JP2014040323A - クレーンのガントリ - Google Patents

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Abstract

【課題】作業姿勢が2種類あるガントリに関して、ガントリの姿勢の変更作業を行いやすい構造のガントリを提供すること。
【解決手段】ガントリ1を構成するテンションメンバ4は、3つのリンク部材5、6、7を有している。このうちの第1リンク6の下端部には、下向きに開口する半円形状の凹部が形成されている。ガントリ1を第1作業姿勢としたとき、この凹部に第1姿勢保持ピン28が係合することで、テンションメンバ4(第3リンク5および第1リンク6)が下がろうとする自重を第1姿勢保持ピン28で受ける。第1姿勢保持ピン28が係合する前記凹部は下向きに開口しているため、ガントリ1にブームが取り付けられた後、第1姿勢保持ピン28にはブームからの引張力が作用しない。そのため、小径・軽量の第1姿勢保持ピン28とすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、起伏可能なブームを備えるクレーンの旋回フレームに取り付けられ、当該ブームをその後方から支持するガントリに関する。
クレーンのガントリに関して、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載のガントリ4は、中小型のクレーンに用いるものであって、前脚22、上部後脚24、および下部後脚28を有する。上部後脚24と下部後脚28とは2つのピン25・26で一直線に連結され旋回フレーム2aに対して略垂直に立設された状態とされる。また、上部後脚24に先端部が連結された前脚22は、旋回フレーム2aに対して後方上向きに傾斜した状態とされる。これにより、前脚22、上部後脚24、下部後脚28、および旋回フレーム2aの一部で、略直角三角形の形状を形成する。この姿勢が、ブーム3をその後方から支持するガントリ4の作業姿勢である(例えば特許文献1の図1参照)。ガントリ4を格納するときには、ピン25が抜かれて上部後脚24と下部後脚28とがピン26を中心にして折り畳まれ、その上に前脚22が倒された状態とされる。このときの姿勢が、ガントリ4の格納姿勢である(例えば特許文献1の図6参照)。
ガントリ4を格納姿勢から作業姿勢にするとき、油圧シリンダ32を用いてガントリ4の前脚22を起こす。前脚22が起き上がることでこれに連結されている上部後脚24および下部後脚28も起き上がる。上部後脚24と下部後脚28とが起き上がって一直線になったらピン25を差し込んで、上部後脚24と下部後脚28とが前脚22の重みで折れ曲がらないようにする。このようにして、ガントリ4を自立させる。その後、ガイライン・ロープなどを介してブーム3をガントリ4で支持する(ガントリ4にブーム3を取り付ける)。ピン25にはブーム3からの引張力が作用する。
なお、ガントリ4を格納姿勢から作業姿勢にしたり、作業姿勢から格納姿勢にしたりするとき、油圧シリンダ32を用いてガントリ4の前脚22を起伏させる。この油圧シリンダ32によってもガントリ4を自立させることができる。しかしながら、油圧シリンダ32が故障してしまった場合は、油圧シリンダ32でガントリ4を自立させることはできない。
特開2011−37628号公報
ガントリ4を構成する前脚22をコンプレッションメンバ、上部後脚24および下部後脚28をテンションメンバ、と呼ぶ。ここで、特許文献1に記載の中小型のクレーンでは、ガントリ4の作業姿勢は略直角三角形という1種類だけであるが、例えば大型のクレーンの場合、ガントリの作業姿勢を2種類とすることがある。
ガントリの作業姿勢を2種類とする場合、例えばテンションメンバをその長さが変更できる構造にするのであるが、特許文献1のように作業姿勢時においてブーム3からの引張力が作用するピン25では、大型のクレーンの場合、そのピンが非常に大きくなる。また、ピンの抜き差しは高所作業となる。したがって、大型のクレーンの場合、ガントリの姿勢の変更作業が非常に行いにくい。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業姿勢が2種類あるガントリに関して、ガントリの姿勢の変更作業を行いやすい構造のガントリを提供することである。
本発明は、起伏可能なブームを備えるクレーンの旋回フレームに取り付けられ、当該ブームをその後方から支持する、第1作業姿勢および第2作業姿勢を有するガントリである。当該ガントリは、前記旋回フレームに基端部が回動可能に取り付けられた圧縮部材と、前記圧縮部材の先端部に上端部が回動可能に取り付けられ、前記圧縮部材の基端部よりも後方において前記旋回フレームに下端部が回動可能に取り付けられた可変長さの引張部材と、前記第1作業姿勢を保持するための第1保持機構と、前記第2作業姿勢を保持するための第2保持機構とを備える。前記第1保持機構は、前記引張部材を構成する一部材、または、前記圧縮部材を下方から支持する部材である、下向きに開口する凹部が下端部に形成された支持部材と、前記凹部の下方から前記凹部に係合する第1姿勢保持ピンとを有する。
本発明のガントリによれば、前記支持部材が引張部材を構成する一部材である場合、支持部材の下端部が下向きに開口する凹部となっているため当該支持部材は第1姿勢保持ピンから離脱可能であり、これに係合する第1姿勢保持ピンにはブームからの引張力が作用しない。そのため、小径・軽量の第1姿勢保持ピンとすることができる。小径・軽量の第1姿勢保持ピンはその取扱いが容易なため、ガントリの姿勢の変更作業を行いやすい。
また、前記支持部材が圧縮部材を下方から支持する部材である場合には、支持部材にはそもそもブームからの引張力が作用しない。また当該支持部材は第1姿勢保持ピンから離脱可能であるため、ブームからの引張力以外の引張力も支持部材には作用しない。そのため、小径・軽量の棒状支持部材とすることができる。小径・軽量の棒状支持部材はその取扱いが容易なため、ガントリの姿勢の変更作業を行いやすい。
本発明の第1実施形態に係るガントリの第1作業姿勢を示すクレーンのガントリ部分の側面図である。 本発明の第1実施形態に係るガントリの第2作業姿勢を示すクレーンのガントリ部分の側面図である。 本発明の第1実施形態に係るガントリの取付姿勢を示すクレーンのガントリ部分の側面図である。 図1に示す第1作業姿勢のときのテンションメンバの図である。 図2に示す第2作業姿勢のときのテンションメンバの図である。 図1〜5に示したテンションメンバを構成する第3リンクの図である。 図1〜5に示したテンションメンバを構成する第1リンクの図である。 図1〜5に示したテンションメンバを構成する第2リンクの図である。 図1に示す第1作業姿勢のときのテンションメンバフット部分の側面図である。 本発明の第2実施形態に係るガントリの第1作業姿勢を示すクレーンのガントリ部分の側面図である。 本発明の第2実施形態に係るガントリの第2作業姿勢を示すクレーンのガントリ部分の側面図である。 本発明の第2実施形態に係るガントリの取付姿勢を示すクレーンのガントリ部分の側面図である。 図10〜図12に示したテンションメンバを構成する上側リンクおよび下側リンクのそれぞれを示す図、および変形例に係る受部材の側面図である。 図3に示したガントリの取付姿勢の次の状態の一例を示す側面図である。 図14に示したローラ支持体の詳細図である。 ガントリの2種類の作業姿勢を説明するためのクローラクレーンの側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。下記の実施形態記載のクローラクレーンは、分解輸送される大型のクレーンである。なお、本発明のガントリを大型のホイールクレーンに適用してもよい。
(ガントリの2種類の作業姿勢)
図16を参照しつつ、まず、クレーンの全体構成およびガントリの2種類の作業姿勢について説明する。図16(a)は、ガントリ57を第1作業姿勢としているときのクローラクレーン100の側面図であり、図16(b)は、ガントリ57を第2作業姿勢としているときのクローラクレーン101の側面図である。クローラクレーン100とクローラクレーン101とは、下部走行体52および上部旋回体53などを共通にする。
クローラクレーン100は、クローラ60を有する下部走行体52と、下部走行体52の上に取り付けられた上部旋回体53と、上部旋回体53の旋回フレーム54の前部に起伏可能に取り付けられたブーム51とを備えている。
旋回フレーム54の後部にはガントリ57が取り付けられており、ブーム51は、その先端部とガントリ57との間にかけ渡されたガイライン55および起伏ロープ56によって起伏自在とされている。ブーム51はラチス型ブームであり、旋回フレーム54の前部には運転室61が設けられている。
ガントリ57は、ブーム51をその後方から支持するためのものであり、コンプレッションメンバ58とテンションメンバ59とを有する。コンプレッションメンバ58とテンションメンバ59とはそれぞれの上端部において相互に回動可能に連結されている。コンプレッションメンバ58の下端部、およびテンションメンバ59の下端部は、旋回フレーム54に回動可能に取り付けられている。
図16(a)に示すクローラクレーン100において、コンプレッションメンバ58は、旋回フレーム54に対して後方上向きに傾斜した状態とされており、テンションメンバ59は、旋回フレーム54に対して略垂直に立設された状態とされている。すなわち、コンプレッションメンバ58、テンションメンバ59、および旋回フレーム54の一部で、略直角三角形の形状が形成されている。図16(a)に示すこの状態のガントリ57の姿勢が、第1作業姿勢である。なお、コンプレッションメンバ58は、ガイライン55および起伏ロープ56を介して作用する圧縮荷重を受ける部材であり、テンションメンバ59は、ガイライン55および起伏ロープ56を介して作用する引張荷重を受ける部材である。
ここで、クレーンの吊り上げ能力を増す場合、ブーム51などのアタッチメントを取り替えて、図16(a)に示したクローラクレーン100を、例えば図16(b)に示したクローラクレーン101とする。ブーム51を変更し、このブーム51‘とガントリ57との間に例えばマスト62を配置する。このとき、ガントリ57の作業姿勢を、図16(a)に示す第1作業姿勢から図16(b)に示す第2作業姿勢に変更する。すなわち、テンションメンバ59およびコンプレッションメンバ58を、図16(a)に示した角度よりも後方に傾斜させた姿勢に変更する。例えば大型のクレーンの場合、このように、ガントリの作業姿勢を2種類とすることがある。
(第1実施形態に係るガントリの構成)
図1〜図9を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係るガントリについて説明する。図1〜図3は、クレーンの旋回フレームおよびガントリを示すガントリの構造説明図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態のガントリ1は、クレーンの上部旋回体を構成する旋回フレーム2に基端部3aがピン17により回動可能に取り付けられたコンプレッションメンバ3(圧縮部材)と、コンプレッションメンバ3の先端部3bに上端部がピン15により回動可能に取り付けられ当該コンプレッションメンバ3の基端部3aよりも後方において旋回フレーム2に下端部がピン16により回動可能に取り付けられた可変長さのテンションメンバ4(引張部材)とを備えている。前記したように、コンプレッションメンバ3は、ガイライン55および起伏ロープ56を介して作用する圧縮荷重を受ける部材であり、テンションメンバ4は、ガイライン55および起伏ロープ56を介して作用する引張荷重を受ける部材である。
なお、図1〜図3はいずれも側面図であり、コンプレッションメンバ3およびテンションメンバ4はそれぞれ1本ずつ図示されているが、コンプレッションメンバ3およびテンションメンバ4は、それぞれ、旋回フレーム2の幅方向に間隔を開けて左右一対設けられるものである。なお、後述するように、本実施形態のテンションメンバ4は、3つのリンク部材(5、6、7)を有している。ここでは、3つのリンク部材(5、6、7)を合わせて、「1本」のテンションメンバ4と記載している。
本実施形態のガントリ1を構成するテンションメンバ4は、その作業姿勢の状態において、上方から順に、第3リンク5、第1リンク6、第2リンク7と配置される3つのリンク部材を有する。
第3リンク5は、コンプレッションメンバ3の先端部3bに上端部がピン15により回動可能に取り付けられる部材であり、第2リンク7は、旋回フレーム2の後端部に下端部がピン16により回動可能に取り付けられる部材である。第1リンク6は、第3リンク5と第2リンク7との間に配置される部材であり、その上端部はピン21により第3リンク5の下端部に回動可能に取り付けられる。第3リンク5、第1リンク6、および第2リンク7の単品図を、それぞれ、図6〜8に示している。
<第3リンク>
図6に示したように、テンションメンバ4を構成する第3リンク5は、その両端部にそれぞれピン孔5a・5bが形成されてなる部材である。ピン孔5a・5bの周囲は、それぞれ厚肉部5c・5dで補強されている。第3リンク5の一端部に形成されたピン孔5aには、コンプレッションメンバ3の先端部3bと当該第3リンク5とを連結するためのピン15が挿入される。第3リンク5の他端部に形成されたピン孔5bには、当該第3リンク5と第1リンク6の上端部とを連結するためのピン21が挿入される。なお、ピン21が挿入される側の第3リンク5の端部のうちのコンプレッションメンバ側の面5eは、所定長さ、当該第3リンク5の軸方向に平行な面とされている。この為、第1作業姿勢での第3リンク5と第1リンク6との位置保持が安定する。
なお、ピン孔5a側の端部が第3リンク5の上端部であり、ピン孔5b側の端部が第3リンク5の下端部である。
<第1リンク>
図7に示したように、テンションメンバ4を構成する第1リンク6は、長手方向に延びるスリット6aが側面に形成されてなる部材である。スリット6aの長手方向端部の内面は半円形状とされている。第1リンク6の一端部にはピン孔6bが形成されている。第1リンク6の他端には半円形状の凹部6cが形成されている。
ピン孔6bが形成された側の第1リンク6の端部のうちのコンプレッションメンバ側の面には、所定厚さの矩形の折れ曲がり防止板24(折れ曲がり防止部材)が取り付けられている。折れ曲がり防止板24は、第1リンク6と第3リンク5とが略一直線になった状態から第3リンク5がさらにコンプレッションメンバ側に回動することを阻止するための板である。図4(b)に、回動しない:「×」、回動する:「○」で示したように、この折れ曲がり防止板24により、第3リンク5は、第1リンク6と第3リンク5とが略一直線になった状態からコンプレッションメンバ側には回動しない。なお、折れ曲がり防止部材は板形状でなくてもよく、例えば棒形状の折れ曲がり防止部材であってもよい。
なお、ピン孔6b側の端部が第1リンク6の上端部であり、凹部6c側の端部が第1リンク6の下端部である。第3リンク5のピン孔5bをピン孔6bに重ね合わせてピン21を差し込み固定することで、第3リンク5と第1リンク6とが連結される。
本実施形態においては、同じ形状・寸法の2本のリンク本体板22を板材23で結合させて第1リンク6としている。リンク本体板22の板厚をこれよりも厚くして強度が確保されるなどの設計上の条件を満たせば、1本のリンク本体板で第1リンクを構成してもよい。なお、本実施形態の第1リンク6によれば、1本のリンク本体板で第1リンクを構成する場合よりも、同じ強度を確保した場合に軽量化することができる。また、上側に差し込まれたピン21が両端支持となるのでピン支持が安定する。
<第2リンク>
図8に示したように、テンションメンバ4を構成する第2リンク7は、複数のピン孔7a・7b・7c・7dが形成されてなる部材である。第2リンク7の一端部に形成されたピン孔7aには、第1リンク6と当該第2リンク7とを連結するための第1ピン18が取り付けられる。なお、第1ピン18は、第1リンク6に形成されたスリット6aに緩挿される。この第1ピン18は、ガントリ1の作業姿勢を変更するときに外されるピンではない。第2リンク7の他端部に形成されたピン孔7dには、旋回フレーム2と当該第2リンク7とを連結するためのピン16が挿入される。第2リンク7の内面、すなわち2本のリンク本体板25の内面には、ピン孔7dと同形状・同寸法の孔を有する補強用のリング板36が固定されている。
第2リンク7の中途部に形成されたピン孔7cは、ガントリ1を図2に示した第2作業姿勢とするときに用いる孔であって、ガントリ1を第2作業姿勢とするときに第2ピン19が挿入される。また、第1ピン18が取り付けられるピン孔7aとピン孔7cとの間であってピン孔7aのそばに形成された小さなピン孔7b(第1姿勢保持用ピン孔)は、ガントリ1を図1に示した第1作業姿勢とするときに用いる孔であって、ガントリ1を第1作業姿勢としているときに小径の第1姿勢保持ピン28が差し込まれる。
ピン孔7bとピン孔7cとの間には長手方向に延びるスリット7eが設けられている。このスリット7eは、第2リンク7の軽量化のための孔である。スリット7eのそばには、第1姿勢保持ピン28を用いないときに格納しておくためのピンフォルダ27が取り付けられている。
また、第2リンク7のピン孔7c部分の側面には、第2ピン19用のピンフォルダ29が取り付けられている。ピンフォルダ29はフォルダ本体29aとピン29bとを備えている(図4(a)参照)。このピンフォルダ29は、第2ピン19をピン孔7cに差込可能な状態で保持するためのものである。第2ピン19は、フォルダ本体29aによりスライド可能に支持され、落下しないようにピン29bにより固定される。第2ピン19を動かすときはピン29bを抜く。なお、図4(a)の中に示したA部拡大図は、A部の一部断面図である。
なお、ピン孔7a側の端部が第2リンク7の上端部であり、ピン孔7d側の端部が第2リンク7の下端部である。本実施形態においては、同じ形状・寸法の2本のリンク本体板25を板材26で結合させて第2リンク7としている。
<テンションメンバフット部の当板>
図9に示したように、第2リンク7の下端部のうちのコンプレッションメンバ側の面が当たる当板30・31が旋回フレーム2の後端部に取り付けられている。上側の当板30は、ガントリ1が第1作業姿勢のときに第2リンク7の下端部が当たる当板であり、下側の当板31は、ガントリ1が第2作業姿勢のときに第2リンク7の下端部が当たる当板である。第2リンク7の下端部のうち当板31が当たる面は、第2リンク7の軸方向に対して角度α傾斜するテーパ面とされている。この角度αは、第2作業姿勢のときのテンションメンバ4の後傾角度により決定される。なお、第2リンク7の下端部のうち当板30が当たる面は、第2リンク7の軸方向に平行な面となっている。
これら当板30・31により、第2リンク7の回動は規制されている。ガントリ1が第1作業姿勢のときは、当板30に第2リンク7が当たることで、第2リンク7はこれ以上コンプレッションメンバ側に倒れない。ガントリ1が第2作業姿勢のときは、当板31に第2リンク7が当たることで、第2リンク7はこれ以上反コンプレッションメンバ側に倒れない。
(取付姿勢から第1作業姿勢にするときの動き)
ガントリ1の姿勢を、図3に示した取付姿勢から図1に示した第1作業姿勢にするときの動きについて説明する。
ガントリ1の姿勢を取付姿勢から第1作業姿勢にするとき、コンプレッションメンバ3の下部部分に取り付けられている油圧シリンダ8や別のクレーンを用いて、コンプレッションメンバ3をピン17を支点にして回動させ、コンプレッションメンバ3を起こしていく。またこの作業において、予め連結した第1リンク6と第2リンク7とを第3リンク5に連結する。第3リンク5と第1リンク6とをピン21で連結し、第1リンク6と第2リンク7とを第1ピン18で連結し、第2リンク7と旋回フレーム2とをピン16で連結する。
コンプレッションメンバ3が起きていくと、やがて、第1リンク6に形成されたスリット6aの長手方向下端部に第1ピン18が当たる(係合する)。これにより、3つのリンク部材(5、6、7)からなるテンションメンバ4は、旋回フレーム2に対して略垂直な一直線となる。コンプレッションメンバ3に関しては、旋回フレーム2に対して約60°後方上向きに傾斜した図1に示す姿勢となる。その結果、ガントリ1は、全体として、略直角三角形の第1作業姿勢となる。
このとき、第1リンク6の下端に形成された下向きに開口する凹部6c(図7参照)と、第2リンク7に形成されたピン孔7b(図8参照)とが重なるので、このピン孔7bに第1姿勢保持ピン28を差し込む。第1姿勢保持ピン28を差し込んでいるため、テンションメンバ4(第3リンク5および第1リンク6)が下がろうとすると、第1リンク6の凹部6cにその下方から第1姿勢保持ピン28が係合する。これにより、テンションメンバ4(第3リンク5および第1リンク6)が下がろうとする自重を第1姿勢保持ピン28で受けることができる。また、第1ピン18と第1姿勢保持ピン28とにより、第1リンク6と第2リンク7とが折れ曲がることも防止される。第3リンク5と第1リンク6との間は、折れ曲がり防止板24により第3リンク5のコンプレッションメンバ側への回動が規制されているのでコンプレッションメンバ3が下がることはできない。これらにより、ガントリ1は、図1に示した第1作業姿勢で自立状態で保持される。なお、第2リンク7の下端部が旋回フレーム2の後端部に取り付けられた当板30(図9参照)に当たることで第2リンク7の回動も規制される。
その後、ガイライン・ロープなどを介して旋回フレーム2に取り付けたブームをガントリ1で支持する(ガントリ1にブームを取り付ける)。本実施形態のガントリ1によると、テンションメンバ4が第1姿勢保持ピン28などにより支持されているため、ブームが取り付けられるまでブームからの引張力がガントリ1に作用しなくても、コンプレッションメンバ3の重みでテンションメンバ4が折れ曲がることはない。すなわち、ブームが取り付けられるまでブームからの引張力がガントリ1に作用しなくても、ガントリ1の第1作業姿勢は保持される。
ここで、第1姿勢保持ピン28が係合する凹部6cは下向きに開口しているため、ガントリ1にブームが取り付けられた後、第1姿勢保持ピン28にはブームからの引張力が作用しない。そのため、第1姿勢保持ピン28の設計にあたりブームからの引張力を考慮する必要がないので、小径・軽量の第1姿勢保持ピン28とすることができる。小径・軽量のピンはその取扱いが容易なので、ガントリの姿勢の変更作業を行いやすい。
本実施形態において、ガントリの第1作業姿勢を保持するための第1保持機構は、第3リンク5、折れ曲がり防止板24、第1リンク6、第2リンク7、第1ピン18、および第1姿勢保持ピン28を有する。また、第1リンク6は、本発明における、下向きに開口する凹部が下端部に形成された支持部材の一例である。
なお、第3リンク5、および折れ曲がり防止板24は必ずしも必要なものではない。スリット6aの位置・長さはそのままで第1リンク6を本実施形態のものよりも長くしてもよい。この場合、第1リンク6の上端部をコンプレッションメンバ3の先端部3bにピン15を介して取り付けることになり、第1作業姿勢を保持するための第1保持機構は、第1リンク6、第2リンク7、第1ピン18、および第1姿勢保持ピン28を有する。
(第1作業姿勢から第2作業姿勢にするときの動き)
次に、ガントリ1の姿勢を、図1に示した第1作業姿勢から図2に示した第2作業姿勢にするときの動きについて説明する。
ガントリ1の姿勢を第1作業姿勢から第2作業姿勢にするとき、まず、第1姿勢保持ピン28を抜いて、ガントリ1を後傾させていく。ガントリ1の後傾にともない、第1リンク6に形成されたスリット6aの内側を当該スリット6aに沿って第1ピン18が移動していく。なお、抜いた第1姿勢保持ピン28は、第2リンク7の側面に設けたピンフォルダ27に格納しておく(図8、図5参照)。
このとき、折れ曲がり防止板24により、第3リンク5の回動方向が規制される。折れ曲がり防止板24は、第1リンク6の端部の片側にしか貼っていないため、第3リンク5と第1リンク6との連結部をこぜることなくテンションメンバ4を縮めることができる。やがて、第1リンク6に形成されたスリット6aの長手方向上端部に第1ピン18が当たる(係合する)。これにより、3つのリンク部材(5、6、7)からなるテンションメンバ4は、旋回フレーム2に対して略垂直に立設された状態よりも後方に傾斜した状態となる。コンプレッションメンバ3に関しては、旋回フレーム2に対して第1姿勢のときよりも後方上向きに傾斜した図2に示すその第2姿勢となる。ガントリ1は、全体として、図2に示す第2作業姿勢となる。
第2リンク7に形成されたピン孔7cとスリット6aの下端とが重なるので、このピン孔7cに第2ピン19を差し込む。第2ピン19は、ピンフォルダ29により第2リンク7の側面に差込可能な姿勢で配置されている。このため、手動または油圧シリンダで第2ピン19を容易に差し込むことができる。第2リンク7に形成されたピン孔7cは、旋回フレーム2からの高さが低いので第2ピン19に容易に近づくことができる。
第2ピン19を差し込むことでテンションメンバ4の長さが固定される。また、第1ピン18と第2ピン19とにより、第1リンク6と第2リンク7とが折れ曲がることも防止される。第3リンク5と第1リンク6との間は、折れ曲がり防止板24により第3リンク5のコンプレッションメンバ側への回動が規制されているのでコンプレッションメンバ3が下がることはできない。これらにより、ガントリ1は、図2に示した第2作業姿勢で自立状態で保持される。なお、第2リンク7の下端部が旋回フレーム2の後端部に取り付けられた当板31(図9参照)に当たることで第2リンク7の回動も規制される。
その後、ガイライン・ロープなどを介して旋回フレーム2に取り付けたブームをガントリ1で支持する(ガントリ1にブームを取り付ける)。なお、第2作業姿勢から第1作業姿勢に変更する場合は、第2ピン19を抜いてピンフォルダ29に格納しておく。
本実施形態において、ガントリの第2作業姿勢を保持するための第2保持機構は、第3リンク5、折れ曲がり防止板24、第1リンク6、第2リンク7、第1ピン18、および第2ピン19を有する。第3リンク5(および折れ曲がり防止板24)を用いない場合は、前記したように、第1リンク6を本実施形態のものよりも長くして、第1リンク6の上端部をコンプレッションメンバ3の先端部3bに回動可能に取り付けることになる。この場合、第2作業姿勢を保持するための第2保持機構は、第1リンク6、第2リンク7、第1ピン18、および第2ピン19を有する。
以上説明したように、本実施形態のガントリ1によれば、その第1作業姿勢において第1姿勢保持ピン28にはブームからの引張力が作用しない。そのため、小径・軽量の第1姿勢保持ピン28とすることができる。小径・軽量の第1姿勢保持ピン28の抜き差しにより、ガントリ1を第1作業姿勢で保持したり、第1作業姿勢から変更したりすることができるので、ガントリの姿勢の変更作業を行いやすい構造のガントリとなっている。
また、ガントリ1の姿勢を第2作業姿勢とする場合は、第1リンク6に形成されたスリット6aの内側を、作業姿勢の変更時に取り外しを行わない第1ピン18を移動させ、スリット6aの長手方向上端部に第1ピン18を係合させる。そして、旋回フレーム2側、すなわち、設置高さが低い側の第2リンク7に形成されたピン孔7cに第2ピン19を差し込むことで第2作業姿勢を保持する。このように、ガントリ1の姿勢を第2作業姿勢で保持する場合に第2ピン19の差し込みを比較的低所で行うことができる。この観点からも、ガントリの姿勢の変更作業を行いやすい構造のガントリとなっている。
また、本実施形態では、3つのリンク部材(5、6、7)でテンションメンバ4を構成しているため、2つのリンク部材(6、7)で構成する場合に比べて、リンク部材6・7の長さを短くすることができ、取り付け・取り外し作業が楽になる。
また、旋回フレーム2の後端部に取り付けられた当板30・31(図9参照)により、旋回フレーム2本体を損傷させることなく第2リンク7の回動を規制することができる。
(第2実施形態に係るガントリの構成)
図10〜図13を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係るガントリについて説明する。図10〜図12は、クレーンの旋回フレームおよびガントリを示すガントリの構造説明図である。
なお、第1実施形態のガントリを構成する部品と同様の部品についてはその説明を省略することとする。
<棒状支持部材>
本実施形態のガントリ20は、コンプレッションメンバ3を下方から支持する棒状支持部材32を備えている。この棒状支持部材32の上端部は、コンプレッションメンバ3の基端部3aの少し上部分にピン11により回動可能に取り付けられている。また、棒状支持部材32の下端部32aは、その先端が下方に開口するU字形状の凹部とされており、後述するブラケット33(受部材)の姿勢保持ピン13・14にその上方から係合するようになっている。なお、1本のコンプレッションメンバ3を1本の棒状支持部材32で支持している。コンプレッションメンバ3は左右一対、すなわち2本あるので、棒状支持部材32も同様に、左右一対、すなわち2本ある。
<受部材>
旋回フレーム2において、コンプレッションメンバ3の基端部3aとテンションメンバ4の下端部との間であって、コンプレッションメンバ3の基端部3a寄りの部分にはブラケット33が固定されている。このブラケット33は、本体板12と、本体板12の側面に固定された2つの姿勢保持ピン13・14と、を有している。本体板12は、旋回フレーム2の前後方向に沿って旋回フレーム2に固定されている。第1姿勢保持ピン13と第2姿勢保持ピン14とは同径の部材であり、旋回フレーム2の前後方向に所定の間隔をあけて配置されている。2つの姿勢保持13・14のうち、第1姿勢保持ピン13は、コンプレッションメンバ3の第1姿勢を保持するために棒状支持部材32の下端部32aが係合する、換言すれば、ガントリ20の図10に示した第1作業姿勢を保持するために棒状支持部材32の下端部32aが係合する第1係合部である。また、第2姿勢保持ピン14は、コンプレッションメンバ3の第2姿勢を保持するために棒状支持部材32の下端部32aが係合する、換言すれば、ガントリ20の図11に示した第2作業姿勢を保持するために棒状支持部材32の下端部32aが係合する第2係合部である。コンプレッションメンバ3の第1姿勢とは、図10に示したコンプレッションメンバ3の姿勢のことである。また、コンプレッションメンバ3の第2姿勢とは、図11に示したコンプレッションメンバ3の姿勢、すなわち、コンプレッションメンバ3が旋回フレーム2に対して後方上向きに第1姿勢よりもより傾斜した姿勢のことである。
なお、1本の棒状支持部材32を1つのブラケット33で受けている。棒状支持部材32は左右一対、すなわち2本あるので、ブラケット33も同様に、左右一対、すなわち2つある。ただし、例えば姿勢保持ピン13・14を長くするなどして2本の棒状支持部材32を1つのブラケット(受部材)で受ける構造としてもよい。
本実施形態のガントリ20を構成するテンションメンバ4は、コンプレッションメンバ3の先端部3bに上端部がピン15により回動可能に取り付けられる上側リンク9と、旋回フレーム2の後端部に下端部がピン16により回動可能に取り付けられる下側リンク10とを有している。上側リンク9および下側リンク10のそれぞれの単品図を図13(a)に示している。
<上側リンク>
図13(a)に示したように、テンションメンバ4を構成する上側リンク9は、その一端部から他端部にわたって長手方向に延びるスリット9aを有する部材である。スリット9aの長手方向端部には、U字状の厚肉部9b・9cが設けられている。また、スリット9aの長手方向端部の内面は半円形状とされている。
ここで、例えば、コンプレッションメンバ3の先端部3bにピン15を取り付け、上側リンク9に形成されたスリット9aを当該ピン15に係合させる。このとき、上側リンク9がピン15からはずれないようにしておく。これにより、ピン15回りに回動可能の態様で、コンプレッションメンバ3の先端部3bに上側リンク9が連結される。
<下側リンク>
また、図13(a)に示すように、テンションメンバ4を構成する下側リンク10は、複数のピン孔10a・10b・10c・10dが形成されてなる部材である。下側リンク10の一端部に形成されたピン孔10aには、上側リンク9と当該下側リンク10とを連結するための第1ピン18が取り付けられている。下側リンク10の他端部に形成されたピン孔10dには、旋回フレーム2と当該下側リンク10とを連結するためのピン16が挿入される。
下側リンク10の中途部に形成されたピン孔10bは、ガントリ20を図11に示した第2作業姿勢とするときに用いる孔であって、ガントリ20を第2作業姿勢とするときに第2ピン19が挿入される。また、ピン孔10dのそばに形成されたピン孔10cは、ガントリ20を図12に示した取付姿勢としているときに用いる孔であって、ガントリ20を取付姿勢としているときに第2ピン19が挿入される。
なお、本実施形態では、ガントリ20を取付姿勢としているときに用いるピンと、ガントリ20を第2作業姿勢とするときに用いるピンとを共用しているが、共用する必要は必ずしもなく、それぞれで別のピンを使用するようにしてもよい。この場合、それぞれのピンを、第1実施形態で説明したようなリンク部材の側面に取り付けたピンフォルダ29でそれぞれ差込可能な状態で保持するようにしてもよい。
上側リンク9に形成されたスリット9aに、下側リンク10のピン孔10aを重ね合わせ、ピン孔10aに第1ピン18を差し込み固定することで、上側リンク9と下側リンク10とが連結される。
なお、1本の上側リンク9と1本の下側リンク10とを第1ピン18で連結してもよいし、隣接配置した2本の上側リンク9の間に1本の下側リンク10を入れて、すなわち、隣接配置した2本の上側リンク9で1本の下側リンク10を挟む態様で、上側リンク9と下側リンク10とを第1ピン18で連結してもよい。また、上側リンク9および下側リンク10を、第1実施形態の第1リンク6および第2リンク7のように、所定の間隔をあけて配置した2枚のリンク本体板を結合させた形態のリンクとしてもよい(図10〜図12はいずれも側面図であり、これらの区別は図示されていない)。
(取付姿勢から第1作業姿勢にするときの動き)
ガントリ20の姿勢を、図12に示した取付姿勢から図10に示した第1作業姿勢にするときの動きについて説明する。
ここで、図12に示したガントリ1の取付姿勢では、重ね合わせられた上側リンク9のスリット9aの旋回フレーム2側の長手方向端部と下側リンク10のピン孔10cとに第2ピン19が挿入されている。第1ピン18と第2ピン19とで上側リンク9が曲がることを防止している。
ガントリ20の姿勢を取付姿勢から第1作業姿勢にするとき、まず、第2ピン19を抜く。その後、例えば別のクレーンを用いて、コンプレッションメンバ3をピン17を支点にして回動させ、コンプレッションメンバ3を起こしていく。
なお、コンプレッションメンバ3を起伏させるための油圧シリンダが、第1実施形態で説明したガントリのように、コンプレッションメンバ3の下部部分に取り付けられている場合もある。この場合、この油圧シリンダを動作させてコンプレッションメンバ3を起こしていってもよい。
コンプレッションメンバ3が起きていくと、上側リンク9も起き上がっていき、これに伴って上側リンク9のスリット9aの内側を当該スリット9aに沿って下側リンク10の上端部に取り付けられている第1ピン18が移動し、やがて、スリット9aの長手方向端部に第1ピン18が当たる(係合する)。これにより、上側リンク9と下側リンク10とからなるテンションメンバ4は、旋回フレーム2に対して略垂直に立設された状態となる。コンプレッションメンバ3に関しては、旋回フレーム2に対して後方上向きに傾斜した図10に示すその第1姿勢となる。ガントリ20は、全体として、略直角三角形の第1作業姿勢となる。一方、棒状支持部材32は、その自重でピン11まわりに回動し、そのU字形状の下端部32aはブラケット33の第2姿勢保持ピン14を乗り越えた後、第1姿勢保持ピン13に係合する。
これにより、コンプレッションメンバ3は、その下方から棒状支持部材32で支持された状態となる。なお、テンションメンバ4は、コンプレッションメンバ3を介して棒状支持部材32で支持された状態となっている。これらの結果、ガントリ20は、図10に示した第1作業姿勢で保持される。
その後、ガイライン・ロープなどを介して旋回フレーム2に取り付けたブームをガントリ20で支持する(ガントリ20にブームを取り付ける)。本実施形態のガントリ20によると、コンプレッションメンバ3が棒状支持部材32で支持されているため、ブームが取り付けられるまでブームからの引張力がガントリ20に作用しなくても、コンプレッションメンバ3の重みでテンションメンバ4が折れ曲がることはない。すなわち、ブームが取り付けられるまでブームからの引張力がガントリ20に作用しなくても、ガントリ20の第1作業姿勢は保持される。
また、棒状支持部材32は、コンプレッションメンバ3を下から支える位置決め用の部材であるので、ガントリ20にブームが取り付けられた後、棒状支持部材32にはブームからの引張力が作用しない。ブームからの引張力は、テンションメンバ4のみに作用する。
本実施形態において、ガントリの第1作業姿勢を保持するための第1保持機構は、棒状支持部材32、および第1姿勢保持ピン13(ブラケット33)を有する。また、棒状支持部材32は、本発明における、下向きに開口する凹部が下端部に形成された支持部材の一例である。
ガントリの姿勢を第1作業姿勢から取付姿勢に戻すときは、まず、例えば別のクレーンを用いて、コンプレッションメンバ3を支持する。そして、棒状支持部材32の下端部32aとブラケット33の第1姿勢保持ピン13との係合を手動ではずす。その後、別のクレーンにより、コンプレッションメンバ3をゆっくり倒していく。コンプレッションメンバ3が倒れていくと、下側リンク10と上側リンク9とは重ね合わさっていく。上側リンク9のスリット9aの旋回フレーム2側の長手方向端部と下側リンク10のピン孔10cとを重ね合わせたら、第2ピン19をピン孔10cに差し込んで上側リンク9と下側リンク10とを固定する。
(取付姿勢から第2作業姿勢にするときの動き)
次に、ガントリ20の姿勢を、図12に示した取付姿勢から図11に示した第2作業姿勢にするときの動きについて説明する。
ガントリ20の姿勢を取付姿勢から第2作業姿勢にするとき、まず、第2ピン19を抜いて、抜いた第2ピン19を、下側リンク10のピン孔10bに挿入する。なお、これにより、ピン孔10bに重ね合わせられている上側リンク9のスリット9aにも第2ピン19は挿入される。
その後、例えば別のクレーンを用いて、コンプレッションメンバ3をピン17を支点にして回動させ、コンプレッションメンバ3を起こしていく。コンプレッションメンバ3が起きていくと、上側リンク9も起き上がっていき、これに伴って上側リンク9のスリット9aの内側を当該スリット9aに沿って下側リンク10のピン孔10bに挿入されている第2ピン19が移動し、やがて、スリット9aの長手方向端部に第2ピン19が当たる(係合する)。これにより、上側リンク9と下側リンク10とからなるテンションメンバ4は、旋回フレーム2に対して略垂直に立設された状態よりも後方に傾斜した状態となる。コンプレッションメンバ3に関しては、旋回フレーム2に対して第1姿勢のときよりも後方上向きに傾斜した図11に示すその第2姿勢となる。ガントリ20は、全体として、図11に示す第2作業姿勢となる。一方、棒状支持部材32は、その自重でピン11まわりに回動し、そのU字形状の下端部32aはブラケット33の第2姿勢保持ピン14に係合する。
これにより、コンプレッションメンバ3は、その下方から棒状支持部材32で支持された状態となる。なお、テンションメンバ4は、コンプレッションメンバ3を介して棒状支持部材327で支持された状態となっている。これらの結果、ガントリ20は、第2作業姿勢で保持される。
その後、ガイライン・ロープなどを介して旋回フレーム2に取り付けたブームをガントリ20で支持する(ガントリ20にブームを取り付ける)。本実施形態のガントリ20によると、コンプレッションメンバ3が棒状支持部材32で支持されているため、ブームが取り付けられるまでブームからの引張力がガントリ20に作用しなくても、コンプレッションメンバ3の重みでテンションメンバ4が折れ曲がることはない。すなわち、ブームが取り付けられるまでブームからの引張力がガントリ20に作用しなくても、ガントリ20の第2作業姿勢は保持される。
ここで、本実施形態では、ブラケット33の第1係合部および第2係合部をピン形態とし、棒状支持部材32の下端部32aをその先端が開口するU字形状としている。そのため、ガントリ20の姿勢を取付姿勢から第2作業姿勢にするときに、下側リンク10のピン孔10bに第2ピン19を挿入し忘れていたとしても、棒状支持部材32の下端部32aがブラケット33の係合部(第2姿勢保持ピン14)に係合した後に、棒状支持部材32が引張力を受けて破損することはない。棒状支持部材32は、引張力を受けずに上方に動くからである。すなわち、ブームからの引張力以外の引張力も棒状支持部材32には作用しない。
本実施形態において、ガントリの第2作業姿勢を保持するための第2保持機構は、棒状支持部材32、および第2姿勢保持ピン14(ブラケット33)を有する。
ガントリの姿勢を第2作業姿勢から取付姿勢に戻すときは、まず、例えば別のクレーンを用いて、コンプレッションメンバ3を支持する。そして、棒状支持部材32の下端部32aとブラケット33の第2姿勢保持ピン14との係合を手動ではずす。その後、別のクレーンにより、コンプレッションメンバ3をゆっくり倒していく。コンプレッションメンバ3が倒れていくと、下側リンク10と上側リンク9とは重ね合わさっていく。上側リンク9のスリット9aの旋回フレーム2側の長手方向端部と下側リンク10のピン孔10cとを重ね合わせたら、第2ピン19をピン孔10bから抜いてピン孔10cに差し込み上側リンク9と下側リンク10とを固定する。
以上説明したように、本実施形態のガントリ20によれば、その第1・第2作業姿勢において棒状支持部材32には何らの引張力も作用しない。そのため、小径・軽量の棒状支持部材32とすることができる。小径・軽量の棒状支持部材32を手動で動かすことにより、ガントリの姿勢を第1作業姿勢から取付姿勢または第2姿勢に変更したり、第2作業姿勢から取付姿勢または第1姿勢に変更したりすることができるので、ガントリの姿勢の変更作業を行いやすい構造のガントリとなっている。
また、本実施形態のガントリ20によれば、特許文献1に記載のガントリのように2つのピンでテンションメンバの折れ曲がりを防止するのではなく、コンプレッションメンバ3に吊り下げられた態様で当該コンプレッションメンバ3を介してテンションメンバ4を棒状支持部材32で保持することができる。
また、ガントリ20の姿勢を取付姿勢から第1作業姿勢にする場合は、ガントリ20が取付姿勢のときから下側リンク10の上端部に第1ピン18が取り付けられているため、当該第1ピン18の抜き差しは不要である。すなわち、ピンの抜き差しを高所で行う必要はない。ガントリ20の姿勢を取付姿勢から第2作業姿勢にする場合は、第2ピン19の抜き差しを、ガントリ1が取付姿勢のときに行う。すなわち、ピンの抜き差しを比較的低所で行うことができる。
(ブラケット(受部材)の変形例)
図13(b)は、ブラケットの変形例を示す図である。図13(b)に示した変形例に係るブラケット34は、その上端が連続する3つの山型形状とされている。この山型形状部分のうち2つの谷部34a、谷部34bが、それぞれ、棒状支持部材32が係合する第1係合部、第2係合部である。ブラケットを山型形状とする場合、棒状支持部材32の下端部はU字形状にする必要はなく、例えば球状にされる。なお、ブラケット34の厚みは、例えば、ブラケット34の谷部34a・34bに棒状支持部材32の下端部が確実に係合するように(棒状支持部材32の下端部がはずれないように)十分な厚みとされる。旋回フレーム2の幅方向にブラケット34を複数枚、並べることで、棒状支持部材32の下端部が確実に係合するようにしてもよい。
(テンションメンバの損傷防止)
図14は、図3に示したガントリの取付姿勢の次の状態の一例を示す側面図である。図14に示したように、第1リンク6と第2リンク7とを予め第3リンク5にピン21で連結し、この状態から、コンプレッションメンバ3を起こしていく。図14に示した例は、ガントリ1を第1作業姿勢にするときのものである。第1リンク6と第2リンク7とは第1ピン18で連結されている。例えば第1リンク6に対して第2リンク7を伸ばし、伸びきったところで第1姿勢保持ピン28を差し込んでおく。
ここで、本実施形態では、取付姿勢から第1作業姿勢または第2作業姿勢に移行するときに、第3リンク5および第1リンク6を介してコンプレッションメンバ3に吊り下げられた第2リンク7の下端部を下方から支持するローラ支持体35を用いている。このローラ支持体35により、コンプレッションメンバ3を起こしていく途中で、テンションメンバを構成する第2リンク7が地面にこすれて損傷することを防止することができる。
図15に示したように、ローラ支持体35は、2つのローラ37、ローラ支持板38などから構成される。2枚のローラ支持板38の間にローラ37が配置され、ローラ37は、回動自在にローラ支持板38に対してピン41で取り付けられている。ローラ支持板38の上端面は円弧状に加工されており、2枚のローラ支持板38の上端面間に円弧状に湾曲した受板39が掛け渡されて溶接などにより固定されている。また、ローラ支持体35が動く方向のローラ支持板38の両端部にはそれぞれ取手40が取り付けられている。なお、図15(a)、(b)、(c)は、それぞれ、ローラ支持体35の側面図、平面図、正面図である。
図14に示すように、第2リンク7の第1リンク6と反対側の端部の下にローラ支持体35を入れる。具体的には、第2リンク7のリング板36(図8参照)部分をローラ支持体35の受板39で受けるように、第2リンク7の第1リンク6と反対側の端部の下にローラ支持体35を入れる。
コンプレッションメンバ3を起こしていくと、第1リンク6および第2リンク7は引きずられるようにして動くのであるが、本実施形態では、第2リンク7の下にローラ支持体35を配置しており、このローラ支持体35が第2リンク7と追従して動くため、コンプレッションメンバ3を起こしていく途中で、第2リンク7が地面にこすれて損傷することはない。なお、第1リンク6と第2リンク7とは第1姿勢保持ピン28により折れ曲がりが防止されているので、第1リンク6と第2リンク7との連結部分が地面にこすれることもない。
なお、ローラ支持体35の受板39を円弧状に湾曲した凹形状とすることで、第2リンク7からローラ支持体35がはずれることを防止できる。なお、この受板39と第2リンク7のリング板36とはほぼ面接触するようにされている。
ここで、本実施形態では、第2リンク7とローラ支持体35とを別体としているが、第2リンク7とローラ支持体35とを一体構造としてもよい。例えば、第2リンク7のリング板36側の端部に、ピンなどを介してローラ支持体35を回動自在に取り付けることで、第2リンク7とローラ支持体35とを一体構造とする。この場合、ガントリ1が作業姿勢になる際、ローラ支持体35がその自重で回動し、第2リンク7およびその下に連結された旋回フレーム2側の板材の内側に格納されるようにすることが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
1:ガントリ
2:旋回フレーム
3:コンプレッションメンバ(圧縮部材)
4:テンションメンバ(引張部材)
5:第3リンク
6:第1リンク(支持部材)
6c:凹部
7:第2リンク
7b:ピン孔(第1姿勢保持用ピン孔)
18:第1ピン
19:第2ピン
24:折れ曲がり防止板(折れ曲がり防止部材)
28:第1姿勢保持ピン

Claims (6)

  1. 起伏可能なブームを備えるクレーンの旋回フレームに取り付けられ、当該ブームをその後方から支持する、第1作業姿勢および第2作業姿勢を有するガントリにおいて、
    前記旋回フレームに基端部が回動可能に取り付けられた圧縮部材と、
    前記圧縮部材の先端部に上端部が回動可能に取り付けられ、前記圧縮部材の基端部よりも後方において前記旋回フレームに下端部が回動可能に取り付けられた可変長さの引張部材と、
    前記第1作業姿勢を保持するための第1保持機構と、
    前記第2作業姿勢を保持するための第2保持機構と、
    を備え、
    前記第1保持機構は、
    前記引張部材を構成する一部材、または、前記圧縮部材を下方から支持する部材である、下向きに開口する凹部が下端部に形成された支持部材と、
    前記凹部の下方から前記凹部に係合する第1姿勢保持ピンと、
    を有する、クレーンのガントリ。
  2. 請求項1に記載のクレーンのガントリにおいて、
    前記引張部材は、
    前記凹部を有するとともに長手方向に延びるスリットが形成された第1リンクと、
    前記旋回フレームに下端部が回動可能に取り付けられ、前記スリットの内側を当該スリットに沿って移動する第1ピンが上端部に取り付けられているとともに中途部にピン孔が形成された第2リンクと、を有し、
    前記第2リンクにおいて、前記第1姿勢保持ピンが差し込まれる第1姿勢保持用ピン孔が前記第1ピンと前記ピン孔との間に形成されており、
    前記第1ピンと前記スリットの長手方向下端部とが係合するとともに、前記第1姿勢保持ピンが前記第1姿勢保持用ピン孔に差し込まれることで前記第1作業姿勢が保持され、
    前記第1ピンと前記スリットの長手方向上端部とが係合するとともに、前記ピン孔に第2ピンが差し込まれることで前記第2作業姿勢が保持され、
    前記第1保持機構は、前記支持部材である前記第1リンク、前記第2リンク、前記第1ピン、および前記第1姿勢保持ピンを有し、
    前記第2保持機構は、前記第1リンク、前記第2リンク、前記第1ピン、および前記第2ピンを有する、クレーンのガントリ。
  3. 請求項2に記載のクレーンのガントリにおいて、
    前記引張部材は、
    前記圧縮部材の先端部に上端部が回動可能に取り付けられ、前記第1リンクの上端部に下端部が回動可能に取り付けられた第3リンクをさらに有しており、
    前記第1リンクの上端部のうちの前記圧縮部材側の面に、前記第1リンクと前記第3リンクとが一直線になった状態から前記第3リンクが前記圧縮部材側に回動することを阻止する折れ曲がり防止部材が取り付けられている、クレーンのガントリ。
  4. 請求項2または3に記載のクレーンのガントリにおいて、
    前記第2リンクに形成された前記ピン孔に前記第2ピンを差込可能な状態で前記第2ピンを保持するピンフォルダが設けられている、クレーンのガントリ。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載のクレーンのガントリにおいて、
    前記第2リンクの下端部のうちの前記圧縮部材側の面が当たる当板が前記旋回フレームの後端部に取り付けられており、
    前記第2リンクの回動が前記当板によって規制されている、クレーンのガントリ。
  6. 請求項2〜5のいずれかに記載のクレーンのガントリにおいて、
    取付姿勢から前記第1作業姿勢または前記第2作業姿勢に移行するときに、前記第1リンクを介して前記圧縮部材に吊り下げられた前記第2リンクの下端部を下方から支持するローラ支持体をさらに備える、クレーンのガントリ。
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