JP6167725B2 - 光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 - Google Patents
光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6167725B2 JP6167725B2 JP2013154556A JP2013154556A JP6167725B2 JP 6167725 B2 JP6167725 B2 JP 6167725B2 JP 2013154556 A JP2013154556 A JP 2013154556A JP 2013154556 A JP2013154556 A JP 2013154556A JP 6167725 B2 JP6167725 B2 JP 6167725B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- wavelength
- phase difference
- quarter
- retardation layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
前記1/4波長板は、
透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長位相差層と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長位相差層とを接着層により接着して形成され、前記粘着層側が前記1/4波長位相差層であり、
前記1/2波長位相差層の前記直線偏光板側には、前記1/2波長位相差層に係る1/2波長位相差層用配向膜、前記直線偏光板に前記1/4波長板を貼り付ける接着層又は粘着層が設けられる。
前記直線偏光板の前記1/4波長板とは逆側面に、反射防止コート層及び又はハードコート層が設けられた。
前記転写層は、前記支持体基材側より、
透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長位相差層と、接着層と、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長位相差層と、前記1/2波長位相差層に係る1/2波長位相差層用配向膜とが設けられており、前記接着層により前記1/4波長位相差層と、前記1/2波長位相差層とが貼り合わされ、
前記1/4波長位相差層の前記接着層とは逆側面に、前記支持体基材と一体に剥離可能に前記1/4波長位相差層に係る1/4波長位相差層用配向膜が設けられた。
た。
前記1/2波長位相差層用配向膜と前記1/2波長位相差層側の基材との密着力が、他の部材間の密着力に比して最も小さくなるように作製された。
前記光学フィルム用転写体を直線偏光板と貼り合せて光学フィルム用転写体と直線偏光板の積層体を作製する直線偏光板に係る貼り合せ工程と、
光学フィルム用転写体と直線偏光板の積層体から前記光学フィルム用転写体の支持体基材を剥離して粘着層、セパレータフィルムを順次配置する支持体基材の剥離工程とを備え、
前記光学フィルム用転写体作製工程は、
前記支持体基材上に、1/4波長位相差層に係る1/4波長位相差層用配向膜と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する前記1/4波長位相差層とを順次作製して1/4波長位相差層側の積層体を作製する1/4波長位相差層の作製工程と、
1/2波長位相差層側の基材上に、1/2波長位相差層に係る1/2波長位相差層用配向膜と、透過光に1/2波長分の位相差を付与する前記1/2波長位相差層とを順次作製して1/2波長位相差層側の積層体を作製する1/2波長位相差層の作製工程と、
前記1/4波長位相差層と1/2波長位相差層とを接着層により貼り合せて、前記光学フィルム用転写体を作製する光学フィルム用転写体に係る貼り合せ工程とを備え、
前記直線偏光板に係る貼り合せ工程は、
前記光学フィルム用転写体から前記1/2波長位相差層側の基材のみを剥離して、前記直線偏光板と貼り合せ、
前記支持体基材の剥離工程は、
前記光学フィルム用転写体の支持体基材と一体に前記1/4波長位相差層用配向膜を剥離する。
1/2波長位相差層側の基材上に、1/2波長位相差層に係る1/2波長位相差層用配向膜と、透過光に1/2波長分の位相差を付与する前記1/2波長位相差層とを順次作製して1/2波長位相差層側の積層体を作製する1/2波長位相差層の作製工程と、
前記1/4波長位相差層と1/2波長位相差層とを接着層により貼り合せて、光学フィルム用転写体を作製する貼り合せ工程とを備え、
1/2波長位相差層と前記1/2波長位相差層用配向膜との間の密着力が、他の部材間の密着力に比して最も小さく、
続いて前記1/4波長位相差層用配向膜と前記1/4波長位相差層との密着力が小さくなるように前記光学フィルム用転写体を作製する。
〔光学フィルム及び画像表示装置〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置を示す図である。この画像表示装置11は、画像表示パネル12のパネル面(視聴者側面)に、光学フィルム13が配置される。ここで画像表示パネル12は、例えば有機ELパネルであり、所望のカラー画像を表示する。なお画像表示パネル12にあっては、有機ELパネルに限らず、液晶表示パネル等、種々の画像表示パネルを広く適用することができる。
光学フィルム13は、接着層17により1/4波長板16、直線偏光板15が一体化され、この一体化に係る一連の処理に転写法が適用される。これによりこの実施形態では、被転写基材は、直線偏光板15であり、転写に供する層(転写層)は、1/4波長位相差層18、接着層20、1/2波長位相差層19、1/2波長位相差層用配向膜23の積層体である。
図5は、転写フィルム21の製造工程の説明に供する図である。この製造工程は、基材24に1/2波長位相差層用配向膜23、1/2波長位相差層19を作成する(図5(A))。また基材25に、1/4波長位相差層用配向膜22、1/4波長位相差層18を作成する(図5(B))。製造工程は、透過光によりそれぞれ1/2波長位相差層19、1/4波長位相差層18の光学特性を検査した後、接着層20により1/2波長位相差層19、1/4波長位相差層18を貼合わせ、これにより転写フィルム21を作成する(図5(C))。
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に組み合わせたり、変更したりすることができる。
3、23 1/2波長位相差層用配向膜(配向膜)
4、19 1/2波長位相差層
5、22 1/4波長位相差層用配向膜(配向膜)
6、18 1/4波長位相差層
7、16 1/4波長板
11、71 画像表示装置
12 画像表示パネル
13、73 光学フィルム
14 粘着層
15 直線偏光板
15B 光学機能層
17、20 接着層
21 転写フィルム
31 供給リール
32、39 ダイ
33、40 乾燥炉
34、44 ロール版
35、37 ローラ
36、41、57 紫外線照射装置
42、52、58 巻き取りリール
55 ダイ
56 乾燥炉
Claims (3)
- 支持体基材と、転写層とを少なくとも備えた光学フィルム用転写体であって、
前記転写層は、前記支持体基材側より、
透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長位相差層と、接着層と、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長位相差層と、前記1/2波長位相差層に係る1/2波長位相差層用配向膜とが設けられており、前記接着層により前記1/4波長位相差層と、前記1/2波長位相差層とが貼り合わされ、
前記1/4波長位相差層の前記接着層とは逆側面に、前記支持体基材と一体に剥離可能に前記1/4波長位相差層に係る1/4波長位相差層用配向膜が設けられ、
前記1/2波長位相差層用配向膜の前記1/2波長位相差層とは逆側面に、前記1/2波長位相差層及び前記1/2波長位相差層用配向膜を保持する1/2波長位相差層側の基材が設けられており、
前記1/2波長位相差層用配向膜と前記1/2波長位相差層側の基材との密着力が、他の部材間の密着力に比して最も小さくなるように作製された
光学フィルム用転写体。 - 光学フィルム用転写体を作製する光学フィルム用転写体作製工程と、
前記光学フィルム用転写体を直線偏光板と貼り合せて光学フィルム用転写体と直線偏光板の積層体を作製する直線偏光板に係る貼り合せ工程と、
光学フィルム用転写体と直線偏光板の積層体から前記光学フィルム用転写体の支持体基材を剥離して粘着層、セパレータフィルムを順次配置する支持体基材の剥離工程とを備え、
前記光学フィルム用転写体作製工程は、
前記支持体基材上に、1/4波長位相差層に係る1/4波長位相差層用配向膜と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する前記1/4波長位相差層とを順次作製して1/4波長位相差層側の積層体を作製する1/4波長位相差層の作製工程と、
1/2波長位相差層側の基材上に、1/2波長位相差層に係る1/2波長位相差層用配向膜と、透過光に1/2波長分の位相差を付与する前記1/2波長位相差層とを順次作製して1/2波長位相差層側の積層体を作製する1/2波長位相差層の作製工程と、
前記1/4波長位相差層と1/2波長位相差層とを接着層により貼り合せて、前記光学フィルム用転写体を作製する光学フィルム用転写体に係る貼り合せ工程とを備え、
前記直線偏光板に係る貼り合せ工程では、
前記光学フィルム用転写体から前記1/2波長位相差層側の基材のみを剥離して、前記直線偏光板と貼り合せ、
前記支持体基材の剥離工程では、
前記光学フィルム用転写体の支持体基材と一体に前記1/4波長位相差層用配向膜を剥離する
光学フィルムの製造方法。 - 支持体基材上に、1/4波長位相差層に係る1/4波長位相差層用配向膜と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する前記1/4波長位相差層とを順次作製して1/4波長位相差層側の積層体を作製する1/4波長位相差層の作製工程と、
1/2波長位相差層側の基材上に、1/2波長位相差層に係る1/2波長位相差層用配向膜と、透過光に1/2波長分の位相差を付与する前記1/2波長位相差層とを順次作製して1/2波長位相差層側の積層体を作製する1/2波長位相差層の作製工程と、
前記1/4波長位相差層と1/2波長位相差層とを接着層により貼り合せて、光学フィルム用転写体を作製する貼り合せ工程とを備え、
前記基材と前記1/2波長位相差層用配向膜との間の密着力が、他の部材間の密着力に比して最も小さく、
続いて前記1/4波長位相差層用配向膜と前記1/4波長位相差層との密着力が小さくなるように前記光学フィルム用転写体を作製する
光学フィルム用転写体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013154556A JP6167725B2 (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013154556A JP6167725B2 (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015025904A JP2015025904A (ja) | 2015-02-05 |
JP6167725B2 true JP6167725B2 (ja) | 2017-07-26 |
Family
ID=52490619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013154556A Active JP6167725B2 (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6167725B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018010086A (ja) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | 富士フイルム株式会社 | 転写フィルムの製造方法、転写フィルム、転写フィルムロール、及び、硬化性樹脂組成物 |
KR20180045108A (ko) | 2016-10-24 | 2018-05-04 | 삼성디스플레이 주식회사 | 디스플레이 장치 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004226753A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Nippon Oil Corp | 光学積層体の製造方法、当該積層体からなる楕円偏光板、円偏光板および液晶表示装置 |
TWI308659B (en) * | 2004-09-27 | 2009-04-11 | Far Eastern Textile Ltd | Process for orienting rod-like liquid crystal molecules, and optical elements produced by using the same |
JP2006201746A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-08-03 | Nitto Denko Corp | 楕円偏光板およびそれを用いた画像表示装置 |
JP4953284B2 (ja) * | 2005-07-13 | 2012-06-13 | 日東電工株式会社 | 光学補償層付偏光板およびその製造方法、ならびに、光学補償層付偏光板を用いた液晶パネル、液晶表示装置および画像表示装置 |
JP5292778B2 (ja) * | 2007-11-26 | 2013-09-18 | 住友化学株式会社 | 化合物及び光学フィルム |
JP2012032418A (ja) * | 2008-11-19 | 2012-02-16 | Sharp Corp | 円偏光板及び表示装置 |
-
2013
- 2013-07-25 JP JP2013154556A patent/JP6167725B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015025904A (ja) | 2015-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6175972B2 (ja) | 光学フィルム、画像表示装置、光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP6171707B2 (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、光学フィルム用転写体の製造方法、光学フィルムの製造方法 | |
JP2015021975A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP6175973B2 (ja) | 光学フィルム、画像表示装置、光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP6318481B2 (ja) | 光学フィルム用転写体の製造方法、光学フィルムの製造方法 | |
JP2014222282A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置、光学フィルム用転写体の製造方法及び光学フィルムの製造方法 | |
JP2015021976A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP6217171B2 (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム及び画像表示装置 | |
JP6388053B2 (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、光学フィルム用転写体の製造方法、光学フィルムの製造方法 | |
JP2014071380A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置及び光学フィルムの製造方法 | |
JP5876441B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP2014071381A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置及び光学フィルムの製造方法 | |
JP6179308B2 (ja) | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 | |
JP5799989B2 (ja) | 光学フィルム、画像表示装置、光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP2014222283A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置、光学フィルム用転写体の製造方法及び光学フィルムの製造方法 | |
JP6167725B2 (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP2014123068A (ja) | 円偏光板用転写体、円偏光板、画像表示装置、円偏光板用転写体の製造方法及び円偏光板の製造方法 | |
JP6221455B2 (ja) | 光学フィルム用転写体の巻物体、光学フィルム用転写体の巻物体の製造方法 | |
JP2014059456A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム及び画像表示装置 | |
JP6175752B2 (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置及び光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP2014013291A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置及び光学フィルムの製造方法 | |
JP2014134728A (ja) | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP2015079255A (ja) | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 | |
JP5949392B2 (ja) | 光学フィルム、光学フィルムの製造方法 | |
JP2014102440A (ja) | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160530 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170131 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170328 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170530 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170612 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6167725 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |