JP6635988B2 - 編地の編成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、筒状に繋がる一側編地部と他側編地部に対して、一側編地部の編幅方向の編目数を増やす編地の編成方法に関する。
特許文献1には、横編機を用いて衿を有するニットウェア(編地)を編成する技術が開示されている。ここで、ニットウェアの幅方向(編幅方向)に対して角度のある傾斜縁部を有するU字型やV字型のネックホールを編成する場合、ネックホールの周長に比してネックホールに並ぶ編目の数が不足し、ネックホールが小さく縮んでしまうという問題がある。特許文献1ではこのような問題点を解決する技術として、前身頃の編幅内に空針を形成し、その空針に増し目を形成することで、前身頃の編幅方向の編目数を増やしている。
特許第2538421号公報
特許文献1では、前身頃の編幅内に空針を形成するために、前身頃の一部を編幅方向の外側に移動させている。しかし、この手法は、衿ぐりを形成する位置で前身頃と後身頃とが筒状に繋がっていないニットベストの衿ぐりの編成には好適であるものの、当該位置で前身頃と後身頃とが筒状に繋がるセーターの衿ぐりの編成に適用するには課題がある。この課題として、前身頃と後身頃とが筒状に繋がっている場合、前身頃の編幅方向への移動距離が長くなると、前身頃と後身頃とを繋ぐ編糸に過剰なテンションが作用することが挙げられる。編糸に過剰なテンションが作用すると、切れ易い編糸の場合、編糸が切れてしまう可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑み、筒状に繋がった一側編地部と他側編地部のうち、一側編地部の編幅方向の編目数を増やす編地の編成方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の編地の編成方法は、
少なくとも前後に対向する一側針床と他側針床、及び編糸を給糸する第一給糸部材と第二給糸部材を備える横編機を用いて、前後に対向する一側編地部と他側編地部のうち、前記一側編地部の編幅方向の編目数を増やす編地の編成方法において、
前記一側針床に係止される前記一側編地部と、前記他側針床に係止される前記他側編地部と、が筒状に繋がっており、
前記第一給糸部材を用いて、前記一側編地部と前記他側編地部の編幅方向端部の境界側で前記一側編地部の前記一側針床における端部編目に繋がる端部側増し目を形成し、前記端部側増し目を前記他側編地部の編幅方向の外側に配置しておく工程Aと、
前記一側編地部の一部を前記一側針床における前記境界側に移動させ、前記一側編地部の編幅内に一針分の編目挿入スペースを少なくとも一つ形成する工程Bと、
前記第二給糸部材を用いて、前記一側編地部のうち、前記編目挿入スペースに近接する既存編目に繋がる内部側増し目を形成し、前記既存編目又は前記内部側増し目で前記編目挿入スペースを埋める工程Cと、
を複数回繰り返し、前記一側編地部の編幅方向の編目数を増やす。
本発明の編地の編成方法の一形態として、
前記工程Bで複数の前記編目挿入スペースを形成し、前記工程Cで前記編目挿入スペースと同数の前記内部側増し目を形成し、各前記編目挿入スペースを前記既存編目又は前記内部側増し目で埋める形態を挙げることができる。
本発明の編地の編成方法の一形態として、
前記工程Aの前に、前記第一給糸部材を用いて前記一側編地部の端部編目のウエール方向に続く新たな端部編目を編成し、前記第一給糸部材から伸びる編糸がその新たな端部編目に直接繋がった状態で、前記新たな端部編目を前記他側編地部の編幅方向の外側に移動させる形態を挙げることができる。
上記編地の編成方法では、工程Aで一側編地部の端部側増し目を形成し、その端部側増し目を他側編地部の編幅方向の外側に配置して、他側編地部が係止される他側針床における編目の係止幅を、一側編地部が係止される一側針床における編目の係止幅よりも長くしている。そのため、工程Bで一側編地部の一部を境界側に移動させたときに、一側針床の係止幅と他側針床の係止幅との差が小さくなるので、上記編地の編成方法によれば、増し目の形成の際に、一側編地部と他側編地部との境界で編糸に過剰なテンションが作用せず、糸切れが生じ難い。
また、上記編地の編成方法によれば、二つの給糸部材を用いることで、編幅方向に離隔した一側編地部と他側編地部の境界と一側編地部の編幅内とにそれぞれ、端部側増し目と内部側増し目を形成することができる。そのため、効率的に一側編地部の編幅方向の編目数を増やすことができる。
工程Bで複数の編目挿入スペースを形成し、工程Cで複数の内部側増し目を一気に形成することで、編成を効率化できる。例えば工程Bで形成する編目挿入スペースの数は2以上5以下、あるいは3以上4以下とすることができる。
工程Aの前に編成した新たな端部編目を他側編地部の編幅方向の外側に移動させることで、新たな端部編目の移動の際に第一給糸部材から新たな端部編目に余剰の編糸が供給される。このように編成箇所に余剰の編糸が供給されることで、後工程で編目の移動を行う際などに糸切れを抑制し易い。
傾斜縁部を含む衿ぐりを有するセーターの概略構成図である。 実施形態1に示す編地の編成手順のイメージ図である。 実施形態1に示す編地の編成工程の一部を示す編成工程第一図である。 に続く編地の編成工程の一部を示す編成工程第二図である。 に続く編地の編成工程の一部を示す編成工程第三図である。
<実施形態1>
本実施形態1では、本発明の編地の編成方法を用いて、身頃と袖を有するセーター(編地)に衿ぐりを形成する例を説明する。
図1に示すセーター100(筒状編地)は、身頃50と、セットインタイプの袖(左袖61・右袖62)と、を有する。身頃50は便宜上、セーター100のセンターラインCLを挟む左前身頃51と右前身頃52、および後身頃53に分けることができる。その身頃50には、前身頃側が概略U字状になった衿ぐり70が形成されており、その衿ぐり70には筒状の衿80が設けられている。横編機を用いてこのセーター100を編成するには、衿ぐり70の位置まで身頃50と袖61,62を編成し、次いで前身頃51,52と後身頃53とが筒状に繋がった状態で、後身頃53の編幅方向の編目数をそのままに、前身頃51,52の編幅方向の編目数を増やす。そして、衿ぐり70を構成する編目に連続して周回編成により衿80を編成する。
深い下がりを有する衿ぐり70を形成するには、前身頃51,52のウエール方向端部の編目数が、後身頃53よりも2〜3割程度大きくなるようにする必要がある。そこで、上記セーター100における衿ぐり70の編成に、本発明の編地の編成方法が用いられる。まず、図2の編成イメージ図を参照し、本発明の編地の編成方法の大略を説明する。図中の「T+数字」は編成工程の番号を示しており、右端の矢印に示すように紙面上側に向って編成が進行する。この図2において前身頃51,52は一側編地部1、後身頃53は他側編地部2として説明を行う。一側編地部1の編目は丸マーク、他側編地部2の編目はダイヤマークで示す。
図2のT0では、一側編地部1の全ての編目が一側針床に、他側編地部2の全ての編目が他側針床に係止されている。一側編地部1と他側編地部2の編幅方向の左端(紙面右側の端部)は編糸で繋がっており、一側編地部1と他側編地部2の編幅方向の右端(紙面左側の端部)も編糸で繋がっている。この状態から、本発明の編地の編成方法を実施する。
T1では、第一給糸部材8を用いて、一側編地部1と他側編地部2の編幅方向端部の境界で一側編地部1の端部編目13に繋がる端部側増し目3を形成し、端部側増し目3を他側編地部2の編幅方向の外側に配置しておく(工程Aに相当)。編幅方向の外側とは、センターラインから離れる側である。T1に示す端部編目13は、T0の左側(紙面右側)の端部編目10のウエール方向に連続して編成されている。端部編目13を編成するのではなく、端部編目10にタックを行なって、端部編目10と端部側増し目3とを繋いでもかまわない。また、端部側増し目3は、掛け目や捻った掛け目でも良いし、後述する図3の編成工程図に示すように割増やしによって形成した編目であっても良い。さらに、端部側増し目3に加えて、端部編目13(10)も、他側編地部2の編幅方向の外側に配置してもかまわない。
T2では、一側編地部1の一部を一側針床FDにおける一側編地部1と他側編地部2との境界側に移動させ、一側編地部1の編幅内に一針分の編目挿入スペース74を少なくとも一つ形成する(工程Bに相当)。ここで、T1(工程A)で一側編地部1の端部側増し目3を他側編地部2の編幅方向の外側に配置して、他側編地部2が係止される他側針床における編目の係止幅を、一側編地部1が係止される一側針床における編目の係止幅よりも長くしている。そのため、工程Bで一側編地部1の一部を境界側に移動させたときに、一側針床の係止幅と他側針床の係止幅との差が小さくなるので、一側編地部1と他側編地部2との境界で編糸に過剰なテンションが作用せず、糸切れが生じ難い。
T3では、第二給糸部材9を用いて、一側編地部1のうち、編目挿入スペース74に近接する既存編目14に繋がる内部側増し目4を形成し、既存編目14又は内部側増し目4で編目挿入スペース74を埋める(工程Cに相当)。T3では、T2における編目挿入スペース74に対して、一点鎖線で示すセンターライン側に隣接する既存編目のウエール方向に連続して新たな既存編目14を編成している。新たな既存編目14を編成することなく、T2の既存編目にタックを行なって、既存編目と内部側増し目4とを繋いでもかまわない。また、内部側増し目4は、掛け目や捻った掛け目でも良いし、後述する図4の編成工程図に示すように割増やしによって形成した編目であっても良い。ここで、T3では内側増し目4で編目挿入スペース74を埋めているが、図4の編成工程図に示すように割増やしで内側増し目4を形成する場合、既存編目14で編目挿入スペース74を埋めることもできる。
次に、T4〜T6に示すように、編地の右側(紙面左側)でもT1〜T3と同様の編成を行なう。T4、T5、及びT6はそれぞれ、T1、T2、及びT3の編成に対応している。但し、T4〜T6で使用する給糸部材8,9は、T1〜T3で使用した給糸部材8,9とは別の給糸部材である。
T1〜T3及びT4〜T6の編成を複数回繰り返し、一側編地部1に所望の数の増し目3,4を編成することで、図1に示すような衿ぐり70を編成することができる。一側編地部1(図1の前身頃51,52)の編幅を拡げた分だけ、増し目3,4を形成しているため、衿ぐり70に続けて衿80を編成しても、両者70,80の間に孔が空き難い。ここで、T1〜T3を1ユニットとして複数回繰り返してから、T4〜T6を1ユニットとして複数回繰り返しても良いし、T1〜T6を1ユニットとして複数回繰り返しても良い。上記ユニットの繰り返しにあたり、ユニット間で増し目3,4の数を変化させても良い。例えば、1回目のT1(T3)で形成した増し目3(4)の数よりも、2回目のT1(T3)で形成した増し目3(4)の数を多くあるいは少なくすることが挙げられる。
以上説明した編地の編成方法によれば、T1で他側針床における編目の係止幅を長くしてからT2で一側針床の一側編地部1に編目挿入スペース74を形成し、内部側増し目4を編成しているので、一側編地部1の編目数を増やす際に糸切れが生じ難い。例えば、他側編地部2の編目数に対して2〜3割程度一側編地部1の編目数を増やすことは容易にできる。もちろん、使用する編糸などの条件によっては、さらに一側編地部1の編目数を増やすこともできる。一側編地部1の編目数を多くすることで、図1の衿ぐり70の前下りを深くすることができる。例えば、Vネックのセーター100を編成することもできる。
次に、本発明の編地の編成方法の具体的な編成工程を図3〜5に基づいて説明する。図3〜5では、図2の紙面右半分のみを示し、図2のT1〜T3の説明を行なう。図中の「S+数字」は編成工程の番号を、FDは下部前針床(一側針床)を、FUは上部前針床(一側針床)を、BDは下部後針床(他側針床)を、BUは上部後針床(他側針床)を示す。BD,BUは、FD,FUに対して左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能である。FD,FUの編針の位置は大文字アルファベットで、BD,BUの編針の位置は小文字アルファベットで示す。図中のマークの意義は図2と同様であり、各編成工程で編成動作に関わる部分は太線で示すと共に、当該工程で新たに編成された編目は塗り潰して示す。
図3のS0には、FDの編針A〜Pに一側編地部1の編目(丸マーク)が、BDの編針a〜pに他側編地部2の編目(ダイヤマーク)が係止された状態が示されている。この図では、図2の右半分のみを図示しているため、編針Pの編目と編針pの編目とは繋がっているが、編針Aの編目と編針aの編目とは繋がっていない。
S1では、第一給糸部材8を編地中央側に移動させた後、FDの編針Pに係止される端部編目10をBUの編針pに移動させ、S2では、第一給糸部材8を境界側に移動させ、BUの端部編目10のウエール方向に続く新たな端部編目13を編成する。この新たな端部編目13の編成は必須ではなく、S1.S2を行うことなく、端部編目10をBDの編針qに移動させ、後述するS5以降の編成を行っても良い。
S3では、第一給糸部材8から伸びる編糸が新たな端部編目13に直接繋がった状態で、新たな端部編目13をBUの編針pからFDの編針Pに移動させる。続くS4では、BD,BUを紙面左方向(境界側と反対側)に1ピッチラッキングし、新たな端部編目13をBDの編針qに移動させる。編針qは、他側編地部2の編幅方向の外側にある編針である。
S5では、BD,BUを右方向に1ピッチラッキングさせ、BDの編針qに係止される新たな端部編目13に対して割増やしを行なう。割増やしによって、端部編目13をFU(FDでも良い)の編針Qに移動させると共に、その端部編目13から引き出された編目(端部側増し目3)をBDの編針qに形成する。ここで、端部側増し目3のウエール方向に続く新たな端部側増し目3を形成することもできる。新たな端部側増し目3を形成することで、旧端部側増し目3が編針から外れるので、旧端部編目3と繋がる新たな端部編目13の移動を行ない易くできる。
S6では、BD,BUを左方向に1ピッチラッキングさせ、FUの編針Qに係止される端部編目13をBDの編針rに移動させる。S1〜S6に示す編成によって、一側編地部1の編目である端部側増し目3と端部編目13が他側編地部2の編幅方向の外側に移動され、BDにおける編目の係止幅が、FDにおける編目の係止幅よりも3針分長くなる。
図4のS7〜S10では、三つの編目挿入スペース74,75,76を形成する(工程B)。ここで、複数の編目挿入スペース74,75,76を形成する場合、編幅方向の中央側から端部側に向って内部側増し目4,5,6を形成することが好ましい。具体的に説明すると、S7では、BD,BUを左方向に2ピッチラッキングさせ、FDの編針H〜Oに係止される一側編地部1の一部の編目を、BUの編針k〜rに移動させる。S8では、BD,BUを右方向に1ピッチラッキングさせ、FDの編針Gに係止される一側編地部1の編目をBUの編針iに移動させ、一側編地部1の編幅内の編針jの位置に編目挿入スペース76を形成する。S9では、BD,BUを右方向に1ピッチラッキングさせ、FDの編針Fに係止される一側編地部1の編目をBUの編針gに移動させ、編針hの位置に編目挿入スペース75を形成する。
S10では、BD,BUを右方向に1ピッチラッキングさせた後、第二給糸部材9を右方向に移動させ、FDの編針Eに係止される一側編地部1の既存編目14に対して割増やしを行なう(工程Cの一部)。割増やしによって、BUの編針eに既存編目14が移動され、FDの編針Eに既存編目14から引き出された編目(内部側増し目4)が編成される。さらに、BUの編針fの位置に編目挿入スペース74が形成される。
S11では、第二給糸部材9を左方向に移動させ、内部側増し目4のウエール方向に続く新たな内部側増し目4を編成する。S11の編成は必須ではないが、S11を行なうことで、旧内部側編目4が編針から外れるので、旧内部側編目4に直接繋がる既存編目14を移動させ易くなる。
S12では、BD,BUを右方向に1ピッチラッキングさせ、BUの編針eからFDの編針Fに既存編目14を移動させ、S13では、BD,BUを左方向に1ピッチラッキングさせ、編目挿入スペース74に既存編目14を配置させる(工程Cの残部)。さらにS13では、BUの編針gに預けておいた既存編目15をFDの編針Gに移動させる。
図5のS14では、第二給糸部材9を右方向に移動させ、FDの編針Gの既存編目15(図4のS13参照)に割増やしを行なう。この割増やしによって、既存編目15はBUの編針gに移動し、FDの編針Gには内部側増し目5が編成される。なお、FD,FUは不動であるため、図5ではFD,FUの編針の位置を示す大文字アルファベットは、S14にのみ示す。編針の位置の確認にあたってはS14を参照のこと。
S15では、第二給糸部材9を左方向に移動させ、内部側増し目5のウエール方向に続く新たな内部側増し目5を編成する。新たな内部側増し目5の編成は、図4のS11の内部側増し目4と同様に必須ではない。
S16では、BD,BUを右方向に1ピッチラッキングさせ、BUの編針gに係止される既存編目15をFDの編針Hに移動させ、S17では、BD,BUを左方向に1ピッチラッキングさせ、BUの編針iの既存編目16をFDの編針Iに移動させる。S16,S17によって、既存編目15で編目挿入スペース75(S16参照)が埋められる。
S18では、第二給糸部材9を右方向に移動させ、FDの編針Iの既存編目16(S17参照)に対して割増やしを行なう。この割増やしによって、既存編目16はBUの編針iに移動し、FDの編針Iには内部側増し目6が編成される。
S19では、第二給糸部材9を左方向に移動させ、内部側増し目6のウエール方向に続く新たな内部側増し目6を編成する。新たな内部側増し目6の編成は、S15の内部側増し目5と同様に必須ではない。
S20では、BD,BUを右方向に1ピッチラッキングさせ、BUの編針iに係止される既存編目16をFDの編針Jに移動させる。S21では、BD,BUを左方向に1ピッチラッキングさせ、BUの編針k〜rに預けておいた一側編地部1の編目を、FDの編針K〜Rに移動させる。S20,S21によって、既存編目16で編目挿入スペース76(S20参照)が埋められる。
S21以降は、本発明の編地の編成方法の工程A〜工程Cに対応するS1〜S21と同様の編成を繰り返す。その場合、新たな工程Aの端部側増し目3は、旧工程Aの端部側増し目3よりも一側編地部1側に形成すると良い。具体的には、S21におけるFDの編針Rに係止される編目を一側編地部1のFDにおける端部編目とし、新たな工程Aを行なう。また、新たな工程Cの内部側増し目4,5,6は、旧工程Cの内部側増し目4,5,6よりも他側編地部2側に形成すると良い。つまり、工程A〜工程Cを繰り返す際、工程Aの端部側増し目3と工程Cの内部側増し目4,5,6は、互いに近づく方向に増やしていくと良い。
以上説明した編成工程図に従えば、BDの編針qに端部側増し目3が編成され、FDの編針E,G,Iに内部側増し目4,5,6が編成される。つまり、一側編地部1の編幅方向の編目数が4つ増える。
<その他の実施形態>
本発明の編地の編成方法は、セーター以外の編地の編成にも利用できる。例えば、ニットバッグなどの開口部の編成に、本発明の編地の編成方法を適用することもできる。また、一側編地部1に加えて他側編地部2でも増し目を形成して他側編地部2の編幅方向の編目数を増やしてもかまわない。
1 一側編地部
10,13 端部編目 14,15,16 既存編目
2 他側編地部
3 端部側増し目
4,5,6 内部側増し目
74,75,76 編目挿入スペース
8 第一給糸部材
9 第二給糸部材
100 セーター(編地)
50 身頃 51 左前身頃 52 右前身頃 53 後身頃
61 左袖 62 右袖
70 衿ぐり
80 衿

Claims (3)

  1. 少なくとも前後に対向する一側針床と他側針床、及び編糸を給糸する第一給糸部材と第二給糸部材を備える横編機を用いて、前後に対向する一側編地部と他側編地部のうち、前記一側編地部の編幅方向の編目数を増やす編地の編成方法において、
    前記一側針床に係止される前記一側編地部と、前記他側針床に係止される前記他側編地部と、が筒状に繋がっており、
    前記第一給糸部材を用いて、前記一側編地部と前記他側編地部の編幅方向端部の境界側で前記一側編地部の前記一側針床における端部編目に繋がる端部側増し目を形成し、前記端部側増し目を前記他側編地部の編幅方向の外側に配置しておく工程Aと、
    前記一側編地部の一部を前記一側針床における前記境界側に移動させ、前記一側編地部の編幅内に一針分の編目挿入スペースを少なくとも一つ形成する工程Bと、
    前記第二給糸部材を用いて、前記一側編地部のうち、前記編目挿入スペースに近接する既存編目に繋がる内部側増し目を形成し、前記既存編目又は前記内部側増し目で前記編目挿入スペースを埋める工程Cと、
    を複数回繰り返し、前記一側編地部の編幅方向の編目数を増やす編地の編成方法。
  2. 前記工程Bで複数の前記編目挿入スペースを形成し、前記工程Cで前記編目挿入スペースと同数の前記内部側増し目を形成し、各前記編目挿入スペースを前記既存編目又は前記内部側増し目で埋める請求項1に記載の編地の編成方法。
  3. 前記工程Aの前に、前記第一給糸部材を用いて前記一側編地部の端部編目のウエール方向に続く新たな端部編目を編成し、前記第一給糸部材から伸びる編糸がその新たな端部編目に直接繋がった状態で、前記新たな端部編目を前記他側編地部の編幅方向の外側に移動させる請求項1又は請求項2に記載の編地の編成方法。
JP2017149366A 2017-08-01 2017-08-01 編地の編成方法 Active JP6635988B2 (ja)

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