JP2014016547A - 画像形成装置、画像形成方法、及びトナー - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、及びトナー Download PDF

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Noriyuki Kanehara
規之 金原
Hiroyuki Kozuru
浩之 小鶴
Satoru Uchino
哲 内野
Takanari Kayamori
隆成 萱森
Tatsuya Fujisaki
達矢 藤崎
Hidehito Haruki
秀仁 春木
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Abstract

【課題】耐久時のフィルミングの発生を十分に抑制でき、画像品質を向上できる画像形成に関する技術を提供する。
【解決手段】静電潜像が形成される感光体と、感光体に対してトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する現像装置と、少なくとも弾性層を有し、トナー像が転写される中間転写ベルトと、中間転写ベルトに残存する転写残トナーを除去するブレード方式のベルトクリーニング装置と、を備える画像形成装置において、結着樹脂がドメイン・マトリクス型の分散構造を有し、結着樹脂のドメイン部が少なくともジエン系ユニットを含む重合体からなるゴム成分を含むトナーを用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、中間転写方式の画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成に用いられるトナーに関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接又は間接的に用紙に転写させた後、加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
近年、画像形成装置には、多種多様な用紙に対して高画質な画像を形成できることが要求されており、かかるニーズに応えるべく中間転写ベルト等の中間転写体を用いた中間転写方式が主流となっている。中間転写方式とは、感光体ドラム上に形成されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写体に転写(一次転写)させ、中間転写体上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙に転写(二次転写)させる方式である。中間転写ベルトとしては、画質、寿命、安定性の面で優れた特性を有するポリイミド等に代表される樹脂製のものが広く用いられている。
また、中間転写方式の画像形成装置は、中間転写ベルトを清掃するベルトクリーニング装置を備えている。このベルトクリーニング装置には、中間転写ベルトの表面性状等を考慮して、クリーニング能力が高いブレード方式が広く採用されている。
また、最近ではトナーを小粒径化したり、トナー形状を非球形化することにより、さらなる高画質化及びブレード方式によるクリーニング能力の安定化が図られている。ところが、中間転写方式の画像形成装置では、トナーの変化に伴って、用紙への転写の際に生じる中抜け現象が問題となってきている。
中抜け現象とは、画像が用紙に転写される際、画像に大きな圧力が加わることで、トナーが変形し、トナー同士の凝集力が増大し、画像の一部分が転写されずに像担持体(例えば中間転写ベルト)上に残留する現象である。この中抜け現象は、特に文字画像やライン画像等で顕著に現れ、中間転写ベルトにおかれても、転写時に画像へ加わる圧力が大きいために中抜け現象が生じやすくなる。
この中抜け現象の発生を回避するために、最近では、複数の層からなる積層体で構成され、少なくとも一層が弾性層である中間転写ベルト(以下、弾性中間転写ベルトともいう)が主流となってきている。
弾性中間転写ベルトは、弾性層を有するために柔らかく、転写部でトナーに作用する圧力を低減できることから、中抜け防止に効果がある。また、弾性中間転写ベルトは、二次転写部における用紙との密着性が良いため、一般的な用紙に対する転写効率を向上できるだけでなく、厚紙や凹凸を有する用紙に対する転写効率の向上にも効果がある。
しかしながら、ブレード方式のベルトクリーニング装置によって弾性中間転写ベルトをクリーニングする場合、ベルトに対するクリーニングブレードの接触負荷が大きくなるため、クリーニングブレードのエッジ先端が弾性中間転写ベルトの表層に喰い込んで微小なクラックが生じやすくなる。その結果、クリーニングブレードのエッジ先端の挙動が不安定になってクリーニング不良を引き起こすおそれがある。
ベルト表面に生じる微小なクラックは、直ちに画像品質の劣化を招くレベルのものではないが、印字枚数の増加とともに当該クラックを起点としてトナー、外添剤、紙粉等が堆積し、クリーニングブレードによる除去が困難になるため、ベルト表面にフィルミング(トナー成分が薄く付着した状態)が発生する要因となる。そして、フィルミングが発生すると、フィルミングの発生領域では表面抵抗値が上昇し、トナーの転写率が低下するので、画像濃度を低下させることになる。
また、弾性中間転写ベルトとクリーニングブレード間での摩擦力の増大に伴い、クリーニングブレードのめくれ、びびり、鳴き等の発生、弾性中間転写ベルトの損傷、トナーの融着等の弊害が起こり、これらの弊害も画質低下の要因となる。
特に近年では、高画質化のためにトナーの小径化が進んでおり、さらにマシンの高速化、省エネルギー化を目指して低温定着を実現するためにトナーのガラス転移点(Tg)が低く設計されるため、弾性中間転写ベルトにおけるトナーの堆積、融着が起こりやすくなっている。
そこで、上述した問題を回避するために、表層としてウレタン樹脂等を含む有機層を形成した弾性中間転写ベルトが提案されている(例えば特許文献1)。しかしながら、特許文献1に記載の弾性中間転写ベルトを用いた場合には、20万枚を超える耐久時において有機層が摩耗するため、ベルト表面に生じるフィルミングを抑制することが困難なことが判明した。
特開2003−131492号公報
本発明の目的は、弾性中間転写ベルトを用いた画像形成に対し、耐久時における中間転写ベルト上でのフィルミングの発生を十分に抑制でき、画像品質を向上できる画像形成装置、画像形成方法、及びトナーを提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、静電潜像が形成される感光体と、
前記感光体に対してトナーを供給することにより前記静電潜像を可視化してトナー像を形成する現像装置と、
少なくとも弾性層を有し、前記トナー像が転写される中間転写ベルトと、
前記中間転写ベルトに残存する転写残トナーを除去するブレード方式のベルトクリーニング装置と、を備える画像形成装置において、
前記トナーの結着樹脂が、ドメイン・マトリクス型の分散構造を有し、
前記結着樹脂のドメイン部が、少なくともジエン系ユニットを含む重合体からなるゴム成分を含むことを特徴とする。
本発明に係る画像形成方法は、感光体に静電潜像を形成する工程と、
前記感光体に対してトナーを供給することにより前記静電潜像を可視化してトナー像を形成する工程と、
少なくとも弾性層を有する中間転写ベルトに前記トナー像を一次転写する工程と、
前記中間転写ベルトに転写されたトナー像を用紙に二次転写する工程と、
前記中間転写ベルトに残存する転写残トナーをブレード方式のベルトクリーニング装置により除去する工程と、を備える画像形成方法において、
結着樹脂がドメイン・マトリクス型の分散構造を有し、前記結着樹脂のドメイン部が少なくともジエン系ユニットを含む重合体からなるゴム成分を含むトナーを用いることを特徴とする。
本発明に係るトナーは、結着樹脂がドメイン・マトリクス型の分散構造を有し、前記結着樹脂のドメイン部が少なくともジエン系ユニットを含む重合体からなるゴム成分を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ゴム成分を含有するトナーを使用して画像形成を行うので、転写工程において圧力をかけられた際には弾性中間転写ベルトとの密着性がより高まり転写性が向上する。一方、圧力が取り除かれた際のトナーの弾性回復が大きいので、弾性中間転写ベルトからの離型性が向上する。したがって、ベルト表面に微小クラックが発生したとしても、ベルト表面にトナーが堆積し難く、耐久時におけるフィルミングの発生が効果的に抑制され、画像品質の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 中間転写ベルトの積層構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙に転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、及び定着部60を備える。これらの各ブロックは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える制御部(図示略)によって制御される。具体的には、CPUが、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置(スキャナー)12等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、(図示略)から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部(図示略)に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部(図示略)の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、及び中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号を省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が80mmのアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネート樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部(図示略)が感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、例えば二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。現像装置412の詳細な構成については後述する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写体となる中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、二次転写ローラー423、駆動ローラー424、従動ローラー425、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、駆動ローラー424及び従動ローラー425に張架される。中間転写ベルト421は、駆動ローラー424の回転により矢印A方向に一定速度で走行する。一次転写ローラー422によって、中間転写ベルト421が感光体ドラム413に圧接されると、中間転写ベルト421に各色トナー像が順次重ねて一次転写される。中間転写ベルト421の詳細な構成については後述する。
そして、中間転写ベルト421に二次転写ローラー423が圧接されることにより形成された転写ニップを用紙Sが通過する際、中間転写ベルト421に一次転写されたトナー像が用紙Sに二次転写される。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレード426a等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残存する転写残トナーを除去する。
定着部60は、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60には、エアを吹き付けることにより、定着面側部材(例えば定着ベルト)又は裏面側支持部材(例えば加圧ローラー)から用紙Sを分離させるエア分離ユニットを配置してもよい。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送ローラー部53等を備える。
給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。
搬送ローラー部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送ローラー部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。
そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
画像形成装置1が備える中間転写ベルト421を図2に示す。図2に示すように、中間転写ベルト421は、基材層421a、弾性層421b、最表層421cを有する弾性中間転写ベルトである。なお、本発明においては、中間転写ベルトは弾性層を含んで構成されていればよく、基材層、最表層等は任意である。
弾性層421bは、弾性を有する有機化合物層である。弾性層421bを形成する弾性材料(弾性材ゴム、エラストマー)としては、特に制限はないが、例えば、ブチルゴム、フッ素系ゴム、アクリルゴム、EPDM、NBR、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレンターポリマー、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、ウレタンゴム、シンジオタクチック1、2−ポリブタジエン、エピクロロヒドリン系ゴム、リコーンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴム、ポリノルボルネンゴム、水素化ニトリルゴム、熱可塑性エラストマー(例えばポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリウレア、ポリエステル系、フッ素樹脂系)等からなる群より選ばれる一種類あるいは二種類以上を使用することができる。
弾性層421bには、抵抗値調節用導電剤が添加されてもよい。この抵抗値調節用導電剤としては、特に制限はないが、例えば、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウムやニッケル等の金属粉末、酸化錫、酸化チタン、酸化アンチモン、酸化インジウム、チタン酸カリウム、酸化アンチモン−酸化錫複合酸化物(ATO)、酸化インジウム−酸化錫複合酸化物(ITO)等の導電性金属酸化物が挙げられる。導電性金属酸化物は、硫酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の絶縁性微粒子で被覆されたものでもよい。
弾性層421bの厚みは、通常は50〜1000μmであり、好ましくは50〜500μmである。弾性層421bの厚さを上記範囲とすることで、中間転写ベルトに十分な弾性を付与するとともに、表面に適度な伸縮を付与するので、ベルト表面のクラック発生を回避しやすくなる。
弾性層421bの硬度は、ベルト表面におけるフィルミングの発生を抑制する観点から、20〜60であることが好ましく、より好ましくは25〜40である。ここで、弾性層421bの硬度はJIS−A硬度(アスカー硬度)であり、例えば島津製作所社製の硬度計によって測定された任意の10点の測定値の平均値である。
弾性層421bの体積抵抗率は、一次転写及び二次転写の転写効率向上の観点から、109〜1013Ω・cmであることが好ましく、より好ましくは109〜1010Ω・cmである。この体積抵抗率は、例えばハイレスタ(三菱化学アナリテック社製)によって測定された任意の10点の平均値である。
基材層421aは、有機高分子化合物層である。基材層421aを形成する樹脂材料としては、特に制限はないが、例えば、ポリカーボネート、フッ素系樹脂(ETFE、PVDF)、ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、メタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸ブチル樹脂、アクリル酸エチル樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変性アクリル樹脂(シリコーン変性アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂変性アクリル樹脂、アクリル・ウレタン樹脂等)、塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂及びポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂、変性ポリカーボネート等からなる群より選ばれる一種類あるいは二種類以上を使用することができる。
基材層421aには、抵抗値調節用導電剤が添加されてもよい。抵抗値調節用導電剤としては、弾性層421bに添加する場合に適用できる上述した抵抗値調節用導電剤と同様のものを適用できる。
基材層421aの厚みは、駆動時にベルトにかかる応力と柔軟性を考慮して、通常は50〜200μmであり、好ましくは80〜120μmである。
基材層421aの硬度は、剛性を高め、耐久性を確保する観点から、0.1GPa〜2GPaが好ましい。基材層421aの硬度は、例えばNANO Indenter XP/DCM(MTS Systems社/MTS NANO Instruments社製)を用いてナノインデンテーション法によって測定された任意の10点の測定値の平均値である。
基材層421aの体積抵抗率は、一次転写及び二次転写の転写効率向上の観点から、109〜1013Ω・cmであることが好ましく、より好ましくは1010〜1011Ω・cmである。
最表層421cに使用可能な樹脂としては、特に制限はないが、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ケトン樹脂、ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体及びスチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体及びスチレンアクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、メタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸ブチル樹脂、アクリル酸エチル樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変性アクリル樹脂(シリコーン変性アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂変性アクリル樹脂及びアクリル・ウレタン樹脂等)、塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂及び変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等から1種類あるいは2種類以上を用いることができる。
また、中間転写ベルトの電気抵抗を調整するために、前述した樹脂に各種導電剤を添加することも可能である。導電剤としては、カーボン、アルミニウムやニッケル等の金属粉末、酸化チタン等の金属酸化物、4級アンモニウム塩含有ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルアニリン、ポリビニルピロール、ポリジアセチレン、ポリエチレンイミン、含硼素高分子化合物及びポリピロール等の導電性高分子化合物等から1種類あるいは2種類以上を用いることができる。
また、上記中間転写ベルトの表面には、必要に応じて離型層をコートしてもよい。
このコートに用いる材料としては、ETFE、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)等のフッ素樹脂が使用できるが、これらに限定されるものではない。
中間転写ベルトの表面粗さ(十点平均粗さRz)、すなわち最表層421cを有さない場合は弾性層421bの表面粗さ、最表層421cをする場合は最表層421cの表面粗さは、一次転写及び二次転写の転写効率向上の観点から、2〜20μmであることが好ましい。
このように、画像形成装置1は、静電潜像が形成される感光体ドラム413(感光体)と、感光体ドラム413に対してトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する現像装置412と、少なくとも弾性層421bを有し、トナー像が転写される中間転写ベルト421と、中間転写ベルト421に残存する転写残トナーを除去するブレード方式のベルトクリーニング装置426と、を備える。
また、画像形成装置1を用いた画像形成方法は、感光体ドラム413(感光体)に静電潜像を形成する工程と、感光体ドラム413に対してトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する工程と、少なくとも弾性層421bを有する中間転写ベルトにトナー像を一次転写する工程と、中間転写ベルト421に転写されたトナー像を用紙Sに二次転写する工程と、中間転写ベルト421に残存する転写残トナーをブレード方式のベルトクリーニング装置426により除去する工程と、を備える。
画像形成装置1で用いられるトナーは、結着樹脂と着色剤を含んで構成される。なお、着色剤は任意成分であり、トナーに含まれていなくてもよい。
本実施の形態では、トナーの結着樹脂がドメイン・マトリクス型の分散構造を有し、結着樹脂のドメイン部が少なくともジエン系ユニットを含む重合体からなるゴム成分を含んでいる。以下において、マトリクス部を形成する樹脂をマトリクス樹脂、ドメイン部を形成するゴム成分を含む樹脂をゴム成分含有樹脂と称する。
ドメイン・マトリクス構造(海島構造)とは、マトリクス部(海相)中に空間的に別個のドメイン部(島相)が点在する構造である。例えば、スチレンアクリル樹脂又はポリエステル樹脂中にゴム成分含有樹脂が非相溶に導入されると、このときの状態はドメイン・マトリクス構造を示す。
ドメイン・マトリクス構造は、オスミウム染色したトナー断面を透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)を用いて、定法により測定することができる。ウルトラミクロトームで切片を切り出す場合、切片の厚さは100nmに設定する。
ドメイン・マトリクス構造において、ドメイン部の粒径は、通常、フェレ(Fret)径で表される。フェレ径とは、ドメイン部の周を撮影した像をX軸上に単に投影したときの長さである。像を観察し撮影するとき、方向は選ばないため、X軸は任意の直線と同義になる。
フェレ径は、具体的には以下のようにして測定される。まず、トナー粉末の一部をエポキシ樹脂に包埋し、ミクロトームを用いて厚さ100nmに切り出し、四酸化ルテニウムを用いて染色して観察用超薄切片を作製する。この観察用超薄切片を透過型電子顕微鏡により、加速電圧80kV、倍率3万倍にて観察を行って画像を撮影する。そして、当該画像を二値化処理し、100個のドメイン部についてフェレ径を測定する。これらの測定値の算出平均値がドメイン部のフェレ径とされる。
ゴム成分含有樹脂のフェレ径は、50〜300nmの範囲で微分散していることが好ましい。これにより、ゴム成分含有樹脂とマトリクス樹脂との界面が増加し、結着樹脂への改質効果、すなわち本発明の効果が発現しやすいと推察される。
また、ゴム成分含有樹脂とマトリクス樹脂は、少なくとも1種の共通する単量体から合成されていることが好ましい。ゴム成分含有樹脂とマトリクス樹脂が適度に相溶していることで、より改質効果は大きくなると考えられる。
ゴム成分含有樹脂を構成するジエン系ユニットを含む重合体とは、共役ジエン系単量体を用いた共重合体、又は単独共重合体である。共役ジエン系単量体としては、ブタジエン、イソプレン、2−クロル1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエンなどが挙げられる。特に、ジエン系ユニットを含む重合体としては、定着強度を確保する観点から、ブタジエンが好ましい。
合成ゴムの俗称で示すと、ゴム成分含有樹脂に含まれるゴム成分としては、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NR)、ブダジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)が好適ということになる。特に好ましいのはスチレンブタジエンゴムであり、スチレンとブタジエンの共重合比は、30:70〜50:50である。
ゴム成分含有樹脂のガラス転移温度は、−60℃〜30℃であることが好ましい。−60℃未満ではトナーの耐熱保存性が不十分となり、30℃より高い常温でゴム弾性が発現し難く期待される効果が得られないためである。
ゴム成分含有樹脂のガラス転移温度は、例えば、ナノサーマルアナリシス(Nano−TA)によって確認することができる。Nano−TAは、カンチレバーの先端に加熱機能が付いているサーマルカンチレバーを使用し、局所熱分析を行うものであり、カンチレバーが加熱された試料内部へ侵入する現象に基づいて、ゴム成分含有樹脂のガラス転移点を測定することができる。ガラス転移点測定時は、予め液体窒素などで試料を冷却するか、装置に試料を冷却する機構を設置するとよい。
また、ゴム成分含有樹脂の導入量は、トナー100質量部に対して1〜15質量部であることが好ましい。1質量部未満では期待される効果が得られず、15質量部以上だと耐熱保存性の悪化及びトナーの粘度が低下し難くなるため定着性の悪化を招くためである。
トナーに含有される着色剤としては、カーボンブラック、磁性体、染料、顔料等の公知の着色剤を任意に適用することができる。
黒の着色剤としては、ファーネスブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラックの他、マグネタイト、フェライト等の磁性粉を適用することができる。
カラーの着色剤としては、C.I.ピグメントレッド5、同48:1、同53:1、同57:1、同122、同139、同144、同149、同166、同177、同178、同222、C.I.ピグメントイエロー14、同17、同74、同93、同94、同138、同155、同180、同185、C.I.ピグメントオレンジ31、同43、C.I.ピグメントブルー15;3、同60、C.I.ピグメントグリーン7等の顔料を適用することができる。また、C.I.ソルベントレッド1、同49、同52、同58、同68、同11、同122、C.I.ソルベントイエロー19、同44、同77、同79、同81、同82、同93、同98、同103、同104、同112、同162、C.I.ソルベントブルー25、同36、同69、同70、同93、同95等の染料を用いることもできる。さらには、これらを混合してなる着色剤を用いることもできる。
また、トナーには、必要に応じて、離型剤、荷電制御剤、外添剤等が添加されていてもよい。
離型剤としては、特に制限はないが、例えば、クエン酸トリベヘネートワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス、メタロセン触媒を用いたポリプロピレンワックス、カルナウバワックス、合成エステルワックス等を適用することができる。離型剤の添加によりオフセット現象を抑制することができる。
荷電制御剤としては、特に制限はないが、例えば、ニグロシン系染料、ナフテン酸又は高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4級アンモニウム塩化物、アゾ系金属錯体、サリチル酸金属塩又はその金属錯体等を適用することができる。
外添剤としては、例えば、公知のシリカ、チタニア等を適用することができる。
上述したトナーの製造には、粉砕法、懸濁重合法、乳化重合法、乳化重合凝集法などを適用することができる。
粉砕法とは、着色剤担持樹脂粒子及びトナー結着樹脂などの構成成分を加熱溶融させ混練、冷却、粉砕、分級して製造する方法である。
懸濁重合法とは、トナー結着樹脂を得るための重合性単量体、油溶性重合開始剤、及び着色剤担持樹脂粒子などを水系媒体中で乳化分散後、加熱して重合させる方法である。
乳化重合法とは、トナー結着樹脂を得るための重合性単量体及び着色剤担持樹脂粒子などを水系媒体中で乳化分散させ、これに水溶性重合開始剤を添加し加熱して重合させる方法である。
乳化重合凝集法とは、乳化重合法により製造したトナー結着樹脂よりなる微粒子(以下、トナー結着樹脂微粒子)及び着色剤担持樹脂粒子などを水系媒体中で分散後、凝集剤を添加し加熱して微粒子を凝集させる方法である。
ここでは、マトリクス樹脂中に微細なゴム成分を含むドメイン樹脂を均一に分散させるという観点から、乳化重合凝集法を適用することが好ましい。この場合、マトリクス部を形成する樹脂微粒子(マトリクス樹脂微粒子)、ドメイン部を形成するゴム成分含有微粒子(ドメイン樹脂微粒子)、及び着色剤微粒子を凝集・融着させることで、目的とするトナーを調製することができる。
乳化重合凝集法によるトナーの製造工程は、例えば、
(第1工程)着色剤粒子を得る着色剤粒子調製工程;
(第2工程)マトリクス部を形成するマトリクス樹脂微粒子を得るためのマトリクス樹脂微粒子重合工程;
(第3工程)ドメイン部を形成するゴム成分含有樹脂微粒子を得るためのゴム成分含有樹脂微粒子重合工程;
(第4工程)結着樹脂微粒子(マトリクス樹脂微粒子+ドメイン樹脂微粒子)及び着色剤担持樹脂粒子を、水系媒体中で塩析、凝集、融着させてトナー粒子を形成する塩析、凝集、融着工程;
(第5工程)トナー粒子の分散系(水系媒体)からトナー粒子を濾別し、当該トナー粒子から界面活性剤などを除去する濾過、洗浄工程;
(第6工程)洗浄処理されたトナー粒子を乾燥する乾燥工程;
(第7工程)乾燥処理されたトナー粒子に外添剤を添加する外添工程;
から構成される。
なお、第1工程は樹脂に着色剤を含有させた形態の着色剤担持樹脂粒子よりなる着色剤粒子を調製するものでもよい。また、第2工程では、必要に応じてオフセット防止剤、帯電制御剤などを含有したマトリクス樹脂微粒子を生成してもよい。
ここでは、乳化重合凝集法によりマトリクス樹脂中にゴム成分を微細なドメイン部として導入する観点から、予めマトリクス樹脂とゴム成分含有微粒子を作製し(第2工程、第3工程)、これらを凝集・融着させるようにしている(第4工程)。
第3工程におけるゴム成分含有微粒子の調製に際しては、(1)ゴム成分を形成する重合成性単量体を用いて乳化重合等で直接重合体のラテックスを得る方法、又は(2)ゴム成分からなる重合体(単独重合体又は共重合体)を予め作製した後に、しかるべき手段(例えば直接乳化法、溶解懸濁法、ミニエマルジョン重合法)で乳化・分散する方法を適用することができる。
上述したように、本実施の形態では、画像形成装置1で画像形成を行う際、結着樹脂がドメイン・マトリクス型の分散構造を有し、結着樹脂のドメイン部が少なくともジエン系ユニットを含む重合体からなるゴム成分を含んでいるトナーを用いる。
ゴム成分を含有するトナーを使用して画像形成を行うことにより、転写工程において圧力をかけられた際には中間転写ベルト421とトナーとの密着性がより高まり転写性が向上する。一方、圧力が取り除かれた際のトナーの弾性回復が大きいので、中間転写ベルト421からの離型性が向上する。したがって、ベルト表面に微小クラックが発生したとしても、ベルト表面にトナーが堆積し難く、耐久時におけるフィルミングの発生が効果的に抑制され、画像品質の向上を図ることができる。
[実施例]
実施例では、実施の形態で説明したトナーを乳化重合凝集法により作製し、これとキャリアーを混合して、画像形成装置に用いられる現像剤を作製した。
(第1工程)着色剤粒子調製工程
第1工程では、まず、n−ドデシル硫酸ナトリウム11.5質量部をイオン交換水160質量部に攪拌、溶解させ、これに25質量部のC.I.ピグメントブルー15:3を徐々に添加した。そして、この溶液を、クリアミックスWモーションCLM−0.8(エムテクニック社製)を用いて分散処理し、着色剤粒子の分散液を調製した。
この着色剤粒子の粒径を測定したところ158nmであった。また、分散液中の顔料固形分濃度は13.5%であった。着色剤粒子の粒径の測定には、電気泳動光散乱光度計ELS−800(大塚電子社製)を用いた。
(第2工程)マトリクス樹脂微粒子重合工程
第2工程では、まず、撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、ドデシル硫酸ナトリウム8質量部とイオン交換水3000質量部を投入し、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら内温を80℃に昇温した。昇温後、過硫酸カリウム10質量部をイオン交換水200質量部に溶解させてなる重合開始剤溶液を添加して、液温を80℃に調整した。
次に、下記に示す化合物Aを含有する重合性単量体混合液を、反応容器に1時間かけて滴下した後、80℃にて2時間加熱、撹拌して重合を行い、樹脂微粒子(1H)を調製した。
化合物A:
スチレン 480質量部
n−ブチルアクリレート 250質量部
メタクリル酸 68質量部
n−オクチル−3−メルカプトプロピオネート 16質量部
次に、撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、ポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム7質量部をイオン交換水800質量部に溶解させた溶液を投入し、反応容器を98℃に加熱した。その後、樹脂微粒子(1H)260質量部と、下記に示す化合物Bを含有する重合性単量体混合液をそのまま添加した。そして、循環経路を有する機械式分散機CLEAMIX(エム・テクニック(株)製)を用いて、1時間かけて混合分散させて、乳化粒子(油滴)を含有する分散液を調製した。
化合物B:
スチレン 245質量部
n−ブチルアクリレート 120質量部
n−オクチル−3−メルカプトプロピオネート 1.5質量部
ポリエチレンワックス(融点81℃) 190質量部
次に、この分散液に、過硫酸カリウム6質量部をイオン交換水200質量部に溶解させてなる重合開始剤溶液を添加し、82℃の温度下で1時間かけて加熱撹拌して重合を行い、樹脂微粒子(1HM)を調製した。
さらに、過硫酸カリウム11質量部をイオン交換水400質量部に溶解させてなる重合開始剤溶液を添加し、82℃の温度下で下記に示す化合物を含有する重合性単量体溶液を、1時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間にわたり加熱撹拌することにより重合を行った後、28℃まで冷却してマトリクス樹脂微粒子Aを調製した。
化合物C:
スチレン 435質量部
n−ブチルアクリレート 130質量部
メタクリル酸 33質量部
n−オクチル−3−メルカプトプロピオネート 8質量部
(第3工程)ゴム成分含有樹脂微粒子重合工程
第3工程では、微粒子作製の容易性の観点から、乳化重合で直接、ゴム成分含有樹脂微粒子を作製した。まず、耐圧容器に、重合性単量体としてブタジエン、スチレン、アクリル酸メチル、アクリル酸(又はイタコン酸)を投入し、さらに水、t−ドデシルメルカプタン、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、過硫酸カリウムを投入した後、窒素雰囲気中、温度70℃にて2時間かけて重合を行なった。このとき、各添加成分の投入量は表1に示す通りとした。その後、重合を完結させるため、さらに3時間反応を継続し、ゴム成分含有樹脂微粒子B(B1〜B8)を調製した。
得られたゴム成分含有樹脂微粒子のガラス転移点及びゴム成分含有樹脂微粒子の粒子径(平均粒子径)は表1に示す通りとなった。ガラス転移点は、得られたゴム成分含有樹脂微粒子を100℃にて20時間かけて真空乾燥を行い、作製した乾燥フィルムを示差走査熱量計(DSC:Differential scanning calorimetry、デュポン社製)を用いて、ASTM法に準じて測定した。ゴム成分含有樹脂微粒子の粒子径は、大塚電子社製の粒子径測定装置で常法により求めた。
Figure 2014016547
(第4工程)塩析、凝集、融着工程
第4工程では、撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、第1工程で得られた着色剤分散液、第2工程で得られたマトリクス樹脂微粒子A、第3工程で得られたゴム成分含有樹脂微粒子B(B1〜B8)、イオン交換水、及びポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム3質量部をイオン交換水120質量部に添加した水溶液を投入し、液温を30℃に調整した。このとき、各物質の投入量は表2に示す通りとした。
なお、表2において、マトリクス樹脂微粒子A、ゴム成分含有樹脂微粒子Bの投入量は、固形分換算した部数で示している。また、着色剤分散液120質量部中の固形分は16.2質量部である。したがって、トナー100質量部に対するゴム成分含有樹脂微粒子Bの導入量は、トナーT1〜T7の場合は9質量部、トナーT8の場合は11質量部、トナーT9の場合は3質量部となる。
Figure 2014016547
次に、5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを10に調整した。また、塩化マグネシウム35質量部をイオン交換水35質量部に溶解させた30℃の水溶液を、撹拌状態にある反応系中に10分間かけて添加した。添加後3分経過してから昇温を開始し、反応系を60分間かけて90℃まで昇温し、凝集を進行させた。
そして、体積基準におけるメディアン径(D50)が6.5μmになった時、20%塩化ナトリウム水溶液750質量部を添加して凝集を停止させた。体積基準のメディアン径は、「コールターカウンターマルチサイザー3」(ベックマン・コールター社製)に、データ処理用のコンピューターシステム(ベックマン・コールター社製)を接続した測定装置を用いて測定、算出した。
さらに、20%塩化ナトリウム水溶液を添加した後、液温を98℃にして撹拌を継続し、フロー式粒子像分析装置「FPIA−2100」(シスメックス社製)で粒子の平均円形度を観察しながら、凝集した樹脂微粒子の融着を進行させた。そして、平均円形度が0.965になった時、液温を30℃まで冷却し、塩酸を添加してpHを4.0に調整し、撹拌を停止した。
(第5工程)洗浄工程
第5工程では、第4工程(塩析、凝集、融着工程)で調製した粒子をバスケット型遠心分離機「MARKIII型式番号60×40」(松本機械(株)製)で固液分離し、粒子のウェットケーキを形成した。そして、このウェットケーキを、バスケット型遠心分離機で濾液の電気伝導度が5μS/cmになるまで45℃のイオン交換水で洗浄した。
(第6工程)乾燥工程
第6工程では、洗浄後の粒子を「フラッシュジェットドライヤー」(セイシン企業社製)に移し、水分量が0.5質量%となるまで乾燥した。
(第7工程)外添工程
第7工程では、乾燥後の粒子に、疎水性シリカ(数平均1次粒子径=12nm)を1質量%、疎水性チタニア(数平均1次粒子径=20nm)を0.3質量%添加し、ヘンシェルミキサーにより混合した。
以上の工程により、トナーT1〜T9を作製した。トナーT1〜T9におけるゴム成分含有樹脂(ドメイン部)のフェレ径は表3に示すように、50〜300nmの範囲となった。
Figure 2014016547
さらに、これらのトナーT1〜T9のそれぞれに、シリコーン樹脂を被覆した体積基準のメディアン径60μmのフェライトキャリアーを混合して、実施例1〜9に係る二成分現像剤を作製した。このとき、二成分現像材のトナー濃度が6.5質量%となるようにした。
[比較例]
比較例では、ドメイン部となるゴム成分含有樹脂微粒子Bを使用せず、樹脂微粒子Aの使用量を330質量部(固形分換算)として、トナーT10を作製した。第1、2、4〜7工程については実施例と同様とした。そして、トナーT10に、シリコーン樹脂を被覆した体積基準のメディアン径60μmのフェライトキャリアーを混合して、比較例に係る二成分現像剤を作製した。
[評価]
実施例1〜9、及び比較例の現像剤を用いて画像形成を行い、フィルミングの評価を行った。具体的には、コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製bizhub PRO C6500に、実施の形態で示した弾性中間転写ベルトを搭載し、得られた10種類の現像剤を用いて50mm×50mmのベタ画像を有する評価チャートを連続的に50万枚印字した。中間転写ベルトの周長は1000mmとし、移動速度Vは250mm/秒とした。
そして、連続印字後の中間転写ベルトの画像形成側表面について分光測色計(コニカミノルタセンシング(株)製、CM−2002)で測色し、ΔEを算出した。評価結果を表4に示す。
Figure 2014016547
なお、上記表4では、以下の基準でフィルミング性を評価した。
◎:ΔEが0以上1未満
○:ΔEが1以上4未満
△:ΔEが4以上6未満
×:ΔEが6以上
表4に示すように、実施例1〜9の現像剤、すなわちトナーT1〜T9を用いて画像を形成することにより、耐久時におけるフィルミングの発生が効果的に抑制され、画像品質の向上を図ることができることが実証された。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、樹脂を混錬、粉砕する製造方法によっても本発明の効果を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
41、41Y、41M、41C、41K 画像形成ユニット
411 露光装置
412 現像装置
413 感光体ドラム
414 帯電装置
415 ドラムクリーニング装置
42 中間転写ユニット
421 中間転写ベルト
426 ベルトクリーニング装置
426a ベルトクリーニングブレード

Claims (15)

  1. 静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に対してトナーを供給することにより前記静電潜像を可視化してトナー像を形成する現像装置と、
    少なくとも弾性層を有し、前記トナー像が転写される中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトに残存する転写残トナーを除去するブレード方式のベルトクリーニング装置と、を備える画像形成装置において、
    前記トナーの結着樹脂が、ドメイン・マトリクス型の分散構造を有し、
    前記結着樹脂のドメイン部が、少なくともジエン系ユニットを含む重合体からなるゴム成分を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ゴム成分を含むゴム成分含有樹脂のガラス転移温度が、−60℃以上35℃以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ゴム成分を含むゴム成分含有樹脂の導入量が、トナー100質量部に対して1〜15質量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ゴム成分を含むゴム成分含有樹脂のフェレ径が、50〜300nmの範囲で微分散していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記結着樹脂のドメイン部とマトリクス部が、少なくとも1種の共通する単量体から合成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 感光体に静電潜像を形成する工程と、
    前記感光体に対してトナーを供給することにより前記静電潜像を可視化してトナー像を形成する工程と、
    少なくとも弾性層を有する中間転写ベルトに前記トナー像を一次転写する工程と、
    前記中間転写ベルトに転写されたトナー像を用紙に二次転写する工程と、
    前記中間転写ベルトに残存する転写残トナーをブレード方式のベルトクリーニング装置により除去する工程と、を備える画像形成方法において、
    結着樹脂がドメイン・マトリクス型の分散構造を有し、前記結着樹脂のドメイン部が少なくともジエン系ユニットを含む重合体からなるゴム成分を含むトナーを用いることを特徴とする画像形成方法。
  7. 前記ゴム成分を含むゴム成分含有樹脂のガラス転移温度が−60℃以上35℃以下であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
  8. 前記ゴム成分を含むゴム成分含有樹脂の導入量が、トナー100質量部に対して1〜15質量部であることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成方法。
  9. 前記ゴム成分を含むゴム成分含有樹脂のフェレ径が、50〜300nmの範囲で微分散していることを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  10. 前記結着樹脂のドメイン部とマトリクス部が、少なくとも1種の共通する単量体から合成されることを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  11. 結着樹脂がドメイン・マトリクス型の分散構造を有し、前記結着樹脂のドメイン部が少なくともジエン系ユニットを含む重合体からなるゴム成分を含むことを特徴とするトナー。
  12. 前記ゴム成分を含むゴム成分含有樹脂のガラス転移温度が、−60℃以上35℃以下であることを特徴とする請求項11に記載のトナー。
  13. 前記ゴム成分を含むゴム成分含有樹脂の導入量が、トナー100質量部に対して1〜15質量部であることを特徴とする請求項11又は12に記載のトナー。
  14. 前記ゴム成分を含むゴム成分含有樹脂のフェレ径が、50〜300nmの範囲で微分散していることを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  15. 前記結着樹脂のドメイン部とマトリクス部が、少なくとも1種の共通する単量体から合成されることを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載のトナー。
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