JP3958514B2 - 車載機のセットアップ方法、およびシステム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば有料道路の通行料等の料金を支払うため、車載機に、支払に必要な支払者の課金区分をインストールするための車載機のセットアップ方法およびシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、有料道路等の通行料金の方式として、いわゆる有料道路自動料金収受システム(以下「ETCシステム」(ETC:Electric Toll Collection)と略す)の導入が推進されている。ETCシステムは、車両が有料道路の料金収受ゲートを通過する際に、双方向の無線通信を用いることで、通行料金の支払に必要な情報を車両から受け取るシステムである。このETCシステムによれば、現在の料金収受システムと異なり、料金収受の目的で車両を一旦停止させる必要がない。このため、有料道路の料金所渋滞の問題を解消でき、また、複雑な有料道路入口/出口路を建設する必要がない等の種々の利点があり注目を集めている。
【0003】
このETCシステムは、例えば図8に示すように、車載機31を搭載した車両32が料金所33を通過する際、通過ゲート34手前に設置された路側機35と車載機31との間で双方向無線通信を行ない、車載機31に格納された車両情報及びICカード36に格納された利用者情報に基いて利用料金の決済を行なうように構成されている。
【0004】
ここで、日本の有料道路における課金システムにおいては、車両の種類(小型車両、大型車両等)によって通行料金が大きく異なる。このため、車載機31には、料金収受に必要な支払者側の情報、すなわち、支払者を特定するための情報(車両所有者の氏名、住所等)及びこの車載機31が取り付けられた車両32の種類に関する情報(課金基礎情報)が格納されていると共に、通過ゲート34の手前には車両の種類を判別するためのセンサ37が設けられている。このセンサ37により判断された車両の種類と前記車載機31側から送信された情報とが一致しない場合には、前記通過ゲート34が開かず、車両32は通行できないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記車両32の通行料金を正確に課金するには、前記車載機31に格納されている車両32の種類は、全国の有料道路の全ての通行料金区分に対応した車両区分でなければならない。ここで、全国の有料道路の通行料金区分は、有料道路毎に種々異なった車両区分が設定されているのが実情である。そのため、車載機31をセットアップする際に、全国の全ての有料道路の車両区分を判別するための膨大な情報に基いて、正確な車両の種類を車載機31に格納する必要がある。すなわち、セットアップ者は、車両本体の基礎情報(車幅、車長、排気量、原動機の型式、車軸の数等)や、車両の用途(事業用、自家用等)、及び車両の種別(普通、小型、大型等)等の情報を所定の用紙に記入したり、所定の画面に入力する必要があり、セットアップ作業が非常に煩雑になるという問題がある。
【0006】
また、車載機31の取り付け形態は、車両の製造時に、車両メーカが取りつける場合もあるが、多くの場合は、車載機31が販売ディーラや部品販売会社等に卸され、そこで取り付けられると考えられる。一般に、車載機31の製造者(製造メーカ)は複数存在し、車載機31への車両情報等のインストールも自動車ディーラや部品販売店等、異なる環境で行なわれると想定される。そのため、上記車両基礎情報等の入力漏れや入力ミスも生じ易く、車載機に課金基礎情報を誤ってインストールしてしまったり、インストールできなくなるおそれがある。
【0007】
一方、セットアップ作業を簡略化するにしても、セキュリティは維持する必要がある。
【0008】
すなわち、日本の高速料金が比較的高額であることを考えれば、車両情報等のインストール(車載機のセットアップ)が不正に行なわれる可能性は否定できない。このため、この車載機のセットアップは、統一されかつ信頼性の高いセキュリティ管理の下で実行されるように工夫されている必要があるが、上述したように、車載機に課金区分のインストールを行なう際、これらの業務に関わる者が多種多様である場合には、前記課金区分の不正生成や改竄、不正インストール等のセキュリティ問題が生じる。
【0009】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両課金区分の不正生成や改竄等を有効に防止してセキュリティを高い状態で維持しながら、車載機への個車情報等のセットアップ手続きを簡易迅速に行える車載機のセットアップ方法、及びシステムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、この発明の第1の主要な観点によれば、管理センタに設置される情報発行システムによって、有料道路を通行する車両に搭載される車載機に、有料道路通行料金の課金を行うための車両課金区分をセットアップする方法であって、前記情報発行システムが、車載機のセットアップを行うセットアップ者から送信された当該車載機のユニーク情報を受け取る工程と、前記情報発行システムが、受け取ったユニーク情報に基いて、車載機が搭載される車両が属する課金区分を車載機にセットアップするためのセットアップ用暗号鍵を生成する工程と、前記情報発行システムが、前記セットアップ者に車載機のセットアップを実行させるために、生成されたセットアップ用暗号鍵をICカードに格納してセットアップ者に発行する工程と、を備え、前記車両の課金区分は、前記車載機が、車両の自動車登録番号標(ナンバープレート)と通信することで、このナンバープレートに予め記憶されている当該車両の個車情報を受け取り、この個車情報に基いて判別するものであり、前記セットアップ用暗号鍵は、車載機のカードリーダにICカードが挿入されることで、このICカードから車載機に転送されるものであり、前記車載器は、セットアップ用暗号鍵を認識することによって活性化されて個車情報を判別するものであり、この個車情報によって車載器のセットアップが完了することを特徴とする車載機のセットアップ方法が提供される。
【0011】
このような構成によれば、例えば、車両のナンバープレートに組み込んだICチップ等に個車情報を記憶させておき、この個車情報を車載機に発行することで、セットアップ者が膨大な量の個車情報を入力する必要がなく、セットアップ作業が簡易迅速に行える。また、課金区分の判別に必要な個車情報が自動的に発行されるので、入力漏れや、入力ミスが生じるおそれもない。
【0012】
また、高いセキュリティの管理下で発行されたセットアップ用暗号鍵によって車載機が活性化されて、セットアップ者が課金区分を車載機にセットアップすることが可能になるので、課金区分の不正生成や、改竄等を有効に防止でき、セキュリティの高いセットアップが可能になる。なお、支払者とセットアップ者は異なる者であっても良いし、同じ者であっても良い。
【0015】
1の実施形態によれば、前記車載機は、前記情報発行システムが前記セットアップ者にセットアップ用暗号鍵をICカードに格納してセットアップ者に発行した後に、ナンバープレートと通信することで、このナンバープレートに予め記憶されている当該車両の個車情報取得して課金区分を判別することが好ましい。また、前記課金区分は、車載機に内蔵された車種判別プログラムが、前記ナンバープレートと通信することで受け取った個車情報に基いて判別することが好ましい。このような構成により、セットアップ者が暗号鍵を用いた認証を行わない限り、個車情報が車載機にインストールされず、また課金区分も判別されないので、個車情報の不正流出や、不正使用、課金区分の改竄等を防止できる。
【0019】
また、この発明の第2の主要な観点によれば、管理センタに設置され、有料道路を通行する車両に搭載される車載機に、有料道路通行料金の課金を行うための車両課金区分をセットアップするためのシステムであって、前記車載機のセットアップを行うセットアップ者から送信された当該車載機のユニーク情報を受け取るユニーク情報受取部と、前記ユニーク情報に基いて、車載機が搭載される車両が属する課金区分を車載機にセットアップするためのセットアップ用暗号鍵を生成するセットアップ用暗号鍵生成部と、前記セットアップ者に車載機のセットアップを実行させるために、生成されたセットアップ用暗号鍵をセットアップ者に発行するセットアップ用暗号鍵発行部と、を備え、前記車両の課金区分は、前記車載機が、車両の自動車登録番号標(ナンバープレート)と通信することで、このナンバープレートに予め記憶されている当該車両の個車情報を受け取り、この個車情報に基いて判別するものであり、前記セットアップ用暗号鍵は、車載機のカードリーダにICカードが挿入されることで、このICカードから車載機に転送されるものであり、前記車載器は、セットアップ用暗号鍵を認識することによって活性化されて個車情報を判別するものであり、この個車情報によって車載器のセットアップが完了することを特徴とするシステムが提供される。
【0020】
このような構成によれば、例えば、車両のナンバープレートに組み込んだICチップ等に個車情報を記憶させておき、この個車情報を車載機に発行することで、セットアップ者が膨大な量の個車情報を入力する必要がなく、セットアップ作業が簡易迅速に行える。
【0021】
また、システム管理者等から車両関連機器の製造者に発行された暗号鍵が格納された車載機と、同じくセットアップ者に発行された暗号鍵が格納されたICカード等との間で認証を行わせることで、課金区分を車載機に転送することができる。この場合、セットアップ用暗号鍵が、1つ1つ異なるユニーク情報に基いて生成されるので、セキュリティの高いセットアップを行なうことができる。また、この情報発行装置が、信頼性の高い例えば公的機関に設置されることによってセットアップの統一管理が行なえる。
【0022】
なお、この発明の他の特徴と顕著な効果は、次の発明の実施の形態の項の記載と添付した図面とを参照することで、より明確に理解される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のシステム、方法を有料道路自動料金収受システム(ETCシステム)に適用した場合を例にとって説明する。
【0024】
(第1の実施の形態)
図1は、このシステムを利用した車載機のセットアップ手順を示す説明図、図2は、このシステムの概略構成図である。
【0025】
図1に示すように、このシステム1は、公的機関若しくは事務統括機関としての管理センタ2に設置される。このシステム1は、車載機3を製造する車載機製造者4、有料道路の利用者5(若しくはセットアップ者)とオンライン又はオフラインで接続可能に構成されている。この実施形態では、前記システム1から利用者5に対する情報の発行は、セットアップ用ICカード7を介してオフラインで行なわれるようになっている。
【0026】
図2に示すように、このシステム1は、セットアップ者から車載機固有の車載機製造ID(及びセットアップ用鍵発行依頼)を受け取って車載機製造ID格納部10に格納する車載機製造ID受取部11と、車載機製造IDに基いてセットアップ用暗号鍵(ICカード鍵)を生成しセットアップ用暗号鍵格納部12に格納するセットアップ用暗号鍵生成部13と、ICカード鍵をセットアップ用ICカード7に発行するセットアップ用暗号鍵発行部14と、前記車載機製造IDに基いてゲート通過時の車載機3と路側機間の通信用鍵(及びその他の鍵)を生成するゲート通過時通信用鍵を生成してゲート通過時通信用鍵格納部17に格納するゲート通過時通信用鍵生成部18と、前記通信用鍵を、前記セットアップ用ICカード鍵と同時に前記セットアップ用ICカード7に発行(格納)するゲート通過時通信用鍵発行部19とを有する。
【0027】
これらの構成要素11、13等は、実際には、前記管理センタ2に設置されたサーバ装置にコンピュータプログラムを構成するコンポーネントとして格納され、CPUによりRAM等に呼び出されて実行されることで上記各機能を実行するように構成されている。また、各情報の発行は、カードリードライタ等の出力装置を介して受取側の記憶媒体に適した形で行なわれるように構成されている。
【0028】
以下、このシステム1の動作について、図1を参照して説明する。なお、この図のS1〜S10は、処理順序を示す符号である。
【0029】
まず、車載機製造者4は、車載機3を製造する際に車載機製造IDを付与すると共に、自動車検査証(車検証)に記載されている情報を受け取って、所定の車種コードに変換するプログラムを内蔵して販売する(ステップS1)。車載機製造IDは、車載機3に固有の番号(ユニーク情報)であり、例えば、製造者IDと製造番号とを組み合わせて作られる。
【0030】
前記変換プログラムは、例えば、ICチップ化されて車載機3に組み込まれている。
なお、この段階での車載機3は、車両に搭載される前であるから、通常は車検証情報等は一切インストールされていない。
【0031】
利用者が購入した車検済み車両の自動車登録番号標(ナンバープレート)には、当該車両の登録番号、車名、型式、車台番号、原動機の型式、大きさ、排気量、利用者(所有者又は使用者)の氏名、住所等の車検証情報を記憶したICチップが取り付けられており、同じく利用者5が購入し、自己の車検済み車両に固定した車載機3に対して、車検証情報を発行する(ステップS2)。
【0032】
ここで、前記ナンバープレート6は、一般に、所管する官庁の許認可を受けた特定のナンバープレート製造者によって製造される。利用者5、その代理人、代行者(自動車販売ディーラ等)が当該地域を所管する陸運支局等に新規車両登録等を申請することにより、当該車両の新規車両登録等、及び車検証の交付と同時に、利用者5に交付される。交付されたナンバープレート6は、車両に固定された後、封印が取り付けられて、車両登録手続きが完了する。
【0033】
従って、車検証情報をナンバープレート6の前記ICチップに記憶させるには、利用者5等の申請を待って、前記製造者が車検証情報を確認した上で行ったり、製造者等が、車検証情報を記憶させたICチップをナンバープレート6(交付前か、交付後かを問わない)に取り付けることにより行うことができる。
【0034】
ここで、前記車検証情報のうち、車両に関する一般情報(車名、型式、大きさ等)は、前記申請の便宜を考慮して、通常、車両製造者が予め陸運支局等に届け出た情報が電子化された状態で前記代理人、代行者等に頒布されている。そのため、ナンバープレートの製造者等はこの情報を有効利用することにより、車検証情報のインストール作業を簡略化できる。
【0035】
なお、上記の工程は、車両の新規登録(一旦、登録を抹消した後の再登録を含む)は勿論のこと、所有者の移転登録、車両の型式、所有者の住所等の変更登録のいずれの場合も同様に行われる。特に移転登録、変更登録に際しては、ナンバープレート6を交換せずに、ICチップに記憶された既存の車検証情報等を一旦抹消(アンインストール)した後に、新たな情報をインストールしたり、新旧のICチップの交換によっても対応することができる。ここで、ナンバープレートの製造者は、ナンバープレート自体の製造者の他、車検証情報を記憶させたICチップをナンバープレート6に取り付ける者、取り付けたICチップに車検証情報を記憶させる者、の全てまたはいずれかの者を指すものとする。
【0036】
セットアップ者5は、車載機製造IDを前記管理センタ2のシステム1に送信する(ステップS3)。
【0037】
システム1は、車載機製造ID受取部11で車載機製造IDを受け取って車載機製造ID格納部10に登録する。そして、セットアップ用暗号鍵生成部13は、この車載機製造IDを、所定の暗号鍵生成アルゴリズムに適用することで、セットアップ用暗号鍵としてのICカード鍵を生成する(ステップS4)。このICカード鍵は、前記車載機製造IDに関連付けられて前記セットアップ用暗号鍵格納部12に格納される。
【0038】
一方、このシステム1は、前記車載機製造IDに基き、前記ゲート通過時通信用鍵生成部18において、車載機3と路側機との間の無線通信時に使用される暗号鍵を生成する(ステップS5)。この通信用鍵は、前記ゲート通過時通信用鍵生成部18に格納される。
【0039】
ついで、このシステム1は、前記ゲート通過時通信用鍵発行部19から、前記通信用鍵を前記セットアップ用ICカード7に発行する(ステップS6)。また、前記セットアップ用暗号鍵発行部14は、前記セットアップ用暗号鍵格納部12からICカード鍵を取り出し、セットアップ用ICカード7に発行する(ステップS7)。このセットアップ用ICカード7への各種情報の発行は、前述したように出力装置としてのカードリードライタによってなされるようになっている。
【0040】
ついで、このセットアップ用ICカード7は、例えば、郵送によって利用者5(又はセットアップ者)に届けられる(ステップS8)。
【0041】
利用者5は、このセットアップ用ICカード7を車載機3のカードリーダに挿入することで、ICカード7内の情報を車載機3に転送する(ステップS9)。前記ICカード鍵を車載機3が認識することにより、車載機3が活性化され、車載機3に内蔵された車種コード変換プログラムが起動して、車種コードが判別される。これにより、車載機3のセットアップが完了する(ステップS10)。
【0042】
なお、車載機3の製造時に前記製造IDに基いて暗号鍵を生成し、この暗号鍵と、前記システム1から発行されるセットアップ用暗号鍵との間で認証を行わせても良い。具体的には、車載機3の製造時に、前記製造IDに基いて所定のアルゴリズムに基いて車載機用IDを生成する。このアルゴリズムは、システム1側で発行されるセットアップ用暗号鍵の生成アルゴリズムと同一、若しくは所定の関連をもったものとする。このような構成により、車載機製造者4とシステム1との間でセットアップ用暗号鍵の授受を行わずに、車載機3のセットアップ時に暗号鍵に基く認証を行うことができ、課金区分等の不正生成等を有効に防止できる。
【0043】
ここで、車載機3に内蔵されている変換プログラムは、ナンバープレートのICチップから発行される車検証情報を予め設定されている車種判別モデルに適用することで、利用者の車両の課金車種コードを判別するように構成されている。
具体的には、図3に示すように、前記ナンバープレート6のICチップから発行された車検証情報を車検証情報受取部21で受け取り、車検証情報格納部22に登録する。この車検証情報を、車種コード判別部24において所定の車種判別アルゴリズムに適用して処理することで、利用者の車両を例えば64種類の課金車種コードのいずれかに振り分ける。判別した車種コードは車種コード格納部25に登録する。
【0044】
なお、上記工程中、前記ICカード鍵は、前記システム1のシステム秘密鍵で署名し、暗号化した状態で供給されるように構成してもよい。この場合、セットアップ用ICカード7は、システムの公開鍵(若しくは秘密鍵)及び乱数を利用することで相互認証を行ない、お互いが管理センタ2によって認証された機器であることを確認した上で情報を転送するように構成される。このための署名・暗号化は、別途設けた暗号/複号処理部によって実行される。
このような構成によれば、セキュリティを維持しながら、セットアップ作業を簡易迅速に行うことが可能となる。
【0045】
また、前記実施の形態のステップS2では、セットアップ者5が管理センタ2に車載機IDを送信する前にナンバープレート6から車検証情報等を車載機3に発行するようにしているが、車載機3が活性化された後に、車検証情報をナンバープレート6から受け取るようにしてもよい。このような構成により、車検証情報の不正流出や、不正使用をより有効に防止でき、セキュリティを向上させることができる。
【0046】
さらに、前記実施の形態では、ユニーク情報として車載機製造IDを利用していたが、これに限定されるものではない。例えば、車載機鍵がインストールされるセキュリティチップモジュールの製造者が採番する固有のチップIDであっても良い。この場合、図4に示すように、セットアップ用の車載機鍵は、セキュリティアクセスモジュール38(SAM)の製造者39(セキュリティ製造者)で採番されたセキュリティIDに基いて生成され、車載機3の製造者4は、このSAM38を購入して車載機3に取り付けるようにすれば良い。このような構成によれば、セキュリティ機能を製造する能力のない車載機製造者(通信機器メーカ)もこのシステム市場に参入可能というメリットがある。
【0047】
また、前記実施形態では、セットアップ用鍵の生成(ステップS4)とゲート通信用鍵の生成(ステップS5)とは、異なる工程で行なっていたが、前記ステップS4で同時に生成するようにしても良い。この場合、鍵の生成手順を簡略できる効果がある。
【0048】
一方、前記実施形態では、ステップS3で、利用者5(セットアップ者)は、購入した車載機3を自己の車検済み車両に固定すると共に、前記車載機製造IDを前記管理センタ2のシステム1に送信するようにしているが、このとき図5に示すように、専用のセットアップ用端末装置28を用いるようにしても良い。
【0049】
図5に示すセットアップ用端末装置28は、自動車ディーラや自動車部品販売店等の前記管理センタ2が指定する所定のセットアップ業者に設置されることが好ましい。この場合、セキュリティ上の理由から、このセットアップ用端末装置28は、前記管理センタに登録されて管理される。そして、前記ICカード7は、このセットアップ業者に予め所定の数だけ配布され、備え付けられているものである。
【0050】
このセットアップ用端末装置28及びICカード7は、システムの公開鍵(若しくは秘密鍵)及び乱数を利用することで相互認証を行ない、お互いが管理センタ2によって認証された機器であることを確認した上で情報を転送するように構成されている。また、これに加えて、前記ICカード7は配布を受けたセットアップ業者のみがセットアップできるように、そのセットアップ業者に対して発行されたセットアップ用端末装置28のみでリードライトできるように構成されていることが望ましい。
【0051】
セットアップ業者は、前記ICカード7を前記車載機3に差し込むことで、この車載機3との間で認証を行わせ(ステップS5−1)、前記SAM−IDを前記ICカード7内に格納させる。
【0052】
一方、車載機3に対して、利用者の車検済み車両のナンバープレート6が車検証情報を発行する(ステップS5−2)。
【0053】
ついで、このICカードを前記セットアップ用端末装置28に差し込むことで、前記SAM−IDを読み取り(ステップS5−3)、前記システム1に送信する(ステップS5−4)。
【0054】
この送信を行なうため、前記セットアップ用端末装置28は、モデムやTA等の通信手段が接続され、前記システム1とオンライン接続できるように構成されている。
【0055】
また、このセットアップ用端末装置28は、前記ゲート通信用鍵及びセットアップ用のICカード鍵を前記システム1からオンラインで受け取る(ステップS7’,S8’)。そして、これらの情報を、前記SAM−IDを格納していたICカードに書き込むことで前記ICカード7に情報を発行する(ステップS9’)。
【0056】
このような構成によれば、管理センタ2から利用者に対してICカードを郵送等する必要がなくなり、オンラインでの情報発行が行なえる。そして、この場合、前記SAM−ID(ユニーク情報)を、利用者やセットアップ業者が目視で読み取ってシステムに送るという作業がなくなる。通常、製造される車載機の数を考えると、このIDは、20桁近くのオーダーを有する英数字であり、目視で読み取るとすると、ミスが発生し易いと考えられるが、上記のように構成したことで、このようなミスが発生することはなくなる。また、SAM−IDを利用者やセットアップ者に知られずにシステム1側に送信できるからセキュリティ上の効果も高い。
【0057】
さらに、このような構成によれば、利用者が自家用車及び車載機3を買い代える等した場合でも、同じICカードを利用してセットアップが行なえる効果がある。すなわち、この場合にも、上記ICカード7を新たな車載機3に適用することによってIDを読み取り、これをセットアップ用端末装置28に適用することで、上記と同じ手順で新たな、又は既存の車載機3に対して新たな個車情報を含む課金区分をインストールすることができる。このように、同じICカードを利用して何度でもセットアップが行なえ、この場合、クレジットカード会社への支払に用いる情報については書き換えが不要であるから、カードを再発行する必要がない。
【0058】
(第2の実施の形態)
図6に第2の実施の形態を示す。
【0059】
このシステム1’は、車載機製造者4が車載機3を製造する際に、前記した車載機3の製造IDを前記管理センタ2のシステム1’に対して発行すると共に、セットアップ用暗号鍵の生成を要求すると(ステップS1’)、システム1’においてセットアップ用車載機鍵と、セットアップ用ICカード鍵とが生成される(ステップS2’)。
【0060】
車載機製造者4には、このうちセットアップ用車載機鍵だけが発行され(ステップ3’)、セットアップ用ICカード鍵は所定の格納部に登録される。車載機製造者4は、このセットアップ用車載機鍵を車載機3に搭載するセキュリティ機能部(例えばセキュリティチップ)に記憶させた後、この車載機3を利用者5に販売する(ステップS4’)。この車載機3は、車両に搭載される前であるから、車両の情報や利用者の情報等の課金基礎情報(課金区分)は一切インストールされていない。
【0061】
一方、利用者が購入した車検済み車両のナンバープレート6には、総排気量、車軸、所有者の氏名等の車検証情報を記憶したICチップが取り付けられており、同じく利用者5が購入し、自己の車検済み車両に固定した車載機3に対して、当該車検証情報を発行する(ステップS5’)。
【0062】
セットアップ者5は、車載機製造IDと、ナンバープレート6から車載機3に発行された車検証情報(個車情報)とを、前記管理センタ2のシステム1’に送信する(ステップS6’)。
【0063】
前記システム1’は、利用者5から受け取った個車情報を、図示しない車種判別部で車種判別モデルに適用することで利用者の車両の課金区分を判別する(ステップS7’)。具体的には、前記した第1の実施の形態と同様に、受け取った個車情報を、所定の車種判別アルゴリズムに適用して処理することによって、特定の課金車種コードに振り分ける(図3参照)。
【0064】
また、このシステム1は、前記車載機製造IDに基き、車載機3と路側機との間の無線通信時に使用されるゲート通過時通信用暗号鍵を生成し(ステップS8’)、所定の格納部に格納しておく。
【0065】
ついで、システム1’は、利用者5からの車載機製造ID等の送信、即ち、セットアップの要求を受けて、格納していたセットアップ用ICカード鍵および、ゲート通信用鍵をセットアップ用ICカード7に発行する(ステップ9’、ステップ10’)。この時、前記車種判別部にて判別した車種コードも同時にセットアップ用ICカード7に発行する(ステップ11’)。
【0066】
利用者5は、このセットアップ用ICカード7を郵送等で受取り(ステップ12’)、車載機3のカードリーダに挿入することで、このセットアップ用ICカード7と車載機3との間で前記セットアップ用暗号鍵(車載機鍵、ICカード鍵)を用いた認証を行なわせ、ICカード7内の車種コードその他の情報(課金区分)を転送する。このことで、車載機3のセットアップが終了する(ステップS13’)。
このような構成により、よりセキュリティの高いセットアップを行なうことができる。
【0067】
上記工程中、前記車載機鍵及びICカード鍵は、前記システム1’のシステム秘密鍵で署名され暗号化された状態で供給されるようになっている。車載機3及びセットアップ用ICカード7は、システムの公開鍵(若しくは秘密鍵)及び乱数を利用することで相互認証を行ない、お互いが管理センタ2によって認証された機器であることを確認した上で情報を転送するように構成されている。このための署名・暗号化は、暗号/複号処理部で実行されるようになっている。
【0068】
また、車載機製造者4に供給される情報は、例えば、車載機製造者4の公開鍵で暗号化された状態で供給されるように構成されている。この暗号化も、前記暗号/複号処理部で実行されるようになっていることが好ましい。
【0069】
このETCシステムにおいては、車両の車種によって有料道路料金が著しく異なるためこの車種判別が非常に重要であるが、上記構成によれば、車両の車種判断がシステムにおいて統一的に行なえるので、その信頼性が高い。また、一般に、課金のための車種判断は、車検証に基いても容易に行なえるものではなく、判断基準のばらつきも許されない。このため、このシステムで統一的に行なうことでこのような問題も解消される。
【0070】
(第3の実施の形態)
図7に第3の実施の形態を示す。
【0071】
このシステム1’では、まず、ナンバープレート製造者60がナンバープレート6を製造する際に、ナンバープレート6の製造IDを前記管理センタ2のシステム1’に対して発行すると共に、セットアップ用暗号鍵の生成を要求する(ステップS1’)。ここで、ナンバープレート6の製造IDは、前記した車載機3の製造IDと同様の、ナンバープレート6固有のIDであり、車両の車台番号や、車載機の製造ID、ナンバープレート6の登録ナンバー等とは無関係に付与される。
【0072】
ついで、前記ナンバープレート製造者60からの要求により、システム1’においてセットアップ用ナンバープレート鍵と、セットアップ用ICカード鍵とが生成される(ステップS2’)。
【0073】
ナンバープレート製造者60には、このうちセットアップ用ナンバープレート鍵だけが発行され(ステップ3’)、セットアップ用ICカード鍵は所定の格納部に登録される。ナンバープレート製造者60は、このセットアップ用ナンバープレート鍵と、この車両の車検証情報とを、ナンバープレート6に搭載するセキュリティ機能部(例えばセキュリティチップ)に記憶させて、交付代行者等を介して利用者5に販売(交付)する(ステップS5’)。ナンバープレート6の交付と、車検証情報の記憶、車両登録等との関係は前記した通りである。
【0074】
利用者(セットアップ者)5は、車載機製造者4が販売する車載機3を購入し(ステップS4’)、この車載機3を車検済み車両に固定する際、前記ナンバープレート6のセキュリティ機能部から車検証情報とセットアップ用ナンバープレート鍵とをインストールする(ステップS6’)。
【0075】
ついで、利用者(セットアップ者)5は、ナンバープレート6の製造IDと、ナンバープレート6から発行された車検証情報とをシステム1’に送信する(ステップS7’)。ここで、送信するナンバープレート6の製造IDと車検証情報とは、いずれもナンバープレート6から車載機3に発行された情報をそのまま転送することができるので、セットアップ作業を簡単に行うことができる。
【0076】
なお、図4のように、セットアップ用のナンバープレート鍵を、SAM38の製造者39(セキュリティ製造者)が採番したセキュリティIDに基いて生成し、ナンバープレート製造者がこのSAM38を購入してナンバープレート6に取り付けるように構成することもできる。
【0077】
また、ステップS8’以降の処理工程は、前記した第2の実施の形態と同様であるため、詳細説明は省略する。
【0078】
(他の実施の形態)
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0079】
上記した各実施の形態では、セットアップ用ICカード7は利用者5(セットアップ者)に郵送されるようになっていたが、利用者5(セットアップ者)に設置されたカードリードライタにより、利用者5(セットアップ者)側で用意したセットアップ用ICカードに支払者の車種コード等を格納するようにしても良い。また、オンライン接続によって直接車載機3とシステム1との間で認証を行ない前記車種コード等を転送するようにしても良い。
【0080】
さらに、前記セットアップ用ICカードは、有料道路通行料金決済用(その他目的の決済用)のクレジットカードを兼ねていても良い。この場合、例えば、前記車種コード、ゲート用通信鍵及びセットアップ用ICカード鍵の発行は、クレジットカード会社に対して行なわれ、このクレジット会社で利用者の決済情報と共にそれらの情報を格納するようにする。この場合には、クレジットカード会社に発行する情報は、セキュリティ確保上、例えばクレジットカード会社の公開鍵で暗号化して発行されることが好ましい。
【0081】
また、上記各実施形態においては、前記車載機3には利用者1人の支払課金区分をセットアップしていたが、これに限定されるものではなく、複数の支払課金区分をセットアップするようにしても良い。このような構成によれば、例えば、車載機を利用して有料道路の料金収受だけでなく、駐車場やガソリンスタンド等での料金精算に使用することが可能になる。この場合、支払課金区分を発行する管理センタ2は、複数であっても良い。
【0082】
一方、車載機3を車両の製造工程で組み込む、いわゆるビルトイン型とした場合には、車両の製造時に車載機3に予め必要な個車情報を格納しておいたり、更に車載機3の内蔵プログラムで車種を判別させて、車種コードも格納しておくこともできる。ビルトイン型では、車載機3の製造者と車両の製造者とが同一の場合もあるし、別の場合もあるが、管理センタ2に製造IDを送付してセットアップ用暗号鍵を受け取るのは何れの者でも良い。
【0083】
かかる構成により、ナンバープレート6へのICチップの取り付けや、個車情報の記憶、発行等の工程を省略でき、情報の受発信の回数が減る分、第三者が情報を不正に入手、改竄する機会も減り、セキュリティも向上する。
【0084】
なお、この場合でも、車載機3にシステム1から発行されるセットアップ鍵をインストールすることにより、車載機3が活性化されて、格納した情報が有効になるように構成することが好ましい。
【0085】
また、車両の製造者が、個車情報や車種コード等をCD―ROMやフロッピーディスク等の記録媒体に格納して、車両に添付することにより、ナンバープレート6のICチップや車載機3に個車情報等をインストールする手続きが容易になると共に、システムも簡素化される。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、セキュリティを高い状態で維持しながら、車載機への車両課金区分のセットアップ手続きを簡易迅速に行える車載機のセットアップ方法、及びシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態のシステムによる処理手順を説明するための図。
【図2】同じく、システムの概略構成図。
【図3】同じく、車載機に内蔵されたプログラムの一例を示す図。
【図4】同じく、変形例を示す図。
【図5】同じく、変形例を示す図。
【図6】この発明の第2の実施形態のシステムによる処理手順を説明するための図。
【図7】この発明の第3の実施形態のシステムによる処理手順を説明するための図。
【図8】ETCシステムの料金収受イメージ図。
【符号の説明】
1…システム
2…管理センタ
3…車載機
4…車載機製造者
5…利用者(セットアップ者)
6…ナンバープレート
7…ICカード
10…ID格納部
11…ID受取部
12…セットアップ用暗号鍵格納部
13…セットアップ用暗号鍵生成部
14…セットアップ用暗号鍵発行部
17…ゲート通過時通信用鍵格納部
18…ゲート通過時通信用鍵生成部
19…ゲート通過時通信用鍵発行部
21…車検証情報受取部
22…車検証情報格納部
24…車種コード判別部
25…車種コード格納部
28…セットアップ用端末装置
31…車載機
32…車両
33…料金所
34…通過ゲート
35…路側機
38…セキュリティアクセスモジュール
39…セキュリティ製造者
60…ナンバープレート製造者

Claims (4)

  1. 管理センタに設置される情報発行システムによって、有料道路を通行する車両に搭載される車載機に、有料道路通行料金の課金を行うための車両課金区分をセットアップする方法であって、
    前記情報発行システムが、車載機のセットアップを行うセットアップ者から送信された当該車載機のユニーク情報を受け取る工程と、
    前記情報発行システムが、受け取ったユニーク情報に基いて、車載機が搭載される車両が属する課金区分を車載機にセットアップするためのセットアップ用暗号鍵を生成する工程と、
    前記情報発行システムが、前記セットアップ者に車載機のセットアップを実行させるために、生成されたセットアップ用暗号鍵をICカードに格納してセットアップ者に発行する工程と、を備え、
    前記車両の課金区分は、前記車載機が、車両の自動車登録番号標(ナンバープレート)と通信することで、このナンバープレートに予め記憶されている当該車両の個車情報を受け取り、この個車情報に基いて判別するものであり、
    前記セットアップ用暗号鍵は、車載機のカードリーダにICカードが挿入されることで、このICカードから車載機に転送されるものであり、
    前記車載器は、セットアップ用暗号鍵を認識することによって活性化されて個車情報を判別するものであり、この個車情報によって車載器のセットアップが完了する
    ことを特徴とする車載機のセットアップ方法。
  2. 請求項1記載の車載機のセットアップ方法であって、
    前記車載機は、前記情報発行システムが前記セットアップ者にセットアップ用暗号鍵をICカードに格納してセットアップ者に発行した後に、ナンバープレートと通信することで、このナンバープレートに予め記憶されている当該車両の個車情報を取得して課金区分を判別することを特徴とする車載機のセットアップ方法。
  3. 請求項1記載の車載機のセットアップ方法であって、
    前記課金区分は、車載機に内蔵された車種判別プログラムが、前記ナンバープレートと通信することで受け取った個車情報に基いて判別することを特徴とする車載機のセットアップ方法。
  4. 管理センタに設置され、有料道路を通行する車両に搭載される車載機に、有料道路通行料金の課金を行うための車両課金区分をセットアップするためのシステムであって、
    前記車載機のセットアップを行うセットアップ者から送信された当該車載機のユニーク情報を受け取るユニーク情報受取部と、
    前記ユニーク情報に基いて、車載機が搭載される車両が属する課金区分を車載機にセットアップするためのセットアップ用暗号鍵を生成するセットアップ用暗号鍵生成部と、
    前記セットアップ者に車載機のセットアップを実行させるために、生成されたセットアップ用暗号鍵をセットアップ者に発行するセットアップ用暗号鍵発行部と、を備え、
    前記車両の課金区分は、前記車載機が、車両の自動車登録番号標(ナンバープレート)と通信することで、このナンバープレートに予め記憶されている当該車両の個車情報を受け取り、この個車情報に基いて判別するものであり、
    前記セットアップ用暗号鍵は、車載機のカードリーダにICカードが挿入されることで、このICカードから車載機に転送されるものであり、
    前記車載器は、セットアップ用暗号鍵を認識することによって活性化されて個車情報を判別するものであり、この個車情報によって車載器のセットアップが完了する
    ことを特徴とするシステム。
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