JP2014021304A - 駆動力伝達装置および画像形成装置 - Google Patents

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真之 山岸
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Abstract

【課題】埃や塵による歯車の汚れに起因した異音や回転不良が抑えられて歯車が冷却される駆動力伝達装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】駆動力伝達装置、および画像形成装置の駆動力伝達部が、筐体と、この筐体内に備えられて回転駆動力を伝達する、中央に孔が設けられた歯車と、筐体壁面で区画された内部空間の中で独立した空間を成す中空形状を有し、筐体内において歯車の孔を貫通して歯車を回転可能に支持し、筐体外部から空気が送り込まれ空気を通過させて筐体外部に吹き出す中空部材とを有する。
【選択図】 図12

Description

本件は、駆動力伝達装置および画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、モータ等の動力源が発した回転駆動力を装置内の回転部品に歯車を介して伝達する装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、用紙を搬送する搬送ローラについて、この搬送ローラの回転軸を中空とし、回転軸を支持するベアリング等を冷却するための風を、この回転軸の内部に送り込むことが提案されている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3では、回転軸の周面に、送り込まれた風が吹き出す穴が開けられている。そして、この周面の穴から噴き出した風が、回転軸の周面と搬送ローラとの間に設けられた隙間を流れてベアリング等を冷却する。
特開2005−90574号公報 特開2009−69596号公報 特開2009−35391号公報
本発明は、埃や塵による歯車の汚れに起因した異音や回転不良が抑えられて歯車が冷却される駆動力伝達装置および画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1の駆動力伝達装置は、
筐体と、
上記筐体内に備えられて回転駆動力を伝達する、中央に孔が設けられた歯車と、
上記筐体壁面で区画された内部空間の中で独立した空間を成す中空形状を有し、筐体内において上記歯車の孔を貫通して歯車を回転可能に支持し、筐体外部から空気が送り込まれ空気を通過させて筐体外部に吹き出す中空部材とを有することを特徴とする。
請求項2の駆動力伝達装置は、請求項1の駆動力伝達装置において、
上記中空部材が、
中空の筒形状を有し、上記筐体内部から筐体壁面に向かって延びて上記歯車を支持し筐体外部に開口した支持部材と、
上記支持部材の、上記筐体内側の端部に繋がり、支持部材とともに風の通路を形成する通風部材とを備えたことを特徴とする。
請求項3の画像形成装置は、
用紙上に画像を形成する、回転駆動力の伝達を受けて回転する回転部品を備えた画像形成部と、
回転駆動力を発生する動力源と、
上記動力源から上記回転部品への回転駆動力の伝達を仲介する駆動力伝達部とを有し、
上記駆動力伝達部が、
筐体と、
上記筐体内に備えられて回転駆動力を伝達する、中央に孔が設けられた歯車と、
上記筐体壁面で区画された内部空間の中で独立した空間を成す中空形状を有し、筐体内において上記歯車の孔を貫通して歯車を回転可能に支持し、筐体外部から空気が送り込まれ空気を通過させて筐体外部に吹き出す中空部材とを有することを特徴とする。
請求項1の駆動力伝達装置や請求項3の画像形成装置によれば、例えば上記筐体内に冷却用の風が送り込まれる場合等と比較して、埃や塵による歯車の汚れに起因した異音や回転不良が抑えられて歯車が冷却される。
請求項2の駆動力伝達装置によれば、請求項1の駆動力伝達装置において上記中空部材を筒形状とした単純な部材で構成した場合と比較して、空気を、自由な経路で筐体内を通過させることができる。
本発明の一実施形態である画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置を、外装カバー等を取り外して内部構造を露出させて示した斜視図である。 図2に示す画像形成装置を、図2中の矢印D方向から見た斜視図である。 図2に示す画像形成装置の内部構造を、用紙の搬送路に注目した断面で示す断面図である。 駆動力伝達部の筐体内部の歯車を示す図である。 送風装置の送風機支持体を示す斜視図である。 図6に示す送風機支持体を、導管の内部が見えるように、この導管の天板を除去して示す斜視図である。 図7に示す第1の流路FL1および第2の流路FL2に沿って流れる風の、送風機支持体を出た後の動きを示す図である。 図7に示す第3の流路FL3に沿って流れる風の、駆動力伝達部における動きを示す図である。 第3の流路FL3に沿って流れる風の動きを、駆動力伝達部を図9中の矢印G方向から見て示す図である。 通風路と、最上段定着系歯車の回転軸とで形成される風の通路を示す図である。 駆動力伝達部の筐体の、通風路と、最上段定着系歯車の回転軸とで形成される風の通路を通る切断面に沿った断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置の外観を示す斜視図である。
図1に示す画像形成装置1は、用紙上に電子写真方式により画像を形成するモノクロのプリンタである。
画像形成装置1の上面には、画像が形成された用紙を矢印A方向に排出する後述の排出口を覆うカバー11が矢印B方向に開閉可能に取り付けられている。そして、開かれた状態のカバー11は、矢印A方向に排出された用紙が載る台の役割を果たす。
また、画像形成装置1の上面には、ユーザによって操作される電源ボタン12、および、装置状態に応じて点灯する状態表示用のLED(Light Emitting Diode)13が設けられている。
画像形成装置1の、図中右側に示されている前面には、矢印C方向に開閉可能な前面パネル14が取り付けられている。この前面パネル14は、画像形成装置1の内部に用紙を補給する際に開かれる。
また、画像形成装置1の、前面パネル14側から見たときの左側面には、この画像形成装置1内に外気を取り込むための吸気口15が設けられている。
図2は、図1に示す画像形成装置を、外装カバー等を取り外して内部構造を露出させて示した斜視図である。また、図3は、図2に示す画像形成装置を、図2中の矢印D方向から見た斜視図である。
画像形成装置1には、図3に示すように、この画像形成装置1の各所に電源を供給するための電源回路が形成された電源回路基板16が、図1に示す前面パネル14側から見たときの右側面寄りに備えられている。
そして、画像形成装置1には、用紙搬送に係る各種のロール等を回転駆動するための回転駆動力を電源回路基板16から電源の供給を受けて発生するモータ17が、前面パネル14側から見たときの左側面寄りに備えられている。このモータ17が、本発明にいう動力源の一例に相当する。
また、この左側面寄りには、モータ17から各種のロール等への回転駆動力の伝達を仲介する駆動力伝達部100も備えられている。この駆動力伝達部100は、筐体101の内部に、回転駆動力の伝達を仲介する各種歯車が内蔵されている。この駆動力伝達部100が、本発明の駆動力伝達装置の一実施形態に相当する。また、この駆動力伝達部100は、本発明の画像形成装置における駆動力伝達部の一例にも相当している。また、駆動力伝達部100の筐体101が、本発明にいう筐体の一例に相当する。この駆動力伝達部100については、後で詳細に説明する。
用紙は、この駆動力伝達部100からの回転駆動力の伝達によって回転駆動されるロール等によって搬送されながら画像形成を受け、排出ロール18によって、図1にも示す矢印A方向に排出される。また、画像形成装置1には、用紙の排出を検出する排出センサ19が備えられている。
ここで、上記の電源回路基板16は、動作時に熱を発生するが、電源回路基板16の温度が上がり過ぎると動作精度に影響が出るおそれがある。また、用紙排出検出のための排出センサ19は、半導体素子を有しており熱の影響を受けやすい。駆動力伝達部100も、内蔵している歯車や、歯車の回転軸に、温度上昇による変形が生じると歯車の回転精度に影響が出ることがある。
さらに、画像形成装置1には、内部構造における、矢印Aが示す用紙の排出方向とは反対側の後面を覆う、後面パネル20が備えられている。この後面パネル20は、この画像形成装置1内の熱の発生源の1つである後述の定着器に近く、定着器からの熱によって加熱されやすい。また、画像形成装置1には、定着器の上方に位置する上面カバー21が備えられているが、この上面カバー21も、定着器からの熱によって加熱されやすい。本実施形態では、後面パネル20や上面カバー21は樹脂製であり、加熱され過ぎると変形等の影響が出るおそれがある。
そこで、画像形成装置1には、図1に示す吸気口15から外気を取り込み、この画像形成装置1の内部の各所に冷却用の風を送り込む送風装置22が備えられている。
この送風装置22は、送風機22aと送風機支持体22bとを備えている。
送風機22aは、回転軸とその周囲に形成された複数の羽根を有し、この羽根の回転により吸気口15から外気を取り込んで送風機支持体22b内に風を送り込む。
送風機支持体22bは、この送風機22aを支持し、送風機22aが送り込んだ風を、詳細については後述するように、電源回路基板16、排出センサ19、駆動力伝達部100、後面パネル20、および上面カバー21へと向かわせる。
図4は、図2に示す画像形成装置の内部構造を、用紙の搬送路に注目した断面で示す断面図である。
画像形成装置1は、用紙収容部23、取出しロール24、レジストレーションロール25、感光体ドラム26、帯電器27、露光器28、現像器29、転写器30、清掃器31、定着器32、および上記の排出ロール18を有している。
これら用紙収容部23、取出しロール24、レジストレーションロール25、感光体ドラム26、帯電器27、露光器28、現像器29、転写器30、清掃器31、定着器32、および排出ロール18を合わせたものが本発明にいう画像形成部の一例に相当する。
用紙収容部23は、画像形成装置1内の下部に位置しており、用紙Pが積まれた状態で収容される。
取出しロール24は、用紙収容部23に収容された用紙Pを1枚ずつ取り出してレジストレーションロール25に向けて、図中に太線で示されている搬送路R上を搬送する。
レジストレーションロール25は、感光体ドラム26に後述するようにトナー像が形成されるタイミングに合わせて、用紙Pを転写位置へと搬送路R上を搬送する。
感光体ドラム26は、円筒状の表面を有しており、図2に示す駆動ユニット14からの回転駆動力によって円筒の軸周りである矢印E方向に回転駆動する。感光体ドラム26は、表面に形成される静電潜像およびトナー像を保持する。
帯電器27は、感光体ドラム26の表面を帯電させる。帯電器27は、ここに示す例では、感光体ドラム26に接触して回転する帯電ロールであるが、他の例としては、例えばコロトロンによる非接触式の帯電手段も採用され得る。
露光器28は、感光体ドラム26を露光して感光体ドラム26上に静電潜像を形成する。露光器28は、帯電器27によって帯電された感光体ドラム26の表面を、外部から供給される画像信号に基づいた光ビームで走査し、感光体ドラム26の表面上に潜像を形成する。
現像器29は、感光体ドラム26上の潜像をトナーで現像して感光体ドラム26上にトナー像を形成する。
転写器30は、感光体ドラム26との間に用紙Pを挟んで回転するロールであり、感光体ドラム26上のトナー像を用紙P上に転写する。
清掃器31は、感光体ドラム26上に接触し、用紙Pへのトナー像の転写後に感光体ドラム26上に残存するトナーを除去することにより感光体ドラム26を清掃する。清掃器31は、感光体ドラム26に沿って延びた板状のブレードである。
定着器32は、感光体ドラム26から転写を受けたトナー像を、加熱および加圧することにより用紙P上に定着する。
[画像形成装置の基本動作]
図4に示す画像形成装置1の基本動作を説明する。
画像形成装置1では、感光体ドラム26が矢印E方向に回転駆動され、感光体ドラム26の表面に帯電器27によって電荷が付与される。露光器28は、外部から供給される画像信号に基づく露光光を感光体ドラム26の表面に照射することで、感光体ドラム26の表面に静電潜像を形成する。感光体ドラム26は、静電潜像を保持しながら回転する。
現像器29は、感光体ドラム26上の静電潜像をトナーで現像することで、トナー像を形成する。感光体ドラム26は、現像器29によって形成されたトナー像を保持しながらさらに回転する。
用紙収容部23に収容された用紙Pは、取出しロール24によって取り出され、レジストレーションロール25によって転写器30に向かって搬送路R上を搬送される。用紙Pは、レジストレーションロール25によって、感光体ドラム26上にトナー像が形成されていくタイミングに合わせて、転写位置に送り込まれる。転写器30は、感光体ドラム26と用紙Pとの間に転写用のバイアス電圧を与えることによって、感光体ドラム26のトナー像を用紙Pに転写する。転写器30による転写後、感光体ドラム26に残存したトナーは、清掃器31によって除去される。転写器30によって、トナー像が転写された用紙Pは搬送路R上を定着器32に搬送され、転写されたトナー像が用紙P上に定着される。このようにして、用紙P上に画像が形成される。このように画像が形成された用紙Pは、排出ロール18によって、開かれた状態の図1に示すカバー11の上に矢印A方向に排出される。
また、この画像形成装置1では、定着器32と排出ロール18との間の搬送路R上に、用紙Pの排出を検出する排出センサ19(図24参照)用の検出爪19aが配置されている。
トナー像定着後の用紙Pが排出ロール18へと向かうと、この用紙Pによって、検出爪19aが矢印F方向に回転する。図2等に示す排出センサ19は、この検出爪19aの回転を検出することで、用紙Pの排出を検出している。
[駆動力伝達部の内部構造]
次に、図2等に示す駆動力伝達部100の内部構造について説明する。
図5は、駆動力伝達部の筐体内部の歯車を示す図である。
駆動力伝達部100の筐体101の内部には、3つの定着系歯車102、3つの転写系歯車103、および5つの給紙系歯車104が備えられている。各歯車の中央には、いずれも、筐体101内を延びる後述の回転軸が貫通する貫通孔が設けられている。各歯車は、この貫通孔を貫通した回転軸によって、筐体101内に回転可能に支持されている。
定着系歯車102は、図3等に示すモータ17の回転軸17aからの回転駆動力を図4に示す定着器32等に伝達するための歯車である。また、転写系歯車103は、回転軸17aからの回転駆動力を図4に示す転写器30等に伝達するための歯車である。また、給紙系歯車104は、回転軸17aからの回転駆動力を図4に示す取出しロール24等に伝達するための歯車である。
これらの歯車の中では、3つの定着系歯車102のうち最上段に配置されている最上段定着系歯車102aの回転軸は、熱の発生源の1つである定着器32に近く、特に定着器からの熱によって加熱されやすい。この最上段定着系歯車102aが、本発明にいう歯車の一例に相当する。
本実施形態では、この最上段定着系歯車102a、最上段定着系歯車102aの回転軸、図2や3に示す、上述の電源回路基板16、排出センサ19、駆動力伝達部100、後面パネル20、および上面カバー21が、空冷方式により冷却される。上記の送風装置22は、冷却用の風を発生させる役割を担っている。
この送風装置22では、上述したように送風機22aによって送風機支持体22b内に風が送り込まれ、この送風機支持体22bによってその風が上記の各所に送られる。
[送風装置の送風機支持体]
次に、送風装置22の送風機支持体22aの構造について説明する。
図6は、送風装置の送風機支持体を示す斜視図である。
送風機支持体22bは、庇部22b_1、壁面22b_2、第1の流入口22b_3、第2の流入口22b_4、および導管22b_5を有している。
庇部22b_1は、図6等に示す送風機22aの周囲を取り囲むように設けられている。また、この庇部22b_1の、図6中における右上の角および左下の角の2箇所に、送風機22aに掛かってこの送風機22aを支持する支持爪22b_1aが設けられている。
壁面22b_2は、この送風機支持体22bにおける、図6に示す送風機22aにより風が送り込まれる奥側に形成されている。即ち、この壁面102bは、送風機22aの送風方向下流側で且つ送風機22aに隣接した位置において送風機22aに対向して設けられている。
第1の流入口22b_3は、送風機支持体22bにおける上記の奥側に形成された穴であって、上記の壁面22b_2を含む平面内で且つ送風機22aの回転軸の回転軸方向投影視で送風機22aと重複する位置に設けられている。この第1の流入口22b_3は、導管22b_5への風の入口の役割を果たす。
第2の流入口22b_4は、図6に示す送風機22aと壁面22b_2との間に、送風機22aの回転軸と交わる方向に向かって開口した穴である。送風機22aによって送り込まれる風の一部が壁面22b_2に当たり、この壁面22b_2に沿って流れて、第2の流入口22b_4に流入する。
導管22b_5は、第1の流入口22b_3に流入した風を通過させて、この第1の流入口22b_3よりも小面積の第1の流出口22b_5aから流出させる先細りの管である。
図7は、図6に示す送風機支持体を、導管の内部が見えるように、この導管の天板を除去して示す斜視図である。
第1の流入口22b_3に流入した風の一部は、導管22b_5の内部を第1の流出口22b_5aへと向かって第1の流出口22b_5aから吹き出す第1の流路FL1に沿って流れる。
ここで、導管22b_5の内壁のうち、送風機22aの回転軸の回転軸方向投影視で送風機22aと重複する位置には、この導管22b_5内を流れる風の一部が流出する第2の流出口22b_5bが設けられている。第1の流入口22b_3に流入した風の一部は、上記の第1の流路FL1から分岐して第2の流出口22b_5bから吹き出す第2の流路FL2に沿って流れる。
また、送風機22aによって送り込まれる風の一部は、壁面22b_2に当ってこの壁面22b_2上を第2の流入口22b_4へと向かい、この第2の流入口22b_4に流入する第3の流路FL3に沿って流れる。
図8は、図7に示す第1の流路FL1および第2の流路FL2に沿って流れる風の、送風機支持体を出た後の動きを示す図である。
この図8には、図2に示す画像形成装置1の上面図が示されており、その上面図に、第1の流路FL1および第2の流路FL2に沿って流れる風の、送風機支持体を出た後の動きが記載されている。
第1の流路FL1に沿って流れる風は、送風機支持体22bの第1の流出口22b_5aから吹き出した後、画像形成装置1内を、後面パネル20および上面カバー21に沿って流れて、排出センサ19および電源回路基板16へと向かう。
また、第2の流路FL2に沿って流れる風は、送風機支持体22bの第2の流出口22b_5bから吹き出した後、画像形成装置1内の、図1に示す前面パネル14側を流れて排出センサ19および電源回路基板16へと向かう。
そして、これらの流路に沿って流れる風によって、電源回路基板16、排出センサ19、後面パネル20、および上面カバー21が冷却される。
一方、図7に示す第3の流路FL3に沿って流れる風は、以下に説明するように、駆動力伝達部100へと向かい、図5に示す最上段定着系歯車102a、および最上段定着系歯車102aの回転軸を冷却する。
[駆動力伝達部における冷却]
図9は、図7に示す第3の流路FL3に沿って流れる風の、駆動力伝達部における動きを示す図である。図10は、第3の流路FL3に沿って流れる風の動きを、駆動力伝達部を図9中の矢印G方向から見て示す図である。尚、図10では、駆動力伝達部100が、内部が見易いように、図5に示す各種歯車が外された状態で示されている。
駆動力伝達部100は、箱部材101aと板部材101bとからなる筐体101を備えている。そして、図10に示されているように、箱部材101aから、図5に示す各種歯車の回転軸105が突出している。
本実施形態では、これらの回転軸105のうち、図5に示す最上段定着系歯車102aの回転軸105aが、中空の筒形状を有している。そして、最上段定着系歯車102aの回転軸105aは、箱部材101aと板部材101bとの間で、最上段定着系歯車102aの貫通孔を貫通してこの最上段定着系歯車102aを支持している。さらに、この最上段定着系歯車102aの回転軸105aの一端は、板部材101bを貫通して、駆動力伝達部100の筐体101の外側に突き出て開口している。この最上段定着系歯車102aの回転軸105aが、本発明にいう支持部材の一例に相当している。
本実施形態では、送風機支持体22bの第2の流入口22b_4に流入して第3の流路FL3に沿って流れる風は、この最上段定着系歯車102aの回転軸105aの、筒形状の内側に送り込まれる。
箱部材101aの上部で、送風機支持体22bと接する箇所には、第2の流入口22b_4に流入し送風機支持体22bから出た風を、最上段定着系歯車102aの回転軸105aの、筒形状の内側へと導く通風路106が設けられている。この通風路106と、最上段定着系歯車102aの筒形状を有する回転軸105aとで、第3の流路FL3に沿って流れる風の通路が形成されている。この通風路106が、本発明にいう通風部材の一例に相当している。この通風路106と最上段定着系歯車102aの回転軸105aとで形成される通路は、箱部材101aと板部材101bとで区画された筐体101の内部空間の中で独立した空間となっている。通風路106と最上段定着系歯車102aの回転軸105aとを合わせたものが、本発明にいう中空部材の一例に相当する。
図11は、通風路と、最上段定着系歯車の回転軸とで形成される風の通路を示す図である。図12は、駆動力伝達部の筐体の、通風路と、最上段定着系歯車の回転軸とで形成される風の通路を通る切断面に沿った断面図である。
尚、図11では、図9や図10では示されている送風機支持体22bや板部材101bについても除かれて箱部材101aが示されている。さらに、図11では、通風路106については、この通風路106の内部が見えるように、図中手前側の壁が除かれた状態で示されている。
図11および図12に示すように、最上段定着系歯車102aの筒形状を有する回転軸105aの、箱部材101a側の端部は、通風路106に繋がっており、通風路106の内部に向かって開口している。また、最上段定着系歯車102aの回転軸105aの、板部材101bを突き出た端部も上述したように開口している。
第2の流入口22b_4に流入して第3の流路FL3に沿って流れる風は、送風機支持体22bから出ると通風路106の内部に送り込まれる。そして、この通風路106の内部を流れて、最上段定着系歯車102aの回転軸105aの、箱部材101a側の端部に至る。風は、この端部の開口から回転軸105aの内部に送り込まれ、回転軸105aの内部を通り抜けて板部材101bを突き出た端部から吹き出す。この第3の流路FL3に沿って流れる風が、最上段定着系歯車102aの回転軸105aの内部を流れる際に、この回転軸105aを内側から冷却する。また、この際に、回転軸105aに支持されている最上段定着系歯車102aも冷却される。
このように、本実施形態では、最上段定着系歯車102aと、最上段定着系歯車102aの回転軸105aを冷却する風は、最上段定着系歯車102aや、駆動力伝達部100内の他の歯車に非接触で回転軸105aの内部を流れる。このため、仮に、この風に、埃や塵が混入していたとしても、それらの埃や塵が最上段定着系歯車102aや他の歯車に付着して汚す事態が回避される。埃や塵による歯車の汚れは異音や回転不良の原因の1つとなるが、本実施形態では、冷却用の風に混入した埃や塵による歯車の汚れが回避され、延いては、このような歯車の汚れに起因した異音や回転不良が抑えられる。
尚、風を筒形状を有する回転軸105aの内部に送り込む方法としては、上記の通風路106を経て送り込む本実施形態での方法と異なる次のような方法が考えられる。例えば、通風路106は設けずに回転軸105aの両端を駆動力伝達部100の筐体101から突き出しておく。そして、送風機支持体22bから、この回転軸105aの一端に向かう方向に風を吹き付けて、後は、その風がその一端の開口から回転軸105aの内部に自然と流れ込むに任せる。この方法でも風は回転軸105aの内部に送り込まれるが、風のうちの何割かは周囲に散逸してしまう。一方、本実施形態では、通風路106によって、風がほぼ漏れなく回転軸105aの内部に送り込まれる。また、上記の例のように風の通路を回転軸105aの内部のみとする単純な構造と比べて、回転軸105aまで通風路106で風を導く本実施形態では、風の通路についての設計上の自由度が増している。
また、本実施形態では、中空の筒形状を有し、冷却用の風が送り込まれて冷却対象となる回転軸が、最上段定着系歯車102aの回転軸105aのみとなっている。しかしながら、冷却対象の回転軸は、最上段定着系歯車102aの回転軸105aに限るものではない。即ち、他の定着系歯車102の回転軸や、転写系歯車103の回転軸や、給紙系歯車104の回転軸を冷却対象としても良い。
また、本実施形態では、画像形成装置の一例としてモノクロのプリンタが例示されている。しかしながら、画像形成装置は、これに限るものではなく、カラープリンタであっても良い。さらに、画像形成装置は、プリンタに限るものでもなく、複写機やファクシミリであっても良い。
1 画像形成装置
11 カバー
12 電源ボタン
13 LED
14 前面パネル
15 吸気口
16 電源回路基板
17 モータ
17a 回転軸
18 排出ロール
19 排出センサ
20 後面パネル
21 上面カバー
22 送風装置
22a 送風機
22b 送風機支持体
22b_1 庇部
22b_1a 支持爪
22b_2 壁面
22b_3 第1の流入口
22b_4 第2の流入口
22b_5 導管
22b_5a 第1の流出口
22b_5b 第2の流出口
23 用紙収容部
24 取出しロール
25 レジストレーションロール
26 感光体ドラム
27 帯電器
28 露光器
29 現像器
30 転写器
31 清掃器
32 定着器
100 駆動力伝達部
101 筐体
101a 箱部材
101b 板部材
102 定着系歯車
102a 最上段定着系歯車
103 転写系歯車
104 給紙系歯車
105,105a 回転軸
106 通風路

Claims (3)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に備えられて回転駆動力を伝達する、中央に孔が設けられた歯車と、
    前記筐体壁面で区画された内部空間の中で独立した空間を成す中空形状を有し、該筐体内において前記歯車の孔を貫通して該歯車を回転可能に支持し、該筐体外部から空気が送り込まれ該空気を通過させて該筐体外部に吹き出す中空部材とを有することを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 前記中空部材が、
    中空の筒形状を有し、前記筐体内部から該筐体壁面に向かって延びて前記歯車を支持し該筐体外部に開口した支持部材と、
    前記支持部材の、前記筐体内側の端部に繋がり、該支持部材とともに風の通路を形成する通風部材とを備えたことを特徴とする請求項1記載の駆動力伝達装置。
  3. 用紙上に画像を形成する、回転駆動力の伝達を受けて回転する回転部品を備えた画像形成部と、
    回転駆動力を発生する動力源と、
    前記動力源から前記回転部品への回転駆動力の伝達を仲介する駆動力伝達部とを有し、
    前記駆動力伝達部が、
    筐体と、
    前記筐体内に備えられて回転駆動力を伝達する、中央に孔が設けられた歯車と、
    前記筐体壁面で区画された内部空間の中で独立した空間を成す中空形状を有し、該筐体内において前記歯車の孔を貫通して該歯車を回転可能に支持し、該筐体外部から空気が送り込まれ該空気を通過させて該筐体外部に吹き出す中空部材とを有することを特徴とする画像形成装置。
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