JP6175752B2 - 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置及び光学フィルム用転写体の製造方法 - Google Patents

光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置及び光学フィルム用転写体の製造方法 Download PDF

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本発明は、例えば画像表示パネルに配置して、偏光面の制御により外来光の反射を低減する光学フィルムに関するものである。
従来、画像表示パネル等に関して、画像表示パネルの出射面に光学フィルムを配置し、この光学フィルムによる偏光面の制御により外来光の反射を低減する方法が提案されている。この光学フィルムは、直線偏光板、円偏光板により構成され、画像表示パネルのパネル面に向かう外来光を直線偏光板により直線偏光に変換し、続く円偏光板により円偏光に変換する。ここでこの円偏光による外来光は、画像表示パネルの表面等で反射するものの、この反射の際に偏光面の回転方向が逆転する。その結果、この反射光は、到来時とは逆に、円偏光板より、直線偏光板により遮光される方向の直線偏光に変換された後、続く直線偏光板により遮光され、その結果、外部への出射が著しく抑制される。
この光学フィルムに関して、特許文献1等には、1/2波長板、1/4位相差板を組み合わせて円偏光板を構成することにより、この光学フィルムを負の分散特性により構成する方法が提案されている。この方法の場合、カラー画像の表示に供する広い波長帯域において、負の分散特性により光学フィルムを構成することができる。
ところで、有機ELパネルを使用した画像表示装置においては、近年、可撓性を有するシート形状によるものが提供されつつある。このような可撓性を有するシート形状による画像表示装置では、例えば全体を外向きに折り曲げたり、これと逆向きに折り曲げたりした状態で、画像を表示することができ、従来に比して一段と画像表示装置の適用分野を拡大し得ると考えられる。
このように全体を外向きに折り曲げたり、これと逆向きに折り曲げたりした状態で画像表示する場合には、従来に比して格段的に外来光の反射を低減することが必要になる。これによりこのような可撓性を有するシート形状による画像表示装置においては、上述の光学フィルムを配置することにより、外来光による影響を有効に回避することが必要であると考えられる。特に有機ELパネルでは、内部電極による外来光の反射が著しいことにより、この種の光学フィルムを適用することが望まれる。
この種の公知の光学フィルムでは、転写層となる光学機能層が透明フィルム基材上に形成されている。透明フィルム基材は、光学フィルムの製造中には光学機能層を担持し、光学フィルムが使用される(光学フィルムが画像表示装置あるいは他の光学フィルム等に貼り付けられる)ときには光学フィルムから剥がされる。このため、透明フィルム基材と光学機能層とを速やかに剥離するための離型層を有する光学フィルムも多くある。特許文献2には、離型層として、熱硬化型のメラミン樹脂等が使用されることが記載されている。
特開平10−68816号公報 特開2012−179778号公報
しかしながら、透明フィルム基材機材は、高熱を加えることによって変形したり、シワが生じたりすることが知られている。透明フィルム基材に変形やシワが生じると、光学機能層が透明フィルム基材から剥がれ難くなり、光学フィルムが貼り付けられる際にその品質を損なう可能性がある。
また、透明フィルム基材は、光学フィルムの使用後に廃棄される部材であるから、高い品質を求められるものではなく、安価なものを採用することが製品コストを抑えることに有利である。しかし、安価な透明フィルム基材は、薄く、熱に弱い傾向があり、熱硬化型の離型層の形成時に変形やシワを生じる可能性が高くなる。このため、透明フィルム基材には、安価でありながら、変形やシワを生じないことが求められている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、薄く、安価な透明フィルム基材を用いながら、この透明フィルム基材の変形やシワの発生が少なく、転写層と透明フィルム基材との剥離性が良好な光学フィルム用転写体、光学フィルム、光学フィルムを含む画像表示装置、光学フィルム用転写体の製造方法を提供すること目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、剥離層の形成から熱を加える工程を除く、との着想に至り、本発明を完成するに至った。
(1)透明フィルムによる基材と、
前記透明フィルムによる基材上に形成され、表面に賦型処理がなされた紫外線硬化型樹脂層と、
前記紫外線硬化型樹脂層の配向規制力により配向した液晶層と、
前記基材と前記紫外線硬化型樹脂層との間に形成された紫外線硬化型樹脂による離型層と、を含む
光学フィルム用転写体である。
(1)によれば、紫外線硬化型樹脂によって離型層を形成することができるので、離型層下の基材を加熱することがなく、離型層の形成時に基材に熱によって変形やシワが生じることをなくすことができる。このため、薄く、安価な透明フィルム基材を用いながら、透明フィルム基材の変形やシワの発生が少なく、転写層と透明フィルム基材との剥離性が良好な光学フィルム用転写体を提供することができる。
(2)上記(1)の離型層を形成する樹脂材料と紫外線硬化型樹脂層を形成する樹脂材料とは、同じ組成を有する。
(2)によれば、離型層と紫外線硬化型樹脂層とを共通の材料で形成することができるので、光学フィルム用の製造のために必要な液晶材料の種類が少なくてすみ、材料の保管や管理にかかる負荷を軽減することができる。
(3)透明フィルム基材と、光学機能層と、転写層とが積層された光学フィルムであって、前記転写層が、上記(1)または上記(2)に記載の光学フィルム用転写体から転写された転写層である光学フィルム。
(3)によれば、薄く、安価な透明フィルム基材を用いながら、透明フィルム基材の変形やシワの発生が少なく、転写層と透明フィルム基材との剥離性が良好な光学フィルム用転写体を用いた光学フィルムを形成することができる。
(4)上記(3)に記載の光学フィルムを画像表示パネルの表面に配置した
画像表示装置。
(4)によれば、薄く、安価な透明フィルム基材を用いながら、透明フィルム基材の変形やシワの発生が少なく、転写層と透明フィルム基材との剥離性が良好な光学フィルム用転写体を用いた画像表示装置を形成することができる。
(5)偏光面の制御により外来光の反射を低減する光学フィルムの製造方法において、
透明フィルム基材による基材上に紫外線硬化型の樹脂材料を直接塗布し、紫外線を照射して離型層を形成する離型層形成工程と、
前記離型層形成工程において形成された前記離型層上に紫外線硬化型樹脂材料を直接塗布し、前記紫外線硬化型樹脂材料の表面を賦型処理しながら紫外線を照射して硬化することによって紫外線硬化型樹脂層を形成する樹脂層形成工程と、
前記樹脂層形成工程によって形成された前記紫外線硬化型樹脂層上に液晶層を塗布し、前記紫外線硬化型樹脂層の表面の配向規制力により前記液晶材料を配向させた状態で固化して位相差層を形成する位相差層形成工程と、を含む
光学フィルム用転写体の製造方法。
(5)によれば、紫外線硬化型樹脂によって離型層を形成することができるので、離型層下の基材を加熱することがなく、離型層の形成時に基材に熱によって変形やシワが生じることをなくすことができる。このため、薄く、安価な透明フィルム基材を用いながら、透明フィルム基材の変形やシワの発生が少なく、転写層と透明フィルム基材との剥離性が良好な光学フィルム用転写体の製造方法を提供することができる。
(6)上記(5)の離型層の形成に使用された樹脂材料と紫外線硬化型樹脂層の形成に使用された樹脂材料とが、同一の材料である。
(6)によれば、離型層と紫外線硬化型樹脂層とを共通の材料で形成することができるので、光学フィルム用の製造のために必要な液晶材料の種類が少なくてすみ、材料の保管や管理にかかる負荷を軽減することができる。
薄く、安価な透明フィルム基材を用いながら、この透明フィルム基材の変形やシワの発生が少なく、転写層と透明フィルム基材との剥離性が良好な光学フィルム用転写体、光学フィルム、光学フィルムを含む画像表示装置、光学フィルム用転写体の製造方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像表示装置を示す図である。 図1の画像表示装置に設けられる光学フィルムの説明に供する図である。 図2の光学フィルムに適用される転写フィルムを示す図である。 図2の光学フィルムの製造工程を示す図である。 図3の転写フィルムの製造工程を示す図である。 図5の続きを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔転写フィルム及び画像表示装置〕
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置1を示す図である。この画像表示装置1では、画像表示パネル2のパネル面に、光学フィルム3が配置される。画像表示パネル2は、可撓性を有するシート形状による有機ELパネルであり、所望のカラー画像を表示する。
光学フィルム3は、偏光面の制御により、画像表示パネル2に到来する外来光の反射を抑圧する光学フィルムである。このため光学フィルム3は、直線偏光板5、円偏光板6を積層して構成される。光学フィルム3は、図示しないセパレータフィルムを剥離して感圧接着剤による粘着層4を露出させた後、この粘着層4により、画像表示パネル2のパネル面に貼り付けられて保持される。また直線偏光板5及び円偏光板6は、粘着層7を介して一体化される。
円偏光板6は、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4位相差板として機能する部位8(1/4波長板用位相差層と呼ぶ)と、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2位相差板として機能する部位9(1/2波長板用位相差層と呼ぶ)との積層体により構成される。これにより円偏光板6は、カラー画像の表示に供する広い波長帯域で正の分散特性を確保し、光学フィルム3は、広い波長帯域で十分に外来光の反射を抑圧する。
これらにより画像表示装置1では、画像表示パネル2の表示画面側より、順次、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用位相差層9、直線偏光板5が配置される。また図2に示すように、矢印により示す直線偏光板5の透過軸に対して、1/2波長板用位相差層9及び1/4波長板用位相差層8の遅相軸(それぞれ矢印により示す)が、それぞれ反時計回りに15度、75度の角度を成すように配置される。
より具体的に、1/4波長板用位相差層8は、面内位相差(Re)が125nm以上、150nm以下により作成され、1/2波長板用位相差層9は面内位相差(Re)が235nm以上、285nm以下により作成される。これにより光学フィルム3は、直線偏光板5側より入射する可視光域波長域(450〜750nm)の透過光を、楕円率0.8以上の円偏光により出射する。
円偏光板6は、画像表示パネル2側から、順次、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8が設けられる。1/4波長板用賦型樹脂層10は、微細な凹凸形状の賦型に供する賦型用樹脂層であり、この実施形態ではこの賦型用樹脂に紫外線硬化性樹脂が適用される。なおこの紫外線硬化性樹脂については、例えばアクリル系等、賦型処理に供する各種の樹脂を広く適用することができる。1/4波長板用賦型樹脂層10は、賦型処理により表面に微細な凹凸形状が形成され、円偏光板6は、この1/4波長板用賦型樹脂層12の表面形状により1/4波長板用配向膜11が形成される。1/4波長板用位相差層8は、屈折率異方性を保持した状態で固化(硬化)された液晶材料により形成され、円偏光板6は、この液晶材料の配向を1/4波長板用配向膜11の配向規制力によりパターンニングする。
また続いて円偏光板6は、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9が順次設けられる。1/2波長板用賦型樹脂層12は、微細な凹凸形状の賦型に供する賦型用樹脂層であり、この実施形態ではこの賦型用樹脂に紫外線硬化性樹脂が適用される。なおこの紫外線硬化性樹脂については、例えばアクリル系等、賦型処理に供する各種の樹脂を広く適用することができる。1/2波長板用賦型樹脂層12は、賦型処理により表面に微細な凹凸形状が形成され、円偏光板6は、この1/2波長板用賦型樹脂層12の表面形状により1/2波長板用配向膜13が形成される。1/2波長板用位相差層9は、屈折率異方性を保持した状態で固化(硬化)された液晶材料により形成され、円偏光板6は、この液晶材料の配向を1/2波長板用配向膜13の配向規制力によりパターンニングする。
ここでこれら1/2波長板用配向膜13及び1/4波長板用配向膜11に係る微細な凹凸形状は、一方向に延長するライン状(線)の凹凸形状により形成され、この一方向に延長する方向が直線偏光板5の透過軸に対して、それぞれ反時計回りに15度、75度の角度を成す方向となるように作成される。
直線偏光板5は、TAC(トリアセチルセルロース)等の透明フィルムからなる基材15の下面側が鹸化処理された後、光学機能層16が配置される。なお基材15は、これに代えてポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン共重合体等のアクリル樹脂等の樹脂、ソーダ硝子、カリ硝子、鉛硝子、石英硝子等の硝子等を適用することができる。
光学機能層16は、直線偏光板としての光学的機能を担う部位であり、例えばポリビニルアルコール(PVA)によるフィルム材に、ヨウ素化合物分子を吸着配向させて作製される。
しかし、光学フィルム3の円偏光板6に係る構成において、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用位相差層9はそれぞれ厚み1μm、2μm程度により作成することができる。また賦型樹脂層12、13は、厚み2μm程度、粘着層4は、厚み15μm以下により作成することができる。また直線偏光板5に係る構成において、基材15は、厚み30μm程度により構成することができ、光学機能層16、粘着層7は、それぞれ厚み20μm以下、15μm程度により構成することができる。これらにより光学フィルム3は、全体として厚みを87μm以下により十分に薄く作成することができる。これにより光学フィルム3は、十分な可撓性を確保することができる。
ここでこの実施形態に係る画像表示パネル2にあっては、可撓性を有するシート形状であることにより、光学フィルム3は、画像表示パネル2に比して格段的に可撓性を有していると言える。しかしながらこの種の光学フィルム3においては、画像表示パネル以外の、著しく曲率の大きな部材に配置される場合も予測され、この場合には一段と可撓性が求められる。
そこで光学フィルム3について、それぞれJIS K5600−5−1に規定の円筒形マンドレル試験により耐屈曲性を試験した。試験した結果によれば、光学フィルム3の場合、マンドレルの直径が3mmの場合であっても、表面に、割れ及びはがれ等が発生しないことが確認された。これによりこの直径3mmによる耐屈曲性の試験を満足することが判った。ここでこの程度の耐屈曲性を備えている場合には、配置対象物が可撓性を有するシート形状による画像表示パネルであっても、十分に配置対象物の可撓性を損なわないことを確認することができた。また配置対象が一段と大きな曲率を備えた部材であっても、光学フィルム3を損傷しないで配置することができる。
〔光学フィルム用転写体〕
光学フィルム3は、粘着層7を介してこれら円偏光板6、直線偏光板5が一体化され、この一体化の処理に、転写法が適用される。
ここで転写法は、例えば基材の上に所望の層を形成する場合に、この層を直接当該基材上に形成するのでは無く、一旦、離型性の支持体上に剥離可能に該層を積層形成して転写体を作成した後、工程、需要等に応じて、該支持体上に形成した層を、最終的に該層を積層すべき基材(被転写基材)上に接着、積層し、その後、該支持体を剥離除去することにより、該基材上に所望の層を形成する方法である。
この実施形態では、直線偏光板5に、円偏光板6に係る層構成を転写法により積層する。従って被転写基材は、直線偏光板5であり、転写に供する層(転写層)は、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9の積層体である。
図3は、本実施形態の光学フィルム用転写体(以下、単に「転写体」とも記す)の構成を示す図である。転写フィルム20は、透明フィルム基材21上に、順次、円偏光板6に係る1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9が設けられる。
ここで透明フィルム基材21は、転写に供する層(転写層)を剥離可能に担持し、転写層を被転写基材上に接着、積層した後は、適宜時機に剥離、除去に供される基材である。この実施形態では、透明フィルム材であるPET(Polyethylene terephthalate)フィルムが適用され、これにより転写フィルム20は、光学特性を検査可能に構成される。なおPETフィルムは、コロナ処理され、これにより後述する離型層との間の密着力を適切に設定する。なお透明フィルム基材21は、全体の形状をシート形状としても良い。また透明フィルム基材21は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンアフタレート等のポリエステル樹脂、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン樹脂等の樹脂からなる樹脂性フィルム材を適用してもよい。なお透明フィルム基材21の厚みは、20〜100μmである。
図3に示した転写体は、透明フィルム基材21と、転写層となる円偏光板6との間に離型層301を有している。離型層301は、紫外線硬化型樹脂によって形成された層である。
このようにすれば、紫外線によって離型層301を形成し、離型層301と共に透明フィルム基材21が加熱されることがなくなる。このため、離型層301の形成時に透明フィルム基材21に変形やシワが発生することがなく、離型層301から品質を損なうことなく円偏光板6を速やかに剥離することができるようになる。
離型層301は、相対的に、透明フィルム基材21との密着性は高く(剥離性は低く)、転写層との密着性は低い(剥離性は高い)材料を適用することができる。本実施形態では、離型層301を形成する紫外線硬化型樹脂を、1/4波長板用位相差層8、あるいは1/2波長板用位相差層9を形成した樹脂材料と同じ樹脂材料を使って形成されたものとした。
このようにすれば、離型層301に1/4波長板用位相差層8、あるいは1/2波長板用位相差層9の樹脂材料を流用することができる。このため、離型層301に専用の材料を購入、保存しておく必要がなく、転写体、ひいてはこの転写体から円偏光板を転写した光学フィルムの製造コストを抑えることに有利である。
1/4波長板用賦型樹脂層10は、透明フィルム基材21の上に形成された離型層の上に、紫外線硬化性樹脂の塗付液を塗付して作成され、1/4波長板用配向膜11は、賦型に供する微細凹凸形状を周側面に形成した賦型用金型(ロール版)を用いて1/4波長板用賦型樹脂層10を賦型処理して作成される。1/4波長板用位相差層8は、1/4波長板用配向膜11上に、液晶材料を塗付して硬化させることにより作成される。
1/2波長板用賦型樹脂層12は、1/4波長板用位相差層8の上に、1/4波長板用賦型樹脂層10と同様に、紫外線硬化性樹脂の塗付液を塗付して作成され、1/2波長板用配向膜13は、1/4波長板用配向膜11と同様に、賦型用金型を用いて1/2波長板用賦型樹脂層12を賦型処理して作成される。1/2波長板用位相差層9は、1/2波長板用配向膜13上に、液晶材料を塗付して硬化させることにより作成される。しかして転写体では、これら円偏光板に係る層構成である、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8、1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9が、転写に供する転写層である。
さらに転写フィルム20は、円偏光板6に係る層構成に係る転写層の上に、粘着層7、セパレータフィルム23が設けられる。
ここで粘着層7は、転写層と被転写基材とを接着するための層である。転写層の材料と被転写基材の材料に応じて、両者に密着性の高い材料が適用される。この実施形態では、アセチルセルロース(酢酸纖維素)、ニトロセルロース(硝酸纖維素又は硝化綿)、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース(纖維素)系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン共重合体等のアクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、天然又は合成ゴム等の材料が用いられる。接着剤層の厚みは、1〜30μm程度である。
セパレータフィルム23は、粘着層7の表面を離型可能に被覆する離型シートである。セパレータフィルム23は、粘着層7が露出して不要な物品と不要な接着をすることを防止するために設けられ、転写の直前に剥離除去される。
〔光学フィルムの製造工程〕
図4は、光学フィルム3の製造工程を示す図である。この製造工程30は、直線偏光板5に係る鹸化処理が実行された基材15、光学機能層16に係るフィルム材が供給ロール31、32により提供される。また転写フィルム20が供給リール33により提供される。この工程30は、供給リール33から転写フィルム20を引き出し、剥離ロール34によりセパレータフィルム23を剥離して粘着層7を露出させる。なお剥離したセパレータフィルム23は、巻き取りリール36に巻き取られる。
この工程は、供給ロール31、32からそれぞれ基材15、光学機能層16に係るフィルム材を引き出し、セパレータフィルム23を剥離した転写フィルム20と積層し、押圧ローラ38A、38Bにより押圧する。これによりこの工程30は、基材15、光学機能層16、転写層を一体化する。
続いてこの工程30は、剥離ローラ39により透明フィルム基材21を剥離する。なお剥離した透明フィルム基材21は、巻き取りロール40に巻き取られる。また続いて粘着層4に係る粘着剤を塗付した後、供給リール41より供給されるセパレータフィルム42を加圧ローラ43A、43Bにより貼り付け、巻き取りリール44に巻き取る。
〔転写体の製造工程〕
図5及び図6は、転写フィルム20の製造工程を示す略線図である。この製造工程50は、透明フィルム基材21を供給リール51から引き出し、ダイ501により紫外線硬化型樹脂の塗布液を塗布する。塗布された紫外線硬化型樹脂は、紫外線照射装置502によって硬化され、離型層301となる。
次に、本実施形態では、ダイ52により離型層301上に紫外線硬化型樹脂の塗布液を塗布する。この製造工程50において、ロール版53は、1/4波長板用配向膜11に係る微細凹凸形状が周側面に形成された賦型用金型である。製造工程50は、紫外線硬化型樹脂が塗布された透明フィルム基材21を加圧ローラ54によりロール版53に押圧し、高圧水銀燈からなる紫外線照射装置55による紫外線の照射により紫外線硬化型樹脂を硬化させる。これにより製造工程50は、ロール版53の周側面に形成された凹凸形状を透明フィルム基材21に転写する。その後、剥離ローラ56によりロール版53から硬化した紫外線硬化性樹脂と共に透明フィルム基材21を剥離し、ダイ59により液晶材料を塗布する。またその後、紫外線照射装置57による紫外線の照射により液晶材料を硬化させた後、巻き取りリール58に巻き取る。この一連の処理により透明フィルム基材21の上に、1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8が形成される。
続いて図6に示すように、転写体の製造工程は、続く製造工程60において、巻き取りリール58から巻き取った透明フィルム基材21を引き出し、ダイ62により紫外線硬化型樹脂の塗布液を塗布する。この製造工程60において、ロール版63は、1/2波長板用配向膜13に係る微細凹凸形状が周側面に形成された賦型用金型である。製造工程60は、紫外線硬化型樹脂が塗布された透明フィルム基材21を加圧ローラ64によりロール版63に押圧し、高圧水銀燈からなる紫外線照射装置65による紫外線の照射により紫外線硬化型樹脂を硬化させる。これにより製造工程60は、ロール版63の周側面に形成された凹凸形状を透明フィルム基材21に転写する。その後、剥離ローラ66によりロール版53から硬化した紫外線硬化性樹脂と共に透明フィルム基材21を剥離し、ダイ69により液晶材料を塗布する。またその後、紫外線照射装置67による紫外線の照射により液晶材料を硬化させた後、巻き取りリール68に巻き取る。この工程60の一連の処理により、透明フィルム基材21に形成された1/4波長板用賦型樹脂層10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用位相差層8の上に、さらに1/2波長板用賦型樹脂層12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用位相差層9が順次作成され、これらにより透明フィルム基材21の上に円偏光板6に係る構成が作成される。転写体は、さらに粘着層7、セパレータフィルム23が配置される。
以上の構成によれば、転写の手法を適用して光学フィルム3を作成することにより、光学フィルム3は、直線偏光板5側の1枚の基材15により直線偏光板に係る光学機能層、1/2位相差板に係る光学機能層、1/4位相差板に係る光学機能層を一体に保持することができ、これにより構成を簡略化し、さらには全体形状を薄型化して十分な可撓性を確保することができる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせ、さらには上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
すなわち上述の実施形態では、転写層側に粘着層を設けるようにして、この粘着層により直線偏光板と転写層とを一体化する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この粘着層を直線偏光板側に設けるようにしてもよい。
また上述の実施形態では、ロール版により賦型処理する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、平板により賦型処理する場合にも広く適用することができる。
また上述の実施形態では、賦型処理により配向膜を作成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光配向の手法により配向膜を作成する場合にも広く適用することができる。なおこの場合、1/2位相板、1/4位相板の何れか一方のみを光配向膜により作成してもよく、双方を光配向膜により作成してもよい。
また上述の実施形態では、ロール材の連続した処理により粘着層4、セパレータを配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、別途、光学フィルムをシート形状により切り出した後に配置するようにしてもよい。
また上述の実施形態では、可撓性を有するシート形状による画像表示パネルに光学フィルムを配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液晶表示パネル等による一般の画像表示装置に適用する場合、さらには各種の部材に配置して反射防止を図る場合に広く適用することができる。
1 画像表示装置
2 画像表示パネル
3 光学フィルム
4、7 粘着層
5 直線偏光板
6 円偏光板
8 1/4波長板用位相差層
9 1/2波長板用位相差層
10 1/4波長板用賦型樹脂層
11 1/4波長板用配向膜
12 1/2波長板用賦型樹脂層
13 1/2波長板用配向膜
15 基材
16 光学機能層
20、70 転写フィルム
21 支持体基材
23、42、71 セパレータフィルム
30、50、60 製造工程
31、32、33、41、51 供給リール
34 剥離ロール
36、40、44、58、68 巻き取りリール
38A、38B 押圧ローラ
39 剥離ローラ
43A、43B、54、64 加圧ローラ
52、58、62、69 ダイ
53、63 ロール版
55、57、65、67 紫外線照射装置
56、66 剥離ローラ
301 離型層

Claims (4)

  1. 透明フィルムによる基材と、
    前記透明フィルムによる基材上に形成され、表面に賦型処理がなされた第1の紫外線硬化型樹脂層と、
    前記第1の紫外線硬化型樹脂層の配向規制力により配向した第1の液晶層と、
    前記第1の液晶層上に形成され、表面に賦型処理がなされた第2の紫外線硬化型樹脂層と、
    前記第2の紫外線硬化型樹脂層の配向規制力により配向した第2の液晶層と、
    前記基材と前記第1の紫外線硬化型樹脂層との間に形成された紫外線硬化型樹脂による離型層と、を含み、前記離型層は、前記基材との密着性が紫外線硬化型樹脂層との密着性よりも高く、
    前記離型層を形成する樹脂材料と前記紫外線硬化型樹脂層を形成する樹脂材料とは、同じ組成を有し、
    前記第1の液晶層と前記第2の液晶層とを直線偏光板に転写して円偏光板を構成するための光学フィルム用転写体。
  2. 透明フィルム基材と、光学機能層と、転写層とが積層された光学フィルムであって、
    前記転写層が、請求項1に記載の光学フィルム用転写体から転写された転写層である
    光学フィルム。
  3. 請求項2に記載の光学フィルムを画像表示パネルの表面に配置した
    画像表示装置。
  4. 偏光面の制御により外来光の反射を低減する光学フィルムの製造方法において、
    透明フィルム基材による基材上に紫外線硬化型の樹脂材料を直接塗布し、紫外線を照射して離型層を形成する離型層形成工程と、
    前記離型層形成工程において形成された前記離型層上に紫外線硬化型樹脂材料を直接塗布し、前記紫外線硬化型樹脂材料の表面を賦型処理しながら紫外線を照射して硬化することによって第1の紫外線硬化型樹脂層を形成する第1の樹脂層形成工程と、
    前記第1の樹脂層形成工程によって形成された前記第1の紫外線硬化型樹脂層上に第1の液晶層を塗布し、前記第1の紫外線硬化型樹脂層の表面の配向規制力により液晶材料を配向させた状態で固化して第1の位相差層を形成する第1の位相差層形成工程と、
    第1の位相差層形成工程において形成された第1の位相差層上に紫外線硬化型樹脂材料を直接塗布し、前記紫外線硬化型樹脂材料の表面を賦型処理しながら紫外線を照射して硬化することによって第2の紫外線硬化型樹脂層を形成する第2の樹脂層形成工程と、
    前記第2の樹脂層形成工程によって形成された前記第2の紫外線硬化型樹脂層上に第2の液晶層を塗布し、前記第2の紫外線硬化型樹脂層の表面の配向規制力により液晶材料を配向させた状態で固化して第2の位相差層を形成する第2の位相差層形成工程と、
    を含み、前記離型層は、前記基材との密着性が前記第1の紫外線硬化型樹脂層との密着性よりも高く、
    前記離型層の形成に使用された樹脂材料と前記紫外線硬化型樹脂層の形成に使用された樹脂材料とが、同一の材料であり、
    前記第1の液晶層と前記第2の液晶層とを直線偏光板に転写して円偏光板を構成するための光学フィルム用転写体の製造方法。
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