JP2014020994A - 温度検出装置 - Google Patents

温度検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014020994A
JP2014020994A JP2012161496A JP2012161496A JP2014020994A JP 2014020994 A JP2014020994 A JP 2014020994A JP 2012161496 A JP2012161496 A JP 2012161496A JP 2012161496 A JP2012161496 A JP 2012161496A JP 2014020994 A JP2014020994 A JP 2014020994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
detection
temperature detection
output signal
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012161496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5655824B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Hamanaka
義行 濱中
Tsuneo Maehara
恒男 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2012161496A priority Critical patent/JP5655824B2/ja
Priority to US13/945,966 priority patent/US9217677B2/en
Publication of JP2014020994A publication Critical patent/JP2014020994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5655824B2 publication Critical patent/JP5655824B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K13/00Thermometers specially adapted for specific purposes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/02Means for indicating or recording specially adapted for thermometers
    • G01K1/026Means for indicating or recording specially adapted for thermometers arrangements for monitoring a plurality of temperatures, e.g. by multiplexing
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/01Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using semiconducting elements having PN junctions

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】スイッチング素子S*#(*=c,u,v,w:#=p,n)の温度検出精度の低下を好適に回避できる温度検出装置を提供する。
【解決手段】インバータIV及びコンバータCVが備える全てのスイッチング素子S*#のうちいずれか1つのスイッチング素子を判定処理等の対象とする。そして、定電流電源26の出力電流IFを第1の定電流からこの電流よりも大きい第2の定電流に切り替えた場合における感温ダイオードの出力信号VFの変化量に基づき、感温ダイオードの接続段数を判定する判定処理を行う。そして、判定された接続段数に基づき、PWMコンパレータ28から出力されるパルス信号の時比率が温度検出処理で用いられるマップに応じたものとなるようにキャリア生成回路30から出力される三角波信号tcの振幅を補正する補正処理を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、所定の温度検出対象の温度と相関を有する信号を出力する検出素子と、前記検出素子の出力信号をパルス信号に変調して出力する変調手段と、前記変調手段から出力されたパルス信号に基づき前記温度検出対象の温度を検出する温度検出手段と、を備える温度検出装置に関する。
従来、例えば下記特許文献1に見られるように、所定の温度検出対象(例えば半導体スイッチング素子)の温度と負の相関を有する信号を出力する感温ダイオードと、感温ダイオードの出力信号をパルス信号に変調する変調回路と、フォトカプラを介して伝達された上記パルス信号に基づき温度検出対象の温度を検出するマイコンとを備える温度検出装置が知られている。
特開2009−171312号公報
ところで、感温ダイオードの接続段数は、例えば温度検出装置の仕様によって異なる。感温ダイオードの接続段数が多くなると、温度検出対象の実際の温度に対する感温ダイオードの出力信号(電圧降下量)が大きくなる。このため、例えば、感温ダイオードの接続段数をマイコンが把握できていない等、温度検出装置が感温ダイオードの実際の接続段数に応じた構成にされていないと、上記パルス信号に基づく温度検出対象の温度検出精度の低下が懸念される。
なお、感温ダイオードに限らず、所定の温度検出対象の温度と相関を有する信号を出力する検出素子を備える温度検出装置であれば、上述した問題は同様に生じ得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、温度検出対象の温度検出精度の低下を好適に回避できる新たな温度検出装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、所定の温度検出対象(S*#:*=c,u,v,w:#=p,n、S*#x、S*#y)の温度と相関を有する信号(VF、VFx、VFy)を出力する検出素子(SD*#、SD*#x、SD*#y)と、前記検出素子の出力信号をパルス信号に変調して出力する変調手段(28、30)と、前記変調手段から出力されたパルス信号に基づき、前記温度検出対象の温度を検出する温度検出手段(14)と、前記検出素子の接続段数(N)を判定する判定手段(14、34)と、前記温度検出手段において温度検出に用いられる情報を前記判定手段によって判定された前記接続段数に応じたものに補正する処理を行う補正手段(14、34)と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、判定手段によって判定された接続段数を用いて上記補正する処理を行うことで、温度検出対象の温度検出精度の低下を好適に回避することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記検出素子に定電流を流通させる定電流流通手段(26、26x、26y)を更に備え、前記判定手段(34)は、前記定電流流通手段によって定電流を流通させた場合における前記検出素子の出力信号(ΔVjde、Vjudge)に基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする。
検出素子の接続段数が多いほど、検出素子に定電流を流通させた場合における検出素子の出力信号が大きくなる。この点に鑑み、上記発明では、接続段数を判定するためのパラメータとして上記出力信号を用いた。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記定電流流通手段は、前記検出素子に流通させる定電流を可変設定可能なものであり、前記判定手段は、前記定電流流通手段によって定電流を変化させた場合における前記検出素子の出力信号の変化量(ΔVjde)に基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする。
検出素子の接続段数が多いほど、定電流を変化させた場合における検出素子の出力信号の変化量が大きくなる。この点に鑑み、上記発明では、接続段数を判定するためのパラメータとして上記変化量を用いた。さらに、上記変化量は、温度検出対象の温度によらず、接続段数に応じて一意に定まる。このため、上記変化量を用いることで、接続段数を判定するための温度条件の制約を緩和することなどができる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記判定手段(34)は、前記検出素子の接続段数に関する情報を含む外部信号(Sig)を取得する取得手段を備え、前記取得手段によって取得された前記外部信号に基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする。
上記発明では、接続段数を判定するためのパラメータを上記外部信号とすることで、接続段数を的確に判定することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記温度検出対象の温度と相関を有する第2の温度検出対象(20)の温度を検出する検出手段(42)について、その検出値(Te)を取得する取得手段を更に備え、前記判定手段(34)は、前記取得手段によって取得された前記検出手段の検出値と、前記検出素子の出力信号とに基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする。
検出素子の接続段数が多いほど検出素子の出力信号が大きくなる。また、検出手段の検出値及び検出素子の出力信号を関係付けることができる。こうした点に鑑み、上記発明では、接続段数を判定するためのパラメータとして検出手段の検出値及び検出素子の出力信号を採用した。これにより、接続段数を的確に判定することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記判定手段は、前記検出素子の接続段数分の出力信号(VF)と、該検出素子の1段分の出力信号(vf)とに基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする。
上記発明では、接続段数を判定するためのパラメータを上記接続段数分の出力信号と、上記1段分の出力信号とすることで、接続段数を的確に判定することができる。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記検出素子は、感温ダイオードであり、前記検出素子に対する印加電圧(VH)を可変設定可能な電圧印加手段(48)を更に備え、前記判定手段は、前記電圧印加手段によって前記検出素子に対する印加電圧を変化させた場合に該検出素子がオン状態とされる印加電圧に基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする。
上記発明では、接続段数を判定するためのパラメータを検出素子がオン状態とされる印加電圧とすることで、接続段数を的確に判定することができる。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記温度検出対象、前記検出素子、前記変調手段、前記判定手段(34)及び前記補正手段(34)は、第1の領域に備えられ、前記検出素子の接続段数に関する情報を含む信号(Sig2)を出力してかつ前記第1の領域とは電気的に絶縁された第2の領域に備えられる出力手段(14)と、前記第2の領域及び前記第1の領域を電気的に絶縁しつつこれら領域間の信号の伝達を行う絶縁伝達手段(54)と、を更に備え、前記判定手段は、前記絶縁伝達手段を介して伝達された前記出力手段の出力信号に基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする。
上記発明では、接続段数を判定するためのパラメータを出力手段の出力信号とすることで、接続段数を的確に判定することができる。
第1の実施形態にかかる制御システムの構成図。 同実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路の構成図。 同実施形態にかかる接続段数及び感温ダイオードの出力信号等の関係を示す図。 同実施形態にかかる判定処理及び補正処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる接続段数の判定手法を示す図。 同実施形態にかかる接続段数の判定手法を示す図。 同実施形態にかかる判定処理及び補正処理の効果を示す図。 第2の実施形態にかかる判定処理及び補正処理の手順を示す流れ図。 第3の実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路の構成図。 同実施形態にかかる判定処理及び補正処理の手順の示す流れ図。 第4の実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路の構成図。 同実施形態にかかる判定処理及び補正処理の手順を示す流れ図。 第5の実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路の構成図。 同実施形態にかかる判定処理及び補正処理の手順を示す流れ図。 第6の実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路の構成図。 同実施形態にかかる判定処理及び補正処理の手順を示す流れ図。 第7の実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路の構成図。 同実施形態にかかる判定処理及び補正処理の手順を示す流れ図。 第8の実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路の構成図。 第9の実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路の構成図。 同実施形態にかかる異常検出処理の手順を示す流れ図。 第10の実施形態にかかる異常検出処理の手順を示す流れ図。 第11の実施形態にかかる異常検出処理の手順を示す流れ図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる温度検出装置を車載主機として回転機を備える車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかる制御システムの全体構成を示す。
モータジェネレータ10は、車載主機であり、図示しない駆動輪に連結されている。モータジェネレータ10は、インバータIV及びコンバータCVを介して高電圧バッテリ12に接続されている。ここで、コンバータCVは、平滑コンデンサCと、平滑コンデンサCに並列接続された一対のスイッチング素子Scp,Scnと、一対のスイッチング素子Scp,Scnの接続点と高電圧バッテリ12の正極とを接続するリアクトルLとを備えている。詳しくは、コンバータCVは、スイッチング素子Scp,Scnのオンオフ操作によって、高電圧バッテリ12の電圧(例えば「288V」)を所定の電圧(例えば「666V」)を上限として昇圧する機能を有する。
一方、インバータIVは、スイッチング素子Sup,Sunの直列接続体と、スイッチング素子Svp,Svnの直列接続体と、スイッチング素子Swp,Swnの直列接続体とを備えている。これら各直列接続体の接続点は、モータジェネレータ10のU,V,W相にそれぞれ接続されている。
なお、本実施形態では、スイッチング素子S*#(*=c,u,v,w;#=p,n)として、電圧制御形のものが用いられており、より具体的には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられている。そして、これらスイッチング素子S*#は、全て同一仕様のものを用いている。また、これらスイッチング素子S*#にはそれぞれ、フリーホイールダイオードFD*#が逆並列に接続されている。
さらに、図示しないが、スイッチング素子S*#付近には、スイッチング素子S*#の温度を検出するための感温ダイオードが備えられている。本実施形態において、これら感温ダイオードは、全て同一仕様のものを用いている。すなわち、これら感温ダイオードの接続段数は、全て同一である。感温ダイオードについては、後に詳述する。
制御装置14は、低電圧バッテリ16を電源としてかつマイクロコンピュータを主体として構成され、インバータIVやコンバータCVの操作によってモータジェネレータ10のトルクをトルク指令値Tr*に制御する。詳しくは、制御装置14は、ソフトウェア処理によって生成された駆動信号をインターフェース18を介してスイッチング素子S*#に対して出力することで、スイッチング素子S*#をオンオフ操作する。ここでは、高電位側のスイッチング素子S*pと、対応する低電位側のスイッチング素子S*nとが交互にオン状態とされる。
ちなみに、トルク指令値Tr*は、車両制御を統括する上位の制御装置から制御装置14に入力される。また、本実施形態において、コンバータCV、インバータIV及び制御装置14は、パワーコントロールユニット(以下、PCU)を構成する。
インターフェース18は、高電圧バッテリ12、コンバータCV、インバータIV及びモータジェネレータ10を備える高電圧システムと、低電圧バッテリ16及び制御装置14を備える低電圧システムとの間を絶縁しつつ、これらの間の信号の伝達を行うための絶縁伝達手段である。なお、本実施形態において、高電圧システムが第1の領域に相当し、低電圧システムが第2の領域に相当する。
続いて、図2を用いて、スイッチング素子S*#の駆動回路及び温度検出回路について説明する。なお、図2では、インターフェース18のうちスイッチング素子S*#の駆動信号伝達用のインターフェースの図示を省略している。
図示されるように、スイッチング素子S*#は、フリーホイールダイオードFD*#及び感温ダイオードSD*#とともにパワーカードPCに収容されてパッケージ化されている。感温ダイオードSD*#は、スイッチング素子S*#の温度と負の相関を有する信号VF(電圧降下量)を出力する検出素子である。
スイッチング素子S*#の開閉制御端子(ゲート)は、集積回路20に接続されている。集積回路20は、スイッチング素子S*#の駆動回路を構成する専用の半導体装置であり、駆動制御部22等を備えている。駆動制御部22は、図示しない上記駆動信号伝達用のインターフェースを介して伝達された駆動信号に基づきスイッチング素子S*#をオンオフ操作したり、ローカルシャットダウン処理を行ったりする。ここで、ローカルシャットダウン処理は、感温ダイオードSD*#の出力信号VFが規定電圧を下回る(スイッチング素子S*#の温度が規定温度を上回る)と判断された場合、スイッチング素子S*#が過熱状態であるとしてスイッチング素子S*#の駆動を禁止する処理である。ここで、上記規定温度は、例えば、スイッチング素子S*#の信頼性が短時間に大きく低下するスイッチング素子S*#の温度の下限値であり、上記規定電圧は、スイッチング素子S*#の温度が規定温度となる場合の感温ダイオードSD*#の出力信号VFに設定されている。ローカルシャットダウン処理によれば、スイッチング素子S*#を迅速にオフ状態とさせることができ、スイッチング素子S*#の過熱によってスイッチング素子S*#の信頼性が大きく低下する事態を回避できる。
集積回路20は、更に、感温ダイオードSD*#の出力信号VFを2値の信号に変換する機能をも有する。詳しくは、集積回路20は、電源24、この電源24を電力供給源とする定電流電源26、PWMコンパレータ28等を備えている。なお、本実施形態では、定電流電源26として、その出力電流IFを可変設定可能なものを用いている。
定電流電源26の出力側は、感温ダイオードSD*#のアノードに接続されており、感温ダイオードSD*#のカソードは、接地されている。
感温ダイオードSD*#のアノードは、さらに、PWMコンパレータ28の非反転入力端子に接続されており、PWMコンパレータ28の反転入力端子は、キャリア(三角波信号tc)を出力するキャリア生成回路30に接続されている。PWMコンパレータ28では、感温ダイオードSD*#の出力信号VFと、上記三角波信号tcとの大小比較により、感温ダイオードSD*#の出力信号VFをパルス幅変調する。これにより、PWMコンパレータ28の出力信号は、感温ダイオードSD*#の出力信号VFに応じて、論理「H」及び論理「L」の1周期に対する論理「H」の期間の比率(時比率Duty)が変化する信号となる。なお、本実施形態において、PWMコンパレータ28及びキャリア生成回路30が変調手段を構成する。
ここで、感温ダイオードSD*#の出力信号VFとスイッチング素子S*#の実際の温度とは負の相関を有し、これにより、PWMコンパレータ28の出力信号の時比率Dutyは、上記出力信号VFが大きくなるほど高くなる。すなわち、スイッチング素子S*#の実際の温度が高くなるほど、上記時比率Dutyは低くなる。
PWMコンパレータ28の出力端子は、インターフェース18を構成するフォトカプラ32の1次側(フォトダイオード)に接続されている。
一方、フォトカプラ32の2次側には、上記制御装置14が接続されている。制御装置14は、ソフトウェア処理によってPWMコンパレータ28から出力されるアナログデータをデジタルデータに変換し、変換されたデジタルデータに基づきスイッチング素子S*#の温度を検出する温度検出処理を行う。詳しくは、制御装置14は、PWMコンパレータ28から出力されるパルス信号の時比率Dutyが低いほど、スイッチング素子S*#の温度検出値Tdを高く算出する。なお、上記温度検出処理は、具体的には例えば、上記時比率Dutyを入力として、上記時比率Duty及び温度検出値Tdが関係付けられたマップを用いて行われる。ここで、本実施形態では、マップ作成時における感温ダイオードSD*#の接続段数を規定数に設定していることとする。
制御装置14は、さらに、上記温度検出値Tdが上記規定温度よりも低い閾値温度以上になったと判断した場合、トルク指令値Tr*を制限するパワーセーブ処理を行う。この処理によれば、コレクタ電流を制限することができ、スイッチング素子S*#を過熱から保護することができる。
なお、PWMコンパレータ28、キャリア生成回路30及びPWMコンパレータ28に接続されたインターフェース18は、部品数の低減を図るべく、実際には、インバータIV及びコンバータCVに備えられる8つのスイッチング素子S*#のうちいずれか1つのみに対応して備えられている。具体的には、これら8つのスイッチング素子S*#のうち温度が最も高くなると想定されるものに対応したもののみに備えられている。本実施形態では、PWMコンパレータ28等が備えられる集積回路20に対応するスイッチング素子の符号を「Sa」とし、スイッチング素子Saに対応する感温ダイオードの符号を「SDa」とすることとする。
次に、本実施形態にかかる特徴的構成である判定処理及び補正処理について説明する。
上記判定処理は、感温ダイオードSDaに対応した集積回路20のみに備えられる判定部34によって実行され、感温ダイオードSDaの接続段数を判定する処理である。また、上記補正処理は、判定処理と同様に判定部34によって実行され、PWMコンパレータ28から出力されるパルス信号の時比率Dutyが温度検出処理で用いられるマップに応じたものとなるようにキャリア生成回路30から出力される三角波信号の振幅を補正する処理である。以下、図3を用いて、これら処理の必要性について説明する。
図3(A)は、スイッチング素子Saの実際の温度Tj及び感温ダイオードSDaの出力信号VFの関係を示し、図3(B)は、上記出力信号VF及びPWMコンパレータ28の出力信号の時比率Dutyの関係を示し、図3(C)は、温度検出処理で用いられるマップを示す。ちなみに、本実施形態では、感温ダイオードが取り得る接続段数Nとして2種を想定しており、具体的には、上記接続段数Nとして「2」,「3」を想定している。また、本実施形態では、温度検出処理で用いられるマップ作成時の上記規定数が「3」とされている。
感温ダイオードSDaの接続段数が多いほど、図3(A)に示すように、スイッチング素子Saの実際の温度Tjに対する感温ダイオードSDaの出力信号VFが大きくなる。このため、下限温度Tmin及び上限温度Tmaxにて規定されるスイッチング素子Saの温度検出範囲において、接続段数Nが「2」である場合の感温ダイオードSD*#の出力信号VFの取り得る範囲RngVF2は、接続段数Nが「3」である場合の上記出力信号VFの取り得る範囲RngVF3と異なる。
感温ダイオードSDaの出力信号VFの取り得る範囲RngVF2,RngVF3が互いに異なると、図3(B)に示すように、PWMコンパレータ28の出力信号の時比率Dutyが取り得る範囲RngDy2,RngDy3も互いに異なる。これにより、図3(C)に示すように、マップを用いて算出される温度検出値Tdの取り得る範囲RngTd2,RngTd3が互いに異なる。すなわち、感温ダイオードSDaの実際の接続段数Nが上記規定数からずれると、温度検出処理によるスイッチング素子Saの温度検出精度が低下することとなる。これにより、例えば、パワーセーブ処理によってスイッチング素子S*#を過熱から保護することができなくなるといった問題が生じ得る。こうした問題を回避すべく、上記判定処理及び補正処理を行う。
図4に、判定部34によって実行される判定処理及び補正処理の手順を示す。なお、本実施形態にかかる判定部34は、ハードウェアであるため、図4に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、スイッチング素子Saの駆動前であるか否かを判断する。すなわち、インバータIV及びコンバータCVの起動時であるか否かを判断する。この処理は、判定処理及び補正処理の実行条件が成立したか否かを判断するための処理である。
ステップS10において肯定判断された場合には、上記実行条件が成立したと判断し、ステップS12、S14の処理を行う。ステップS12、S14では、定電流電源26の出力電流IFを第1の定電流I1からこの電流よりも大きい第2の定電流I2に切り替えた場合における感温ダイオードSDaの出力信号VFの変化量(判定電位差ΔVjde)に基づき、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定する判定処理を行う。以下、図5及び図6を用いて、本実施形態にかかる接続段数Nの判定手法について詳述する。
図5は、定電流電源26の出力電流IF及び感温ダイオードSDaの出力信号VFの関係を示す図である。
図示されるように、感温ダイオードSDaの接続段数Nが「3」である場合の判定電位差ΔVjde3は、感温ダイオードSDaの接続段数Nが「2」である場合の判定電位差ΔVjde2よりも大きい。これは、上述したが、図6に示すように、接続段数Nが多いほど、感温ダイオードSDaに流れる単位電流当たりの電圧降下量ΔVunitが大きくなるためである。このため、上記判定電位差ΔVjdeは、接続段数Nを判定するためのパラメータとなる。
先の図4の説明に戻り、ステップS12では、上記判定電位差ΔVjdeを算出する。そして、ステップS14では、判定電位差ΔVjdeに基づき、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定する。具体的には、例えば、判定電位差ΔVjdeを入力として、判定電位差ΔVjde及び接続段数Nが関係付けられたマップに基づき接続段数Nを判定すればよい。
続くステップS16では、判定された接続段数Nに基づき、PWMコンパレータ28の出力信号の時比率Dutyを、接続段数が上記規定数とされる場合における上記出力信号の時比率とするようにキャリア生成回路30から出力される三角波信号tcの振幅を補正する補正処理を行う。すなわち、制御装置14において温度検出処理に用いられる情報としてのPWMコンパレータ28の出力信号を判定処理によって判定された接続段数Nに応じたものに補正する。ちなみに、上記補正処理は、具体的には、例えば、三角波信号tcの周波数を固定しつつ、三角波信号tcの最大値tu及び最小値tlのうち少なくとも1つを変更することで行えばよい(先の図2参照)。
なお、上記ステップS10において否定判断された場合や、ステップS16の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
ちなみに、本実施形態において、判定処理によって判定された接続段数Nに基づき、ローカルシャットダウン処理に用いられる感温ダイオードSD*#の出力信号VFを補正する構成を備えることが望ましい。
次に、図7に、判定処理及び補正処理を実行した場合の効果について説明する。なお、図7(A)〜図7(C)は、先の図3(A)〜図3(C)に対応している。
図7(B)に示すように、感温ダイオードSDaの接続段数Nによって感温ダイオードSDaの出力信号VFの取り得る範囲RngVF2,RngVF3は異なる。ここで、判定処理によって判定された接続段数Nに基づく補正処理によれば、PWMコンパレータ28の出力信号の時比率Dutyの取り得る範囲を、温度検出処理で用いられるマップに対応した範囲RngDy3とすることができる。このため、図7(C)に示すように、スイッチング素子Saの温度検出精度の低下を回避することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)判定電位差ΔVjdeに基づき接続段数Nを判定する判定処理を行った。判定電位差ΔVjdeは、スイッチング素子Saの温度によらず、接続段数Nに応じて一意に定まる。このため、判定電位差ΔVjdeに基づく判定処理によれば、接続段数Nを的確に判定し、また、判定処理を実行する上でスイッチング素子Saの温度条件の制約を緩和することができる。
さらに、接続段数Nの判定に用いるパラメータを上記判定電位差ΔVjdeとすることで、判定処理に用いる信号を低電圧システムから高電圧システムへと伝達するための回路の追加が不要となる等、回路構成の複雑化を回避することもできる。
(2)判定処理によって判定された接続段数Nに基づき、PWMコンパレータ28の出力信号の時比率Dutyが、接続段数が上記規定数とされる場合の上記出力信号の時比率となるようにキャリア生成回路30から出力される三角波信号tcの振幅を補正する補正処理を行った。このため、接続段数Nに依存しないスイッチング素子Saの温度情報を制御装置14に送信することができる。
(3)スイッチング素子Saの駆動前に判定処理及び補正処理を行った。こうした構成によれば、感温ダイオードSD*#の接続段数が制御システムの仕様によって異なったとしても、インバータIV等の起動時において三角波信号tcを実際の接続段数Nに応じて自動的に補正することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、判定処理手法を変更する。なお、本実施形態では、定電流電源26として、その出力電流IFが固定値とされるものを用いている。
図8に、判定部34によって実行される判定処理及び補正処理の手順を示す。なお、本実施形態にかかる判定部34は、ハードウェアであるため、図8に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。また、図8において、先の図4に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS12aに進み、定電流電源26から感温ダイオードSDaに単一の定電流を流通させた場合の感温ダイオードSDaの出力信号VF(以下、判定電圧Vjudge)を算出する。
続くステップS14aでは、判定電圧Vjudgeに基づき感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定する。具体的には、例えば、判定電圧Vjudge及び接続段数Nが関係付けられたマップを用いて接続段数Nを判定すればよい。ここで、接続段数Nを判定するためのパラメータとして判定電圧Vjudgeを用いるのは、感温ダイオードSDaの接続段数Nが多いほど、判定電圧Vjudgeが高くなることに鑑みたものである。
なお、本実施形態において、判定処理は、スイッチング素子Saの温度が特定の温度(又は特定の温度範囲)になると想定される状況下において行われることが望ましい。これは、感温ダイオードSDaの接続段数Nの誤判定を回避するためである。つまり、判定処理が行われる場合におけるスイッチング素子Saの実際の温度が上記特定の温度から大きくずれると、判定電圧Vjudge及び接続段数Nの関係がマップに規定された関係からずれることとなり、接続段数Nの誤判定を招くおそれがある。ここで、スイッチング素子Saの温度が特定の温度(又は特定の温度範囲)になる状況であるか否かは、例えば、集積回路20の温度を検出するセンサ等、スイッチング素子Saの温度と相関を有する温度を検出するセンサの検出値に基づき判断すればよい。
ステップS14aの処理が完了した場合には、ステップS16に進む。
なお、上記ステップS10において否定判断された場合や、ステップS16の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によっても、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定することはできる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、判定処理手法を変更する。
図9に、本実施形態にかかるスイッチング素子S*#の温度検出回路等の構成を示す。なお、図9において、先の図2に示した部材等と同一の部材等については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、判定部34には、集積回路20の端子(切替端子Tst)、スイッチ36及び抵抗体38を介して電源40が接続されている。スイッチ36、抵抗体38及び電源40は、集積回路20に対して外付けされたものである。スイッチ36は、抵抗体38の両端のうち電源40の反対側又は高電圧システム側の接地部位と、判定部34とを選択的に接続するように操作される部材である。
なお、本実施形態では、定電流電源26aとして、その出力電流IFが固定値とされるものを用いている。
続いて、判定部34によって実行される判定処理について説明する。本実施形態では、切替端子Tstを介して判定部34に入力された外部信号Sigの論理に基づき、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定する。
図10に、上記判定処理及び補正処理の手順を示す。なお、本実施形態にかかる判定部34は、ハードウェアであるため、図10に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。また、図10において、先の図4に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS18に進む、外部情報Sigを取得する。
続くステップS14bでは、外部信号Sigに基づき接続段数Nを判定する。本実施形態では、外部信号Sigの論理が「H」であると判断された場合、接続段数Nが「2」であると判断し、外部信号Sigの論理が「L」であると判断された場合、接続段数Nが「3」であると判断する。これは、本実施形態において、製品の製造工程にて対象製品の接続段数Nが「2」である場合に判定部34及び抵抗体38を接続するようにスイッチ36が操作され、対象製品の接続段数Nが「3」である場合に判定部34及び接地部位を接続するようにスイッチ36が操作されるためである。ちなみに、本実施形態において、スイッチ36は、製造工程以外において操作されることを想定していない。また、ステップS14bの処理が完了した場合には、ステップS16に進む。
なお、上記ステップS10において否定判断された場合や、ステップS16の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によっても、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第3の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、判定処理手法を変更する。
図11に、本実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路等の構成を示す。なお、図11において、先の図9に示した部材等と同一の部材等については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、集積回路20は、更に集積回路20の温度を検出する温度センサ42を備えている。なお、集積回路20の温度は、スイッチング素子Saの温度と正の相関を有している。また、温度センサ42の検出値Teは、判定部34に入力される。
続いて、判定部34によって実行される判定処理について説明する。本実施形態では、感温ダイオードSDaの出力信号VFと、温度センサ42の検出値Teとに基づき、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定する。
図12に、上記判定処理及び補正処理の手順を示す。なお、本実施形態にかかる判定部34は、ハードウェアであるため、図12に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。また、図12において、先の図10に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS20に進み、温度センサ42の検出値Teを取得する。なお、上記ステップS10において肯定判断された状況は、スイッチング素子Saが熱的に平衡状態とされる状況である。このため、本ステップにおいて取得される温度センサ42の検出値Teは、スイッチング素子Saの温度と略同一である。
続くステップS14cでは、温度センサ42の検出値Te及び感温ダイオードSDaの出力信号VFに基づき、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定する。この判定手法は、温度センサ42の検出値Teがスイッチング素子Saの実際の温度Tjと略同一であることと、スイッチング素子Saの実際の温度Tj、感温ダイオードSDaの出力信号VF及び感温ダイオードSDaの接続段数Nを関係付けることができることとに基づくものである。ちなみに、ステップS14cの処理の完了後、ステップS16に進む。
なお、上記ステップS10において否定判断された場合や、ステップS16の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によっても、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定することができる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について、先の第3の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、判定処理手法を変更する。
図13に、本実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路等の構成を示す。なお、図13において、先の図9に示した部材等と同一の部材等については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、判定部34には、感温ダイオードSDaの1段分の出力信号vfを検出するための電気経路が接続されている。
続いて、判定部34によって実行される判定処理について説明する。本実施形態では、感温ダイオードSDaの接続段数分の出力信号VFと、感温ダイオードSDaの1段分の出力信号vfとに基づき、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定する。
図14に、上記判定処理及び補正処理の手順を示す。なお、本実施形態にかかる判定部34は、ハードウェアであるため、図14に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。また、図14において、先の図10に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS22に進み、感温ダイオードSDaの接続段数分の出力信号VFと、感温ダイオードSDaの1段分の出力信号vfとを取得する。
続くステップS14eでは、取得されたこれら出力信号VF,vfに基づき、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定する。本実施形態では、感温ダイオードSDaの接続段数分の出力信号VFを1段分の出力信号vfで除算した値に基づき、接続段数Nを判定する。具体的には、例えば、上記除算した値を整数化することで接続段数Nを判定する。なお、ステップS14eの処理の完了後、ステップS16に進む。
なお、上記ステップS10において否定判断された場合や、ステップS16の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によっても、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定することができる。
(第6の実施形態)
以下、第6の実施形態について、先の第3の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、判定処理手法を変更する。
図15に、本実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路等の構成を示す。なお、図15において、先の図9に示した部材等と同一の部材等については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、判定部34は、スイッチ46を操作する。スイッチ46は、定電流電源26aの出力側又は端子電圧VHを可変設定可能な可変電圧源48の正極側と、感温ダイオードSDaのアノードとを選択的に接続するための部材である。また、可変電圧源48の負極側は、感温ダイオードSDaのカソードに接続されている。なお、判定部34には、可変電圧源48の出力電流を検出する電流センサ50の検出値Irが入力される。
続いて、判定部34によって実行される判定処理について説明する。本実施形態では、可変電圧源48によって感温ダイオードSDaに対する印加電圧を変化させた場合に感温ダイオードSDaがオン状態とされる印加電圧に基づき、接続段数Nを判定する。
図16に、上記判定処理及び補正処理の手順を示す。なお、本実施形態にかかる判定部34は、ハードウェアであるため、図16に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。また、図16において、先の図10に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS24に進み、感温ダイオードSDaのアノード及び可変電圧源48の正極側を接続するようにスイッチ46を操作する。これにより、可変電圧源48及び感温ダイオードSDaを含む閉ループ回路が形成される。
続くステップS26、S28では、電流センサ50の検出値Irが所定値αを超えたと判断されるまで可変電圧源48の端子電圧VHを漸増させる。ここで、所定値αは、感温ダイオードSDaがオン状態とされたか否かを判別可能な値に設定されている。
ステップS26において肯定判断された場合には、感温ダイオードSDaがオン状態に切り替わったと判断し、ステップS14fに進む。ステップS14fでは、感温ダイオードSDaがオン状態に切り替わった時点の感温ダイオードSDaの出力信号VFに基づき、接続段数Nを判定する。この判定手法は、接続段数Nが多いほど、感温ダイオードSDaがオン状態に切り替わった時点の感温ダイオードSDaの出力信号VFが大きくなることに鑑みたものである。なお、ステップS14fの処理の完了後、ステップS16に進む。
なお、上記ステップS10において否定判断された場合や、ステップS16の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
ちなみに、判定処理及び補正処理が完了された場合、定電流電源26aの出力側及び感温ダイオードSDaのアノードが接続されるようにスイッチ46が操作される。
以上説明した本実施形態によっても、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定することができる。
(第7の実施形態)
以下、第7の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、判定処理及び補正処理手法を変更する。
図17に、本実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路等の構成を示す。なお、図17において、先の図2に示した部材等と同一の部材等については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、制御装置14には、低圧側温度センサ52の検出値Twが入力される。本実施形態では、低圧側温度センサ52として、インバータIV及びコンバータCVを冷却する冷却器を流れる冷却流体の温度を検出するセンサを用いている。なお、冷却流体の温度は、スイッチング素子Saの温度と正の相関を有する。
ちなみに、本実施形態では、集積回路20に判定部34が備えられていない。また、定電流電源26aとして、その出力電流IFが固定値とされるものを用いている。
続いて、図18を用いて、制御装置14によって実行される判定処理及び補正処理について説明する。詳しくは、図18は、上記判定処理及び補正処理の手順を示す図である。なお、図18において、先の図4に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS30に進み、低圧側温度センサ52の検出値Twを取得する。なお、本ステップにおいて取得される低圧側温度センサ52の検出値Twは、スイッチング素子Saの温度と略同一である。
続くステップS14gでは、低圧側温度センサ52の検出値Tw及びPWMコンパレータ28の出力信号の時比率Dutyに基づき、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定する判定処理を行う。この判定手法は、上記第4の実施形態の図12のステップS14cで説明した手法と同様の手法である。詳しくは、低圧側温度センサ52の検出値Twがスイッチング素子Saの実際の温度Tjと略同一であることと、スイッチング素子Saの実際の温度Tj、感温ダイオードSDaの出力信号の時比率Duty及び感温ダイオードSDaの接続段数Nを関係付けることができることとに基づくものである。なお、本ステップにおける接続段数Nの判定は、具体的には、例えば、低圧側温度センサ52の検出値Tw及び上記時比率Dutyを入力とした上記検出値Tw、上記時比率Duty及び接続段数Nが関係付けられたマップ演算によって行えばよい。
続くステップS16aでは、補正処理を行う。本実施形態では、上記ステップS14gで判定された接続段数Nに基づき、制御装置14に入力されたPWMコンパレータ28の出力信号の時比率Dutyを接続段数Nが上記規定数とされる場合における上記出力信号の時比率に補正する処理を行う。すなわち、温度検出処理において温度検出に用いられる情報としての制御装置14に入力されたPWMコンパレータ28の出力信号の時比率Dutyが判定処理によって判定された接続段数Nに応じたものに補正される。
なお、上記ステップS10において否定判断された場合や、ステップS16aの処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によっても、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定することができる。また、判定された接続段数Nに基づく上記補正処理により、スイッチング素子Saの温度検出精度の低下を回避することができる。
さらに、インバータIV及びコンバータCVにおいて感温ダイオードSD*#の接続段数が共通化されていることから、本実施形態では、これらスイッチング素子S*#のうち1つ(1アーム)について判断処理を行った。このため、判断処理の簡素化を図ることもできる。加えて、補正処理の実行主体をソフトウェア処理手段である制御装置14とした。このため、例えば、上記ステップS14gで用いるマップの変更等、補正処理を行うための構成の変更を比較的容易に行うことができる。
(第8の実施形態)
以下、第8の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、判定処理手法を変更する。
図19に、本実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路等の構成を示す。なお、図19において、先の図2に示した部材等と同一の部材等については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、制御装置14から出力されたスイッチング素子S*#の駆動信号g*#は、第2のインターフェース54を介して駆動制御部22に伝達される。第2のインターフェース54は、スイッチング素子S*#の駆動信号伝達用の絶縁伝達手段であり、先の図2では省略したものである。なお、本実施形態では、定電流電源26aとして、その出力電流IFが固定値とされるものを用いている。
続いて、判定部34によって実行される判定処理について説明する。本実施形態では、第2のインターフェース54を介して伝達された制御装置14からの出力信号Sig2に基づき、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定する。詳しくは、本実施形態では、スイッチング素子S*#の駆動前に制御装置14から上記出力信号Sig2を出力する。そして、判定部34において、上記出力信号Sig2の論理が「H」であると判断された場合、接続段数Nが「2」であると判断し、出力部号Sig2の論理が「L」であると判断された場合、接続段数Nが「3」であると判断する。ちなみに、制御装置14には、例えば、制御装置14の製造工程において感温ダイオードSD*#の接続段数Nに関する情報が記載される。制御装置14は、記憶された接続段数Nに関する情報に基づき、上記出力信号Sig2を生成して出力する。
なお、本実施形態では、第2のインターフェース54を介した信号伝達をシリアル通信によって行っている。本実施形態では、シリアル通信によって伝達する情報として、上記出力信号Sig2に加えて、スイッチング素子S*#の複数の個体差情報を想定している。具体的には、上記個体差情報として、スイッチング素子S*#のゲート電荷Qg、スイッチング素子S*#をオン状態とするためのゲート電圧であるスレッショルド電圧Vthを想定している。これら情報は、駆動制御部22に伝達され、例えば、スイッチング素子S*#の個体差に起因したスイッチング素子S*#の制御精度の低下を回避するために伝達される。
以上説明した本実施形態によっても、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定することができる。また、第2のインターフェース54を、駆動信号g*#の伝達用と上記出力信号Sig2の伝達用とで共通化した。このため、上記出力信号Sig2を伝達するための伝達回路及びフォトカプラの追加を回避することもできる。
さらに、第2のインターフェース54を介した信号伝達をシリアル通信によって行った。このため、インバータIV等の起動時において、制御装置14から高電圧システム側に伝達すべき情報量が多くなる場合であっても、感温ダイオードSD*#の接続段数Nに関する情報を判定部34に適切に伝達することができる。
(第9の実施形態)
以下、第9の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、感温ダイオードSD*#に関する異常を検出する異常検出処理を行う。
図20に、本実施形態にかかるスイッチング素子の温度検出回路等の構成を示す。なお、図20において、先の図2に示した部材等と同一の部材等については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、集積回路20は、並列接続された一対のスイッチング素子S*#x,S*#yを駆動する。詳しくは、これらスイッチング素子S*#x,S*#yは、コレクタ同士が接続され、また、エミッタ同士が接続されている。ここで、本実施形態において、一対のスイッチング素子S*#x,S*#yが並列接続されているのは、コンバータCVやインバータIVの出力電流の最大値を大きくするためである。
ちなみに、本実施形態では、以降、スイッチング素子S*#xを第1のスイッチング素子と称し、スイッチング素子S*#yを第2のスイッチング素子と称すこととする。また、本実施形態におけるスイッチング素子の温度検出回路等は、基本的には先の図2に示したものと同様である。このため、上記温度検出回路等を構成する部材等について、第1のスイッチング素子S*#xに対応するものには添え字「x」を付し、第2のスイッチング素子S*#yに対応するものには添え字「y」を付している。
第1の電源24xは、第1の定電流電源26xを介して第1の感温ダイオードSD*#xのアノードに接続され、カソードは、接地されている。一方、第2の電源24yは、第2の定電流電源26yを介して第2の感温ダイオードSD*#yのアノードに接続され、カソードは、接地されている。
第1の感温ダイオードSD*#xのアノード又は第2の感温ダイオードSD*#yのアノードと、PWMコンパレータ28の非反転入力端子とは、スイッチ56によって選択的に接続可能とされている。こうした構成は、例えば、単一のインターフェース18で一対の感温ダイオードSD*#x,SD*#yの出力信号VFx,VFyを伝達するために採用されている。
続いて、図21を用いて、本実施形態にかかる異常検出処理について説明する。ここで、図21は、異常検出処理の手順を示す図である。この処理は、判定部34によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、本実施形態にかかる判定部34は、ハードウェアであるため、図21に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS32において、第1の感温ダイオードSD*#xの出力信号VFx及び第2の感温ダイオードSD*#yの出力信号VFyの差の絶対値が規定値γ(>0)を超えたか否かを判断する。この処理は、感温ダイオードSD*#x,SD*#yに関する異常が生じているか否かを判断するための処理である。ここで、感温ダイオードSD*#x,SD*#yに関する異常には、一対の感温ダイオードSD*#x,SD*#yのうちいずれかのショート故障、オープン故障、及び定電流電源26x,26yと感温ダイオードSD*#x,SD*#yのアノードとを接続する電気経路の断線のうち少なくとも1つが含まれる。本ステップの処理によって上記異常を検出可能なのは、以下の理由による。
第1,第2のスイッチング素子S*#x,S*#yは、共通の駆動制御部22によって駆動されることから、スイッチング動作態様が同一となる。このため、第1,第2のスイッチング素子S*#x,S*#yの実際の温度は、略同一であると考えられる。こうした状況下においては、第1,第2の感温ダイオードSD*#x,SD*#yの出力信号VFx,VFyも略同一であり、これら出力信号VFx,VFyの差の絶対値が小さくなると考えられる。これに対し、感温ダイオードSD*#x,SD*#yに関する異常が生じる場合には、上記絶対値が大きくなると考えられる。このため、本ステップの処理によって上記異常を検出することができる。
ステップS32において肯定判断された場合には、感温ダイオードSD*#x,SD*#yに関する異常が生じていると判断し、ステップS34に進む。ステップS34では、制御装置14に対してフェール信号FLを出力する処理を行う。この処理は、上記異常が生じている旨を制御装置14に通知するための処理である。ここで、上記出力する処理は、例えば、第1,第2のスイッチング素子S*#x,S*#yの通常駆動時ではあり得ない態様のパルス信号をPWMコンパレータ28から出力させることで行えばよい。ちなみに、制御装置14にフェール信号FLが入力された場合、制御装置14は、例えば、上記異常が生じた旨をユーザに通知したり、上記上位の制御装置に対して退避走行すべき旨を通知したりするフェールセーフ処理を行う。
なお、上記ステップS32において否定判断された場合や、ステップS34の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で得られる効果に加えて、感温ダイオードSD*#x,SD*#yに関する異常を検出し、また、フェールセーフ処理を行うことができる。このため、感温ダイオードに関する異常が生じた状態でモータジェネレータ10の制御システムが継続して使用されることを回避でき、ひいてはインバータIVやコンバータCV等の信頼性が大きく低下する事態を好適に回避できる。
(第10の実施形態)
以下、第10の実施形態について、先の第9の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、異常検出処理の実行主体を、判定部34に代えて、制御装置14とする。
なお、本実施形態では、スイッチング素子として、互いに並列接続されていないものを想定している。すなわち、スイッチング素子の温度検出回路等は、先の図2に示したものとなる。また、本実施形態において、PWMコンパレータ28、キャリア生成回路30及びPWMコンパレータ28に接続されたインターフェース18は、インバータIV及びコンバータCVに備えられる8つのスイッチング素子S*#のそれぞれに対応して備えられている。このため、これらスイッチング素子S*#のそれぞれの温度情報は、インターフェース18を介して制御装置14に伝達されることとなる。
図22に、本実施形態にかかる異常検出処理の手順を示す。なお、この処理は、制御装置14によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS32aにおいて、インバータIV及びコンバータCVが備える8つのスイッチング素子S*#に対応する感温ダイオードSD*#のうち一対の出力信号差「VFa−VFb」の絶対値が規定値γを超えたか否かを判断する。この処理は、感温ダイオードに関する異常が生じているか否かを判断するための処理である。ちなみに、本ステップの処理は、上記8つのスイッチング素子S*#に対応する感温ダイオードSD*#の出力信号のうち対となる全ての組み合わせについて行われる。
ステップS32aにおいて肯定判断された場合には、感温ダイオードに関する異常が生じている旨判断し、ステップS34に進む。本実施形態では、上位の制御装置に対してフェール信号FLを出力する処理を行う。これにより、上位の制御装置において、ユーザにその旨を通知する処理などが行われる。
なお、上記ステップS32aにおいて否定判断された場合や、ステップS34の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によっても、感温ダイオードに関する異常を検出することができる。
(第11の実施形態)
以下、第11の実施形態について、先の第9の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、異常検出処理の実行主体を、判定部34に代えて、制御装置14とする。なお、本実施形態では、上記第7の実施形態で説明した低圧側温度センサ52の検出値Tw(冷却流体の温度検出値)が制御装置14に入力される構成とされている。
図23に、本実施形態にかかる異常検出処理の手順を示す。なお、この処理は、制御装置14によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS36において、低圧側温度センサ52の検出値Twを取得する。
続くステップS38では、低圧側温度センサ52の検出値Twに基づき判定温度Tthを算出する。ここで、判定温度Tthは、インバータIV等の動作状態に応じて定まるスイッチング素子S*#の温度に設定されている。低圧側温度センサ52の検出値Twに基づき判定温度Tthを算出できるのは、インバータIV等の動作状態、低圧側温度センサ52の検出値Tw及びスイッチング素子S*#の温度の間に相関関係があるためである。なお、本実施形態では、判定温度Tthを、低圧側温度センサ52の検出値Tw及び判定温度Tthが関係づけられたテーブルを用いて算出する。
続くステップS40では、温度検出処理によって算出された温度検出値Td及び低圧側温度センサ52の検出値Twの差の絶対値が閾値δを超えたか否かを判断する。この処理は、感温ダイオードに関する異常が生じているか否かを判断するための処理である。この判断手法は、感温ダイオードに関する異常が生じていない場合に判定温度Tthと温度検出値Tdとのずれが小さくなる一方、上記異常が生じる場合に判定温度Tthと温度検出値Tdとのずれが大きくなることに基づくものである。
ステップS40において肯定判断された場合には、ステップS34に進む。
なお、上記ステップS40において否定判断された場合や、ステップS34の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によっても、感温ダイオードに関する異常を検出することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「特性情報」としては、パルス信号の時比率Duty及びスイッチング素子の温度が関係付けられたマップに限らず、上記時比率Dutyを独立変数としてかつスイッチング素子の温度を従属変数とする数式であってもよい。
・「判定手段」としては、上記第1の実施形態に例示したものに限らない。例えば、感温ダイオードSDaに流通させる定電流を3値以上に変化させ、定電流を段階的に変化させた場合のそれぞれにおける判定電位差ΔVjdeに基づき、感温ダイオードSDaの接続段数Nを判定してもよい。具体的には、例えば、定電流を段階的に変化させた場合のそれぞれにおける判定電位差ΔVjdeの平均値に基づき接続段数Nを判定してもよい。
・上記第3の実施形態において、スイッチ36としては、製品の製造工程において自動的に切り替えられるものに限らず、ユーザの手動操作によって操作されるものであってもよい。
また、上記第3の実施形態において、外部信号Sigとしては、接続段数Nに関する情報を論理「H」,「L」として含む信号に限らず、例えば、接続段数Nに関する情報を周波数又はパルス幅として含む信号であってもよい。
・上記第4の実施形態における温度センサ42としては、集積回路20の温度を検出するものに限らない。例えば、集積回路20が実装された基板の表面温度を検出するセンサであってもよい。なお、基板の表面温度を検出するセンサの検出値は通常、高電圧システムを構成する部材等(例えば駆動制御部22)に入力される。
また、例えば、上記冷却流体の温度、コンバータCVを構成する平滑コンデンサC、又はコンバータCVを構成するリアクトルLの温度等、PCU内部のコンポーネントの温度を検出するセンサであってもよい。この場合、これらセンサの検出値は通常、低電圧システムの制御装置14に入力されることから、センサの検出値を高電圧システムの判定部34に伝達する構成が備えられることとなる。
・上記第4の実施形態において、外部信号Sigの論理として3つの論理が生成可能ならば、感温ダイオードSD*#の接続段数Nとして3種類の仕様を判別することができる。
・低圧側温度センサ52としては、上記第7の実施形態に例示したものに限らない。例えば、集積回路20の温度、集積回路20等が実装された基板の温度、平滑コンデンサCの温度、又はリアクトルLの温度を検出するセンサであってもよい。
・上記第8の実施形態において、接続段数に関する情報としては、出力信号Sig2の論理に限らず、例えば、周波数や、パルス幅であってもよい。
・上記第8の実施形態において、駆動信号g*#の伝達用のインターフェースと、上記出力信号Sig2の伝達用のインターフェースとを各別に備えてもよい。
・感温ダイオードの接続段数NがインバータIV及びコンバータCVのそれぞれで異なっていてもよい。また、感温ダイオードが取り得る接続段数としては、2種に限らず、3種以上であってもよい。
・上記第9の実施形態において、異常検出処理の実行主体を制御装置14としてもよい。この場合、「通知手段」は、制御装置14によって上記フェールセーフ処理を行うものとなる。
また、上記第9の実施形態において、スイッチング素子S*#の駆動前であってかつ上記判定処理の実行前にのみ異常検出処理を行ってもよい。
・上記第9の実施形態において、互いに並列接続されたスイッチングの数としては、2つに限らず、3つ以上であってもよい。この場合、異常検出処理として、3つ以上のスイッチング素子のうち少なくとも1対の出力信号差の絶対値が規定値γを超えたと判断された場合、感温ダイオードに関する異常が生じている旨判断すればよい。
・上記第11の実施形態において、判定温度Tthの算出に用いる温度としては、冷却流体の温度、集積回路20が実装された基板の雰囲気温度、PCUの雰囲気温度、平滑コンデンサCの温度、及びリアクトルLの温度のうち少なくとも1つ以上(冷却流体の温度のみを除く)であってもよい。
・「補正手段」としては、上記各実施形態に例示したものに限らない。例えば、上記第7の実施形態において、接続段数N、PWMコンパレータ28の出力信号の時比率Duty及びスイッチング素子Saの温度が関係付けられたマップを備え、上記補正する処理を、判定手段によって判定された接続段数に応じたマップを選択することで行うものであってもよい。
また、「補正手段」の実行主体としては、上記各実施形態に例示したものに限らない。例えば、上記第1〜第6の実施形態において、判定部34における接続段数Nの判定結果を制御装置14に伝達する構成を備え、制御装置14において上記第7の実施形態にて説明した補正処理を行ってもよい。
・「第1の領域」及び「第2の領域」としては、上記第1の実施形態に例示したものに限らない。例えば、低電圧システムにおける何らかの温度検出値を低電圧システム側から高電圧システム側へと伝達する必要があるなら、低電圧システムを第1の領域とし、高電圧システムを第2の領域としてもよい。
・「絶縁伝達手段」としては、フォトカプラ等の光絶縁素子を備えるものに限らず、例えば、磁気絶縁素子(例えばパルストランス)を備えるものであってもよい。
・「変調手段」において用いられるキャリアとしては、三角波信号に限らず、例えばのこぎり波信号であってもよい。
また、「変調手段」としては、感温ダイオードの出力信号をパルス幅変調するものに限らず、例えば、上記出力信号を、スイッチング素子の温度が高いほど周波数が高いパルス信号として出力する周波数変調回路を備えるものであってもよい(上記特許文献1参照)。この場合、例えば、上記第1の実施形態において、周波数変調回路から出力されたパルス信号がインターフェース18を介して制御装置14に伝達されることとなる。そして、制御装置14は、パルス信号のパルス幅が短いほど、スイッチング素子の温度検出値Tdを高く算出する。ここでは、特性情報として、「パルス信号の特性値」としてのパルス信号のパルス幅及びスイッチング素子の温度が関係付けられたマップが用いられる。こうした構成を採用する場合であっても、制御装置14が感温ダイオードの接続段数Nを把握できないことで、スイッチング素子の温度検出精度が低下するおそれがあることから、本願発明の適用が有効である。
・「検出素子」としては、感温ダイオードに限らず、例えば抵抗体(測温抵抗体)であってもよい。この場合、温度検出の具体的な構成の一例として、上記第1の実施形態の図2において、定電流電源26の出力側に、感温ダイオードSD*#に代えて抵抗体の一端を接続し、抵抗体の他端を接地する構成を採用すればよい。こうした構成において、抵抗体は、スイッチング素子S*#の温度と相関を有する信号(抵抗体における電圧降下量)を出力する検出素子となる。なお、ここでは、スイッチング素子S*#の温度が高くなるほど上記電圧降下量が大きくなる。
また、「検出素子」としては、例えば、MOS型電界効果トランジスタであってもよい。これは、MOS型電界効果トランジスタのソース及びドレイン間に同一の電流を流す場合におけるソース及びドレイン間の電圧が温度依存性を有することに鑑みたものである。
・「所定の温度検出対象」であるスイッチング素子としては、IGBTに限らず、例えばパワーMOS型電界効果トランジスタであってもよい。また、「所定の温度検出対象」としては、電力変換回路(インバータIV及びコンバータCV)に備えられるスイッチング素子に限らず、さらに、スイッチング素子に限らない。
14…制御装置、28…PWMコンパレータ、30…キャリア生成回路、34…判定部、S*#(*=c,u,v,w:#=p,n)…スイッチング素子、SD*#…感温ダイオード。

Claims (19)

  1. 所定の温度検出対象(S*#:*=c,u,v,w:#=p,n、S*#x、S*#y)の温度と相関を有する信号(VF、VFx、VFy)を出力する検出素子(SD*#、SD*#x、SD*#y)と、
    前記検出素子の出力信号をパルス信号に変調して出力する変調手段(28、30)と、
    前記変調手段から出力されたパルス信号に基づき、前記温度検出対象の温度を検出する温度検出手段(14)と、
    前記検出素子の接続段数(N)を判定する判定手段(14、34)と、
    前記温度検出手段において温度検出に用いられる情報を前記判定手段によって判定された前記接続段数に応じたものに補正する処理を行う補正手段(14、34)と、
    を備えることを特徴とする温度検出装置。
  2. 前記検出素子に定電流を流通させる定電流流通手段(26、26x、26y)を更に備え、
    前記判定手段(34)は、前記定電流流通手段によって定電流を流通させた場合における前記検出素子の出力信号(ΔVjde、Vjudge)に基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする請求項1記載の温度検出装置。
  3. 前記定電流流通手段は、前記検出素子に流通させる定電流を可変設定可能なものであり、
    前記判定手段は、前記定電流流通手段によって定電流を変化させた場合における前記検出素子の出力信号の変化量(ΔVjde)に基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする請求項2記載の温度検出装置。
  4. 前記判定手段(34)は、
    前記検出素子の接続段数に関する情報を含む外部信号(Sig)を取得する取得手段を備え、
    前記取得手段によって取得された前記外部信号に基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする請求項1記載の温度検出装置。
  5. 前記温度検出対象の温度と相関を有する第2の温度検出対象(20)の温度を検出する検出手段(42)について、その検出値(Te)を取得する取得手段を更に備え、
    前記判定手段(34)は、前記取得手段によって取得された前記検出手段の検出値と、前記検出素子の出力信号とに基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする請求項1記載の温度検出装置。
  6. 前記判定手段は、前記検出素子の接続段数分の出力信号(VF)と、該検出素子の1段分の出力信号(vf)とに基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする請求項1記載の温度検出装置。
  7. 前記検出素子は、感温ダイオードであり、
    前記検出素子に対する印加電圧(VH)を可変設定可能な電圧印加手段(48)を更に備え、
    前記判定手段(34)は、前記電圧印加手段によって前記検出素子に対する印加電圧を変化させた場合に該検出素子がオン状態とされる印加電圧に基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする請求項1記載の温度検出装置。
  8. 前記温度検出対象、前記検出素子、前記変調手段、前記判定手段(34)及び前記補正手段(34)は、第1の領域に備えられ、
    前記検出素子の接続段数に関する情報を含む信号(Sig2)を出力してかつ前記第1の領域とは電気的に絶縁された第2の領域に備えられる出力手段(14)と、
    前記第2の領域及び前記第1の領域を電気的に絶縁しつつこれら領域間の信号の伝達を行う絶縁伝達手段(54)と、
    を更に備え、
    前記判定手段は、前記絶縁伝達手段を介して伝達された前記出力手段の出力信号に基づき、前記接続段数を判定することを特徴とする請求項1記載の温度検出装置。
  9. 前記温度検出対象は、スイッチング素子であり、
    前記絶縁伝達手段は、前記出力手段の出力信号の伝達用と、前記スイッチング素子の駆動信号の伝達用とで共通化されていることを特徴とする請求項8記載の温度検出装置。
  10. 前記出力手段は、前記絶縁伝達手段を介した信号の伝達をシリアル通信によって行うことを特徴とする請求項8又は9記載の温度検出装置。
  11. 前記変調手段は、前記検出素子の出力信号及びキャリア(tc)の大小比較に基づき該出力信号をパルス幅変調して出力し、
    前記温度検出手段は、前記接続段数が規定数とされる場合における前記変調手段の出力信号の時比率(Duty)及び前記温度検出対象の温度が関係付けられた特性情報と、該出力信号の時比率とに基づき、該温度検出対象の温度を検出し、
    前記補正手段(34)は、前記補正する処理を、前記判定手段によって判定された前記接続段数に基づき、前記変調手段の出力信号の時比率を前記接続段数が前記規定数とされる場合における該変調手段の出力信号の時比率とするように前記キャリアの振幅を補正することで行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  12. 前記温度検出手段は、前記接続段数が規定数とされる場合における前記変調手段の出力信号の特性値(Duty)及び前記温度検出対象の温度が関係付けられた特性情報と、該出力信号の特性値とに基づき、該温度検出対象の温度を検出し、
    前記補正手段(14)は、前記補正する処理を、前記判定手段(14)によって判定された前記接続段数に基づき、前記温度検出手段に入力された前記変調手段の出力信号の特性値を前記接続段数が前記規定数とされる場合における該変調手段の出力信号の特性値に補正することで行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  13. 前記温度検出対象は、複数であり、
    前記検出素子は、複数の前記温度検出対象のそれぞれに対応して設けられ、
    複数の前記検出素子のそれぞれの接続段数は、互いに同一であり、
    前記判定手段は、複数の前記検出素子のうち1つについて前記接続段数を判定することを特徴とする請求項12記載の温度検出装置。
  14. 前記温度検出対象は、スイッチング素子であり、
    前記判定手段は、前記スイッチング素子の駆動前に前記接続段数を判定することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  15. 前記温度検出対象は、互いに並列接続された複数のスイッチング素子(S*#x、S*#y)であり、
    前記複数のスイッチング素子のうち対となるものの温度差の絶対値(|VFx−VFy|)が規定値(γ)を超えたと判断されたことに基づき、前記検出素子に関する異常が生じている旨判断する異常判断手段(34)を更に備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  16. 前記温度検出対象は、電力変換回路(IV、CV)を構成してかつ直列接続された高電位側のスイッチング素子(S*p)及び低電位側のスイッチング素子(S*n)であり、
    前記電力変換回路を構成する前記スイッチング素子のうち対となるものの温度差の絶対値(|VFa−VFb|)が規定値(γ)を超えたと判断されたことに基づき、前記検出素子に関する異常が生じている旨判断する異常判断手段(14)を更に備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  17. 前記温度検出対象は、スイッチング素子であり、
    前記温度検出対象の温度と相関を有する第2の温度検出対象の温度を検出する検出手段(52)について、その検出値(Tw)を取得する手段を更に備え、
    前記検出素子の出力信号及び前記取得された前記検出手段の検出値に基づき、前記検出素子に関する異常が生じている旨判断する異常判断手段(14)を更に備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  18. 前記異常判断手段によって異常が生じている旨判断された場合、その旨を通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  19. 前記検出素子は、感温ダイオードであることを特徴とする請求項1〜6,8〜18のいずれか1項に記載の温度検出装置。
JP2012161496A 2012-07-20 2012-07-20 温度検出装置 Active JP5655824B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012161496A JP5655824B2 (ja) 2012-07-20 2012-07-20 温度検出装置
US13/945,966 US9217677B2 (en) 2012-07-20 2013-07-19 Temperature measuring apparatus with sensor assembly of sensing devices connected together

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012161496A JP5655824B2 (ja) 2012-07-20 2012-07-20 温度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014020994A true JP2014020994A (ja) 2014-02-03
JP5655824B2 JP5655824B2 (ja) 2015-01-21

Family

ID=49946519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012161496A Active JP5655824B2 (ja) 2012-07-20 2012-07-20 温度検出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9217677B2 (ja)
JP (1) JP5655824B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016142717A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 株式会社デンソー 温度補正回路および感温素子の検出温度補正方法
CN107561428A (zh) * 2016-06-30 2018-01-09 现代自动车株式会社 用于自动校准二极管的温度感测的绝缘栅双极晶体管(igbt)温度感测电路
WO2021199683A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 ローム株式会社 コンパレータ回路

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5991526B2 (ja) * 2012-09-18 2016-09-14 株式会社デンソー スイッチング素子駆動ic
KR101526680B1 (ko) * 2013-08-30 2015-06-05 현대자동차주식회사 절연 게이트 양극성 트랜지스터 모듈의 온도 센싱 회로
DE112015005434T5 (de) * 2015-01-06 2017-08-17 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Fehlerdetektionsvorrichtung
US9816871B2 (en) * 2015-09-25 2017-11-14 Intel IP Corporation Thermal sensor including pulse-width modulation output
US10144292B2 (en) * 2016-10-25 2018-12-04 Nio Usa, Inc. Sanity monitor for power module
JP7077588B2 (ja) * 2017-11-21 2022-05-31 株式会社デンソー 信号伝播装置
EP3617677A1 (de) 2018-08-31 2020-03-04 Siemens Aktiengesellschaft Schutztrennungsmodul für eine elektrische maschine
JP6664017B1 (ja) * 2019-02-01 2020-03-13 株式会社ケーヒン 温度検出装置、異常検出装置及び電力変換装置
CN111623804B (zh) * 2020-07-21 2021-10-29 湖南智航联测科技有限公司 一种激光陀螺测试系统及其测试方法
CN111930104B (zh) * 2020-08-18 2023-02-03 云南电网有限责任公司德宏供电局 基于油槽的便携式温控器校验系统
CN113984244B (zh) * 2021-10-22 2023-10-20 臻驱科技(上海)有限公司 一种电机温度采样接口的保护电路、电机温度采样模块及电动车辆

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0774550A (ja) * 1993-09-01 1995-03-17 Nec Corp 過熱検出回路
JPH07301545A (ja) * 1994-05-02 1995-11-14 Olympus Optical Co Ltd エンコーダの内挿装置
JP2003289124A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Hitachi Ltd 半導体モジュール
JP2009171312A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Denso Corp 車載情報伝達装置
JP2011027625A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Denso Corp スイッチング素子の温度検出装置
JP2011167039A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Denso Corp 電力変換装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4641164B2 (ja) * 2004-09-14 2011-03-02 ルネサスエレクトロニクス株式会社 過熱検出回路
JP5226248B2 (ja) * 2006-08-02 2013-07-03 ルネサスエレクトロニクス株式会社 温度検出回路及び半導体装置
JP4818971B2 (ja) * 2007-03-29 2011-11-16 三菱電機株式会社 温度検出回路
JP4924700B2 (ja) * 2009-11-20 2012-04-25 株式会社デンソー 物理量検出装置
JP5505730B2 (ja) * 2011-02-25 2014-05-28 株式会社デンソー 故障情報伝達装置
JP5585594B2 (ja) * 2012-01-12 2014-09-10 株式会社デンソー スイッチング素子の駆動回路
JP5488652B2 (ja) * 2012-07-13 2014-05-14 株式会社デンソー 誤差補正装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0774550A (ja) * 1993-09-01 1995-03-17 Nec Corp 過熱検出回路
JPH07301545A (ja) * 1994-05-02 1995-11-14 Olympus Optical Co Ltd エンコーダの内挿装置
JP2003289124A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Hitachi Ltd 半導体モジュール
JP2009171312A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Denso Corp 車載情報伝達装置
JP2011027625A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Denso Corp スイッチング素子の温度検出装置
JP2011167039A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Denso Corp 電力変換装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016142717A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 株式会社デンソー 温度補正回路および感温素子の検出温度補正方法
CN107561428A (zh) * 2016-06-30 2018-01-09 现代自动车株式会社 用于自动校准二极管的温度感测的绝缘栅双极晶体管(igbt)温度感测电路
WO2021199683A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 ローム株式会社 コンパレータ回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP5655824B2 (ja) 2015-01-21
US9217677B2 (en) 2015-12-22
US20140023110A1 (en) 2014-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5655824B2 (ja) 温度検出装置
US8582335B2 (en) Inverter apparatus
US9935577B2 (en) Semiconductor device and fault detecting method
US7969227B2 (en) Temperature detection circuit
CN101958676B (zh) 用于产生信号的系统
JP6527436B2 (ja) 電子装置
JP6398949B2 (ja) 半導体素子の駆動装置
KR20180003265A (ko) 다이오드 온도 감지의 자동 보정이 가능한 igbt 온도 감지 회로
CN109155581B (zh) 电力变换装置
US8371750B2 (en) Physical quantity detecting apparatus
US10447258B2 (en) Circuit and system for driving switching modules
JP2019140434A (ja) スイッチの駆動装置
US9170587B2 (en) Current control semiconductor element and control device using the same
JP5682593B2 (ja) スイッチング素子の駆動装置
JP4862616B2 (ja) 電力変換装置
US20170229979A1 (en) Electric power conversion device
JP5861590B2 (ja) 温度検出装置
EP3118986B1 (en) Brushless motor control device and diagnostic processing method for same
JP7243735B2 (ja) 電力変換装置、電力変換システム及び電力変換方法
JP5455756B2 (ja) 電力変換装置
JP2015173539A (ja) 制御装置
JP5861579B2 (ja) 物理量検出装置
JP5471056B2 (ja) モータ制御装置
JP2009254034A (ja) 電力変換回路の電流検出装置
JP2018026946A (ja) 電力変換装置、電力変換装置の寿命診断方法、電力変換装置のスイッチング素子温度検出方法および電力変換システム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141110

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5655824

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250