JP2014028500A - 収容体装着機構及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容体を着脱する場合の操作性を向上させることができる収容体装着機構及び該収容体装着機構を備えた記録装置を提供する。
【解決手段】収容体装着機構37は、上方に向けて開口する装着口39を通じて挿入された収容体36を収容可能な収容部38と、収容部38に収容された収容体36を取出方向となる上方に向けて付勢する付勢機構41と、収容部38に収容体36が収容された場合に、収容体36に対して取出方向への移動を規制するように付勢機構41の付勢力に抗して係合する一方、外部から操作力が付与された場合に、収容体36に対する付勢力に抗した係合状態を解除する保持機構42と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録材などを収容可能な収容体を着脱自在に装着する収容体装着機構及び該収容体装着機構を備えた記録装置に関する。
記録材を用いて媒体に記録を行う記録装置として、例えば、インクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」という)が知られている。すなわち、このプリンターでは、記録材の一例である液体を記録ヘッドから媒体に向けて噴射することで、記録を行っている。こうしたプリンターのうち、液体の一例であるインクを収容したインクカートリッジを交換することでインクを追加補給するタイプのプリンターでは、インクカートリッジを着脱可能なカートリッジホルダーを備えているのが一般的である。
従来、こうしたカートリッジホルダーのうちには、インクカートリッジを収容するホルダー部の上端に、上方に向けて開口する装着口を形成するとともに、その装着口を覆う蓋部として機能するレバーが取り付けられたものがある。そして、このレバーの開閉操作に伴って装着口の開閉を行うとともに、閉状態とされたレバーでインクカートリッジを装着方向に押さえることで、インクカートリッジの装着時のがたつきを抑制していた(例えば、特許文献1)。
国際公開WO1999/059823号パンフレット
ところで、こうしたレバーは、インクカートリッジを着脱する度に開閉操作する必要があるため、特に複数のインクカートリッジを着脱する場合などには、その開閉操作に手間がかかってしまうという課題があった。
なお、こうした課題は、カートリッジホルダー及び該カートリッジホルダーを備えたプリンターに限らず、記録材などを収容可能な収容体を着脱自在に装着する収容体装着機構及び該収容体装着機構を備えた記録装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録材などを収容可能な収容体を着脱する場合の操作性を向上させることができる収容体装着機構及び該収容体装着機構を備えた記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する収容体装着機構は、上方に向けて開口する装着口を通じて挿入された収容体を収容可能な収容部と、該収容部に収容された前記収容体を取出方向となる上方に向けて付勢する付勢機構と、前記収容部に前記収容体が収容された場合に、該収容体に対して前記取出方向への移動を規制するように前記付勢機構の付勢力に抗して係合する一方、外部から操作力が付与された場合に、前記収容体に対する前記付勢力に抗した係合状態を解除する保持機構と、を備える。
この構成によれば、収容部に収容体が収容された状態において、保持機構に外部から操作力を付与すると、それまで収容体に移動を規制するように係合していた保持機構は、その収容体に対する係合状態が解除される。その結果、付勢機構の付勢力によって収容体を取出方向に移動させることができる。その一方、収容体が収容部に収容されるときには、収容体に対して付勢機構から取出方向への付勢力が及ぶが、その付勢力に抗するように保持機構が収容体に係合することによって、収容体は取出方向への移動が規制される。そのため、装着口を覆う部材を備えることなく、収容体の着脱を行うことが可能となる。したがって、装着口を覆う部材の開閉操作を省略して、収容体を着脱する場合の操作性を向上させることができる。
上記収容体装着機構において、前記保持機構は、前記収容部の前記装着口側となる位置に回動可能な状態で取り付けられた操作レバーを有し、該操作レバーは、回動中心より上側となる位置に外部からの操作力を受ける操作部が設けられるとともに、前記回動中心よりも下側となる位置に前記収容体に係合可能な係合部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、操作レバーを有する保持機構が収容部に取り付けられているので、同様の機能を有する操作レバーを収容体側に設ける場合と比較して、収容体の小型化を図ることができる。
上記収容体装着機構において、前記付勢機構は、前記収容体に対する前記付勢力に抗した前記係合部の係合状態が解除された場合に、前記収容体の一部が前記装着口から上方へ露出する取出位置に前記収容体を移動させる付勢力を有し、前記保持機構は、前記付勢機構の付勢力によって移動した前記収容体に重力に抗して係合することにより該収容体を前記取出位置において保持可能であることが好ましい。
この構成によれば、収容体に対する付勢力に抗した係合部の係合状態が解除されて収容体が取出位置に移動した場合には、その収容体に対して保持機構が重力に抗して係合することによって、収容体は取出位置に保持される。そのため、収容体に対する取出方向への移動を規制する係合状態が解除されたことを目視にて容易に確認することができる。また、収容体の一部が装着口から露出することで収容体を把持しやすくなるので、収容体を取り出す場合の操作性を向上させることができる。
上記収容体装着機構において、前記操作レバーは、前記回動中心側から前記係合部側に向かうにつれて前記収容部内に向かうように傾斜する傾斜部を有し、前記保持機構は、前記操作レバーの下端側を前記収容部内に向かう方向に付勢する付勢部材をさらに有することが好ましい。
この構成によれば、付勢部材の付勢力によって操作レバーの下端側が収容部内に向けて回動すると、係合部とともに傾斜部が収容部内に突出するので、この傾斜部によって収容体を支持することで、収容体を取出位置に保持することができる。
上記収容体装着機構は、常時は前記収容部内に突出した状態とされるとともに、該収容部に収容される前記収容体が備える収容体側接続端子と接触した場合に、該収容体側接続端子の接触圧に応じて弾性変形する可動接触部を有する装置側接続端子をさらに備え、前記可動接触部は前記付勢機構として機能することが好ましい。
この構成によれば、装置側接続端子の可動接触部が付勢機構を構成するので、収容体を取出方向となる上方に向けて付勢するために専用の付勢部材を備える必要がない。
上記課題を解決する記録装置は、上記収容体装着機構と、該収容体装着機構に装着された前記収容体に収容された記録材を用いて記録を行う記録ヘッドと、を備える。
この構成によれば、上記収容体装着機構と同様の作用効果を得ることができる。
上記課題を解決する記録装置は、上記収容体装着機構と、該収容体装着機構に装着された前記収容体に収容された記録材を用いて記録を行う記録ヘッドと、前記収容体装着機構及び前記記録ヘッドを搭載して主走査方向に沿って移動するキャリッジと、該キャリッジの前記主走査方向に沿う移動領域の上方に該移動領域と対応した形状の開口部が形成された本体ケースと、を備え、前記開口部には、前記主走査方向において前記収容体の着脱を行うための着脱位置に、外部からの操作力を受けるために前記収容体装着機構に設けられた操作部を露出させる切欠部が形成される一方、前記着脱位置以外の位置では前記本体ケースが前記操作部を覆蓋する。
この構成によれば、キャリッジの移動領域において、着脱位置以外の位置では本体ケースによって操作部を覆蓋することで収容体の取出操作を不能とする一方、着脱位置においては開口部の切欠部を通じて操作部に対する操作を可能とすることができる。
上記課題を解決する記録装置は、液体を噴射可能な記録ヘッドと、該記録ヘッドに連通する液体供給路を内部に収容した収容体と、上方に向けて開口する装着口を通じて挿入された前記収容体を収容可能な収容部と、該収容部に収容された前記収容体を取出方向となる上方に向けて付勢する付勢機構と、前記収容部に前記収容体が収容された場合に、該収容体に対して前記取出方向への移動を規制するように前記付勢機構の付勢力に抗して係合する一方、外部から操作力が付与された場合に、前記収容体に対する前記付勢力に抗した係合状態を解除する保持機構と、を有する収容体装着機構と、前記記録ヘッド及び前記収容体装着機構を搭載して主走査方向に沿って移動するキャリッジと、前記移動領域の外側に配置された液体収容部と前記液体供給路との間を接続する液体供給チューブと、を備える。
この構成によれば、収容部に収容体が収容された状態において、保持機構に外部から操作力を付与すると、それまで収容体に移動を規制するように係合していた保持機構は、その収容体に対する係合状態が解除される。その結果、付勢機構の付勢力によって収容体を取出方向に移動させることができる。その一方、収容体が収容部に収容されるときには、収容体に対して付勢機構から取出方向への付勢力が及ぶが、その付勢力に抗するように保持機構が収容体に係合することによって、収容体は取出方向への移動が規制される。そのため、装着口を覆う部材を備えることなく、収容体の着脱を行うことが可能となる。したがって、装着口を覆う部材の開閉操作を省略して、収容体を着脱する場合の操作性を向上させることができる。また、収容体装着機構に液体供給路を収容した収容体を装着することで、キャリッジの移動領域の外側に配置された液体収容部に収容された液体を、液体供給チューブを通じて記録ヘッドに供給することが可能になる。したがって、液体を収容した収容体よりも大容量の液体収容部から液体を供給することで、記録処理を連続的に行うことができる。
上記記録装置は、前記キャリッジの前記移動領域の上方に該移動領域と対応した形状の開口部が形成された本体ケースをさらに備え、前記液体収容部は前記本体ケースの外側に配置され、前記液体供給チューブは、前記開口部を通じて前記本体ケースの外側から前記本体ケース内に導入されることが好ましい。
この構成によれば、本体ケースには開口部が形成されているので、この開口部を通じて本体ケースの外側から本体ケース内に液体供給チューブを導入することができる。そして、液体収容部は本体ケースの外側に配置されるので、本体ケースの形状や大きさに規制されることなく、液体収容部の形状や容量を設定することができる。
第1実施形態の記録装置を備える複合機の斜視図。 図1の複合機の断面図。 第1実施形態の本体ケースの上面図。 第1実施形態の収容体装着機構を示す断面図。 図3における5−5線矢視断面図。 操作レバーを操作した場合の収容体装着機構を示す上面図。 図6における7−7線矢視断面図。 第2実施形態の記録装置を備える複合機の斜視図。 第2実施形態の収容体の構成を示す断面図。 第2実施形態の本体ケースの上面図。
(第1実施形態)
以下、上記課題を解決する記録装置をインクジェット式プリンターに具体化した一実施形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、複合機11は、記録装置12と、記録装置12の本体ケース13に対して反重力方向に連結して搭載された画像読取装置の一例であるスキャナーユニット14とを備えている。なお、以下の説明においては、反重力方向を上方向というとともに、重力方向を下方向という。また、これら上方向及び下方向に沿う方向を上下方向Zとして図示する。
スキャナーユニット14は、記録装置12に対して連結されたスキャナー本体部15と、スキャナー本体部15の上方に配置された蓋部16とを備えている。スキャナーユニット14は、その一端側に設けられたヒンジなどの回転機構17を介して本体ケース13に対して開閉可能に取り付けられている。
なお、以下の説明においては、複合機11において回転機構17が設けられた側を後側というとともに、その反対側を前側という。また、前方向及び後方向に沿う方向を前後方向Yとして図示する。さらに、前後方向Y及び上下方向Zと交差(本実施形態では直交)する方向を幅方向Xとして図示する。そして、スキャナー本体部15は、その前端側が上方に向けて回動することで、開状態となる。
本体ケース13の前面側には操作パネル部18が配置されている。操作パネル部18の前面側には、メニュー画面等を表示するための表示部(例えば液晶ディスプレイ)19や操作ボタン20が設けられている。
図2に示すように、本体ケース13の内底部には、媒体の一例としての用紙Pを複数収容可能な用紙カセット21が着脱可能に装着される。また、本体ケース13内には、用紙Pを搬送するための搬送機構22と、搬送機構22によって搬送される用紙Pに記録を行う記録部23とが収容されている。
搬送機構22は、用紙カセット21に収容された用紙Pを1枚ずつ記録部23に向けて給送する給送機構24を備えている。給送機構24は、給送駆動ローラー25と、給送駆動ローラー25との間に用紙Pを挟持して従動回転する給送従動ローラー26と、分離ローラー27と、ピックアップローラー28とを有している。
また、搬送機構22は、給送機構24から給送された用紙Pを記録部23に向けて搬送するための搬送ローラー対29と、記録部23において記録が行われた用紙Pを排出するための排出ローラー対30とを備えている。さらに、用紙Pの搬送方向に沿う前後方向Yにおいて搬送ローラー対29と排出ローラー対30との間には、用紙Pを支持するための支持部材31が配置されている。
本体ケース13内において支持部材31の上方には、記録部23を構成するキャリッジ32が主走査方向となる幅方向Xに沿って往復移動可能な状態で保持されている。キャリッジ32の下面側には、記録材の一例としてのインクを噴射可能な記録ヘッド33が搭載されている。そして、搬送機構22によって支持部材31上に搬送された用紙Pに対して記録ヘッド33からインク滴が噴射されることで、記録が行われる。
本体ケース13の上壁34には、キャリッジ32の主走査方向に沿う移動領域の上方に、この移動領域と対応した形状の開口部35が形成されている。そして、スキャナーユニット14が開状態となった場合には、本体ケース13の上壁34に形成された開口部35を通じて、キャリッジ32の上面側が露出する。
図3に示すように、キャリッジ32の上部には、インクを収容可能な収容体36を着脱自在に装着することのできる収容体装着機構37が搭載されている。収容体装着機構37は、収容体36を収容可能な収容部38を備えている。なお、収容部38は、複数(本実施形態では6つ)の収容体36を幅方向Xに並ぶように収容することが可能となっている。
収容部38には、上方に向けて開口する装着口39が設けられている。なお、収容体装着機構37には装着口39を覆蓋する部材が備えられていない。そのため、キャリッジ32の上面側が露出することで、装着口39を通じて収容体36を収容部38内に挿入することが可能となる。
ただし、開口部35において幅方向Xに延びる前側の端部には、一方側寄り(図3では左方寄り)となる位置に切欠部40が形成されている。そして、この切欠部40が形成された位置が、収容体36の着脱操作を行う場合にキャリッジ32が配置される着脱位置となっている。
次に、収容体装着機構37の構成について詳述する。
収容体装着機構37は、収容部38に収容された収容体36を取出方向となる上方に向けて付勢する付勢機構41と、この付勢機構41の付勢力に抗して収容された収容体36を収容部38内に保持するための保持機構42とを備えている。
保持機構42は、上下方向Zにおいては収容部38の装着口39側となる位置であって、前後方向Yにおいては収容部38の前側となる位置に回動可能な状態で取り付けられた操作レバー43を有している。操作レバー43には、回動中心より上側となる位置に外部からの操作力を受ける操作部43aが設けられるとともに、回動中心よりも下側となる位置に収容体36に係合可能な係合部43bが設けられている。
なお、開口部35に形成された切欠部40は、主走査方向において収容体36の着脱を行うための着脱位置にて、外部からの操作力を受けるために収容体装着機構37に設けられた操作部43aを露出させる。一方、着脱位置以外の位置では、本体ケース13が操作部43aを覆蓋する態様となる。そのため、操作レバー43の操作部43aは、キャリッジ32が図3に実線で示すように着脱位置に配置された場合に、切欠部40を通じて露出して、操作可能な状態となる。一方、図3に二点鎖線で示すようにキャリッジ32が着脱位置に配置されていない場合には、操作レバー43の操作部43aは本体ケース13の上壁34に覆蓋されて、操作不能な状態となる。
図4に示すように、操作レバー43の下端側には、収容部38内側となる後側(図4では右側)に係合部43bが形成されている一方、前側(図4では左側)にはばね係止部43cが形成されている。また、操作レバー43の収容部38内側となる部分には、回動中心側から係合部43b側に向かうにつれて収容部38内に向かうように傾斜する傾斜部43dが形成されている。
収容部38の前側に位置する内側壁である前側壁38aには、上下方向Zにおいて装着口39側となる位置からばね掛け部44が斜め下方に向けて突設されている。さらに、ばね掛け部44と操作レバー43のばね係止部43cとの間には、操作レバー43の下端側を収容部38内に向かう方向に付勢する付勢部材の一例としてのコイルばね45が介装されている。
収容部38の内底部38bにおいて前側寄りとなる位置には装置側接続端子46が配置されている。装置側接続端子46は、常時は収容部38内に突出した状態とされる複数の可動接触部49を有している。可動接触部49は、収容部38に収容される収容体36が備える収容体側接続端子47と接触した場合に、収容体側接続端子47の接触圧に応じて弾性変形する。なお、可動接触部49は板ばねとして機能する金属部材によって形成されている。
収容体側接続端子47は、収容するインクの容量等に関する各種の情報を記憶した図示しない回路基板と接続されている。また、装置側接続端子46は、複合機11に設けられた図示しない制御装置と電気的に接続されている。そして、収容体側接続端子47が装置側接続端子46の可動接触部49と接触すると、両接続端子46,47が電気的に接続され、収容体36の回路基板と複合機11の制御装置との間で各種の情報が授受される。
収容部38の内底部38bにおいて装置側接続端子46の後方からは、規制ピン50が上方に向けて突設されている。また、収容部38の内底部38bにおいて後側寄りとなる位置には、収容部38に収容された収容体36に対して接続される液体導入部51が設けられている。
液体導入部51の周囲には、環状のシール部材53が液体導入部51を囲むように配置されている。シール部材53は、合成ゴムなどの弾性を有する部材であり、液体導入部51が収容体36に接続された際に、インクの漏出を抑制する。また、収容部38の後側に位置する内側壁である後側壁38cには、上下方向Zにおける中心付近に係止孔54が形成されている。
ここで、収容体36の構成について説明する。
収容体36は略直方体状をなして、収容体装着機構37に装着された場合に前後方向Yに沿う方向が長手方向となる。また、収容体36が収容部38に収容された場合に前側壁38aと対向する面を前面36a、内底部38bと対向する面を底面36b、後側壁38cと対向する面を後面36cとすると、収容体36において前面36aと底面36bとの間には、斜面部36dが形成されている。
収容体36の後面36cからは、係止孔54に係合可能な被係止部55が突設されている。また、収容体36の底面36bにおいて後側寄りとなる位置には、液体供給部56が設けられている。
液体供給部56には、収容体36内に収容されたインクを排出するための液体供給孔57と、液体供給孔57の周囲を囲むように収容体36の底面36bから突出された環状突起58とが設けられている。また、液体供給孔57内には、発泡性樹脂体などの導出部材59が設けられている。
収容体36が収容部38に収容されると、まず、環状突起58が液体導入部51のシール部材53に当接する。続いて、液体供給孔57の内部に設けられた導出部材59が液体導入部51と接触し、収容体36側から収容部38側へのインクの導出が可能となる。
収容体36の液体供給孔57が収容体装着機構37の液体導入部51と接続される場合には、シール部材53及び導出部材59の弾性変形に伴う反力が収容体36に対する付勢力として作用する。したがって、装置側接続端子46の可動接触部49、シール部材53及び導出部材59は、収容部38に収容された収容体36を取出方向となる上方に向けて付勢する付勢機構41として機能する。ただし、導出部材59は収容体36側に備えられているので、付勢機構41の構成要素としなくてもよい。
収容体36において、収容体側接続端子47は斜面部36dに取り付けられている。また、収容体36の斜面部36dにおいて収容体側接続端子47よりも底面36b側となる位置には、規制ピン50が挿通可能な位置決め穴62が形成されている。さらに、収容体36の斜面部36dにおいて収容体側接続端子47よりも前面36a側となる位置には、係合突部63が操作レバー43側となる前方に向けて突設されている。
次に、収容体装着機構37に対する収容体36の着脱方法について説明する。
まず、収容体装着機構37に対して収容体36を装着する場合には、キャリッジ32を着脱位置に配置する。これにより、開口部35の切欠部40を通じて、収容体装着機構37に設けられた操作レバー43の操作部43aが露出する。
なお、収容体36が装着されていない場合には、操作レバー43はコイルばね45の付勢力によって下端側が収容部38内に突出した状態となる。そして、収容体36を収容部38に挿入して、収容体36の後面36cから突設された被係止部55を係止孔54に係合させると、収容体36は自重によって被係止部55を中心として前端側が回動する結果、係合突部63が操作レバー43の係合部43bに当接する。このとき、収容体36は、図4に示すように前側上部が装着口39から露出した取出位置に配置される。
続いて、装着口39から露出した収容体36の前側上部を下方に押し込むと、収容体36の係合突部63が操作レバー43の斜面部36dを押圧して、操作レバー43がコイルばね45の付勢力に抗して図4における時計方向に回動する。
このとき、収容体36に取り付けられた収容体側接続端子47は装置側接続端子46の可動接触部49に接触し、弾性変形する可動接触部49から反力としての付勢力を受ける。また、収容体36の液体供給孔57が液体導入部51に接続される過程で、収容体36は弾性変形するシール部材53及び導出部材59から反力としての付勢力を受ける。さらに、収容体36の位置決め穴62に規制ピン50が挿通されると、収容体36の幅方向Xにおける移動が規制される。
そして、コイルばね45、可動接触部49、シール部材53及び導出部材59の付勢力に抗して収容体36が収容部38内に収容されると、収容体36の係合突部63が操作レバー43の下方に移動する。すると、操作レバー43はコイルばね45の付勢力によって元の位置に戻り、図5に示すように、付勢機構41の付勢力によって上方に移動しようとする収容体36の係合突部63が、操作レバー43の係合部43bによって係止された状態となる。すなわち、保持機構42は、収容部38に収容体36が収容された場合に、収容体36に対して取出方向への移動を規制するように付勢機構41の付勢力に抗して係合する。
以上のように収容体36が収容部38に収容されて、収容体36の液体供給孔57が液体導入部51に接続されると、収容体装着機構37に対する収容体36の装着が完了する。これにより、液体導入部51を通じて収容体36に収容されたインクが記録ヘッド33に向けて供給可能となるので、収容体装着機構37に装着された収容体36に収容されたインクを用いて、記録ヘッド33が記録を行う。
一方、収容体装着機構37に装着された収容体36を収容部38から取り出す場合には、装着時と同様にキャリッジ32を着脱位置に配置して、操作レバー43の操作部43aを露出させる。続いて、図6に示すように、操作レバー43の操作部43aを矢印で示すように後方に向けて押圧する。
すると、図7に示すように、操作レバー43が二点鎖線で示す係合位置から実線で示す退避位置に向けて時計方向に回動して、係合部43bが収容体36の係合突部63から離間する。すなわち、保持機構42は、外部から操作部43aに対して操作力が付与された場合に、収容体36に対する付勢機構41の付勢力に抗した係合状態を解除する。なお、図7においては、キャリッジ32の構成を明示するために、上壁34の図示を省略している。
係合状態が解除された収容体36は、付勢機構41の付勢力によって取出方向となる上方向に移動する。ここで、付勢機構41は、収容体36に対する付勢力に抗した係合部43bの係合状態が解除された場合に、収容体36の一部が装着口39から上方へ露出する取出位置に収容体36を移動させる付勢力を有している。そのため、付勢機構41の付勢力によって、収容体36は前端側が上方に向けて跳ね上がるような態様で浮上する。
なお、操作レバー43に対する操作力の付与が終了すると、操作レバー43はコイルばね45の付勢力によって図7における反時計方向に回動して、退避位置から係合位置に変位する。そのため、付勢機構41の付勢力によって上方に向けて浮上した収容体36が自重によって下方に落下しようとするときに、操作レバー43の斜面部36dが収容体36に重力に抗して係合する。これにより、収容体36は図4に示すように上側の一部が装着口39から上方に露出した取出位置に保持される。
次に、以上のように構成された収容体装着機構37及び記録装置12の作用について説明する。
収容体36は、操作部43aに対して操作力が付与された場合に、付勢機構41の付勢力によって上方に移動するとともに、上側の一部が装着口39から上方へ露出する取出位置に保持される。そのため、保持機構42による係合が解除されたことを目視にて容易に判別することが可能となる。また、収容体36は、取出位置において、一部が装着口39から上方へ露出した状態となるので、収容体36を取り出す場合に、容易に把持することが可能になる。
ちなみに、こうした操作レバーが収容体側に設けられている場合には、収容部に対する操作レバーの係合が解除されるときに、操作レバーを介して収容体を押さえる態様となるため、収容体に作用する付勢機構の付勢力が抑制される。これに対して、本実施形態においては、操作レバー43を収容体装着機構37側に設けることにより、付勢機構41の付勢力によって収容体36を取出位置に向けて効率よく移動させることが可能になる。
なお、操作レバー43は、係合部43bを変位させるために一定以上の長さが必要になるため、同様の機能を有する操作レバーを収容体側に設ける場合には、操作レバーの長さを確保するために収容体の小型化が困難な場合がある。その点、本実施形態においては、操作レバー43が収容体装着機構37側に設けられるので、収容体36の小型化を図ることが可能になる。また、収容体装着機構37は装着口39を覆う蓋部材を備えないので、特に上下方向Zにおいて、収容体装着機構37の小型化を図ることが可能になる。
さらに、収容体装着機構37の操作部43aは、キャリッジ32が着脱位置に配置された場合に切欠部40を通じて露出される一方、着脱位置以外の位置では本体ケース13によって覆蓋される。そのため、記録の実行中などに誤って収容体36が取り出されないようにすることが可能になる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)収容部38に収容体36が収容された状態において、保持機構42に外部から操作力を付与すると、それまで収容体36に移動を規制するように係合していた保持機構42は、その収容体36に対する係合状態が解除される。その結果、付勢機構41の付勢力によって収容体36を取出方向に移動させることができる。その一方、収容体36が収容部38に収容されるときには、収容体36に対して付勢機構41から取出方向への付勢力が及ぶが、その付勢力に抗するように保持機構42が収容体36に係合することによって、収容体36は取出方向への移動が規制される。そのため、装着口39を覆う部材を備えることなく、収容体36の着脱を行うことが可能となる。したがって、装着口39を覆う部材の開閉操作を省略して、収容体36を着脱する場合の操作性を向上させることができる。
(2)操作レバー43を有する保持機構42が収容部38に取り付けられているので、同様の機能を有する操作レバーを収容体側に設ける場合と比較して、収容体36の小型化を図ることができる。
(3)収容体36に対する付勢力に抗した係合部43bの係合状態が解除されて収容体36が取出位置に移動した場合には、その収容体36に対して保持機構42が重力に抗して係合することによって、収容体36は取出位置に保持される。そのため、収容体36に対する取出方向への移動を規制する係合状態が解除されたことを目視にて容易に確認することができる。また、収容体36の一部が装着口39から露出することで収容体36を把持しやすくなるので、収容体36を取り出す場合の操作性を向上させることができる。
(4)コイルばね45の付勢力によって操作レバー43の下端側が収容部38内に向けて回動すると、係合部43bとともに傾斜部43dが収容部38内に突出するので、この傾斜部43dによって収容体36を支持することで、収容体36を取出位置に保持することができる。
(5)装置側接続端子46の可動接触部49及びシール部材53が付勢機構41を構成するので、収容体36を取出方向となる上方に向けて付勢するために専用の付勢部材を備える必要がない。
(6)キャリッジ32の移動領域において、着脱位置以外の位置では本体ケース13によって操作部43aを覆蓋することで収容体36の取出操作を不能とする一方、着脱位置においては開口部35の切欠部40を通じて操作部43aに対する操作を可能とすることができる。
(第2実施形態)
次に、記録装置の第2実施形態について、上記第1実施形態と異なる点を中心に、図を参照して説明する。
図8に示すように、本実施形態の複合機11Aが備える記録装置12には、液体供給チューブ90を介して、本体ケース13の外側に配置された液体収容部91が接続されている。なお、液体供給チューブ90は、固定部材92によって本体ケース13の前後方向Y及び上下方向Zに沿う側壁13aに固定されている。また、本体ケース13とスキャナー本体部15との間には、液体供給チューブ90を挿通可能な隙間形成部材93が配置されている。
図9に示すように、本実施形態の収容体66の内部には、上流端が液体供給チューブ90の下流端と接続される一方で下流側が液体供給孔57に連通する液体供給路94が形成されている。
また、図10に示すように、隙間形成部材93に挿通された液体供給チューブ90は、上壁34の上面側において開口部35の前側から開口部35内に向けて引き回された後に、収容体66に対して接続されている。
すなわち、液体供給チューブ90は、上壁34に形成された開口部35を通じて本体ケース13の外側から本体ケース13内に導入されることで、キャリッジ32の移動領域の外側に配置された液体収容部91と液体供給路94との間を接続している。そして、収容体66は、外部タンクである液体収容部91に収容されたインクを記録ヘッド33に供給するための中継アダプターとして機能する。
なお、液体供給チューブ90は、固定部材92によって上壁34に対して固定されている。また、液体供給チューブ90及び液体収容部91は、収容体66の数に応じて複数設けられている。
次に、以上のように構成された複合機11Aの作用について説明する。
複合機11Aにおいては、収容体66を収容体装着機構37に装着することで、液体収容部91に収容されたインクを記録ヘッド33に供給することが可能になる。また、液体収容部91は本体ケース13の外側に配置することが可能なため、液体収容部91を収容量の多い外部タンクとすることで、記録処理を連続的に行うことが可能になる。
また、液体供給チューブ90は開口部35を通じて本体ケース13内に導入されるため、本体ケース13に液体供給チューブ90を導入するための挿通孔や切欠部などを形成することなく、液体収容部91を収容体66と接続することが可能になる。
上記実施形態によれば、上述した(1)〜(6)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(7)収容体装着機構37に液体供給路94を収容した収容体66を装着することで、キャリッジ32の移動領域の外側に配置された液体収容部91に収容されたインクを、液体供給チューブ90を通じて記録ヘッド33に供給することが可能になる。したがって、インクを収容した収容体36よりも大容量の液体収容部91からインクを供給することで、記録処理を連続的に行うことができる。
(8)本体ケース13には開口部35が形成されているので、この開口部35を通じて本体ケース13の外側から本体ケース13内に液体供給チューブ90を導入することができる。そして、液体収容部91は本体ケース13の外側に配置されるので、本体ケース13の形状や大きさに規制されることなく、液体収容部91の形状や容量を設定することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・操作レバー43は、回動中心と操作部43aとの間に係合部43bが配置されるようにしてもよい。また、操作レバー43は、係合部43bが幅方向Xに変位することで収容体36に対して係合するようにしてもよい。
・操作レバー43を付勢するための付勢部材は、コイルばねに限らず、板ばねやゴム部材などを用いてもよい。
・操作レバー43が傾斜部43dを備えず、収容体36に対する係合部43bの係合状態が解除された場合に、別の部材が収容部38内に突出して収容体36を取出位置に保持するようにしてもよい。この場合には、操作力が付与された場合に操作レバー43が弾性変形することで係合部43bが変位するようにしてもよい。
・付勢機構41として、可動接触部49及びシール部材53の他に、収容体36を上方に移動させるための専用の付勢部材(例えば、コイルばねや板ばねなど)を備えるようにしてもよい。この場合には、装置側接続端子46を収容部38の前側壁38aや後側壁38cに配置してもよい。
・上記第1実施形態において、収容体装着機構37に装着される収容体36は、インクを収容するものに限らず、記録ヘッド33から排出された廃インク等を収容する廃液収容体であってもよいし、記録ヘッド33等を洗浄するための洗浄液などの機能液を収容した収容体であってもよい。あるいは、収容体36は、使用しない収容部38のスペースに装着されるダミーカートリッジ(記録材等を収容しない空の収容体)であってもよい。
・着脱位置において装着口39及び操作部43aを露出させるための開口部35を本体ケース13に設ける一方、着脱位置以外の位置では本体ケース13が装着口39及び操作部43aを覆蓋するようにしてもよい。この構成によれば、着脱位置以外の位置では本体ケースによって装着口39及び操作部43aを覆蓋することで収容体36の着脱操作を不能とすることができる。
・上記第2実施形態において、固定部材92及び隙間形成部材93の形状や配置、設置数などは任意に変更することができる。また、固定部材92及び隙間形成部材93のうち何れか一方を備えない構成としてもよい。あるいは、固定部材92及び隙間形成部材93の両方を備えない構成としてもよい。
・上記第2実施形態において、本体ケース13の側壁13aに挿通孔または切欠部を設け、この挿通孔または切欠部を通じて液体供給チューブ90を本体ケース13内に導入するようにしてもよい。
・上記第2実施形態において、液体供給チューブ90の引き回し位置は任意に変更することができる。例えば、上壁34上において、開口部35の後方側に液体供給チューブ90を引き回すようにしてもよい。
・上記第2実施形態において、液体収容部91を本体ケース13の内側に配置してもよい。また、スキャナーユニット14を備えない記録装置などであれば、上壁34の上面側に液体収容部91を配置するようにしてもよい。
・上記第2実施形態において、液体収容部91を本体ケース13に対して固定してもよいし、本体ケース13から離間した位置に配置してもよい。
・上記第2実施形態において、液体収容部91を複数設ける場合には、これら液体収容部91をまとめて配置してもよいし、それぞれを別の場所に配置してもよい。
・上記第2実施形態において、モノクロ印刷を行う場合などには、黒インクを収容した液体収容部91に接続された収容体66のみを収容体装着機構37に装着するようにしてもよい。この場合には、他のカラーインクに対応する収容部38に対して、カラーインクを収容した収容体36を装着しておいてもよいし、カラーインクに対応する収容部38に対して収容体36,66を装着しない状態でモノクロ印刷を行ってもよい。
・上記第2実施形態において、液体供給チューブ90は、キャリッジ32の移動に追従する部分を可撓性チューブで形成する一方、本体ケース13に固定される部分など、撓み変位が必要ない部分では、可撓性の低い液体供給管や液体供給部材を採用することもできる。すなわち、液体供給チューブ90は、一本のチューブ部材を用いてもよいし、複数のチューブ部材を接続して用いてもよい。
・媒体は用紙に限らず、樹脂フィルムや金属板、布帛などでもよい。
・上記各実施形態において、記録装置は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して噴射できる固体を含む)を噴射したり吐出したりして記録を行う流体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う液状体噴射装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体(粉粒体)を例とする固体を噴射する粉粒体噴射装置(例えばトナージェット式記録装置)であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。
さらに、上記各実施形態及び各変形例から把握される技術的思想を以下に記載する。
(イ)記録材を収容可能な収容体が着脱自在に装着される収容体装着機構と、
該収容体装着機構に装着された前記収容体に収容された記録材を用いて記録を行う記録ヘッドと、
前記収容体装着機構及び前記記録ヘッドを搭載して主走査方向に沿って移動するキャリッジと、
該キャリッジの前記主走査方向に沿う移動領域の上方に該移動領域と対応した形状の開口部が形成された本体ケースと、を備え、
前記開口部には、前記主走査方向において前記収容体の着脱を行うための着脱位置に、外部からの操作力を受けるために前記収容体装着機構に設けられた操作部を露出させる切欠部が形成される一方、前記着脱位置以外の位置では前記本体ケースが前記操作部を覆蓋することを特徴とする記録装置。
この構成によれば、キャリッジの移動領域において、着脱位置以外の位置では本体ケースによって操作部を覆蓋することで収容体の取出操作を不能とする一方、着脱位置においては開口部の切欠部を通じて操作部に対する操作を可能とすることができる。
12…記録装置、13…本体ケース、32…キャリッジ、33…記録ヘッド、35…開口部、36,66…収容体、37…収容体装着機構、38…収容部、39…装着口、40…切欠部、41…付勢機構、42…保持機構、43…操作レバー、43a…操作部、43b…係合部、43d…傾斜部、45…付勢部材の一例としてのコイルばね、46…装置側接続端子、47…収容体側接続端子、49…可動接触部、90…液体供給チューブ、91…液体収容部、94…液体供給路。

Claims (9)

  1. 上方に向けて開口する装着口を通じて挿入された収容体を収容可能な収容部と、
    該収容部に収容された前記収容体を取出方向となる上方に向けて付勢する付勢機構と、
    前記収容部に前記収容体が収容された場合に、該収容体に対して前記取出方向への移動を規制するように前記付勢機構の付勢力に抗して係合する一方、外部から操作力が付与された場合に、前記収容体に対する前記付勢力に抗した係合状態を解除する保持機構と、
    を備えることを特徴とする収容体装着機構。
  2. 前記保持機構は、前記収容部の前記装着口側となる位置に回動可能な状態で取り付けられた操作レバーを有し、
    該操作レバーは、回動中心より上側となる位置に外部からの操作力を受ける操作部が設けられるとともに、前記回動中心よりも下側となる位置に前記収容体に係合可能な係合部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の収容体装着機構。
  3. 前記付勢機構は、前記収容体に対する前記付勢力に抗した前記係合部の係合状態が解除された場合に、前記収容体の一部が前記装着口から上方へ露出する取出位置に前記収容体を移動させる付勢力を有し、
    前記保持機構は、前記付勢機構の付勢力によって移動した前記収容体に重力に抗して係合することにより該収容体を前記取出位置において保持可能であることを特徴とする請求項2に記載の収容体装着機構。
  4. 前記操作レバーは、前記回動中心側から前記係合部側に向かうにつれて前記収容部内に向かうように傾斜する傾斜部を有し、
    前記保持機構は、前記操作レバーの下端側を前記収容部内に向かう方向に付勢する付勢部材をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の収容体装着機構。
  5. 常時は前記収容部内に突出した状態とされるとともに、該収容部に収容される前記収容体が備える収容体側接続端子と接触した場合に、該収容体側接続端子の接触圧に応じて弾性変形する可動接触部を有する装置側接続端子をさらに備え、
    前記可動接触部は前記付勢機構として機能することを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の収容体装着機構。
  6. 請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の収容体装着機構と、
    該収容体装着機構に装着された前記収容体に収容された記録材を用いて記録を行う記録ヘッドと、を備えることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の収容体装着機構と、
    該収容体装着機構に装着された前記収容体に収容された記録材を用いて記録を行う記録ヘッドと、
    前記収容体装着機構及び前記記録ヘッドを搭載して主走査方向に沿って移動するキャリッジと、
    該キャリッジの前記主走査方向に沿う移動領域の上方に該移動領域と対応した形状の開口部が形成された本体ケースと、を備え、
    前記開口部には、前記主走査方向において前記収容体の着脱を行うための着脱位置に、外部からの操作力を受けるために前記収容体装着機構に設けられた操作部を露出させる切欠部が形成される一方、前記着脱位置以外の位置では前記本体ケースが前記操作部を覆蓋することを特徴とする記録装置。
  8. 液体を噴射可能な記録ヘッドと、
    該記録ヘッドに連通する液体供給路を内部に収容した収容体と、
    上方に向けて開口する装着口を通じて挿入された前記収容体を収容可能な収容部と、該収容部に収容された前記収容体を取出方向となる上方に向けて付勢する付勢機構と、前記収容部に前記収容体が収容された場合に、該収容体に対して前記取出方向への移動を規制するように前記付勢機構の付勢力に抗して係合する一方、外部から操作力が付与された場合に、前記収容体に対する前記付勢力に抗した係合状態を解除する保持機構と、を有する収容体装着機構と、
    前記記録ヘッド及び前記収容体装着機構を搭載して主走査方向に沿って移動するキャリッジと、
    前記移動領域の外側に配置された液体収容部と前記液体供給路との間を接続する液体供給チューブと、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  9. 前記キャリッジの前記移動領域の上方に該移動領域と対応した形状の開口部が形成された本体ケースをさらに備え、
    前記液体収容部は前記本体ケースの外側に配置され、
    前記液体供給チューブは、前記開口部を通じて前記本体ケースの外側から前記本体ケース内に導入されることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
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