JP2021079773A - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

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博紀 茶屋
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Abstract

【課題】車両の衝突時に車両用シートに着座した乗員の上半身から下半身にかけての範囲にエアバッグを展開させることができるテーブルを備えた車両用乗員保護装置を提供する。【解決手段】車両用乗員保護装置10は、車両の乗員Pが着座する車両用シート12と、車両用シート12のシート前方側に配置され、シート上方側へ面が向けられた天面34Aを有する天板部34と、天板部34のシート下方側に配置された下板部36と、を有するテーブル14と、を備えている。また、車両用乗員保護装置10は、テーブル14内に格納され、ガスが内部に供給されることで天板部34と下板部36との間をシート上下方向に押し広げながら膨張して、車両用シート12に着座した乗員Pのシート前方側に展開するエアバッグ16を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用乗員保護装置に関する。
下記特許文献1には、車両の衝突時にシートに着座した乗員を保護するエアバッグを備えた乗員保護装置が開示されている。この文献に記載された乗員保護装置は、シートバックと対向する位置に設けられたテーブルと、テーブルから膨張展開するエアバッグと、を含んで構成されている。そして、車両の衝突時に、エアバックがシートに着座した乗員の上半身とテーブルとの間に膨張展開することで、乗員の上半身を保護することが可能となっている。
国際公開第2018/167899号
上記特許文献1に記載された乗員保護装置は、車両の衝突時に乗員の上半身を保護するという観点では、有用な装置ではあるが、車両の衝突時に乗員の上半身から下半身にかけてのより広い範囲を保護するという観点で改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両の衝突時に車両用シートに着座した乗員の上半身から下半身にかけての範囲にエアバッグを展開させることができるテーブルを備えた車両用乗員保護装置を得ることが目的である。
請求項1記載の車両用乗員保護装置は、車両の乗員が着座する車両用シートと、前記車両用シートのシート前方側に配置され、シート上方側へ面が向けられた天面を有する天板部と、前記天板部のシート下方側に配置された下板部と、を有するテーブルと、前記テーブル内に格納され、ガスが内部に供給されることで前記天板部と前記下板部との間をシート上下方向に押し広げながら膨張して、前記車両用シートに着座した乗員のシート前方側に展開するエアバッグと、を備えている。
請求項1記載の車両用乗員保護装置によれば、車両の乗員が車両用シートに着座した状態では、当該乗員がテーブルを使用できる。また、車両の衝突時にエアバッグの内部にガスが供給されると、エアバッグが、テーブルの天板部と下板部との間をシート上下方向に押し広げながら膨張して、車両用シートに着座した乗員のシート前方側に展開する。このように、エアバッグが、テーブルの天板部と下板部との間をシート上下方向に押し広げながら膨張するように構成することで、車両の衝突時に車両用シートに着座した乗員の上半身から下半身にかけての範囲にエアバッグを展開させることができる。
本発明に係る車両用乗員保護装置は、車両の衝突時に車両用シートに着座した乗員の上半身から下半身にかけての範囲にエアバッグを展開させることができる、という優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用乗員保護装置を備えた車室内を示す側面図であり、エアバッグが展開する前の状態を示している。 第1実施形態に係る車両用乗員保護装置を備えた車室内を示す側面図であり、エアバッグが展開した状態を示している。 一対の支柱に支持されたテーブルを示す斜視図である。 一対の支板に支持されたテーブルを示す斜視図である。 単一の支柱に支持されたテーブルを示す斜視図である。 車室内の側面に支持されたテーブルを示す斜視図である。 車両用シートに支持されたテーブルを示す側面図である。 テーブルにおいてエアバッグが格納された部分の断面を示す側断面図である。 テーブルにおいて図8とは異なる態様で折りたたまれたエアバッグが格納された部分の断面を示す側断面図である。 第2実施形態に係る車両用乗員保護装置を備えた車室内を示す側面図であり、エアバッグが展開した状態でかつ乗員がエアバッグを押圧した状態を示している。 第3実施形態に係る車両用乗員保護装置を備えた車室内を示す側面図であり、エアバッグが展開した状態でかつ乗員がエアバッグを押圧した状態を示している。 テーブルの天板部の断面を示す側断面図である。 図12とは異なる態様のテーブルの天板部の断面を示す側断面図である。 第4実施形態に係る車両用乗員保護装置を備えた車室内を示す側面図であり、エアバッグが展開した状態でかつ乗員がエアバッグを押圧した状態を示している。
(第1実施形態に係る車両用乗員保護装置10)
図1〜図9を用いて、本発明の第1実施形態に係る車両用乗員保護装置10について説明する。なお、以下の説明において前後、左右、上下の方向を示して説明するときは、車両用シート12に着座した乗員から見たシート前後方向、シート左右方向(シート幅方向)、シート上下方向を示すものとする。また、各図に適宜示す矢印FRはシート前方向、矢印UPはシート上方向、矢印RHはシート右方向、矢印LHはシート左方向をそれぞれ示すものとする。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の車両用乗員保護装置10は、車両の前面衝突時に車両用シート12に着座した乗員Pを保護するためのものである。この車両用乗員保護装置10は、車両用シート12と、車両用シート12の前方側に配置されたテーブル14と、テーブル14内に格納されたエアバッグ16と、エアバッグ16内にガスを供給するインフレータ18と、車両が前面衝突した際にインフレータ18を作動させるエアバッグECU20と、を備えている。
車両用シート12は、シート前方側が車両の前方側へ向けられた状態で車室内に設けられている。この車両用シート12は、着座乗員Pの臀部P1を支持するシートクッション22と、着座乗員Pの背部P2を支持するシートバック24と、着座乗員Pの頭部P3を支持するヘッドレスト26と、を備えている。
図1に示されるように、テーブル14は、車両用シート12に着座した乗員Pが使用可能な位置である車両用シート12のシートバック24の前方側に設けられている。図3に示されるように、テーブル14は、左右の方向に間隔をあけて車両フロアに配置された左右一対の支柱28に支持されている。なお、図4に示されるように、テーブル14は、板状に形成された左右一対の支板30によって支持されていてもよい。また、図5に示されるように、テーブル14は、単一の支柱28に片持ち支持されていてもよい。また、図6に示されるように、テーブル14は、車室内の側壁32に片持ち支持されていてもよい。また、図7に示されるように、テーブル14は、車両用シート12のシートバック24に支持されていてもよい。
図3に示されるように、テーブル14は、上方側へ面が向けられた天面34Aを有する矩形状の天板部34と、下方側へ面が向けられた下面36Aを有すると共に天板部34の下方側に配置された矩形状の下板部36と、天板部34の左右方向の端部と下板部36の左右方向の端部とを上下方向につなぐ左右一対の側板部38と、を備えている。天板部34の左右方向の端部と下板部36の左右方向の端部とが左右一対の側板部38によってつながれた状態では、天板部34と下板部36とが平行となっている。なお、天板部34、下板部36及び側板部38は、硬質な樹脂材料を用いて形成されている。
ここで、図1には、側板部38及び右側の支柱28の図示を省略したテーブル14を右側から見た側面図が示されている。この図に示されるように、天板部34の前方側の端部は、左右方向を軸方向とする支軸40に支持されている。図1及び図2に示されるように、天板部34は、天面34Aが水平とされた状態から上方側へ向けて支軸40まわりに傾動可能となっている。下板部36の前方側の端部は、左右方向を軸方向とする支軸40に支持されている。下板部36は、下面36Aが水平とされた状態から下方側へ向けて支軸40まわりに傾動可能となっている。なお、本実施形態では、後述するエアバッグ16の膨張開始から膨張完了に至るまで、天板部34及び下板部36が抵抗感なく速やかに傾動するようになっている。また、本実施形態では、下板部36において支軸40に支持されている部分から後端までの長さL2が、天板部34において支軸40に支持されている部分から後端までの長さL1よりも短い寸法に設定されている。
エアバッグ16は、内部にガスが供給されることで膨張する袋状に形成されている。図2に示されるように、エアバッグ16の膨張が完了した状態では、エアバッグ16の後面16Aが車両用シート12に着座した乗員Pの頭部P3から膝P4にかけての各位置と前後方向に対向するようになっている。図1に示されるように、エアバッグ16は、テーブル14内における天板部34と下板部36との間に所定の形状に折りたたまれた状態で格納されている。ここで、図8及び図9には、折りたたまれた状態のエアバッグ16を二点鎖線で模式的に示したテーブル14の一部の断面が示されている。一例として、図8に示されるように、エアバッグ16は、上方側へ向けて凸状となる複数の凸状部16Bが前後方向に並んで配置されるようにして、テーブル14内における天板部34と下板部36との間に格納することができる。また、図9に示されるように、エアバッグ16は、上下方向に重なるように部分的に折りたたまれた複数の小折畳部16Cが前後方向に並んで配置されるようにして、テーブル14内における天板部34と下板部36との間に格納することができる。エアバッグ16の折りたたみ形状は、エアバッグ16が膨張する際の当該エアバッグ16の挙動等を考慮して適宜設定すればよい。また、図2に示されるように、エアバッグ16の前端部16Dは、テーブル14において支軸40と隣接する部分に固定されている。
図1に示されるように、テーブル14の後端には、布等の柔らかい素材を用いて形成された被覆部材42が天板部34の後端34Bと下板部36の後端36Bとの間に上下方向に掛け渡された状態で取付けられている。これにより、テーブル14の天板部34と下板部36との間に配置されたエアバッグ16が当該テーブル14の後方側から見えないようになっている。また、被覆部材42における天板部34の後端34B側には、図示しないティアラインが形成されている。そして、エアバッグ16が膨張し始めた際に、被覆部材42がティアラインを起点として破断するようになっている。
インフレータ18は、後述するエアバッグECU20によって通電がなされることによってガスを発生するように構成されている。本実施形態では、インフレータ18は、支柱28内に配置されており、配管44を介してエアバッグ16とつながっている。これにより、インフレータ18が発生したガスが、配管44を介してエアバッグ16内に供給されるようになっている。また、インフレータ18は、配線46を介してエアバッグECU20と電気的に接続されている。
エアバッグECU20は、車両が前面衝突した際にインフレータ18に通電するように構成されている。エアバッグ16には、Gセンサである衝突検知センサ48が配線50を介して電気的に接続されている。そして、エアバッグECU20は、衝突検知センサ48によって検出される車両の減速加速度が所定の値を超えた場合に車両が前面衝突したと判断して、インフレータ18に通電するようになっている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の車両用乗員保護装置10を備えた車両が前面衝突することにより、衝突検知センサ48によって検出される車両の減速加速度が所定の値を超えると、エアバッグECU20がインフレータ18に通電する。
インフレータ18に通電がなされると、インフレータ18がガスを発生させ、当該ガスが配管44を介してテーブル14内に格納されたエアバッグ16内に供給される。これにより、テーブル14内に格納されたエアバッグ16が膨張し始める。
テーブル14内に格納されたエアバッグ16が膨張し始めると、エアバッグ16がテーブル14の天板部34を上方側へ付勢すると共に下板部36を下方側へ付勢する。これにより、エアバッグ16がテーブル14の天板部34と下板部36との間を上下方向に押し広げ始める。すなわち、天板部34が上方側へ向けて支軸40まわりに傾動し始めると共に、下板部36が下方側へ向けて支軸40まわりに傾動し始める。
なお、この時、左右一対の側板部38(図3参照)と天板部34との接合及び左右一対の側板部38と下板部36との接合が外れるようになっている。また、左右一対の側板部38と天板部34との接合強度及び左右一対の側板部38と下板部36との接合強度は、天板部34及び下板部36の支軸40まわりの傾動に影響しない程度の接合強度となっている。
天板部34が上方側へ向けて支軸40まわりに傾動し始めると共に、下板部36が下方側へ向けて支軸40まわりに傾動し始めると、被覆部材42が上下方向に引張られて、当該被覆部材42の上下方向への張力が高まる。そして、被覆部材42がさらに引っ張られると、被覆部材42がティアラインを起点として破断する。
被覆部材42が破断した後に、エアバッグ16がさらに膨張すると、図2に示されるように、エアバッグ16がテーブル14の天板部34と下板部36との間を上下方向にさらに押し広げて、天板部34が上方側へ向けて支軸40まわりにさらに傾動すると共に、下板部36が下方側へ向けて支軸40まわりにさらに傾動する。そして、エアバッグ16の膨張が完了することにより、エアバッグ16の後面16Aが車両用シート12に着座した乗員Pの頭部P3から膝P4にかけての各位置と前後方向に対向する。これにより、車両の前面衝突時に、車両用シート12に着座した乗員Pの頭部P3から膝P4にかけての部分をエアバッグ16によって拘束することができる。ここで、本実施形態では、天板部34及び下板部36の支軸40まわりの傾動を所定の角度に制限する図示しないストッパが設けられている。
また、本実施形態では、下板部36において支軸40に支持されている部分から後端までの長さL2が、天板部34において支軸40に支持されている部分から後端までの長さL1よりも短い寸法に設定されている。これにより、エアバッグ16が膨張して、下板部36が下方側へ向けて支軸40まわりに傾動する際に、下板部36の後端36Bが車両用シート12に着座した乗員Pの膝P4に当接することを防止又は抑制することができる。
また、本実施形態では、被腹部材42が天板部34の後端34B側に形成されたティアラインを起点として破断するようになっている。これにより、図2に示されるように、破断後の被覆部材42の大部分が下板部36の後端36B側に残るようにすることができる。すなわち、破断後の被覆部材42の大部分が天板部34の後端34B側に残らないようにすることができる。これにより、エアバッグ16が膨張して、天板部34が上方側へ向けて支軸40まわりに傾動する際に、天板部34の後端34B側に残った被覆部材42が車両用シート12に着座した乗員Pの頭部P3等に当接することを抑制することができる。
(第2実施形態に係る車両用乗員保護装置52)
次に、図10を用いて、本発明の第2実施形態に係る車両用乗員保護装置52について説明する。なお、本実施形態の車両用乗員保護装置52において前述の第1実施形態に係る車両用乗員保護装置10と対応する部材及び部分には、車両用乗員保護装置10と対応する部材及び部分と同じ符号を付して、その説明を省略することがある。
図10に示されるように、本実施形態の車両用乗員保護装置52は、膨張したエアバッグ16が車両用シート12に着座した乗員Pによって前方側へ向けて押圧された際に、天板部34が抵抗を伴ってさらに上方側へ傾動されると共に、下板部36が抵抗を伴ってさらに下方側へ傾動されることに特徴がある。
エアバッグ16の膨張開始から膨張完了に至るまでに天板部34が支軸40まわりに傾動する際においては、すなわち、天板部34が0°〜θ1の範囲で傾動する際においては、当該天板部34は抵抗感なく速やかに傾倒する。また、エアバッグ16の膨張開始から膨張完了に至るまでに下板部36が支軸40まわりに傾動する際においては、すなわち、下板部36が0°〜θ2の範囲で傾動する際においては、当該下板部36は抵抗感なく速やかに傾倒する。
これに対して、膨張完了後のエアバッグ16が車両用シート12に着座した乗員Pによって前方側へ向けて押圧された際においては、天板部34が抵抗力を発生させながらθ1を超える範囲で傾倒すると共に下板部36が抵抗力を発生させながらθ2を超える範囲で傾倒する。これにより、車両の前面衝突に伴う乗員Pの衝突エネルギーを吸収することができる。
ここで、天板部34が抵抗力を発生させながらθ1を超える範囲で傾倒することを実現するために、支軸40の一部をねじり変形させる(支軸40の一部をトーションバーとして機能させる)ように構成してもよい。これと同様に、下板部36が抵抗力を発生させながらθ2を超える範囲で傾倒することを実現するために、支軸40の他の一部をねじり変形させる(支軸40の他の一部をトーションバーとして機能させる)ように構成してもよい。また、天板部34や下板部36の径動角度をθ1及びθ2に制限する部材や部分が変形することにより、上記の抵抗力を発生させるように構成してもよい。
(第3実施形態に係る車両用乗員保護装置54)
次に、図11〜図13を用いて、本発明の第3実施形態に係る車両用乗員保護装置54について説明する。なお、本実施形態の車両用乗員保護装置54において前述の第1実施形態に係る車両用乗員保護装置10等と対応する部材及び部分には、車両用乗員保護装置10等と対応する部材及び部分と同じ符号を付して、その説明を省略することがある。
図11に示されるように、本実施形態の車両用乗員保護装置54は、膨張したエアバッグ16が車両用シート12に着座した乗員Pによって前方側へ向けて押圧された際に、天板部34が曲げ変形されると共に、下板部36が曲げ変形されることに特徴がある。このように、天板部34が曲げ変形されると共に下板部36が曲げ変形されることにより、車両の前面衝突に伴う乗員Pの衝突エネルギーを吸収することができる。
ここで、膨張したエアバッグ16が車両用シート12に着座した乗員Pによって前方側へ向けて押圧された際に、天板部34及び下板部36が曲げ変形されるようにするために、当該天板部34及び下板部36において支軸40に支持された側とは反対側の部分34C、36Cの曲げ強度を支軸40側の部分よりも低く設定すると良い。図12及び図13に示された例では、天板部34において支軸40に支持された側とは反対側の部分34Cを基板部56と当該基板部56に接合された天面部58とによる複層構造としている。図12に示された例では、基板部56には、天面部58側へ向けて突出する複数の三角突起56Aが車幅方向に沿って形成されている。そして、複数の三角突起56Aの突出方向の先端が天面部58に当接した状態で、基板部56と天面部58とが溶着や接着剤を介して接合されている。また、図13に示された例では、基板部56には、天面部58側が開放された複数のU字状溝56Bが車幅方向に沿って形成されている。そして、複数のU字状溝56Bの開放端側が天面部58に当接した状態で、基板部56と天面部58とが溶着や接着剤を介して接合されている。これらの構成が適用された天板部34では、膨張したエアバッグ16が車両用シート12に着座した乗員Pによって前方側へ向けて押圧された際に、天板部34において支軸40に支持された側とは反対側の部分34Cにおける複数の三角突起56Aの間や複数のU字状溝56Bの底に応力を集中させることができる。これにより、天板部34において支軸40に支持された側とは反対側の部分34Cを曲げ変形させることができる。この構造は下板部36にも適用されている。
(第4実施形態に係る車両用乗員保護装置60)
次に、図14を用いて、本発明の第4実施形態に係る車両用乗員保護装置60について説明する。なお、本実施形態の車両用乗員保護装置60において前述の第1実施形態に係る車両用乗員保護装置10等と対応する部材及び部分には、車両用乗員保護装置10等と対応する部材及び部分と同じ符号を付して、その説明を省略することがある。
図14に示されるように、本実施形態の車両用乗員保護装置60は、膨張したエアバッグ16が車両用シート12に着座した乗員Pによって前方側へ向けて押圧された際に、エネルギー吸収部材62が変形しながらテーブル14が前方側へ移動することに特徴がある。
エネルギー吸収部材62一部は、テーブル14の前方側の端部に固定されている。また、エネルギー吸収部材62の他の一部は、一例として保持機構によって保持されている。そして、膨張したエアバッグ16が車両用シート12に着座した乗員Pによって前方側へ向けて押圧された際に、エネルギー吸収部材62の他の一部が保持機構から引き抜かれながら変形されることで、テーブル14の前方側への移動が許容される。これにより、車両の前面衝突に伴う乗員Pの衝突エネルギーを吸収することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用乗員保護装置
12 車両用シート
14 テーブル
16 エアバッグ
34 天板部
34A 天面
36 下板部
52 車両用乗員保護装置
54 車両用乗員保護装置
60 車両用乗員保護装置
P 乗員





































Claims (1)

  1. 車両の乗員が着座する車両用シートと、
    前記車両用シートのシート前方側に配置され、シート上方側へ面が向けられた天面を有する天板部と、前記天板部のシート下方側に配置された下板部と、を有するテーブルと、
    前記テーブル内に格納され、ガスが内部に供給されることで前記天板部と前記下板部との間をシート上下方向に押し広げながら膨張して、前記車両用シートに着座した乗員のシート前方側に展開するエアバッグと、
    を備えた車両用乗員保護装置。








































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