JP5007066B2 - クレーン - Google Patents

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Description

本発明は、ライブマスト等のマスト部材を有するクレーンに関する。
ブームの後方にてメインフレームに俯仰動可能に軸支されたライブマストを有するクレーンが知られている。ライブマストには起伏ロープが支持され、起伏ロープの巻き取りまたは繰り出しによりライブマストがクレーン前後方向に回動し、これに伴いブームが起伏する。ライブマストは輸送時には水平状態に格納され、作業時には作業姿勢に立ち上げられる。そのため、従来は、メインフレーム中央部において、ライブマストとメインフレームとの間に油圧シリンダを設け、ライブマストの下面を油圧シリンダの先端部で押し上げて、ライブマストを起立させるようにしていた(例えば特許文献1参照)。
特開2003−327389号公報
しかしながら、ライブマストとメインフレームとの間に油圧シリンダを配置する場合、メインフレーム上のウインチドラムの位置を後方にずらさなければならず、ウインチドラムを最適位置に配置することが困難である。
本発明によるクレーンは、メインフレームに設けられたマスト支持部にクレーン前後方向に回動可能に軸支され、ブーム起伏用ロープを支持すると共に、このブーム起伏用ロープの巻き取りまたは繰り出しによりブームとともに回動するマスト部材と、メインフレームの底部に立設されたシリンダ支持部と、マスト部材のクレーン幅方向中心部よりも外側において、マスト支持部よりも下方かつメインフレームの底部よりも高い位置でシリンダ支持部基端部が軸支され、クレーン前後方向に揺動可能な油圧シリンダと、油圧シリンダをマスト部材の回動動作に追動して揺動させるリンク部材と、油圧シリンダの推力をマスト部材の下面に伝達し、マスト部材を略水平の輸送姿勢から作業姿勢へと押し上げる押し上げ機構とを備え、油圧シリンダの基端部がシリンダ支持部に軸支された位置は、マスト部材がマスト支持部に軸支された位置よりもクレーン後方に位置することを特徴とする。
リンク部材の一端部をシリンダ支持部の上方に設けられたリンク支持部にクレーン前後方向に揺動可能に軸支するとともに、他端部を油圧シリンダの先端部に回動可能に連結し、押し上げ機構をこのリンク部材により構成し、油圧シリンダの推力をリンク部材を介してマスト部材の下面に伝達することもできる。
リンク部材を、左右一対の主板と、この主板の間に設けられ、略ボックス状の閉空間を形成する補強板とにより構成することもできる。
マスト部材の回動軸を第1の回動軸、リンク部材の回動軸を第2の回動軸、シリンダ部材の回動軸を第3の回動軸、油圧シリンダとリンク部材との連結部の回動軸を第4の回動軸とするとき、第2の回動軸を、第1の回動軸と同軸上に設け、第3の回動軸を、第1の回動軸よりもクレーン後方に設け、第4の回動軸を、油圧シリンダの最大縮退時には第3の回動軸よりもクレーン後方に、油圧シリンダの最大伸長時には第1の回動軸の略真上に位置するように設け、さらに油圧シリンダの最大縮退時における第3の回動軸と第4の回動軸とを結ぶ線の鉛直線に対するなす角が、油圧シリンダの最大伸長時における第3の回動軸と第4の回動軸とを結ぶ線の鉛直線に対するなす角よりも大きくなるように、第3の回動軸を第1の回動軸の鉛直下方近傍に設けることもできる。
また、本発明によるクレーンは、メインフレームに設けられたマスト支持部にクレーン前後方向に回動可能に軸支され、ブーム起伏用ロープを支持すると共に、このブーム起伏用ロープの巻き取りまたは繰り出しによりブームとともに回動するマスト部材と、マスト部材のクレーン幅方向中心部よりも外側かつマスト支持部よりも下方に設けられたシリンダ支持部に、クレーン前後方向に揺動可能に軸支される油圧シリンダと、油圧シリンダをマスト部材の回動動作に追動して揺動させるリンク部材と、油圧シリンダの推力をマスト部材の下面に伝達し、マスト部材を略水平の輸送姿勢から作業姿勢へと押し上げる押し上げ機構とを備え、メインフレームは、底板と、この底板上に立設される左右一対の縦板とを有し、シリンダ支持部は、縦板の外側における底板と縦板の交差部付近に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、マスト部材のクレーン幅方向中心部よりも外側かつ下方に設けたシリンダ支持部に、クレーン前後方向に回動可能に油圧シリンダを支持してマスト部材を押し上げるようにしたので、従来に比べてクレーン前方側となる最適位置にウインチドラムを配置することができる。
以下、図1〜図6を参照して本発明によるクレーンの実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るクレーンの外観側面図である。下部走行体1の上方には上部旋回体2が旋回可能に搭載されている。上部旋回体2の前部には前後方向に回動可能にブーム3が軸支され、ブーム3の後方には旋回体2の上方を通って前後方向に回動可能にライブマスト4が軸支されている。旋回体2は、メインフレーム200(図2)の前端部に支持された運転室5と、メインフレーム200の後端部に支持されたカウンタウエイト6と、メインフレーム200に搭載されたフロントドラム7、リヤドラム8、起伏ドラム9とを有する。
ブーム3の先端部からはワイヤロープ10を介してフック11が吊り下げられている。ワイヤロープ10はドラム(例えばフロントドラム7)の駆動により巻き取りまたは繰り出され、これによりフック11が昇降する。ブーム3の先端部とライブマスト4の先端部とはペンダントロープ12で接続されている。ライブマスト4の先端部とメインフレーム200の後端部にはそれぞれシーブ13,14(図2)が設けられ、各シーブ13,14間に起伏ロープ15が掛け回されている。起伏ロープ15は起伏ドラム9の駆動により巻き取りまたは繰り出され、これによりライブマスト4が回動し、ペンダントロープ12を介してブーム3が起伏する。
図2(a)および(b)は、それぞれクレーンの作業姿勢および輸送姿勢を示す要部側面図である。なお、図では主にメインフレーム200に対するライブマスト4の姿勢変化を示している。
メインフレーム200の前端部にはブラケット201が設けられ、ブラケット201の直後方には上方に向けてブラケット202が突設されている。ブラケット202にはピンP1を介してライブマスト4が回動可能に軸支され、ブラケット201にはブーム3が回動可能に軸支される。メインフレーム200のブラケット202の後方にはドラム7〜9が搭載され、最後部のドラム9の後方には上方に向けてストッパ203が突設されている。ライブマスト4の回動軸(ピンP1)およびストッパ203の上端面はそれぞれドラム7〜9の上端面よりも上方に位置し、ライブマスト4は輸送姿勢においてドラム7〜9よりも上方でストッパ203により支持されている。
メインフレーム200のブラケット202の下方にはシリンダ支持部204が設けられている。シリンダ支持部204には油圧シリンダ20が揺動自在に支持され、油圧シリンダ20の先端部にはリンク30が連結されている。油圧シリンダ20の推力はリンク30を介してライブマスト4に作用する。ライブマスト4は、輸送時には後方に倒され、略水平状態となるが、作業時には油圧シリンダ20の推力により起立する。
図3(a)は、ライブマスト4の支持部の構成を示す図2(b)の要部拡大図、図3(b)は、図3(a)のb−b線断面図であり、図4はメインフレーム200を斜め前方から見た要部斜視図である。なお、ライブマスト4の支持部は中心線CL1に対して左右対称に構成され、図3(b)では左右一方(右側)の図示を省略している。図3,4は油圧シリンダ20を最大に縮退した状態を示している。
図4に示すようにメインフレーム200は、底板210と、底板上に立設された左右一対の縦板211と、各縦板211の上面に接合された上板212と、左右の縦板211の間に直交して設けられた中間板213とを有する。左右のブラケット202は左右の上板212の上面にそれぞれ設けられ、各ブラケット202の後方にはドラム7〜9を支持するためのブラケット212aが設けられている。
図3(b)に示すようにライブマスト4は、略L字状に折り曲げられた一対の板4aと4bとを接合してなり、全体が略角型のパイプ形状をなしている。このライブマスト4は中心線CL1に対して左右対称に設けられ、図示しない部位で一体に接合されている。ライブマスト4は左右の縦板211の鉛直上方にそれぞれ配置され、ライブマスト4の中心線CL2と縦板211の中心線CL3とはほぼ一致している。
シリンダ支持部204は、ブラケット202の下方かつ縦板211の左右外側であって、縦板211と底板210の交差部に設けられている。シリンダ支持部204には、ピンP2を介して左右一対の油圧シリンダ20の基端部がそれぞれ揺動可能に軸支されている。油圧シリンダ20の先端部にはピンP3を介してリンク30の一端部が回動可能に連結され、リンク30の他端部はピンP1を介してブラケット202に揺動可能に支持されている。これにより油圧シリンダ20の伸縮動作がリンク30により規制され、油圧シリンダ20の伸長に伴いリンク30はピンP1を支点に図3(a)の矢印A方向に回動し、油圧シリンダ20はピンP2を支点に矢印B方向に回動する。
リンク30の構造を説明する。図5(a)〜(c)はリンク30の構成を示す三面図(正面図、側面図、平面図)である。リンク30は左右一対の主板31と、この一対の主板31の間に接合された補強板32とを有する。図5(c)に示すように、左右の主板31の内側にはブラケット202およびライブマスト4が挿入され、主板31の外側に油圧シリンダ20が配置される。
補強板32は、主板31の一端部に接合された略円筒状のパイプ部33と、一端がパイプ部33に接合された平板部34と、一端がパイプ部33に接合され、他端が略直角に折り曲げられて平板部34に接合された折り板部35とを有する。これら補強板32と主板31とにより略ボックス状の閉空間が形成され、リンク30の曲げ剛性が高められている。
主板31の他端部にはピンP1挿入用の孔31aが開口され、孔31aの周囲は補強板31bにより補強されている。パイプ部33の周面には平坦部33aが設けられ、平坦部33aにはパイプ部33を貫通して孔33bが開口されている。図3(b)に示すように平坦部33の孔33bにはピンP3の抜け止め用ピンP4が挿入される。なお、油圧シリンダ20の伸長によりリンク3の平坦部33aがライブマスト4の下面に当接するが、その際、ライブマスト4の板4bとピンP4とが干渉しないように孔33bの位置が決定されている。
次に、本実施の形態の主要な動作を説明する。輸送姿勢においては、図6の実線に示すように油圧シリンダ20を最大に縮退させる。この状態では、油圧シリンダ20はピンP2を支点に後方に傾斜しており、シリンダ先端部のピンP3はピンP2よりも後方に位置する。このときライブマスト4は略水平状態に倒回し、ライブマスト4の先端側の下面がストッパ203(図1)に当接して支持される。
輸送姿勢においてはライブマスト4の基端側の下面とリンク部材33の平坦部33aとの間に隙間が設けられている。油圧シリンダ20の伸長動作を開始すると、その伸長に伴いピンP1を支点にリンク30が回動し、油圧シリンダ20の側方、すなわち縦板211の上方にて、リンク先端の平坦部33aがライブマスト4の下面に当接(面接触)する。さらに油圧シリンダ20を伸長すると、油圧シリンダ20の推力はリンク30を介してライブマスト4の下面に作用し、ライブマスト4はピンP1を支点にして前方に回動する。
この場合、ライブマスト4に作用する押し上げ力は、ライブマスト4が水平状態のときに最も大きく、ライブマスト4の回動に伴い小さくなる。本実施の形態では、ライブマスト4が水平状態のときにリンク先端部がライブマスト4に面接触するため、ライブマスト4に作用する集中荷重を低減することができる。なお、油圧シリンダ20の駆動時には、同時に起伏ドラム9を駆動し、起伏ロープ15を緩める。
油圧シリンダ20は、少なくともライブマスト4が90°を越えて回動するまで、すなわちライブマスト4が前方に傾斜するまで伸長させる。図6の点線は油圧シリンダ20を最大伸長させた状態を示しており、この状態では、油圧シリンダ20はピンP2を支点に前方に傾斜し、油圧シリンダ20の先端部のピンP3はピンP1のほぼ真上に位置する。油圧シリンダ20の最大伸長後は、起伏ロープ15を緩めることによりライブマスト4の自重によってライブマスト4を前方に回動することができる。
油圧シリンダ20の最大伸長時にシリンダ20を前方に傾斜させるために、ピンP2はピンP1の下方かつ後方に設けられる。この際、ドラム7〜9をより前方に配置するためにはシリンダ支持部14をできるだけ前方に設けた方がよい。この点を考慮して本実施の形態では、油圧シリンダ20の最大縮退時および最大伸長時においてピンP2とピンP3とを結ぶ油圧シリンダ20の軸線CL4,CL5の鉛直線に対するなす角をそれぞれθ1,θ2とするとき、θ1>θ2となるようにP2の位置を設定している。この場合、油圧シリンダ20の最大伸長時に軸線CL5はピンP1の後方にある。このため、油圧シリンダ20を縮退したときは、常にリンク30が後方に回動し、油圧シリンダ20がθ2を越えて前方に回動することはない。
以上の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)油圧シリンダ20を縦板211の側方に設け、油圧シリンダ20の推力をリンク30を介してライブマスト4に作用させるようにしたので、ライブマスト4とメインフレーム200の間、つまりライブマスト4の下方に油圧シリンダ20を設ける必要がなく、ドラム7〜9の配置の自由度が高まる。その結果、フロントドラム7をより前方に配置することができ、起伏ロープ15を緩めてブーム3を倒回する際に、必要以上にワイヤロープ10が張ってブーム3の倒回動作を妨げることを防ぐことができる。また、繰り出されるロープの自重等がブーム3を後傾させるように働くこと(いわゆるブームのあおり)を抑えることができる。
(2)上板212で油圧シリンダ20を支持する必要がないため、メインフレーム200の十分な高さを保つことができ、断面二次モーメントが大きくなってメインフレーム200の十分な強度を得ることができる。
(3)油圧シリンダ20の推力をリンク30を介してライブマスト4に作用させるので、油圧シリンダ20の動きを規制する部材の他に、推力伝達部材を設ける必要がなく、構成を簡素化できる。
(4)リンク30を構成する左右一対の主板31の間に補強板32を設け、略ボックス状の閉空間を形成するようにしたので、リンク30の剛性が高まり、油圧シリンダ20の上方への推力を、その左右内側のライブマスト4に対し、中心線CL2に対する偏芯荷重として平行に作用させることができ、ライブマスト4に十分な押し上げ力を付与することができる。
(5)油圧シリンダ20の最大縮退時における軸線CL4の鉛直線に対するなす角θ1を、最大伸長時における軸線CL5の鉛直線に対するなす角θ2よりも大きくし、油圧シリンダ20の回動軸(ピンP2)をライブマスト4の回動軸(ピンP1)の鉛直方向下方かつ直後方に設けるようにしたので、フロントドラム7をより前方の最適位置に配置することができる。
(6)シリンダ支持部204をメインフレーム200の縦板211と底板210の交差部に設けたので、シリンダ支持部204の強度を高めることができる。また、油圧シリンダ20を底板210の側端面の内側に収めることができ、メインフレーム200が幅方向に大型化することを抑制できる。
なお、上記実施の形態では、メインフレーム200の縦板211の外側であって縦板211と底板210の交差部にシリンダ支持部204を設けたが、ライブマスト4の幅方向中心部(中心線CL2)よりも幅方向外側かつマスト支持部であるブラケット202の下方であれば、上述した以外にシリンダ支持部を設けてもよい。リンク30を介してライブマスト4を押し上げるようにしたが、リンク30を、油圧シリンダ20をライブマスト4の回動動作に追従して揺動させるリンク部材としてのみ機能させるようにしてもよい。この場合、リンク30の他に、油圧シリンダ20の推力をライブマスト4の下面に伝達する押し上げ機構を設ければよく、押し上げ機構はいかなるものでもよい。
ライブマスト4とリンクを同一のピンP1により支持し、両者の回動軸(第1の回動軸と第2の回動軸)を同軸上としたが、同軸上でなくてもよい。ピンP3(第4の回動軸)を油圧シリンダ20の最大縮退時にピンP2(第3の回動軸)の後方に、最大伸長時にピンP1(第1の回動軸)のほぼ真上に位置させるとともに、最大縮退時における軸線CL4の鉛直線に対するなす角θ1が、最大伸長時における軸線CL5の鉛直線に対するなす角θ2よりも大きくなるようにしたが、ピンP1〜P3の配置はこれに限らない。
以上では、マスト部材としてライブマストを有するクレーンに適用したが、他のマスト部材(例えばAフレーム等)を有するクレーンにも同様に適用することができる。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態のクレーンに限定されない。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
本発明の実施の形態に係るクレーンの外観側面図。 (a)は作業姿勢を示す図であり、(b)は輸送姿勢を示す図。 (a)は図2(b)の要部拡大図、(b)は図3(a)のb−b線断面図。 メインフレームを斜め前方から見た要部斜視図。 図3,4のリンクの構成を示す三面図。 油圧シリンダの揺動動作を示す図。
符号の説明
4 ライブマスト
20 油圧シリンダ
30 リンク
31 主板
32 補強板
200 メインフレーム
202 ブラケット
204 シリンダ支持部
210 底板
211 縦板
P1〜P3 ピン

Claims (5)

  1. メインフレームに設けられたマスト支持部にクレーン前後方向に回動可能に軸支され、ブーム起伏用ロープを支持すると共に、このブーム起伏用ロープの巻き取りまたは繰り出しによりブームとともに回動するマスト部材と、
    前記メインフレームの底部に立設されたシリンダ支持部と、
    前記マスト部材のクレーン幅方向中心部よりも外側において、前記マスト支持部よりも下方かつ前記メインフレームの底部よりも高い位置で前記シリンダ支持部基端部が軸支され、クレーン前後方向に揺動可能な油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダを前記マスト部材の回動動作に追動して揺動させるリンク部材と、
    前記油圧シリンダの推力を前記マスト部材の下面に伝達し、前記マスト部材を略水平の輸送姿勢から作業姿勢へと押し上げる押し上げ機構とを備え、
    前記油圧シリンダの基端部が前記シリンダ支持部に軸支された位置は、前記マスト部材が前記マスト支持部に軸支された位置よりもクレーン後方に位置することを特徴とするクレーン。
  2. 請求項1に記載のクレーンにおいて、
    前記リンク部材は、一端部が前記シリンダ支持部の上方に設けられたリンク支持部にクレーン前後方向に揺動可能に軸支されるとともに、他端部が前記油圧シリンダの先端部に回動可能に連結され、
    前記押し上げ機構は、このリンク部材により構成され、前記油圧シリンダの推力をリンク部材を介して前記マスト部材の下面に伝達することを特徴とするクレーン。
  3. 請求項2に記載のクレーンにおいて、
    前記リンク部材は、左右一対の主板と、この主板の間に設けられ、略ボックス状の閉空間を形成する補強板とを有することを特徴とするクレーン。
  4. 請求項2または3に記載のクレーンにおいて、
    前記マスト部材の回動軸を第1の回動軸、前記リンク部材の回動軸を第2の回動軸、前記シリンダ部材の回動軸を第3の回動軸、前記油圧シリンダと前記リンク部材との連結部の回動軸を第4の回動軸とするとき、
    前記第2の回動軸は、第1の回動軸と同軸上に設けられ、
    前記第3の回動軸は、第1の回動軸よりもクレーン後方に設けられ、
    前記第4の回動軸は、前記油圧シリンダの最大縮退時には前記第3の回動軸よりもクレーン後方に、前記油圧シリンダの最大伸長時には前記第1の回動軸の略真上に位置するように設けられ、
    さらに前記油圧シリンダの最大縮退時における前記第3の回動軸と前記第4の回動軸とを結ぶ線の鉛直線に対するなす角が、前記油圧シリンダの最大伸長時における前記第3の回動軸と前記第4の回動軸とを結ぶ線の鉛直線に対するなす角よりも大きくなるように、前記第3の回動軸が第1の回動軸の鉛直下方近傍に設けられることを特徴とするクレーン。
  5. メインフレームに設けられたマスト支持部にクレーン前後方向に回動可能に軸支され、ブーム起伏用ロープを支持すると共に、このブーム起伏用ロープの巻き取りまたは繰り出しによりブームとともに回動するマスト部材と、
    前記マスト部材のクレーン幅方向中心部よりも外側かつ前記マスト支持部よりも下方に設けられたシリンダ支持部に、クレーン前後方向に揺動可能に軸支される油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダを前記マスト部材の回動動作に追動して揺動させるリンク部材と、
    前記油圧シリンダの推力を前記マスト部材の下面に伝達し、前記マスト部材を略水平の輸送姿勢から作業姿勢へと押し上げる押し上げ機構とを備え、
    前記メインフレームは、底板と、この底板上に立設される左右一対の縦板とを有し、前記シリンダ支持部は、前記縦板の外側における前記底板と前記縦板の交差部付近に設けられることを特徴とするクレーン。
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