JP2009137536A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Shigeki Hayashi
重希 林
Satoshi Fukushima
聡 福島
Masaaki Kuwabara
正明 桑原
Masamitsu Saito
正光 齋藤
Takao Matsuda
貴男 松田
Yasuo Yamamae
康夫 山前
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Abstract

【課題】側面衝突時において、乗員の胸部側面についての車両前後方向での押圧力のバランスを取ることで、該乗員の拘束性を高めることを目的とする。
【解決手段】側面衝突が生じると、サイドエアバッグ袋体14における前側膨張部34が乗員22の胸部22Bの前部に対応して展開し、後側膨張部36が該胸部22Bの後部に対応して展開することで、前側膨張部34及び後側膨張部36において胸部22Bを押し返す押圧力が生じる。一方胸部22Bの中央部に対する押圧力は、連結布16において生じる。この押圧力は、前側膨張部34や後側膨張部36において生じる押圧力よりも小さい。このため、胸部22Bの中央部に対する押圧力を小さく抑えた状態で、該胸部22Bの前部及び後部に対する押圧力を、サイドエアバッグ袋体による乗員22の拘束初期から立ち上げて、拘束後半まで維持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、サイドエアバッグ装置に関する。
従来のサイドエアバッグ装置として、展開膨張状態のエアバッグに、乗員の肩部に対応する上部区画室と、腰部に対応する下部区画室と、胸郭部に対応する中間区画室とを形成し、上下の区画室がほぼ同時に展開膨張した後に、遅れて中間区画室が展開膨張すると共に、上下の区画室の内圧を中間区画室の内圧よりも高圧にする構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−335210号公報
しかしながら、上記した従来例は、側面衝突時にエアバッグの上側及び下側が、乗員の肩部及び腰部を夫々単純に受け止めることで、乗員の側面全体について車両上下方向で押圧力のバランスを取ろうとする技術であり、乗員の胸部側面についての車両前後方向での押圧力のバランスについては、特に考慮されていない。
本発明は、上記事実を考慮して、側面衝突時において、乗員の胸部側面についての車両前後方向での押圧力のバランスを取ることで、該乗員の拘束性を高めることを目的とする。
請求項1の発明は、側面衝突時にガスを噴出可能なインフレータと、車両用シートにおけるシートバックの側端部に折畳み収納され、前記インフレータからのガスの供給を受けて前記車両用シートに着座している乗員の側方において該乗員の胸部の前部及び後部に夫々対応して展開する前側膨張部及び後側膨張部を有するサイドエアバッグ袋体と、該エアバッグ袋体の少なくとも前記乗員側に、該乗員の胸部の中央部に対応して配設され、前記前側膨張部と前記後側膨張部とを連結する連結布と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載のサイドエアバッグ装置では、側面衝突が生じるとインフレータが作動して、サイドエアバッグ袋体にガスが供給され、該サイドエアバッグ袋体が、車両用シートに着座している乗員の側方に展開する。このとき、サイドエアバッグ袋体における前側膨張部が乗員の胸部の前部に対応して展開し、後側膨張部が該胸部の後部に対応して展開する。乗員の胸部の前部及び後部が、該前側膨張部及び後側膨張部に夫々接触することで、該前側膨張部及び後側膨張部の内圧が高まり、該前側膨張部及び後側膨張部において乗員の胸部を押し返す押圧力が生じる。この押圧力により、衝突後の早い段階で乗員を拘束することができる。
一方、乗員の胸部の中央部は、前側膨張部と後側膨張部との間に入って行くが、該前側膨張部と後側膨張部とは、連結布により連結されているので、胸部の中央部が入り込むほど、連結布の張力が増し、両膨張部が互いに引き寄せられる。これにより、連結布において、胸部の中央部を押し返す押圧力が生じる。この連結布による胸部の中央部に対する押圧力は、インフレータからのガスの供給を受けて膨張展開している前側膨張部や後側膨張部よりも小さい。このため、胸部の中央部に対する押圧力を小さく抑えた状態で、該胸部の前部及び後部に対する押圧力を、サイドエアバッグ袋体による乗員の拘束初期から立ち上げて、拘束後半まで維持することができる。
このように、請求項1に記載のサイドエアバッグ装置では、側面衝突時において、乗員の胸部側面についての車両前後方向での押圧力のバランスを取ることで、該乗員の拘束性を高めることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のサイドエアバッグ装置において、前記サイドエアバッグ袋体の展開状態において、前記前側膨張部及び前記後側膨張部は、前記乗員に対応して設けられたアームレストの車両上側に位置することを特徴としている。
請求項2に記載のサイドエアバッグ装置では、サイドエアバッグ袋体の展開状態において、前側膨張部及び後側膨張部が、乗員に対応して設けられたアームレストの車両上側に位置するので、サイドエアバッグ袋体とアームレストとの干渉が抑制される。このため、前側膨張部及び後側膨張部における、乗員の胸部の前部及び後部に対する押圧力を、より安定的に生じさせることができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載のサイドエアバッグ装置において、前記サイドエアバッグ袋体は、前記乗員の腰部に対応して前記アームレストの車両下側に展開する下側膨張部を有していることを特徴としている。
請求項3に記載のサイドエアバッグ装置では、側面衝突時に、インフレータからのガスの供給を受けて、サイドエアバッグ袋体の下側膨張部が、乗員の腰部に対応して膨張展開する。この下側膨張部に乗員の腰部が接触することで、該腰部を押し返す押圧力が生じる。このため、側面衝突時に、サイドエアバッグ袋体により、乗員の胸部に加えて腰部をも押圧して、該乗員に対する拘束性を高めることができる。
請求項4の発明は、側面衝突時にガスを噴出可能なインフレータと、車両用シートにおけるシートバックの側端部に折畳み収納され、前記インフレータからのガスの供給を受けて、前記車両用シートに着座している乗員の側方において、該乗員の胸部の前部、中央部及び後部に夫々対応して展開する前側膨張部、中央膨張部及び後側膨張部と、前記乗員の腰部に対応して該乗員に対応して設けられたアームレストの車両下側に展開する下側膨張部とを有するサイドエアバッグ袋体と、を有し、該サイドエアバッグ袋体の展開時において、前記中央膨張部の内圧は、前記前側膨張部、前記中央膨張部及び前記後側膨張部よりも低いことを特徴としている。
請求項4に記載のサイドエアバッグ装置では、側面衝突が生じるとインフレータが作動して、サイドエアバッグ袋体にガスが供給され、該サイドエアバッグ袋体が、車両用シートに着座している乗員の側方に展開する。このとき、サイドエアバッグ袋体における前側膨張部が乗員の胸部の前部に対応して展開し、中央膨張部が乗員の胸部の中央部に対応して展開し、更に後側膨張部が該胸部の後部に対応して展開する。またこのとき、サイドエアバッグ袋体における下側膨張部が、乗員の腰部に対応してアームレストの車両下側に展開する。乗員の胸部の前部、中央部及び後部が、サイドエアバッグ袋体における前側膨張部、中央膨張部及び後側膨張部に夫々接触することで、各膨張部の内圧が高まり、各膨張部において乗員の胸部を押し返す押圧力が生じる。また乗員の腰部が、サイドエアバッグ袋体における下側膨張部に接触することで、該下側膨張部の内圧が高まり、該下側膨張部において乗員の腰部を押し返す押圧力が生じる。
ここで、エアバッグ袋体の展開時において、中央膨張部の内圧は、前側膨張部、中央膨張部及び後側膨張部よりも低くなるので、胸部の中央部に対する押圧力を小さく抑えた状態で、胸部の前部及び後部、並びに腰部に対する押圧力を、サイドエアバッグ袋体による乗員の拘束初期から立ち上げて、拘束後半まで維持することができる。このため、側面衝突時において、サイドエアバッグ袋体による乗員の拘束性を高めることができる。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置において、前記前側膨張部の車幅方向の展開幅は、前記後側膨張部の車幅方向の展開幅以下であることを特徴としている。
請求項5に記載のサイドエアバッグ装置では、前側膨張部の車幅方向の展開幅が、後側膨張部の車幅方向の展開幅以下であるので、乗員の胸部の前部に位置し該前部よりも車幅方向外側に張り出している腕部に適切に対応することができる。即ち、前側膨張部による腕部の拘束を、後側膨張部による胸部の後部の拘束と同等のタイミングで行うことができる。このため、サイドエアバッグ袋体により、乗員の胸部や腕部の初期形状を保ったまま、拘束初期から拘束後半まで適切に拘束することができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のサイドエアバッグ装置によれば、側面衝突時において、乗員の胸部側面についての車両前後方向での押圧力のバランスを取ることで、該乗員に対する反力を安定的に得ることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載のサイドエアバッグ装置によれば、前側膨張部及び後側膨張部における、乗員の胸部の前部及び後部に対する押圧力を、より安定的に生じさせることができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載のサイドエアバッグ装置によれば、サイドエアバッグ袋体により、乗員の胸部に加えて腰部をも押圧して、該乗員に対する拘束性を高めることができる、という優れた効果が得られる。
請求項4に記載のサイドエアバッグ装置によれば、側面衝突時において、サイドエアバッグ袋体による乗員の拘束性を高めることができる、という優れた効果が得られる。
請求項5に記載のサイドエアバッグ装置によれば、サイドエアバッグ袋体により、乗員の胸部や腕部の初期形状を保ったまま、拘束初期から拘束後半まで適切に拘束することができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1において、本実施の形態に係るサイドエアバッグ装置10は、インフレータ12と、サイドエアバッグ袋体14と、連結布16とを有している。
ここで、サイドエアバッグ装置10が設けられる車両用シート18の構成について簡単に説明する。車両用シート18は、例えば前席であり、乗員22が着座するシートクッション24と、乗員22の背もたれとなるシートバック26とを有して構成されている。
シートバック26内には、該シートバック26の骨格となるシートバックフレーム28が設けられている。このシートバックフレーム28は、シート幅方向側端部に設けられるサイドフレーム28Aと、該サイドフレーム28Aの上部同士を連結するアッパーパイプ28Bとを有している。サイドフレーム28Aには、例えば網状のスプリング(図示せず)が張られている。
シートバックフレーム28は所定形状に成形されたシートパッド(図示せず)で被覆されている。このシートパッドには、インフレータ12やサイドエアバッグ袋体14等を搭載するためのスペースが設けられている。シートパッドは、更にシート表皮(図示せず)により覆われている。このシート表皮の一部は、インフレータ12が作動してサイドエアバッグ袋体14が膨張し始めたときに、その膨張圧により開裂するようになっており、これによりサイドエアバッグ袋体14がシートバック26外へ膨出できるようになっている。
図1において、インフレータ12は、側面衝突時にガスを噴出可能なガス供給手段であって、例えば一端にガス噴出部12Aを有している。このインフレータ12は、例えばサイドエアバッグ袋体14内に配置され、該サイドエアバッグ袋体14と共にモジュールケース(図示せず)内に収納されている。図4に示されるように、インフレータ12又は該インフレータ12用の取付けブラケット(図示せず)には、例えば一対のスタッドボルト32が立設され、サイドエアバッグ袋体14、モジュールケースを貫通して突出している。図中、このスタッドボルト32は中心線で示されている。モジュールケースにインフレータ12及びサイドエアバッグ袋体14を収容してなるエアバッグモジュール(図示せず)は、このスタッドボルト32とナット(図示せず)とによって、例えばサイドフレーム28Aの外側面に装着されている。
インフレータ12は、図示しないエアバッグECUからの作動電流を受けて作動するように構成され、エアバッグECUは、図示しない側突センサからの信号に基づいて側面衝突を判定した際に、インフレータ12に対して作動電流を流すように構成されている。
インフレータ12としては、ガス発生剤封入タイプのものを用いてもよいし、高圧ガス封入タイプのものを用いてもよい。インフレータ12の構成例について簡単に説明すると、前者のタイプの場合には、周面に複数のガス噴出口が形成された有底円筒形のハウジングと、このハウジング内に配設され燃焼することによりガスを発生するガス発生剤と、このガス発生剤の燃焼後の砕片を除去するフィルタと、ハウジングの開口側の端部に装着されてガス発生剤を燃焼させる電気着火式の点火装置と、を含んで構成されている。
一方、後者のタイプの場合には、有底円筒形のハウジングと、このハウジング内に配設された圧力隔壁と、この圧力隔壁及びハウジングによって隔成された室内に封入されたアルゴン・ヘリウム等の混合ガスと、圧力隔壁の近傍に移動可能に配置され移動することにより圧力隔壁を破断させる移動部材と、ハウジングの開口側の端部に装着されて移動部材を移動させる電気着火式の点火装置と、を含んで構成されている。
なお、いずれのタイプのインフレータを用いたとしても、点火装置は側突センサによって作動させられる。また、サイドエアバッグ装置10では、後述するサイドエアバッグ袋体14が比較的小さくガス容量も少なくてよいことから、高圧ガス封入タイプのインフレータが用いられる場合が多い。
図1において、サイドエアバッグ袋体14は、車両用シート18におけるシートバック26の側端部に折畳み収納され、インフレータ12からのガスの供給を受けて車両用シート18に着座している乗員22の側方において該乗員22の胸部22Bの前部及び後部に夫々対応して展開する前側膨張部34及び後側膨張部36を有している。言い換えれば、後側膨張部36はシートバック26に近い側に展開し、前側膨張部34はシートバック26から遠い側に展開するように構成されている。
前側膨張部34と後側膨張部36とは、例えば乗員22の肩部22Sに対応する中央上部14Aで連通している。インフレータ12は、後側膨張部36側に配設されており、該インフレータ12のガス噴出部12Aから噴出したガスは、後側膨張部36からサイドエアバッグ袋体14の中央上部14Aを通じて前側膨張部34へと供給されるようになっている。この前側膨張部34の下部のうち、反乗員側には、ベントホール14Bが設けられている(図2も参照)。
サイドエアバッグ袋体14の展開状態において、前側膨張部34及び後側膨張部36は、乗員22に対応して設けられたアームレスト38の車両上側に位置するように構成されている。具体的には、前側膨張部34の下端42は、アームレスト38と車幅方向に重ならないように該アームレスト38の車両上側に位置している。図1においては、後側膨張部36の下端44が、アームレスト38と車幅方向に重なっているように描かれているが、重なっている部分はシートバック26の内側に位置する部位であり、シートバック26外に膨出した部位については、前側膨張部34の下端42と同様に、アームレスト38の車両上側に位置している。
またサイドエアバッグ袋体14の展開状態において、中央上部14Aは、乗員22の肩部22Sだけでなく、該肩部22Sの車両上方もカバーするように設定されている。更に前側膨張部34は、胸部22Bの前部だけでなく、該胸部22Bの前面より車両前方もカバーするように設定されている。これらは、乗員22の体格の違いや、腕部22Aの存在を考慮したものである。
図4に示されるように、サイドエアバッグ袋体14における前側膨張部34の車幅方向の展開幅W1は、後側膨張部36の車幅方向の展開幅W2以下となるように構成されている。即ち、W1≦W2の関係が満たされるように構成されており、図示の例では後側膨張部36の展開幅W2が前側膨張部34の展開幅W1よりも大きくなるように構成されている。
具体的には、後側膨張部36における車両前側の基布と車両後側の基布とをストラップ(図示せず)により連結して、該後側膨張部36の車両前後方向の展開量を規制することで、後側膨張部36の展開幅W2を増大させることができる。またこれとは逆に、前側膨張部34における車幅方向外側の基布と車幅方向内側の基布とをストラップ(図示せず)により連結して、該前側膨張部34の車幅方向の展開量を規制することで、該前側膨張部34の展開幅W1が後側膨張部36の展開幅W2以下となるようにしてもよい。
図1,図2,図4において、連結布16は、サイドエアバッグ袋体14の少なくとも乗員22側に、該乗員22の胸部22Bの中央部に対応して配設され、前側膨張部34と後側膨張部36とを連結する、例えば矩形の非伸張性部材である。図示の例では、連結布16は、例えばサイドエアバッグ袋体14の車幅方向の両側、即ち乗員側及び反乗員側に縫い付けられている。連結布16は、例えば乗員22の胸部22Bと車幅方向に全体的に重なる程度の範囲に設けられている。また連結布16は、ベントホール14Bと干渉しないように設けられている。
なお、図示の例では、連結布16が片側につき1枚ずつ設けられているが、これに限られず、例えば、帯状の連結布を車両上下方向に複数枚配列して設けてもよく、また帯状の連結布16を縦横に格子状に設けてもよい。
次に、図3において、サイドエアバッグ袋体14をモジュールケースに収納する際の折畳み方について、4種類を例に挙げて簡単に説明する。第1の折畳み方は、同図(A)に示される展開状態のサイドエアバッグ袋体14を、同図(B)に示されるように、蛇腹折りで車両前後方向に折り畳み、これを同図(C)に示されるように、蛇腹折りで車両上下方向に折り畳むというものである。第2の折畳み方は、同図(B)に示される蛇腹折りの状態のサイドエアバッグ袋体14を、同図(E)に示されるように、ロール折りで車両上下方向に折り畳むというものである。第3の折畳み方は、同図(A)に示される展開状態のサイドエアバッグ袋体14を、同図(D)に示されるように、ロール折りで車両前後方向に折り畳み、これを同図(C)に示されるように、蛇腹折りで車両上下方向に折り畳むというものである。第4の折畳み方は、同図(D)に示されるロール折りの状態のサイドエアバッグ袋体14を、同図(E)に示されるように、ロール折りで車両上下方向に折り畳むというものである。
第5の折畳み方は、同図(A)に示される展開状態のサイドエアバッグ袋体14を、同図(F)に示されるように、ロール折りで車両上下方向に折り畳み、これを同図(G)に示されるように、蛇腹折りで車両前後方向に折り畳むというものである。第6の折畳み方は、同図(F)に示されるロール折りの状態のサイドエアバッグ袋体14を、同図(I)に示されるように、ロール折りで車両前後方向に折り畳むというものである。第7の折畳み方は、同図(A)に示される展開状態のサイドエアバッグ袋体14を、同図(H)に示されるように、蛇腹折りで車両上下方向に折り畳み、これを同図(G)に示されるように、蛇腹折りで車両前後方向に折り畳むというものである。第8の折畳み方は、同図(H)に示される蛇腹折りの蛇腹折りのサイドエアバッグ袋体14を、同図(I)に示されるように、ロール折りで車両前後方向に折り畳むというものである。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10では、側突センサからの信号に基づいてエアバッグECUが側面衝突の発生を判定すると、該エアバッグECUからインフレータ12に対して点火電流が流される。インフレータ12は、該点火電流により作動して多量のガスをガス噴出部12Aから噴出する。このガスがサイドエアバッグ袋体14内に供給されることで、該サイドエアバッグ袋体14がシートバック26外へ膨出して行く。このとき、インフレータ12のガス噴出部12Aから噴出したガスは、後側膨張部36からサイドエアバッグ袋体14の中央上部14Aを通じて前側膨張部34へと供給される。
続いて、サイドエアバッグ袋体14は、車両用シート18に着座している乗員22の側方、例えば乗員22とドアトリム48(図4)との間に展開する。具体的には、サイドエアバッグ袋体14における前側膨張部34が乗員22の胸部22Bの前部に対応して展開し、後側膨張部36が該胸部22Bの後部に対応して展開する。前側膨張部34と後側膨張部36とは、中央上部14Aにおいて連通すると共に、連結布16により車両前後方向に連結されているので、サイドエアバッグ袋体14は、展開状態において略逆U字形となる。
そして、図4に示されるように、乗員22の胸部22Bの前部及び後部が、サイドエアバッグ袋体14の前側膨張部34及び後側膨張部36に夫々接触することで、該前側膨張部34及び後側膨張部36の内圧が高まり、該前側膨張部34及び後側膨張部36において乗員22の胸部22Bを押し返す押圧力が生じる。この押圧力により、衝突後の早い段階で乗員22を拘束することができる。
ここで、前側膨張部34の車幅方向の展開幅W1が、後側膨張部36の車幅方向の展開幅W2以下であるので、乗員22の胸部22Bの前部に位置し該前部よりも車幅方向外側に張り出している腕部22Aに適切に対応することができる。即ち、前側膨張部34による腕部22Aの拘束を、後側膨張部36による胸部22Bの後部の拘束と同等のタイミングで行うことができる。このため、図5に示されるように、サイドエアバッグ袋体14により乗員22の胸部22Bや腕部22Aの初期形状を保ったまま、拘束初期から拘束後半まで適切に拘束することができる。
また図1に示されるように、サイドエアバッグ袋体14の展開状態において、前側膨張部34及び後側膨張部36が、乗員22に対応して設けられたアームレスト38の車両上側に位置するので、サイドエアバッグ袋体14とアームレスト38との干渉が抑制される。このため、前側膨張部34及び後側膨張部36における、乗員22の胸部22Bの前部及び後部に対する押圧力を、より安定的に生じさせることができる。サイドエアバッグ袋体14内に供給されたガスは、ベントホール14Bから適宜排出されるので、該ベントホール14Bの大きさを変更することで、乗員拘束時のサイドエアバッグ袋体14の内圧を調節することができる。
一方、図5に示されるように、サイドエアバッグ袋体14による乗員22の拘束が進行すると、該乗員22の胸部22Bの中央部は、前側膨張部34と後側膨張部36との間に入って行くが、該前側膨張部34と後側膨張部36とは、連結布16により連結されているので、胸部22Bの中央部が入り込むほど、連結布16の張力が増し、両膨張部が互いに引き寄せられる。これにより、連結布16において、胸部22Bの中央部を押し返す押圧力が生じる。
この連結布16による胸部22Bの中央部に対する押圧力は、インフレータ12からのガスの供給を受けて膨張展開している前側膨張部34や後側膨張部36よりも小さい。このため、胸部22Bの中央部に対する押圧力を小さく抑えた状態で、該胸部22Bの前部及び後部に対する押圧力を、サイドエアバッグ袋体14による乗員22の拘束初期から立ち上げて、拘束後半まで維持することができる。胸部22Bの中央部に対する押圧力については、例えば連結布16の取付け位置を変化させることにより制御することが可能である。
このように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10では、側面衝突時において、乗員22の胸部22B側面についての車両前後方向での押圧力のバランスを取ることで、該乗員22の拘束性を高めることができる。
[第2実施形態]
図6において、本実施の形態に係るサイドエアバッグ装置20では、サイドエアバッグ袋体14が、乗員22の腰部22Wに対応してアームレスト38の車両下側に展開する下側膨張部46を有している。
インフレータ12は、主に後側膨張部36及び前側膨張部34に供給するガスを噴出するためのガス噴出部12Aに加えて、主に下側膨張部46に供給するガスを噴出するためのガス噴出部12Bを有している。具体的には、ガス噴出部12Aがインフレータ12の上端に設けられ、ガス噴出部12Bがインフレータ12の下端に設けられている。ガス噴出部12Aは後側膨張部36内に位置し、ガス噴出部12Bは下側膨張部46内に位置している。
下側膨張部46の前端部46Aは、例えば前側膨張部34の前端と同等の位置まで展開するように構成されている。また該前端部46Aの反乗員側には、ベントホール14Cが設けられている(図7も参照)。
この下側膨張部46には、前側膨張部34と後側膨張部36とを車両前後方向に連結している連結布16の下部が連結されている。このように連結布16を配置することにより、下側膨張部46と、前側膨張部34と、後側膨張部36との間の空間Sが覆われている。
図示の例では、下側膨張部46の後端部が後側膨張部36と連通しており、サイドエアバッグ袋体14の展開の際にある程度のガスの移動が可能となっているが、下側膨張部46を後側膨張部36から独立させて、ガスの移動が生じないように構成してもよい。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図6において、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置20では、側面衝突時に、インフレータ12からのガスの供給を受けて、サイドエアバッグ袋体14の前側膨張部34、後側膨張部36及び下側膨張部46が乗員22の側方、例えば乗員22とドアトリム48(図8)との間に膨張展開する。
このうち下側膨張部46は、主にインフレータ12のガス噴出部12Bからのガスの供給を受けて、乗員22の腰部22Wに対応してアームレスト38の車両下側に膨張展開する。この下側膨張部46に乗員22の腰部22Wが接触することで、該腰部22Wを押し返す押圧力が生じる。
第1実施形態と同様であるが、ここで前側膨張部34及び後側膨張部36の作用についても簡単に説明する。図8に示されるように、乗員22の胸部22Bの前部及び後部が、サイドエアバッグ袋体14の前側膨張部34及び後側膨張部36に夫々接触することで、該前側膨張部34及び後側膨張部36の内圧が高まり、該前側膨張部34及び後側膨張部36において乗員22の胸部22Bを押し返す押圧力が生じる。この押圧力により、衝突後の早い段階で乗員22を拘束することができる。ここで、前側膨張部34の車幅方向の展開幅W1が、後側膨張部36の車幅方向の展開幅W2以下であるので、図9に示されるように、サイドエアバッグ袋体14により乗員22の胸部22Bや腕部22Aの初期形状を保ったまま、拘束初期から拘束後半まで適切に拘束することができる。
また図6に示されるように、サイドエアバッグ袋体14の展開状態において、前側膨張部34及び後側膨張部36が、乗員22に対応して設けられたアームレスト38の車両上側に位置し、下側膨張部46がアームレスト38の車両下側に位置するので、サイドエアバッグ袋体14とアームレスト38との干渉が抑制される。このため、前側膨張部34及び後側膨張部36における、乗員22の胸部22Bの前部及び後部に対する押圧力、並びに下側膨張部46における乗員22の腰部22Wに対する押圧力を、より安定的に生じさせることができる。サイドエアバッグ袋体14のガスは、ベントホール14B,14Cから適宜排出されるので、該ベントホール14B,14Cの大きさを変更することで、乗員拘束時のサイドエアバッグ袋体14の内圧を調節することができる。
一方、図9に示されるように、サイドエアバッグ袋体14による乗員22の拘束が進行すると、該乗員22の胸部22Bの中央部が、前側膨張部34と後側膨張部36との間に入って行くが、該前側膨張部34、後側膨張部36及び下側膨張部46を連結とは、連結布16により連結されているので、胸部22Bの中央部が入り込むほど、連結布16の張力が増し、各膨張部が互いに引き寄せられる。これにより、連結布16において、胸部22Bの中央部を押し返す押圧力が生じる。
この連結布16による胸部22Bの中央部に対する押圧力は、インフレータ12からのガスの供給を受けて膨張展開している前側膨張部34、後側膨張部36及び下側膨張部46よりも小さい。このため、胸部22Bの中央部に対する押圧力を小さく抑えた状態で、該胸部22Bの前部及び後部に対する押圧力を、サイドエアバッグ袋体14による乗員22の拘束初期から立ち上げて、拘束後半まで維持することができる。胸部22Bの中央部に対する押圧力については、例えば連結布16の取付け位置を変化させることにより制御することが可能である。
このように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置20では、側面衝突時に、サイドエアバッグ袋体14により、乗員22の胸部22Bに加えて腰部22Wをも押圧して、該乗員22に対する拘束性を高めることができる。
[第3実施形態]
図10において、本実施の形態に係るサイドエアバッグ装置30では、サイドエアバッグ袋体14が、前側膨張部34、後側膨張部36及び下側膨張部46に加えて、中央膨張部50を有して構成されている。
中央膨張部50は、サイドエアバッグ袋体14のうち、インフレータ12からのガスの供給を受けて乗員22の胸部22Bの中央部に対応して展開する部位である。本実施形態では、中央膨張部50は、胸部22Bの中央部に対応する領域だけでなく、前側膨張部34と下側膨張部46との間から、後側膨張部36と下側膨張部46との間の領域にも展開し、サイドエアバッグ袋体14の展開時に、略逆T字形の膨張部となるように構成されている。サイドエアバッグ袋体14における各膨張部は、該サイドエアバッグ袋体14内を基布54により仕切ることにより一体的に形成されている。
サイドエアバッグ袋体14の展開時において、中央膨張部50の内圧は、前側膨張部34、後側膨張部36及び下側膨張部46の内圧よりも低くなるように構成されている。即ち、前側膨張部34、後側膨張部36及び下側膨張部46は高圧チャンバであり、中央膨張部50は低圧チャンバである。内圧に差を設けるための手段として、インフレータ12の下端側のガス噴出部12Bに、ディフューザ52が設けられている。このディフューザ52は、第1ガス噴出孔52Aと、該第1ガス噴出孔52Aよりも小径に形成された第2ガス噴出孔52Bとを有しており、第1ガス噴出孔52Aは下側膨張部46内に開口し、第2ガス噴出孔52Bは中央膨張部50内に開口している。このディフューザ52により、中央膨張部50に供給されるガスの量を抑制することで、該中央膨張部50の内圧が下側膨張部46の内圧よりも低くなるようにしている。
また中央膨張部50の反乗員側にはベントホール14Dが設けられており、該ベントホール14Dの大きさを変更することでも、乗員拘束時の中央膨張部50の内圧を調節することができるようになっている。
他の部分については、第1実施形態又は第2実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図10において、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置30では、側面衝突時に、インフレータ12からのガスの供給を受けて、サイドエアバッグ袋体14の前側膨張部34、後側膨張部36、下側膨張部46及び中央膨張部50が、乗員22の側方、例えば乗員22とドアトリム48(図11)との間に膨張展開する。
具体的には、サイドエアバッグ袋体14における前側膨張部34が乗員22の胸部22Bの前部に対応して展開し、後側膨張部36が該胸部22Bの後部に対応して展開する。またサイドエアバッグ袋体14における下側膨張部46が、乗員22の腰部22Wに対応して展開すると共に、中央膨張部50が乗員22の胸部22Bの中央部に対応して展開する。
乗員22の胸部22Bの前部、中央部及び後部が、サイドエアバッグ袋体14における前側膨張部34、中央膨張部50及び後側膨張部36に夫々接触することで、各膨張部の内圧が高まり、各膨張部において乗員22の胸部22Bを押し返す押圧力が生じる。また乗員22の腰部22Wが、サイドエアバッグ袋体14における下側膨張部46に接触することで、該下側膨張部46の内圧が高まり、該下側膨張部46において乗員22の腰部22Wを押し返す押圧力が生じる。
ここで、サイドエアバッグ袋体14が展開する際、下側膨張部46には、インフレータ12のガス噴出部12Bからディフューザ52の第1ガス噴出孔52Aを通じてガスが供給される。一方、中央膨張部50には、インフレータ12のガス噴出部12Bからディフューザ52の第2ガス噴出孔52Bを通じてガスが供給される。第2ガス噴出孔52Bは、第1ガス噴出孔52Aよりも小径に形成されているので、中央膨張部50へのガスの供給量は、下側膨張部46と比較して抑制されることとなる。
これにより、サイドエアバッグ袋体14の展開時において、中央膨張部50の内圧は、下側膨張部46よりも低圧となる。下側膨張部46の内圧は、前側膨張部34や後側膨張部36と同等であるので、胸部22Bの中央部に対する押圧力を小さく抑えた状態で、胸部22Bの前部及び後部、並びに腰部22Wに対する押圧力を、サイドエアバッグ袋体14による乗員22の拘束初期から立ち上げて、拘束後半まで維持することができる。このため、側面衝突時において、サイドエアバッグ袋体14による乗員22の拘束性を高めることができる。
なお、本実施形態においては、ディフューザ52をインフレータ12の下端側のガス噴出部12Bに設け、ガス噴出部12Bから噴出するガスを下側膨張部46と中央膨張部50とにガスを分配することとしたが、中央膨張部50へのガスの供給方法はこれに限られない。例えば、インフレータ12の上端側のガス噴出部12Aにディフューザ52を設けて、ガス噴出部12Aから噴出したガスを中央膨張部50側に分配するように構成してもよい。また基布54にガス通路を設けて、前側膨張部34や後側膨張部36に供給されたガスの一部が、中央膨張部50に流入するように構成してもよい。
また本実施形態において、下側膨張部46を省略した構成とすることも可能である。この場合、インフレータ12のガス噴出部12Bから噴出したガスは、中央膨張部50に供給される。またこの場合、中央膨張部50の内圧を前側膨張部34,後側膨張部36よりも低くするために、インフレータ12のガス噴出部12A及びガス噴出部12Bから夫々噴出するガスの量を定めておく。具体的には、ガス噴出部12Bから噴出するガスの量が、ガス噴出部12Aから噴出するガスの量よりも少なくなるように構成する。
図1から図5は、第1実施形態に係り、図1は、サイドエアバッグ装置において、サイドエアバッグ袋体が展開した状態を示す側断面図である。 後側膨張部内にインフレータが収納され、前側膨張部と後側膨張部とが連結布により連結されたサイドエアバッグ袋体を示す斜視図である。 サイドエアバッグ袋体についての様々な折畳み方を示す斜視図である。 サイドエアバッグ装置において、展開したサイドエアバッグ装置による乗員の拘束初期の状態を示す、図1における4−4矢視断面図である。 サイドエアバッグ装置において、展開したサイドエアバッグ装置による乗員の拘束後期の状態を示す、図1における5−5矢視断面図である。 図6から図9は、第2実施形態に係り、図6は、サイドエアバッグ装置において、サイドエアバッグ袋体が展開した状態を示す側断面図である。 後側膨張部内にインフレータが収納され、前側膨張部と後側膨張部と下側膨張部とが連結布により連結されたサイドエアバッグ袋体を示す斜視図である。 サイドエアバッグ装置において、展開したサイドエアバッグ装置による乗員の拘束初期の状態を示す、図6における8−8矢視断面図である。 サイドエアバッグ装置において、展開したサイドエアバッグ装置による乗員の拘束後期の状態を示す、図6における9−9矢視断面図である。 図10から図12は、第3実施形態に係り、図10は、サイドエアバッグ装置において、サイドエアバッグ袋体が展開した状態を示す側断面図である。 サイドエアバッグ装置において、展開したサイドエアバッグ装置による乗員の拘束初期の状態を示す、図10における11−11矢視断面図である。 サイドエアバッグ装置において、展開したサイドエアバッグ装置による乗員の拘束後期の状態を示す、図10における12−12矢視断面図である。
符号の説明
10 サイドエアバッグ装置
12 インフレータ
14 サイドエアバッグ袋体
16 連結布
18 車両用シート
20 サイドエアバッグ装置
22 乗員
22B 胸部
22W 腰部
26 シートバック
30 サイドエアバッグ装置
34 前側膨張部
36 後側膨張部
38 アームレスト
46 下側膨張部
50 中央膨張部
W1 前側膨張部の車幅方向の展開幅
W2 後側膨張部の車幅方向の展開幅

Claims (5)

  1. 側面衝突時にガスを噴出可能なインフレータと、
    車両用シートにおけるシートバックの側端部に折畳み収納され、前記インフレータからのガスの供給を受けて前記車両用シートに着座している乗員の側方において該乗員の胸部の前部及び後部に夫々対応して展開する前側膨張部及び後側膨張部を有するサイドエアバッグ袋体と、
    該エアバッグ袋体の少なくとも前記乗員側に、該乗員の胸部の中央部に対応して配設され、前記前側膨張部と前記後側膨張部とを連結する連結布と、
    を有することを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記サイドエアバッグ袋体の展開状態において、前記前側膨張部及び前記後側膨張部は、前記乗員に対応して設けられたアームレストの車両上側に位置することを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記サイドエアバッグ袋体は、前記乗員の腰部に対応して前記アームレストの車両下側に展開する下側膨張部を有していることを特徴とする請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 側面衝突時にガスを噴出可能なインフレータと、
    車両用シートにおけるシートバックの側端部に折畳み収納され、前記インフレータからのガスの供給を受けて、前記車両用シートに着座している乗員の側方において、該乗員の胸部の前部、中央部及び後部に夫々対応して展開する前側膨張部、中央膨張部及び後側膨張部と、前記乗員の腰部に対応して該乗員に対応して設けられたアームレストの車両下側に展開する下側膨張部とを有するサイドエアバッグ袋体と、を有し、
    該サイドエアバッグ袋体の展開時において、前記中央膨張部の内圧は、前記前側膨張部、前記中央膨張部及び前記後側膨張部よりも低いことを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  5. 前記前側膨張部の車幅方向の展開幅は、前記後側膨張部の車幅方向の展開幅以下であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
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