JP6878885B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6878885B2
JP6878885B2 JP2016256034A JP2016256034A JP6878885B2 JP 6878885 B2 JP6878885 B2 JP 6878885B2 JP 2016256034 A JP2016256034 A JP 2016256034A JP 2016256034 A JP2016256034 A JP 2016256034A JP 6878885 B2 JP6878885 B2 JP 6878885B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage chamber
protrusion
ink
cartridge
inkjet recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016256034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018103595A (ja
Inventor
陽雅 石部
陽雅 石部
裕磨 田邉
裕磨 田邉
雅洋 林
雅洋 林
真豪 佐藤
真豪 佐藤
吉記 刑部
吉記 刑部
高橋 宏明
宏明 高橋
小林 昭仁
昭仁 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2016256034A priority Critical patent/JP6878885B2/ja
Priority to US15/663,872 priority patent/US10293618B2/en
Publication of JP2018103595A publication Critical patent/JP2018103595A/ja
Priority to US16/390,882 priority patent/US10457064B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6878885B2 publication Critical patent/JP6878885B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、カートリッジに貯留されたインクを吐出して、シートに画像を記録するインクジェット記録装置に関する。
例えば特許文献1には、インクが貯留されたカートリッジと、カートリッジが着脱される装着部と、装着部に装着されたカートリッジから水頭差によって供給されたインクを貯留するサブタンクと、サブタンクに貯留されたインクを吐出して被記録媒体に画像を記録する記録部とを備えるインクジェット記録装置が開示されている。
特開2008−238792号公報
上記構成のインクジェット記録装置は、カートリッジに貯留されたインクが無くなって(以下、「カートリッジエンプティ」と表記する。)から当該カートリッジが交換されるまでの期間に、サブタンクに貯留されたインクを吐出して画像記録を継続することができる。しかしながら、画像記録を継続できる期間を長くするためにサブタンクの容量を大きくすると、新たなカートリッジが装着部に装着された際にカートリッジからサブタンクに移動するインクの量が多くなる。
すなわち、サブタンクの容量を単純に大きくすると、カートリッジが装着部に装着されてから、カートリッジ及びサブタンクの液面の高さが揃ってインクの移動が終わるまでに時間が掛かるという課題を生じる。また、装着部に装着したばかりのカートリッジからインクが大量に消費されたかのような印象を、ユーザに与えてしまうという課題を生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カートリッジエンプティ後も画像記録を継続可能で、且つ装着時にカートリッジから流出するインク量を抑制したインクジェット記録装置を提供することにある。
(1) 本発明に係るインクジェット記録装置は、インクが貯留された第1貯留室、上記第1貯留室を大気に連通させる第1大気連通部、及び上記第1貯留室に貯留されたインクを供給する供給部を有するカートリッジと、上記供給部が接離可能な接続部、上記接続部に接続された上記供給部を通じて上記第1貯留室から水頭差によって供給されたインクを貯留する第2貯留室、上記接続部より下方において上記第2貯留室に貯留されたインクを流出させる流出部、及び上記第2貯留室を大気に連通させる第2大気連通部を有するカートリッジ装着部と、上記流出部を通じて上記第2貯留室から流出したインクをノズルから吐出する記録部とを備える。該インクジェット記録装置の使用姿勢において、上記カートリッジは、第1基部と、鉛直方向における上記第1基部の上部から水平方向に突出する第1突部とで構成されており、且つ上記第1基部及び上記第1突部に亘って上記第1貯留室が形成されている。また、上記カートリッジ装着部は、第2基部と、鉛直方向における上記第2基部の下部から水平方向に突出する第2突部とで構成されており、且つ上記第2基部及び上記第2突部に亘って上記第2貯留室が形成されている。上記供給部が上記接続部に接続された状態において、上記第1基部は、水平方向から見て上記第2基部及び上記第2突部と重なり、鉛直方向から見て上記第2基部及び上記第2突部と重ならない位置に配置される。また、上記第1突部は、水平方向から見て上記第2基部と重なり且つ上記第2突部と重ならず、鉛直方向から見て上記第2基部と重ならず且つ上記第2突部と重なる位置に配置される。
上記構成によれば、カートリッジ装着部が凹んでできた空間にカートリッジの第1突部が配置され、カートリッジが凹んでできた空間に第2突部が配置されるので、インクジェット記録装置を大型化することなく、カートリッジ及びカートリッジ装着部を適切にレイアウトすることができる。また、鉛直方向の上部においてカートリッジを突出させ、鉛直方向の下部においてカートリッジ装着部を突出させることによって、例えば以下に説明するように、カートリッジエンプティ後も画像記録を継続可能で、且つ装着時にカートリッジから流出するインク量を抑制することができる。
まず、第2突部が形成されたカートリッジ装着部の下部における第2貯留室の水平断面積を、第2突部より上方における第2貯留室の水平断面積より大きく設計できる。すなわち、インクが最後まで残る第2貯留室の下部領域の容積を相対的に大きくできるので、カートリッジエンプティ後に画像記録を継続可能な期間を延伸することができる。
また、上記構成によれば、第2貯留室の上部領域の容積を相対的に小さくできるので、新たなカートリッジが装着された際に第1貯留室及び第2貯留室の液面の高さが揃うまでの時間を短縮できる。これにより、新たなカートリッジから第2貯留室に流入するインクの量を削減することができる。さらに、第1突部が形成されたカートリッジの上部における第1貯留室の水平断面積を、第1突部より下方における第1貯留室の水平断面積より大きく設計できる。これにより、第1突部を有しないカートリッジと比較すると、カートリッジ装着部に装着された際の液面の低下を小さくできる。
(2) 例えば、上記供給部は、水平方向の挿入向きの先端が開口された第1筒部を有している。上記接続部は、上記挿入向きと逆向きの脱抜向きの先端が開口された第2筒部を有している。上記第1筒部及び上記第2筒部の一方が他方に挿入されることによって、上記供給部と上記接続部とが接続される。
(3) 好ましくは、上記第1筒部は、上記第1突部の下端より下方において、上記第1基部の上記挿入向きを向く面に設けられている。上記第2筒部は、上記第2突部の上記脱抜向きを向く面に設けられている。
上記構成によれば、供給部から流出されずに第1貯留室に残るインクの量を削減することができる。また、供給部を第1基部に設けることによって、第1突部の突出量(換言すれば、第1貯留室の容積)が異なる複数種類のカートリッジを、カートリッジ装着部に選択的に装着することが可能になる。
(4) 例えば、上記第1突部の先端は、上記第1筒部の開口より上記挿入向きの下流に位置する。
(5) 好ましくは、上記カートリッジは、上記第1貯留室を鉛直方向に隣接する上部貯留室及び下部貯留室に隔てる隔壁を備える。上記隔壁は、上記第1突部の基端より上記挿入向きの上流において、上記上部貯留室及び上記下部貯留室を連通させる連通路を有している。上記第1筒部は、上記下部貯留室に連通されている。
(6) さらに好ましくは、上記上部貯留室の容積は、上記下部貯留室の容積より大きい。
上記構成によれば、第1筒部の先端を下に向けた時に第1筒部から流出し得るインクの量が削減される。これにより、例えば、ユーザが誤ってカートリッジを傾けた場合でも、カートリッジから漏れるインクの量を削減することができる。
(7) 例えば、上記第2突部の上端より下方における上記第2貯留室の容積は、上記下部貯留室の容積より大きい。
(8) 好ましくは、上記第1大気連通部は、一端が上記第1突部の上端より上方において上記挿入向きに開口され、他端が上記第1貯留室に連通された大気流路と、上記大気流路を閉塞させる第1状態、及び上記大気流路を開放する第2状態の間を状態変化が可能な弁とを有している。上記カートリッジ装着部は、上記供給部が上記接続部に接続される際に開口から上記大気流路に進入して、上記弁を上記第1状態から上記第2状態に状態変化させるロッドを有している。
上記構成のように、ロッドが進入する第1大気連通部の開口を第1突部より上方に設けることによって、第1突部の突出量(換言すれば、第1貯留室の容積)が異なる複数種類のカートリッジを、カートリッジ装着部に選択的に装着することが可能になる。
(9) 例えば、上記第1突部の先端は、上記大気流路の開口より上記挿入向きの下流に位置する。
(10) 好ましくは、上記カートリッジ装着部は、上記第2貯留室内に配置されており、上記第2貯留室に貯留されたインクの量に対応する位置に移動する被検出子と、上記第2突部の上端より下方で且つ上記流出部より上方の境界位置よりインクの液面が高いか否かを、上記被検出子の位置に基づいて検出するセンサとを備える。
上記構成のように、インクの残量を検出するための被検出子を第2貯留室内に配置することによって、カートリッジの構成をシンプルにすることができる。これにより、カートリッジの外形形状の自由度が向上する。また、第2突部の上端より下方で且つ流出部より上方の境界位置よりインクの液面が高いか否かを、被検出子の位置に基づいて検出することによって、第2貯留室内のインクが残り少なくなったことを、適切に検出することができる。
(11) 好ましくは、上記供給部が上記接続部に接続された状態において、上記第1突部内の上記第1貯留室と、上記第2突部内の上記第2貯留室とは、上記第2方向から見て重なる位置に配置される。
上記構成によれば、装置をサイズアップすることなく、第1貯留室及び第2貯留室のサイズを大きくすることができる。
本発明によれば、鉛直方向の上部においてカートリッジを突出させ、鉛直方向の下部においてカートリッジ装着部を突出させることによって、カートリッジエンプティ後も画像記録を継続可能で、且つ装着時にカートリッジから流出するインク量を抑制することができる。
図1は、複合機10の外観斜視図であって、(A)はカバー87が閉塞位置である状態、(B)はカバー87が開放位置である状態を示す。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、カートリッジ装着部110の開口112側の外観斜視図である。 図4は、カートリッジ装着部110のタンク103側の外観斜視図である。 図5は、カートリッジ装着部110の縦断面図である。 図6は、インクカートリッジ30の前方斜視図である。 図7は、インクカートリッジ30の後方斜視図である。 図8は、インクカートリッジ30の縦断面図である。 図9は、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、複合機10が使用可能に水平面に設置された姿勢(図1の姿勢であって、「使用姿勢」と表記することがある。)を基準として上下方向7が定義され、複合機10の開口13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、複合機10を前面から見て左右方向9が定義される。本実施形態では、使用姿勢において、上下方向7が鉛直方向に相当し、前後方向8及び左右方向9が水平方向に相当する。前後方向8及び左右方向9は、直交している。
[複合機10の全体構成]
複合機10は、図1に示されるように、インクジェット記録方式でシート12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を下部に有している。また、複合機10は、ファクシミリ機能、スキャン機能、及びコピー機能などの各種の機能を有していてもよい。複合機10は、インクジェット記録装置の一例である。プリンタ部11は、概ね直方体形状の筐体14を有している。筐体14の内部には、図2に示されるように、給送トレイ15と、排出トレイ16と、給送ローラ23と、搬送ローラ対25と、排出ローラ対27と、記録部24と、プラテン26とが配置されている。
[給送トレイ15、排出トレイ16、給送ローラ23]
図1に示されるように、筐体14の前面14Aで且つ左右方向9の概ね中央には、開口13が形成されている。給送トレイ15は、開口13を通じて前後方向8に挿抜される。給送トレイ15は、各々が積層された複数のシート12を支持する。排出トレイ16は、給送トレイ15の上方に配置されている。排出トレイ16は、記録部24及びプラテン26の間から排出ローラ対27によって排出されたシート12を支持する。給送ローラ23は、不図示のモータによって駆動されることによって、給送トレイ15に支持されたシート12を搬送路17へ給送する。
[搬送路17]
搬送路17は、図2に示されるように、ガイド部材18、19、記録部24、プラテン26等によって形成される空間を指す。ガイド部材18、19と、記録部24及びプラテン26とは、それぞれがプリンタ部11の内部において所定間隔で対向する。搬送路17は、給送トレイ15の後端部から上方に延びつつUターンし、記録部24に対面する位置を経由して排出トレイ16に至る経路である。搬送向きは、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
[搬送ローラ対25]
搬送ローラ対25は、記録部24より搬送向きの上流に配置されている。搬送ローラ対25は、互いに対向する搬送ローラ25A及びピンチローラ25Bを備える。搬送ローラ25Aは、不図示のモータによって駆動される。ピンチローラ25Bは、搬送ローラ25Aの回転に伴って連れ回る。シート12は、モータの正転駆動力が伝達されて正回転する搬送ローラ25A及びピンチローラ25Bに挟持されて、搬送向きに沿って搬送される。
[排出ローラ対27]
排出ローラ対27は、記録部24より搬送向きの下流に配置されている。排出ローラ対27は、互いに対向する排出ローラ27A及び拍車27Bを備える。排出ローラ27Aは、不図示のモータによって駆動される。拍車27Bは、排出ローラ27Aの回転に伴って連れ回る。シート12は、モータの正転駆動力が伝達されて正回転する排出ローラ27A及び拍車27Bに挟持されて、搬送向きに沿って搬送される。
[記録部24、プラテン26]
記録部24及びプラテン26は、図2に示されるように、搬送向きにおける搬送ローラ対25及び排出ローラ対27の間に配置されている。より詳細には、記録部24及びプラテン26は、搬送ローラ対25より搬送向きの下流で、且つ排出ローラ対27より搬送向きの上流に配置されている。また、記録部24及びプラテン26は、上下方向7において互いに対向して配置されている。
記録部24は、キャリッジ22と、キャリッジ22に搭載された記録ヘッド21とを備える。キャリッジ22は、不図示のモータの駆動力が伝達されて左右方向9に往復移動する。記録ヘッド21の下面には、複数のノズル29が形成されている。記録ヘッド21は、ピエゾ素子等の振動素子を振動させることによって、ノズル29からインク滴を吐出する。キャリッジ22が移動する過程において、プラテン26に支持されたシート12に対して記録ヘッド21がインク滴を選択的に吐出することによって、シート12に画像が記録される。
キャリッジ22には、インクチューブ及びフレキシブルフラットケーブルが接続されている。インクチューブは、後述するカートリッジ装着部110(図1(B)参照)と記録ヘッド21とを接続する。より詳細には、インクチューブは、カートリッジ装着部110に装着された各インクカートリッジ30(カートリッジの一例)に貯留されたインクを記録ヘッド21に供給する。インクチューブは、各色(ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー)のインクが流通する4本のチューブが束ねられたものである。フレキシブルフラットケーブルは、複合機10の動作を制御する制御基板と記録ヘッド21とを電気的に接続する。
[カバー87]
筐体14の前面14Aで且つ左右方向9の右端部には、開口85が形成されている。筐体14は、開口85を閉塞させる閉塞位置(図1(A)に示される位置)と、開口85を開放する開放位置(図1(B)に示される位置)との間を回動可能なカバー87を有する。カバー87は、上下方向7における筐体14の下端近傍において、左右方向9に延びる回動軸線周りに回動可能に、筐体14によって支持されている。そして、開口85の奥に広がる筐体14内部の収容空間86には、カートリッジ装着部110が配置されている。
[カートリッジ装着部110]
カートリッジ装着部110は、図3から図5に示されるように、カートリッジケース101と、接点106と、ロッド125と、装着センサ113と、ロック部129と、タンク103と、液面センサ55(センサの一例)とを備えている。カートリッジ装着部110には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能である。接点106、ロッド125、装着センサ113、タンク103、及び液面センサ55は、4つのインクカートリッジ30それぞれに対応して、4つずつ設けられている。なお、カートリッジ装着部110に収容可能なインクカートリッジ30の数は、4つに限定されない。
[カートリッジケース101]
カートリッジケース101は、カートリッジ装着部110の筐体を構成する。カートリッジケース101は、インクカートリッジ30を収容する内部空間を有する箱形状である。カートリッジケース101の内部空間は、上端を画定する天壁141と、下端を画定する底壁142と、前後方向8の後端を画定する奥壁143と、左右方向9の両端を画定する一対の側壁144、145とで画定される。一方、前後方向8において奥壁143と対向するカートリッジケース101の前端は、カートリッジケース101の内部空間を露出させる開口112となっている。さらに、開口112は、カバー87を開放位置に配置したときに、筐体14の開口85を通じて複合機10の外部に露出される。
インクカートリッジ30は、筐体14の開口85及びカートリッジ装着部110の開口112を通じて、カートリッジ装着部110に対して、前後方向8の後方(挿入向きの一例)に向けて挿入され、前後方向8の前方(脱抜向きの一例)に向けて抜去される。各インクカートリッジ30は、左右方向9に離間して底壁142に設けられた各ガイド溝109に、インクカートリッジ30の下端部が挿入されることによって、前後方向8へ案内される。カートリッジケース101には、内部空間を左右方向9に隣接する4つの空間に仕切る3つのプレート104が設けられている。プレート104によって仕切られた各空間に、異なる色のインクが貯留された4つのインクカートリッジ30が収容される。
[接点106]
接点106は、図5に示されるように、カートリッジケース101の天壁141に設けられている。接点106は、天壁141からカートリッジケース101の内部空間へ向けて下方に突出している。接点106は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30の後述する電極65に接する位置に配置されている。接点106は、導電性及び弾性を有する部材で構成されており、上方へ弾性的に変形可能である。接点106は、電気回路を通じて制御基板に電気的に接続されている。接点106と電極65とが接触して電気的に導通されることによって、電圧Vcが電極65に印加されたり、電極65がアースされたり、電極65に電力が供給されたりする。接点106は、IC基板に保持された情報を読み取る読取部の一例である。
[ロッド125]
ロッド125は、図5に示されるように、カートリッジケース101の奥壁143から前方へ突出している。カートリッジケース101の奥壁143において、ロッド125は、後述する接続部107より上方に設けられている。ロッド125は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、後述する大気連通口96を通じて大気バルブ室36に進入する。
[装着センサ113]
装着センサ113は、図5に示されるように、カートリッジケース101の天壁141に設けられている。装着センサ113は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されているか否かを検出する。装着センサ113は、ロッド125よりも前方で且つ接点106よりも後方に位置している。本実施形態に係る装着センサ113は、左右方向9に離間した発光部及び受光部を備える。カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30の後述する遮光板67は、発光部及び受光部の間に配置される。換言すれば、発光部及び受光部は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30の遮光板67を挟んで対向配置されている。
装着センサ113は、発光部から左右方向9に沿って照射された光が受光部で受光されたか否かに応じて異なる検出信号を出力する。例えば、装着センサ113は、発光部から出力された光が受光部で受光できない(すなわち、受光強度が所定の強度未満である)ことを条件として、ローレベル信号を制御基板へ出力する。一方、装着センサ113は、発光部から出力された光が受光部で受光できた(すなわち、受光強度が所定の強度以上である)ことを条件として、ハイレベル信号を制御基板へ出力する。装着センサ113は、遮光板67が保持する情報を読み取る読取部の一例である。
[ロック部129]
ロック部129は、図5に示されるように、カートリッジケース101の天壁141付近で且つ開口112付近において、カートリッジケース101の左右方向9に延出されている。ロック部129は、左右方向9に沿って延びる棒状の部材である。ロック部129は、例えば、金属の円柱である。ロック部129の左右方向9の両端は、カートリッジケース101の側壁144、145に固定されている。ロック部129は、4つのインクカートリッジ30が収納可能な4つの空間に亘って左右方向9に延びている。
ロック部129は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30を、図9に示される装着位置に保持するためのものである。インクカートリッジ30は、カートリッジ装着部110に装着された状態で、ロック部129に係合される。これにより、ロック部129は、コイルバネ78、98、115がインクカートリッジ30を後方へ押す力に抗して、インクカートリッジ30を装着位置に保持する。
[タンク103]
タンク103は、図5に示されるように、カートリッジケース101の奥壁143より後方に設けられている。タンク103は、上壁151と、前壁152と、下壁153と、後壁154と、一対の側壁144、145とで構成されている。タンク103を構成する壁のうち、少なくとも後述する液面センサ55に対面する領域は、液面センサ55から出力させる光を透過する透光性を有する。
なお、後壁154の少なくとも一部は、上壁151、下壁153、及び側壁144、145の端面に溶着されるフィルムであってもよい。また、側壁144、145は、カートリッジケース101と共通であってもよいし、カートリッジケース101とは独立していてもよい。さらに、左右方向9に隣接するタンク103の間は、不図示の隔壁によって仕切られている。4つのタンク103の構成は、概ね共通する。
上壁151は、第1上壁151Aと、第2上壁151Bとで構成される。第1上壁151Aは、第2上壁151Bより前後方向8の後方で且つ上下方向7の上方に位置する。前壁152は、第1前壁152Aと、第2前壁152Bとで構成される。第1前壁152Aは、第2前壁152Bより前後方向8の後方で且つ上下方向7の上方に位置する。第1前壁152Aは、第1上壁151Aの前端と、第2上壁151Bの後端とに接続される。第2前壁152Bの上端は、第2上壁151Bの前端に接続される。第2前壁152Bには、接続部107が設けられている。
なお、第1上壁151Aは、さらに複数の壁によって構成されていてもよい。第2上壁151B、第1前壁152A、第2前壁152B、及び後述する第1上壁39A、第2上壁39B、第1後壁40A、第2後壁40B、第3後壁40C、第1下壁42A、第2下壁42Bについても同様である。
タンク103は、図5に示されるように、第2基部118と、第2突部119とに大別される。第2基部118は、例えば、第1前壁152A、第1上壁151A、後壁154、及び下壁153の後方側の一部で囲まれる部分を指す。第2突部119は、例えば、第2上壁151B、第2前壁152B、及び下壁153の前方側の一部で囲まれる部分を指す。すなわち、第2突部119は、上下方向7における第2基部118の一部から前方に突出する。より詳細には、第2突部119は、上下方向7における第2基部118の下部から前方に突出する。第2基部118及び第2突部119の前後方向8の境界は、例えば、第1前壁152Aの延長線であってもよい。
タンク103は、内部に貯留室121及びバッファ室122を有する箱形状である。貯留室121及びバッファ室122は、バッファ室122を上方として上下方向7に並んでいる。貯留室121とバッファ室122とは、上下方向7へ延びる流路123によって連通されている。貯留室121、バッファ室122、及び流路123は、第2貯留室の一例である。貯留室121は、第2基部118及び第2突部119に亘って形成されている。その結果、第2上壁151Bより下方における貯留室121の水平断面積は、第2上壁151Bより上方における貯留室121、バッファ室122、及び流路123の水平断面積より大きい。
貯留室121は、連通口128(流出部の一例)を通じて、インク流路126に連通されている。連通口128は、貯留室121の下端を区画する下壁153に形成されている。連通口128は、接続部107より上下方向7の下方に位置している。インク流路126は、連通口128から上方へ延びて、インク流出ポート127に連通されている。インク流出ポート127には、インクチューブが接続される。これにより、貯留室121に貯留されたインクが、連通口128から流出して、インク流路126及びインクチューブを通じて記録ヘッド21へ供給される。
バッファ室122は、タンク103の上部に設けられた大気連通ポート124(第2大気連通部の一例)と連通している。すなわち、大気連通ポート124は、貯留室121、バッファ室122、及び流路123を大気に連通させる。なお、大気連通ポート124は、制御基板による制御によって開閉されてもよい。また、バッファ室122及び大気連通ポート124の間の大気流路には、不図示のラビリンス通路或いは半透膜が設けられていてもよい。
[接続部107]
接続部107は、管状の樹脂からなるインクニードル102(第2筒部の一例)と、ガイド部105とを備えている。インクニードル102は、第2前壁152Bから前方へ突出している。インクニードル102の突出先端には、開口116が設けられている。また、インクニードル102の内部空間は、貯留室121に連通されている。さらに、インクニードル102は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30のインク供給部34(供給部の一例)に対応する位置に配置されている。
ガイド部105は、インクニードル102の周囲に配置された円筒形状の部材である。ガイド部105は、第2前壁152Bから前方に突出し、その突出端に開口が設けられている。インクニードル102は、ガイド部105の中心に配置されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されるとき、インク供給部34は、ガイド部105の内部に進入する。
インクニードル102の内部空間には、バルブ114及びコイルバネ115が収容されている。バルブ114は、インクニードル102の内部空間において、開口116を閉塞させる閉位置と、開口116を開放する開位置との間を、前後方向8に沿って移動可能に構成されている。コイルバネ115は、バルブ114を閉位置に移動させる向き、すなわち前方に付勢している。閉位置のバルブ114の前端は、開口116よりも前方へ突出している。
[回動部材50]
貯留室121には、図5に示されるように、回動部材50が配置されている。回動部材50は、貯留室121内に配置された不図示の支持部材によって、矢印58、59の向きに回動可能に支持されている。回動部材50は、図5の実線で示される位置及び破線で示される位置の間を回動することができる。さらに、回動部材50は、不図示の規制部材によって、実線の位置より矢印58の向きへの回動が規制される。回動部材50は、フロート51と、軸52と、アーム53と、被検出部54(被検出子の一例)とを備える。
フロート51は、回動部材50の下部に位置する。フロート51は、貯留室121に貯留されたインクよりも比重が小さい材料によって形成されている。軸52は、フロート51の右面及び左面から左右方向9に突出している。軸52は、支持部材に形成された孔に挿入されている。これにより、回動部材50は、軸52を中心として回動可能に支持部材によって支持される。アーム53は、フロート51から略上方へ突出している。被検出部54は、アーム53の突出先端部に形成されている。被検出部54は、上下方向7及び前後方向8に延びた板状に構成されている。被検出部54は、後述する液面センサ55の発光部から出力された光を遮光する材料によって形成されている。
インクの液面が境界位置P1より高いとき、浮力によって矢印58の向きに回動された回動部材50は、規制部材によって図5の実線の位置に保持される。図5の実線で示される回動部材50の被検出部54の位置は、検出位置の一例である。一方、インクの液面が境界位置P1以下のとき、回動部材50は、液面の降下に追従して大きくなる重力によって矢印59の向きに回動される。これにより、被検出部54は、検出位置から外れた位置に移動する。すなわち、被検出部54は、貯留室121に貯留されたインクの量に対応する位置に移動する。
本実施形態に係る境界位置P1は、上下方向7において、インクニードル102の軸中心と同じ高さであり、且つ後述するインク供給口71の中心と同じ高さである。しかしながら、境界位置P1は、上下方向7における連通口128より上方の位置であれば、前述の位置に限定されない。他の例として、境界位置P1は、インクニードル102の内部空間の上端や下端の高さであってもよいし、インク供給口71の上端や下端の高さであってもよい。また、境界位置P1は、第2上壁151Bより下方であるのが望ましい。
[液面センサ55]
液面センサ55は、回動部材50の被検出部54が検出位置に配置されているか否かを検出する。本実施形態に係る液面センサ55は、左右方向9に離間した発光部及び受光部を備える。液面センサ55は、発光部から出力された光が受光部で受光されたか否かに応じて異なる検出信号を出力する。すなわち、液面センサ55の具体的な構成は、装着センサ113と同様であってもよい。
液面センサ55は、貯留室121に貯留されたインクの液面が境界位置P1より高いとき、発光部から出力された光が被検出部54で遮られて受光部で受光されないので、ローレベル信号を制御基板へ出力する。一方、液面センサ55は、貯留室121に貯留されたインクの液面が境界位置P1以下のとき、発光部から出力された光が受光部で受光されるので、ハイレベル信号を制御基板へ出力する。すなわち、液面センサ55は、貯留室121内のインクの液面が境界位置P1より高いか否かを、被検出部54の位置に基づいて検出する。
[インクカートリッジ30]
インクカートリッジ30は、インクが貯留される容器である。インクカートリッジ30は、図6〜図8に示されるように、略直方体形状の筐体31を有する。筐体31は、上下方向7及び前後方向8それぞれに沿った寸法が、左右方向9に沿った寸法よりも大きい扁平形状である。なお、異なる色のインクが貯留されるインクカートリッジ30の外形形状は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。筐体31は、後壁40と、前壁41と、上壁39と、下壁42と、側壁37、38とで構成されている。筐体31を構成する壁のうちの少なくとも前壁41は、上部貯留室32及び下部貯留室33に貯留されたインクの液面を、外部から視認可能な透光性を有する。
後壁40は、第1後壁40Aと、第2後壁40Bと、第3後壁40Cとで構成される。第1後壁40Aは、第2後壁40Bより前後方向8の前方で且つ上下方向7の上方に位置する。また、第2後壁40Bは、第3後壁40Cより前後方向の後方で且つ上下方向7の上方に位置する。さらに、第3後壁40Cは、第1後壁40Aより前後方向8の前方で且つ上下方向7の下方に位置する。第1後壁40Aには、大気連通口96が設けられている。第3後壁40Cには、インク供給部34が設けられている。
上壁39は、第1上壁39Aと、第2上壁39Bとで構成される。第1上壁39Aは、第2上壁39Bより前後方向8の前方で且つ上下方向7の上方に位置する。第1上壁39Aの前端は、第1後壁40Aの上端に接続される。また、第2上壁39Bは、第1後壁40Aの下端と、第2後壁40Bの上端とに接続される。第1上壁39Aには、凸部43、操作部90、遮光板67、及びIC基板64が設けられている。
下壁42は、第1下壁42Aと、第2下壁42Bとで構成される。第1下壁42Aは、第2下壁42Bより前後方向8の後方で且つ上下方向7の上方に位置する。第1下壁42Aは、第2後壁40Bの下端と、第3後壁40Cの上端とに接続される。第2下壁42Bは、第3後壁40Cの下端に接続される。
インクカートリッジ30の筐体31は、図8に示されるように、第1基部48と、第1突部49とに大別される。第1基部48は、例えば、第1上壁39Aの前方側の一部、前壁41、第2下壁42B、第3後壁40C、及び側壁37、38の前方側の一部で囲まれる部分を指す。第1突部49は、例えば、第1上壁39Aの後方側の一部、第1後壁40A、第2上壁39B、第2後壁40B、第1下壁42A、及び側壁37、38の後方側の一部で囲まれる部分を指す。
すなわち、第1突部49は、上下方向7における第1基部48の一部から後方に突出する。より詳細には、第1突部49は、上下方向7における第1基部48の上部から後方に突出する。第1基部48及び第1突部49の前後方向8の境界は、例えば、第1後壁40Aの延長線或いは第3後壁40Cの延長線であってもよいし、第1後壁40Aの下端及び第3後壁40Cの上端を結ぶ仮想線であってもよい。
凸部43は、第1上壁39Aの外面から上方に突出し且つ前後方向8に延設されている。より詳細には、凸部43は、第1基部48に設けられているのが望ましい。凸部43の前方を向く面は、ロック面62である。ロック面62は、第1上壁39Aよりも上方に位置している。ロック面62は、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態において、ロック部129に当接される面である。ロック面62とロック部129とが当接することによって、インクカートリッジ30がコイルバネ78、98、115の付勢力に抗して装着位置に保持される。
凸部43のロック面62と反対側に、傾斜面63が形成されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、ロック部129が傾斜面63に沿って案内される。これにより、ロック部129は、ロック面62と当接する位置へ導かれる。ロック面62がロック部129に当接している状態は、コイルバネ78、98、115の付勢力に抗してインク供給部34が接続部107に接続された状態を維持するロック状態の一例である。
操作部90は、第1上壁39Aの外面で且つロック面62より前方に設けられている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、操作部90の操作面92が下方へ押されると、インクカートリッジ30が回動することによって、ロック面62がロック部129より下方へ移動する。その結果、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から脱抜可能となる。ロック面62がロック部129から離間している状態は、インクカートリッジ30を後方に移動可能にするリリース状態の一例である。
遮光板67は、第1上壁39Aの外面で且つ凸部43より後方に設けられている。遮光板67は、第1上壁39Aの外面から上方に突出し且つ前後方向8に延設されている。より詳細には、遮光板67は、第1基部に設けられているのが望ましい。遮光板67は、装着センサ113の発光部から出力される光を遮断する。また、遮光板67には、切欠き66が形成されている。切欠き66は、遮光板67の上端から下方へ凹む空間であり、前後方向8に拡がっている。切欠き66が装着センサ113から出力される光の光路上に位置するとき、当該光は遮られることなく受光部に到達する。
すなわち、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、制御基板には、遮光板67に設けられた切欠き66の位置、大きさ、及び数に応じたパターンのハイレベル信号が出力される。すなわち、制御基板は、装着センサ113から出力される信号のパターンによって、インクカートリッジ30の種別(例えば、インクの色、初期貯留量等)を判別することができる。遮光板67は、インクカートリッジ30の種類を示す情報を保持する情報保持部の一例である。
IC基板64は、第1上壁39Aの外面で且つ前後方向8における遮光板67及び凸部43の間に設けられている。より詳細には、IC基板64は、第1基部48に設けられているのが望ましい。IC基板64には、IC(不図示)と、電極65とが搭載されている。ICには、インクカートリッジ30に関する情報(例えば、ロット番号、製造年月日、インク色等)が読み出し可能に格納されている。各電極65はICと電気的に接続されている。電極65は、IC基板64の上面に電気的にアクセス可能に露出されている。
電極65は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、接点106と電気的に導通する。これにより、制御基板は、接点106を通じてICに格納されたデータにアクセス可能となる。IC基板64は、インクカートリッジ30の種類を示す情報を保持する情報保持部の一例である。
筐体31の内部空間には、図8に示されるように、上部貯留室32、下部貯留室33、インクバルブ室35、及び大気バルブ室36が形成されている。上部貯留室32、下部貯留室33、インクバルブ室35は、インクを貯留する。上部貯留室32、下部貯留室33、インクバルブ室35は、第1貯留室の一例である。大気バルブ室36には、上部貯留室32と筐体31の外部との間において、大気を流通させる。
上部貯留室32及び下部貯留室33は、筐体31の内部空間を仕切る隔壁45によって、上下方向7に隣接して配置されている。また、上部貯留室32及び下部貯留室33は、隔壁45に形成された不図示の貫通孔(連通路の一例)によって連通されている。貫通孔は、第3後壁40Cより前後方向8の前方に形成されているのが望ましい。上部貯留室32の容積は、下部貯留室33及びインクバルブ室35より大きい。上部貯留室32は、第1基部48及び第1突部49に亘って形成されている。これにより、第1下壁42Aより上方における上部貯留室32の水平断面積は、第1下壁42Aより下方における上部貯留室32、下部貯留室33、及びインクバルブ室35の水平断面積より大きい。
上部貯留室32及び大気バルブ室36は、筐体31の内部空間を仕切る隔壁44によって、上下方向7に隣接して配置されている。また、上部貯留室32及び大気バルブ室36は、隔壁44に形成された貫通孔46によって連通されている。また、下部貯留室33は、インクバルブ室35より前後方向8の前方に位置している。そして、下部貯留室33及びインクバルブ室35は、貫通孔99によって連通されている。下部貯留室33及びインクバルブ室35の容積は、タンク103の貯留室121より小さい。
大気バルブ室36は、上部貯留室32より上方に設けられた大気流路である。より詳細には、大気バルブ室36は、第1突部49の上端より上方に設けられているのが望ましい。また、第2後壁40Bは、大気バルブ室36を筐体31の外部に連通させる大気連通口96より後方に位置しているのが望ましい。大気バルブ室36には、不図示のラビリンス通路或いは半透膜が設けられていてもよい。大気バルブ室36には、バルブ97及びコイルバネ98が収容されている。バルブ97は、大気連通口96を閉塞させる閉位置(第1状態の一例)と、大気連通口96を開放する開位置(第2状態の一例)との間を移動可能である。コイルバネ98は、バルブ97を閉位置に移動させる向き、すなわち後方に付勢している。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、ロッド125が大気連通口96を通じて大気バルブ室36内に進入する。大気バルブ室36内に進入したロッド125は、閉位置のバルブ97をコイルバネ98の付勢力に抗して前方へ移動させる。そして、バルブ97が開位置に移動することによって、上部貯留室32が大気開放される。なお、大気連通口96を開放するための構成は、前述の例に限定されない。他の例として、大気連通口96を封止するフィルムが、ロッド125によって突き破られてもよい。
インク供給部34は、第3後壁40Cから後方へ突出している。より詳細には、インク供給部34は、第1突部49の下端より下方において、第1基部48の後方を向く面に設けられるのが望ましい。インク供給部34は、円筒形状の部材(第1筒部の一例)である。インク供給部34の内部空間が、インクバルブ室35である。インク供給部34の突出先端は、インクカートリッジ30の外部に開口している。第2後壁40Bは、インク供給部34の先端よりさらに後方に位置している。インクバルブ室35には、シール部材76と、バルブ77と、コイルバネ78とが収容されている。
シール部材76は、中央に貫通孔が形成された円盤形状の部材である。シール部材76は、例えば、ゴムやエラストマのような弾性材料から形成されている。シール部材76の中央には、前後方向8に貫通したインク供給口71が形成されている。インク供給口71の内径は、インクニードル102の外径より若干小さい。バルブ77は、インクバルブ室35内において、シール部材76と当接してインク供給口71を閉塞させる閉位置と、シール部材76から離間してインク供給口71を開放する開位置との間を、前後方向8に沿って移動可能に構成されている。コイルバネ78は、バルブ77を閉位置に移動させる向き、すなわち後方に付勢している。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、インクニードル102がインク供給口71を通じてインクバルブ室35に進入する。このとき、インクニードル102は、シール部材76を弾性変形しつつ、インク供給口71を画定する内周面に液密に接触する。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へさらに挿入されると、インクニードル102は、バルブ77をコイルバネ78の付勢力に抗して開位置へ移動させる。また、バルブ77は、インクニードル102の開口116から突出するバルブ114をコイルバネ115の付勢力に抗して開位置へ移動させる。
これにより、図9に示されるように、インク供給口71及び開口116が開放されて、インク供給部34のインクバルブ室35及びインクニードル102の内部空間の間において、インクが流通可能になる。この状態は、インク供給部34及び接続部107に接続された状態の一例である。その結果、接続されたインク供給部34及び接続部107を通じて、上部貯留室32及び下部貯留室33に貯留されたインクが水頭差によってタンク103の貯留室121へ流出される。
さらに、図9に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態、換言すれば、インク供給部34が接続部107に接続された状態において、インクカートリッジ30の第1基部48及び第1突部49と、タンク103の第2基部118及び第2突部119とは、例えば、以下のような位置関係となる。
まず、第1基部48は、前後方向8から見て、第2基部118及び第2突部119の両方と重なる位置に配置される。また、第1基部48は、上下方向7から見て、第2基部118及び第2突部119の両方と重ならない位置に配置される。換言すれば、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、第3後壁40Cは、第2前壁152Bより前方に配置される。
また、第1突部49は、前後方向8から見て、第2基部118と重なり、且つ第2突部119と重ならない位置に配置される。換言すれば、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、第1上壁39Aは第1上壁151Aより下方に配置され、第1下壁42Aは第2上壁151Bより上方に配置される。
さらに、第1突部49は、上下方向7から見て、第2基部118と重ならず、且つ第2突部119と重なる位置に配置される。換言すれば、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、第2後壁40Bは、第2前壁152Bより後方に配置される。より詳細には、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、第1突部49内の上部貯留室32と、第2突部119内の貯留室121とは、上下方向7から見て重なる位置に配置されているのが望ましい。
なお、本明細書において、「第1突部49と第2突部119とが重なる」とは、第1突部49の少なくとも一部と、第2突部119の少なくとも一部とが重なることを指す。すなわち、「第1突部49と第2突部119とが重なる」とは、第1突部49の全体と第2突部119の全体とが重なること、第1突部49の全体と第2突部119の一部とが重なること、第1突部49の一部と第2突部119の全体とが重なること、或いは第1突部49の一部と第2突部119の一部とが重なることを指す。「第1突部49と第2基部118とが重なる」、「第1基部48と第2基部118と重なる」、「第1基部48と第2突部119とが重なる」についても同様である。
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態によれば、カートリッジ装着部110が凹んでできた空間(すなわち、第1前壁152A及び第2上壁151Bで囲まれた空間)にインクカートリッジ30の第1突部49が配置され、インクカートリッジ30が凹んでできた空間(すなわち、第1下壁42及び第3後壁40Cで囲まれた空間)にタンク103の第2突部119が配置される。これにより、複合機10を大型化することなく、インクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110を適切にレイアウトすることができる。特に、第1突部49内の上部貯留室32と、第2突部119内の貯留室121とを、上下方向7から見て重なる位置に配置することによって、複合機10をサイズアップすることなく、上部貯留室32及び貯留室121のサイズを大きくすることができる。
また、上記の実施形態によれば、上下方向7の上部においてインクカートリッジ30の第1突部49が突出し、上下方向7の下部においてタンク103の第2突部119が突出している。これにより、例えば以下に説明するように、カートリッジエンプティ後も画像記録を継続可能で、且つ装着時にインクカートリッジ30から流出するインク量を抑制することができる。
まず、第2突部119が形成されたカートリッジ装着部110の下部における貯留室121の水平断面積を、第2突部119より上方における貯留室121、バッファ室122、及び流路123の水平断面積より大きく設計できる。すなわち、インクが最後まで残る貯留室121の下部領域の容積を相対的に大きくできるので、カートリッジエンプティ後に画像記録を継続可能な期間を延伸することができる。
なお、第2突部119より上方における貯留室121、バッファ室122、及び流路123のうち、第2突部119より下方の貯留室121と比較して水平断面積が小さいのは、複合機10の使用姿勢においてインクが進入し得る領域のみであってもよい。すなわち、インクが進入し得ない領域(例えば、バッファ室122の上部の領域)の水平断面積は、第2突部119より下方の貯留室121と比較して水平断面積が大きくてもよい。「インクが進入し得る領域」とは、例えば、最大量のインクが貯留されたインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された直後(すなわち、インクが流出する前)において、当該インクカートリッジ30の液面の位置より下方の領域を指す。
また、第2突部119より上方の貯留室121、バッファ室122、及び流路123の容積を相対的に小さくできるので、新たなインクカートリッジ30が装着された際に上部貯留室32と、貯留室121、バッファ室122、及び流路123との液面の高さが揃うまでの時間を短縮できる。これにより、新たなインクカートリッジ30からタンク103に流入するインクの量を削減できる。さらに、第1突部49が形成されたインクカートリッジ30の上部における上部貯留室32の水平断面積を、第1突部49より下方における上部貯留室32、下部貯留室33、及びインクバルブ室35の水平断面積より大きく設計できる。これにより、第1突部49を有しないインクカートリッジ30と比較すると、カートリッジ装着部110に装着された際の液面の低下を小さくできる。
また、上記の実施形態によれば、インク供給部34を第1突部49より下方に設けることによって、インク供給部34から流出されずに下部貯留室33及びインクバルブ室35に残るインクの量を削減することができる。また、上部貯留室32及び下部貯留室33を連通させる貫通孔を隔壁45の前方側に設けることによって、インク供給部34のインク供給口71を下に向けた時にインク供給部34から流出し得るインクの量が削減される。これにより、例えば、ユーザが誤ってインクカートリッジ30を傾けた場合でも、インクカートリッジ30から漏れるインクの量を削減することができる。
また、上記の実施形態によれば、インク供給部34を第1基部48に設けることによって、或いはロッド125が進入する大気連通口96を第1突部49より上方に設けることによって、第1突部49の突出量(換言すれば、上部貯留室32の容積)が異なる複数種類のインクカートリッジ30を、カートリッジ装着部110に選択的に装着することが可能になる。
また、上記の実施形態のように、インクの残量を検出するための回動部材50を貯留室121内に配置することによって、インクカートリッジ30の構成をシンプルにすることができる。これにより、インクカートリッジ30の外形形状の自由度が向上する。また、液面センサ55から出力される検出信号が変化する境界位置P1を、第2突部119の上端より下方で且つ連通口128より上方に設定することによって、貯留室121内のインクが残り少なくなったことを、適切に検出することができる。但し、回動部材50は、インクカートリッジ30内に配置されていてもよい。
10・・・複合機
24・・・記録部
30・・・インクカートリッジ
32・・・上部貯留室
33・・・下部貯留室
34・・・インク供給部
47・・・連通口
48・・・第1基部
49・・・第1突部
50・・・回動部材
55・・・液面センサ
64・・・IC基板
67・・・遮光板
96・・・大気連通口
103・・・タンク
106・・・接点
107・・・接続部
113・・・装着センサ
118・・・第2基部
119・・・第2突部
121・・・貯留室
124・・・大気連通ポート
125・・・ロッド
129・・・ロック部

Claims (12)

  1. インクが貯留された第1貯留室、上記第1貯留室を大気に連通させる第1大気連通部、及び上記第1貯留室に貯留されたインクを供給する供給部を有するカートリッジと、
    上記供給部が接離可能な接続部、上記接続部に接続された上記供給部を通じて上記第1貯留室から水頭差によって供給されたインクを貯留する第2貯留室、上記接続部より下方において上記第2貯留室に貯留されたインクを流出させる流出部、及び上記第2貯留室を大気に連通させる第2大気連通部を有するカートリッジ装着部と、
    上記流出部を通じて上記第2貯留室から流出したインクをノズルから吐出する記録部とを備えるインクジェット記録装置であって、
    該インクジェット記録装置の使用姿勢において、
    上記カートリッジは、第1基部と、鉛直方向における上記第1基部の上部から水平方向に突出する第1突部とで構成されており、且つ上記第1基部及び上記第1突部に亘って上記第1貯留室が形成されており、
    上記カートリッジ装着部は、第2基部と、鉛直方向における上記第2基部の下部であって上記接続部とは別の部分として水平方向に突出する第2突部とで構成されており、且つ上記第2基部及び上記第2突部に亘って上記第2貯留室が形成されており、
    上記供給部が上記接続部に接続された状態において、
    上記第1基部は、水平方向から見て上記第2基部及び上記第2突部と重なり、鉛直方向から見て上記第2基部及び上記第2突部と重ならない位置に配置され、
    上記第1突部は、水平方向から見て上記第2基部と重なり且つ上記第2突部と重ならず、鉛直方向から見て上記第2基部と重ならず且つ上記第2突部と重なる位置に配置されるインクジェット記録装置。
  2. 上記供給部は、水平方向の挿入向きの先端が開口された第1筒部を有しており、
    上記接続部は、上記挿入向きと逆向きの脱抜向きの先端が開口された第2筒部を有しており、
    上記第1筒部及び上記第2筒部の一方が他方に挿入されることによって、上記供給部と上記接続部とが接続される請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 上記第1筒部は、上記第1突部の下端より下方において、上記第1基部の上記挿入向きを向く面に設けられており、
    上記第2筒部は、上記第2突部の上記脱抜向きを向く面に設けられている請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 上記第1突部の先端は、上記第1筒部の開口より上記挿入向きの下流に位置する請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 上記カートリッジは、上記第1貯留室を鉛直方向に隣接する上部貯留室及び下部貯留室に隔てる隔壁を備えており、
    上記隔壁は、上記第1突部の基端より上記挿入向きの上流において、上記上部貯留室及び上記下部貯留室を連通させる連通路を有しており、
    上記第1筒部は、上記下部貯留室に連通されている請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 上記上部貯留室の容積は、上記下部貯留室の容積より大きい請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 上記第2突部の上端より下方における上記第2貯留室の容積は、上記下部貯留室の容積より大きい請求項5又は6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 上記第1大気連通部は、
    一端が上記第1突部の上端より上方において水平方向の挿入向きに開口され、他端が上記第1貯留室に連通された大気流路と、
    上記大気流路を閉塞させる第1状態、及び上記大気流路を開放する第2状態の間を状態変化が可能な弁とを有しており、
    上記カートリッジ装着部は、上記供給部が上記接続部に接続される際に開口から上記大気流路に進入して、上記弁を上記第1状態から上記第2状態に状態変化させるロッドを有する請求項1から7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 上記第1突部の先端は、上記大気流路の開口より上記挿入向きの下流に位置する請求項8に記載のインクジェット記録装置。
  10. 上記カートリッジ装着部は、
    上記第2貯留室内に配置されており、上記第2貯留室に貯留されたインクの量に対応する位置に移動する被検出子と、
    上記第2突部の上端より下方で且つ上記流出部より上方の境界位置よりインクの液面が高いか否かを、上記被検出子の位置に基づいて検出するセンサとを備える請求項1から9のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  11. 上記供給部が上記接続部に接続された状態において、上記第1突部内の上記第1貯留室と、上記第2突部内の上記第2貯留室とは、鉛直方向から見て重なる位置に配置される請求項1から10のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  12. 上記第2突部の少なくとも一部は、上記接続部より上方に位置する請求項1から11のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
JP2016256034A 2016-12-28 2016-12-28 インクジェット記録装置 Active JP6878885B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016256034A JP6878885B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 インクジェット記録装置
US15/663,872 US10293618B2 (en) 2016-12-28 2017-07-31 Liquid consumption apparatus having cartridge, cartridge attachment section provided with tank, and consuming device
US16/390,882 US10457064B2 (en) 2016-12-28 2019-04-22 Liquid consumption apparatus having cartridge, cartridge attachment section provided with tank, and consuming device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016256034A JP6878885B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018103595A JP2018103595A (ja) 2018-07-05
JP6878885B2 true JP6878885B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=62785256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016256034A Active JP6878885B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6878885B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7276558B2 (ja) * 2018-07-30 2023-05-18 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ及び液体供給装置
JP7081373B2 (ja) * 2018-07-30 2022-06-07 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ及び液体供給装置
JP7415549B2 (ja) * 2019-12-25 2024-01-17 セイコーエプソン株式会社 液体収容体

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001063090A (ja) * 1999-04-27 2001-03-13 Canon Inc インクタンク、該インクタンクに用いられる弁ユニット、前記インクタンクの製造方法、前記インクタンクを備えたインクジェットヘッドカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP4468192B2 (ja) * 2005-01-27 2010-05-26 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP4894557B2 (ja) * 2007-02-28 2012-03-14 ブラザー工業株式会社 インクカートリッジのインク充填方法
JP2008230162A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Brother Ind Ltd 液滴吐出装置及び液滴吐出装置用のサブタンク
JP4434225B2 (ja) * 2007-03-29 2010-03-17 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置及び液体吐出装置本体
EP2397332B1 (en) * 2010-06-17 2013-10-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge and recording apparatus
CN105172380B (zh) * 2011-03-30 2017-04-12 兄弟工业株式会社 墨盒和记录设备
JP6558956B2 (ja) * 2014-06-27 2019-08-14 キヤノン株式会社 インクカートリッジ、およびインクジェット記録装置
JP3194167U (ja) * 2014-08-29 2014-11-06 ブラザー工業株式会社 印刷流体カートリッジ及び記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018103595A (ja) 2018-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6996211B2 (ja) 液体排出装置
JP6878885B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6834483B2 (ja) 液体消費装置
JP6922235B2 (ja) 画像記録装置
JP6922216B2 (ja) 画像記録装置
US12005714B2 (en) System including a reservoir configured to store liquid and a tank to which the reservoir can be connected
JP6880734B2 (ja) インクジェット記録装置
JP7047540B2 (ja) システム
JP6825364B2 (ja) 画像記録装置
JP6922234B2 (ja) 画像記録装置
US10457064B2 (en) Liquid consumption apparatus having cartridge, cartridge attachment section provided with tank, and consuming device
JP7338156B2 (ja) システム
JP7354542B2 (ja) システム
CN109318596B (zh) 液体消耗装置及液体消耗系统
AU2017426470B2 (en) Liquid consumption apparatus and liquid consumption system
EP3437875B1 (en) Liquid consumption apparatus having cartridge, cartridge attachment section provided with tank, and consuming device
JP7063065B2 (ja) システム
JP7013856B2 (ja) 液体排出装置
JP7013946B2 (ja) 液体消費装置
JP7031372B2 (ja) 液体消費装置
JP6915272B2 (ja) 画像記録装置
JP6972619B2 (ja) 画像記録装置
JP7077612B2 (ja) 液体排出装置
JP7352127B2 (ja) システム
CN109318597B (zh) 图像记录装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180219

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6878885

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150