JP2014046700A - 車両用空調制御装置 - Google Patents

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淳一 西田
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Abstract

【課題】 デフロスタの使用を適切に促進することが可能な車両用空調制御装置の提供。
【解決手段】 車両用空調制御装置は、車両に搭載され、自車における過去のデフロスタの使用状況に関する情報に基づいて、自車におけるデフロスタの使用を促進することを特徴とする。例えば、過去のデフロスタの使用頻度が所定基準以上高いと判断した場合に、自車におけるデフロスタの使用を促進する。一実施例では、自車前方における環境を、環境検出手段により検出された環境に基づいて予測し、予測した環境と同様の環境における過去のデフロスタの使用頻度が高いと判断した場合、自車におけるデフロスタの使用を促進する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用空調制御装置に関する。
従来から、窓ガラスの曇りを判定したときに窓ガラスの防曇制御を自動的に行う自動制御方式の車両用空調装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用空調装置においては、車室内湿度と曇り限界車室内湿度との関係に基づいて窓ガラスの曇りを判定している。
特開2005-306063号公報
しかしながら、窓ガラスの曇りの要因は、エアコン設定状態、内外気温、湿度等、多種多様であるので、特許文献1に記載の構成のように車室内湿度を考慮するだけでは、デフロスタの使用の必要性を精度良く予測できない虞がある。
そこで、本発明は、デフロスタの使用を適切に促進することが可能な車両用空調制御装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一局面によれば、車両に搭載される車両用空調制御装置であって、
自車における過去のデフロスタの使用状況に関する情報に基づいて、自車におけるデフロスタの使用を促進することを特徴とする、車両用空調制御装置が提供される。
本発明によれば、デフロスタの使用を適切に促進することが可能な車両用空調制御装置が得られる。
一実施例による車両用空調制御装置1の要部構成を示す図である。 図1に示す主制御部22により実現される主要処理の一例を示すフローチャートである。 図1に示す主制御部22により実現される主要処理の他の一例を示すフローチャートである。 一実施例によるセンタサーバー10と車両用空調制御装置1を含むシステム100全体を示す図である。 システム100における車両用空調制御装置1Aの構成例を示す図である。 図4に示すシステム100により実現される主要処理の他の一例を示すフローチャートである。 図6に示す処理によりセンタサーバー10に取得される情報の一例を示す図である。 図6のフローチャートの説明図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、一実施例による車両用空調制御装置1の要部構成を示す図である。車両用空調制御装置1は、主制御部22を含む。
主制御部22は、ECU(電子制御ユニット)により構成されてよい。主制御部22は、例えばエアコンECUであってよい。主制御部22には、制御対象としてエアコンユニット24が接続される。エアコンユニット24は、ブロワモータやコンプレッサ等を含んでよい。エアコンユニット24は、主制御部22により吹出モード、吹出温度、吹出風量等が制御される。吹出モードは、FACEモード、B/L(バイレベル)モード、FOOTモード、F/Dモード(フットデフモード)、DEFモード(デフモード)等を含んでよい。尚、DEFモードは、オート及びマニュアルの双方で選択可能とされてよい。また、F/Dモードについても、オート及びマニュアルの双方で選択可能とされてよい。
尚、FACEモード及びB/Lモードは、デフロスタが使用されないデフロスタ不使用モードに属する。他方、F/Dモード及びDEFモードは、デフロスタが使用されるデフロスタ使用モードに属する。FOOTモードは、僅かな風量ながらデフロスタが使用される場合があるので、デフロスタ使用モードとして扱われてもよいし、風量が僅かであるのでデフロスタ不使用モードとして扱われてもよい。本例では、FOOTモードは、デフロスタ不使用モードとして扱われる。
主制御部22には、記憶装置23が接続される。記憶装置23は、主制御部22内部の記憶装置であってもよい。記憶装置23は、書換え可能な記憶装置(例えばEEPROM)であり、過去の自車の運転者(ユーザ)のデフロスタの使用状況に関する情報(以下、デフロスタ使用履歴情報ともいう)が記憶される。デフロスタ使用履歴情報は、ユーザによるマニュアルでのF/Dモード又はDEFモードに切り換えによるデフロスタの使用のみを対象としてもよい。或いは、デフロスタ使用履歴情報は、かかるマニュアルでのデフロスタの使用のみならず、オートモードでのF/Dモード又はDEFモードへの切り換えによるデフロスタの使用をも対象としてもよい。
ここで、デフロスタ使用履歴情報は、デフロスタが使用された際の環境と紐付けして記憶されてもよい。このような環境は、自車の曇りの発生要因に関係する任意の環境(自車内の環境及び/又は自車周辺の環境)であり、例えば、エアコン設定状態(例えば、A/Cオン/オフ、AUTOオン/オフ、外気/内気等)、内外気温(外気温センサ28や内気温センサ30の検出結果)、位置情報及び時刻取得部50からの位置情報及び時刻(時間帯や季節等を含む)、自車の乗員数等に関するものであってよい。尚、同一の車両が複数のユーザにより使用される場合は、デフロスタ使用履歴情報は、ユーザ毎に分けて記憶されてよい。
主制御部22には、表示部26が接続される。表示部26には、エアコンの作動状態(例えば、吹出モード、吹出温度、吹出風量等)が表示されてよい。表示部26の表示状態は、主制御部22により制御されてよい。表示部26は、車室内に配置される。表示部26は、液晶ディスプレイ、HUD(ヘッドアップディスプレイ)、メータ等の任意の形態であってもよい。
主制御部22には、室外気温Toを検出する外気温センサ28、室内気温Tiを検出する内気温センサ30等が接続される。また、主制御部22には、ユーザにより操作されるエアコン操作部32が接続される。尚、エアコン操作部32は、任意のユーザインターフェースであってよく、例えば機械式スイッチやレバー等であってもよいし、タッチパネルディスプレイに配置されるタッチスイッチ等であってもよい。また、エアコン操作部32は、音声認識機能によりユーザからの指示を受けるものであってもよい。
主制御部22には、位置情報及び時刻取得部50が接続される。位置情報及び時刻取得部50は、車両の位置情報及び現在の時刻(日時)を取得する。位置情報及び時刻取得部50は、GPS衛星からの信号に基づく測位により車両の位置情報を取得するGPS受信機を含んでよい。
図2は、図1に示す主制御部22により実現される主要処理の一例を示すフローチャートである。図2に示す処理ルーチンは、例えばイグニッションスイッチがオンされたときに起動される。
ステップ200では、主制御部22は、自車のエアコン設定状態を確認する。
ステップ202では、主制御部22は、上記ステップ200の確認結果に基づいて、エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOであるか否かを判定する。エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOである場合は、ステップ204に進み、それ以外の場合は、そのまま終了する。尚、この場合、その後、エアコン設定状態が定期的に監視されてよく、エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOとなった場合、ステップ204に進むこととしてもよい。
ステップ204では、主制御部22は、記憶装置23内のデフロスタ使用履歴情報に基づいて、現在の自車の運転者(ユーザ)に関する過去のデフロスタの使用頻度を算出し、算出したデフロスタの使用頻度が所定基準値より高いか否かを判定する。デフロスタの使用頻度は、現在の環境と無関係な使用頻度(他の要素を考慮しない使用頻度)であってもよいし、現在の環境と同様の環境下での使用頻度であってもよい。後者の場合、上述の如く、デフロスタ使用履歴情報は、そのときの環境に紐付けられた態様で記憶装置23に記憶される。デフロスタの使用頻度は、デフロスタの使用時間、デフロスタの使用回数等で表されてよく、或いは、車両総使用時間に対するデフロスタの使用時間の割合や、総トリップ数に対するデフロスタの使用トリップ数の割合等で表されてもよい。所定基準値は、相対的にデフロスタの使用頻度が高いか低いかを区別するための基準値であってよく、任意の態様で設定されてもよい。例えば、所定基準値は、多数のユーザからの情報に基づく統計データに決定されてもよい。また、デフロスタの使用頻度は、3段階以上で評価されてもよい。
ステップ206では、主制御部22は、AUTOモードを維持して、エアコンユニット24を制御する。即ち、主制御部22は、現在の制御方法を変更せず、エアコンユニット24をAUTOモードで制御する。尚、この場合も、AUTOモードで制御中にフットデフモード又はデフロスタモードの条件が成立した場合は、フットデフモード又はデフロスタモードが実現されうる。
ステップ208では、主制御部22は、フットデフモード又はデフロスタモードに設定する。即ち、主制御部22は、エアコンユニット24をフットデフモード又はデフロスタモードに切り換えて制御する。この際、内気(内気循環)である場合は、主制御部22は、内気から外気(外気導入)に切り換えてもよい。従って、ステップ208の処理によれば、例えば現在の動作モードがFACEモード、B/Lモード又はFOOTモードであるとき、フットデフモード又はデフロスタモードに切り換えられる。尚、フットデフモード及びデフロスタモードのいずれが設定されるかは任意であり、設計により予め決定されていてもよいし、ユーザにより選択可能とされてもよい。尚、現在の動作モードが既にフットデフモード又はデフロスタモードであるときは、当該動作モードが維持されてもよい。或いは、現在の動作モードがフットデフモードである場合は、デフロスタの風量が多くなるデフロスタモードに切り換えられてもよい。或いは、過去のデフロスタの使用頻度が所定基準値に比べて有意に多い場合(例えば、デフロスタの使用頻度が3段階以上で評価される構成において、デフロスタの使用頻度が最大レベルである場合)、デフロスタの風量が最も多いデフロスタモードに切り換えられてもよい。或いは、過去のデフロスタの使用時の動作モードについて、フットデフモード又はデフロスタモードのいずれが多いかを判断し、多い方の動作モードが実現されるようにしてもよい。
このように図2に示す処理によれば、自車の運転者に関する過去のデフロスタの使用頻度に基づいて、自車におけるデフロスタの使用の必要性(フットデフモード又はデフロスタモードの要否)を判定するので、精度の良い判定を実現することができる。これにより、デフロスタの使用の必要性が高い場合は、窓の曇りが発生しないようにフットデフモード又はデフロスタモードを自動的に設定することができる。従って、フットデフモード又はデフロスタモードをユーザがマニュアル操作で設定する必要がなく、利便性が高くなる。また、窓の曇りの発生が生じる前にフットデフモード又はデフロスタモードを実現することが可能となるので、窓の曇りに起因した視界不良や運転者のストレスを防止でき、安全運転に寄与することができる。
尚、図2に示す処理では、ステップ208にてフットデフモード又はデフロスタモードが自動的に実現されているが、フットデフモード又はデフロスタモードをマニュアル設定するようにアドバイス(メッセージ)を出力することとしてもよい。アドバイスは、音声や表示等の任意の形態で出力されてもよい。
また、図2に示す処理では、ステップ208にてフットデフモード又はデフロスタモードが自動的に実現されているが、現在の動作モードを維持しつつ、デフロスタへの風量を自動的に発生又は増加させることで、デフロスタの使用が実現(促進)されてもよい。
また、図2に示す処理において、主制御部22は、過去のデフロスタの使用状況(使用開始タイミング)に基づいて、上記ステップ208の処理の開始タイミングを調整してもよい。この場合、主制御部22は、例えば過去のマニュアル操作によるデフロスタの使用のタイミングよりも早いタイミングでデフロスタの使用が実現されるように、上記ステップ208の処理の開始タイミングを調整してもよい。
図3は、図1に示す主制御部22により実現される主要処理の他の一例を示すフローチャートである。図3に示す処理ルーチンは、例えばイグニッションスイッチがオンされたときに起動される。
図3に示す処理ルーチンは、図2に示した処理ルーチンに対して、ステップ305が追加された点のみが実質的に異なり、図3に示すステップ300,302,304,306,308の各処理は、図2に示した200,202,204,206,208の各処理とそれぞれ同様であってよい。
ステップ304で肯定判定されるとステップ305に進み、否定判定されるとステップ306に進む。
ステップ305では、主制御部22は、現在の温度(例えば外気温)が所定温度よりも低いか否かを判定する。所定温度は、窓の曇りが発生するときの温度(例えば、過去にデフロスタを使用したときの温度)に対応してよい。或いは、自車の窓が曇り始める前にデフロスタが作動し始めるようにするため(即ちデフロスタの事前の作動により自車の窓に曇りが生じないようにするため)、所定温度は、窓の曇りが発生するときの温度よりも高くてもよい。具体的には、過去にデフロスタを使用したときの気温のマップデータを作成し、過去にデフロスタを使用したときの気温領域に、現在の気温が属するか否かを判定してもよい。この場合、マップデータは、地域の特性を加味して変更できるテーブルであってもよい。例えば、マップデータは、地域や時間帯、季節等の環境に応じて複数種類作成されてもよい。また、気温に代えて、内外気温の差が使用されてもよい。また、気温に代えて又は加えて、湿度が考慮されてもよい。例えば、湿度と気温のマップデータ(2次元マップ)が作成されてもよい。現在の温度が所定温度よりも低い場合は、ステップ308に進み、それ以外の場合は、ステップ306に進む。
図3に示す処理によれば、自車の運転者に関する過去のデフロスタの使用頻度のみならず、周辺の環境(本例では温度)をも考慮して、自車におけるデフロスタの使用の必要性(フットデフモード又はデフロスタモードの要否)を判定するので、より精度の良い判定を実現することができる。
尚、以上説明した実施例では、車両単独で実現できる構成を説明したが、車両の外部のセンタサーバーと協動して実現する構成も可能である。以下では、センタサーバーと協動して実現する構成(システム)の一例を説明する。
図4は、一実施例によるセンタサーバー10と車両用空調制御装置1Aを含むシステム100全体を示す図である。
センタサーバー10は、図4に模式的に示すように、各車両と通信可能であり、各車両との間の各種情報を交換することができる。例えば、センタサーバー10は、各車両から各種情報を収集すると共に、各車両に各種情報を供給することができる。センタサーバー10は、例えば図4に示すように、基地局等を介して、各車両と無線通信網を介して接続されてもよい。センタサーバー10は、物理的に1つのサーバーである必要はなく、複数個のサーバーの集合体として構成されてもよい。
センタサーバー10は、各種情報を保有するデータベース12と、車両との通信のための通信処理を実行する通信処理部14とを含む。データベース12は、地図データを保有する地図データベース、天気情報を保有する天気情報データベース、車両情報を保有する車両情報データベース、ユーザの行動履歴を保有するユーザ行動履歴データベース等を含んでよい。ユーザの行動履歴は、ユーザIDと共に、操作履歴(特にデフロスタの使用に関する操作履歴、即ち上述したデフロスタ使用履歴情報)を含んでよい。また、操作履歴は、その際の環境(地域、気温、湿度、時間帯、季節等の環境)に対応付けて記憶されてもよい。
図5は、システム100における車両用空調制御装置1Aの構成例を示す図である。
車両用空調制御装置1Aは、図1に示した車両用空調制御装置1の構成例に対して、通信処理部42及び無線部40を備える点が主に異なる。具体的には、主制御部22には、通信処理部42が接続され、通信処理部42には無線部40が接続される。無線部40は、センタサーバー10との間の無線通信を行う。通信処理部42は、センタサーバー10との通信のための通信処理を実行する。
また、車両用空調制御装置1Aは、図1に示した車両用空調制御装置1の構成例に対して、自車のデフロスタ使用履歴情報を保持する機能(記憶装置23)を備えていない点が主に異なる。これは、センタサーバー10でデフロスタ使用履歴情報の集約が実現されるためである。但し、車両用空調制御装置1Aが、デフロスタ使用履歴情報を保持する機能(記憶装置23)を依然として備えることも可能である。
図6は、図4に示すシステム100により実現される主要処理の他の一例を示すフローチャートである。図6に示す処理ルーチンは、例えばイグニッションスイッチがオンされたときに起動される。尚、以下の説明では、図6に示す処理ルーチンをセンタサーバー10と協動して行う車両を、自車と称する。図7は、図6に示す処理によりセンタサーバー10に取得される情報の一例を示す図である。図8は、図6のフローチャートの説明図であり、センタサーバー10と自車との間の通信で通信される情報の一例や、センタサーバー10と他車との間で通信される情報の一例を示す図である。
ステップ600では、主制御部22は、自車のエアコン設定状態を確認する。
ステップ602では、主制御部22は、上記ステップ600の確認結果に基づいて、エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOであるか否かを判定する。エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOである場合は、ステップ604に進み、それ以外の場合は、そのまま終了する。尚、この場合、その後、エアコン設定状態が定期的に監視されてよく、エアコン設定状態がA/Cオン且つAUTOとなった場合、ステップ604に進むこととしてもよい。
ステップ604では、主制御部22は、通信処理部42及び無線部40を介して、エアコン設定状態(例えば、A/Cオン/オフ、AUTOオン/オフ、外気/内気、デフロスタ使用有無等)、内外気温(外気温センサ28や内気温センサ30の検出結果)、位置情報及び時刻取得部50からの位置情報及び時刻をセンタサーバー10に送信する。これらの情報は、図7に示すように、センタサーバー10内のデータベース12内に記憶される。
ステップ606では、センタサーバー10は、自車のルートを予測し、予測ルート上にデフロスタを使用する他車が所定台数以上存在するか否かを判定する。自車のルートは、任意の方法で予測されてよい。例えば、図8に模式的に示すように、自車のルートは、自車から得られるユーザの行動履歴(データベース12内の同ユーザの過去の行動履歴)に基づいて推定されてもよい。或いは、自車のルートは、自車から通信により取得されてもよいナビゲーション情報(目的地情報や案内ルート情報)に基づいて予測されてもよい。予測ルート上にデフロスタを使用する他車が存在するか否かは、他車から通信により取得されるエアコン設定状態(吹出モード)に基づいて判定されてもよい。例えば、センタサーバー10は、自車の進行方向前方に位置する他車(予測ルート上の他車)から通信により取得されるエアコン設定状態が、デフロスタの使用を表している場合(例えば、吹出モードがフットデフモード又はデフモードである場合)、予測ルート上にデフロスタを使用する他車が存在すると判定してもよい。所定台数は、1台以上の任意の数であり、例えば1台であってよい。尚、台数に代えて、予測ルート上の全ての他車の数に対する、デフロスタを使用する他車の台数の割合が考慮されてもよい。
ここで、デフロスタを使用する他車の有無を判定する際の予測ルート上の他車は、自車前方であれば任意の他車であってもよいが、好ましくは、自車の窓が曇り始める前にデフロスタが作動し始めるようにするため(即ちデフロスタの事前の作動により自車の窓に曇りが生じないようにするため)、十分前方に位置する他車である。例えば、デフロスタの作動開始時からデフロスタが機能し始めるまでの時間がT1である場合、他車の位置は、自車の車速をVとしたとき、距離V・T1以上自車前方である。T1は、デフロスタの風量、地域、気温、湿度等に応じて変化しうるため、可変値であってもよいし、平均的な所定の固定値であってもよい。
また、前方他車におけるデフロスタの使用は、他車のユーザによるマニュアルでのF/Dモード又はDEFモードに切り換えによるデフロスタの使用のみを対象としてもよい。或いは、前方他車におけるデフロスタの使用は、かかるデフロスタの使用のみならず、オートモードでのF/Dモード又はDEFモードへの切り換えによるデフロスタの使用をも対象としてもよい。
予測ルート上にデフロスタを使用する他車が所定台数以上存在する場合は、ステップ614に進み、それ以外の場合(予測ルート上にデフロスタを使用する他車が所定台数以上存在しない場合)は、ステップ608に進む。
ステップ608では、上述した図2のステップ204と同様、センタサーバー10は、自車の運転者のデフロスタの使用頻度が高いか否かを判定する。但し、この判定は、データベース12内のデフロスタ使用履歴情報に基づいて実行される。自車の運転者のデフロスタの使用頻度が高い場合は、ステップ610に進み、自車の運転者のデフロスタの使用頻度が高くない場合は、ステップ612に進む。
ステップ610では、センタサーバー10は、現在の湿度が所定湿度より高いか又は現在の温度(例えば外気温)が所定温度よりも低いか否かを判定する。尚、この判定は、主制御部22により実現されてもよい。現在の湿度は、自車の位置情報に基づいて、対応する位置の湿度情報(天気情報)から判断されてもよい。現在の温度も同様であってよい。これに加えて又は代えて、予測ルート上における自車前方での湿度及び温度が考慮されてもよい。所定湿度及び所定温度は、窓の曇りが発生するときの湿度及び温度(例えば、過去にデフロスタを使用したときの湿度及び温度)に対応してよい。或いは、自車の窓が曇り始める前にデフロスタが作動し始めるようにするため(即ちデフロスタの事前の作動により自車の窓に曇りが生じないようにするため)、所定湿度は、窓の曇りが発生するときの湿度よりも低くてもよく、また、所定温度は、窓の曇りが発生するときの温度よりも高くてもよい。具体的には、湿度と気温のマップデータ(2次元マップ)を作成し、曇りが発生する領域(又は発生し始める領域)に、現在の湿度と気温が属するか否かを判定してもよい。この場合、マップデータは、地域の特性を加味して変更できるテーブルであってもよい。例えば、マップデータは、地域や時間帯、季節等の環境に応じて複数種類作成されてもよい。また、気温に代えて、内外気温の差(他車又は自車における内外気温の差)が使用されてもよい。現在の湿度が所定湿度より高いか又は現在の温度が所定温度よりも低い場合は、ステップ614に進み、いずれも満たさない場合は、ステップ612に進む。尚、ステップ606,608及び610の判定結果を表す情報は、センタサーバー10から自車に送信される。主制御部22は、センタサーバー10からの判定結果を表す情報に基づいて、以下のステップ612又はステップ614の処理を実行する。
ステップ612では、上述した図2のステップ206と同様、主制御部22は、AUTOモードを維持して、エアコンユニット24を制御する。即ち、主制御部22は、現在の制御方法を変更せず、エアコンユニット24をAUTOモードで制御する。尚、この場合も、AUTOモードで制御中にフットデフモード又はデフロスタモードの条件が成立した場合は、フットデフモード又はデフロスタモードが実現されうる。
ステップ614では、上述した図2のステップ208と同様、主制御部22は、フットデフモード又はデフロスタモードに設定する。即ち、主制御部22は、エアコンユニット24をフットデフモード又はデフロスタモードに切り換えて制御する。この際、内気(内気循環)である場合は、主制御部22は、内気から外気(外気導入)に切り換えてもよい。
このように図6に示す処理によれば、窓の曇りの発生を精度良く予測し、窓の曇りが発生しないようにフットデフモード又はデフロスタモードを自動的に設定することができる。従って、ユーザは、マニュアル操作でフットデフモード又はデフロスタモードを設定する必要がなく、利便性が高くなる。また、窓の曇りの発生を精度良く予測でき、事前にフットデフモード又はデフロスタモードが設定される場合には、窓の曇りに起因した視界不良や運転者のストレスを防止でき、安全運転に寄与することができる。
また、図6に示す処理によれば、自車の予測ルート上の他車からの実際のデフロスタの使用状況に基づいて、自車のフットデフモード又はデフロスタモードの要否を判定するので、実際の環境に適合した精度の良い判定を実現することができる。
尚、図6に示す処理では、ステップ606及びステップ610の判定を行っているが、ステップ606及びステップ610いずれか一方を省略してもよい。また、自車の後続の他車のために(後続の他車において、自車の情報が有効に利用されるように)、ステップ604の処理を実行しているが、かかる処理は省略されてもよい。
また、図6に示す処理では、ステップ614にてフットデフモード又はデフロスタモードが自動的に実現されているが、フットデフモード又はデフロスタモードをマニュアル設定するようにアドバイス(メッセージ)を出力することとしてもよい。アドバイスは、音声や表示等の任意の形態で出力されてもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
1、1A 車両用空調制御装置
10 センタサーバー
12 データベース
14 通信処理部
22 主制御部
23 記憶装置
24 エアコンユニット
26 表示部
28 外気温センサ
30 内気温センサ
32 エアコン操作部
40 無線部
42 通信処理部
50 位置情報及び時刻取得部

Claims (4)

  1. 車両に搭載される車両用空調制御装置であって、
    自車における過去のデフロスタの使用状況に関する情報に基づいて、自車におけるデフロスタの使用を促進することを特徴とする、車両用空調制御装置。
  2. 前記情報に基づいて、過去のデフロスタの使用頻度が所定基準以上高いと判断した場合に、自車におけるデフロスタの使用を促進する、請求項1に記載の車両用空調制御装置。
  3. 自車内の環境又は自車周辺の環境を検出する環境検出手段と、
    前記情報を、前記環境検出手段により検出された環境に紐付けして記憶する記憶装置とを備え、
    自車前方における環境を、前記環境検出手段により検出された環境に基づいて予測し、前記記憶装置内の情報に基づいて、予測した環境に対応する環境における過去のデフロスタの使用頻度が所定基準以上高いと判断した場合に、自車におけるデフロスタの使用を促進する、請求項2に記載の車両用空調制御装置。
  4. デフロスタが使用されるデフロスタ使用モードと、デフロスタが使用されないデフロスタ不使用モードとを含む動作モードを備え、
    前記デフロスタの使用を促進することは、前記デフロスタ使用モードへの自動切換えを行うこと、又は、前記デフロスタ使用モードへの切換えを促すメッセージを出力することである、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の車両用空調制御装置。
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