JP3883544B2 - ロボット制御装置およびロボットの制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボット制御装置およびロボットの制御方法に関する。
多リンク構造を有する多軸ロボットは、各軸を駆動させるアクチュエータ(例えば、電動モータ)と、各アクチュエータの回転角を検出する角度センサ(例えば、ロータリエンコーダ)とを含む位置フィードバック制御系を備えている。位置フィードバック制御系には、PID(比例、積分、微分)制御が頻繁に用いられている。また、従来からアクチュエータの角度を制御して、間接的に各リンクの回転角を制御するセミクローズドループ制御が用いられている。
しかし、アクチュエータのトルクをリンクへ伝達するトルク伝達機構は、一般に剛体ではなく、或るバネ特性を有する減速機に近似される。よって、多リンク機構を有する多軸ロボットにおいては、アクチュエータやリンクが機械的な共振特性を有し、互いに振動するという問題が生じていた。
この問題に対処するために、リンクに角度センサや加速度センサを設け、これにより、リンクの角度や加速度を直接計測し、振動抑制のために状態フィードバック制御系を構成していた(特許文献1参照)。
特開昭63−251808号公報 ロボット制御工学入門、pp.238−239、コロナ社、1989 電気学会論文誌D、Vol.123−2、pp.149−155、2003
しかし、角度センサを取り付けるためには、リンクの軸の外側に突出部を設ける等、複雑な構造が必要になる。よって、リンクの形状が制限されてしまう。また、既存の多軸ロボットには角度センサを追加することが不可能になる。
加速度センサは、既存の多軸ロボットの各リンク上に追加することができる(非特許文献1参照)。しかし、一般に、加速度センサの信号は、S/N(Signal/Noise)比が悪く、重力の影響を受けやすい。
また、リンクの加速度をフィードバックする効果は、慣性モーメントを変化させるだけである(非特許文献2参照)。よって、リンクの振動を抑制するためには、リンクの加速度の他、リンクの角速度や角度のフィードバックが不可欠である。しかし、通常、安価に入手できる加速度センサは並進成分しか計測できないので、或るリンク単独の角加速度を求めるためには、座標変換をするために複雑な演算を必要とする。例えば、非特許文献1のA19b式のような演算を必要しており、このケースでは、第2リンク単独の角加速度を求めるために、第1リンク単独の角速度が必要になってしまっている。さらに、リンクの角加速度からリンクの角速度および角度を求めるためには、角加速度をそれぞれ1回積分および2回積分する必要がある。角加速度を2回積分するとドリフトの影響を受けやすくなるので、リンク角度を正確に求めることができなくなってしまう。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、座標変換に複雑な演算を必要とすることなく、かつ、リンクの動作を正確に制御するロボット制御装置およびロボットの制御方法を提供することである。
本発明に係る実施形態に従ったロボット制御装置は、基体に対して回転運動可能な第1のリンクと、前記第1のリンクを駆動する第1のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータのトルクを前記第1のリンクに減速比N1で伝達する第1のトルク伝達機構と、前記第1のアクチュエータの回転角θM1を検出する第1の角度センサと、前記基体に対する前記第1のリンクの角速度ωL1を検出する第1の角速度センサと、ωL1の積分値のうち第1の周波数以上の高周波数成分およびθM1*N1のうち前記第1の周波数以下の低周波数成分を用いて前記第1のリンクの角度を算出する演算部とを備えている。
本発明に係る実施形態に従ったロボットの制御方法は、基体に対して回転運動可能な第1のリンクと、前記第1のリンクを駆動する第1のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータのトルクを前記第1のリンクに減速比N1で伝達する第1のトルク伝達機構と、前記第1のアクチュエータに設けられた第1の角度センサと、前記第1のリンクに設けられた第1の角速度センサと、前記第1の角度センサおよび前記第1の角速度センサの検出結果を演算する演算部とを備えたロボットの制御方法であって、
前記第1のアクチュエータが前記第1のリンクを駆動するステップと、前記第1の角度センサが前記第1のアクチュエータの回転角θM1を検出するステップと、前記第1の角速度センサが前記基体に対する前記第1のリンクの角速度ωL1を検出するステップと、前記演算部が、ωL1の積分値のうち第1の周波数以上の高周波成分およびθM1*N1のうち前記第1の周波数以下の低周波成分を用いて前記第1のリンクの角度を算出するステップとを具備する。
本発明に係る他の実施形態に従ったロボットの制御方法は、基体に対して回転運動可能な第1のリンクと、前記第1のリンクを駆動する第1のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータのトルクを前記第1のリンクに減速比Nで伝達する第1のトルク伝達機構と、前記第1のアクチュエータに設けられた第1の角度センサと、前記第1の角度センサの検出結果を演算する演算部とを備えたロボットの制御方法であって、
前記第1のリンクに前記第1の角速度センサを配設するステップと、前記第1のアクチュエータが前記第1のリンクを駆動するステップと、前記第1の角度センサが前記第1のアクチュエータの回転角θM1を検出するステップと、前記第1の角速度センサが前記基体に対する前記第1のリンクの角速度ωL1を検出するステップと、前記演算部が、ωL1の積分値のうち第1の周波数以上の高周波成分およびθM1*Nのうち前記第1の周波数以下の低周波成分を用いて前記第1のリンクの角度を算出するステップと、前記演算部によって算出された前記第1のリンクの角度に基づいて前記ロボットの運動制御を調整するステップと、前記ロボットの運動制御の調整後、前記第1の角速度センサ前記第1のリンクから取り外すステップとを具備する。
本発明によるロボット制御装置およびロボットの制御方法は、座標変換に複雑な演算を不用とし、かつ、リンクの動作を正確に制御することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。以下の実施形態は本発明を制限するものではない。
以下の実施形態は、多リンク構造を有する多軸ロボットのリンクに対してレートジャイロ等の角速度センサを備える。これによって、複雑な演算を必要とせず、かつ、その動作を正確に制御することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従った2軸ロボット100(以下、ロボット100という)の断面図である。ロボット100は、架台1と、リンク3、8と、モータ4、9と、減速機(トルク伝達機構)5、11と、角度センサ6、10と、角速度センサ12、13とを備えている。
架台1の上部にリンク3の一端が取り付けられており、リンク3の他端にはリンク8が取り付けられている。リンク3は、軸2を中心として架台1に対して相対的に回転運動することができ、リンク8は、軸7を中心としてリンク3に対して相対的に回転運動することができる。
モータ4は減速機5を介してリンク3を駆動し、モータ9は減速機11を介してリンク8を駆動する。減速機5および11の減速比をそれぞれN1およびN2とする。角度センサ6は、モータ4の頂部に設けられ、軸2の回りのモータ回転角θM1を測定する。角度センサ10は、モータ9の頂部に設けられ、軸7の回りのモータ回転角θM2を測定する。
角速度センサ12はリンク3に設けられ、角速度センサ13はリンク8に設けられている。角速度センサ12は架台1に対するリンク3の角速度ωL1を検出し、角速度センサ13はリンク3に対するリンク8の角速度ωL2を検出する。角速度センサ12および13は、例えば、飛翔体の空中姿勢安定化や移動車の誘導制御に用いられるレートジャイロである。本実施形態において、角速度センサ12および13は、それぞれリンク3および8の先端に配置されている。しかし、リンク3および8の角速度はリンク3および8のそれぞれにおいて一定であるので、角速度センサ12および13はリンク3および8のそれぞれの任意の位置に配置してよい。また、角速度ωL1および角速度ωL2はリンク3および8の回転面内の角速度成分である。
図2は、リンク3および8のそれぞれの角度θA1およびθA2を算出する過程を示すフロー図である。ステップS10およびS60以外の演算処理は、ロボット100内の任意の位置に配置されたCPU15が実行してよく、または、ロボット100の外部に設けられたCPU15が実行してもよい。
まず、角速度センサ12および13が、角速度ω1およびω2を検出する(S10)。次に、リンク3および8のそれぞれの単独の角速度dθA1/dtおよびdθA2/dtを算出する。角速度ω1およびω2は、それぞれ架台1に対するリンク3および8の角速度であるので、角速度dθA1/dtおよびdθA2/dtは、式1のように表すことができる。
Figure 0003883544
次に、角速度dθA1/dtおよびdθA2/dtを積分する(S30)。さらに、これらの積分結果をハイパスフィルタFHに通過させる(S40)。これにより、角度θA1およびθA2のうちカットオフ周波数1/TF以上の高周波数成分が得られる。ここで、角度θA1およびθA2の低周波数成分を除去する理由は、リンク3、8の角速度dθA1/dt、dθA2/dtの積分ではドリフトの影響によりリンク角度θA1、θA2を正確に求めることができないので、このドリフトの影響を除去するためである。
一方、ロボット100が停止あるいは極低周波帯域(図4の左側部分)で動作している場合には、減速機5、11はほとんど捩れないので式2が成り立つ。
Figure 0003883544
そこで、角度センサ6および10が、モータ角度θM1およびθM2を検出する(S60)。次に、減速比n1およびn2(n1、n2<1)をそれぞれモータ角度θM1およびθM2に乗算し、θM1*n1およびθM2*n2を算出する(S70)。次に、θM1*n1およびθM2*n2をローパスフィルタFに通過させる(S80)。これにより、角度θA1およびθA2のうちカットオフ周波数1/T以下の低周波数成分が得られる。ここで、角度θA1およびθA2の高周波数成分を除去する理由は、高周波数成分では減速機5、11が捩れるため式2が成立しなくなるからである。
ハイパスフィルタFHのフィルタ係数をHFとし、ローパスフィルタFLのフィルタ係数をLFとすると、HF=1−LFの関係を有する。例えば、フィルタ係数HF、LFは、式3のように表すことができる。
Figure 0003883544
尚、1/TFは、各フィルタのカットオフ角周波数を示しており、例えば、TF=1〜10程度である。
このように、HF=1−LFの関係を有するハイパスフィルタFHおよびローパスフィルタFLを用いることによって、ステップS10〜S40により得られた角度θA1およびθA2の高周波数成分と、ステップS60〜S80により得られた角度θA1およびθA2の低周波数成分とを加算することができる(S100)。この演算によって、架台1に対するリンク3の角度θA1およびリンク3に対するリンク8の角度θA2を算出することができる。
さらに、ステップS20において得られた角速度dθA1/dt、dθA2/dtを1回近似微分することによって、リンク3、8の角加速度d2θA1/dt2、d2θA2/dt2を算出することができる(S50)。また、ステップS60において得られたモータ角度θM1、θM2を1回近似微分することによって、モータ6、10のモータ角速度dθM1/dt、dθM2/dtを算出することができる(S90)
以上の方法により、本実施の形態は2軸ロボット100の状態変数を式4のように求めることができる。
Figure 0003883544
本実施形態によれば、モータ角度からリンク角度やリンク角速度などの状態変数を推定する状態オブザーバを構成する必要がない。よって、従来よりも正確でロバストな状態フィードバック制御が可能になる。
本実施形態は、従来のような複雑な座標変換演算を必要とせず、式1のように簡単な座標変換演算によって、各リンク3、8の単独の角速度dθA1/dt、dθA2/dtを得ることができる。
本実施形態は、1回積分または1回微分によって式4に示すモータ角度θM1およびθM2、モータ角速度dθM1/dtおよびdθM2/dt、リンク角度θA1およびθA2、リンク角速度dθA1/dtおよびdθA2/dt、リンク角加速度d2θA1/dt2、d2θA2/dt2を求めることができる。即ち、本実施形態は、従来のように2回積分または2回微分を必要としないため、式4に示す状態変数が従来より正確である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態におけるリンク3および8間の干渉力補償をさらに考慮して状態フィードバック制御を行う。本実施形態は、第1の実施形態と同様の構成でよいが、CPUは干渉力補償のための演算を行なう点で異なる。ロボット100は、関節剛性を考慮すると、次の式5のモデルで表すことができる。
Figure 0003883544
ここで、θM=[θM1,θM2]Tはモータ角度、θA=[θA1,θA2]Tはリンク角度、MA(θA)∈R2×2はリンク慣性行列、cA(dθA/dt,θA)∈R2×1はコリオリ・遠心力ベクトル、MM=diag(mM1,mM2)はモータロータと減速機高速段慣性を加えたもの、mM1およびmM2はそれぞれモータ6および10のモータロータと減速機高速段慣性を加えたもの、D=diag(dM1,dM2)およびDA=diag(dA1,dA2)はモータおよびリンク粘性摩擦係数、dM1およびdM2はそれぞれモータ6および10の粘性摩擦係数、dA1およびdA2はそれぞれリンク3および8の粘性摩擦係数、KH=diag(kH1,kH2)およびDH=diag(dH1,dH2)はバネ定数および減衰係数、NH=diag(nH1,nH2)は減速比(nH1,nH2≦1)、fM=[fM1,fM2]Tはクーロン動摩擦、fM1およびfM2はそれぞれモータ6および10のクーロン動摩擦、τ=[τ1,τ2]Tはモータトルク指令、τおよびτはそれぞれモータ6および10へのモータトルク指令を示す。
α、β、γを基本パラメータとすると、リンク慣性行列は式6のように表すことができる。
Figure 0003883544
また、コリオリ・遠心力ベクトルは式7のように表すことができる。
Figure 0003883544
次に、ロボット100のリンク3および8の関節が機械共振周波数から乖離した低周波帯域において剛体であると仮定すると、θM=NHθAが成り立つ。これを式5に代入すると、式8が導出される。尚、リンク3および8の関節が機械共振周波数から乖離した低周波帯域とは、図4に示す周波数応答特性の5rad/s以下の周波数領域である。
Figure 0003883544
ここでM(θA)とDは、剛体モデルとして、それぞれ式9のような慣性行列および式10のような粘性摩擦係数行列で表すことができる。
Figure 0003883544
Figure 0003883544
式8のM(θA)やfMなどに用いられる各パラメータは、2軸ロボットのランダムなモータ入力(トルク指令τ)に基づく試験動作データから最小2乗法で同定可能である。この試験動作データは、第1の実施形態において測定または算出された式4に示す状態変数dθM1/dt、dθM2/dt、θA1、θA2、dθA1/dt、dθA2/dt、d2θA1/dt2、d2θA2/dt2である。このように同定されたパラメータβ,γ,fMを用いると、式5の2軸ロボットモデルの非線形補償と非干渉化が同時に可能になる。
例えば、新しいトルク指令u=[u1,u2]Tを定義すると、式11および式12が成り立つ。
Figure 0003883544
Figure 0003883544
式11および式12を式(5)へ代入すると、式13および式14が成立する。
Figure 0003883544
Figure 0003883544
式13および式14は新しいトルク指令uについて線形であり、かつ、各行列は対角化されているので、軸2および軸7の動作は非干渉化される。即ち、リンク3および8は、互いに干渉することなく、独立したリンクとして演算することができる。
これにより、新しいトルク指令uからモータ角速度dθM/dtまでの伝達関数GM(s)を定義すると、伝達関数GM(s)は、式15および式16のように表すことができる。
Figure 0003883544
Figure 0003883544
式16は、1リンクのパラメータ同定方法によって、上記演算で非干渉化された各リンクを独立して同定することができる。
以上述べた手続きにより、式5の記述に必要な物理パラメータは全て同定できる。尚、図3は軸2または軸7のいずれか1軸分の伝達関数GM(s)を同定するためのブロック線図であり、図4は同定された周波数応答特性を示すグラフである。尚、図4のC1は、u1およびu2をそれぞれdθM1/dtおよびdθM2/dtに近づけたときの曲線であり、C2は、u1およびu2をそれぞれdθM1/dtおよびdθM2/dtに近づけ、kH1およびkH2を∞に近づけたときの曲線であり、C3は、u1およびu2をそれぞれnH1・dθA1/dtおよびnH2・dθA2/dtに近づけたときの曲線である。
上述のように、リンク3および8は、それぞれ独立したリンクとして扱うことができる。よって、次に、防振制御のための状態フィードバック制御定数を算出するために、線形1軸分の状態方程式を導く。
Figure 0003883544
を定義しておき、
Figure 0003883544
と変形すると、式19ような状態方程式が得られる。
Figure 0003883544
これの具体例として、式20のように、定常偏差を0にするための積分制御を付けた全状態フィードバック制御を適用することができる。
Figure 0003883544
式20における制御定数ki,f1i,f2i,f3i,f4iは、例えば、振動抑制に有効な折返し法などによって算出することができる。しかし、本実施形態では、状態オブザーバを併用する必要がなく、ロバストな防振制御系を構成することができる。
本実施形態によれば、式4に示す状態変数と、式11、式12、式20を組み合わせることによって、リンク3および8の非線形干渉力を取り除きつつ、各軸2および7の低剛性に起因する振動を抑制することができる。さらに、本実施形態は、第1の実施形態と同様の効果をも有する。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、リンク3または8に与えられている外部からの力(以下、外力という)を考慮して状態フィードバック制御を行う。本実施形態は、第1の実施形態と同様の構成を有しているが、外力を考慮しつつフィードバック制御を行う。
本実施形態では、リンク8は力覚センサ(図示せず)を備えており、リンク8の先端に印加される力が力覚センサによって計測される。例えば、ロボット100が或る対象物に対して所定の力を加えながら作業する場合に、本実施形態が適用される。この場合、リンク8の先端には定常的な力が掛かるので、リンク角速度dθA/dtが0になっても、関節は捩れた状態を維持する。よって、式2は成り立たない。そこで、本実施形態では、この関節の捩れ角を補正して正しいリンク角度を推定する。
リンク8の先端に取り付けられた力覚センサによって計測された力ベクトルをfとすると、関節トルクベクトルτは、式21のように表すことができる。
Figure 0003883544
ここでJTは、次の式22のようなヤコビ行列(2行2列)の転置である。
Figure 0003883544
このヤコビ行列は、通常計測不可能なリンク角度θAの関数である。しかし、力センサの精度誤差と関節捩れ量が非常に小さいことを考慮すると、ヤコビ行列は、計測可能なモータ角度θM1およびθM2から求めても問題ない。モータ角度θM1およびθM2からヤコビ行列を求めると、式23のように表すことができる。
Figure 0003883544
よって、既に同定されている関節のバネ定数KH(式5内の対角行列を用いることによって、捩れ角Δθは式24のように表すことができる。
Figure 0003883544
リンク8の先端に定常的な力が加わっており、尚且つ、リンク角速度dθA/dtが0である場合には、式25のようにリンク角θAを求めることができる。
Figure 0003883544
本実施形態によれば、リンクの先端に定常的な力が掛かっている場合であっても、リンク間の関節の捩れ角を補正して正しいリンク角度を推定することができる。また、本実施形態は、第1および第2の実施形態と組み合せることによって、第1および第2の実施形態の効果をも有する。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第3の実施形態においてリンク8に掛かる定常的な力が重力である場合の実施形態である。図1に示すロボット100において、リンク3および8は水平面内で旋回するものであるが、リンク3および8を垂直面内で旋回するように構成すると、リンク3および8は、重力の影響を受ける。よって、定常状態においてもリンク3および8の関節は捩れた状態となる。
この場合、式11に重力加速度gで表される重力項gAA)を加える。これにより、トルクτは式26のように表すことができる。また、重力項gAA)は式27のように表すことができる。
Figure 0003883544
Figure 0003883544
次に、gAA)内のパラメータr1,r2を同定する。ここで、式27は式23と同様な理由で、計測可能なモータ角度θM1およびθM2から記述しても問題ない。これによって、リンク3および8の各関節に掛かる重力トルクを算出することができる。さらに、式21〜式25をあてはめることによって、定常的な捩れ角Δθを補正することができる。
本実施形態は、リンクに定常的に重力が掛かっている場合であっても、リンク間の関節の捩れ角を補正して正しいリンク角度を推定することができる。また、本実施形態は、第1〜第3の実施形態と組み合せることによって、第1〜第3の実施形態の効果をも有する。
第1〜第4の実施形態において、2軸ロボット100を用いたが、3軸以上の多軸ロボットであっても同様に制御することができる。
第1〜第4の実施形態において、角速度センサ(例えば、レートジャイロ)は、総てのリンクに常時配置してよい。しかし、コストを削減するため、あるいは、リンクの取付位置に制約がある場合には、角速度センサは選択的に一部のリンクのみに配置してもよい。例えば、角速度センサは、防振制御性能を重視するリンクだけに配置してもよい(変形例1)。また、ロボットのモデルを同定するときにだけ角速度センサを装着し、ロボットモデルの同定後、そのモデルに従ったロボットを製造または使用するときには、角速度センサはロボットに装着しなくてもよい(変形例2)。さらに、一旦、リンクに角速度センサを配置してロボットの状態推定オブザーバを角速度センサの信号に適合させ、その後、角速度センサをリンクから取り外してもよい(変形例3)。
これらの変形例1〜3を実現するためには、角速度センサ12および13は、リンク3および8に着脱可能に配設すればよい。例えば、角速度センサ12および13は、ネジ止め機構または嵌め合い機構によりリンク3および8に配設する。また、リンク3および8には、角速度センサ12および13のために信号線用のコネクタを設けておくことが好ましい。
尚、レートジャイロなどの角速度センサは、飛翔体の空中姿勢安定化や移動車の誘導制御に使われてきた。近年のMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術の進歩により、小型、軽量、高精度、安価なレートジャイロが入手可能になっている。
本発明に係る第1の実施形態に従ったロボット100の断面図。 角度θA1およびθA2を算出する過程を示すフロー図。 伝達関数GM(s)を同定するための制御線図。 同定された周波数応答特性を示すグラフ。
符号の説明
100 ロボット
1 架台
2、7 軸
3、8 リンク
4、9 モータ
5、11 減速機(トルク伝達機構)
6、10 角度センサ
12、13 角速度センサ

Claims (10)

  1. 基体に対して回転運動可能な第1のリンクと、
    前記第1のリンクを駆動する第1のアクチュエータと、
    前記第1のアクチュエータのトルクを前記第1のリンクに減速比N1で伝達する第1のトルク伝達機構と、
    前記第1のアクチュエータの回転角θM1を検出する第1の角度センサと、
    前記基体に対する前記第1のリンクの角速度ωL1を検出する第1の角速度センサと、
    ωL1の積分値のうち第1の周波数以上の高周波数成分およびθM1*N1のうち前記第1の周波数以下の低周波数成分を用いて前記第1のリンクの角度を算出する演算部とを備えたロボット制御装置。
  2. 前記第1のリンクに対して回転運動可能な第2のリンクと、
    前記第2のリンクを駆動する第2のアクチュエータと、
    前記第2のアクチュエータのトルクを前記第2のリンクに減速比N2で伝達する第2のトルク伝達機構と、
    前記第2のアクチュエータの回転角θM2を検出する第2の角度センサと、
    前記基体に対する前記第2のリンクの角速度ωL2を検出する第2の角速度センサとをさらに備え、
    前記演算部は、ωL2−ωL1の積分値のうち第1の周波数以上の高周波数成分およびθM2*N2のうち前記第1の周波数以下の低周波成分を用いて前記第1のリンクに対する前記第2のリンクの角度をさらに算出することを特徴とする請求項1に記載のロボット制御装置。
  3. 前記演算部は、ωL1の積分値の高周波成分およびθM1*N1の低周波成分との和を前記基体に対する前記第1のリンクの角度とし、ωL2−ωL1の積分値の高周波数成分およびθM2*N2の低周波成分との和を前記第1のリンクに対する前記第2のリンクの角度とすることを特徴とする請求項2に記載のロボット制御装置。
  4. 前記演算部は、前記回転角θM1およびθM2を微分して該第1および第2のアクチュエータの角速度を算出し、前記角速度ωL1およびωL2を微分して該第1および第2のリンクの角加速度を算出することを特徴とする請求項2に記載のロボット制御装置。
  5. θM1*N1およびθM2*N2のそれぞれの低周波成分を通過させるローパスフィルタと、
    ωL1の積分値およびωL2−ωL1の積分値のそれぞれの高周波数成分を通過させるハイパスフィルタとをさらに備え、
    前記ローパスフィルタおよび前記ハイパスフィルタのそれぞれのフィルタ係数の和は、ほぼ1であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロボット制御装置。
  6. 前記第1の角速度センサおよび前記第2の角速度センサは、それぞれ着脱可能に前記第1のリンクおよび前記第2のリンクに配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロボット制御装置。
  7. 前記演算部は、前記第1のリンクと前記第2のリンクとの間の干渉力、または、前記第1のリンクおよび前記第2のリンクに与えられる外部からの力に基づく該第1のリンクの角度および該第2のリンクの捩れ角を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロボット制御装置。
  8. 基体に対して回転運動可能な第1のリンクと、前記第1のリンクを駆動する第1のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータのトルクを前記第1のリンクに減速比N1で伝達する第1のトルク伝達機構と、前記第1のアクチュエータに設けられた第1の角度センサと、前記第1のリンクに設けられた第1の角速度センサと、前記第1の角度センサおよび前記第1の角速度センサの検出結果を演算する演算部とを備えたロボットの制御方法であって、
    前記第1のアクチュエータが前記第1のリンクを駆動するステップと、
    前記第1の角度センサが前記第1のアクチュエータの回転角θM1を検出するステップと、
    前記第1の角速度センサが前記基体に対する前記第1のリンクの角速度ωL1を検出するステップと、
    前記演算部が、ωL1の積分値のうち第1の周波数以上の高周波成分およびθM1*N1のうち前記第1の周波数以下の低周波成分を用いて前記第1のリンクの角度を算出するステップとを具備するロボットの制御方法。
  9. 前記第1のリンクに対して回転運動可能な第2のリンクと、前記第2のリンクを駆動する第2のアクチュエータと、前記第2のアクチュエータのトルクを前記第2のリンクに減速比N2で伝達する第2のトルク伝達機構と、前記第2のアクチュエータに設けられた第2の角度センサと、前記第2のリンクに設けられた第2の角速度センサとをさらに備え、前記演算部は前記第2の角度センサおよび前記第2の角速度センサの検出結果を演算するロボットの制御方法であって、
    前記第2のアクチュエータが前記第2のリンクを駆動するステップと、
    前記第2の角度センサが前記第2のアクチュエータの回転角θM2を検出するステップと、
    前記第2の角速度センサが前記基体に対する前記第2のリンクの角速度ωL2を検出するステップと、
    前記演算部が、ωL2−ωL1の積分値のうち第1の周波数以上の高周波数成分およびθM2*N2のうち前記第1の周波数以下の低周波成分を用いて前記第1のリンクに対する前記第2のリンクの角度を算出するステップとをさらに具備することを特徴とする請求項8に記載のロボットの制御方法。
  10. 基体に対して回転運動可能な第1のリンクと、前記第1のリンクを駆動する第1のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータのトルクを前記第1のリンクに減速比Nで伝達する第1のトルク伝達機構と、前記第1のアクチュエータに設けられた第1の角度センサと、前記第1の角度センサの検出結果を演算する演算部とを備えたロボットの制御方法であって、
    前記第1のリンクに前記第1の角速度センサを配設するステップと、
    前記第1のアクチュエータが前記第1のリンクを駆動するステップと、
    前記第1の角度センサが前記第1のアクチュエータの回転角θM1を検出するステップと、
    前記第1の角速度センサが前記基体に対する前記第1のリンクの角速度ωL1を検出するステップと、
    前記演算部が、ωL1の積分値のうち第1の周波数以上の高周波成分およびθM1*Nのうち前記第1の周波数以下の低周波成分を用いて前記第1のリンクの角度を算出するステップと、
    前記演算部によって算出された前記第1のリンクの角度に基づいて前記ロボットの運動制御を調整するステップと、
    前記ロボットの運動制御の調整後、前記第1の角速度センサ前記第1のリンクから取り外すステップとを具備するロボットの制御方法。
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