JP2014031080A - 車両用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨張展開時におけるサイドエアバッグの反力を有効に受け止められるようにする。
【解決手段】作動することによりガスを発生するインフレータ26と、折り畳まれた状態でシートバックフレームの側部に格納されるとともに、インフレータ26から発生したガスが供給されることにより、シートバック14の側部14Aから車体前方側へ膨張展開して乗員を拘束するサイドエアバッグ22と、一端部がシートバックフレームの側部における下部側に回動可能に支持され、他端部がサイドエアバッグ22の車体前方上部側に取り付けられた第1リンク部材32と、一端部がシートバックフレームの側部における上部側に回動可能に支持され、他端部がサイドエアバッグ22の車体前方下部側に取り付けられた第2リンク部材36の少なくとも一方を備えた規制部材30と、を有する車両用サイドエアバッグ装置20とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用サイドエアバッグ装置に関する。
サイドエアバッグの膨張展開時に、そのサイドエアバッグに付随させるように規制部材を突出させる車両用サイドエアバッグ装置は、従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−230310号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている車両用サイドエアバッグ装置では、サイドエアバッグと規制部材とが、それぞれ独立して設けられているため、サイドエアバッグに沿って規制部材が滑るおそれがあり、膨張展開時におけるサイドエアバッグの反力を有効に受け止められないおそれがある。
そこで、本発明は、膨張展開時におけるサイドエアバッグの反力を有効に受け止められる車両用サイドエアバッグ装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両用サイドエアバッグ装置は、作動することによりガスを発生するインフレータと、折り畳まれた状態でシートバックフレームの側部に格納されるとともに、前記インフレータから発生したガスが供給されることにより、シートバックの側部から車体前方側へ膨張展開して乗員を拘束するサイドエアバッグと、一端部が前記シートバックフレームの前記側部における下部側に回動可能に支持され、他端部が前記サイドエアバッグの車体前方上部側に取り付けられた第1リンク部材と、一端部が前記シートバックフレームの前記側部における上部側に回動可能に支持され、他端部が前記サイドエアバッグの車体前方下部側に取り付けられた第2リンク部材の少なくとも一方を備えた規制部材と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、車両の側面衝突時には、インフレータからガスが発生し、そのガスが、折り畳まれた状態で格納されているサイドエアバッグ内に供給される。これにより、サイドエアバッグは膨張展開して乗員を拘束するが、このとき、サイドエアバッグには、第1リンク部材と第2リンク部材の少なくとも一方を備えた規制部材が取り付けられている。
すなわち、一端部がシートバックフレームの側部における下部側に回動可能に支持された第1リンク部材の他端部は、サイドエアバッグの車体前方上部側に取り付けられ、一端部がシートバックフレームの側部における上部側に回動可能に支持された第2リンク部材の他端部は、サイドエアバッグの車体前方下部側に取り付けられている。
したがって、この規制部材により、膨張展開時におけるサイドエアバッグの車幅方向への挙動が規制され、サイドエアバッグに対して安定的に反力を発生させられる。つまり、この規制部材によれば、膨張展開時におけるサイドエアバッグの反力が有効に受け止められる。
また、請求項2に記載の車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1に記載の車両用サイドエアバッグ装置であって、前記サイドエアバッグは、車幅方向から見た側面視で矩形状に膨張展開され、前記規制部材は、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材の両方を備えており、前記第1リンク部材の他端部は、前記サイドエアバックの車体前方側上端部に達する位置まで延在され、前記第2リンク部材の他端部は、前記サイドエアバッグの車体前方側下端部に達する位置まで延在されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、サイドエアバッグが、車幅方向から見た側面視で矩形状に膨張展開され、第1リンク部材の他端部が、サイドエアバックの車体前方側上端部に達する位置まで延在され、第2リンク部材の他端部が、サイドエアバッグの車体前方側下端部に達する位置まで延在されている。したがって、膨張展開時におけるサイドエアバッグの車幅方向への挙動が良好に規制され、サイドエアバッグに対してより安定的に反力を発生させられる。
また、請求項3に記載の車両用サイドエアバッグ装置は、請求項2に記載の車両用サイドエアバッグ装置であって、前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材は、前記サイドエアバッグの膨張展開完了時、車幅方向から見た側面視で前記サイドエアバッグの対角線にほぼ沿って配置されることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、第1リンク部材及び第2リンク部材が、サイドエアバッグの膨張展開完了時、車幅方向から見た側面視でサイドエアバッグの対角線にほぼ沿って配置される。したがって、膨張展開時におけるサイドエアバッグの車幅方向への挙動が更に良好に規制され、サイドエアバッグに対してより一層安定的に反力を発生させられる。
以上、説明したように、請求項1に記載の発明によれば、膨張展開時におけるサイドエアバッグの車幅方向への挙動を規制することができ、サイドエアバッグに対して安定的に反力を発生させることができる。つまり、本発明によれば、膨張展開時におけるサイドエアバッグの反力を有効に受け止めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、膨張展開時におけるサイドエアバッグの車幅方向への挙動を良好に規制することができ、サイドエアバッグに対してより安定的に反力を発生させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、膨張展開時におけるサイドエアバッグの車幅方向への挙動を更に良好に規制することができ、サイドエアバッグに対してより一層安定的に反力を発生させることができる。
(A)本実施形態に係るファーサイドエアバッグ装置が膨張展開される前のシートを示す斜視図である。(B)本実施形態に係るファーサイドエアバッグ装置が膨張展開された後のシートを示す斜視図である。 本実施形態に係るファーサイドエアバッグ装置のシートバックフレームへの取付構造を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る膨張展開前のファーサイドエアバッグ装置を示す斜視図である。 本実施形態に係る膨張展開後のファーサイドエアバッグ装置を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車体上方向、矢印FRを車体前方向、矢印INを車幅方向内側とする。また、以下の説明で、特記することなく前後、上下、左右の方向を記載した場合は、車体前後方向の前後、車体上下方向の上下、車体左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
図1に示されるように、車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション12と、シートクッション12の後端部に傾倒可能に立設されて乗員の上半身を支持するシートバック14と、シートバック14の上端部中央に高さ調節可能に設けられ、乗員の頭部を支持するヘッドレスト18と、を備えている。
シートバック14の車幅方向内側における側部14Aの表皮には、車体上下方向に沿った直線状の脆弱部14Bが形成されており、その側部14A(表皮)の内部には、車両の側面衝突時に脆弱部14Bを開裂して車体前方側へ膨張展開する車両用サイドエアバッグ装置(以下「ファーサイドエアバッグ装置」という)20が収納されている。
図2〜図4に示されるように、このファーサイドエアバッグ装置20は、シートバック14の骨格部材を構成するシートバックフレーム16の車幅方向内側における側部としてのサイドフレーム16Aに、そのサイドフレーム16Aに設けられたウエルドナット(図示省略)と、フランジボルト46又はボルト48とによって取り付けられることで格納されるようになっている。
詳細には、このファーサイドエアバッグ装置20は、折り畳まれた状態でサイドフレーム16Aに格納されるファーサイドエアバッグ22と、ファーサイドエアバッグ22の車体後方側でサイドフレーム16Aに配設され、ファーサイドエアバッグ22にガスを供給するインフレータ26と、膨張展開されたファーサイドエアバッグ22の車幅方向内側の側面部22Aを支持する規制部材30と、を主要部として備えている。
ファーサイドエアバッグ22は、車幅方向から見た側面視で、膨張展開完了時(膨張展開後)の形状が矩形状となる袋状に形成されている。そして、その側面部22Aの車体前方側上端部(車体前方上部側)及び車体前方側下端部(車体前方下部側)には、それぞれポケット部23が形成されている。このポケット部23には、規制部材30の後述する張出部33、37がそれぞれ挿入されるようになっている。
また、ファーサイドエアバッグ22の車体後方側の辺縁部22Bにおける車体上下方向略中央部には、車体後方側へ開口したガス注入口24が形成されている。そして、このファーサイドエアバッグ22は、その辺縁部22Bがサイドフレーム16Aに固定されるようになっている。すなわち、その辺縁部22Bの車体上下方向両端部には、フランジボルト46を挿通させる貫通孔22Cがそれぞれ形成されている。
したがって、フランジボルト46を、各貫通孔22Cに挿通するとともに、サイドフレーム16Aに形成されている各貫通孔16Cに挿通し、各貫通孔16Cと同軸的に設けられているウエルドナット(図示省略)に螺合することにより、そのファーサイドエアバッグ22の辺縁部22Bが、サイドフレーム16Aに固定されるようになっている。
インフレータ26は、金属製であり、軸方向両端部が閉止された円筒状に形成されている。そして、インフレータ26の軸方向一端部の軸心部には、図示しないスクイブ(点火装置)が配設されている。また、インフレータ26の内部には、燃焼することにより大量のガスを発生するガス発生剤が充填されるとともに、発生した高温のガスを冷却するためのクーラント及びガス発生剤が燃焼した際に生じる砕片を除去するためのフィルタ等が収容されている。
なお、本実施形態におけるインフレータ26は、ガス発生剤を用いるタイプのインフレータとされているが、高圧ガスが封入されたタイプのインフレータを用いてもよい。また、インフレータ26の軸方向中央部における周壁部には、車体前方側へ開口したガス噴出部28が形成されている。このガス噴出部28が、ファーサイドエアバッグ22のガス注入口24内に車体後方側から挿入されて取り付けられるようになっている。
また、このインフレータ26は、その軸方向中央部分がブラケット27に固定支持されるようになっている。このブラケット27の車体上下方向両端部には、それぞれボルト48を挿通させる貫通孔(図示省略)が2個ずつ形成されている。したがって、ボルト48を各貫通孔にそれぞれ挿通して、サイドフレーム16Aの各貫通孔16Bに挿通し、各貫通孔16Bと同軸的に設けられているウエルドナット(図示省略)に螺合することにより、インフレータ26が、サイドフレーム16Aに固定されるようになっている。
また、このインフレータ26は、例えば車体フロアの中央部に配設された図示しないコントローラ(エアバッグECU)と接続されている。このコントローラは、ロッカやセンタピラー等の車体側部やサイドドア内に配設された図示しない側面衝突検知センサと接続されている。
規制部材30は、平板状の第1リンク部材32と第2リンク部材36とを備えている。第1リンク部材32と第2リンク部材36とは同一形状に形成されており、それぞれの一端部32A、36Aには、フランジボルト46を挿通させる貫通孔32C、36Cが形成されている。つまり、第1リンク部材32及び第2リンク部材36は、各一端部32A、36Aが、フランジボルト46によってサイドフレーム16Aに回動可能に取り付けられるようになっている。
詳細には、フランジボルト46を各貫通孔32C、36C及び各ワッシャー(図示省略)に順に挿通し、続いてファーサイドエアバッグ22の辺縁部22Bに形成された各貫通孔22Cに挿通し、更にサイドフレーム16Aの各貫通孔16Cに挿通して、ウエルドナットに螺合する。
これにより、第1リンク部材32及び第2リンク部材36における各一端部32A、36Aが、ファーサイドエアバッグ22の辺縁部22Bと共にサイドフレーム16Aに取り付けられ、そのサイドフレーム16Aに摩擦を有した状態で回動可能に支持されるようになっている。つまり、これにより、ファーサイドエアバッグ22の格納状態を維持できるようになっている。
第1リンク部材32及び第2リンク部材36の各他端部32B、36Bには、第1リンク部材32及び第2リンク部材36の長手方向と直交する方向に延在する張出部33、37が一体に形成されている。すなわち、第1リンク部材32及び第2リンク部材36は、それぞれ略「T」字状に形成されている。
そして、各張出部33、37(各他端部32B、36B)がファーサイドエアバッグ22の各ポケット部23に挿入され、その後、各ポケット部23の開口側における辺縁部23Aがそれぞれ側面部22Aに縫製されることにより、第1リンク部材32及び第2リンク部材36の各他端部32B、36B(各張出部33、37)が、ファーサイドエアバッグ22の車体前方側上端部及び車体前方側下端部にそれぞれ抜け落ちないように固定されるようになっている。
なお、第1リンク部材32及び第2リンク部材36の各他端部32B、36B(各張出部33、37)を、ファーサイドエアバッグ22の車体前方側上端部及び車体前方側下端部にそれぞれ固定する手段は、これに限定されるものではない。例えば、各他端部32B、36B(各張出部33、37)を側面部22Aに接着剤等によって接合して固定する構成にしてもよい。
また、第1リンク部材32及び第2リンク部材36の長手方向略中央部には、それぞれ長手方向に沿った長孔34、38が形成されている。長孔34及び長孔38には、樹脂製の連結具40が挿通されて取り付けられるようになっており、これによって、第1リンク部材32と第2リンク部材36とが一体的に連結されるようになっている。
詳細には、連結具40は、円板部42Aの中心に円柱部42Bが形成された凸連結部42と、円板部44Aの中心に円筒部44Bが形成された凹連結部44と、で構成されており(図2参照)、円筒部44Bの高さは、第1リンク部材32(又は第2リンク部材36)の板厚の略2倍とされている。
そして、円筒部44Bの内径は、円柱部42Bの外径より少し小さく形成されている。したがって、長孔34及び長孔38に円筒部44Bを連続して挿通し、その円筒部44Bに円柱部42Bを圧入することにより、連結具40が第1リンク部材32及び第2リンク部材36に取り付けられるようになっている。
これにより、第1リンク部材32と第2リンク部材36とが連結具40を中心に互いに反対方向へ回動可能に構成されるとともに、連結具40が各長孔34、38に沿って移動可能に構成されるようになっている。つまり、これにより、ファーサイドエアバッグ22の膨張展開時に、第1リンク部材32及び第2リンク部材36が、その側面部22Aに追随できるようになっている。
なお、第1リンク部材32及び第2リンク部材36は、それぞれ膨張展開完了時のファーサイドエアバッグ22の側面部22Aにおける対角線上にほぼ沿って配置されるようになっている。また、各長孔34、38は、連結具40がファーサイドエアバッグ22の膨張展開を阻害することがないように、それぞれ連結具40の移動範囲よりも少し長く形成されているが、連結具40の移動範囲と同一になるように、その長さが設定されていてもよい。
以上のような構成のファーサイドエアバッグ装置20において、次にその作用について説明する。
車両が側面衝突すると、図示しない側面衝突検知センサによって側面衝突したことが検知され、コントローラに検知信号が出力される。すると、コントローラでは、ファーサイドエアバッグ装置20のインフレータ26のスクイブに所定の電流を通電させる。これにより、ガス発生剤が燃焼して大量のガスが発生し、インフレータ26のガス噴出部28からガス注入口24を介してファーサイドエアバッグ22内へ噴出される。
ファーサイドエアバッグ22内にガスが噴出されると、サイドフレーム16Aに折り畳まれた状態で格納されていたファーサイドエアバッグ22が膨張し、シートバック14の脆弱部14Bを開裂して車両前方側へ膨張展開される。車体前方側へ膨張展開したファーサイドエアバッグ22は、着座乗員の上半身に押圧されて圧縮変形することにより、着座乗員の上半身を衝撃から保護する。
ここで、規制部材30を構成する第1リンク部材32及び第2リンク部材36の各一端部32A、36Aは、サイドフレーム16Aに回動可能に支持されている。そして、その各他端部32B、36B(各張出部33、37)は、それぞれファーサイドエアバッグ22の側面部22Aにおける車体前方側上端部及び車体前方側下端部に設けられた各ポケット部23に挿入されて固定されている。
また、第1リンク部材32及び第2リンク部材36は、各長孔34、38に挿通されて取り付けられた連結具40により、その連結具40を中心に互いに反対方向へ回動可能に構成されており、その連結具40は、各長孔34、38に沿って移動可能に構成されている。
したがって、ファーサイドエアバッグ22の膨張展開時において、第1リンク部材32及び第2リンク部材36は、それぞれファーサイドエアバッグ22の膨張展開に追随して、連結具40を中心に車体前方側へ向けて互いに反対方向(他端部32Bと他端部36Bとが互いに接近する方向)に回動され、そのファーサイドエアバッグ22の側面部22Aの対角線上にほぼ沿って配置される。
すなわち、本実施形態における規制部材30(第1リンク部材32及び第2リンク部材36)は、ファーサイドエアバッグ22の膨張展開時において、その側面部22Aに沿って滑るような不具合がなく、ファーサイドエアバッグ22は、その規制部材30により、車体前方側へ、その向きが規制されつつ(車幅方向への展開ばらつきが抑制されつつ)突出される。
このように、本実施形態における規制部材30によれば、膨張展開時におけるファーサイドエアバッグ22の車幅方向への挙動を規制することができ、ファーサイドエアバッグ22に対して安定的に反力を発生させることができる。つまり、この規制部材30によれば、膨張展開時におけるファーサイドエアバッグ22の反力を有効に受け止めることができる。
更に、規制部材30を構成する第1リンク部材32及び第2リンク部材36は、ファーサイドエアバッグ22の対角線上にほぼ沿って配置されるとともに、その各他端部32B、36Bが、側面部22Aにおける車体前方側上端部及び車体前方側下端部まで延在されている。したがって、このファーサイドエアバッグ22は、その挙動が安定した状態で、着座乗員の上半身を効果的に拘束する(乗員拘束性能を良好に維持する)ことができる。
また、本実施形態における規制部材30(第1リンク部材32及び第2リンク部材36)は、上記のような構成とされているため、ファーサイドエアバッグ22が折り畳まれた状態で格納されている収納時において、車体前後方向のスペースが低減されるようにコンパクトに収納される利点もある。
以上、本実施形態に係るファーサイドエアバッグ装置20について、図面を基に説明したが、本実施形態に係るファーサイドエアバッグ装置20は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、規制部材30は、第1リンク部材32と第2リンク部材36の少なくとも一方(望ましくは第1リンク部材32)が設けられていればよい。
また、第1リンク部材32の他端部32B(張出部33)及び第2リンク部材36の他端部36B(張出部37)は、それぞれファーサイドエアバッグ22のポケット部23に固定される構成に限定されるものではない。すなわち、各他端部32B、36B(各張出部33、37)は、ファーサイドエアバッグ22の膨張展開時に各ポケット部23内で多少動いてもよく、各ポケット部23から抜け落ちないように取り付けられていればよい。
また、ファーサイドエアバッグ22は、車幅方向から見た側面視で矩形状に膨張展開されるものに限定されるものではない。したがって、第1リンク部材32及び第2リンク部材36は、ファーサイドエアバッグ22の対角線上にほぼ沿って配置される構成に限定されるものではないし、各他端部32B、36Bが、ファーサイドエアバッグ22の車体前方側上端部及び車体前方側下端部まで延在される構成に限定されるものでもない。
但し、ファーサイドエアバッグ22が、車幅方向から見た側面視で矩形状に膨張展開され、第1リンク部材32及び第2リンク部材36が、ファーサイドエアバッグ22の対角線上にほぼ沿って配置され、各他端部32B、36Bが、ファーサイドエアバッグ22の車体前方側上端部及び車体前方側下端部まで延在されている方が、より効果的となるので望ましい。
14 シートバック
14A 側部
16 シートバックフレーム
16A サイドフレーム(側部)
20 ファーサイドエアバッグ装置(車両用サイドエアバッグ装置)
22 ファーサイドエアバッグ(サイドエアバッグ)
26 インフレータ
30 規制部材
32 第1リンク部材
36 第2リンク部材

Claims (3)

  1. 作動することによりガスを発生するインフレータと、
    折り畳まれた状態でシートバックフレームの側部に格納されるとともに、前記インフレータから発生したガスが供給されることにより、シートバックの側部から車体前方側へ膨張展開して乗員を拘束するサイドエアバッグと、
    一端部が前記シートバックフレームの前記側部における下部側に回動可能に支持され、他端部が前記サイドエアバッグの車体前方上部側に取り付けられた第1リンク部材と、一端部が前記シートバックフレームの前記側部における上部側に回動可能に支持され、他端部が前記サイドエアバッグの車体前方下部側に取り付けられた第2リンク部材の少なくとも一方を備えた規制部材と、
    を有することを特徴とする車両用サイドエアバッグ装置。
  2. 前記サイドエアバッグは、車幅方向から見た側面視で矩形状に膨張展開され、
    前記規制部材は、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材の両方を備えており、
    前記第1リンク部材の他端部は、前記サイドエアバックの車体前方側上端部に達する位置まで延在され、前記第2リンク部材の他端部は、前記サイドエアバッグの車体前方側下端部に達する位置まで延在されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  3. 前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材は、前記サイドエアバッグの膨張展開完了時、車幅方向から見た側面視で前記サイドエアバッグの対角線にほぼ沿って配置されることを特徴とする請求項2に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
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