JP2007230310A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート1の車内側に位置するように、背もたれ部3にはサイドエアバッグ装置40が装備されている。サイドエアバッグ装置40は、エアバッグ43を収納する収納ケース44を備え、車両の側突時に、エアバッグ43は、乗員Pと収納ケース44の前壁部46及び車外側側部47とによって挟まれた状態で展開膨張する。したがって、エアバッグ43の展開膨張時に車内側方向へ移動することは抑制されるため、乗員Pの車内側方向への移動を十分に拘束することができる。
【選択図】図1
Description
この構成によれば、エアバッグは、車両の側突時に展開膨張し乗員を車外側方向へ押圧する。この時、エアバッグには乗員から反力が加えられて車内側方向に移動しようとするが、車両の側突時には収納部から規制部材も突出し、突出した規制部材はエアバッグより車内側に位置するためエアバッグの移動は規制される。したがって、展開膨張した際にエアバッグは、規制部材より車内側に移動することはないため、乗員の車内側方向への移動を十分に拘束できる。
車両シートの車内側側方に位置するコンソール部にエアバッグや規制部材を装備する場合には、エアバッグや規制部材を装備する分だけその他の部品をコンソール部に装備するスペースが小さくなり、コンソール部はスペースの制約を受ける。しかし、この構成によれば、エアバッグや規制部材が装備されるのは車両シートであり、車両シート以外の箇所(コンソール部等)のスペースが制約を受けることはない。また、例えば、車両シートから車両シートに着座した乗員の肩部までの距離は、コンソール部から車両シートに着座した乗員の肩部までの距離より短いため、エアバッグの展開膨張量を小さくすることができる。したがって、エアバッグ及び規制部材の大きさを小さくすることができる。
この構成によれば、座部やヘッドレストからエアバッグを展開膨張させる場合に比べて、車両シートに着座した乗員に対して即座にエアバッグを展開膨張させることができる。したがって、車両側突時に乗員の車内側側方への移動を好適に拘束することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に係る発明において、前記規制部材は、布材によって構成された袋体に内包されるとともに、前記袋体は、前記エアバッグの一部に接合されていることを要旨とする。
背もたれ部3内には、背もたれ部3の芯材としての金属製の枠体10が設けられている。また、背もたれ部3は、枠体10を囲むクッション材20を備え、クッション材20は、例えば発泡ウレタン樹脂によって構成されている。そして、クッション材20の表面は、カバー30によって被覆されている。
リテーナ42は、インフレータ41から発生した膨張ガスをエアバッグ43に供給する供給口42aを備える。供給口42aは、車両前方に向けて開口しており、エアバッグ43を車両前方に好適に展開膨張させることができるようになっている。また、リテーナ42には、ねじ部42bが突設されている。
収納ケース44は、周知の樹脂材料(例えば、ABS樹脂、AES樹脂等)で形成されており、エアバッグ43が展開膨張しようとする際に加える力より小さい力では変形することがないように構成されている。収納ケース44は、板状の部材を屈曲して形成されるとともに、貫通孔44aを備える。収納ケース44は、車両の前後方向に延びるとともにエアバッグ43より車内側に位置する車内側側部45を備える。また、収納ケース44は、車内側側部45から車外側方向に延びる前壁部46を備える。前壁部46は、エアバッグ43より前方に位置する。
車両の側突によって、車両のサイドボディ5に所定値以上の衝撃が加わると、図示しない衝撃検知センサ(例えば、異常加速度検出手段)は、検出信号を図示しない制御手段に出力する。図示しない制御手段は、検出信号に基づいてインフレータ41を作動させることでインフレータ41から膨張ガスを噴出させる。そして、リテーナ42に設けられた供給口42aから、膨張ガスがエアバッグ43へ供給される。膨張ガスがエアバッグ43に供給されると、折り畳まれた状態のエアバッグ43は展開膨張を開始する。この時、エアバッグ43のジャバラ状に折り畳まれていた部分は車両前方へ向かって展開し、収納ケース44の車外側側部47及び前壁部46を押し出しつつ乗員Pの車内側側方へと突出する。エアバッグ43によって押し出された車外側側部47及び前壁部46は、エアバッグ43の展開膨張に伴って前壁部46と車内側側部45との境界部44bを中心にして回動する。エアバッグ43は、車外側側部47及び前壁部46と乗員Pの車内側側部とに挟まれつつ展開膨張する。そして、図2に示すように、エアバッグ43の展開膨張完了時における収納ケース44の前壁部46及び車外側側部47は、エアバッグ43の車内側側方に位置する。エアバッグ43の展開膨張時及び展開膨張完了後において、上記のように作用する車外側側部47及び前壁部46は規制部材として機能する。
(1)収納ケース44は、車外側方向に延びる前壁部46と、前壁部46から後方に延びる車外側側部47とを備える。そして、車外側側部47は、一端が自由端になっており、前壁部46及び車外側側部47は、車両の側突時にエアバッグ43の展開膨張に伴ってエアバッグ43の車内側側方に位置するように突出する。
したがって、例えば、車両シート以外の箇所(例えば、コンソール部等)がスペースの制約を受けることはない。また、シート1からシート1に着座した乗員Pの肩部までの距離は、コンソール部からシート1に着座した乗員Pの肩部までの距離より短いため、エアバッグ43の展開膨張量を小さくすることができ、エアバッグ43及び規制部材としての前壁部46及び車外側側部47を備える収納ケース44の大きさを小さくすることができる。さらに、座部2やヘッドレスト4からエアバッグ43を展開膨張させる場合に比べて、シート1に着座した乗員Pに対して即座にエアバッグ43を展開膨張させることができる。したがって、車両側突時に乗員Pの車内側側方への移動を好適に拘束することができる。
したがって、規制部材を別途設ける必要がない。また、収納ケース44にエアバッグ43が収納されているため、エアバッグ43をコンパクトな状態で収納することもできる。
実施の形態は、前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・ 規制部材50の形状についてはとくに限定されない。例えば、規制部材50を格子状部材にしてもよい。また、規制部材50を針金材から構成された網状の部材によって構成してもよい。規制部材50は、シート1に収納する際に支障のない形状であればよく、その他の点については制約を受けない。
・ 芯材としての枠体10にサイドエアバッグ装置40を取り付けなくてもよい。例えば、背もたれ部3のクッション材20を厚く構成し、収納ケース44をクッション材20に埋設させた状態にすることでサイドエアバッグ装置40を固定してもよい。
・ サイドエアバッグ装置40は、座席が車幅方向において偏った状態で一つのみ設けられた車両に適用してもよい。
Claims (5)
- 車両シート及び前記車両シートの車内側側方の少なくともいずれか一方に設けられた収納部に収納されるエアバッグと、前記エアバッグの未展開膨張時には、前記車両シート及び前記車両シートの車内側側方の少なくともいずれか一方に設けられた収納部に収納される規制部材とを備え、前記エアバッグは、車両の側突時に前記車両シートに着座した乗員の車内側側方へ展開膨張し、前記規制部材は、車両の側突時に展開膨張した時の前記エアバッグより車内側側方に位置するように突出するサイドエアバッグ装置。
- 前記エアバッグ及び前記規制部材は、前記車両シートに装備される請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記エアバッグは、前記車両シートの背もたれ部内に収納されている請求項1又は請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。
- 未展開膨張時の前記エアバッグを収納する収納ケースを備え、前記収納ケースが前記規制部材を兼用する請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記規制部材は、布材によって構成された袋体に内包されるとともに、前記袋体は、前記エアバッグの一部に接合されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
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