JP2014043212A - 車両用空調制御装置及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 デフロスタの使用を適切に促進することが可能な車両用空調制御装置の提供。
【解決手段】 車両用空調制御装置は、車両に搭載され、自車の予測ルート上における他車のデフロスタの使用状況に関する情報に基づいて、自車におけるデフロスタの使用を促進することを特徴とする。例えば、予測ルート上においてデフロスタを使用する他車の数が所定数以上である場合、デフロスタの使用を促進する。一実施例では、デフロスタが使用されるデフロスタ使用モードと、デフロスタが使用されないデフロスタ不使用モードとを含む動作モードを備え、デフロスタの使用を促進することは、デフロスタ使用モードへの自動切換えを行うこと、又は、デフロスタ使用モードへの切換えを促すメッセージを出力することである。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用空調制御装置及びシステムに関する。
従来から、窓ガラスの曇りを判定したときに窓ガラスの防曇制御を自動的に行う自動制御方式の車両用空調装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用空調装置においては、車室内湿度と曇り限界車室内湿度との関係に基づいて窓ガラスの曇りを判定している。
特開2005-306063号公報
しかしながら、窓ガラスの曇りの要因は、エアコン設定状態、内外気温、湿度等、多種多様であるので、特許文献1に記載の構成のように車室内湿度を考慮するだけでは、窓ガラスの曇りを事前に精度良く予測できない虞がある。
そこで、本発明は、デフロスタの使用を適切に促進することが可能な車両用空調制御装置及びシステムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一局面によれば、車両に搭載される車両用空調制御装置であって、自車の予測ルート上における他車のデフロスタの使用状況に関する情報に基づいて、自車におけるデフロスタの使用を促進することを特徴とする、車両用空調制御装置が提供される。
本発明によれば、窓ガラスの曇りを精度良く予測してデフロスタの使用を適切に促進することが可能な車両用空調制御装置等が得られる。
一実施例によるセンタサーバー10を含むシステム100全体を示す図である。 車両側の構成の一例を示す図である。 図1に示すシステム100により実現される主要処理の一例を示すフローチャートである。 図3のフローチャートの説明図である。 図1に示すシステム100により実現される主要処理の他の一例を示すフローチャートである。 図5に示す処理によりセンタサーバー10に取得される情報の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、一実施例によるセンタサーバー10と車両用空調制御装置1を含むシステム100全体を示す図である。センタサーバー10は、図1に模式的に示すように、各車両と通信可能であり、各車両との間の各種情報を交換することができる。例えば、センタサーバー10は、各車両から各種情報を収集すると共に、各車両に各種情報を供給することができる。センタサーバー10は、例えば図1に示すように、基地局等を介して、各車両と無線通信網を介して接続されてもよい。センタサーバー10は、物理的に1つのサーバーである必要はなく、複数個のサーバーの集合体として構成されてもよい。
センタサーバー10は、各種情報を保有するデータベース12と、車両との通信のための通信処理を実行する通信処理部14とを含む。データベース12は、地図データを保有する地図データベース、天気情報を保有する天気情報データベース、車両情報を保有する車両情報データベース、ユーザの行動履歴を保有するユーザ行動履歴データベース等を含んでよい。ユーザの行動履歴は、ユーザIDと共に、操作履歴(特にデフロスタの使用に関する操作履歴)を含んでよい。また、操作履歴は、その際の環境(地域、気温、湿度、時間帯、季節等の環境)に対応付けて記憶されてもよい。
図2は、車両側の構成として車両用空調制御装置1の一例を示す図である。
車両用空調制御装置1は、主制御部22を含む。主制御部22は、ECU(電子制御ユニット)により構成されてよい。主制御部22は、例えばエアコンECUであってよい。主制御部22には、制御対象としてエアコンユニット24が接続される。エアコンユニット24は、ブロワモータやコンプレッサ等を含んでよい。エアコンユニット24は、主制御部22により吹出モード、吹出温度、吹出風量等が制御される。吹出モードは、FACEモード、B/L(バイレベル)モード、FOOTモード、F/Dモード(フットデフモード)、DEFモード(デフモード)等を含んでよい。尚、DEFモードは、オート及びマニュアルの双方で選択可能とされてよい。また、F/Dモードについても、オート及びマニュアルの双方で選択可能とされてよい。
尚、FACEモード及びB/Lモードは、デフロスタが使用されないデフロスタ不使用モードに属する。他方、F/Dモード及びDEFモードは、デフロスタが使用されるデフロスタ使用モードに属する。FOOTモードは、僅かな風量ながらデフロスタが使用される場合があるので、デフロスタ使用モードとして扱われてもよいし、風量が僅かであるのでデフロスタ不使用モードとして扱われてもよい。本例では、FOOTモードは、デフロスタ不使用モードとして扱われる。
主制御部22には、表示部26が接続される。表示部26には、エアコンの作動状態(例えば、吹出モード、吹出温度、吹出風量等)が表示されてよい。表示部26の表示状態は、主制御部22により制御されてよい。表示部26は、車室内に配置される。表示部26は、液晶ディスプレイ、HUD(ヘッドアップディスプレイ)、メータ等の任意の形態であってもよい。
主制御部22には、室外気温Toを検出する外気温センサ28、室内気温Tiを検出する内気温センサ30等が接続される。また、主制御部22には、ユーザにより操作されるエアコン操作部32が接続される。尚、エアコン操作部32は、任意のユーザインターフェースであってよく、例えば機械式スイッチやレバー等であってもよいし、タッチパネルディスプレイに配置されるタッチスイッチ等であってもよい。また、エアコン操作部32は、音声認識機能によりユーザからの指示を受けるものであってもよい。
主制御部22には、通信処理部42が接続され、通信処理部42には無線部40が接続される。無線部40は、センタサーバー10との間の無線通信を行う。通信処理部42は、センタサーバー10との通信のための通信処理を実行する。
主制御部22には、位置情報及び時刻取得部50が接続される。位置情報及び時刻取得部50は、車両の位置情報及び現在の時刻(日時)を取得する。位置情報及び時刻取得部50は、GPS衛星からの信号に基づく測位により車両の位置情報を取得するGPS受信機を含んでよい。
図3は、図1に示すシステム100により実現される主要処理の一例を示すフローチャートである。図3に示す処理ルーチンは、例えばイグニッションスイッチがオンされたときに起動される。尚、以下の説明では、図3に示す処理ルーチンをセンタサーバー10と協動して行う車両を、自車と称する。図4は、図3のフローチャートの説明図であり、センタサーバー10と自車との間の通信で通信される情報の一例や、センタサーバー10と他車との間で通信される情報の一例を示す図である。
ステップ300では、主制御部22は、自車のエアコン設定状態を確認する。
ステップ302では、主制御部22は、上記ステップ300の確認結果に基づいて、エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOであるか否かを判定する。エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOである場合は、ステップ304に進み、それ以外の場合は、そのまま終了する。尚、この場合、その後、エアコン設定状態が定期的に監視されてよく、エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOとなった場合、ステップ304に進むこととしてもよい。
ステップ304では、センタサーバー10は、自車のルートを予測し、予測ルート上にデフロスタを使用する他車が所定台数以上存在するか否かを判定する。自車のルートは、任意の方法で予測されてよい。例えば、自車のルートは、自車から得られるユーザの行動履歴(データベース12内の同ユーザの過去の行動履歴)に基づいて推定されてもよい。或いは、自車のルートは、自車から通信により取得されてもよいナビゲーション情報(目的地情報や案内ルート情報)に基づいて予測されてもよい。予測ルート上にデフロスタを使用する他車が存在するか否かは、他車から通信により取得されるエアコン設定状態(吹出モード)に基づいて判定されてもよい。例えば、図4に模式的に示すように、センタサーバー10は、自車の進行方向前方に位置する他車(予測ルート上の他車)から通信により取得されるエアコン設定状態が、デフロスタの使用を表している場合(例えば、吹出モードがフットデフモード又はデフモードである場合)、予測ルート上にデフロスタを使用する他車が存在すると判定してもよい。所定台数は、1台以上の任意の数であり、例えば1台であってよい。尚、台数に代えて、予測ルート上の全ての他車の数に対する、デフロスタを使用する他車の台数の割合が考慮されてもよい。
ここで、デフロスタを使用する他車の有無を判定する際の予測ルート上の他車は、自車前方であれば任意の他車であってもよいが、好ましくは、自車の窓が曇り始める前にデフロスタが作動し始めるようにするため(即ちデフロスタの事前の作動により自車の窓に曇りが生じないようにするため)、十分前方に位置する他車である。例えば、デフロスタの作動開始時からデフロスタが機能し始めるまでの時間がT1である場合、他車の位置は、自車の車速をVとしたとき、距離V・T1以上自車前方である。T1は、デフロスタの風量、地域、気温、湿度等に応じて変化しうるため、可変値であってもよいし、平均的な所定の固定値であってもよい。
予測ルート上にデフロスタを使用する他車が所定台数以上存在する場合は、ステップ308に進み、それ以外の場合(予測ルート上にデフロスタを使用する他車が所定台数以上存在しない場合)は、ステップ306に進む。尚、ステップ304の判定結果を表す情報は、センタサーバー10から自車に送信される。主制御部22は、センタサーバー10からの判定結果を表す情報に基づいて、以下のステップ306又はステップ308の処理を実行する。
ステップ306では、主制御部22は、AUTOモードを維持して、エアコンユニット24を制御する。即ち、主制御部22は、現在の制御方法を変更せず、エアコンユニット24をAUTOモードで制御する。尚、この場合も、AUTOモードで制御中にフットデフモード又はデフロスタモードの条件が成立した場合は、フットデフモード又はデフロスタモードが実現されうる。
ステップ308では、主制御部22は、フットデフモード又はデフロスタモードに設定する。即ち、主制御部22は、エアコンユニット24をフットデフモード又はデフロスタモードに切り換えて制御する。この際、内気(内気循環)である場合は、主制御部22は、内気から外気(外気導入)に切り換えてもよい。従って、ステップ308の処理によれば、例えば現在の動作モードがFACEモード、B/Lモード又はFOOTモードであるとき、フットデフモード又はデフロスタモードに切り換えられる。尚、フットデフモード及びデフロスタモードのいずれが設定されるかは任意であり、設計時に予め決定されていてもよいし、ユーザにより選択可能とされてもよい。尚、現在の動作モードが既にフットデフモード又はデフロスタモードであるときは、当該動作モードが維持されてもよい。或いは、現在の動作モードがフットデフモードである場合は、デフロスタの風量が多くなるデフロスタモードに切り換えられてもよい。或いは、予測ルート上のデフロスタを使用する他車の台数が所定台数に比べて有意に多い場合(例えば、略全ての他車でデフロスタが使用されている場合)、デフロスタの風量が最も多いデフロスタモードに切り換えられてもよい。或いは、自車における過去のデフロスタの使用時の動作モードについて、フットデフモード又はデフロスタモードのいずれが多いかを判断し、多い方の動作モードが実現されるようにしてもよい。
このように図3に示す処理によれば、自車の予測ルート上の他車からの実際のデフロスタの使用状況に基づいて、自車におけるデフロスタの使用の必要性(フットデフモード又はデフロスタモードの要否)を判定するので、実際の環境に適合した精度の良い判定を実現することができる。即ち、予測ルート上の他車のデフロスタの使用状況を考慮することで、自車における窓の曇りの発生(デフロスタの使用の必要性)を精度良く予測することができる。これにより、デフロスタの使用の必要性が高い場合は、窓の曇りが発生しないようにフットデフモード又はデフロスタモードを自動的に設定することができる。従って、フットデフモード又はデフロスタモードをユーザがマニュアル操作で設定する必要がなく、利便性が高くなる。また、窓の曇りの発生が生じる前にフットデフモード又はデフロスタモードを実現することが可能となるので、窓の曇りに起因した視界不良や運転者のストレスを防止でき、安全運転に寄与することができる。
尚、図3に示す処理では、ステップ308にてフットデフモード又はデフロスタモードが自動的に実現されているが、フットデフモード又はデフロスタモードをマニュアル設定するようにアドバイス(メッセージ)を出力することとしてもよい。アドバイスは、音声や表示等の任意の形態で出力されてもよい。
また、図3に示す処理では、ステップ308にてフットデフモード又はデフロスタモードが自動的に実現されているが、現在の動作モードを維持しつつ、デフロスタへの風量を自動的に発生又は増加させることで、デフロスタの使用が実現(促進)されてもよい。
また、図3に示す処理において、センタサーバー10は、予測ルート上の他車におけるデフロスタの使用開始位置(使用開始タイミング)に基づいて、主制御部22により実行されるステップ308の処理のタイミングを調整してもよい。この場合、他車におけるデフロスタの使用開始位置は、他車からセンタサーバー10に送信される情報に基づいて判断されてもよい。この場合、センタサーバー10は、例えば他車におけるマニュアル操作によるデフロスタの使用開始位置よりも早いタイミングでデフロスタの使用が実現されるように、ステップ308の処理のタイミングを調整してもよい。
また、図3に示す処理では、ステップ304の判定は、センタサーバー10により実現されている。これは、センタサーバー10で多数の車両の情報を管理するのが効率的であるためである。但し、ステップ304の判定は、自車において実現されてもよい。この場合、ステップ304の判定は、自車の予測ルート上の他車と、自車との間の車車間通信を介して得られる情報に基づいて実現されてもよい。
また、図3に示す処理では、自車の予測ルート上の前方他車の環境は、その後の自車の環境に略対応するので、自車の予測ルート上の前方他車の環境は考慮されていないが、かかる前方他車の環境を考慮して、より精度良くデフロスタの使用の必要性を判定することも可能である。例えば、上記ステップ304で考慮(カウント)される他車(デフロスタを使用する他車)は、自車の現在の環境(例えば、エアコンの設定状態や自車の乗員数等の曇りの発生要因に関係する環境であって、外気温度や湿度などの各車両で共通な環境を除く個別環境)に一致する環境を有する他車に限定されてもよい。
また、図3に示すステップ304の処理において、前方他車におけるデフロスタの使用は、他車のユーザによるマニュアルでのF/Dモード又はDEFモードに切り換えによるデフロスタの使用のみを対象としてもよい。或いは、前方他車におけるデフロスタの使用は、かかるデフロスタの使用のみならず、オートモードでのF/Dモード又はDEFモードへの切り換えによるデフロスタの使用をも対象としてもよい。
図5は、図1に示すシステム100により実現される主要処理の他の一例を示すフローチャートである。図5に示す処理ルーチンは、例えばイグニッションスイッチがオンされたときに起動される。尚、以下の説明では、図5に示す処理ルーチンをセンタサーバー10と協動して行う車両を、自車と称する。図6は、図5に示す処理によりセンタサーバー10に取得される情報等の一例を示す図である。
ステップ500では、主制御部22は、自車のエアコン設定状態を確認する。
ステップ502では、主制御部22は、上記ステップ500の確認結果に基づいて、エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOであるか否かを判定する。エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOである場合は、ステップ504に進み、それ以外の場合は、そのまま終了する。尚、この場合、その後、エアコン設定状態が定期的に監視されてよく、エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOとなった場合、ステップ504に進むこととしてもよい。
ステップ504では、主制御部22は、通信処理部42及び無線部40を介して、エアコン設定状態(例えば、A/Cオン/オフ、AUTOオン/オフ、外気/内気、デフロスタ使用有無等)、内外気温(外気温センサ28や内気温センサ30の検出結果)、位置情報及び時刻取得部50からの位置情報及び時刻をセンタサーバー10に送信する。これらの情報は、図6に示すように、センタサーバー10内のデータベース12内に記憶される。
ステップ506では、上述した図3のステップ304と同様、センタサーバー10は、自車のルートを予測し、予測ルート上にデフロスタを使用する他車が所定台数以上存在するか否かを判定する。予測ルート上にデフロスタを使用する他車が所定台数以上存在する場合は、ステップ514に進み、それ以外の場合(予測ルート上にデフロスタを使用する他車が所定台数以上存在しない場合)は、ステップ508に進む。
ステップ508では、センタサーバー10は、自車の運転者(ユーザ)のデフロスタの使用頻度が高いか否かを判定する。自車の運転者のデフロスタの使用頻度が高いか否かは、自車から得られるユーザの行動履歴(データベース12内の同ユーザの過去のデフロスタの使用頻度)に基づいて判定されてもよい。この際、地域、気温、湿度、時間帯、季節等の環境が考慮されてもよい。例えば同様の環境下で過去に複数回のデフロスタの使用頻度がある場合は、自車の運転者のデフロスタの使用頻度が高いと判定し、同様の環境下で過去にデフロスタの使用頻度がない場合は、自車の運転者のデフロスタの使用頻度が低いと判定してもよい。自車の運転者のデフロスタの使用頻度が高い場合は、ステップ510に進み、自車の運転者のデフロスタの使用頻度が高くない場合は、ステップ512に進む。
ステップ510では、センタサーバー10は、現在の湿度が所定湿度より高いか又は現在の温度(例えば外気温)が所定温度よりも低いか否かを判定する。尚、この判定は、主制御部22により実現されてもよい。現在の湿度は、自車の位置情報に基づいて、対応する位置の湿度情報(天気情報)から判断されてもよい。現在の温度も同様であってよい。これに加えて又は代えて、予測ルート上における自車前方での湿度及び温度が考慮されてもよい。所定湿度及び所定温度は、窓の曇りが発生するときの湿度及び温度(例えば、過去にデフロスタを使用したときの湿度及び温度)に対応してよい。或いは、自車の窓が曇り始める前にデフロスタが作動し始めるようにするため(即ちデフロスタの事前の作動により自車の窓に曇りが生じないようにするため)、所定湿度は、窓の曇りが発生するときの湿度よりも低くてもよく、また、所定温度は、窓の曇りが発生するときの温度よりも高くてもよい。具体的には、湿度と気温のマップデータ(2次元マップ)を作成し、曇りが発生する領域(又は発生し始める領域)に、現在の湿度と気温が属するか否かを判定してもよい。この場合、マップデータは、地域の特性を加味して変更できるテーブルであってもよい。例えば、マップデータは、地域や時間帯、季節等の環境に応じて複数種類作成されてもよい。また、気温に代えて、内外気温の差(他車又は自車における内外気温の差)が使用されてもよい。現在の湿度が所定湿度より高いか又は現在の温度が所定温度よりも低い場合は、ステップ514に進み、いずれも満たさない場合は、ステップ512に進む。尚、ステップ506,508及び510の判定結果を表す情報は、センタサーバー10から自車に送信される。主制御部22は、センタサーバー10からの判定結果を表す情報に基づいて、以下のステップ512又はステップ514の処理を実行する。
ステップ512では、上述した図3のステップ306と同様、主制御部22は、AUTOモードを維持して、エアコンユニット24を制御する。即ち、主制御部22は、現在の制御方法を変更せず、エアコンユニット24をAUTOモードで制御する。尚、この場合も、AUTOモードで制御中にフットデフモード又はデフロスタモードの条件が成立した場合は、フットデフモード又はデフロスタモードが実現されうる。
ステップ514では、上述した図3のステップ308と同様、主制御部22は、フットデフモード又はデフロスタモードに設定する。即ち、主制御部22は、エアコンユニット24をフットデフモード又はデフロスタモードに切り換えて制御する。この際、内気(内気循環)である場合は、主制御部22は、内気から外気(外気導入)に切り換えてもよい。
このように図5に示す処理によれば、窓の曇りの発生を精度良く予測し、窓の曇りが発生しないようにフットデフモード又はデフロスタモードを自動的に設定することができる。従って、ユーザは、マニュアル操作でフットデフモード又はデフロスタモードを設定する必要がなく、利便性が高くなる。また、窓の曇りの発生を精度良く予測でき、事前にフットデフモード又はデフロスタモードが設定される場合には、窓の曇りに起因した視界不良や運転者のストレスを防止でき、安全運転に寄与することができる。
また、図5に示す処理によれば、図3に示す処理と同様、自車の予測ルート上の他車からの実際のデフロスタの使用状況に基づいて、自車のフットデフモード又はデフロスタモードの要否を判定するので、実際の環境に適合した精度の良い判定を実現することができる。
尚、図5に示す処理では、ステップ508及びステップ510の判定を行っているが、ステップ508及びステップ510いずれか一方を省略してもよい。また、自車の後続の他車のために(後続の他車において、自車の情報が有効に利用されるように)、ステップ504の処理を実行しているが、かかる処理は省略されてもよい。
また、図5に示す処理では、ステップ514にてフットデフモード又はデフロスタモードが自動的に実現されているが、フットデフモード又はデフロスタモードをマニュアル設定するようにアドバイス(メッセージ)を出力することとしてもよい。アドバイスは、音声や表示等の任意の形態で出力されてもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
1 車両用空調制御装置
10 センタサーバー
12 データベース
14 通信処理部
22 主制御部
24 エアコンユニット
26 表示部
28 外気温センサ
30 内気温センサ
32 エアコン操作部
40 無線部
42 通信処理部
50 位置情報及び時刻取得部

Claims (5)

  1. 車両に搭載される車両用空調制御装置であって、
    自車の予測ルート上における他車のデフロスタの使用状況に関する情報に基づいて、自車におけるデフロスタの使用を促進することを特徴とする、車両用空調制御装置。
  2. 前記予測ルート上においてデフロスタを使用する他車の数が所定数以上である場合、前記デフロスタの使用を促進する、請求項1に記載の車両用空調制御装置。
  3. デフロスタが使用されるデフロスタ使用モードと、デフロスタが使用されないデフロスタ不使用モードとを含む動作モードを備え、
    前記デフロスタの使用を促進することは、前記デフロスタ使用モードへの自動切換えを行うこと、又は、前記デフロスタ使用モードへの切換えを促すメッセージを出力することである、請求項1又は2に記載の車両用空調制御装置。
  4. 前記自車の予測ルート上における他車のデフロスタの使用状況に関する情報は、外部サーバーとの無線通信により取得する、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の車両用空調制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両用空調制御装置と、
    前記車両用空調制御装置に、前記自車の予測ルート上における他車のデフロスタの使用状況に関する情報を送信する外部サーバーとを備える、システム。
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