JP2014028407A - ロボットの制御装置、制御方法、およびロボット - Google Patents

ロボットの制御装置、制御方法、およびロボット Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットの動作中にアームに発生する振動を抑制し、稼動中のアーム位置精度の向上を図る。
【解決手段】ロボットの制御装置、制御方法は、連結された複数のリンクを含み構成されたアーム20と、アーム20を構成するリンクを駆動する駆動部40とを有するロボットのアームの振動を抑制するロボットの制御方法であって、振動を抑制する対象の位置としての制振位置が移動するアーム実速度を検出し、検出されたアーム実速度と、駆動部40の駆動量を基に算出された、制振位置が駆動されるアーム駆動速度と、を比較して得られるアームひずみ速度を算出し、算出されたアームひずみ速度に基づいて駆動部を補正制御することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロボットの制御装置、制御方法、およびロボットに関する。
産業用ロボットに対しては、その高速化、多機能化、高精度化、省電力化の更なる要求
が継続している。それらを具現する多関節ロボットは、高速化、省電力化を実現するため
の軽量化と、高精度化を実現する高剛性化とが相反する要素であるため、制御技術として
それらの両立が図られてきた。例えば、特許文献1では、ロボットの動作が停止するとき
に発生するロボット先端の振動を抑制する方法が提案されている。具体的には、ロボット
の先端に加速度センサーを備え、検出したねじれ角速度とねじれ角度とに基づいて、ねじ
れが解消するような補償量を、各リンクを駆動するモーターの制御入力に加算することに
より制振する方法である。これにより、停止時の位置精度の向上や、振動が治まるまでの
待機時間の短縮が図られた。
特開2011−136395号公報
しかしながら、特許文献1に記載の制御方法(制振方法)では、ロボットの動作中に発
生している振動を抑制することができないという課題があった。具体的には、加速度検出
のタイミングが、ロボットの動作が停止するときを前提としたものであるため、例えば、
ロボットアームが移動中に発生している振動や動作ひずみを解消することができず、ロボ
ットに塗装や溶接など、移動させながらの作業を行なわせた場合には、振動によるそれら
の作業の精度低下を抑制することができないという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るロボットの制御装置は、連結された複数のリンクを含み構
成されたアームと、前記アームを備えるロボット本体と、複数の前記リンクをそれぞれ駆
動する複数の駆動部とを有するロボット、の前記アームの振動を抑制するロボットの制御
装置であって、前記アームの振動を抑制する対象の位置としての制振位置に取り付けられ
、前記制振位置の加速度および角速度の少なくとも一方を検出する慣性センサーと、前記
制振位置と前記ロボット本体との間にある前記リンクを駆動する前記駆動部の駆動量を検
出する角度センサーと、前記慣性センサーが検出する前記制振位置の加速度および角速度
の少なくとも一方から前記制振位置のアーム実速度を算出する第1演算部と、前記角度セ
ンサーが検出する前記駆動部の駆動量から駆動速度を算出し、前記駆動量および前記駆動
速度に基づき前記制振位置のアーム駆動速度を算出する第2演算部と、前記アーム実速度
と前記アーム駆動速度とに基づき、前記制振位置の前記アーム実速度と前記アーム駆動速
度の差に対応するアームひずみ速度を算出する第3演算部と、前記アームひずみ速度に基
づき、前記ロボット本体と前記制振位置との間にある前記リンクを駆動する前記駆動部毎
の補正速度を算出する第4演算部と、前記駆動量と、前記駆動速度と、前記補正速度と、
に基づき、前記ロボット本体と前記制振位置との間にある前記リンクを駆動する前記駆動
部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本適用例に係るロボットの制御装置によれば、慣性センサーから得られるアーム実速度
の情報と、角度センサーから得られるアーム駆動速度の情報とに基づいて制振位置のアー
ムひずみ速度が算出される。また、算出されたアームひずみ速度に基づいて、ロボット本
体と制振位置との間にあるリンクを駆動する駆動部毎の補正速度が算出される。この駆動
部毎の補正速度に基づいてそれぞれの駆動部を制御することで、制振位置に発生する振動
を抑制することができる。
更に詳しく説明すると、例えば、軽量で剛性が高く、撓みや撓みによる振動などが無い
理想的なロボットの場合には、実際のアームの速度が、略このアーム駆動速度を示すこと
になる。これに対し、慣性センサーから得られるアーム実速度は、慣性センサーが取り付
けられた制振位置の実際の動きによって検出される速度である。つまり、理想的な剛性を
有さないアームの撓みなどにより、実際の動作に伴って発生する振動などの速度成分を含
んだ速度である。従って、アーム実速度とアーム駆動速度との差異を評価することによっ
て、撓みや振動による速度成分を抽出することができる。抽出したこの速度成分を、それ
ぞれのリンクを駆動する駆動部に補正速度として分配し、撓みや振動を抑制するトルクを
発生させることで、振動の抑制をはかることが可能となる。
アーム実速度とアーム駆動速度との差異評価による振動の抑制を随時行なうことで、停
止時の振動ばかりでなく、駆動時(動作中)におけるアームの振動も抑制することができ
る。その結果、駆動時のアーム位置精度をより高く制御することができる。また、停止時
の振動に対しても、アームの停止動作を待たずに抑制することができるため、停止後に振
動が治まるまでの待機時間を短縮することが出来る。
以上のように、本適用例に係るロボットの制御装置によれば、多関節ロボットなどにお
いて、より高精度化、高速化などをはかることができる。
[適用例2]上記適用例に係るロボットの制御装置において、前記第3演算部には、算
出した前記アームひずみ速度の波形に含まれる所定の周波数以下の低周波成分を除去する
フィルターを更に備えることが好ましい。
本適用例のように、アームひずみ速度の低周波成分を除去するフィルターを更に備える
ことにより、アーム実速度とアーム駆動速度との差異評価による振動成分の抽出をより適
確に行なえるようになる。具体的には、アームひずみ速度の低周波成分を除去することに
より、ロボットアームの本来の動作を抑制するような補正が誤って行なわれることや、慣
性センサーのオフセット誤差などの影響を軽減できるようになる。
[適用例3]本適用例に係るロボットの制御方法は、連結された複数のリンクを含み構
成されたアームと、前記リンクを駆動する駆動部とを有するロボット、の前記アームの振
動を抑制するロボットの制御方法であって、前記アームの振動を抑制する対象の位置とし
ての制振位置が移動する速度であるアーム実速度を検出するステップと、検出された前記
アーム実速度と、前記駆動部の駆動量を基に算出された、前記制振位置が駆動される速度
であるアーム駆動速度と、を比較して得られる前記アーム実速度と前記アーム駆動速度の
差に対応するアームひずみ速度を算出するステップと、算出された前記アームひずみ速度
に基づいて前記駆動部を補正制御するステップと、を含むことを特徴とする。
本適用例に係るロボットの制御方法によれば、アーム実速度とアーム駆動速度とを比較
して得られるアームひずみ速度を算出するステップと、算出されたアームひずみ速度に基
づいて駆動部を補正制御するステップとを含むことにより、ロボットの動作中における振
動を抑制することができる。その結果、駆動時(動作中)のアーム位置精度をより高く制
御することができる。また、停止時の振動に対しても、アームの停止動作を待たずに抑制
することができるため、停止後に振動が治まるまでの待機時間を短縮することが出来る。
つまり、本適用例に係るロボットの制御方法によれば、多関節ロボットなどにおいて、よ
り高精度化、高速化などをはかることができる。
[適用例4]本適用例に係るロボットの制御方法は、連結された複数のリンクを含み構
成されたアームと、前記アームを備えるロボット本体と、複数の前記リンクをそれぞれ駆
動する複数の駆動部とを有するロボット、の前記アームの振動を抑制するロボットの制御
方法であって、前記アームの振動を抑制する対象の位置としての制振位置に取り付けられ
た慣性センサーによって前記制振位置の加速度および角速度の少なくとも一方を検出する
慣性量検出ステップと、前記制振位置と前記ロボット本体との間にある前記リンクを駆動
する前記駆動部の駆動量を角度センサーによって検出する駆動量検出ステップと、前記慣
性センサーが検出する前記制振位置の加速度および角速度の少なくとも一方から前記制振
位置のアーム実速度を算出するアーム実速度算出ステップと、前記角度センサーが検出す
る前記駆動部の駆動量から駆動速度を算出し、前記駆動量および前記駆動速度に基づき前
記制振位置のアーム駆動速度を算出するアーム駆動速度算出ステップと、前記アーム実速
度と前記アーム駆動速度とに基づき前記制振位置のアームひずみ速度を算出するアームひ
ずみ速度算出ステップと、前記アームひずみ速度に基づき、前記ロボット本体と前記制振
位置との間にある前記リンクを駆動する前記駆動部毎の補正速度を算出するひずみ補正速
度算出ステップと、前記駆動量と、前記駆動速度と、前記補正速度と、に基づき、前記ロ
ボット本体と前記制振位置との間にある前記リンクを駆動する前記駆動部を制御する駆動
部制御ステップと、を含むことを特徴とする。
本適用例に係るロボットの制御方法によれば、慣性センサーから得られるアーム実速度
の情報と、角度センサーから得られるアーム駆動速度の情報とに基づいて制振位置のアー
ムひずみ速度が算出される。また、算出されたアームひずみ速度に基づいて、ロボット本
体と制振位置との間にあるリンクを駆動する駆動部毎の補正速度が算出される。この駆動
部毎の補正速度に基づいてそれぞれの駆動部を制御することで、制振位置に発生する振動
を抑制することができる。
更に詳しく説明すると、例えば、軽量で剛性が高く、撓みや撓みによる振動などが無い
理想的なロボットの場合には、実際のアームの速度が、略このアーム駆動速度を示すこと
になる。これに対し、慣性センサーから得られるアーム実速度は、慣性センサーが取り付
けられた制振位置の実際の動きによって検出される速度である。つまり、理想的な剛性を
有さないアームの撓みなどにより、実際の動作に伴って発生する振動などの速度成分を含
んだ速度である。従って、アーム実速度とアーム駆動速度との差異を評価することによっ
て、振動による速度成分を抽出することができる。抽出したこの振動の速度成分を、それ
ぞれのリンクを駆動する駆動部に補正速度として分配し、振動を抑制するトルクを発生さ
せることで、振動の抑制をはかることが可能となる。
アーム実速度とアーム駆動速度との差異評価による振動の抑制を随時行なうことで、停
止時の振動ばかりでなく、駆動時(動作中)におけるアームの振動も抑制することができ
る。その結果、駆動時のアーム位置精度をより高く制御することができる。また、停止時
の振動に対しても、アームの停止動作を待たずに抑制することができるため、停止後に振
動が治まるまでの待機時間を短縮することが出来る。
以上のように、本適用例に係るロボットの制御方法によれば、多関節ロボットなどにお
いて、より高精度化、高速化などをはかることができる。
[適用例5]上記適用例に係るロボットの制御方法において、前記アームひずみ速度算
出ステップには、算出した前記アームひずみ速度の波形に含まれる所定の周波数以下の低
周波成分を除去する低周波成分除去ステップを更に含むことが好ましい。
本適用例のように、アームひずみ速度の低周波成分を除去する低周波成分除去ステップ
を更に含むことにより、アーム実速度とアーム駆動速度との差異評価による振動成分の抽
出をより適確に行なえるようになる。具体的には、アームひずみ速度の低周波成分を除去
することにより、ロボットアームの本来の動作を抑制するような補正が誤って行なわれる
ことや、慣性センサーのオフセット誤差などの影響を軽減できるようになる。
[適用例6]上記適用例に係るロボットの制御方法において、前記ひずみ補正速度算出
ステップは、前記制振位置と前記ロボット本体との間にある前記リンクを駆動する前記駆
動部のうち、予め選択した駆動部を対象に行なうことが好ましい。
本適用例に係るロボットの制御方法によれば、例えば、予め、振動を抑制する制御の必
要が無い駆動部がわかっている場合や、意図して制御を行わない駆動部がある場合などに
、その駆動部を制御の対象から外しておくことで、各ステップの処理がより簡略化され、
処理スピードをあげるなど、より効率的に処理を行なうことができる。
[適用例7]上記適用例に係るロボットの制御方法の前記ひずみ補正速度算出ステップ
において、前記ロボット本体と前記制振位置との間にある前記リンクを駆動する前記駆動
部毎の補正速度の算出は、予め設定した前記駆動部毎の重み付けを伴って行なうことが好
ましい。
本適用例に係るロボットの制御方法によれば、駆動部毎の補正速度の大きさを、予め設
定した駆動部毎の重み付けで配分することにより、ロボットの仕様や特性、またはロボッ
トに行なわせる作業負荷(例えば、ロボットハンドが保持する物の重さなど)に合わせて
、より効果的な振動の抑制制御を行なうことができる。具体的には、例えば、ロボット本
体に近い部分の駆動部の制振トルクをより大きく設定することで、振動の抑制をより効果
的に行なうことができたり、ロボットの一連の動作の中で、ロボットハンドが保持する物
が変わり、重さが変化する場合などにおいて、振動の抑制をより効果的に行なうことがで
きたりする。
[適用例8]本適用例に係るロボットは、適用例1または適用例2に記載のロボットの
制御装置を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、ロボットとして上記のロボットの制御装置を用いることにより、ロ
ボットの動作中に発生している振動をより効果的に抑制することができるようになる。そ
の結果、より高精度化、高速化などがはかられたロボットを提供することができる。例え
ば、アームを移動させながら高精度の作業を行なわせる場合などにおいて、振動によるそ
れらの作業の精度低下を抑制することができる。
実施形態1に係るロボットのリンクモデルを示す概略図。 実施形態1に係るロボットの制御装置の機能ブロック図。 ロボットの制御方法としての制振方法を示すフローチャート。 実施形態2に係るロボットのリンクモデルを示す概略図。 実施形態3に係るロボットのリンクモデルを示す概略図。 実施形態4に係るロボットの概略図。
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発
明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては
、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。
(実施形態1)
まず、実施形態1に係るロボットの制御装置および制御方法について説明する。
図1は、実施形態1に係るロボットの制御装置を搭載するロボット200のリンクモデ
ルを示す概略図である。なお、図1において、ロボットの制御装置は図示を省略している

ロボット200は、6軸の多関節ロボットであり、連結された6つのリンク10(10
a〜10f)を含み構成されたアーム20と、アーム20を備えるロボット本体30と、
リンク10をそれぞれ駆動する6つの駆動部40(40a〜40f)などから構成されて
いる。
以下、“アーム”は、“複数のリンクが連結された構造体”として説明する。また、そ
れぞれのリンクを連結する関節としての連結部は、それぞれのリンクを駆動する機能を持
つ駆動部として説明する。
アーム20は、6つのリンク10a〜10fが順に駆動部40a〜40fを介して連結
され、アーム20の一方の端部を構成するリンク10fの先端部は、ハンド部としてハン
ドツールや溶接ガン、スプレーガンなど(図示省略)が備えられる。
アーム20の他方の端部は、駆動部40aを介してロボット本体30に連結されている

駆動部40a,40d,40fは、連結するリンク10a,10d,10fの軸を回転
駆動させるモーターを備えている。
駆動部40b,40c,40eは、連結するリンク10b,10c,10eの連結角度
が変わるようにリンクを回動させるモーターを備えている。
上記のような構成のロボット200は、アーム20の一方の端部がロボット本体30に
支持される片持ち構造であるため、アーム20には、構造体としてのアーム20の剛性や
動作スピード、ハンド部の重量負荷などに応じた撓みや、撓みによる振動が発生する。ア
ーム20の動作位置精度の向上や、動作のスピードアップなどを図る場合に、予めこの撓
み量や振動を考慮したプログラミングにより、位置精度を向上させ、また高速な動作の位
置制御を行なうこともできるが、その場合のプログラミングの負荷が大きく、あるいは動
作解析など大きな困難が伴う。そのため、動作中に発生する撓みや振動を検知しながら、
それらを抑制する制御を行なうことがより簡便であり好ましい。
本実施形態に係るロボットの制御装置は、この制御機能を有している。以下にその機能
について説明する。
図2は、実施形態1に係るロボットの制御装置としての制振装置100の機能ブロック
図である。
制振装置100は、動作中の、あるいは停止時のロボット200において、アーム20
に発生する撓みや振動(以下“撓みや振動”を、撓みも含めて“振動”という)を抑制す
るロボットの制御装置であって、角度センサーとしてのエンコーダー50(50a〜50
f)、慣性センサー60、演算制御部80などから構成される。
まず、エンコーダー50、慣性センサー60について、図1に戻り説明する。
エンコーダー50(50a〜50f)は、駆動部40a〜40fが備えるモーターのそ
れぞれの回転角度θ1〜θ6、つまり駆動部40の駆動量を検出する。
慣性センサー60は、6軸センサーであり、取り付け位置の加速度および角速度を検出
する。つまり、慣性センサー60は、図1においてX,Y,Z軸方向の加速度(x”,y
”,z”)、およびX,Y,Z軸まわりの角速度(Rx’,Ry’,Rz’)を検出する

制振装置100では、慣性センサー60を、アーム20の振動を抑制する対象の位置と
しての制振位置に取り付ける。ロボット200は、慣性センサー60をリンク10f(つ
まり、アーム20の先端部のリンク)に取り付けた例を示している。
次に、図2に戻り、演算制御部80について説明する。
演算制御部80は、第1演算部81〜第4演算部84、制御部85、およびヤコビ行列
演算部87などから構成される。
第1演算部81は、慣性センサー60が検出する制振位置の加速度および角速度から制
振位置のアーム実速度を算出する。
第2演算部82は、エンコーダー50が検出する駆動部40の駆動量から駆動速度を算
出し、駆動速度および制振位置に対応するヤコビ行列Jに基づき制振位置のアーム駆動速
度を算出する。ヤコビ行列Jは、ヤコビ行列演算部87において、エンコーダー50が検
出する駆動量情報などに基づき算出される。
第3演算部83は、第1演算部81が算出したアーム実速度と、第2演算部82が算出
したアーム駆動速度に基づき制振位置のアームひずみ速度を算出する。また、第3演算部
83には、フィルター86を備え、算出したアームひずみ速度の波形に含まれる所定の周
波数以下の低周波成分を除去している。本実施形態では、所定の周波数として、1Hzに
設定し、1Hz以下の低周波成分を除去している。フィルター86は、HPF(High Pas
s Filter)により構成されている。
第4演算部84は、第3演算部83が算出したアームひずみ速度に基づき、逆ヤコビ行
列J-1によってロボット本体30と制振位置との間にあるリンク10を駆動する駆動部4
0毎の補正速度を算出する。逆ヤコビ行列J-1は、ヤコビ行列演算部87において、エン
コーダー50が検出する駆動量情報などに基づき算出される。
制御部85は、第4演算部84が算出した補正速度に基づき、ロボット本体30と制振
位置との間にあるリンク10を駆動する駆動部40を制御する。
図3は、本実施形態のロボットの制御方法としての制振装置100による制振方法を示
すフローチャートである。
図3のフローチャートを参照し、図1に示すロボット200のリンクモデルを対象とし
て演算制御部80、および演算制御部80による制振方法について具体的に説明する。
まず、ロボット200の稼動に伴い、ロボット200の構成仕様(各リンクの連結間距
離など)、慣性センサー60が取り付けられたロボット200における制振位置の情報、
エンコーダー50(50a〜50f)が検出する回転角度θ1〜θ6などに基づいて、制振
位置に対応するヤコビ行列Jを求める(ステップS1)。
次に、ヤコビ行列Jの逆行列を演算して逆ヤコビ行列J-1を求める(ステップS2)。
ヤコビ行列Jおよび逆ヤコビ行列J-1は、以下に示す関係式を満たす。
Figure 2014028407
次に、第1演算部81において、慣性センサー60が検出(ステップS3)する制振位
置の加速度および角速度
(x1”,y1”,z1”、Rx1’,Ry1’,Rz1’)
から制振位置のアーム実速度
(x1’,y1’,z1’、Rx1’,Ry1’,Rz1’)
を算出する(ステップS4)。
次に、第2演算部82において、エンコーダー50が検出(ステップS5)する駆動部
40a〜40fの駆動量(回転角度θ1〜θ6)から駆動速度θ’
(θ’1,θ’2,θ’3,θ’4,θ’5,θ’6
を算出し(ステップS6)、駆動速度および制振位置に対応するヤコビ行列Jに基づき制
振位置のアーム駆動速度
(x2’,y2’,z2’、Rx2’,Ry2’,Rz2’)
を算出する(ステップS7)。
次に、第3演算部83において、第1演算部81が算出したアーム実速度と、第2演算
部82が算出したアーム駆動速度の差異を演算して、制振位置のアームひずみ速度
(x1’−x2’,y1’−y2’,z1’−z2’、Rx1’−Rx2’,Ry1’−R
2’,Rz1’−Rz2’)
を算出し(ステップS8)、第3演算部83に備えるフィルター86により、算出したア
ームひずみ速度の波形に含まれる所定の周波数以下の低周波成分を除去する(ステップS
9)。具体的には、本実施形態ではHPFによって、1Hz以下を除去する。
次に、第4演算部84において、第3演算部83が算出したアームひずみ速度に基づき
、逆ヤコビ行列J-1によってロボット本体30と制振位置との間にあるリンク10を駆動
する駆動部40毎の補正速度θ’r(θ’r1〜θ’r6)を算出する(ステップS10)
。補正速度θ’r(θ’r1〜θ’r6)は、以下に示す関係式を満たす。
Figure 2014028407
次に、制御部において、駆動量(回転角度θ1〜θ6)と、駆動速度θ’と、補正速度θ
’rとに基づき、ロボット本体30と制振位置との間にあるリンク10を駆動する駆動部
40に対してフィードバック制御を行なう(ステップS11)。具体的には、駆動部40
a〜40fの各々に分配された補正速度θ’r(θ’r1〜θ’r6)を打ち消す方向のト
ルクが発生するように、それぞれの駆動部40a〜40fが備えるモーターを制御する。
次に、制御を終了するか否かを判断し(ステップS12)、引き続きロボットの制御を
継続する場合には、ステップS1に戻る。
以上述べたように、本実施形態によるロボットの制御装置、制御方法によれば、以下の
効果を得ることができる。
慣性センサー60から得られるアーム実速度の情報と、エンコーダー50から得られる
アーム駆動速度の情報とに基づいて制振位置のアームひずみ速度が算出される。また、算
出されたアームひずみ速度に基づいて、ロボット本体30と制振位置との間にあるリンク
10を駆動する駆動部40毎の補正速度が算出される。この駆動部40毎の補正速度に基
づいてそれぞれの駆動部40を制御することで、制振位置に発生する振動を抑制すること
ができる。
更に詳しく説明すると、エンコーダー50から得られる制振位置のアーム駆動速度は、
複数の駆動部40を制御する指令(例えば、予めプログラミングされた指令)に追従する
ように制御される駆動量から算出される速度であるため、動作に伴いアーム20に発生す
る振動などによる速度成分の非常に少ない速度である。つまり、軽量で剛性が高く、撓み
や撓みによる振動などが無い理想的なロボットの場合には、実際のアーム20の速度が、
略このアーム駆動速度を示すことになる。
これに対し、慣性センサー60から得られるアーム実速度は、慣性センサー60が取り
付けられた制振位置の実際の動きによって検出される速度である。つまり、理想的な剛性
を有さないアーム20の撓みなどにより、実際の動作に伴って発生する振動などの速度成
分を含んだ速度である。従って、アーム実速度とアーム駆動速度との差異を評価すること
によって、振動による速度成分を抽出することができる。抽出したこの振動の速度成分を
、それぞれのリンク10を駆動する駆動部40に補正速度として分配し、振動を抑制する
トルクを発生させることで、振動の抑制をはかることが可能となる。
アーム実速度とアーム駆動速度との差異評価による振動の抑制を随時行なうことで、停
止時の振動ばかりでなく、駆動時(動作中)におけるアーム20の振動も抑制することが
できる。その結果、駆動時のアーム位置精度をより高く制御することができる。また、停
止時の振動に対しても、アーム20の停止動作を待たずに抑制することができるため、停
止後に振動が治まるまでの待機時間を短縮することが出来る。
また、アームひずみ速度の波形に含まれる所定の周波数以下の低周波成分を除去するフ
ィルター86を更に備えることにより、アーム実速度とアーム駆動速度との差異評価によ
る振動成分の抽出をより適確に行なえるようになる。具体的には、アームひずみ速度の低
周波成分を除去することにより、アーム20の本来の動作を抑制するような補正が誤って
行なわれることや、慣性センサー60のオフセット誤差などの影響を軽減できるようにな
る。
以上のように、本実施形態に係るロボットの制御装置、および制御方法によれば、多関
節ロボットなどにおいて、より高精度化、高速化などをはかることができる。
なお、第3演算部83には、フィルター86を備え、算出したアームひずみ速度の波形
に含まれる所定の周波数以下の低周波成分として1Hz以下の低周波成分を除去している
と説明したが、必ずしも1Hz以下である必要はない。制振位置の制振状況に応じて適宜
決定することが望ましい。また、必ずしもフィルター86を備える必要はない。例えば、
算出したアームひずみ速度に除去すべき低周波成分が無い場合や、無視できる場合などに
おいては、フィルター86を省くことが可能である。
また、ヤコビ行列Jおよび逆ヤコビ行列J-1は、ヤコビ行列演算部87において、エン
コーダー50が検出する駆動量情報などに基づき算出すると説明したが、必ずしもロボッ
ト200の稼動中に演算しながら求める必要はない。例えば、予め制振するタイミングを
定めておき、そのタイミングに合わせたヤコビ行列Jおよび逆ヤコビ行列J-1を予めテー
ブルとして準備しておき、制振するタイミングに合わせて都度対応するヤコビ行列Jや逆
ヤコビ行列J-1を選択する方法であっても良い。この場合には、演算制御部80にヤコビ
行列演算部87を備えておく必要はない。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係るロボットの制御装置および制御方法について説明する。なお、
説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重
複する説明は省略する。
図4は、実施形態2に係るロボットの制御装置を搭載するロボット201のリンクモデ
ルを示す概略図である。
ロボット201は、制振装置101(図示省略)を搭載するロボット200と同様の6
軸の多関節ロボットである。
制振装置101は、慣性センサーとして3軸の角速度(Rx’,Ry’,Rz’)を検
出するジャイロセンサー(以下慣性センサー61)を用いている点を除き、制振装置10
0と同じである。また、本実施形態では、慣性センサー61は、リンク10dに取り付け
られている。つまり、実施形態1では、慣性センサー60がリンク10fに取り付けられ
、アーム20の先端部分の振動を抑制させたのに対し、本実施形態では、慣性センサー6
1を4番目のリンク10dに取り付け、アーム20の中程を制振位置としている。また、
実施形態1では、慣性センサー60が6軸の加速度および角速度センサーであったのに対
して、本実施形態では、3軸の角速度(Rx’,Ry’,Rz’)を検出するジャイロセ
ンサーを用いている。実施形態2は、これらの点を除き、実施形態1と同じである。
本実施形態おける振動を抑制するためのフィードバック制御は、慣性センサー61が取
り付けられている制振位置からロボット本体30側にある駆動部に対して行なう。つまり
、3軸の角速度情報に基づき、自由度が1つ多い駆動部40a〜40dの4つの駆動部に
対して制御を行なう。このように、冗長性のある制御の場合は、重み付き疑似逆行列によ
って制御を配分する。
本実施形態に対応するヤコビ行列J1および重み付き疑似逆行列J1 #を以下に示す。
Figure 2014028407
上式において重み付き疑似逆行列J1 #は、以下の関係式によって与えられる。
1 #-=W-11 T(J1 T-11 T-1
1 #は、これによって求められる駆動部40a〜40dの各々に分配された補正速度θ
’r(θ’r1〜θ’r4)の重みを付けた自乗和が最小となる行列である。つまり、自由
度分について、振動を抑制するための動きを最小の値としている。
また、Wは4×4の重み付け行列である。つまり、駆動部40a〜40dの各々に分配
する補正速度θ’rの値に重み付けを行なっている。
制振装置101および制振方法は、逆ヤコビ行列J-1に代わり重み付き疑似逆行列J1 #
を使用する点を除き、実施形態1の場合と同様である。
本実施形態のように、同じ仕様のロボットであっても、制振させる対象の位置によって
、慣性センサーを取り付ける位置を変えることで、同様に振動の抑制を行なうことができ
る。
また、駆動部40毎の補正速度の大きさを、予め設定した駆動部40毎の重み付けで配
分することにより、ロボット201の仕様や特性、またはロボット201に行なわせる作
業負荷(例えば、ロボットハンドが保持する物の重さなど)に合わせて、より効果的な振
動の抑制制御を行なうことができる。具体的には、例えば、ロボット本体30に近い部分
の駆動部40の制振トルクをより大きく設定することで、振動の抑制をより効果的に行な
うことができたり、ロボット201の一連の動作の中で、ロボットハンドが保持する物が
変わり、重さが変化する場合などにおいて、振動の抑制をより効果的に行なうことができ
たりする。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係るロボットの制御装置および制御方法について説明する。なお、
説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重
複する説明は省略する。
図5は、実施形態3に係るロボットの制御装置を搭載するロボット202のリンクモデ
ルを示す概略図である。
ロボット202は、制振装置102(図示省略)を搭載する双腕の多関節ロボットであ
り、7軸双腕を成す2本のアーム21、旋回アーム22、ロボット本体30、制振装置1
02などを含み構成されている。
アーム21は、7つのリンク11b〜11hが順に駆動部41b〜41hを介して連結
されている。アーム21の一方の端部を構成するリンク11hの先端部は、ハンド部とし
てハンドツールや溶接ガン、スプレーガンなど(図示省略)が備えられる。
旋回アーム22は、リンク11aと駆動部41aなどから構成され、リンク11aの一
方の端部は、駆動部41aを介してロボット本体30に連結され、他方の端部は、2つの
駆動部41bを介してそれぞれの駆動部41bに連結される2つのアーム21を支持して
いる。つまり、アーム21の他方の端部は、駆動部41bを介して旋回アーム22に連結
されている。
駆動部41a,41b,41d,41f,41hは、連結するリンク11a,11b,
11d,11f,11hの軸を回転駆動させるモーターを備えている。
駆動部41c,41e,41gは、連結するリンク11c,11e,11gの連結角度
が変わるようにリンクを回動させるモーターを備えている。
それぞれの駆動部41a〜41hは、その駆動量(モーターの回転角度)を検出するエ
ンコーダー50a〜50hを備えている。
エンコーダー50(50a〜50h)は、駆動部41a〜41hが備えるモーターのそ
れぞれの回転角度θ1〜θ8を検出する。
また、慣性センサー61が、アーム21のそれぞれのリンク11eに取り付けられてい
る。
本実施形態における振動を抑制するためのフィードバック制御は、それぞれのアーム2
1に対して独立して行なう。従って、制振装置102は、2つの制振装置101が並列処
理されるように構成されている。
なお、制振装置102は、このような構成(2つの制振装置101を備えて並列して処
理する構成)ではなく、1つの制振装置101を、それぞれのアーム21に対してタイム
シェアリングする方法であっても良い。つまり、1つの制振装置101による処理を、2
つのアーム21に対して切り替えながら独立して行なう構成としても良い。
また、本実施形態における振動を抑制するための状態フィードバック制御は、それぞれ
のアーム21に共通する旋回アーム22に対しては行なわない。つまり、それぞれのアー
ム21が備える慣性センサー61が検出する3軸の角速度情報に基づき、駆動部41b〜
41eの4つの駆動部に対して制御を行なう。
本実施形態に対応するヤコビ行列J2および重み付き疑似逆行列J3 #を以下に示す。
Figure 2014028407
上式においてヤコビ行列J2は、駆動部41a〜41eの5軸(θ1〜θ5)が反映する
行列であるので、3×5の行列で与えられる。これに対して、制御を行なう対象の駆動部
は、駆動部41b〜41eの4軸(θ2〜θ5)であるため、重み付き疑似逆行列J3 #は、
4軸(θ2〜θ5)を対象とした3×5のヤコビ行列J3を用いて以下の関係式により求め
られる。
3 #-=W-12 T(J2 T-12 T-1
3 #は、これによって求められる駆動部41b〜41eの各々に分配された補正速度θ
’r(θ’r2〜θ’r5)の重みを付けた自乗和が最小となる行列である。つまり、実施
形態2と同様に自由度分について、振動を抑制するための動きを最小の値としている。
本実施形態のように、予め、振動を抑制する制御の必要が無い駆動部がわかっている場
合や、意図して制御を行わない駆動部がある場合などに、その駆動部を制御の対象から外
しておくことで、各ステップの処理がより簡略化され、処理スピードをあげるなど、より
効率的に処理を行なうことができる。
(実施形態4)
次に、上述した実施形態におけるロボットをより具体的に示す実施形態4に係るロボッ
トについて説明する。なお、説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位について
は、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
図6は、実施形態4に係るロボット203の概略図である。
ロボット203は、制振装置102を搭載する双腕の多関節ロボットであり、2本のア
ーム23、旋回アーム24、ハンド70、ロボット本体30、制振装置102などを含み
構成されている。
アーム23は、リンク13bとリンク13cとが駆動部43cを介して連結され、アー
ム23の一方の端部に駆動部43dを介してハンド70が備えられている。ハンド70は
、所定の物体を把持する機能を有している。
旋回アーム24は、リンク13aと駆動部43aなどから構成され、リンク13aの一
方の端部は、駆動部43aを介してロボット本体30に連結され、他方の端部は、2つの
駆動部43bを介してそれぞれの駆動部43bに連結される2つのアーム23を支持して
いる。つまり、アーム23の他方の端部は、駆動部43bを介して旋回アーム24に連結
されている。
駆動部43b,43cは、連結するリンクの連結角度が変わるようにリンク13b,1
3cを回動させるモーターを備えている。
駆動部43a,43dは、それぞれが連結するリンク13a、ハンド70の軸を回転駆
動させるモーターを備えている。
また、それぞれの駆動部43a〜43dは、その駆動量(モーターの回転角度)を検出
するエンコーダー50a〜50dを備えている。
慣性センサー61は、アーム23のそれぞれのリンク13cに取り付けられている。
ロボット本体30は、旋回アーム24、および旋回アーム24を介して2つのアーム2
3を支持し、床などに設置される。またロボット本体30の内部には、制振装置102な
どを含むロボットコントローラー31が備えられている。
ロボットコントローラー31は、制振装置102などの制御を含み、ロボット203全
体の制御を行なう。
以上のような構成の双腕の多関節ロボットにおいても、制振装置102を搭載している
ため、上述したロボットの制御方法と同様に、動作中のアーム23に発生する振動を抑制
することができる。その結果、高精度で高速な動作がフレキシブルに可能な多関節ロボッ
トとしての機能をより一層高めたロボットを提供することができる。例えば、ハンド70
にスプレーガンなどを装着して塗装対象物に塗装する場合などにおいて、アーム23に発
生する振動による塗装むらが発生する傾向がある場合などにおいて、その振動を抑制する
ことによって、塗装むらを軽減することなどが可能となる。
10…リンク、20…アーム、30…ロボット本体、31…ロボットコントローラー、
40…駆動部、50…エンコーダー、60…慣性センサー、70…ハンド、80…演算制
御部、81〜84…第1〜第4演算部、85…制御部、86…フィルター、87…ヤコビ
行列演算部、100…制振装置、200…ロボット。

Claims (8)

  1. 連結された複数のリンクを含み構成されたアームと、前記アームを備えるロボット本体
    と、複数の前記リンクをそれぞれ駆動する複数の駆動部とを有するロボット、の前記アー
    ムの振動を抑制するロボットの制御装置であって、
    前記アームの振動を抑制する対象の位置としての制振位置に取り付けられ、前記制振位
    置の加速度および角速度の少なくとも一方を検出する慣性センサーと、
    前記制振位置と前記ロボット本体との間にある前記リンクを駆動する前記駆動部の駆動
    量を検出する角度センサーと、
    前記慣性センサーが検出する前記制振位置の加速度および角速度の少なくとも一方から
    前記制振位置のアーム実速度を算出する第1演算部と、
    前記角度センサーが検出する前記駆動部の駆動量から駆動速度を算出し、前記駆動量お
    よび前記駆動速度に基づき前記制振位置のアーム駆動速度を算出する第2演算部と、
    前記アーム実速度と前記アーム駆動速度とに基づき、前記制振位置の前記アーム実速度
    と前記アーム駆動速度の差に対応するアームひずみ速度を算出する第3演算部と、
    前記アームひずみ速度に基づき、前記ロボット本体と前記制振位置との間にある前記リ
    ンクを駆動する前記駆動部毎の補正速度を算出する第4演算部と、
    前記駆動量と、前記駆動速度と、前記補正速度と、に基づき、前記ロボット本体と前記
    制振位置との間にある前記リンクを駆動する前記駆動部を制御する制御部と、を備えるこ
    とを特徴とするロボットの制御装置。
  2. 前記第3演算部には、算出した前記アームひずみ速度の波形に含まれる所定の周波数以
    下の低周波成分を除去するフィルターを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のロ
    ボットの制御装置。
  3. 連結された複数のリンクを含み構成されたアームと、前記リンクを駆動する駆動部とを
    有するロボット、の前記アームの振動を抑制するロボットの制御方法であって、
    前記アームの振動を抑制する対象の位置としての制振位置が移動する速度であるアーム
    実速度を検出するステップと、
    検出された前記アーム実速度と、前記駆動部の駆動量を基に算出された、前記制振位置
    が駆動される速度であるアーム駆動速度と、を比較して得られる前記アーム実速度と前記
    アーム駆動速度の差に対応するアームひずみ速度を算出するステップと、
    算出された前記アームひずみ速度に基づいて前記駆動部を補正制御するステップと、を
    含むことを特徴とするロボットの制御方法。
  4. 連結された複数のリンクを含み構成されたアームと、前記アームを備えるロボット本体
    と、複数の前記リンクをそれぞれ駆動する複数の駆動部とを有するロボット、の前記アー
    ムの振動を抑制するロボットの制御方法であって、
    前記アームの振動を抑制する対象の位置としての制振位置に取り付けられた慣性センサ
    ーによって前記制振位置の加速度および角速度の少なくとも一方を検出する慣性量検出ス
    テップと、
    前記制振位置と前記ロボット本体との間にある前記リンクを駆動する前記駆動部の駆動
    量を角度センサーによって検出する駆動量検出ステップと、
    前記慣性センサーが検出する前記制振位置の加速度および角速度の少なくとも一方から
    前記制振位置のアーム実速度を算出するアーム実速度算出ステップと、
    前記角度センサーが検出する前記駆動部の駆動量から駆動速度を算出し、前記駆動量お
    よび前記駆動速度に基づき前記制振位置のアーム駆動速度を算出するアーム駆動速度算出
    ステップと、
    前記アーム実速度と前記アーム駆動速度とに基づき前記制振位置のアームひずみ速度を
    算出するアームひずみ速度算出ステップと、
    前記アームひずみ速度に基づき、前記ロボット本体と前記制振位置との間にある前記リ
    ンクを駆動する前記駆動部毎の補正速度を算出するひずみ補正速度算出ステップと、
    前記駆動量と、前記駆動速度と、前記補正速度と、に基づき、前記ロボット本体と前記
    制振位置との間にある前記リンクを駆動する前記駆動部を制御する駆動部制御ステップと
    、を含むことを特徴とするロボットの制御方法。
  5. 前記アームひずみ速度算出ステップには、算出した前記アームひずみ速度の波形に含ま
    れる所定の周波数以下の低周波成分を除去する低周波成分除去ステップを更に含むことを
    特徴とする請求項4に記載のロボットの制御方法。
  6. 前記ひずみ補正速度算出ステップは、前記制振位置と前記ロボット本体との間にある前
    記リンクを駆動する前記駆動部のうち、予め選択した駆動部を対象に行なうことを特徴と
    する請求項4または請求項5に記載のロボットの制御方法。
  7. 前記ひずみ補正速度算出ステップにおいて、前記ロボット本体と前記制振位置との間に
    ある前記リンクを駆動する前記駆動部毎の補正速度の算出は、予め設定した前記駆動部毎
    の重み付けを伴って行なうことを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記
    載のロボットの制御方法。
  8. 請求項1または請求項2に記載のロボットの制御装置を備えることを特徴とするロボッ
    ト。
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