JP2002099681A - 車両登録システム - Google Patents

車両登録システム

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JP2002099681A
JP2002099681A JP2000292496A JP2000292496A JP2002099681A JP 2002099681 A JP2002099681 A JP 2002099681A JP 2000292496 A JP2000292496 A JP 2000292496A JP 2000292496 A JP2000292496 A JP 2000292496A JP 2002099681 A JP2002099681 A JP 2002099681A
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JP2000292496A
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Kenichiro Oka
賢一郎 岡
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両登録事務処理を簡素化し、登録申請者の
手間も軽減する。 【解決手段】 DSRC車載器2は登録申請に必要な情
報をDSRC車載器2の内部の不揮発性メモリ(不図
示)とクレジットカード機能を持つICカード3の両者
に分担保存ておき、DSRC車載器2から陸運支局シス
テム4へ登録申請すると共に保存している登録申請情報
を送付すると、陸運支局システム4は登録処理を実行す
る。登録処理に付随する手数料、税金などの諸費用は陸
運支局システム4からクレジットカード会社13等と決
済処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の登録に必要な
事務手続きを簡素化するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の登録手続きには、新規登録、変更
登録、移転登録、抹消登録などがある。それぞれの手続
きにおいて、登録申請者は複数の関係機関に出向き、段
階的に申請書を作成し、必要書類と手数料を添えて申請
し、後段の手続きで必要となる書類の交付を受けるとい
う作業を繰り返す。例えば、図7は都道府県を移る変更
登録で、車両を持ち込んで最終的な陸運支局での手続き
を示すものである。
【0003】登録申請者は、陸運支局に出向く前に複数
の関係機関から書類の交付を受け、用意しておく必要が
ある(101)。申請者の住民票と戸籍抄本の写しは、
市役所や区役所などで申請して交付を受ける。車庫証明
書は、所轄の警察署の交通課窓口で申請して交付を受け
る。車庫証明書の申請段階では、車庫が自分の土地であ
れば自認書、賃貸駐車場などでは保管場所使用承諾書を
用意し、申請書や車庫の所在図・配置図とともに提出す
る。陸運支局での変更登録前に用意する書類は、併せて
車検証が必要である。なお、車両の所有者と使用者が異
なる場合は、所有者の委任状も用意する。
【0004】陸運支局では、まず敷地内の陸運賛助会で
必要書類と手数料分の印紙を購入して必要事項を記入す
る(102)。次に、持ち込んだ車両から旧ナンバープ
レートを取り外し、支局敷地内の自動車登録番号標交付
代行者に返納する(103)。そして、支局の窓口に事
前に用意した書類と現地で記入した書類を提出する(1
04)。支局側は書類一式を受理し、住所変更処理を行
い、新しい車検証を発行する(105)。申請者は、続
いて敷地内の都道府県税事務所の出張所に新しい車検証
と自動車税申告書を提出し、税金を納付して同事務所の
受付印をもらう(106)。その後、交付代行者からナ
ンバープレートを購入し(107)、車両に取り付け
(108)、敷地内にある封印の取り付け所でリアナン
バーの左上のボルトに封印を受ける(109)。以上
で、陸運支局での登録手続きが終了する。自賠責保険や
任意保険の記載事項の変更は、登録手続き終了後に保険
会社に届け出て行う(110)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、別の都道
府県に転居して車両の登録変更する場合、市区役所、警
察署、陸運支局、都道府県税事務所、保険会社など、多
くの機関との間で煩雑な手続きが必要となる。特に、陸
運支局内だけでも多くの手続きがあり、個別処理を担当
する窓口がそれぞれ異なるので、一連の手続きを実行す
るために、登録実施側、申請者側双方で多くの労力と時
間を必要とする。他の登録手続きでも内容により関係機
関が変化するが、事務手続きの煩雑さは同様である。
【0006】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、車両の登録のために各機関での
事務処理を簡素化するとともに、登録申請者の手間も軽
減することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)この発明の請求項
1に係わる車両登録システムは、車両を登録する登録機
関に置かれた計算機機能を有する機関側システムと、車
両内に配置され上記機関側システムと通信を行う機能、
計算機機能、および不揮発メモリ等の記憶手段を有する
車載器と、上記車載器に挿入して使用するICカード
と、クレジットカード会社等の車両登録の手数料・税金
等の諸費用の処理に係る関係機関と上記機関側システム
との間を接続したインターネット等の通信手段とを含む
システムを構成し、登録申請に必要な情報を上記記憶手
段とICカードとの両者で分担または適宜重複して保
存、あるいは、両者のいずれか一方に保存しておくと共
に、上記記憶手段と上記ICカードが保存する登録申請
情報を上記車載器を介して上記機関側システムへ送信す
る手段と、上記機関側システムは受信した登録申請情報
に基づいて登録処理を行う登録処理手段と、上記機関側
システムは登録処理すると、上記諸費用の処理に係る関
係機関との間で上記インターネット等の通信手段を介し
て上記諸経費の決済を行う費用処理手段とを備えたもの
である。
【0008】(2)この発明の請求項2に係わる車両登
録システムは、請求項1において、登録申請に必要な情
報を上記記憶手段とICカードに保存する場合は、上記
記憶手段には車検証等の車両に関する車両情報を記憶し
ておき、上記ICカードには登録に関する諸費用を決済
するクレジットカード情報を記憶しておき、且つ、住民
票等の申請者の個人情報は上記記憶手段および上記IC
カードの少なくともいずれか一方に記憶しておくように
し、これらの情報で登録申請に必要な情報を構成し登録
申請に用いるようにしたものである。
【0009】(3)この発明の請求項3に係わる車両登
録システムは、車両を登録する登録機関に置かれた計算
機機能を有する機関側システムと、車両内に配置され上
記機関側システムと通信を行う機能、計算機機能、およ
び不揮発メモリ等の記憶手段を有する車載器と、登録申
請に必要な情報を保存し上記車載器に挿入して使用する
ICカードと、クレジットカード会社等の車両登録の手
数料・税金等の諸費用の処理に係る関係機関と上記機関
側システムとの間を接続したインターネット等の通信手
段とを含むシステムを構成し、上記ICカードの登録申
請情報を上記車載器を介して上記機関側システムへ送信
する手段と、上記機関側システムは受信した登録申請情
報に基づいて登録処理を行う登録処理手段と、上記機関
側システムは登録処理すると、上記諸費用の処理に係る
関係機関との間で上記インターネット等の通信手段を介
して上記諸経費の決済を行う費用処理手段とを備えたも
のである。
【0010】(4)この発明の請求項4に係わる車両登
録システムは、請求項1または請求項3において、諸費
用の処理に係る関係機関と上記機関側システムとの間を
インターネット等の通信手段で接続する代わりに市町村
区役所、警察署、諸費用の処理に係る関係機関等の登録
に関与する各関係機関と、機関側システムとをインター
ネット等の通信手段に接続し、上記車載器からの要請に
応じて上記機関側システムが上記関係機関から登録申請
に必要な情報をインターネット等の通信手段を介して上
記各関係機関から入手し上記ICカードに書き込む手段
を設け、この手段により登録申請情報を保存したICカ
ードを得るようにしたものである。
【0011】(5)この発明の請求項5に係わる車両登
録システムは、車両を登録する登録機関に置かれた計算
機機能を有する機関側システムと、車両内に配置され上
記機関側システムと通信を行う機能、計算機機能、およ
び不揮発メモリ等の記憶手段を有する車載器と、クレジ
ットカード会社等の車両登録の手数料・税金等の諸費用
の処理に係る関係機関と上記機関側システムとの間を接
続したインターネット等の通信手段とを含むシステムを
構成し、上記記憶手段には登録申請に必要な情報を保存
しておくと共に、上記記憶手段の登録申請情報を上記車
載器を介して上記機関側システムへ送信する手段と、上
記機関側システムは受信した登録申請情報に基づいて登
録処理を行う登録処理手段と、上記機関側システムは登
録処理すると、上記諸費用の処理に係る関係機関との間
で上記インターネット等の通信手段を介して上記諸経費
の決済を行う費用処理手段とを備えたものである。
【0012】(6)この発明の請求項6に係わる車両登
録システムは、請求項5において、諸費用の処理に係る
関係機関と上記機関側システムとの間をインターネット
等の通信手段で接続する代わりに市町村区役所、警察
署、諸費用の処理に係る関係機関等の登録に関与する各
関係機関と、機関側システムとをインターネット等の通
信手段に接続し、上記車載器からの要請に応じて上記機
関側システムが上記関係機関から登録申請に必要な情報
をインターネット等の通信手段を介して上記各関係機関
から入手し、通信機能を介して上記車載器の記憶手段に
書き込む手段を設け、この手段により登録申請情報を記
憶手段に保存するものである。
【0013】(7)この発明の請求項7に係わる車両登
録システムは、請求項4または請求項6において、車載
器が機関側システムを経由して特定の関係機関に所望の
登録申請関係の情報を入手する場合は、その登録申請関
係の情報に対応するアクセスコードを設定してICカー
ドおよび記憶手段の少なくともいずれか一方に保存して
おき、上記登録申請関係情報を入手する場合は、上記車
載器から上記アクセスコードを指定して入手するように
したものである。
【0014】(8)この発明の請求項8に係わる車両登
録システムは、請求項1〜7のいずれか1項において、
ICカードおよび記憶手段の少なくともいずれか一方に
書き込む情報は、その一部または全部を暗号化した情報
としたものである。
【0015】(9)この発明の請求項9に係わる車両登
録システムは、請求項1〜8のいずれか1項において、
登録車両の車種を車両センサで判別する手段と、機関側
システムは上記判別した車種と登録申請に必要な情報の
内の車種情報とを比較し、比較結果に応じて登録処理の
実行/中止を行う手段とを設けたものである。
【0016】(10)この発明の請求項10に係わる車
両登録システムは、請求項1〜9のいずれか1項におい
て、車載器から登録申請の際、「新規登録」「変更登
録」「移転登録」「抹消登録」等の登録申請項目を指定
する手段を設け、機関側システムは上記指定に応じて登
録申請項目に対する登録処理を行うようにしたものであ
る。
【0017】(11)この発明の請求項11に係わる車
両登録システムは、請求項1〜10のいずれか1項にお
いて、機関側システムから車載器へ車載用の登録申請処
理に用いるプログラムを送付し、上記車載器は上記プロ
グラムを使用して登録申請の処理を実行するものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1で、車両登録システムを利用して陸運支局
で登録変更に関わるシステムの構成図である。1は変更
登録を行う車両、2は車両1に搭載するDSRC(Dedi
cated Short-Range Communication 、狭域無線)車載
器、3はDSRC車載器に挿入して使用するICカー
ド、4は陸運支局システムで、5のDSRC路側無線装
置、6のコントロール部、7のデータベースを含み、陸
運支局40内に配置されている。
【0019】8はインターネットで、陸運支局システム
4も接続されている。このインターネット8には、区役
所9(または市町村役所)、警察署10、保険会社1
1、陸運支局12、クレジットカード会社13、銀行1
4、税事務所15が接続されている。なお、車両登録を
行う機関は陸運支局12,40以外に、自動車検査登録
事務所、軽自動車検査協会等があるが、ここでは陸運支
局で代表する。
【0020】図2は、DSRC車載器2の内部構成であ
る。16は空中線部、17は無線制御部、18は制御処
理部、19はDSRC処理部、20はセキュリティ部、
21はICカードインターフェース部、22は操作部、
23は表示部、24はROM(Read Only Memory)、2
5はRAM(Random Access Memory)、26は不揮発性
のフラッシュメモリである。
【0021】この発明の実施の形態1ではDSRC車載
器とこのDSRC車載器に挿入して使用されるICカー
ドとを組み合わせて車両登録申請をするものであるが、
これらDSRC車載器とICカードを利用する有料道路
の自動料金収受システム (ETC:Electric Toll Co
llection System )について説明し、次にこのETCに
使用のICカードを車両登録にも利用する例を示す。
【0022】なお、ETCで利用するICカードとは別
に車両登録用専用のICカードを用いてもよいが、車両
登録の機会は少ないのでETC用ICカードを流用した
方が得策である。また、一般のクレジットカードを流用
するようにしてもよい。
【0023】車両1に搭載されたDSRC車載器2は、
ICカード3と組み合わせてDSRC路側無線装置5と
の間で通信を行ことができ、車両1が料金所に設置され
たETC専用レーンを停止することなく通過すると、D
SRC車載器2とDSRC路側無線装置5との間で無線
通信により道路の通行料金を収受する。なお、DSRC
では微弱な電波が利用され、DSRC路側無線装置との
通信が可能になるのは路上で車両の幅方向でほぼレーン
の幅、進行方向では数mから10m程度に限定される。
これによりETCレーンが並置する場合でも、車両は通
過するレーンに設置されたDSRC路側無線装置とのみ
通信が成立し、隣接レーンとの混信がさけられるように
なっている。
【0024】ETC用のDSRC車載器2は、購入時に
セットアップ事業者により暗号化した車両情報(車検証
に記載されている車種、車検証番号等)が、不揮発メモ
リであるフラッシュメモリ26に書き込まれている。一
方、ICカード3は、暗号化した利用者情報(クレジッ
トカード情報等)が書き込まれている。車両情報および
利用者情報が暗号化されているのは、不正を防ぐためで
ある。車両情報と利用者情報は、自動料金収受に利用さ
れる。DSRC車載器2とICカード3はそれぞれ暗号
鍵を保持し、暗号化と解読に利用する。
【0025】DSRC車載器2は、制御処理部18がR
OM24に記憶しているプログラムに従って動作を制御
する。起動時には、DSRC車載器2とICカード3の
間で相互認証を行う。相互認証はセキュリティ部20が
行い、ICカード3が作成した暗号をDSRC車載器2
が正しく解読できることと、DSRC車載器2が作成し
た暗号をICカード3が正しく解読できることを確認す
ることによる。
【0026】車両1が料金所のETC専用レーンを通過
する時、空中線部16がDSRC路側無線装置5から送
信された電波を受信し、無線制御部17が検知すると、
DSRC路側無線装置5とDSRC車載器2の間で交信
を開始する。
【0027】まず、DSRC車載器2は、DSRC路側
無線装置5との間で相互認証を行う。この場合の相互認
証もセキュリティ部20が行う。制御処理部18はDS
RC処理部19を通じてセキュリティ部20に認証処理
を行わせる。セキュリティ部20は、路側に認証を受け
るための暗号化データを作成し、DSRC処理部19か
ら制御処理部18へデータを送る。
【0028】制御処理部18は、無線制御部17、空中
線部16を経由してDSRC路側無線装置5へ認証を受
けるためのデータを送信する。DSRC路側無線装置5
は、受信したデータを暗号鍵で解読し、解読データが正
しいものであれば車載器側を認証する。DSRC路側無
線装置5は、認証に成功した場合、認証結果と車載器側
に認証を受けるための暗号化データを送信する。
【0029】DSRC車載器2は、DSRC路側無線装
置5から認証結果とともに路側の暗号化データを受信す
ると、セキュリティ部20が暗号鍵を利用して解読す
る。正しく暗号を解読できれば車載器2によるDSRC
路側無線装置5の認証が成功である。相互認証の後、D
SRC処理部19は車載器情報とICカード情報をDS
RC路側無線装置5へ送信させる。
【0030】陸運支局システム4は、車両センサにより
車種判別を行い、この判定結果をDSRC車載器2から
得た車検証情報と比較し、不正走行がないかを確認す
る。問題がなければ、陸運支局システム4は、ICカー
ド3から得たクレジットカード番号など決済に必要な情
報を用いて料金収受処理を行う。
【0031】DSRC車載器2側では路側による料金収
受処理結果を待ち、収受が成功という結果を受信する
と、DSRC処理部19は収受データをセキュリティ部
20に送り、ICカードインターフェース21からIC
カード3へ書き込む。書き込みが終了すると、DSRC
処理部19は表示部23に書き込み結果を送り、結果を
表示させる。このようにしてETCシステムにより車両
が料金所を通過する際、有料道路の料金を支払って通過
できる。
【0032】次に上記システムをこの発明の実施の形態
1の車両登録に用いた場合を説明する。ETC用の車両
情報と利用者情報は、ETCに必要な情報のみがそれぞ
れDSRC車載器2とICカード3に記憶されている
が、車両登録システムとしての本実施の形態では、車両
情報として、車検証に記載されている全ての内容はDS
RC車載器2に書き込まれていることとし、ICカード
3には、利用者情報として登録申請者の情報(住民票、
戸籍抄本等)とクレジットカード情報が書き込まれてい
ることとする。なお、登録申請者の情報はDSRC車載
器2に記憶してもよい。
【0033】なお、ここで上記DSRC車載器2および
ICカード3に登録申請に必要な情報を書き込むには種
々の方法があるが、一例を次に示す。車両登録の各段階
で必要となる情報(市区役所、警察署、陸運支局などそ
れぞれの機関での申請時に必要となる書類に相当する情
報で機関毎に内容が異なる。)は、申請者の要請によ
り、関与する機関側システムが適宜、DSRC車載器2
あるいはICカード3に記録していくようにする。ま
た、DSRC車載器2内部のフラッシュメモリ26へ情
報を書き込む場合は、機関側が一旦セットアップ用IC
カードに情報を書き込み、このICカードをDSRC車
載器2に挿入して情報を不揮発性メモリに転送してもよ
い。
【0034】このような操作により、従来、申請者と機
関側の間で受け渡していた書類は、すべてDSRC車載
器2またはICカード3に情報を書き込むことに置き換
わる。なお、書き込み情報は、情報が改竄されないよう
に暗号化が施されている。
【0035】次にシステムについては、図1のように、
陸運支局での変更登録手続きに関わる機関がインターネ
ット8に接続され、車両1と陸運支局システム4の間は
DSRCによる通信で接続され、すべての情報交換は電
子的に実行できる構成となっている。図7で示した従来
の変更登録手続きの中で、ナンバープレートの交換作業
に関わる部分(点線枠で囲んだ処理)は手作業で行う。
それ以外の手続きをすべて電子的な情報交換に置き換え
るものである。電子的に手続きした後にナンバープレー
トの交換を実施する。
【0036】登録申請する際は、陸運支局40に車両を
持ち込んで行うこととしている。なお、車両登録サービ
スに対応したDSRC路側無線装置は、陸運支局外の出
張所などに設置されていてもよい。ナンバープレートの
交換や新規交付が不要な登録申請の場合(同じ陸運支局
管轄区域内の住所変更等)では、わざわざ遠方の陸運支
局まで出掛けずに近くの出張所で手続きを済ませること
ができる。また、ナンバープレートの交換・新規交付が
必要な場合でも、陸運支局へ行かずにDSRCにより登
録申請手続きをしておいて、その後に陸運支局へ出向い
てナンバープレートの交換・新規交付をするようにして
もよい。
【0037】図3、図4は登録処理のフローチャート
で、これらの図と共に処理動作を説明する。 (1)住民票、戸籍抄本、車庫証明書、委任状、車検証
を用意する部分101(図7)は、すでに関係機関での
手続きを終え、情報は電子的にDSRC車載器2および
ICカード3に書き込まれたものを準備する(S1)。
図7に示す申請書類を記入する手続きは不要とするの
で、申請書類と印紙購入の手続き102(図7)を行う
場合、申請書類の受け取りは無くなり、印紙購入は手数
料として、後の部分で税金の納付と一括処理する。
【0038】なお、図7のナンバープレート交換に関わ
る手続き以外は、変更登録対象の車両1が陸運支局シス
テム4のDSRC路側無線装置5と通信することで実施
する。
【0039】(2)ICカード3の情報をDSRC車載
器2に読み込む(S2)。
【0040】(3)次に登録申請項目を選択する。登録
申請項目には「新規登録」「変更登録」「移転登録」
「抹消登録」等があり、それぞれの項目は下記のよう場
合に行われる。新規登録は、新車購入、抹消登録した車
の再登録するときなど。変更登録は、自動車の型式、車
台番号、原動機の型式、所有者の氏名・名称・住所を変
更したときなど。移転登録は、売買等により車の所有者
を変更したときなど。抹消登録は、廃車したときなど。
【0041】登録申請項目選択には、車両1に搭載され
たDSRC車載器2には操作部22があり、例えばボタ
ンなどが考えられる。操作項目は表示部23でメニュー
表示され、操作部22では、登録申請項目を指定する。
ここでは、「変更登録」を選択する。「変更登録」を指
定すると、DSRC車載器2は、申請書類に記載してい
た登録項目として「変更登録」を意味するコードを送信
する(S3)。
【0042】(4)DSRC路側無線装置5は「変更登
録」コードを受信すると(R1)、 (5)コントロール部の制御により、「変更登録」に関
わる処理手続きを開始する(R2)。
【0043】(6)DSRC車載器2は、ICカード3
に保存していた情報と、フラッシュメモリ26に保存し
ていた情報とを併せた変更登録手続きに必要な情報を送
信する(S4)。なお、通信する情報はすべて暗号化さ
れていて、秘匿されている。この処理は、図7の申請書
と用意した書類を提出104する手続きに相当する。
【0044】(7)陸運支局システム4は、DSRC車
載器2から送信した情報を受信する(R3)。 (8)陸運支局には、DSRCアンテナ、ETC等でも
使用されている車両センサ、その他の設備が組み合わさ
れた専用レーンを設け、その専用レーン上を車が走行す
るようにしておき、申請対象の車を走行させて車種を判
別し、その車種情報を陸運支局システム4は入手する
(R4)。
【0045】(9)車両センサの車種判別情報とDSR
C車載器2から得た旧車検証情報とを比較し、一致する
か否かを確認する(R5)。 (10)一致すれば、DSRC車載器2から受信した情
報を処理し、新しい車検証を発行する(R7)。車検証
の形態としては、正式なものは従来のように書類として
発行する以外に、電子データとすることも考えられる。
【0046】(11)正式車検証が電子データか否かは
別として、新しい車検証情報はDSRC路側無線装置5
からDSRC車載器2に送信される(R8)。 (12)車検証データは、フラッシュメモリ26に書き
込まれる(S6)。
【0047】(13)なお、ステップR10で、不一致
の場合は登録処理を中断し、不一致情報をDSRC車載
器2へ送信する(R6)。 (14)DSRC車載器2では不一致情報を受信し表示
する(S5)。
【0048】(15)一方、陸運支局システム4側で
は、車検証データをデータベース7に登録する(R
9)。 (16)また、陸運支局システム4は、対象車両を登録
していた旧登録地の陸運支局12にアクセスし、登録移
管手続きをする(T1)。この処理は、図7で車検証の
発行105に相当する。
【0049】(17)次に、自動車税と手数料の納付手
続きを行う。陸運支局システム4は、DSRC車載器2
から受信したクレジットカード情報により処理する。D
SRC車載器2には自動車税と手数料の情報を送信する
(R10)。 (18)この情報は、ICカード3に記録される(S
7)。
【0050】(19)一方、手数料については陸運支局
システム4とクレジットカード会社13の間で、自動車
税については税事務所15とクレジットカード会社13
の間で処理される(U1,V1)。この手続きが、図7
で自動車税納入106に相当する。 (20)なお、図4のフローには図示しないが、一連の
手続きが終了後、車両1側ではDSRC車載器2の表示
部23に車両登録手続きの成否を表示する。
【0051】なお、陸運支局内で、保険会社11に対し
て自賠責保険や任意保険の記載事項の変更手続きを済ま
せることも可能である。保険契約情報をDSRC車載器
2から陸運支局システム4に伝えることにより、陸運支
局システム4から保険会社11へ変更項目を自動的に通
知する手続きを含めることができる。
【0052】なお、車両センサを用いての車種の比較チ
ェックは登録申請処理での不正防止のためで、この比較
チェックが無くても登録申請は可能であるが、車検証の
信頼性を向上するために実施した方がよい。
【0053】また、住所変更による「変更登録」の場合
でも、同一陸運支局内での住所変更であれば、ナンバプ
レートの変更がなく、住所変更手続きのみであるので、
比較チェックは必要でない。また、この場合は図4の旧
陸運支局は無いので、ステップT1は削除し、さらに図
3、図4の新規登録地の陸運支局システムとあるのを管
轄の(元の)陸運支局システムと読みかえる。なお、
「新規登録」の場合も旧車検証が無いので比較チェック
の必要がない。
【0054】以上のようにこの実施の形態1によれば、
DSRC車載器2とDSRC路側無線装置5の間は無線
で、陸運支局システム4と外部機関の間はインターネッ
ト8経由で接続され、それぞれが管理する電子データを
伝達して処理することができ、ナンバープレートの交換
に関わる部分以外の処理の事務手続きは書類を廃して一
括して実行できる。これにより、関係機関の業務が効率
化され、申請者の手間も軽減される。
【0055】なお、この実施の形態では、陸運支局シス
テム4からインターネット8経由で外部機関へ接続して
データを通信する部分が含まれるが、この処理は車両登
録手続き中の実行でなくてもよく、事後処理であっても
よい。この事後処理とは、手数料や自動車税の決済処
理、手数料や自動車税の利用者への通知等である。
【0056】また、陸運支局に車両を持ち込んで登録申
請手続きをする場合は、通常、車両1はDSRC路側無
線装置5を通過する位置で停止して手続きを行うが、D
SRC路側無線装置5を通過しながら手続きをしてもよ
い。
【0057】また、この実施の形態1では、DSRC車
載器2には操作部22があり、登録申請項目を指定でき
るが、操作部22がない場合は陸運支局で先にDSRC
車載器2またはICカード3に登録申請項目を書き込ん
でおく方法としてもよい。
【0058】さらにこの実施の形態1では、登録申請項
目としては「変更登録」の例を示したが、「新規登
録」、「移転登録」、「抹消登録」など他の登録申請項
目の場合は、関係する機関などが異なるが同様のシステ
ムで登録作業を処理できる。
【0059】実施の形態2.図5は、車両登録手続きの
中で、戸籍抄本情報と住民票情報の処理について示して
いる。申請者の戸籍抄本情報と住民票情報そのものをI
Cカード3の中に保存しておいてもよいが、この実施の
形態ではICカード3の記憶容量に制約があるので、戸
籍抄本へのアクセスコードC1と住民票へのアクセスコ
ードC2がICカード3に書き込まれていることとす
る。申請者の本籍地はA市、現住所はB市ということに
する。ICカード3へのアクセスコード書き込みは、市
役所での転出、転入、住民票交付申請などの手続き時
に、従来は書類で受領していた手続きに置き換わるもの
とする。
【0060】陸運支局システム4は、DSRC車載器2
との通信により申請者の戸籍抄本へのアクセスコードC
1と住民票へのアクセスコードC2を受信すると、イン
ターネット8を通してアクセスコードに対応する情報を
取得する。戸籍抄本へのアクセスコードC1に対して
は、A市役所27にアクセスし、申請者の戸籍抄本情報
を取得する。住民票へのアクセスコードC2に対して
は、B市役所28にアクセスし、申請者の住民票情報を
取得する。
【0061】このように、機関が管理するデータベース
がある場合、データベースから直接的なデータをすべて
申請者側にコピーする必要がなく、データベースにアク
セスするための僅かの情報だけを記憶するだけでよい。
ICカード3の記憶容量が少ない場合でも問題なく対処
することができる。
【0062】なお、市役所などでICカード3にアクセ
スコードを記入する方式では、ICカード3に書き込ま
れたアクセスコードを繰り返し利用することができる。
従来のように戸籍抄本や住民票を書類で受領していた場
合、その書類を提出してしまうことで再利用ができなか
った。また、書類の交付から有効期限が設けられていた
ために、期限切れの書類は無効となってしまう。アクセ
スコードは、一度ICカード3に記入すると再利用がで
きる。例えば、アクセスコードは転入や転出の届け時に
記入するだけでよい。
【0063】また、市役所などにアクセスする度に新規
に証明を受けることになるので、その時点で証明を行っ
たことになり、書類の交付のような有効期間切れは関係
なくなる。アクセスコードによる証明に対して申請者か
ら手数料を徴収することも容易で、ICカード3のクレ
ジットカード情報を利用することで自動化できる。
【0064】実施の形態3.図6は、税金や手数料の決
済に関わる部分を取り出して説明している。決済に必要
な情報は、まずDSRC車載器2からDSRC路側無線
装置5へクレジットカード情報が送信される。陸運支局
システム4は自動車税と手数料を計算し、税事務所15
とクレジットカード会社13に対して決済に必要な情報
を通知する。
【0065】この通知は登録処理した後の事後処理でよ
く、利用者一人ずつの通信でなく多人数分を一括処理
し、このほうが効率的である。陸運支局システム4は、
DSRC車載器2に対して自動車税と手数料の情報を通
知する。この情報は、ICカード3に記録される。
【0066】陸運支局システム4は、税事務所15に対
して申請者情報、自動車税額、クレジットカード会社1
3の情報など自動車税決済の情報を通知する。また、陸
運支局システム4は、クレジットカード会社13に対し
て申請者のクレジットカード情報、自動車税額、手数料
を通知する。クレジットカード会社13はクレジットカ
ード情報からデータベースなどに予め登録してある金融
機関口座番号などクレジットカード利用者(車両登録申
請者)の情報を取り出す。
【0067】クレジットカード会社13は、陸運支局か
らは手数料の債権を、税事務所15からは自動車税の債
権を買い取る手続きを実施する。これにより、クレジッ
トカード会社13は、陸運支局が金融機関に設けている
口座に手数料債権買い取り額を振込み、税事務所の口座
には自動車税の債権買い取り額を振込む。一方、申請者
に対しては、クレジットカード会社13は毎月の特定日
に申請者の口座がある銀行14から手数料と自動車税額
を引き落とす。
【0068】このように、ICカード3が保存するクレ
ジットカード情報を利用することにより、自動車税や手
数料支払いも自動化でき、登録手続きの中で簡素化され
る部分となる。
【0069】実施の形態4.上記の実施の形態では、陸
運支局システム4とDSRC車載器2とはDSRCで通
信しているが、DSRC以外の通信手段を使用してもよ
く、インターネット等の通信手段を利用してもよい。
【0070】また、上記実施の形態では、DSRC車載
器のフラッシュメモリと、DSRC車載器に挿入するI
Cカードに車両情報を含む登録申請するに必要な全ての
情報を分担して格納している例をあげたが、フラッシュ
メモリを備えずICカードのみを用いて上記全ての情報
を格納するようにしてもよい。
【0071】また、逆にICカードは使用せず、フラッ
シュメモリに全ての情報を格納してもよい。この場合の
一例として、クレジットカード会社から知らされたクレ
ジットカード情報を車載器に取付けられたボタンを操作
してフラッシュメモリに書き込むようにしてもよい。
【0072】また、他の例として、今後、ETC以外に
もDSRCの利用でいろいろサービスが受けられるよう
になり、DSRC車載器が普及してコンビニエントスト
アのように至る所に汎用DSRC路上機が設置される
と、ドライブスルーで種々のサービスが受けられるよう
になる。クレジットカード会社との新規契約もドライブ
スルーで行い、車載器と路上機の間で通信して契約が成
立すると、路上機はインターネット接続され、クレジッ
トカード会社とも接続される。このようにすると、IC
カードなしで、フラッシュメモリのみで情報の授受がで
きるので、登録申請手続きもフラッシュメモリのみを利
用して行うことができる。
【0073】実施の形態5.この実施の形態はモバイル
エージェントを用いたものである。DSRC車載器から
変更登録を指定して陸運支局へ送信すると、陸運支局か
ら変更登録に対応するDSRC車載器での実行プログラ
ムが送付され、DSRC車載器はそのプログラムで登録
申請処理を行い、処理が済むとプログラムを端末から消
去する。また、モバイルエージェントでなくてもDSR
C車載器のメニューから「車両登録アプリケーションダ
ウンロード」を選択すると最新の登録申請用のアプリケ
ーションが入手できるようにしてもよい。
【0074】このようにすると、法改正などに伴いプロ
グラムが変更された場合、従来、各DSRC車載器のプ
ログラムをいちいち変更しないといけないが、モバイル
エージェントでは最新のプログラムが移動し、処理が終
了すると、プログラムをDSRC車載器から消去するの
で、常に新しいプログラムが使用できる。
【0075】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、車両登録事務の簡素化が図れ、登録申請者
の手間も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による車両登録シス
テムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるDSRC車載
器の内部構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による車両登録処理
のフローチャートである。
【図4】 図4の続きのフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2による車両登録手続
きの中で戸籍抄本情報と住民票情報の処理を示す図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態3による車両登録手続
きの中で税金や手数料の決済に関わる処理を示す図であ
る。
【図7】 従来の陸運支局での車両変更登録手続きを示
す図である。
【符号の説明】
1 車両 2 DSRC車載器 3 ICカード 4 陸運支局システム
(機関側システム) 5 DSRC路側無線装置 7 データベース 8 インターネット 9 区役所 10 警察署 11 保険会社 12,40 陸運支局(登録機関) 26 フラッシュメモリ(記憶手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07B 15/00 510 G07B 15/00 510

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を登録する登録機関に置かれた計算
    機機能を有する機関側システムと、車両内に配置され上
    記機関側システムと通信を行う機能、計算機機能、およ
    び不揮発メモリ等の記憶手段を有する車載器と、上記車
    載器に挿入して使用するICカードと、クレジットカー
    ド会社等の車両登録の手数料・税金等の諸費用の処理に
    係る関係機関と上記機関側システムとの間を接続したイ
    ンターネット等の通信手段とを含むシステムを構成し、
    登録申請に必要な情報を上記記憶手段とICカードとの
    両者で分担または適宜重複して保存、あるいは、両者の
    いずれか一方に保存しておくと共に、上記記憶手段と上
    記ICカードが保存する登録申請情報を上記車載器を介
    して上記機関側システムへ送信する手段と、上記機関側
    システムは受信した登録申請情報に基づいて登録処理を
    行う登録処理手段と、上記機関側システムは登録処理す
    ると、上記諸費用の処理に係る関係機関との間で上記イ
    ンターネット等の通信手段を介して上記諸経費の決済を
    行う費用処理手段とを備えたことを特徴とする車両登録
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、登録申請に必要な情
    報を上記記憶手段とICカードに保存する場合は、上記
    記憶手段には車検証等の車両に関する車両情報を記憶し
    ておき、上記ICカードには登録に関する諸費用を決済
    するクレジットカード情報を記憶しておき、且つ、住民
    票等の申請者の個人情報は上記記憶手段および上記IC
    カードの少なくともいずれか一方に記憶しておくように
    し、これらの情報で登録申請に必要な情報を構成し登録
    申請に用いるようにしたことを特徴とする車両登録シス
    テム。
  3. 【請求項3】 車両を登録する登録機関に置かれた計算
    機機能を有する機関側システムと、車両内に配置され上
    記機関側システムと通信を行う機能、計算機機能、およ
    び不揮発メモリ等の記憶手段を有する車載器と、登録申
    請に必要な情報を保存し上記車載器に挿入して使用する
    ICカードと、クレジットカード会社等の車両登録の手
    数料・税金等の諸費用の処理に係る関係機関と上記機関
    側システムとの間を接続したインターネット等の通信手
    段とを含むシステムを構成し、上記ICカードの登録申
    請情報を上記車載器を介して上記機関側システムへ送信
    する手段と、上記機関側システムは受信した登録申請情
    報に基づいて登録処理を行う登録処理手段と、上記機関
    側システムは登録処理すると、上記諸費用の処理に係る
    関係機関との間で上記インターネット等の通信手段を介
    して上記諸経費の決済を行う費用処理手段とを備えたこ
    とを特徴とする車両登録システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項3において、諸費
    用の処理に係る関係機関と上記機関側システムとの間を
    インターネット等の通信手段で接続する代わりに市町村
    区役所、警察署、諸費用の処理に係る関係機関等の登録
    に関与する各関係機関と、機関側システムとをインター
    ネット等の通信手段に接続し、上記車載器からの要請に
    応じて上記機関側システムが上記関係機関から登録申請
    に必要な情報をインターネット等の通信手段を介して上
    記各関係機関から入手し上記ICカードに書き込む手段
    を設け、この手段により登録申請情報を保存したICカ
    ードを得るようにしたことを特徴とする車両登録システ
    ム。
  5. 【請求項5】 車両を登録する登録機関に置かれた計算
    機機能を有する機関側システムと、車両内に配置され上
    記機関側システムと通信を行う機能、計算機機能、およ
    び不揮発メモリ等の記憶手段を有する車載器と、クレジ
    ットカード会社等の車両登録の手数料・税金等の諸費用
    の処理に係る関係機関と上記機関側システムとの間を接
    続したインターネット等の通信手段とを含むシステムを
    構成し、上記記憶手段には登録申請に必要な情報を保存
    しておくと共に、上記記憶手段の登録申請情報を上記車
    載器を介して上記機関側システムへ送信する手段と、上
    記機関側システムは受信した登録申請情報に基づいて登
    録処理を行う登録処理手段と、上記機関側システムは登
    録処理すると、上記諸費用の処理に係る関係機関との間
    で上記インターネット等の通信手段を介して上記諸経費
    の決済を行う費用処理手段とを備えたことを特徴とする
    車両登録システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、諸費用の処理に係る
    関係機関と上記機関側システムとの間をインターネット
    等の通信手段で接続する代わりに市町村区役所、警察
    署、諸費用の処理に係る関係機関等の登録に関与する各
    関係機関と、機関側システムとをインターネット等の通
    信手段に接続し、上記車載器からの要請に応じて上記機
    関側システムが上記関係機関から登録申請に必要な情報
    をインターネット等の通信手段を介して上記各関係機関
    から入手し、通信機能を介して上記車載器の記憶手段に
    書き込む手段を設け、この手段により登録申請情報を記
    憶手段に保存することを特徴とする車両登録システム。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項6において、車載
    器が機関側システムを経由して特定の関係機関に所望の
    登録申請関係の情報を入手する場合は、その登録申請関
    係の情報に対応するアクセスコードを設定してICカー
    ドおよび記憶手段の少なくともいずれか一方に保存して
    おき、上記登録申請関係情報を入手する場合は、上記車
    載器から上記アクセスコードを指定して入手するように
    したことを特徴とする車両登録システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項において、
    ICカードおよび記憶手段の少なくともいずれか一方に
    書き込む情報は、その一部または全部を暗号化した情報
    としたことを特徴とする車両登録システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項において、
    登録車両の車種を車両センサで判別する手段と、機関側
    システムは上記判別した車種と登録申請に必要な情報の
    内の車種情報とを比較し、比較結果に応じて登録処理の
    実行/中止を行う手段とを設けたことを特徴とする車両
    登録システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項におい
    て、車載器から登録申請の際、「新規登録」「変更登
    録」「移転登録」「抹消登録」等の登録申請項目を指定
    する手段を設け、機関側システムは上記指定に応じて登
    録申請項目に対する登録処理を行うようにしたことを特
    徴とする車両登録システム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項におい
    て、機関側システムから車載器へ車載用の登録申請処理
    に用いるプログラムを送付し、上記車載器は上記プログ
    ラムを使用して登録申請の処理を実行することを特徴と
    する車両登録システム。
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