JP4879065B2 - 車両用空調装置、車両用空調装置の制御方法、車載機器制御装置および車載機器の制御方法 - Google Patents
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Description
本発明の他の目的は、推薦を行う状況またはドライバに推薦する設定内容を自動的に調整可能な車両用空調装置、車両用空調装置の制御方法、車載機器制御装置および車載機器の制御方法を提供することにある。
係る構成を有することにより、本発明に係る車両用空調装置は、設定操作の推薦を行う状況を、乗員の好みに応じて調整することができる。
係る構成を有することにより、本発明に係る車両用空調装置は、所定の状況下において推薦されるべき設定操作の内容を、乗員の好みに応じて最適化することができる。
係る構成を有することにより、本発明に係る車両用空調装置は、所定の状況下では推薦することが想定されていなかった設定操作まで、使用状況に応じて推薦することができるようになる。
係る構成を有することにより、本発明に係る車両用空調装置は、本来修正を行う必要がない場合にまで確率モデルが修正されて、所定の状況下で推薦されるべき設定操作が推薦されなくなることを防止することができる。
本発明を適用した車両用空調装置は、ドライバの温感又は特定状況を想定して予め作成された少なくとも一つの確率モデルに基づいて、最適と考えられる空調設定を推定してドライバに推薦するものである。特に、この車両用空調装置は、その推薦がドライバによって拒否又は無視された場合に、推薦時のドライバの負荷状態、ドライバによって別途なされた設定操作などに基づいてその原因を推定し、推定された原因に応じて確率モデルをどのように修正するかを決定した上で、その修正を行うものである。
このように、ナビゲーションシステム、車両操作機器なども、情報取得部として機能し得る。
なお、制御部60に音声認識プログラムを搭載することにより、集音マイク74で検出されたドライバの音声に反応して承認操作(例えば、「はい」という音声を認識した場合)か拒否操作(例えば、「いいえ」という音声を認識した場合)かを判定するように、判定入力部を構成してもよい。
制御部60は、図示していないCPU,ROM,RAM等からなる1個もしくは複数個の図示してないマイクロコンピュータ、その周辺回路、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ等からなる記憶部61、及び各種センサ、ナビゲーションシステム56又は車両操作機器57などとコントロールエリアネットワーク(CAN)のような車載通信規格に従って通信を行う通信部62から構成される。
本実施形態では、確率モデルとして、ベイジアンネットワークを用いた。ベイジアンネットワークは、複数の事象の確率的な因果関係をモデル化するものであり、各ノード間の伝播を条件付き確率で求める、非循環有向グラフで表されるネットワークである。なお、ベイジアンネットワークの詳細については、本村陽一、岩崎弘利著、「ベイジアンネットワーク技術」、初版、電機大出版局、2006年7月、繁桝算男他著、「ベイジアンネットワーク概説」、初版、培風館、2006年7月、又は尾上守夫監修、「パターン識別」、初版、新技術コミュニケーションズ、2001年7月などに開示されている。
図3に、車両用空調装置1の設定パラメータを自動調節するために使用される確率モデルの一例のグラフ構造を示す。図3に示す確率モデル101は、3層構造のベイジアンネットワークである。確率モデル101の入力ノード102は、内気温Trを入力パラメータとする。中間ノード103は、入力ノードから取得した内気温Trの事前確率または測定値に基づいて、内気温Trが26℃〜28℃である場合にドライバが暑いと感じる状態にあるという第1の事象またはドライバが暑いと感じる状態にないという第2の事象となる条件付き確率を出力する。なお、以下では、便宜上、ドライバが暑いと感じる状態にあることを「暑いモードMが真(True)」、ドライバは暑いと感じていない状態にあることを「暑いモードMが偽(False)」という。中間ノード103の出力は、出力ノード104に入力される。そして出力ノード104は、暑いモードMが真である場合または偽である場合に、車両用空調装置1の設定温度Tsetを23℃〜25℃に設定する条件付き確率に基づいて、設定温度Tsetを23℃〜25℃に設定する推薦確率Prを出力として算出する。図3中の表112〜114は、それぞれ入力ノード102の事前確率表、中間ノード103及び出力ノード104のCPTである。
Pr(Tset=23℃|Tr=27℃)
= P(Tset=23℃|M=True)・P(M=True)
+ P(Tset=23℃|M=False)・P(M=False)
= 0.80・0.80 + 0.0・0.20 = 0.64
となる。同様に、設定温度Tsetを24℃にする推薦確率Pr(Tset=24℃|Tr=27℃)及び設定温度Tsetを25℃にする推薦確率Pr(Tset=25℃|Tr=27℃)は、以下の通りとなる。
Pr(Tset=24℃|Tr=27℃)
= P(Tset=24℃|M=True)・P(M=True)
+ P(Tset=24℃|M=False)・P(M=False)
= 0.20・0.80 + 0.2・0.20 = 0.20
Pr(Tset=25℃|Tr=27℃)
= P(Tset=25℃|M=True)・P(M=True)
+ P(Tset=25℃|M=False)・P(M=False)
= 0.00・0.80 + 0.8・0.20 = 0.16
なお、温度調節部651は、空調温度Tao及びエアミックスドア28の開度を、ニューラルネットワークを用いた制御やファジイ制御など、他の周知の制御方法を用いて決定してもよい。算出された空調温度Taoは、制御部60の他の部で参照できるように、記憶部61に記憶される。
また、吹出口制御部653は、制御情報修正部64が風量比の設定値又は設定温度Tsetを修正している場合には、その修正された設定値又は設定温度Tsetを使用して各ドア37〜39の開度を決定する。
そこでまず、学習部66は、提案に対するドライバの反応に応じて、確率モデルをどのように修正するかを決定する。そのために、学習部66は、提案時及び何らかの空調設定操作が実行された時点におけるドライバの負荷状態、拒否操作が行われたか、無視されたか、推薦された設定操作とは異なる設定操作が行われたか否かに基づいて、確率モデルをどのように修正するかを決定する。そして学習部66は、決定された修正方針に基づいて、その確率モデルを修正する。以下、フローチャートを参照しつつ、学習部66の動作について説明する。
なお、負荷状態の判定方法は上記に限られない。また、負荷状態の判定は、大と小の2段階に判定するものに限られず、3段階以上に区分するように判定してもよい。
ここで、学習部66は、ドライバが実行した設定操作がどの区分に合致するか否かを調べるために、設定操作のタイプ(設定温度Tsetの変更、風量Wの変更など)を数値で表し、実行設定値と関連付け、2要素の配列で表す。例えば、設定操作のタイプに関して、設定温度Tsetの変更の場合1、風量Wの変更の場合2とする。そして、設定温度Tsetを23℃にした場合には、(1,23)、風量WをHiに設定した場合には、(2,Hi)のように表す。
なお、推薦操作決定部63が、推薦する設定操作をドライバに提示してからの経過時間が所定期間(例えば、1分間)を超えた後に、A/C操作パネル59を通じて行われた設定操作は、もはや推薦された設定操作とは無関係であると考えられる。そのため、このような場合には、学習部66は、ドライバは何の設定操作も行わなかったと判断する。
ステップS104において、学習方法がコンテンツ学習2と判定された場合、ドライバがA/C操作パネル59を通じて行った設定操作を出力とする出力ノードを、確率モデルに追加する(ステップS105)。そして、制御をステップS106へ移行する。
P'(M=True|Tr=27℃) = P(M=True|Tr=27℃) - θs×Cs (ただし、θs > 0)
θs = (αs- P(M=True|Tr=27℃))
ここで、αs、Csは定数であり、αsは、学習により修正される条件付き確率の上限値に相当し、Csは1回の学習で変動する量(すなわち、学習速度)に相当する。本実施形態では、それぞれαs=1.0、Cs=1.0とした。また、上式において、θs≦0の場合には、θs=0とする(すなわち、それ以上の修正は行わない)。なお、学習部66は、上記の式を用いる代わりに、例えば、条件付き確率P(M=True|Tr=27℃)に一定の補正係数を乗じて、条件付き確率の修正値P'(M=True|Tr=27℃)を求めるようにしてもよい。さらに、上記の修正に合わせて、整合性を確保するために、内気温Tr=27℃の場合に暑いモードMが偽である条件付き確率P(M=False|Tr=27℃)を以下のように修正する。
P'(M=False|Tr=27℃) = 1.0 - P'(M=True|Tr=27℃)
この場合、操作が行われた状況は、内気温Trが28℃という状況なので、学習部66は、内気温Trを入力とするノード103のCPT113において、内気温Tr=28℃を入力とする項目も修正対象として選択する。そして、学習部66は、ノード103の出力を入力とするノード104のCPT114を参照して、設定温度Tsetを23℃にする確率に寄与度の高い方のノード104の入力値、すなわち、ノード103の出力値を決定する。本実施形態では、CPT114を参照すると、暑いモードMが真である場合に設定温度Tsetを23℃にする条件付き確率の方が、暑いモードMが偽である場合に設定温度Tsetを23℃にする条件付き確率よりも高いことが分かる。そのため、学習部66は、CPT113において、内気温Tr=28℃の場合に暑いモードMが真である条件付き確率P(M=True|Tr=28℃)を高くする。
P'(M=True|Tr=27℃) = P(M=True|Tr=27℃) - θs×Cs (ただし、θs > 0)
θs = (αs- P(M=True|Tr=27℃))
P'(M=True|Tr=28℃) = P(M=True|Tr=28℃) + θt×Ct (ただし、θt > 0)
θt = (αt- P(M=True|Tr=28℃))
ここで、αs、Cs、αt、Ctは定数であり、上記と同様に、αs、αtは、学習により修正される条件付き確率の上限値に相当し、Cs、Ctは1回の学習で変動する量に相当する。本実施形態では、それぞれαs=αt=1.0、Cs=Ct=1.0とした。また、上式において、θt≦0の場合には、θt=0とする(すなわち、それ以上の修正は行わない)。θsについても同様である。なお、学習部66は、上記の式を用いる代わりに、例えば、条件付き確率P(M=True|Tr=28℃)に一定の補正係数を乗じて、条件付き確率の修正値P'(M=True|Tr=28℃)を求めるようにしてもよい。さらに、上記の修正に合わせて、整合性を確保するために、内気温Tr=27℃の場合に暑いモードMが偽である条件付き確率P(M=False| Tr=27℃)及び内気温Tr=28℃の場合に暑いモードMが偽である条件付き確率P(M=False| Tr=28℃)を以下のように修正する。
P'(M=False|Tr=27℃) = 1.0 - P'(M=True|Tr=27℃)
P'(M=False|Tr=28℃) = 1.0 - P'(M=True|Tr=28℃)
上記と同様に、図3の確率モデルの例を用いて説明する。ここで、推薦操作決定部63が設定温度Tsetを23℃にする提案を行ったにもかかわらず、ドライバは、設定温度Tsetを24℃にする設定操作を行ったものとする。
この場合、学習部66は、内気温Trが27℃なので、CPT113より、暑いモードMが真である確率の方が、暑いモードMが偽である確率よりも高いことが分かる。そのため、学習部66は、暑いモードMが真であることを入力値とし、設定温度Tsetを23℃にする条件付き確率P(Tset=23℃|M=True)を低く、設定温度Tsetを24℃にする条件付き確率P(Tset=24℃|M=True)を高くするよう、出力ノード104のCPT114を修正する。それらの修正値P'(Tset=23℃|M=True)及びP'(Tset=24℃|M=True)は、それぞれ以下の式で求められる。
P'(Tset=23℃|M=True) = P(Tset=23℃|M=True) - θc×Cc (ただし、θc > 0)
P'(Tset=24℃|M=True) = P(Tset=24℃|M=True) + θc×Cc (ただし、θc > 0)
θc = (αc- P(Tset=23℃|M=True))
ここで、αc、Ccは定数であり、上記と同様に、それぞれ、学習により修正される条件付き確率の上限値、及び、1回の学習で変動する量に相当する。本実施形態では、それぞれαc=1.0、Cc=1.0とした。また、上式において、θc≦0の場合には、θc=0とする(すなわち、それ以上の修正は行わない)。なお、学習部66は、上記の式を用いる代わりに、例えば、条件付き確率P(Tset=23℃|M=True)に一定の補正係数を乗じて、条件付き確率の修正値P'(Tset=23℃|M=True)を求めるようにしてもよい。さらに、暑いモードMが偽である場合に設定温度Tsetを23℃にする条件付き確率P(Tset=23℃|M=False)及び設定温度Tsetを24℃にする条件付き確率P(Tset=24℃|M=False)も同様に修正してもよい。
P'(Tset=23℃|M=True) = P(Tset=23℃|M=True) - θc×Cc (ただし、θc > 0)
P'(Tset=22℃|M=True) = 0.0 + θc×Cc (ただし、θc > 0)
θc = (αc- P(Tset=23℃|M=True))
この場合、学習部66は、風量Wの設定操作に関する出力ノードを追加する。図6に示す確率モデル101’は、図3の確率モデル101に、風量Wの設定に関する推薦確率Prを出力する出力ノード105を追加したものである。図6において、出力ノード105のCPT115は、風量WをHiにする設定と、Loにする設定の二つに対する推薦確率Prを出力するものである。なお、風量設定が3段階以上存在する場合には、学習部66は、CPT115を、各段階に対する推薦確率Prを出力するように構成してもよい。あるいは、学習部66は、ドライバが設定操作を行ったHiという設定と、その他に区分するように構成してもよい。
P'(Tset=23℃|M=True) = P(Tset=23℃|M=True) - θc×Cc (ただし、θc > 0)
θc = (αc- P(Tset=23℃|M=True))
また、整合性を保つために、学習部66は、設定温度Tsetを23℃にする条件付き確率P(Tset=23℃|M=True)の修正量(θc×Cc)を、提案時の設定温度Tsetである25℃にする条件付き確率P(Tset=25℃|M=True)に加え、設定温度Tsetを変える提案が行われ難くする。なお、αc、Ccの値は、コンテンツ学習1についてのそれらの値と同じ値に設定してもよく、別の値に設定してもよい(例えば、学習速度が速くなるように、コンテンツ学習2の場合はCc=2.0に設定する)。
なお、上記θs,、θt、θcを求める際に,推論結果の確率値の項(例えば、P(Tset=23℃|M=True))を用いたが、これは一例である。例えば、過去にCPTを学習した回数Qより,シグモイド関数g(Q)を計算する。これを用いてθc =αc-C*g(Q) (Cは定数)としても良い。他にも、学習回数に関連する分布関数として、ベータ分布、ディリクレ分布があり、これらを用いても良い。
以後、車両用空調装置1は、電源OFF、すなわち稼動停止となるまで上記のステップS201〜S210の制御を、一定の間隔(例えば、10秒間隔)で繰り返す。
なお、上記の実施形態では、学習を提案を行う度に行ってきたが、必ずしも提案ごとに行う必要は無く、複数回の提案結果を履歴情報として蓄積し、まとめて学習しても良い。この場合、「学習なし」と判定された学習用データは履歴情報から捨てることが出来るため、記憶部61の記憶容量を比較的小さくすることができる。
上記のように、本発明の範囲内で様々な修正を行うことが可能である。
10 空調部
51 内気温センサ
52 外気温センサ
53 日射センサ
59 A/C操作パネル
60 制御部
61 記憶部
62 通信部
63 推薦操作決定部
64 制御情報修正部
65 空調制御部
66 学習部
71 舵角センサ
72 ブレーキ操作量センサ
73 ウインカー
74 集音マイク
75 YES/NOスイッチ
101、101’ 確率モデル
102〜105 ノード
112〜115 条件付き確率表(CPT)
Claims (12)
- 車両用空調装置であって、
空調空気を車両内に供給する空調部(10)と、
前記車両に関する状態を表す状態情報を取得する情報取得部(51、52、53)と、
前記状態情報が所定の値を有する場合、該状態情報を確率モデルに入力して空調設定に関する設定操作についての推薦確率を算出し、算出した推薦確率が所定の閾値以上となる場合、該設定操作を推薦する推薦操作決定部(63)と、
前記推薦された設定操作を乗員に提示する表示部(59)と、
前記推薦された設定操作を承認するか否かを入力する判定入力部(75)と、
前記判定入力部(75)を通じて、前記推薦された設定操作を承認する承認操作がなされた場合、前記車両用空調装置の設定情報又は制御情報を、前記推薦された設定操作に応じて修正する制御情報修正部(64)と、
乗員が前記車両用空調装置に関して任意の設定操作を行うための操作部(59)と、
前記修正された設定情報又は制御情報、若しくは前記操作部(59)を通じてなされた設定操作に対応する前記車両用空調装置の設定情報又は制御情報にしたがって、前記空調部(10)の空調制御を行う空調制御部(65)と、
乗員の負荷状態を検知する負荷状態検知部(71、72、73、74)と、
前記判定入力部(75)を通じて前記承認操作がなされない場合、前記負荷状態検知部(71、72、73、74)で検知された乗員の負荷状態、又は前記操作部(59)を通じてなされた乗員の設定操作の内容に応じて前記確率モデルを修正する学習部(66)と、
を有することを特徴とする車両用空調装置。 - 前記学習部(66)は、乗員が前記表示部(59)に前記推薦された設定操作が提示された時点から所定期間が経過するまでに前記推薦された設定操作と同一の設定操作を前記操作部(59)を通じて行った場合、前記推薦された設定操作について算出される推薦確率を低くするように前記確率モデルを修正する、請求項1に記載の車両用空調装置。
- 前記確率モデルは、前記状態情報が前記所定の値を有する場合に第1の事象が生じる第1の条件付き確率と、前記状態情報が前記所定の値を有する場合に第2の事象が生じる第2の条件付き確率を出力する第1のノードと、該第1の条件付き確率と該第2の条件付き確率を入力として、該第1の事象が生じた場合に推薦すべき設定操作の第3の条件付き確率と該第2の事象が生じた場合に該推薦すべき設定操作の第4の条件付き確率を求め、該第3の条件付き確率と該第4の条件付き確率を合計して該推薦すべき設定操作の推薦確率を算出する第2のノードとを有し、
前記学習部(66)は、前記第3の条件付き確率が前記第4の条件付き確率よりも高い場合には、前記第1の条件付き確率を低くするように前記第1のノードを修正し、かつ、前記第4の条件付き確率が前記第3の条件付き確率以上の場合には、前記第2の条件付き確率を低くするように前記第1のノードを修正する、請求項2に記載の車両用空調装置。 - 前記確率モデルは、複数の異なる設定操作に関してそれぞれ推薦確率を算出するものであり、
前記推薦操作決定部(63)は、前記複数の異なる設定操作のそれぞれについて算出された推薦確率のうち、最も高い推薦確率に対応する設定操作を、前記推薦する設定操作とする、請求項1に記載の車両用空調装置。 - 前記学習部(66)は、前記複数の設定操作のうち、前記推薦された設定操作と異なる設定操作を乗員が前記表示部(59)に前記推薦された設定操作が提示された時点から所定期間が経過するまでに前記操作部(59)を通じて行った場合、該乗員が行った設定操作について算出される推薦確率を高くするように前記確率モデルを修正する、請求項4に記載の車両用空調装置。
- 前記確率モデルは、前記状態情報が前記所定の値を有する場合に第1の事象が生じる第1の条件付き確率と、前記状態情報が前記所定の値を有する場合に第2の事象が生じる第2の条件付き確率を出力する第1のノードと、該第1の条件付き確率と該第2の条件付き確率を入力として、前記複数の異なる設定操作のそれぞれについて、該第1の事象が生じた場合に推薦する第3の条件付き確率と、該第2の事象が生じた場合に推薦する第4の条件付き確率を求め、該第3の条件付き確率と該第4の条件付き確率を合計することにより、前記複数の異なる設定操作のそれぞれについて推薦確率を算出する第2のノードとを有し、
前記学習部(66)は、前記乗員が行った設定操作に関する前記第3の条件付き確率又は前記第4の条件付き確率を高く、かつ前記推薦された設定操作に関する前記第3の条件付き確率又は前記第4の条件付き確率を低くするように前記第2のノードを修正する、請求項5に記載の車両用空調装置。 - 前記学習部(66)は、乗員が前記表示部(59)に前記推薦された設定操作が提示された時点から所定期間が経過するまでに前記操作部(59)を通じて前記確率モデルが推薦確率を算出しない別の種類の設定操作を行った場合、該乗員の行った設定操作に関する推薦確率を算出するように前記確率モデルを修正する、請求項1に記載の車両用空調装置。
- 前記確率モデルは、前記状態情報が前記所定の値を有する場合に第1の事象が生じる第1の条件付き確率と、前記状態情報が前記所定の値を有する場合に第2の事象が生じる第2の条件付き確率を出力する第1のノードと、該第1の条件付き確率と該第2の条件付き確率を入力として、該第1の事象が生じた場合に推薦すべき設定操作の第3の条件付き確率と該第2の事象が生じた場合に該推薦すべき設定操作の第4の条件付き確率を求め、該第3の条件付き確率と該第4の条件付き確率を合計して該推薦すべき設定操作の推薦確率を算出する第2のノードとを有し、
前記学習部(66)は、前記確率モデルに、前記第1の条件付き確率と前記第2の条件付き確率を入力として、前記第1の事象が生じた場合に前記乗員が行った設定操作を推薦する第5の条件付き確率と前記第2の事象が生じた場合に前記乗員が行った設定操作を推薦する第6の条件付き確率を求め、該第5の条件付き確率と該第6の条件付き確率を合計して前記乗員が行った設定操作の推薦確率を出力する第3のノードを追加する、請求項7に記載の車両用空調装置。 - 前記学習部(66)は、乗員が前記表示部(59)に前記推薦された設定操作が提示された時点から所定期間が経過するまでに前記承認操作を行わず、かつ前記提示の時点において、前記車両用空調装置の設定操作を行う余裕が無い程度に乗員の負荷状態が大きい場合、前記確率モデルの修正を行わない、請求項1に記載の車両用空調装置。
- 空調空気を車両内に供給する空調部(10)を有する車両用空調装置の制御方法であって、
前記車両に関する状態を表す状態情報を取得するステップと、
前記状態情報が所定の条件を満たす場合、該状態情報を確率モデルに入力して空調設定に関する設定操作についての推薦確率を算出し、算出した推薦確率が所定の閾値以上となる場合、該設定操作を推薦するステップと、
前記推薦された設定操作が承認されたか否かを判定するステップと、
前記推薦された設定操作が承認された場合、
前記車両用空調装置の設定情報又は制御情報を、前記推薦された設定操作に応じて修正するステップと、
前記修正された設定情報又は制御情報にしたがって、前記空調部(10)の空調制御を行うステップと、
前記推薦された設定操作が承認されない場合、
乗員の負荷状態を検知するステップと、
前記車両用空調装置に関して任意の設定操作を行うための操作部(59)を通じてなされた乗員の設定操作の内容を取得するステップと、
前記検知された乗員の負荷状態又は前記操作部(59)を通じてなされた乗員の設定操作の内容に応じて前記確率モデルを修正するステップと、
を有することを特徴とする制御方法。 - 車両に搭載された車載機器を制御する車載機器制御装置であって、
前記車両に関する状態を表す状態情報を取得する情報取得部(51、52、53)と、
前記状態情報が所定の条件を満たす場合、該状態情報を確率モデルに入力して前記車載機器に関する設定操作についての推薦確率を算出し、算出した推薦確率が所定の閾値以上となる場合、該設定操作を推薦する推薦操作決定部(63)と、
前記推薦された設定操作を乗員に提示する表示部(59)と、
前記推薦された設定操作を承認するか否かを入力する判定入力部(75)と、
前記判定入力部(75)を通じて、前記推薦された設定操作を承認する承認操作がなされた場合、前記車載機器の設定情報又は制御情報を、前記推薦された設定操作に応じて修正する制御情報修正部(64)と、
乗員が前記車載機器に関して任意の設定操作を行うための操作部(59)と、
前記修正された設定情報又は制御情報、若しくは前記操作部(59)を通じてなされた設定操作に対応する前記車載機器の設定情報又は制御情報にしたがって、前記車載機器の制御を行う制御部(65)と、
乗員の負荷状態を検知する負荷状態検知部(71、72、73、74)と、
前記判定入力部(75)を通じて前記承認操作がなされない場合、前記負荷状態検知部(71、72、73、74)で検知された乗員の負荷状態、又は前記操作部(59)を通じてなされた乗員の設定操作の内容に応じて前記確率モデルを修正する学習部(66)と、
を有することを特徴とする車載機器制御装置。 - 車両に搭載された車載機器の制御方法であって、
前記車両に関する状態を表す状態情報を取得するステップと、
前記状態情報が所定の条件を満たす場合、該状態情報を確率モデルに入力して前記車載機器に関する設定操作についての推薦確率を算出し、算出した推薦確率が所定の閾値以上となる場合、該設定操作を推薦するステップと、
前記推薦された設定操作が承認されたか否かを判定するステップと、
前記推薦された設定操作が承認された場合、
前記車載機器の設定情報又は制御情報を、前記推薦された設定操作に応じて修正するステップと、
前記修正された設定情報又は制御情報にしたがって、前記車載機器の制御を行うステップと、
前記推薦された設定操作が承認されない場合、
乗員の負荷状態を検知するステップと、
前記車載機器に関して任意の設定操作を行うための操作部(59)を通じてなされた乗員の設定操作の内容を取得するステップと、
前記検知された乗員の負荷状態又は前記操作部(59)を通じてなされた乗員の設定操作の内容に応じて前記確率モデルを修正するステップと、
を有することを特徴とする制御方法。
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