JP5884650B2 - 車両用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用サイドエアバッグ装置に関する。
下記特許文献1に示された車両用サイドエアバッグ装置では、エアバッグが、膨張展開時に着座乗員の胸部の車幅方向外側端より車両後方側で上下方向に延びる後側チューブバッグ部と、該後側チューブバッグ部より車両前方側で着座乗員の胸部の車両幅方向外側端より車両前方側に位置して上下方向に延びる前側チューブバッグ部と、を備えている。後側チューブバッグ部の上部は、着座乗員の肩部側方に位置して肩部を拘束する肩拘束部とされており、前側チューブバッグの上縁は、肩拘束部より車両前方側で着座乗員の脇より低い位置にあり着座乗員の上腕部が載るアームサポート部とされている。
つまり、この車両用サイドエアバッグ装置では、比較的耐性の高い着座乗員の肩部を肩拘束部によって拘束する一方、着座乗員の上腕部をアームサポート部に載せることにより、比較的耐性の低い着座乗員の胸部とエアバッグとの間に上腕部が介在することを抑制するようにしている。
特開2010−132072号公報
しかしながら、上述のサイドエアバッグ装置では、上腕部の押し上げのみを考慮しているため、上下方向に延びる後側チューブバッグ部よって拘束される肩部には、上方への押し上げ力が殆ど作用しない。このため、上腕部の押し上げが不十分になる可能性があり、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、着座乗員の上腕部を良好に押し上げることができる車両用サイドエアバッグ装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、車両用シートに設けられ、車両の側面衝突が検知又は予知された場合に作動されてガスを発生させるインフレータと、前記車両用シートのシートバックの側部に設けられ、前記インフレータが発生させるガスが内部に供給されることにより着座乗員と車体側部との間に膨張展開すると共に、膨張展開状態で着座乗員の肩部の側方及び肩部よりも車両前方側に位置する肩バッグ部と着座乗員の胸部及び腹部の側方に位置するメインバッグ部とがテザーによって区画され、膨張展開状態での前記肩バッグ部の内圧と前記メインバッグ部の内圧とが異なり、前記肩バッグ部が前記メインバッグ部よりも車幅方向の寸法を小さく設定されることにより、前記メインバッグ部の上端側における車幅方向内側面が車幅方向外側へ向かうに従い上昇するように傾斜又は湾曲すると共に、膨張展開状態における前記肩バッグ部と前記メインバッグ部との境界が、車幅方向から見た着座乗員の肩部の中心よりも下方側で且つ着座乗員の脇部よりも上方側に位置するように形成されたサイドエアバッグと、を備え、前記肩バッグ部は、前記車幅方向内側面との摺接によって上方へ押し上げられた上腕部を拘束可能とされており、前記テザーは、前記膨張展開状態での車幅方向の両縁が互いに反対側へ向けて凸を成す一対の円弧により構成された木の葉形に形成され、前記膨張展開状態で車両前後方向に延びると共に、前記膨張展開状態での車両前後方向中央部側が着座乗員の肩部の中心と平面視で車幅方向に並ぶように形成されている。
なお、請求項1に記載の発明では、着座乗員とサイドエアバッグとの位置関係は、例えば、車両用シートに着座した国際統一側面衝突ダミー(World Side Impact Dummy:WorldSID)とサイドエアバッグとの位置関係に基づいて設定される。
また、請求項1に記載の「肩部の中心」の位置は、例えば、車両用シートに着座した国際統一側面衝突ダミーの肩部に設けられたボルトの中心(軸心)の位置とされる。また、請求項1に記載の「脇部」は、車両用シートに着座した国際統一側面衝突ダミーの上腕部を水平に車両前方へ延ばしたときの上腕部の後端部(肩部)における下端の位置とされる。
請求項1に記載の発明では、車両の側面衝突が検知又は予知されると、インフレータが作動されてガスが発生し、サイドエアバッグの内部にガスが供給される。これにより、サイドエアバッグが着座乗員と車体側部との間に膨張展開する。このサイドエアバッグは、膨張展開状態で着座乗員の肩部の側方及び肩部よりも車両前方側に位置する肩バッグ部と、着座乗員の胸部及び腹部の側方に位置するメインバッグ部とに区画されており、肩バッグ部がメインバッグ部よりも車幅方向の寸法(膨張厚)を小さく設定されている。これにより、上記膨張展開状態において、メインバッグ部の上端側における車幅方向内側面が車幅方向外側へ向かうに従い上昇するように傾斜又は湾曲する。
このため、サイドエアバッグと着座乗員とが側面衝突の衝撃によって相対的に接近することにより、上記傾斜又は湾曲した面と着座乗員の上腕部とが摺接し、上腕部を上方へ押し上げる力が発生する。その結果、上腕部がメインバッグ部の上方へ押し上げられ、肩バッグ部によって拘束される。これにより、着座乗員の胸部とサイドエアバッグとの間に上腕部が介在することを抑制できる。
しかも、このサイドエアバッグは、膨張展開状態における肩バッグ部とメインバッグ部との境界(区画線)が、車幅方向から見た着座乗員の肩部の中心よりも下方側で且つ着座乗員の脇部よりも上方側に位置するように形成されている。このため、サイドエアバッグと着座乗員とが側面衝突の衝撃によって相対的に接近した際に、着座乗員の肩部の側面における下側部分と上記傾斜又は湾曲した面とが摺接し、肩部を上方へ押し上げる力が発生する。その結果、肩部が上方へ押し上げられることにより、上腕部の押し上げが助長される。これにより、上腕部を良好に押し上げることが可能になる。
また、この発明では、肩バッグ部とメインバッグ部とが膨張展開状態で車両前後方向に延びるテザーによって区画されるため、膨張展開状態でのテザーの車幅方向の寸法を必要なエネルギ吸収量等に応じて調整するだけで、着座乗員とサイドエアバッグとの接触面積及びエネルギ吸収ストロークを容易に確保することができる。しかも、テザーは、前記膨張展開状態での車幅方向の両縁が互いに反対側へ向けて凸を成す一対の円弧により構成された木の葉形に形成されている。つまり、テザーが車両前方側へ向かうほど車幅方向の寸法が小さくなるように(先細り形状に)形成されているため、肩バッグ部の前部側の膨張厚が車両前方側へ向かうほど小さくなるようにすることができる。これにより、メインバッグ部の上端側との摺接によって上腕部が押し上げられる際に、上腕部が肩バッグ部の前部側と不用意に干渉しないようにすることができるので、上腕部をスムーズに押し上げることが可能になる。
さらに、テザーは、前記膨張展開状態での後部側が車両後方側へ向かうほど車幅方向の寸法が小さくなり且つ車両前後方向中央部側が着座乗員の肩部の中心と平面視で車幅方向に並ぶように形成されている。
このようにテザーが形成されているので、肩バック部の膨張厚を、車両前後方向中央部側で増加させることができると共に、当該膨張厚が増加した部位によって着座乗員の肩部を拘束することができる。これにより、肩部における車幅方向のエネルギ吸収ストロークを増加させることができる。しかも、テザーの後部側は、サイドエアバッグの膨張展開状態で車両後方側へ向かうほど車幅方向の寸法が小さくなるように形成されているため、肩バッグ部の膨張厚が車両後方側へ向かうほど小さくなるようにすることができる。これにより、サイドエアバッグの容積を小さくすることができるので、インフレータの出力を増加させずにサイドエアバッグの展開性能を向上させることができる。
また、この発明では、テザーが上記の如き木の葉形に形成されているため、肩バッグ部の膨張厚を車両前後方向中央部側で良好に確保しつつ、肩バッグ部の前部側及び後部側で肩バッグ部の膨張厚を良好に漸減させることができる。
請求項に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1において、前記肩バッグ部及び前記メインバッグ部には、内部に供給されたガスを外部に排出するためのベントホールが各々に形成されている。
請求項に記載の発明では、肩バック部及びメインバック部の各々に形成されたベントホールの大きさを個別に設定変更することにより、各バック部の内圧を独立して容易に調整することができる。
請求項に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1又は請求項2において、前記メインバッグ部内に設けられた前記インフレータからのガスが前記テザーに形成されたガス供給口を介して前記肩バッグ部内に供給されると共に、前記インフレータは、前記メインバッグ部内の後端部において前記メインバッグ部の上下方向に延びるインナチューブ内に収容されており、前記インナチューブの上端部が前記テザーにおける前記ガス供給口の縁部に縫製され、前記インナチューブの上端開口部を介して前記インナチューブ内と前記肩バッグ部内とが連通されると共に、前記インナチューブの下端部が前記メインバッグ部の下部側に配置され、前記インナチューブの下端開口部を介して前記インナチューブ内と前記メインバッグ部内とが連通されている。
以上説明したように、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置では、着座乗員の上腕部を良好に押し上げることができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置が搭載された車両用シートの概略的な側面図であり、サイドエアバッグが膨張展開した状態の図である。 同サイドエアバッグを拡大して示す拡大斜視図である。 図1の3−3線に沿った切断面を示す拡大断面図である。 (A)は図1の4−4線に沿った切断面を示す拡大断面図であり、(B)は(A)に示される状態のときの着座乗員の上腕部の位置を説明するための側面図である。 (A)は着座乗員の肩部がメインバッグ部との摺接によって押し上げられた状態を示す図4(A)に対応する断面図であり、(B)は(A)に示される状態のときの着座乗員の上腕部の位置を説明するための側面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置の構成部材であるサイドエアバッグが膨張展開した状態を示す斜視図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置10について、図1〜図6に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、車両の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向の外側をそれぞれ示している。以下、単に前後、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
図1に示されるように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10は、車両用シート12におけるシートバック14のドア側サイド部14A(図4(A)に示されるサイドドア50側の側部)に搭載されている。このシートバック14は、シートクッション16の後端部に傾倒可能に連結されており、上端部にはヘッドレスト18が連結されている。
なお、本実施形態では、車両用シート12の前後方向、左右方向(幅方向)及び上下方向は、車両の前後方向、左右方向(幅方向)及び上下方向と一致している。また、図1では、車両用シート12には実際の乗員の代わりに、国際統一側面衝突ダミー(World Side Impact Dummy:WorldSID)Pが着座している。この国際統一側面衝突ダミーPの着座姿勢は、現在、日本、欧州で採用されている側面衝突試験法(ECE R95)、又は米国で採用されている側面衝突試験法(FMVSS214)で定められたものである。また、シートクッション16に対するシートバック14の傾斜角度(リクライニング角度)は、上記着座姿勢に対応した基準設定位置にセットされている。以下、説明の都合上、国際統一側面衝突ダミーPを「着座乗員P」と称する。
サイドエアバッグ装置10は、サイドエアバッグ20と、該サイドエアバッグ20内でガスを発生させるガス発生手段としてのインフレータ22と、を備えている。サイドエアバッグ20は、折り畳まれてインフレータ22等と共にユニット化された状態でドア側サイド部14Aの内部に配設されており、インフレータ22が発生させるガスの圧力で着座乗員Pとサイドドア50のドアトリム52(車体側部)との間に膨張展開する。この膨張展開の際には、ドア側サイド部14Aに配設された図示しないシートバックパッド及び該シートバックパッドを覆った図示しないシート表皮の縫製部が、サイドエアバッグ20の膨張圧を受けて開裂される構成になっている。なお、以下の説明に記載するサイドエアバッグ20の前後上下の方向は、サイドエアバッグ20が膨張展開した状態での方向であり、車両の前後上下の方向と略一致している。
図2〜図4(A)に示されるように、サイドエアバッグ20は、例えばナイロン系又はポリエステル系の布材を切り出して形成された1枚の基布24が折れ線L(図3参照)に沿って二つ折りにされると共に、折れ線Lを介した一側部分24Aと他側部分24Bとの周縁部が縫製部T1において縫製されることにより長尺な袋状に形成されている。このサイドエアバッグ20は、長手方向が車両上下方向に沿うように膨張展開する。
このサイドエアバッグ20の内部には、テザー26(ストラップ:仕切り布)が設けられている。このテザー26は、例えば基布24と同様の布材から成り、幅方向の両縁が互いに反対側へ向けて凸を成す一対の円弧により構成された長尺な木の葉形に形成されている。このテザー26は、図4(A)に示されるように、幅方向一端縁26Dが縫製部T2において基布24の一側部分24Aに縫製され、幅方向他端縁26Eが縫製部T3において基布24の他側部分24Bに縫製されている。このテザー26は、図1〜図3に示されるように、サイドエアバッグ20が膨張展開した状態では、車両前後方向に延びるように設けられている。この状態では、テザー26の幅方向一端縁26Dの円弧が車幅方向内側へ凸を成し、テザー26の幅方向他端縁26Eの円弧が車幅方向外側へ凸を成すようにテザー26が展開する。つまり、このテザー26は、前部26A側が車両前方側へ向かうほど車幅方向の寸法が小さくなる(漸減する)と共に、後部26B側が車両後方側へ向かうほど車幅方向の寸法が小さくなるように形成されており、前端部及び後端部が先細り形状に尖っている。また、このテザー26は、前後方向中央部26Cの車幅方向寸法が最大になるように形成されている。
サイドエアバッグ20は、上記テザー26によって肩バッグ部28とメインバッグ部30とに区画(区分け)されており、メインバッグ部30が肩バッグ部28の下方に位置するように膨張展開する。肩バッグ部28は、側面視で上方へ凸を成す略半円状に膨張展開し、メインバッグ部30は、側面視で車両上下方向に沿って長尺な略矩形状に膨張展開する。
肩バッグ部28の内部は、肩チャンバ32とされており、メインバッグ部30の内部は、メインチャンバ34とされている。メインチャンバ34の容積は、肩チャンバ32の容積よりも十分に大きく設定されており、肩チャンバ32とメインチャンバ34とがテザー26によって上下に仕切られた構成になっている。但し、図2及び図3に示されるように、テザー26の長手方向一端側(サイドエアバッグ20の膨張展開状態での後端側)には、円形のガス供給口36が形成されており、該ガス供給口36を介してメインチャンバ34と肩チャンバ32とが連通されている。
また、肩バッグ部28には、肩チャンバ32とサイドエアバッグ20の外部とを連通させた円形のベントホール(肩チャンバ排気口)38が形成されている。このベントホール38は、サイドエアバッグ20が膨張展開した状態で、肩バッグ部28の前部における車幅方向外側面に位置するように設けられている。
同様に、メインバッグ部30には、メインチャンバ34とサイドエアバッグ20の外部とを連通させた円形のベントホール(メインチャンバ排気口)40が形成されている。このベントホール40は、サイドエアバッグ20が膨張展開した状態でメインバッグ部30の前部における車幅方向外側面の下部側に位置するように設けられている。
一方、インフレータ22は、所謂シリンダータイプのインフレータであり、円柱状に形成されている。このインフレータ22は、円筒状に形成されたディフューザ42の内側に同軸的に収容されており、ディフューザ42の一部がカシメられることにより、ディフューザ42に固定されている。インフレータ22及びディフューザ42は、図1に示されるように、軸線方向がシートバック14の高さ方向に沿う状態でメインチャンバ34の後端部に設けられており、インフレータ22は、軸線方向一端部に設けられたガス噴出口22Aが上方側を向く状態で配置されている。
ディフューザ42の外周部には、車両幅方向内方側へ向けて突出した図示しない上下一対のスタッドボルトが設けられている。これらのスタッドボルトは、基布24の一側部分24A及びシートバックフレーム15のサイドフレーム15Aを貫通しており、先端側に図示しないナットが螺合している。これにより、ディフューザ42がサイドエアバッグ20と共にサイドフレーム15Aに締結固定されている。
図1に示されるように、上述のインフレータ22には、車両に搭載された側突ECU46が電気的に接続されている。この側突ECU46には、側面衝突を検知する側突センサ48が電気的に接続されている。側突ECU46は、側突センサ48からの信号に基づいて側面衝突(の不可避)を検知した際にインフレータ22を作動させる構成とされている。なお、側突ECU46に側面衝突を予知(予測)するプリクラッシュセンサが電気的に接続されている場合には、プリクラッシュセンサからの信号に基づいて側突ECU46が側面衝突を予知した際にインフレータ22が作動される構成にしてもよい。
インフレータ22が作動されると、インフレータ22の上端部に設けられたガス噴出口22Aから噴出されるガスが、ディフューザ42の上端開口部及び下端開口部からメインチャンバ34に噴出される。これにより、メインバッグ部30が膨張展開する。また、ディフューザ42の上端開口部から噴出されるガスの一部は、テザー26に形成されたガス供給口36を介して肩チャンバ32に供給される。これにより、肩バッグ部28が膨張展開する。以下、膨張展開状態のサイドエアバッグ20について詳細に説明する。
図4(A)に示されるように、サイドエアバッグ20の膨張展開状態では、サイドエアバッグ20が着座乗員Pとサイドドア50のドアトリム52(車体側部)との間に介在する。この状態では、図1に示されるように、肩バッグ部28がシートバック14の上部(シートバック14を上部、上下方向中間部及び下部に三等分した場合の上部)から車両前方へ延び、着座乗員Pの肩部Sの側方に位置する。また、メインバッグ部30は、肩バッグ部28の下側において着座乗員Pの胸部C及び腹部Bの側方に位置する。
図4(A)に示されるように、肩バッグ部28の膨張厚(サイドエアバッグ20が膨張展開した状態での車幅方向の寸法。以下同じ)W1は、メインバッグ部30の膨張厚W2よりも小さく設定されている。なお、図5(A)には、側面衝突の衝撃によってサイドエアバッグ20が着座乗員Pとドアトリム52との間で圧縮された状態が図示されている。そして、上述の如く肩バッグ部28の膨張厚W1が、メインバッグ部30の膨張厚W2よりも小さく設定されることにより、図2及び図4(A)に示される如く、メインバッグ部30の上端側における車幅方向内側面が車幅方向外側へ向かうに従い上昇するように湾曲した上腕部押上面54とされる。なお、上腕部押上面54が、車幅方向外側へ向かうに従い上昇するように傾斜する構成にしてもよい。
また、図1に示されるように、このサイドエアバッグ20は、肩バッグ部28とメインバッグ部30との境界すなわちテザー26が、車幅方向から見た着座乗員Pの肩部Sの中心Oよりも下方側で且つ着座乗員Pの脇部Uよりも上方側に位置するように膨張展開する。具体的には、テザー26は、サイドエアバッグ20の膨張展開状態で、着座乗員Pすなわち国際統一側面衝突ダミーPの肩部Sに設けられた芯材56の下端と同じ高さ(車幅方向に並ぶ位置)に位置するように設けられている。なお、各図に適宜示される58は、肩部Sの芯材56を胸部C側に連結したボルトであり、このボルト58は、車幅方向から見た肩部Sの中心Oに設けられている。また、図4(A)、図4(B)、図5(A)及び図5(B)に示される59は、国際統一側面衝突ダミーPの胸部Cに設けられた複数のリブのうち、上から2番目のリブである。
このサイドエアバッグ20では、肩バッグ部28は、図3に示されるように、テザー26と相似形の木の葉形に膨張展開し、肩バッグ部28の車両前後方向中央部28Cにおいて肩バッグ部28の膨張厚が最大になる。そして、この肩バッグ部28の車両前後方向中央部28C(膨張厚が最大の部分)が着座乗員Pの肩部Sの側方に配置されるようになっている。この状態では、テザー26は、車両前後方向中央部26C(車幅方向の寸法が最大の部分)が着座乗員Pの肩部Sの中心Oと平面視で車幅方向に並ぶように設定されている。
さらに、このサイドエアバッグ20では、インフレータ22がメインバッグ部30内に設けられていることにより、膨張展開状態でのメインバッグ部30の内圧が肩バッグ部28の内圧よりも高くなるように構成されている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のサイドエアバッグ装置10では、側突ECU46が側突センサ48からの信号により側面衝突を検知すると、当該側突ECU46によってインフレータ22が作動される。すると、インフレータ22から噴出されるガスがサイドエアバッグ20内に供給され、サイドエアバッグ20が着座乗員Pとサイドドア50のドアトリム52との間に膨張展開する。
このサイドエアバッグ20は、膨張展開状態で着座乗員Pの肩部Sの側方に位置する肩バッグ部28と、着座乗員Pの胸部C及び腹部Bの側方に位置するメインバッグ部30とに区画されており、肩バッグ部28がメインバッグ部30よりも膨張厚(車幅方向の寸法)を小さく設定されている。これにより、上記膨張展開状態において、メインバッグ部30の上端側における車幅方向内側面が車幅方向外側へ向かうに従い上昇するように湾曲した上腕部押上面54(図2及び図4(A)参照)となる。
このため、サイドエアバッグ20と着座乗員Pとが側面衝突の衝撃によって相対的に接近することにより、上腕部押上面54と着座乗員Pの上腕部Aとが摺接し、上腕部Aを上方へ押し上げる力が発生する。その結果、上腕部Aがメインバッグ部30の上方へ押し上げられ、肩バッグ部28によって拘束される。これにより、着座乗員Pの胸部Cとサイドエアバッグ20との間に上腕部Aが介在することを抑制できる。
しかも、このサイドエアバッグ20は、膨張展開状態における肩バッグ部28とメインバッグ部30との境界すなわちテザー26が、着座乗員Pの肩部Sの中心Oよりも下方側で且つ着座乗員Pの脇部Uよりも上方側(ここでは芯材56の下端と同じ高さ)に位置するように形成されている。このため、サイドエアバッグ20と着座乗員Pとが側面衝突の衝撃によって相対的に接近した際に、肩部Sの側面における下側部分と上腕部押上面54とが摺接し、肩部Sを上方へ押し上げる力F(図4(A)及び図4(B)参照)が発生する。その結果、図5(A)及び図5(B)に示される如く肩部Sが上方へ押し上げられることにより、上腕部Aの押し上げが助長される。これにより、上腕部Aを良好に押し上げることが可能になる。
また、本実施形態では、サイドエアバッグ20の膨張展開状態で、メインバッグ部30の内圧が肩バッグ部28の内圧よりも高くなるため、メインバッグ部30の上腕部押上面54による上腕部Aの押し上げ効果を高めることができる。
さらに、本実施形態では、肩バッグ部28とメインバッグ部30とがサイドエアバッグ20の膨張展開状態で車両前後方向に延びるテザー26によって区画されるため、膨張展開状態でのテザー26の車幅方向の寸法を必要なエネルギ吸収量等に応じて調整するだけで、着座乗員Pとサイドエアバッグ20との接触面積及びエネルギ吸収ストロークを容易に確保することができる。しかも、テザー26の前部26A側が車両前方側へ向かうほど車幅方向の寸法が小さくなるように形成されているため、肩バッグ部28の前部28A側の膨張厚が車両前方側へ向かうほど小さくなるようにすることができる。これにより、上腕部押上面54との摺接によって上腕部Aが押し上げられる際に、上腕部Aが肩バッグ部28の前部28Aと不用意に干渉しないようにすることができるので、上腕部Aをスムーズに押し上げることが可能になる。
また、本実施形態では、テザー26は、サイドエアバッグ20の膨張展開状態での後部26B側が車両後方側へ向かうほど車幅方向の寸法が小さくなり且つ車両前後方向中央部26C側が着座乗員Pの肩部Sの中心Oと平面視で車幅方向に並ぶように形成されている。これにより、肩バッグ部28の膨張厚を、車両前後方向中央部28C側で増加させることができると共に、当該膨張厚が増加した部位によって着座乗員Pの肩部Sを拘束することができる。これにより、肩部Sにおける車幅方向のエネルギ吸収ストロークを増加させることができる。しかも、テザー26の後部28B側は、サイドエアバッグ20の膨張展開状態で車両後方側へ向かうほど車幅方向の寸法が小さくなるように形成されているため、肩バッグ部28の後部28B側の膨張厚が車両後方側へ向かうほど小さくなるようにすることができる。これにより、サイドエアバッグ20の容積を小さくすることができるので、インフレータ22の出力を増加させずにサイドエアバッグ20の展開性能を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、テザー26は、サイドエアバッグ20の膨張展開状態での車幅方向の両縁26D、26Eが互いに反対側へ向けて凸を成す一対の円弧により構成された木の葉形に形成されている。このため、肩バッグ部28の膨張厚を車両前後方向中央部28C側で良好に確保しつつ、肩バッグ部28の前部28A側及び後部28B側で肩バッグ部28の膨張厚を良好に漸減させることができる。
また、本実施形態では、肩バッグ部28及びメインバッグ部30には、内部に供給されたガスを外部に排出するためのベントホール38、40が各々に形成されている。このため、ベントホール38、40の大きさを個別に設定変更することにより、肩バッグ部28及びメインバッグ部30の内圧を独立して容易に調整することができる。また、ベントホール38、40が膨張展開状態のサイドエアバッグ20における車幅方向外側面において上下に離間して設けられるため、ベントホール38、40から排出されるガスが一箇所に集中することを防止できる。これにより、着座乗員Pが高温のガスの影響を受け難くすることができる。
(第1実施形態の補足説明)
上記第1実施形態では、肩バッグ部28及びメインバッグ部30にそれぞれベントホール38、40が形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、ベントホール38、40のうちの何れか一方又は両方が省略された構成にしてもよい。
さらに、上記第1実施形態では、サイドエアバッグ20の膨張展開状態で、国際統一側面衝突ダミーPの肩部Sに設けられた芯材56の下端と同じ高さにテザー26が配置される構成にしたが、本発明はこれに限らず、テザー26は、車幅方向から見た着座乗員Pの肩部Sの中心Oよりも下方で且つ着座乗員Pの脇部Uよりも上方に位置すればよい。
以上の補足説明は、以下に説明する本発明の第2の実施形態においても同様である。なお、以下の第2実施形態では、前記第1実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図6には、本発明の第2の実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置の構成部材であるサイドエアバッグ60の膨張展開状態が斜視図にて示されている。このサイドエアバッグ60は、メインバッグ部30内(メインチャンバ34)にインナチューブ62が設けられている点で前記第1実施形態に係るサイドエアバッグ20とは異なる。このインナチューブ62は、基布24と同様の布材が筒状に縫製されることにより形成されたものであり、メインチャンバ34の後端部においてメインチャンバ34の上下方向に延びるように設けられている。
インナチューブ62の上端部は、テザー26のガス供給口36の縁部に縫製されており、インナチューブ62の上端開口部62Aを介してインナチューブ62内と肩チャンバ32とが連通されている。また、インナチューブ62の下端部は、メインチャンバ34の下部側に配置されており、インナチューブ62の下端開口部62Bを介してインナチューブ62内とメインチャンバ34とが連通されている。このインナチューブ62内の下部側には、インフレータ22が収容されている。なお、この実施形態では、前記第1実施形態に係るディフューザ42が省略されており、インフレータ22がシートバックフレームのサイドフレームに直接締結固定されている。
この実施形態では、インフレータ22のガス噴出口22Aから噴出されるガスが、インナチューブ62の上端開口部62A及び下端開口部62Bを介して肩バッグ部28及びメインバッグ部30内に供給される(図6の矢印G1、G2参照)。この場合、インフレータ22の上端部にガス噴出口22Aが設けられていることにより、肩チャンバ32に優先的にガスG1が供給される。これにより、肩チャンバ32が急速に膨張展開するので、肩チャンバ32によって着座乗員Pの肩部Sを早期に拘束することができる。しかも、比較的耐性の高い肩部Sを拘束する肩バッグ部28の内圧が、比較的耐性の低い胸部C及び腹部Bを拘束するメインバッグ部30の内圧よりも高くなる。それにより、着座乗員Pの身体において比較的耐性の低い部位への負荷を低減しつつ、比較的耐性の高い部位を効果的に拘束することができるので、サイドエアバッグ20による乗員拘束性能を向上させることができる。
以上、本発明につき実施形態を示して説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両用サイドエアバッグ装置
12 車両用シート
14 シートバック
14A ドア側サイド部(シートバックの側部)
20 サイドエアバッグ
22 インフレータ
26 テザー
26A テザーの前部
26B テザーの後部
26C テザーの車両前後方向中央部
28 肩バッグ部
30 メインバッグ部
36 ガス供給口
38、40 ベントホール
50 サイドドア(車体側部)
60 サイドエアバッグ

Claims (3)

  1. 車両用シートに設けられ、車両の側面衝突が検知又は予知された場合に作動されてガスを発生させるインフレータと、
    前記車両用シートのシートバックの側部に設けられ、前記インフレータが発生させるガスが内部に供給されることにより着座乗員と車体側部との間に膨張展開すると共に、膨張展開状態で着座乗員の肩部の側方及び肩部よりも車両前方側に位置する肩バッグ部と着座乗員の胸部及び腹部の側方に位置するメインバッグ部とがテザーによって区画され、膨張展開状態での前記肩バッグ部の内圧と前記メインバッグ部の内圧とが異なり、前記肩バッグ部が前記メインバッグ部よりも車幅方向の寸法を小さく設定されることにより、前記メインバッグ部の上端側における車幅方向内側面が車幅方向外側へ向かうに従い上昇するように傾斜又は湾曲すると共に、膨張展開状態における前記肩バッグ部と前記メインバッグ部との境界が、車幅方向から見た着座乗員の肩部の中心よりも下方側で且つ着座乗員の脇部よりも上方側に位置するように形成されたサイドエアバッグと、
    を備え
    前記肩バッグ部は、前記車幅方向内側面との摺接によって上方へ押し上げられた上腕部を拘束可能とされており、
    前記テザーは、前記膨張展開状態での車幅方向の両縁が互いに反対側へ向けて凸を成す一対の円弧により構成された木の葉形に形成され、前記膨張展開状態で車両前後方向に延びると共に、前記膨張展開状態での車両前後方向中央部側が着座乗員の肩部の中心と平面視で車幅方向に並ぶように形成されている車両用サイドエアバッグ装置。
  2. 前記肩バッグ部及び前記メインバッグ部には、内部に供給されたガスを外部に排出するためのベントホールが各々に形成されている請求項1に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  3. 前記メインバッグ部内に設けられた前記インフレータからのガスが前記テザーに形成されたガス供給口を介して前記肩バッグ部内に供給されると共に、
    前記インフレータは、前記メインバッグ部内の後端部において前記メインバッグ部の上下方向に延びるインナチューブ内に収容されており、
    前記インナチューブの上端部が前記テザーにおける前記ガス供給口の縁部に縫製され、前記インナチューブの上端開口部を介して前記インナチューブ内と前記肩バッグ部内とが連通されると共に、
    前記インナチューブの下端部が前記メインバッグ部の下部側に配置され、前記インナチューブの下端開口部を介して前記インナチューブ内と前記メインバッグ部内とが連通されている請求項1又は請求項2に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
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