JP5888103B2 - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
さらに、本発明によれば、トリム当接側に設定された連結点の連結範囲の方が、前記乗員当接側の連結点の連結範囲よりも車両前後方向に広く設定されているため、衝突体の衝突位置がサイドエアバッグの中心から車両前後方向に多少ずれたとしても、サイドエアバッグの変形の偏りが抑制される。
さらに、請求項1記載の本発明に係る車両用エアバッグ装置は、衝突体との衝突位置がサイドエアバッグの中心から車両前後方向に多少ずれたとしても、初期の乗員保護性能を良好に維持することができるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る車両用エアバッグ装置の第1実施形態について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、又矢印UPは車両上方側を示している。さらに、矢印INは車両幅方向内側を示している。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
以下、図7及び図8を用いて、本発明に係る車両用エアバッグ装置の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
上記構成によれば、サイドエアバッグ40の膨張展開時、後側チャンバ42内に後側ストラップ46による菱形が形成されると共に、前側チャンバ44内に前側ストラップ48による菱形が形成される。つまり、菱形に形成された後側ストラップ46、前側ストラップ48の各辺にそれぞれ張力が付与されている。このため、側面衝突時に乗員が後側チャンバ42の中心又は前側チャンバ44の中心からずれて当接しても、後側チャンバ42及び前側チャンバ44が大きく歪むことはない。
以下、図9及び図10を用いて、第3実施形態について説明する。なお、この第3実施形態は参考例とする。
上記構成によれば、前面衝突時になると、助手席用エアバッグ58は助手席10に着座する乗員側へ膨張展開される。ここで、本実施形態では、ストラップ60は、左右の両端部60A、後端部60B、内側中間部60C、外側中間部60Dの4箇所に連結点を有するため、ストラップ60は平面視で菱形状に伸長される。このため、図10に示されるように、前面衝突時に乗員が助手席用エアバッグ58の乗員当接側から車両幅方向にずれた位置に当接しても、ストラップ60には張力が付与されているため、助手席用エアバッグ58の変形が偏ることが抑制される。その結果、本実施形態によれば、簡易な構成により、前面衝突時に乗員と接する位置が助手席用エアバッグの中心から車両幅方向にずれた場合でも助手席用エアバッグの変形が偏らず乗員拘束性能を良好に維持することができる。
以下、図11及び図12を用いて、第4実施形態について説明する。なお、前述した第3実施形態等と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。また、この第4実施形態は参考例とする。
上記構成によれば、前面衝突時になると、助手席用エアバッグ58は助手席10に着座する乗員側へ膨張展開される。ここで、本実施形態では、ストラップ72は、前端部72A、後端部72B、上側中間部72C、下側中間部72Dの4箇所に連結点を有するため、ストラップ72は側面視で菱形状に伸長される。このため、図12に示されるように、前面衝突時に乗員が助手席用エアバッグ58の乗員当接側から車両上下方向にずれた位置に当接しても、ストラップ72には張力が付与されているため、助手席用エアバッグ58の変形が偏ることが抑制される。その結果、本実施形態によれば、簡易な構成により、前面衝突時に乗員と接する位置が助手席用エアバッグの中心から車両上下方向にずれた場合でも助手席用エアバッグの変形が偏らず乗員拘束性能を良好に維持することができる。
18 サイドエアバッグ(エアバッグ)
20 インフレータ
26 ストラップ
26A 後端部(連結点)
26B 前端部(連結点)
26C 内側中間部(連結点)
26D 外側中間部(連結点)
28 ドアトリム
40 サイドエアバッグ(エアバッグ)
42 後側チャンバ
44 前側チャンバ
46 後側ストラップ
46A 後端部(連結点)
46B 前端部(連結点)
46C 内側中間部(連結点)
46D 外側中間部(連結点)
48 前側ストラップ
48A 後端部(連結点)
48B 前端部(連結点)
48C 内側中間部(連結点)
48D 外側中間部(連結点)
50 助手席用エアバッグ装置(車両用エアバッグ装置)
56 インフレータ
58 助手席用エアバッグ(エアバッグ)
60 ストラップ
60A 両端部(連結点)
60B 前端部(連結点)
60C 内側中間部(連結点)
60D 外側中間部(連結点)
70 助手席用エアバッグ装置(車両用エアバッグ装置)
72 ストラップ
72A 後端部(連結点)
72B 前端部(連結点)
72C 上側中間部(連結点)
72D 下側中間部(連結点)
Claims (3)
- 作動することによりガスを発生するインフレータと、
折り畳まれた状態で収納されると共に前記インフレータから発生したガスが供給されることにより膨張展開し、乗員を拘束するエアバッグと、
このエアバッグ内に設けられ、当該エアバッグの膨張展開時に菱形に伸長するように当該菱形の頂点に相当する4つの部位に連結点を有するストラップと、
を備え、
前記エアバッグは、側面衝突時に乗員とドアトリムとの間に膨張展開されるサイドエアバッグであり、
前記ストラップの前記連結点は、サイドエアバッグ固定側とその反対方向側であるサイドエアバッグ膨出方向側、並びに、乗員が当接する乗員当接側とドアトリムが当接するトリム当接側の4箇所に設定されており、
さらに、前記トリム当接側に設定された連結点の連結範囲の方が、前記乗員当接側の連結点の連結範囲よりも車両前後方向に広く設定されている、
車両用エアバッグ装置。 - 作動することによりガスを発生するインフレータと、
折り畳まれた状態で収納されると共に前記インフレータから発生したガスが供給されることにより膨張展開し、乗員を拘束するエアバッグと、
このエアバッグ内に設けられ、当該エアバッグの膨張展開時に菱形に伸長するように当該菱形の頂点に相当する4つの部位に連結点を有するストラップと、
を備え、
前記エアバッグは、側面衝突時に乗員とドアトリムとの間に膨張展開されるサイドエアバッグであり、
前記ストラップの前記連結点は、サイドエアバッグ固定側とその反対方向側であるサイドエアバッグ膨出方向側、並びに、乗員が当接する乗員当接側とドアトリムが当接するトリム当接側の4箇所に設定されており、
さらに、前記サイドエアバッグは、車両前後方向の後側に配置される後側チャンバと車両前後方向の前側に配置される前側チャンバとを含んで構成されており、
当該後側チャンバには、サイドエアバッグ固定側とその反対方向側であるサイドエアバッグ膨出方向側、並びに、乗員が当接する乗員当接側とドアトリムが当接するトリム当接側の4箇所に前記連結点が設定された後側ストラップが配設されていると共に、
当該前側チャンバには、後側チャンバとの境界部とサイドエアバッグ膨出方向側、並びに、乗員が当接する乗員当接側とドアトリムが当接するトリム当接側の4箇所に前記連結点が設定された前側ストラップが配設されている、
車両用エアバッグ装置。 - 前記後側チャンバは着座乗員の上半身の後部側を拘束すると共に、前記前側チャンバは着座乗員の上半身の前部側を拘束し、
かつ当該後側チャンバの内圧の方が当該前側チャンバの内圧よりも高く設定されている、
請求項2記載の車両用エアバッグ装置。
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