JP2015190849A - ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、エアコン消費電力予測装置およびバッテリ残量表示方法 - Google Patents

ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、エアコン消費電力予測装置およびバッテリ残量表示方法 Download PDF

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謙一郎 藤田
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克典 高橋
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Satoshi Otsuka
智 大塚
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光美 津村
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裕之 大野
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Abstract

【課題】車外から情報を取得せずにエアコンの消費電力量およびバッテリ残量を予測することができる「ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、エアコン消費電力予測装置およびバッテリ残量表示方法」を提供する。【解決手段】誘導経路の走行による第1の消費電力量を予測する第1消費電力量予測部101と、エアコン30の使用開始時の車内温度と目標設定温度との温度差に応じたエアコン30の使用開始時からのエアコン消費電力推移をエアコン30から受信するエアコン情報受信部102と、エアコン消費電力推移に基づいてエアコン30の使用による第2の消費電力量を予測する第2消費電力量予測部103と、第1の消費電力量と第2の消費電力量と現バッテリ残量とに基づいてバッテリ残量を予測するバッテリ残量予測部104とを備えることにより、車外から情報を取得せずにエアコン30の消費電力量およびバッテリ残量を予測できるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、エアコン消費電力予測装置およびバッテリ残量表示方法に関し、特に、ルート案内時における車両のバッテリ残量を予測して表示する機能を有するナビゲーション装置に用いて好適なものである。
従来、電気自動車(EV)では、走行時における車両の消費電力を予測し、その予測の結果に基づいて、バッテリ残量の予測値を計算して表示装置に表示することが行われている。例えば、電気自動車に搭載されるナビゲーション装置では、工程ガイド画面において、ルート上の代表的な通過地点ごとにバッテリの予測残量を表示している。バッテリの予測残量は、現在のバッテリ残量から各通過地点までの予測消費電力を減算することによって算出する。
ここで、電気自動車のバッテリに蓄えられた電力は、走行用モータにて使用されるだけでなく、エアコン等の電装品にも使用される。このため、電気自動車におけるバッテリ残量は、電装品の使用状況によっても大きく変動することとなる。したがって、バッテリ残量の予測精度を高めるためには、電装品の使用による消費電力量を考慮して、予測消費電力を算出しなければならない。そこで、従来、電気自動車におけるバッテリ残量の予測精度を高めることを目的として、電装品の使用による消費電力量を予測し、この消費電力量に基づいてバッテリ残量を予測する技術が考案されている。
例えば、下記特許文献1には、情報センタとの通信により取得した経路に関する環境情報に基づいて、電気自動車の車両補機(例えば、エアコン装置、ワイパ装置、灯器類)により消費される電力量を推定して、現在のバッテリ残量から減算することにより、電気自動車の走行に使用可能な電力量を算出する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、衛星ラジオの放送波によって受信した天気情報と車載空調機の設定情報(例えば、設定温度、気温等)とに基づいて、車載空調機の消費電力を予測し、その予測結果に基づいて電動車両の走行可能距離を補正する技術が開示されている。
また、下記特許文献3には、インターネットを介して取得した近接地域の天候情報に基づいて運転補助用補機(ワイパ、熱線、コンプレッサ、ヒータ、フォグランプ、ヘッドライト、メータランプ)の消費電力量を予測し、現在のバッテリの充電状態から、運転補助用補機の消費電力量を差し引いて、その結果に区間平均電費をかけて電動車両の航続距離を算出する技術が開示されている。
また、下記特許文献4には、電気自動車の走行用のモータにて消費される電力だけでなく、サーバ装置から天気、温度、降水量等の環境情報を取得してその他の電気機器(例えば、空調機、ヘッドランプ、オーディオ装置、ワイパ、リアデフォッガ)にて消費される電力を予想して、現地点から目的地点までの予想電力消費量を算出する技術が開示されている。
特開2010−210271号公報 特開2012−78251号公報 特開2013−68590号公報 特開2013−34323号公報
しかしながら、上記特許文献1〜4に開示されている技術は、バッテリ残量を予測するために必要なデータを車外との通信によって取得する構成を採用している。このため、上記特許文献1〜4に開示されている技術では、車外との通信ができない場合(例えば、通信圏外に位置している場合、車外との通信機能を有していない場合、通信装置に不具合が生じている場合等)、バッテリ残量を予測するために必要な情報を取得することができないという問題があった。また、車外との通信を行うための設定や通信利用契約が必要であり、手間およびコストがかかるため、容易にバッテリ残量の予測機能を利用することができないという問題があった。さらに、車外との通信に時間がかかる場合、通信が完了するまで待機しなければならないため、直ちにバッテリ残量を予測することができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、車外から情報を取得することなく、エアコンの使用による消費電力量を予測して、その予測結果に基づいてバッテリ残量を予測することができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、目的地までの誘導経路に関する経路情報に基づいて、車両が誘導経路を走行することによるバッテリの第1の消費電力量を予測する。また、エアコンの使用時の消費電力値が示されたエアコン消費電力推移と、経路情報とに基づいて、車両が誘導経路の走行中にエアコンを使用することによるバッテリの第2の消費電力量を予測する。そして、第1の消費電力量と、第2の消費電力量と、現在のバッテリの残量とに基づいて、車両が誘導経路を走行した場合のバッテリの残量の予測値を算出する。特に、本発明では、エアコンの使用開始時の車内温度とエアコンに設定された目標設定温度との温度差に基づいて、エアコンの使用開始時からのエアコン消費電力推移をエアコンで予測し、ナビゲーション装置へ送信するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、エアコンの消費電力量を予測するために必要な情報(エアコン消費電力推移、エアコンの使用開始時の車内温度およびエアコンの目標設定温度)を、エアコンとの車内通信のみによって得ることができる。このため、車外との通信ができない環境下であっても、エアコンの消費電力量およびバッテリ残量を直ちに予測することができる。また、車外との通信を行うための設定や通信利用契約が不要であるため、手間およびコストをかけることなく、容易にバッテリ残量の予測機能を利用することができる。
また、本発明によれば、エアコンの消費電力量を予測する際に用いるエアコンの消費電力値が、エアコンの使用開始時の車内温度とエアコンの目標設定温度との温度差と、エアコンの使用開始時からの経過時間とに応じて予め想定された値となっているので、実際のエアコンの消費電力量との誤差が大きくならないように、エアコンの消費電力量を予測することができる。特に、エアコンの使用開始直後はエアコンの消費電力値が大きく変動する期間であるため、エアコンの使用開始時からの経過時間に応じたエアコンの消費電力値を用いてエアコンの消費電力量を予測することにより、実際のエアコンの消費電力量との誤差が大きくならないように、エアコンの消費電力量を予測することができる。
本実施形態に係るナビゲーションシステムの機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るエアコンの消費電力値の変化の一例を示すグラフである。 本実施形態に係るエアコン消費電力情報の一例を示す図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置による処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るバッテリ残量の表示画面の一例を示す図である。 本実施形態に係るエアコンによる処理の一例を示すフローチャートである。
〔ナビゲーションシステム1の機能構成例〕
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1の機能構成例を示すブロック図である。本実施形態のナビゲーションシステム1は、バッテリ20を備えた車両に搭載されたナビゲーション装置10とエアコン30とによって構成される。図1に示すように、本実施形態のナビゲーション装置10は、地図データ記憶部11、経路探索部12、経路案内部13を備えている。また、ナビゲーション装置10は、GPS(Global Positioning System)14、ディスプレイ15およびスピーカ16を備えている。
また、本実施形態のナビゲーション装置10は、バッテリ残量予測装置100としての機能を有している。バッテリ残量予測装置100は、その機能構成として、第1消費電力量予測部101、エアコン情報受信部102、第2消費電力量予測部103、バッテリ残量検出部104、バッテリ残量予測部105およびバッテリ残量表示制御部106を備えている。
また、本実施形態のエアコン30は、エアコン消費電力予測装置110としての機能を有している。エアコン消費電力予測装置110は、その機能構成として、第1エアコン消費電力推移予測部112、第2エアコン消費電力推移予測部114およびエアコン情報送信部116を備えている。
上記各機能ブロックは、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロックは、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
(エアコン30の機能)
第1エアコン消費電力推移予測部112および第2エアコン消費電力推移予測部114は、特許請求の範囲に記載のエアコン消費電力推移予測部を構成する。エアコン消費電力推移予測部は、エアコン30の使用開始時の車内温度とエアコン30に設定された目標設定温度との温度差に応じてエアコン消費電力推移を予測する機能である。エアコン消費電力推移とは、エアコン30の使用開始時からの経過時間に応じて、エアコン30の使用時の消費電力が示された情報である。
第1エアコン消費電力推移予測部112は、エアコン30の使用開始時の車内温度とエアコン30に設定された目標設定温度との温度差に応じて、第1エアコン消費電力推移を予測する。第1エアコン消費電力推移とは、エアコン30の使用開始時から所定時間後までのエアコン30の消費電力値の推移が示された情報である。
第2エアコン消費電力推移予測部114は、上記所定時間後のエアコン30の消費電力値に基づいて、第2エアコン消費電力推移を予測する。第2エアコン消費電力推移とは、上記所定時間以降のエアコン30の消費電力値の推移が示された情報である。
上記所定時間とは、エアコン30の使用により、車内温度が目標設定温度に到達する時間である。例えば、本実施形態のエアコン30では、上記所定時間が15分となっている(図2参照)。本実施形態のエアコン30の消費電力値は、エアコン30の使用開始時から上記所定時間後までの間は大きく変動し、上記所定時間以降は一定である(図2参照)。これに応じて、第1エアコン消費電力推移予測部112は、エアコン30の消費電力値が大きく変動する第1エアコン消費電力推移を予測する。また、第2エアコン消費電力推移予測部114は、エアコン30の消費電力値が一定である第2エアコン消費電力推移を予測する。
エアコン情報送信部116は、第1エアコン消費電力推移予測部112によって予測された第1エアコン消費電力推移を、ナビゲーション装置10へ送信する。また、エアコン情報送信部116は、第2エアコン消費電力推移予測部114によって予測された第2エアコン消費電力推移を、ナビゲーション装置10へ送信する。エアコン情報送信部116は、例えばCAN(Controller Area Network)などの車内ネットワークを介して、第1エアコン消費電力推移および第2エアコン消費電力推移をナビゲーション装置10へ送信する。
なお、エアコン30の使用開始時の車内温度は、エアコン30が備える温度センサによってエアコン30が自ら取得することができる。このため、エアコン消費電力推移予測部は、第1エアコン消費電力推移を予測する際に、エアコン30の使用開始時の車内温度をエアコン30の外部から取得する必要はない。但し、エアコン消費電力推移予測部は、車内に設置された他の温度センサから取得された車内温度を取得して、この車内温度と目標設定温度との温度差に応じた第1エアコン消費電力推移を予測してもよい。
(ナビゲーション装置10の機能)
地図データ記憶部11は、地図表示や経路探索などに必要な地図データを記憶している。経路探索部12は、地図データ記憶部11に記憶されている地図データに基づいて、車両の現在地からユーザによって任意に設置された目的地までの誘導経路を探索する。そして、経路探索部12は、探索された誘導経路を示す経路情報を生成する。車両の現在地は、GPS14から取得した車両の現在位置情報に基づいて特定することができる。
経路案内部13は、経路探索部12によって生成された経路情報と、地図データ記憶部11に記憶されている地図データと、GPS14から取得した車両の現在位置情報とに基づいて、経路探索部12によって探索された誘導経路を案内する。例えば、経路案内部13は、誘導経路を案内するための表示画面をディスプレイ15に表示させる。また、経路案内部13は、誘導経路を案内するための音声をスピーカ16から出力させる。
ここで、経路探索部12によって生成される経路情報には、誘導経路における代表的な通過地点および目的地が設定されている。経路探索部12によって誘導経路が探索されると、ナビゲーション装置10は、各通過地点および目的地までの予測走行時間を算出する。例えば、ナビゲーション装置10は、代表的な通過地点のそれぞれについて、当該通過地点までの予測走行時間を、出発地から当該通過地点までの距離と、出発地から当該通過地点までの予想走行速度とに基づいて算出する。同様に、ナビゲーション装置10は、目的地までの予測走行時間を、出発地から目的地までの距離と、出発地から目的地までの予想走行速度とに基づいて算出する。
代表的な通過地点とは、例えば、経由地、右左折を行う案内交差点、インターチェンジ、ジャンクション、サービスエリア、パーキングエリア、料金所等である。予想走行速度には、例えば、誘導経路上の道路毎に、その種別(例えば、一般道路/幹線道路/高速道路)に応じた速度が用いられる。また、誘導経路上に渋滞が発生している場合は、ナビゲーション装置10は、渋滞の程度と距離に応じた重みを付加して、各通過地点および目的地までの予測走行時間を計算する。
第1消費電力量予測部101は、経路探索部12によって探索された誘導経路を車両が走行することによる消費電力量(以下、「第1の消費電力量」と示す)を予測する。例えば、第1消費電力量予測部101は、経路探索部12によって誘導経路が探索されると、第1の消費電力量を予測する。また、第1消費電力量予測部101は、渋滞等を回避するために経路探索部12によって迂回路が探索されたり、誘導経路の設定(例えば、目的地、経由地、探索条件等)が変更されて、経路探索部12によって誘導経路が再探索されたりすると、第1の消費電力量を再予測する。
例えば、第1消費電力量予測部101は、予め定められた単位距離あたりの消費電力に誘導経路の走行距離を乗じることにより、第1の消費電力量の予測値を算出する。または、第1消費電力量予測部101は、予め定められた単位走行時間あたりの消費電力に誘導経路の予測走行時間を乗じることにより、第1の消費電力量の予測値を算出する。いずれの場合も、第1消費電力量予測部101は、誘導経路を走行する場合の予想走行速度、誘導経路上の道路の状態(道路区分、道幅、勾配などの地図データから得られる情報)、渋滞等の道路交通情報などを考慮して、第1の消費電力量の予測値を算出してもよい。なお、この第1の消費電力量の予測に関しては公知の種々の手法を適用することが可能であり、ここでは詳細な説明を割愛する。
エアコン情報受信部102は、エアコン30の消費電力量を予測するためのエアコン消費電力推移をエアコン30から受信する。例えば、エアコン情報受信部102は、第1エアコン消費電力推移および第2エアコン消費電力推移をエアコン30から受信する。
第2消費電力量予測部103は、経路探索部12によって生成された経路情報と、エアコン情報受信部102によって受信された第1エアコン消費電力推移および第2エアコン消費電力推移に基づいて、車両が誘導経路の走行中にエアコン30を使用することによる消費電力量(以下、「第2の消費電力量」と示す)を予測する。
すなわち、第2消費電力量予測部103は、エアコン情報受信部102が受信した第1エアコン消費電力推移に基づいて、エアコン30の使用開始時から所定時間後までの第2の消費電力量を予測する。また、第2消費電力量予測部103は、エアコン情報受信部102が受信した第2エアコン消費電力推移に基づいて、所定時間以降の第2の消費電力量を予測する。
例えば、第2消費電力量予測部103は、経路探索部12によって経路探索処理が行われるときに、第2の消費電力量を予測する。また、第2消費電力量予測部103は、一定の条件(例えば、エアコンの設定が変更されたこと、所定時間が経過したこと、誘導経路が変更されたこと)を満たした場合に、第2の消費電力量を再予測する。
ここで、経路探索部12によって経路探索処理が行われるときに、エアコン30の使用が開始されている場合(例えば、車両のアクセサリ電源の起動に連動してエアコン30が起動された場合、経路探索部12によって経路探索処理が行われる前にユーザがエアコン30を手動で起動した場合)と、エアコン30の使用が開始されていない場合とが考えられる。
経路探索部12によって経路探索処理が行われるときに、エアコン30の使用が開始されている場合、第2消費電力量予測部103は、エアコン情報受信部102によって受信されたエアコン消費電力推移のうち、エアコン30の使用開始時から経路探索処理の実行時まで実際に経過した時間以降に対して設定されている消費電力値を用いて、第2の消費電力量を算出する。
一方、経路探索部12によって経路探索処理が行われるときに、エアコン30の使用が開始されていない場合、第2消費電力量予測部103は、エアコンの消費電力値を「0W」として、第2の消費電力量を算出する(すなわち、第2の消費電力量を「0」とする)。
その後、例えばユーザがエアコン30を手動で起動する等してエアコン30の使用が開始された場合、第2消費電力量予測部103は、エアコン情報受信部102によって受信されたエアコン消費電力推移の消費電力値を用いて、第2の消費電力量を再予測する。
ここで、第2消費電力量予測部103は、エアコン30の使用が開始された場合、直ちに第2の消費電力量を再予測せずに、他の一定の条件(例えば、前回予測時から所定時間が経過したこと)が満たされた場合、第2の消費電力量を再予測するようにしてもよい。この場合、第2消費電力量予測部103は、エアコン情報受信部102によって受信されたエアコン消費電力推移のうち、エアコン30の使用開始時から実際に経過した時間以降に対して設定されている消費電力値を用いて、第2の消費電力量を再予測すればよい。
一方、第2消費電力量予測部103は、一定の条件が満たされて第2の消費電力量を再予測する際に、エアコン30の使用が未だ開始されていない場合は、エアコンの消費電力値を「0W」として、第2の消費電力量を再予測する(すなわち、第2の消費電力量を「0」とする)。
さらに、第2消費電力量予測部103は、前回第2の消費電力量を予測してから、一定の条件が満たされて第2の消費電力量を再予測するまでの間に、エアコン30の使用が停止された場合、エアコンの消費電力値を「0W」として、第2の消費電力量を再予測する(すなわち、第2の消費電力量を「0」とする)。
バッテリ残量検出部104は、例えばCANなどの車内ネットワークを介して送信されてくるバッテリ残量情報に基づいて、バッテリ20の現在(バッテリ残量予測部105がバッテリ20の残量を予測するとき)のバッテリ残量を検出する。
バッテリ残量予測部105は、第1消費電力量予測部101によって予測された第1の消費電力量と、第2消費電力量予測部103によって予測された第2の消費電力量と、バッテリ残量検出部104によって検出された現在のバッテリ20の残量とに基づいて、経路探索部12によって探索された誘導経路を車両が走行した場合のバッテリ20のバッテリ残量を予測する。また、バッテリ残量予測部105は、第1の消費電力量および第2の消費電力量の少なくとも一方が再予測された場合、バッテリ20のバッテリ残量を再予測する。
例えば、第1消費電力量予測部101は、誘導経路における目的地までの第1の消費電力量を予測することができる。同様に、第2消費電力量予測部103は、誘導経路における目的地までの第2の消費電力量を予測することができる。この場合、バッテリ残量予測部105は、第1消費電力量予測部101によって予測された目的地までの第1の消費電力量と、第2消費電力量予測部103によって予測された目的地までの第2の消費電力量とを、バッテリ残量検出部104により検出された現在のバッテリ残量から減算することによって、目的地におけるバッテリ20の残量の予測値を算出することができる。
また、第1消費電力量予測部101は、誘導経路における代表的な通過地点のそれぞれについて、当該通過地点までの第1の消費電力量を予測することができる。同様に、第2消費電力量予測部103は、誘導経路における代表的な通過地点のそれぞれについて、当該通過地点までの第2の消費電力量を予測することができる。この場合、バッテリ残量予測部105は、誘導経路における代表的な通過地点のそれぞれについて、第1消費電力量予測部101によって予測された当該通過地点までの第1の消費電力量と、第2消費電力量予測部103によって予測された当該通過地点までの第2の消費電力量とを、バッテリ残量検出部104により検出された現在のバッテリ残量から減算することによって、当該通過地点におけるバッテリ20の残量の予測値を算出することができる。
バッテリ残量表示制御部106は、バッテリ残量予測部105により予測されたバッテリ残量をディスプレイ15に表示させる。例えば、バッテリ残量表示制御部106は、経路探索部12により誘導経路が探索されたときに、誘導経路の目的地におけるバッテリ残量を誘導経路と共にディスプレイ15に表示させる。また、バッテリ残量表示制御部106は、図5に示すように、複数の通過地点のそれぞれについて、当該通過地点におけるバッテリ残量をディスプレイ15に表示させる。
〔エアコンの消費電力値の変化の一例〕
図2は、本実施形態に係るエアコン30の消費電力値の変化の一例を示すグラフである。図2のグラフは、エアコン30をAUTOモードで使用した時の消費電力値の変化を表す。図2のグラフでは、エアコン30の使用開始時の車内温度とエアコン30の目標設定温度との温度差(5℃、10℃、15℃)毎に、エアコン30の使用開始時からの経過時間に応じた消費電力値が表されている。
図2のグラフにおいて注目すべきは、温度差がいずれの場合であっても、エアコン30の使用開始直後に消費電力値が急上昇し、その後消費電力値が徐々に低下し、エアコン30の使用開始時から15分(所定時間)が経過した後は最も小さい消費電力値である「5W」で一定となる点である。
エアコン30の使用開始直後に消費電力値が急上昇するのは、エアコン30の使用開始直後は、車内温度と目標設定温度との温度差が最も大きいため、エアコン30の設定風量が最も強くなるからである。
また、エアコン30の消費電力値が徐々に低下するのは、エアコン30を使用するにつれて車内温度と目標設定温度との温度差が徐々に小さくなり、これに伴い、エアコン30の設定風量が徐々に弱められるからである。
また、エアコン30の使用開始時から15分が経過した後に、エアコン30の消費電力値が最も小さい消費電力値で一定となるのは、エアコン30の使用開始時から15分が経過した後は、車内温度と目標設定温度との温度差が殆ど無くなるため、エアコン30の設定風量が弱くとも、車内温度を目標設定温度に維持することができるからである。
〔エアコン消費電力情報の一例〕
図3は、本実施形態に係るエアコン消費電力情報の一例を示す図である。図3に示すエアコン消費電力情報300は、エアコン30に予め設定されている情報であって、例えばエアコン30が備える記憶部に予め記憶されている。
図3に示すエアコン消費電力情報300では、エアコン30の使用開始時の車内温度と目標設定温度との温度差(図中「温度差」参照)と、エアコン30の使用開始時からの経過時間(図中「経過時間」参照)とに応じて、エアコン30の消費電力値が設定されている。
図3に示すエアコン消費電力情報300では、一例として、エアコン30の使用開始時の車内温度と目標設定温度との温度差が5℃単位で区分されている。また、図3に示すエアコン消費電力情報300では、一例として、エアコン30の使用開始時からの経過時間が3分単位で区分されている。上記温度差の区分は、より小さい温度単位(例えば1℃単位)で区分されていてもよい。また、上記経過時間の区分は、より小さい時間単位(例えば1分単位)で区分されていてもよい。いずれの場合も、エアコン30の消費電力量の予測精度をより高めることができるようになる。
図2に示すようにエアコン30の使用開始時からの経過時間に応じてエアコン30の消費電力値が変化することを鑑み、図3のエアコン消費電力情報300では、温度差の区分がいずれの場合であっても、エアコン30の使用開始直後において最も消費電力値が高く、その後、エアコン30の使用開始時から15分(所定時間)が経過するまでの間に消費電力値が徐々に低下するように、エアコン30の消費電力値が設定されている。
例えば、図3に示すエアコン消費電力情報300において、温度差の区分が「1〜5℃」の場合、エアコン30の使用開始時から15分が経過するまでの間に、エアコン30の消費電力値が「50W」から「5W」へと徐々に低下している。同様に、温度差の区分が「6〜10℃」の場合は、エアコン30の使用開始時から15分が経過するまでの間に、エアコン30の消費電力値が「100W」から「5W」へと徐々に低下している。また、温度差の区分が「11〜15℃」の場合は、エアコン30の使用開始時から15分が経過するまでの間に、エアコン30の消費電力値が「150W」から「5W」へと徐々に低下している。
エアコン消費電力情報300は、第1エアコン消費電力推移予測部112によって、第1エアコン消費電力推移を予測する際に使用される。具体的には、第1エアコン消費電力推移予測部112は、まず、エアコン30の使用開始時の車内温度と、エアコン30に設定されている目標設定温度とを取得し、車内温度と目標設定温度との温度差を求める。そして、第1エアコン消費電力推移予測部112は、エアコン消費電力情報300の中から、車内温度と目標設定温度との温度差に対応する、エアコン30の使用開始時から所定時間(15分)が経過するまでの消費電力値群を、第1エアコン消費電力推移の予測値として抽出する。例えば、車内温度と目標設定温度との温度差が「7℃」の場合、第1エアコン消費電力推移予測部112は、温度差の区分「6〜10℃」に設定されている、エアコン30の使用開始時から所定時間(15分)が経過するまでの消費電力値群(「100W」、「50W」、「25W」、「12W」、「5W」)を、第1エアコン消費電力推移の予測値として抽出する。
このようにして予測された第1エアコン消費電力推移は、ナビゲーション装置10へ送信される。そして、第2消費電力量予測部103は、この第1エアコン消費電力推移に基づいて、エアコン30の使用開始時から15分間が経過するまでのエアコン30の消費電力量を予測することができる。
なお、図3に示すエアコン消費電力情報300においては、エアコン30の使用開始時から15分が経過した後についてのエアコン30の消費電力値が設定されていない。図2のグラフに示すように、エアコン30の使用開始時から15分間が経過した後は、エアコン30の消費電力値が「5W」で一定となるためである。
この消費電力値「5W」に基づき、エアコン30の第2エアコン消費電力推移予測部114は、所定時間が経過した後はエアコン30の消費電力値が「5W」で一定となることを示す第2エアコン消費電力推移を予測することができる。そして、第2消費電力量予測部103は、この第2エアコン消費電力推移に基づいて、エアコン30の使用開始時から15分間が経過した後のエアコン30の消費電力量を予測することができる。
(第2消費電力量の予測例)
エアコン30の第1エアコン消費電力推移予測部112は、図3に示すエアコン消費電力情報300のうち、エアコン30の使用開始時(または第2の消費電力量が再予測されるとき)の車内温度とエアコン30に設定された目標設定温度との温度差に応じたエアコン30の消費電力値を、第1エアコン消費電力推移の予測値として抽出する。そして、ナビゲーション装置10の第2消費電力量予測部103は、この第1エアコン消費電力推移に基づいて、第2の消費電力量を予測する。
例えば、アクセサリ電源の起動後に経路探索部12によって誘導経路の経路探索処理が行われたときに、第2消費電力量予測部103が、図3に示すエアコン消費電力情報300から抽出されたエアコン消費電力推移に基づいて、上記誘導経路における「出発地A」から「通過地点B」(代表的な通過地点)までの「走行区間A−B」の第2の消費電力量を求めるとする。ここでは、上記温度差が「1〜5℃」の範囲内であり、且つ、「走行区間A−B」の予測走行時間が「5分」であるとする。この予測走行時間は、経路探索処理が行われたときにナビゲーション装置10によって算出されたものを用いることができる。また、ここでは、経路探索部12によって経路探索処理が行われるときに、アクセサリ電源の起動とともにエアコン30の使用が開始されてから3分が経過していることとする。
この場合、まず、エアコン30の第1エアコン消費電力推移予測部112が、図3に示すエアコン消費電力情報300のうち、温度差の区分「1〜5℃」に対して設定されている消費電力値であって、エアコン30の使用開始時から実際に経過した時間(3分)以降に対して設定されている消費電力値を第1エアコン消費電力推移の予測値として抽出する。具体的には、温度差の区分「1〜5℃」に対して設定されている消費電力値のうち、経過時間「4〜6分」に対して設定されている消費電力値「25W」と、経過時間「7〜9分」に対して設定されている消費電力値「12W」とを第1エアコン消費電力推移の予測値として抽出する。このようにして予測された第1エアコン消費電力推移は、エアコン30からナビゲーション装置10へ送信される。そして、ナビゲーション装置10の第2消費電力量予測部103は、この第1エアコン消費電力推移に示されている消費電力値「25W」と消費電力値「12W」とを用いて、「走行区間A−B」の予測走行時間である5分間のエアコン30の消費電力の積算値「99W(=25W×3+12W×2)」を、「走行区間A−B」の第2の消費電力量として算出する。
経路探索部12によって探索された誘導経路が複数の走行区間(出発地Aから各通過地点および目的地までの区間)からなる場合、第2消費電力量予測部103は、上記と同様に、各走行区間について第2の消費電力量を算出する。このとき、エアコン30の使用開始時から15分が経過した以降については、第2エアコン消費電力推移に基づき、1分あたりのエアコン30の消費電力値を「5W」として、第2の消費電力量を算出する。このとき、第2消費電力量予測部103は、消費電力値「5W」をそのまま用いて第2の消費電力量を算出してもよいが、消費電力値「5W」に所定の補正係数を掛け合わせて、第2の消費電力量を算出してもよい。
(経路探索処理時にエアコン30の使用が開始されていない場合)
なお、上記例では、経路探索部12によって経路探索処理が行われるときに、エアコン30の使用が開始されている場合の第2の消費電力量の算出方法について説明したが、経路探索処理が行われるときにエアコン30の使用が開始されていない場合、第2消費電力量予測部103は、エアコン30の消費電力値を「0W」として、第2の消費電力量を算出する(すなわち、第2の消費電力量を「0」とする)。その後、一定の条件が満たされて第2の消費電力量を再予測する際にエアコン30の使用が開始されていれば、第2消費電力量予測部103は、上記例と同様にエアコン消費電力情報300に設定されている消費電力値を用いて、第2の消費電力量を再予測する。一方、第2の消費電力量を再予測する際にエアコン30の使用が未だ開始されていない場合は、第2消費電力量予測部103は、エアコンの消費電力値を「0W」として、第2の消費電力量を再予測する(すなわち、第2の消費電力量を「0」とする)。
〔ナビゲーション装置10による処理の一例〕
図4は、本実施形態に係るナビゲーション装置10による処理の一例を示すフローチャートである。ここでは一例として、誘導経路における通過地点毎に、当該通過地点におけるバッテリ残量を予測して、当該バッテリ残量をディスプレイ15に表示させる例を説明する。図4に示す処理は、例えば、ユーザによって目的地等の探索条件が設定された後、経路探索処理の実行をユーザから指示された時点で開始される。
まず、経路探索部12が、ユーザによって任意に設置された目的地までの誘導経路を探索する(ステップS402)。次に、第1消費電力量予測部101が、ステップS402で探索された誘導経路における通過地点のそれぞれについて、当該通過地点までの第1の消費電力量を予測する(ステップS404)。
次に、ナビゲーション装置10は、エアコン30に対してエアコン消費電力推移を要求する(ステップS406)。エアコン30は、この要求に応じて、図6に示す処理を実行する。その結果、エアコン30からエアコン消費電力推移(第1エアコン消費電力推移および第2エアコン消費電力推移)が送信されてくると、エアコン情報受信部102が、このエアコン消費電力推移を受信する(ステップS408)。
そして、第2消費電力量予測部103が、ステップS408で受信されたエアコン消費電力推移に基づいて、ステップS402で探索された誘導経路における通過地点のそれぞれについて、当該通過地点までの第2の消費電力量を予測する(ステップS410)。
次に、バッテリ残量検出部104が、バッテリ20の現在のバッテリ残量を検出する(ステップS412)。そして、バッテリ残量予測部105が、ステップS402で探索された誘導経路における通過地点のそれぞれについて、ステップS404で予測された当該通過地点までの第1の消費電力量と、ステップS408で予測された当該通過地点までの第2の消費電力量とを、ステップS410で検出された現在のバッテリ残量から減算することによって、当該通過地点におけるバッテリ20の残量の予測値を算出する(ステップS414)。そして、バッテリ残量表示制御部106が、ステップS414で算出されたバッテリ残量の予測値をディスプレイ15に表示させる(ステップS416)。
その後、エアコン30の設定(例えば、目標設定温度)が変更された場合(ステップS418:Yes)、または、前回バッテリ残量を予測してから所定時間が経過した場合(ステップS420:Yes)、ナビゲーション装置10は、ステップS406以降の処理を再び実行する。これにより、エアコン30は、エアコン30の設定が変更される毎(および所定時間が経過する毎)に、変更後の設定に応じたエアコン消費電力推移を再予測する。そして、ナビゲーション装置10は、再予測されたエアコン消費電力推移に基づいて、現在のエアコン30の設定および現在のバッテリ残量に応じた第2消費電力量およびバッテリ残量を再予測することができる。したがって、実際のバッテリ残量との誤差が大きくならないようにすることができる。
また、渋滞等回避するための迂回路が決定されたり(ステップS422:Yes)、誘導経路の設定(例えば、目的地、経由地、探索条件等)が変更されたりした場合(ステップS424:Yes)、ナビゲーション装置10は、ステップS402以降の処理を再び実行する。これにより、ナビゲーション装置10は、新たな誘導経路を探索する毎に、当該新たな誘導経路に合わせて、第1消費電力量、第2消費電力量およびバッテリ残量を再予測することができる。したがって、実際のバッテリ残量との誤差が大きくならないようにすることができる。
そして、車両が目的地に到着すると(ステップS426:Yes)、ナビゲーション装置10は、図4に示す一連の処理を終了する。車両が目的地に到着するまでの間(ステップS426:No)、ナビゲーション装置10は、ステップS418以降の処理を繰り返し実行する。
〔バッテリ残量の表示画面の一例〕
図5は、本実施形態に係るバッテリ残量の表示画面の一例を示す図である。ここでは一例として、誘導経路における代表的な通過地点のそれぞれについて、バッテリ残量の予測値をディスプレイ15に表示させる例を説明する。図5に示す画面500は、経路探索部12によって探索された誘導経路を経路案内部13が案内しているときに、ディスプレイ15に表示される画面の一例である。
画面500では、誘導経路における直近の3件の通過地点(「○○東」インターチェンジ、「○○西」インターチェンジ、「○○料金所」)の通過地点情報が、画面下側から順に表示されている。画面500において、各通過地点情報には、名称、現在地からの距離、通過予定時刻とともに、当該通過地点におけるバッテリ残量の予測値が、数値(百分率)およびバッテリアイコンによって示されている。当該予測値は、上述したとおり、バッテリ残量予測装置100によって算出されたものである。
画面500が表示されている状態から、車両が3件の通過地点のうちの最も近い通過地点(「○○東」インターチェンジ)に到達した場合、画面500には、次の直近の3件の通過地点の通過地点情報が表示される。当然、これらの通過地点情報にも、図5と同様にバッテリ残量の予測値等が示される。
〔エアコン30による処理の一例〕
図6は、本実施形態に係るエアコン30による処理の一例を示すフローチャートである。図6に示す処理は、例えば、ナビゲーション装置10から送信されてきたエアコン消費電力推移の要求信号を受信した時点で開始される。
まず、エアコン30は、ナビゲーション装置10から送信されてきたエアコン消費電力推移の要求信号を受信すると(ステップS602)、第1エアコン消費電力推移予測部112が、エアコン使用開始時の車内温度を取得する(ステップS604)。また、第1エアコン消費電力推移予測部112が、エアコンの目標設定温度を取得する(ステップS606)。
次に、第1エアコン消費電力推移予測部112が、ステップS604で取得した車内温度とステップS606で取得した目標設定温度との温度差、および図3に示したエアコン消費電力情報に基づいて、第1エアコン消費電力推移を予測する(ステップS608)。また、第2エアコン消費電力推移予測部114が、図3に示したエアコン消費電力情報の所定時間経過後の消費電力値(5W)に基づいて、第2エアコン消費電力推移を予測する(ステップS610)。
そして、エアコン情報送信部116が、第1エアコン消費電力推移および第2エアコン消費電力推移をナビゲーション装置10へ送信する(ステップS612)。このようにしてナビゲーション装置10へ送信されたエアコン消費電力推移は、ナビゲーション装置10において、エアコン30の消費電力量(第2の消費電力量)の予測に用いられる。
以上説明したとおり、本実施形態のナビゲーション装置10によれば、エアコン30の消費電力量を予測するために必要な情報(エアコン消費電力推移)を、エアコン30との車内通信によって得ることができる。このため、車外との通信ができない環境下であっても、エアコン30の消費電力量およびバッテリ残量を直ちに予測することができる。また、車外との通信を行うための設定や通信利用契約が不要であるため、手間およびコストをかけることなく、容易にバッテリ残量の予測機能利用することができる。
また、本実施形態のナビゲーション装置10によれば、第2の消費電力量を予測する際に用いるエアコン30の消費電力値は、特にエアコン30の使用開始時から所定時間が経過するまでの間(エアコン30の消費電力値が大きく変動する期間)に関しては、エアコン30の使用開始時の車内温度とエアコン30の目標設定温度との温度差と、エアコン30の使用開始時からの経過時間とに応じて予測された値となっているので、実際のエアコン30の消費電力量との誤差が大きくならないように、エアコン30の消費電力量を予測することができる。
また、本実施形態のナビゲーション装置10によれば、車両が目的地に到着するまでの間、一定の条件を満たした場合にはバッテリ残量を再予測することで、実際のバッテリ残量とバッテリ残量の予測値との誤差が大きくならないようにすることができる。なお、バッテリ残量の再予測を行う一定の条件は、上記実施形態で例示した条件(エアコンの設定が変更されたこと、所定時間が経過したこと、誘導経路が変更されたこと)に限らない。例えば、代表的な通過地点に到達する毎に、バッテリ残量を再予測するようにしてもよい。また、実際のバッテリ残量とバッテリ残量の予測値との誤差が所定の閾値よりも大きくなったことを検出したタイミングで、バッテリ残量を再予測するようにしてもよい。
また、各通過地点および目的地までの予測走行時間は、一定の条件(例えば、渋滞を検出したこと、前回予測時から所定時間が経過したこと、通過地点に到達したこと等)が満たされる毎に、ナビゲーション装置10によって再予測され得る。この場合も、ナビゲーション装置10は、再予測された予測走行時間に基づいて、第1消費電力量、第2消費電力量およびバッテリ残量を再予測することが好ましい。
また、上記実施形態において、エアコン30の目標設定温度の変更により、車内温度と目標設定温度との温度差がマイナスとなる場合(例えば、冷房時に目標設定温度が車内温度よりも高く設定された場合、暖房時に目標設定温度が車内温度よりも低く設定された場合)がある。この場合、第2消費電力量予測部103は、エアコン消費電力推移によらず、エアコン30が最小の消費電力値(5W)よりもさらに小さい消費電力値(例えば、2W)となる設定風量で駆動されたり、エアコン30が最小の消費電力値(5W)となる設定風量で間欠的に駆動されたりするものとして、第2の消費電力量を予測してもよい。または、エアコン消費電力推移に上記温度差がマイナスとなる場合の消費電力値が設定されている場合には、これを参照して第2の消費電力量を予測してもよい。
なお、上記実施形態において、エアコン30の第2エアコン消費電力推移予測部114を省略し、ナビゲーション装置10のエアコン情報受信部102が第1エアコン消費電力推移のみをエアコン30から受信するようにしてもよい。この場合、第2消費電力量予測部103は、第1エアコン消費電力推移に基づいて、エアコン30の使用開始時から所定時間が経過するまでの第2の消費電力量を予測する。また、第2消費電力量予測部103は、所定時間後のエアコン30の消費電力値(5W)に基づいて、所定時間以降の第2の消費電力量を予測する。所定時間以降の第2エアコン消費電力推移としては、例えば、第1エアコン消費電力推移に示されている所定時間の直前のエアコン30の消費電力値「5W」で一定となることを示す推移を用いることができる。
また、上記実施形態において、ナビゲーション装置10は、車両が誘導経路の走行中に他の電装品(例えば、オーディオ装置、ワイパ装置、灯器類等)を使用することによる第3の消費電力量を予測する第3消費電力量予測部をさらに備えてもよい。この場合、バッテリ残量予測部105は、第1の消費電力量と、第2の消費電力量と、第3の消費電力量と、現在のバッテリ残量とに基づいて、車両が誘導経路を走行した場合のバッテリ残量の予測値を算出してもよい。なお、第3の消費電力量は、例えば、車両が停車する毎に他の電装品による消費電力値を計測して平均値を算出し、その平均値による消費電力量が走行を開始してから次の停車時まで継続するものとして予測することができる。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナビゲーションシステム
10 ナビゲーション装置
11 地図データ記憶部
12 経路探索部
13 経路案内部
14 GPS
15 ディスプレイ
16 スピーカ
20 バッテリ
30 エアコン
100 バッテリ残量予測装置
101 第1消費電力量予測部
102 エアコン情報受信部
103 第2消費電力量予測部
104 バッテリ残量検出部
105 バッテリ残量予測部
106 バッテリ残量表示制御部
110 エアコン消費電力予測装置
112 第1エアコン消費電力推移予測部
114 第2エアコン消費電力推移予測部
116 エアコン情報送信部

Claims (20)

  1. バッテリ、エアコンおよびナビゲーション装置を備える車両のナビゲーションシステムであって、
    前記エアコンは、
    前記エアコンの使用開始時の車内温度と前記エアコンに設定された目標設定温度との温度差に基づいて、前記エアコンの使用開始時からのエアコン消費電力推移を予測するエアコン消費電力推移予測部と、
    前記エアコン消費電力推移予測部によって予測された前記エアコン消費電力推移を前記ナビゲーション装置へ送信するエアコン情報送信部と、を備え、
    前記ナビゲーション装置は、
    任意に設定された目的地までの誘導経路を探索して、当該誘導経路に関する経路情報を生成する経路探索部と、
    前記経路情報に基づいて、前記車両が前記誘導経路を走行することによる第1の消費電力量を予測する第1消費電力量予測部と、
    前記エアコン消費電力推移を受信するエアコン情報受信部と、
    前記経路情報と前記エアコン消費電力推移とに基づいて、前記車両が前記誘導経路の走行中に前記エアコンを使用することによる第2の消費電力量を予測する第2消費電力量予測部と、
    前記第1の消費電力量と、前記第2の消費電力量と、現在の前記バッテリの残量とに基づいて、前記車両が前記誘導経路を走行した場合の前記バッテリの残量の予測値を算出するバッテリ残量予測部と、
    前記バッテリ残量の予測値をディスプレイに表示させるバッテリ残量表示制御部と、を備える
    ことを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 前記エアコン消費電力推移予測部は、
    前記エアコンの使用開始時の車内温度と前記エアコンに設定された目標設定温度との温度差に基づいて、前記エアコンの使用開始時から所定時間後までの第1のエアコン消費電力推移を予測する第1エアコン消費電力推移予測部と、
    前記所定時間以降の第2のエアコン消費電力推移を予測する第2エアコン消費電力推移予測部と、
    を備え、
    前記エアコン情報送信部は、前記第1のエアコン消費電力推移および前記第2のエアコン消費電力推移を前記ナビゲーション装置へ送信し、
    前記第2消費電力量予測部は、前記経路情報と前記第1のエアコン消費電力推移とに基づいて、前記所定時間が経過するまでの前記第2の消費電力量を予測し、前記経路情報と前記第2のエアコン消費電力推移とに基づいて、前記所定時間が経過した後の前記第2の消費電力量を予測する
    ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 前記エアコン消費電力推移予測部は、前記エアコンの使用開始時の車内温度と前記エアコンに設定された目標設定温度との温度差に基づいて、前記エアコンの使用開始時から所定時間後までの第1のエアコン消費電力推移を予測する第1エアコン消費電力推移生成部を備え、
    前記エアコン情報送信部は、前記第1のエアコン消費電力推移を前記ナビゲーション装置へ送信し、
    前記第2消費電力量予測部は、前記経路情報と前記第1のエアコン消費電力推移とに基づいて、前記所定時間が経過するまでの前記第2の消費電力量を予測し、前記経路情報と第2のエアコン消費電力推移とに基づいて、前記所定時間以降の前記第2の消費電力量を予測する
    ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  4. バッテリと、エアコンと、ナビゲーション装置を備える車両のナビゲーションシステムであって、
    前記エアコンは、
    前記エアコンの使用開始時の車内温度と前記エアコンに設定された目標設定温度との温度差に基づいて、前記エアコンの使用開始時からのエアコン消費電力推移を予測するエアコン消費電力推移予測部と、
    前記エアコン消費電力推移予測部により予測されたエアコン消費電力推移を前記ナビゲーション装置に送信するエアコン情報送信部と、を備え、
    前記ナビゲーション装置は、
    任意に設定された目的地までの誘導経路を探索して、当該誘導経路に関する経路情報を生成する経路探索部と、
    前記経路情報に基づいて、前記車両が前記誘導経路を走行することによる第1の力量を予測する第1消費電力量予測部と、
    前記エアコン消費電力推移を受信するエアコン情報受信部と、
    前記経路情報と前記エアコン消費電力推移とに基づいて、前記車両が前記誘導経路の走行中に前記エアコンを使用することによる第2消費電力量を予測する第2消費電力量予測部と、
    前記第1消費電力量と、前記第2消費電力量と、現在の前記バッテリの残量とに基づいて、前記車両が前記誘導経路を走行した場合の前記バッテリの残量の予測値を算出するバッテリ残量予測部と、
    前記バッテリ残量の予測値を表示する表示部と、を備え、
    前記エアコン消費電力推移予測部は、エアコンの使用開始時の車内温度と前記エアコンに設定された目標設定温度との温度差に基づいて、前記エアコンの使用開始時から所定時間後までの前記エアコン消費電力推移を予測する第1エアコン消費電力推移予測部と、
    前記所定時間後の前記エアコンの消費電力値に基づいて、前記所定時間以降の前記エアコン消費電力推移を予測する第2エアコン消費電力推移予測部と、
    を有することを特徴とするナビゲーションシステム。
  5. 前記所定時間は、前記車内温度が前記目標設定温度に到達する時間である
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のナビゲーションシステム。
  6. 前記エアコン消費電力推移予測部は、前記エアコンの設定が変更される毎に、前記エアコン消費電力推移を再予測し、
    前記第2消費電力量予測部は、前記エアコン消費電力推移が再予測される毎に、前記第2の消費電力量を再予測し、
    前記バッテリ残量予測部は、前記第2の消費電力量が再予測される毎に、前記バッテリの残量の予測値を再算出する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のナビゲーションシステム。
  7. 前記エアコン消費電力推移予測部は、一定時間が経過する毎に、前記エアコン消費電力推移を再予測し、
    前記第2消費電力量予測部は、前記エアコン消費電力推移が再予測される毎に、前記第2の消費電力量を再予測し、
    前記バッテリ残量予測部は、前記第2の消費電力量が再予測される毎に、前記バッテリの残量の予測値を再算出する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のナビゲーションシステム。
  8. 前記第1消費電力量予測部は、前記誘導経路が変更される毎に、前記第1の消費電力量を再予測し、
    前記第2消費電力量予測部は、前記誘導経路が変更される毎に、前記第2の消費電力量を再予測し、
    前記バッテリ残量予測部は、前記誘導経路の変更に伴って前記第1の消費電力量および前記第2の消費電力量が再予測される毎に、前記バッテリの残量の予測値を再算出する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のナビゲーションシステム。
  9. 前記バッテリ残量表示制御部は、前記誘導経路の目的地、経由地点、分岐地点の少なくともいずれか1つの地点について、当該地点における前記バッテリ残量の予測値を前記ディスプレイに表示させる
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のナビゲーションシステム。
  10. バッテリおよびエアコンを備えた車両に搭載されるナビゲーション装置であって、
    任意に設定された目的地までの誘導経路を探索して、当該誘導経路に関する経路情報を生成する経路探索部と、
    前記経路情報に基づいて、前記車両が前記誘導経路を走行することによる第1の消費電力量を予測する第1消費電力量予測部と、
    前記エアコンの使用開始時の車内温度と前記エアコンに設定された目標設定温度との温度差に基づいて予測された前記エアコンの使用開始時からのエアコン消費電力推移を前記エアコンから受信するエアコン情報受信部と、
    前記経路情報と前記エアコン消費電力推移とに基づいて、前記車両が前記誘導経路の走行中に前記エアコンを使用することによる第2の消費電力量を予測する第2消費電力量予測部と、
    前記第1の消費電力量と、前記第2の消費電力量と、現在の前記バッテリの残量とに基づいて、前記車両が前記誘導経路を走行した場合の前記バッテリの残量の予測値を算出するバッテリ残量予測部と、
    前記バッテリ残量の予測値をディスプレイに表示させるバッテリ残量表示制御部と
    を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  11. 前記エアコン情報受信部は、前記エアコンの使用開始時の車内温度と前記エアコンに設定された目標設定温度との温度差に基づいて予測された前記エアコンの使用開始時から所定時間後までの第1のエアコン消費電力推移を受信し、
    前記第2消費電力量予測部は、前記経路情報と前記第1のエアコン消費電力推移とに基づいて、前記所定時間後までの前記第2の消費電力量を予測し、前記経路情報と第2のエアコン消費電力推移とに基づいて、前記所定時間以降の前記第2の消費電力量を予測する
    ことを特徴とする請求項10に記載のナビゲーション装置。
  12. 前記所定時間は、前記車内温度が前記目標設定温度に到達する時間である
    ことを特徴とする請求項11に記載のナビゲーション装置。
  13. 前記エアコン情報受信部は、前記エアコンの設定が変更される毎に、前記エアコン消費電力推移を前記エアコンから受信し、
    前記第2消費電力量予測部は、前記エアコン消費電力推移が受信される毎に、前記第2の消費電力量を再予測し、
    前記バッテリ残量予測部は、前記第2の消費電力量が再予測される毎に、前記バッテリの残量の予測値を再算出する
    ことを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  14. 前記エアコン情報受信部は、一定時間が経過する毎に、前記エアコン消費電力推移を前記エアコンから受信し、
    前記第2消費電力量予測部は、前記エアコン消費電力推移が受信される毎に、前記第2の消費電力量を再予測し、
    前記バッテリ残量予測部は、前記第2の消費電力量が再予測される毎に、前記バッテリの残量の予測値を再算出する
    ことを特徴とする請求項10から13のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  15. 前記第1消費電力量予測部は、前記誘導経路が変更される毎に、前記第1の消費電力量を再予測し、
    前記第2消費電力量予測部は、前記誘導経路が変更される毎に、前記第2の消費電力量を再予測し、
    前記バッテリ残量予測部は、前記誘導経路の変更に伴って前記第1の消費電力量および前記第2の消費電力量が再予測される毎に、前記バッテリの残量の予測値を再算出する
    ことを特徴とする請求項10から14のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  16. 前記バッテリ残量表示制御部は、前記誘導経路の目的地、経由地点、分岐地点の少なくともいずれか1つの地点について、当該地点における前記バッテリ残量の予測値をディスプレイに表示させる
    ことを特徴とする請求項10から15のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  17. エアコンの消費電力を予測するエアコン消費電力予測装置であって、
    前記エアコンの使用開始時の車内温度と前記エアコンに設定された目標設定温度との温度差に基づいて、前記エアコンの使用開始時から所定時間後までの前記エアコン消費電力推移を予測する第1エアコン消費電力予測部と、
    前記所定時間後の前記エアコンの消費電力値に基づいて、前記所定時間以降の前記エアコン消費電力推移を予測する第2エアコン消費電力予測部と、
    を備えることを特徴とするエアコン消費電力予測装置。
  18. 前記所定時間は、前記車内温度が前記目標設定温度に到達する時間である
    ことを特徴とする請求項17に記載のエアコン消費電力予測装置。
  19. 前記第1エアコン消費電力推移予測部および前記第2エアコン消費電力推移予測部で予測された前記エアコン消費電力推移を他の車載装置に送信する送信部
    をさらに備えることを特徴とする請求項17または18に記載のエアコン消費電力予測装置。
  20. バッテリおよびエアコンを備えた車両のバッテリ残量を予測して表示するバッテリ残量表示方法であって、
    ナビゲーション装置の第1消費電力量予測部が、任意に設定された目的地までの誘導経路に関する経路情報に基づいて、前記車両が前記誘導経路を走行することによる第1の消費電力量を予測する第1消費電力量予測工程と、
    前記ナビゲーション装置のエアコン情報受信部が、前記エアコンの使用開始時の車内温度と前記エアコンに設定された目標設定温度との温度差に基づいて予測された前記エアコンの使用開始時からのエアコン消費電力推移を前記エアコンから受信するエアコン情報受信工程と、
    前記ナビゲーション装置の第2消費電力量予測部が、前記経路情報と前記エアコン消費電力推移とに基づいて、前記車両が前記誘導経路の走行中に前記エアコンを使用することによる第2の消費電力量を予測する第2消費電力量予測工程と、
    前記ナビゲーション装置のバッテリ残量予測部が、前記第1の消費電力量と、前記第2の消費電力量と、現在の前記バッテリの残量とに基づいて、前記車両が前記誘導経路を走行した場合の前記バッテリの残量の予測値を算出するバッテリ残量予測工程と、
    前記ナビゲーション装置のバッテリ残量表示制御部が、前記バッテリの残量の予測値をディスプレイに表示させるバッテリ残量表示制御工程と
    を含むことを特徴とするバッテリ残量表示方法。
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