向層を、フッ素化合物が添加された配向層形成樹脂を硬化させることによって形成すること、
    を特徴とする光学フィルムの製造方法。
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