JP2010052621A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】後方シートの乗員及び前方シートの乗員を、車両の前面衝突時等に伴う前後移動に合わせて適正に拘束保護することができるエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】前方シート22の背もたれ部27の後面側で後方シート23の乗員P2に向かって膨張展開可能な第1エアバッグ40と、前方シート22の背もたれ部27と前方シート22の乗員P1との間で膨張展開可能な第2エアバッグ41とを設ける。両エアバッグ40,41にはインフレータ44からガスを各別に供給して、第1エアバッグ40が膨張展開された後に、第2エアバッグ41が膨張展開されるように構成する。第2エアバッグ41には第1エアバッグ40の内圧保持時間よりも長く内圧を保持する内圧保持機能を持たせる。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用シート、特に車室内の前方に配置された前方シートの背もたれ部に装備されるエアバッグ装置に関するものである。
一般に、自動車等の車両において、車室内の前方に配置された前方シート及び後方に配置された後方シートに乗員がそれぞれ着座した状態で、前面衝突事故が発生すると、後方シートの乗員が前方に傾倒して前方シートの背もたれ部の後面に突き当たり、頭部や膝部を適正に保護できないおそれがある。又、この車両の前面衝突事故時には、前方シートの乗員が前方に傾倒した後のリバウンドで、前方シートの背もたれ部に突き当たり、胸部や腰部を適正に保護できないおそれがある。この場合、後方シートの乗員がシートベルトの非着用状態であったり、前方シートと後方シートとの間隔が狭くなっているときには、後方シートの乗員の膝部が前方シートの背もたれ部の後面に強く突き当たって、両乗員の保護が不十分となるおそれがある。
このような不具合を解消するために、例えば特許文献1に開示されるような構成のエアバッグ装置が従来から提案されている。この従来構成では、図11及び図12に示すように、前方シート61の背もたれ部61a内において、その骨格部62の後面に後方シート63の乗員P2側へ膨張展開可能な複数の第1エアバッグ64が設けられている。骨格部62の前面には、前方シート61の乗員P1との間で膨張展開可能な第2エアバッグ65が設けられている。
又、前記前方シート61の背もたれ部61a内において、その骨格部62の後面にはガス発生源としてのインフレータ66が設けられている。そして、車両に対して前面衝突事故等により所定以上の衝撃が加わったとき、インフレータ66から各第1エアバッグ64にガスが供給されて、図12に示すように、それらの第1エアバッグ64が後方シート63の乗員P2側に向かって膨張展開される。これにより、後方シート63の乗員P2の頭部、胸部及び膝部が前方シート61の背もたれ部61aの後面に突き当たらないように拘束保護される。
さらに、前記前方シート61における背もたれ部61aの骨格部62には、各第1エアバッグ64の内部空間と第2エアバッグ65の内部空間とを連通するための複数の連通路67が形成されている。そして、図12に示すように、前記インフレータ66からのガスの供給により各第1エアバッグ64が膨張展開されたとき、第1エアバッグ64内のガスが各連通路67を介して第2エアバッグ65内に導入されて、その第2エアバッグ65が前方傾倒状態の前方シート61の乗員P1と背もたれ部61aとの間で膨張展開される。これにより、前方シート61の乗員P1の胸部及び腰部が前方傾倒後のリバウンドで、前方シート61の背もたれ部61aに突き当たらないように拘束保護される。
独国特許出願公開第DE 102 01 836 A1号明細書
ところが、この従来構成のエアバッグ装置においては、第1エアバッグ64と第2エアバッグ65とが連通路67を介して連通されているため、両エアバッグ64,65がほぼ同時に膨張展開されて、それらのエアバッグ64,65の膨張展開を独立して制御することが困難である。又、第2エアバッグ65が所定時間以上の内圧保持機能を備えていないため、前方シート61の乗員P1が前方傾倒後のリバウンドで、膨張展開状態の第2エアバッグ65に突き当たったとき、第2エアバッグ65内のガスが縫目等から外部に漏れ出したり、連通路67を介して第1エアバッグ64側に逃げ出したりして、乗員P1の保護機能が低減する。さらに、前記連通路67によってガスが第1エアバッグ64から第2エアバッグ65へ流入する構成となっているので、第1エアバッグ64と第2エアバッグ65の膨張展開のタイミングを相違させて、乗員P1と乗員P2の適正な保護を行うことが難しい。よって、後方シート63の乗員P2及び前方シート61の乗員P1を、車両の前面衝突時等に伴う前後移動に合わせて、適正タイミングで拘束保護することができないという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、後方シートの乗員及び前方シートの乗員を、車両の前面衝突時等に伴う前後移動に合わせて適正に拘束保護することができるエアバッグ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、車両に設けられた前方シートの背もたれ部の後面側で後方シートの乗員に向かって膨張展開可能な第1エアバッグと、前記前方シートの背もたれ部と前方シートの乗員との間で膨張展開可能な第2エアバッグとを備え、前記両エアバッグにはガス発生源から膨張展開用のガスを各別に供給するとともに、前記第2エアバッグには前記第1エアバッグの内圧保持時間よりも長く内圧を保持する内圧保持機能を持たせたことを特徴としている。
従って、この発明のエアバッグ装置を前方シートに装備した車両において、前面衝突事故等により所定以上の衝撃が加わったときには、ガス発生源から第1エアバッグ及び第2エアバッグにガスが各別に供給される。これにより、第1エアバッグが前方シートの背もたれ部の後面側で後方シートの乗員に向かって膨張展開されて、後方シートの乗員を前方シートの背もたれ部の後面に突き当たらないように拘束保護する。それとともに、第2エアバッグが前方シートの背もたれ部と前方シートの乗員との間で膨張展開されて、前方シートの乗員を前方傾倒後のリバウンドで、前方シートの背もたれ部に突き当たらないように拘束保護する。この場合、前記第2エアバッグは前記第1エアバッグの内圧保持時間よりも長く内圧を保持する内圧保持機能を有するので、内圧が保持された前記第2エアバッグによって前方シートの乗員の保護を適正に行うことができる。各エアバッグの膨張展開を独立して制御することができるため、後方シートの乗員及び前方シートの乗員を、車両の前面衝突時等に伴う前後移動に合わせて適正タイミングで拘束保護することができる。
又、前記の構成において、前記第1エアバッグが先に膨張展開され、その後に第2エアバッグが膨張展開されるように構成するとよい。このように構成した場合には、両エアバッグの膨張展開タイミングをずらすことによって、各エアバッグによる後方シートの乗員及び前方シートの乗員の拘束保護効果を一層高めることができる。
加えて、前記の構成において、前記ガス発生源は2つの噴出孔を備えた単一構造のインフレータから構成するとよい。このように構成した場合には、ガス発生源の構造を簡素化することができるとともに、単一構造のインフレータから第1エアバッグ及び第2エアバッグに対してガスを各別に供給することができる。
さらに、前記の構成において、前記ガス発生源は円筒状のインフレータからなり、該インフレータにはその中央部を境にガス噴出孔が二箇所に設けられ、前記両エアバッグの基端部に設けられたガス供給用袋状部は、インフレータの両端部から前記ガス噴出孔をそれぞれ覆うように嵌挿され、前記両ガス供給用袋状部にそれぞれ設けられ、かつインフレータの挿入口となる環状の被クランプ部を、クランプ具によりインフレータの外周面に締結固定するとよい。このように構成した場合には、ガス発生源としてのインフレータに対する各エアバッグの取付構造を簡略化することができる。
さらに、前記の構成において、前記第2エアバッグは、前方シートの背もたれ部内においてスプリング体の前面に扁平非展開状態で取り付けるとよい。このように構成した場合には、前方シートの乗員が前方傾倒後のリバウンド時に、背もたれ部内のスプリング体等に突き当たるのを抑制するこができる。
以上のように、この発明によれば、後方シートの乗員及び前方シートの乗員を、車両の前面衝突時等に伴う前後移動に合わせて、適正に拘束保護することができるという効果を発揮する。
(第1実施形態)
以下に、この発明の第1実施形態を、図1〜図8に基づいて説明する。なお、以下の記載においては、車両の前進方向を前方とし、後退方向を後方として説明する。
図1に示すように、車室内の床面21上には、前方シート22及び後方シート23が並設されている。車室内には、前方シート22に着座した乗員P1及び後方シート23に着座した乗員P2を拘束するためのシートベルト装置24,25が装備されている。図1及び図5に示すように、前方シート22は、床面21上に支持された腰掛部26と、その腰掛部26の後端に傾き調整可能に配設された背もたれ部27と、その背もたれ部27の上端に取り付けられたヘッドレスト部28とから構成されている。
図2及び図6に示すように、前記前方シート22の背もたれ部27は、金属枠状のフレーム部材29にクッション材30を装着して構成されている。フレーム部材29内には、金属ワイヤよりなるスプリング体31が取着されている。スプリング体31は、四角枠状の枠部31aと、その枠部31a内の下側に張設された複数本の腰椎支持用スプリング31bと、枠部31aの中央及び上側に張設された複数本の胸椎支持用スプリング31cとから構成されている。
図1〜図4に示すように、前記前方シート22の背もたれ部27には、この発明を具体化したエアバッグ装置35が配設されている。すなわち、背もたれ部27のフレーム部材29の下部後縁には、四角箱状の収容ケース36が配設されている。収容ケース36の上面には、一対のボルト37が突設されている。そして、これらのボルト37をフレーム部材29のボルト挿通孔38に挿通した状態で、ナット39を締め付けることにより、収容ケース36がフレーム部材29に固定されている。収容ケース36の前面には、後述する第1エアバッグ40のガス供給用袋状部40aを取り出すための開口部36aが形成されている。収容ケース36の後面には、第1エアバッグ40の膨張展開を許容するための開放可能な可破断部を有するカバー部36bが設けられている。
図2及び図3に示すように、前記収容ケース36内には、袋状の第1エアバッグ40が折り畳たみ非展開状態で収納されている。第1エアバッグ40の基端部にはガス供給用袋状部40aが形成され、このガス供給用袋状部40aが図2及び図4に示す収容ケース36の開口部36aから外部に導出されている。そして、この第1エアバッグ40は、収容ケース36のカバー部36bを開放して、図1に鎖線で示すように、前方シート22の背もたれ部27の後面下側から後方シート23の乗員P2に向かって膨張展開可能になっている。
図2に示すように、前記前方シート22の背もたれ部27内において、スプリング体31の前面には袋状の第2エアバッグ41が扁平非展開状態で、複数のボルト42及びナット43により取り付けられている。第2エアバッグ41は、外皮として二枚重ね素材を使用したり、外皮の縫製部にシリコンコーティングを施したりして、前記第1エアバッグ40の内圧保持時間よりも長く内圧を保持する内圧保持機能を持たせた構造となっている。第2エアバッグ41の下端部には、ガス供給用袋状部41aが形成されている。そして、この第2エアバッグ41は、図8に示すように、前方シート22における背もたれ部27のスプリング体31と前方シート22の乗員P1との間で膨張展開するようになっている。
図2及び図3に示すように、前記前方シート22の背もたれ部27におけるフレーム部材29の下部前縁には、ガス発生源としてのインフレータ44が配設されている。このインフレータ44は単一構造で円筒状に形成され、その外周面の中央部を境にして所定距離離れた二箇所にはガス噴出孔44a,44bが設けられている。インフレータ44の内部には、図示しないが点火装置及びガス発生剤が二箇所に独立して設けられている。そして、インフレータ44の一方のガス噴出孔44aには、前記第1エアバッグ40のガス供給用袋状部40aが外嵌状態で嵌挿され、ガス供給用袋状部40aに形成されたインフレータ44の挿入口となる環状の被クランプ部40bがクランプ具45によりインフレータ44の外周面に締付固定されている。又、インフレータ44の他方のガス噴出孔44bには、前記第2エアバッグ41のガス供給用袋状部41aが外嵌状態で嵌挿され、ガス供給用袋状部41aに形成されたインフレータ44の挿入口となる環状の被クランプ部41bがクランプ具46によりインフレータ44の外周面に締付固定されている。
図2及び図3に示すように、前記インフレータ44の外周には、一対のボルト47が各エアバッグ40,41を貫通して突設されている。そして、これらのボルト47を背もたれ部27内のフレーム部材29のボルト挿通孔48に挿通した状態で、ナット49を締め付けることにより、インフレータ44がフレーム部材29に固定配置されている。又、このインフレータ44の配置状態で、そのガス噴出孔44a,44bから第1エアバッグ40及び第2エアバッグ41にガスが各別に供給されることにより、それらのエアバッグ40,41が独立して膨張展開される。この場合、第1エアバッグ40が先に膨張展開され、その所定時間(例えば0.1秒〜0.3秒)後に第2エアバッグ41が膨張展開される。
次に、前記のように構成されたエアバッグ装置の動作を説明する。
さて、このエアバッグ装置35を装備した車両において、前面衝突事故等により所定以上の衝撃が加わると、車両に所定以上の衝撃が加わったことが衝突検知センサ(図示略)によって検出されて制御回路から第1駆動電流が前記インフレータ44に出力されて、第1点火装置(図示略)による点火が行われ、ガス発生剤から膨張用ガスが発生される。その結果、まずインフレータ44の一方のガス噴出孔44aから第1エアバッグ40内にガスが供給される。これにより、図7に示すように、第1エアバッグ40が収容ケース36内から後方シート23の乗員P2側に向かって膨張展開される。このため、後方シート23の乗員P2が衝突事故等の衝撃で前方に傾倒しても、前方シート22の背もたれ部27に突き当たらないように拘束保護される。よって、後方シート23の乗員P2の頭部、胸部及び膝部が前方シート22の背もたれ部27に突き当たってもそれを適正に保護することができる。
そして、前記第1エアバッグ40の膨張展開完了から所定時間(例えば0.1秒〜0.3秒)後に、制御回路のタイマーよって第2駆動電流が前記インフレータ44に出力されて、第2点火装置(図示略)による点火が行われ、ガス発生剤から膨張用ガスが発生される。その結果、インフレータ44の他方のガス噴出孔44bから第2エアバッグ41内にガスが供給される。これにより、図8に示すように、第2エアバッグ41が前方シート22の背もたれ部27と前方シート22の乗員P1との間で膨張展開される。このため、前方シート22の乗員P1が前方傾倒後のリバウンドで後方に移動しても、前方シート22の背もたれ部27に突き当たらないように拘束保護される。よって、前方シート22の乗員P1の胸部及び腰部が前方傾倒後のリバウンドで、前方シート22の背もたれ部27に突き当たってもそれを適正に保護することができる。
以上のように、この実施形態のエアバッグ装置は、以下の効果を奏する。
(1)上記実施形態では、第1エアバッグ40及び第2エアバッグ41に対してインフレータ44からガスが各別に供給されるとともに、第2エアバッグ41が前記第1エアバッグ40の内圧保持時間よりも長く内圧を保持する内圧保持機能を有する構造となっている。このため、内圧保持された第2エアバッグ41によって前方シート22の乗員P1の保護を適正に行うことができる。又、両エアバッグ40,41の膨張展開を独立して制御することができて、後方シート23の乗員P2及び前方シート22の乗員P1を、車両の前面衝突時等に伴う前後移動に合わせて適正に拘束保護することができる。この場合、第1エアバッグ40が先に膨張展開され、その後に第2エアバッグ41が膨張展開されるようになっているため、それらのエアバッグ40,41による後方シート23の乗員P2及び前方シート22の乗員P1の拘束保護のタイミングを適正化して、保護効果を一層高めることができる。
(2)上記実施形態では、ガス発生源として2つのガス噴出孔44a,44bを備えた単一構造のインフレータ44が設けられ、その内部に点火装置及びガス発生剤が二箇所に設けられている。このため、ガス発生源の構造を簡素化することができるとともに、単一構造のインフレータ44から第1エアバッグ40及び第2エアバッグ41に対してガスを各別に供給して、それらのエアバッグ40,41の膨張展開を任意に制御することができる。
(3)上記実施形態では、インフレータ44が円筒状に形成され、両エアバッグ40,41のガス供給用袋状部40a,41aがインフレータ44に嵌挿された状態でクランプ具45,46により締結固定されている。このため、インフレータ44に対する各エアバッグ40,41の取付構造を簡略化することができる。
(4)上記実施形態では、第2エアバッグ41が前方シート22の背もたれ部27内において、スプリング体31の前面に扁平非展開状態で取り付けられている。このため、前方シート22の乗員P1が前方傾倒後のリバウンド時に、背もたれ部27内の硬いスプリング体31等に突き当たるおそれを抑制するこができる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第2実施形態においては、図9に示すように、第1エアバッグ40のガス供給用袋状部40a及び第2エアバッグ41のガス供給用袋状部41aがインフレータ44に対してその両端部から嵌挿されている。そして、両エアバッグ40,41のガス供給用袋状部40a,41aの被クランプ部40b,41bがインフレータ44の中央部において互いに重合された状態で、クランプ具51により締付固定されている。
従って、この第2実施形態においては、クランプ具51を一つにして、構造を簡素化することができる。その他の効果は、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様である。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第3実施形態においては、図10に示すように、ガス発生源が同一軸線上に配置された一対の円筒状のインフレータ44A,44Bから構成されている。そして、第1エアバッグ40及び第2エアバッグ41が各インフレータ44A,44Bに嵌挿された状態で、クランプ具45,46により締結固定されている。
従って、この第3実施形態においては、インフレータ44A,44Bが分離されているので、それらの設置箇所の制約を緩和することができる。その他の効果は、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様である。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記各実施形態においては、第2エアバッグ41が前方シート22の背もたれ部27内において、前方シート22の乗員P1側に膨張展開されるように構成されているが、この第2エアバッグ41が背もたれ部27内から前部外方へ突出した状態で膨張展開されるように構成してもよい。
・ 前記第1エアバッグ40及び第2エアバッグ41が同時に膨張展開されるようにしてもよい。
第1実施形態のエアバッグ装置を備えた車両を示す概略側断面図。 図1のエアバッグ装置を拡大して示す要部断面図。 同エアバッグ装置の要部斜視図。 第1エアバッグの収納ケースを示す斜視図。 図1のエアバッグ装置を備えた前方シートを示す斜視図。 図5の前方シートの背もたれ部の一部を破断したエアバッグ装置が装着されていない状態を示す拡大斜視図。 図1のエアバッグ装置の車両衝突時における動作状態を示す概略側断面図。 同エアバッグ装置の図7に続く動作状態を示す概略側断面図。 第2実施形態のエアバッグ装置を示す部分断面図。 第3実施形態のエアバッグ装置を示す部分断面図。 従来のエアバッグ装置を備えた前方シートを示す概略断面図。 図11のエアバッグ装置の車両衝突時における動作状態を示す概略断面図。
符号の説明
22…前方シート、23…後方シート、27…背もたれ部、29…フレーム部材、31…スプリング体、35…エアバッグ装置、36…収容ケース、40…第1エアバッグ、40a…ガス供給用袋状部、41…第2エアバッグ、41a…ガス供給用袋状部、44,44A,44B…ガス発生源としてのインフレータ、44a,44b…ガス噴出孔、45,46,51…クランプ具、P1…前方シートの乗員、P2…後方シートの乗員。

Claims (5)

  1. 車両に設けられた前方シートの背もたれ部の後面側で後方シートの乗員に向かって膨張展開可能な第1エアバッグと、
    前記前方シートの背もたれ部と前方シートの乗員との間で膨張展開可能な第2エアバッグとを備え、
    前記両エアバッグにはガス発生源から膨張展開用のガスを各別に供給するとともに、前記第2エアバッグには前記第1エアバッグの内圧保持時間よりも長く内圧を保持する内圧保持機能を持たせたことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記第1エアバッグが先に膨張展開し、その後に第2エアバッグが膨張展開することを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記ガス発生源は2つの噴出孔を備えた単一構造のインフレータからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記ガス発生源は円筒状のインフレータからなり、該インフレータにはその中央部を境にガス噴出孔が二箇所に設けられ、前記両エアバッグの基端部に設けられたガス供給用袋状部は、インフレータの両端部から前記ガス噴出孔をそれぞれ覆うように嵌挿され、前記両ガス供給用袋状部にそれぞれ設けられ、かつインフレータ挿入口となる筒状の被クランプ部は、クランプ具によりインフレータの外周面に締結固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記第2エアバッグは、前方シートの背もたれ部内においてスプリング体の前面に扁平非展開状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載のエアバッグ装置。
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