JP2005271765A - 乗客案内システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 駅のホームで電車を待っている乗客が、どの乗降口にどのように並ぶべきかを案内し得る乗客案内システムを提供すること
【解決手段】 乗客案内システム1の駅構内装置3は、ホームに次に入線する電車の扉毎の降車予想人数情報を受信する受信手段42と、該受信手段42で受信した扉毎の降車予想人数に応じて、ホームの乗客の待ち行列の形態を各扉毎に決定する待ち行列形態決定手段36と、該待ち行列形態決定手段36で決定された形態にホームの乗客を並ばせるべく待ち行列形態決定手段で決定された待ち行列の形態を表示する表示手段38,Hとを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、乗客案内システムに係る。
利用者の所持する乗車券、回数券、定期券等の乗車媒体の数を検知手段によってリアルタイムに検知して、車両に乗車していたり乗車しようとする利用者の数を検知し、この利用者の数に基づいてその数または乗車率などの乗車情況を表示手段によってリアルタイムに表示する乗車情況通知システムは、提案されている(特許文献1)。
また、検知要求に対して検知情報を無線で送信する無線乗車券を列車内の利用者に所持させておくと共に、検知情報を無線で受信するリーダライタを列車内に設置しておき、リーダライタが収集した検知情報を制御手段によって乗車率情報に変換し、更に、鉄道無線網を通じて送られてきた前記乗車率情報を駅構内に設けた表示手段で表示する乗車率情報提示システムも提案されている(特許文献2)。
特開平8−167058号公報 特開2000−344105号公報
しかしながら、これらの先行技術に提案されている技術では、駅のホームで電車を待っている乗客が、どの乗降口(どの車両のどの扉の前)にどのように並べば効率的に乗降し得るが定かでない。例えば、ある乗降口から降車する乗客が多い場合、扉の正面に十分なスペースが空けられていないと、降車が妨げられるので乗車もスムーズに行われ難い。一方、ある乗降口から降車する乗客が少ないにもかかわらず、扉の正面に大きなスペースが空けられている場合、乗車待ちをしている乗客が列を崩して乗車口の前のスペースに殺到する虞れがあり、却ってスムーズな乗車が妨げられる虞れがある。
本発明は、前記した点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、駅のホームで電車を待っている乗客が、どの乗降口にどのように並ぶべきかを案内し得る乗客案内システムを提供することにある。
本発明の乗客案内システムは、前記目的を達成すべく、ホームに次に入線する電車の扉毎の降車予想人数情報を受信する受信手段と、該受信手段で受信した扉毎の降車予想人数に応じて、ホームの乗客の待ち行列の形態を各扉毎に決定する待ち行列形態決定手段と、該待ち行列形態決定手段で決定された形態にホームの乗客を並ばせるべく待ち行列形態決定手段で決定された待ち行列の形態を表示する表示手段とを有する。
本発明の乗客案内システムでは、「ホームに次に入線する電車の扉毎の降車予想人数情報を受信する受信手段」が設けられているので、ホームに次に入線する電車の扉毎の降車予想人数情報を、着駅で事前に把握し得、着駅の到着ホームにおける電車の入線に対して電車の扉毎の降車予想人数情報に応じた態勢を事前に備え得る。また、本発明の乗客案内システムでは、「受信手段で受信した扉毎の降車予想人数に応じて、ホームの乗客の待ち行列の形態を各扉毎に決定する待ち行列形態決定手段」が設けられているので、ホームに次に入線する電車の扉毎の降車予想人数情報に応じて、電車の各扉に対応するホームの乗降領域毎に、乗車待ちの乗客が並ぶ形態が決定され得る。即ち、電車の特定の車両の特定の扉からの降車予想人数が多い場合には多人数の降車がスムーズに行われ得るように、降車口となる扉の前方や降車客が他の場所に移動するための歩行通路の幅を広く確保することが可能になる。また、電車の特定の車両の特定の扉からの降車予想人数が少ない場合には降車客の降車及び他の場所への移動を妨げる虞れの少ない最低限のスペースを確保する(降車口となる扉の前方のスペースやホーム上の歩行通路の幅を比較的狭くする)一方で、ホーム上の乗客の乗車が短時間で行われ得るように、扉に近接する位置に乗客を並ばせるような待ち行列形態を採らせることが可能になる。更に、本発明の乗客案内システムでは、「待ち行列形態決定手段で決定された形態にホームの乗客を並ばせるべく待ち行列形態決定手段で決定された待ち行列の形態を表示する表示手段」が設けられているので、乗客に対して単に降車人数の多少を通知するだけでなく、乗客に対して上述のような観点でどのような待ち行列を作るべきかを直接的に表示(指定)し該表示(指定)に従うように乗客を誘導し得る。
本発明の乗客案内システムは、典型的には、ホームのうち電車の各扉に対応する乗車領域において乗車待ちをしている乗車待ち乗客数を検出する乗車待ち乗客数検出手段を更に備え、待ち行列形態決定手段が、乗車待ち乗客数検出手段で検出した乗車待ち乗客数に応じて、待ち行列の形態を決定する。
この場合、乗車待ち乗客数検出手段によって検出した扉毎の乗車待ち乗客数に応じた待ち行列の形成(整列)を行わせ得る。すなわち、例えば、乗車待ち乗客数が多い場合には待ち行列の列数を増加させ列が過剰に長くなるのを避け、乗車待ち乗客数が少ない場合には列数を少なくして不必要に乗客が広がるのを避けることが可能になる。
本発明の乗客案内システムは、典型的には、電車の車両の各扉に近接した領域にいて次の駅で降車すると予想される降車予想人数を検出する扉毎降車予想人数検出手段を有する。
この場合、扉毎降車予想人数検出手段によって次の駅で降車すると予想される降車予想人数を扉毎に検出し得るから、該扉毎降車予想人数検出手段によって検出した降車予想人数を、当該電車が一つ前の駅を出た後次の駅に到着する前に、次の駅に伝えることが可能になり、次の駅の入線ホームにおける乗客の誘導(待ち行列の形成)を行わせ得る。
本発明の乗客案内システムは、別の観点では、電車の車両の各扉に近接した領域にいて次の駅で降車すると予想される降車予想人数を検出する扉毎降車予想人数検出手段と、当該電車が次に停車する駅のホームの各扉用乗降領域毎の乗車誘導表示を前記扉毎降車予想人数検出手段で検出した乗客数に基づいて変更する乗車誘導表示変更手段とを有する。
この場合、扉毎降車予想人数検出手段によって電車の各扉毎の降車予想人数を検出し、該降車予想人数情報に基づいて次の着駅の乗車誘導表示変更手段によって着駅の入線ホームでの乗客の整列の仕方を変えるように乗客誘導を変更することにより、降車客の降車がスムーズに行なわれることを可能にすると共に乗客の乗車が迅速に行なわれることを可能にする。
なお、乗車誘導表示変更手段は、典型的には、更に、乗車待ち乗客数に依存して、整列の仕方の変更し得る。
本発明の好ましい一実施の形態を添付図面に示した好ましい一実施例に基づいて説明する。
本発明による好ましい一実施例の乗客案内システムについて説明する前に、各乗客の所持する定期券や乗車券について、説明する。以下では、定期券や乗車券(乗車駅及び降車駅の両方が特定された降車駅特定乗車券、又は乗車駅と該乗車駅からの区間(料金区間)が特定された区間特定乗車券)を、相互に区別する必要がない限り、総称して、乗車カードCと称する。
各乗客は、非接触式で検出可能な乗車カードCを有する。非接触式で検出可能な乗車カードCは、典型的には、ICタグとして知られている無線検出カードCからなる。離れたところから検出可能である限り、無線(電波)以外の手段で検出可能なカードであってもよい。無線検出式の各乗車カードCは、一意的なID番号CNと、乗車駅情報Saと、降車駅情報Sb(特定降車駅情報Sbf又は発駅からの区間情報Sbx)とを有し、検知手段(読取手段)からの検知用電波によって、各カードCのID番号CNや、乗車駅情報Saや、降車駅情報Sbが読取られ得る。なお、カードCには、他の情報が書込まれていてもよく、該他の情報が本システムで検知(読取)可能であっても、読取不能であってもよい。また、カードCは、情報が書込み可能であってもよく、本システムによる情報の書き込みが許容されていても禁止されていてもよい。
典型的には、各乗客は、一つの乗車区間については、一種類の乗車カードCを有する。
乗客案内システム1は、列車内装置2と、駅構内装置3とを有する。列車内装置2は各列車ないし電車4毎に設けられ、駅構内装置3は、各駅5毎に設けられている。以下では、任意の一列車ないし一電車4が、隣り合った任意の二つの駅5h,5tの間において駅5hから駅5tに向かって走行することを想定して説明する。
列車内装置2は、リーダ若しくはスキャナの形態の多数の検知器Djを有する。検知器Djは、列車4の車両6の天井に装着されたり天井から吊り下げられても、床に埋込まれても、壁面に装着されてもよい。ここで、jは列車4のj両目の車両6であることを示し、Djはj両目の車両6の検知器であることを示す。また、添字iは、j両目の車両のi番目の検知器であることを示す。以下において、何両目の車両6であるかを区別せず、任意の一つの車両6の検知器を示すときに、Djを簡単化して、Dで示すこともある。また、列車内検知器一般は符号Dで表す。図2の(a)では、扉7毎に検知器Dを配置すると共に扉間にも検知器Dを配置して、一車両6当たり10個の検知器D01,D02,D03,・・・,D10を設けた例を示す。以下では、この図2の(a)のように検知器Dが配置されていると想定して、説明する。但し、車両6内の全域を検知し得る限りどのように配置してもよく、例えば、図2の(b)に示したように、車両6内に検知器を等間隔に配置してもよい。図2の(b)に示した均等配置の場合、7個の検知器D01,D02,・・・,D07が一車両6内に配置されている。
各車両6内の各検知器Dは、該検知器Dから所定範囲内に乗車カードCがある場合、該乗車カードCに給電してカードCの保持するID番号CNや乗車駅情報Saや降車駅情報Sb(Sbf又はSbx)を該カードCから発信させ、カードCの発信情報CN,Sa及びSbを検知する。
検知器DによるカードCの検知動作は、車内における乗客の移動が実際上ないとみなし得る時間帯、典型的には、駅を発車して少し経過した後であって且つ次駅に近接するよりも十分前に行われる。但し、実際には、検知時間帯においても車内における乗客の移動が生じる可能性があることから、検知情報を記録するに際しては、好ましくは、検知した時刻を同時に記録する。なお、時刻の代わりに、検知情報の記録が記録管理手段に与えられた順序情報が用いられてもよい。
より詳しくは、例えば、図2の(a)に示したように、検知器Djは、電車4のj両目の車両6j内において、左右夫々の三箇所に扉ないし乗降口7j01,7j02,7j03の前(検知器Dj02,Dj03,Dj05,Dj06,Dj08,Dj09)並びにその間(Dj04,Dj07)及び両端(Dj01,Dj10)に配置され、夫々、想像線で示した領域(Ej02,Ej03,Ej05,Ej06,Ej08,Ej09並びにEj04,Ej07及びEj01,EDj10)内の乗客の乗車カードCの情報CN,Sa及びSb(Sbf又はSbx)を読取る。
列車内装置2は、検知器Dに加えて、検知処理部12、降車駅テーブル生成処理部14及び送信データ生成処理部16を含むデータ処理部10と、データ処理部10による処理を制御する制御部18と、データ処理部10によって生成された各種テーブルTRを保持する記憶部20と、制御部18の制御下で検知データを送信する通信処理部19とを有する。
検知器Dにより検出された乗車カードCの情報は、検知処理部12に送られて処理され、処理結果が検知結果テーブル保持部22に、検知結果テーブルTR1の形で格納される。検知結果テーブルTR1は、図3の(a)に示したように、検出された乗車カードCのID番号CN、当該乗車カードCが検出された検出器番号D、乗車カードCに保持されている乗車駅情報Sa、及び乗車カードCに保持されている降車駅情報Sb(特定有Sbf又は不特定Sbx(区間表示))を含む。
検知処理部12や降車駅テーブル生成処理部14や送信データ生成処理部16は、複数の車両6jからなる一つの電車ないし列車4に一つ設けられていても、一つの電車ないし列車4を構成する複数の車両6jの夫々毎に設けられていてもよい。勿論、複数台の車両6j毎に一つのデータ処理部10が設けられていてもよい。
降車駅テーブル生成処理部14は、制御部18の制御下で、検知結果テーブル保持部22の検知結果テーブルTR1から車両・扉別降車駅テーブルTR2を生成する。車両・扉別降車駅テーブルTR2は、車両・扉別降車駅一次テーブルTR2aと、車両・扉別降車駅最終テーブルTR2bとを含む。車両・扉別降車駅一次テーブルTR2aは、ID番号CN毎に、車両6の番号(何両目の車両であるかの番号)jと、扉番号mと、乗車駅情報Saと、降車駅情報Sbとを保持する。
j両目の車両6について、図2の(a)のように検知器Dが配置されている場合、検知器D04の検知領域E04にいる乗客については、扉701から降車するのか扉702から降車するのか予測し難く、検知器D07の検知領域E07にいる乗客については、扉702から降車するのか扉703から降車するのか予測し難い。従って、降車駅テーブル生成処理部14では、検知器D04で検出されたID番号CNについては扉番号として扉番号01と扉番号02とを併記し、降車駅テーブル生成処理部14では、検知器D07で検出されたID番号CNについては扉番号として、扉番号02と扉番号03とを併記する。
また、この段階では、複数の検知器の検知領域が重なる領域、例えば、検知器D02の検知領域E02と検知器D04の検知領域E04とが重なる領域にいる乗客のID番号CNは、重複して記録されていることから、ID番号CNによるソート処理によって、連続するように並べられる。
降車駅Sbが定期券のように特定されている場合には、特定の降車駅情報Sbfが該当領域に記録される。一方、区間表示の場合には、列車4の現在の走行区間(発駅5hと次駅5tとの間)及び走行方向に応じて、区間内の残り駅の数に応じて、区間内の残り駅が1つだけの場合には、最初の駅(次駅)で降車するものとして次駅での降車確率を1とし、区間内の残り駅がn個の場合には、n個の駅のうちの各駅での降車確率が1/nとする。なお、所望ならば、各駅の降車確率を等しくする代わりに、例えば駅ごとの平均的な乗降客数データに基づく重み付けテーブルを保持しておいて、該重み付けテーブルに基づいて、残り駅のうちの各駅での降車確率を決定するようにしてもよい。
いずれにしても、このようにして、降車駅テーブル生成処理部14は、車両・扉別降車駅一次テーブルTR2aを生成する。このようにして生成された一次テーブルTR2aは、降車駅テーブル生成処理部14によって、一旦、ID別降車駅テーブル保持部24に格納される。但し、ID別降車駅テーブル保持部24は、ワークエリアに一時的に保持されていもよい。
降車駅テーブル生成処理部14は、次に、一次テーブルTR2aを読み込んで、複数の検知器Dによって重複して検知されたID番号CNを一つに集約する。
その場合、図2の(a)の例では、検知器D04と扉7の近くの検知器D02及びD03の少なくともいずれか一方との検知が重複する場合には扉7の近くの検知器D02及びD03の少なくともいずれか一方の検知を優先して検知器D04による検知データを削除する。同様に、検知器D04又はD07と扉7の近くの検知器D05及びD06の少なくともいずれか一方との検知が重複する場合には扉7の近くの検知器D05及びD06の少なくともいずれか一方の検知を優先して検知器D04又はD07による検知データを削除し、検知器D07と扉7の近くの検知器D08及びD09の少なくともいずれか一方との検知が重複する場合には扉7の近くの検知器D08及びD09の少なくともいずれか一方の検知を優先して検知器Dj,07による検知データを削除する。扉7の近くの検知器D01,D02,D03の検知データや扉7の近くの検知器D08,D09,D10の検知データが重複する場合には、夫々、いずれか一つ、例えば検知器番号の小さい方の検知器による検知データを優先させて、他の検知データを削除する。これによって、一つのIDカード番号CNについて、一つづつの検知データが登録された最終テーブルTR2bを得る。このようにして生成された最終テーブルTR2bは、降車駅テーブル生成処理部14によって、ID別降車駅テーブル保持部24に格納される。
以上においては、検知器Dによる検知時刻については触れなかったけれども、例えば、検知結果テーブルTR1には、各検知器DによるID番号CNの検知時刻も一緒に記録されるようにしておいてもよい。車両内における乗客の移動により、検知領域が重ならない複数の検知器Dによって同一ID番号CNが検知されることも有り得る。その場合、各ID番号CNの検知時刻を検知結果テーブルTR1及び車両・扉別降車駅一次テーブルTR2aに記録するようにしているときには、検知時刻の最も遅い記録が正しい記録であるとみなし、他の記録を重複記録として削除して、最終テーブルTR2bを作成する。但し、この乗客案内システム1では典型的には厳密な人数を把握しなくてもよいことから、検知時刻の記録を行っていないときには、例えば、非隣接検知領域の検知器Dにより検知された同一ID番号CNについては、非隣接領域の検知器Dの数の逆数の確率(等確率)で、当該領域Eにいるとみなすようにしてもよい。
なお、図3の(c)からわかるように、車両・扉別降車駅最終テーブルTR2bでは、一時テーブルTR2aに格納されたID番号CNのデータのうち次の駅5t(図では、次の駅がS7である)で降車する可能性があるもの、即ち、次の駅5tで降車することが特定されているもの(Sbf=S7)、降車区間データのうち降車可能性のある駅が次の駅のみに確定されているもの(Sbk=S7)、及び残りの降車可能性のある区間において次駅での降車確率が0でないもの(Sbx=S7≠0)だけが抽出されて該テーブルTR2bの前半部分にまとめて配置され、次駅で降車する可能性がないと想定される降車確率が0のID番号のデータCNは、車両・扉別降車駅最終テーブルTR2bの後半部分にまとめて配置される。
以上のようにして生成された車両・扉別降車駅最終テーブルTR2bの前半部分では、ID番号CNの乗客のうち、扉番号01と扉番号02との間にある検知器D04のみによって検知されたID番号については、扉番号mが01及び02の両方の扉701,702が可能性ある扉7として登録され、扉番号02と扉番号03との間にある検知器D07のみによって検知されたID番号については、扉番号mが02及び03の両方の扉702,703が可能性ある扉7として登録される。その他の検知器によって検知されたID番号CNについては、特定の扉7が割当てられる。すなわち、次駅5t=S7で降車可能性のある乗客のうち検知器D01,D02,D03の検知領域E01,E02,E03内にいる乗客は全て扉701から降車すると想定され、検知器D05,D06の検知領域E05,E06内にいる乗客は全て扉702から降車すると想定され、検知器D08,D09,D10の検知領域E08,E09,E10内にいる乗客は全て扉703から降車すると想定されて、扉番号m欄に該当する扉番号01,02又は03が書込まれる。
同様に、車両・扉別降車駅最終テーブルTR2bの後半部分では、ID番号CNの乗客のうち、検知器D04のみによって検知されたID番号については、扉番号mとして01及び02の両方の扉701,702が占有領域に近接する可能性ある扉7として登録され、検知器D07のみによって検知されたID番号については、扉番号として02及び03の両方の扉702,703が占有領域に近接する可能性ある扉として登録される。その他の検知器Dによって検知されたID番号CNについては、特定の扉7が割当てられる。すなわち、次駅S7で降車可能性のない乗客のうち検知器D01,D02,D03の検知領域E01,E02,E03内にいる乗客は全て扉701の近傍の領域を占有すると想定され、検知器D05,D06の検知領域E05,E06内にいる乗客は全て扉702の近傍の領域を占有すると想定され、検知器D08,D09,D10の検知領域E08,E09,E10内にいる乗客は全て扉703の近傍の領域を占有すると想定されて、扉番号欄に該当する扉番号が占有領域として書込まれる。
以上においては、中間領域E04,E07にいる乗客については、両側の扉に対して等確率で別れると想定したけれども、両側の混雑度や領域E04,E07内の分布などに応じて、夫々の両側の扉に対して異なる確率で割り当ててもよい。また、次駅のホームの階段の位置などを考慮して、両側の扉に対して割り当てる確率を変えてもよい。
以上において、扉毎降車予想人数検出手段は、検知器Dと、データ処理部10と、記憶部20とからなる。
なお、以上においては、次駅(この例では駅S7)において降車する可能性のないID番号CNのデータも車両・扉別降車駅一次テーブルTR2a及び車両・扉別降車駅最終テーブルTR2bに格納しているけれども、次駅S7での扉7毎の乗車可能人数を考慮しない場合には、その代わりに、次駅S7で降車する可能性のあるID番号CNのデータのみを車両・扉別降車駅一次テーブルTR2aや車両・扉別降車駅最終テーブルT2bに又は車両・扉別降車駅一次テーブルTR2aのみに格納するようにしてもよい。
送信データテーブル生成処理部16は、制御部18の制御下において、上記の最終テーブルTR2bから送信データテーブルTR3を生成し同保持部26に格納する。送信データテーブルTR3は、送信データ生成処理部16によって生成される扉7毎の降車予想人数ないし降車見込数NRkに加えて、扉7毎に、乗車総数NRa、乗車残数NRz及び乗車可能数NRpを保持する。なお、送信データテーブル生成処理部16は、乗車可能数NRpの算出に際しては、予め格納された扉7毎の想定定員NRtを用いる。この扉毎想定定員NRtは、各扉7に近接して乗車可能な総数で、予め格納された車両毎の想定定員及び扉毎の分配割合に基づいて算出されてもよい。前述のように、扉毎乗車可能数NRpを求めない場合には、扉7毎の乗車総数NRaや乗車残数NRzは、求めなくてもよく、扉7毎の想定定員NRtや車両毎の想定定員や扉毎の分配割合データはなくてもよい。
この例の場合、j両目の車両6について、扉701から降車すると予想される乗客は、検知器D01,D02,D03の検知領域E01,E02,E03内にいる降車予想乗客の全体と、検知器D04の検知領域器E04内にいる降車予想乗客の1/2であると想定して、扉701からの降車予想人数NRkを算出する。また、扉702から降車すると予想される乗客は、検知器D05,D06の検知領域E05,E06内にいる降車予想乗客の全体と、検知器D04,D07の夫々のE04,E07の検知領域内にいる降車予想乗客の1/2であると想定して、扉702からの降車予想人数NRkを算出する。同様に、扉703から降車すると予想される乗客は、検知器D08,D09,D10の検知領域E08,E09,E10内にいる降車予想乗客の全体と、検知器E07の検知領域内にいる降車予想乗客の1/2であると想定して、扉703からの降車予想人数NRkを算出する。但し、いずれの場合でも、降車確率が1未満の乗客の場合、当該降車確率分の人数として降車人数を積算する。
一方、次駅S7で降車することなくj両目の車両6内で扉701の近傍に残ると予想される乗客の数は、検知器D01,D02,D03の検知領域E01,E02,E03内にいる乗客の全体と検知器D04の検知領域器E04内にいる乗客の1/2との和により求められる扉701の近傍の乗車総数NRaから上記の扉701での降車予想人数NRkを減算して、扉701の近傍の乗車残数NRzとして算出する。同様に、次駅S7においてもj両目の車両6内で扉702の近傍に残ると予想される乗客の数は、検知器D05,D06の検知領域E05,E06内にいる乗客の全体と検知器D04,D07の検知領域E04,E07内にいる乗客の1/2との和により求められる扉702の近傍の乗車総数NRaから上記の扉702からの降車予想人数NRkを減算して扉702の近傍の乗車残数NRzとして算出する。また、次駅S7でj両目の車両6内で扉703の近傍に残ると予想される乗客の数は、検知器D08,D09,D10の検知領域E08,E09,E10内にいる乗客の全体と検知器D07の検知領域E07内にいる乗客の1/2との和により求められる扉703の近傍の乗車総数NRaから上記の扉703での降車予想人数NRkを減算して扉703の近傍の乗車残数NRzとして算出する。
更に、各扉7を乗降口とする想定定員NRtから各扉7近傍の乗車残数NRzを減算して、各扉7から乗車可能な乗車可能数NRpを求める。
制御部18の制御下で送信データテーブル生成処理部16によりこのようにして求められた結果が、送信データテーブルTR3として、生成され、同テーブル保持部26に保持される。
以上のようにして、生成された送信データテーブルTR3の内容が、制御部18の制御下で通信処理部19によって列車(電車)番号TB及び直前駅5hの発車時刻tと共に送信され、次駅5t=S7の駅構内装置3で受信される。
この乗客案内システム1で制御しようとしている乗降客の案内・誘導のためには、降車予想数NRkや乗車残数NRzや乗車可能数NRpが厳密に正確でなくてもよく、上述のようにして駅構内装置3に送信される降車予想数NRkや乗車残数NRzや乗車可能数NRpはほぼ正確であれば足り、夫々の数が数人程度は異なっていてもよい。
なお、以上においては、降車駅が特定されていないまでも降車駅区間データがカードCに保持されている例について説明したけれども、仮に、所望額が予納・登録され利用料金が改札口での出札の際にその都度差引かれる種類の乗車カード等が用いられた場合、典型的には、次駅以降の残りの駅全体における平均的な降車割合に基づいて、次駅での降車確率を求め、その降車確率を用いて、降車予想人数NRkなどを求めればよい。
テーブルTR1,TR2a,TR2b,TR3の内容は、次の駅S7に停車するまで保持され、更に次の駅S8に向かって駅S7を発車すると、制御部18の制御下で検知処理部12による検知処理が再開される。
駅構内装置3は、図4からわかるように、駅5のホーム8の乗降領域9(図5参照)毎に一組づつ設けられた検知器G及び乗降領域9の両側の夫々に一組づつ設けられた表示器Hに加えて、データ処理部30と、データ処理部30によるデータ処理を制御する制御部40と、データ処理部10によって生成された各種テーブルTS等を保持する記憶部50及び表示パターンデータを保持する表示パターンデータ保持部60と、列車内装置3からの送信データTR3を制御部40の制御下で受信する受信手段としての通信処理部42とを有する。データ処理部30は、検知処理部32、車両・扉別乗車待ち乗客テーブル生成処理部34、待ち行列形態決定手段としての並び方指示データテーブル生成処理部36及び乗車誘導表示変更手段としての表示制御部38を含む。ここで、表示手段は、表示器Hとその制御部38とからなる。
データ処理部30や記憶部50等は、典型的には、ホーム8毎に設けられるけれども、各駅5毎に設けられていてもよい。制御部40や通信処理部42もホーム8毎に設けられていてもよいけれども、その場合、典型的には、各駅5毎にホーム毎の制御部や通信処理部を集中制御する中央制御部などが別途設けられる。以下では、説明の簡明化のために、駅5に、各向きに進む列車4用のホームが一つだけあるとして、説明する。
駅構内装置3は、次に入線すべき列車4の列車内装置2の通信処理部19からの送信データテーブルTR3すなわち車両・扉別列車乗降客データテーブルTR3を、制御部40の制御下で通信処理部42で受信し記憶部50の車両・扉別列車乗降客データ保持部56に格納保持する。
図5からわかるように、検知器Gが設けられるべき乗降領域9は、駅5のホーム8の所定位置に電車4が停車した際に、電車4の各車両6の乗降用扉7に対面する領域である。各検知器Gは、例えば、図5において想像線で示した平面位置においてホーム8の天井に装着されたり天井から吊り下げられる。即ち、例えば、j両目の車両6についていえば、乗降用扉7(より詳しく表せば7j,m)すなわち扉701,702,703に対面する領域が乗降領域9(より詳しく表せば9j,m)すなわち乗降領域901,902,903になっている。各乗降領域9には、一組の検知器Gm,q即ち検知器Gm,1,Gm,2,Gm,3,・・・が配置されている。各乗降領域9の検知器Gm,q(より詳しく表せばGj,m,q)は、全体として、夫々の乗降領域9において列をなす乗車待ち乗客を各乗客の所持する乗車カードCによって検知し、そのID番号CNによって夫々を識別する。検知器Gは、典型的には、列車内検知器Dと同様なものからなる。なお、検知器Gm,qの想像線で示された検知エリアJm,q(より詳しく表せばJj,m,q)は、ホーム8のうち乗車待ち乗客が列をなすと想定される最大領域の全体を蔽う。但し、待ち行列に並ばない人が存在する領域は検知領域外としてもよい。
ホーム8に停車する電車4の各車両6の各扉7に対応する乗降領域9は、典型的には、扉7の右側及び左側の乗降領域9,9からなり、左右の乗降領域9,9は、典型的には、扉7の中央に関して鏡映対象である。従って、乗降領域を規定する表示器Hも、典型的には、相互に鏡映対称である点を除いて相互に同一な左右の表示器H,Hからなる。このような一対の表示器H,Hが、図6の(a)に示されている。以下では、相互に区別する必要がある場合を除いて、表示器を符号Hで示す。
表示器Hは、ホーム8上の表面に形成され、列を規定する横表示部hxと、行を規定する縦表示部hyとが格子状に組み合わされてなる。図6の(a)に示した表示器Hは、夫々、3列で、各列の長さに対応する行は、5個以上である(典型的には、5よりもはるかに大きい)。即ち、左側の表示器Hは、乗降口7の中央から外向き(左向き)に三組の横表示部hx1,hx2,hx3を有し、ホーム8の前から後方に向かって五組以上の縦表示部hy1,hy2,hy3,hy4,hy5,・・・を有する。各横表示部hxは、相互に同様に構成され、細長く横向きに延びた枠71と一組の発光部72とからなる。発光部72は、ランプやLEDからなる。図示の例では、一つの横表示部hxが五個の発光部72を備える。各縦表示部hyも、相互に同様に構成され、細長く縦向きに延びた枠73と一組の発光部74とからなる。各発光部74は、発光部72と同様に構成される。右側の表示器Hは、乗降口7の中央から右向きに三組の横表示部hx1,hx2,hx3を有する点を除いて、左側の表示器Hと同様に構成されている。表示器は、乗車待ちの乗客が点灯した発光部72,74の表示部hx,hyによって囲まれた領域に並ぶように、乗車待ち乗客を案内ないし誘導するものである(実際には、駅のアナウンスや文字表示等によって乗客に表示器Hの点灯表示部hx,hyの枠内に並ぶように促すことになる)。図6の(a)において、対向する二つの横表示部hx,hx及び対向する二つの縦表示部hy,hyによって形成される升目Ph内に一人づつ並ぶように促してもよいけれども、典型的には、点灯升目Phの範囲内に並ぶように促すことになる。
例えば、扉7からの降車予想人数NRkが少なく且つ乗車待ち乗客数が少ない場合、左右の表示器H,Hは、夫々、表示部hx1,hx1によって規定される列に沿って、夫々一列に、乗車待ち乗客を並ばせればよい。すなわち、降車予想人数NRkが少ない場合、扉7から降りる乗客のための通路の幅Wは、最小限の大きさWminで足りるから、扉7に近接した最も内側の列を規定する少なくとも最内表示部hx1,hx1を左右の乗車待ちの列として指定する。一方、乗車待ち乗客数が少ない場合、列は、夫々一列で足りるから、最内表示部hx1,hx1のみを用いる。その結果、図6の(a)に示したように、横表示部hx1と、該横表示部hx1の両側を規定する位置の縦表示部hyの発光部72,74のみが点灯される。図6の(a)において、黒丸(●)は発光状態の発光部を示し、白丸(○)は非発光状態の発光部を示す。
なお、ラッシュアワーにおいてターミナル駅に向かう電車が途中駅で停車する場合のように、降車予想人数NRkは少ないけれども乗車待ち乗客数が多い場合には、例えば、通路の幅Wは最小限の大きさWminのままで、乗車待ち乗客のための待ち行列の列数を増やす。すなわち、左右の表示器H,Hは、例えば、夫々、乗車待ちの列として三列の行列を形成することを促すべく、図6の(a)の全ての発光部72,74を点灯させる。なお、この図6(a)では、横表示部hxが三列しかないけれども、横表示部hxが四列以上ある場合には、その一部の列の発光部72を点灯させて列を作らせればよい。
一方、降車予想人数NRkが比較的多い場合には、例えば、図6の(b)に示したように、通路の幅Wを比較的大きくする。そのためには、左右の表示器H,Hの夫々の最内側の横表示部hxの発光部72,72を非点灯状態(非発光状態)にして、十分な幅の通路を確保させる。これによって、比較的多数の降車乗客が速やかに扉7から離れたところに移動し易くする。勿論、幅Wをそれ程大きくする必要がない場合には、左右の表示器H,Hの一方のみの最内側の横表示部hx1を非点灯状態にしてもよい。その場合、典型的には、進行方向前方に位置する左側表示器Hの最内の横表示部hx1を非点灯状態にする。但し、逆でもよい。なお、最内横表示部hx1の発光部72を非点灯状態にすることに伴い、非点灯状態の横発光部hx1のみに関連する最内の縦表示部hyの発光部74も全て非点灯状態にする。他方、乗車待ち乗客数に応じて列数を確保すべく、対応する列数の横表示部hx2,hx3が、左右の表示器H,Hの夫々において、点灯され、点灯状態になる横表示部hx2,hx3に関連する縦表示部hyの発光部74も点灯される。乗車待ち乗客数がはるかに多い場合には、左右の表示器H,Hの夫々において四組以上の横表示部hxを設けておき、内側の横表示部hx1を除く所望数の横表示部hxの発光部72を適宜点灯させる。
図5では、乗降領域901では中央通路幅を比較的大きくすると共に左右に二列の待ち行列を作り、乗降領域902では中央通路幅を比較的大きくすると共に左右に三列の待ち行列を作り乗降領域903では中央通路幅を比較的小さくすると共に左右に四列の待ち行列を作った状態が示されている。なお、図5では、乗車待ち乗客の下に表示器Hの表示部hx,hyがあるとみなせばよい。
乗車待ち乗客数が形成する列の長さは、乗車可能数(見込)や、ホームの幅やホーム上の障害物の存在などに応じて、縦及び横の表示部hy,hxの発光部74,72の点灯を制御することにより、異ならせ得る。
なお、例えば、階段のような障害物がホームにあることによりホームが狭くなっている場合には、ホームを横断する方向に列をなす代わりにホームの延在方向に列をなしたり、ホームの幅が比較的狭い場合には、真直ぐな列の代わりに途中で折れ曲った列をなすように表示器を構成してもよい。その場合、表示器Hの縦横の表示部hy,hxによって囲まれる升目内等に、並ぶべき向きを示す矢印を↓や→や←の形で選択的に表示するようにしてもよい。
以上においては、縦横の表示部hy,hxの夫々の複数の発光部74,72が同一の発光部であって点灯(発光)状態と消灯(非発光)状態とを採る例について説明したけれども、複数種類の発光強度や複数種類の色を出すようになっていてもよく、また、発光部74,72の全てが同一である代わりに、発光部74,72が複数種類の異なる発光部からなっていてもよい。更に、以上においては、縦横の表示部hy,hxが複数の発光部74,72を含む例について説明したけれども、夫々の表示部hy,hxが例えば単独の発光部からなっていても、L字状等の如く異なる二次元形状を備えていてもよい。また、表示器Hがホーム8上に形成される代わりに、例えば、天井から吊り下げられていてもよい。更に、表示器Hが単に位置を示す代わりに又は位置を示すと共に、後述する数表示器HN1(図4)の如く文字や数字で乗車待ち乗客の並び方を指定するようになっていてもよい。
乗車領域9がホーム8に入線・停車する電車4の車両6の乗降口(扉)7の両側に設けられる代わりに一側に設けられる場合であっても、表示器Hは、乗降口7からの降車予想人数NRkの多少に応じ且つ乗車待ち乗客の数の多少に応じて、乗降口7の前のスペースを増減したり列の数を増減したりすることにより、乗車待ち行列の形態を変更させる。
次に、以上のような検知器G及び表示器Hを随伴する構内装置3の各処理部について、主に図4及び図7を参照しつつ、より詳しく説明する。
各乗車領域9j,mにおいて、当該領域9j,mの検知器Gj,m,qによって読取られた乗車カードCのID番号CNを当該番号CNを検知した検知器番号Gj,m,q及び検知時刻tgと共に図7の(a)に示したような検知結果テーブルTS1として記憶部50のうち検知結果テーブル保持部52に記録する。ここで、乗降領域9j,mが同一である限り、乗降口7j,mに近い前方の検知器(例えば検知器Gj,m,1)と乗降口7j,mから遠い後方の検知器(例えば検知器Gj,m,3)とを区別する必要はないけれども、各検知器Gj,m,qによる一通りの検知が完了したか否かのチェックを容易・確実にするために、検知結果テーブルTS1では、個々の検知器Gj,m,1,Gj,m,2,Gj,m,3を区別して、行列方向の位置qを特定しつつ記録する。ここで、jはj両目の車両6に係る乗車領域であることを指し、mは特定の車両6のm番目の乗降口7に係る乗車領域であることを示す。従って、検出器番号のうちj,mは、そのまま、車両及び扉の番号に対応する。
なお、ここでは、説明の簡明化のために、ホーム8の同一の乗車領域9j,mには、電車4のj両目の車両のm番目の扉7が位置するように電車4が停車するとして説明するけれども、特定の乗車領域9について、当該領域が電車4の何両目の車両6の何番目の扉7に対応するかは、入線する電車4によって異なり得る。従って、実際には、電車4の列車番号4r毎に車両6の連結の仕方及び各車両6の扉7の数及び位置情報を保持しておき、並び方指示データテーブル生成処理部36において次に入線すべき電車4の列車番号4rに応じた対応付けをするか又は入線する電車4の列車番号4rに応じて検知結果テーブル保持部TS1を作成することになる。
ホーム8の乗車領域9に並ぶ乗客の数は、次の電車4が入線するまで(より厳密には発車するまで)時々刻々変動し得る。従って、検知処理部32による検知処理は、典型的には、次の電車4が入線するまで(より厳密には発車するまで)繰返し行われる。
但し、乗車領域9に形成される待ち行列のうち降車乗客のすみやかな移動を確保する通路の形態(典型的には、通路の幅W)は、典型的には、降車予想人数NRkのみによって決定され得るから、検知処理部32による検知処理を一回だけにしてもよい。更にいえば、通路の幅W自体は、降車予定人数NRkのみによって規定され、乗車予定乗客の数には依存しないので、幅Wだけを決めることにより並び方を決定してしまう場合には、乗車待ち乗客の数を数えなくてもよいから、検知器Gによる検知処理は行わなくてもよい。
なお、乗車待ち乗客の数に応じた並び方としては、列の数や列の最大長さや、場合によっては、列の形(例えば、後方を曲げるなど)等を決定・指示する必要があることから、駅構内装置3は、好ましくは、図4に示したように、検知器Gを含み、該検知器G及び検知処理部42等によって、乗車待ち乗客の数を絶えず監視する。
車両・扉別乗車待ち乗客テーブル生成処理部34は、検知結果テーブル保持部52の検知結果テーブルTS1の内容を検知ID番号CNについてソートし、更に、重複ID番号を一つに集約する。検知ID番号CNの重複は、前述の車両内検知器Dによる検知の場合と同様に、検知器Gj,m,qの検知エリアJj,m,qの重なり合い及び乗客の移動によって生じ得る。ここでは、例えば、車両番号jや乗車領域mの異なる複数の検知器によって重複検知されたID番号については検知時刻tgが最新の検知結果を選択する。また、車両番号j及び乗車領域mの両方が同一の複数の検知器によって重複検知された同一乗車領域のID番号についても、例えば、検知時刻tgが最新の検知結果を選択する。但し、同一乗車領域のID番号については、例えば、最も前方の検知器や最も後方の検知器を選択してもよい。更に、同一乗車領域の検知器の区別情報を削除して、最終的に、ID番号CNについてソートされた車両j別で扉番号m別の乗車待ち乗客のテーブルTS2を生成し、記憶部50の車両・扉別ホーム乗客テーブル保持部54に格納する。
以上において、乗車待ち乗客数検出手段は、検知器Gと、検知処理部32と、車両・扉別乗車待ち乗客テーブル生成処理部34と、テーブル保持部52,54とからなる。
前述のように、記憶部50の車両・扉別列車乗降客データ保持部56には、次に入線すべき列車4の通信処理部19から受信した送信データテーブルTR3すなわち車両・扉別列車乗降客データテーブルTR3が格納・保持されている。
並び方指示データテーブル生成処理部36は、ホーム乗客テーブル保持部54の同テーブルTS2と列車乗降客テーブル保持部56の同テーブルTR3とを読み込んで、ホームでの並び方を指示するデータテーブルTS3を生成し、記憶部50の同テーブル保持部58に格納する。
並び方指示データテーブル生成処理部36では、図7の(c)のテーブルTS3からわかるように、車両jの扉番号m別に、並び方を決定して、テーブルTS3の該当する欄に記録する。処理部36では、次の列車4の車両j及び扉番号mによって規定されるホーム8の位置に応じた並び方の種類ないしパターン情報Vを、記憶部50の並び方種類保持部57から読み込んで該当領域に記録する。このパターンVは、典型的には、前述のようにホーム8のうち階段があって幅が狭いところにおける特殊な並び方のパターンの如きものであるけれども、その他に、ホームの反対側の車線の入線状況に応じたホーム8の有効スペースの変動や、乗車待ち乗客数NSaが極端に多い場合における特殊な並び方の指定などに用いられ得る。ここでは、図6に示した表示器Hの通常の表示の仕方の範囲内であると想定する。
表示器Hに関する説明の欄でふれたように、生成処理部36は、受信テーブルTR3の降車予想人数NRkに応じて、通路幅ないし列間隔Wを指定する。また、車両・扉別の乗車待ち乗客のテーブルTS2に基づいて、車両j別で扉m別の乗車待ち乗客数NSaを求めてテーブルTS3の該当領域に記録すると共に、該乗車待ち乗客数NSaに基づいて列数n(hx)を指定する。
更に、生成処理部36は、受信テーブルTR3のうちの乗車可能数NRpに基づいて、列の長さn(hy)に関する表示を変えるためのデータを生成してもよい。例えば、縦表示器hyの発光部74が緑,黄,赤の発光を行い得るような場合、乗車数が乗車可能数NRpよりも十分に少ない列の長さhyの上限を緑の範囲として指定し、乗車数が乗車可能数NRpを明らかに上回る列の長さhyの下限を赤の範囲として指定し、更に両者の中間の列の長さhyを黄の範囲として指定すべく、緑の上限、赤の下限及びその中間の範囲を列の長さn(hy)に関して、記録しておいてもよい。なお、発光部74が、単一色で発光する場合、緑は常時点灯(発光)で代替し、黄は比較的短い時間での点滅で代替し、赤は点滅領域より後方の常時消灯状態で代替するなど、他の表示形態と関連させてもよい。なお、列の増減などは、例えば、スクロールするような点滅でもよい。点滅やスクロールなどの点灯(発光)形態の組合せは、所望に応じて選択され得る。ここで、列の長さに関する表示制御を行うのは、NRp<NSaのときに限ったり、NRp<<NSaのときに限るようにしてもよい。縦表示器hyに関する以上の説明は、列の長手方向に関して対応する位置にある横表示器hxについてもそのまま当てはまる。
また、乗車可能数NRpが大きい乗車領域9j,mと乗車可能数NRpが小さい乗車領域9j,mとで異なる色や点滅形態の表示を行うようにしてもよく、更に、乗車可能数NRpと比較して乗車待ち乗客数NSaが少なかったりその割合が低い乗車領域9j,mと乗車待ち乗客数NSaが多かったりその割合が高い乗車領域9j,mとで異なる色や点滅形態の表示を行うようにしてもよい。
表示制御部38は、並び方指示データテーブル保持部58に生成・格納されたテーブルTS3の内容に従って、表示パターンデータ保持部60を参照して、表示器Hに並び方を指示する点灯(表示)を行わせる。この表示の例は、図6の(a)や(b)に関連して説明したとおりである。
なお、表示制御部38は、表示器Hの表示制御だけでなく、例えば、車両j毎で扉m毎に乗車可能数NRp等を、該当乗車領域9j,mの前方等に数表示器HN1(図4の想像線)で視認可能に表示するようにしてもよい。
以上の如く構成された列車内装置2及び駅構内装置3を備えた乗客案内システム1の動作について、次に、図9及び図10のフローチャートを参照しながら、説明する。
まず、列車内装置2の動作ないし処理の流れを、図9のフローチャートSRに基づいて説明する。
発駅5hを電車4が発車すると、まず、検知器D及び制御部18の制御下の検知処理部12によって、乗客の所持する乗車カードCからID番号CN並びに乗車駅Sa及び降車駅Sbなどの情報が読取られて、検知結果テーブル保持部22に検知結果テーブルTR1の形で記録される(ステップSR01及びSR02)。このステップSR01の検知処理は、列車4内の全車両6の全検知器Dj,iが該当領域Ej,i内の全てのカード情報を読取るまで続けられる。
次に、制御部18の制御下で、降車駅テーブル生成処理部14によって、検知結果テーブルTR1の内容がID番号CNについてソートされ車両・扉別降車駅一次テーブルTR2aが生成され、更に、重複データが除去されて、車両・扉別降車駅最終テーブルTR2bが生成される(ステップSR03)。
更に、制御部18の制御下で、送信データテーブル処理部16によって、次駅5t=S7で降車可能性のあるID番号CNのデータについて集計した降車予想人数NRk等を含む送信用データテーブルTR3を生成する(ステップSR04)。
次に、送信データテーブル保持部26に格納された送信データテーブルTR3を、制御部18の制御下で、通信処理部19によって、次駅5t=S7に向かって送信する(ステップSR05)。この送信データは、次駅S7の駅構内装置3の通信処理部42で受信される。
電車4が次駅5t=S7に到着・停車したのが確認されると(ステップSR06)、列車内装置2の記憶部20のテーブルTR1,TR2a,TR2b,TR3の内容は、制御部18の制御下で、一旦クリアされる(ステップSR07)。制御部18は、駅に停車した旨の信号を、電車の運行制御系統から受取るようになっていても、電車4の速度検出系や扉7の開閉検出系などから受取るようになっていてもよい。なお、テーブルTR1,TR2a,TR2b,TR3の一部のデータが次のデータの検出精度の向上等に用いられ得る場合には、完全にクリアする代わりに、履歴データとして履歴格納エリアなどに保存しておくようにしておいてもよい。
次に、電車4の駅5からの発車が確認されると(ステップSR08)、ステップSR01に戻って更に次の駅における降車予測などを繰返す。発車情報も、前記停車情報と同様に制御部18に与えられ、制御部18は、該発車情報を受取ると、検知処理部12に検知器Dによる検知動作を再開すべき旨の指示を与える。
次に、駅構内装置3の動作ないし処理の流れを、図10のフローチャートSSに基づいて説明する。
まず、当初は、例えば、表示器Hを標準パターンで表示する(ステップSS01)。標準パターンは、平均的な乗降客数により異なることから、駅毎にまた路線毎に異なるパターンであり得る。標準パターンが、例えば、図5のうち乗降領域901のようなパターンであるとすると、図6の(b)のようなパターンに対応する。従って、表示器H,Hの夫々の縦横の表示部hx,hyが該当する発光パターンを示すように、図4の表示パターンデータ保持部60に、標準パターンデータを格納しておき、該パターンデータに基づいて、駅構内装置3の制御部40の制御下で表示制御部38を制御する。
当駅5のホーム8に電車4がいなくなった状態で、前駅5hから次の電車4が発車し、当該電車4の列車内装置2の通信処理部19から送信データテーブルTR3が発信されると、駅構内装置3の制御部40の制御下で通信処理部42によってデータテーブルTR3すなわち車両・扉別列車乗降客データTR3を受信する(ステップSS02)。受信データTR3は、駅構内装置3の該当データ保持部56に格納される。
一方、前の電車4の発車後、駅構内装置3の検知器Gは、制御部40の制御下にある検知処理部32の下で、乗車待ち乗客の検知を開始する(ステップSS03)。乗車待ち乗客の検知は、乗客の保持する乗車カードCのID番号CN等を読取ることにより行われる。この読み取り動作は、全ての乗車領域9j,mの全ての検知器Gj,m,qによる検知動作が完了するまで行われる(ステップSS04)。読取られた情報は、検知処理部32によって、検知結果テーブル保持部52に検知結果テーブルTS1として格納される。なお、作るべき待ち行列の形態は、次に入線する電車4からの降車予想乗客数NRkの情報の受信処理が完了する(ステップSS02)まで決定されないことから、典型的には、ステップSS02の処理が完了した後でステップSS03の処理に入る。但し、受信処理が完了するまでに乗車待ち乗客の数が大きく変動する虞れが少なく検知処理の完了後電車が入線するまでの時間が短いような場合には、ステップSS02と平行してステップSS03の処理に入ってもよい。
次に、車両・扉別乗車待ち乗客テーブル生成処理部34によって、テーブルTS1の内容をID番号CNでソートし重複データを除去した後、更に、車両・扉別に並べ直して、車両・扉別乗車待ち乗客テーブルTS2を生成し、同テーブル保持部54に格納する(SS05)。
更に、並び方指示データテーブル生成処理部36によって、車両・扉別乗車待ち乗客テーブルTS2から並び方指示データテーブルTS3を生成し、同テーブル保持部58に格納する。このテーブルTS3では、例えば、降車予想人数NRkに基づいて列間隔ないし通路幅Wが決定され、乗車待ち乗客数NSa等に基づいて列数n(hx)が決定される(ステップSS06)。
更に、並び方指示データテーブルTS3の内容に基づいて、表示制御部38により、表示器Hに所定の並び方を指定するパターンの表示を行う(ステップSS07)。
所望の待ち行列のパターンの表示が指示されると、所定時間が経過するまでは、乗車待ち乗客数の再チェックを行わない(ステップSS08,SS10)。前回のパターン表示(ステップSS07)の後、所定時間経過すると、乗車待ち乗客数が無視し難い程度に変動すると考えられることから、乗車待ち乗客数をカウントしなおすべく、ステップSS03に戻る。但し、所定時間の計測の途中でも、次の電車4の入線・停車が確認された場合には(ステップSS09)、テーブルTS1,TS2,TS3がクリアされる(ステップSS11)。電車4の発車が確認されると(ステップSS12)、次の電車からのテーブルTR3の送信を受け入れる準備に入る(ステップSS02)。
なお、電車4が次々に入線する場合には、発車確認ステップSS12が完了する前に、次の電車4に対するテーブルTR3の受信準備に入っていもよい。勿論、次の電車4の乗車待ち乗客の列とは別に、次々電車4の乗車待ち乗客の列を隣接して形成させるような場合には、次々電車4からの降車予想乗客数NRk等を並行して受信し、待ち行列の作り方を予め決めるようにしてもよい。なお、次電車4の乗車可能数NRpと比較して乗車待ち乗客数NSaが大幅に上回る場合には、次々電車4の乗車待ち行列を形成させるべく表示器Hによる表示制御を行うようにしておいてもよい。
また、列車内やホームでの乗降客が多い場合には、降車予想乗客のうち扉から離れた領域にいる乗客のID番号を駅構内装置3に送信して、該特定のID番号の乗客がホームに降りたかどうかを検知器Gで検知するまで乗車を禁止する表示を乗車領域の前端の別の表示器で行わせるようにしてもよい。
本発明による好ましい一実施例の乗客案内システムを構成する列車内装置のブロック図。 図1の列車内装置の検知器による検知状況を示したもので、(a)は扉毎に検知器を設ける例についての平面説明図、(b)は車両内に均等に検知器を設ける例についての平面説明図。 図1の列車内装置で生成されるテーブルを示したもので、(a)は検知結果テーブルの説明図、(b)は車両・扉別降車駅一次テーブルの説明図、(c)は車両・扉別降車駅最終テーブルの説明図、(d)は送信データテーブルの説明図。 本発明による好ましい一実施例の乗客案内システムを構成する駅構内装置のブロック図。 図4の駅構内装置の検知器による検知状況を示した平面説明図。 図4の駅構内装置の表示器を示したもので、(a)は降車予想人数が少ない場合における表示器の表示状態を示した説明図、(b)は降車予想人数が比較的多い場合における表示器の表示状態を示した説明図。 図4の駅構内装置で生成されるテーブルを示したもので、(a)は検知結果テーブルの説明図、(b)は車両・扉別乗車待ち乗客次テーブルの説明図、(c)は並び方指示データテーブルの説明図。 本発明による好ましい一実施例の乗客案内システムと該システムが適用される電車、発駅及び次駅との関係を示した模式的説明図。 本発明による好ましい一実施例の乗客案内システムを構成する列車内装置における処理の流れの一例を示したフローチャート。 本発明による好ましい一実施例の乗客案内システムを構成する駅構内装置における処理の流れの一例を示したフローチャート。
符号の説明
1 乗客案内システム
2 列車内装置
3 駅構内装置
4 電車(列車)
5 駅
5h 発駅
5t 着駅
6,6 車両
7,7j,m,7 扉(乗降口)
8 ホーム
9 乗降領域
10 列車内データ処理装置
12 列車内検知処理部
14 降車駅テーブル生成処理部
16 送信データテーブル生成処理部
18 列車内装置の制御部
19 通信処理部(送信手段)
20 記憶部
22 検知結果テーブル保持部
24 ID別降車駅テーブル保持部
26 送信データテーブル保持部
30 駅構内装置
32 ホームでの乗車待ち乗客の検知処理部
34 車両・扉別乗車待ち乗客テーブル生成処理部
36 並び方指示データテーブル生成処理部(待ち行列形態決定手段)
38 表示制御部(乗車誘導表示変更手段)
40 駅構内装置の制御部
42 通信処理部(受信手段)
50 記憶部
60 表示パターンデータ保持部
C 乗車カード
CN ID番号
D,D,Dj,i 列車内の検知器
E,E,Ej,i 列車内の検知器の検知領域
H,H,H 表示器
hx 横表示部
hy 縦表示部
G,Gj,m,q,Gm,q ホームの検知器
J,Jj,m,q,Jm,q ホームの検知器の検知領域
NRa 乗車総数
NRk 降車予想数
NRp 乗車可能数
NRt 想定定員
NRz 乗車残数
NSa 乗車待ち乗客数
SR 列車内装置の処理の流れ
SS 駅構内装置の処理の流れ
Sa 乗車駅情報
Sb 降車駅情報
TR1、TR2a,TR2b,TR3 列車内装置により生成されるテーブル
TS1、TS2,TS3 駅構内装置により生成されるテーブル

Claims (4)

  1. ホームに次に入線する電車の扉毎の降車予想人数情報を受信する受信手段と、
    該受信手段で受信した扉毎の降車予想人数に応じて、ホームの乗客の待ち行列の形態を各扉毎に決定する待ち行列形態決定手段と、
    該待ち行列形態決定手段で決定された形態にホームの乗客を並ばせるべく待ち行列形態決定手段で決定された待ち行列の形態を表示する表示手段と
    を有する乗客案内システム。
  2. ホームのうち電車の各扉に対応する乗車領域において乗車待ちをしている乗車待ち乗客数を検出する乗車待ち乗客数検出手段を更に備え、
    待ち行列形態決定手段が、乗車待ち乗客数検出手段で検出した乗車待ち乗客数に応じて、待ち行列の形態を決定する請求項1に記載の乗客案内システム。
  3. 電車の車両の各扉に近接した領域にいて次の駅で降車すると予想される降車予想人数を検出する扉毎降車予想人数検出手段を有する請求項1又は2に記載の乗客案内システム。
  4. 電車の車両の各扉に近接した領域にいて次の駅で降車すると予想される降車予想人数を検出する扉毎降車予想人数検出手段と、
    当該電車が次に停車する駅のホームの各扉用乗降領域毎の乗車誘導表示を前記扉毎降車予想人数検出手段で検出した乗客数に基づいて変更する乗車誘導表示変更手段と
    を有する乗客案内システム。


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