JP2014051207A - 車両のドア開閉制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のドア(両ドア)を有する車両に於いて、両ドアであることの特性を有効に利用する。
【解決手段】ドア開閉制御システム1は、第1ドア14Rを開閉させる第1ドア駆動装置13Rと、第2ドア14Lを独立に開閉させる第2ドア駆動装置13Lと、この一対のドアを開くための開指示を受け付けたとき、予め定められた混雑度が高い一対のドアを両開きにするよう指示する第1の開指示を行い、予め定められた混雑度が高くないならば、一対のドアを片開きにする第2の開指示を行う混雑度判断部114と、混雑度が高いと判断したか、または、第1の開指示を受けた際、一対のドアを両開きにし、第2の開指示を受け、かつ、混雑度が高くないと判断した際、この一対のドアを片開きにするドア開閉制御部121とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設けられた一対のドアを、その近傍の状況に応じて開閉する車両のドア開閉制御システムに関する。
近年、列車やバスなどに代表される車両の制御に於いて、二酸化炭素の排出による地球温暖化の抑止や、エネルギコストの削減のため、省エネルギが大きな課題となっている。車両の制御に於いて省エネルギを実現するためには、例えば、車両の冷暖房の効率を向上させること、または、車両の各部の駆動動作を省略させることが必要となる。
特許文献1の構成には、「検知対象物からの赤外線を検知したセンサー3の出力信号と、その検知対象物からの赤外線と特性が異なる複数種類の赤外線を照射可能な赤外線照射装置22からの赤外線を検知したセンサー3の出力信号とを識別すると共に識別結果に応じた信号を出力する制御装置を備える。」と記載され、効果には「赤外線センサー装置に通信機能を持たせることができ、また、人等の検知も併せて行なうようにできる。」と記載されている。
特許文献2の課題には、「ドア周辺の利用者等の移動状況に応じてドアの開閉を制御することのできるドア開閉制御装置を提供する。」と記載され、解決手段には、「撮像部15でドア11の開口部ならびにドア11の前方を撮像する。通過物認識手段16は撮像画像に画像処理を施して、利用者の有無、利用者の位置、移動方向、移動速度ならびにドア周辺の混雑度合を認識する。通過物移動予測手段17は、通過物認識手段16の認識結果に基づいてドアへ近づく利用者の有無を検出する。ドア制御部13は、開閉操作部14からドア閉指令14bが供給されると、ドア近傍に利用者がいないことを確認した後に、駆動装置12を介してドア11を閉じる。ドア制御部13は、ドアへ向う利用者がいる場合は、ドア閉めを一時保留する。ドア制御部13は、ドア周辺の混雑度合の応じてドア閉め時のドア閉め速度を通常よりもゆっくりにする。」と記載されている。
特開平7―220188号公報 特開平10―278788号公報
都心エリアで運行している列車やバスなどの車両は、多数の乗降客が短時間で乗降可能なように、第1ドアと第2ドアとが対向して構成されている一対のドア(いわゆる両ドア)を備えているものが多く普及している。車両の両ドアは、第1ドアと第2ドアとが連動して開閉動作を行うように構成されている。よって、車両に乗降する乗降客に関係なく一対のドアを両方とも開けてしまい、車両内の冷暖房されている空気が外界に発散して空調効率を低下させ、エネルギの消費が大きくなっていた。
特許文献1,2に記載の技術は、車両のドア近傍を感知するセンサを設けるものである。また、特許文献1,2には、車両の両ドアの図面が示されている。しかし、両ドアであることの特性を考慮した、当該両ドアの開閉制御については何ら考慮されていなかった。
そこで、本発明は、一対のドア(両ドア)を有する車両に於いて、両ドアであることの特性を有効に利用できる車両のドア開閉制御システム提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明では、車両に設けられた一対のドアの一方である第1ドアを独立に開閉させる第1ドア駆動装置と、前記一対のドアの他方である第2ドアを独立に開閉させる第2ドア駆動装置と、混雑度が高いならば、前記一対のドアを両開きにし、前記混雑度が高くないならば、前記一対のドアを片開きにする開閉制御手段と、を備えたことを特徴とする車両のドア開閉制御システムとした。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、一対のドア(両ドア)を有する車両に於いて、両ドアであることの特性を有効に利用することができるので、例えば、空調効率の低下によるエネルギの消費を抑制することができる。
第1の実施形態に於けるドア開閉制御システムを示す概略の構成図である。 第1の実施形態に於けるドア開閉制御システムを備えた車両の断面図である。 第1の実施形態に於けるドア開閉制御システムの構成と動作を示す図である。 第1の実施形態に於けるドア開閉動作の例(その1)を示す図である。 第1の実施形態に於けるドア開閉動作の例(その2)を示す図である。 第1の実施形態に於ける混雑度判断部の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に於けるドア開閉制御部の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に於けるドア開閉制御システムを示す概略の構成図である。 第2の実施形態に於ける混雑度判断部の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に於けるドア開閉制御部の処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態に於けるドア開閉制御システムを示す概略の構成図である。 第3の実施形態に於けるドア開閉制御システムを搭載した車両を示す平面図である。 第3の実施形態に於けるドア開閉制御部の処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態に於けるドア開閉制御システムを示す概略の構成図である。 第4の実施形態に於ける混雑度判断部の処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態に於けるドア開閉制御部の処理を示すフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態の構成)
図1は、第1の実施形態に於けるドア開閉制御システムを示す概略の構成図である。
ドア開閉制御システム1は、後記する車両3(図2)に設けられ、この車両3の運行を制御する列車運行制御装置2に接続されている。ドア開閉制御システム1は、例えば運転室に設置されたドア開閉操作装置11と、一対のドアの近傍にそれぞれ設置された個別ドア制御装置12−1,12−2,…と、一対のドアである第1ドア14Rおよび第2ドア14Lと、この第1ドア14Rを独立に駆動する第1ドア駆動装置13Rと、この第2ドア14Lを第1ドア14Rとは独立に駆動する第2ドア駆動装置13Lと、第1ドア内部ランプ15Rと、第2ドア内部ランプ15Lと、第1ドア外部ランプ16Rと、第2ドア外部ランプ16Lと、第1内部センサ17Rと、第2内部センサ17Lと、第1外部センサ18Rと、第2外部センサ18Lとを備えている。ドア開閉制御システム1は、車両3(図2)に設けられた一対のドアである第1ドア14Rと第2ドア14Lを開閉制御するものである。ドア開閉操作装置11は、1または複数の車両3で編成された列車の運転室に設置されている。例えば、4つドアの車両3ならば、1台の車両あたり個別ドア制御装置12を左右両側を含めて8つ備えている。3つドアの車両3ならば、1台の車両あたり個別ドア制御装置12を左右両側を含めて6つ備えている。
列車運行制御装置2は、例えば、1または複数の車両3で編成された列車の運行に係る情報を外部システムから取得して、当該列車の運転に反映するものである。列車運行制御装置2は、車両3が連結された列車の現在の位置や停車駅などを、ドア開閉制御システム1に通知する機能を有している。
ドア開閉操作装置11は、例えばHDD(Hard Disk Drive)などである記憶部111と、スイッチなどである入力部112と、液晶モニタやモニタランプなどである表示部113と、予め定められた混雑度を判断する混雑度判断部114とを備えている。記憶部111は、予め定められた混雑度のデータが記録されている混雑度DB(DataBase)1111を格納している。ここで混雑度とは、停車駅に於いて、車両3に乗降する乗降客の多さのことをいう。
ドア開閉操作装置11は、列車運行制御装置2に接続されていると共に、個別ドア制御装置12−1,12−2,…などに通信路を介して接続されている。ドア開閉操作装置11は、列車運行制御装置2から車両3(図2)の現在の停車駅の位置や現在時刻などを取得し、入力部112のドア開閉ボタンによって、車掌や運転手による車両3のドア開閉の操作を受け付けて、個別ドア制御装置12−1,12−2,…に、各ドアの開閉を指示する。ドア開閉操作装置11と、個別ドア制御装置12−1,12−2,…とは、混雑度が高いならば、一対のドアを両開きにし、混雑度が高くないならば、一対のドアを片開きにする開閉制御手段を構成する。
混雑度DB1111には、各駅が都心エリアに位置しているか否かの情報と、各時刻が通勤・通学時間帯に属しているか否かの情報とが格納されている。ここで、通勤・通学時間帯とは、例えば午前7時〜午前9時の朝ラッシュ時や、午後6時〜午後8時の夕ラッシュ時などである。
入力部112は、車掌や運転手から車両3のドア開閉の指示を受け付けるものである。すなわち、入力部112は、車両3に設けられた一対のドアのうち、進行方向に向かって左右いずれかのドアを開くための開指示と、開いたドアを閉じるための閉指示とを受け付ける。
表示部113は、液晶モニタやモニタランプなどに動作状況を表示するものである。すなわち、表示部113は、車両3に設けられた一対のドアの開閉状況などを表示する。
混雑度判断部114は、混雑度DB1111に基づいて、車両3の現在の混雑度を判断するものである。混雑度判断部114は、入力部112によって一対のドアを開くための開指示を受け付けたとき、予め定められた混雑度が高い一対のドアを両開きにするよう指示する第1の開指示を行い、予め定められた混雑度が高くないならば、一対のドアを片開きにする第2の開指示を行う。
個別ドア制御装置12−1,12−2,…は、ドア開閉制御部121と、ランプ制御部122とを備えている。個別ドア制御装置12−1,12−2,…は、ドア開閉操作装置11に通信路を介して接続されている。以下、個別ドア制御装置12−1,12−2,…を特に区別しないときには、単に個別ドア制御装置12と記載する。
個別ドア制御装置12は、第1ドア駆動装置13Rと、第2ドア駆動装置13Lと、第1ドア内部ランプ15Rと、第2ドア内部ランプ15Lと、第1ドア外部ランプ16Rと、第2ドア外部ランプ16Lと、第1内部センサ17Rと、第2内部センサ17Lと、第1外部センサ18Rと、第2外部センサ18Lとに接続されている。個別ドア制御装置12は、ドア開閉操作装置11から受けた指示に基づいて、第1ドア14Rの開閉制御と、第1ドア内部ランプ15Rおよび第2ドア内部ランプ15Lの点灯制御と、第2ドア14Lの開閉制御と、第1ドア外部ランプ16Rおよび第2ドア外部ランプ16Lの点灯制御とを行うものである。
ドア開閉制御部121は、ドア開閉操作装置11の指示を受けて、第1ドア駆動装置13Rを制御して第1ドア14Rを開閉し、第2ドア駆動装置13Lを制御して第2ドア14Lを開閉するものである。ドア開閉制御部121は、ドア開閉操作装置11からドア両開き指示(第1の開指示)を受けると、第1ドア14Rおよび第2ドア14Lを両開きにし、ドア開閉操作装置11からドアを閉じるように指示を受けると、第1ドア14Rおよび第2ドア14Lを閉じる。ドア開閉制御部121は更に、ドア開閉操作装置11から、片開きの指示(第2の開指示)を受けた際に、第1内部センサ17Rまたは第1外部センサ18Rが人を感知したならば第1ドア14Rを開き、第2内部センサ17Lまたは第2外部センサ18Lが人を感知したならば第2ドア14Lを開く。すなわち、ドア開閉制御部121は、第2の開指示を受けた際、一対のドアの近傍の混雑度に応じて、第1ドア14Rを開くか否かを切り換えると共に、第2ドア14Lを開くか否かを切り換える。
ランプ制御部122は、第1ドア内部ランプ15Rと、第2ドア内部ランプ15Lと、第1ドア外部ランプ16Rと、第2ドア外部ランプ16Lの点灯と消灯とを制御するものである。ランプ制御部122は、第1ドア14Rが開いたならば第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rを点灯し、第1ドア14Rが閉じたならば第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rを消灯する。更にランプ制御部122は、第2ドア14Lが開いたならば第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lを点灯し、第2ドア14Lが閉じたならば第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lを消灯する。
第1ドア駆動装置13Rは、個別ドア制御装置12に接続され、ドア開閉制御部121によって制御されて、第1ドア14Rを独立に開閉するものである。
第2ドア駆動装置13Lは、個別ドア制御装置12に接続され、ドア開閉制御部121によって制御されて、第1ドア14Rとは独立に第2ドア14Lを開閉するものである。
第1ドア内部ランプ15Rと、第2ドア内部ランプ15Lと、第1ドア外部ランプ16Rと、第2ドア外部ランプ16Lとは、例えばLED(Light Emitting Diode)であり、ドアの開閉状態を示す表示手段である。第1ドア内部ランプ15Rと、第2ドア内部ランプ15Lと、第1ドア外部ランプ16Rと、第2ドア外部ランプ16Lとは、それぞれ個別ドア制御装置12に接続され、ランプ制御部122の指示によって点灯と消灯とが切り替わるようになっている。
第1内部センサ17Rと、第2内部センサ17Lと、第1外部センサ18Rと、第2外部センサ18Lとは、例えば近赤外線反射式センサであり、個別ドア制御装置12に接続されている。個別ドア制御装置12のドア開閉制御部121は、第1内部センサ17Rと、第2内部センサ17Lと、第1外部センサ18Rと、第2外部センサ18Lの感知結果を取得するものである。以下、第1内部センサ17Rと、第2内部センサ17Lとを総称して、単に内部センサ17と記載している場合がある。第1外部センサ18Rと、第2外部センサ18Lとを総称して、単に外部センサ18と記載している場合がある。
第1内部センサ17Rは、車両3の内部かつ第1ドア14Rの近傍の人を感知する内部センサである。第2内部センサ17Lは、車両3の内部かつ第2ドア14Lの近傍の人を感知する外部センサである。
第1外部センサ18Rは、車両3の外部かつ第1ドア14Rの近傍の人を感知する外部センサである。第2外部センサ18Lは、車両3の外部かつ第2ドア14Lの近傍の人を感知する外部センサである。
個別ドア制御装置12のドア開閉制御部121は、第1内部センサ17Rによって、車両3の内部かつ第1ドア14Rの近傍の人を感知し、第1外部センサ18Rによって、車両3の外部かつ第1ドア14Rの近傍の人を感知する。個別ドア制御装置12のドア開閉制御部121は更に、第2内部センサ17Lによって、車両3の内部かつ第2ドア14Lの近傍の人を感知し、第2外部センサ18Lによって、車両3の外部かつ第2ドア14Lの近傍の人を感知する。
図2は、第1の実施形態に於けるドア開閉制御システムを備えた車両の断面図である。
車両3は、停車駅に停車中であり、この停車駅のプラットホーム4の横に位置している。プラットホーム4の上には、2名の乗客が立っている。車両3の内部には、1名の乗客が立っている。
車両3は、第1内部センサ17Rと、その直下に設けられた第1ドア内部ランプ15Rと、第1外部センサ18Rと、その直下に設けられた第1ドア外部ランプ16Rと、第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rの下部に配設されている第1ドア14Rとを備えている。
第1内部センサ17Rから斜め右下方向には、感知エリアが破線で示されている。車両3の内部かつ第1ドア14Rの近傍には、1名の乗客がシルエットで示されており、第1内部センサ17Rの感知エリア内に居ることを示している。
第1外部センサ18Rから斜め左下方向には、感知エリアが破線で示されている。車両3の外部かつ第1ドア14Rの近傍には、プラットホーム4に立っている2名の乗客がシルエットで示されており、第1外部センサ18Rの感知エリア内に居ることを示している。
第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rは、第1ドア14Rが開く際に点灯する。
図3(a),(b)は、第1の実施形態に於けるドア開閉制御システムの構成と動作を示す図である。図3(a),(b)は、車両3の内側を示したものである。
図3(a)は、第1ドア14Rと第2ドア14Lとが両方とも閉じている状態を示している。
車両3は、一対のドアである第1ドア14Rと第2ドア14Lを備えている。車両3は、第1ドア14Rの上側に配設された第1ドア内部ランプ15Rと、この第1ドア内部ランプ15Rの上側の左寄りに配設された第1内部センサ17Rと、第1ドア14Rを開閉させる第1ドア駆動装置13Rとを備え、第2ドア14Lの上側に配設された第2ドア内部ランプ15Lと、第2ドア内部ランプ15Lの上側右寄りに配設された第2内部センサ17Lと、第2ドア14Lを開閉させる第2ドア駆動装置13Lとを備えている。車両3は更に、ロングシート5と、クロスシート6と、一対のドアの左右に形成された窓部7とを備えている。
第1ドア駆動装置13Rは、プーリ131R,132Rと、これらプーリ131R,132Rに架けられているベルト133Rとを備えている。このベルト133Rは、第1ドア14Rと左右に連動するように構成されている。
第2ドア駆動装置13Lは、第1ドア駆動装置13Rと同様かつ左右対称に、プーリ131L,132Lと、これらプーリ131L,132Lに架けられているベルト133Lとを備えている。このベルト133Lは、第2ドア14Lと左右に連動するように構成されている。
図3(b)に示す車両3は、図3(a)に示す車両3の一対のドアが両方とも開いた状態を示している。図3(b)に示す車両3は、図3(a)に示す車両3と同様の構成を有している。
第1ドア駆動装置13Rのプーリ131R,132Rは、それぞれ反時計回りに回転して、ベルト133Rを駆動し、このベルト133Rに連動する第1ドア14Rを図の右側に駆動することにより、第1ドア14Rを開いている。
第2ドア駆動装置13Lのプーリ131L,132Lは、それぞれ時計回りに回転して、ベルト133Lを駆動し、このベルト133Lに連動する第2ドア14Lを図の左側に駆動することにより、第2ドア14Lを開いている。
(第1の実施形態の動作)
図4(a1)〜(b2)は、第1の実施形態に於けるドア開閉動作の例(その1)を示す図である。
図4(a1)は、車両3が停車駅に停車し、車掌または運転手がドアを開くよう操作する前に於いて、車両3の外部かつ第1ドア14Rおよび第2ドア14Lの近傍に乗客がいる場合を示している。停車駅のプラットホーム4には、3名の乗客が居る。
車両3は、一対のドアである第1ドア14Rおよび第2ドア14Lを備えている。第1ドア14Rおよび第2ドア14Lは、いずれも閉じられている。車両3は、第1ドア14Rの上側に配設された第1ドア外部ランプ16Rと、この第1ドア外部ランプ16Rの上側かつ図の右寄りに配設された第1外部センサ18Rとを備え、第2ドア14Lの上側に配設された第2ドア外部ランプ16Lと、この第2ドア外部ランプ16Lの上側かつ図の左寄りに配設された第2外部センサ18Lとを備えている。車両3は更に、一対のドアの両側に窓部7が形成されている。
第1ドア14Rは閉じられており、よって、第1ドア外部ランプ16Rは消灯している。第2ドア14Lは閉じられており、よって、第2ドア外部ランプ16Lは消灯している。
第1外部センサ18Rから左下側に向けて、このセンサの感知エリアが、破線で描かれている。第1ドア14Rの近傍である第1外部センサ18Rの感知エリアには、2名の乗客が居る。第2外部センサ18Lから右下側に向けて、このセンサの感知エリアが、破線で描かれている。第2ドア14Lの近傍である第2外部センサ18Lの感知エリアには、1名の乗客が居る。これにより、ドア開閉制御部121(図1)は、第1外部センサ18Rによって人を感知し、第2外部センサ18Lによって人を感知する。
図4(a2)は、図4(a1)に示す場合のドア開閉動作を示している。この図4(a2)は、車両3がプラットホーム4に停車し、車掌または運転手がドアを開く操作をした後の状態を示している。なお、第1外部センサ18Rと、第2外部センサ18Lと乗客とは、図示を省略している。
第1ドア14Rおよび第2ドア14Lは、いずれも開いている。
図4(a1)に示すように、ドア開閉制御部121(図1)は、第1外部センサ18Rによって、第1ドア14Rの近傍かつ車両3の外部に人(乗客)を感知したので、図4(a2)に示すように、第1ドア駆動装置13Rを制御して第1ドア14Rを開いた。第1ドア14Rが開くと、ランプ制御部122(図1)は、第1ドア外部ランプ16Rを点灯する。これにより、乗客は、第1ドア14Rが開いていることを、明瞭に視認することができる。
同様に図4(a1)に示すように、ドア開閉制御部121(図1)は、第2外部センサ18Lによって、第2ドア14Lの近傍かつ車両3の外部に人(乗客)を感知したので、図4(a2)に示すように、第2ドア駆動装置13Lを制御して第2ドア14Lを開いた。第2ドア14Lが開くと、ランプ制御部122(図1)は、第2ドア外部ランプ16Lを点灯している。これにより、乗客は、第2ドア14Lが開いていることを、明瞭に視認することができる。
図4(b1)は、車両3が停車駅に停車し、車掌または運転手がドアを開くよう操作する前に於いて、車両3の外部かつ第2ドア14Lの近傍に乗客がいる場合を示している。停車駅のプラットホーム4には、1名の乗客が居る。
この車両3は、図4(a1)に示す車両3と同様に構成されている。
第1ドア14Rは閉じられており、よって、第1ドア外部ランプ16Rは消灯している。第2ドア14Lは閉じられており、よって、第2ドア外部ランプ16Lは消灯している。
第1ドア14Rの近傍である第1外部センサ18Rの感知エリアには乗客が居ない。第2ドア14Lの近傍である第2外部センサ18Lの感知エリアには、1名の乗客が居る。これにより、ドア開閉制御部121(図1)は、第2外部センサ18Lによって人を感知する。
図4(b2)は、図4(b1)に示す場合のドア開閉動作を示している。
図4(b1)に示すように、第1外部センサ18Rは、第1ドア14Rの近傍かつ車両3の外部に人(乗客)を感知していない。これにより、ドア開閉制御部121(図1)は、第1ドア14Rを閉じたままとし、第1ドア外部ランプ16Rは、消灯したままである。
同様に図4(b1)に示すように、ドア開閉制御部121(図1)は、第2外部センサ18Lによって、第2ドア14Lの近傍かつ車両3の外部に人(乗客)を感知したので、図4(b2)に示すように、第2ドア駆動装置13L(図1)を制御して第2ドア14Lを開いた。第2ドア14Lが開くと、ランプ制御部122(図1)は、第2ドア外部ランプ16Lを点灯する。これにより、乗客は、第2ドア14Lが開いていることを、明瞭に視認することができる。
図5(a1)〜(b2)は、第1の実施形態に於けるドア開閉動作の例(その2)を示す図である。
図5(a1)は、車両3が停車駅に停車し、車掌または運転手がドアを開くよう操作する前に於いて、車両3の外部かつ第1ドア14Rおよび第2ドア14Lの近傍に乗客がいる場合を示している。停車駅のプラットホーム4には、乗客が存在していない。
この車両3は、図4(a1)に示す車両3と同様に構成されている。
第1ドア14Rは閉じられており、よって、第1ドア外部ランプ16Rは消灯している。第2ドア14Lは閉じられており、よって、第2ドア外部ランプ16Lは消灯している。
第1ドア14Rの近傍である第1外部センサ18Rの感知エリアと、第2ドア14Lの近傍である第2外部センサ18Lの感知エリアのいずれにも、乗客は居ない。
図5(a2)は、図5(a1)に示す場合のドア開閉動作を示している。この図4(a2)は、車両3がプラットホーム4に停車し、車掌または運転手がドアを開く操作をした後の状態を示している。
ドア開閉制御部121(図1)は、第1外部センサ18Rによって、第1ドア14Rの近傍かつ車両3の外部に人(乗客)を感知していないので、第1ドア14Rを閉じたままとしている。ランプ制御部122(図1)は、第1ドア外部ランプ16Rを消灯している。
ドア開閉制御部121(図1)は同様に、第2外部センサ18Lによって、第2ドア14Lの近傍かつ車両3の外部に人(乗客)を感知していないので、第2ドア14Lを閉じたままとしている。ランプ制御部122(図1)は、第2ドア外部ランプ16Lを消灯している。
図5(b1)は、車両3が停車駅に停車し、車掌または運転手がドアを開くよう操作する前に於いて、車両3の内部かつ第1ドア14Rおよび第2ドア14Lの近傍に乗客がいる場合を示している。車両3の内部には、4名の乗客がおり、3名が第1ドア14Rおよび第2ドア14Lの近傍に居り、1名がロングシート5に着座している。
この車両3の内部は、図3(a)に示す車両3と同様に構成されている。
第1ドア14Rは閉じられており、よって、第1ドア内部ランプ15Rは消灯している。第2ドア14Lは閉じられており、よって、第2ドア内部ランプ15Lは消灯している。
第1ドア14Rの近傍である第1内部センサ17Rの感知エリアに、1名の乗客が居る。これにより、ドア開閉制御部121(図1)は、第1内部センサ17Rによって人を感知する。
第2ドア14Lの近傍である第2内部センサ17Lの感知エリアに、2名の乗客が居る。これにより、ドア開閉制御部121(図1)は、第2内部センサ17Lによって人を感知する。
図5(b2)は、図5(b1)に示す場合のドア開閉動作を示している。
図5(b1)に示すように、ドア開閉制御部121(図1)は、第1内部センサ17Rによって、第1ドア14Rの近傍かつ車両3の内部に人(乗客)を感知したので、第1ドア14Rを開いた。第1ドア14Rが開くと、ランプ制御部122(図1)は、第1ドア内部ランプ15Rを点灯する。これにより、乗客は、第1ドア14Rが開いていることを、明瞭に視認することができる。
同様に、第2内部センサ17Lは、第2ドア14Lの近傍かつ車両3の外部に人(乗客)を感知した。これにより、図5(b2)に示すように、ドア開閉制御部121(図1)は、第2ドア駆動装置13L(図1)によって第2ドア14Lを開く。第2ドア14Lが開くと、ランプ制御部122(図1)は、第2ドア内部ランプ15Lを点灯する。これにより、乗客は、第2ドア14Lが開いていることを、明瞭に視認することができる。
図6は、第1の実施形態に於ける混雑度判断部の処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、混雑度判断部114(図1)が、入力部112(図1)から操作情報を取得し、その操作情報に基づいて、一対のドアの開閉指示を行うまでの処理を示している。混雑度判断部114(図1)は、例えば、入力部112によって操作指示を受け付けたならば、処理を開始する。
ステップS10に於いて、混雑度判断部114は、入力部112のドア操作スイッチの状態が、「開」であるか否かを判断する。混雑度判断部114は、当該条件が成立したならば(Yes)、ステップS11の処理を行い、当該条件が成立しなかったならば(No)、ステップS17の処理を行う。
ステップS11に於いて、混雑度判断部114は、列車運行制御装置2から、現在停止している駅の情報を取得する。ここで、現在停止している駅の情報とは、例えば、停車している駅の番線や停車位置、この番線と進行方向とに基づくドアの開閉側などを指している。
ステップS12に於いて、混雑度判断部114は、混雑度DB1111に基づき、当該停車駅は都心エリアであるか否かを判断する。混雑度判断部114は、当該条件が成立したならば(Yes)、ステップS16の処理を行い、当該条件が成立しなかったならば(No)、ステップS13の処理を行う。
ステップS13に於いて、混雑度判断部114は、列車運行制御装置2から、現在の時刻を取得する。
ステップS14に於いて、混雑度判断部114は、当該時刻が通勤・通学時間帯であるか否かを判断する。ここで通勤・通学時間帯とは、通勤・通学者などが多く、道路や交通機関が混雑する時間帯のことをいう。混雑度判断部114は、当該条件が成立したならば(Yes)、ステップS16の処理を行い、当該条件が成立しなかったならば(No)、ステップS15の処理を行う。
ステップS15に於いて、混雑度判断部114は、通信路を介して、プラットホーム4側の全ての個別ドア制御装置12に、センサによる開閉(第2の開指示)を指示し、図6の処理を終了する。
ステップS16に於いて、混雑度判断部114は、通信路を介して、プラットホーム4側の全ての個別ドア制御装置12にドア両開き(第1の開指示)を指示し、図6の処理を終了する。
ステップS17に於いて、混雑度判断部114は、通信路を介して、プラットホーム4側の全ての個別ドア制御装置12にドア両閉じを指示し、図6の処理を終了する。
図7は、第1の実施形態に於けるドア開閉制御部の処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、ドア開閉制御部121(図1)が、混雑度判断部114の指示情報を受信して、この指示情報を実行する処理を示している。この処理は、個別ドア制御装置12の起動と共に開始する。
ステップS30に於いて、ドア開閉制御部121は、通信路を介して、混雑度判断部114の指示情報を受信する。
ステップS31に於いて、ドア開閉制御部121は、受信した指示情報を判断する。ドア開閉制御部121は、指示情報が「センサによる開閉」(第2の開指示)ならば、ステップS32の処理を行い、指示情報が「ドア両開き」(第1の開指示)ならば、ステップS42の処理を行い、指示情報が「ドア閉」ならば、ステップS45の処理を行う。
ステップS32に於いて、ドア開閉制御部121は、第1内部センサ17Rの情報を取得する。
ステップS33に於いて、ドア開閉制御部121は、第1外部センサ18Rの情報を取得する。
ステップS34に於いて、ドア開閉制御部121は、いずれかの第1センサ(第1内部センサ17Rまたは第1外部センサ18R)が人を感知したか否かを判断する。ドア開閉制御部121は、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS35の処理を行い、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS37の処理を行う。
ステップS35に於いて、ランプ制御部122は、第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rをオンして点灯する。
ステップS36に於いて、ドア開閉制御部121は、第1ドア14Rを開くように、第1ドア駆動装置13Rを制御する。
ステップS37に於いて、ドア開閉制御部121は、第2内部センサ17Lの情報を取得する。
ステップS38に於いて、ドア開閉制御部121は、第2外部センサ18Lの情報を取得する。
ステップS39に於いて、ドア開閉制御部121は、いずれかの第2センサ(第2内部センサ17Lまたは第2外部センサ18L)が人を感知したか否かを判断する。ドア開閉制御部121は、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS40の処理を行い、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS30の処理に戻る。
ステップS40に於いて、ランプ制御部122は、第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lをオンして点灯する。
ステップS41に於いて、ドア開閉制御部121は、第2ドア14Lを開くように、第2ドア駆動装置13Lを制御し、ステップS30の処理に戻る。
ステップS42に於いて、ランプ制御部122は、第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rをオンして点灯する。
ステップS43に於いて、ランプ制御部122は、第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lをオンして点灯する。
ステップS44に於いて、ドア開閉制御部121は、一対のドアである第1ドア14Rおよび第2ドア14Lが両開きになるように、第1ドア駆動装置13Rおよび第2ドア駆動装置13Lを制御して、ステップS30の処理に戻る。
ステップS45に於いて、ランプ制御部122は、第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rをオフして消灯する。
ステップS46に於いて、ランプ制御部122は、第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lをオフして消灯する。
ステップS47に於いて、ドア開閉制御部121は、一対のドアである第1ドア14Rおよび第2ドア14Lを両方とも閉じるように、第1ドア駆動装置13Rおよび第2ドア駆動装置13Lを制御して、ステップS30の処理に戻る。
(第1の実施形態の効果)
以上説明した第1の実施形態では、次の(A)〜(E)のような効果がある。
(A) 混雑度判断部114は、混雑度DB1111に基づく混雑度が高いならば、一対のドアを両開きにする第1の開指示を行い、混雑度が高くないならば、一対のドアを片開きにする第2の開指示を行っている。これにより、混雑度判断部114は、多数の乗降客で混雑する場合には、一対のドアを両方とも開いて乗降を速やかに行わせ、そうでないときには、ドアを開くことを抑制することにより、空調効率の低下を防ぐことができるので、エネルギの消費を抑えることができる。
(B) 混雑度判断部114は、列車運行制御装置2から当該車両3の停車駅の情報(運行位置)を取得して、混雑度DB1111を参照し、当該停車駅が都心エリアであったならば、多数の乗降客で混雑すると判断して、車両3の一対のドアを両方とも開いている。これにより、多数の乗降客で混雑する場合には、車両3の一対のドアを両方とも開いて乗降を速やかに行わせることができる。
(C) 混雑度判断部114は更に、列車運行制御装置2から現在時刻の情報を取得して、混雑度DB1111を参照して通勤・通学時間帯であるか否かを判断し、現在時刻が通勤・通学時間帯であったならば、多数の乗降客で混雑すると判断して、車両3の一対のドアを両方とも開くように指示し、そうでなければ、センサによる開閉を指示している。これにより、多数の乗降客で混雑すると定められている場合には、車両3の一対のドアを両方とも開いて乗降を速やかに行わせることができると共に、そうでない場合には、ドアを開くことを抑制することにより、空調効率の低下を防ぐことができるので、エネルギの消費を抑えることができる。
(D) ランプ制御部122は、第1ドア14Rの開閉を第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rを点灯と消灯とで示し、第2ドア14Lの開閉を第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lを点灯と消灯とで示している。これにより、車両3の内部の乗降客と、車両3の外部の乗降客とは、第1ドア14Rと第2ドア14Lのいずれが開閉するかを、予め明瞭に視認することができる。
(E) ドア開閉制御部121は、混雑度判断部114から、センサによる開閉を指示された際に、第1内部センサ17Rまたは第1外部センサ18Rが人を感知したならば、第1ドア14Rを開き、第2内部センサ17Lまたは第2外部センサ18Lが人を感知したならば、第2ドア14Lを開くように制御している。これにより、各ドア近傍に人が居る場合のみ、当該ドアを開くことができるので、ドアを開くことをできるだけ抑制することができ、よって空調効率を向上させることができると共に、乗客が快適に過ごせるようにすることができる。ドア開閉制御部121は更に、ドアの駆動に伴うエネルギの消費を抑制することができる。
(第2の実施形態の構成)
図8は、第2の実施形態に於けるドア開閉制御システムを示す概略の構成図である。第1の実施形態のドア開閉制御システム1(図1)と同一の要素には同一の符号を付与している。
第2の実施形態のドア開閉制御システム1Aは、第1の実施形態のドア開閉操作装置11(図1)とは異なるドア開閉操作装置11Aと、駅出入口通知部115とを備えている。
第2の実施形態のドア開閉操作装置11Aは、第1の実施形態の記憶部111(図1)とは異なる記憶部111Aを備えている。第2の実施形態の記憶部111Aは、混雑度DB1111に加えて更に、駅構造DB1112を備えている。
駅構造DB1112には、各停車駅の構造の情報と、車両3の停車位置の情報とが格納されている。駅構造DB1112には、車両3が各停車駅に停車した際の各一対のドアから停車駅の出入口までの距離および方向の情報が格納されている。
駅出入口通知部115は、停車駅の出入口に関する情報や、階段やエレベータまでの距離などを必要に応じて通知するものである。駅出入口通知部115は、列車運行制御装置2から現在の停車駅の情報を取得すると、駅構造DB1112に基づき、個別ドア制御装置12−1,12−2,…に、一対のドアである第1ドア14Rおよび第2ドア14Lから、現在の停車駅の出入口までの距離および方向を通知する。
第2の実施形態のドア開閉制御システム1Aは、第1の実施形態のドア開閉制御システム1(図1)と同様の動作に加えて更に、停車駅の出入口の情報に基づき、当該出入口近傍に位置する一対のドアの混雑度が高いと判断して、これを両開きにすると共に、それ以外の一対のドアについては、停車駅の出入口の最寄りにある片方のドアを開くように制御する。
(第2の実施形態の動作)
図9は、第2の実施形態に於ける混雑度判断部の処理を示すフローチャートである。第1の実施形態の混雑度判断部114の処理を示すフローチャート(図6)と同一の要素には同一の符号を付与している。
混雑度判断部114が処理を開始したのち、ステップS10〜S14の処理は、図6のステップS10〜S14の処理と同様である。ステップS14の処理に於いて、混雑度判断部114は、判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS18の処理を行う。
ステップS18に於いて、駅出入口通知部115は、通信路を介して、プラットホーム4側の全ての個別ドア制御装置12に、この停車駅の出入口の方向の情報を通知する。個別ドア制御装置12は、図示しない記憶手段に、この停車駅の出入口の方向の情報を格納する。
ステップS15〜S17の処理は、図6のステップS15〜S17の処理と同様である。
図10は、第2の実施形態に於けるドア開閉制御部の処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、ドア開閉制御部121(図8)が、混雑度判断部114(図8)の指示情報を受信して、この指示情報を実行する処理を示している。この処理は、個別ドア制御装置12(図8)の起動と共に開始する。
ステップS60に於いて、ドア開閉制御部121は、通信路を介して、混雑度判断部114の指示情報を受信する。
ステップS61に於いて、ドア開閉制御部121は、受信した指示情報を判断する。ドア開閉制御部121は、指示情報が「センサによる開閉」(第2の開指示)ならば、ステップS62の処理を行い、指示情報が「ドア両開き」(第1の開指示)ならば、ステップS72の処理を行い、指示情報が「ドア閉」ならば、ステップS75の処理を行う。
ステップS62に於いて、ドア開閉制御部121は、第1内部センサ17Rの情報を取得する。
ステップS63に於いて、ドア開閉制御部121は、第1外部センサ18Rの情報を取得する。
ステップS64に於いて、ドア開閉制御部121は、第2内部センサ17Lの情報を取得する。
ステップS65に於いて、ドア開閉制御部121は、第2外部センサ18Lの情報を取得する。
ステップS66に於いて、ドア開閉制御部121は、第1内部センサ17R、第1外部センサ18R、第2内部センサ17L、第2外部センサ18Lのうち、人を感知したセンサの数を判断する。ドア開閉制御部121は、感知したセンサ数が0個ならば、ステップS60の処理に戻り、感知したセンサ数が1〜2個ならば、ステップS67の処理を行い、感知したセンサ数が3〜4個ならば、ステップS72の処理を行う。第2の実施形態のドア開閉制御システム1Aは、感知したセンサ数によって、概略の人数を判断し、感知したセンサ数が閾値である3以上であるか否かを判断している。
ステップS67に於いて、ドア開閉制御部121は、第2ドア14Lは、駅の出入口側であるか否かを判断する。ドア開閉制御部121は、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS68の処理を行い、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS70の処理を行う。
ステップS68に於いて、ランプ制御部122は、第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lをオンして点灯する。
ステップS69に於いて、ドア開閉制御部121は、第2ドア14Lを開くように、第2ドア駆動装置13Lを制御して、ステップS60の処理に戻る。
ステップS70に於いて、ランプ制御部122は、第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rをオンして点灯する。
ステップS71に於いて、ドア開閉制御部121は、第1ドア14Rを開くように、第2ドア駆動装置13Lを制御して、ステップS60の処理に戻る。
ステップS72に於いて、ランプ制御部122は、第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rをオンして点灯する。
ステップS73に於いて、ランプ制御部122は、第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lをオンして点灯する。
ステップS74に於いて、ドア開閉制御部121は、一対のドアである第1ドア14Rおよび第2ドア14Lが両開きになるように、第1ドア駆動装置13Rおよび第2ドア駆動装置13Lを制御して、ステップS60の処理に戻る。
ステップS75に於いて、ランプ制御部122は、第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rをオフして消灯する。
ステップS76に於いて、ランプ制御部122は、第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lをオフして消灯する。
ステップS77に於いて、ドア開閉制御部121は、一対のドアである第1ドア14Rおよび第2ドア14Lを両方とも閉じるように、第1ドア駆動装置13Rおよび第2ドア駆動装置13Lを制御して、ステップS60の処理に戻る。
(第2の実施形態の効果)
以上説明した第2の実施形態では、次の(F),(G)のような効果がある。
(F) ドア開閉制御システム1Aは、感知したセンサの数によって概略の乗降客の数を感知し、両側のドアを開くか、片方のドアを開くかを切り替えている。これにより、ドア開閉制御システム1Aは、乗降客が少数であると感知したとき、片側のドアだけを開き、空調効率を向上させることができる。
(G) ドア開閉制御システム1Aは、停車駅の出入口側の近傍である片方のドアを開いている。これにより、ドア開閉制御システム1Aは、当該停車駅で降車する乗客に対して、駅の出入口まで歩行する距離を短くすることができると共に、当該停車駅に於ける最寄りの出入口の方向を案内することができる。
(第3の実施形態の構成)
図11は、第3の実施形態に於けるドア開閉制御システムを示す概略の構成図である。第1の実施形態のドア開閉制御システム1(図1)と同一の要素には、同一の符号を付与している。
第3の実施形態のドア開閉制御システム1Bは、第1の実施形態の個別ドア制御装置12−1,12−2,…(図1)とは異なる個別ドア制御装置12B−1,12B−2,…を備えている。以下、個別ドア制御装置12B−1,12B−2,…を特に区別しないときには、単に個別ドア制御装置12Bと記載する。
個別ドア制御装置12Bは、各ドアの属性情報であるドア属性情報123を、図示しない記憶部に格納している。
ドア属性情報123には、当該ドアの近傍に、ロングシート5とクロスシート6のいずれが設置されているかを示す情報が格納されている。
ロングシート5とは、乗客が車両3の長手方向に並んで着座するシートのことをいう。
クロスシート6とは、乗客が車両3の進行方向に向かって着座するシート、または、乗客が車両3の進行方向の逆方向に向かって着座するシートのことをいう。クロスシート6は、乗客が車両3の長手方向と交差する方向に並んで着席することから、「クロスシート」と呼ばれている。乗客は、一般的にはロングシート5よりもクロスシート6の方を好むため、このクロスシート6の近傍は混雑しやすくなる。
第3の実施形態のドア開閉制御システム1Bは、クロスシート6の近傍のドアを両開きにすることにより、乗客が優先して座るために混雑しやすいクロスシート6からの乗降を、速やかに行わせるものである。
図12は、第3の実施形態に於けるドア開閉制御システムを搭載した車両を示す平面図である。
車両3は、3人掛けのロングシート5が4個と、10人掛けのロングシート5が2個と、2人掛けのクロスシート6が10個とを備え、更に第1ドア14R−1〜14R−6および第2ドア14L−1〜14L−1とを備えている。本実施形態では、当該一対のドアの近傍は、乗客が集まりやすく混雑しやすいと定めている。
第1ドア14R−1および第2ドア14L−1は、図の上部右側に設けられている。第1ドア14R−1および第2ドア14L−1の近傍には、クロスシート6とロングシート5とが設置されている。本実施形態では、当該一対のドアの近傍は、乗客が集まりやすく混雑しやすいと定めている。
第1ドア14R−2および第2ドア14L−2は、図の上部左側に設けられている。第1ドア14R−2および第2ドア14L−2の近傍には、クロスシート6とロングシート5とが設置されている。本実施形態では、当該一対のドアの近傍は、乗客が集まりやすく混雑しやすいと定めている。
第1ドア14R−3および第2ドア14L−3は、図の中央部右側に設けられている。第1ドア14R−3および第2ドア14L−3の近傍には、クロスシート6とロングシート5とが設置されている。本実施形態では、当該一対のドアの近傍は、乗客が集まりやすく混雑しやすいと定めている。
第1ドア14R−4および第2ドア14L−4は、図の上部左側に設けられている。第1ドア14R−4および第2ドア14L−4の近傍には、クロスシート6とロングシート5とが設置されている。本実施形態では、当該一対のドアの近傍は、乗客が集まりやすく混雑しやすいと定めている。
第1ドア14R−5および第2ドア14L−5は、図の中央部右側に設けられている。第1ドア14R−5および第2ドア14L−5の近傍には、ロングシート5のみが設置されている。本実施形態では、当該一対のドアの近傍は、乗客が集まらず混雑しにくいと定めている。
第1ドア14R−6および第2ドア14L−6は、図の上部左側に設けられている。第1ドア14R−6および第2ドア14L−6の近傍には、ロングシート5のみが設置されている。本実施形態では、当該一対のドアの近傍は、乗客が集まらず混雑しにくいと定めている。
(第3の実施形態の動作)
図13は、第3の実施形態に於けるドア開閉制御部の処理を示すフローチャートである。第1の実施形態のドア開閉制御部121の処理(図7)と同一の要素には、同一の符号を付与している。
ドア開閉制御部121が処理を開始したのち、ステップS30,S31の処理は、図7のステップS30,S31の処理と同様である。ステップS31に於いて、ドア開閉制御部121は、指示情報が「センサによる開閉」であったとき、ステップS31Cの処理を行う。
ステップS31Cに於いて、ドア開閉制御部121は、ドア属性情報123を参照して、当該一対のドアはクロスシート6の近傍であるか否かを判断する。ドア開閉制御部121は、当該条件が成立しなかったならば(No)、ステップS32の処理を行い、当該条件が成立したならば(Yes)、ステップS42の処理を行う。
ステップS32〜S47の処理は、図7のステップS32〜S47の処理と同様である。
この処理により、ドア開閉制御システム1Bは、当該ドアの近傍の車両3の構造や状態に応じて、ドアを両開きにするか否かを切り替えることができる。
(第3の実施形態の効果)
以上説明した第3の実施形態では、次の(H)のような効果がある。
(H) ドア開閉制御システム1Bは、当該ドアの近傍にクロスシート6が存在するならば、ドアを両開きにするように制御することができる。これにより、ドア開閉制御システム1Bは、混雑しやすいクロスシート6の近傍からの乗降を、速やかに行わせることができる。
(第4の実施形態の構成)
図14は、第4の実施形態に於けるドア開閉制御システムを示す概略の構成図である。第2の実施形態のドア開閉制御システム1A(図8)と同一の要素には、同一の符号を付与している。
第4の実施形態のドア開閉制御システム1Cは、第2の実施形態のドア開閉制御システム1A(図8)とは異なり、第1内部センサ17Rと、第1外部センサ18Rと、第2内部センサ17Lと、第2外部センサ18Lとを備えていない。但し、これはセンサを排除するものではなく、センサに頼らずに開閉制御するという趣旨である。
第4の実施形態のドア開閉制御システム1Cは、第2の実施形態の個別ドア制御装置12−1,12−2,…(図8)とは異なる個別ドア制御装置12C−1,12C−2,…を備えている。以下、個別ドア制御装置12C−1,12C−2,…を特に区別しないときには、単に個別ドア制御装置12Cと記載する。
第4の実施形態のドア開閉制御システム1Cは、個別ドア制御装置12Cのドア開閉制御部121が、センサの情報を参照せず、停車駅の出入口の情報のみに基づき、当該出入口近傍に位置する一対のドアを両開きにすると共に、それ以外の一対のドアについては、停車駅の出入口の最寄りにある片方のドアを開くように制御するものである。但し、これに限定されるものではなく、いずれか片方のドアを開くように制御してもよい。
(第4の実施形態の動作)
図15は、第4の実施形態に於ける混雑度判断部の処理を示すフローチャートである。第2の実施形態に於ける混雑度判断部114の処理(図9)と同一の要素には、同一の符号を付与している。
混雑度判断部114が処理を開始したのち、ステップS10〜S14,S16,S17の処理は、図9のステップS10〜S14,S16,S17の処理と同様である。
ステップS19に於いて、駅出入口通知部115は、プラットホーム4側の全ての個別ドア制御装置12Cに、この停車駅の出入口の方向と距離とを通知する。個別ドア制御装置12Cは、図示しない記憶手段に、この停車駅の出入口の方向と距離の情報を格納する。
ステップS20に於いて、混雑度判断部114は、プラットホーム4側の全ての個別ドア制御装置12に、駅構造による開閉(第2の開指示)を指示し、図15の処理を終了する。
図16は、第4の実施形態に於けるドア開閉制御部の処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、ドア開閉制御部121(図14)が、混雑度判断部114(図14)の指示情報を受信して、この指示情報を実行する処理を示している。この処理は、個別ドア制御装置12C(図14)の起動と共に開始する。
ステップS80に於いて、ドア開閉制御部121は、通信路を介して、混雑度判断部114の指示情報を受信する。
ステップS81に於いて、ドア開閉制御部121は、受信した指示情報を判断する。ドア開閉制御部121は、指示情報が「駅構造による開閉」(第2の開指示)ならば、ステップS82の処理を行い、指示情報が「ドア両開き」(第1の開指示)ならば、ステップS88の処理を行い、指示情報が「ドア閉」ならば、ステップS91の処理を行う。
ステップS82に於いて、ドア開閉制御部121は、当該一対のドアは当該停車駅の出入口の近傍であるか否かを判断する。ドア開閉制御部121は、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS88の処理を行い、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS83の処理を行う。
ステップS83に於いて、ドア開閉制御部121は、第2ドア14Lが第2ドア14Lよりも駅の出入口側に近いか否かを判断する。ドア開閉制御部121は、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS84の処理を行い、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS86の処理を行う。
ステップS84に於いて、ランプ制御部122は、第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lをオンして点灯する。
ステップS85に於いて、ドア開閉制御部121は、第2ドア14Lを開くように、第2ドア駆動装置13Lを制御して、ステップS80の処理に戻る。
ステップS86に於いて、ランプ制御部122は、第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rをオンして点灯する。
ステップS87に於いて、ドア開閉制御部121は、第1ドア14Rを開くように、第2ドア駆動装置13Lを制御して、ステップS80の処理に戻る。
ステップS88に於いて、ランプ制御部122は、第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rをオンして点灯する。
ステップS89に於いて、ランプ制御部122は、第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lをオンして点灯する。
ステップS90に於いて、ドア開閉制御部121は、一対のドアである第1ドア14Rおよび第2ドア14Lが両開きになるように、第1ドア駆動装置13Rおよび第2ドア駆動装置13Lを制御して、ステップS80の処理に戻る。
ステップS91に於いて、ランプ制御部122は、第1ドア内部ランプ15Rおよび第1ドア外部ランプ16Rをオフして消灯する。
ステップS92に於いて、ランプ制御部122は、第2ドア内部ランプ15Lおよび第2ドア外部ランプ16Lをオフして消灯する。
ステップS93に於いて、ドア開閉制御部121は、一対のドアである第1ドア14Rおよび第2ドア14Lを両方とも閉じるように、第1ドア駆動装置13Rおよび第2ドア駆動装置13Lを制御して、ステップS80の処理に戻る。
(第4の実施形態の効果)
以上説明した第4の実施形態では、次の(I),(J)のような効果がある。
(I) ドア開閉制御システム1Cは、多数の乗降客が見込まれる停車駅の出入口近傍の一対のドアを両開きにして、乗降客に乗降を速やかに行わせることができる。
(J) ドア開閉制御システム1Cは、センサを用いずに、予め定められた混雑度や停車駅の構造などに基づいて、一対のドアを両開きにするか、いずれか一方のドアのみを開くかを切り替えている。これにより、ドア開閉制御システム1Cは、センサおよびその設置コストや、センサを用いた処理部を実装する工数を削減することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(j)のようなものがある。
(a) 第2の実施形態のドア開閉制御システム1Aは、クロスシート6の近傍の一対のドアを両開きに制御している。しかし、これに限られず、ドア開閉制御システムは、ロングシート5の近傍の一対のドアを両開きにするように制御してもよい。これにより、ドア開閉制御システムは、クロスシート6の近傍の空調効率の低下を防ぐことができ、クロスシート6に着座して長距離の移動を行う乗客に対して、好適な空調を提供することができる。
(b) 第2の実施形態のドア開閉制御システム1Aは、第1内部センサ17Rと第2内部センサ17Lとによって、車両3の内部かつドア近傍の概略の人数を感知し、第1外部センサ18Rと第2外部センサ18Lとによって、車両3の外部かつドア近傍の概略の人数を感知している。しかし、これに限られず、ドア開閉制御システムは、内部に設置した単一の人感知センサによって、車両3の内部かつドア近傍の概略の人数を感知し、外部に設置した単一の人感知センサによって、車両3の外部かつドア近傍の概略の人数を感知してもよい。
(c) 第1内部センサ17Rと、第2内部センサ17Lと、第1外部センサ18Rと、第2外部センサ18Lとは、赤外線センサに限定されず、人を感知可能な任意のセンサでよく、例えば、撮像センサと画像解析手段との組合せによって、人を感知してもよい。
(d) 混雑度DB1111には、混雑度のデータとして、各駅が都心エリアに位置しているか否かの情報と、各時刻が通勤・通学時間帯に属しているか否かの情報とが、それぞれ格納されている。しかし、これに限られず、混雑度DB1111には、各駅の混雑度を示す情報や、各駅の各時刻に於ける混雑度を示す情報が格納されていてもよい。
(e) 第1の実施形態のドア開閉制御システム1は、いずれのセンサも人を感知しなかったときには、一対のドアを閉じたままとしている。しかし、これに限られず、いずれのセンサも人を感知しなかったときであっても、いずれか片方のドアを開くように制御してもよい。これにより、ドア開閉制御システムは、センサの異常によって、誤って一対のドアが閉じられたままとなることを防ぐことができる。更に、各センサが感知できない遠距離に乗降客がいた場合でも、ドア開閉制御システムは、必ず片方のドアを開けているので、乗降客を感知してドアを開ける際のタイムラグが無くなり、乗降を速やかに行わせることができる。
(f) 第1の実施形態の1または複数の車両3が連結されて、1編成の列車を構成している。しかし、これに限られず、バス、船、飛行機、ヘリコプタ、ロープウェイ、ケーブルカーなどに代表される他の輸送機関であってもよい。
(g) 車両3は、クロスシート6の代わりにボックスシートを備え、ドア開閉制御システムが、このボックスシートが近傍にある一対のドアを両開きにするように制御してもよい。ボックスシートとは、車両3の進行方向に向かって乗客が着座するシートと、車両3の進行方向の逆方向に向かって乗客が着座するシートとが対向して設けられ、それぞれのシートに乗客が膝を突き合わせて着座するように構成されているものである。
(h) 車両3は収納式座席を備え、ドア開閉制御システムが、この収納式座席が近傍にある一対のドアを、センサの感知結果などに応じて開閉するように制御してもよく、反対に、この収納式座席が近傍にある一対のドアを、両開きするように制御してもよい。
(i) 車両3は優先席を備え、ドア開閉制御システムが、この優先席が近傍にある一対のドアを、センサの感知結果などに応じて開閉するように制御してもよく、反対に、この優先席が近傍にある一対のドアを、両開きするように制御してもよい。優先席とは、高齢者、傷病人、妊婦など、立つことが辛い人に、優先的に着席してもらうように表示されている座席のことをいう。
(j) 第1の実施形態のドア開閉制御システム1は、図4(b1)〜(b2)に示すように、センサが感知した片方のドアを開くように制御している。しかし、これに限られず、センサが感知した方とは関係なく、いずれか一方のドアを開くようにしてもよい。これによっても、空調効率を向上させることができると共に、ドアの駆動に伴うエネルギの消費を抑えることができる。
1,1A,1B,1C ドア開閉制御システム
11,11A ドア開閉操作装置
111,111A 記憶部
1111 混雑度DB (混雑度データベース)
1112 駅構造DB (駅構造データベース)
112 入力部
113 表示部
114 混雑度判断部 (開閉制御手段)
115 駅出入口通知部
12,12B,12C 個別ドア制御装置
121 ドア開閉制御部 (開閉制御手段)
122 ランプ制御部
123 ドア属性情報
13R 第1ドア駆動装置
13L 第2ドア駆動装置
14R 第1ドア (一対のドアの一方)
14L 第2ドア (一対のドアの他方)
15R 第1ドア内部ランプ
15L 第2ドア内部ランプ
16R 第1ドア外部ランプ
16L 第2ドア外部ランプ
17R 第1内部センサ (内部センサ)
17L 第2内部センサ (内部センサ)
18R 第1外部センサ (外部センサ)
18L 第2外部センサ (外部センサ)
2 列車運行制御装置
3 車両
4 プラットホーム
5 ロングシート
6 クロスシート
7 窓部

Claims (15)

  1. 車両に設けられた一対のドアの一方である第1ドアを独立に開閉させる第1ドア駆動装置と、
    前記一対のドアの他方である第2ドアを独立に開閉させる第2ドア駆動装置と、
    混雑度が高いならば、前記一対のドアを両開きにし、前記混雑度が高くないならば、前記一対のドアを片開きにする開閉制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車両のドア開閉制御システム。
  2. :効果B)
    前記開閉制御手段は、
    前記一対のドアを開くための開指示を受け付けたとき、予め定められた前記混雑度が高いならば、前記一対のドアを両開きにする第1の開指示を行い、当該混雑度が高くないならば、前記一対のドアを片開きにする第2の開指示を行う混雑度判断部と、
    検知した前記混雑度が高いか、または、前記第1の開指示を受けた際、前記一対のドアを両開きにし、前記第2の開指示を受けた際、検知した前記混雑度に基づいて、前記一対のドアの片側を開くか、いずれのドアも開かないかを切り替えるドア開閉制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両のドア開閉制御システム。
  3. 前記車両の運行位置と前記混雑度との対応が格納されている混雑度データベースを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のドア開閉制御システム。
  4. 前記車両の運行時刻と前記混雑度との対応が格納されている混雑度データベースを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のドア開閉制御システム。
  5. 前記車両の内部かつ前記第1ドアの近傍に設けられた第1ドア内部ランプと、
    前記車両の内部かつ前記第2ドアの近傍に設けられた第2ドア内部ランプと、
    前記第1ドアが開く際に前記第1ドア内部ランプを点灯させ、前記第2ドアが開く際に前記第2ドア内部ランプを点灯させるランプ制御部と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両のドア開閉制御システム。
  6. 前記車両の外部かつ前記第1ドアの近傍に設けられた第1ドア外部ランプと、
    前記車両の外部かつ前記第2ドアの近傍に設けられた第2ドア外部ランプと、
    前記第1ドアが開く際に前記第1ドア外部ランプを点灯させ、前記第2ドアが開く際に前記第2ドア外部ランプを点灯させるランプ制御部と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両のドア開閉制御システム。
  7. 前記車両の内部かつ前記一対のドアの近傍の人を感知する内部センサと、
    前記車両の外部かつ前記一対のドアの近傍の人を感知する外部センサとを更に備え、
    前記ドア開閉制御部は、前記内部センサの内部感知結果および前記外部センサの外部感知結果に基づいて前記混雑度を判断する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両のドア開閉制御システム。
  8. 前記ドア開閉制御部は、前記一対のドアの近傍に、前記車両の進行方向に向かって着座するシート、または、当該車両の進行方向の逆方向に向かって着座するシートが存在するならば、前記混雑度が高いと判断して前記一対のドアを両開きにする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両のドア開閉制御システム。
  9. 前記ドア開閉制御部は、前記第2の開指示を受けた際に、前記一対のドアの近傍に、前記車両の進行方向または当該車両の進行方向の逆方向に向かって着座するシートが存在しないならば、前記混雑度が高いと判断して前記一対のドアを両開きにする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両のドア開閉制御システム。
  10. 前記内部センサは、
    前記車両の内部かつ前記第1ドアの近傍の人を感知する第1内部センサと、
    前記車両の内部かつ前記第2ドアの近傍の人を感知する第2内部センサと、
    を備え、
    前記外部センサは、
    前記車両の外部かつ前記第1ドアの近傍の人を感知する第1外部センサと、
    前記車両の外部かつ前記第2ドアの近傍の人を感知する第2外部センサと、
    を備え、
    前記ドア開閉制御部は、
    前記第2の開指示を受けた際に、前記第1内部センサまたは前記第1外部センサが人を感知したならば前記第1ドア駆動装置を制御して前記第1ドアを開き、前記第2内部センサまたは前記第2外部センサが人を感知したならば前記第2ドア駆動装置を制御して前記第2ドアを開く、
    ことを特徴とする請求項7に記載の車両のドア開閉制御システム。
  11. 前記内部センサおよび前記外部センサは、感知領域に於ける人の数を感知する機能を備えており、
    前記ドア開閉制御部は、
    前記第2の開指示を受けた際に、前記内部センサおよび前記外部センサによる感知人数が閾値以上ならば、前記第1ドアと前記第2ドアの両方を開き、前記感知人数が前記閾値未満かつ1人以上ならば、前記第1ドアと前記第2ドアのいずれかを開き、前記感知人数が0人ならば、前記第1ドアと前記第2ドアとを閉じたまとする、
    ことを特徴とする請求項7に記載の車両のドア開閉制御システム。
  12. 前記車両は、列車であり、
    当該列車の停車位置に対する、各停車駅の構造と前記列車の停車位置とが格納された駅構造データベースを更に備え、
    前記ドア開閉制御部は、前記一対のドアのうち片方のドアのみを開く際には、前記駅構造データベースに基づき、前記第1ドアと前記第2ドアとのうち当該列車の現在の停車駅の最寄りの出入口側にあるものを開く、
    ことを特徴とする請求項11に記載の車両のドア開閉制御システム。
  13. 前記混雑度判断部は、前記車両の現在の位置が都心エリアに位置しているならば、前記混雑度が高いと判断し、前記一対のドアを両開きにする前記第1の開指示を行う、
    ことを特徴とする請求項7に記載の車両のドア開閉制御システム。
  14. 前記混雑度判断部は、現在時刻が通勤時間帯であるならば、前記混雑度が高いと判断し、前記一対のドアを両開きにする前記第1の開指示を行う、
    ことを特徴とする請求項7に記載の車両のドア開閉制御システム。
  15. 前記車両は、列車であり、
    当該列車の停車位置に対する、各停車駅の各出入口の位置を記憶した駅構造データベースを更に備え、
    前記ドア開閉制御部は、前記一対のドアが現在の停車駅の出入口近傍に位置していたならば、前記混雑度が高いと判断し、前記一対のドアを両開きにする、
    ことを特徴とする請求項7に記載の車両のドア開閉制御システム。
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