JP2014031603A - 編地の編成方法、および編地 - Google Patents

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Abstract

【課題】第一編地部と第二編地部とを立体的に繋ぐ第三編地部と第四編地部の少なくとも一部を厚み方向に重複させることができる編地の編成方法を提供する。
【解決手段】第一編地部1のウエール方向に続く第三編地部3を編成する。その際、第三編地部3の側辺3L1,3L2の近傍の位置に掛け目301,302を編成する。次いで、第二編地部2のウエール方向に続く第四編地部4を編成する。その際、第四編地部4の側辺4L1,4L2を、第三編地部3の掛け目301,302に接合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、横編機を用いて、第一針床に係止される第一編地部と、第二針床に係止される第二編地部と、を立体的に繋ぐ編地と、その編成方法に関する。
従来から、横編機を用いて立体的な編地を編成することが行なわれている。例えば、特許文献1には、四つの側面部のウエール方向端部に形成される開口部を閉じ面で塞ぐことで、立体的な箱状編地の編成方法が開示されている。特許文献1の図1,2を参照する第一実施形態では、まず第一針床で第一編地部(第一側面部および第四側面部)を編成し、第二針床で第二編地部(第二側面部および第三側面部)を編成している。次いで、第一編地部の一部に続いて第三編地部(閉じ面)を編成すると共に、第二編地部の一部に続いて第四編地部(閉じ面)を編成している。そして、第三編地部のウエール方向端部と第四編地部のウエール方向端部とを接合することで、箱状編地を完成させている。
特開2007−16351号公報
しかし、上記特許文献1の技術では、上記第三編地部と第四編地部とが重複した二層構造にすることはできなかった。それは、第三編地部の編成が終了した時点で、針床上には第三編地部のウエール方向端部の編目だけが係止された状態となっており、第四編地部のウエール方向端部の編目は、第三編地部のウエール方向端部に接続する以外にないからである。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、第一編地部と第二編地部とを立体的に繋ぐ第三編地部と第四編地部の少なくとも一部を厚み方向に重複させることができる編地の編成方法、およびその編成方法によって得られた編地を提供することにある。
本発明の編地の編成方法は、少なくとも前後一対の針床を備え、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて、第一針床に係止される第一編地部の少なくとも一部のウエール方向に連続して第三編地部を編成すると共に、第二針床に係止される第二編地部の少なくとも一部のウエール方向に連続して第四編地部を編成し、前記第三編地部の一部と前記第四編地部の一部とを接合することで、前記第一編地部と前記第二編地部とを立体的に繋ぐ編地の編成方法である。この本発明の編地の編成方法は、針床の長手方向の一端側に向かう方向と他端側に向かう方向をそれぞれ、一端方向と他端方向としたとき、次の工程αおよび工程βを行なうことを特徴とする。
[工程α]…前記第一編地部のウエール方向端部の少なくとも一部に続く第三編地部を編成する。この工程αでは、前記第三編地部になる一側新規編目列を編成することと、その一側新規編目列の始端側および終端側の少なくとも一方で掛け目を編成することと、を繰り返す。また、その繰り返しの際、前記一側新規編目列を少なくとも一段分編成するごとに、その編成した一側新規編目列を、前記第一針床における一端方向に移動させる。
[工程β]…前記第二編地部のウエール方向端部の少なくとも一部に続く第四編地部を編成すると共に、その第四編地部の編幅方向端部に形成される側辺の近傍を、前記第三編地部の編幅方向端部に形成される側辺の近傍に接合することで、前記第三編地部と第四編地部の少なくとも一部を重複させる。この工程βでは、前記第四編地部になる他側新規編目列を編成することを繰り返す。また、その繰り返しの際、前記他側新規編目列の編幅方向端部近傍の編目と、前記第三編地部の掛け目と、を重ね合わせる。
本発明の編地の編成方法の一形態として、工程αを次のように行なう形態を挙げることができる。
・前記第一針床に係止される第一編地部の編目を一端側編目列と他端側編目列とにわけ、そのうちの他端側編目列のウエール方向に連続して前記一側新規編目列を編成していく。
・前記一側新規編目列を一端方向に移動させたときに、その移動させた一側新規編目列の一端方向の端部編目と、前記一端側編目列の他端方向の端部編目と、を重ね合わせること、および移動させた一側新規編目列の他端方向の端部編目と、前記他側編地部の他端方向の端部編目と、を重ね合わせる。
三つの筒状編地を接合することで、前記第一針床と前記第二針床とに一つの大きな筒状編地が係止された状態とした場合、本発明の編地の編成方法の一形態として、次の工程α’を行なう形態を挙げることができる。
[工程α’]…前記工程αの前に、前記第二針床に係止される編目のうち、前記一端方向側の一部の編目を前記第一針床に回し込み、前記第一針床に係止される編目のうち、前記他端方向側の一部の編目を前記第二針床に回し込む。
なお、『回し込み』については後述する実施形態で説明するが、公知の編成技術である(例えば、特許4215719公報を参照)。
本発明の編地は、少なくとも前後一対の針床FB,BBを備え、前後の針床FB,BB間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成され、第一編地部の少なくとも一部のウエール方向に連続する第三編地部の一部と、第二編地部の少なくとも一部のウエール方向に連続する第四編地部の一部と、を接合することで、第一編地部と第二編地部とを立体的に繋いだ編地である。この本発明の編地は、編地に備わる第三編地部の編目の向きと、第四編地部の編目の向きと、は互いに反対方向に向き、かつ、第三編地部の編幅方向の端部近傍に形成される掛け目と、第四編地部の編幅方向の端部近傍の編目と、が無縫製で接合されることで、両編地部の少なくとも一部が重複していることを特徴とする。
請求項1に係る本発明の編地の編成方法によれば、第一編地部と第二編地部とを立体的に繋ぐ第三編地部と第四編地部の一部が重複した本発明の編地を編成することができる。
請求項2に係る本発明の編地の編成方法によれば第三編地部の編成が終了した時点で立体的に編成された編地とすることができる。
請求項3に係る本発明の編地の編成方法によれば、編幅方向の両端部において第三編地部と第四編地部とが重複された状態で接合される二つのオーバーラップ接合部が、編地の前側と後側にずれて配置されることを回避することができる。
実施形態1に示すボートネックのセーターの概略図である。 図1に示すセーターのボートネック部分を編成する手順を示す編成工程イメージ図である。 ボートネック部分の編成工程の前半部分を示す編成工程図である。 図3に続く、編成工程の後半部分を示す編成工程図である。 実施形態2に示すボートネックを有するノースリーブセーターの概略図である。 図5に示すセーターのボートネック部分を編成する手順を示す編成工程イメージ図である。
以下の実施形態では、左右方向に延び、かつ前後方向に互いに対向する一対の針床と、少なくとも二つの給糸口とを備え、前後の針床間で編目の目移しが可能な2枚ベッド横編機を用いたボートネックセーターの編成例を説明する。もちろん、使用する横編機は2枚ベッド横編機に限定されるわけではなく、例えば4枚ベッド横編機であっても良い。
<実施形態1>
図1に示すボートネックのセーター10は、身頃10Bと右袖10Rと左袖10Lとを備える筒状編地である。このセーター10では、三つの筒状編地(身頃10B・右袖10R・左袖10L)が脇の下の位置で一つの大きな筒状編地となっており、その大きな筒状編地の筒径がネックホールに向かって徐々に小さくなっている。そして、その大きな筒状編地のウエール方向端部にボートネック部10Nが形成されている。ボートネック部10Nは、前身頃に繋がる編地部(後述する第三編地部3)と、後身頃に繋がる編地部(後述する第四編地部4)とで形成されている。以上説明した構成を備えるセーター10の最も特徴とするところは、ボートネック部10Nを形成する第三編地部3と第四編地部4の編幅方向の両端部近傍がオーバーラップ接合部78,79で接合されており、そのオーバーラップ接合部78,79の近傍で両編地部3,4が一部重複していることにある。
上記セーター10のボートネック部10Nは、図2の編成イメージ図に示す手順で編成することができる。図2(後述する図3,4においても同様)では、紙面左方向を一端方向8、紙面右方向を他端方向9とする。一端方向8は、針床の長手方向の一端側に向かう方向、他端方向9は針床の長手方向の他端側に向かう方向のことである。なお、図2の編成イメージ図は、あくまで編成の概略的な手順を示すものであり、針床は図2(A),(B)にのみ示し、袖10R,10Lは図2(A)にのみ示す。
まず、図2(A)に示すように、ボートネック部の下端の位置までセーター10を編成する。セーター10は、身頃10Bと右袖10Rと左袖10Lをそれぞれ別個に編成し、それら身頃10Bと両袖10R,10Lを一つの大きな筒状に接合する。そして、その一つの大きな筒状編地部の筒径を小さくしていき、着用者の肩の形状に沿った肩ラインをセーター10に形成する。筒状編地の接合方法、および肩ラインの形成方法は公知である。
次に、図2(A)の二点鎖線で示すように、筒状編地のウエール方向端部の編目を、オーバーラップ接合部78,79と、それ以外と、に区分する。そして、オーバーラップ接合部78のうちの第二針床BBに係止される編目を第一針床FBに回し込み、オーバーラップ接合部79のうちの第一針床FBに係止される編目を第二針床BBに回し込む(本発明の工程α’相当)。そうすることで、図2(B)に示すように、第一針床FBにオーバーラップ接合部78の全ての編目が、第二針床BBにオーバーラップ接合部79の全ての編目が係止された状態になる。以降、第一針床FBに係止される一側編地部1の編目列のうち、一端方向8側に配されるオーバーラップ接合部78に相当する部分を一端側編目列18、残りを他端側編目列19とする。また、第二針床BBに係止される他側編地部2の編目列のうち、他端方向9側に配されるオーバーラップ接合部79に相当する部分を他端側編目列29、残りを一端側編目列28とする。
次に、図2(C)に示すように、第一編地部1の他端側編目列19(図2(B)参照)のウエール方向に連続して第三編地部3を編成する(本発明の工程α相当)。第三編地部3の編成にあたっては、第三編地部3となる一側新規編目列30を編成することと、その一側新規編目列30の始端側および終端側の少なくとも一方で掛け目301(302)を編成することと、を繰り返す。その繰り返しの際、一側新規編目列30を少なくとも一段分編成するごとに、その編成した一側新規編目列30を、前記第一針床FBにおける一端方向8に移動させる。そうすることで、第三編地部3の側辺3L1,3L2の位置に掛け目301(302)が並んだ状態になる。最後に編成された一側新規編目列30は伏目処理され、第三編地部3のウエール方向端部にあたる端辺3L3が形成される。なお、掛け目301,302は、第三編地部3の編幅方向の端部に編成する必要はなく、端部から1目〜3目、内側にあっても良い。
さらに、本実施形態1では、第三編地部3の一端方向8側の側辺3L1と他端方向9側の側辺3L2をそれぞれ、一端側編目列18(オーバーラップ接合部78)と他端側編目列29(オーバーラップ接合部79)に接合している。この接合によって、第三編地部3の編成が終了した時点で、ボートネック部10N(図1参照)の近傍が立体的に形成されたセーター10となる。ここで、図2(B)でオーバーラップ接合部78,79の回し込みを行なっておくことで、オーバーラップ接合部78,79が身頃10Bの前側と後側にずれて配置されることを回避できる。なお、この段落で説明した接合は必須ではなく、行なわなくても構わない。
最後に、図2(D)に示すように、第二編地部2の一端側編目列28(図2(B)参照)のウエール方向に連続して第四編地部4を編成と共に、その第四編地部4の編幅方向端部に形成される側辺4L1(4L2)の近傍を、第三編地部3の編幅方向端部に形成される側辺3L1(3L2)の近傍に無縫製で接合する(本発明の工程βに相当)。第三編地部3と第四編地部4との接合は、第四編地部4になる他側新規編目列40を編成することを繰り返す際、他側新規編目列40の編幅方向端部近傍の編目と、前記第三編地部3の掛け目301(302)と、を重ね合わせることで行なわれる。最後に編成された他側新規編目列40は伏目処理され、第四編地部4のウエール方向端部にあたる端辺4L3が形成される。
以上説明した編成の結果、図1の点線丸囲みに示すように、第三編地部3と第四編地部4の少なくとも一部を重複させることができる。もちろん、編幅方向の全幅にわたって第三編地部3と第四編地部4とを重複させることもできる。
次に、具体的な編成工程を図3,4の編成工程図に基づいて説明する。左欄の『S+数字』は編成工程の番号を、中欄は各編成工程における針床の編成状態を示す。また、右欄の『K』が付く左右方向の矢印は給糸口の移動方向(即ち編成方向)を示す。なお、図中の縦方向に延びる一点鎖線は、編針の位置を確認し易くするための単なる目安に過ぎない。
図3のS0には、図2(A)に示す筒状編地の係止状態が示されている。具体的には、筒状編地の前側部分の編目が、第一針床FBの編針H,J,L,N,P,R,T,V,X,Z,B’,D’に係止され、筒状編地の後側部分の編目が第二針床BBの編針I,K,M,O,Q,S,U,W,Y,A’,C’,E’に係止されている。これらの編目のうち、第一針床FBの編針H,J,Lおよび第二針床BBの編針I,K,Mの編目はオーバーラップ接合部78の編目、第一針床FBの編針Z,B’,D’および第二針床BBの編針A’,C’,E’の編目はオーバーラップ接合部79の編目の編目である(図2(A)を合わせて参照)。
S0の状態から、第二針床BBの編針I,K,Mに係止されるオーバーラップ接合部78の編目をそれぞれ、第一針床FBの編針F,D,Bに回し込み、第一針床FBの編針D’,B’,Zに係止されるオーバーラップ接合部79の編目をそれぞれ、BBの編針U,W,Yに回し込む。また、それに伴い、第二針床BBの編針O,Q,S,U,W,Y,A’,C’,E’に係止される編目をそれぞれ、第二針床BBの編針C,E,G,I,K,M,O,Q,Sに目移しする。そうすることで、S1に示すように筒状編地が反時計回りに回し込まれる(図2(B)を合わせて参照)。
S2では、第一針床FBの編針N,P,R,T,V,Xに係止される他端側編目列19の編目を一端方向8に二針分目移しする。また、S2では、第二針床BBの編針Yに係止される他端側編目列29の他端方向9側の端部編目299を、第一針床FBの編針Vに目移しする。このS2によって、第一針床FBの編針Lにおいて端部編目198と端部編目189とが重ね合わされ、第一針床FBの編針Vにおいて端部編目199と端部編目299とが重ね合わされる。なお、端部編目198(199)は、他端側編目列19の一端方向8(他端方向9)側の端部にある編目である。また、端部編目189は、一端側編目列18の他端方向9側の端部にある編目、端部編目299は、他端側編目列29の他端方向9側の端部にある編目である。
S3では、給糸口を一端方向8に移動させ、第一針床FBの編針Xに掛け目302を編成した後、第一針床FBの編針V,T,R,P,N,Lに一側新規編目列30を編成する。さらに、S4では、給糸口を他端方向9に移動させ、第一針床FBの編針Kに掛け目301を編成した後、第一針床FBの編針L,N,P、R,T,Vに一側新規編目列30を編成する。これらS3,S4により、第一編地部1の一側新規編目列30が二段分編成され、かつS2で形成された重ね目が固定される。なお、掛け目301(302)は、一側新規編目列30の一端方向8(他端方向9)の端部に編成する必要はなく、端部よりも1目〜3目内側に編成しても良い。
S5では、一側新規編目列30を一端方向8に向かって二針分移動させると共に、第二針床BBの編針Wに係止される他端側編目列29の端部編目299を、第一針床FBの編針Tに目移しする。その結果、第一針床FBの編針Jにおいて端部編目308と端部編目189とが重ね合わされ、第一針床FBの編針Tにおいて端部編目309と端部編目299とが重ね合わされる。なお、端部編目308(309)は、一側新規編目列30の一端方向8(他端方向9)側の端部にある編目である。また、端部編目189は、一端側編目列18の他端方向9側の端部にある編目、端部編目299は、他端側編目列29の他端方向9側の端部にある編目である。
S6,S7では、S3,S4と同様に、一側新規編目列30を二段分編成すると共に、第三編地部3の側辺3L2,3L1となる掛け目302,301を、第一針床FBの編針I,Vに編成する。
以降は、S5〜S7と同様の編成を繰り返すことで、第三編地部3の側辺3L1と一端側編目列18とが接合され、かつ第三編地部3の側辺3L2と他端側編目列29とが接合され、S8に示す編目の係止状態となる。S8では、第一針床FBにおける編針A,C,E,G,I,Kに第三編地部3の側辺3L1に並ぶ掛け目301が係止され、編針N,P,R,T,V,Xに第三編地部3の側辺3L2に並ぶ掛け目302が係止され、編針B,D,F,H,J,Lに第三編地部3の最後の一側新規編目列30が係止されている。
図4のS9では、図3のS8に示す最後の一側新規編目列30を伏目処理することで、第三編地部3を完成させる(伏目処理には公知の方法を利用できる)。また、S9では、第四編地部4の編成の前準備として、第二編地部2の一端側編目列28を一端方向8側に一針分移動させる。
S10では、第一針床FBの編針Aに係止される掛け目301を第二針床BBの編針Bに目移しすると共に、第一針床FBの編針Nに係止される掛け目302を第二針床BBの編針Lに目移しする。その結果、第二針床BBの編針Bにおいて端部編目288と掛け目301とが重ね合わされ、第二針床BBの編針Lにおいて端部編目289と掛け目302とが重ね合わされる。なお、端部編目288(289)は、一端側編目列28の一端方向8(他端方向9)側の端部にある編目である。また、掛け目301(302)は、側辺3L1(3L2)の一端方向8側の端部にある掛け目である。なお、掛け目301を重ねる編目は端部編目288よりも1目〜3目内側にある編目(例えば、第二針床BBの編針Dの編目)であっても良い(掛け目302についても同様)。
S11,S12では、他側新規編目列40を二段分編成する。このS11,S12により、第三編地部3の側辺3L1,3L2の一部が、第二編地部2に接合される。
S13では、第一針床FBの編針C,Pに係止される掛け目301,302をそれぞれ、第二針床BBの編針D,Nに目移しする。その結果、第二針床BBの編針Dにおいて端部編目408と掛け目301とが重ね合わされ、第二針床BBの編針Nにおいて端部編目409と掛け目302とが重ね合わされる。端部編目408(409)は、他側新規編目列40の一端方向8(他端方向9)側の端部にある編目である。また、掛け目301(302)は、側辺3L1(3L2)の一端方向8の端部にある掛け目である。なお、掛け目301を重ねる編目は端部編目408よりも1目〜3目内側にある編目(例えば、第二針床BBの編針Fの編目)であっても良い(掛け目302についても同様)。
S13より後は、S11〜S13と同様の編成を繰り返す。この繰り返しの際に、n回目(nは1以上の自然数)のS13で形成される重ね目408:301(409:302)のウエール方向に続いてn+1回目の他側新規編目列40の編目が編成されることで、上記重ね目408:301(409:302)が固定される。その結果、図2(D)に示すように、第四編地部4を編成すると共に、第四編地部4の側辺4L1,4L2をそれぞれ、リンキング(縫製)を用いることなく第三編地部3の側辺3L1,3L2に無縫製で接合することができる。最後に、第四編地部4の最後の他側新規編目列40を伏目処理し、第四編地部4を完成させる。
<実施形態2>
実施形態2では、本発明の編地の編成方法を適用したノースリーブのセーター11の編成例を説明する。
この図5に示すように、実施形態2のセーター11には袖がなく、アームホールの上端側の部分にボートネック部10Nが連続している。このボートネック部10Nも、実施形態1のセーター10(図1参照)と同様に、第三編地部3と第四編地部4とで形成されており、その両編地部3,4の編幅方向端部はオーバーラップ接合部78,79で接合されている。
図5のセーター11を編成するには、まず裾からセーター11を編出し、ボートネック部10Nの直前までセーター11を編成する。その状態を図6(A)に示す。次いで、図6(B)に示すように、第一針床FBの第一編地部1と第二針床BBの第二編地部2とを編幅方向にずらす。そして、図6(C)に示すように、第三編地部3を編成すると共に、第三編地部3の側辺3L1,3L2の位置に掛け目301,302を編成する。最後に、図6(D)に示すように第四編地部4を編成すると共に、第四編地部4の側辺4L1,4L2をそれぞれ、第三編地部3の側辺3L1,3L2に接合する。
なお、図6(B)に示す前後の編地部をずらす操作は、第三編地部3が完成したとき、第三編地部3の側辺3L1,3L2を、第四編地部4の側辺4L1,4L2に接合し易い位置に配置するために行なっているもので、実施形態1の図2(B)に示す回し込みとは全く異なる。第三編地部3の側辺3L1,3L2を身頃10Bに接合しない構成では、オーバーラップ接合部78,79の位置が身頃10Bの前後にずれるという問題が生じないため、ボートネック部10Nを編成する前の筒状編地の回し込みが必要ない。
<その他>
本発明の編地の編成方法を適用する対象は、セーターなどのニットウェアに限定されない。例えば、ティッシュボックスに被せるカバーなどの編成に本発明の編地の編成方法を利用しても良い。
10,11 セーター
10B 身頃 10R 右袖 10L 左袖 10N ボートネック部
1 第一編地部
18 一端側編目列 189 端部編目
19 他端側編目列 198,199 端部編目
2 第二編地部
28 一端側編目列 288,289 端部編目
29 他端側編目列 299 端部編目
3 第三編地部
3L1,3L2 側辺 3L3 端辺
30 一側新規編目列 301,302 掛け目 308,309 端部編目
4 第四編地部
4L1,4L2 側辺 4L3 端辺
40 他側新規編目列 408,409 編目(端部編目)
78,79 オーバーラップ接合部
8 一端方向 9 他端方向

Claims (4)

  1. 少なくとも前後一対の針床を備え、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて、第一針床に係止される第一編地部の少なくとも一部のウエール方向に連続して第三編地部を編成すると共に、第二針床に係止される第二編地部の少なくとも一部のウエール方向に連続して第四編地部を編成し、前記第三編地部の一部と前記第四編地部の一部とを接合することで、前記第一編地部と前記第二編地部とを立体的に繋ぐ編地の編成方法において、
    針床の長手方向の一端側に向かう方向と他端側に向かう方向をそれぞれ、一端方向と他端方向としたとき、
    前記第一編地部のウエール方向端部の少なくとも一部に続く第三編地部を編成する工程αと、
    前記第二編地部のウエール方向端部の少なくとも一部に続く第四編地部を編成すると共に、その第四編地部の編幅方向端部に形成される側辺の近傍を、前記第三編地部の編幅方向端部に形成される側辺の近傍に接合することで、前記第三編地部と第四編地部の少なくとも一部を重複させる工程βと、
    を行ない、
    前記工程αでは、
    前記第三編地部になる一側新規編目列を編成することと、その一側新規編目列の始端側および終端側の少なくとも一方で掛け目を編成することと、を繰り返し、
    その繰り返しの際、前記一側新規編目列を少なくとも一段分編成するごとに、その編成した一側新規編目列を、前記第一針床における一端方向に移動させ、
    前記工程βでは、
    前記第四編地部になる他側新規編目列を編成することを繰り返し、
    その繰り返しの際、前記他側新規編目列の編幅方向端部近傍の編目と、前記第三編地部の掛け目と、を重ね合わせることを特徴とする編地の編成方法。
  2. 前記工程αにおいて、前記第一針床に係止される第一編地部の編目を一端側編目列と他端側編目列とにわけ、そのうちの他端側編目列のウエール方向に連続して前記一側新規編目列を編成していき、
    前記一側新規編目列を一端方向に移動させたときに、その移動させた一側新規編目列の一端方向の端部編目と、前記一端側編目列の他端方向の端部編目と、を重ね合わせること、および移動させた一側新規編目列の他端方向の端部編目と、前記他側編地部の他端方向の端部編目と、を重ね合わせることを特徴とする請求項1に記載の編地の編成方法。
  3. 三つの筒状編地を接合することで、前記第一針床と前記第二針床とに一つの大きな筒状編地が係止された状態とした場合、
    前記工程αの前に、前記第二針床に係止される編目のうち、前記一端方向側の一部の編目を前記第一針床に回し込み、前記第一針床に係止される編目のうち、前記他端方向側の一部の編目を前記第二針床に回し込む工程α’を行なうことを特徴とする請求項2に記載の筒状編地の編成方法。
  4. 少なくとも前後一対の針床を備え、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成され、
    第一編地部の少なくとも一部のウエール方向に連続する第三編地部の一部と、第二編地部の少なくとも一部のウエール方向に連続する第四編地部の一部と、を接合することで、前記第一編地部と前記第二編地部とを立体的に繋いだ編地において、
    前記第三編地部の編目の向きと、前記第四編地部の編目の向きと、が互いに反対方向に向き、かつ、
    前記第三編地部の編幅方向の端部近傍に形成される掛け目と、前記第四編地部の編幅方向の端部近傍の編目と、が無縫製で接合されることで、両編地部の少なくとも一部が重複していることを特徴とする編地。
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