JP2014022621A - 分析方法、分析装置、及びエッチング処理システム - Google Patents

分析方法、分析装置、及びエッチング処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 プラズマでウェハを加工するエッチング装置に関わり、プラズマの発光データを構成する多数の波長の中から、エッチング処理のモニタ・監視・制御に用いる波長を特定する。
【解決手段】分析装置は、半導体ウェハをエッチング処理中のチャンバ内の発光を計測するステップと、計測した前記チャンバ内の発光の発光強度が時間によって変化する時系列変化を波長ごとに求めるステップと、予め特定された物質が発光する波長に対応する前記時系列変化を比較するステップと、比較した結果を用いて前記チャンバ内の発光に起因する物質が発光する特定の波長であることを特定するステップによって、OESデータの複数の波長のうち、チャンバ内で発光する複数の波長からプラズマに含まれる物質の発光を示す波長を特定することができる
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体のウェハをプラズマを用いて加工するエッチング装置において、プラズマエッチング処理(以下、エッチング処理と呼ぶ)の間に計測される発光データの中から、エッチング処理結果に影響する波長を選定する方法に関する。
ウェハ上に形成される半導体装置などの微細形状を得るために、プラズマを利用して物質を電離し、その物質の作用(ウェハ表面における反応)によりウェハ上の物質を取り去るエッチング処理が行われる。電離する物質は様々であり、ウェハ上の物質も製品機能に応じて多種多様である。
さらに、ウェハ上に形状を形成するために、有機系物質のレジストを塗布してホトリソグラフィーにより形状を形成してからエッチング処理を行う。また、所定の形状を得るために反応の速さを調節するための物質も導入される。エッチング処理を行っているチャンバ容器内では多種多様な物質が反応しあっている。
プラズマによる電離現象は発光現象を伴うため、プラズマを利用して処理を行うエッチング装置には、分光器(OES:Optical Emission Spectroscopy)を搭載し、プラズマの発生状態をモニタできるようにしている。
分光器にて計測されたデータを以下では、OESデータと呼ぶ。
OESデータは、波長と時間の2次元の要素を持ち、各波長、各時間についてそれぞれ計測された発光強度の値を有している。
OESデータはエッチング処理の状態に応じて発光強度の値が変化するため、OESデータを用いたエッチング処理の制御が行われている。
制御の例としては、OESデータのうち特定波長の値が閾値を超えた場合にエッチング処理を終了させる、または、投入するガスの量を減少させる、といったものが挙げられる。
OESデータから制御に利用する波長を特定する方法として、特許文献1に記載する方法が知られている。
特許文献1(特開平9−306894号公報)には、プラズマ装置を用いて行なわれるプラズマ処理に伴なって生じる発光を分析し特定の波長における発光強度の継時的な変化に基づいてプラズマ処理の実行に先立って予め終点の検出に最適な波長を自動的に設定するものである。具体的には、強度差検出回路によって検出された差分が最大値を有する波長を最適波長に決定することが示されている。
特開平9−306894号公報
近年、エッチング処理対象である半導体ウェハのパターンの微細化が進み、エッチング処理には高い精度が要求されている。
プラズマに含まれている物質の状態は、エッチング処理の結果と強く関係している。そこで、エッチング処理を高精度で行うためには、エッチング処理中のチャンバ内のプラズマの発光を観察し、観察した発光状態からプラズマに含まれている物質の発光を示す波長を特定することが重要である。プラズマに含まれる物質の発する光の情報(発光強度の値や変化量)を用いて、エッチング状態をモニタリングし、処理を監視・制御することで、エッチング処理の精度を向上させることができる。
エッチング処理のうちエッチングを終了させるタイミングである終点を検出する方法として特許文献1の方法がある。しかしながら、特許文献1に記載の方法では、特定の2つの時点における発光強度を評価して波長を選択しているため、その2つの時点以外の時点(例えばエッチング処理の中間時点)における発光強度をエッチング処理の制御に使う場合には、有効な波長を選択できないという問題があった。
また、選択した波長における発光強度がプラズマ中に含まれる物質に起因するものであるか否かを判断することが困難であるという問題があった。
そこで本発明は、エッチング中の発光を観察したOESデータから、プラズマに含まれる物質の発光を示す波長を特定し、エッチング処理のモニタ・監視・制御を行うOESデータの分析方法、分析プログラム、分析装置及び分析システムを提供することが目的である。
上記目的を達成するため、本発明の代表的な形態は、OESデータに対して演算を行う分析部を備えるエッチング装置などであって、以下に示す構成を有することを特徴とする。
本発明は、半導体ウェハをエッチング処理中のチャンバ内の発光を計測するステップと、計測した前記チャンバ内の発光の発光強度が時間によって変化する時系列変化を波長ごとに求めるステップと、予め特定された物質が発光する波長に対応する前記時系列変化を比較するステップと、比較した結果を用いて前記チャンバ内のプラズマに含まれる物質の発光を示す波長であることを特定するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、OESデータの複数の波長から、チャンバ内のプラズマに含まれる物質の発する光を示す波長を特定することができる。
本発明の一実施の形態に係るエッチング装置の構成を示す構成図である。 本発明の一実施の形態に係るエッチング部の構成を示す構成図である。 OESデータの例を説明する図である。 特定の波長におけるOESデータの時系列変化の例を説明する図である。 物質波長対応表のテーブル例を示す図である。 OESデータのテーブル例を示す図である。 同一物質間相関情報のテーブル例を示す図である。 周辺波長間相関情報のテーブル例を示す図である。 閾値情報のテーブル例を示す図である。 推奨波長情報のテーブル例を示す図である。 発光強度平均情報のテーブル例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る分析装置の処理フローを示す図である。 波長間の時系列変化に相関のある場合の例を示す図である。 波長間の時系列変化に相関のない場合の例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る表示画面を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る表示画面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[エッチング装置]
本発明では図1のエッチング装置の構成図に示すように、エッチング装置1は、エッチング部10と分析部20と入力部30と出力部31と通信IF部32とを有しこれらはバス33を介して相互に接続されている。
エッチング部10はプラズマ加工部11と分光器(OES)12と制御部13とIF部14とを備え、プラズマ加工部11はプラズマを発生させてウェハを加工し、分光器(OES)12はエッチング処理が行われる間にプラズマの発光データであるOESデータを取得する。OESデータはIF部14を介して分析部20の有する記憶部22に格納される。制御部13はプラズマ加工部11での処理を制御する。エッチング部10の詳細を後述の図2にて説明する。
分析部20は、収集したOESデータを演算処理する演算部21と、OESデータと各物質の発する光の波長を示すデータと演算処理の結果とを記憶する記憶部22と、IF部210とを備え、演算部21はOESデータより複数の発光強度の時系列データを取得して、取得した時系列データ間の相関係数などの類似度を計算し、類似度の大きさからエッチング処理のモニタ・監視・制御に利用すべき波長を特定する処理を行う処理を行う。演算部21の行う演算処理の詳細を図13にて説明する。
入力部30は、ユーザ操作による情報入力を受け付ける例えばマウスやキーボード等である。出力部31は、ユーザに対して情報を出力するディスプレイやプリンタ等である。通信IF部32は、バス33や外部ネットワーク等を介して他の装置やシステム(既存の生産管理システム等とも接続可能である)と接続し情報送受信を行うためのインタフェースである。バス33は、各部(10,20,30,31,32)を連結する。各部のIF部(14,29等)は、バス33を介して情報送受信を行うためのインタフェースである。なお、分析部20が、エッチング装置1の外部に分析装置として接続される形態としても良い。
[エッチング部]
エッチング部10はプラズマ加工部11と分光器(OES)12と制御部13とIF部14とを備え、プラズマ加工部11は、チャンバ111と電極112a及び112bと窓115とガス供給器117とを備えている。制御部13からの指示によってプラズマ加工部11は、ウェハ114をチャンバ111の内部に格納し、ガス供給器117からエッチングガスを供給し、電極112a及び112bを用いて電圧をかけることによってプラズマ化したガス113をウェハ114に衝突させることでウェハ114を加工する。ガス113は、ガス供給器117から供給されたエッチングガスに含まれる物質やウェハ114から加工の過程で発生した物質を含んでおり、ガスに含まれている物質に応じた波長の光116を発生させる。発生した光は窓115を通して分光器(OES)12にて計測される。
[OESデータ]
図3に分光器(OES)12にて計測されたOESデータの例を示す。OESデータは、波長と時間の2次元の要素を持ち、各波長、各時間についてそれぞれ計測された発光強度の値を表している。図4は特定の波長における発光強度の時系列変化を示す。図4に示すように、発光強度の値は時間によって変化する。この時系列変化の軌跡は、波長によって異なる。
[分析部]
図1に示すように、分析部20は、演算部21と記憶部22とIF部210を備え、記憶部22は、物質波長対応表記憶領域23と、OESデータ記憶領域24と、同一物質間相関情報記憶領域25と、周辺波長間相関情報記憶領域26と、閾値情報記憶領域27と、推奨波長情報記憶領域28と、を備えている。
物質波長対応表記憶領域23には、ガス113に含まれる可能性のある物質について、その物質の発する光116の波長を特定する情報が格納される。前記物質は、単一元素または複数元素の結合したものであり、各物質の発する光の波長は事前に計測され特定されたものである。なお、ここに記された物質が常にガス113に含まれるわけではない。また、各物質の発する光の波長は、エッチング装置1の条件が異なっても同一物質であれば同一である。
図5は、物質波長対応表記憶領域23の1実施形態である物質波長対応表テーブル23aを示す。本テーブルは、物質欄23b、波長欄23c、等の各フィールドを有する。
物質欄23bには、ガス113に含まれる可能性のある物質を特定する情報が格納される。
波長欄23cには、物質欄23bにて特定された物質の発する光の波長を特定する情報が格納される。波長欄23cにて特定される波長は、1つまたは複数の物質に対応付けられる。
なお、OESデータのうち、波長欄23cに格納された波長における発光強度の値は、物質欄23bに対応付けられた(同一行に格納された)物質の発光によって決定されるとは限らない。そのため、波長欄23cに格納された波長のうち、物質欄23bに対応付けられた物質の発光によって発光強度の値が決定されるものを特定することが、プラズマ加工部11のモニタ・監視・制御をする上では必要となる。
OESデータ記憶領域24には、分光器(OES)12にて計測されたOESデータを特定する情報が格納される。
図6は、OESデータ記憶領域24の1実施形態であるOESデータテーブル24aを示す。本テーブルは、波長欄24b、時間欄24c、発光強度欄24d、等の各フィールドを有する。
波長欄24bには、計測されたOESデータの波長を特定する情報が格納される。波長欄24bには、前述の物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cに格納された値と同一の値が格納された列が存在する。
時間欄24cには、計測されたOESデータの時間を特定する情報が格納される。
発光強度欄24dには、波長欄24bにて特定された波長及び時間欄24cにて特定された時間における、OESデータの発光強度を特定する情報が格納される。
同一物質間相関情報記憶領域25には、OESデータ記憶領域24に記憶されたOESデータのうち物質波長対応表記憶領域23に記憶された波長に該当するものについて、発光強度の時系列データの類似度である相関係数を計算した結果が格納される。
図7は、同一物質間相関情報記憶領域25の1実施形態である同一物質間相関情報テーブル25aを示す。本テーブルは、物質欄25b、波長欄(列方向)25c、波長欄(行方向)25d、発光強度相関1欄25e、等の各フィールドを有する。
物質欄25bは、波長欄(列方向)25c及び波長欄(行方向)25dに格納される値によって特定される波長の光を発する物質の名称が格納される。
波長欄(列方向)25cは、物質欄25bに格納される値によって特定される物質が、物質波長対応表テーブル23aにて対応付けられている波長を特定する情報が格納される。
波長欄(行方向)25dは、波長欄(列方向)25cと同様に、物質欄25bに格納される値によって特定される物質が、物質波長対応表テーブル23aにて対応付けられている波長を特定する情報が格納される。
発光強度相関1欄25eは、波長欄(列方向)25cに格納される値にて特定される波長における発光強度の時系列変化と、波長欄(行方向)25dに格納される値にて特定される波長における発光強度の時系列変化との、類似度である相関係数を特定する情報が格納される。なお、前述の発光強度の時系列変化は、OESデータテーブル24aにて特定される値である。
周辺波長間相関情報記憶領域26には、OESデータ記憶領域24に記憶されたOESデータのうち物質波長対応表記憶領域23に記憶された波長に該当するものについて、発光強度の時系列データの類似度である相関係数を計算した結果が格納される。
図8は、周辺波長間相関情報記憶領域26の1実施形態である周辺波長間相関情報テーブル26aを示す。本テーブルは、物質欄26a、波長欄26c、周辺波長欄26d、発光強度相関2欄26e、等の各フィールドを有する。
物質欄26bは、物質波長対応表テーブル23aの物質欄23bに格納される値に対応する物質名が格納される。
波長欄26cは、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cに格納される値に対応する波長の値が格納される。
周辺波長欄26dは、波長欄26cに格納される値にて特定される波長を基準とした、波長の周辺範囲を示す情報が格納される。図8の例では、波長欄26cに格納される値から50を引いた値から、波長欄26cに格納される値から50を足した値までが、周辺波長欄26dに格納されているが、50以外の値でもよく、また引く値と足す値が異なる値となっても良い。
発光強度相関2欄26eは、波長欄26cに格納される値にて特定される波長における発光強度の時系列変化と、周辺波長欄26dに格納される値にて特定される波長の範囲において平均した発光強度の時系列変化との、類似度である相関係数を特定する情報が格納される。なお、前述の発光強度の時系列変化は、OESデータテーブル24aにて特定される値である。前述の平均した発光強度の時系列変化は、後述する発光強度平均情報テーブル29aにて特定される値である。
閾値情報記憶領域27には、エッチング部10のモニタ・監視・制御に利用に利用するのに適した波長を選択するための条件が格納される。
図9は、閾値情報記憶領域27の1実施形態である閾値情報テーブル27aを示す。本テーブルは、閾値1欄27b、閾値2欄27c、閾値3欄27d、等の各フィールドを有する。
閾値1欄27bは、同一物質間相関情報テーブル25aの発光強度相関1欄25eにおいて、大きな相関係数の格納されているセルを特定するための情報が格納される。
閾値2欄27cは、同一物質間相関情報テーブル25aに格納された情報を用いて、推奨波長とすべき波長を特定するための情報が格納される。
閾値3欄27dは、周辺波長間相関情報テーブル26aに格納された情報を用いて、推奨波長とすべき波長を特定するための情報が格納される。
推奨波長情報記憶領域28は、物質波長対応表記憶領域23に記憶された波長のうち、エッチング部10のモニタ・監視・制御に利用する波長を特定する情報を記憶する。
図10は、推奨波長情報記憶領域28の1実施形態である推奨波長情報テーブル28aを示す。本テーブルは、物質欄28a、波長欄28c、推奨波長欄28d、等の各フィールドを有する。
物質欄28bは、物質波長対応表テーブル23aの物質欄23bに格納される値に対応する物質名が格納される。
波長欄28cは、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cに格納される値に対応する波長の値が格納される。
推奨波長欄28dは、波長欄28cに格納される値にて特定される波長が、エッチング部10のモニタ・監視・制御への利用に適した波長であるものを特定する情報が格納される。
発光強度平均情報記憶領域29は、OESデータ記憶領域24に記憶されたOESデータを特定の波長区間において平均した値を特定する情報が格納される。
図11は、発光強度平均情報記憶領域29の1実施形態である発光強度平均情報テーブル29aを示す。本テーブルは、周辺波長欄29b、時間欄29c、発光強度平均欄29d、等の各フィールドを有する。
周辺波長欄29bは、発光強度平均欄29dに格納される値にて特定される発光強度平均を算出した、波長の周辺範囲を特定する情報が格納される。
時間欄29cは、発光強度平均欄29dに格納される値にて特定される発光強度平均が計測された時間を特定する情報が格納される。
発光強度平均欄29dには、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dに格納された値を、周辺波長欄29bに格納される値にて特定される範囲で平均化した結果を特定する情報が格納される。
[分析部20の分析処理]
図12は、分析部20の主に演算部21による分析処理を示す(S101等は処理ステップを表す)。図12を用いて、分析処理を説明する。
演算部21は、エッチング部10によるエッチング処理が終了するか、もしくはユーザによる分析処理の実行命令が入力されると、図12に示す分析処理を実行する。分析処理実行の段階で、物質波長対応表テーブル23a、OESデータテーブル24a、閾値情報テーブル27aにはそれぞれ値が格納されている。物質波長対応表テーブル23aには過去の実験で計測された値が、OESデータテーブル24aには分光器(OES)12にて計測された値が、閾値情報テーブル27aには設計者により決定された値が、格納されている。
(S101)
S101では、演算部21は、各データテーブルに計算上必要なデータを格納する。
まず、演算部21は、物質波長対応表テーブル23aの物質欄23bに格納された値を、周辺波長間相関情報テーブル26aの物質欄26bに格納し、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cに格納された値を、波長欄26cに、格納する。
また、演算部21は、物質波長対応表テーブル23aの物質欄23bに格納された値を、推奨波長情報テーブル28aの物質欄28bに格納し、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cに格納された値を、波長欄28cに、格納する。
さらに、演算部21は、OESデータテーブル24aの時間欄24cに格納された値を、発光強度平均情報テーブル29aの時間欄29cに、格納する。
S101終了時に、演算部は物質波長対応表テーブル23aの行番号を示す値iに1を格納する。
(S102)
S102では、演算部21は、OESデータテーブル24aの情報を入力として、同一物質間での発光強度の時系列データの相関を算出し、算出した相関を同一物質相関情報テーブル25aに格納する。
まず演算部21は、同一物質間相関情報テーブル25aの全データを消去する。
次に、物質波長対応表テーブル23aの物質欄23bのi行目に格納された値(物質i)を読み込み、同一物質間相関情報テーブル25aの物質欄25bに格納する。
また、演算部21は、物質波長対応表テーブル23aの物質欄23bを第1行目から最終行まで走査し、物質iと同一の値が格納された行については、波長欄23cの当該行に格納された値を波長欄(列方向)25cの最終列及び、波長欄(行方向)25dの最終行に格納する。なお、最終列に既に値が格納されている場合には最終列に1列追加し、当該列に値を格納する。また、最終行に既に値が格納されている場合も同様に、最終行に1行追加し、当該行に値を格納する。この処理により、同一物質間相関情報テーブル25aの波長欄(列方向)25c及び波長欄(行方向)25dには、物質iに対応する波長を特定する値が格納されることとなる。
さらに、演算部21は、発光強度相関1欄25eに値を格納する。波長欄(列方向)25cの列番号をjとし、波長欄(行方向)の行番号をkとおくと、発光強度相関1欄25eのk行j列に格納される値(r)は、下記の式(1)にて算出される。
Figure 2014022621
式(1)における各記号の意味は下記の通りである。
pは、OESデータテーブル24aの波長欄24bにおいて、波長欄(列方向)25cのj列に格納された値と同一の値が格納された列の番号を示す。
qは、OESデータテーブル24aの波長欄24bにおいて、波長欄(行方向)25dのk行に格納された値と同一の値が格納された列の番号を示す。
lpは、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dに格納された値のうち、l行p列に格納された値を示す。
mpは、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dに格納された値のうち、m行p列に格納された値を示す。
lqは、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dに格納された値のうち、l行q列に格納された値を示す。
mqは、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dに格納された値のうち、m行q列に格納された値を示す。
nは、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dの行数を表している。
は、式(1)で計算される値(相関係数)であって、発光強度欄24dのp列に格納された値と、発光強度欄24dのq列に格納された値の、時系列変化の類似度の大きさを表している。
図13に、発光強度の時系列変化をグラフ化したものと、その2本のグラフで表される時系列変化間の相関係数rの値を示す。2本のグラフの時系列変化は類似しており、相関係数rも大きいことがわかる。
なお、式(1)では、相関係数を用いているが、それ以外の類似度を評価する指標を用いても良い。
演算部21は、発光強度相関1欄25eの行及び列のすべての組み合わせについて、式(1)を用いて相関係数を算出し、算出した値を格納する。
(S103)
S103では、演算部21は、OESデータテーブル24aの情報を入力として、i行目の波長の周辺の波長における発光強度の平均値を算出し、発光強度平均情報テーブル29aに格納する。
まず、演算部21は、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値を読み込み、読み込んだ値を基準とした波長の周辺範囲を決定する。本実施例では、読み込んだ値から50を引いた値を範囲の最小値とし、読み込んだ値に50を足した値を範囲の最大値とする。
演算部21は、決定した範囲を、「範囲の最小値〜範囲の最大値」の形式で、周辺波長間相関情報テーブル26dの周辺波長欄26dのi行目と、推奨波長情報データテーブル29aの周辺波長欄29bに格納する。
次に、演算部21は、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dの1行目から最終行について、周辺波長における発光強度の平均値を下記の式(2)にて算出し、算出した値(Ave)を発光強度平均情報テーブル29aの発光強度平均欄29dに格納する。
Figure 2014022621
式(2)における各記号の意味は下記の通りである。
oは、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dにおける行番号を示す。
osは、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dに格納された値のうち、o行s列に格納された値を示す。
λは、OESデータテーブル24aの波長欄24bに格納された値のうち、s列に格納された値を示す。
λminは、前述の範囲の最小値を示す。
λmaxは、前述の範囲の最大値を示す。
λは、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値を示す。
uは、OESデータテーブル24aの波長欄24cの列数を示す。
Aveは、発光強度平均情報テーブル29aの発光強度平均欄29dのo行に格納される値を示す。
式(2)は、周辺波長間相関情報テーブル26dの周辺波長欄26dのi行目に格納された値の範囲に含まれ、かつ、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値に一致しない、波長について発光強度の平均を算出することを意味している。なお、ここではi行目に格納された値と一致する波長の発光強度を平均値の計算から除外しているが、含めてもよい。
(S104)
S104では、演算部21は、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dに格納された情報と、発光強度平均情報テーブル29aの発光強度平均欄29dに格納された情報から、発光強度の時系列データの相関を算出し、算出した値を周辺波長間相関情報テーブル26aの発光強度相関2欄26eに格納する。
演算部21は、発光強度相関2欄26eのi行目に、下記の式(3)にて算出される値(r)を格納する。
Figure 2014022621
式(3)における各記号の意味は下記の通りである。
pは、OESデータテーブル24aの波長欄24bにおいて、波長欄23cのi行に格納された値と同一の値が格納された列の番号を示す。
lpは、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dに格納された値のうち、l行p列に格納された値を示す。
は、発光強度平均情報テーブル29aの発光強度欄29dに格納された値のうち、l行に格納された値を示す。
nは、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dの行数を表している。
は、式(3)で計算される値(相関係数)であって、OESデータテーブル24aの発光強度欄24dのp列に格納された値と、発光強度欄24dのq列に格納された値の、時系列変化の類似度の大きさを表している。
なお、式(3)では、相関係数を用いているが、それ以外の類似度を評価する指標を用いても良い。
(S105)
S105では、演算部21は、同一物質間相関情報テーブル25aに格納された情報を用いて、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値にて特定される波長が、エッチング部10のモニタ・監視・制御に利用できる波長であるか否かを判定する。
演算部21は、同一物質間相関情報テーブル25aの発光強度相関1欄25eに格納された値を入力として、発光強度相関1欄25eに格納された値が、閾値情報テーブル27aの閾値1欄27bに格納された値を以上となる割合(R)下記の式(4)を用いて算出する。
Figure 2014022621
式(4)における各記号の意味は下記の通りである。
vは、同一物質間相関情報テーブル25aの波長欄(行方向)25dにおいて、波長欄23cのi行に格納された値と同一の値が格納された行の番号を示す。
wは、同一物質間相関情報テーブル25aの発光強度相関1欄25eの列番号を指定する値である。
aは、同一物質間相関情報テーブル25aの発光強度相関1欄25eの列数を示す。
vwは、同一物質間相関情報テーブル25aの発光強度相関1欄25eに格納された値のうち、v行w列に格納された値を示す。
Thは、閾値情報テーブル27aの閾値1欄27bに格納された値である。
λは、同一物質間相関情報テーブル25aの波長欄(行方向)25dに格納された値のうち、v行に格納された値を示す。
λは、同一物質間相関情報テーブル25aの波長欄(列方向)25cに格納された値のうち、w列に格納された値を示す。
は、式(4)で計算される値であって、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値にて特定される波長の発光強度の相関係数が、閾値1欄27bにて特定される値以上であるものの割合を示している。Rの値が大きいことは、同一物質に対応付けられた波長の発光強度が、類似の時系列変化をしていることを示している。類似の時系列変化をする理由は、その対応付けられた物質の量の増減などに起因すると考えられる(物質の量が増えれば、その物質に対応付いた波長の発光強度は物質の量の増加量に従って大きくなる)。そのような波長の発光強度をエッチング部10のモニタ・監視・制御に用いることで、ガス113に含まれる物質の量などを把握することができ、エッチング部10を適切にモニタ・監視・制御することができると考えられる。
上記の考え方のもと、次に演算部21は、Rと閾値2欄27cに格納される値を比較し、Rが閾値2欄27cに格納される値以上であれば、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値にて特定される波長が、エッチング部10のモニタ・監視・制御に利用できる波長であると判定し、S106の処理に進む。
が閾値2欄27cに格納される値よりも小さければ、演算部21はS107の処理に進む。
(S106)
S106では、演算部21は、推奨波長情報テーブル28aの推奨波長欄28dのi行に、エッチング部10のモニタ・監視・制御に利用できる波長であると判定したことを示す“推奨1”の値を格納する。
(S107)
S107では、演算部21は、同一物質間相関情報テーブル25aに格納された情報を用いて、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値にて特定される波長が、エッチング部10のモニタ・監視・制御に利用できる波長であるか否かを判定する。
演算部21は、周辺波長間相関情報テーブル26aの発光強度相関2欄26eに格納された値と、閾値情報テーブル27aの閾値3欄27dに格納された値とを比較し、発光強度相関2欄26eに格納された値が、閾値3欄27dに格納された値よりも小さければ、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値にて特定される波長が、エッチング部10のモニタ・監視・制御に利用できる波長であると判定し、S108の処理に進む。
周辺波長間相関情報テーブル26aの発光強度相関2欄26eに格納された値が小さい場合は、図14に示すように物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値にて特定される波長の発光強度の時系列変化と、周辺の波長における発光強度の平均の時系列変化との間の、類似度が小さいことを示している。この場合、当該波長の発光強度は、その対応付けられた物質の量や温度などに起因して増減するものと考えられる。そのような波長の発光強度をエッチング部10のモニタ・監視・制御に用いることで、ガス113に含まれる物質の量や温度などを把握することができ、エッチング部10を適切にモニタ・監視・制御することができると考えられる。
発光強度相関2欄26eに格納された値が、閾値3欄27dに格納された値以上であれば、演算部21は、S109の処理に進む。
(S108)
S108では、演算部21は、推奨波長情報テーブル28aの推奨波長欄28dのi行に、エッチング部10のモニタ・監視・制御に利用できる波長であると判定したことを示す“推奨2”の値を格納する。なお、既に“推奨1”の値が格納されていた場合は、“推奨1”と“推奨2”を併記する。
(S109)
S109では、演算部21は、S106またはS108の処理を実行した場合に、エッチング部10のモニタ・監視・制御に利用できる波長をユーザに提示する処理を行う。
推奨波長情報テーブル28aの推奨波長欄28dのi行に“推奨1”の値が格納されていた場合は、演算部21は出力部31に例えば図15に示すような情報を表示する。
演算部21は、チャンバ内のプラズマに含まれる物質の発する光を示す波長であると判定され、装置制御及び品質解析に用いることを推奨とされる波長(物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値)とその波長が対応付けられた物質の名称(物質波長対応表テーブル23aの物質欄23bのi行目に格納された値)を表示する。
また、演算部21は、推奨とする波長の発光強度の時系列変化と、推奨とする波長と同一物質に起因する波長の発光強度の時系列変化との相関係数(同一物質間相関情報テーブル25aの発光強度相関1欄25eに格納された値)を表示する。
さらに、演算部21は、推奨とする波長の発光強度の時系列変化と、推奨とする波長と同一物質に起因する波長の発光強度の時系列変化(OESデータテーブル24aの発光強度欄24dに格納された値)をグラフとして表示する。
推奨波長情報テーブル28aの推奨波長欄28dのi行に“推奨2”の値が格納されていた場合は、演算部21は出力部31に例えば図16に示すような情報を表示する。
演算部21は、推奨とする波長(物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cのi行目に格納された値)とその波長が対応付けられた物質の名称(物質波長対応表テーブル23aの物質欄23bのi行目に格納された値)を表示する。
また、演算部21は、推奨とする波長の発光強度の時系列変化と、推奨とする波長の周辺波長における発光強度平均の時系列変化との相関係数(周辺波長間相関情報テーブル26aの発光強度相関2欄26eに格納された値)を表示する。
さらに、演算部21は、推奨とする波長の発光強度の時系列変化(OESデータテーブル24aの発光強度欄24dに格納された値)と、推奨とする波長と同一物質に起因する波長の発光強度の時系列変化(発光強度平均情報テーブル29aの発光強度平均欄29dに格納された値)をグラフとして表示する。
(S110)
S110では、演算部21は、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cの最終行に達していた場合は処理を終了し、最終行に達していない場合は、iに1を足して、物質波長対応表テーブル23aの波長欄23cの次の行について計算を実行する。
以上説明したように、本実施の形態のエッチング装置1(分析部20)においては、分光器(OES)の計測したデータと、各々の物質の発する光の波長の情報などを入力情報として、ガス113の特性(ガス113に含まれる物質の量や温度など)を適切に把握することのできる波長を提示できる。エッチング装置1の制御部13は、提示された波長の発光強度を入力として、チャンバ111に供給するガスの量や温度、電圧などを適切に制御することで、エッチング処理をより効率よく行うことができる。
また、多数の候補を持つOESデータの波長の中から、モニタ・監視・制御に利用する波長を自動的に選定できるため、大きな工数のかかるエッチングデータの解析を削減して、効率的にエッチングのモニタ・監視・制御をすることが可能となる。
以上、本発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1…エッチング装置、10…エッチング部、11…プラズマ加工部、12…分光器(OES)、13…制御部、14…IF部、20…分析部、21…演算部、22…記憶部、23…物質波長対応表記億領域、24…OESデータ記憶領域、25…同一物質間相関情報記憶領域、26…周辺波長間相関情報記憶領域、27…閾値情報記憶領域、28…推奨波長情報記憶領域、29…発光強度平均情報記憶領域、210…IF部、30…入力部、31…出力部、32…通信IF部、33…バス

Claims (15)

  1. 半導体ウェハをエッチング処理中のチャンバ内の発光を計測するステップと、
    計測した前記チャンバ内の発光の発光強度が時間によって変化する時系列変化を波長ごとに求めるステップと、
    予め特定された物質が発光する波長における前記時系列変化を比較するステップと、
    比較した結果を用いて前記チャンバ内のプラズマに含まれる物質が発する光を示す波長であることを特定するステップと、
    を有することを特徴とする分析方法。
  2. 請求項1記載の分析方法であって、
    前記比較するステップは、
    前記特定された物質が発光する波長から所定の距離にある波長である周辺波長における発光強度の時系列変化を算出するステップと、
    前記特定された物質が発光する波長の発光強度の時系列変化と前記周辺波長の発光強度の時系列変化とを比べるステップと、
    を有することを特徴とする分析方法。
  3. 請求項2記載の分析方法であって、
    前記周辺波長における発光強度の時系列変化は、前記特定された物質が発光する波長から所定の距離にある波長までの発光強度の平均値の時系列変化であること
    を特徴とする分析方法。
  4. 請求項1記載の分析方法であって、
    前記比較するステップは、
    前記時系列変化のうち、前記特定された物質が発光する複数の波長それぞれの発光強度の時系列変化を比べるステップと、
    前記複数の波長それぞれの発光強度の時系列変化を用いて、前記チャンバ内の発光スペクトルのうち前記物質に対応する波長との関係を特定するステップと、
    を有することを特徴とする分析方法。
  5. 請求項4記載の分析方法であって、
    前記関係を特定するステップは、前記時系列変化のうち、前記それぞれの時系列変化の曲線の形状を比較し、時系列変化を比べること
    を特徴とする分析方法。
  6. 半導体ウェハをエッチング処理中のチャンバ内の発光を計測した値を受信する手段と、
    受信した前記チャンバ内の発光強度が時間によって変化する時系列変化を波長ごとに求める手段と、
    予め特定された物質が発光する波長における前記時系列変化を比較する手段と、
    比較した結果を用いて前記チャンバ内のプラズマに含まれる物質が発する光を示す波長であることを特定する手段と、
    を有することを特徴とする分析装置。
  7. 請求項6記載の分析装置であって、
    前記比較する手段は、
    前記特定された物質が発光する波長から所定の距離にある波長である周辺波長における発光強度の時系列変化を算出する手段と、
    前記特定された物質が発光する波長の発光強度の時系列変化と前記周辺波長の発光強度の時系列変化とを比べる手段と、
    を有することを特徴とする分析装置。
  8. 請求項7記載の分析装置であって、
    前記周辺波長における発光強度の時系列変化は、前記特定された物質が発光する波長から所定の距離にある波長までの発光強度の平均値の時系列変化であること
    を特徴とする分析装置。
  9. 請求項6記載の分析装置であって、
    前記比較する手段は、
    前記時系列変化のうち、前記特定された物質が発光する複数の波長それぞれの発光強度の時系列変化を比べる手段と、
    前記複数の波長それぞれの発光強度の時系列変化を用いて、前記チャンバ内の発光スペクトルのうち前記物質に対応する波長との関係を特定する手段と、
    を有することを特徴とする分析装置。
  10. 請求項9記載の分析装置であって、
    前記関係を特定するステップは、前記時系列変化のうち、前記それぞれの時系列変化の曲線の形状を比較し、時系列変化を比べること
    を特徴とする分析装置。
  11. 半導体ウェハをエッチング処理するシステムであって、
    前記半導体ウェハをエッチング処理するエッチング装置は、
    チャンバ内で前記半導体ウェハをエッチング処理する手段と、
    前記チャンバ内の発光の強度を計測する手段と、
    を有し、
    前記エッチング処理の状態を分析する装置は、
    計測した前記チャンバ内の発光の強度を受信する手段と、
    受信した前記チャンバ内の発光強度が時間によって変化する時系列変化を波長ごとに求める手段と、
    予め特定された物質が発光する波長における前記時系列変化を比較する手段と、
    比較した結果を用いて前記チャンバ内のプラズマに含まれる物質が発する光を示す波長であることを特定する手段と、
    を有することを特徴とするエッチング処理システム。
  12. 請求項11記載のエッチング処理システムであって、
    前記比較する手段は、
    前記特定された物質が発光する波長から所定の距離にある波長である周辺波長における発光強度の時系列変化を算出する手段と、
    前記特定された物質が発光する波長の発光強度の時系列変化と前記周辺波長の発光強度の時系列変化とを比べる手段と、
    を有することを特徴とするエッチング処理システム。
  13. 請求項12記載のエッチング処理システムであって、
    前記周辺波長における発光強度の時系列変化は、前記特定された物質が発光する波長から所定の距離にある波長までの発光強度の平均値の時系列変化であること
    を特徴とするエッチング処理システム。
  14. 請求項11記載のエッチング処理システムであって、
    前記比較する手段は、
    前記時系列変化のうち、前記特定された物質が発光する複数の波長それぞれの発光強度の時系列変化を比べる手段と、
    前記複数の波長それぞれの発光強度の時系列変化を用いて、前記チャンバ内の発光スペクトルのうち前記物質に対応する波長との関係を特定する手段と、
    を有することを特徴とするエッチング処理システム。
  15. 請求項14記載のエッチング処理システムであって、
    前記関係を特定するステップは、前記時系列変化のうち、前記それぞれの時系列変化の曲線の形状を比較し、時系列変化を比べること
    を特徴とするエッチング処理システム。
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