JP4147844B2 - 駐車車両誘導システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場内に駐車する車両を特定の駐車区域へ誘導する駐車車両誘導システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、例えばテーマパークやスーパーマーケットなどの施設の駐車場においては、障害者の負担を軽減すべく、建物の出入口に近い駐車区域などが障害者用の駐車区域として用意されている場合がある。そして、この場合、係員が駐車場に配置されていれば、乗員は、自分や同乗者が障害者である旨が記載されている障害者手帳などを係員に提示し、係員は、乗員から提示された障害者手帳などを確認した上で、該当する車両を障害者用の駐車区域へ誘導するようになっている。
【0003】
しかしながら、係員が配置されていない駐車場では、駐車場を利用する利用者にとっては、障害者が乗車している車両が障害者用の駐車区域へ誘導されることがなく、乗員が自ら障害者用の駐車区域を探さなければならない。また、駐車場を経営する経営者にとっては、障害者が乗車している車両を障害者用の駐車区域へ誘導するためにのみ係員を配置することは、経営上の点から回避したいという要望がある。
【0004】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、係員が駐車場に配置されていなくとも、駐車場を利用する利用者が車両を特定の駐車区域に駐車することができ、それによって、駐車場を利用する利用者が駐車場を利用する際の利便性を高めることができ、また、駐車場を経営する経営者が効率的な経営を行うことができる駐車車両誘導システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した駐車車両誘導システムによれば、駐車場内に駐車する車両からデータ記録手段に記録されている当該車両に乗車している乗員に関する乗員データや当該車両に関する車両データが電波信号により受信データ受信手段により受信されると、駐車区域決定手段は、データ受信手段により受信された乗員データや車両データに基づいて当該車両に乗車している乗員の特徴や当該車両の特徴を認識して駐車場内における駐車区域を決定し、駐車車両誘導手段は、該当する車両を駐車区域決定手段により決定された駐車区域へ誘導する。
【0006】
このように、車両に乗車している乗員に関する乗員データや車両に関する車両データが車両に記録されていると、車両から乗員データや車両データが電波信号により送信され、車両から送信された乗員データや車両データが電波信号により受信されることにより、当該車両に乗車している乗員の特徴や当該車両の特徴が認識され、駐車場内における駐車区域が決定され、該当する車両が当該決定された駐車区域へ誘導される。
【0007】
したがって、従来のものとは異なって、駐車場を利用する利用者にとっては、車両が特定の駐車区域へ誘導されるのに必要な証明書類を係員に提示する必要がないので、係員が駐車場に配置されていなくとも、車両が当該決定された駐車区域へ誘導されることにより、車両を特定の駐車区域に駐車することができ、これにより、駐車場を利用する際の利便性を高めることができる。また、駐車場を経営する経営者にとっては、車両を特定の駐車区域へ誘導するためにのみ係員を配置する必要がないので、効率的な経営を行うことができる。また、進入制御手段は、該当する車両が駐車区域決定手段により決定された駐車区域へ進入する旨を許可すると共に、該当する車両以外の車両が駐車区域決定手段により決定された駐車区域へ進入する旨を禁止するので、例えば障害者が乗車している車両を確実に該当する駐車区域へ誘導することができ、その一方で、障害者が乗車していない車両が該当する駐車区域へ進入することを未然に回避することができる。
請求項2に記載した駐車車両誘導システムによれば、駐車場内に駐車する車両からデータ記録手段に記録されている当該車両に乗車している乗員に関する乗員データや当該車両に関する車両データが電波信号により受信データ受信手段により受信されると、駐車区域決定手段は、データ受信手段により受信された乗員データや車両データに基づいて当該車両に乗車している乗員の特徴や当該車両の特徴を認識して駐車場内における駐車区域を決定し、駐車車両誘導手段は、該当する車両を駐車区域決定手段により決定された駐車区域へ誘導する。
このように、車両に乗車している乗員に関する乗員データや車両に関する車両データが車両に記録されていると、車両から乗員データや車両データが電波信号により送信され、車両から送信された乗員データや車両データが電波信号により受信されることにより、当該車両に乗車している乗員の特徴や当該車両の特徴が認識され、駐車場内における駐車区域が決定され、該当する車両が当該決定された駐車区域へ誘導される。
したがって、従来のものとは異なって、駐車場を利用する利用者にとっては、車両が特定の駐車区域へ誘導されるのに必要な証明書類を係員に提示する必要がないので、係員が駐車場に配置されていなくとも、車両が当該決定された駐車区域へ誘導されることにより、車両を特定の駐車区域に駐車することができ、これにより、駐車場を利用する際の利便性を高めることができる。また、駐車場を経営する経営者にとっては、車両を特定の駐車区域へ誘導するためにのみ係員を配置する必要がないので、効率的な経営を行うことができる。また、警告発動手段は、該当する車両以外の車両が駐車区域決定手段により決定された駐車区域へ進入すると、警告を発動するので、障害者が乗車していない車両が該当する駐車区域へ進入したとしても、警告することができる。
【0008】
請求項に記載した駐車車両誘導システムによれば、駐車区域決定手段は、該当する車両に乗車している乗員が障害者である旨を認識すると、駐車場内における障害者用の駐車区域を該当する車両の駐車区域として決定するので、乗員は、自分や同乗者が障害者である旨が記載されている障害者手帳を係員に提示しなくとも、障害者用の駐車区域へ誘導されることにより、車両を障害者用の駐車区域に駐車することができる。
【0009】
請求項に記載した駐車車両誘導システムによれば、駐車区域決定手段は、該当する車両が車椅子などの障害者が使用する器具を積載している旨を認識すると、駐車場内における障害者用の駐車区域を該当する車両の駐車区域として決定するので、乗員は、車椅子などの障害者が使用する器具を積載している旨を係員に証明しなくとも、障害者用の駐車区域へ誘導されることにより、車両を障害者用の駐車区域に駐車することができる。
【0010】
請求項に記載した駐車車両誘導システムによれば、駐車区域決定手段が駐車場内における障害者用の駐車区域を該当する車両の駐車区域として決定し、駐車車両誘導手段が該当する車両を駐車区域決定手段により決定された駐車場内における障害者用の駐車区域へ誘導すると、誘導情報報知手段は、車両が駐車場内における障害者用の駐車区域へ誘導される旨を表す誘導情報を報知するので、乗員は、誘導情報が報知されることにより、車両が駐車場内における障害者用の駐車区域へ誘導される旨を確認することができる。
【0013】
請求項に記載した駐車車両誘導システムによれば、データ記録手段は、ナンバープレート上に取付可能で登録番号や用途などの車検証データが記録されているICチップから構成されているので、本来は車検証データを記録するためのICチップの空いている記録領域に、当該車両に乗車している乗員に関する乗員データや当該車両に関する車両データを記録することにより、既存のICチップを有効に利用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。尚、ここでは、駐車料金が徴収されない無料駐車場に適用した場合を説明する。
まず、図1は、駐車車両誘導システム1における設備を概略的に示している。駐車場Pの入場ゲートには、通信装置2(本発明でいうデータ受信手段)、表示機3(本発明でいう誘導情報報知手段)、入場ゲート開閉装置4が設置されていると共に、これら各装置や機器を制御する制御装置5(本発明でいう駐車区域決定手段、駐車車両誘導手段)が設置されている。
【0015】
駐車場Pに駐車する車両6には、図2にも示すように、後方側のナンバープレート7上にIC(Integrated Circuit)チップ8(本発明でいうデータ記録手段)が取付けられているものがある。この場合、ICチップ8は、図3に示すように、「標板関連情報」として「登録番号」、「用途」、「自家用・事業用の別」が車検証データとして記録されていると共に、「車両の諸元情報」として「自動車の種別」、「車体の形状」、「型式」、「最大積載量」などが車検証データとして記録されている。
【0016】
これに加えて、ICチップ8には、本発明の特徴である「特記情報」として「障害者」の種別が乗員データとして記録されている共に、「車椅子積載車」の種別が車両データとして記録されている。ここで、「障害者」の種別は、例えば「障害者○級」という表記により区分され、障害の程度を表しており、また、「車椅子積載車」の種別は、車椅子を積載しているときに例えば「車椅子積載有」と表記され、車椅子を積載しているか否かを表している。
【0017】
尚、本実施例では、車両6の後方側のナンバープレート7上にICチップ8が取付けられている場合を示しているが、車両6の前方側のナンバープレート9上にICチップ8が取付けられている構成であっても良く、また、双方のナンバープレート7、9上にICチップ8が取付けられている構成であっても良い。
【0018】
駐車車両誘導システム1において、通信装置2は、図2に示すように、例えば垂直に設置されているポール2aに取付けられているアンテナ2bから電波を放射することにより、入場ゲートに通信エリア(図1および図3で破線Aにて示すエリア)を形成している。
【0019】
そして、通信装置2は、駐車場Pへ入場しようとする車両6が入場ゲートに形成された通信エリア内へ進入し、当該車両6のナンバープレート7上にICチップ8が取付けられていると、ICチップ8から当該ICチップ8に記録されている車検証データ、乗員データおよび車両データを電波信号により受信して制御装置5に出力する。尚、この場合、通信装置2とICチップ8との間で行われる通信方式は、例えばDSRC(Dedicated Short Range Communication)を採用した通信方式である。また、この場合、駐車場Pが地下駐車場であれば、アンテナ2bが天井に配設されている構成であっても良い。
【0020】
表示機3は、制御装置5から表示指令が入力されると、車両6が誘導されるときには、車両6が誘導される旨を表す表示メッセージ(本発明でいう誘導情報)を表示することにより、駐車場Pへ入場しようとする車両6の乗員に対して車両6が誘導される旨を報知する。
【0021】
入場ゲート開閉装置5は、例えば水平方向に静止されているバー5aを垂直方向へ一時的に回動することにより、入場ゲートを開放し、車両6が駐車場Pへ入場する旨を許可すると共に、バー5aを水平方向に保持することにより、入場ゲートを閉鎖し、車両6が駐車場Pへ入場する旨を禁止する。
【0022】
さて、駐車場Pについて説明する。駐車場Pは、複数台の車両6が整列して駐車可能となるように1台あたりの駐車区域が区画化されて用意されている。そして、複数の駐車区域のうちの建物Qの出入口に近い場所に位置している幾つか(図1では左側に位置している3区画)の駐車区域は、障害者用の駐車区域として用意されている。これら障害者用の駐車区域には、障害者マークのペイントが地面に施されており、また、図4に示すように、車両6が駐車しているか否かを検出するための例えば近接センサからなる駐車検出センサ10が地面に埋設されていると共に、先端部にランプ11が取付けられてなる「L」字型のポール12が配設されている。
【0023】
駐車検出センサ10およびランプ11は、それぞれ例えば地面に埋設されているケーブル(図示せず)を介して制御装置5に接続されている。駐車検出センサ10は、自己が埋設されている障害者用の駐車区域に車両6が駐車しているときには、検出通知を制御装置5に出力し、制御装置5は、駐車検出センサ10から検出通知が入力されることにより、車両6が障害者用の駐車区域に駐車している旨を認識する。また、制御装置5は、点灯指令をランプ11に出力し、ランプ11は、制御装置5から点灯指令が入力されることにより、点灯する。
【0024】
次に、上記した構成の作用について、図5ないし図9を参照して説明する。ここで、図5は、車両6が駐車場Pへ入場しようとするときに制御装置5が行う処理をフローチャートとして示している。
【0025】
制御装置5は、通信装置2から車検証データ、乗員データおよび車両データが入力される旨を待機している(ステップS1)。
さて、ここで、ナンバープレート7上にICチップ8が取付けられている車両6が駐車場Pへ入場しようとする場合を考える。通信装置2は、上記したように、ナンバープレート7上にICチップ8が取付けられている車両6が通信エリア内へ進入すると、ICチップ8から当該ICチップ8に記録されている車検証データ、乗員データおよび車両データを電波信号により受信して制御装置5に出力する。
【0026】
制御装置5は、通信装置2から車検証データ、乗員データおよび車両データが入力されると(ステップS1にて「YES」)、駐車場Pへ入場しようとする車両6が存在している旨を認識し、乗員データや車両データに有効な情報が格納されているか否かを判定する(ステップS2)。
【0027】
ここで、制御装置5は、乗員データや車両データに有効な情報が格納されていると(ステップS2にて「YES」)、障害者用の駐車区域を該当する車両の駐車区域として決定する(ステップS3)。そして、制御装置5は、駐車検出センサ10から検出通知が入力されているか否かを判定することにより、他の車両6が駐車していない障害者用の駐車区域が存在しているか否か、つまり、該当する車両6が駐車可能な障害者用の駐車区域が存在しているか否かを判定する(ステップS4)。
【0028】
そして、制御装置5は、該当する車両6が駐車可能な障害者用の駐車区域が存在していると(ステップS4にて「YES」)、点灯指令を該当する障害者用の駐車区域に配設されているランプ11に出力することにより、ランプ11を点灯させる(ステップS5)。
【0029】
具体的に説明すると、制御装置5は、車両6が駐車場Pへ入場しようとしており、当該車両6のナンバープレート7上のICチップ8に記録されている乗員データに「障害者3級」という有効な情報が格納されているときや、車両データに「車椅子積載有」という有効な情報が格納されているときに、該当する車両6が駐車可能な障害者用の駐車区域が存在していると、当該障害者用の駐車区域に配設されているランプ11を点灯させる。
【0030】
次いで、制御装置5は、表示指令を表示機3に出力することにより、図6に示すように、例えば「障害者用の駐車区域へ誘導します。ランプが点灯している駐車区域へ進入して下さい。」という車両6を誘導する旨を表す表示メッセージを表示機3により表示する(ステップS6)。そして、制御装置5は、入場ゲート開放指令を入場ゲート開閉装置5に出力することにより、入場ゲートを開放させ、車両6が駐車場Pへ入場する旨を許可する(ステップS7)。
【0031】
これに対して、制御装置5は、該当する車両6が駐車可能な障害者用の駐車区域が存在していないと(ステップS4にて「NO」)、表示指令を表示機3に出力することにより、図7に示すように、例えば「障害者用の駐車区域が空いていません。他の駐車区域を利用して下さい。」という障害者用の駐車区域が空いていない旨を表す表示メッセージを表示機3により表示する(ステップS8)。
【0032】
そして、制御装置5は、入場ゲート開放指令を入場ゲート開閉装置5に出力することにより、入場ゲートを開放させ、車両6が駐車場Pへ入場する旨を許可する(ステップS9)。
【0033】
このように、ナンバープレート7上にICチップ8が取付けられている車両6が駐車場Pへ入場しようとするときに、乗員データや車両データに有効な情報が格納されており、該当する車両6が駐車可能な障害者用の駐車区域が存在していると、制御装置5は、該当する車両を障害者用の駐車区域へ誘導することになる。尚、制御装置5は、駐車場Pが営業している間は、上記した処理を繰返して行う。
【0034】
ところで、ナンバープレート7上にICチップ8が取付けられていない車両6が駐車場Pへ入場しようとする場合には、制御装置5は、上記したような処理を行うことはなく、例えば入場ゲート開閉装置4の近傍に配設されている近接センサからなる入場検出センサ(図示せず)により、駐車場Pへ入場しようとする車両6が存在している旨を認識した後に、車両6が駐車場Pへ入場する旨を許可することになる。
【0035】
また、以上は、ナンバープレート7上にICチップ8が取付けられている車両6が駐車場Pへ入場しようとするときに、通信装置2がICチップ8に記録されている車検証データ、乗員データおよび車両データを電波信号により受信して制御装置5に出力する場合を説明したものであるが、通信装置2が必ずしも車検証データを電波信号により受信する必要はなく、つまり、通信装置2が少なくとも乗員データや車両データを電波信号により受信する構成であれば良い。
【0036】
また、図8に示すように、障害者用の駐車区域に駐車ゲート開閉装置13(本発明でいう進入制限手段)を設置し、乗員データや車両データに有効な情報が格納されているときに、制御装置5が開放指令を駐車ゲート開閉装置13に出力することにより、該当する車両6が障害者用の駐車区域に駐車する旨を許可すると共に、それ以外のときに、他の車両6が障害者用の駐車区域に駐車する旨を禁止するように構成することも可能である。
【0037】
さらに、図9に示すように、障害者用の駐車区域にスピーカ14(本発明でいう警告発動手段)を設置し、他の車両6が障害者用の駐車区域に駐車したときに、制御装置5が警告発動指令をスピーカ14に出力することにより、スピーカ14が例えば「ここは障害者用の駐車区域です。直ちに移動して下さい。」という警告を発動するように構成することも可能である。
【0038】
以上に説明したように本実施例によれば、駐車車両誘導システム1において、制御装置5は、ナンバープレート7上にICチップ8が取付けられている車両6が駐車場Pへ入場しようとするときに、ICチップ8から乗員データや車両データが電波信号により受信され、当該車両6に乗車している乗員が障害者である旨や当該車両6が車椅子を積載している旨を認識すると、該当する車両6を障害者用の駐車区域へ誘導するように構成した。
【0039】
したがって、駐車場Pを利用する利用者にとっては、自分や同乗者が障害者である旨が記載されている障害者手帳などを係員に提示する必要がないので、係員が駐車場Pに配置されていなくとも、車両6が障害者用の駐車区域へ誘導されることにより、車両6を障害者用の駐車区域に駐車することができ、これにより、駐車場Pを利用する際の利便性を高めることができる。また、駐車場Pを経営する経営者にとっては、車両6を障害者用の駐車区域へ誘導するためにのみ係員を配置する必要がないので、効率的な経営を行うことができる。
【0040】
また、この場合、表示機3は、制御装置5が車両6を障害者用の駐車区域へ誘導するように決定すると、車両6が障害者用の駐車区域へ誘導される旨を表す表示メッセージを表示するように構成したので、乗員は、表示メッセージが表示されることにより、車両6が障害者用の駐車区域へ誘導される旨を確認することができる。
【0041】
さらに、この場合、車両6のナンバープレート7上に取付けられているICチップ8に、車両6に乗車している乗員が障害者である旨を表す乗員データや車両6が車椅子を積載している旨を表す車両データを記録するように構成したので、本来は車検証データを記録するためのICチップ8の空いている記録領域に、乗員データや車両データを記録することにより、既存のICチップ8を有効に利用することができる。
【0042】
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
駐車料金が徴収される有料駐車場に適用する構成であっても良い。
車両を障害者用の駐車区域へ誘導する方法としては、ランプを点灯させる構成に限らず、例えば「○○ブロックが障害者用の駐車区域です。」というように障害者用の駐車区域の位置を報知する構成であっても良く、また、障害者用の駐車区域までに至る経路を報知する構成であっても良い。
【0043】
表示メッセージを表示機に表示して報知する構成に限らず、音声合成装置を設置することにより、音声メッセージを音声合成装置から合成された音声を出力して報知する構成であっても良い。
データ記録手段は、ナンバープレート上に取付けられているICチップに限らず、専用に用意された記録媒体であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を概略的に示す図
【図2】通信装置とICチップとの間で行われる通信形態の一例を示す図
【図3】ICチップに記録されているデータの一例を示す図
【図4】障害者用の駐車区域の構成を概略的に示す図
【図5】制御装置が行う処理の内容を示すフローチャート
【図6】車両を障害者用の駐車区域へ誘導するときの表示メッセージの一例を示す図
【図7】車両を障害者用の駐車区域へ誘導しないときの表示メッセージの一例を示す図
【図8】図4相当図
【図9】図4相当図
【符号の説明】
図面中、1は駐車車両誘導システム、2は通信装置(データ受信手段)、3は表示機(誘導情報報知手段)、5は制御装置(駐車区域決定手段、駐車車両誘導手段)、6は車両、7はナンバープレート、8はICチップ(データ記録手段)、13は駐車ゲート開閉装置(進入制限手段)、14はスピーカ(警告発動手段)である。

Claims (6)

  1. 駐車場内に駐車する車両を特定の駐車区域へ誘導する駐車車両誘導システムであって、
    車両側に配設され、当該車両に乗車している乗員に関する乗員データや当該車両に関する車両データを記録するデータ記録手段と、
    駐車場内に駐車する車両から前記データ記録手段に記録されている乗員データや車両データを電波信号により受信するデータ受信手段と、
    車両から前記データ受信手段により受信された乗員データや車両データに基づいて当該車両に乗車している乗員の特徴や当該車両の特徴を認識して駐車場内における駐車区域を決定する駐車区域決定手段と、
    該当する車両を前記駐車区域決定手段により決定された駐車区域へ誘導する駐車車両誘導手段と
    該当する車両が前記駐車区域決定手段により決定された駐車区域へ進入する旨を許可すると共に、該当する車両以外の車両が前記駐車区域決定手段により決定された駐車区域へ進入する旨を禁止する進入制御手段とを備えたことを特徴とする駐車車両誘導システム。
  2. 駐車場内に駐車する車両を特定の駐車区域へ誘導する駐車車両誘導システムであって、
    車両側に配設され、当該車両に乗車している乗員に関する乗員データや当該車両に関する車両データを記録するデータ記録手段と、
    駐車場内に駐車する車両から前記データ記録手段に記録されている乗員データや車両データを電波信号により受信するデータ受信手段と、
    車両から前記データ受信手段により受信された乗員データや車両データに基づいて当該車両に乗車している乗員の特徴や当該車両の特徴を認識して駐車場内における駐車区域を決定する駐車区域決定手段と、
    該当する車両を前記駐車区域決定手段により決定された駐車区域へ誘導する駐車車両誘導手段と、
    該当する車両以外の車両が前記駐車区域決定手段により決定された駐車区域へ進入したときに、警告を発動する警告発動手段とを備えたことを特徴とする駐車車両誘導システム。
  3. 請求項1または2に記載した駐車車両誘導システムにおいて、
    前記駐車区域決定手段は、該当する車両に乗車している乗員が障害者である旨を認識したときに、駐車場内における障害者用の駐車区域を該当する車両の駐車区域として決定することを特徴とする駐車車両誘導システム。
  4. 請求項またはに記載した駐車車両誘導システムにおいて、
    前記駐車区域決定手段は、該当する車両が車椅子などの障害者が使用する器具を積載している旨を認識したときに、駐車場内における障害者用の駐車区域を該当する車両の駐車区域として決定することを特徴とする駐車車両誘導システム。
  5. 請求項3または4に記載した駐車車両誘導システムにおいて、
    前記駐車区域決定手段が駐車場内における障害者用の駐車区域を該当する車両の駐車区域として決定し、前記駐車車両誘導手段が該当する車両を前記駐車区域決定手段により決定された駐車場内における障害者用の駐車区域へ誘導するときに、車両が駐車場内における障害者用の駐車区域へ誘導される旨を表す誘導情報を報知する誘導情報報知手段を備えたことを特徴とする駐車車両誘導システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載した駐車料金徴収システムにおいて、
    前記データ記録手段は、ナンバープレート上に取付可能で登録番号や用途などの車検証データが記録されているICチップから構成されていることを特徴とする駐車料金徴収システム。
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