JP6834483B2 - 液体消費装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カートリッジに貯留された液体を消費する液体消費装置に関する。
例えば特許文献1、2には、インクが貯留されたカートリッジと、カートリッジが着脱される装着部と、装着部に装着されたカートリッジから供給されたインクを貯留するサブタンクと、サブタンクに貯留されたインクを吐出して被記録媒体に画像を記録する記録部とを備えるインクジェット記録装置が開示されている。
特開2008−230162号公報 特開2008−238792号公報
近年、インクジェット記録装置の利用態様の多様化に合わせて、貯留されたインク量の異なる複数種類のカートリッジが選択可能であるのが望ましい。また、異なる種類のカートリッジは、貯留されたインク量が異なることをユーザが容易に認識できるように、外形形状が異なっているのが望ましい。
しかしながら、カートリッジには、例えば、インクを供給する供給部、カートリッジをロックするための被係止部等、全てのカートリッジで同一位置に配置されるべき部品が存在する。そのため、カートリッジ内部の容積を変更するのに伴って、カートリッジの外形形状を自由に変更できるわけではない。
例えば、特許文献1、2に記載のカートリッジにおいて、カートリッジの外形を大きくしようとすると、装着部に対するカートリッジの挿入向きの長さを延長する必要がある。しかしながら、挿入向きに長いカートリッジを装着部に装着しようとすると、インクジェット記録装置を奥行き方向にサイズアップしなければならないという課題を生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置をサイズアップすることなく、貯留された液体の量が異なる複数種類のカートリッジを装着可能な液体消費装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る液体消費装置は、液体が貯留された第1貯留室、及び上記第1貯留室に貯留された液体を供給する供給部を有するカートリッジである第1カートリッジ及び第2カートリッジと、上記第1カートリッジ及び上記第2カートリッジの上記供給部が選択的に接離可能な接続部、及び上記接続部に接続された上記供給部を通じて上記第1貯留室から供給された液体を貯留する第2貯留室を有するカートリッジ装着部と、上記第2貯留室に貯留された液体を消費する消費部とを備える。上記供給部と上記接続部とは、上記カートリッジ装着部に対して上記カートリッジが第1方向の挿入向きに挿入されることによって接続され、上記カートリッジ装着部に対して上記カートリッジが上記挿入向きと逆向きの脱抜向きに脱抜されることによって離間される。上記第1カートリッジは、第1基部と、上記第1方向と直交する第2方向における上記第1基部の一部から上記挿入向きに突出する第1突部とで構成されており、且つ上記第1基部及び上記第1突部に亘って上記第1貯留室が形成されている。上記第2カートリッジは、上記第1貯留室が形成された上記第1基部を少なくとも有し、上記第1カートリッジと比較して、上記第1貯留室の容積が小さく且つ上記第1突部の突出量が少ない。上記カートリッジ装着部は、第2基部と、上記第2方向における上記第2基部の一部から上記脱抜向きに突出する第2突部とで構成されている。上記供給部が上記接続部に接続された状態において、上記第1基部は、上記第1方向から見て上記第2基部及び上記第2突部と重なり、上記第2方向から見て上記第2基部及び上記第2突部と重ならない位置に配置され、上記第1カートリッジの上記第1突部は、上記第1方向から見て上記第2基部と重なり且つ上記第2突部と重ならず、上記第2方向から見て上記第2基部と重ならず且つ上記第2突部と重なる位置に配置される。
上記構成によれば、第1突部の突出量を増減させると共に、第1突部内の第1貯留室の容積を変更することによって、液体消費装置を第1方向にサイズアップしなくても、容量及び外形形状の異なる第1カートリッジ及び第2カートリッジをカートリッジ装着部に選択的に装着可能になる。
(2) 好ましくは、上記第1カートリッジ及び上記第2カートリッジは、上記第1方向及び上記第2方向に直交する第3方向の長さが一致する。上記カートリッジ装着部は、上記第3方向に所定の間隔を隔てて配置された複数の上記接続部を有する。
上記構成によれば、複数のカートリッジが同時に装着可能なカートリッジ装着部に対して、第1カートリッジ及び第2カートリッジのうちの所望のカートリッジを、各接続部に選択的に接続させることができる。
(3) 好ましくは、上記供給部は、上記第2方向における上記第1突部と異なる位置において、上記第1基部の上記挿入向きを向く面に設けられている。上記接続部は、上記第2突部の上記脱抜向きを向く面に設けられている。
上記構成のように、供給部を第1基部に設けることによって、第1突部の突出量が異なる複数種類のカートリッジがカートリッジ装着部に装着可能になる。
(4) 好ましくは、上記第2方向は、鉛直方向である。上記供給部は、上記第1突部より下方において、上記第1基部に設けられている。上記カートリッジは、上記第1貯留室を大気に連通させる第1大気連通部を有する。上記カートリッジ装着部は、上記第2貯留室を大気に連通させる第2大気連通部を有する。
上記構成のように、供給部を第1突部より下方に設けることによって、第1貯留室から第2貯留室へ水頭差によって液体を供給する液体消費装置において、第1貯留室内の液体の大部分を第2貯留室へ供給することができる。
(5) 好ましくは、上記第1大気連通部は、上記第1貯留室と上記カートリッジの外面とを連通させる大気流路であって、上記供給部が上記接続部に接続された状態において、上記第1貯留室に貯留された液体より上方で半透膜によって液密に封止されている。
上記構成によれば、カートリッジ内の液体の液面より上方において、カートリッジ装着部の構成部品(例えば、ニードル)をカートリッジに当接させて、第1大気連通部を開放する必要がなくなる。これにより、カートリッジの外形形状の自由度が向上する。
(6) 好ましくは、上記第1基部は、上記カートリッジの種類を示す情報を保持する情報保持部を有する。上記カートリッジ装着部は、上記第2突部より上記脱抜向きの下流に配置されており、上記情報保持部に保持された情報を読み取る読取部を有する。
(7) 好ましくは、上記カートリッジには、上記供給部が上記接続部に接続されている状態において、上記脱抜向きの付勢力が上記カートリッジ装着部から付与されている。上記カートリッジ装着部は、上記第1基部の上記脱抜向きを向く面に当接して、上記付勢力に抗して上記供給部が上記接続部に接続された状態を維持するロック状態と、上記カートリッジから離間して、上記カートリッジを上記脱抜向きに移動可能にするリリース状態とに切替可能なロック部を有する。
上記構成のように、情報保持部或いはロック部が当接される面を第1基部に設けることによって、第1突部の突出量が異なる複数種類のカートリッジがカートリッジ装着部に装着可能になる。
(8) 好ましくは、上記カートリッジ装着部は、上記第2貯留室内において、上記第2貯留室に貯留された液体の量に対応する位置に移動する被検出子と、上記第2貯留室内の検出位置に上記被検出子が存在するか否かを検出するセンサとを備える。
上記構成のように、液体の残量を検出するための被検出子を第2貯留室内に配置することによって、カートリッジの構成をシンプルにすることができる。これにより、カートリッジの外形形状の自由度が向上する。
(9) 例えば、上記第1貯留室及び上記第2貯留室は、インクを貯留している。上記消費部は、上記第2貯留室に貯留されたインクを吐出して、被記録媒体に画像を記録する。
(10) 好ましくは、上記第2貯留室は、上記第2基部及び上記第2突部に亘って形成されている。上記供給部が上記接続部に接続された状態において、上記第1カートリッジの上記第1突部内の上記第1貯留室と、上記第2突部内の上記第2貯留室とは、上記第2方向から見て重なる位置に配置される。
上記構成によれば、装置をサイズアップすることなく、第1貯留室及び第2貯留室のサイズを大きくすることができる。
上記構成によれば、第1突部の突出量を増減させると共に、第1突部内の第1貯留室の容積を変更することによって、液体消費装置を第1方向にサイズアップしなくても、容量及び外形形状の異なる第1カートリッジ及び第2カートリッジをカートリッジ装着部に選択的に装着可能になる。
図1は、複合機10の外観斜視図であって、(A)はカバー87が閉塞位置である状態、(B)はカバー87が開放位置である状態を示す。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、カートリッジ装着部110の開口112側の外観斜視図である。 図4は、カートリッジ装着部110のタンク103側の外観斜視図である。 図5は、カートリッジ装着部110の縦断面図である。 図6は、インクカートリッジ30の前方斜視図である。 図7は、インクカートリッジ30の後方斜視図である。 図8は、インクカートリッジ30の縦断面図である。 図9は、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態の縦断面図である。 図10は、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ60が装着された状態の縦断面図である。 図11は、第1基部48及び第1突部49が異なるインクカートリッジ30A、30B、30Cと、第2基部118及び第2突部119が異なるタンク103A、103B、103Cとを示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、複合機10が使用可能に水平面に設置された姿勢(図1の姿勢であって、「使用姿勢」と表記することがある。)を基準として上下方向7(第2方向の一例)が定義され、複合機10の開口13が設けられている面を前面として前後方向8(第1方向の一例)が定義され、複合機10を前面から見て左右方向9(第3方向の一例)が定義される。本実施形態では、使用姿勢において、上下方向7が鉛直方向に相当し、前後方向8及び左右方向9が水平方向に相当する。前後方向8及び左右方向9は、直交している。
[複合機10の全体構成]
複合機10は、図1に示されるように、インクジェット記録方式でシート12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を下部に有している。また、複合機10は、ファクシミリ機能、スキャン機能、及びコピー機能などの各種の機能を有していてもよい。複合機10は、液体消費装置の一例である。プリンタ部11は、概ね直方体形状の筐体14を有している。筐体14の内部には、図2に示されるように、給送トレイ15と、排出トレイ16と、給送ローラ23と、搬送ローラ対25と、排出ローラ対27と、記録部24(消費部の一例)と、プラテン26とが配置されている。
[給送トレイ15、排出トレイ16、給送ローラ23]
図1に示されるように、筐体14の前面14Aで且つ左右方向9の概ね中央には、開口13が形成されている。給送トレイ15は、開口13を通じて前後方向8に挿抜される。給送トレイ15は、各々が積層された複数のシート12を支持する。排出トレイ16は、給送トレイ15の上方に配置されている。排出トレイ16は、記録部24及びプラテン26の間から排出ローラ対27によって排出されたシート12を支持する。給送ローラ23は、不図示のモータによって駆動されることによって、給送トレイ15に支持されたシート12を搬送路17へ給送する。
[搬送路17]
搬送路17は、図2に示されるように、ガイド部材18、19、記録部24、プラテン26等によって形成される空間を指す。ガイド部材18、19と、記録部24及びプラテン26とは、それぞれがプリンタ部11の内部において所定間隔で対向する。搬送路17は、給送トレイ15の後端部から上方に延びつつUターンし、記録部24に対面する位置を経由して排出トレイ16に至る経路である。搬送向きは、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
[搬送ローラ対25]
搬送ローラ対25は、記録部24より搬送向きの上流に配置されている。搬送ローラ対25は、互いに対向する搬送ローラ25A及びピンチローラ25Bを備える。搬送ローラ25Aは、不図示のモータによって駆動される。ピンチローラ25Bは、搬送ローラ25Aの回転に伴って連れ回る。シート12は、モータの正転駆動力が伝達されて正回転する搬送ローラ25A及びピンチローラ25Bに挟持されて、搬送向きに沿って搬送される。
[排出ローラ対27]
排出ローラ対27は、記録部24より搬送向きの下流に配置されている。排出ローラ対27は、互いに対向する排出ローラ27A及び拍車27Bを備える。排出ローラ27Aは、不図示のモータによって駆動される。拍車27Bは、排出ローラ27Aの回転に伴って連れ回る。シート12は、モータの正転駆動力が伝達されて正回転する排出ローラ27A及び拍車27Bに挟持されて、搬送向きに沿って搬送される。
[記録部24、プラテン26]
記録部24及びプラテン26は、図2に示されるように、搬送向きにおける搬送ローラ対25及び排出ローラ対27の間に配置されている。より詳細には、記録部24及びプラテン26は、搬送ローラ対25より搬送向きの下流で、且つ排出ローラ対27より搬送向きの上流に配置されている。また、記録部24及びプラテン26は、上下方向7において互いに対向して配置されている。
記録部24は、キャリッジ22と、キャリッジ22に搭載された記録ヘッド21とを備える。キャリッジ22は、不図示のモータの駆動力が伝達されて左右方向9に往復移動する。記録ヘッド21の下面には、複数のノズル29が形成されている。記録ヘッド21は、ピエゾ素子等の振動素子を振動させることによって、ノズル29からインク滴を吐出する。キャリッジ22が移動する過程において、プラテン26に支持されたシート12に対して記録ヘッド21がインク滴を選択的に吐出することによって、シート12に画像が記録される。
キャリッジ22には、インクチューブ及びフレキシブルフラットケーブルが接続されている。インクチューブは、後述するカートリッジ装着部110(図1(B)参照)と記録ヘッド21とを接続する。より詳細には、インクチューブは、カートリッジ装着部110に装着された各インクカートリッジ30(カートリッジの一例)に貯留されたインク(液体の一例)を記録ヘッド21に供給する。インクチューブは、各色(ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー)のインクが流通する4本のチューブが束ねられたものである。フレキシブルフラットケーブルは、複合機10の動作を制御する制御基板と記録ヘッド21とを電気的に接続する。
[カバー87]
筐体14の前面14Aで且つ左右方向9の右端部には、開口85が形成されている。筐体14は、開口85を閉塞させる閉塞位置(図1(A)に示される位置)と、開口85を開放する開放位置(図1(B)に示される位置)との間を回動可能なカバー87を有する。カバー87は、上下方向7における筐体14の下端近傍において、左右方向9に延びる回動軸線周りに回動可能に、筐体14によって支持されている。そして、開口85の奥に広がる筐体14内部の収容空間86には、カートリッジ装着部110が配置されている。
[カートリッジ装着部110]
カートリッジ装着部110は、図3から図5に示されるように、カートリッジケース101と、接点106と、ロッド125と、装着センサ113と、ロック部129と、タンク103と、液面センサ55(センサの一例)とを備えている。カートリッジ装着部110には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能である。接点106、ロッド125、装着センサ113、タンク103、及び液面センサ55は、4つのインクカートリッジ30それぞれに対応して、4つずつ設けられている。なお、カートリッジ装着部110に収容可能なインクカートリッジ30の数は、4つに限定されない。
[カートリッジケース101]
カートリッジケース101は、カートリッジ装着部110の筐体を構成する。カートリッジケース101は、インクカートリッジ30を収容する内部空間を有する箱形状である。カートリッジケース101の内部空間は、上端を画定する天壁141と、下端を画定する底壁142と、前後方向8の後端を画定する奥壁143と、左右方向9の両端を画定する一対の側壁144、145とで画定される。一方、前後方向8において奥壁143と対向するカートリッジケース101の前端は、カートリッジケース101の内部空間を露出させる開口112となっている。さらに、開口112は、カバー87を開放位置に配置したときに、筐体14の開口85を通じて複合機10の外部に露出される。
インクカートリッジ30は、筐体14の開口85及びカートリッジ装着部110の開口112を通じて、カートリッジ装着部110に対して、前後方向8の後方(挿入向きの一例)に向けて挿入され、前後方向8の前方(脱抜向きの一例)に向けて抜去される。各インクカートリッジ30は、左右方向9に離間して底壁142に設けられた各ガイド溝109に、インクカートリッジ30の下端部が挿入されることによって、前後方向8へ案内される。カートリッジケース101には、内部空間を左右方向9に隣接する4つの空間に仕切る3つのプレート104が設けられている。プレート104によって仕切られた各空間に、異なる色のインクが貯留された4つのインクカートリッジ30が収容される。
[接点106]
接点106は、図5に示されるように、カートリッジケース101の天壁141に設けられている。接点106は、天壁141からカートリッジケース101の内部空間へ向けて下方に突出している。接点106は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30の後述する電極65に接する位置に配置されている。接点106は、導電性及び弾性を有する部材で構成されており、上方へ弾性的に変形可能である。接点106は、電気回路を通じて制御基板に電気的に接続されている。接点106と電極65とが接触して電気的に導通されることによって、電圧Vcが電極65に印加されたり、電極65がアースされたり、電極65に電力が供給されたりする。接点106は、IC基板に保持された情報を読み取る読取部の一例である。
[ロッド125]
ロッド125は、図5に示されるように、カートリッジケース101の奥壁143から前方へ突出している。カートリッジケース101の奥壁143において、ロッド125は、後述する接続部107より上方に設けられている。ロッド125は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、後述する大気連通口96を通じて大気バルブ室36に進入する。
[装着センサ113]
装着センサ113は、図5に示されるように、カートリッジケース101の天壁141に設けられている。装着センサ113は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されているか否かを検出する。装着センサ113は、ロッド125よりも前方で且つ接点106よりも後方に位置している。本実施形態に係る装着センサ113は、左右方向9に離間した発光部及び受光部を備える。カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30の後述する遮光板67は、発光部及び受光部の間に配置される。換言すれば、発光部及び受光部は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30の遮光板67を挟んで対向配置されている。
装着センサ113は、発光部から左右方向9に沿って照射された光が受光部で受光されたか否かに応じて異なる検出信号を出力する。例えば、装着センサ113は、発光部から出力された光が受光部で受光できない(すなわち、受光強度が所定の強度未満である)ことを条件として、ローレベル信号を制御基板へ出力する。一方、装着センサ113は、発光部から出力された光が受光部で受光できた(すなわち、受光強度が所定の強度以上である)ことを条件として、ハイレベル信号を制御基板へ出力する。装着センサ113は、遮光板67が保持する情報を読み取る読取部の一例である。
[ロック部129]
ロック部129は、図5に示されるように、カートリッジケース101の天壁141付近で且つ開口112付近において、カートリッジケース101の左右方向9に延出されている。ロック部129は、左右方向9に沿って延びる棒状の部材である。ロック部129は、例えば、金属の円柱である。ロック部129の左右方向9の両端は、カートリッジケース101の側壁144、145に固定されている。ロック部129は、4つのインクカートリッジ30が収納可能な4つの空間に亘って左右方向9に延びている。
ロック部129は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30を、図9に示される装着位置に保持するためのものである。インクカートリッジ30は、カートリッジ装着部110に装着された状態で、ロック部129に係合される。これにより、ロック部129は、コイルバネ78、98、115がインクカートリッジ30を後方へ押す力に抗して、インクカートリッジ30を装着位置に保持する。
[タンク103]
タンク103は、図5に示されるように、カートリッジケース101の奥壁143より後方に設けられている。タンク103は、上壁151と、前壁152と、下壁153と、後壁154と、一対の側壁144、145とで構成されている。タンク103を構成する壁のうち、少なくとも後述する液面センサ55に対面する領域は、液面センサ55から出力させる光を透過する透光性を有する。
なお、後壁154の少なくとも一部は、上壁151、下壁153、及び側壁144、145の端面に溶着されるフィルムであってもよい。また、側壁144、145は、カートリッジケース101と共通であってもよいし、カートリッジケース101とは独立していてもよい。さらに、左右方向9に隣接するタンク103の間は、不図示の隔壁によって仕切られている。4つのタンク103の構成は、概ね共通する。
上壁151は、第1上壁151Aと、第2上壁151Bとで構成される。第1上壁151Aは、第2上壁151Bより前後方向8の後方で且つ上下方向7の上方に位置する。前壁152は、第1前壁152Aと、第2前壁152Bとで構成される。第1前壁152Aは、第2前壁152Bより前後方向8の後方で且つ上下方向7の上方に位置する。第1前壁152Aは、第1上壁151Aの前端と、第2上壁151Bの後端とに接続される。第2前壁152Bの上端は、第2上壁151Bの前端に接続される。第2前壁152Bには、接続部107が設けられている。
なお、第1上壁151Aは、さらに複数の壁によって構成されていてもよい。第2上壁151B、第1前壁152A、第2前壁152B、及び後述する第1上壁39A、第2上壁39B、第1後壁40A、第2後壁40B、第3後壁40C、第1下壁42A、第2下壁42Bについても同様である。
タンク103は、図5に示されるように、第2基部118と、第2突部119とに大別される。第2基部118は、例えば、第1前壁152A、第1上壁151A、後壁154、及び下壁153の後方側の一部で囲まれる部分を指す。第2突部119は、例えば、第2上壁151B、第2前壁152B、及び下壁153の前方側の一部で囲まれる部分を指す。すなわち、第2突部119は、上下方向7における第2基部118の一部から前方に突出する。より詳細には、第2突部119は、上下方向7における第2基部118の下部から前方に突出する。第2基部118及び第2突部119の前後方向8の境界は、例えば、第1前壁152Aの延長線であってもよい。
タンク103は、内部に貯留室121及びバッファ室122を有する箱形状である。貯留室121及びバッファ室122は、バッファ室122を上方として上下方向7に並んでいる。貯留室121とバッファ室122とは、上下方向7へ延びる流路123によって連通されている。貯留室121、バッファ室122、及び流路123は、第2貯留室の一例である。貯留室121は、第2基部118及び第2突部119に亘って形成されている。その結果、第2上壁151Bより下方における貯留室121の水平断面積は、第2上壁151Bより上方における貯留室121、バッファ室122、及び流路123の水平断面積より大きい。
貯留室121は、連通口128を通じて、インク流路126に連通されている。連通口128は、貯留室121の下端を区画する下壁153に形成されている。連通口128は、接続部107より上下方向7の下方に位置している。インク流路126は、連通口128から上方へ延びて、インク流出ポート127に連通されている。インク流出ポート127には、インクチューブが接続される。これにより、貯留室121に貯留されたインクが、連通口128から流出して、インク流路126及びインクチューブを通じて記録ヘッド21へ供給される。
バッファ室122は、タンク103の上部に設けられた大気連通ポート124(第2大気連通部の一例)と連通している。すなわち、大気連通ポート124は、貯留室121、バッファ室122、及び流路123を大気に連通させる。なお、大気連通ポート124は、制御基板による制御によって開閉されてもよい。また、バッファ室122及び大気連通ポート124の間の大気流路には、不図示のラビリンス通路或いは半透膜が設けられていてもよい。
[接続部107]
接続部107は、管状の樹脂からなるインクニードル102と、ガイド部105とを備えている。インクニードル102は、第2前壁152Bから前方へ突出している。インクニードル102の突出先端には、開口116が設けられている。また、インクニードル102の内部空間は、貯留室121に連通されている。さらに、インクニードル102は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30のインク供給部34(供給部の一例)に対応する位置に配置されている。
ガイド部105は、インクニードル102の周囲に配置された円筒形状の部材である。ガイド部105は、第2前壁152Bから前方に突出し、その突出端に開口が設けられている。インクニードル102は、ガイド部105の中心に配置されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されるとき、インク供給部34は、ガイド部105の内部に進入する。
インクニードル102の内部空間には、バルブ114及びコイルバネ115が収容されている。バルブ114は、インクニードル102の内部空間において、開口116を閉塞させる閉位置と、開口116を開放する開位置との間を、前後方向8に沿って移動可能に構成されている。コイルバネ115は、バルブ114を閉位置に移動させる向き、すなわち前方に付勢している。閉位置のバルブ114の前端は、開口116よりも前方へ突出している。
[回動部材50]
貯留室121には、図5に示されるように、回動部材50が配置されている。回動部材50は、貯留室121内に配置された不図示の支持部材によって、矢印58、59の向きに回動可能に支持されている。回動部材50は、図5の実線で示される位置及び破線で示される位置の間を回動することができる。さらに、回動部材50は、不図示の規制部材によって、実線の位置より矢印58の向きへの回動が規制される。回動部材50は、フロート51と、軸52と、アーム53と、被検出部54(被検出子の一例)とを備える。
フロート51は、回動部材50の下部に位置する。フロート51は、貯留室121に貯留されたインクよりも比重が小さい材料によって形成されている。軸52は、フロート51の右面及び左面から左右方向9に突出している。軸52は、支持部材に形成された孔に挿入されている。これにより、回動部材50は、軸52を中心として回動可能に支持部材によって支持される。アーム53は、フロート51から略上方へ突出している。被検出部54は、アーム53の突出先端部に形成されている。被検出部54は、上下方向7及び前後方向8に延びた板状に構成されている。被検出部54は、後述する液面センサ55の発光部から出力された光を遮光する材料によって形成されている。
インクの液面が境界位置P1より高いとき、浮力によって矢印58の向きに回動された回動部材50は、規制部材によって図5の実線の位置に保持される。図5の実線で示される回動部材50の被検出部54の位置は、検出位置の一例である。一方、インクの液面が境界位置P1以下のとき、回動部材50は、液面の降下に追従して大きくなる重力によって矢印59の向きに回動される。これにより、被検出部54は、検出位置から外れた位置に移動する。すなわち、被検出部54は、貯留室121に貯留されたインクの量に対応する位置に移動する。
本実施形態に係る境界位置P1は、上下方向7において、インクニードル102の軸中心と同じ高さであり、且つ後述するインク供給口71の中心と同じ高さである。しかしながら、境界位置P1は、上下方向7における連通口128より上方の位置であれば、前述の位置に限定されない。他の例として、境界位置P1は、インクニードル102の内部空間の上端や下端の高さであってもよいし、インク供給口71の上端や下端の高さであってもよい。また、境界位置P1は、第2上壁151Bより下方であるのが望ましい。
[液面センサ55]
液面センサ55は、回動部材50の被検出部54が検出位置に配置されているか否かを検出する。本実施形態に係る液面センサ55は、左右方向9に離間した発光部及び受光部を備える。液面センサ55は、発光部から出力された光が受光部で受光されたか否かに応じて異なる検出信号を出力する。すなわち、液面センサ55の具体的な構成は、装着センサ113と同様であってもよい。
液面センサ55は、貯留室121に貯留されたインクの液面が境界位置P1より高いとき、発光部から出力された光が被検出部54で遮られて受光部で受光されないので、ローレベル信号を制御基板へ出力する。一方、液面センサ55は、貯留室121に貯留されたインクの液面が境界位置P1以下のとき、発光部から出力された光が受光部で受光されるので、ハイレベル信号を制御基板へ出力する。すなわち、液面センサ55は、貯留室121内のインクの液面が境界位置P1より高いか否かを、被検出部54の位置に基づいて検出する。
[インクカートリッジ30]
インクカートリッジ30は、インクが貯留される容器である。インクカートリッジ30は、図6〜図8に示されるように、略直方体形状の筐体31を有する。筐体31は、上下方向7及び前後方向8それぞれに沿った寸法が、左右方向9に沿った寸法よりも大きい扁平形状である。なお、異なる色のインクが貯留されるインクカートリッジ30の外形形状は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。筐体31は、後壁40と、前壁41と、上壁39と、下壁42と、側壁37、38とで構成されている。筐体31を構成する壁のうちの少なくとも前壁41は、上部貯留室32及び下部貯留室33に貯留されたインクの液面を、外部から視認可能な透光性を有する。
後壁40は、第1後壁40Aと、第2後壁40Bと、第3後壁40Cとで構成される。第1後壁40Aは、第2後壁40Bより前後方向8の前方で且つ上下方向7の上方に位置する。また、第2後壁40Bは、第3後壁40Cより前後方向の後方で且つ上下方向7の上方に位置する。さらに、第3後壁40Cは、第1後壁40Aより前後方向8の前方で且つ上下方向7の下方に位置する。第1後壁40Aには、大気連通口96が設けられている。第3後壁40Cには、インク供給部34が設けられている。
上壁39は、第1上壁39Aと、第2上壁39Bとで構成される。第1上壁39Aは、第2上壁39Bより前後方向8の前方で且つ上下方向7の上方に位置する。第1上壁39Aの前端は、第1後壁40Aの上端に接続される。また、第2上壁39Bは、第1後壁40Aの下端と、第2後壁40Bの上端とに接続される。第1上壁39Aには、凸部43、操作部90、遮光板67、及びIC基板64が設けられている。
下壁42は、第1下壁42Aと、第2下壁42Bとで構成される。第1下壁42Aは、第2下壁42Bより前後方向8の後方で且つ上下方向7の上方に位置する。第1下壁42Aは、第2後壁40Bの下端と、第3後壁40Cの上端とに接続される。第2下壁42Bは、第3後壁40Cの下端に接続される。
インクカートリッジ30の筐体31は、図8に示されるように、第1基部48と、第1突部49とに大別される。第1基部48は、例えば、第1上壁39Aの前方側の一部、前壁41、第2下壁42B、第3後壁40C、及び側壁37、38の前方側の一部で囲まれる部分を指す。第1突部49は、例えば、第1上壁39Aの後方側の一部、第1後壁40A、第2上壁39B、第2後壁40B、第1下壁42A、及び側壁37、38の後方側の一部で囲まれる部分を指す。
すなわち、第1突部49は、上下方向7における第1基部48の一部から後方に突出する。より詳細には、第1突部49は、上下方向7における第1基部48の上部から後方に突出する。第1基部48及び第1突部49の前後方向8の境界は、例えば、第1後壁40Aの延長線或いは第3後壁40Cの延長線であってもよいし、第1後壁40Aの下端及び第3後壁40Cの上端を結ぶ仮想線であってもよい。
凸部43は、第1上壁39Aの外面から上方に突出し且つ前後方向8に延設されている。より詳細には、凸部43は、第1基部48に設けられているのが望ましい。凸部43の前方を向く面は、ロック面62である。ロック面62は、第1上壁39Aよりも上方に位置している。ロック面62は、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態において、ロック部129に当接される面である。ロック面62とロック部129とが当接することによって、インクカートリッジ30がコイルバネ78、98、115の付勢力に抗して装着位置に保持される。
凸部43のロック面62と反対側に、傾斜面63が形成されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、ロック部129が傾斜面63に沿って案内される。これにより、ロック部129は、ロック面62と当接する位置へ導かれる。ロック面62がロック部129に当接している状態は、コイルバネ78、98、115の付勢力に抗してインク供給部34が接続部107に接続された状態を維持するロック状態の一例である。
操作部90は、第1上壁39Aの外面で且つロック面62より前方に設けられている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、操作部90の操作面92が下方へ押されると、インクカートリッジ30が回動することによって、ロック面62がロック部129より下方へ移動する。その結果、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から脱抜可能となる。ロック面62がロック部129から離間している状態は、インクカートリッジ30を後方に移動可能にするリリース状態の一例である。
遮光板67は、第1上壁39Aの外面で且つ凸部43より後方に設けられている。遮光板67は、第1上壁39Aの外面から上方に突出し且つ前後方向8に延設されている。より詳細には、遮光板67は、第1基部に設けられているのが望ましい。遮光板67は、装着センサ113の発光部から出力される光を遮断する。また、遮光板67には、切欠き66が形成されている。切欠き66は、遮光板67の上端から下方へ凹む空間であり、前後方向8に拡がっている。切欠き66が装着センサ113から出力される光の光路上に位置するとき、当該光は遮られることなく受光部に到達する。
すなわち、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、制御基板には、遮光板67に設けられた切欠き66の位置、大きさ、及び数に応じたパターンのハイレベル信号が出力される。すなわち、制御基板は、装着センサ113から出力される信号のパターンによって、インクカートリッジ30の種別(例えば、インクの色、初期貯留量等)を判別することができる。遮光板67は、インクカートリッジ30の種類を示す情報を保持する情報保持部の一例である。
IC基板64は、第1上壁39Aの外面で且つ前後方向8における遮光板67及び凸部43の間に設けられている。より詳細には、IC基板64は、第1基部48に設けられているのが望ましい。IC基板64には、IC(不図示)と、電極65とが搭載されている。ICには、インクカートリッジ30に関する情報(例えば、ロット番号、製造年月日、インク色等)が読み出し可能に格納されている。各電極65はICと電気的に接続されている。電極65は、IC基板64の上面に電気的にアクセス可能に露出されている。
電極65は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、接点106と電気的に導通する。これにより、制御基板は、接点106を通じてICに格納されたデータにアクセス可能となる。IC基板64は、インクカートリッジ30の種類を示す情報を保持する情報保持部の一例である。
筐体31の内部空間には、図8に示されるように、上部貯留室32、下部貯留室33、インクバルブ室35、及び大気バルブ室36が形成されている。上部貯留室32、下部貯留室33、インクバルブ室35は、インクを貯留する。上部貯留室32、下部貯留室33、インクバルブ室35は、第1貯留室の一例である。大気バルブ室36には、上部貯留室32と筐体31の外部との間において、大気を流通させる。
上部貯留室32及び下部貯留室33は、筐体31の内部空間を仕切る隔壁45によって、上下方向7に隣接して配置されている。また、上部貯留室32及び下部貯留室33は、隔壁45に形成された不図示の貫通孔(連通路の一例)によって連通されている。貫通孔は、第3後壁40Cより前後方向8の前方に形成されているのが望ましい。上部貯留室32の容積は、下部貯留室33及びインクバルブ室35より大きい。上部貯留室32は、第1基部48及び第1突部49に亘って形成されている。これにより、第1下壁42Aより上方における上部貯留室32の水平断面積は、第1下壁42Aより下方における上部貯留室32、下部貯留室33、及びインクバルブ室35の水平断面積より大きい。
上部貯留室32及び大気バルブ室36は、筐体31の内部空間を仕切る隔壁44によって、上下方向7に隣接して配置されている。また、上部貯留室32及び大気バルブ室36は、隔壁44に形成された貫通孔46によって連通されている。また、下部貯留室33は、インクバルブ室35より前後方向8の前方に位置している。そして、下部貯留室33及びインクバルブ室35は、貫通孔99によって連通されている。下部貯留室33及びインクバルブ室35の容積は、タンク103の貯留室121より小さい。
大気バルブ室36は、上部貯留室32より上方に設けられた大気流路である。より詳細には、大気バルブ室36は、第1突部49の上端より上方に設けられているのが望ましい。また、第2後壁40Bは、大気バルブ室36を筐体31の外部に連通させる大気連通口96より後方に位置しているのが望ましい。大気バルブ室36には、不図示のラビリンス通路或いは半透膜が設けられていてもよい。大気バルブ室36には、バルブ97及びコイルバネ98が収容されている。バルブ97は、大気連通口96を閉塞させる閉位置と、大気連通口96を開放する開位置との間を移動可能である。コイルバネ98は、バルブ97を閉位置に移動させる向き、すなわち後方に付勢している。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、ロッド125が大気連通口96を通じて大気バルブ室36内に進入する。大気バルブ室36内に進入したロッド125は、閉位置のバルブ97をコイルバネ98の付勢力に抗して前方へ移動させる。そして、バルブ97が開位置に移動することによって、上部貯留室32が大気開放される。なお、大気連通口96を開放するための構成は、前述の例に限定されない。他の例として、大気連通口96を封止するフィルムが、ロッド125によって突き破られてもよい。
インク供給部34は、第3後壁40Cから後方へ突出している。より詳細には、インク供給部34は、第1突部49の下端より下方において、第1基部48の後方を向く面に設けられるのが望ましい。インク供給部34は、円筒形状の部材である。インク供給部34の内部空間が、インクバルブ室35である。インク供給部34の突出先端は、インクカートリッジ30の外部に開口している。第2後壁40Bは、インク供給部34の先端よりさらに後方に位置している。インクバルブ室35には、シール部材76と、バルブ77と、コイルバネ78とが収容されている。
シール部材76は、中央に貫通孔が形成された円盤形状の部材である。シール部材76は、例えば、ゴムやエラストマのような弾性材料から形成されている。シール部材76の中央には、前後方向8に貫通したインク供給口71が形成されている。インク供給口71の内径は、インクニードル102の外径より若干小さい。バルブ77は、インクバルブ室35内において、シール部材76と当接してインク供給口71を閉塞させる閉位置と、シール部材76から離間してインク供給口71を開放する開位置との間を、前後方向8に沿って移動可能に構成されている。コイルバネ78は、バルブ77を閉位置に移動させる向き、すなわち後方に付勢している。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、インクニードル102がインク供給口71を通じてインクバルブ室35に進入する。このとき、インクニードル102は、シール部材76を弾性変形しつつ、インク供給口71を画定する内周面に液密に接触する。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へさらに挿入されると、インクニードル102は、バルブ77をコイルバネ78の付勢力に抗して開位置へ移動させる。また、バルブ77は、インクニードル102の開口116から突出するバルブ114をコイルバネ115の付勢力に抗して開位置へ移動させる。
これにより、図9に示されるように、インク供給口71及び開口116が開放されて、インク供給部34のインクバルブ室35及びインクニードル102の内部空間の間において、インクが流通可能になる。この状態は、インク供給部34及び接続部107に接続された状態の一例である。その結果、接続されたインク供給部34及び接続部107を通じて、上部貯留室32及び下部貯留室33に貯留されたインクが水頭差によってタンク103の貯留室121へ流出される。
さらに、図9に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態、換言すれば、インク供給部34が接続部107に接続された状態において、インクカートリッジ30の第1基部48及び第1突部49と、タンク103の第2基部118及び第2突部119とは、例えば、以下のような位置関係となる。
まず、第1基部48は、前後方向8から見て、第2基部118及び第2突部119の両方と重なる位置に配置される。また、第1基部48は、上下方向7から見て、第2基部118及び第2突部119の両方と重ならない位置に配置される。換言すれば、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、第3後壁40Cは、第2前壁152Bより前方に配置される。
また、第1突部49は、前後方向8から見て、第2基部118と重なり、且つ第2突部119と重ならない位置に配置される。換言すれば、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、第1上壁39Aは第1上壁151Aより下方に配置され、第1下壁42Aは第2上壁151Bより上方に配置される。
さらに、第1突部49は、上下方向7から見て、第2基部118と重ならず、且つ第2突部119と重なる位置に配置される。換言すれば、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、第2後壁40Bは、第2前壁152Bより後方に配置される。より詳細には、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、第1突部49内の上部貯留室32と、第2突部119内の貯留室121とは、上下方向7から見て重なる位置に配置されているのが望ましい。
なお、本明細書において、「第1突部49と第2突部119とが重なる」とは、第1突部49の少なくとも一部と、第2突部119の少なくとも一部とが重なることを指す。すなわち、「第1突部49と第2突部119とが重なる」とは、第1突部49の全体と第2突部119の全体とが重なること、第1突部49の全体と第2突部119の一部とが重なること、第1突部49の一部と第2突部119の全体とが重なること、或いは第1突部49の一部と第2突部119の一部とが重なることを指す。「第1突部49と第2基部118とが重なる」、「第1基部48と第2基部118と重なる」、「第1基部48と第2突部119とが重なる」についても同様である。
また、カートリッジ装着部110には、図10に示されるように、インクカートリッジ30に代えて、インクカートリッジ60を装着することができる。すなわち、接続部107は、同一色のインクが貯留されたインクカートリッジ30、60のインク供給部34が選択的に接離可能に構成されている。インクカートリッジ30、60は、上下方向7及び左右方向9の長さが一致する。インクカートリッジ30、60は、ロック面62と他の構成要素(例えば、インク供給口71、大気連通口96、IC基板64、遮光板67)との上下方向7及び前後方向8の距離が同一である。インクカートリッジ30は第1カートリッジの一例であり、インクカートリッジ60は第2カートリッジの一例である。
インクカートリッジ60は、インクカートリッジ30と比較して、第1突部49の突出量が少ない。すなわち、インクカートリッジ60がカートリッジ装着部110に装着された状態において、インクカートリッジ60の第1突部49は、上下方向7から見て第2突部119と重ならない位置に配置されていてもよい。そして、インクカートリッジ60は、インクカートリッジ30と比較して、上部貯留室32の容積が小さい。より詳細には、図10に示されるインクカートリッジ60は、第2上壁39Bが省略され、第1後壁40A及び第2後壁40Bが面一となっている。なお、インクカートリッジ60は、第1突部49の突出量が0、すなわち、第1基部48を有し且つ第1突部49を有していなくてもよい。すなわち、インクカートリッジ60は、第1下壁42Aがさらに省略され、第1後壁40A、第2後壁40B、及び第3後壁40Cが面一となってもよい。
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態によれば、第1突部49の突出量を増減させると共に、第1突部49内の上部貯留室32の容積を変更することによって、複合機10を前後方向8にサイズアップしなくても、容量及び外形形状の異なるインクカートリッジ30、60をカートリッジ装着部110に選択的に装着可能になる。特に、第1突部49内の上部貯留室32と、第2突部119内の貯留室121とを、上下方向7から見て重なる位置に配置することによって、複合機10をサイズアップすることなく、上部貯留室32及び貯留室121のサイズを大きくすることができる。
また、上記の実施形態によれば、上下方向7及び左右方向9におけるインクカートリッジ30、60のサイズを統一することによって、4つのインクカートリッジ30が同時に装着可能なカートリッジ装着部110に対して、同一色のインクが貯留されたインクカートリッジ30、60のうちの所望のインクカートリッジを、各接続部107に選択的に接続させることができる。
一方、上記の実施形態によれば、全てのインクカートリッジ30、60で同一位置に配置される部品(例えば、インク供給部34、凸部43、IC基板64、遮光板67、操作部90、大気連通口96等)が第1基部48に配置される。これにより、第1突部49の突出量が異なる複数種類のインクカートリッジ30、60がカートリッジ装着部110に選択的に装着可能になる。
また、上記の実施形態によれば、インク供給部34が第1突部49より下方に配置される。これにより、インクカートリッジ30からタンク103へ水頭差によってインクを供給する複合機10において、インクカートリッジ30内のインクの大部分を貯留室121へ供給することができる。
また、上記の実施形態のように、インクの残量を検出するための回動部材50を貯留室121内に配置することによって、インクカートリッジ30、60の構成をシンプルにすることができる。これにより、インクカートリッジ30、60の外形形状の自由度が向上する。但し、回動部材50は、インクカートリッジ30、60内に配置されてもよい。
なお、上記の実施形態では、バルブ97によって大気連通口96を開閉する例を説明したが、インクカートリッジ30、60の上部貯留室32を大気に連通させる具体的な構成は、これに限定されない。他の例として、大気バルブ室36からバルブ97及びコイルバネ98が省略されて、半透膜によって常に大気に連通されていてもよい。これにより、インクカートリッジ30、60内のインクの液面より上方において、カートリッジ装着部110の構成部品(例えば、ロッド125)をインクカートリッジ30、60に当接させて、大気連通口96を開放する必要がなくなる。その結果、インクカートリッジ30、60の外形形状の自由度が向上する。
また、上記の実施形態では、カートリッジ装着部110に対してインクカートリッジ30、60を前後方向8に挿抜する例を説明したが、インクカートリッジ30、60の挿抜方向は前後方向8に限定されず、上下方向7でもよいし、左右方向9でもよい。また、インクカートリッジ30、60からタンク103へのインクの供給方法は、水頭差に限定されず、ポンプ等を用いてもよい。
なお、インクカートリッジ30、60の第1基部48及び第1突部49と、タンク103の第2基部118及び第2突部119との位置関係は、前述の例に限定されない。図11を参照して、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された場合の第1基部48、第1突部49、第2基部118、第2突部119、インク供給部34、及び接続部107のレイアウトの他の例を説明する。
なお、上下方向7及び前後方向8から見たときの第1基部48、第1突部49、第2基部118、第2突部119の重なり方は、上記の実施形態と同様である。また、図11では、第1基部48、第1突部49、第2基部118、第2突部119、インク供給部34、及び接続部107の位置関係を中心に図示し、その他の構成要素の図示は省略する。
一例として、図11(A)に示されるインクカートリッジ30Aは、第1基部48と、第1基部48の下部から後方に突出する第1突部49とで構成される。そして、インク供給部34は、第1突部49の後方を向く面から突出している。また、図11(A)に示されるタンク103Aは、第2基部118と、第2基部118の上部から前方に突出する第2突部119とで構成される。そして、接続部107は、第2基部118の前方を向く面から突出している。さらに、インク供給部34より上方における第1突部49の突出量を減じることによって、インクカートリッジ30A(第1カートリッジの一例)に代えて、カートリッジ装着部110に装着可能な第2カートリッジを得ることができる。
他の例として、図11(B)に示されるインクカートリッジ30Bは、第1基部48と、第1基部48の中央部から後方に突出する第1突部49とで構成される。そして、インク供給部34は、第1突部49より下方において、第1基部48の後方を向く面から突出している。また、図11(B)に示されるタンク103Bは、第2基部118と、第2基部118の上部及び下部の2箇所から前方に突出する第2突部119A、119Bとで構成される。そして、接続部107は、下側の第2突部119Bの前方を向く面から突出している。
さらに他の例として、図11(C)に示されるインクカートリッジ30Cは、第1基部48と、第1基部48の上部及び下部の2箇所から後方に突出する第1突部49A、49Bとで構成される。そして、インク供給部34は、下側の第1突部49Bの後方を向く面から突出している。また、図11(C)に示されるタンク103Cは、第2基部118と、第2基部118の中央部から前方に突出する第2突部119とで構成される。そして、接続部107は、第2突部119より下方において、第2基部118の前方を向く面から突出している。さらに、上側の第1突部49Aの突出量を減じることによって、インクカートリッジ30C(第1カートリッジの一例)に代えて、カートリッジ装着部110に装着可能な第2カートリッジを得ることができる。
さらに、インクカートリッジ30及びタンク103に貯留される液体は、インクに限定されない。他の例として、画像記録時にインクに先立ってシート12等に吐出される前処理液、記録ヘッド21を洗浄するための水が、インクカートリッジ30及びタンク103に貯留されていてもよい。
10・・・複合機
24・・・記録部
30・・・インクカートリッジ
32・・・上部貯留室
33・・・下部貯留室
34・・・インク供給部
47・・・連通口
48・・・第1基部
49・・・第1突部
50・・・回動部材
55・・・液面センサ
64・・・IC基板
67・・・遮光板
96・・・大気連通口
103・・・タンク
106・・・接点
107・・・接続部
113・・・装着センサ
118・・・第2基部
119・・・第2突部
121・・・貯留室
124・・・大気連通ポート
125・・・ロッド
129・・・ロック部

Claims (10)

  1. 液体が貯留された第1貯留室、及び上記第1貯留室に貯留された液体を供給する供給部を有するカートリッジである第1カートリッジ及び第2カートリッジと、
    上記第1カートリッジ及び上記第2カートリッジの上記供給部が選択的に接離可能な接続部、及び上記接続部に接続された上記供給部を通じて上記第1貯留室から供給された液体を貯留する第2貯留室を有するカートリッジ装着部と、
    上記第2貯留室に貯留された液体を消費する消費部とを備える液体消費装置であって、
    上記供給部と上記接続部とは、
    上記カートリッジ装着部に対して上記カートリッジが第1方向の挿入向きに挿入されることによって接続され、
    上記カートリッジ装着部に対して上記カートリッジが上記挿入向きと逆向きの脱抜向きに脱抜されることによって離間され、
    上記第1カートリッジは、第1基部と、上記第1方向と直交する第2方向における上記第1基部の一部から上記挿入向きに突出する第1突部とで構成されており、且つ上記第1基部及び上記第1突部に亘って上記第1貯留室が形成されており、
    上記第2カートリッジは、上記第1貯留室が形成された上記第1基部を少なくとも有し、上記第1カートリッジと比較して、上記第1貯留室の容積が小さく且つ上記第1突部の突出量が少なく、
    上記カートリッジ装着部は、第2基部と、上記第2方向における上記第2基部の一部から上記脱抜向きに突出する第2突部とで構成されており、
    上記供給部が上記接続部に接続された状態において、
    上記第1基部は、上記第1方向から見て上記第2基部及び上記第2突部と重なり、上記第2方向から見て上記第2基部及び上記第2突部と重ならない位置に配置され、
    上記第1カートリッジの上記第1突部は、上記第1方向から見て上記第2基部と重なり且つ上記第2突部と重ならず、上記第2方向から見て上記第2基部と重ならず且つ上記第2突部と重なる位置に配置される液体消費装置。
  2. 上記第1カートリッジ及び上記第2カートリッジは、上記第1方向及び上記第2方向に直交する第3方向の長さが一致し、
    上記カートリッジ装着部は、上記第3方向に所定の間隔を隔てて配置された複数の上記接続部を有する請求項1に記載の液体消費装置。
  3. 上記供給部は、上記第2方向における上記第1突部と異なる位置において、上記第1基部の上記挿入向きを向く面に設けられており、
    上記接続部は、上記第2突部の上記脱抜向きを向く面に設けられている請求項1又は2に記載の液体消費装置。
  4. 上記第2方向は、鉛直方向であり、
    上記供給部は、上記第1突部より下方において、上記第1基部に設けられており、
    上記カートリッジは、上記第1貯留室を大気に連通させる第1大気連通部を有し、
    上記カートリッジ装着部は、上記第2貯留室を大気に連通させる第2大気連通部を有する請求項3に記載の液体消費装置。
  5. 上記第1大気連通部は、
    上記第1貯留室と上記カートリッジの外面とを連通させる大気流路であって、
    上記供給部が上記接続部に接続された状態において、上記第1貯留室に貯留された液体より上方で半透膜によって液密に封止されている請求項4に記載の液体消費装置。
  6. 上記第1基部は、上記カートリッジの種類を示す情報を保持する情報保持部を有し、
    上記カートリッジ装着部は、上記第2突部より上記脱抜向きの下流に配置されており、上記情報保持部に保持された情報を読み取る読取部を有する請求項1から5のいずれかに記載の液体消費装置。
  7. 上記カートリッジには、上記供給部が上記接続部に接続されている状態において、上記脱抜向きの付勢力が上記カートリッジ装着部から付与されており、
    上記カートリッジ装着部は、
    上記第1基部の上記脱抜向きを向く面に当接して、上記付勢力に抗して上記供給部が上記接続部に接続された状態を維持するロック状態と、
    上記カートリッジから離間して、上記カートリッジを上記脱抜向きに移動可能にするリリース状態とに切替可能なロック部を有する請求項1から6のいずれかに記載の液体消費装置。
  8. 上記カートリッジ装着部は、
    上記第2貯留室内において、上記第2貯留室に貯留された液体の量に対応する位置に移動する被検出子と、
    上記第2貯留室内の検出位置に上記被検出子が存在するか否かを検出するセンサとを備える請求項1から7のいずれかに記載の液体消費装置。
  9. 上記第1貯留室及び上記第2貯留室は、インクを貯留しており、
    上記消費部は、上記第2貯留室に貯留されたインクを吐出して、被記録媒体に画像を記録する請求項1から8のいずれかに記載の液体消費装置。
  10. 上記第2貯留室は、上記第2基部及び上記第2突部に亘って形成されており、
    上記供給部が上記接続部に接続された状態において、上記第1カートリッジの上記第1突部内の上記第1貯留室と、上記第2突部内の上記第2貯留室とは、上記第2方向から見て重なる位置に配置される請求項1から9のいずれかに記載の液体消費装置。
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