JP2008080876A - 車両用空調装置、車両用空調装置の制御方法および制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用空調装置(1)は、空調空気を車室内に供給する空調部(10)と、状態情報のうちの車室内外の温度に関連する空調情報及び操作部(59)を通じて入力された設定情報に基づいて制御情報を算出する制御式を有し、制御式で算出された制御情報にしたがって空調部を制御する空調制御部(65)と、所定の設定操作が行われる度に、その設定操作時における状態情報を所定の設定操作に関連付けて記憶する記憶部(61)と、所定の設定操作を行った操作回数が所定回数以上となった場合、記憶部(61)に記憶された状態情報に基づいて、所定の設定操作に関連する状態情報を選択し、選択された状態情報が空調情報以外の情報を含まない場合、制御式を修正する学習部(66)とを有する。
【選択図】図1
Description
係る構成により、搭乗者の温感だけでなく、特定の状況に対応して自動的に最適な空調制御を行うことができる。なお、確率モデルに関連付けられた修正情報とは、その確率モデルによって規定される修正において、設定情報または制御情報の修正後の値、あるいは、設定情報または制御情報を所望の修正値に変更するために設定情報または制御情報に加えられ、若しくは乗じられる修正量をいう。
請求項3又は4に記載の構成により、多数有る状態情報のうちから、所定の設定操作に関連する状態情報、すなわち、その所定の設定操作が行われるか否かを判断する要因と考えられる状態情報を、適切に選択することができる。
所定の設定操作を行う出現確率を算出する確率モデルを求め、その入力情報を調べることにより、真に設定操作に関連のある情報を選択することができる。
本発明を適用した車両用空調装置は、搭乗者の温感又は特定状況に合わせて学習された少なくとも一つの確率モデルに基づいて、搭乗者の空調設定操作を推定し、自動的に空調設定を行うものである。特に、搭乗者の温感によるものと特定状況によるものとに分けて学習を行うことができるので、搭乗者の温感に合わせた空調設定を自動的に行えるだけでなく、特定の状況に応じて最適な空調設定を自動的に行うことができる。
このように、ナビゲーションシステム56、車両操作機器57及び車載時計58もまた、情報取得部として機能する。
制御部60は、図示していないCPU,ROM,RAM等からなる1個もしくは複数個の図示してないマイクロコンピュータ、その周辺回路、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ等からなる記憶部61、及び各種センサ、ナビゲーションシステム56又は車両操作機器57などとコントロールエリアネットワーク(CAN)のような車載通信規格に従って通信を行う通信部62から構成される。
本実施形態では、確率モデルとして、ベイジアンネットワークを用いた。ベイジアンネットワークは、複数の事象の確率的な因果関係をモデル化するものであり、各ノード間の伝播を条件付き確率で求める、非循環有向グラフで表されるネットワークである。なお、ベイジアンネットワークの詳細については、繁桝算男他著、「ベイジアンネットワーク概説」、初版、培風館、2006年7月、又は尾上守夫監修、「パターン識別」、初版、新技術コミュニケーションズ、2001年7月などに開示されている。
図3に、このような特定状況の一例を示す。ここで示される状況は、搭乗者(Aさん)が、土曜日の午後はいつも運動公園でテニスを行い、その後、4時ごろ自家用車に乗ると、車両用空調装置の設定温度を普段よりも下げることを好むといったものである。一方、それ以外の場合、例えば、職場からの帰宅時などでは、そのような設定操作を行わないような場合を考える。
図4に、車両用空調装置1の制御パラメータを自動調節するために使用される確率モデルの一例のグラフ構造を示す。図4に示す確率モデル101では、3個の入力ノード102、103、104がそれぞれ出力ノード105に接続されている。また、各入力ノード102、103、104には、それぞれ入力される状態情報として曜日(x1)、時間帯(x2)、現在位置(x3)が与えられる。そして、出力ノード105は、設定温度Tsetを3℃下げる確率を出力とする。
P(x4=1|x1=1,x2=1,x3)
= P(x4=1|x1=1,x2=1,x3=1)・P(x3=1)
+ P(x4=1|x1=1,x2=1,x3=0)・P(x3=0)
= 0.95・0.15 + 0.55・0.85 = 0.61
となる。したがって、得られた確率は、第1の閾値Th1よりも小さいが、第2の閾値Th2以上であるため、制御情報修正部64は、設定温度Tsetを3℃下げるか否か、A/C操作パネル59などを通じて搭乗者に確認する。
制御情報修正部64は、上記の処理によって、設定温度Tset、風量Wなどの各制御パラメータを必要に応じて修正すると、それらの制御パラメータを制御部60の各部で利用可能なように、制御部60のRAMに一時記憶する。
なお、温度調節部651は、空調温度Tao及びエアミックスドア28の開度を、ニューラルネットワークを用いた制御やファジイ制御など、他の周知の制御方法を用いて決定してもよい。算出された空調温度Taoは、制御部60の他の部で参照できるように、記憶部61に記憶される。
また、吹出口制御部653は、制御情報修正部64が風量比の設定値又は設定温度Tsetを修正している場合には、その修正された設定値又は設定温度Tsetを使用して各ドア37〜39の開度を決定する。
これら学習情報DAk及び操作回数iAkは、登録済み利用者及び設定操作ごとに別個に記憶される。
一方、入力パラメータが空調情報以外の情報を含む場合には、特定状況に対応した空調設定を行う確率モデルが構築されたと考えられるため、制御式の修正は行わない。
様々な状況に対応可能な、汎用的な確率モデルを構築するためには、多数のノードを含む、非常に大きな確率モデルを構築する必要がある。しかし、そのような確率モデルの学習には、非常に長い計算時間を要し、また、学習に必要なハードウェアリソースも膨大なものとなる。そこで、本実施形態では、状態情報のうち、設定操作と特に関連が深そうなものを幾つか入力パラメータとして選択し、それら入力パラメータの組み合わせに対する条件付き確率によって設定操作を行う確率を求める2層構成のグラフ構造を標準モデルとして15種類準備した。しかし、標準モデルの数は、15種類に限られない。標準モデルの数は、得られる状態情報の数や、学習対象とする設定操作の種類に応じて、適宜最適化できる。また、標準モデルは、入力パラメータを1個だけとするものや、取得可能な全ての状態情報を入力パラメータとするものであってもよい。さらに、標準モデルは、2層構成のグラフ構造に限られず、制御部60を構成するCPUの能力に応じて、3層以上のグラフ構造のものを標準モデルとして使用してもよい。
それらの標準モデルは、記憶部61に記憶される。そして、学習時には、各標準モデルについて、その標準モデルに含まれる各ノード間の条件付き確率を決定して仮の確率モデルを構築する。その後、情報量基準を用いて、最も適切なグラフ構造を有する仮の確率モデルを選択する。その選択されたモデルが、構築された確率モデルとなる。
図6(a)〜(d)に、15個の標準モデルのうちの4個を例として示す。図6(a)〜(d)に示す標準モデル501〜504は、何れも入力ノードと出力ノードからなる2層構成のベイジアンネットワークである。各標準モデル501〜504は、入力ノードに与えられるパラメータが異なる。
学習が開始されると、学習部66は、まず、各標準モデルに対して、学習情報DAkから対象となる入力パラメータを抽出して各ノードの条件付き確率を求め、CPTを作成して確率モデルを構築する(ステップS201)。
そこで、学習部66は、記憶部61から読み出した、学習情報DAkから、各ノードについて、各パラメータの状態ごとに該当する数nを数える。そして、その数nを全事象数Nで除した値を、事前確率及び条件付き確率の値とする。例えば、図6(b)の標準モデル502を例として説明する。ここで、30個のデータの組を含む学習情報DAkがあり、このうち、入力ノードの一つに割り当てられている現在位置について調べると、自宅である回数(y11=0)が15回、職場である回数(y11=1)が12回、近所の公園である回数(y11=2)が3回とすると、現在位置に対する事前確率P(y11)は、それぞれ、P(y11=0)=0.5、P(y11=1)=0.4、P(y11=2)=0.1となる。同様に、出力ノードについては、親ノードである各入力ノードに与えられる入力情報の現在位置(y11)、曜日(y12)、時間帯(y13)の取り得る値の組み合わせのそれぞれについて、学習情報DAk中に出現する数を計算し、それを全データ数である30で割ることによって、条件付き確率を求められる。このように、事前確率及び条件付き確率を求めることにより、各ノードに対応するCPTを決定する。
本実施形態では、情報量基準として、AIC(赤池情報量基準)を用いた。AICは、確率モデルの最大対数尤度と、パラメータ数に基づいて、以下の式に基づいて求めることができる。
なお、情報量基準を用いた確率モデルの選択(言い換えれば、グラフ構造の学習)については、ベイズ情報量基準(BIC)、竹内情報量基準(TIC)、最小記述長(MDL)基準など他の情報量基準を用いてもよい。さらに、これらの情報量基準の算出式の正負を反転させたものを、情報量基準として用いてもよい。この場合には、情報量基準の値が最大となる確率モデルを、使用する確率モデルとして選択する。
一例として、温調制御式を修正する場合、学習部66は、学習情報DAkと、設定操作後の設定温度Tset及び空調温度Taoに基づいて、温調制御パラメータKset、Kr、Kam、KS及びCを変数とする連立方程式を立て、その連立方程式を解くことによって修正後の温調制御パラメータを求める。あるいは、学習部66は、特開平5−147421号公報に記載されているように、搭乗者が設定温度Tsetを変更した量ΔTsetと、その設定操作をおこなったときの日射量Sの分布に基づいて、設定温度変更量ΔTsetを日射量Sの1次式で近似的に表し、その近似結果に基づいて温調制御パラメータKSを修正するようにしてもよい。さらに、学習部66は、特開2000−293204号公報、特開2000−071060号公報、特開平5−208610号公報あるいは特開平5−169963号公報に記載されているような、他の様々な周知の方法を用いて温調制御式あるいは風量制御式を修正するようにしてもよい。また、マップ制御によって風量等を決定している場合には、学習部66は、周知の方法に基づいて、学習情報DAkを用いてそのマップを修正することができる。
そして、同乗者が操作を行った場合には、運転者の照合及び認証と同様に、車内カメラ54で撮影した画像データに基づいて、同乗者の照合及び認証も行い、その操作時の各センサ値などの状態情報を、運転者ではなく、その同乗者に関連付けて記憶する。
さらに、上記の実施形態では、制御情報修正部64において修正される制御パラメータは、設定温度や風量など、A/C操作パネル59を通じて搭乗者が直接設定できるパラメータとした。しかし、制御情報修正部64は、確率モデルに基づいて修正する制御パラメータを、温調制御式を用いて算出される空調温度Tao若しくは風量制御式を用いて算出されるブロアファン21の回転数、エアミックスドア28の開度など、空調部10の各部の動作に直接関連する制御情報としてもよい。
また、本発明は、空調と直接関係のない状態情報に基づいて、空調装置を自動的に制御するような場合に広く適用できる。例えば、制御部60がワイパーを動作させる信号を受け取ったときにデフロスタを稼動させたり、シガーライターが使用された場合には、外気モードにしたり、カーオーディオのスイッチがONとなった場合には、風量を下げるといった制御を自動的に行うことができる。さらに、自動的に修正する対象する制御パラメータは、車両用空調装置の制御に直接的には関係しないものであってもよい。例えば、風量が0に設定されたときにはパワーウインドウを自動的に開放するようにしてもよい。このような場合には、制御部60から車両の操作装置へ制御信号を送信することになる。
さらに、上記の実施形態では、確率モデルとしてベイジアンネットワークを用いたが、例えば、隠れマルコフモデルのような、他の確率モデルを用いてもよい。
上記のように、本発明の範囲内で様々な修正を行うことが可能である。
10 空調部
11 コンプレッサ
21 ブロアファン
22 駆動用モータ
24 内外気サーボモータ
25 内外気切替ドア
28 エアミックスドア
31 温調サーボモータ
37 フットドア
38 フェイスドア
39 デフロスタドア
40 モードサーボモータ
51 内気温センサ
52 外気温センサ
53 日射センサ
54 車内カメラ
55 車外カメラ
56 ナビゲーションシステム
57 車両操作機器
58 車載時計
59 A/C操作パネル
60 制御部
61 記憶部
62 通信部
63 照合部
64 制御情報修正部
65 空調制御部
651 温度調節部
652 コンプレッサ制御部
653 吹出口制御部
654 吸込口制御部
655 送風量設定部
66 学習部
101 確率モデル
102〜105 ノード
106〜109 条件付き確率表(CPT)
501〜504 標準モデル
Claims (9)
- 車両用空調装置であって、
空調空気を車内に供給する空調部(10)と、
前記車両内外の空調情報、前記車両の位置情報、前記車両の挙動情報、時間情報又は前記車両の搭乗者の生体情報の少なくとも一つを含む状態情報を取得する情報取得部(51、52、53、55、56、57、58)と、
前記空調装置の空調設定操作に対応する設定情報を出力する操作部(59)と、
前記空調情報及び前記操作部(59)を通じて入力された設定情報に基づいて制御情報を算出する制御式を有し、該制御式で算出された制御情報にしたがって前記空調部(10)を制御する空調制御部(65)と、
前記操作部(59)を通じて前記所定の設定操作が行われる度に、前記所定の設定操作時における前記状態情報を記憶する記憶部(61)と、
前記所定の設定操作を行った操作回数が所定回数以上となった場合、前記記憶部(61)に記憶された前記状態情報に基づいて、前記所定の設定操作に関連する状態情報を選択し、該選択された状態情報が前記空調情報以外の情報を含まない場合、前記制御式を修正する学習部(66)と、
を有することを特徴とする車両用空調装置。 - 所定の設定操作に関連する少なくとも一つの確率モデルを有し、前記状態情報を該少なくとも一つの確率モデルに入力することにより、該所定の設定操作が行われる出現確率を算出し、該出現確率が所定の条件を満たす場合、該少なくとも一つの確率モデルに関連付けられた修正情報を用いて前記制御情報又は設定情報を修正する制御情報修正部(64)をさらに有し、
前記学習部(66)は、前記選択された状態情報が前記空調情報以外の情報を含む場合、前記所定の設定操作に関する確率モデルを構築する、請求項1に記載の車両用空調装置。 - 前記学習部(66)は、前記記憶部(61)に前記所定の操作に関連付けて記憶された前記状態情報を用いてグラフ構造及び該グラフ構造に含まれるノードの条件付き確率を決定することにより、前記所定の設定操作が行われる出現確率を算出する仮の確率モデルを構築し、
前記仮の確率モデルのうち、所定の判定基準にしたがって最も適した仮の確率モデルを選択し、
該選択された仮の確率モデルの入力情報となる状態情報を、前記所定の設定操作に関連する状態情報として選択する、請求項2に記載の車両用空調装置。 - 前記学習部(66)は、所定のグラフ構造を有する標準モデルを複数有し、
前記操作回数が前記所定回数以上となった場合、前記複数の標準モデルの各々について、前記記憶部(61)に記憶された前記状態情報を用いて前記所定のグラフ構造に含まれるノードの条件付き確率を決定することにより、前記所定の設定操作が行われる出現確率を算出する仮の確率モデルを構築し、
前記仮の確率モデルのうち、所定の判定基準にしたがって最も適した仮の確率モデルを選択し、
該選択された仮の確率モデルの入力情報となる状態情報を、前記所定の設定操作に関連する状態情報として選択する、請求項2に記載の車両用空調装置。 - 前記所定の判定基準は情報量基準であり、前記学習部(66)は、前記仮の確率モデルの各々について算出された該情報量基準の値が最小あるいは最大となる仮の確率モデルを選択する、請求項3又は4に記載の車両用空調装置。
- 前記学習部(66)は、前記選択された状態情報が前記空調情報以外の情報を含む場合、前記仮の確率モデルを前記所定の設定操作に関する確率モデルとする、請求項3〜5の何れか一項に記載の車両用空調装置。
- 空調空気を車内に供給する空調部(10)と、
車両内外の空調情報、前記車両の位置情報、前記車両の挙動情報、時間情報又は前記車両の搭乗者の生体情報の少なくとも一つを含む状態情報を取得する情報取得部(51、52、53、55、56、57、58)と、
前記空調装置の空調設定操作に対応する設定情報を出力する操作部(59)と、
前記空調情報及び前記操作部(59)を通じて入力された設定情報に基づいて制御情報を算出する制御式を有し、該制御式で算出された制御情報にしたがって前記空調部を制御する空調制御部(65)とを有する車両用空調装置の制御方法であって、
前記操作部(59)を通じて前記所定の設定操作が行われる度に、前記所定の設定操作時における前記状態情報を記憶するステップと、
前記所定の設定操作を行った操作回数が所定回数以上となった場合、前記記憶部(61)に記憶された前記状態情報に基づいて、前記所定の設定操作に関連する状態情報を選択するステップと、
前記選択された状態情報が前記空調情報以外の情報を含むか否かを判定するステップと、
前記判定ステップにおいて、前記選択された状態情報が前記空調情報以外の情報を含まないと判定された場合、前記制御式を修正するステップと、
を有することを特徴とする制御方法。 - 前記車両用空調装置は、所定の設定操作に関連する少なくとも一つの確率モデルを有し、前記状態情報を該少なくとも一つの確率モデルに入力することにより、該所定の設定操作が行われる出現確率を算出し、該出現確率が所定の条件を満たす場合、該少なくとも一つの確率モデルに関連付けられた修正情報を用いて前記制御情報又は設定情報を修正する制御情報修正部(64)を有し、
前記判定ステップにおいて、前記選択された状態情報が前記空調情報以外の情報を含むと判定された場合、前記所定の設定操作に関する確率モデルを構築するステップを有する、請求項7に記載の制御方法。 - 制御装置であって、
第1の情報と第2の情報を含む状態情報を取得する情報取得部と、
制御対象となる装置の設定操作に対応する設定情報を出力する操作部(59)と、
前記第1の情報及び前記設定情報を所定の制御式に入力することにより、制御情報を算出し、該制御情報にしたがって前記制御対象となる装置を制御する制御部(65)と、
前記操作部(59)を通じて前記所定の設定操作が行われる度に、前記所定の設定操作時における前記状態情報を記憶する記憶部(61)と、
前記記憶部(61)に記憶された前記状態情報に基づいて、前記所定の設定操作に関連する状態情報を選択し、該選択された状態情報が前記第1の情報以外の情報を含まない場合、前記所定の制御式を修正する学習部(66)と、
を有することを特徴とする制御装置。
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