JP6088867B2 - プラズマ処理装置及び分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマを用いて半導体のウェハを加工するエッチング装置及び分析装置に関する。
ウェハ上に形成される半導体装置などの微細形状を得るために、物質を電離した状態(プラズマ状態)にし、その物質の作用(ウェハ表面における反応)によりウェハ上の物質を取り去るエッチング処理が行われる。
プラズマによる電離現象は発光現象を伴うため、プラズマを利用して処理を行うエッチング装置には、分光器(OES:Optical Emission Spectroscopy)を搭載し、プラズマの発する光をモニタできるようにしている。分光器にて計測されたデータを以下では、OESデータと呼ぶ。
OESデータは、複数の波長および時間における発光強度の値によって構成されるが、波長の個数は数千に及ぶため、この多数の波長の中から分析対象とする波長を選択することが課題となっていた。
分析対象の波長を特定する方法として、特許文献1および2に記載する方法が知られている。特許文献1(特許第3179997号公報)には、プラズマ処理に伴って生じる発光のそれぞれ波長に、指定された複数のエレメント(原子やイオン、化合物など)を対応付け、分析者に表示する方法が記載されている。この対応付けて表示されたエレメントを手がかりに、分析者は波長を決定し、その発光の値とエッチング処理結果との相関を求める。
特許文献2(特許第4086190号公報)には、ある指定した波長に対し、その波長における発光の起因エレメントを特定する方法が記載されている。分析者は、エッチング処理結果と関係する波長を何らかの方法で特定した後に、本方法を用いることで、エッチング処理結果と関係するエレメントを把握することができる。
特許第3179997号公報 特許第4086190号公報
しかしながら、特許文献1に示す方法では、指定した複数のエレメントに対応付く波長を全て選択し表示するため、多数の波長が表示され、分析者が分析対象とする波長を選択するまでに時間がかかることが課題となっていた。
また、特許文献2に示す方法では、分析者が波長を選択した後には分析を支援できるが、多数の波長の中から分析対象とする波長を選択する方法は提供しないため、分析者が分析対象とする波長を選択する部分に時間がかかることが課題となっていた。
そこで本発明は、分析時間の短縮を目的として、エッチング中の発光を観察したOESデータからエッチング処理の分析に用いる波長を特定することを課題する。
本発明は、ウェハがプラズマエッチングされる処理室と、前記プラズマエッチング中のプラズマの発光を計測する分光器と、所定のエレメントが発光する複数の波長の発光強度に関する情報を予め格納する記憶部と演算部を具備する分析部と、を備えるプラズマ処理装置において、前記演算部は、分析対象として指定され入力されたエレメントが発光する複数の波長近傍の発光強度を前記分光器により計測されたエッチング中の発光の情報から算出し、前記算出された発光強度の大きさにおける波長毎の順位を算出し、前記記憶部に予め格納された波長毎の発光強度の大きさにおける順位と前記算出された順位との差を求め、前記差が所定値より小さい場合、前記算出された発光強度に対応する波長を前記エレメントに関連する波長として抽出することを特徴とする。
本発明によれば、OESデータの中からエッチング処理の分析に用いる波長を絞り込むことができ、分析にかかる時間を短縮することができる。
本発明の一実施の形態に係るエッチング装置の構成を示す構成図である。 本発明の一実施の形態に係るエッチング部の構成を示す構成図である。 OESデータの例を説明する図である。 特定の時点におけるOESデータ、もしくは、特定の時間幅にて平均したOESデータの例を示す図である。 エッチング処理結果のテーブル例を示す図である。 エレメント波長対応表のテーブル例を示す図である。 閾値のテーブル例を示す図である。 エレメント発光状態のテーブル例を示す図である。 推奨波長のテーブル例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る分析者および分析部の処理フローを示す図である。 本発明の一実施の形態に係る表示画面を示す図である。 本発明の一実施の形態に関わる分析部の処理を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る表示画面を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る表示画面を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る表示画面を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る表示画面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[エッチング装置]
本発明では図1のエッチング装置の構成図に示すように、エッチング装置1は、エッチング部10と分析部20と入力部30と出力部31と通信IF部32とを有しこれらはバス33を介して相互に接続されている。
エッチング部10はプラズマ加工部11と分光器(OES)12と制御部13とIF部14とを備え、プラズマ加工部11はプラズマを発生させてウェハを加工し、分光器(OES)12はエッチング処理が行われる間にプラズマの発光データであるOESデータを取得する。OESデータはIF部14を介して分析部20の有する記憶部22に格納される。制御部13はプラズマ加工部11での処理を制御する。エッチング部10の詳細を後述の図2にて説明する。
分析部20は、収集したOESデータを演算処理する演算部21と、OESデータと、あらかじめ定められた各エレメントの発する光の波長および発光強度を示すデータと、演算部21の処理の結果と、を記憶する記憶部22と、IF部210とを備え、演算部21はOESデータより発光強度の値を取得して、複数の指定された波長について当該波長における発光強度の順位を算出し、算出された順位とあらかじめ定められた発光強度の順位とが一致するまでの入替え回数を計算することで、発光強度の類似度を計算し、発光強度の類似度の大きさからエッチング処理の分析に利用すべき波長を特定する処理を行う。演算部21の行う演算処理の詳細を図11にて説明する。
入力部30は、ユーザ操作による情報入力を受け付ける例えばマウスやキーボード等である。出力部31は、ユーザに対して情報を出力するディスプレイやプリンタ等である。通信IF部32は、バス33や外部ネットワーク等を介して他の装置(エッチング処理結果を計測する検査装置等とも接続可能である)やシステム(既存の生産管理システム等とも接続可能である)と接続し情報送受信を行うためのインタフェースである。バス33は、各部(10,20,30,31,32)を連結する。各部のIF部(14,29等)は、バス33を介して情報送受信を行うためのインタフェースである。なお、分析部20を分析装置として独立させて、エッチング部からなるエッチング装置にIF部を介して接続される形態としても良い。
[エッチング部]
エッチング部10はプラズマ加工部11と分光器(OES)12と制御部13とIF部14とを備え、図2に示すようにプラズマ加工部11は、チャンバ111と電極112a及び112bと窓115とガス供給器117とを備えている。制御部13からの指示によってプラズマ加工部11は、ウェハ114をチャンバ111の内部に格納し、ガス供給器117からエッチングガスを供給し、電極112a及び112bを用いて電圧をかけることによってプラズマ化したガス113をウェハ114に衝突させることでウェハ114を加工する。ガス113は、ガス供給器117から供給されたエッチングガスに含まれるエレメントやウェハ114から加工の過程で発生したエレメントを含んでおり、ガスに含まれているエレメントに応じた波長の光116を発生させる。発生した光は窓115を通して分光器(OES)12にて計測される。
エッチング処理の終了後には、処理されたウェハ114は別の装置(検査装置や計測装置など)に搬送され、また新たな別のウェハ114がエッチング部10に格納され、エッチング処理が行われる。処理されたウェハ114は、別の装置(検査装置や計測装置など)にてエッチング処理の結果として得られる形状の良否や寸法などが検査・計測される。
[OESデータ]
図3に分光器(OES)12にて計測されたOESデータの例を示す。OESデータは、波長と時間の2次元の要素を持ち、各波長、各時間についてそれぞれ計測された発光強度の値を表している。図4は特定の時点における各波長の発光強度、もしくは、特定の時間幅における各波長の発光強度の平均値を示す。図4に示す値、つまり、特定の時点における各波長の発光強度、もしくは、特定の時間幅における各波長の発光強度の平均値は、後述のエッチング処理結果記憶領域23に格納される。
[分析部]
図1に示すように、分析部20は、演算部21と記憶部22とIF部210を備え、記
憶部22は、エッチング処理結果記憶領域23と、エレメント波長対応表記憶領域24と、閾値記憶領域25と、エレメント発光状態記憶領域26と、推奨波長記憶領域27と、を備えている。
エッチング処理結果記憶領域23には、分光器(OES)12にて計測されたOESデータを特定する情報と、エッチング処理結果を特定する情報が格納される。
図5はエッチング処理結果記憶領域23の例であるエッチング処理結果テーブル23aを示す。本テーブルは、ウェハID欄23b、波長ごとの発光強度欄23c、処理結果1欄23d、処理結果2欄23e、等の各フィールドを有する。
ウェハID欄23bには、ウェハ114を特定する情報が格納される。波長ごとの発光強度欄23cには、ウェハID欄23bにて特定されるウェハ114のエッチング処理時に計測されたOESデータの発光強度を特定する情報が格納される。ここで特定される値は、ある特定の時間における各波長の発光強度であるが、任意の時間幅において、各波長それぞれについて発光強度の時間平均をとった値であってもよい。
処理結果1欄23dには、エッチング処理結果の良否を特定する情報のうち、数値以外で表される情報が格納される。例えば、エッチング処理後にエッチング装置1に接続された検査装置などを用いて、ウェハID欄23bにて特定されるウェハ114が良品か、不良品かを判定した結果が格納される。ウエハ毎に「可」、「優」等の検査結果の情報は、通信IF部32を介してエッチング結果記憶領域23に格納される。
処理結果2欄23eには、エッチング処理結果の良否を特定する情報のうち、数値で表される情報が格納される。例えば、エッチング処理後にエッチング装置1に接続された計測装置などを用いて、ウェハID欄23bにて特定されるウェハ114の表面形状を計測した結果が格納される。ウエハ毎に表面形状の寸法情報が、通信IF部32を介してエッチング結果記憶領域23に格納される。
図6は、エレメント波長対応表記憶領域24の例であるエレメント波長対応表テーブル24aを示す。本テーブルは、エレメント欄24b、波長欄24c、発光強度欄24d、順位欄24e、等の各フィールドを有する。
エレメント欄24bには、ガス113に含まれる可能性のあるエレメントを特定する情報が格納される。波長欄24cには、エレメント欄24bにて特定されたエレメントの発する光の波長を特定する情報が格納される。波長欄24cにて特定される波長は、事前に計測され特定されたものである。
発光強度欄24dには、エレメント欄24bにて特定されたエレメントが、波長欄24cにて特定される波長にて発する光の強度を特定する情報が格納される。発光強度欄24dにて特定される発光強度は、事前に計測され特定されたものである。これらの情報は、エッチング処理中の発光するエレメントの特定のために参照される情報であり、製品出荷時等、エッチング処理を行う前に記憶させておくべき情報(マスターデータ)としてもよい。
順位欄24eには、エレメント欄24bにて特定されたエレメントが同一の行における、発光強度欄24dの大きさの順位を示す情報が格納される。順位欄24eに格納される情報は、後述の処理フローにて計算されるが、事前に与えられてもよい。
なお、ここに記されたエレメントが常にガス113に含まれるわけではない。また各エレメントの発する光の波長は、エッチング装置1の条件が異なっても同一エレメントであれば、計測誤差などの影響を除けば、同一である。発光強度の絶対的な大きさはエッチング装置1の条件によって異なるが、同一エレメントにおける発光強度の相対的な関係はほとんど変化しない。そのため、同一エレメントにおける発光強度の大きさの順位は、エッチング装置1の条件が異なっても大きく変化はしない。
図7は、閾値記憶領域25の例である閾値テーブル25aを示す。本テーブルは、閾値欄25bを有する。閾値欄25bには、後述する処理にて判定に用いられる値が格納される。
図8は、エレメント発光状態記憶領域26の例であるエレメント発光状態テーブル26aを示す。本テーブルは、エレメント欄26b、波長欄26c、指定エレメント欄26d、発光強度欄26e、順位欄26f、等の各フィールドを有する。
エレメント欄26bには、ガス113に含まれる可能性のあるエレメントを特定する情報が格納される。エレメント欄26bに格納される情報は、前述のエレメント波長対応表テーブル24aのエレメント欄24bに格納される情報と同一である。
波長欄26cには、エレメント欄26bにて特定されたエレメントの発する光の波長を特定する情報が格納される。波長欄26cに格納される情報は、前述のエレメント波長対応表テーブル24aの波長欄24cに格納される情報と同一である。
指定エレメント欄26dには、分析者によって分析の対象として指定されたエレメントを特定する情報が格納される。ここでは、一つのエレメントに対して複数の波長が関係付けられているが、分析者が指定したエレメントに関しては全ての波長に対して「○」として格納される。
発光強度欄26eには、波長欄26cにて特定される波長の近傍にあるピークの発光強度の値を特定する情報が格納される。後述の処理にてピークが無いと判定された場合には、ピークの存在しないことを示す“−”が格納される。
順位欄26fには、発光強度欄26eに格納された値の、同一エレメント内での順位を特定する情報が格納される。順位は値の大きな波長から順に決定される。
図9は、推奨波長記憶領域27の例である推奨波長テーブル27aを示す。本テーブルは、エレメント欄27b、波長欄26c、推奨エレメント欄27d、推奨波長欄27e、等の各フィールドを有する。
エレメント欄27bには、ガス113に含まれる可能性のあるエレメントを特定する情報が格納される。エレメント欄27bに格納される情報は、前述のエレメント波長対応表テーブル24aのエレメント欄24bに格納される情報と同一である。
波長欄27cには、エレメント欄27bにて特定されたエレメントの発する光の波長を特定する情報が格納される。波長欄27cに格納される情報は、前述のエレメント波長対応表テーブル24aの波長欄24cに格納される情報と同一である。
推奨エレメント欄27dには、エレメント欄27bにて特定されたエレメントのうち、分析対象となるものを特定する情報が格納される。推奨波長欄27eには、推奨波長欄27cにて特定された波長のうち、分析対象となるものを特定する情報が格納される。
[分析部20の分析処理]
図10は、分析者による処理と、分析部20の主に演算部21による分析処理と、を示す。S101等のS1で始まる処理は分析者による処理ステップを示し、S201等のS2で始まる処理は分析部20による分析処理を示す。図10を用いて、分析処理を説明する。
(S101)
分析者は、発光データとエッチング処理結果との関係を分析する場合には、まず図11に示す入力画面にて、分析対象として指定するエレメントをエレメント候補(D101)より選択し、指定するエレメントには分析対象(D102)に「○」を入力する。また、分析者は分析対象となるウェハIDを分析対象ウェハID(D103)に入力する。入力後、分析者は、分析対象波長を選択する(D104)のボタンをクリックする。これにより、分析部20による分析処理が開始される。以降では分析対象ウェハID(D103)に入力された値をWIDと呼ぶ。
なお、ここでD102に指定するエレメントは、エッチングガスを構成するエレメントの情報や半導体ウェハを構成するエレメントの情報を用いて入力しても良い。
分析処理開始の段階で、エッチング処理結果テーブル23a、エレメント波長対応表テーブル24a、閾値情報テーブル25aにはそれぞれ値が格納されている。エッチング処理結果テーブル23aには分光器(OES)12にて計測された値と、検査装置または計測装置にて計測された値が格納されている。エレメント波長対応表テーブル24aには予め過去の実験等で収集された値が格納されている。閾値情報テーブル25aには設計者により決定された値が、格納されている。また、エレメント発光状態テーブル26aのエレメント欄26bと波長欄26cおよび推奨波長テーブル27aのエレメント欄27bと波長欄27cについては、エレメント波長対応表テーブル24aのエレメント欄24bと波長欄24cに格納された値と同一の値がそれぞれ格納されている。なお、エレメント波長対応表テーブル24aの順位欄24eは、後述の処理S202にて値が格納されるが、事前に設計者によって値が格納されていても良い。
(S201からS207までの処理について)
演算部21は、分析対象(D102)にて「○」が入力されたエレメントに上の行から順にi=1、2、・・・、nとなるように番号をつける。以降では、「○」が入力されたエレメントのうち、上からi番目にあるものをi番目のエレメントと呼ぶ。
演算部21は、i=1と置いてS201の処理を実行し、i=nとなるまで(つまり、分析者にて指定された全てのエレメントについて処理が行われるまで)、S201からS207までの処理を繰り返す。
(S201)
S201では、演算部21は、i番目のエレメントについて、エレメント発光状態テーブル26aの指定エレメント欄26dと発光強度欄26eに計算上必要な値を格納する。まず、演算部21は、エレメント発光状態テーブル26aのエレメント欄26bに格納された値を確認し、格納された値がi番目のエレメントと等しい行について、指定エレメント欄26dに「○」を格納する。
さらに、演算部21は、エレメント発光状態テーブル26aのエレメント欄26bに格納された値を確認し、格納された値がi番目のエレメントと等しい行について、波長欄26cに格納された値をそれぞれ取得する。取得した値を同一エレメントにおいて上から順にw(j)(j=1、2、・・・m)と置く。演算部21は、w(j)それぞれについて次の処理を行う。演算部21は、エッチング処理結果テーブル23aのうち、ウェハID23bに格納された値がWIDと等しい列を対象として、処理を行う。演算部21は、当該列の波長ごとの発光強度欄23cに格納された値のうち、波長がw(j)−Δwからw(j)+Δwとなる範囲に格納された値を読み込み、読み込んだ値の最大値を算出する(Δwは例えば0.5などを用いる)。演算部21は、波長がw(j)−Δwもしくはw(j)+Δwに格納された値が最大値となっていない場合には、図12Aに示すように波長w(j)の近傍にピーク(発光強度が周辺の波長よりも大きな波長)が存在するとして、その値を発光強度欄26eのw(j)の対応する行に格納する。波長w(j)の近傍にピークが存在する場合、そのピークはi番目のエレメントの発光に起因する可能性が高い。演算部21は、波長がw(j)−Δwもしくはw(j)+Δwに格納された値が最大値となっている場合には、図12Bに示すように波長w(j)の近傍にピークは存在しないとして、発光強度欄26eのw(j)に対応する行には“−”を格納する。なお、近傍にあるピークがエレメントの発光によるものであっても、エレメントの発光する波長の値とピークの波長の値は完全には一致しないことも多い。その理由は分光器の計測誤差などに起因する。
(S202)
S202では、演算部21は、i番目のエレメントについて、エレメント波長対応表テーブル24aの順位欄24eと、エレメント発光状態テーブル26aの順位欄26fに計算上必要な値を格納する。
まず、演算部21は、エレメント波長対応表テーブル24aのエレメント欄24bに格納された値がi番目のエレメントと等しい行(単数もしくは複数)を特定し、順位欄24eのうち当該行に値が格納されていない場合は、順位欄24eに値を格納する次の処理を行う。演算部21は、発光強度欄24dのうち当該行に格納されている値を読み込み、読み込んだ値の中で(つまりi番目のエレメントの中で)大きなものから順に事前に決められた数値まで順位を特定する。これは、発光強度の大きいデータはそのデータに含まれるノイズが小さく精度が高いと考えられるためである。図6の実施例では2位まで順位を特定し3位以下のデータは空欄として使用しない。そして、演算部21は、特定した順位の値を、順位欄24eの対応する行に格納する。
次に、演算部21は、エレメント発光状態テーブル26aのエレメント欄26bに格納された値がi番目のエレメントと等しい行(単数もしくは複数)を特定し、発光強度欄26eのうち当該行に格納されている数値を読み込む。読み込んだ数値の中で(i番目のエレメントの中で)大きなものから順に順位を特定する。そして、演算部21は、特定した順位の値を、順位欄26fの対応する行に格納する。さらに演算部21は、発光強度欄26eに数値が格納されていない行には、順位欄26fの当該行に数値が格納されていないことを示す“−”を格納する。
(S203)
S203では、演算部21は、i番目のエレメントについて、エレメント波長対応表テーブル24aの順位欄24eに格納された値と、エレメント発光状態テーブル26aの順位欄26fに格納された値とを用いて、発光強度類似度を算出する。
まず、演算部21は、エレメント波長対応表テーブル24aのエレメント欄24bに格納された値がi番目のエレメントと等しい行(単数もしくは複数)を特定し、波長欄24cの当該行に格納された値と、順位欄24eの当該行に格納された値とを読み込み、波長欄24cに格納された値を、順位欄24eに格納された値の順に並べる。図6の実施例においてエレメントAlを対象とする場合は、「396」「394.4」という順列で並ぶ。ここで特定された順列を順列Iと呼ぶ。
次に、演算部21は、エレメント発光状態テーブル26aのエレメント欄26bに格納された値がi番目のエレメントと等しい行(単数もしくは複数)を特定し、波長欄26cの当該行に格納された値と、順位欄26fの当該行に格納された値とを読み込み、波長欄26cに格納された値を、順位欄26fに格納された値の順に並べる。ここで“−”が格納されたものは除く。図8の実施例においてエレメントAlを対象とする場合は、「308.2」「394.4」「396」という順列で並ぶ。ここで特定された順列を順列Aと呼ぶ。さらに、演算部21は、順列Iと順列Aを用いて発光強度類似度を算出する。
まず、演算部21は、順列Iにある値が順列Aに存在しない場合は、発光強度類似度を0とする。それ以外の場合は、順列Aにある値を隣同士で入れ替えて、順列Aを入替えた順列にある値と順列Iにある値が、順列の最初からみて一致するまでの入れ替えの回数を計算する。なお順列Aにある値のうち、順列Iにない値については、どのような順位であってもよい。図6、図8の実施例においてエレメントAlを対象とする場合には、入替えの回数は、以下のように3回と計算される。
・初期の順列A:「308.2」「394.4」「396」
・入替え1回目:「308.2」「396」「394.4」
(「396」と「394.4」を入替え)
・入替え2回目:「396」「308.2」「394.4」
(「396」と「308.2」を入替え)
・入替え3回目:「396」「394.4」「308.2」」
(「394.4」と「308.2」を入替え)
この入れ替えの回数を、順列Aの要素数で割り、1から引いたものを、i番目のエレメントにおける発光強度類似度と計算する。図6、図8の実施例においてエレメントAlを対象とする場合には、発光強度類似度は、1−3/3で0と計算される。
発光強度類似度が低い場合、実験などで収集されたi番目のエレメントの発光の分布と、エッチング処理にて得られたi番目のエレメントの発光の分布が異なっていることになる。エッチング処理の範囲ではエッチング装置1の条件が異なっていても同一エレメントによる発光の分布は類似するため、類似度が低い場合、i番目のエレメントの波長に見られるピークは、i番目のエレメントの発光に起因するものではなく、別の要因(ノイズや他のエレメントの発光)に起因するものあることを示している。このような別の要因に起因するものを、i番目のエレメントの発光に起因するものとして提示すると、分析者を誤った考察や対策に導く原因となる。そのため、次のS204およびS206の処理にて、発光強度類似度に基づいて分析対象の波長を決定する。
(S204)
S204では、演算部21は、発光強度類似度に基づいて次に実行する処理を決定する。演算部21は、発光強度類似度が閾値テーブル25aの閾値1欄25bに格納された値以上である場合には、次にS205の処理を行う。演算部21は、発光強度類似度が閾値テーブル25aの閾値1欄25bに格納された値より小さい場合には、次にS207の処理を行う。尚、閾値欄には閾値1以外に閾値2等複数の値を準備しておき、これらの値を切り替えて使用することも可能である。
(S205)
S205では、演算部21は、推奨波長テーブル27aの推奨エレメント欄27dに値を格納する。演算部21は、推奨波長テーブル27aのエレメント欄27bに格納された値がi番目のエレメントと等しい行(単数または複数)を特定し、推奨エレメント欄27dの当該行に推奨エレメントであることを示す「○」を格納する。
(S206)
S206では、演算部21は、推奨波長テーブル27aの推奨波長欄27eに値を格納する。演算部21は、推奨波長テーブル27aのエレメント欄27bに格納された値がi番目のエレメントと等しい行(単数または複数)を特定し、当該行において、順位欄27fがあらかじめ設定された順位(本実施例では1位)までの行を特定し、波長欄27cのうち当該順位までのものを特定する。特定された波長を上位の波長と呼ぶ。
さらに、演算部21は、推奨波長テーブル27aのエレメント欄27bに格納された値がi番目のエレメントに等しく、波長欄27cに格納された値が前述の上位の波長に等しい行(単数または複数)を特定し、推奨波長欄27eの当該行に推奨波長であることを示す「○」を格納する。
(S207)
演算部21は、D102にて全ての指定されたエレメントについて処理を行った場合には、次のS208の処理を行う。それ以外の場合には、i=i+1としてS201の処理に戻り、次に指定されたエレメントについて発光強度類似度の算出処理などを行う。
(S208)
全ての指定されたエレメントについて処理をした後に、演算部21は、推奨波長の表示をする。演算部21は、出力部31もしくは通信IF部32を通して外部の出力装置に、図13に示す表示画面を表示する。
D201には、推奨波長テーブル27aのエレメント欄27bのうち、推奨波長欄27eに「○」が格納された行に格納された値が表示される。D202には、推奨波長テーブル27aの波長欄27cのうち、推奨波長欄27eに「○」が格納された行に格納された値が表示される。D203には、エッチング処理結果テーブル23aの波長ごとの発光強度欄23cのうち、ウェハID欄23bに格納された値がWIDに等しい列に格納された値が、横軸を波長、縦軸を発光強度としたグラフにて表示される。本実施例のように、格納された値の一部を拡大して表示しても良い。
D204には、D201およびD202に表示されたエレメントおよび波長が、D203のグラフ上に表示される。D202にて表示された波長の近傍(表示された波長+−Δw)にあるピークが特定され、そのピークの波長の近くに、ピークの波長の値と、D201に表示されたエレメントの名称およびD202に表示された波長の値が表示される。
D205は、複数のエッチング処理における発光強度の変化を分析者が分析するときに押すボタンである。D206は、表示された波長における発光強度と、エッチング処理結果テーブル23aの処理結果1欄23dに格納された値との関係を、分析者が分析するときに押すボタンである。D207は、表示された波長における発光強度と、エッチング処理結果テーブル23aの処理結果2欄23eに格納された値との関係を、分析者が分析するときに押すボタンである。
(S102)
分析者は、演算部21が図13に示す画面を表示すると、表示された波長を確認し、その後の処理を決定する。分析者は、複数のエッチング処理(ウエハ毎の処理)における発光強度の変化を分析する場合には、D205に示すボタンを押す。
分析者は、エッチング処理結果の良否を特定する情報のうち数値以外で表される情報と、表示された各波長における発光強度、との関係を分析する場合には、D206に示すボタンを押す。分析者は、エッチング処理結果の良否を特定する情報のうち数値で表される情報と、表示された各波長における発光強度、との関係を分析する場合には、D207に示すボタンを押す。D205、D206またはD207に示すボタンが押されると、演算部21はS209の処理を実行する。
(S209)
D205に示すボタンが押された場合には、演算部21は、出力部31もしくは通信IF部32を通して外部の出力装置に、図14に示す画面を表示する。D206に示すボタンが押された場合には、演算部21は、出力部31もしくは通信IF部32を通して外部の出力装置に、図15に示す画面を表示する。D207に示すボタンが押された場合には、演算部21は、出力部31もしくは通信IF部32を通して外部の出力装置に、図16に示す画面を表示する。
まず図14について説明する。D301には、図13のD204に表示された情報のうち、エレメント名を示す情報が表示される。D302には、図13のD204に表示された情報のうち、エレメントの発光する波長を示す情報が表示される。D303には、図13のD204に表示された情報のうち、ピークの波長を示す情報が表示される。
D304には、エッチング処理結果テーブル23aの波長ごとの発光強度欄23cに格納された値と、処理結果1欄23dに格納された値が表示される。D304の横軸は、ウェハID23bに格納された値を示しており、D304の縦軸は、波長ごとの発光強度欄23cに格納された値を示している。
演算部21は、波長ごとの発光強度欄23cのうち、波長がD303に表示された波長(ピークの波長)に最も近い行を特定する(なお、ここで特定する行は波長がD302に表示された波長(エレメントの波長)に最も近い行であっても良い)。演算部21は、エッチング処理結果テーブル23aの各列について、波長ごとの発光強度欄23cの当該行に格納された値と、ウェハID欄23bに格納された値とを読み込み、各列の値それぞれをD304のグラフにプロットする。ここでは、波長ごとの発光強度欄23cの当該行に格納された値がD304のグラフの縦軸に、ウェハID欄23bに格納された値がD304のグラフの横軸になるように、グラフにプロットされている。
分析者は、D304に表示された画面を見ることで、どのエレメントの発光がエッチング処理の回数に追随して変化しているかを、容易に把握することができる。図14に示す事例では、AlClの発光はウェハIDが大きくなるにしたがって、つまりエッチング処理の回数が大きくなるにしたがって大きくなっている。一方で、D305に示す他のエレメントの分布(D306)にはウェハIDに従う変化はない。このような場合には、分析者は、AlClが他のエレメントよりも、エッチング処理の回数と関連付いている可能性が高い、と判断することができる。
次に図15について説明する。D401には、図13のD204に表示された情報のうち、エレメント名を示す情報が表示される。D402には、図13のD204に表示された情報のうち、エレメントの発光する波長を示す情報が表示される。D403には、図13のD204に表示された情報のうち、ピークの波長を示す情報が表示される。
D404には、エッチング処理結果テーブル23aの波長ごとの発光強度欄23cに格納された値と、処理結果1欄23dに格納された値が表示される。D404の横軸は、処理結果1欄23dに格納された値を示しており、D404の縦軸は、波長ごとの発光強度欄23cに格納された値を示している。
演算部21は、波長ごとの発光強度欄23cのうち、波長がD403に表示された波長(ピークの波長)に最も近い行を特定する(なお、ここで特定する行は波長がD402に表示された波長(エレメントの波長)に最も近い行であっても良い)。演算部21は、エッチング処理結果テーブル23aの各列について、波長ごとの発光強度欄23cの当該行に格納された値と、処理結果1欄23dに格納された値とを読み込み、各列の値それぞれをD404のグラフにプロットする。ここでは、波長ごとの発光強度欄23cの当該行に格納された値がD404のグラフの縦軸に、処理結果1欄23dに格納された値がD404のグラフの横軸になるように、グラフにプロットされている。
分析者は、D404に表示された画面を見ることで、どのエレメントの発光がエッチング処理結果の良否と関連付いているのかを、容易に把握することができる。図15に示す事例では、AlClの発光はD405に示す他のエレメントの分布(D406)と比較して、処理結果が異なる場合の発光強度の大きさの差が大きい。つまり、優の場合の発光強度の分布と、可の場合の発光強度の分布の間の差が大きい。このような場合には、分析者は、AlClが他のエレメントよりも、エッチング処理結果の良否と関連付いている可能性が高い、と判断することができる。
さらに図16について説明する。D501には、図13のD204に表示された情報のうち、エレメント名を示す情報が表示される。D502には、図13のD204に表示された情報のうち、エレメントの発光する波長を示す情報が表示される。D503には、図13のD204に表示された情報のうち、ピークの波長を示す情報が表示される。
D504には、エッチング処理結果テーブル23aの波長ごとの発光強度欄23cに格納された値と、処理結果2欄23eに格納された値が表示される。D504の横軸は、処理結果2欄23eに格納された値を示しており、D504の縦軸は、波長ごとの発光強度欄23cに格納された値を示している。
演算部21は、波長ごとの発光強度欄23cのうち、波長がD503に表示された波長(ピークの波長)に最も近い行を特定する(なお、ここで特定する行は波長がD502に表示された波長(エレメントの波長)に最も近い行であっても良い)。演算部21は、エッチング処理結果テーブル23aの各列について、波長ごとの発光強度欄23cの当該行に格納された値と、処理結果2欄23eに格納された値とを読み込み、各列の値それぞれをD504のグラフにプロットする。ここでは、波長ごとの発光強度欄23cの当該行に格納された値がD504のグラフの縦軸に、処理結果2欄23eに格納された値がD504のグラフの横軸になるように、グラフにプロットされている。
D505には、統計情報として、エッチング処理結果テーブル23aの波長ごとの発光強度欄23cに格納された値と、処理結果2欄23eに格納された値との、相関係数が表示される。
分析者は、D504に表示された画面を見ることで、どのエレメントの発光する波長がエッチング処理の結果得られた加工形状(例えば、寸法等)と関連付いているのかを、容易に把握することができる。図16に示す事例では、AlClの発光はD506に示す他のエレメントの分布(D507)および相関係数(D508)と比較して、処理結果2格納される加工形状の計測結果との相関係数が大きい。このような場合には、分析者は、AlClが他のエレメントよりも、エッチング処理の結果得られる加工形状と関連付いている可能性が高い、と判断することができる。
以上説明したように、本実施の形態のエッチング装置1(分析部20)においては、分光器(OES)の計測したデータと、各々のエレメントの発光する波長や発光強度の情報などを入力情報として、多数の波長の中からエッチング処理の分析に用いる波長を特定することで、分析を容易にすることができる。
以上、本発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1…エッチング装置、10…エッチング部、11…プラズマ加工部、12…分光器(OES)、13…制御部、14…IF部、20…分析部、21…演算部、22…記憶部、23…エッチング処理結果記憶領域、24…エレメント波長対応表記憶領域、25…閾値記憶領域、26…エレメント発光状態記憶領域、27…推奨波長記憶領域、210…IF部、30…入力部、31…出力部、32…通信IF部、33…バス

Claims (12)

  1. ウェハがプラズマエッチングれる処理室と、前記プラズマエッチングのプラズマの発光を計測する分光器と、所定のエレメントが発光する複数の波長発光強度に関する情報を予め格納する記憶部と演算部を具備する分析部と、を備えるプラズマ処理装置において、
    前記演算部は、分析対象として指定され入力されたエレメントが発光する複数の波長近傍発光強度を前記分光器により計測されたエッチングの発光の情報から算出し、
    前記算出された発光強度の大きさにおける波長毎の順位算出し、
    前記記憶部に予め格納された波長毎の発光強度の大きさにおける順位と前記算出された順位との差を求め、
    前記差が所定値よ小さい場合、前記算出された発光強度に対応する波長を前記エレメントに関連する波長として抽出することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. ウェハがプラズマエッチングれる処理室と、前記プラズマエッチングのプラズマの発光を計測する分光器と、所定のエレメントが発光する複数の波長発光強度に関する情報を予め格納する記憶部と演算部を具備する分析部と、を備えるプラズマ処理装置において、
    前記演算部は、分析対象として指定され入力されたエレメントが発光する複数の波長近傍発光強度を前記分光器により計測されたエッチングの発光の情報から算出し、
    前記算出された発光強度の大きさにおける波長毎の順位算出し、
    発光強度の大きさに基づいて求められた波長毎の発光強度の大きさにおける前記記憶部に予め格納された順位と前記算出された順位との差を求め、
    前記差が所定値よ小さい場合、前記算出された発光強度に対応する波長を前記エレメントに関連する波長として抽出することを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプラズマ処理装置において、
    前記演算部は、前記抽出された波長およびプラズマエッチングされたウェハの検査結果または測定された形状の寸法を示す情報出力することを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 請求項3に記載のプラズマ処理装置において、
    前記演算部は、複数のウェハの検査結果または測定された形状寸法を示す情報の統計処理を行うことを特徴とするプラズマ処理装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載のプラズマ処理装置において、
    前記演算部は、前記分光器により計測された発光を示すグラフに前記抽出された波長と前記抽出された波長に対応するエレメントを表示することを特徴とするプラズマ処理装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載のプラズマ処理装置において、
    前記演算部は、前記抽出された波長と前記抽出された波長に対応するエレメントエッチング回数に応じて測定された発光強度の情報を出力することを特徴とするプラズマ処理装置。
  7. ウェハがプラズマエッチングれるプラズマ処理装置から取得されたデータを分析し、所定のエレメントが発光する複数の波長発光強度に関する情報を予め格納する記憶部と演算部を備える分析装置において、
    前記演算部は、分析対象として指定され入力されたエレメントが発光する複数の波長近傍発光強度を前記プラズマ処理装置により計測されたエッチングの発光の情報から算出し、
    前記算出された発光強度の大きさにおける波長毎の順位算出し、
    前記記憶部に予め格納された波長毎の発光強度の大きさにおける順位と前記算出された順位との差を求め、
    前記差が所定値よ小さい場合、前記算出された発光強度に対応する波長を前記エレメントに関連する波長として抽出することを特徴とする分析装置。
  8. ウェハがプラズマエッチングれるプラズマ処理装置から取得されたデータを分析し、所定のエレメントが発光する複数の波長発光強度に関する情報を予め格納する記憶部と演算部を備える分析装置において、
    前記演算部は、分析対象として指定され入力されたエレメントが発光する複数の波長近傍発光強度を前記プラズマ処理装置により計測されたエッチングの発光の情報から算出し、
    前記算出された発光強度の大きさにおける波長毎の順位算出し、
    発光強度の大きさに基づいて求められた波長毎の発光強度の大きさにおける前記記憶部に予め格納された順位と前記算出された順位との差を求め、
    前記差が所定値よ小さい場合、前記算出された発光強度に対応する波長を前記エレメントに関連する波長として抽出することを特徴とする分析装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の分析装置において、
    前記演算部は、前記抽出された波長およびプラズマエッチングされたウェハの検査結果または測定された形状の寸法を示す情報出力することを特徴とする分析装置。
  10. 請求項9に記載の分析装置において、
    前記演算部は、複数のウェハの検査結果または測定された形状寸法を示す情報の統計処理を行うことを特徴とする分析装置。
  11. 請求項7または請求項8に記載の分析装置において、
    前記演算部は、前記プラズマ処理装置により計測された発光を示すグラフに前記抽出された波長と前記抽出された波長に対応するエレメントを表示することを特徴とする分析装置。
  12. 請求項7または請求項8に記載の分析装置において、
    前記演算部は、前記抽出された波長と前記抽出された波長に対応するエレメントエッチング回数に応じて測定された発光強度の情報を出力することを特徴とする分析装置。
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