JP2014040522A - シリコーンゴム硬化物の難燃性向上方法 - Google Patents

シリコーンゴム硬化物の難燃性向上方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を加熱硬化したリコーンゴムにおいて、その難燃性が安定して発現する方法を提供する。
【解決手段】(A)一分子中に2個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン、
(B)R3SiO1/2単位(Rは一価炭化水素基)とSiO2単位を含有し、これらのモル比[R3SiO1/2/SiO2]が0.5〜1.5で、アルケニル基含有量が1×10-4〜5×10-3モル/gである三次元網状構造のオルガノポリシロキサンレジン、
(C)一分子中に2個以上のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(D)無機充填剤、
(E)酸化鉄微粉末、
(F)付加反応触媒
を含む液状付加硬化型シリコーンゴム組成物において、(C)成分の105℃で3時間加熱後の加熱減量を2.0質量%以下に制御する、該組成物を硬化してなるシリコーンゴムの難燃性を向上する方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を加熱硬化してなるシリコーンゴムの難燃性を安定的に向上する方法に関する。
難燃性シリコーンゴムは、電気・電子部品、自動車部品、建材部品などに使用されている。シリコーンゴムに難燃性を付与するためには、白金又は白金化合物の配合が不可欠である(特公昭44−2591号公報:特許文献1)が、白金又は白金化合物だけでは十分とは言えず、白金又は白金化合物とカーボンブラック、フュームド二酸化チタン、酸化鉄又は酸化マンガン、あるいはこれらのいくつかの混合物との併用が提案されている(例えば、特公昭47−16546号公報、特公昭47−21826号公報、特公昭51−35501号公報、特公昭51−23979号公報、特公昭53−16019号公報:特許文献2〜6)。
しかし、難燃性シリコーンゴムを形成する液状付加硬化型シリコーンゴム組成物において、白金又は白金化合物や酸化鉄を併用した場合、難燃性が不安定となる問題があった。
特公昭44−2591号公報 特公昭47−16546号公報 特公昭47−21826号公報 特公昭51−35501号公報 特公昭51−23979号公報 特公昭53−16019号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を加熱硬化してなるシリコーンゴムにおいて、その難燃性が安定して発現する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物において、ベースポリマー(主剤)中のアルケニル基とヒドロシリル化付加反応することにより架橋剤(硬化剤)として作用するオルガノハイドロジェンポリシロキサンの加熱減量を特定の質量%以下に制御することにより、難燃性が安定して発現することを見出し、本発明を完成させた。
従って、本発明は、以下のシリコーンゴム硬化物の難燃性向上方法を提供する。
(A)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン: 100質量部、
(B)R3SiO1/2単位(式中、Rは独立に非置換又は置換の一価炭化水素基である。)とSiO2単位を含有し、R3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比[R3SiO1/2/SiO2]が0.5〜1.5であり、アルケニル基含有量が1×10-4〜5×10-3モル/gである三次元網状構造のオルガノポリシロキサンレジン: 3〜50質量部、
(C)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合する水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン: 0.5〜20質量部、
(D)無機充填剤: 5〜300質量部、
(E)酸化鉄微粉末: 0.1〜30質量部、
(F)付加反応触媒: 触媒量
を含有する液状付加硬化型シリコーンゴム組成物において、(C)成分の105℃で3時間加熱後の加熱減量を2.0質量%以下に制御することを特徴とする、該組成物を硬化してなるシリコーンゴムの難燃性を向上する方法。
本発明の方法によれば、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を加熱硬化してなるシリコーンゴムの難燃性を安定的に向上させることができる。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明の液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を硬化してなるシリコーンゴムの難燃性を向上する方法における、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物は、
(A)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン、
(B)R3SiO1/2単位(式中、Rは独立に非置換又は置換の一価炭化水素基である。)とSiO2単位を含有し、R3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比[R3SiO1/2/SiO2]が0.5〜1.5であり、アルケニル基含有量が1×10-4〜5×10-3モル/gである三次元網状構造のオルガノポリシロキサンレジン、
(C)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合する水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(D)無機充填剤、
(E)酸化鉄微粉末、
(F)付加反応触媒
を含有するものである。
−(A)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン−
(A)成分の一分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を含有するオルガノポリシロキサンは、通常、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物のベースポリマー(主剤)として使用されている公知のオルガノポリシロキサンであり、23℃で1〜100Pa・s、好ましくは5〜100Pa・s、より好ましくは10〜100Pa・s程度の粘度を有する室温で自己流動性のある液状のオルガノポリシロキサンである。
なお、本発明において、粘度は、通常、回転粘度計(例えば、BL型、BH型、BS型、コーンプレート型等)によって測定することができる。
該アルケニル基含有オルガノポリシロキサンとしては、通常、下記平均組成式(I)で示されるものが好適に使用される。
1 aSiO(4-a)/2 (I)
(式中、R1は独立に非置換又は置換の一価炭化水素基であり、aは1.9〜2.4の範囲の正数である。)
ここで、R1は、独立に非置換又は置換の一価炭化水素基であり、炭素数1〜10、特に1〜8のものが好ましく、R1で示される一価炭化水素基として、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等のアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基、ベンジル基等のアラルキル基などの非置換の一価炭化水素基;3,3,3−トリフルオロプロピル基、シアノメチル基等の上記一価炭化水素基の水素原子の少なくとも一部がハロゲン原子やシアノ基等で置換された置換アルキル基などの置換の一価炭化水素基である。複数の置換基は、異なっていても同一であってもよいが、分子中にアルケニル基を2個以上、好ましくは2〜50個、より好ましくは2〜20個含んでいることが必要である。aは1.9〜2.4、好ましくは1.95〜2.05、より好ましくは1.98〜2.01の範囲の数である。
また、このオルガノポリシロキサンは直鎖状であってもよいし、少量のR1SiO3/2単位(R1は前記の通り、以下同じ)あるいはSiO4/2単位等の分岐単位を含んだ分岐鎖状であってもよいが、通常は主鎖がジオルガノシロキサン単位(R1 2SiO2/2)の繰り返しからなり、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基(R1 3SiO1/2)で封鎖された、直鎖状のジオルガノポリシロキサンであることが好適である。
ケイ素原子に結合した置換基は、基本的には上記のいずれであってもよいが、アルケニル基としては、好ましくはビニル基が挙げられ、その他の置換基(ケイ素原子に結合したアルケニル基以外の一価炭化水素基)としては、メチル基、フェニル基が望ましい。
また、このオルガノポリシロキサンは、1.0×10-5〜2.0×10-4モル/g、特に1.3×10-5〜1.3×10-4モル/gのアルケニル基を含有することが好ましい。アルケニル基含有量が少なすぎると架橋密度が低くなり、実用的なゴム強度が低下する場合があり、多すぎると架橋密度が高くなり、ゴム硬化物の切断時伸びが低下してしまう場合がある。
更に、このオルガノポリシロキサンの平均重合度(又は、分子中のケイ素原子数)は、100〜1,500、特に150〜1,000であることが好ましい。この平均重合度(又は平均分子量)は、トルエンを展開溶媒としたGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)分析におけるポリスチレン換算の重量平均重合度(又は重量平均分子量)として求めることができる。
−(B)アルケニル基含有三次元網状構造オルガノポリシロキサンレジン−
(B)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサンレジン(樹脂質共重合体)は、R3SiO1/2単位及びSiO2単位を主成分として含有する三次元網状構造のオルガノポリシロキサンレジンである。
ここで、Rは、独立に非置換又は置換の一価炭化水素基であり、炭素数1〜10、特に1〜8のものが好ましく、Rで示される一価炭化水素基として、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられる。
(B)成分のアルケニル基含有三次元網状構造オルガノポリシロキサンレジン(樹脂質共重合体)は、上記R3SiO1/2単位及びSiO2単位とのみからなるものであってもよく、また必要に応じ、R2SiO2/2単位やRSiO3/2単位(Rは上記の通り)をこれらの合計量として、共重合体全体に対し、50質量%以下(0〜50質量%)、好ましくは40質量%以下(0〜40質量%)、より好ましくは30質量%以下(0〜30質量%)の範囲で含んでよいが、R3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比[R3SiO1/2/SiO2]が0.5〜1.5、特に0.5〜1.3である必要がある。このモル比が0.5より小さいとゴムのタック力が大きくなり、1.5より大きいと相溶性が低下し、配合が困難になってしまう。
更に(B)成分のアルケニル基含有三次元網状構造オルガノポリシロキサンレジンは、1×10-4〜5×10-3モル/g、好ましくは2×10-4〜3×10-3モル/g、より好ましくは3×10-4〜2×10-3モル/gのビニル基を含有することが必要である。ビニル基含有量が5×10-3モル/gより多いとゴムが固くて脆くなり、1×10-4モル/gより少ないとゴムが柔らかくなり、弱くなる。
なお、上記樹脂共重合体は、通常適当な(即ち、加水分解縮合してR3SiO1/2単位やSiO2単位を生成する)1官能性及び4官能性のクロロシランやアルコキシシランを当該技術において周知の方法で共加水分解縮合することによって製造することができる。
これらアルケニル基含有三次元網状構造オルガノポリシロキサンレジンの配合量は、(A)成分100質量部に対し、3〜50質量部、特に5〜40質量部が好ましい。3質量部未満ではゴム補強の効果がなく、50質量部を超えるとゴムが固くて脆くなる。
−(C)オルガノハイドロジェンポリシロキサン−
(C)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、(A)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサン中のアルケニル基及び(B)成分のアルケニル基含有三次元網状構造オルガノポリシロキサンレジン中のアルケニル基と、該(C)成分中のケイ素原子結合水素原子(SiH基)とがヒドロシリル化付加反応することによって、架橋剤(硬化剤)として作用する成分である。このオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、分子構造に特に制限はなく、従来製造されている、例えば線状(直鎖状)、環状、分岐鎖状、三次元網状構造等各種のものが使用可能であるが、ケイ素原子に結合した水素原子(即ち、SiHで示されるヒドロシリル基)を一分子中に少なくとも2個(通常、2〜300個)、好ましくは3個以上(例えば、3〜200個程度)、より好ましくは4〜100個程度含有することが必要である。またこのオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、好ましくは0.001〜0.020モル/g、より好ましくは0.002〜0.018モル/g、更に好ましくは0.003〜0.017モル/gのSiH基を含有することが望ましい。このケイ素原子結合水素原子は、分子鎖末端のケイ素原子に結合したものであっても、分子鎖途中(分子鎖非末端)のケイ素原子に結合したものであってもよく、これらの両方に結合したものであってもよい。
(C)成分のケイ素原子結合水素原子以外のケイ素原子に結合した基としては、前述した(A)成分の平均組成式(I)におけるR1と同様の非置換又は置換の、好ましくは炭素数1〜10の一価炭化水素基が例示できるが、アルケニル基等の脂肪族不飽和結合を含有しないものが好ましく、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基、ベンジル基等のアラルキル基などの非置換の一価炭化水素基;3,3,3−トリフルオロプロピル基、シアノメチル基等の上記一価炭化水素基の水素原子の少なくとも一部がハロゲン原子やシアノ基等で置換された置換アルキル基などの置換の一価炭化水素基が挙げられ、特にメチル基及びフェニル基が好ましい。
なお、(C)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンの一分子中のケイ素原子数(又は重合度)は、通常、2〜300個、好ましくは3〜200個、より好ましくは4〜100個程度のものが好適に使用される。本発明において、重合度(又は分子量)は、通常、トルエンを展開溶媒としてゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)分析におけるポリスチレン換算の重量平均重合度(又は重量平均分子量)等として求めることができる。
(C)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、例えば、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、トリス(ジメチルハイドロジェンシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルハイドロジェンシロキシ)フェニルシラン、1,3,5,7−テトラメチルテトラシクロシロキサン、1,3,5,7,8−ペンタメチルペンタシクロシロキサン、メチルハイドロジェンシクロポリシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン環状共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端シラノール基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、R2 2(H)SiO1/2単位とSiO4/2単位からなり、任意にR2 3SiO1/2単位、R2 2SiO2/2単位、R2(H)SiO2/2単位、(H)SiO3/2単位又はR2SiO3/2単位〔上記式中、R2は脂肪族不飽和結合を除く非置換又は置換の一価炭化水素基であり、上述したケイ素原子結合水素原子以外のケイ素原子に結合した基として例示したものと同様のものを例示することができる。〕を含み得るシリコーンレジンや、これらの化合物においてメチル基の一部又は全部を他のアルキル基やフェニル基で置換したものなどを例示することができる。
(C)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、(A)成分100質量部に対して0.5〜20質量部、好ましくは0.5〜15質量部、より好ましくは1〜13質量部であり、この配合量が少なすぎると架橋密度が低くなりすぎて、ゴム成形品の耐熱性に悪影響を与える。また多すぎると、脱水素反応による発泡の問題が生じる上、同様に耐熱性に悪影響を与える。なお、(C)成分の配合量は、上記と同様の理由で、(A)成分及び(B)成分中に含まれるアルケニル基の合計に対して(C)成分中のSiH基のモル比(SiH基/アルケニル基)が0.4〜5.0(モル/モル)、特には0.8〜3.0(モル/モル)の範囲となる量で配合することもできる。
(C)成分は1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよいが、本発明においては、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を硬化して得られるシリコーンゴムの難燃性を安定して発現させるために、(C)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン(即ち、(C)成分を構成する各オルガノハイドロジェンポリシロキサン成分のそれぞれについて、並びにそれぞれのオルガノハイドロジェンポリシロキサン成分を合計した(C)成分全体について、の両者に関して)に関して、105℃で3時間加熱後の(C)成分の加熱減量が2.0質量%以下(0〜2.0質量%)、好ましくは1.5質量%以下(0〜1.5質量%)に予め制御しておくことが必須である。この加熱減量(即ち、(C)成分を構成する個々のオルガノハイドロジェンポリシロキサン成分の加熱減量及び(C)成分全体の加熱減量の少なくとも一方)が2.0質量%を超える場合、目的とする硬化したシリコーンゴムの難燃性が安定的に発現しない。
即ち、(C)成分全体としての加熱減量が2.0質量%以下であったとしても、(C)成分を構成する個々のオルガノハイドロジェンポリシロキサン成分のうち、少なくとも1成分でも上記加熱減量が2.0質量%を超える場合には、目的とするシリコーンゴム硬化物の難燃性が安定的に発現しない。
−(D)無機充填剤−
(D)成分の無機充填剤は、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物に所定の硬度及び引張り強さなどの物理的強度を付与するものである。この無機充填剤としては、従来シリコーンゴム組成物に通常使用されているものを使用でき、例えば、ヒュームドシリカ、結晶性シリカ(石英粉)、沈降性シリカ、疎水化処理したシリカなどのシリカ系充填剤が挙げられ、これらは1種単独でも2種以上を組み合わせてもよい。なお、(D)成分の無機充填剤には後述する酸化鉄微粉末は含まれない。
このようなシリカ系充填剤として、具体的には、親水性のシリカとして、Aerosil 130,200,300(日本アエロジル社製、Degussa社製)、Cabosil MS−5,MS−7(Cabot社製),Rheorosil QS−102,103(トクヤマ社製)等のヒュームドシリカ、トクシールUS−F(トクヤマ社製),Nipsil LP(日本シリカ社製)等の沈降性シリカ等が、疎水性のシリカとして、Aerosil R−812,R−812S,R−972,R−974(Degussa社製)、Rheorosil MT−10(トクヤマ社製)等のヒュームドシリカ、Nipsil SSシリーズ(日本シリカ社製)等の沈降性シリカ等が、結晶性シリカとして、クリスタライト、Minusil,Imisil等が挙げられる。これらシリカ系充填剤はそのまま用いても構わないが、シリル化剤で予め表面処理したものを使用したり、あるいはシリコーンオイル(例えば、(A)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサン)との混練時にシリル化剤を添加して表面処理したものを使用することが好ましい。これらシリル化剤は、アルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、アルキルシラザン、シランカップリング剤、チタネート系処理剤、脂肪酸エステルなど公知のものであればいかなるものを用いてもよく、1種又は2種以上を同時又は異なるタイミングで用いても構わない。また、シリコーンオイル(例えば、(A)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサン)との混練時にシリル化剤を添加して表面処理したシリカに、再度、上記シリル化剤を添加し、表面処理してもよい。
また、無機充填剤は、BET法による比表面積が50〜400m2/g、特に100〜350m2/gのものを用いることが好ましい。比表面積が小さすぎると補強性効果が十分発揮されず、ゴム硬化物の物理的強度が低下する場合があり、大きすぎると製造上困難となる場合がある。
無機充填剤の配合量は、(A)成分100質量部に対して5〜300質量部、好ましくは20〜200質量部である。配合量が5質量部より少ないと十分なゴム強度が得られず、また300質量部を超える量では配合が困難になってしまう。
−(E)酸化鉄微粉末−
(E)成分の酸化鉄微粉末は、難燃性、耐熱性等の効果を付与するために使用されるものであり、黒色ベンガラ(Fe34)、赤色ベンガラ(Fe23)が好適に使用される。
該酸化鉄微粉末の平均粒子径は、0.08〜0.6μm、特に0.1〜0.3μmであることが好ましい。平均粒子径が小さすぎると1次粒子同士が凝集してしまい、硬化物の難燃性がバラつく場合があり、大きすぎると経時で粒子同士が凝集し、更に沈降して、難燃性の効果が発現しない場合がある。なお、平均粒子径は、レーザー光回折法による粒度分布測定における質量平均値D50としての値である。
酸化鉄微粉末の使用量は、(A)成分100質量部に対して0.1〜30質量部であり、好ましくは0.2〜20質量部であり、より好ましくは2〜20質量部である。0.1質量部に満たないと難燃性に効果がなく、30質量部を超えると材料の流動性が損なわれる。
−(F)付加反応触媒−
(F)成分の付加反応触媒としては、白金黒、塩化第2白金、塩化白金酸、塩化白金酸と一価アルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン類との錯体、白金ビスアセトアセテート等の白金系触媒、パラジウム系触媒、ロジウム系触媒などが挙げられる。なお、この付加反応触媒の配合量は、触媒量とすることができ、通常、白金族金属として(A)成分に対し質量換算で、0.5〜1,000ppm、特に1〜200ppm程度である。
本発明の液状付加硬化型シリコーンゴム組成物において、その他の成分として、必要に応じて、カーボンブラック、導電性亜鉛華、金属粉等の導電剤、窒素含有化合物やアセチレン化合物、リン化合物、ニトリル化合物、カルボキシレート、錫化合物、水銀化合物、硫黄化合物等のヒドロシリル化付加反応制御剤、酸化チタン、酸化セリウムのような耐熱剤、ジメチルシリコーンオイル等の内部離型剤、接着性付与剤、チクソ性付与剤等を配合することは、ゴム成形品の外観を損なわない範囲で任意とされる。
本発明の液状付加硬化型シリコーンゴム組成物は、ニーダー、プラネタリーミキサーなどの通常の混合攪拌器、混練器等を用いて上記各成分を均一に混合することにより調製することができる。
また、本発明の液状付加硬化型シリコーンゴム組成物の硬化条件としては、公知の付加反応硬化型シリコーンゴム組成物と同様でよく、例えば常温でも十分硬化するが、必要に応じて加熱してもよく、この場合、80〜220℃、特に120〜200℃で3秒〜10分間、特に5秒〜3分間加熱することにより硬化することができる。
本発明の液状付加硬化型シリコーンゴム組成物は、(C)成分として、105℃で3時間加熱後の加熱減量が2.0質量%以下に制御されたものを使用することを特徴とするものであり、該組成物を成形加工して得られたシリコーンゴム成形品は、従来のものと比較し、難燃性が優れているため、電気・電子部品、自動車部品、建材部品等に好適に使用することができる。
以下、実施例と比較例を示して本発明を具体的に説明するが、これらは本発明を何ら限定するものではない。重合度(又は平均重合度)は、トルエンを展開溶媒としてゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)分析によるポリスチレン換算の重量平均重合度を意味する。
[実施例1]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が210であるジメチルポリシロキサン(ビニル基含有量=0.00010モル/g)100質量部、ヘキサメチルジシラザンで表面処理したBET比表面積が190m2/gであるヒュームドシリカ15質量部、トクシールUSF(湿式シリカ、トクヤマ社製)30質量部、ヘキサメチルジシラザン2質量部、水1.0質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間攪拌を続け、冷却し、シリコーンゴムベースを得た。
このシリコーンゴムベース70質量部に、両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が450であるジメチルポリシロキサン12.5質量部、(CH33SiO1/2単位、CH2=CH(CH32SiO1/2単位及びSiO2単位からなる樹脂質共重合体[〔(CH33SiO1/2単位+CH2=CH(CH32SiO1/2単位〕/SiO2単位=0.85、ビニル基含有量=0.00080モル/g]7.5質量部、平均粒子径0.27μmの酸化鉄(Fe34)5質量部を入れ、30分攪拌を続けた後、3本ロールに1回通した。更に、架橋剤として105℃で3時間の加熱減量が0.4質量%である側鎖にSiH基を有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(重合度46、SiH基量0.0050モル/g)を3.0質量部、105℃で3時間の加熱減量が1.8質量%である両末端にSiH基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(重合度20、SiH基量0.0014モル/g)を4.6質量部[2種類の架橋剤のSiH基/3種類のアルケニル基=1.9(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.1質量部、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.25質量部を添加し、15分攪拌混合し、シリコーンゴム組成物を得た。なお、(C)成分全体の加熱減量(105℃、3時間)は、1.25質量%であった。
このシリコーンゴム組成物を120℃/10分のプレスキュアーを行い、厚み1mmの硬化シートを作製し、下記に示す方法により難燃性を測定した。その測定結果を表1に示した。
〔難燃性測定〕
難燃性測定は、UL94の20mm垂直燃焼試験に規定する方法に従って、5枚のシリコーンゴムシートを用い、残炎時間T1及びT2、及び、全ての処理による各組の残炎時間の合計(5枚のシリコーンゴムシートのT1+T2の合計)を測定し、また結果に基づき、材料の難燃性区分を行った。T1とは第1回接炎後の残炎時間、T2とは第2回接炎後の残炎時間を表す。
全焼とは試料が保持クランプまで燃えてしまったことを表す。
94V−1はUL94の材料の難燃性区分を表し、その基準を表3に示した。
[実施例2]
実施例1において、架橋剤として、105℃で3時間の加熱減量が0.4質量%である側鎖にSiH基を有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(重合度46、SiH基量0.0050モル/g)の配合量を3.0質量部と、105℃で3時間の加熱減量が1.8質量%である両末端及び側鎖にSiH基を有する分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(重合度20、SiH基量0.0053モル/g)2.9質量部を使用した[総SiH基/総アルケニル基=2.6(モル/モル)]以外は、実施例1と同様にして、シリコーンゴム組成物を作製した。なお、(C)成分全体の加熱減量(105℃、3時間)は、1.09質量%であった。このシリコーンゴム組成物を120℃/10分のプレスキュアーを行い、厚み1mmの硬化シートを作製し、難燃性を測定した。その測定結果を表1に示した。
[比較例1]
実施例1において、架橋剤として、105℃で3時間の加熱減量が0.4質量%である側鎖にSiH基を有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(重合度46、SiH基量0.0050モル/g)の配合量を3.0質量部と、105℃で3時間の加熱減量が2.1質量%である両末端及び側鎖にSiH基を有する分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(重合度12、SiH基量0.0057モル/g)2.7質量部を使用した[総SiH基/総アルケニル基=2.6(モル/モル)]以外は、実施例1と同様にして、シリコーンゴム組成物を作製した。なお、(C)成分全体の加熱減量(105℃、3時間)は、1.21質量%であった。このシリコーンゴム組成物を120℃/10分のプレスキュアーを行い、厚み1mmの硬化シートを作製し、難燃性を測定した。その測定結果を表2に示した。
[比較例2]
実施例1において、架橋剤として、105℃で3時間の加熱減量が0.4質量%である側鎖にSiH基を有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(重合度46、SiH基量0.0050モル/g)の配合量を3.0質量部と、105℃で3時間の加熱減量が2.8質量%である側鎖にSiH基を有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(重合度25、SiH基量0.0039モル/g)4.0質量部を使用した[総SiH基/総アルケニル基=2.6(モル/モル)]以外は、実施例1と同様にして、シリコーンゴム組成物を作製した。なお、(C)成分全体の加熱減量(105℃、3時間)は、1.77質量%であった。このシリコーンゴム組成物を120℃/10分のプレスキュアーを行い、厚み1mmの硬化シートを作製し、難燃性を測定した。その測定結果を表2に示した。
Figure 2014040522
Figure 2014040522
Figure 2014040522

Claims (1)

  1. (A)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン: 100質量部、
    (B)R3SiO1/2単位(式中、Rは独立に非置換又は置換の一価炭化水素基である。)とSiO2単位を含有し、R3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比[R3SiO1/2/SiO2]が0.5〜1.5であり、アルケニル基含有量が1×10-4〜5×10-3モル/gである三次元網状構造のオルガノポリシロキサンレジン: 3〜50質量部、
    (C)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合する水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン: 0.5〜20質量部、
    (D)無機充填剤: 5〜300質量部、
    (E)酸化鉄微粉末: 0.1〜30質量部、
    (F)付加反応触媒: 触媒量
    を含有する液状付加硬化型シリコーンゴム組成物において、(C)成分の105℃で3時間加熱後の加熱減量を2.0質量%以下に制御することを特徴とする、該組成物を硬化してなるシリコーンゴムの難燃性を向上する方法。
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