JP2007084014A - 後席用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】側面衝突の際、リクライニング機構付きの後席に着座した乗員に対してより適切な衝撃抑制を行うことができる後席用サイドエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】後席12の背もたれ部12aは、車両の側方から見た状態で一部がサイドドア以外のボディサイド部と重なる位置と、全部がサイドドア以外のボディサイド部と重なる100%重なり位置とに傾動配置可能に構成されている。インフレータ18は2つのチャンバを備えている。側突時に、検出手段27から背もたれ部12aが前記100%重なり位置に配置された検出信号が出力されている場合は、制御部25からの指令信号により、インフレータ18は一方のチャンバからのみガスが発生される状態で作動され、展開状態におけるエアバッグ17の内圧が低下する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、後席用サイドエアバッグ装置に係り、詳しくはリクライニング機構付きの後席用サイドエアバッグ装置に関する。
車両における側面衝突(側突)の際に、車両のシートに着座した乗員を保護するためにサイドエアバッグ装置が使用されている。この種のエアバッグ装置のエアバッグは、折り畳まれた状態でシートにおける背もたれ部の側部の内部に配設されている。そして、エアバッグは、車両のボディサイド部に所定以上の衝撃が加えられたとき、シートに着座した乗員とボディサイド部との間に膨張しつつ展開するようになっている。これにより、乗員の腰部、腹部、胸部及び肩部と車両のボディサイド部との間が、展開されたエアバッグにより隔てられ、ボディサイド部に乗員が直接衝突することなく、衝撃がエアバッグにより弱められて乗員に作用するようになっている。
従来、サイドエアバッグ装置においては、主に前席用のサイドエアバッグ装置を対象として種々改良がなされており、そのサイドエアバッグ装置を後席にも適用するようにしていた。後席用に適した自動車の側突用エアバッグ装置として、シートバック全体の前後サイズを小さくでき、かつ補強布を短くすることができる側突用エアバッグ装置が提案されている(特許文献1参照)。この側突用エアバッグ装置は、シートバックフレームの前面にエアバッグモジュールが固定され、かつシートバックフレームの車外側面に、前端が表皮カバーの開裂部に取り付けられた補強布の後端を固定するバーが取り付けられている。
特開平11−91487号公報
特許文献1のサイドエアバッグ装置では、前記の構成によりシートバッグ全体の前後サイズを小さくでき、補強布も短くなる。しかし、このエアバッグ装置も後席特有の課題を解決するためのものではない。本願発明者は、車両の前席と後席とでは、対応する車両のボディサイド部が異なり、リクライニング機構を備えた後席では、背もたれ部の角度によって対応するボディサイド部の変形状態が異なることに着目して本発明を完成した。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、側面衝突の際、リクライニング機構付きの後席に着座した乗員に対してより適切な衝撃抑制を行うことができる後席用サイドエアバッグ装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ガス発生源から発生するガスにより、リクライニング機構付きの後席に着座した乗員と車両のボディサイド部との間に展開されるエアバッグを備えた後席用サイドエアバッグ装置であって、前記後席の背もたれ部は、車両の側方から見た状態で一部がサイドドア以外のボディサイド部と重なる位置と、全部がサイドドア以外のボディサイド部と重なる100%重なり位置とに傾動配置可能に構成されるとともに、前記背もたれ部が車両の側方から見た状態で前記100%重なり位置に配置されたことを検出する検出手段と、車両の側突を検出する側突検出手段と、前記エアバッグの展開状態における内圧を低下させる内圧低下手段と、側突時に前記検出手段から前記背もたれ部が前記100%重なり位置に配置された検出信号が出力されている場合は、前記内圧を低下させるように前記内圧低下手段を作動させる制御手段とを備えている。
ここで、「車両のボディサイド部」とは、車両の側部に配置されたサイドドアやピラー等を意味する。
前席と対応する車両のボディサイド部は、フロントドアとセンターピラー(Bピラー)であり、車両の側突の際、フロントドアとセンターピラーはベルトライン部の車室側への変形量(侵入量)が多くなる。一方、後席と対応する車両のボディサイド部は、サイドドア(リアドア)の後部、Cピラー、タイヤハウスの前部、リアクォータ等であり、サイドドア以外の部分の変形量は、サイドドアの変形量に比較して少ない。
エアバッグは、側突時におけるボディサイド部の変形量に対応した内圧の場合に、より適正な衝撃抑制作用を果たす。この発明では、後席の背もたれ部が車両の側方から見た状態で前記100%重なり位置に配置されると、検出手段によってそれが検出される。そして、背もたれ部が100%重なり位置に配置された状態において側突が発生した場合は、制御手段により内圧低下手段がエアバッグの内圧を低下させるように作動される。その結果、乗員側へのボディサイド部の変形量(侵入量)が少ない状態に対応したより適正な内圧でエアバッグが展開状態になり、エアバッグを介して乗員に衝撃が伝わる際、乗員に対する衝撃が適正に抑制される。また、背もたれ部が100%重なり位置以外の位置に配置された場合は、100%重なり位置に配置された場合より大きな適正な内圧になり、衝撃が適正に抑制される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記エアバッグは前記後席に装備されている。この発明では、リクライニング機構の作用により背もたれ部の位置が変更されても、エアバッグの格納位置と乗員との位置関係は変化しないため、展開状態におけるエアバッグの位置をボディサイド部と乗員との間の適正な位置に配置することが、エアバッグをボディサイド部側に設けた場合に比較して容易になる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記エアバッグにはベントホールが設けられ、前記内圧低下手段は前記ベントホールの開度を大きくすることにより前記内圧を低下させる。ベントホールの開度を大きくする方法としては、例えば、ベントホールを覆う布又はフィルムをシームで縫着するとともに、マイクロガスジェネレータの作動により前記布を移動させてシームを切断する方法がある。
この発明では、背もたれ部が100%重なり位置に配置された状態で側突が発生すると、少なくともエアバッグの展開が完了した状態では、エアバッグに形成されたベントホールの開度が大きな状態となり、ベントホールの開度が大きくならない場合に比較して内圧が低下する。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記内圧低下手段は前記ガス発生源の出力を抑制することにより前記内圧を低下させる構成である。この発明では、背もたれ部が100%重なり位置に配置された状態で側突が発生すると、ガス発生源の出力が抑制されるためエアバッグの展開が完了した状態では、ガス発生源の出力が抑制されない場合に比較して、エアバッグの内圧が低下する。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ガス発生源は複数のチャンバを有するインフレータであり、前記内圧低下手段は前記複数のチャンバからガスを発生させるチャンバを選択することにより内圧を低下させる構成である。この発明では、背もたれ部が100%重なり位置に配置された状態で側突が発生すると、複数のチャンバを備えたインフレータは、例えば、選択された一部のチャンバからガスを発生する状態で作動される。従って、エアバッグに供給されるガスの量は、全てのチャンバが選択されて全てのチャンバからガスが発生する状態に比較して少なくなり、エアバッグの内圧が低下する。チャンバの選択には、一部か全てかの選択に限らず、内圧を低下すべき状態と、内圧を低下させない状態とに対応させてガス発生剤がそれぞれ充填されたチャンバを選択するようにしてもよい。
本発明によれば、側面衝突の際、リクライニング機構付きの後席に着座した乗員に対してより適切な衝撃抑制を行うことができる。
以下、本発明を具体化したサイドエアバッグ装置の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。なお、以下の記載において、方向を説明する際には、車両の前進方向を前方と記載し、それを基準に上、下、前、後、左、右を規定し、エアバッグの場合には、展開時のエアバッグを基準に、車両の前記各方向に沿うものとする。
図2に示すように、車両10には、前席11及び後席12が設けられている。前席11の背もたれ部(シートバック)11aは、フロントドア13の後部寄りに位置するように配置されている。
後席12はリクライニング機構付きであり、後席12の背もたれ部12aは、座部12bの後端にリクライニング機構の一部を構成するヒンジ12cを介して回動可能に支持されており、座部12bに対してリクライニング可能に構成されている。背もたれ部12aは、リクライニング機構を作用させない状態では、ボディサイド部を構成するリアドア14の後部及びリアクォータ15に跨るように配置されている。そして、背もたれ部12aは、車両10の側方から見た状態で一部がサイドドアとしてのリアドア14以外のボディサイド部と重なる位置と、図2に鎖線で示すように、全部がリアドア14以外のボディサイド部と重なる100%重なり位置とに傾動配置可能に構成されている。
図1(a)は、左側の後席12のサイドエアバッグ装置16が作動して、エアバッグ17の展開が完了した状態の模式側面図である。サイドエアバッグ装置16は、背もたれ部12aのボディサイド部側に設けられ、ガス発生源としてのインフレータ18と、折り畳み状態のエアバッグ17とがケース(図示略)内に収容された状態で埋設されている。サイドエアバッグ装置16は、右側の後席にも装備され、前席11には前席用の公知のエアバッグ装置が装備されている。以下、左側の後席12のサイドエアバッグ装置16について説明する。
インフレータ18は、背もたれ部12aに沿って略上下方向に延びる長尺状に形成されている。図3に示すように、インフレータ18は、周壁部に複数のガス排出孔19が形成された円筒体20を有する。円筒体20は、隔壁20aで区画された2個のチャンバ21a,21bを有し、各チャンバ21a,21b内にガス発生剤(図示略)が充填されている。各チャンバ21a,21b内には、一方のチャンバ21aからのみガスが発生する場合と、両方のチャンバ21a,21bからガスが発生する場合とについて、予め実験等で決められた適正量のガス発生剤が充填されている。
円筒体20の外周部には、フィルタ22が配設され、フィルタ22の外側には、ケーシング23が装着されている。フィルタ22は、ガス発生剤から発生したガスを冷却する機能と、ガスに含まれる燃焼残渣を除去する機能とを有している。ケーシング23にはガス発生剤から発生するガスをインフレータ18から吹き出すための吹出し口23a〜23dが形成されている。また、インフレータ18の両端部には、イニシエータ(点火器)24a,24bが設けられ、イニシエータ24a,24bは、制御部25からの指令により、一方のイニシエータ24aのみが作動される状態と、両方のイニシエータ24a,24bが作動される状態とが選択される。即ち、制御部25からの指令信号により、インフレータ18の全てのチャンバ21a,21bからガスを発生させる状態と、一部のチャンバ21aからガスを発生させる状態とのいずれかが選択される。制御部25及び両イニシエータ24a,24bは、エアバッグ17の展開状態における内圧を低下させる内圧低下手段を構成する。
制御部25は、車両10のボディサイド部に対する衝撃を検出してその検出信号に基づいて側突を検出する側突検出手段としての衝撃センサ26と、背もたれ部12aが車両10の側方から見た状態で前記100%重なり位置に配置されたことを検出する検出手段27とに電気的に接続されている。制御部25は、衝撃センサ26の検出信号に基づいて側突が発生したと判断したとき、検出手段27から背もたれ部12aが100%重なり位置に配置された検出信号が出力されている場合は、一方のイニシエータ24aにのみ作動信号を出力し、他の場合は両方のイニシエータ24a,24bに作動信号を出力する。制御部25は、側突時に検出手段27から背もたれ部12aが100%重なり位置に配置された検出信号が出力されている場合は、内圧低下手段をエアバッグ17の展開状態における内圧を低下させるように作動させる制御手段を構成する。
衝撃センサ26は、サイドドア(例えば、フロントドア13)に設けられるとともに、横加速度を検出する横加速度センサで構成されている。横加速度センサは、車両10の側方からサイドドアに加えられる衝撃を横加速度として検出し、その大きさが側突に対応する設定値以上のときに側突信号を出力する。
検出手段27としては、例えば、背もたれ部12aが100%重なり位置に配置された状態においてオンになる位置に配置されたリミットスイッチ、光センサあるいは背もたれ部12aの角度を検出する角度センサ等が用いられる。
エアバッグ17は、織布等からなる一対の基布30を、それらの周縁において縫着することにより、全体として袋状をなすように形成されている。エアバッグ17は、インフレータ18をエアバッグ17の後端部に位置する状態で被覆する。図1(b)に示すように、エアバッグ17は、展開完了状態で車両前方側から見た場合において、乗員Pの肩部、胸部、腹部及び腰部とそれぞれ対応する部分K,M,H,Yの左右幅寸法の最大値Kw,Mw,Hw,Ywが、Kw>Mw>Hw>Ywとなるように形成されている。即ち、肩部と対応する部分Kの最大値Kwが胸部と対応する部分Mの最大値Mwより大きく、胸部と対応する部分Mの最大値Mwが腹部と対応する部分Hの最大値Hwより大きく、かつ、腹部と対応する部分Hの最大値Hwが腰部と対応する部分Yの最大値Ywより大きくなるように形成されている。
各部分K,M,H,Yの左右幅寸法を規制するために、左右の基布30間に3枚のテザー31a,31b,31cが縫着されている。各テザー31a〜31cは矩形状に形成され、各テザー31a〜31cの幅方向(図1(b)における左右方向)の両側部は、その全長に亘って、エアバッグ17の両基布30の内面にそれぞれ接合されている。各テザー31a〜31cは、その幅方向の長さが、テザー31a>テザー31b>テザー31cとなるように形成されている。各テザー31a〜31cは、エアバッグ17の展開完了状態において各部分K,M,H,Yの境界と対応する位置において互いに平行に前後方向に延びるように、より正確にはエアバッグ17の背もたれ部12aに対する取付けラインLに対してほぼ直交する方向に延びるように基布30に縫着されている。なお、図では縫着用の糸の図示を省略している。
展開完了状態のエアバッグ17において、部分Kの後端部にはインフレータ18の吹出し口23aが配置され、部分Mの後端部にはインフレータ18の吹出し口23bが配置され、部分Hの後端部にはインフレータ18の吹出し口23cが配置され、部分Yの後端部にはインフレータ18の吹出し口23dが配置される。インフレータ18は、各吹出し口23a〜23dから対応する各部分K,M,H,Yにガスを噴射する。エアバッグ17は、インフレータ18から発生するガスによって、前記ケース内での折り畳み状態から車両の前方に向かって展開されるようになっている。
車種によって適正値は異なるが、ある車種(例えば小型乗用車)におけるAM50ダミーを用いた評価では、部分Kの最大値Kwは150〜250mm、部分Yの最大値Ywは30〜100mmが好ましかった。
また、部分Yには、車両のボディサイド部に向かってエアバッグ17内のガスを排出するベントホール28が形成されている。
次に前記のように構成されたサイドエアバッグ装置16の作用を説明する。
車両10が所定値以上の衝撃を受けると、衝撃センサ26が検知信号(側突信号)を出力する。制御部25は、衝撃センサ26の検知信号を入力すると、検出手段27から100%重なり位置の検出信号が出力されていれば、一方のイニシエータ24aに作動信号を出力する。これにより、インフレータ18は一方のチャンバ21aからのみガスを発生する。チャンバ21aから発生したガスは、各吹出し口23a〜23dからエアバッグ17の各部分K,M,H,Yに噴射されてエアバッグ17を展開させる(図1(a)参照)。
一方のチャンバ21aからのみガスが発生するため、17の展開状態においてエアバッグ17の内圧は、両方のチャンバ21a,21bからガスが発生する場合に比較して低下する。しかし、背もたれ部12aは、車両10の側方から見た状態で全部がリアドア14以外のボディサイド部と重なる100%重なり位置に配置されている状態にあるため、後席12と対応する部分のボティサイド部の変形量即ち車室内への侵入量が少ない。その結果、エアバッグ17の内圧が低い状態が適正な内圧となり、後席12に着座した乗員Pに対して適切な衝撃抑制を行うことができる。
一方、側突が発生した状態において、背もたれ部12aの一部がリアドア14と対応する状態であれば、検出手段27から100%重なり位置の検出信号が出力されないため、制御部25は、両方のイニシエータ24a,24bに作動信号を出力する。これにより、インフレータ18は、両方のチャンバ21a,21bからガスを発生し、発生したガスは、各吹出し口23a〜23dからエアバッグ17の各部分K,M,H,Yに噴射されてエアバッグ17を展開させる。その結果、エアバッグ17の展開状態においてエアバッグ17の内圧は背もたれ部12aが100%重なり位置に配置された場合より高くなる。ボディサイド部の変形状態は、リアドア14の部分の方が他の部分より大きくなるため、内圧が高い方が適切な衝撃抑制を行うことができる。
また、後席12と対応するボディサイド部であるドアトリムは、下部側の変形量即ち車室内への侵入量が大きくなるように、変形する。従来技術のエアバッグのように腰部に対応する部分の左右幅寸法の最大値が、肩部と対応する部分の左右幅寸法の最大値以上の場合、腰部に対応する部分から乗員Pに作用する圧力が最大となり、胸部と腰部の移動量が相対的に大きくなって背骨の下部に無理な力が作用し易くなる。
しかし、この実施形態のエアバッグ17は、展開完了状態において、乗員Pの肩部、胸部、腹部及び腰部とそれぞれ対応する部分K,M,H,Yの左右幅寸法の最大値Kw,Mw,Hw,Ywの関係が、Kw>Mw>Hw>Ywとなる。そのため、側突の際に、変形したリアドア14のドアトリムと乗員Pとがエアバッグ17を挟んで互いに接近して乗員Pに衝撃が作用する際、エアバッグ17の乗員Pに対する接触部における押圧力が、乗員Pの肩部、胸部、腹部及び腰部とそれぞれ対応する部分K,M,H,Yにおいてほぼ等しくなる。その結果、乗員Pは、正面から見た状態において背骨(スパイン)が真っ直ぐに延びた状態で後席12に対して車幅方向に相対移動し、背骨の下部に無理な力が作用することが防止される。
この実施形態では以下の効果を有する。
(1)車両10の側方から見た状態で、後席12の背もたれ部12aの全部がサイドドア(リアドア14)以外のボディサイド部と重なる100%重なり位置に配置された状態で側突が発生すると、エアバッグ17の展開状態における内圧を低下させるように、内圧低下手段(イニシエータ24a,24b)が作動される。具体的には、一方のイニシエータ24aのみが作動されて一方のチャンバ21aからのみガスが発生する。その結果、乗員P側へのボディサイド部の変形量(侵入量)が少ない状態に対応したより適正な内圧でエアバッグ17が展開状態になり、エアバッグ17を介して乗員Pに衝撃が伝わる際、乗員Pに対する衝撃が適正に抑制される。また、背もたれ部12aが100%重なり位置以外の位置に配置された場合は、100%重なり位置に配置された場合より大きな適正な内圧になり、衝撃が適正に抑制される。
(2)エアバッグ17は後席12に装備されている。従って、リクライニング機構の作用により背もたれ部12aの位置が変更されても、エアバッグ17の格納位置と乗員Pとの位置関係は変化しないため、展開状態におけるエアバッグ17の位置をボディサイド部と乗員Pとの間の適正な位置に配置することが、エアバッグ17をボディサイド部側に設けた場合に比較して容易になる。
(3)ガス発生源は複数のチャンバ21a,21bを有するインフレータ18であり、内圧低下手段はインフレータ18を全てのチャンバ21a,21bからガスを発生する状態と、一部のチャンバ21aからガスを発生する状態とを選択する構成である。従って、車種に対応してエアバッグ17の構成は変更せずにインフレータ18を変えることで、展開状態におけるエアバッグ17の内圧を背もたれ部12aが100%重なり位置に配置された状態で側突が発生した場合に、それ以外の状態で側突が発生した場合に比較して低下させる状態にすることができる。
(4)エアバッグ17は、展開完了状態で車両前方側から見た場合において、乗員Pの肩部、胸部、腹部及び腰部とそれぞれ対応する部分K,M,H,Yの左右幅寸法の最大値Kw,Mw,Hw,Ywの関係が、Kw>Mw>Hw>Ywとなるように形成されている。従って、車両10の側突時においてエアバッグ17を介して乗員Pに衝撃が伝わる際、乗員Pの側部にほぼ均等にエアバッグ17から衝撃力が作用する状態となる。そのため、前席用のエアバッグと同様な構成、即ち腰部と対応する部分の左右幅寸法の最大値が他の部分の左右幅寸法以上のエアバッグを使用する場合に比較して、乗員Pに対する衝撃がより適正に抑制される。
(5)各部分K,M,H,Yの左右幅寸法を規制するためにテザー31a,31b,31cが設けられている。従って、エアバッグ17の左右幅寸法を規制する方法としてエアバッグ17の一部を糸で縫い合わせてシーム部(縫合部)を形成する方法に比較して、エアバッグ17の展開完了状態においてくびれの小さい状態で所望の寸法に規制することができる。
(6)エアバッグ17には腰部と対応する部分Yにベントホール28が設けられているため、側突の際にドアトリムの変形により部分Yに大きな力が加わろうとしても、部分Y内の気体の一部が抜けることにより、適度なクッション作用が働き、乗員Pに大きな衝撃が加わるのが抑制される。
(7)テザー31a,31b,31cで区画された各部分K,M,H,Yと対応する位置におけるエアバッグ17の後端部には、インフレータ18の各吹出し口23a,23b,23c,23dが設けられている。従って、吹出し口の数が部分K,M,H,Yの数より少ない場合に比較して、エアバッグ17が所定の形状に迅速に展開される。
(8)各部分K,M,H,Yは完全に独立したチャンバではなく、相互間で気体の行き来が可能に構成されているため、エアバッグ17が乗員Pに作用する際、乗員Pに接触する部分における圧力が均等になり易い。
(変更例)
なお、実施形態は、次のように具体化することも可能である。
・ 内圧低下手段として、イニシエータ24a,24bは、制御部25からの指令により、他方のイニシエータ24bのみが作動される状態と、両方のイニシエータ24a,24bが作動される状態とが選択される構成としてもよい。この場合、制御部25からの指令信号により、インフレータ18の全てのチャンバ21a,21bからガスを発生させる状態と、一部のチャンバ21bからガスを発生させる状態とのいずれかが選択される。
・ インフレータ18を構成するチャンバの数を3個以上の複数にして、後席12の背もたれ部12aが100%重なり位置に配置された状態で側突が発生した場合に一部のチャンバからガスを発生させ、その他の場合は全部のチャンバからガスを発生させるようにしてもよい。
・ 展開状態における内圧を背もたれ部12aの重なり状態に対応して調節する構成として、一部のチャンバからガスを発生させるか、全てのチャンバからガスを発生させるかを選択する構成に限らず、内圧を低下すべき状態と、内圧を低下させない状態とに対応させてガス発生剤がそれぞれ充填された異なるチャンバを選択するようにしてもよい。
・ 後席12の背もたれ部12aが100%重なり位置に配置された状態で側突が発生した場合に、エアバッグ17の展開状態における内圧を低下させる内圧低下手段は、インフレータ18にチャンバ21a,21bを複数設けて、作動させるチャンバを選択する構成に限らない。例えば、エアバッグ17にベントホールを設け、エアバッグ17の展開状態における内圧を低下させる必要がある場合にベントホールの開度を大きくする手段を設けてもよい。具体的には、図4(a),(b)に示すように、サイドエアバッグ装置16を構成するリテーナ41は、上下2箇所に一対のボルト42が後方に向かって突設されている。これらのボルト42は、エアバッグ17の後端縁に穿設された孔及びシートフレーム43に形成された孔に挿通されるとともに、シートフレーム43の後側(図4(a)の右側)に突出した部分に螺合されるナット44により締め付け固定されている。シートフレーム43にはリテーナ41の固定位置の近くに孔45が形成されている。エアバッグ17の基布30には、シートフレーム43の孔45と対応する位置に、孔45より小さな口径のベントホール46が形成され、ベントホール46を覆うあて布47又はフィルムがシーム48で基布30に縫着されている。あて布47の直径はベントホール46の口径より大きく、孔45の口径より小さい。シートフレーム43の孔45と対向する位置の前側には、プレート49がスペーサ50を介してシートフレーム43の前面と所定間隔をおいた状態でボルト51及びナット52により固定されている。ボルト51は、プレート49、スペーサ50、基布30及びシートフレーム43を順に貫通し、シートフレーム43の後側(図4(a)の右側)に突出した部分にナット52が螺合されて締め付け固定されている。プレート49のあて布47側にはMGG(マイクロガスジェネレータ)53が固定されている。そして、MGG(マイクロガスジェネレータ)53の作動によりあて布47又はフィルムを移動させてシーム48を切断可能な構成になっている。この場合は、MGG53が作動しない状態ではベントホール46の開度は0%で、MGG53が作動した後は、ベントホール46の開度は100%になる。そして、この構成では、背もたれ部12aが100%重なり位置に配置された状態で側突が発生すると、制御部25からの指令信号によりMGG53が作動され、少なくともエアバッグ17の展開が完了した状態では、あて布47又はフィルムによるベントホール46を覆う状態が解除されて開度が大きな状態となる。従って、ベントホール46の開度が大きくならない場合に比較して内圧が低下する。なお、この実施形態のインフレータはリテーナ付きであって、リテーナ41の内部にインフレータ18が固定されている。
・ 内圧低下手段を構成するベントホール46及びMGG53は一箇所に限らず複数箇所に設けてもよい。
・ MGG53の作動を利用してベントホールを形成する構成として、あて布47に脆弱部を形成しておき、MGG53が作動したときにシーム48を破断する代わりにあて布47を破ってベントホールが形成される構成としてもよい。また、基布30に孔を形成せずに、シートフレーム43の孔45に対応する基布30の部分に脆弱部を設け、MGG53が作動したときに脆弱部において基布30が破られてベントホールが形成される構成としてもよい。
・ 内圧低下手段は、ガス発生源の出力を抑制することにより前記内圧を低下させる構成としてもよい。例えば、ガス発生源としてのインフレータ18に、チャンバから発生したガスの一部をエアバッグ17へ供給せずに外部へ排出するバルブを設け、そのバルブを
MGGで開放状態に駆動可能に構成する。この構成では、背もたれ部が100%重なり位置に配置された状態で側突が発生すると、制御部25からの指令信号によりMGGが作動されてバルブが開放される。そのため、インフレータ18のチャンバから発生したガスの一部がエアバッグ17へ供給されずに外部へ排出されるため、展開状態においてエアバッグ17の内圧が低下する。背もたれ部が100%重なり位置以外の位置に配置された状態で側突が発生すると、MGGは作動されず、インフレータ18のチャンバから発生したガスは全てエアバッグ17に供給されて内圧は低下しない。
・ エアバッグ17は、展開完了状態において四つの部分に区画される構成に限らず、図4(c)に示すように、エアバッグ17が2枚のテザー31a及びテザー31cにより、肩部と対応する部分Kと、胸腹部と対応する部分MHと、腰部と対応する部分Yとに区画される構成にしてもよい。ここで、「胸腹部と対応する部分」とは、胸部と対応する部分及び腹部と対応する部分を合わせた部分を意味する。この場合も、側面衝突の際、従来技術のエアバッグに比較して、後席に着座した乗員Pに対してより適切な衝撃抑制を行うことができる。
・ エアバッグ17の展開完了状態において、各部分K,M,H,MH,Yの左右幅寸法を規制する方法としてテザーを用いる代わりに、対向する基布30間をシームにて縫着するようにしてもよい。また、シームの代わりに、左右の基布30間を溶着又は接着しても構わない。
・ エアバッグ17の展開完了状態における形状は、前後方向の長さが肩部と対応する部分Kが長く、腰部と対応する部分Yが最も短くなる形状に限らない。例えば、車両10の側方から見た形状がほぼ矩形状となるように形成してもよい。
・ エアバッグ17の形状は、展開完了状態において、各部分の左右幅寸法の最大値が、エアバッグ17の上側の部分ほど大きくなる形状に限らず、例えば、図5(b)に示すように、腰部と対応する部分Yの左右幅寸法の最大値が、肩部と対応する部分Kの左右幅寸法の最大値以上となる形状であってもよい。この場合、図5(a)に示すように、エアバッグ17の展開完了状態における形状を、乗員Pの上腕部を必要以上に拘束しないように、上腕部と対応する位置に切欠き部32を備えた形状にしてもよい。
・ 側突の際に、エアバッグ17の部分Yと対応する箇所に適度なクッション作用を持たせる構成として、基布30の部分Yと対応する箇所にベントホール28を設ける代わりに、ドアトリムの部分Yと対応する箇所に衝撃吸収部材を設けてもよい。衝撃吸収部材としては、例えば、熱可塑性エラストマーのような軟質樹脂、発泡ウレタンのような発泡樹脂が用いられる。
・ インフレータ18に、テザー31a,31b,31c等で区画された各部分K,M,H,Y等に対応してそれぞれ吹出し口23a,23b,23c,23dを設けずに、吹出し口の数をテザー31a,31b,31c等で区画された各部分K,Y等の数より少なくしてもよい。例えば、吹出し口を1個にしてもよい。
・ サイドエアバッグ装置16は、後席12の背もたれ部12aに設けられる構成に限らず、車両10のボディサイド側に設けてもよい。
前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1)請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置において、前記エアバッグは、展開完了状態で車両前方側から見た場合において、乗員の肩部、胸腹部及び腰部とそれぞれ対応する部分の左右幅寸法の最大値の関係が、肩部と対応する部分の最大値が胸腹部と対応する部分の最大値より大きく、かつ胸腹部と対応する部分の最大値が腰部と対応する部分の最大値より大きくなるように形成されている。
(2)前記技術的思想(1)に記載のサイドエアバッグ装置において、前記エアバッグには前記各部分の左右幅寸法を規制するためにテザーが設けられており、前記エアバッグにガスを供給するガス発生源は、前記テザーで区画された各部分に対応してガスを吹き出すための吹出し口を備えている。
(3)請求項5に記載の発明において、前記内圧低下手段は、内圧を低下させる場合はガスを発生させるチャンバとして予め設定された一部のチャンバを選択し、内圧を低下させない場合はガスを発生させるチャンバとして全てのチャンバを選択する。
(a)は乗員がシートに着座したときのエアバッグの展開完了状態を模式的に示す側面図、(b)は(a)の1b−1b線におけるエアバッグの端面図。 車両の前席及び後席の配置を示す模式側面図。 インフレータの構成を示す模式図。 (a)は変更例の内圧低下手段を示す模式断面図、(b)は(a)のベントホールと対応する部分をシートフレームの後側からみた模式図、(c)は変更例のエアバッグの図1(b)に対応する端面図。 (a)は変更例のエアバッグの展開状態を模式的に示す側面図、(b)は(a)の5b−5b線における端面図。
符号の説明
P…乗員、10…車両、12…後席、12a…背もたれ部、12c…リクライニング機構を構成するヒンジ、17…エアバッグ、18…インフレータ、21a,21b…チャンバ、24a,24b…内圧低下手段を構成するイニシエータ、25…制御手段としての制御部、26…側突検出手段としての衝撃センサ、27…検出手段、46…内圧低下手段を構成するベントホール、47…同じくあて布、48…同じくシーム、53…同じくMGG。

Claims (5)

  1. ガス発生源から発生するガスにより、リクライニング機構付きの後席に着座した乗員と車両のボディサイド部との間に展開されるエアバッグを備えた後席用サイドエアバッグ装置であって、
    前記後席の背もたれ部は、車両の側方から見た状態で一部がサイドドア以外のボディサイド部と重なる位置と、全部がサイドドア以外のボディサイド部と重なる100%重なり位置とに傾動配置可能に構成されるとともに、
    前記背もたれ部が車両の側方から見た状態で前記100%重なり位置に配置されたことを検出する検出手段と、
    車両の側突を検出する側突検出手段と、
    前記エアバッグの展開状態における内圧を低下させる内圧低下手段と、
    側突時に前記検出手段から前記背もたれ部が前記100%重なり位置に配置された検出信号が出力されている場合は、前記内圧を低下させるように前記内圧低下手段を作動させる制御手段と
    を備えていることを特徴とする後席用サイドエアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグは前記後席に装備されている請求項1に記載の後席用サイドエアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグにはベントホールが設けられ、前記内圧低下手段は前記ベントホールの開度を大きくすることにより前記内圧を低下させる請求項1又は請求項2に記載の後席用サイドエアバッグ装置。
  4. 前記内圧低下手段は前記ガス発生源の出力を抑制することにより前記内圧を低下させる構成である請求項1又は請求項2に記載の後席用サイドエアバッグ装置。
  5. 前記ガス発生源は複数のチャンバを有するインフレータであり、前記内圧低下手段は前記複数のチャンバからガスを発生させるチャンバを選択することにより内圧を低下させる構成である請求項1又は請求項2に記載の後席用サイドエアバッグ装置。
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