JP6088825B2 - 料金決済処理システムおよび料金決済処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、商業施設における支払をETC車載器に挿入されたETCカードによって行う料金支払処理システムおよび料金支払処理方法に関する。
従来から、ETCシステムを利用した料金決済システムが検討されている。例えば、特許文献1に記載があるようにETCシステムを用いて駐車場料金を支払うシステムが検討されており、このシステムは、駐車場利用者の車両に搭載された車載器と、駐車場の入口と出口に設置されたDSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)通信装置と、DSRC通信装置と通信可能な駐車場管理サーバとを有し、駐車場管理サーバには利用者の車載器のID、利用者のクレジットカードの情報、利用者のメールアドレス等の利用者情報が予め登録されている。つまり、利用者がこの支払システムを使用するためには、駐車場を管理している企業に対し利用者が前記情報を送り、前記情報を駐車場管理サーバに予め登録する必要がある。そして、このシステムでは、車両に搭載された車載器が駐車場の入口や出口でDSRC通信装置と通信し、DSRC通信装置が車載器から車載器IDを受信し、それを駐車場管理サーバに送信する。そして、車載器IDを受信した駐車場管理サーバはそのIDが駐車場での支払のために登録されているか否かを照合し、照合された場合は、前記IDと対応して登録されているクレジットカードの情報と駐車場料金の決済要求とを駐車場管理サーバがクレジットカード会社に送信し、これにより駐車場料金の決済が行われる。
特開2005−182428号公報
ところで、前記支払システムを利用者が利用するためには、利用者は自らの車載器のID、クレジットカードの情報、メールアドレス等の利用者情報を駐車場の管理を行っている企業に送り、前記利用者情報を駐車場管理サーバに予め登録する必要があるので、前記支払システムを利用できるようになるまでに手間がかかっていた。
これに対し、駐車場における支払に高速道路の自動料金支払いに使用されているETCシステムをそのまま利用し、車載器に挿入されているETCカードの情報をそのまま用いて前記駐車場料金を支払うシステムも考えられる。
しかしながら、高速道路等のETCシステムは高度な技術や高度な管理体制のもとに実現されているものであり、このため用いられている機器の価格も高価であるため、ETCシステムをそのまま利用した駐車場料金の支払システムは現実的なものとは言えない。
具体的に、高速道路のETCシステムでは、路側機が車載器からETCカードの情報やその他必要な情報を受信すると共に、路側機が受信した情報を決済サーバに送信し、決済サーバからクレジットカード会社のサーバに対して前記情報と決済額とが送信されることにより、ETCシステムの決済処理が行われるようになっている。また、車載器から路側機に送信される情報にはETCカードの情報やその他の機密情報が含まれているので、車載器と路側機との間の通信が傍受されて前記情報が悪用されることがないように、車載器と路側機との間の通信は高度な暗号化技術を用いて行われている。さらに、路側機において情報が盗まれることが無いように、路側機は高速道路の所定の場所に設置され、高速道路を管理運営する道路事業者によって高度な管理が行われている。また、路側機自体にも情報の漏えいを防止するための高度な耐タンパ技術が使用されている。このように、高速道路のETCシステムには、高度な管理体制や技術が用いられ、高価な路側機が使用されている。
このため、駐車場の支払システムにETCシステムをそのまま利用することを考える場合、駐車場の入口および出口にそれぞれ有料道路に設置されている高価な路側機が設置されることになり、その路側機を駐車場の管理者が道路事業者と同様の注意をもって管理する必要が生ずる。現実問題として、駐車場の支払システムのために高価な路側機を設置することは現実的ではなく、路側機の高度な管理を各駐車場の管理者に期待することも難しい。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ETC機能を有する車載器に挿入されたETCカードを用いた自動支払を商業施設において安全且つ安価に実現できる料金決済処理システムおよびその方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の主要な観点によれば、ETCシステムの利用者の車両に搭載されETC機能を有する車載器と通信可能であり、所定の商業施設に設置された路側機と、前記路側機と通信回線を介して接続されると共に入室が管理された部屋に設置された通信コントロール端末と、前記通信コントロール端末と通信回線を介して接続されている通信コントロール端末管理サーバとを備え、前記所定の商業施設において前記利用者が支払うべき支払料金の決済処理を行う料金決済処理システムであって、前記通信コントロール端末管理サーバは、暗号化された復号のための鍵(第1の鍵)と、前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵(第2の鍵)とを格納するものであり、且つ前記通信コントロール端末管理サーバは、前記通信コントロール端末の初回起動時に前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵(第2の鍵)と前記暗号化された復号のための鍵(第1の鍵)とを前記通信コントロール端末に送信する前記第1送信手段、および前記通信コントロール端末の起動毎に前記通信コントロール端末からの要求に応じて前記暗号化された復号のための鍵(第1の鍵)を前記通信コントロール端末に送信する第2送信手段を有するものであり、前記車載器は、前記利用者のETCカードが挿入され当該ETCカードから暗号化されたカード情報を読み取るものであると共に、前記暗号化されたカード情報を前記路側機に送信するものであり、前記路側機は、前記車載器により送信される前記暗号化されたカード情報を受信し、受信した前記暗号化されたカード情報を暗号化されたまま前記通信コントロール端末に送信する第3送信手段を有するものであり、前記通信コントロール端末は、前記第3送信手段によって送信される前記暗号化されたカード情報を受信し前記通信コントロール端末の揮発性メモリに格納する受信手段と、前記受信手段で前記暗号化されたカード情報を受信すると、前記第1送信手段によって予め送信された前記暗号化された復号のための鍵(第1の鍵)に基づき、または前記通信コントロール端末管理サーバが有する前記暗号化された復号のための鍵(第1の鍵)と同一であって、前記第2送信手段によって前記通信コントロール端末に予め送信された前記暗号化された復号のための鍵(第1の鍵)に基づき、前記第1送信手段によって前記通信コントロール端末に送信され且つ当該端末のメモリに格納された前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵(第2の鍵)を用いて、前記暗号化された復号のための鍵(第1の鍵)を得ると共に当該復号のための鍵(第1の鍵)を前記通信コントロール端末の揮発性メモリ領域に格納する鍵格納手段と、前記受信手段で受信する前記暗号化されたカード情報を前記鍵格納手段で得られる前記復号のための鍵(第1の鍵)を用いて復号する復号手段と、前記復号手段によって復号される情報に含まれる前記カード情報を、前記通信コントロール端末と接続されると共に前記支払料金のデータを有する決済処理サーバに送信する第4送信手段と、前記鍵格納手段で前記揮発性メモリ領域に格納された前記復号のための鍵(第1の鍵)を前記復号手段による前記復号の後に前記通信コントロール端末において前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵(第2の鍵)を自動生成し、当該生成した鍵を用いて再暗号化する鍵再暗号化手段とを有することを特徴とする料金決済処理システムが提供される。
本発明の一実施形態によれば、前記決済処理サーバは、前記第4送信手段で送信されて受信した前記カード情報と前記支払料金とを含む決済指示を、前記ETCカードを発行したクレジットカード会社の決済サーバに向けて送信するものである。
また、本発明の他の主要な観点によれば、ETCシステムの利用者の車両に搭載されたETC機能を有する車載器と、所定の商業施設に設けられ、前記車載器と通信可能な路側機と、前記路側機と通信回線を介して接続されると共に入室が管理された部屋に設置された通信コントロール端末と、前記通信コントロール端末と通信回線を介して接続されている通信コントロール端末管理サーバと、前記通信コントロール端末と接続されると共に前記利用者が支払うべき支払料金のデータを有する決済処理サーバとを用いて、前記支払料金の決済処理を行う料金決済処理方法であって、前記車載器は、前記利用者のETCカードが挿入され当該ETCカードから暗号化されたカード情報を読み取るものであると共に前記カード情報が暗号化された情報を路側機に送信するものであり、前記通信コントロール端末管理サーバは、前記暗号化された情報に対応する暗号化された復号のための鍵、または前記復号のための鍵を得るための暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を格納しているものであり、この方法は、前記通信コントロール端末管理サーバが、前記通信コントロール端末の初回起動時に前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵と前記暗号化された復号のための鍵とを前記通信コントロール端末に送信する第1送信工程、および前記通信コントロール端末の起動毎に前記通信コントロール端末からの要求に応じて前記暗号化された復号のための鍵を前記通信コントロール端末に送信する第2送信工程を行い、前記路側機が、前記車載器により送信される前記暗号化された情報を受信し、受信した前記暗号化された情報を暗号化されたまま前記通信コントロール端末に送信する第3送信工程を行い、前記通信コントロール端末が、前記第3送信工程によって送信された前記暗号化された情報を受信し前記通信コントロール端末のメモリに格納する受信工程と、前記受信工程で前記暗号化された情報を受信すると、前記第1送信手段によって予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき、または前記通信コントロール端末管理サーバが有する前記暗号化された復号のための鍵と同一であって、前記第2送信手段によって前記通信コントロール端末に予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき、前記第1送信手段によって前記通信コントロール端末に送信され且つ当該端末のメモリに格納された前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を用いて、前記復号のための鍵を得ると共に当該復号のための鍵を前記通信コントロール端末の揮発性メモリ領域に格納する鍵格納工程と、前記受信工程で受信した前記暗号化された情報を前記鍵格納工程で得られた前記復号のための鍵を用いて復号する復号工程と、前記復号工程によって前記復号された情報に含まれる前記カード情報を前記決済処理サーバに送信する第4送信工程と、前記鍵格納工程で前記揮発性メモリ領域に格納された前記復号のための鍵を前記復号工程による前記復号の後に前記通信コントロール端末において前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を自動生成し、当該生成した鍵を用いて再暗号化する鍵再暗号化工程と、を行い、前記決済処理サーバが、前記第2送信工程で送信され受信した前記カード情報と前記支払料金とを含む決済指示を、前記ETCカードを発行したクレジットカード会社の決済サーバに向けて送信する決済指示工程とを行うことを特徴とする料金決済処理方法が提供される。
このように、本発明では、ETC機能を有する車載器から商業施設に設置された路側機にETCカードの暗号化されたカード情報が送信され、前記路側機は前記車載器から受信する前記暗号化された情報をそのまま通信コントロール端末に送信し、前記通信コントロール端末は、前記路側機から受信する前記暗号化された情報を復号すると共に、復号された情報に含まれる前記カード情報を決済処理サーバに送信し、前記決済処理サーバは前記通信コントロール端末から受信する前記カード情報と支払料金のデータとを前記ETCカードの発行元のクレジットカード会社の決済サーバに向けて送信する。このため、利用者による前記商業施設における支払が、車載器に挿入されたETCカードを用いて自動的に行われる。
ここで、商業施設に設けられた路側機は、ETC機能を有する車載器から受信する暗号化されたカード情報をそのまま通信コントロール端末に送信するだけなので、前記路側機内の情報を悪用するために前記路側機自体が盗まれたとしても、前記車載器から送信されるカード情報が漏えいすることはない。また、前記車載器から送信される情報を悪用するために前記車載器や前記路側機から送信される情報が傍受されたとしても、前記車載器や前記路側機から送信される情報は暗号化されているので、当該傍受により前記車載器から送信される前記カード情報が漏えいすることはない。このため、高速道路等の有料道路に設置されている前記路側機のように、情報の漏えいを防止するための高度な管理を行う必要がなく、また、前記路側機自体に情報の漏えいを防止するための高度な耐タンパ技術を使用する必要が無いので、前記路側機の管理費用や前記路側機自体の値段を安価にすることができる。
また、路側機から受信する暗号化された情報を復号する通信コントロール端末は入室が管理された部屋に設置されているので、ETC機能を有する車載器から送信される暗号化されたカード情報が揮発メモリ領域に限定され復号されるため漏えいを簡単且つ確実に防止することができる。さらに、前記通信コントロール端末は、路側機から暗号化された情報を受信すると前記受信した暗号化情報に対応した復号のための鍵を得ると共に、当該復号のための鍵は前記通信コントロール端末の揮発性メモリ領域に格納される。このため、前記復号のための鍵を悪用するために前記通信コントロール端末が前記部屋から盗まれたとしても、盗む際に前記通信コントロール端末の電源が一度切れると、前記復号のための鍵が前記通信コントロール端末の前記揮発性メモリ領域から消去されるので、前記復号のための鍵が盗用される可能性はない。また、前記復号のための鍵は暗号化された情報の復号に使われるもので、通信コントロール端末から外部に送信されるものではないので、この点でも前記復号のための鍵が盗用される可能性は存在しない。
さらに、前記復号のための鍵は暗号化された情報の復号が終わると通信コントロール端末において暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を自動生成し、当該生成した鍵を用いて再暗号化する再暗号化されるので、この点でも前記復号のための鍵が盗用される可能性は存在しない。
また、本発明の実施形態によれば、前記車載器が、前記暗号化されたカード情報を前記路側機に送信するものであり、前記通信コントロール端末が、前記第4送信手段による前記送信の前に、前記復号される情報に含まれる前記車載器と前記通信コントロール端末間での相互に真正性を確認する認証手段を有し、前記第4送信手段が前記相互に真正性を確認する認証手段での認証結果で真正性の確認が取れた場合に、前記送信を行うものであることを特徴とする料金決済処理システムが提供される。
また、本発明の他の実施形態によれば、前記鍵格納手段において、前記通信コントロール端末における前記暗号化された復号のための鍵を格納しているメモリは揮発性メモリであることを特徴とする料金決済処理システムが提供される。
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、前記路側機は駐車場の出口近傍に配置され、当該駐車場の出口に進入してきた前記車両の前記車載器と通信可能なものであり、前記決済処理サーバは前記支払料金として前記利用者が支払うべき駐車場料金のデータを有するものであり、前記駐車場は、前記決済処理サーバ又は前記通信コントロール端末に通信回線を介して接続された出口ゲートを有し、当該出口ゲートは前記駐車場の出口を開放および閉鎖するために開放状態および閉鎖状態に動作可能なものであり、前記決済処理サーバ又は前記通信コントロール端末は、前記決済指示手段による前記決済指示の送信の後に前記車両の前記駐車場からの出庫を許容するために前記出口ゲートを解放状態に動作させる出口ゲート解放手段をさらに有することを特徴とする料金決済処理システムが提供される。
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、このシステムが、駐車場の入口近傍に配置され、当該駐車場の入口に進入してきた前記車両の前記車載器と通信可能な他の路側機をさらに有し、前記駐車場が、前記決済処理サーバ又は前記通信コントロール端末に通信回線を介して接続された入口ゲートを有し、当該入口ゲートは前記駐車場の入口を開放および閉鎖するために開放状態および閉鎖状態に動作可能なものであり、前記他の路側機が、前記入口に進入していた前記車両の前記車載器から送信される前記暗号化された情報を受信し、受信した前記暗号化された情報を暗号化されたまま前記通信コントロール端末に送信する入口第1送信手段を有するものであり、前記通信コントロール端末が、前記入口第1送信手段によって送信される前記暗号化された情報を受信し前記通信コントロール端末のメモリに格納する入場時受信手段と、前記入場時受信手段で前記暗号化された情報を受信すると、前記第1送信手段によって予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき、または前記通信コントロール端末管理サーバが有する前記暗号化された復号のための鍵と同一であって、前記第2送信手段によって前記通信コントロール端末に予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき、前記第1送信手段によって前記通信コントロール端末に送信され且つ当該端末のメモリに格納された前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を用いて、前記復号のための鍵を得ると共に当該復号のための鍵を前記通信コントロール端末の前記揮発性メモリ領域に格納する入場時鍵格納手段と、前記入場時受信手段で受信する前記暗号化された情報を前記入場時鍵格納工程で前記揮発性メモリ領域に格納される前記復号のための鍵を用いて復号する入場時復号手段と、前記入場時復号手段で復号される情報に含まれる前記カード情報を前記決済処理サーバに送信する入口第2送信手段と、前記入場時鍵格納手段で前記揮発性メモリ領域に格納される前記復号のための鍵を前記入場時復号手段による前記復号の後に前記通信コントロール端末において暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を自動生成し、当該生成した鍵を用いて再暗号化する再暗号化手段とをさらに有するものであり、前記決済処理サーバが、前記入口第2送信工程で送信される前記カード情報について与信を得るために前記クレジットカード会社の前記決済サーバに向けて与信要求を送信し、前記決済サーバから与信結果を受信する与信手段と、前記与信手段で前記カード情報について決済が可能であるという与信結果が得られた場合に、前記車両の前記駐車場への入庫を許容するために前記入口ゲートを解放状態に動作させる入口ゲート解放手段とをさらに有するものであることを特徴とする料金決済処理システムが提供される。
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、前記鍵格納手段が、前記通信コントロール端末管理サーバが有する前記暗号化された復号のための鍵と同一であって、前記第2送信手段によって前記通信コントロール端末に予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき、前記第1送信手段によって前記通信コントロール端末に送信され且つ当該端末のメモリに格納された前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を用いて、前記復号のための鍵を得るものであり、前記通信コントロール端末が、前記入室が管理された部屋に設置された後に前記決済処理サーバから起動要求を受付け、当該起動要求に基づいて前記通信コントロール端末管理サーバに対して前記暗号化された復号のための鍵の送信を要求する鍵情報要求手段と、前記暗号化された復号のための鍵の送信要求に対して前記通信コントロール端末管理サーバから送信される前記暗号化された復号のための鍵を受信し前記揮発性メモリ領域に格納する鍵情報格納手段とを有することを特徴とする料金決済処理システムが提供される。
本発明によれば、ETC用車載器に挿入されたETCカードを用いた自動支払を商業施設において安全且つ安価に実現することができる。
なお、この発明の更なる他の特徴と顕著な効果は次の発明を実施するための最良の形態の項に記載された実施形態及び図面を参照することによって当業者に理解される。
本発明の一実施形態に係る料金決済処理システムの概略構成を示す図 車載器の概略構成を示す図 入口側路側機の概略構成を示す図 駐車料金テーブルの例を示す図 通信コントロール端末、ETC車載器情報管理サーバおよび決済処理サーバが行う処理の例を示す図 車載器、入口側路側機、通信コントロール端末、ETC車載器情報管理サーバ、決済処理サーバおよびゲート精算装置が行う処理の例を示す図 入場退場日時テーブルの例を示す図 車載器、出口側路側機、通信コントロール端末、ETC車載器情報管理サーバ、決済処理サーバおよびゲート精算装置が行う処理の例を示す図
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る料金決済処理システムの概略構成を示す図である。この料金決済処理システムは、ETCシステムの利用者の車両に搭載されETC機能を有する車載器10と通信可能であり、商業施設である駐車場に設置された入口側路側機100および出口側路側機200と、各路側機100,200と通信可能に接続された通信コントロール端末300と、通信コントロール端末300と通信可能に接続された通信コントロール端末管理サーバ400と、通信コントロール端末300と通信可能に接続された決済処理サーバ500とを有する。
車載器10は、図2に示すように、DSRC通信を行うための空中線部11、送受信部12、変復調部13、および制御処理部14と、車載器のメイン制御部であるETC処理部15と、音声により所定の案内を行うヒューマンマシンインタフェース部16と、暗号化された情報17aを格納しているセキュリティーモジュール部17と、利用者のETCカードが挿入されると共に、挿入されたETCカードの暗号化されたカード情報を読取るICカードインタフェース部18と、必要に応じて各種アプリケーション共通ヒューマンインタフェース部やその他アプリケーション処理部を有する。ETC処理部15は、カードリーダ18で読取った前記暗号化されたカード情報を各路側機100,200に送信するように構成されている。
入口側路側機100は、図3に示すように、CPU110と、メモリ部120と、通信コントロール端末300と通信を行うためのものであって通信に必要なコネクタやプロトコルスタックを有する通信部130と、車両に搭載された車載器10とDSRC通信を行うためのDSRC通信部140と、路側機器にそれぞれ所定の動作を行わせる各種プログラムを格納したプログラム格納部150と、データ格納部160とを有する。プログラム格納部150には、入口側路側機100に車載器10との通信を行わせると共に、車載器10から受信する情報を通信コントロール端末300に送信するように入口側路側機100を動作させる通信処理部151が格納されている。出口側路側機200も入口側路側機100と同等の構成を有し、CPU210と、メモリ部220、通信部230、DSRC通信部240、および通信処理部251が格納されたプログラム格納部250と、データ格納部160とを有する。
通信コントロール端末300は、CPU、メモリ部、ディスク装置等のコンピュータとして機能するために必要な構成を有すると共に、各路側機100,200、通信コントロール端末管理サーバ400、および決済処理サーバ500と通信を行うためのものであって通信に必要なプロトコルスタックを有する通信部310と、半導体メモリ等の周知の揮発性メモリから成る揮発性メモリ領域320と、コンピュータにそれぞれ所定の動作を行わせる各種プログラムを格納したプログラム格納部330とを有する。プログラム格納部330には、鍵復号処理部331と、復号処理部332と、認証要求処理部333と、認証結果受信処理部334と、鍵暗号化処理部335と、支払意思確認表示処理部336と、鍵受信処理部337が格納されている。これらの機能については車載器10、各路側機100,200、通信コントロール端末300、決済処理サーバ500、およびゲート・精算装置600の処理の例(図5、6、8参照)に沿って後述する。
通信コントロール端末管理サーバ400は、通信コントロール端末の運用管理を行う運用管理機関に設置されており、CPU、メモリ部、ディスク装置等のコンピュータとして機能するために必要な構成を有し、また、通信コントロール端末300と通信を行うためのものであって通信に必要なプロトコルスタックを有する通信部410と、暗号化された復号のための鍵を格納している鍵情報格納部420と、各種プログラムを格納したプログラム格納部430とを有する。また、プログラム格納部430には、鍵情報送信処理部431が格納されている。
決済処理サーバ500は、例えば前記駐車場を管理している駐車場管理会社の社屋内のサーバルームに設置されており、CPU、メモリ部、ディスク装置等のコンピュータとして機能するために必要な構成を有し、また、通信コントロール端末300と通信を行うためのものであって通信に必要なプロトコルスタックを有する通信部510と、料金データ格納部520と、各車両の駐車データを格納する駐車データ格納部530と、各車両の情報格納部540と、各種プログラムを格納したプログラム格納部550を有する。プログラム格納部550は、入場時間格納部551と、料金計算処理部552と、与信要求送信処理部553と、決済指示送信処理部554と、ゲート開閉処理部555と、認証処理部556と、支払意思確認データ送信処理部557等で構成されている。料金データ格納部520には、曜日や時間帯に応じた駐車場の利用料金額データを格納した料金テーブル(図4参照)が格納されている。
また、この駐車場には、入口路側機100と、出口路側機200と、入口路側アンテナ801、出口路側アンテナ802、発券機能も有する精算機610、入口ゲート621、出口ゲート622、並びに入口および出口の車両進入センサー631,632を有するゲート制御関連機器が設けられ、ゲート制御関連機器、入口路側機100、出口路側機200は通信コントロール端末30と通信可能である。ゲート制御関連機器、入口および出口の各センサは、従来から駐車場に設置されているものを用いることが可能である。なお、路側機器とアンテナの機器構成は入口に入口路側アンテナ801、出口に出口路側アンテナ802が必須となるが、路側機については、1基で2本のアンテナを制御できる機種の場合は、1基構成でも良い。
以下、前記駐車場管理会社が管理する駐車場に各路側機100,200を設置し、通信コントロール端末300を駐車場管理会社の社屋内のサーバルームに設置した後、通信コントロール端末300の起動処理方法について、通信コントロール端末300、通信コントロール端末管理サーバ400および決済処理サーバ500が行う処理の例に沿って説明する(図5参照)。なお、前記サーバルームは社屋内にあり、当該会社の社員しか入れないので、入室が管理された部屋である。より管理を厳重にすることができるのであればその方が好ましく、例えば、当該会社の社員のうち限られた社員のみが前記サーバルームに入れるように入室管理する方が好ましい。また、通信コントロール端末300は例えば前記通信コントロール端末運用管理機関から駐車場管理会社に貸与等によって提供されるものであり、提供される際には、その通信コントロール端末300内には暗号化された復号のための鍵は格納されていない。なお、以下の処理は通信コントロール端末300に電源が供給されている状態で行われ、本実施形態の場合、前記駐車場には入口路側機100、出口路側機200、入口路側アンテナ801、出口路側アンテナ802が既に設置されているものとする。
先ず、決済処理サーバ500から通信コントロール端末300に対し通信コントロール端末300の起動要求があると(ステップS1)、通信コントロール端末300は鍵受信処理部337により、通信コントロール端末管理サーバ400に機密情報として復号のための鍵を要求する(ステップS2)。通信コントロール端末管理サーバ400は鍵情報送信処理部431により、前記要求を受付けると共に、鍵情報格納部420に格納されている暗号化された復号のための鍵を通信コントロール端末300に送信し(ステップS3)、通信コントロール端末300は鍵取得処理部337により、通信コントロール端末管理サーバ400から受信する暗号化された復号のための鍵を揮発性メモリ領域320に格納する(ステップS4)。続いて、通信コントロール端末300は鍵受信処理部337により、通信コントロール端末300の起動が完了したことを決済処理サーバ500に送信する(ステップS5)。なお、通信コントロール端末300が起動された後、通信コントロール端末300はその稼働状況を定期的に通信コントロール端末管理サーバ400に送信し(ステップS11)、通信コントロール端末管理サーバ400はその稼働状況の送信を受信したことを通信コントロール端末300に送信する(ステップS12)。図5では通信コントロール端末管理サーバ400に稼働状況が送信されるようになっている。
続いて、通信コントロール端末300が起動された状態で、駐車場にETC機能を有する車載器10を搭載した車両が入場する際の車載器10、各路側機100,200、通信コントロール端末300、決済処理サーバ500、およびゲート制御関連機器の処理の例を説明する(図6参照)。
先ず、車両が駐車場の入口に進入すると、ゲート制御関連機器の入口車両進入センサー631がその進入を検知し、車両進入通知を通信コントロール端末300に送信し(ステップS31)、通信コントロール端末300が受信した車両進入通知を決済処理サーバ500に送信する(ステップS32)。ステップS32で送信される車両進入通知を受信した決済処理サーバ500は、通信コントロール端末300に対して、車載器10との通信を開始するように通信開始指示を送信する(ステップS33)。
続いて、ステップS33で送信される通信開始指示を受信した通信コントロール端末300は鍵復号処理部331により、前記ステップS4で揮発性メモリ領域320に格納されている暗号化された復号のための鍵を復号し、復号により得られた復号のための鍵を揮発性メモリ領域320に格納する(ステップS34)。この鍵の復号は、通信コントロール端末300の揮発性メモリ領域320等にあらかじめ格納されている暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を用いても良いし、ステップS33で送信される通信開始指示に含まれる暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を用いても良いし、その他の方法によって前記復号のための鍵の復号を行っても良い。
続いて、通信コントロール端末300は入口側路側機100に対し、電波発射指示を送信し(ステップS35)、入口側路側機100は通信処理部151により、前記DSRC通信指示を入口路側アンテナ801を介してETC機能を有する車載器10に送信する(ステップS36)。ステップS36で前記DSRC通信指示を受信した車載器10はETC処理部15bにより、暗号化情報を入口側路側機100に送信する(ステップS37)。ここで、前記暗号化情報は、車載器10のICカードインタフェース部18で読取ったETCカードの暗号化されたカード情報がキャッシュ情報として格納されたものである。次に、ステップS37で送信される暗号化情報を受信した入口側路側機100は通信処理部151により、受信した暗号化情報を暗号化されたまま通信コントロール端末300に送信する(ステップS38)。
続いて、ステップS38で送信される暗号化情報を受信した通信コントロール端末300は復号処理部332により、受信した暗号化情報を揮発性メモリ領域320に格納すると共に、当該暗号化情報をステップS34で揮発性メモリ領域320に格納した復号のための鍵を用いて復号し、復号された復号カード情報を揮発性メモリ領域320に格納する(ステップS39)。
続いて、通信コントロール端末300は鍵暗号化処理部335により、ステップS34で得られた復号のための鍵を通信コントロール端末300において暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を自動生成し、当該生成した鍵を用いて再び暗号化する(ステップS40)。これにより、ステップS34で得られた復号のための鍵が揮発性メモリ領域320から消去され、再暗号化される。なお、ステップS34で鍵の復号を行っても、暗号化された復号のための鍵が揮発性メモリ領域320に消えずに残る場合は、ステップS40において復号のための鍵を単純に消去することにより、ステップS34で得られた復号のための鍵を揮発性メモリ領域320から消去することも可能である。
続いて、通信コントロール端末300は、ステップS39で復号された情報を決済処理サーバ500に送信する(ステップS41)。ステップS41で復号された情報を受信した決済処理サーバ500は入場時間格納部551により、前記復号された情報の少なくとも一部の情報、例えばカード番号と当該情報を受信した日時とを対応させて駐車データ格納部530に格納する(ステップS42)。例えば、ステップS42では図7に示すような入場退場日時テーブルが作成され、前記少なくとも一部の情報と前記日時とが格納される。ここで、前記日時は入場日時として格納される。
続いて、決済処理サーバ500はゲート開閉処理部555により、駐車場入口のゲートバー621の開放指示を通信コントロール端末300に送信し(ステップS43)、通信コントロール端末300は受信したゲートバー621の開放指示をゲート制御関連機器に送信する(ステップS44)。そして、ステップS44で送信されるゲートバー621の開放指示を受信したゲート制御関連機器は、入口ゲート621のゲートバーを開放する(ステップS45)。ここで、通信コントロール端末300からETCカード情報を受信したことを入口側路側機100を介して車載器10に送信し、車載器10の音声部13によって所定の案内がされるように構成することも可能である。
続いて、駐車場から前記車両が退場する際のETC機能を有する車載器10、出口路側機200、通信コントロール端末300、決済処理サーバ500、およびゲート制御関連機器の処理の例を説明する(図8参照)。
先ず、車両が駐車場の出口に進入すると、ゲート制御関連機器の出口車両進入センサー632がその進入を検知し、車両進入検知を通信コントロール端末300に送信し(ステップS51)、通信コントロール端末300が受信した車両進入検知を決済処理サーバ500に送信する(ステップS52)。ステップS52で送信される車両進入検知を受信した決済処理サーバ500は、通信コントロール端末300に対して、車載器10との通信を開始するように通信開始指示を送信する(ステップS53)。
続いて、ステップS53で送信される通信開始指示を受信した通信コントロール端末300は前記ステップS34と同様に、前記ステップS4により揮発性メモリ領域320に格納されている暗号化された復号のための鍵を復号し、復号により得られた復号のための鍵を揮発性メモリ領域320に格納する(ステップS54)。
続いて、通信コントロール端末300は出口側路側機200に対し、DSRC通信指示を送信し(ステップS55)、出口側路側機200は通信処理部251により、DSRC通信指示を出口路側アンテナ802を介してETC機能を有する車載器10に送信する(ステップS56)。ステップS56でDSRC通信指示を受信した車載器10は前記ステップS37と同様に、暗号化情報を出口側路側機200に送信する(ステップS57)。次に、ステップS57で送信される暗号化情報を受信した出口側路側機200は通信処理部251により、受信した暗号化情報を暗号化されたまま通信コントロール端末300に送信する(ステップS58)。
続いて、ステップS58で送信される暗号化情報を受信した通信コントロール端末300は復号処理部332により、受信した暗号化情報を揮発性メモリ領域320に格納すると共に、当該暗号化情報をステップS54で揮発性メモリ領域320に格納した復号のための鍵を用いて復号し、復号された復号カード情報を揮発性メモリ領域320に格納する(ステップS59)。
続いて、通信コントロール端末300は前記ステップS40と同様に、ステップS54で得られた復号のための鍵を通信コントロール端末300において暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を自動生成し、当該生成した鍵を用いて再び暗号化する(ステップS60)。これにより、ステップS54で得られた復号のための鍵が揮発性メモリ領域320から消去される。
続いて、通信コントロール端末300は、ステップS59で復号された情報を決済処理サーバ500に送信する(ステップS61)。ステップS41で復号情報を受信した決済処理サーバ500は料金計算処理部552により、前記復号情報の少なくとも一部の情報、例えばカード番号と、当該情報を受信した日時とを対応させて駐車データ格納部530に格納する(ステップS62)。例えば、ステップS42で作成した図7の入場退場日時テーブル中の該当するカード番号の位置に前記日時が入力される。ここで、前記日時は退場日時として格納される。また、決済処理サーバ500は料金計算処理部552により、退場日時と入場日時との時間差を料金データ格納部520に格納されている料金テーブルに適用することにより、駐車料金を計算する(ステップS63)。
続いて、決済処理サーバ500は与信要求送信処理部553により、前記復号情報の少なくとも一部の情報、例えばカード番号と、ステップS63で計算された駐車料金を含む与信要求電文とを、前記ETCカードの発行元のカード会社の決済サーバ700に向けて送信し、そして、前記与信要求電文に含まれる内容で決済可能であるとする与信結果を前記カード会社の決済サーバ700から受信すると、決済処理サーバ500は決済指示送信処理部554により、前記与信要求電文に含まれる内容での決済要求を前記カード会社の決済サーバ700に向けて送信する(ステップS64)。
続いて、前記カード会社の決済サーバから前記決済要求での決済が完了したことを受信し、決済の確認が終わると(ステップS65)、決済処理サーバ500はゲート開閉処理部555により、駐車場出口のゲートバー622の開放指示を通信コントロール端末300に送信し(ステップS66)、通信コントロール端末300は受信したゲートバー622の開放指示をゲート制御関連機器に送信する(ステップS67)。そして、ステップS67で送信されるゲートバー622の開放指示を受信したゲート制御関連機器は、出口ゲート622のゲートを開放する(ステップS68)。ここで、通信コントロール端末300からETCカード決済が完了したことや決済額が出口側路側機200を介してETC機能を有する車載器10に送信され、車載器10のヒューマンマシンインタフェース部16によって所定の案内がされるように構成することも可能である。
なお、前記ステップS64において、前記与信要求の結果において決済不可能となった場合は、例えば、決済処理サーバ500が通信コントロール端末300を介して精算機610に現金による精算指示を送信する。この精算指示には前記計算された駐車場料金が含まれており、精算指示を受信した精算機610は、前記計算された駐車料金を精算機610の表示装置に表示させ、その料金が現金にて精算機610に入金されると、出口ゲート622を開放させる。この場合では、通信コントロール端末300はETCカード決済が無効であることを出口路側機を介してETC機能を有した車載器10に送信され、車載器10のヒューマンマシンインタフェース部16により無効であることが案内される構成をとることも可能である。
このように、本実施形態によれば、車載器10から駐車場に設置された出口側路側機200に暗号化されたETCカードのカード情報が送信され、出口側路側機200は車載器10から受信する前記暗号化された情報をそのまま通信コントロール端末300に送信し、通信コントロール端末300は、路側機10から受信する前記暗号化された情報を復号すると共に、復号された情報に含まれる前記カード情報を決済処理サーバ500に送信し、決済処理サーバ500は通信コントロール端末300から受信する前記カード情報と支払料金のデータとを前記ETCカードの発行元のクレジットカード会社とあらかじめ定められた与信行為により与信確認を行う。このため、利用者による駐車場における支払が、車載器10に挿入されたETCカードを用いて自動的に行われる。
ここで、駐車場に設けられた各路側機100,200は、車載器10から受信する暗号化された情報をそのまま通信コントロール端末300に送信するだけなので、各路側機100,200内の情報を悪用するために各路側機100,20が盗まれたとしても、ETC機能を有する車載器10から送信されるカード情報が漏えいすることはない。また、車載器10から送信される情報を悪用するために車載器10や各路側機100,200から送信される情報が傍受されたとしても、車載器10や各路側機100,200から送信される情報は暗号化されているので、当該傍受により車載器10から送信されるカード情報が漏えいすることはない。このため、高速道路等の有料道路に設置されている路側機のように、情報の漏えいを防止するための高度な管理を行う必要がなく、また、路側機自体に情報の漏えいを防止するための高度な耐タンパ技術を使用する必要が無いので、路側機の管理費用や路側機自体の値段を安価にすることができる。
また、各路側機100,200から受信する暗号化された情報を復号する通信コントロール端末300は入室が管理された部屋に設置されているので、ETC機能を有する車載器10から送信される暗号化されたカード情報が揮発メモリ領域に限定され復号されるためカード情報の漏えいを簡単且つ確実に防止することができる。さらに、前記通信コントロール端末300は、各路側機100,200から暗号化された情報を受信すると受信した暗号化情報に対応した復号のための鍵を得ると共に、当該復号のための鍵は通信コントロール端末300の揮発性メモリ領域320に格納される。このため、復号のための鍵を悪用するために通信コントロール端末300が前記部屋から盗まれたとしても、盗む際に通信コントロール端末300の電源が一度切れると、復号のための鍵が通信コントロール端末の揮発性メモリ領域320から消去されるので、復号のための鍵が盗用される可能性はない。また、復号のための鍵は暗号化された情報の復号に使われるもので、通信コントロール端末300から外部に送信されるものではないので、この点でも復号のための鍵が盗用される可能性が無い構成となっている。
さらに、前記復号のための鍵は暗号化された情報の復号が終わると通信コントロール端末300の揮発性メモリ領域320から消去されるので、この点でも復号のための鍵が盗用される可能性はない。
このように、本実施形態によれば、ETC機能を有する車載器に挿入されたETCカードを用いた料金支払を商業施設において安全且つ安価に実現することができる。
また、ステップS4において、前記暗号化された復号のための鍵は通信コントロール端末300の揮発性メモリ領域320に格納されるので、当該鍵を悪用するために通信コントロール端末300が前記部屋から盗まれたとしても、盗む際に通信コントロール端末300の電源が一度切れると、前記暗号化された復号のための鍵が通信コントロール端末の揮発性メモリ領域320から消去されるので、復号のための鍵が盗用される可能性が無い構成となっている。
また、本実施形態では、出口側路側機200は駐車場の出口近傍に配置されており、駐車場の出口を開放および閉鎖するために開放状態および閉鎖状態に動作可能な出口ゲート622も駐車場の出口近傍に配置されている。そして、出口ゲート622は通信コントロール端末300を介して決済処理サーバ500に接続され、決済処理サーバ500からのゲートの開放指示によりゲートを開放状態とするものである。また、決済処理サーバ500は、前記ステップS66で駐車場料金の決済処理が終わると、料金の支払が終わった利用者の車両の退場を許容するために出口ゲート622を開放状態に動作させる。これにより、駐車場の出口ゲート622は従来から駐車場に設置されているものを利用することができるので、本実施形態の支払方法を適用するための設備投資費用を低減することが可能である。
また、本実施形態では、入口側路側機100が駐車場の入口近傍に配置されており、駐車場の入口を開放および閉鎖するために開放状態および閉鎖状態に動作可能な入口ゲート621も駐車場の入口近傍に配置されている。そして、前記ステップS38において、入口側路側機100は車載器10から受信する暗号化情報を暗号化されたまま通信コントロール端末300に送信し、ステップS39において、通信コントロール端末300が前記暗号化情報を復号し、ステップS41において、復号された情報が決済処理サーバ500に送信され、ステップS42において、復号された情報の少なくとも一部と入場日時とが対応するように格納される。このため、初めてこの駐車場を利用する利用者であっても、車載器10にETCカードが挿入されていれば、この駐車場において本実施形態の支払システムを利用することができる。しかも、ETCカードの情報は利用者ごとに異なるものであるので、駐車場の入場管理を確実に行うことができる。さらに、駐車場の入口および出口にそれぞれ路側機100,200を配置する必要がある駐車場において、有料道路に設置されている高価な路側機を配置すると、駐車場の設置コストが高額になるが、本実施形態では、上記のように各路側機100,200の製造コストを低減することが可能なので、駐車場の設置コストを低廉に抑えることが可能である。
なお、本実施形態において、ステップS42〜45の前に、決済処理サーバ500が与信要求送信処理部553により、ステップS41で送信される復号された情報のうちカード情報について前記ETCカードの与信を行うことも可能である。この場合、決済サーバ700から前記カード情報での決済が可能であるという与信結果が得られた場合に、前記ステップS42〜45が行われる。これにより、決済不可能なETCカードでの入場を抑制することもできる。なお、前記カード情報での決済が不可能であるという与信結果が得られた場合は、例えば決済処理サーバ500から通信コントロール端末300を介して発券機611に信号が送信されると共に、発券機611から従来通りの駐車券が発行され、利用者が駐車券を取ることにより入口ゲート621が開放される。
また、本実施形態では、通信コントロール端末300は入室が管理された部屋に設置された後に決済処理サーバ500から起動要求を受付け、起動要求に基づいて通信コントロール端末管理サーバ400に対して暗号化された復号のための鍵の送信を要求する。また、通信コントロール端末300は、通信コントロール端末管理サーバ400から送信される前記暗号化された復号のための鍵を揮発性メモリ領域320に格納する。このため、通信コントロール端末300を前記入室が管理された部屋に設置する迄の間に前記暗号化された復号のための鍵が盗まれることはない。なお、本実施形態では、通信コントロール端末300が前記入室の管理されたサーバルームに設置された後、通信コントロール端末管理サーバ400から通信コントロール端末300に暗号化された復号のための鍵が送信され、当該復号のための鍵が通信コントロール端末300の揮発性メモリ領域320に格納されるものを示した。これに対し、ステップS1〜S4を行わず、ステップS34やステップS54の前に通信コントロール端末管理サーバ400から通信コントロール端末300に暗号化された復号のための鍵が送信されるように構成することも可能である。
また、本実施形態のステップS64において、前記与信要求電文に含まれる内容で決済可能であるとする与信結果を前記カード会社の決済サーバ700から受信した後であって、決済要求を前記カード会社の決済サーバ700に向けて送信する前に、決済処理サーバ500が支払意思確認データ送信処理部557によって決済額等を含む支払意思確認データを通信コントロール端末300に送信し、通信コントロール端末300が支払意思確認表示処理部336によって前記支払意思確認データを出口側路側機200経由で車載器10に送信し、車載器10のヒューマンマシンインタフェース部16に前記支払意思確認データを案内させることも可能である。この場合、利用者によって支払意思があることを示すために車載器10の操作が行われ、その支払意思が出口側路側機200および通信コントロール端末300を介して決済処理サーバ500に送信されると、ステップS64における決済要求の前記カード会社の決済サーバ700に向けた送信が行われる。これにより、利用者がETCシステムを利用した支払を行うか否かを選択することが可能となる。
なお、上記実施形態では、商業施設として駐車場における料金の決済処理を行うものを示したが、ガソリンスタンド、飲食店のドライブスルー施設等の商業施設において、上記料金の決済処理と同等の決済処理を行うことも可能である。ここで、駐車場の場合は上記ステップS31〜45により入場時の処理を行い、上記ステップS62およびS63で入場日時との関係で駐車場料金を計算する必要があったが、ガソリンスタンドや飲食店のドライブスルーでは上記ステップS31〜45、62および63を行う必要はなく、上記ステップS64ではガソリンスタンドや飲食店で利用者が支払うべき料金が送信されることになる。
10…車載器、100…入口側路側機、130…通信部、140…DSRC通信部、150…プログラム格納部、151…通信処理部、160…データ格納部、200…入口側路側機、230…通信部、240…DSRC通信部、250…プログラム格納部、251…通信処理部、260…データ格納部、300…通信コントロール端末、310…通信部、320…揮発性メモリ領域、330…プログラム格納部、331…鍵復号処理部、332…復号処理部、333…認証要求処理部、334…認証結果受信処理部、335…鍵暗号化処理部、336…支払意思確認表示処理部、337…鍵取得処理部、400…通信コントロール端末管理サーバ、410…通信部、420…鍵情報格納部、430…プログラム格納部、431…鍵情報送信処理部、500…決済処理サーバ、510…通信部、520…料金データ格納部、530…駐車データ格納部、540…車両情報格納部、550…プログラム格納部、551…入場時間格納部、552…料金計算処理部、553…与信要求送信処理部、554…決済指示送信処理部、555…ゲート開閉処理部、556…認証処理部、557…支払意思確認データ送信処理部、610…精算機、621…入口ゲート、622…出口ゲート、631…車両進入センサー、632…車両進入センサー、700…決済サーバ、801…入口路側アンテナ、802…出口路側アンテナ。

Claims (11)

  1. 自動料金支払いシステム(ETC(登録商標))の利用者の車両に搭載されるETC機能を有する車載器と通信可能であり、所定の商業施設に設けられた路側機と、前記路側機と通信回線を介して接続されると共に入室が管理された部屋に設置された通信コントロール端末と、前記通信コントロール端末と通信回線を介して接続されている通信コントロール端末管理サーバとを備え、前記所定の商業施設において前記利用者が支払うべき支払料金の決済処理を行う料金決済処理システムであって、
    前記通信コントロール端末管理サーバは、暗号化された復号のための鍵と、前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵とを格納するものであり、且つ
    前記通信コントロール端末管理サーバは
    記通信コントロール端末の起動に前記通信コントロール端末からの要求に応じて前記暗号化された復号のための鍵を前記通信コントロール端末に送信する第送信手段
    を有するものであり、
    前記車載器は、前記利用者のETCカードが挿入され当該ETCカードから暗号化されたカード情報を読み取るものであると共に、前記暗号化されたカード情報を前記路側機に送信するものであり、
    前記路側機は、前記車載器により送信される前記暗号化されたカード情報を受信し、受信した前記暗号化されたカード情報を暗号化されたまま前記通信コントロール端末に送信する第送信手段を有するものであり、
    前記通信コントロール端末は、
    前記第送信手段によって送信される前記暗号化されたカード情報を受信し前記通信コントロール端末の揮発性メモリに格納する受信手段と、
    前記受信手段で前記暗号化されたカード情報を受信すると、前記第1送信手段によって予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき、当該端末のメモリに格納された前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を用いて、前記復号のための鍵を得ると共に当該復号のための鍵を前記通信コントロール端末の揮発性メモリ領域に格納する鍵格納手段と、
    前記受信手段で受信する前記暗号化されたカード情報を前記鍵格納手段で得られる前記復号のための鍵を用いて復号する復号手段と、
    前記復号手段によって復号される情報に含まれる前記カード情報を、前記通信コントロール端末と接続されると共に前記支払料金のデータを有する決済処理サーバに送信する第送信手段と、
    前記鍵格納手段で前記揮発性メモリ領域に格納された前記復号のための鍵を前記復号手段による前記復号の後に前記通信コントロール端末において前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を自動生成し、当該生成した鍵を用いて再暗号化する鍵再暗号化手段と
    を有するものである
    ことを特徴とする料金決済処理システム。
  2. 請求項1記載の料金決済処理システムにおいて、
    前記決済処理サーバは、前記第送信手段によって送信された前記カード情報と前記支払料金とを含む決済指示を、前記ETCカードを発行したクレジットカード会社の決済サーバに向けて送信するものである決済指示手段を有する
    ことを特徴とする料金決済処理システム。
  3. 請求項1又は2記載の料金決済処理システムにおいて、
    前記鍵格納手段において、前記通信コントロール端末における前記暗号化された復号のための鍵を格納しているメモリは揮発性メモリである
    ことを特徴とする料金決済処理システム。
  4. 請求項記載の料金決済処理システムにおいて、
    前記路側機は駐車場の出口近傍に配置され、当該駐車場の出口に進入してきた前記車両の前記車載器と通信可能なものであり、
    前記決済処理サーバは前記支払料金として前記利用者が支払うべき駐車場料金のデータを有するものであり、
    前記駐車場は、前記決済処理サーバ又は前記通信コントロール端末に通信回線を介して接続された出口ゲートを有し、当該出口ゲートは前記駐車場の出口を開放および閉鎖するために開放状態および閉鎖状態に動作可能なものであり、
    前記決済処理サーバ又は前記通信コントロール端末は、前記決済指示手段による前記決済指示の送信の後に前記車両の前記駐車場からの出庫を許容するために前記出口ゲートを解放状態に動作させる出口ゲート解放手段をさらに有し、
    さらに、前記第3送信手段で送信される前記カード情報についてあらかじめカード会社との契約において定められた与信処理を行う与信処理部を有する
    ことを特徴とする料金決済処理システム。
  5. 請求項1〜のいずれか記載の料金決済処理システムにおいて、
    このシステムは、駐車場の入口近傍に配置され、当該駐車場の入口に進入してきた前記車両の前記車載器と通信可能な入口路側機をさらに有し、
    前記駐車場は、前記決済処理サーバ又は前記通信コントロール端末に通信回線を介して接続された入口ゲートを有し、当該入口ゲートは前記駐車場の入口を開放および閉鎖するために開放状態および閉鎖状態に動作可能なものであり、
    前記入口路側機は、前記入口に進入していた前記車両の前記車載器から送信される前記暗号化された情報を受信し、受信した前記暗号化された情報を暗号化されたまま前記通信コントロール端末に送信する入口第1送信手段を有するものであり、
    前記通信コントロール端末は、
    前記入口第1送信手段によって送信される前記暗号化された情報を受信し前記通信コントロール端末のメモリに格納する入場時受信手段と、
    前記入場時受信手段で前記暗号化された情報を受信すると、前記第1送信手段によって予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき、当該端末のメモリに格納された前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を用いて、前記復号のための鍵を得ると共に当該復号のための鍵を前記通信コントロール端末の前記揮発性メモリ領域に格納する入場時鍵格納手段と、
    前記入場時受信手段で受信する前記暗号化された情報を前記入場時鍵格納手段で前記揮発性メモリ領域に格納される前記復号のための鍵を用いて復号する入場時復号手段と、
    前記入場時復号手段で復号される情報に含まれる前記カード情報を前記決済処理サーバに送信する入口第2送信手段と、
    前記入場時鍵格納手段で前記揮発性メモリ領域に格納される前記復号のための鍵を前記入場時復号手段による前記復号の後に前記通信コントロール端末において暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を自動生成し、当該生成した鍵を用いて再暗号化する再暗号化手段と
    をさらに有するものであり、
    前記決済処理サーバは、
    前記入口第2送信手段で送信される前記カード情報について与信を得るためにクレジットカード会社の決済サーバに向けて与信要求を送信し、前記決済サーバから与信結果を受信する与信手段と、
    前記与信手段で前記カード情報について決済が可能であるという与信結果が得られた場合に、前記車両の前記駐車場への入庫を許容するために前記入口ゲートを解放状態に動作させる入口ゲート解放手段と
    をさらに有するものである
    ことを特徴とする料金決済処理システム。
  6. 請求項1〜のいずれか記載の料金決済処理システムにおいて、
    前記鍵格納手段は、前記通信コントロール端末管理サーバに格納されている前記暗号化された復号のための鍵と同一であって、前記第送信手段によって前記通信コントロール端末に予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき前記復号のための鍵を得るものであり、
    前記通信コントロール端末は、
    前記入室が管理された部屋に設置された後に前記決済処理サーバから起動要求を受付け、当該起動要求に基づいて前記通信コントロール端末管理サーバに対して前記暗号化された復号のための鍵の送信を要求する鍵情報要求手段と、
    前記暗号化された復号のための鍵の送信要求に対して前記通信コントロール端末管理サーバから送信される前記暗号化された復号のための鍵を受信し前記揮発性メモリ領域に格納する鍵情報格納手段と
    を有する
    ことを特徴とする料金決済処理システム。
  7. 自動料金支払いシステム(ETC(登録商標))の利用者の車両に搭載されたETC機能を有する車載器と、所定の商業施設に設けられ、前記車載器と通信可能な路側機と、前記路側機と通信回線を介して接続されると共に入室が管理された部屋に設置された通信コントロール端末と、前記通信コントロール端末と通信回線を介して接続されている通信コントロール端末管理サーバと、前記通信コントロール端末と接続されると共に前記利用者が支払うべき支払料金のデータを有する決済処理サーバとを用いて、前記支払料金の決済処理を行う料金決済処理方法であって、
    前記車載器は、前記利用者のETCカードが挿入され当該ETCカードから暗号化されたカード情報を読み取るものであると共に前記暗号化されたカード情報を路側機に送信するものであり、
    前記通信コントロール端末管理サーバは、前記暗号化された情報に対応する暗号化された復号のための鍵、または前記復号のための鍵を得るための暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を格納しているものであり、
    この方法は、
    前記通信コントロール端末管理サーバが、
    記通信コントロール端末の起動に前記通信コントロール端末からの要求に応じて前記暗号化された復号のための鍵を前記通信コントロール端末に送信する第送信工程
    を行い、
    前記路側機が、
    前記車載器により送信される前記暗号化された情報を受信し、受信した前記暗号化された情報を暗号化されたまま前記通信コントロール端末に送信する第送信工程
    を行い、
    前記通信コントロール端末が、
    前記第送信工程によって送信された前記暗号化された情報を受信し前記通信コントロール端末のメモリに格納する受信工程と、
    前記受信工程で前記暗号化された情報を受信すると、前記第1送信工程によって予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき、当該端末のメモリに格納された前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を用いて、前記復号のための鍵を得ると共に当該復号のための鍵を前記通信コントロール端末の揮発性メモリ領域に格納する鍵格納工程と、
    前記受信工程で受信した前記暗号化された情報を前記鍵格納工程で得られた前記復号のための鍵を用いて復号する復号工程と、
    前記復号工程によって前記復号された情報に含まれる前記カード情報を前記決済処理サーバに送信する第送信工程と、
    前記鍵格納工程で前記揮発性メモリ領域に格納された前記復号のための鍵を前記復号工程による前記復号の後に前記通信コントロール端末において前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を自動生成し、当該生成した鍵を用いて再暗号化する鍵再暗号化工程と、
    を行い、
    前記決済処理サーバが、
    前記第送信工程で送信され受信した前記カード情報と前記支払料金とを含む決済指示を、前記ETCカードを発行したクレジットカード会社の決済サーバに向けて送信する決済指示工程
    を行う
    ことを特徴とする料金決済処理方法。
  8. 請求項記載の料金決済処理方法において、
    前記鍵格納工程において、前記通信コントロール端末における前記暗号化された復号のための鍵を格納しているメモリは揮発性メモリである
    ことを特徴とする料金決済処理方法。
  9. 請求項7又は8記載の料金決済処理方法において、
    前記路側機は駐車場の出口近傍に配置され、当該駐車場の出口に進入してきた前記車両の前記車載器と通信可能なものであり、
    前記決済処理サーバは前記支払料金として前記利用者が支払うべき駐車場料金のデータを有するものであり、
    前記駐車場は、前記決済処理サーバ又は前記通信コントロール端末に通信回線を介して接続された出口ゲートを有し、当該出口ゲートは前記駐車場の出口を開放および閉鎖するために開放状態および閉鎖状態に動作可能なものであり、
    この方法は、
    前記決済処理サーバ又は前記通信コントロール端末が、前記決済指示工程の後に、前記車両の前記駐車場からの出庫を許容するために前記出口ゲートを解放状態に動作させる出口ゲート解放工程
    をさらに行う
    ことを特徴とする料金決済処理方法。
  10. 請求項7又は8記載の料金決済処理方法において、
    この方法は、駐車場の入口近傍に配置され、当該駐車場の入口に進入してきた前記車両の前記車載器と通信可能な入口路側機をさらに用い、
    前記駐車場は、前記決済処理サーバ又は前記通信コントロール端末に通信回線を介して接続された入口ゲートを有し、当該入口ゲートは前記駐車場の入口を開放および閉鎖するために開放状態および閉鎖状態に動作可能なものであり、
    この方法は、
    前記入口路側機が、
    前記入口に進入していた前記車両の前記車載器から送信される前記暗号化された情報を受信し、受信した前記暗号化された情報を暗号化されたまま前記通信コントロール端末に送信する入口第1送信工程
    を行い、
    前記通信コントロール端末が、
    前記入口第1送信工程によって送信された前記暗号化された情報を受信し前記通信コントロール端末のメモリに格納する入場時受信工程と、
    前記入場時受信工程で前記暗号化された情報を受信すると、前記第1送信工程によって予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき、当該端末のメモリに格納された前記暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を用いて、前記復号のための鍵を得ると共に当該復号のための鍵を前記通信コントロール端末の前記揮発性メモリ領域に格納する入場時鍵格納工程と、
    前記入場時受信工程で受信した前記暗号化された情報を前記鍵格納工程で前記揮発性メモリ領域に格納された前記復号のための鍵を用いて復号する入場時復号工程と、
    前記入場時復号工程で復号された情報に含まれる前記カード情報を前記決済処理サーバに送信する入口第2送信工程と、
    前記入場時鍵格納工程で前記揮発性メモリ領域に格納される前記復号のための鍵を前記入場時復号工程による前記復号の後に前記通信コントロール端末において暗号化された復号のための鍵を復号する鍵を自動生成し、当該生成した鍵を用いて再暗号化する再暗号化工程と
    を行い、
    前記決済処理サーバが、前記入口第2送信工程で送信される前記カード情報についてあらかじめカード会社との契約において定められた与信処理部を有し、
    前記決済処理サーバが、前記与信処理部で前記カード情報について決済が可能であるという与信結果が得られた場合に、前記車両の前記駐車場への入庫を許容するために前記入口ゲートを解放状態に動作させる入口ゲート解放工程を行う
    ことを特徴とする料金決済処理方法。
  11. 請求項7〜9のいずれか記載の料金決済処理方法において、
    前記鍵格納工程は、前記通信コントロール端末管理サーバに格納されている前記暗号化された復号のための鍵と同一であって、前記第2送信工程によって前記通信コントロール端末に予め送信された前記暗号化された復号のための鍵に基づき前記復号のための鍵を得るようになっており、
    この方法はさらに、前記通信コントロール端末が、
    前記入室が管理された部屋に設置された後に前記決済処理サーバから起動要求を受付け、当該起動要求に基づいて前記通信コントロール端末管理サーバに対して前記暗号化された復号のための鍵の送信を要求する鍵情報要求工程と、
    前記暗号化された復号のための鍵の送信要求に対して前記通信コントロール端末管理サーバから送信される前記暗号化された復号のための鍵を受信し前記揮発性メモリ領域に格納する鍵情報格納工程と
    を行う
    ことを特徴とする料金決済処理方法
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